JP2015215844A - 鑑別装置及び媒体取引装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】判別性能を保ちつつ構成を簡素化する。
【解決手段】上側反射透過センサユニット53Uは、所定の内部空間が形成された反射センサ設置部68Uが設けられた反射透過センサカートリッジ61Uと、反射透過センサカートリッジ61Uの反射センサ設置部68Uに収容され、反射用照射光を上側センサ検知エリア72に向けて紙幣BLに照射する反射用発光体77Uと、反射用照射光が紙幣BLで反射された反射光と、上側センサ検知エリア72に向けて照射された第2の透過用照射光が紙幣BLを透過した透過光とを受光する画像検出センサ75Uが設けられた反射センサモジュール63Uと、第1の透過用照射光を下側センサ検知エリア71に向けて照射する下側反射透過センサユニット53Dが搭載され、反射センサモジュール63Uの画像検出センサ75Uが受光した反射光及び透過光を取得する反射透過センサ制御部62Uとを設ける。
【選択図】図4

Description

本発明は鑑別装置及び媒体取引装置に関し、例えば紙幣等の媒体を投入して所望の取引を行う現金自動取引装置(ATM:Automatic Teller Machine)に適用して好適なものである。
従来、金融機関や店舗等で使用される現金自動取引装置等においては、顧客との取引内容に応じて、例えば顧客に紙幣や硬貨等の現金を入金させ、また顧客へ現金を出金するようになされている。
現金自動取引装置としては、例えば顧客との間で紙幣の授受を行う紙幣入出金部と、投入された紙幣の金種及び真偽を鑑別する鑑別部と、投入された紙幣を一時的に保留する一時保留部と、紙幣を搬送する搬送部と、金種毎に紙幣を格納する紙幣収納庫とを有するものがある。
鑑別部としては、紙幣の透過画像を検出するための透過用光源と、反射画像を検出するための反射用光源と、透過用光源が紙幣を透過した透過光と反射用光源が紙幣で反射した反射光とを検出する画像検出センサとが、互いに独立した部品として筐体内に組み込まれてユニット化され、当該ユニットが紙幣の搬送路に対し対向して配置されるものがある(例えば、特許文献1参照)。
特許第4334910号公報
このような鑑別部は、判別性能を保ちつつ構成を簡素化することが望まれている。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、判別性能を保ちつつ構成を簡素化し得る鑑別装置及び媒体取引装置を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明の鑑別装置においては、所定の内部空間が形成された設置部が設けられたカートリッジと、カートリッジの設置部に収容され、反射画像を取得するための反射用照射光を第1の検知エリアに向けて紙葉状の媒体に照射する反射用照射光出射部と、反射用照射光が媒体で反射された反射光と、媒体の透過画像を取得するために第1の検知エリアに向けて照射された第2の透過用照射光が媒体を透過した第2の透過光とを受光する受光部とが設けられたセンサモジュールと、媒体の透過画像を取得するための第1の透過用照射光を第1の検知エリアとは異なる位置に設定された第2の検知エリアに向けて照射する透過用照射光出射部が搭載され、センサモジュールの受光部が受光した反射光及び第2の透過光を取得するセンサ制御部とを設けるようにした。
この鑑別装置は、モジュール化されたセンサモジュールを、仕様や用途等に応じて選択されてカートリッジに組み込まれるだけで、様々な仕様の鑑別装置を容易に製造させることができる。
また本発明の媒体取引装置においては、紙葉状の媒体に関する操作を受け付ける操作部と、媒体を搬送する搬送部と、所定の内部空間が形成された設置部が設けられたカートリッジと、カートリッジの設置部に収容され、反射画像を取得するための反射用照射光を第1の検知エリアに向けて媒体に照射する反射用照射光出射部と、反射用照射光が媒体で反射された反射光と、媒体の透過画像を取得するために第1の検知エリアに向けて照射された第2の透過用照射光が媒体を透過した第2の透過光とを受光する受光部とが設けられたセンサモジュールと、媒体の透過画像を取得するための第1の透過用照射光を第1の検知エリアとは異なる位置に設定された第2の検知エリアに向けて照射する透過用照射光出射部が搭載され、センサモジュールの受光部が受光した反射光及び第2の透過光を取得するセンサ制御部とを設けるようにした。
この媒体取引装置は、モジュール化されたセンサモジュールを、仕様や用途等に応じて選択されてカートリッジに組み込まれるだけで、様々な仕様の鑑別装置を容易に製造させることができる。
本発明によれば、モジュール化されたセンサモジュールを、仕様や用途等に応じて選択されてカートリッジに組み込まれるだけで、様々な仕様の鑑別装置を容易に製造させることができる。かくして本発明は、判別性能を保ちつつ構成を簡素化し得る鑑別装置及び媒体取引装置を実現できる。
現金自動取引装置の構成を示す斜視図である。 紙幣入出金機の構成を示す左側面図である。 第1の実施の形態による鑑別部の構成を示す左側面図である。 第1の実施の形態による紙幣画像検出部の構成を示す断面図である。 第1の実施の形態による上側反射透過センサユニットの構成(1)を示し、図4におけるX−X矢視断面図である。 第1の実施の形態による上側反射透過センサユニットの構成(2)を示し、図5におけるY−Y矢視断面図である。 第1の実施の形態による上側反射透過センサユニットの構成(3)を示す平面図である。 第2の実施の形態による紙幣画像検出部の構成を示す断面図である。 第3の実施の形態による紙幣画像検出部の構成を示す断面図である。
以下、発明を実施するための形態(以下実施の形態とする)について、図面を用いて説明する。
[1.第1の実施の形態]
[1−1.現金自動取引装置の構成]
図1に外観を示すように、現金自動取引装置1は、箱状の筐体2を中心に構成されており、例えば金融機関等に設置され、顧客との間で入金取引や出金取引等の現金に関する取引を行うようになされている。筐体2は、その前側に顧客が対峙した状態で紙幣の投入やタッチパネルによる操作等をしやすい箇所に接客部3が設けられている。
接客部3は、カード入出口4、入出金口5、操作表示部6、テンキー7及びレシート発行口8が設けられており、顧客との間で現金や通帳等を直接やり取りすると共に、取引に関する情報の通知や操作指示の受付を行うようになされている。カード入出口4は、キャッシュカード等の各種カードが挿入又は排出される部分である。カード入出口4の奥側には、各種カードに磁気記録された口座番号等の読み取りを行うカード処理部(図示せず)が設けられている。入出金口5は、顧客が入金する紙幣が投入されると共に、顧客へ出金する紙幣が排出される部分である。また入出金口5は、シャッタを駆動することにより開放又は閉鎖するようになされている。操作表示部6は、取引に際して操作画面を表示するLCD(Liquid Crystal Display)と、取引の種類の選択、暗証番号や取引金額等を入力するタッチパネルとが一体化されている。テンキー7は、「0」〜「9」の数字等の入力を受け付ける物理的なキーであり、暗証番号や取引金額等の入力操作時に用いられる。レシート発行口8は、取引処理の終了時に取引内容等を印字したレシートを発行する部分である。因みにレシート発行口8の奥側には、レシートに取引内容等を印字するレシート処理部(図示せず)が設けられている。
