JP2015043150A - 異物除去装置及び媒体取引装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】信頼性を高め得る。
【解決手段】鑑別部18は、紙幣BLを搬送する搬送路32と、搬送路32に付着した異物FSを除去する異物除去部66と、異物除去部66により除去された異物FSを貯留する異物貯留部68と、異物貯留部68における異物FSの貯留状況を検出する異物検出部70とを設けるようにした。
【選択図】図4
【解決手段】鑑別部18は、紙幣BLを搬送する搬送路32と、搬送路32に付着した異物FSを除去する異物除去部66と、異物除去部66により除去された異物FSを貯留する異物貯留部68と、異物貯留部68における異物FSの貯留状況を検出する異物検出部70とを設けるようにした。
【選択図】図4
Description
本発明は異物除去装置及び媒体取引装置に関し、例えば紙幣等の媒体を投入して所望の取引を行う現金自動取引装置(ATM)等に適用して好適なものである。
従来、金融機関や店舗等で使用される現金自動取引装置等においては、顧客との取引内容に応じて、例えば顧客に紙幣や硬貨等の現金を入金させ、また顧客へ現金を出金するようになされている。
現金自動取引装置としては、例えば顧客との間で紙幣の授受を行う紙幣入出金部と、投入された紙幣の金種及び真偽を鑑別する鑑別部と、投入された紙幣を一時的に保留する一時保留部と、紙幣を搬送する搬送部と、金種毎に紙幣を格納する紙幣収納庫とを有するものがある。
鑑別部としては、紙幣の表面から鑑別部内部のローラに付着した紙粉等の異物を除去し、異物貯留部に貯留するものがある(例えば、特許文献1参照)。
このような鑑別部においては、例えば保守作業時に保守員が異物貯留部の異物を除去し忘れ異物が所定量以上貯留されてしまい、信頼性が低下してしまうおそれがあった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、信頼性を高め得る異物除去装置及び媒体取引装置を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明の異物除去装置においては、紙葉状の媒体を搬送する搬送部と、搬送部に付着した異物を除去する異物除去部と、異物除去部により除去された異物を貯留する異物貯留部と、異物貯留部における異物の貯留状況を検出する異物検出部とを設けるようにした。
この異物除去装置は、異物貯留部における異物貯留状況を保守員に提示し、保守員が異物貯留部から異物を除去し忘れること防止できる。
また本発明の媒体取引装置においては、紙葉状の媒体に関する操作を受け付ける操作部と、媒体を搬送する搬送部と、搬送部に付着した異物を除去する異物除去部と、異物除去部により除去された異物を貯留する異物貯留部と、異物貯留部における異物の貯留状況を検出する異物検出部とを設けるようにした。
この媒体取引装置は、異物貯留部における異物貯留状況を保守員に提示し、保守員が異物貯留部から異物を除去し忘れること防止できる。
本発明によれば、異物貯留部における異物貯留状況を保守員に提示し、保守員が異物貯留部から異物を除去し忘れること防止できる。かくして本発明は、信頼性を高め得る異物除去装置及び媒体取引装置を実現できる。
以下、発明を実施するための形態(以下実施の形態とする)について、図面を用いて説明する。
[1.第1の実施の形態]
[1−1.現金自動取引装置の構成]
図1に外観を示すように、現金自動取引装置1は、箱状の筐体2を中心に構成されており、例えば金融機関等に設置され、顧客との間で入金取引や出金取引等の現金に関する取引を行うようになされている。
[1−1.現金自動取引装置の構成]
図1に外観を示すように、現金自動取引装置1は、箱状の筐体2を中心に構成されており、例えば金融機関等に設置され、顧客との間で入金取引や出金取引等の現金に関する取引を行うようになされている。
筐体2は、その前側に顧客が対峙した状態で紙幣の投入やタッチパネルによる操作等をしやすい箇所、すなわち前面の上部から上面に渡る部分が斜めに切り落とされたような形状となっており、この部分に接客部3が設けられている。
接客部3は、カード入出口4、入出金口5、操作表示部6、テンキー7及びレシート発行口8が設けられており、顧客との間で現金や通帳等を直接やり取りすると共に、取引に関する情報の通知や操作指示の受付を行うようになされている。
カード入出口4は、キャッシュカード等の各種カードが挿入又は排出される部分である。カード入出口4の奥側には、各種カードに磁気記録された口座番号等の読み取りを行うカード処理部(図示せず)が設けられている。
入出金口5は、顧客が入金する紙幣が投入されると共に、顧客へ出金する紙幣が排出される部分である。また入出金口5は、シャッタを駆動することにより開放又は閉鎖するようになされている。
操作表示部6は、取引に際して操作画面を表示するLCD(Liquid Crystal Display)と、取引の種類の選択、暗証番号や取引金額等を入力するタッチパネルとが一体化されている。この操作表示部6は、保守作業時において保守用画面を表示することにより、鑑別部に対する異物貯留部の装着状態や、当該異物貯留部における異物の貯留状況を保守員に提示する(詳しくは後述する)。
