JP2015214203A - タイヤのシミュレーション方法及びタイヤのシミュレーション用コンピュータプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】解析エラーの発生及びシミュレーション精度の低下を抑制できるタイヤのシミュレーション方法を提供する。
【解決手段】タイヤのシミュレーション方法は、タイヤを要素分割してタイヤモデルを作成することと、ホイールを要素分割してホイールモデルを作成することと、タイヤモデルの所定領域を少なくとも第1領域及び第2領域に分けることと、所定領域とホイールモデルとを拘束せずに接触させることと、所定領域とホイールモデルとが拘束されずに接触した状態で、タイヤモデルに基づいて第1計算することと、第1領域とホイールモデルとを拘束せずに接触させ、第2領域の少なくとも一部とタイヤモデルとを拘束させることと、第1領域とホイールモデルとが拘束されずに接触し、第2領域の少なくとも一部とタイヤモデルとが拘束された状態で、タイヤモデルに基づいて第2計算することと、を含む。
【選択図】図5

Description

本発明は、タイヤのシミュレーション方法及びタイヤのシミュレーション用コンピュータプログラムに関する。
タイヤの開発においては、コンピュータを用いるシミュレーションによりタイヤの特性が予測される。タイヤはホイールに装着された状態で使用される。そのため、特許文献1及び特許文献2に開示されているように、ホイールに装着された状態のタイヤの特性がシミュレーションにより予測される。
特開2010−156584号公報 特開2012−020629号公報
ホイールに装着されたタイヤについてシミュレーションする場合、タイヤモデルとホイールモデルとの境界条件が設定される。境界条件によっては、タイヤモデルが異常変形して解析エラーが発生したり、シミュレーション精度が低下したりする可能性がある。
本発明の態様は、解析エラーの発生及びシミュレーション精度の低下を抑制できるタイヤのシミュレーション方法及びタイヤのシミュレーション用コンピュータプログラムを提供することを目的とする。
本発明の第1の態様は、ホイールに装着されるタイヤのシミュレーション方法であって、前記タイヤを要素分割してコンピュータで解析可能なタイヤモデルを作成することと、前記ホイールを要素分割して前記コンピュータで解析可能なホイールモデルを作成することと、前記ホイールモデルと接触可能な前記タイヤモデルの所定領域を少なくとも第1領域及び第2領域に分けることと、前記タイヤモデルと前記ホイールモデルとを組み合わせて、前記所定領域と前記ホイールモデルとを拘束せずに接触させることと、前記所定領域と前記ホイールモデルとが拘束されずに接触した状態で、前記タイヤモデルに基づいて第1計算することと、前記タイヤモデルと前記ホイールモデルとを組み合わせて、前記第1領域と前記ホイールモデルとを拘束せずに接触させ、前記第2領域の少なくとも一部と前記タイヤモデルとを拘束させることと、前記第1領域と前記ホイールモデルとが拘束されずに接触し、前記第2領域の少なくとも一部と前記タイヤモデルとが拘束された状態で、前記タイヤモデルに基づいて第2計算することと、を含むタイヤのシミュレーション方法を提供する。
本発明の第1の態様によれば、タイヤモデルの所定領域とホイールモデルとが拘束されずに接触した状態で、タイヤモデルに基づいて第1計算することにより、ホイールに装着されたタイヤの特性を高精度にシミュレーションすることができる。実物のタイヤは、ホイールと接触するものの、ホイールに拘束されない。したがって、第1計算により、シミュレーション精度の低下が抑制される。
また、本発明の第1の態様によれば、タイヤモデルの第1領域とホイールモデルとが拘束されずに接触し、タイヤモデルの第2領域の少なくとも一部とタイヤモデルとが拘束された状態で、タイヤモデルに基づいて第2計算することにより、解析エラーの発生を抑制しつつ、ホイールに装着されたタイヤの特性を精度良くシミュレーションすることができる。タイヤモデルの所定領域の第2領域の少なくとも一部とホイールモデルとが拘束されることにより、所定領域に作用する圧力が高くなっても、タイヤモデルの局所的な変形が抑制される。これにより、解析エラーの発生が抑制される。また、実物のタイヤは、ホイールと接触するものの、ホイールに拘束されない。そのため、第1領域及び第2領域を含む所定領域の全部を拘束せずに、一部を拘束して第2計算することにより、シミュレーション精度の低下が抑制される。
本発明の第1の態様において、前記タイヤモデルは、ビードコアを含み、前記第2領域は、前記タイヤモデルの回転軸に対する放射方向に関して前記ビードコアの内側に配置され、前記ホイールモデルのリムと接触する底面領域を含むことができる。
これにより、解析エラーの発生が抑制される。タイヤの底面領域は、高い圧力でホイールのリムと接触する。すなわち、タイヤモデルの底面領域に作用する圧力は高く、底面領域においてタイヤモデルの変形は大きい。そのため、その底面領域とホイールモデルとを拘束しないと、解析エラーが発生する可能性が高くなる。タイヤモデルの底面領域とホイールモデルとを拘束した状態で第2計算することにより、解析エラーの発生が抑制される。
本発明の第1の態様において、前記第1領域は、前記回転軸と平行な方向に関して前記第2領域の一側に配置され前記ホイールモデルのリムフランジと接触する第1縁部領域と、前記回転軸と平行な方向に関して前記第2領域の他側に配置された第2縁部領域と、を含むことができる。
これにより、解析エラーの発生を抑制しつつ、シミュレーション精度の低下を抑制することができる。タイヤの第1縁部領域は、底面領域に比べて、低い圧力でリムフランジと接触する。タイヤの第2縁部領域も、底面領域に比べて、低い圧力でリムと接触する。したがって、それらタイヤモデルの第1縁部領域及び第2縁部領域をホイールモデルと拘束させずに接触させることによって、解析エラーの発生を抑制しつつ、シミュレーション精度の低下を抑制することができる。
本発明の第1の態様において、前記第2領域を少なくとも第1微小領域及び第2微小領域に分けることを含み、前記第1微小領域と前記ホイールモデルとを拘束し、前記タイヤモデルに第1内圧を加えた状態で、前記第2計算することと、前記第1微小領域及び前記第2微小領域と前記ホイールモデルとを拘束し、前記タイヤモデルに前記第1内圧よりも高い第2内圧を加えた状態で、前記第2計算することと、を含むことができる。