筐体2内には、現金自動取引装置1全体を統括制御する主制御部9や、紙幣に関する種々の処理を行う紙幣入出金機10等が設けられている。主制御部9は、図示しないCPU(Central Processing Unit)を中心に構成されており、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、ハードディスクドライブやフラッシュメモリ等でなる記憶部(図示せず)から所定のプログラムを読み出して実行することにより、各部を制御して入金取引や出金取引等の種々の処理を行う。
以下では、現金自動取引装置1のうち顧客が対峙する側を前側とし、その反対を後側とし、当該前側に対峙した顧客から見て左及び右をそれぞれ左側及び右側とし、さらに上側及び下側を定義して説明する。
[1−2.紙幣入出金機の内部構成]
紙幣入出金機10は、図2に示すように、制御部12が各部(紙幣入出金部16、搬送部24、鑑別部18、一時保留部20、紙幣収納庫26、リジェクト庫28及び取忘れ回収庫22)を統括制御する。
制御部12は、図示しないCPUを中心に構成されており、ROM、RAM、ハードディスクドライブやフラッシュメモリ等でなる記憶部から所定のプログラムを読み出して実行することにより、各部を制御して入金取引や出金取引等の種々の処理を行う。
紙幣入出金機10の内部には、上側に紙幣入出金部16、紙幣の金種や真偽を判定する鑑別部18、入金紙幣等を一時的に保留する一時保留部20及び取引時に顧客が紙幣入出金部16から取り忘れた紙幣を回収して格納する取忘れ回収庫22等が設けられている。
紙幣入出金部16は、顧客から投入された紙幣を1枚ずつ分離し搬送部24へ繰り出す。搬送部24は、図示しないローラやベルト等により、図中太線で示す搬送路に沿って長方形の紙幣を短手方向に搬送する。搬送部24は、鑑別部18を前後方向に挿通させるように紙幣を搬送し、当該鑑別部18の後側と一時保留部20、取忘れ回収庫22及び紙幣入出金部16とをそれぞれ接続している。また搬送部24は、鑑別部18の前側と紙幣入出金部16、紙幣収納庫26及びリジェクト庫28とを接続している。
鑑別部18は、その内部で紙幣を搬送しながら、光学素子や磁気検出素子等を用いて当該紙幣の金種及び真偽、並びに損傷の程度等(正損)を鑑別し、その鑑別結果を制御部12へ通知する。これに応じて制御部12は、取得した鑑別結果に基づいて当該紙幣の搬送先を決定する。
一時保留部20は、入金時に顧客が紙幣入出金部16へ投入した紙幣を一時的に保留し、鑑別部18で入金可能と鑑別された正常紙幣を入金が確定するまで一時的に保留する一方、入金不可と鑑別されたリジェクト紙幣を、所謂後入れ先出しで紙幣入出金部16へ排出する。
また紙幣入出金機10の内部には、下側に金種別の紙幣収納庫26と、鑑別部18において破損した紙幣(いわゆる損券)と鑑別された紙幣及び5千券や2千券等の還流されない金種の紙幣を格納するリジェクト庫28とが設けられている。紙幣収納庫26は、収納排出機構により、搬送部24から搬送されてきた紙幣を取り込んで収納すると共に、収納されている紙幣を排出して搬送部24へ供給するようになされている。
かかる構成において現金自動取引装置1は、鑑別部18による紙幣の鑑別結果等をもとに主制御部9及び制御部12が各部を制御して、紙幣の入金処理、収納処理及び出金処理を行う。
すなわち現金自動取引装置1は、入金取引時、利用者により操作表示部6を介して入金取引が選択され、さらに入出金口5に紙幣が投入されると、投入された紙幣を紙幣入出金部16から1枚ずつ鑑別部18に搬送する。ここで現金自動取引装置1は、鑑別部18の鑑別結果に基づき入金可能と判定された紙幣については一時保留部20に搬送して一時的に収納する。一方で現金自動取引装置1は、入金に適さないと判定された紙幣については紙幣入出金部16へ戻して、シャッタを開くことで利用者に返却する。その後利用者により入金金額が確定されると、現金自動取引装置1は、一時保留部20に収納している紙幣を鑑別部18に搬送して鑑別結果を得る。ここで現金自動取引装置1は、鑑別部18の鑑別結果に基づき収納可能と判定された紙幣については、その金種に応じて各紙幣収納庫26へ搬送して保管する。一方で現金自動取引装置1は、収納に適さないと判定された紙幣については、リジェクト庫28へ搬送する。
一方出金取引時、現金自動取引装置1は、利用者により操作表示部6を介して出金取引が選択され出金金額が入力されると、出金金額に応じて必要な金種毎の紙幣枚数を認識し、この金種毎の紙幣枚数に応じて各紙幣収納庫26から紙幣を繰り出して鑑別部18に搬送して鑑別結果の識別結果を得る。ここで現金自動取引装置1は、鑑別部18の鑑別結果に基づき出金可能と判定された紙幣については紙幣入出金部16に搬送する。一方で現金自動取引装置1は、出金に適さないと判定された紙幣については一時保留部20に搬送して一時的に収納する。そして出金金額分の紙幣が紙幣入出金部16へ集積されると、現金自動取引装置1は、シャッタを開ける。これにより紙幣入出金部16内に集積されている紙幣の受け取りが可能な状態となり、利用者がこの紙幣を受け取る。その後現金自動取引装置1は、一時保留部20に収納している紙幣をリジェクト庫28へと搬送して保管する。
[1−3.鑑別部の構成]
鑑別部18は、図3に示すように、直方体形状の鑑別部筐体30内において、ほぼ水平な搬送路32に沿って紙幣を前方向又は後方向へ走行させながら、制御部12の制御に基づき当該紙幣の鑑別処理を行うようになされている。因みに図3は、説明の都合上、鑑別部筐体30の左側板等を省略して内部の各部品を模式的に表している。
搬送路32は、上側搬送ガイド34U及び下側搬送ガイド34Dと、駆動ローラ38、40及び42と、従動ローラ44、46及び48と、基準ローラ56と、厚み検知ローラ58と、磁気ギャップローラ54とにより構成されている。駆動ローラ38、40及び42と磁気ギャップローラ54とは、ゴム系の弾性部材により構成されており、紙幣に対し高い摩擦力を有している。従動ローラ44、46及び48と厚み検知ローラ58とは、金属、樹脂、ゴム系弾性部材、又はこれらを組み合わせたものにより構成されている。また基準ローラ56は、所定の金属材料により形成されている。上側搬送ガイド34U及び下側搬送ガイド34Dは、紙幣BLの紙面と対向する平面状の上側搬送面34AU及び下側搬送面34ADをそれぞれ有しており、互いの搬送面の間に紙幣の搬送路32を形成している。
また鑑別部18には、鑑別部筐体30内を後側から前側へ向かうように、磁気検出部50、紙幣画像検出部53及び厚み検出部60といった各モジュールが順次配置されている。
下側搬送ガイド34Dには、駆動ローラ38、40及び42と基準ローラ56と磁気ギャップローラ54とが、中心軸を左右方向に、すなわち紙幣BLの搬送方向と直交する方向に向けるよう、回転可能に取り付けられている。また駆動ローラ38、40及び42と基準ローラ56と磁気ギャップローラ54とは、下側搬送ガイド34Dに対し下側搬送面34ADに穿設された孔部からその周側面の一部を搬送路32側に露出させている。さらに駆動ローラ38、40及び42と基準ローラ56と磁気ギャップローラ54は、図示しないアクチュエータから駆動力が伝達されることにより、能動的に回転する。