テンキー7は、「0」〜「9」の数字等の入力を受け付ける物理キーであり、暗証番号や取引金額等の入力操作時に用いられる。
レシート発行口8は、取引処理の終了時に取引内容等を印字したレシートを発行する部分である。因みにレシート発行口8の奥側には、レシートに取引内容等を印字するレシート処理部(図示せず)が設けられている。
筐体2内には、現金自動取引装置1全体を統括制御する主制御部9や、紙幣に関する種々の処理を行う紙幣入出金機10等が設けられている。
以下では、現金自動取引装置1のうち顧客が対峙する側を前側とし、その反対を後側とし、当該前側に対峙した顧客から見て左及び右をそれぞれ左側及び右側とし、さらに上側及び下側を定義して説明する。
[1−2.紙幣入出金機の内部構成]
紙幣入出金機10は、図2に示すように、制御部12が各部(紙幣入出金部16、搬送部24、鑑別部18、一時保留部20、紙幣収納庫26、リジェクト庫28及び取忘れ回収庫22)を統括制御する。
紙幣入出金機10は、図2に示すように、制御部12が各部(紙幣入出金部16、搬送部24、鑑別部18、一時保留部20、紙幣収納庫26、リジェクト庫28及び取忘れ回収庫22)を統括制御する。
制御部12は、図示しないCPU(Central Processing Unit)を中心に構成されており、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、ハードディスクドライブやフラッシュメモリ等でなる記憶部から所定のプログラムを読み出して実行することにより、各部を制御して入金取引や出金取引等の種々の処理を行う。
紙幣入出金機10の内部には、上側に紙幣入出金部16、紙幣の金種や真偽を判定する鑑別部18、入金紙幣等を一時的に保留する一時保留部20及び取引時に顧客が紙幣入出金部16から取り忘れた紙幣を回収して格納する取忘れ回収庫22等が設けられている。
紙幣入出金部16は、顧客から投入された紙幣を1枚ずつ分離し搬送部24へ繰り出す。搬送部24は、図示しないローラやベルト等により、図中太線で示す搬送路に沿って長方形の紙幣を短手方向に搬送する。
搬送部24は、鑑別部18を前後方向に挿通させるように紙幣を搬送し、当該鑑別部18の後側と一時保留部20、取忘れ回収庫22及び紙幣入出金部16とをそれぞれ接続している。また搬送部24は、鑑別部18の前側と紙幣入出金部16、紙幣収納庫26及びリジェクト庫28とを接続している。
鑑別部18は、その内部で紙幣を搬送しながら、光学素子や磁気検出素子等を用いて当該紙幣の金種及び真偽、並びに損傷の程度等(正損)を鑑別し、その鑑別結果を制御部12へ通知する。また鑑別部18は、紙幣から内部のローラに付着した紙粉、磁気インク、砂、髪の毛又は埃等(以下ではまとめて異物とも呼ぶ)をローラから除去し、異物貯留部に貯留する。
これに応じて制御部12は、取得した鑑別結果に基づいて当該紙幣の搬送先を決定する。
一時保留部20は、入金時に顧客が紙幣入出金部16へ投入した紙幣を一時的に保留し、鑑別部18で入金可能と鑑別された正常紙幣を入金が確定するまで一時的に保留する一方、入金不可と鑑別されたリジェクト紙幣を、所謂後入れ先出しで紙幣入出金部16へ排出する。
また紙幣入出金機10の内部には、下側に金種別の紙幣収納庫26と、鑑別部18において破損した紙幣(いわゆる損券)と鑑別された紙幣及び5千券や2千券等の還流されない金種の紙幣を格納するリジェクト庫28とが設けられている。
紙幣収納庫26は、収納排出機構により、搬送部24から搬送されてきた紙幣を取り込んで収納すると共に、収納されている紙幣を排出して搬送部24へ供給するようになされている。
[1−3.鑑別部の構成]
鑑別部18は、図3に示すように、直方体形状の鑑別部筐体30内において、ほぼ水平な搬送路32に沿って紙幣を前方向又は後方向へ走行させながら、制御部12の制御に基づき当該紙幣の鑑別処理を行うようになされている。因みに図3は、説明の都合上、鑑別部筐体30の左側板等を省略して内部の各部品を模式的に表している。
鑑別部18は、図3に示すように、直方体形状の鑑別部筐体30内において、ほぼ水平な搬送路32に沿って紙幣を前方向又は後方向へ走行させながら、制御部12の制御に基づき当該紙幣の鑑別処理を行うようになされている。因みに図3は、説明の都合上、鑑別部筐体30の左側板等を省略して内部の各部品を模式的に表している。
搬送路32は、上側搬送ガイド34及び下側搬送ガイド36と駆動ローラ38及び40と従動ローラ42及び44と基準ローラ52と厚み検知ローラ54とにより構成されている。駆動ローラ38及び40は、ゴム系の弾性部材により構成されており、紙幣に対し高い摩擦力を有するようになされている。従動ローラ42及び44と厚み検知ローラ54とは、金属、樹脂、ゴム系弾性部材、又はこれらを組み合わせたものにより構成されている。また基準ローラ52は、所定の金属材料により形成されている。上側搬送ガイド34及び下側搬送ガイド36は、紙幣BLの紙面と対向する平面状の搬送面34A及び36Aをそれぞれ有しており、互いの搬送面の間に紙幣の搬送路32を形成している。