これにより、解析エラーの発生を抑制しつつ、シミュレーション精度の低下を抑制することができる。実物のタイヤは、ホイールと接触するものの、ホイールに拘束されない。そのため、高精度なシミュレーションを行うためには、可能な限り、タイヤモデルとホイールモデルとを拘束せずに接触させることが望ましい。一方、タイヤに加わる内圧が高まると、タイヤの所定領域とホイールとの間の圧力は高くなり、タイヤモデルの所定領域の少なくとも一部とホイールモデルとを拘束しないと、解析エラーが発生する可能性が高くなる。タイヤに加わる内圧に応じて、ホイールモデルと拘束されるタイヤモデルの領域を拡大することによって、解析エラーの発生を抑制しつつ、シミュレーション精度の低下を抑制することができる。
本発明の第1の態様において、前記タイヤモデルの前記所定領域と前記ホイールモデルとの摩擦係数を0.3以下に設定することを含むことができる。
これにより、解析エラーの発生が抑制される。タイヤモデルの所定領域とホイールモデルとの摩擦係数が0.3よりも大きいと、タイヤモデルの所定領域とホイールモデルとが滑り難くなる。その結果、タイヤモデルの所定領域とホイールモデルとの間の圧力が高くなり、所定領域とホイールモデルとが実質的に拘束されることとなる。摩擦係数を0.3以下に設定することにより、所定領域に作用する圧力が高くなることが抑制され、所定領域とホイールモデルとが実質的に拘束されることが抑制される。したがって、解析エラーの発生が抑制される。
本発明の第1の態様において、前記第1計算の結果及び前記第2計算の結果に基づいて、撓み特性及びバネ特性を含む前記タイヤの静特性と、自由転動、制動、駆動、旋回、摩耗、転がり抵抗、及び水跳ねを含む前記タイヤの動特性と、を予測することを含むことができる。
これにより、静特性及び動特性を含むタイヤの特性を精度良くシミュレーションすることができる。
本発明の第2の態様は、第1の態様のタイヤのシミュレーション方法をコンピュータに実行させるタイヤのシミュレーション用コンピュータプログラムを提供する。
本発明の第2の態様によれば、解析エラーの発生及びシミュレーション精度の低下を抑制できる。
本発明の態様によれば、解析エラーの発生及びシミュレーション精度の低下を抑制できる。
図1は、第1実施形態に係るタイヤの一例を示す断面図である。 図2は、第1実施形態に係るタイヤのシミュレーション方法を実行可能な処理装置の一例を示す図である。 図3は、第1実施形態に係るタイヤモデルの一例を示す斜視図である。 図4は、第1実施形態に係るホイールモデルの一例を示す斜視図である。 図5は、第1実施形態に係るシミュレーション方法の一例を説明するためのフローチャートである。 図6は、第1実施形態に係るタイヤモデルの一部を示す図である。 図7は、第2実施形態に係るタイヤモデルの一部を示す図である。 図8は、第3実施形態に係るタイヤモデルの一部を示す図である。 図9は、第3実施形態に係るシミュレーション方法の一例を説明するためのフローチャートである。 図10は、本発明に係る実施例及び比較例を示す図である。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照しながら説明するが、本発明はこれに限定されない。以下で説明する実施形態の構成要素は、適宜組み合わせることができる。また、一部の構成要素を用いない場合もある。また、以下で説明する実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。
以下の説明においては、XYZ直交座標系を設定し、このXYZ直交座標系を参照しつつ各部の位置関係について説明する。水平面内の一方向をX軸方向、水平面内においてX軸方向と直交する方向をY軸方向、X軸方向及びY軸方向のそれぞれと直交する方向をZ軸方向とする。また、X軸、Y軸、及びZ軸まわりの回転(傾斜)方向をそれぞれ、θX、θY、及びθZ方向とする。本実施形態において、タイヤ1の回転軸AXとY軸とが平行である。Y軸方向は、車幅方向又はタイヤ1の幅方向である。タイヤ1(タイヤ1の回転軸AX)の回転方向(θY方向に相当)を、周方向と称してもよい。X軸方向及びZ軸方向は、回転軸AXに対する放射方向である。回転軸AXに対する放射方向を、径方向と称してもよい。タイヤ1が転がる(走行する)地面は、XY平面とほぼ平行である。
<第1実施形態>
第1実施形態について説明する。図1は、本実施形態に係るタイヤ1の一例を示す図である。図1は、タイヤ1の回転軸AXを通る子午断面を示す。タイヤ1は、カーカス2と、ベルト層3と、ベルトカバー4と、ビードコア5と、トレッドゴム6と、サイドウォールゴム7とを備えている。カーカス2、ベルト層3、及びベルトカバー4のそれぞれは、コードを含む。コードは、補強材である。コードを、ワイヤと称してもよい。カーカス2、ベルト層3、及びベルトカバー4などのコードを含む層をそれぞれ、コード層と称してもよいし、補強材層と称してもよい。
カーカス2は、タイヤ1の骨格を形成する強度部材である。カーカス2は、タイヤ1に空気が充填されたときの圧力容器として機能する。カーカス2は、ビードコア5に支持される。ビードコア5は、Y軸方向に関してカーカス2の一側及び他側のそれぞれに配置される。カーカス2は、ビードコア5において折り返される。カーカス2は、コードを含む。カーカス2のコードは、有機繊維と、その有機繊維を覆うゴムとを含む。
ベルト層3は、タイヤ1の形状を保持する強度部材である。ベルト層3は、カーカス2とトレッドゴム6との間に配置される。ベルト層3は、コードを含む。ベルト層3のコードは、スチールのような金属繊維と、その金属繊維を覆うゴムとを含む。なお、ベルト層3のコードは、有機繊維でもよい。本実施形態において、ベルト層3は、第1ベルトプライ3Aと、第2ベルトプライ3Bとを含む。第1ベルトプライ3Aと第2ベルトプライ3Bとは、第1ベルトプライ3Aのコードと第2ベルトプライ3Bのコードとが交差するように積層される。
ベルトカバー4は、ベルト層3を保護し、補強する強度部材である。ベルトカバー4は、タイヤ1の回転軸AXに対してベルト層3の外側(接地面側)に配置される。ベルトカバー4は、コードを含む。ベルトカバー4のコードは、スチールのような金属繊維と、その金属繊維を覆うゴムとを含む。なお、ベルトカバー4のコードは、有機繊維でもよい。
ビードコア5は、カーカス2の両端を固定する強度部材である。ビードコア5は、スチールワイヤの束である。なお、ビードコア5が、炭素鋼の束でもよい。
トレッドゴム6は、カーカス2を保護する。トレッドゴム6は、地面と接触するトレッド部6Aと、溝部6Bとを有する。雨天時など、タイヤ1が濡れた地面を転がる際、溝部6Bは、タイヤ1と地面との間から水を排除可能である。
サイドウォールゴム7は、カーカス2を保護する。サイドウォールゴム7は、Y軸方向に関してトレッドゴム6の一側及び他側のそれぞれに配置される。サイドウォールゴム7は、サイドウォール部7Aを有する。
