JP2015209191A - グラブボックス - Google Patents

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Abstract

【課題】ボックス部を、ボディ側部材から取り外さなくとも、空調装置のフィルタ交換作業用等の作業スペースを確保可能なグラブボックスを提供すること。
【解決手段】グラブボックスGでは、ボックス部15が、前側支持機構35と後側支持機構42とによって、上方側の開口15aを露出させるように、ボディ側部材3から引き出し可能とされる。後側支持機構42が、上端43a側をボディ側部材3に対して回動可能に軸支され、下端43b側をボックス部15に対して回動可能に軸支されるリンク部材43を、有する。リンク部材43の下端43b側をボックス部15に対して軸支させる軸支部RSが、ボックス部15に配置される軸支孔29と、リンク部材43に配置される回動軸部48と、を備える。軸支孔29が、ボックス部15の引き出し完了時に、回動軸部48を引き抜き可能な切欠部31を、周縁に配置させている。
【選択図】図4

Description

本発明は、車両の助手席前方に搭載されるグラブボックスに関する。
従来、車両の助手席前方に搭載されるグラブボックスとしては、車両のボディ側に取り付けられるボディ側部材と、ボディ側部材に収納されるボックス部と、を備え、このボックス部を、ボディ側部材から引き出し可能に構成されるもの(いわゆる、「ボックスタイプ」と呼ばれるもの)があった。この種のグラブボックスでは、ボックス部は、スライド機構により、ボディ側部材から引き出し可能とされていた(例えば、特許文献1,2参照)。
特開平9−317316号公報 特開2007−290459公報
この種のグラブボックスでは、車両搭載時に、前側(インストルメントパネルの奥)に、一般に、空調装置が配置されている。そして、従来のグラブボックスでは、単にボックス部を車両後方側に向かって引き出した状態では、ボックス部とボディ側部材との間に大きなスペースを確保できないことから、空調装置のフィルタを交換する際には、ボックス部を、一旦、ボディ側部材から取り外して、ボディ側部材に形成される作業用の開口からフィルタを交換していた。そのため、フィルタの交換作業が煩雑となり、このフィルタの交換作業を容易とする点に、改善の余地があった。
本発明は、上述の課題を解決するものであり、ボックス部を、ボディ側部材から取り外さなくとも、空調装置のフィルタ交換作業用等の作業スペースを確保可能なグラブボックスを提供することを目的とする。
本発明に係るグラブボックスは、車両の助手席前方に搭載されて、車両のボディ側に取り付けられるボディ側部材と、ボディ側部材に収納されるボックス部と、を備え、
ボディ側部材が、ボックス部を収納可能に、車両後方側を開口させた収納凹部を、有し、
ボックス部が、略四角形状の底壁部と、底壁部の周縁から上方に延びるように形成される前壁部、後壁部、左壁部、右壁部と、を備えて、上方を開口させた略箱形状として構成されるグラブボックスであって、
ボックス部が、左壁部及び右壁部における前側の領域に配置される前側支持機構と、左壁部及び右壁部における後側の領域に配置される後側支持機構と、によって、ボディ側部材に連結されるとともに、前側支持機構と後側支持機構とによって、底壁部を、前端側を後方移動させつつ後端側を後下方に向けて、開口を露出させるように、ボディ側部材から引き出し可能に、構成され、
前側支持機構が、ボックス部を、ボディ側部材に対して後方に移動可能で、かつ、ボディ側部材に対して上下方向に回動可能に軸支させる構成とされ、
後側支持機構が、ボックス部の後端近傍の部位において上下方向に略沿って配置されるとともに、上端側を、ボディ側部材に対して回動可能に軸支され、下端側を、ボックス部に対して回動可能に軸支されるリンク部材を、有する構成とされ、