また鑑別部18には、鑑別部筐体30内を後側から前側へ向かうように、磁気検出部46、光学検出部50及び厚み検出部56といった各モジュールが順次配置されている。
下側搬送ガイド36には、駆動ローラ38及び40と基準ローラ52とが、中心軸を左右方向に、すなわち紙幣BLの搬送方向と直交する方向に向けるよう、回転可能に取り付けられている。
また駆動ローラ38及び40と基準ローラ52とは、下側搬送ガイド36に対し搬送面36Aに穿設された孔部からその周側面の一部を搬送路32側に露出させている。さらに駆動ローラ38及び40と基準ローラ52とは、図示しないアクチュエータから駆動力が伝達されることにより、能動的に回転するようになされている。
一方、上側搬送ガイド34における駆動ローラ38及び40と基準ローラ52と対向する箇所には、従動ローラ42及び44と厚み検知ローラ54とが、中心軸を左右方向に向けて、回転可能に取り付けられている。
また従動ローラ42及び44と厚み検知ローラ54とは、図示しない圧縮ばねによりそれぞれ駆動ローラ38及び40と基準ローラ52とに押し付けられている。このため従動ローラ42及び44と基準ローラ52とは、搬送路32に沿って紙幣BLが搬送されてきた場合、当該紙幣BLをそれぞれ駆動ローラ38及び40と基準ローラ52とに押し付ける。駆動ローラ38及び40と基準ローラ52とは、回転力を紙幣BLに伝達することにより、当該紙幣BLを搬送路32に沿って前後方向へ搬送する。
磁気検出部46は、搬送路32の下側に磁気センサ48が配置されている。一方、紙幣BLは、局所的に磁性を帯びた磁気インクを用いて印刷されている。そこで磁気検出部46は、磁気センサ48により、搬送路32を搬送される紙幣BLの磁気を検出し、その検出結果を制御部12へ送出する。これに応じて制御部12は、磁気センサ48から取得した紙幣BLの磁気検出結果を用いて当該紙幣の真偽や金種等を判定する。
光学検出部50は、上側の反射センサ部50Aと下側の透過センサ部50Bとにより構成されている。反射センサ部50Aは、下方向へ向けて所定の照射光を照射すると共に、当該照射光の一部が紙幣BLの表面において反射されてなる反射光を受光し、その受光結果を制御部12へ送出する。この反射光は、紙幣BLにおける光の反射パターンを表すことになる。
透過センサ部50Bは、上方向からの光、すなわち反射センサ部50Aからの照射光のうち紙幣BLを透過してなる透過光を受光し、その受光結果を制御部12へ送出する。この透過光は、紙幣BLにおける光の透過パターンを表すことになる。
かかる構成により光学検出部50は、紙幣BLの反射パターン及び透過パターンを検出し、その検出結果を制御部12へ送出する。これに応じて制御部12は、光学検出部50から取得した紙幣BLの反射パターン及び透過パターンを用いて当該紙幣BLの真偽や金種、或いは損傷の程度(正損)等を判定するようになされている。
厚み検出部56の基準ローラ52の上方には、変位センサ58が設けられている。変位センサ58は、厚み検知ローラ54が基準ローラ52へ当接するときの位置を基準とし、厚み検知ローラ54の相対的な変位量を検出して、その検出結果を制御部12へ送出するようになされている。
制御部12は、この検出結果と予め記憶している厚さの基準値とを比較することにより、変位量が紙幣1枚分又は複数枚分の何れに相当するかを判定し、折れ曲がりや異物の貼り付け等の有無を判断する。
かかる構成により厚み検出部56では、搬送路32に何も搬送されていない場合、圧縮ばねの作用により厚み検知ローラ54を基準ローラ52に当接させる。これにより厚み検知ローラ54は、基準ローラ52から回転駆動力を伝えられ、当該基準ローラ52の回転に合わせて回転する。このとき厚み検出部56は、変位センサ58により厚み検知ローラ54が基準となる高さに位置していることを検出し、その検出結果を制御部12へ送出することができる。
その一方で厚み検出部56では、搬送路32に紙幣BLが搬送されている場合、厚み検知ローラ54と基準ローラ52との間に当該紙幣BLを挟持するため、当該紙幣BLの厚さに応じて厚み検知ローラ54が上方向へ変位する。このとき厚み検出部56は、変位センサ58により厚み検知ローラ54の変位量を検出し、その検出結果を制御部12へ送出する。
基準ローラ52の近傍には、板バネ62及びスクレーパ64により構成された異物除去部66が設けられている。異物除去部66は、スクレーパ64の後端部を基準ローラ52の外周面に弾性的に当接するよう、板バネ62により鑑別部筐体30に取り付けられている。異物除去部66の下方には、不透明であり上面が開口する直方体である略偏平箱型の異物貯留部68が設けられている。
これにより異物除去部66は、基準ローラ52が図中反時計回りに回転した際、当該基準ローラ52の表面に付着している異物をスクレーパ64により除去して異物貯留部68内に落とし込む。
