JP2015209259A - キャップ - Google Patents

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Abstract

【課題】計量キャップの装着筒部が装着されるキャップ本体の外周面に内容物が付着するのを防ぐことができ、内容物が固化することにより計量キャップがキャップ本体から外れなくなるのを防止することができる。
【解決手段】容器本体2の口部21に装着され底壁部35に内容物の注出される注出筒31が立設された有底筒状のキャップ本体3と、注出筒31を開閉する計量キャップ4とを有し、計量キャップ4には、計量カップ41から径方向の外側に向けて突設され、キャップ本体3の内筒部32に着脱自在に外装される装着筒部42が備えられ、底壁部35には、注出筒31を通して内筒部32の内側に進入した内容物を容器本体2内に回収する回収孔35aが形成され、内筒部32には、径方向の内側に向けて突出し、内筒部32の内側からその内周面を伝って上端開口縁に向かう内容物の流れをせき止める堤防突起36が形成された構成のキャップ1を提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、キャップに関するものである。
従来から、例えば下記特許文献1で示されるように、内容物が収容される容器本体の口部に装着されるとともに、底壁部に内容物の注出される注出筒が立設された有底筒状のキャップ本体と、キャップ本体に着脱自在に装着され注出筒を開閉する計量キャップと、を有するキャップが知られている。計量キャップには、有頂筒状の計量カップと、計量カップから径方向の外側に向けて突設され、キャップ本体の周壁部に着脱自在に外装される装着筒部と、が備えられている。
キャップ本体の底壁部には、注出筒を通して周壁部の内側に進入した内容物を容器本体内に回収する回収孔が形成されている。
特開2010−126214号公報
しかしながら、上記したキャップでは、前回の注出時において回収孔を通して容器本体内に回収されず、キャップ本体の底壁部上に残った内容物が、今回の注出時に注出筒を通して計量カップ内に容器本体内の内容物を注ぎ入れる際に、キャップ本体の周壁部の内周面を伝って上端開口縁を径方向に跨ぎ、計量キャップの装着筒部が装着されるキャップ本体における外周面に達するおそれがあった。
そして、キャップ本体の外周面に達した内容物が固化することで、計量キャップがキャップ本体から外れなくなるおそれがあった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、計量キャップの装着筒部が装着されるキャップ本体の外周面に内容物が付着するのを防ぐことができ、内容物が固化することにより計量キャップがキャップ本体から外れなくなるのを防止することができるキャップを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、この発明は以下の手段を提供している。
本発明に係るキャップは、内容物が収容される容器本体の口部に装着されるとともに、底壁部に内容物の注出される注出筒が立設された有底筒状のキャップ本体と、前記キャップ本体に着脱自在に装着され前記注出筒を開閉する計量キャップと、を有するキャップであって、前記計量キャップには、有頂筒状の計量カップと、前記計量カップから径方向の外側に向けて突設され、前記キャップ本体の周壁部に着脱自在に外装される装着筒部と、が備えられ、前記底壁部には、前記注出筒を通して前記周壁部の内側に進入した内容物を前記容器本体内に回収する回収孔が形成され、前記周壁部には、径方向の内側に向けて突出し、前記周壁部の内側からその内周面を伝って上端開口縁に向かう内容物の流れをせき止める堤防突起が形成されていることを特徴としている。
本発明に係るキャップによれば、注出筒を通して容器本体内の内容物を計量カップ内に注ぎ入れる際に、前回の注出時において回収孔を通して容器本体内に回収されず、キャップ本体の底壁部上に残った内容物が周壁部の内側からその内周面を伝って上端開口縁に向かう。このとき、内容物は周壁部の径方向の内側に向けて突出する堤防突起によってその流れがせき止められるため、周壁部の上端開口縁を径方向に跨いで計量キャップの装着筒部が装着されるキャップ本体の外周面に達するのを防ぐことができる。そのため、キャップ本体の外周面にキャップ本体の周壁部内の内容物が付着するのを防ぐことができる。
したがって、キャップ本体の外周面において内容物が固化することを防ぐことができ、計量キャップがキャップ本体から外れなくなるのを防止することができる。
