JP2015212560A - 流体圧シリンダ - Google Patents

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Abstract

【課題】流体圧シリンダは、ボディに対する変位ブロックの軸方向に沿った位置調整を容易且つ確実に行う。【解決手段】流体圧シリンダ10は、ボディ12の他端部側に変位自在な変位ブロック20を有し、該変位ブロック20には、シリンダ部16を構成するピストンロッド26の第2連結部46が第2シリンダ孔72を介して螺合され、一方、負圧流体の供給されるサクションロッド18の端部がカバー部材82を介して挿入されている。そして、第2連結部46の端部に形成された工具溝48に工具を挿入して所定方向に回転させることで、ピストンロッド26に対して変位ブロック20をボディ12に接近・離間する方向へと移動させることができる。すなわち、ボディ12に対する変位ブロック20の相対的な位置を自在に調整することが可能となる。【選択図】図1

Description

本発明は、圧力流体の供給作用下にピストンを軸方向に沿って変位させる流体圧シリンダに関する。
従来から、ワーク等の搬送手段として、例えば、圧力流体の供給作用下に変位するピストンを有する流体圧シリンダが用いられている。このような流体圧シリンダでは、例えば、ピストンに連結されたピストンロッドの先端にプレートが設けられ、該プレートにワークを吸着可能な吸着パッドが装着される。そして、流体圧シリンダに供給される圧力流体によってピストンが変位し、プレートがワーク側へと移動して当接することで吸着パッドによって吸着される。
韓国登録特許第10−0840271号公報
上述したような流体圧シリンダを搬送ライン等に設置してワークの搬送を行う際、ワークの高さに応じて流体圧シリンダの設置位置やピストンのストローク量を調整する必要があり、その調整作業が非常に煩雑である。
本発明は、前記の課題を考慮してなされたものであり、ボディに対する変位ブロックの軸方向に沿った位置調整を容易且つ確実に行うことが可能な流体圧シリンダを提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、駆動用流体の供給されるシリンダ室を内部に有したボディと、
ボディに設けられ、シリンダ室に変位自在に設けられるピストンと、ピストンに連結されるピストンロッドとを有したシリンダ部と、
ボディにおいてピストンロッドと略平行、且つ、変位自在に設けられ、内部にワーク保持用流体の供給される流路を有し、その先端に流路と連通したワーク保持用の保持部材が装着される供給ロッドと、
供給ロッド及びピストンロッドの端部に連結され、ピストンの変位作用下に変位する変位ブロックと、
ボディに対する変位ブロックの相対位置を調整可能な位置調整手段と、
を備え、
位置調整手段は、ピストンロッドの端部に設けられることを特徴とする。
本発明によれば、流体圧シリンダを構成するボディには、シリンダ部のピストン及びピストンロッドがシリンダ室に沿って変位自在に設けられ、一方、ピストンロッドと略平行でワーク保持用流体の供給される供給ロッドが変位自在に設けられ、ピストンロッド及び供給ロッドの端部に設けられた変位ブロックのボディに対する相対位置を位置調整手段によって調整可能としている。
従って、位置調整手段によって変位ブロックを軸方向に沿って移動させることで、例えば、流体圧シリンダを搬送ライン等に設置し、変位ブロックに設けられた保持部材によってワークを搬送する際、変位ブロックをワークの位置に合わせて容易且つ確実に位置を調整することができる。
また、位置調整手段は、ピストンロッドに設けられたねじ部と、変位ブロックに設けられねじ部の螺合されるねじ孔とから構成するとよい。
さらに、ピストンロッドの端部は、ねじ孔を通じて外部に露呈し、その端部には、ピストンロッドを回転させるための治具を挿入する挿入溝を形成するとよい。
さらにまた、変位ブロックには、ピストンロッドの軸方向に沿った変位を規制するロック手段を設けるとよい。
本発明によれば、以下の効果が得られる。
すなわち、流体圧シリンダを構成するボディには、シリンダ部のピストン及びピストンロッドがシリンダ室に沿って変位自在に設けられ、一方、ピストンロッドと略平行でワーク保持用流体の供給される供給ロッドが変位自在に設けられ、ピストンロッド及び供給ロッドの端部に設けられた変位ブロックのボディに対する相対位置を位置調整手段によって調整可能とすることで、例えば、変位ブロックに設けられた保持部材によってワークを搬送する際、変位ブロックをワークの位置に合わせて容易且つ確実に位置調整することができる。