リンク部材の下端側をボックス部に対して回動可能に軸支する軸支部が、リンク部の下端側若しくはボックス部の一方に配置されて左右方向に沿った軸心を有する軸支孔と、他方に配置されて軸支孔に軸支される回動軸部と、を備えて、ボックス部を上下方向に回動可能に軸支する構成として、
軸支孔が、ボックス部の引き出し完了時において、ボックス部を前側支持機構の軸支部位を中心として上方へ回転させた際に、回動軸部を引き抜き可能な切欠部を、周縁に配置させていることを特徴とする。
本発明のグラブボックスでは、ボックス部は、前側支持機構と後側支持機構とによって、ボディ側部材に連結され、引き出し時に、底壁部を、前端側を後方移動させつつ後端側を後下方に向けて、開口を露出させるように、ボディ側部材から引き出されることとなる。そして、本発明のグラブボックスでは、ボックス部と後側支持機構のリンク部材とを連結させるように、ボックス部若しくはリンク部材の一方に配置される回動軸部を、ボックス部の引き出し完了時に、ボックス部若しくはリンク部材の他方に形成される軸支孔の切欠部から引き抜き可能な構成としていることから、ボックス部の引き出し完了時に、回動軸部を軸支孔から引き抜けば、ボックス部とリンク部との連結状態を解除することができる。そのため、ボックス部を、後端側を下方に向けるように傾斜して引き出された状態から、さらに、前側支持機構を回転中心として、ボディ側部材の収納凹部から離脱させるようにして、下方に移動させることができて、ボディ側部材の収納凹部を大きく開口させることができる。その結果、本発明のグラブボックスでは、前側支持機構によるボディ側部材とボックス部との連結を維持した状態で、空調装置のフィルタ交換作業用等の作業スペースを大きく確保することができる。
したがって、本発明のグラブボックスでは、ボックス部を、ボディ側部材から取り外さなくとも、空調装置のフィルタ交換作業用等の作業スペースを確保することができる。
具体的には、本発明のグラブボックスにおいて、回動軸部を、回動軸部を設けたリンク部材若しくはボックス部に対して、回動軸部の軸回り方向に回動可能に保持させる構成とするとともに、回動軸部の断面形状を、切欠部を挿通可能な幅寸法と、切欠部を挿通不能な長さ寸法と、に設定される略長方形状に、構成すれば、ボックス部の引き出し完了時に、回動軸部をリンク部材若しくはボックス部に対して切欠部に対応する幅寸法となるように回転させて、切欠部から引き抜くことにより、リンク部材とボックス部との連結状態を解除させることができ、また、フィルタ交換作業後には、回動軸部を切欠部から挿入させつつ、軸支孔に挿入させた状態で、リンク部材若しくはボックス部に対して回動させ、リンク部材若しくはボックス部に対して保持させるように配置させれば、ボックス部とリンク部材とを再度連結させることができることから、空調装置のフィルタ交換作業が一層容易となり、好ましい。
本発明の一実施形態であるグラブボックスを車両に搭載させた状態を、車両後方側から見た状態の概略正面図である。 実施形態のグラブボックスの車両搭載状態を示す車両前後方向に沿った縦断面図である。 実施形態のグラブボックスを構成する部材を説明する概略分解斜視図である。 実施形態のグラブボックスの縦断面図である。 図4のグラブボックスにおいて、ボックス部の引き出し完了状態を示す縦断面図である。 実施形態のグラブボックスにおいて、ボックス部の軸支孔周縁部位と、リンク部材の下端側の部位と、回動軸部と、を示す概略分解斜視図である。 図6に示す回動軸部の正面図である。 図7の回動軸部の底面図である。 図7の回動軸部の断面図であり、図8のIX−IX部位を示す。 実施形態のグラブボックスにおいて、回動軸部の部位付近を示す部分拡大右側面図である。 図10において、回動軸部の軸部本体の部分を示す概略断面図である。 図10のXII−XIIの部位を示す図である。 実施形態のグラブボックスにおいて、回動軸部を回転させた状態を示す部分拡大右側面図である。 図13において、回動軸部の軸部本体の部分を示す概略断面図である。 