また、本発明に係るキャップによれば、前記堤防突起は、前記周壁部の内周面から径方向に離れるに従い漸次、下方に向けて延在していることが好ましい。
この場合、堤防突起に付着した内容物を、底壁部に向けて容易に落下させることが可能となり、容器本体を正立姿勢にした保存時において、周壁部の内容物を回収孔より容器本体内に回収し易くなる。
また、本発明に係るキャップによれば、前記堤防突起は、周方向に沿って延在するとともに、前記周壁部の内周面との接続部分回りに上下に反転変形可能に形成されていることが好ましい。
この場合、成形時において周壁部の内周面から径方向に離れるに従い漸次、上方に向けて延在する状態で周壁部と一体成型で堤防突起を作製することができる。そして、堤防突起は、成形後に下側に向けて押し込み反転させることで、周壁部の内周面を伝って上端開口縁に向かう内容物の流れをせき止める堤防突起を形成することができる。
また、堤防突起が下側に反転させた姿勢で保持されるので、堤防突起が底壁部側から上端開口縁に向かう内容物の流れによって変形して、この内容物が堤防突起を超えてしまうのを抑制することができる。
また、本発明に係るキャップによれば、前記計量カップの下端開口縁には、上方から下方に向かうに従い漸次、径方向の外側に向けて延在し、かつ径方向の厚さが薄くなる先鋭形状に形成されたリップ部が形成されていることが好ましい。
この場合には、計量カップ内の内容物をリップ部を通して注出する際の液切れが良くなり、この内容物が、計量カップの外周面を伝って装着筒部に至るのを抑制することができる。これにより、装着筒部に内容物が付着するのを防ぐことができ、計量キャップをキャップ本体に装着したときに、計量キャップがキャップ本体から外れなくなるのをより確実に防ぐことができる。
また、本発明に係るキャップによれば、前記計量カップの下端開口縁には、前記計量カップ内に前記容器本体内の内容物を前記注出筒内を通して注入する際に、前記注出筒の外周面を係止可能な係止部が形成されていることが好ましい。
この場合には、注出筒を通して容器本体内の内容物を計量カップ内に注入する際に、注出筒の外周面を計量カップの係止部に係止させることで、安定した姿勢で注ぐことができ、装着筒部内に注出する内容物が進入するのを防止することができる。
本発明に係るキャップによれば、計量キャップの装着筒部が装着されるキャップ本体の外周面に内容物が付着するのを防ぐことができ、内容物が固化することにより計量キャップがキャップ本体から外れなくなるのを防止することができる。
本発明の実施形態によるキャップの構成を示す側断面図である。 図1に示すキャップ本体の上面図である。 図1に示すキャップにおいて、注出筒を通して計量カップに内容物を注ぎ入れる状態を説明する図である。 他の実施形態によるキャップの構成を示す側断面図である。
以下、本発明に係るキャップの実施形態について図面を参照して説明する。
図1に示すように、本実施形態のキャップ1は、内容物が収容される容器本体2の口部21に装着されるとともに、底壁部35に内容物の注出される注出筒31が立設された有底筒状のキャップ本体3と、キャップ本体3に着脱自在に装着され注出筒31を開閉する計量キャップ4と、を有している。
なお、本実施形態では、容器本体2の口部21、キャップ本体3及び計量キャップ4は、それぞれの中心軸線が共通軸上に位置された状態で配設されている。以下、この共通軸をキャップ軸Oとし、キャップ軸Oに沿う方向を上下方向とし、キャップ軸Oに沿って計量キャップ4側を上側、容器本体2側を下側とし、キャップ軸O方向から見た平面視において、キャップ軸Oに直交する方向を径方向、容器軸O回りに周回する方向を周方向とする。
容器本体2における口部21の外周面には、第1雄ネジ22が形成されている。また、口部21の外周面において、第1雄ネジ22の下側には、周方向に間隔を開け配される第1回転規制部21aが複数形成されている。
キャップ本体3は、キャップ軸Oと同軸に配設された内筒部(周壁部)32及び外筒部33を有している。
内筒部32は、口部21の上側に配されるとともに内径が口部21の内径と略同等とされた上筒部32Aと、上筒部32Aの下側に連なり口部21の径方向の内側に配されるとともに上側から下側へ向かうに従い段階的に縮径するように形成された下筒部32Bと、を有している。ここで、下筒部32Bは、上側から順に1段部32b、第2段部32cが階段状に形成されている。また、下筒部32Bの上端部分の外周面は、口部21の内周面に嵌め合わされている。上筒部32Aの外周面には、第2雄ネジ34が形成されている。
下筒部32Bの下端縁には、径方向内側に向けて突出する底壁部35が形成され、底壁部35には前記注出筒31が形成されている。