このようにして異物除去部66は、基準ローラ52の表面に付着した異物を除去することにより、厚み検出部56において紙幣BLの厚みを検出する際に異物FSの厚みが影響してしまうこと防止している。
異物貯留部68は、鑑別部18から容易に着脱可能に構成されており、保守員により鑑別部18から取り外され、貯留された異物を清掃されるようになされている。
異物除去部66と異物貯留部68との間には、前後方向に水平に対向して鑑別部筐体30に取り付けられ光学センサにより構成された発光部72と第1受光部74とからなる異物検出部70が設けられている。
発光部72は、異物貯留部68における後壁である貯留部後壁68Bの後方上側において鑑別部筐体30に穿設された後側孔部30Bから前方に向かって水平方向に検出光L1を出射する。
第1受光部74は、異物貯留部68における前壁である貯留部前壁68Fの前方上側において鑑別部筐体30に穿設された前側第1孔部30F1から検出光L1を受光する。
検出光L1は、異物貯留部68の貯留部前壁68F及び貯留部後壁68Bの上端部よりも上側を光軸が通過する。このため、異物貯留部68が鑑別部18に装着された状態において、検出光L1は異物貯留部68によって遮られない。
異物検出部70は、発光部72が発光した検出光L1を第1受光部74が受光した場合、検出結果として明状態を制御部12へ送出する一方、異物貯留部68に貯留された異物が発光部72と第1受光部74との間に存在することにより検出光L1が遮られ第1受光部74が検出光L1を受光しなかった場合、検出結果として暗状態を制御部12へ送出する。
[1−4.動作及び効果]
以上の構成において鑑別部18は、搬送路32に沿って紙幣BLを前方向又は後方向へ搬送し、厚み検出部56において紙幣BLの厚みを検出すると共に、光学検出部50において紙幣BLの反射パターン及び透過パターンを検出し、磁気検出部46において紙幣BLの磁気を検出する。
以上の構成において鑑別部18は、搬送路32に沿って紙幣BLを前方向又は後方向へ搬送し、厚み検出部56において紙幣BLの厚みを検出すると共に、光学検出部50において紙幣BLの反射パターン及び透過パターンを検出し、磁気検出部46において紙幣BLの磁気を検出する。
このとき鑑別部18は、基準ローラ52の表面に紙幣BLから付着した異物FSを異物除去部66により除去し、除去した異物FSを異物貯留部68へ貯留していく。
鑑別部18は、図3に示したように異物貯留部68に貯留されている異物貯留量が少量である小量貯留状態の場合、異物検出部70における検出光L1を異物FSが遮らないため、検出結果として明状態を制御部12へ送出する。
一方、現金自動取引装置1が長時間稼働することにより、図4に示すように異物貯留部68の異物貯留量が増加し大量貯留状態になると、異物検出部70における検出光L1を異物FSが遮るため、鑑別部18は検出結果として暗状態を制御部12へ送出する。
制御部12は、鑑別部18から検出結果として暗状態を検出すると、異物貯留部68に異物FSが所定量以上貯留したことを保守作業時において操作表示部6に表示することにより、保守員に提示する。
このように現金自動取引装置1は、異物貯留部68に貯留された異物FSの貯留状況を異物検出部70により検知し、操作表示部6に表示することにより、保守員に対して異物貯留部68からの異物FSの除去を促すことができる。これにより現金自動取引装置1は、異物貯留部68に貯留した異物FSを保守作業時に保守員が除去し忘れることを防止し、異物FSが異物貯留部68に所定量以上貯留してしまうことを防止できる。
また現金自動取引装置1は、異物貯留部68から溢れた異物FSが光学検出部50の光路を遮断してしまい誤検知の原因となることを防止できる。
さらに現金自動取引装置1は、異物貯留部68から溢れた異物FSのうち磁性を持つ磁気インクが磁気検出部46において誤検知の原因となることを防止できる。
さらに現金自動取引装置1は、異物貯留部68から溢れた異物FSが鑑別部18内の各種ローラと鑑別部筐体30との隙間に詰まって回転負荷となり、鑑別部18の性能を低下させてしまうことを防止できる。
さらに現金自動取引装置1は、異物貯留部68から溢れた異物FSが鑑別部筐体30と当該異物貯留部68との間に詰まり異物貯留部68を鑑別部筐体30から取り外しにくくさせてしまうことを防止し、保守員が異物貯留部68を鑑別部筐体30から取り外し易くすることができる。
また異物FSは、紙粉、磁気インク、砂、髪の毛又は埃等により構成されているため、異物貯留部68が大量貯留状態になったとしても、数グラム程度しか貯留されない。このため鑑別部18は、重量センサで異物貯留量を検知することは困難である。これに対し本実施の形態においては、光学センサにより異物貯留量を検出するようにしたため、鑑別部18は、体積に対し重量が小さい傾向にある異物FSを確実に検出できる。
以上の構成によれば、鑑別部18は、紙葉状の媒体としての紙幣BLを搬送する搬送部としての搬送路32と、搬送路32に付着した異物FSを除去する異物除去部66と、異物除去部66により除去された異物FSを貯留する異物貯留部68と、異物貯留部68における異物FSの貯留状況である異物貯留状況を検出する異物検出部70とを設けるようにした。