一方、上側搬送ガイド34Uにおける駆動ローラ38、40及び42と基準ローラ56と対向する箇所には、従動ローラ44、46及び48と厚み検知ローラ58とが、中心軸を左右方向に向けて回転可能に取り付けられている。また従動ローラ44、46及び48と厚み検知ローラ58とは、図示しない圧縮ばねによりそれぞれ駆動ローラ38、40及び42と基準ローラ56とに押し付けられている。このため従動ローラ44、46及び48と厚み検知ローラ58とは、搬送路32に沿って紙幣BLが搬送されてきた場合、当該紙幣BLをそれぞれ駆動ローラ38、40及び42と基準ローラ56とに押し付ける。駆動ローラ38、40及び42と磁気ギャップローラ54と基準ローラ56とは、回転力を紙幣BLに伝達することにより、当該紙幣BLを搬送路32に沿って前後方向へ搬送する。
磁気検出部50は、搬送路32の上側に磁気センサ52が配置されている。磁気ギャップローラ54は、その外周面54Aと磁気センサ52の検出面52Aとの間隙が紙幣厚みの2〜5倍程度となるように配されている。紙幣BLは、局所的に磁性を帯びた磁気インクを用いて印刷されている。そこで磁気検出部50は、磁気センサ52により、搬送路32を搬送される紙幣BLの磁気を検出し、その検出結果を制御部12へ送出する。これに応じて制御部12は、磁気センサ52から取得した紙幣BLの磁気検出結果を用いて当該紙幣の真偽や金種等を判定する。
厚み検出部60の厚み検知ローラ58の上方には、変位センサ59が設けられている。変位センサ59は、厚み検知ローラ58が基準ローラ56へ当接するときの位置を基準とし、厚み検知ローラ58の相対的な変位量を検出して、その検出結果を制御部12へ送出する。制御部12は、この検出結果と予め記憶している厚さの基準値とを比較することにより、変位量が紙幣1枚分又は複数枚分の何れに相当するかを判定し、折れ曲がりや異物の貼り付け等の有無を判断する。
かかる構成により厚み検出部60では、搬送路32に何も搬送されていない場合、圧縮ばねの作用により厚み検知ローラ58を基準ローラ56に当接させる。これにより厚み検知ローラ58は、基準ローラ56から回転駆動力を伝えられ、当該基準ローラ56の回転に合わせて回転する。このとき厚み検出部60は、変位センサ59により厚み検知ローラ58が基準となる高さに位置していることを検出し、その検出結果を制御部12へ送出することができる。その一方で厚み検出部60では、搬送路32に紙幣BLが搬送されている場合、厚み検知ローラ58と基準ローラ56との間に当該紙幣BLを挟持するため、当該紙幣BLの厚さに応じて厚み検知ローラ58が上方向へ変位する。このとき厚み検出部60は、変位センサ59により厚み検知ローラ58の変位量を検出し、その検出結果を制御部12へ送出する。
紙幣画像検出部53は、上側に位置する上側反射透過センサユニット53Uと下側に位置する下側反射透過センサユニット53Dとにより構成されている。紙幣画像検出部53は、紙幣BLの反射パターン及び透過パターンを検出し、その検出結果を制御部12へ送出する。これに応じて制御部12は、紙幣画像検出部53から取得した紙幣BLの反射パターン及び透過パターンを用いて当該紙幣BLの真偽や金種、或いは損傷の程度(正損)等を判定する。
[1−4.紙幣画像検出部の構成]
紙幣画像検出部53は、図4に示すように上側反射透過センサユニット53Uと下側反射透過センサユニット53Dとにより構成されている。上側反射透過センサユニット53Uと下側反射透過センサユニット53Dとは同一の構成であり、搬送路32を挟んで上下に対向して配置されている。以下では主に上側反射透過センサユニット53Uについて説明し、下側反射透過センサユニット53Dについての説明は省略する。また、下側反射透過センサユニット53Dにおいて符号の末尾に”D”が付された部材は、上側反射透過センサユニット53Uにおいて符号の数字が下側反射透過センサユニット53Dと同一であり末尾に”U”が付された部材と対応している。
上側反射透過センサユニット53Uは、反射透過センサカートリッジ61U、反射センサモジュール63U及び反射透過センサ制御部62Uにより構成されている。
上側搬送ガイド34Uは、上側搬送面34AUを形成する平板状の板状部34BUと、当該板状部34BUの一部に形成された透明ガラス又は透明樹脂製の光透過部34CUと、当該光透過部34CUの周囲を囲うよう、反射透過センサカートリッジ61Uの高さよりも低く板状部34BUから立設するカートリッジ収容壁34DUとを有している。
[1−4−1.反射透過センサカートリッジの構成]
反射透過センサカートリッジ61Uは、反射透過センサ筐体66U及び透過用発光体67Uにより構成されている。
反射透過センサ筐体66Uは、後側に形成され内部に空間を有する透過用発光体収容部69Uと、前側に形成され内部に空間を有する反射センサ設置部68Uとを有しており、光透過部34CUの上側においてカートリッジ収容壁34DUに囲まれ、上側搬送ガイド34Uに接着固定されている。反射センサ設置部68Uの底板にはカートリッジ孔部61AUが穿設しており、光を通過させる。反射透過センサ筐体66Uと上側搬送ガイド34Uのカートリッジ収容壁34DUとの間には封止部材65Uが設けられることにより、当該反射透過センサ筐体66Uと当該上側搬送ガイド34Uとの間に塵埃が侵入することを防止している。
透過用発光体67Uは、搬送路32を搬送される紙幣BLの透過パターンを検出するための光源であり、当該透過用発光体67Uから照射した光が下側センサ検知エリア71に向くよう配置されている。
反射センサ設置部68Uは、上面が開口する略箱型であり、反射センサモジュール63U(後述する)が収容される程度の大きさの内部空間が形成されている。
[1−4−2.反射センサモジュールの構成]
反射センサモジュール63Uは、例えばプリンタ等のイメージスキャナやファクシミリ等に使用される物と同様のものであり、断面が略H型に形成され例えばガラス入ポリカーボネートである反射センサ筐体74Uと、平板状のガラスエポキシ基板である受光基板80Uと、当該受光基板80Uの上側に実装された受光基板コネクタ81Uと、反射用発光体77FU及び77BUからなる反射用発光体77Uと、細長い円柱形状のレンズであるロッドレンズが2次元配列されたロッドレンズアレイでなるレンズ体76Uと、受光基板80Uの下側に実装されたCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサでなる画像検出センサ75Uとにより構成されている。
反射センサモジュール63Uは、反射透過センサ筐体66Uの反射センサ設置部68Uの底に穿設された孔部に対し、反射センサ筐体74Uの底面から下方に向かって突出する突起であるモジュール位置決め部63AUが嵌合することにより、当該反射透過センサ筐体66Uに接着固定されている。反射センサ筐体74Uと反射センサ設置部68Uとの間には封止部材73Uが設けられることにより、当該反射センサ筐体74Uと当該反射センサ設置部68Uとの間に塵埃が侵入することを防止している。
反射用発光体77Uは、搬送路32を搬送される紙幣BLの反射パターンを検出するための光源であり、照射した光が上側センサ検知エリア72に向くよう、反射センサ筐体74Uに固定されている。
レンズ体76Uと受光基板80Uとは、当該レンズ体76Uの焦点位置が上側センサ検知エリア72と画像検出センサ75Uとに一致するよう、反射センサ筐体74Uにそれぞれ接着固定されている。