本発明の実施の形態に係る流体圧シリンダの全体断面図である。 図1の流体圧シリンダにおけるシリンダ部近傍を示す拡大断面図である。 図1の流体圧シリンダにおける変位ブロック近傍を示す拡大断面図である。 図1の流体圧シリンダにおいて変位ブロックがボディから離間する方向へと移動した状態を示す一部省略断面図である。
本発明に係る流体圧シリンダについて好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。図1において、参照符号10は、本発明の実施の形態に係る流体圧シリンダを示す。
この流体圧シリンダ10は、図1に示されるように、ボディ12と、該ボディ12の軸方向(矢印A、B方向)に沿って変位自在に設けられたピストン14を含むシリンダ部16と、前記ピストン14と略平行に設けられたサクションロッド(供給ロッド)18と、前記シリンダ部16及び前記サクションロッド18と接続され、前記ボディ12に対して接近・離間するように設けられた変位ブロック20とを含む。ここでは、流体圧シリンダ10における変位ブロック20が下方(矢印A方向)となるように用いられる場合について説明する。
ボディ12は、図1及び図2に示されるように、例えば、金属製材料から断面略長方形状に形成され、その内部には軸方向(矢印A、B方向)に沿って貫通した第1シリンダ孔22及び第1ロッド孔24が形成される。この第1シリンダ孔22及び第1ロッド孔24は所定間隔離間して略平行に形成されると共に、前記第1シリンダ孔22が前記ボディ12の他端部側に開口し、一方、前記第1ロッド孔24は、前記ボディ12の一端部から他端部まで貫通し、その一端部には負圧流体の供給される負圧供給ポート25が形成される。
そして、第1シリンダ孔22には、シリンダ部16を構成するピストン14及びピストンロッド26が変位自在に設けられる。一方、第1ロッド孔24には、サクションロッド18が挿通され、その他端部近傍に設けられた軸受27によって軸方向(矢印A、B方向)に沿って変位自在に支持される。
この第1シリンダ孔22に隣接するボディ12の一側面には、第1シリンダ孔22に圧力流体(駆動用流体)を供給する第1及び第2ポート28、30が形成され、前記第1ポート28が前記第1シリンダ孔22の一端部と連通し、前記第2ポート30が、前記第1シリンダ孔22の他端部近傍に接続され連通している。
そして、第1及び第2ポート28、30は、それぞれ配管を介して図示しない圧力流体供給源に接続され、切換手段(図示せず)による切換作用下に前記第1及び第2ポート28、30のいずれか一方に圧力流体が選択的に供給される。これにより、第1ポート28又は第2ポート30に供給された圧力流体が第1シリンダ孔22へと導入される。
一方、第1ロッド孔24に隣接するボディ12の他側面には、例えば、流体圧シリンダ10を搬送アーム等に固定する際に用いられる複数の取付孔32及びロケート孔34が形成される。
シリンダ部16は、ボディ12の内部に設けられ、第1シリンダ孔22に設けられるピストン14と、該ピストン14に連結されるピストンロッド26と、該ピストンロッド26を変位自在に支持するロッドカバー36とを含む。
ピストン14は、例えば、円筒状に形成され、その外周面には環状溝を介して一対のピストンパッキン38と、ウェアリング40が装着される。そして、ピストンパッキン38及びウェアリング40は、第1シリンダ孔22の内周面に摺接している。また、ピストン14の内部には、軸方向(矢印A、B方向)に貫通したピストン孔が形成され、その内部にピストンロッド26の一端部が螺合されることで連結される。
ピストンロッド26は、軸方向(矢印A、B方向)に所定長さを有した軸体からなり、その一端部に形成され中央部より縮径した第1連結部42がピストン14のピストン孔に挿入され連結され、該ピストン14の一端部から突出した部位にはダンパ44が装着される。このダンパ44は、例えば、ゴム等の弾性材料からなり、ピストン14の変位作用下に第1シリンダ孔22の一端部側(矢印A方向)へと変位した際に直接接触することを防止し、接触時における衝撃及び衝撃音の発生を防止する。
また、ピストンロッド26の他端部に形成された第2連結部46が、変位ブロック20に螺合されることで連結され、前記ピストンロッド26の変位作用下に軸方向(矢印A、B方向)に沿って一体的に変位する。この第2連結部46の端部には、その端面に工具等の係合可能な工具溝48が形成され、第2シリンダ孔72の開口部を通じて変位ブロック20の他端部側(矢印A方向)に露呈し、該工具溝48に図示しない工具を挿入して回転させることで、ピストンロッド26を変位ブロック20に螺合させた状態で回転させることができる。