タイヤ1は、ホイール8に装着される。ホイール8は、リム9とリムフランジ10とを有する。リムフランジ10は、Y軸方向に関してリム9の一側及び他側のそれぞれに配置される。ビードコア5は、タイヤ1をホイール8のリム9に固定させる。
図2は、本実施形態に係るタイヤ1の特性のシミュレーション及び評価を行う処理装置50の一例を示す図である。処理装置50は、コンピュータを含む。本実施形態においては、処理装置50を用いてタイヤ1の特性のシミュレーション及び評価が行われる。タイヤ1の特性は、タイヤ1の性能及び挙動を含む。
処理装置50は、処理部50pと、記憶部50mと、入出力部59とを含む。処理部50pと記憶部50mとは、入出力部59を介して接続される。処理部50pは、CPU(Central Processing Unit:中央演算装置)と、RAM(Random Access Memory)等のメモリとを含む。処理部50pは、モデル作成部51と解析部52とを含む。モデル作成部51及び解析部52は、入出力部59を介して、相互にデータを通信可能である。
モデル作成部51は、コンピュータで解析可能なタイヤ1の解析モデルを作成可能である。モデル作成部51は、コンピュータで解析可能なホイール8の解析モデルを作成可能である。以下の説明において、コンピュータで解析可能なタイヤ1の解析モデルを適宜、タイヤモデル、と称し、コンピュータで解析可能なホイール8の解析モデルを適宜、ホイールモデル、と称する。
本実施形態において、タイヤモデル及びホイールモデルのそれぞれは、有限要素モデルである。モデル作成部51は、有限要素法(Finite Element Method:FEM)に基づいて、タイヤモデル及びホイールモデルを作成する。モデル作成部51は、タイヤ1を有限個の要素に分割して、タイヤ1の有限要素モデルを作成する。モデル作成部51は、ホイール8を有限個の要素に分割して、ホイール8の有限要素モデルを作成する。
解析部52は、有限要素法に基づいて、タイヤ1の特性をシミュレーションする。解析部52は、モデル作成部51で作成されたタイヤモデル及びホイールモデルに基づいて、有限要素法を用いて、タイヤ1の特性をシミュレーションする。解析部52による解析結果から、タイヤ1の性能が評価される。
記憶部50mは、RAMのような揮発性のメモリ、不揮発性のメモリ、ハードディスク装置等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、光ディスク等のストレージ装置の少なくとも一つを含む。
記憶部50mは、解析モデル(タイヤモデル及びホイールモデル)の作成のための第1情報と、タイヤ1の特性のシミュレーションのための第2情報とを記憶する。
第1情報は、タイヤ1の構成部材の材料特性に関する情報、及びタイヤ1の構成部材の物理特性に関する情報の少なくとも一部を含む。タイヤ1の構成部材は、コード及びゴムを含む。タイヤ1の構成部材の材料特性は、物性値及び材料定数を含む。タイヤ1の構成部材の材料特性は、ヤング率、ポアソン比、降伏応力、最大強度、比重、線膨張係数、及び熱伝導率の少なくとも一つを含む。タイヤ1の構成部材の物理特性は、断面積、厚さ、形状(外形)、及び外形の寸法の少なくとも一つを含む。
第2情報は、境界条件に関する情報を含む。境界条件は、解析モデル(タイヤモデル及びホイールモデル)のシミュレーションにおいて、解析モデルに付与される条件である。
本実施形態においては、ホイール8に装着され内圧により膨らんだ状態(インフレート状態)のタイヤ1の特性がシミュレーションにより予測される。本実施形態において、境界条件は、タイヤモデルとホイールモデルとが組み合わせられた状態におけるタイヤモデルとホイールモデルとの拘束条件及び接触条件を含む。また、境界条件は、タイヤモデルに加えられる内圧(空気圧)条件を含む。また、境界条件は、タイヤモデルが接地したときにそのタイヤモデルに作用する荷重(接地負荷荷重)条件、タイヤモデルと地面との摩擦力条件、及びタイヤモデルの回転速度条件を含む。
記憶部50mは、解析モデルの作成のための第1コンピュータプログラムと、タイヤ1の特性のシミュレーションのための第2コンピュータプログラムと、タイヤ1の特性の評価のための第3コンピュータプログラムとを記憶する。
第1コンピュータプログラムは、解析モデルの作成を処理装置50に実行させる。第2コンピュータプログラムは、本実施形態に係るシミュレーション方法を処理装置50に実行させる。第3コンピュータプログラムは、タイヤ1の特性の評価を処理装置50に実行させる。第1コンピュータプログラムを、解析モデル作成用コンピュータプログラム、と称してもよい。第2コンピュータプログラムを、シミュレーション用コンピュータプログラム、と称してもよい。第3コンピュータプログラムを、評価用コンピュータプログラムと称してもよい。なお、1つのプログラムが、解析モデルの作成、シミュレーション、及び評価を処理装置50に実行させてもよい。
モデル作成部51は、第1情報及び第1コンピュータプログラムに基づいて、タイヤモデル及びホイールモデルを作成する。解析部52は、第2情報及び第2コンピュータプログラムに基づいて、タイヤ1の特性をシミュレーションする。解析部52は、第3コンピュータプログラムに基づいて、タイヤ1を評価する。例えば、解析部52がタイヤ1のシミュレーションを実行する際、解析部52が有するメモリに、第2情報及び第2コンピュータプログラムが読み込まれる。解析部52は、第2情報及び第2コンピュータプログラムに基づいて、計算処理(演算処理)を行う。解析部52による計算途中の数値は、解析部52が有するメモリ及び記憶部50mの少なくとも一方に格納される。格納された数値は、解析部52が有するメモリ及び記憶部50mの少なくとも一方から取り出され、解析部52は、その取り出された数値を用いて計算処理を行う。
入出力部59は、端末装置60と接続される。端末装置60は、入力装置61及び出力装置62と接続される。入力装置61は、キーボード、マウス、及びマイクの少なくとも一つを含む。出力装置62は、ディスプレイなどの表示装置、及びプリンタの少なくとも一つを含む。
第1情報及び第2情報の少なくとも一方が、入力装置61から入力されてもよい。第1コンピュータプログラム、第2コンピュータプログラム、及び第3コンピュータプログラムの少なくとも一つが、入力装置61から入力されてもよい。解析モデルの作成、シミュレーション、及び評価を処理装置50に実行させる1つのプログラムが、入力装置61から入力されてもよい。
入力装置61から入力された情報及びプログラムが、端末装置60及び入出力部59を介して、処理部50p及び記憶部50mの少なくとも一方に送られてもよい。処理部50pは、入力装置61からの情報に基づいて、解析モデルの作成、シミュレーション、解析、及び評価の少なくとも一つを実行可能である。記憶部50mは、入力装置61からの情報を記憶可能である。