図5に示すように、後側に配置された反射用発光体77BUは、受光基板80Uへのコネクタや端子等の電気的接続手段(図示せず)を設けた反射用LED(Light-Emitting Diode)基板88BUと、当該反射用LED基板88BUに実装され所望波長領域の光を単独で照射可能な複数の反射用LED87ABU、87BBU及び87CBUからなる反射用LED87BUと、当該反射用LED87BUの右側に位置し透明材料の樹脂やガラス製の反射用光ガイド86BUとにより構成されている。
反射用LED基板88BUは、反射用LED87BUから照射された光が反射用光ガイド86BUの左側端面に照射される位置において反射センサ筐体74Uに固定されている。反射用光ガイド86BUの上側近傍には、左側から右側に向かう光を下方向へ屈曲させる傾斜部が左側から右側に向かうに連れて徐々にピッチが狭くなるよう不等ピッチに配置された溝部や、光を反射する白色等の反射パターン印刷部等からなる反射部(図示せず)が形成されており、反射用LED87BUから照射された光を左右方向の一端から他端に亘って上側センサ検知エリア72に均一に照射させる。
前側に配置された反射用発光体77FUは、受光基板80Uへのコネクタや端子等の電気的接続手段(図示せず)を設けた反射用LED基板88FUと、当該反射用LED基板88FUに実装され所望波長領域の光を単独で照射可能な複数の反射用LED87AFU、87BFU及び87CFUからなる反射用LED87FUと、当該反射用LED87FUの左側に位置し透明材料の樹脂やガラス製の反射用光ガイド86FUとにより構成されている。反射用発光体77FUは、反射用発光体77BUと平面視において点対称に構成されており、詳細な説明は省略する。
[1−4−3.反射透過センサ制御部の構成]
図4、図5及び図7に示すように、反射透過センサ制御部62Uは、平板状のガラスエポキシ基板である制御部基板82Uと、当該制御部基板82Uの下側に実装された制御部基板コネクタ83Uと、制御部基板82Uの下側に実装され所望波長領域の光を単独で照射可能な複数の透過用LED84RU及び84LUからなる透過用LED84Uと、LED発光パターン制御部(図示せず)と、LED電流制御部(図示せず)と、画像検出センサ75Uで受光したデータのアナログデジタル変換部(図示せず)と、制御部12(図2)へデジタルデータを転送するデータ転送部(図示せず)とにより構成されている。
制御部基板82Uは、受光基板80U上の受光基板コネクタ81Uと当該制御部基板82U上の制御部基板コネクタ83Uとが嵌合し、且つ透過用LED84Uから照射された光が透過用発光体67Uの透過用光ガイド90U(後述する)に入射する位置において、当該透過用LED84U近傍に設けられたネジである固定部材79Uにより反射透過センサ筐体66Uに固定されている。制御部基板82Uと反射透過センサ筐体66Uと間には封止部材85Uが設けられることにより、透過用LED84Uの下側に塵埃が侵入することを防止している。
図7に示すように、制御部基板82Uは、制御部基板コネクタ83Uと透過用LED84Uの間において、左右方向の幅が約2mmであり、前後方向の長さが制御部基板82Uの前後方向の長さの半分程度であるスリット91Uが、制御部基板82Uの後端から前方に向かって当該制御部基板82Uの上面から下面まで穿設されている。これにより制御部基板82Uは、スリット91Uよりも透過用LED84Uに近接する位置において、固定部材79Uにより反射透過センサ筐体66Uに固定されている。
図6に示すように、透過用発光体67Uは、制御部基板82Uに実装された透過用LED84Uと、透明材料の樹脂やガラス製の透過用光ガイド90Uとにより構成されている。
透過用光ガイド90Uは、透過用LED84Uから照射された光が上側端部から入射する位置において、反射透過センサ筐体66Uの透過用発光体収容部69Uに穿設された孔部に対し、当該透過用光ガイド90Uから上方に向かって突出する突起である光ガイド位置決め部90CUが嵌合することにより、当該透過用発光体収容部69Uに固定されている。
また透過用光ガイド90Uは、透過用LED84Uから下方向に向かって入射された光を左方向に屈曲させる屈曲部90AUと、不等ピッチの傾斜部を有した溝部や光を反射する白色等の反射パターン印刷部等からなる反射部90BUとが形成されており、透過用LED84Uから照射された光を下側センサ検知エリア71に均一に照射させる。
[1−4−4.紙幣画像検出部の製造方法]
かかる紙幣画像検出部53の上側反射透過センサユニット53Uが製造される際、まず、反射透過センサカートリッジ61Uの反射センサ設置部68Uに反射センサモジュール63Uが位置決めされた上で載置され、当該反射センサ設置部68Uに反射センサ筐体74Uが接着固定されて封止部材73Uにより封止される。
続いて、受光基板80U上の受光基板コネクタ81Uに、反射透過センサ制御部62Uにおける制御部基板82Uの制御部基板コネクタ83Uが嵌合され、制御部基板82Uと反射透過センサ筐体66Uとが固定部材79Uによりに固定される。このとき制御部基板82Uと反射透過センサ筐体66Uとが封止部材85Uにより封止される。
続いて、上側搬送ガイド34Uにおける光透過部34CUの上側においてカートリッジ収容壁34DUに囲まれる箇所に、反射透過センサカートリッジ61Uの反射透過センサ筐体66Uが接着固定され、封止部材65Uにより封止される。
下側反射透過センサユニット53Dは、上側反射透過センサユニット53Uと同様の方法により組み立てられる。
[1−5.動作及び効果]
以上の構成において、鑑別部18における紙幣画像検出部53は、上側反射透過センサユニット53Uにより、上側センサ検知エリア72に向けて反射用発光体77Uから所定の反射用照射光を照射すると共に、当該反射用照射光の一部が紙幣BLの上側表面において反射されてなる反射光を画像検出センサ75Uで受光し、その受光結果を制御部12へ送出する。この反射光は、紙幣BLにおける上側面の光の反射パターンを表すことになる。
また紙幣画像検出部53は、下側反射透過センサユニット53Dにより、上側センサ検知エリア72に向けて透過用発光体67Dから所定の透過用照射光を照射すると共に、当該透過用照射光の一部が紙幣BLを透過してなる透過光を画像検出センサ75Uで受光し、その受光結果を制御部12へ送出する。この反射光は、紙幣BLにおける下側面から上側面に透過した光の透過パターンを表すことになる。
さらに紙幣画像検出部53は、下側反射透過センサユニット53Dにより、下側センサ検知エリア71に向けて反射用発光体77Dから所定の反射用照射光を照射すると共に、当該反射用照射光の一部が紙幣BLの下側表面において反射されてなる反射光を画像検出センサ75Dで受光し、その受光結果を制御部12へ送出する。この反射光は、紙幣BLにおける下側面の光の反射パターンを表すことになる。
さらに紙幣画像検出部53は、上側反射透過センサユニット53Uにより、下側センサ検知エリア71に向けて透過用発光体67Uから所定の透過用照射光を照射すると共に、当該透過用照射光の一部が紙幣BLを透過してなる透過光を画像検出センサ75Dで受光し、その受光結果を制御部12へ送出する。この反射光は、紙幣BLにおける上側面から下側面に透過した光の透過パターンを表すことになる。
