JP2015211813A - インソール - Google Patents
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Abstract
【課題】変形性膝関節症の予防または軽減に資するインソールの提供。【解決手段】硬度が30〜55度(Eタイプ硬度計)のポリウレタン及び/または酢酸ビニル共重合体でインソ−ルを成形し、踵部の厚さ方向に設けた有底盲孔の深度を中心に行くに従って深くするか、有底盲孔の直径を中心に行くに従って大きくして重心を中心へ誘導して、有底盲孔の深度を内側に行くに従って深くするか、又は有底盲孔の直径を内側に行くに従って大きくすることにより、重心を内側に誘導する。【選択図】なし
Description
本発明はインソールに関する。より詳細に述べれば、本発明は、変形性膝関節症の予防または軽減を目的としてインソールに関する。
変形性膝関節症に関しては、各種医学専門書、たとえば、株式会社南山堂発行「医学大辞典」、株式会社朝倉書店発行「骨の事典」、医歯薬出版株式会社発行「最新医学大辞典」、日経BP社発行「メルクマニュアル医学百科」等が医学的に定義しているが、本発明で使用する用語「変形性膝関節症」は、前記各種医学専門書に記載されている医学的定義より広義に解釈し、その原因が原発生か真性か、または先天性または後天性の関節の異常形態、外傷、疾患、新陳代謝異常などの明白な原因を素地として発生したものか否か、あるいは年齢、性別、職業等に関係なく、階段の上り下りに際して膝関節に痛みが発生する症状、平地歩行する際に膝関節に痛みが発生する症状、長時間歩行する際に膝関節に痛みが発生する症状、椅子などに長時間腰をかけていたあと急に立ち上がろうとした際に膝関節がこわばり、足をゆっくりと上下して慣らせば歩行可能になり、2〜3分間歩行し続ければ容易に歩行できるようになる症状等歩行に際して膝関節に何らかの痛みが発生する総ての場合を包含する。
また、本発明で使用する「変形性膝関節症の予防」は、上述した、いわゆる「変形性膝関節症」の発生を未然に完全に防ぐ、という限定した意味ではなく、「変形性膝関節症」が発生するリスクを軽減するという意味である。さらに、本発明で使用する「変形性膝関節症の軽減」は、変形性膝関節症に起因する痛みを一時的又は永続的に自・他覚的症状を軽減するのに資する状態を言う。
変形性膝関節症の約90%は、下肢アラインメントが、外方開角で大きくなり、このため、大腿骨内側顆が接触せず、前方から見ると両下肢がO字状、いわゆる「O−脚」になる。この病状が進行してくると、内側の関節縁から骨棘が突出する。このような状態になると、杖をついて膝への荷重を軽減したり、あるいは硬めのサポーターで膝の動揺を防止するか、もしくは荷重線を膝の内側から中心方向に移動させる方法、即ち、着地時の重心が外側に流れるのを防止することにより骨格を真っ直ぐに矯正しようとする技術が採用されている。この従来技術の一つとして、靴底の外側を厚くし、内側に向けて徐々に薄く一体に成形した構造になっている、いわゆる矯正靴がある。この種の特殊な矯正靴の場合、靴底の外側の最大厚さが、内側の厚さの数倍の構造になっている場合がある。このような構造の場合、足の外側が内側へ向かって極端に傾斜しているので、両足の外側アーチ全体が捻じれ、いわゆる浮き上がった状態になり、歩行バランスが崩れるという欠陥がある。
尚、本発明において、靴の外側とは、左足の場合は進行方向に向かって左側を、右足の場合は、同じく右側を言う。したがって、添付した図面では、左足と右足は鏡像関係にある。
尚、本発明において、靴の外側とは、左足の場合は進行方向に向かって左側を、右足の場合は、同じく右側を言う。したがって、添付した図面では、左足と右足は鏡像関係にある。
特許文献1〜4は、実質的に上述した従来技術の技術思想を応用したもので、同じ欠点を有する。
特許文献5は、第4図〜第8図に記載されているように、靴の踵部を、いわゆるしたがって、「ぽっくり」形状に成形したものである。特許文献5の第3頁下右欄第6〜8行に「第4図ないし第8図に見られるように、断面は靴として奇妙な形状になっていて、商品として見苦しい形状である。」と出願人(発明者)自ら記載している通り、靴としての商品価値が低いだけでなく、その構造上非常に不安定で、細心の注意を払って歩行しないと、躓いたり、横転するなどの危険性を内蔵している。