このように、処理装置50は、作成されたタイヤモデル及びホイールモデルに基づいて、タイヤ1の特性をシミュレーション可能である。また、処理装置50は、そのシミュレーション結果からタイヤ1の特性を評価可能である。本実施形態において、処理装置50を、モデル作成装置50と称してもよいし、シミュレーション装置50と称してもよいし、解析装置50と称してもよいし、評価装置50と称してもよい。
なお、本実施形態において、プログラムは、単一に構成されるものに限られない。本実施形態において、プログラムの機能は、コンピュータシステムに既に記憶されているプログラムとともに達成されてもよい。コンピュータシステムに既に記憶されているプログラムとは、例えばOS(Operating System)に代表される別個のプログラムを含む。
なお、処理部50pの機能(解析モデル作成機能、シミュレーション機能、及び評価機能の少なくとも一つ)を実現するためのプログラム(第1、第2、第3コンピュータプログラムの少なくとも一つ)が、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録され、この記録媒体に記録されたプログラムがコンピュータシステムに読み込まれることによって、コンピュータシステムが、解析モデルの作成、シミュレーション(解析)、及び評価の少なくとも一つを実行してもよい。コンピュータシステムは、処理装置50、OS、及び周辺機器のようなハードウェアを含む。
なお、処理部50pは、記憶部50mからの情報及びプログラムと、入力装置61からの情報及びプログラムとの両方を用いて、解析モデルの作成、シミュレーション、及び評価の少なくとも一つを実行してもよい。なお、処理部50pは、記憶部50mからの情報及びプログラムと、入力装置61からの情報及びプログラムと、記録媒体からの情報及びプログラムとの少なくとも2つを用いて、解析モデルの作成、シミュレーション、及び評価の少なくとも一つを実行してもよい。
モデル作成部51で作成された解析モデル、及び解析部52のシミュレーション結果の少なくとも一方を含むデータは、入出力部59及び端末装置60を介して、処理部50pから出力装置62に送られる。出力装置62は、そのデータを出力可能である。出力装置62が表示装置を含む場合、その表示装置は、処理部50pからのデータを表示可能である。
なお、本実施形態において、記憶部50mは、処理部50pに内蔵されていてもよい。なお、記憶部が、処理装置50とは別の装置(例えばデータベースサーバ)に含まれていてもよい。なお、端末装置60が、有線及び無線の少なくとも一方の方法で処理装置50にアクセスしてもよい。
図3は、タイヤモデルの一例を示す斜視図である。図4は、ホイールモデルの一例を示す斜視図である。タイヤモデル及びホイールモデルのそれぞれは、コンピュータ(処理装置50)で解析可能な解析モデルである。本実施形態においては、有限要素法に基づいて、タイヤ1及びホイール8がシミュレーションされる。なお、タイヤ1及びホイール8のシミュレーション方法として、境界要素法(Boundary Element Method:BEM)及び有限差分法(Finite Difference Method:FDM)のような数値解析方法が使用されてもよい。なお、有限要素法は、構造解析に適した数値解析方法であるため、タイヤ1のような構造体のシミュレーションに適している。
図3に示すように、有限要素法に基づいて、タイヤ1が有限個の要素1、1、…、1に分割される。これにより、タイヤモデルが作成される。また、図4に示すように、有限要素法に基づいて、ホイール8が有限個の要素8、8、…、8に分割される。これにより、ホイールモデルが作成される。
なお、ホイール8全体が要素分割されることによってホイールモデルが作成されてもよい。リムフランジ10のみが要素分割されることによってホイールモデルが作成されてもよい。リムフランジ10及びリム9の一部が要素分割されることによってホイールモデルが作成されてもよい。
タイヤ1の要素分割において、タイヤ1は、ソリッド要素で要素分割されてもよい。ソリッド要素は、立体要素、又は3次元体要素とも呼ばれる。タイヤ1を要素分割するソリッド要素は、四面体でもよいし、五面体でもよいし、六面体でもよい。なお、タイヤ1は、シェル要素で要素分割されてもよい。シェル要素は、板要素、面要素、又は平面応力要素とも呼ばれる。シェル要素においては、面方向にのみ力が作用する。タイヤ1を要素分割するシェル要素は、三角形でもよいし、四角形でもよい。なお、タイヤ1は、ソリッド要素及びシェル要素の両方で要素分割されてもよい。同様に、ホイール8は、ソリッド要素で要素分割されてもよいし、シェル要素で要素分割されてもよいし、ソリッド要素及びシェル要素の両方で要素分割されてもよい。
次に、本実施形態に係るタイヤ1のシミュレーション方法の一例について、図5のフローチャートを参照して説明する。
モデル作成部51により、タイヤモデル及びホイールモデルが作成される(ステップSA1)。モデル作成部51は、タイヤ1を要素分割して、コンピュータで解析可能なタイヤモデルを作成する。また、モデル作成部51は、ホイール8を要素分割して、コンピュータで解析可能なホイールモデルを作成する。
モデル作成部51により、ホイールモデルと接触可能なタイヤモデルの所定領域20が少なくとも第1領域21及び第2領域22に分けられる(ステップSA2)。
図6は、本実施形態に係るタイヤモデルの一部を拡大した図である。図6は、ビードコア5の近傍を示すタイヤモデルの一部を拡大した図である。
タイヤ1はホイール8に装着される。タイヤ1がホイール8に装着されることによって、タイヤ1の一部がホイール8と接触する。タイヤモデルの所定領域20は、タイヤ1がホイール8に装着されたときに、ホイール8と接触するタイヤ1の接触領域に相当する。
所定領域20は、ビードコア5の周囲の少なくとも一部に配置される。所定領域20は、タイヤモデルの回転軸AXに対する放射方向に関してビードコア5の内側に配置され、ホイールモデルのリム9と接触する底面領域と、回転軸AXと平行な方向(Y軸方向)に関して底面領域の一側(図6では+Y側)に配置され、ホイールモデルのリムフランジ10と接触する第1縁部領域と、を含む。本実施形態においては、第1縁部領域が第1領域21であり、底面領域が第2領域22である。
底面領域(第2領域)22は、回転軸AXを含む断面(YZ平面)において、ビードコア5の重心(図心)Gと中心軸AXとを結ぶラインJと交わる。ラインJと中心軸AXとは直交する。第2領域22は、ホイールモデルのリム9と接触する。
第1縁部領域(第1領域)21は、回転軸AXと平行なY軸方向に関して、タイヤモデルの中心に対して第2領域22の外側に配置される。第1領域21は、ホイールモデルのリムフランジ10と接触する。