このように鑑別部18は、紙幣BLにおける上側面及び下側面の反射パターンと、紙幣BLにおける上側面から下側面に透過した透過パターンと、下側面から上側面に透過した透過パターンとの画像を検出することにより、真偽や正損判別を高い精度で行うことができる。
また従来、透過用LED、反射用LED及び画像検出センサ等の互いに独立した部品がばらばらに筐体内に組み込まれてユニット化されている物があった。
これに対し鑑別部18においては、反射透過センサカートリッジ61Uに、プリンタ等のイメージスキャナやファクシミリ等に使用される物と同様の反射センサモジュール63Uを収納し、反射透過センサ制御部62Uを組み合わせるだけで作業者が上側反射透過センサユニット53Uを製造できるため、真偽や正損判別の判別性能を従来と同等に保ちつつ、構造をシンプルにすることができると共に、低コストとすることができる。
また鑑別部18は、反射センサ筐体74U、受光基板80U、受光基板コネクタ81U、反射用発光体77U、レンズ体76U及び画像検出センサ75Uとが一体にモジュール化された反射センサモジュール63Uを、反射透過センサカートリッジ61Uに固定させ、制御部基板82Uの制御部基板コネクタ83Uを反射センサモジュール63Uの受光基板コネクタ81Uに嵌合させるだけで、上側反射透過センサユニット53Uを組み立て可能とした。
このため鑑別部18は、反射透過センサカートリッジ61Uが用意された状態で、複数種類用意された反射センサモジュールの中から、仕様や用途等に応じて任意の反射センサモジュールが選択され当該反射透過センサカートリッジ61Uに取り付けられることができ、様々な仕様の上側反射透過センサユニット53U及び下側反射透過センサユニット53Dを容易に製造させることができる。
また鑑別部18は、プリンタ等のイメージスキャナやファクシミリ等に使用される物と同様の汎用品の反射センサモジュールを反射透過センサカートリッジ61Uに取り付けるだけで、上側反射透過センサユニット53Uを組み立て可能とすることができる。汎用品の反射センサモジュールは、年々機能が向上しているため、作業者は、反射透過センサカートリッジ61Uが用意された状態で、最新の反射センサモジュールを組み込むことより、容易な組み立てで、高精度な鑑別部を製造することができる。
また鑑別部18は、反射透過センサカートリッジ61Uに着脱可能な制御部基板82Uに、透過用LED84Uを実装するようにした。これにより鑑別部18は、制御部基板82Uを交換するだけで、容易に種々の仕様の透過用LED84Uを選択して上側反射透過センサユニット53Uを製造させることができ、また、透過用LED84Uと反射用LED87U及び88Uとの様々な組み合わせの上側反射透過センサユニット53Uを容易に製造させることができる。
ここで、通常状態から現金自動取引装置1の筐体2内の温度が変化した場合、制御部基板82U、反射透過センサ筐体66U及び反射センサ筐体74Uは、互いに熱膨張係数が異なるため、それぞれ前後左右方向に異なる長さで変化する。このとき、仮に制御部基板82Uにスリット91Uが形成されていない場合、制御部基板82Uは、透過用LED84U近傍が固定部材79Uで反射透過センサ筐体66Uに固定されていると共に、制御部基板コネクタ83Uで反射センサモジュール63Uに固定されているため、反射透過センサ筐体66Uと反射センサモジュール63Uとの熱膨張係数の違いにより、透過用LED84Uと透過用光ガイド90Uとの位置関係が変化してしまう可能性がある。
これに対し鑑別部18は、制御部基板コネクタ83Uと透過用LED84Uの間において、制御部基板82Uよりも容易に変形可能な変形部としてのスリット91Uを設けるようにした。このため現金自動取引装置1の筐体2内の温度が変化した場合、制御部基板82Uに発生した歪みは、スリット91Uにより吸収される。これにより鑑別部18は、透過用LED84Uが実装されている箇所の歪みを抑え、透過用LED84Uと透過用光ガイド90Uとの位置関係の変化を抑制して透過用光ガイド90Uに対する透過用LED84Uの位置を保ち、透過用LED84Uの位置変化による光量変化を軽減することができる。これにより鑑別部18は、判別精度を保つことができる。
以上の構成によれば、鑑別部18における紙幣画像検出部53の上側反射透過センサユニット53Uは、所定の内部空間が形成された設置部としての反射センサ設置部68Uが設けられた反射透過センサカートリッジ61Uと、反射透過センサカートリッジ61Uの反射センサ設置部68Uに収容され、反射画像を取得するための反射用照射光を第1の検知エリアとしての上側センサ検知エリア72に向けて紙葉状の媒体としての紙幣BLに照射する反射用照射光出射部としての反射用発光体77Uと、反射用照射光が紙幣BLで反射された反射光と、紙幣BLの透過画像を取得するために上側センサ検知エリア72に向けて照射された第2の透過用照射光が紙幣BLを透過した透過光とを受光する受光部としての画像検出センサ75Uが設けられた反射センサモジュール63Uと、紙幣BLの透過画像を取得するための第1の透過用照射光を上側センサ検知エリア72とは異なる位置に設定された第2の検知エリアとしての下側センサ検知エリア71に向けて照射する透過用照射光出射部としての透過用発光体67Uが搭載され、反射センサモジュール63Uの画像検出センサ75Uが受光した反射光及び透過光を取得する反射透過センサ制御部62Uとを設けるようにした。
これにより鑑別部18は、モジュール化された反射センサモジュール63Uを、仕様や用途等に応じて選択されて反射透過センサカートリッジ61Uに組み込まれるだけで、様々な仕様の鑑別部を容易に製造させることができ、判別性能を保ちつつ構成を簡素化できる。
[2.第2の実施の形態]
[2−1.紙幣入出金機の構成]
図1及び図2に示すように、第2の実施の形態による現金自動取引装置101の紙幣入出金機110は、第1の実施の形態による現金自動取引装置1の紙幣入出金機10と比べて、鑑別部118が鑑別部18と異なっているものの、それ以外は同様に構成されている。
[2−2.鑑別部の構成]
図8に示すように、第2の実施の形態による鑑別部118は、第1の実施の形態による鑑別部18と比べて、紙幣画像検出部153における上側反射透過センサユニット153U及び下側反射透過センサユニット153Dが、紙幣画像検出部53における上側反射透過センサユニット53U及び下側反射透過センサユニット53Dと異なっているものの、それ以外は同様に構成されている。
[2−3.紙幣画像検出部の構成]
上側反射透過センサユニット153Uと下側反射透過センサユニット153Dとは同一の構成であり、搬送路32を挟んで上下に対向して配置されている。以下では主に上側反射透過センサユニット153Uについて説明し、下側反射透過センサユニット153Dについての説明は省略する。また、下側反射透過センサユニット153Dにおいて符号の末尾に”D”が付された部材は、上側反射透過センサユニット153Uにおいて符号の数字が下側反射透過センサユニット153Dと同一であり末尾に”U”が付された部材と対応している。
上側反射透過センサユニット153Uは、上側反射透過センサユニット53Uと比べて、カートリッジ収容壁134DUがカートリッジ収容壁34DUと異なり、カバー部材94U、封止部材92U及び固定部材93Uが追加されているものの、それ以外は同様に構成されている。