本発明者は、上述した従来技術の欠点を検討し、さらに、いわゆる変形性膝関節症で悩んでいる人達の意見、予防等を聴取し、参考にした結果、いわゆる変形性膝関節症の予防または軽減を目的とするインソールは、第1義的には、(イ)いわゆる矯正靴のように、歩行の際、足に過剰な負荷をかけることがないこと。(ロ)日常履きとして、長時間使用していても安定した歩行ができること。(ハ)不安定な歩行につながるので、外側アーチ部分を、内側アーチ部分に比べて盛り高構造しないこと。(ニ)やはり、不安定な歩行につながるので、踵を、いわゆる「ポックリ」構造のような異形構造にしないこと。(ホ)インソールの踵部の内部構造を工夫して着地時の重心の位置をコントロールすることであり、また、第2義的には、(1)意匠的にも、靴としての商品価値を低下させないこと。(2)いたずらにコストを上げないこと、等が要求されていることを理解した。
従って、発明が解決しようとする第1の課題は、いわゆる矯正靴のように、歩行の際、足に過剰な負荷をかけることがないインソールを提供することである。
発明が解決しようとする第2の課題は、日常履きとして、長時間使用していても安定した歩行ができるインソールを提供することである。
発明が解決しようとする第3の課題は、不安定な歩行につながるので、外側アーチ部分を、内側アーチ部分に比べて盛り高構造しないインソールを提供することである。
発明が解決しようとする第4の課題は、不安定な歩行につながるので、踵を、いわゆる「ポックリ」構造のような異形構造にしないインソールを提供することである。
発明が解決しようとする第5の課題は、インソールまたは靴底の踵部の内部構造を工夫して着地時の重心の位置をコントロールすることができるインソールを提供することである。
発明が解決しようとする第6の課題は、意匠的にも、靴としての商品価値を低下させず、かついたずらにコストを上げないインソールを提供することである。
上記課題は、以下の各項に述べる手段により解決される。
1.インソール本体と踵部を有するインソールにおいて、踵部の内部構造を、踵部の中心または踵部の内側へ重心を移動させるような構造としたことを特徴とするインソールの提供。
2.前記1項において、踵部の厚さ方向に複数の有底盲孔を設ける。
3.前記1または2項において、前記有底盲孔の深度を踵部の中心へ行くにしたがって深くする。
4.前記1または2項において、前記有底盲孔の直径を踵部の中心へ行くにしたがって大きくする。
5.前記1または2項において、前記有底盲孔の深度を踵部の内側へ行くにしたがって深くする。
6.前記1または2項において、前記有底盲孔の直径を踵部の内側へ行くにしたがって大きくする。
7.前記1〜6項のいずれか1項において、前記インソールの材料の硬度を30〜55度(Eタイプ硬度計)とする。
8.前記1〜7項のいずれか1項において、前記硬度の材料をポリウレタン及び/またはエチレン−酢酸ビニル共重合体とする。
請求項1に記載した発明により、インソールにおいて、踵部中心又は踵部の内側へ重心を移動させることにより、荷重線を膝の内側から中心方向に移動させ、着地時の重心が外側に流れるのを防止することにより骨格を真っ直ぐに直す、または維持することができる。
請求項2に記載した発明により、インソールの踵部の厚さ方向に複数の有底盲孔を設けることにより、踵部の中心部へ重心を誘導するか、または踵部内側への重心を誘導することができる。
請求項3に記載した発明により、インソールの有底盲孔の深度を踵部の中心へ行くにしたがって深くすることにより、踵部の中心部をより歪み易くし、踵着地時の重心を中心部へ誘導することができる。
請求項4に記載した発明により、インソールの前記有底盲孔の直径を踵部の中心へ行くにしたがって大きくすることにより、踵部の中心部をより歪み易くし、踵着地時の重心を中心部へ誘導することができる。
請求項5に記載した発明により、インソールの前記有底盲孔の深度を踵部の内側へ行くにしたがって深くすることにより、踵部の中心部をより歪み易くし、踵着地時の重心を内側へ誘導することができる。
請求項6に記載した発明により、インソールの前記有底盲孔の直径を踵部の内側へ行くにしたがって深くすることにより、踵部の中心部をより歪み易くし、踵着地時の重心を内側へ誘導することができる。
請求項7に記載した発明により、インソールの材料の硬度を30〜55度(Eタイプ硬度計)に設定することにより、広範な材料から靴またはインソールの材料を選択することができる。
請求項8に記載した発明により、インソールの材料をポリウレタン及び/またはエチレン−酢酸ビニル共重合体とすることにより、クッション性がよく、ヘタリの少ない効果を得る。
以下、図面を参照して実施例を述べる。図1は、本発明の製造上の基本概念を示す図で、[1]は、本発明の製造上の基本概念を示す底面図、[2]は、[1]のX−Y面に沿った断面図である。