これにより鑑別部18は、異物貯留部68における異物貯留状況を保守員に提示し、保守員が異物貯留部68から異物FSを除去し忘れること防止できる。
[2.第2の実施の形態]
[2−1.紙幣入出金機の構成]
図1及び図2に示すように、第2の実施の形態による現金自動取引装置101の紙幣入出金機110は、第1の実施の形態による現金自動取引装置1の紙幣入出金機10と比べて、制御部112が制御部12と、鑑別部118が鑑別部18と異なっているものの、それ以外は同様に構成されている。
[2−1.紙幣入出金機の構成]
図1及び図2に示すように、第2の実施の形態による現金自動取引装置101の紙幣入出金機110は、第1の実施の形態による現金自動取引装置1の紙幣入出金機10と比べて、制御部112が制御部12と、鑑別部118が鑑別部18と異なっているものの、それ以外は同様に構成されている。
[2−2.鑑別部の構成]
図5に示すように、第2の実施の形態による鑑別部118は、第1の実施の形態による鑑別部18と比べて異物貯留部168及び異物検出部170が異物貯留部68及び異物検出部70と異なっている。
図5に示すように、第2の実施の形態による鑑別部118は、第1の実施の形態による鑑別部18と比べて異物貯留部168及び異物検出部170が異物貯留部68及び異物検出部70と異なっている。
図7に示すように、異物貯留部168が鑑別部118から取り外された状態において、異物検出部70(図3)と同様に、発光部72から出射された検出光L1の光軸が通る位置に第1受光部74が設けられている。この発光部72及び第1受光部74は、鑑別部118に対し異物貯留部168が装着されているか又は脱着されているかを示す着脱状態を検出する、着脱検出部80として機能する。
異物貯留部168の貯留部後壁168Bの上端部近傍には、例えばプリズムにより形成された回折部78が、後側孔部30Bの前方に位置するよう設けられている。また異物貯留部168の貯留部前壁168Fは、異物貯留部68(図3)の貯留部前壁68Fよりも高く形成され、前側第1孔部30F1を遮る位置、すなわち検出光L1(図7)を遮る位置まで延びている。
回折部78は、後面がほぼ鉛直に沿った平面形状であり、前面は上端部が後方へ傾斜した平面形状となっている。回折部78は、発光部72から出射された検出光L1を、後面にほぼ垂直に入射させて回折部78の内部を通過させ、前面から光軸を上方へ屈折させて回折検出光L2として出射させる。
第2受光部76は、第1受光部74の上方に配置され、異物貯留部168の貯留部前壁168Fの前方上側において鑑別部筐体30に穿設された前側第2孔部30F2から、回折部78において上方へ回折された回折検出光L2を受光する。発光部72及び第2受光部76は、異物貯留部168における異物貯留状況を検出する異物検出部170として機能する。
[2−3.動作及び効果]
以上の構成において、異物貯留部168が鑑別部118に装着された異物貯留部装着状態において、図5に示したように小量貯留状態である場合、回折検出光L2を第2受光部76が受光するため、鑑別部118は検出結果として第1受光部74の暗状態と第2受光部76の明状態とを制御部112へ送出する。
以上の構成において、異物貯留部168が鑑別部118に装着された異物貯留部装着状態において、図5に示したように小量貯留状態である場合、回折検出光L2を第2受光部76が受光するため、鑑別部118は検出結果として第1受光部74の暗状態と第2受光部76の明状態とを制御部112へ送出する。
制御部112は、このように第1受光部74が暗状態であり、且つ第2受光部76が明状態である場合に、現在は異物貯留部装着状態であり、且つ小量貯留状態であると判断する。
またこの状態において、不透明部材の異物貯留部168の貯留部前壁168Fが前側第1孔部30F1を遮っているため、鑑別部18は第1受光部74を確実に暗状態とすることができる。
一方、現金自動取引装置101が長時間稼働することにより、図6に示すように大量貯留状態になると、回折検出光L2を異物FSが遮るため、鑑別部118は検出結果として第1受光部74の暗状態と第2受光部76の暗状態とを制御部112へ送出する。
制御部112は、このように第1受光部74が暗状態であり、且つ第2受光部76が暗状態である場合に、現在は異物貯留部装着状態であり、異物貯留量が所定量を超えたと判断する。このとき制御部112は、異物貯留部168に異物FSが所定量以上貯留したことを保守作業時において操作表示部6に表示することにより保守員に提示する。
これにより保守員は異物貯留部168を鑑別部118から取り外して貯留部非装着状態とし、異物貯留部168から異物FSを廃棄した後に異物貯留部168を鑑別部118に取り付ける。
ここで、保守員が異物貯留部168を鑑別部118に取り付け忘れた場合、図7に示したように回折部78が存在しなくなるために検出光L1を第1受光部74が受光するため、鑑別部118は、検出結果として第1受光部74の明状態と第2受光部76の暗状態とを制御部112へ送出する。