モデル作成部51で作成されたタイヤモデル及びホイールモデルに関するデータは、解析部52に出力される。解析部52は、タイヤモデルとホイールモデルとを組み合わせる(ステップSA3)。すなわち、ホイールモデルにタイヤモデルが装着される。
解析部52は、タイヤモデルの所定領域20の全部を接触設定する(ステップSA4)。接触設定とは、タイヤモデルとホイールモデルとを拘束せずに接触させる設定である。すなわち、本実施形態において、解析部52は、タイヤモデルとホイールモデルとを組み合わせて、所定領域20の全部とホイールモデルとを拘束せずに接触させる。
本実施形態において、解析部52は、タイヤモデルの所定領域20とホイールモデルとの摩擦係数を0.3以下に設定する。タイヤモデルの所定領域20とホイールモデルとの摩擦係数は、例えば0.01以上0.3以下に設定されてもよい。本実施形態において、解析部52は、タイヤモデルの所定領域20とホイールモデルとの摩擦係数を、0.01以上0.05以下に設定する。
解析部52は、タイヤモデルを内圧設定する(ステップSA5)。すなわち、解析部52は、タイヤモデルに内圧を加える。これにより、ホイール8に装着され、内圧により膨らんだ状態(インフレート状態)のタイヤ1が、タイヤモデル及びホイールモデルによって模擬(再現)される。
解析部52は、タイヤモデルの所定領域20とホイールモデルとが拘束されずに接触した状態で、タイヤモデルに基づいて第1計算処理を実施する(ステップSA6)。本実施形態において、第1計算は、インフレート状態のタイヤモデルに基づいてタイヤモデルに作用する力を計算するインフレート計算を含む。
解析部52は、タイヤモデルの所定領域20の第2領域22を拘束設定に変更する(ステップSA7)。タイヤモデルの所定領域20の第1領域21の接触設定は維持される。また、タイヤモデルの内圧設定も維持される。拘束設定とは、タイヤモデルとホイールモデルとが相対変位しないように、タイヤモデルとホイールモデルとの接触部を拘束する設定である。すなわち、本実施形態において、解析部52は、タイヤモデルとホイールモデルとを組み合わせて、所定領域20の第1領域21とホイールモデルとを拘束せずに接触させ、所定領域20の第2領域22の少なくとも一部とタイヤモデルとを拘束させる。
解析部52は、第1領域21とホイールモデルとが拘束されずに接触し、第2領域22とタイヤモデルとが拘束された状態で、タイヤモデルに基づいて第2計算処理を実施する(ステップSA8)。本実施形態において、第2計算は、第2領域22がホイールモデルと拘束され、インフレート状態のタイヤモデルに基づいてタイヤモデルに作用する力を計算するインフレート計算(平衡計算)を含む。
なお、本実施形態において、第1計算は、タイヤモデルがホイールに装着され、そのタイヤモデルに内圧が加えられていない状態において、タイヤモデルに作用する力を計算する非インフレート計算を含んでもよい。なお、第1計算は、タイヤモデルが接地したときにそのタイヤモデルに作用する荷重を計算する接地負荷荷重計算を含んでもよいし、他の特性計算を含んでもよい。以下の実施形態においても同様である。
なお、本実施形態において、第2計算は、タイヤモデルがホイールに装着され、そのタイヤモデルに内圧が加えられていない状態において、タイヤモデルに作用する力を計算する非インフレート計算を含んでもよい。なお、第2計算は、タイヤモデルが接地したときにそのタイヤモデルに作用する荷重を計算する接地負荷荷重計算を含んでもよいし、他の特性計算を含んでもよい。例えば、平衡計算の後、接地負荷荷重計算が実施されてもよい。以下の実施形態においても同様である。
第1計算処理(ステップSA6)及び第2計算処理(ステップSA8)により、タイヤ1の特性(性能、挙動)についてシミュレーションが行われる。シミュレーションにおいては、解析部52に第2情報が入力される。第2情報は、境界条件を含む。境界条件は、ステップSA4及びステップSA7で説明したような接触条件、ステップSA7で説明したような拘束条件、及びステップSA5で説明したような内圧条件を含む。また、境界条件は、タイヤモデルの所定領域20とホイールモデルとの摩擦係数条件を含む。また、境界条件は、タイヤモデルの走行条件(タイヤモデルの回転速度など)を含む。解析部52は、第2コンピュータプログラムを使って、タイヤ1の特性をシミュレーションする。シミュレーションは、タイヤ1が転がる際のタイヤ1の挙動を模擬する走行シミュレーションを含む。また、シミュレーションは、タイヤ1に荷重が作用された際のタイヤ1の変形を模擬する変形シミュレーションを含む。なお、タイヤ1の特性についてのシミュレーションの項目は、空気充填の模擬、接地状態の模擬、転動状態の模擬、変形状態の模擬、耐久性の模擬、及び磨耗状態の模擬の少なくとも一つでもよい。
本実施形態において、タイヤ1の特性は、少なくとも、撓み特性及びバネ特性を含むタイヤ1の静特性と、自由転動、制動、駆動、旋回、摩耗、転がり抵抗、及び水跳ねを含むタイヤ1の動特性と、を含む。解析部52は、第1計算処理及び第2計算処理の結果に基づいて、それら静特性及び動特性を含むタイヤ1の特性を予測する。
シミュレーションにおいては、タイヤモデル(有限要素モデル)についての各種の物理量が出力される。物理量は、タイヤ1に作用する応力、せん断力、ひずみ、変位量、変位方向、及びひずみエネルギー密度の少なくとも一つを含む。
処理装置50は、シミュレーションの結果を評価する。その評価の結果は、設計に反映される。なお、処理装置50は、シミュレーションの結果及び評価の結果の少なくとも一方を、出力装置62に出力してもよい。出力装置62が表示装置を含む場合、シミュレーションの結果及び評価の結果の少なくとも一方が表示装置に表示されてもよい。その出力装置62に出力されたシミュレーションの結果及び評価の結果の少なくとも一方が、設計に反映されてもよい。
以上説明したように、本実施形態によれば、タイヤモデルの所定領域20とホイールモデルとが拘束されずに接触した状態で、タイヤモデルに基づいて第1計算処理することにより、ホイール8に装着されたタイヤ1の特性を高精度にシミュレーションすることができる。実物のタイヤ1は、ホイール8と接触するものの、ホイール8に拘束されない。したがって、第1計算処理により、シミュレーション精度の低下が抑制される。