実施形態のグラブボックスにおいて、リンク部材の下端側とボックス部との連結状態を解除し、ボックス部を最大限下降移動させた状態を示す概略側面図である。 実施形態のグラブボックスにおいて、ボックス部が引き出された状態でエアバッグが膨張する状態を示す概略図である。 実施形態のグラブボックスにおいて、ボックス部が引き出された状態でエアバッグが膨張する状態を示す概略図であり、図16の後の状態を示す。 実施形態のグラブボックスにおいて、ボックス部が引き出された状態でエアバッグが膨張する状態を示す概略図であり、図17の後の状態を示す。 実施形態のグラブボックスにおいて、ボックス部が引き出された状態でエアバッグが膨張する状態を示す概略図であり、図18の後の状態を示す。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明すると、実施形態のグラブボックスGは、助手席前方に配置されるもので、実施形態の場合、下側に、助手席に着座した乗員の膝を保護可能な膝保護用のエアバッグ装置を、配置させて構成されている。本明細書における前後・上下・左右の方向は、特に断らない限り、車両の前後・上下・左右の方向と一致するものである。
グラブボックスGは、図1,2に示すように、インストルメントパネル(以下「インパネ」と省略する)1の下部側に配置されている。グラブボックスGは、図2〜4に示すように、ボディ側であるインパネ1に取り付けられるボディ側部材3と、ボディ側部材3に収納されるボックス部15と、ボディ側部材3とボックス部15とを連結させる前側支持機構35,後側支持機構42と、を備えている。
ボディ側部材3は、所定箇所をインパネ1に取り付けられるもので、ボックス部15を収納可能に、車両後方側を開口させた収納凹部4を、有する構成とされている。実施形態の場合、ボディ側部材3は、図2〜4に示すように、ボックス部15を引き出し可能に、車両後方側を開口させた略箱形状とされている。具体的には、ボディ側部材3は、後端側の開口4aの開口面を、周囲のインパネ1の傾斜に合わせて、下側を前方に位置させ、上側を後方に位置させるように、傾斜させて構成されるもので、略長方形状の前壁部5と、前壁部5の周縁から後方に延びるように配置される上壁部6,下壁部8,左壁部9,右壁部10と、を備えて構成されている。すなわち、ボディ側部材3において、前壁部5,上壁部6,下壁部8,左壁部9,右壁部10によって囲まれる領域が、ボックス部15を収納させる収納凹部4を構成している。前壁部5には、図3,4に示すように、空調装置のフィルタ交換作業用の作業用開口5aが、形成されている。実施形態の場合、この作業用開口5aは、前壁部5の上側半分程度の領域に、形成されている。上壁部6には、ボックス部15の前壁部の上端側に配置される後述する突出片17aを挿通可能な複数のガイド溝部6aが、前後方向に略沿うようにして、形成されている(図3,4参照)。このガイド溝部6aは、図5に示すように、ボックス部15の前後方向に略沿った移動時に、前壁部17の上端側の部位をガイドして、ボックス部15を左右にブレさせずに円滑に引き出し可能とするために、形成されている。また、上壁部6の後端近傍には、後側支持機構42を構成する軸受片部7が、上方に突出するように、形成されている。この軸受片部7は、上壁部6の左右両端近傍に配置されるもので、それぞれ、後述する回動軸部47を挿通可能な挿通孔7aを、配設させている。下壁部8は、実施形態の場合、後端を下方に位置させるように、水平方向(前後方向)に対して、傾斜して、構成されている。