注出筒31は、その中心軸がキャップ軸Oとほぼ一致するように配設されるとともに、その内側が注出口31Aとなっている。
注出筒31の上端部分は、下側から上側に向かうに従い径方向のうち一方側を向く側面(以下、後側側面という)が、この一方側と反対の他方側(以下、前側側面という)に向けて傾斜している。以下では、キャップ本体3において、径方向のうちキャップ軸Oに対して注出口31A側を前側とし、その反対側を後側とする。また、注出筒31の後側側面には、注出口31を、その上下方向の全長にわたって径方向に貫くスリット31a(図2参照)が形成されている。
また、底壁部35には、注出筒31を通して内筒部32の内側に進入した内容物を容器本体2内に回収する回収孔35aが形成されている。回収孔35aは、図2に示すように、底壁部35の後側の部分において、スリット31aの下端に繋がり略矩形状に開口している。そして、底壁部35は、前側から後側に向かうに従い漸次、下側に向かって傾斜している。
図1に示すように、注出筒31の上端は、上筒部32Aの上端より上方に位置している。
また、注出筒31の外周面において前側を向く前側側面には、キャップ軸O方向に沿って延びる第1係合部31cが形成されている。第1係合部31cは、注出筒31の外周面から径方向の外側に突出するリブ状に形成されている。第1係合部31cの上端は、注出筒31の上端より下方に位置している。
この注出筒31を有するキャップ本体3が装着された容器本体2では、キャップ本体3における前側が下方を向くように傾けられることで、内容物が注出口31Aから注出される。
また、外筒部33は略円筒状をなし、内筒部32の下筒部32Bの径方向の外側に離間して配されているとともに、外筒部33の上端部分は、内筒部32の上筒部32Aの下端部分に連結されている。詳しくは、上筒部32Aの下端部分には、径方向の外側に向けて突設されたフランジ部32aが形成されており、外筒部33は、このフランジ部32aの外周縁部から下側に向けて延設されている。
また、外筒部33の下端内周面には、板状の第2回転規制部33aが周方向に間隔をあけて複数配置されている。第2回転規制部33aは、口部21の第1回転規制部21aに噛み合うことにより、キャップ本体3が容器本体2に対し周方向に沿って移動することを規制している。
内筒部32には、径方向の内側に向けて突出し、内筒部32の内側からその内周面を伝って上端開口縁に向かう内容物の流れをせき止める堤防突起36が形成されている。堤防突起36は、内筒部32の内周面から径方向に離れるに従い漸次、下方に向けて延在し、且つ周方向に沿って延在するとともに、内筒部32の内周面との接続部分回りに上下に反転変形可能に形成されている。堤防突起36は、内筒部32の上筒部32Aの内周面のうち後側を向く前側部分において、周方向に沿って略半周の長さに設けられている。また、堤防突起36は、周方向の中央部分から両側に向かうに従い漸次、下方に向けて傾斜し、且つ突出長が大きくなっている。
そして、堤防突起36は、成形時において内筒部32の内周面から径方向に離れるに従い漸次、上方に向けて延在する状態で内筒部32と一体成型で作製し、成形後に下方に向けて押し込み反転される。
また、計量キャップ4は、注出筒31を覆う有頂筒状の計量カップ41と、計量カップ41から径方向の外側に向けて突設され、キャップ本体3の内筒部32に着脱自在に外装される装着筒部42と、が備えられている。計量カップ41には、キャップ軸O方向の中間部から径方向の外側に向けて突設された連結フランジ43が設けられている。装着筒部42は、連結フランジ43の外周縁部から下方に向けて延設されている。そして、これら計量カップ41、装着筒部42及び連結フランジ43がいずれもキャップ軸Oと同軸に配設されている。
計量カップ41の下側部分は、キャップ本体3の内筒部32における第2段部32cの径方向の内側に配置されている。また、計量カップ41の径方向の内側には、注出筒31が配されて計量カップ41に覆われている。
計量カップ41の下端開口縁には、上方から下方に向かうに従い漸次、径方向の外側に向けて延在し、かつ径方向の厚さが薄くなる先鋭形状に形成されたリップ部44が形成されている。
また、計量カップ41の下端開口縁には、計量カップ41内に容器本体2内の内容物を注出筒31内を通して注入する際に、径方向で前記リップ部44に対向する位置で、注出筒31の外周面を係止可能な係止部45が形成されている。係止部45は、計量カップ41の下端開口縁を凹状に切り欠いて形成されている。