また、本実施形態においては、タイヤモデルの第1領域21とホイールモデルとが拘束されずに接触し、タイヤモデルの第2領域22の少なくとも一部とタイヤモデルとが拘束された状態で、タイヤモデルに基づいて第2計算処理することにより、解析エラーの発生を抑制しつつ、ホイール8に装着されたタイヤ1の特性を精度良くシミュレーションすることができる。タイヤモデルの所定領域20の第2領域22の少なくとも一部とホイールモデルとが拘束されることにより、所定領域20に作用する圧力が高くなっても、タイヤモデルの局所的な変形が抑制される。これにより、解析エラーの発生が抑制される。また、実物のタイヤ1は、ホイール8と接触するものの、ホイール8に拘束されない。そのため、第1領域21及び第2領域22を含む所定領域20の全部を拘束せずに、一部を拘束して第2計算処理することにより、シミュレーション精度の低下が抑制される。
本実施形態において、タイヤモデルは、ビードコア5を含み、第2領域22は、タイヤモデルの回転軸AXに対する放射方向に関してビードコア5の内側に配置され、ホイールモデルのリム9と接触する底面領域を含む。これにより、解析エラーの発生が抑制される。インフレート状態において、タイヤ1の底面領域は、高い圧力でホイール8のリム9と接触する。すなわち、タイヤモデルの底面領域22に作用する圧力は高く、底面領域22においてタイヤモデルの変形は大きい。そのため、その底面領域22とホイールモデルとを拘束しないと、解析エラーが発生する可能性が高くなる。タイヤモデルの底面領域22とホイールモデルとを拘束した状態で第2計算処理することにより、解析エラーの発生が抑制される。
本実施形態において、タイヤモデルの所定領域20とホイールモデルとの摩擦係数が0.3以下に設定される。これにより、解析エラーの発生が抑制される。タイヤモデルの所定領域20とホイールモデルとの摩擦係数が0.3よりも大きいと、タイヤモデルの所定領域20とホイールモデルとが滑り難くなる。その結果、タイヤモデルの所定領域20とホイールモデルとの間の圧力が高くなり、所定領域20とホイールモデルとが実質的に拘束されることとなる。摩擦係数を0.3以下に設定することにより、所定領域20に作用する圧力が高くなることが抑制され、所定領域20とホイールモデルとが実質的に拘束されることが抑制される。したがって、解析エラーの発生が抑制される。
<第2実施形態>
第2実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施系態と同一又は同等の構成部分については同一の符号を付し、その説明を簡略又は省略する。
図7は、本実施形態に係るタイヤモデルの一部を拡大した図である。図7は、ビードコア5の近傍を示すタイヤモデルの一部を拡大した図である。
本実施形態においては、接触設定されるものの拘束設定されない第1領域21が、第1縁部領域211と、第2縁部領域212とを含む例について説明する。
図7に示すように、第1縁部領域211は、回転軸AXと平行なY軸方向に関して第2領域(底部領域)22の一側(図7では+Y側)に配置され、ホイールモデルのリムフランジ10と接触する。第2縁部領域212は、回転軸AXと平行なY軸方向に関して第2領域22の他側(図7では−Y側)に配置される。第2縁部領域212を、ビードトウ領域212、と称してもよい。
次に、本実施形態に係るタイヤ1のシミュレーション方法の一例について説明する。上述の第1実施形態と同様、タイヤモデル及びホイールモデルが作成される(図5のステップSA1参照)。
モデル作成部51により、ホイールモデルと接触可能なタイヤモデルの所定領域20が少なくとも第1領域21及び第2領域22に分けられる(図5のステップSA2参照)。本実施形態においては、第1領域21が、更に第1縁部領域211と第2縁部領域212とに分けられる。すなわち、本実施形態において、所定領域20は、第1縁部領域211と、底部領域22と、第2縁部領域212とに分けられる。
解析部52は、タイヤモデルとホイールモデルとを組み合わせる(図5のステップSA3参照)。解析部52は、タイヤモデルの所定領域20の全部を接触設定する(図5のステップSA4参照)。解析部52は、タイヤモデルとホイールモデルとを組み合わせて、所定領域20の全部とホイールモデルとを拘束せずに接触させる。解析部52は、タイヤモデルの所定領域20とホイールモデルとの摩擦係数を0.3以下に設定する。解析部52は、タイヤモデルを内圧設定する(図5のステップSA5参照)。
解析部52は、タイヤモデルの所定領域20とホイールモデルとが拘束されずに接触した状態で、タイヤモデルに基づいて第1計算処理を実施する(図5のステップSA6参照)。
解析部52は、タイヤモデルの所定領域20の第2領域22を拘束設定に変更する(図5のステップSA7参照)。第1縁部領域211及び第2縁部領域212を含む第1領域21の接触設定は維持される。また、タイヤモデルの内圧設定も維持される。解析部52は、タイヤモデルとホイールモデルとを組み合わせて、所定領域20の第1縁部領域211及び第2縁部領域212とホイールモデルとを拘束せずに接触させ、所定領域20の第2領域22とタイヤモデルとを拘束させる。
解析部52は、第1領域21とホイールモデルとが拘束されずに接触し、第2領域22とタイヤモデルとが拘束された状態で、タイヤモデルに基づいて第2計算処理を実施する(図5のステップSA8参照)。
第1計算処理(ステップSA6)及び第2計算処理(ステップSA8)により、タイヤ1の特性(性能、挙動)についてシミュレーションが行われる。
以上説明したように、本実施形態によれば、第1領域21が第1縁部領域211と第2縁部領域212とに分けられ、それら第1縁部領域211及び第2縁部領域212が拘束設定されずに接触設定されるため、解析エラーの発生を抑制しつつ、シミュレーション精度の低下を抑制することができる。
タイヤ1の第1縁部領域211は、底面領域22に比べて、低い圧力でリムフランジ10と接触する。タイヤ1の第2縁部領域212も、底面領域22に比べて、低い圧力でリム9と接触する。第2縁部領域212は、ビードトウ領域と呼ばれる領域である。インフレート状態における実物のタイヤ1において、ビードトウ領域は、リム9から離れるように変形(浮き上がり変形)する場合が多い。第2縁部領域212が拘束設定されずに接触設定されることにより、ビードトウ領域の浮き上がり変形を模擬することができる。
このように、本実施形態においても、第2領域22を拘束設定して解析エラーの発生を抑制し、第1縁部領域211及び第2縁部領域212を含む第1領域21を拘束設定せずに接触設定することによって、実物のタイヤ1を模擬(再現)することができる。したがって、解析エラーの発生を抑制しつつ、シミュレーション精度の低下を抑制することができる。
<第3実施形態>
第3実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施系態と同一又は同等の構成部分については同一の符号を付し、その説明を簡略又は省略する。