さらに、ピストンロッド26の他端部近傍には、図1及び図3に示されるように、外周面に沿って環状に窪んだ第1溝部(挿入溝)50が形成される。
ロッドカバー36は、例えば、金属製材料から円筒状に形成され、第1シリンダ孔22の他端部側(矢印B方向)から挿入され、ボディ12の他端部に装着されるエンドプレート52によって保持される。また、ロッドカバー36の外周面には、環状溝を介してシールリング54が設けられ第1シリンダ孔22の内周面に当接する。これにより、第1シリンダ孔22とロッドカバー36との間を通じた圧力流体の漏出が防止される。
さらに、ロッドカバー36の内部には、軸方向(矢印A、B方向)に沿って貫通した貫通孔56が形成され、ピストンロッド26が変位自在に挿通されると共に、その内周面に装着されたロッドパッキン58が前記ピストンロッド26の外周面に当接することで、前記ロッドカバー36と前記ピストンロッド26との間を通じた圧力流体の漏出が防止される。
サクションロッド18は、軸方向(矢印A、B方向)に所定長さを有した軸体からなり、第1ロッド孔24に沿って変位自在に設けられ、その中心には軸方向(矢印A、B方向)に沿って貫通した負圧通路(流路)60が形成されている。また、サクションロッド18の他端部近傍には、外周面に沿って環状に窪んだ第2溝部62が形成される。第1ロッド孔24には、ボディ12の他端部側(矢印B方向)となる位置が拡径して形成され円筒状の軸受27が設けられる。
この軸受27は、第1ロッド孔24の他端部側(矢印B方向)から挿入され、ボディ12の他端部にエンドプレート52を装着することで保持される。なお、エンドプレート52はプレート状に形成され、複数のボルト64によって前記ボディ12の端部に固定されている。
また、軸受27は、例えば、軸方向(矢印A、B方向)に沿って貫通したガイド孔66が略中央に形成され、該ガイド孔66にはサクションロッド18が変位自在に挿通される。このガイド孔66には、軸方向に沿った略中央部に半径外方向に窪んだ環状溝68が形成され、該環状溝68にはグリス等の潤滑剤が充填されている。そして、ガイド孔66に沿ってサクションロッド18が変位する際、その外周面に潤滑剤が塗布されることで摺動抵抗が低減され一層円滑に変位させることが可能となる。
さらに、軸受27の外周面には、環状溝を介して一組のОリング70が設けられ、該Оリング70が第1ロッド孔24の内周面に当接することで、該第1ロッド孔24における前記軸受27のがたつきを防止する。
変位ブロック20は、図1及び図3に示されるように、例えば、ボディ12と略同一の幅寸法で形成され、その一端部及び他端部は、ピストンロッド26及びサクションロッド18の軸線と略直交した平面状に形成される。
この変位ブロック20には、第1シリンダ孔22と同軸に形成され、ピストンロッド26の挿通される第2シリンダ孔72と、該第2シリンダ孔72と略平行に形成されサクションロッド18の挿通される第2ロッド孔74とが形成される。
第2シリンダ孔72は、その内周面にねじが刻設されたねじ部76を有し、前記ねじ部76に対してピストンロッド26の第2連結部46が螺合されることで連結される。
また、第2シリンダ孔72に隣接する変位ブロック20の一側面には、該第2シリンダ孔72まで貫通したねじ孔78に第1ロック用ねじ(ロック手段)80が螺合されている。この第1ロック用ねじ80は、ねじ孔78を介してピストンロッド26及び第2シリンダ孔72に対して略直交する方向に進退自在に設けられる。
そして、第1ロック用ねじ80を螺回させねじ孔78に沿ってピストンロッド26側へと移動させ、該ピストンロッド26の他端部近傍に形成された第1溝部50へと係合させる。これにより、第2シリンダ孔72においてピストンロッド26が軸方向(矢印A、B方向)に移動することが規制され、変位ブロック20に対して固定される。すなわち、第1ロック用ねじ80は、変位ブロック20に対してピストンロッド26を固定するための固定手段(ロック手段)として機能する。
なお、第1溝部50は、その軸方向(矢印A、B方向)に沿った幅寸法が第1ロック用ねじ80の直径よりも大きくなるように形成される。
第2ロッド孔74は、ボディ12の第1ロッド孔24と同軸となるように形成され、変位ブロック20の他端部側(矢印B方向)が拡径するように形成されると共に、その内部には断面U字状のカバー部材82が装着される。カバー部材82には、その内部にサクションロッド18の他端部が挿入されると共に、その略中央部には負圧通路60と連通する接続ポート84が形成されている。そして、カバー部材82を介して変位ブロック20の他端部に、例えば、ワークWを把持するための吸着パッド(保持部材)86(図1及び図3中、二点鎖線形状)が装着され、該吸着パッド86の内部に対してサクションロッド18を通じて負圧流体が供給される。