上側搬送ガイド34Uの板状部34BUからは、反射透過センサカートリッジ61Uの反射透過センサ筐体66Uの高さとほぼ同等のカートリッジ収容壁134DUが、反射透過センサカートリッジ61Uの前後左右を囲うよう立設している。これによりカートリッジ収容壁134DUで囲まれた内部には、上方が開口する略箱型であり反射透過センサカートリッジ61Uを収容する空間であるカートリッジ取付部95Uが形成されている。カートリッジ収容壁134DUの上端部には、カートリッジ取付部95Uから前後左右方向の外側に向かって水平方向に延びるカバー当接部134EUが形成されている。
反射透過センサカートリッジ61Uは、光透過部34CUの上側においてカートリッジ取付部95Uに接着固定されている。反射センサモジュール63Uは、反射透過センサカートリッジ61Uの反射センサ設置部68Uに着脱可能に設置されている。
カバー部材94Uは、金属や樹脂等の板状部材であり、着脱可能な固定部材93Uによりカバー当接部134EUに固定される。またカバー部材94Uには、受光基板コネクタ81Uと制御部基板コネクタ83Uとを挿通させるカバー孔部94AUが穿設されている。またカバー部材94Uには、透過用発光体収容部69Uの上端部を当該カバー部材94Uの上方に露出させる孔部(図示せず)が穿設されている。
反射センサ筐体74Uとカバー部材94Uとの間と、カートリッジ収容壁134DUのカバー当接部134EUとカバー部材94Uとの間とには、弾性を有するシリコン製等のパッキンである封止部材92Uが設けられることにより、反射センサ筐体74Uと反射センサ設置部68Uとの間と、反射透過センサ筐体66Uと上側搬送ガイド34Uとの間とに塵埃が侵入することを防止している。
カバー部材94Uが固定部材93Uでカートリッジ収容壁134DUに固定されると、封止部材92Uが潰れて反射センサモジュール63Uが反射センサ設置部68Uの底に押し付けられ、位置決めされる。
[2−4.動作及び効果]
以上の構成において、異常発生時の修理を行う際や、反射センサモジュール63Uの反射用LED87U及び88Uを特定波長が異なる条件に変更する際に反射センサモジュール63Uを交換する場合、作業者は、制御部基板82Uを外してから固定部材93Uを外し、カバー部材94Uを取り外す。
ここで、反射センサモジュール63Uは封止部材92Uで押し付けられているため、封止部材92Uを押し付けるカバー部材94Uが外されることにより、作業者は反射センサモジュール63Uを交換することができる。
従来、透過用LED、反射用LED及び画像検出センサ等の互いに独立した部品がばらばらに筐体内に組み込まれてユニット化されている物があったが、この場合、分解が困難であるため、一部の部品を交換することが容易ではなかった。
これに対し鑑別部118は、反射センサモジュール63Uをカバー部材94U及び固定部材93Uで反射透過センサカートリッジ61Uに対し着脱可能とすることにより、反射センサモジュール63Uを容易に作業者に交換させることができ、判別精度を保ちつつ、保守性を向上させることができる。またこれにより鑑別部118は、様々なカスタムに対して低コストで対応することができる。
その他第2の実施の形態による鑑別部118は、第1の実施の形態による鑑別部18とほぼ同様の作用効果を奏する。
[3.第3の実施の形態]
[3−1.紙幣入出金機の構成]
図1及び図2に示すように、第3の実施の形態による現金自動取引装置201の紙幣入出金機210は、第1の実施の形態による現金自動取引装置1の紙幣入出金機10と比べて、鑑別部218が鑑別部18と異なっているものの、それ以外は同様に構成されている。
[3−2.鑑別部の構成]
図9に示すように、第3の実施の形態による鑑別部218は、第2の実施の形態による鑑別部118と比べて、紙幣画像検出部253における上側反射透過センサユニット253U及び下側反射透過センサユニット253Dが、紙幣画像検出部153における上側反射透過センサユニット153U及び下側反射透過センサユニット153Dと異なっているものの、それ以外は同様に構成されている。
[3−3.紙幣画像検出部の構成]
上側反射透過センサユニット253Uと下側反射透過センサユニット253Dとは同一の構成であり、搬送路32を挟んで上下に対向して配置されている。以下では主に上側反射透過センサユニット253Uについて説明し、下側反射透過センサユニット253Dについての説明は省略する。また、下側反射透過センサユニット253Dにおいて符号の末尾に”D”が付された部材は、上側反射透過センサユニット253Uにおいて符号の数字が下側反射透過センサユニット253Dと同一であり末尾に”U”が付された部材と対応している。
上側反射透過センサユニット253Uは、上側反射透過センサユニット153Uと比べて、反射透過センサカートリッジ261Uの反射透過センサ筐体266Uが反射透過センサカートリッジ61Uの反射透過センサ筐体66Uと異なり、カートリッジ収容壁134DUが省略され、クッション材96U、封止部材97U及び固定部材98Uが追加されているものの、それ以外は同様に構成さている。
反射透過センサカートリッジ261Uは、光透過部34CUの上側において上側搬送ガイド34Uに固定部材98Uにより着脱可能に設置されている。反射センサモジュール63Uは、反射透過センサカートリッジ261Uの反射センサ設置部68Uに着脱可能に設置されている。
反射透過センサ筐体266Uの上端部には、反射センサ設置部68U及び透過用発光体収容部69Uから前後左右方向の外側に向かって水平方向に延びるカバー当接部266AUが形成されている。また反射透過センサ筐体266Uの下端部には、反射センサ設置部68U及び透過用発光体収容部69Uから前後左右方向の外側に向かって水平方向に延びる板状部当接部266BUが形成されている。
カバー部材94Uは、着脱可能な固定部材93Uによりカバー当接部266AUに固定される。反射センサ筐体74Uとカバー部材94Uとの間と、反射透過センサ筐体266Uのカバー当接部266AUとカバー部材94Uとの間とには、弾性を有するシリコン製等のパッキンである封止部材92Uが設けられることにより、反射センサ筐体74Uと反射センサ設置部68Uとの間に塵埃が侵入することを防止している。また反射透過センサ筐体266Uの板状部当接部266BUと板状部34BUとの間とには、弾性を有するシリコン製等のパッキンである封止部材97Uが設けられることにより、反射透過センサ筐体66Uと上側搬送ガイド34Uとの間に塵埃が侵入することを防止している。
反射センサモジュール63Uと制御部基板82Uとの間には、弾性体であるクッション材96Uが設けられている。
カバー部材94Uが固定部材93Uで反射透過センサ筐体266Uのカバー当接部266AUに固定されると、封止部材92Uが潰れると共にクッション材96Uが潰れて反射センサモジュール63Uが反射センサ設置部68Uの底に押し付けられ、位置決めされる。
これにより鑑別部218は、反射センサモジュール63Uを反射センサ設置部68Uに接着固定しなくても反射センサモジュール63Uを反射センサ設置部68Uに位置決めしつつ固定できると共に、鑑別部118の上側反射透過センサユニット153Uにおけるカートリッジ収容壁134DUを省略でき構成を簡略化できる。
その他第3の実施の形態による鑑別部218は、第2の実施の形態による鑑別部118とほぼ同様の作用効果を奏する。