また、計量カップ41の下端開口縁は、周方向に沿って係止部45からリップ部44に向かうに従い漸次、下側に向かって傾斜している。そして、計量カップ41は、係止部45が前側に位置し、リップ部44が後側に位置した状態で、キャップ本体3に装着される。そのため、計量カップ41に内容物が注ぎ入れられ下端開口縁を上側に向けた状態で、下端開口縁のうち注ぎ出す部分となるリップ部44が最も高い位置で視認し易くなるため、計量カップ41に方向性をもたせることができる。
また、装着筒部42の内周面には、雌ネジ46が形成され、この雌ネジ46がキャップ本体3における上筒部32Aの第2雄ネジ34に螺合している。また、連結フランジ43の下面には下方に向けて嵌合筒部43Aが延設され、この嵌合筒部43Aが上筒部32A内に嵌合されている。
次に、このように構成されたキャップ1を利用した容器本体2の内容物の注出について説明する。
内容物を注出する際は、図1において、まず、計量キャップ4を把持し、この計量キャップ4を周方向に回してキャップ本体3から取り外すとともに、注出筒31を露出させる。
次いで、図3に示すように、計量カップ41の中心軸とキャップ本体3のキャップ軸Oとを交差させるように配置するとともに、計量カップ41の開口端における係止部45を注出筒31の外周面における第1係合部31cに当接させる。
この状態で、容器本体2を傾けて、注出筒31の注出口31Aから計量カップ41内に内容物を計量しながら注入した後、この計量された内容物を計量カップ41から全量注ぎ出す。内容物の注出が完了したら、前述の動作とは逆の手順で計量カップ41を閉める。
以上説明したように、本実施形態のキャップ1によれば、注出筒31を通して容器本体2内の内容物を計量カップ41内に注ぎ入れる際に、前回の注出時において回収孔35aを通して容器本体2内に回収されず、キャップ本体3の底壁部35上に残った内容物が内筒部32の内側からその内周面を伝って上端開口縁に向かう。このとき、内容物は内筒部32の径方向の内側に向けて突出する堤防突起36によってその流れがせき止められるため、内筒部32の上端開口縁を径方向に跨いでキャップ本体3の第2雄ネジ34に達するのを防ぐことができる。そのため、第2雄ネジ34に、キャップ本体3の内筒部32内の内容物が付着するのを防ぐことが可能となる。
したがって、その第2雄ネジ34において内容物が固化することを防ぐことができ、計量キャップ4がキャップ本体3から外れなくなるのを防止することができる。
また、本実施形態では、堤防突起36が内筒部32の内周面から径方向に離れるに従い漸次、下方に向けて延在しているので、堤防突起36に付着した内容物を、底壁部35に向けて容易に落下させることが可能となり、容器本体2を正立姿勢にした保存時において、内筒部32の内容物を回収孔35aより容器本体2内に回収し易くなる。
また、本実施形態のキャップ1では、堤防突起36が上下に反転変形可能な長さで周方向に沿って延在しているので、成形時において内筒部32の内周面から径方向に離れるに従い漸次、上方に向けて延在する状態で内筒部32と一体成型で堤防突起36を作製することができる。そして、堤防突起36は、成形後に下側に向けて押し込み反転させることで、内筒部32の内周面を伝って上端開口縁に向かう内容物の流れをせき止める堤防突起36を形成することができる。
また、堤防突起36が下側に反転させた姿勢で保持されるので、堤防突起36が底壁部35側から上端開口縁に向かう内容物の流れによって変形して、この内容物が堤防突起36を超えてしまうのを抑制することができる。
また、本実施形態では、計量カップ41内の内容物を先鋭形状のリップ部44を通して注出する際の液切れが良くなり、この内容物が、計量カップ41の外周面を伝って装着筒部42に至るのを抑制することができる。これにより、装着筒部42の雌ネジ46に内容物が付着するのを防ぐことができ、計量キャップ4をキャップ本体3に装着したときに、計量キャップ4がキャップ本体3から外れなくなるのをより確実に防ぐことができる。
また、本実施形態では、注出筒31を通して容器本体2内の内容物を計量カップ41に注ぎ入れる際に、注出筒31の外周面の第1係合部31cを計量カップ41の係止部45に係止させることで、安定した姿勢で注ぐことができ、装着筒部42内に注出する内容物が進入するのを防止することができる。
しかも、図3に示すように、内容物の注出の際に、注出筒31の第1係合部31cを計量カップ41の係止部45に当接させることができるので、計量カップ41に対する注出筒31の位置が固定され、注出筒31の当接部を支点にして容器本体2を傾けて安定した姿勢で注出を行うことができる。