制御部112は、このように第1受光部74が明状態であり、且つ第2受光部76が暗状態である場合に、現在は貯留部非装着状態であると判断する。
制御部112は、貯留部非装着状態であると判断した際、異物貯留部168が鑑別部118から取り外されていることを操作表示部6に表示することにより保守員に提示する。
このように現金自動取引装置101は、着脱検出部80により、鑑別部118に対する異物貯留部168の着脱状況である貯留部着脱状況を検知して操作表示部6に表示することにより、異物貯留部168が取り外されていることを保守員に気付かせることができる。これにより現金自動取引装置101は、保守員が異物貯留部168を鑑別部118に装着し忘れることを防ぐことができる。
また現金自動取引装置101は、異物貯留部168を鑑別部118に確実に装着させることにより、異物貯留部168が鑑別部118に装着されておらず異物除去部66により除去された異物が周囲に飛散してしまうことを防止できる。
また鑑別部118は、1つの発光部72から出射された検出光L1を貯留部非装着状態と貯留部装着状態とでそれぞれ第1受光部74において異なる状態として検出すると共に、貯留部装着状態においては検出光L1が回折部78により回折された回折検出光L2を、小量貯留状態と大量貯留状態とでそれぞれ第2受光部76において異なる状態として検出するようにした。これにより鑑別部118は、検出光を出射する発光部72を1つ設けるのみで済み、部品点数の増加を抑え、構成をシンプルにすることができる。
また現金自動取引装置101の動作開始時に貯留部非装着状態であることを検知した場合、制御部112は、現金自動取引装置101を動作させずに、異物貯留部168が鑑別部118から取り外されていることを操作表示部6に表示する。これにより制御部112は、現金自動取引装置101の故障を防止すると共に、保守員に対し異物貯留部168を取り付けることを促すことができる。
その他第2の実施の形態による鑑別部118は、第1の実施の形態による鑑別部18とほぼ同様の作用効果を奏する。
[3.他の実施の形態]
なお上述した実施の形態においては、異物貯留部68及び168を、上面が開口する直方体形状とする場合について述べた。本発明はこれに限らず、図8に示す異物貯留部268のように、底面が湾曲する椀形状としても良い。この場合、異物FSが異物貯留部268の中央部分に集中的に落とし込まれても、当該異物FSの上端面をほぼ水平にすることができる。
なお上述した実施の形態においては、異物貯留部68及び168を、上面が開口する直方体形状とする場合について述べた。本発明はこれに限らず、図8に示す異物貯留部268のように、底面が湾曲する椀形状としても良い。この場合、異物FSが異物貯留部268の中央部分に集中的に落とし込まれても、当該異物FSの上端面をほぼ水平にすることができる。
また、図9に示す異物貯留部368のように、前端から後端に向かって底面が下方へ傾斜する形状としても良い。この場合、異物FSが異物貯留部268の後端部分に集中的に落とし込まれても、当該異物FSの上端面をほぼ水平にすることができる。
さらに上述した実施の形態においては、板バネ62及びスクレーパ64からなる1組の異物除去部66を基準ローラ52に設ける場合について述べた。本発明はこれに限らず、図10に示す異物除去部466のように、板バネ462及びスクレーパ464からなる1組の異物除去部466を、スクレーパ464の前端部が基準ローラ52の外周面に弾性的に当接するように追加しても良い。この場合、基準ローラ52が図中時計回り及び反時計回りのどちらに回転した場合においても、当該基準ローラ52の表面に付着している異物FSをスクレーパ64及び464により除去して異物貯留部68内に落とし込むことができる。
さらに上述した第1の実施の形態においては、基準ローラ52に異物除去部66、異物貯留部68及び異物検出部70を設ける場合について述べた。本発明はこれに限らず、厚み検知ローラ54、駆動ローラ38及び40並びに従動ローラ42及び44に、異物除去部66、異物貯留部68及び異物検出部70を設けても良い。第2の実施の形態においても同様である。
ここで、金属材料により形成された基準ローラ52に異物が付着してしまうと、厚み検出部56において紙幣BLの厚みを検出する際に誤検出してしまう可能性がある。
このため鑑別部18及び118における厚み検出部56の基準ローラ52に異物除去部66、異物貯留部68及び異物検出部70を設ける場合が、本発明の効果を顕著に奏する。
さらに上述した第1の実施の形態においては、発光部72から出射された検出光L1を第1受光部74で受光する場合について述べた。本発明はこれに限らず、発光部と受光部とが一体になった光学センサを発光部72の位置に、ミラーを第1受光部74の位置にそれぞれ配置し、当該光学センサから出射されミラーで反射した検出光を当該光学センサにおいて受光したか否かにより、異物貯留状況を判断するようにしても良い。
さらに上述した実施の形態においては、発光部72からの検出光に代えて、光学検出部50の反射センサ部50Aから出射された照射光を流用しても良い。