[4.他の実施の形態]
なお上述した実施の形態においては、反射センサ設置部68Uを、上面が開口する略箱型とする場合について述べた。本発明はこれに限らず、例えば前側面、後側面、左側面又は右側面が開口する略箱型としても良い。要は、反射センサモジュール63Uが収容される程度の内部空間を有し、外部から内部に向かって反射センサモジュール63Uを設置できれば良い。
また上述した第2の実施の形態においては、カバー部材94Uがカートリッジ収容壁134DUのカバー当接部134EUに固定されることにより反射センサモジュール63Uが付勢されて位置決めされ、上述した第3の実施の形態においては、カバー部材94Uが
反射透過センサ筐体266Uのカバー当接部266AUに固定されることにより反射センサモジュール63Uが付勢されて位置決めされる場合について述べた。本発明はこれに限らず、反射センサモジュール63Uの周囲に形成されたカートリッジ収容壁134DUや反射透過センサ筐体266U等の壁に対し着脱可能に構成されたカバー部材が当該壁に固定されることにより反射センサモジュール63Uが付勢されれば良い。
さらに上述した第2及び第3の実施の形態においては、カバー部材94Uが反射センサモジュール63Uを反射センサ設置部68Uの底に向かって(すなわち上側搬送ガイド34Uに向かって)付勢する場合について述べた。本発明はこれに限らず、要は、種々の構成により、反射センサモジュール63Uを位置決めし固定できれば良い。
さらに上述した実施の形態においては、透過用光ガイド90Uを、反射透過センサ筐体66Uの透過用発光体収容部69Uに固定する場合について述べた。本発明はこれに限らず、透過用光ガイド90Uを、透過用発光体収容部69Uに着脱可能に形成しても良い。その場合、種々の特性の透過用光ガイド90Uを適宜選択して透過用発光体収容部69Uに装着できる。
さらに上述した実施の形態においては、制御部基板82Uに1本のスリット91Uを形成するようにしたが、本発明はこれに限らず、制御部基板82Uに2本以上の種々の本数のスリット91Uを形成しても良い。その場合、スリット91Uと制御部基板コネクタ83Uとの間において制御部基板82Uの前端から後方に向かってスリットを穿設する等、種々の形状及び本数のスリットを種々の位置に形成して良い。またスリット91Uの形状は上述したものに限らず、左右方向の幅と前後方向の長さとは任意の幅及び長さであって良い。
さらに上述した実施の形態においては、制御部基板82Uにスリット91Uを形成するようにしたが、本発明はこれに限らず、制御部基板82Uにスリット91Uを形成しなくても良い。その場合、スリット91Uの位置に弾性体を設けたり、反射透過センサ筐体66Uと反射センサモジュール63Uとの熱膨張係数の違いにより発生する歪みを制御部基板コネクタ83Uで吸収したりしても良い。要は反射透過センサ筐体66Uと反射センサモジュール63Uとの熱膨張係数の違いを吸収できるよう形状が変化する箇所を設ければ良い。また、反射透過センサ筐体66Uと反射センサモジュール63Uとを、熱膨張係数が同じ素材により形成しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、反射用LED87BUが実装された反射用LED基板88BUを反射用光ガイド86BUの左側に設ける場合について述べた。本発明はこれに限らず、反射用LED基板88BUに代えて、反射用LEDが実装された反射用LED基板を反射用光ガイド86BUの右側に設けても良い。又は、反射用LED基板88BUに加えて、反射用LEDが実装された反射用LED基板を反射用光ガイド86BUの右側に設けても良い。その場合、反射用光ガイド86BUにおける、傾斜部を有した溝部や、光を反射する白色等の反射パターン印刷部は、左右対称のピッチとなる。反射用発光体77FUについても同様である。
さらに上述した実施の形態においては、反射用LED基板88BUと反射用光ガイド86BUとを別部品として構成し、反射用LED基板88FUと反射用光ガイド86FUとを別部品として構成する場合について述べた。本発明はこれに限らず、反射用LED基板88BUと反射用光ガイド86BUとを一体部品として構成し、反射用LED基板88FUと反射用光ガイド86FUとを一体部品として構成しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、ほぼ水平な搬送路32に沿って紙幣を前後方向へ走行させる鑑別部18、118及び218において本発明を適用する場合について述べた。本発明はこれに限らず、ほぼ鉛直な搬送路に沿って紙幣を上下方向へ走行させる等、種々の方向に沿って紙幣を走行させる鑑別部において本発明を適用しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、現金を取引する現金自動取引装置1、101及び201において、媒体としての紙幣を鑑別する鑑別部において本発明を適用する場合について述べた。本発明はこれに限らず、例えば債権、証書、商品券、金券や入場券等のような薄い紙状の媒体を鑑別する種々の装置に適用しても良い。
また、例えば紙幣を入出する紙幣入出金機や紙幣を所定枚数毎に施封する施封小束支払機等、紙幣や硬貨の取引に関する種々の処理を行う複数種類の装置の組み合わせにより構成された現金処理装置に本発明を適用してもよい。
さらに上述した実施の形態においては、入金取引及び出金取引を行う現金自動取引装置に本発明を適用する場合について述べたが、入金取引又は出金取引の何れか一方のみを行う装置に本発明を適用しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、カートリッジとしての反射透過センサカートリッジ61U又は61Dと、センサモジュールとしての反射センサモジュール63U又は63Dと、センサ制御部としての反射透過センサ制御部62U、62D、162U又は162Dとによって、鑑別装置としての鑑別部18、118又は218を構成する場合について述べた。本発明はこれに限らず、その他種々の構成でなるカートリッジと、センサモジュールと、センサ制御部とによって鑑別装置を構成しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、操作部としての接客部3と、搬送部としての搬送部24と、カートリッジとしての反射透過センサカートリッジ61U又は61Dと、センサモジュールとしての反射センサモジュール63U又は63Dと、センサ制御部としての反射透過センサ制御部62U、62D、162U又は162Dとによって、媒体取引装置としての紙幣入出金機10、110及び210を構成する場合について述べた。本発明はこれに限らず、その他種々の構成でなる操作部と、搬送部と、カートリッジと、センサモジュールと、センサ制御部とによって媒体取引装置を構成しても良い。
本発明は、紙幣等の紙状の媒体を鑑別する種々の装置でも利用できる。