以上説明したように、本実施形態のキャップ1によれば、計量キャップ4の装着筒部42が装着されるキャップ本体3の第2雄ネジ34に、キャップ本体3の内筒部32内で底壁部35に残った内容物が付着するのを防ぐことができ、内容物が固化することにより、計量キャップ4がキャップ本体3から外れなくなるのを防止することができる。
なお、本発明の技術範囲は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上述した実施形態では、図2に示すように堤防突起36が前側において周方向に沿って略半周の長さで延在する構成となっているが、このような周方向の長さであることに限定されることはない。要は、堤防突起が上下に反転変形可能な長さで周方向に沿って延在していればよいのである。例えば、図4に示す他の実施形態のように、周方向に沿って全周にわたって堤防突起36が延在するものであっても良い。この場合の堤防突起36は、周方向に複数(ここでは4分割)の突起部36A、36A、…に分割されている。ここで、図4に示す堤防突起36は、径方向の外側の一端がキャップ本体3の内筒部32の上端32dに接続されている。
なお、これら突起部36Aを形成する分割スリット36aの位置は、注出口31A側となる前側で、例えば30°〜45°の範囲を避けた位置であることが好ましい。これにより、容器本体2を傾けて内容物を計量カップ41に注ぐ際に、内筒部32の内周面を伝って上端開口縁に向かう内容物が分割スリット36aを通過して上端開口縁に達するのを防ぐことができ、周方向に分割された堤防突起36においても内容物の流れをせき止めることができる。
また、本実施形態では、堤防突起36は、内筒部32の内周面から径方向に離れるに従い漸次、下方に向けて延在しているが、水平に延在されていてもかまわない。そして、堤防突起36の形状も、上記実施形態のように周方向の中央部分から両側に向かうに従い漸次、下方に向けて傾斜し、且つ突出長が大きくなる形状の堤防突起であることに限らない。つまり、堤防突起36は、周方向に沿って前記傾斜がなく水平であり、突出長も周方向で一定となる形状であってもよい。
さらに、計量カップ41の形状は、本実施形態に限定されず、リップ部44や係止部45を省略することも可能である。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能である。
1 キャップ
2 容器本体
3 キャップ本体
4 計量キャップ
31 注出筒
31c 第1係合部
32 内筒部(周壁部)
32A 上筒部
32B 下筒部
33 外筒部
34 第2雄ネジ
35 底壁部
35a 回収孔
36 堤防突起
41 計量カップ
42 装着筒部
44 リップ部
45 係止部
O キャップ軸

Claims (5)

  1. 内容物が収容される容器本体の口部に装着されるとともに、底壁部に内容物の注出される注出筒が立設された有底筒状のキャップ本体と、
    前記キャップ本体に着脱自在に装着され前記注出筒を開閉する計量キャップと、を有するキャップであって、
    前記計量キャップには、有頂筒状の計量カップと、前記計量カップから径方向の外側に向けて突設され、前記キャップ本体の周壁部に着脱自在に外装される装着筒部と、が備えられ、
    前記底壁部には、前記注出筒を通して前記周壁部の内側に進入した内容物を前記容器本体内に回収する回収孔が形成され、
    前記周壁部には、径方向の内側に向けて突出し、前記周壁部の内側からその内周面を伝って上端開口縁に向かう内容物の流れをせき止める堤防突起が形成されていることを特徴とするキャップ。
  2. 前記堤防突起は、前記周壁部の内周面から径方向に離れるに従い漸次、下方に向けて延在していることを特徴とする請求項1に記載のキャップ。
  3. 前記堤防突起は、周方向に沿って延在するとともに、前記周壁部の内周面との接続部分回りに上下に反転変形可能に形成されていることを特徴とする請求項2に記載のキャップ。
  4. 前記計量カップの下端開口縁には、上方から下方に向かうに従い漸次、径方向の外側に向けて延在し、かつ径方向の厚さが薄くなる先鋭形状に形成されたリップ部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のキャップ。
  5. 前記計量カップの下端開口縁には、前記計量カップ内に前記容器本体内の内容物を前記注出筒内を通して注入する際に、前記注出筒の外周面を係止可能な係止部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のキャップ。
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