さらに上述した第2の実施の形態においては、発光部72及び第1受光部74からなる着脱検出部80により、貯留部着脱状況を検出する場合について述べた。本発明はこれに限らず、例えば第1受光部74を省略し、物理的なスイッチや磁気センサ等、貯留部着脱状況を検出する種々のセンサを別途設けても良い。
さらに上述した第2の実施の形態においては、検出光L1を上方向に屈折させ回折検出光L2とする場合について述べた。本発明はこれに限らず、下方向や左右何れかの方向等、種々の方向に屈折させて回折検出光としても良い。その場合、異物貯留部において回折検出光が通過する位置に孔部を設ける共に、当該回折検出光を受光し得る位置に第2受光部76を設ければ良い。
さらに上述した第2の実施の形態においては、異物貯留部168の貯留部前壁168Fを、前側第1孔部30F1を遮る高さとする場合について述べた。本発明はこれに限らず、第1受光部74に回折検出光L2が漏れ込まなければ、貯留部前壁168Fは前側第1孔部30F1よりも低い高さとしても良い。
さらに上述した第1の実施の形態においては、発光部72及び第1受光部74からなる1組の異物検出部70を設ける場合について述べた。本発明はこれに限らず、例えば、検出光L1と同様の高さにおいて左右方向に向かって水平方向に検出光を出射し受光するもう1組の異物検出部を設け、当該異物検出部と、異物検出部70との両方において暗状態を検出した場合に、大量貯留状態と判断する等、2組以上の異物検出部70を設けても良い。また、例えば、検出光L1とは異なる高さにおいて水平方向に検出光を出射し受光するもう1組の異物検出部を設け、異物貯留状況を2段階に判断するようにしても良い。第2の実施の形態においても同様である。
さらに上述した実施の形態においては、保守作業時において操作表示部6の保守用画面に異物貯留状況及び貯留部着脱状況を表示するようにした。本発明はこれに限らず、現金自動取引装置1又は101における保守員が視認可能な箇所に運転ランプを設けて点灯させたり、鑑別部18又は118内の光学検出部50の反射センサ部50Aからの照射光の光り方を変化させたり、音声を出力したりする等、種々の手段により保守員に異物貯留状況及び貯留部着脱状況を提示しても良い。
また上述した実施の形態においては、異物貯留部68及び168を不透明部材により形成する場合について述べた。本発明はこれに限らず、異物貯留部を透明部材により形成しても良い。その場合、異物貯留量を保守員が外部から確認し易くすることができる。
さらに上述した実施の形態においては、着脱検出部80、異物検出部70及び170に光学センサを用いる場合について述べた。本発明はこれに限らず、超音波センサ等、種々のセンサを用いても良い。
さらに上述した実施の形態においては、ほぼ水平な搬送路32に沿って紙幣を前後方向へ走行させる鑑別部18及び118において本発明を適用する場合について述べた。本発明はこれに限らず、ほぼ鉛直な搬送路に沿って紙幣を上下方向へ走行させる等、種々の方向に沿って紙幣を走行させる鑑別部において本発明を適用しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、紙幣の金種及び真偽を鑑別する鑑別部18及び118に対し本発明を適用する場合について述べた。本発明はこれに限らず、紙幣入出金機10及び110に設けられた各種ローラに対し本発明を適用しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、現金を取引する現金自動取引装置1及び101において、媒体としての紙幣BLを鑑別する鑑別部において本発明を適用する場合について述べた。本発明はこれに限らず、例えば債権、証書、商品券、金券や入場券等のような薄い紙状の媒体を鑑別する種々の装置に適用しても良い。
また、例えば紙幣を入出する紙幣入出金機や紙幣を所定枚数毎に施封する施封小束支払機等、紙幣や硬貨の取引に関する種々の処理を行う複数種類の装置の組み合わせにより構成された現金処理装置に本発明を適用してもよい。
さらに上述した実施の形態においては、入金取引及び出金取引を行う現金自動取引装置に本発明を適用する場合について述べたが、入金取引のみを行う装置に本発明を適用しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、搬送部としての搬送路32と、異物除去部としての異物除去部66と、異物貯留部としての異物貯留部68又は168と、異物検出部としての異物検出部70又は170とによって、異物除去装置としての鑑別部18又は118を構成する場合について述べた。
本発明はこれに限らず、その他種々の構成でなる搬送部と、異物除去部と、異物貯留部と、異物検出部とによって異物除去装置を構成しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、操作部としての接客部3と、搬送部としての搬送路32と、異物除去部としての異物除去部66と、異物貯留部としての異物貯留部68又は168と、異物検出部としての異物検出部70又は170とによって、媒体取引装置としての紙幣入出金機10及び110を構成する場合について述べた。