1、101、201……現金自動取引装置、2……筐体、3……接客部、4……カード入出口、5……入出金口、6……操作表示部、7……テンキー、8……レシート発行口、9……主制御部、10、110、210……紙幣入出金機、12……制御部、16……紙幣入出金部、18、118、218……鑑別部、20……一時保留部、22……取忘れ回収庫、24……搬送部、26……紙幣収納庫、28……リジェクト庫、30……鑑別部筐体、32……搬送路、34U、134U……上側搬送ガイド、34D、134D……下側搬送ガイド、34AU……上側搬送面、34AD……下側搬送面、34BU、34BD……板状部、34CU、34CD……光透過部、34DU、34DD、134DU、134DD……カートリッジ収容壁、134EU、134ED……カバー当接部、38、40、42……駆動ローラ、44、46、48……従動ローラ、50……磁気検出部、52……磁気センサ、52A……検出面、53、153、253……紙幣画像検出部、53U、153U、253U……上側反射透過センサユニット、53D、153D、253D……下側反射透過センサユニット、54……磁気ギャップローラ、54A……外周面、56……基準ローラ、58……厚み検知ローラ、59……変位センサ、60……厚み検出部、61U、61D、261U、261D……反射透過センサカートリッジ、61AU、61AD……カートリッジ孔部、62U、62D、162U、162D……反射透過センサ制御部、63U、63D……反射センサモジュール、63AU、63AD……モジュール位置決め部、65U、65D……封止部材、66U、66D、266U、266D……反射透過センサ筐体、266AU、266AD……カバー当接部、266BU、266BD……板状部当接部、67U、67D……透過用発光体、68U、68D……反射センサ設置部、69U、69D……透過用発光体収容部、71……下側センサ検知エリア、72……上側センサ検知エリア、73U、73D……封止部材、74U、74D……反射センサ筐体、75U、75D……画像検出センサ、76U、76D……レンズ体、77U、77FU、77BU……反射用発光体、79U、79D……固定部材、80U、80D……受光基板、81U、81D……受光基板コネクタ、82U、82D……制御部基板、83U、83D……制御部基板コネクタ、84U、84RU、84LU……透過用LED、85U、85D……封止部材、86FU、86BU……反射用光ガイド、87FU、87AFU、87BFU、87CFU、87BU、87ABU、87BBU、87CBU……反射用LED、88FU、88BU……反射用LED基板、90U……透過用光ガイド、90AU……屈曲部、90BU……反射部、90CU……光ガイド位置決め部、91U……スリット、92U……封止部材、93U……固定部材、94U……カバー部材、94AU……カバー孔部、95U……カートリッジ取付部、96U……クッション材、97U……封止部材、98U……固定部材。

Claims (13)

  1. 所定の内部空間が形成された設置部が設けられたカートリッジと、
    前記カートリッジの前記設置部に収容され、反射画像を取得するための反射用照射光を第1の検知エリアに向けて紙葉状の媒体に照射する反射用照射光出射部と、前記反射用照射光が前記媒体で反射された反射光と、前記媒体の透過画像を取得するために前記第1の検知エリアに向けて照射された第2の透過用照射光が前記媒体を透過した第2の透過光とを受光する受光部とが設けられたセンサモジュールと、
    前記媒体の透過画像を取得するための第1の透過用照射光を前記第1の検知エリアとは異なる位置に設定された第2の検知エリアに向けて照射する透過用照射光出射部が搭載され、前記センサモジュールの前記受光部が受光した前記反射光及び前記第2の透過光を取得するセンサ制御部と
    を有する鑑別装置。
  2. 前記センサモジュールは、前記カートリッジに対し着脱可能に構成されている
    請求項1に記載の鑑別装置。
  3. 前記センサモジュールは、カバー部材により前記カートリッジに向かって付勢される
    請求項2に記載の鑑別装置。
  4. 前記カバー部材は前記センサモジュールの周囲に形成された壁に対し着脱可能に構成され、前記壁に固定された際前記センサモジュールを付勢する
    請求項3に記載の鑑別装置。
  5. 前記センサ制御部は、前記センサモジュールと接続され、前記透過用照射光出射部が搭載される制御部基板を有する
    請求項1に記載の鑑別装置。
  6. 前記制御部基板は、前記カートリッジに対し着脱可能に構成されている
    請求項5に記載の鑑別装置。
  7. 前記制御部基板は、前記センサモジュールと接続される制御部基板コネクタを有する
    請求項6に記載の鑑別装置。
  8. 前記制御部基板は、前記制御部基板コネクタと、前記透過用照射光出射部の搭載箇所との間近傍に前記制御部基板よりも変形可能な変形部が形成されている
    請求項7に記載の鑑別装置。
  9. 前記変形部は、前記制御部基板に穿設されたスリットである
    請求項8に記載の鑑別装置。
  10. 前記カートリッジは、前記第1の透過用照射光を導光する透過用光ガイドを有する
    請求項1に記載の鑑別装置。
  11. 前記カートリッジは、前記媒体の面と対向する平面状の搬送面が形成された搬送ガイドに固定されている
    請求項1に記載の鑑別装置。
  12. 前記カートリッジ、前記センサモジュール及び前記センサ制御部からなり、前記媒体の搬送路の一側に設けられた第1の反射透過センサユニットと、
    所定の内部空間が形成された第2の設置部が設けられた第2のカートリッジと、
    前記第2のカートリッジの前記第2の設置部に収容され、反射画像を取得するための第2の反射用照射光を前記第2の検知エリアに向けて前記媒体に照射する第2の反射用照射光出射部と、前記第2の反射用照射光が前記媒体で反射された第2の反射光と、前記第2の検知エリアに向けて前記第1の反射透過センサユニットの前記透過用照射光出射部から照射された前記第1の透過用照射光が前記媒体を透過した第1の透過光とを受光する第2の受光部とが設けられた第2のセンサモジュールと、
    前記第2の透過用照射光を前記第1の検知エリアに向けて照射する第2の透過用照射光出射部が搭載され、前記第2のセンサモジュールの前記第2の受光部が受光した前記第2の反射光及び前記第1の透過光を取得する第2のセンサ制御部と
    からなり、前記媒体の搬送路の他側において前記第1の反射透過センサユニットと対向して設けられた第2の反射透過センサユニットと
    を有する請求項1に記載の鑑別装置。
  13. 紙葉状の媒体に関する操作を受け付ける操作部と、
    前記媒体を搬送する搬送部と、
    所定の内部空間が形成された設置部が設けられたカートリッジと、
    前記カートリッジの前記設置部に収容され、反射画像を取得するための反射用照射光を第1の検知エリアに向けて前記媒体に照射する反射用照射光出射部と、前記反射用照射光が前記媒体で反射された反射光と、前記媒体の透過画像を取得するために前記第1の検知エリアに向けて照射された第2の透過用照射光が前記媒体を透過した第2の透過光とを受光する受光部とが設けられたセンサモジュールと、
    前記媒体の透過画像を取得するための第1の透過用照射光を前記第1の検知エリアとは異なる位置に設定された第2の検知エリアに向けて照射する透過用照射光出射部が搭載され、前記センサモジュールの前記受光部が受光した前記反射光及び前記第2の透過光を取得するセンサ制御部と
    を有する媒体取引装置。
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