左壁部9と右壁部10とには、前側支持機構35を構成するガイドレール部11と、固定側ギヤ部12と、が、形成されている。各ガイドレール部11は、ボックス部15の左壁部25,右壁部26から左右の外方に突出して配置される軸部28,28を挿通可能として、この軸部28をスライド移動可能に支持する構成とされるもので、左壁部9,右壁部10における下端付近の部位を、水平方向(前後方向)に沿った溝状に切り欠くようにして、構成されている。このガイドレール部11は、左壁部9,右壁部10の前端近傍から後端側にかけて、形成されるもので、後端近傍に、軸部28の後方移動を規制するストッパ11aを、備えている。固定側ギヤ部12は、ギヤ機構36を構成して、図4,5に示すように、ボックス部15の左壁部25,右壁部26の左右の外方に隣接して配置される可動側ギヤ部37のギヤ本体38と噛合されるもので、左壁部9,右壁部10の内周面側における上下の略中央となる位置に、水平方向(前後方向)に略沿って前後の略全域にわたって、配置されている。また、左壁部9,右壁部10における後縁側の上端近傍となる位置には、後述するロック部材20の係止爪部21a,22aを周縁で係止可能な係止孔9a,10aが、形成されている(図3参照)。
ボックス部15は、略四角形状の底壁部16と、底壁部16の周縁から上方に延びるように形成される前壁部17,後壁部18,左壁部25,右壁部26と、を備えて、上方を開口させた略箱形状として構成されている。前壁部17の上端側には、図3,4に示すように、上方に突出するように形成される略長方形状の突出片17aが、左右方向に沿って断続的に、形成されている。この突出片17aは、上述した如く、ボディ側部材3の上壁部6に形成されるガイド溝部6aに挿通されて、引き出し時のボックス部15の前後方向に略沿った移動時に、前壁部17の上端側の部位をガイドして、ボックス部15を円滑に引き出し可能とするために、配設されている。
後壁部18は、ボックス部15をボディ側部材3に収納させた状態で、図1に示すように、周囲のインパネ1から連なるように配置されるもので、周囲のインパネ1に合わせて、下端側を前方に位置させ、上端側を後方に位置させるように、上下方向に対して傾斜させて構成されている(図2参照)。また、後壁部18は、後面側を覆うカバー部19を、配置させて構成されるとともに、カバー部19との間に、ボックス部15のボディ側部材3からの引き出しを規制するロック部材20を、配設させている(図3参照)。このロック部材20は、左右方向に沿って配置されるもので、左閂部21と右閂部22と操作部23とを備えている。左閂部21と右閂部22とは、それぞれ、先端側に、後壁部18から左右の外方に突出して、ボディ側部材3の左壁部9,右壁部10に形成される係止孔9a,10aの周縁に係止可能な係止爪部21a,22aを、配設させている。左閂部21と右閂部22とは、図示しない付勢手段により、係止爪部21a,22aを左右の外方に突出させるように付勢されている。操作部23は、実施形態の場合、左閂部21の左端近傍に配置されるもので、一部を、カバー部19に形成される操作窓部19aから露出させている(図1,3参照)。この操作部23は、操作時に、左閂部21と右閂部22とを、各係止爪部21a,22aを後壁部18内に収納させるように、左右の内方に引き込み可能に構成されている。
左壁部25,右壁部26の前下端側には、前側支持機構35を構成する軸部28,28が、それぞれ、左右の外方に突出するように、形成されている。この軸部28は、後述する可動側ギヤ部37におけるギヤ本体38の元部38a側に形成される挿通孔38bに挿通されて、この可動側ギヤ部37を回動可能に軸支するとともに、ボディ側部材3の左壁部9,右壁部10に形成されるガイドレール部11に挿通されて、ガイドレール部11内をスライド移動可能に、構成されている。また、この軸部28は、ガイドレール部11に対して回動可能に、断面を略円形状とされている。また、左壁部25,右壁部26は、図2,4に示すように、後下端側の部位を、底壁部16より下方に延ばすように構成されており、この底壁部16より下方に位置している延設部位25a,26aに、後側支持機構42の軸支部RSを構成する軸支孔29を、配設させている(図4,6,10参照)。各軸支孔29は、図6,11に示すように、左右方向に沿った軸心を有して略円形に開口して形成される孔本体30と、孔本体30の周縁の一部を各左壁部25,右壁部26の下縁にかけて切り欠くように配置される切欠部31と、を、備える構成とされている。