本発明はこれに限らず、その他種々の構成でなる操作部と、搬送部と、異物除去部と、異物貯留部と、異物検出部とによって媒体取引装置を構成しても良い。
本発明は、媒体から付着した異物を除去する種々の装置でも利用できる。
1、101……現金自動取引装置、2……筐体、3……接客部、4……カード入出口、5……入出金口、6……操作表示部、7……テンキー、8……レシート発行口、9……主制御部、10、110……紙幣入出金機、12、112……制御部、16……紙幣入出金部、18、118、218、318、418……鑑別部、20……一時保留部、22……取忘れ回収庫、24……搬送部、26……紙幣収納庫、28……リジェクト庫、30……鑑別部筐体、30B……後側孔部、30F1……前側第1孔部、30F2……前側第2孔部、32……搬送路、34……上側搬送ガイド、34A……搬送面、36……下側搬送ガイド、36A……搬送面、38、40……駆動ローラ、42、44……従動ローラ、46……磁気検出部、48……磁気センサ、50……光学検出部、50A……反射センサ部、50B……透過センサ部、52……基準ローラ、54……厚み検知ローラ、56……厚み検出部、58……変位センサ、62、462……板バネ、64、464……スクレーパ、66、466……異物除去部、68、168、268、368……異物貯留部、68F、168F……貯留部前壁、68B、168B……貯留部後壁、70、170……異物検出部、72……発光部、74……第1受光部、76……第2受光部、78……回折部、80……着脱検出部、BL……紙幣、FS……異物、L1……検出光、L2……回折検出光。
Claims (10)
- 紙葉状の媒体を搬送する搬送部と、
搬送部に付着した異物を除去する異物除去部と、
前記異物除去部により除去された異物を貯留する異物貯留部と、
前記異物貯留部における前記異物の貯留状況を検出する異物検出部と
を有する異物除去装置。 - 前記異物貯留部における前記異物の貯留状況をユーザに提示する提示部
をさらに有する請求項1に記載の異物除去装置。 - 前記提示部は、前記異物貯留部において前記異物が所定量以上貯留した場合、前記ユーザに提示する
請求項2に記載の異物除去装置。 - 前記異物除去装置に対する前記異物貯留部の着脱状況を検出する着脱検出部
をさらに有する請求項3に記載の異物除去装置。 - 前記着脱検出部は、発光部から出射した検出光を前記異物貯留部に遮られずに第1受光部が受光した場合、前記異物貯留部が前記異物除去装置に装着されていないと判断し、
前記異物検出部は、前記発光部から出射した検出光を第2受光部が受光しない場合、前記異物貯留部において前記異物が所定量以上貯留したと判断する
請求項4に記載の異物除去装置。 - 前記異物貯留部は、前記検出光を回折させる回折部を有し、
前記異物検出部は、前記発光部から出射し前記回折部により回折された回折検出光を前記第2受光部が受光せず、且つ前記発光部から出射し前記回折部により回折されない前記検出光を前記第1受光部が受光しない場合、前記異物貯留部において前記異物が所定量以上貯留したと判断する
請求項5に記載の異物除去装置。 - 前記異物貯留部は、前記媒体の厚みを検出する厚み検出部において除去した前記異物を貯留する
請求項1に記載の異物除去装置。 - 前記異物除去装置は、前記媒体を鑑別する鑑別部である
請求項7に記載の異物除去装置。 - 前記異物貯留部は透明な部材により構成されている
請求項1に記載の異物除去装置。 - 紙葉状の媒体に関する操作を受け付ける操作部と、
前記媒体を搬送する搬送部と、
搬送部に付着した異物を除去する異物除去部と、
前記異物除去部により除去された異物を貯留する異物貯留部と、
前記異物貯留部における前記異物の貯留状況を検出する異物検出部と
を有する媒体取引装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013174626A JP2015043150A (ja) | 2013-08-26 | 2013-08-26 | 異物除去装置及び媒体取引装置 |
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JP2015043150A true JP2015043150A (ja) | 2015-03-05 |
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JP (1) | JP2015043150A (ja) |
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KR20190021593A (ko) * | 2017-08-23 | 2019-03-06 | 주식회사 에이텍에이피 | 매체 처리 장치 및 이를 구비하는 금융기기 |
-
2013
- 2013-08-26 JP JP2013174626A patent/JP2015043150A/ja active Pending
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