一方、第2ロッド孔74に隣接する変位ブロック20の他側面には、該第2ロッド孔74まで貫通したねじ孔88に第2ロック用ねじ90が螺合されている。この第2ロック用ねじ90は、ねじ孔88を介してサクションロッド18及び第2ロッド孔74に対して略直交する方向に進退自在に設けられる。そして、第2ロッド孔74にサクションロッド18が挿通された状態で、前記第2ロック用ねじ90を螺回させて前記サクションロッド18側へと移動させ、その先端部を前記サクションロッド18の第2溝部62へと挿入させ係合させる。これにより、第2ロッド孔74においてサクションロッド18が軸方向(矢印A、B方向)に移動することが規制され、変位ブロック20に対して該サクションロッド18が固定される。
すなわち、第2ロック用ねじ90は、変位ブロック20に対してサクションロッド18を固定するための固定手段として機能する。
本発明の実施の形態に係る流体圧シリンダ10は、基本的には以上のように構成されるものであり、次にその動作並びに作用効果について説明する。ここでは、図1に示されるピストン14がボディ12の一端部側(矢印B方向)に位置している状態を初期位置として説明すると共に、吸着パッド86の下方(矢印A方向)に載置されたワークW(図4参照)を流体圧シリンダ10を用いて吸着して搬送する場合について説明する。
先ず、この初期位置において、図示しない圧力流体供給源から第1ポート28へ圧力流体を供給することで、第1シリンダ孔22に導入された前記圧力流体によってピストン14がボディ12の他端部側(矢印A方向)に向かって変位し、それに伴って、ピストンロッド26及び変位ブロック20が一体的に変位する。なお、この場合、第2ポート30は大気開放状態としておく。
また、変位ブロック20が変位することで、該変位ブロック20に連結されているサクションロッド18が軸受27に支持された状態で軸方向(矢印B方向)に一体的に変位し、その他端部に連結された吸着パッド86がワークW(図4参照)側へと接近する。
そして、図4に示されるように、さらにピストン14が下方(矢印A方向)へと変位し、それに伴って、吸着パッド86がワークWに当接する。この吸着パッド86の内部には、負圧供給ポート25からサクションロッド18の負圧通路60及び接続ポート84を通じて負圧流体が供給されているため、該吸着パッド86の吸着面にワークWが吸着される。
次に、ワークWの吸着が確認された後、図示しない切換手段によって第1ポート28へ供給されていた圧力流体を第2ポート30へと供給することで、第1シリンダ孔22に供給された前記圧力流体によってピストン14が上方(矢印B方向)に向かって押圧され、それに伴って、ピストンロッド26を介して変位ブロック20がボディ12側に接近するように上昇する。その結果、ワークWが吸着パッド86に吸着された状態で載置台から上方(矢印B方向)へと離間する。この際、変位ブロック20の上昇に伴ってサクションロッド18も一体的に上方へと変位する。
そして、ピストン14が第1シリンダ孔22の一端部まで上昇した状態で、流体圧シリンダ10が固定された搬送装置等によって所定の搬送位置まで移動させた後、第2ポート30から第1ポート28へと圧力流体の供給を切り換えることでワークWを変位ブロック20と共に下降させ、該ワークWを所定位置に載置した状態で負圧供給源から負圧供給ポート25への負圧の供給を停止する。これにより、吸着パッド86におけるワークWの吸着状態が解除され、ワークWが所定位置に載置され搬送作業が完了する。
次に、流体圧シリンダ10を搬送ラインに臨むように設置した後、ワークWの位置に応じて変位ブロック20の位置を調整する場合について説明する。なお、予め第1及び第2ポート28、30に対して圧力流体を供給せず、負圧供給ポート25へ負圧流体を供給しない状態としておく。
最初に、図示しない作業者が、変位ブロック20に装着された第1ロック用ねじ80を螺回させ、ピストンロッド26から離間する方向へと移動させることで、変位ブロック20に対する前記ピストンロッド26のロック状態が解除される。
次に、上述した作業者がピストンロッド26の第2連結部46に形成された工具溝48に対して図示しない工具の先端を挿入し、該工具を回転させることで前記ピストンロッド26を所定方向に回転させる。これにより、ピストンロッド26の第2連結部46に螺合された変位ブロック20が前記ピストンロッド26に対してボディ12に離間又は接近する方向(矢印A、B方向)へと移動する。
このように、ピストンロッド26を工具を使って回転させ、その回転方向及び回転量を適宜調整することで、ボディ12に対する変位ブロック20の相対的な位置関係を調整することができる。