切欠部31は、ボックス部15の引き出し完了時において、ボックス部15を、前側支持機構35を構成する軸部28を中心として上方へ回転させた際に、回動軸部48の軸部本体51を挿通させることにより、回動軸部48を引き抜き可能に、左壁部25,右壁部26の下縁にかけて貫通して、形成されている。実施形態の場合、この切欠部31は、ボックス部15の引き出し完了時に、図11に示すように、孔本体30の前側となる位置において、先端を下方に向けるように、前後方向に対してわずかに傾斜して配置されるように、形成されている。この切欠部31は、開口幅寸法を、孔本体30の内径寸法より小さく(実施形態の場合、孔本体30の内径寸法の3/5程度)設定されるとともに、回動軸部48の後述する軸部本体51を挿通可能に、軸部本体51の幅寸法(短手方向側の幅寸法)よりも大きく設定されている。
前側支持機構35は、図4に示すように、ボックス部15における左壁部25及び右壁部26の前側の領域に配置されるもので、ボックス部15における左壁部25,右壁部26から突出して形成される軸部28と、ボディ側部材3に形成されて軸部28をスライド可能に支持するガイドレール部11と、引き出し時のボックス部15の左右のガタツキを抑制可能なギヤ機構36と、を備えて構成されている。この前側支持機構35は、ボックス部15を、ボディ側部材3に対して後方に移動可能で、かつ、ボディ側部材3に対して上下方向に回動可能に軸支させる構成とされている。
ガイドレール部11は、上述した如く、ボックス部15の左壁部25,右壁部26の前下端側から左右の外方に突出して配置される軸部28を挿通可能として、この軸部28をスライド移動可能に支持する構成とされている。また、軸部28は、ガイドレール部11内をスライド移動可能とし、かつ、ガイドレール部11に対して回転可能に、断面を略円形状とされている。ギヤ機構36は、ボディ側部材3の左壁部9,右壁部10に形成される固定側ギヤ部12と、ボックス部15とボディ側部材3との間に配置される可動側ギヤ部37と、を備えている。固定側ギヤ部12は、可動側ギヤ部37のギヤ本体38と噛合可能に、上述したごとく、左壁部9,右壁部10の内周面側に、配置されている。可動側ギヤ部37は、図3,4に示すように、ボックス部15における左壁部25,右壁部26の左右の外方に隣接して配置されるギヤ本体38と、ボックス部15における前壁部17の前側に隣接して配置されるとともにギヤ本体38,38相互を連結する連結板部39と、を、備えている。各ギヤ本体38は、外形形状を、略1/4円形板状として、元部38a側に軸部28を挿通可能な挿通孔38bを有して、外周縁側を、固定側ギヤ部12に噛合させるように構成されている。そして、可動側ギヤ部37は、各ギヤ本体38の挿通孔38bに、左壁部25,右壁部26から突出している軸部28を挿通させることにより、ボックス部15に対して回動可能に連結されている。このギヤ機構36は、図5に示すように、ボックス部15の引き出し時に、可動側ギヤ部37を前方に向かって回転させるように元部38a側を、軸部28の移動に伴って後方移動させることにより、ボディ側部材3からボックス部15を引き出す際に、ボックス部15の前端下部側の部位を支持して、底壁部16を、前端側を後方移動させつつ後端側を後下方に向けるように、傾斜させつつ、左右のバランスよく、円滑に引き出し可能とするために、配置されている。
後側支持機構42は、図4に示すように、ボックス部15における左壁部25及び右壁部26の後側の領域に配置されるもので、ボックス部15の後端近傍の部位において上下方向に略沿って配置されるとともに、上端43a側を、ボディ側部材3に対して回動可能に軸支され、下端43b側を、ボックス部15に対して回動可能に軸支されるリンク部材43を、備える構成とされている。