図1において1はインソール、2は踵部、3は踵部の厚さ方向に形成された有底盲孔である。本発明のインソール1は、いわゆる「膝にやさしい」ということをコンセプトとする。そのために、インソール1の材料は、クッション性能がよく、硬度が30〜55度(Eタイプ硬度計)のゴム又は熱可塑性合成樹脂から任意に選択される。具体的には、ポリウレタン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、その他硬度が30〜55度(Eタイプ硬度計)の熱可塑性合成樹脂かが好ましい。これらの材料は一種単独又は2種以上の混合材料として使用することもできる。本発明の靴底又はインソール1は、ポリウレタン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、その他硬度が30〜55度(Eタイプ硬度計)の熱可塑性合成樹脂等から任意に選択された材料で形成されること、及び踵部2を適度の厚さで成形し、かつ踵部2の厚さ方向に有底盲孔3を形成することによる相乗効果により、着地時に踵部2が歪み、衝撃を緩和する効果を奏功する。
図1において1はインソール、2は踵部、3は踵部の厚さ方向に形成された有底盲孔である。本発明のインソール1は、いわゆる「膝にやさしい」ということをコンセプトとする。そのために、インソール1の材料は、クッション性能がよく、硬度が30〜55度(Eタイプ硬度計)のゴム又は熱可塑性合成樹脂から任意に選択される。具体的には、ポリウレタン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、その他硬度が30〜55度(Eタイプ硬度計)の熱可塑性合成樹脂かが好ましい。これらの材料は一種単独又は2種以上の混合材料として使用することもできる。本発明の靴底又はインソール1は、ポリウレタン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、その他硬度が30〜55度(Eタイプ硬度計)の熱可塑性合成樹脂等から任意に選択された材料で形成されること、及び踵部2を適度の厚さで成形し、かつ踵部2の厚さ方向に有底盲孔3を形成することによる相乗効果により、着地時に踵部2が歪み、衝撃を緩和する効果を奏功する。
図2は、本発明の製造上の一つの基本概念を示す底面図である。この基本概念によれば、踵部の内部構造を特殊な構造にすることにより、図2において矢印(→)で示したように、歩行時に踵に負荷される衝撃を踵部の中心4へ導くことにより、着地時の重心が外側に流れるのを防止する。なお、図2は左足であるが、右足は左足と鏡像対象関係にある。
図3は、本発明の製造上の別の基本概念を示す底面図である。この基本概念によれば、踵部の内部構造を特殊な構造にすることにより、図3において踵のA、B及びCの部分を内側に向けて歪み易くし、歩行時に踵に負荷される衝撃を踵部の内側へ導くことにより、着地時の重心が外側に流れるのを防止する。なお、図3は左足であるが、右足は左足と鏡像対象関係にある。
図4は、前記基本概念により、踵着地時の重心を中心部へ誘導するため、踵部の厚さ方向に形成する有底盲孔の深度のパターンの一例を示している。即ち、図4において、黒丸(●)、二重丸(◎)及び白抜き丸(○)の深度は、それぞれ、3、2及び1である。このように、踵部の中心へ行くいしたがって有底盲孔の深度を深くすることにより、踵部の中心部を、その余の部分に比べて歪み易くし、踵が着地時の重心を中心部へ誘導することができる。
尚、黒丸(●)、二重丸(◎)及び白抜き丸(○)のそれぞれの深度を表す数字3、2及び1は、それぞれ特定の値ではなく、相対的な比例値を示す。
尚、黒丸(●)、二重丸(◎)及び白抜き丸(○)のそれぞれの深度を表す数字3、2及び1は、それぞれ特定の値ではなく、相対的な比例値を示す。
図5は、前記基本概念により、踵着地時の重心を中心部へ誘導するため、踵部の厚さ方向に形成する有底盲孔の直径のパターンの一例を示している。即ち、図5において、直径を踵部の中心へ行くにしたがって大きくすることにより、踵部の中心部を、その余の部分に比べて歪み易くし、踵が着地時の重心を中心部へ誘導することができる。
図6は、前記基本概念により、踵部の厚さ方向に形成する有底盲孔の深度を踵部の内側(IN)に行くにしたがって深くするパターンの一例を示している。即ち、図6において、
2、1及び0である。このように、踵部の内側へ行くにしたがって有底盲孔3の深度を深くすることにより、踵部の中心部を、その余の部分に比べて歪み易くし、踵が着地時の重心を中心部へ誘導することができる。