図8は、本実施形態に係るタイヤモデルの一部を拡大した図である。図8は、ビードコア5の近傍を示すタイヤモデルの一部を拡大した図である。
本実施形態においては、拘束設定される第2領域22が、少なくとも第1微小領域221及び第2微小領域222に分けられる。図8に示す例では、第2領域22は、5つの微小領域(221、222、223、224、225)に分けられる。なお、第2領域22を分ける微小領域の数nは任意である。
次に、本実施形態に係るタイヤ1のシミュレーション方法の一例について、図9のフローチャートを参照して説明する。
タイヤモデル及びホイールモデルが作成される(ステップSC1)。
モデル作成部51により、ホイールモデルと接触可能なタイヤモデルの所定領域20が少なくとも第1領域21及び第2領域22に分けられる(ステップSC2)。第1領域21が、第1縁部領域211と第2縁部領域212とに分けられる。
本実施形態においては、第2領域22が、複数の微小領域(221、222、223、224、225)に分けられる。
解析部52は、タイヤモデルとホイールモデルとを組み合わせる(ステップSC3)。解析部52は、タイヤモデルの所定領域20の全部を接触設定する(ステップSC4)。解析部52は、タイヤモデルとホイールモデルとを組み合わせて、所定領域20の全部とホイールモデルとを拘束せずに接触させる。解析部52は、タイヤモデルの所定領域20とホイールモデルとの摩擦係数を0.3以下に設定する。
解析部52は、タイヤモデルを内圧設定する(ステップSC5)。解析部52は、内圧を例えば100kPaに設定する。
解析部52は、タイヤモデルの所定領域20とホイールモデルとが拘束されずに接触した状態で、タイヤモデルに基づいて第1計算処理を実施する(ステップSC6)。
解析部52は、タイヤモデルの所定領域20の第2領域22の第1微小領域221を拘束設定に変更する。第1領域21の接触設定は維持される。また、第1微小領域221以外の第2領域22の微小領域(222、223、224、225)の接触設定も維持される(ステップSC71)。
解析部52は、タイヤモデルに第1内圧を加える。第1内圧は、例えば200kPaである。
解析部52は、第1微小領域221とホイールモデルとを拘束し、タイヤモデルに第1内圧を加えた状態で、タイヤモデルについて第2計算処理を実施する。
解析部52は、タイヤモデルの所定領域20の第2領域22の第2微小領域222を拘束設定に変更する。第1微小領域221及び第2微小領域222が、拘束設定される。第1領域21の接触設定は維持される。また、第1微小領域221及び第2微小領域222以外の第2領域22の微小領域(223、224、225)の接触設定も維持される。
解析部52は、タイヤモデルに第1内圧よりも高い第2内圧を加える。第2内圧は、例えば300kPaである。
解析部52は、第1微小領域221及び第2微小領域222とホイールモデルとを拘束し、タイヤモデルに第2内圧を加えた状態で、タイヤモデルについて第2計算処理を実施する(ステップSC72)。
解析部52は、タイヤモデルの所定領域20の第2領域22の第3微小領域223を拘束設定に変更する。第1微小領域221、第2微小領域222、及び第3微小領域223が、拘束設定される。第1領域21の接触設定は維持される。また、第1微小領域221、第2微小領域222、及び第3微小領域223以外の第2領域22の微小領域(224、225)の接触設定も維持される。
解析部52は、タイヤモデルに第2内圧よりも高い第3内圧を加える。第3内圧は、例えば400kPaである。
解析部52は、第1微小領域221、第2微小領域222、及び第3微小領域223とホイールモデルとを拘束し、タイヤモデルに第3内圧を加えた状態で、タイヤモデルについて第2計算処理を実施する。
以下、第2領域22の複数の微小領域が順次接触設定から拘束設定に変更されるとともに、拘束設定される微小領域の数の増加に伴って、タイヤモデルに加えられる内圧が増大される。拘束設定される微小領域が増加し、内圧が増大するごとに、第2計算処理が実行される(ステップSC7n)。
第1計算処理(ステップSC6)及び第2計算処理(ステップSC71〜SC7n)により、タイヤ1の特性(性能、挙動)についてシミュレーションが行われる。
以上説明したように、本実施形態によれば、第2領域22を複数の微小領域に分け、それら複数の微小領域を接触設定から拘束設定に順次変更するとともに、拘束設定される微小領域の数の増加に伴って、タイヤモデルに加えられる内圧を増大させ、拘束設定される微小領域が増加し、内圧が増大するごとに、第2計算処理を実行するようにしたので、解析エラーの発生を抑制しつつ、シミュレーション精度の低下を抑制することができる。
実物のタイヤ1は、ホイール8と接触するものの、ホイール8に拘束されない。そのため、高精度なシミュレーションを行うためには、可能な限り、タイヤモデルとホイールモデルとを拘束せずに接触させることが望ましい。一方、タイヤ1に加わる内圧が高まると、タイヤ1の所定領域20とホイール8との間の圧力は高くなり、タイヤモデルの所定領域20の少なくとも一部とホイールモデルとを拘束しないと、解析エラーが発生する可能性が高くなる。タイヤ1に加わる内圧が高くなるにつれて、ホイールモデルと拘束されるタイヤモデルの領域を拡大することによって、解析エラーの発生を抑制しつつ、シミュレーション精度の低下を抑制することができる。
<実施例>
次に、本発明に係る実施例について説明する。本発明者は、上述の実施形態に従ってシミュレーションを行い、解析エラーの発生率及び計算誤差(シミュレーション精度)を導出した。比較例についても、解析エラーの発生率及び計算誤差について導出した。
図10は、導出結果の一例を示す。従来例とは、タイヤモデルとホイールモデルとを拘束せずにシミュレーションした例である。比較例1は、特許文献1(特開2010−156584)に従って、タイヤモデルとホイールモデルとを拘束してシミュレーションした例である。比較例2は、特許文献2(特開2012−020629)に従って、接触圧について閾値を設け、閾値を超えた接点を拘束してシミュレーションした例である。
実施例1及び実施例2は、所定領域20を第1領域21と第2領域21とに分け、第1領域21を接触設定し、第2領域22を接触設定及び拘束設定して計算した例である。実施例2は、上述の第1実施形態に従って、第1縁部領域を第1領域21とし、底部領域を第2領域22とした例である。実施例1は、第2領域22を底部領域に限定せず、第1領域21を第1縁部領域に限定せず、所定領域20の任意の領域を第1領域21及び第2領域22と設定した例である。
実施例3は、上述の第2実施形態に従って、第1領域21を第1縁部領域211と第2縁部領域212とに分けて計算した例である。