実施形態の場合、リンク部材43は、ボックス部15の左壁部25,右壁部26と、ボディ側部材3の左壁部9,右壁部10と、の間に、それぞれ、配置されるもので、上下の中間部位を前方に突出させるように、左右の側方から見て略「く」字形状に屈曲した長尺板状体から構成されている。リンク部材43は、ボックス部15をボディ側部材3内に収納させた状態では、図4に示すように、下端43b側を、上端43a側より前側に位置させるように、配置されている。リンク部材43は、実施形態の場合、上端43a側を、ボディ側部材3の上壁部6から上方に突出して形成される軸受片部7に隣接させるようにして、この軸受片部7の挿通孔7aに挿通される左右方向に沿った軸心を有した回動軸部47を、上端43a側に設けられる挿通孔44に挿通させることにより、上端43a側を、ボディ側部材3に対して回動可能に軸支されている。実施形態の場合、回動軸部47は、ボディ側部材3の左右の全域にわたって配置される長尺状とされている(図3参照)。
リンク部材43の下端43b側は、軸支部RSにより、ボックス部15に対して回動可能に軸支されている。軸支部RSは、実施形態の場合、図6,10,12に示すように、ボックス部15の左壁部25,右壁部26に形成される軸支孔29と、リンク部材43側に配置される回動軸部48と、を備えて、ボックス部15を上下方向に回動可能に軸支する構成である。回動軸部48は、実施形態の場合、リンク部材43と別体とされている。リンク部材43の下端43b側には、図6に示すように、回動軸部48の後述する軸部本体51を挿通可能に円形に開口した挿通孔45が、形成されている。挿通孔45の周縁部位において、左右方向の外側の面には、一部を段差状に凹ませるようにして、凹部45aが形成されている(図6,12参照)。この凹部45aは、回動軸部48に形成される後述するストッパ50を収納させるための部位であり、実施形態の場合、挿通孔45の周縁を、周方向の1/3程度の領域を凹ませるようにして、形成されて、ボックス部15をボディ側部材3から最大限引き出した状態のリンク部材43の挿通孔45の周縁において、上側から後側にかけての領域に、配置されている(図10参照)。また、実施形態の場合、挿通孔45は、内径寸法を、軸支孔29における孔本体30の内径寸法と、略一致させて構成されている。
回動軸部48は、リンク部材43に対して抜け不能に取り付けられるもので、図6〜9に示すように、左右方向の外方側に配置される略円板状の頭部49と、頭部49から延びる軸部本体51と、軸部本体51の先端側に配置されるフランジ部52と、を備えている。頭部49の表面(左右方向の外方側の面)には、図12に示すように、スクリュードライバー等の治具やコイン等を挿入可能な凹溝49aが、形成されている。実施形態の場合、凹溝49aは、矢印形状とされている。また、頭部49の裏面(左右方向の内方側の面)側には、回動軸部48を、リンク部材43に対する回転を規制して、リンク部材43に保持させるためのストッパ50が、軸部本体51の元部側を、周方向に沿って部分的に膨出させるようにして、段差状に形成されている(図8,9,12参照)。このストッパ50は、図12に示すように、リンク部材43に形成される挿通孔45の周縁部位を部分的に凹ませるように形成される凹部45a内に挿入されて、凹部45aに係止され、回動軸部48の挿通孔45に対する回転を規制するために、形成されている。また、実施形態の場合、このストッパ50の頭部49からの突出量と、ストッパ50を収納させる凹部45aの凹み量と、は、凹溝49aに治具等を挿入させて、回動軸部48を回転させた際に、一定以上の強い力で回転させれば、回動軸部48の保持状態を解消して、回動軸部48をリンク部材43(挿通孔45)に対して回動可能とするように、設定されている。