す数字3、2、1及び0は、それぞれ特定の値ではなく、相対的な比例値を示す。
2、1及び0である。このように、踵部の内側へ行くにしたがって有底盲孔3の深度を深くすることにより、踵部の中心部を、その余の部分に比べて歪み易くし、踵が着地時の重心を中心部へ誘導することができる。
す数字3、2、1及び0は、それぞれ特定の値ではなく、相対的な比例値を示す。
図7は、前記基本概念により、踵部の厚さ方向に形成する有底盲孔の直径を踵部の内側(IN)に行くにしたがって大きくするパターンの一例を示している。即ち、図7に示したように、直径を、踵部の内側(IN)へ行くにしたがって大きくすることにより、踵部の中心部(IN)を、その余の部分に比べて歪み易くし、踵が着地時の重心を内側へ誘導することができる。
[インソールの製造例]
本発明に従って、硬度が30〜55度(Eタイプ硬度計)の範囲にあるポリウレタンまたはエチレン−酢酸ビニル共重合体、或いはポリウレタンとエチレン−酢酸ビニル共重合体の混合材料を使用してインソールを製造した。図8の[1]は、その底面図、[2]は、[1]のX−Y面に沿った断面図である。図8において1はインソール、2は踵部、L1は踵部のインソール1の長手方向の長さ、L2は踵部のインソール1の幅方向の長さを示している。また、[2]において、L3は踵部2の厚さ方向の大きさ、即ち厚みである。3は、踵部2の厚さ方向に穿設した有底盲孔である。
本発明に従って、硬度が30〜55度(Eタイプ硬度計)の範囲にあるポリウレタンまたはエチレン−酢酸ビニル共重合体、或いはポリウレタンとエチレン−酢酸ビニル共重合体の混合材料を使用してインソールを製造した。図8の[1]は、その底面図、[2]は、[1]のX−Y面に沿った断面図である。図8において1はインソール、2は踵部、L1は踵部のインソール1の長手方向の長さ、L2は踵部のインソール1の幅方向の長さを示している。また、[2]において、L3は踵部2の厚さ方向の大きさ、即ち厚みである。3は、踵部2の厚さ方向に穿設した有底盲孔である。
踵部のインソール1の長手方向の長さL1を20〜100mm、踵部のインソール1の幅方向の長さL2を20〜100mm、及び踵部2の厚さ方向の厚みL3を2〜10mmの範囲で、それぞれ順列組み合わせで変えて、いわゆる変形性膝関節症であろうと自覚している男女から選択した200名のモニターに使用させて、先ずは履き心地をテストした結果、L1は30〜70mmの範囲、L2は同じく30〜70mmの範囲、L3は5〜20mmの範囲が好ましいことが実証された。
次に、実施例1で製造したインソール1の踵部2の厚さ方向に複数の有底盲孔3を次のとおりとした。図10は、その底面図である。有底盲孔3を穿設するパターンは図4で示したパターンである。即ち、踵部2の中心へ行くに従って、有底盲孔3の深度を深くするパターンである。実施例2では、L1、即ち、有底盲孔3の直径はすべて同じ2〜10mmの範囲であるが、それらの深度は、黒丸(●)が4〜10mm、二重丸(◎)が3〜8mm、及び白抜き丸(○)が2〜6mmの範囲である。このように、踵部2の中心へ行くにしたがって有底盲孔3の深度を深くすることにより、踵部の中心部を、その余の部分に比べて歪み易くし、踵が着地時の重心を中心部へ誘導することができた。
次に、実施例1で製造したインソール1の踵部2の厚さ方向に複数の有底盲孔3を次のとおりとした。図10は、その底面図である。有底盲孔3を穿設するパターンは図5で示したパターンである。即ち、踵部2の中心へ行くに従って、有底盲孔3の深度を深くするパターンである。実施例3では、L1、即ち、有底盲孔3の深度は全て同じ3〜10mmの範囲であるが、直径は、大きい丸が5〜10mm、中くらいの丸が3〜7mm、及び小さい丸が1〜3mmの範囲である。このように、踵部の厚さ方向に形成する有底盲孔3の直径を踵部2の中心へ行くにしたがって大きくすることにより、踵部の中心部を、その余の部分に比べて歪み易くし、踵が着地時の重心を中心部へ誘導することができた。
次に、実施例1で製造したインソール1の踵部2の厚さ方向に複数の有底盲孔3を次のとおりとした。図11は、その底面図である。有底盲孔3を穿設するパターンは図6で示したパターンである。即ち、踵部2の内側(IN)へ行くに従って、有底盲孔3の深度を深くするパターンである。実施例4では、L1、即ち、有底盲孔3の直径は全て同じ2〜10mmの範囲であるが、深度は、黒丸(●)が4〜10mm、二重丸(◎)が3〜8mm、