実施例4は、上述の第3実施形態に従って、第2領域22を複数の微小領域に分け、それら複数の微小領域を接触設定から拘束設定に順次変更するとともに、拘束設定される微小領域の数の増加に伴って、タイヤモデルに加えられる内圧を増大させて計算した例を示す。
実施例5は、実施例3について、タイヤモデルの所定領域20とホイールモデルとの摩擦係数を0.01以上0.3以下に設定して計算した例である。実施例1から実施例4は、タイヤモデルの所定領域20とホイールモデルとの摩擦係数を0.3よりも大きい値にして計算した例である。
サイズが異なる20本のタイヤ1をシミュレーション対象とした。タイヤ1は、トラック及びバス用タイヤ(Truck and Bus:記号TB)、及び建設車両用タイヤ(Off the Road:OR)とした。タイヤ1のサイズは、11R22.5〜27.00R49とした。
これら複数のタイヤ1のそれぞれについて有限要素モデルを作成し、転がり抵抗の計算を実施した。計算中に発生した解析エラーをカウントし、解析エラー発生率を導出した。
また、シミュレーションにより導出した転がり抵抗の計算値(計算結果)と、実物のタイヤ1についての計測値(計測結果)とを比較して、計算誤差(シミュレーション精度)を導出した。
「解析エラー発生率」=「解析エラー回数」/「計算回数」である。
「計算誤差」=|計測値−計算値|/「計測値」である。
シミュレーション条件は、以下の通りである。
・解析内容:転がり抵抗
・解析条件:空気圧500kPa〜700kPa、負荷荷重:26.7kN〜267kN
・解析回数:100回(20モデル×5解析条件)
図10に結果を示す。解析エラー発生率の数値が低いほど、解析エラーが発生し難いことを示す。計算誤差が小さいほど、シミュレーション精度が高いことを示す。
図10に示すように、従来例についての解析エラー発生率は70%であり、計算誤差は5%である。比較例1についての解析エラー発生率は40%であり、計算誤差は20%である。比較例2についての解析エラー発生率は30%であり、計算誤差は15%である。実施例1についての解析エラー発生率は10%であり、計算誤差は14%である。実施例2についての解析エラー発生率は5%であり、計算誤差は10%である。実施例3についての解析エラー発生率は5%であり、計算誤差は8%である。実施例4についての解析エラー発生率は5%であり、計算誤差は5%である。実施例5についての解析エラー発生率は0%であり、計算誤差は7%である。
図10に示すように、本発明に係るシミュレーション方法によれば、解析エラーの発生及びシミュレーション精度の低下を抑制できることが確認できた。
1 タイヤ
2 カーカス
3 ベルト層
3A 第1ベルトプライ
3B 第2ベルトプライ
4 ベルトカバー
5 ビードコア
6 トレッドゴム
6A トレッド部
6B 溝部
7 サイドウォールゴム
7A サイドウォール部
8 ホイール
9 リム
10 リムフランジ
20 所定領域
21 第1領域
22 第2領域
50 処理装置
50m 記憶部
50p 処理部
51 モデル作成部
52 解析部
59 入出力部
60 端末装置
61 入力装置
62 出力装置
211 第1縁部領域
212 第2縁部領域
221 微小領域
222 微小領域
223 微小領域
224 微小領域
225 微小領域
AX 回転軸

Claims (7)

  1. ホイールに装着されるタイヤのシミュレーション方法であって、
    前記タイヤを要素分割してコンピュータで解析可能なタイヤモデルを作成することと、
    前記ホイールを要素分割して前記コンピュータで解析可能なホイールモデルを作成することと、
    前記ホイールモデルと接触可能な前記タイヤモデルの所定領域を少なくとも第1領域及び第2領域に分けることと、
    前記タイヤモデルと前記ホイールモデルとを組み合わせて、前記所定領域と前記ホイールモデルとを拘束せずに接触させることと、
    前記所定領域と前記ホイールモデルとが拘束されずに接触した状態で、前記タイヤモデルに基づいて第1計算することと、
    前記タイヤモデルと前記ホイールモデルとを組み合わせて、前記第1領域と前記ホイールモデルとを拘束せずに接触させ、前記第2領域の少なくとも一部と前記タイヤモデルとを拘束させることと、
    前記第1領域と前記ホイールモデルとが拘束されずに接触し、前記第2領域の少なくとも一部と前記タイヤモデルとが拘束された状態で、前記タイヤモデルに基づいて第2計算することと、
    を含むタイヤのシミュレーション方法。
  2. 前記タイヤモデルは、ビードコアを含み、
    前記第2領域は、前記タイヤモデルの回転軸に対する放射方向に関して前記ビードコアの内側に配置され、前記ホイールモデルのリムと接触する底面領域を含む請求項1に記載のタイヤのシミュレーション方法。
  3. 前記第1領域は、前記回転軸と平行な方向に関して前記第2領域の一側に配置され前記ホイールモデルのリムフランジと接触する第1縁部領域と、前記回転軸と平行な方向に関して前記第2領域の他側に配置された第2縁部領域と、を含む請求項2に記載のタイヤのシミュレーション方法。
  4. 前記第2領域を少なくとも第1微小領域及び第2微小領域に分けることを含み、
    前記第1微小領域と前記ホイールモデルとを拘束し、前記タイヤモデルに第1内圧を加えた状態で、前記第2計算することと、
    前記第1微小領域及び前記第2微小領域と前記ホイールモデルとを拘束し、前記タイヤモデルに前記第1内圧よりも高い第2内圧を加えた状態で、前記第2計算することと、
    を含む請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のタイヤのシミュレーション方法。
  5. 前記タイヤモデルの前記所定領域と前記ホイールモデルとの摩擦係数を0.3以下に設定することを含む請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のタイヤのシミュレーション方法。
  6. 前記第1計算の結果及び前記第2計算の結果に基づいて、撓み特性及びバネ特性を含む前記タイヤの静特性と、自由転動、制動、駆動、旋回、摩耗、転がり抵抗、及び水跳ねを含む前記タイヤの動特性と、を予測することを含む請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のタイヤのシミュレーション方法。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のタイヤのシミュレーション方法をコンピュータに実行させるタイヤのシミュレーション用コンピュータプログラム。
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