具体的には、ピストン14をボディ12の他端部側(矢印A方向)へと変位させた状態において、変位ブロック20に装着された吸着パッド86がワークWに当接するように、前記変位ブロック20の上下方向に沿った位置を調整する。
最後に、変位ブロック20の位置調整が完了した後、第1ロック用ねじ80を螺回させピストンロッド26側へと移動させ、その先端部を第1溝部50へと挿入して係合させることで、前記変位ブロック20に対する前記ピストンロッド26の軸方向(矢印A、B方向)に沿った移動が規制され、位置調整がなされた状態で保持される。換言すれば、変位ブロック20の位置調整された状態が確実に維持される。
以上のように、本実施の形態では、流体圧シリンダ10において、ボディ12の他端部に設けられ吸着パッド86等の装着される変位ブロック20を有し、前記変位ブロック20にはシリンダ部16を構成するピストンロッド26の第2連結部46が螺合されると共に、前記吸着パッド86と連通するサクションロッド18が挿通されている。
そして、変位ブロック20に対してピストンロッド26を回転させることで、第2連結部46と第2シリンダ孔72との螺合作用下に該変位ブロック20をボディ12に離間・接近させる方向(矢印A、B方向)へと移動させることができる。すなわち、ピストンロッド26を所望の回転方向且つ回転数で回転させることで、変位ブロック20に設けられた吸着パッド86がワークWを吸着可能な位置となるように前記変位ブロック20の位置を容易且つ確実に調整することができる。
また、シリンダ部16を構成するピストンロッド26を利用して位置調整を行うことができるため、例えば、流体圧シリンダ10を搬送ライン等に設置して配管や吸着パッド86を装着した後に調整作業を行う場合、前記吸着パッド86の装着されたサクションロッド18側を回転させる必要がなく好適である。
さらに、変位ブロック20の位置を調整した後に、第1ロック用ねじ80をピストンロッド26の第1溝部50へと係合させることで、位置調整された前記変位ブロック20がピストンロッド26に対して相対的に軸方向へと移動してしまうことが確実に規制され、前記変位ブロック20を位置調整のなされた状態で確実に維持することができる。
なお、本発明に係る流体圧シリンダは、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
10…流体圧シリンダ 12…ボディ
14…ピストン 16…シリンダ部
18…サクションロッド 20…変位ブロック
22…第1シリンダ孔 24…第1ロッド孔
25…負圧供給ポート 26…ピストンロッド
28…第1ポート 30…第2ポート
36…ロッドカバー 48…工具溝
50…第1溝部 60…負圧通路
72…第2シリンダ孔 74…第2ロッド孔
80…第1ロック用ねじ 84…接続ポート
86…吸着パッド 90…第2ロック用ねじ

Claims (4)

  1. 駆動用流体の供給されるシリンダ室を内部に有したボディと、
    前記ボディに設けられ、前記シリンダ室に変位自在に設けられるピストンと、該ピストンに連結されるピストンロッドとを有したシリンダ部と、
    前記ボディにおいて前記ピストンロッドと略平行、且つ、変位自在に設けられ、内部にワーク保持用流体の供給される流路を有し、その先端に前記流路と連通したワーク保持用の保持部材が装着される供給ロッドと、
    前記供給ロッド及び前記ピストンロッドの端部に連結され、該ピストンの変位作用下に変位する変位ブロックと、
    前記ボディに対する前記変位ブロックの相対位置を調整可能な位置調整手段と、
    を備え、
    前記位置調整手段は、前記ピストンロッドの端部に設けられることを特徴とする流体圧シリンダ。
  2. 請求項1記載の流体圧シリンダにおいて、
    前記位置調整手段は、前記ピストンロッドに設けられたねじ部と、
    前記変位ブロックに設けられ、前記ねじ部の螺合されるねじ孔と、
    からなることを特徴とする流体圧シリンダ。
  3. 請求項2記載の流体圧シリンダにおいて、
    前記ピストンロッドの端部は、前記ねじ孔を通じて外部に露呈し、該端部には、前記ピストンロッドを回転させるための治具が挿入される挿入溝が形成されることを特徴とする流体圧シリンダ。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の流体圧シリンダにおいて、
    前記変位ブロックには、前記ピストンロッドの軸方向に沿った変位を規制するロック手段が設けられることを特徴とする流体圧シリンダ。
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