内側へ行くにしたがって有底盲孔3の深度を深くすることにより、踵部の中心部を、その余の部分に比べて歪み易くし、踵が着地時の重心を中心部へ誘導することができた。なお、図11において、INは内側、OSは外側、Tは爪先方向、Kは踵方向を示している。
内側へ行くにしたがって有底盲孔3の深度を深くすることにより、踵部の中心部を、その余の部分に比べて歪み易くし、踵が着地時の重心を中心部へ誘導することができた。なお、図11において、INは内側、OSは外側、Tは爪先方向、Kは踵方向を示している。
次に、実施例1で製造したインソール1の踵部2の厚さ方向に複数の有底盲孔3を次のとおりとした。図12は、その底面図である。有底盲孔3を穿設するパターンは図7で示したパターンである。即ち、踵部2の内側(IN)へ行くに従って、有底盲孔3の直径を大きくするパターンである。実施例5では、有底盲孔3の深度は全て3〜10mmであるが、有底盲孔3の直径は大きい丸が5〜10mm、中くらいの丸が3〜7mm、小さい丸が1〜3mmの範囲である。このように、踵部の内側(IN)へ行くにしたがって有底盲孔3の直径を大きくすることにより、踵部の中心部を、その余の部分に比べて歪み易くし、踵が着地時の重心を中心部へ誘導することができた。なお、図12において、INは内側、OSは外側、Tは爪先方向、Kは踵方向を示している。
1 インソール
2 踵部
3 有底盲孔
4 踵部の中心
IN 踵部の内側
OS 踵部の外側
A 踵部の内側
B 踵部の内側
C 踵部の内側
D 踵部の外側
L1 踵部のインソール1の長手方向の長さ
L2 踵部のインソール1の幅方向の長さ
L3 踵部2の厚さ方向の大きさ(厚さ)
T 爪先方向
K 踵方向
2 踵部
3 有底盲孔
4 踵部の中心
IN 踵部の内側
OS 踵部の外側
A 踵部の内側
B 踵部の内側
C 踵部の内側
D 踵部の外側
L1 踵部のインソール1の長手方向の長さ
L2 踵部のインソール1の幅方向の長さ
L3 踵部2の厚さ方向の大きさ(厚さ)
T 爪先方向
K 踵方向
Claims (8)
- インソール本体(1)と踵部(2)を有するインソールにおいて、踵部(2)の内部構造を、踵部の中心または踵部の内側へ重心を移動させるような構造としたことを特徴とするインソール。
- 前記踵部(2)の厚さ方向に複数の有底盲孔(3)を設けことを特徴とする請求項1に記載したインソール。
- 前記有底盲孔(3)の深度を踵部の中心(4)へ行くにしたがって深くしたことを特徴とする請求項1又は2に記載したインソール。
- 前記有底盲孔(3)の直径(A)を踵部(2)の中心(4)へ行くにしたがって大きくしたことを特徴とする請求項1又は2に記載したインソール。
- 前記有底盲孔(3)の深度を踵部(3)の内側(IN)へ行くにしたがって深くしたことを特徴とする請求項1又は2に記載したインソール。
- 前記有底盲孔(3)の直径(A)を踵部(3)の内側(IN)へ行くにしたがって大きくしたことを特徴とする請求項1又は2に記載したインソール。
- 前記踵部(3)の硬度を30〜55度(Eタイプ硬度計)としたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載したインソール。
- 前記硬度の材料をポリウレタン及び/またはエチレン−酢酸ビニル共重合体としたことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載したインソール。
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JP2014106522A JP2015211813A (ja) | 2014-05-01 | 2014-05-01 | インソール |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019093001A (ja) * | 2017-11-27 | 2019-06-20 | 株式会社アシックス | 履物の中敷き |
-
2014
- 2014-05-01 JP JP2014106522A patent/JP2015211813A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019093001A (ja) * | 2017-11-27 | 2019-06-20 | 株式会社アシックス | 履物の中敷き |
JP7142429B2 (ja) | 2017-11-27 | 2022-09-27 | 株式会社アシックス | 履物の中敷き |
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