軸部本体51は、図9,11に示すように、円柱の対向する2面を切り欠くようにして構成される断面略長方形状の棒状とされている。換言すれば、軸部本体51は、断面形状を、短辺を円弧状に湾曲させた略長方形状とされるもので、この短辺を構成する円弧状に湾曲した湾曲外周面51aを、左壁部25,右壁部26に形成される軸支孔29の孔本体30の内周面に対して摺動可能とするように、構成されている。また、軸部本体51は、幅寸法(短手方向側の幅寸法)を、軸支孔29に形成される切欠部31に挿通可能な寸法に、設定され、長さ寸法(長手方向側の幅寸法)を、切欠部31に挿通不能な寸法に、設定されている。軸部本体51の先端側に配置されるフランジ部52は、軸支孔29に挿通させた状態の回動軸部48の左右方向側への大きな移動を規制し、かつ、軸支孔29から外れた状態の回動軸部48の挿通孔45からの抜けを防止するためのもので、図11に示すように、外径寸法を軸支孔29の孔本体30の内径寸法より大きく設定される略円板状として構成されている。
実施形態のグラブボックスGでは、前側支持機構35と後側支持機構42とを連動させることにより、ボックス部15は、底壁部16を、前端16a側を後方移動させつつ後端16b側を後下方に向けるように、傾斜させつつ、開口15aを露出させるように、ボディ側部材3から引き出されることとなる(図5参照)。そして、実施形態では、単に、ボックス部15を、最大限、ボディ側部材3から引き出した状態(引き出し完了状態)では、回動軸部48は、図11に示すように、軸部本体51を、前側を上方に位置させ、後側を下方に位置させるように、水平方向に対してわずかに傾斜させるようにして、配置されることとなる。この軸部本体51は、前側において、やや前下がりに傾斜して配置されている軸支孔29の切欠部31に対して、傾斜角度α(図11参照)を30°程度とするように、傾斜して配置されることとなる。
グラブボックスGの下側に配置される膝保護用のエアバッグ装置55は、図2に示すように、エアバッグ59と、エアバッグ59に膨張用ガスを供給するインフレーター58と、折り畳まれたエアバッグ59とインフレーター58とを収納するケース56と、ケース56の開口56aを覆うエアバッグカバー57と、を備えている。実施形態の場合、ケース56は、下方を開口させた略箱形状とされており、エアバッグカバー57は、ケース56の開口56aを覆う部位に、エアバッグ59の展開膨張時に、膨張するエアバッグ59によって前開きで押し開かれる扉部57aを、配設させている。インフレーター58は、エアバッグ59に膨張用ガスを供給可能な図示しないガス吐出口を、配設させて構成され、エアバッグ59内に膨張用ガスを流出可能に、エアバッグ59と連結されている。エアバッグ59は、インフレーター58から吐出される膨張用ガスを内部に流入させて、エアバッグカバー57の扉部57aを押し開いて形成されるケース56の開口56aから下方に突出し、グラブボックスGにおけるボックス部15の後壁部18に沿うように斜め後上方に向かって展開膨張して、この後壁部18の後面側を覆うように、膨張を完了させる構成とされている。なお、エアバッグ59は、詳細な説明を省略するが、膨張完了時の厚さを規制する内部テザーや、膨張完了時に後壁部18側に配置される壁部の前後方向の長さ寸法を縮めるように構成される外部テザーを設けることにより、膨張完了時に、先端を上方に向けて湾曲して、後壁部18に沿うように配置される構成とされている。膨張完了時に、湾曲して配置される後壁部18に沿うように、配置されることとなる。また、エアバッグ59は、図1,2の二点鎖線に示すように、膨張完了時に、助手席に着座した乗員MPの左右の膝K(KL,KR)を保護可能に、構成されている。また、実施形態では、グラブボックスGの下方において、エアバッグ装置55の後方となる位置には、アンダーカバー61が、配置されている(図2参照)。
実施形態のグラブボックスGでは、ボックス部15を、最大限、ボディ側部材3から引き出した状態(引き出し完了状態)で、図13,14に示すように、回動軸部48を軸支孔29に対して回転させれば、各リンク部材43の下端43b側とボックス部15との連結状態を解除することができる。具体的には、回動軸部48の頭部49に形成される凹溝49aに治具等を挿入させて、回動軸部48を、ストッパ50を凹部45aから外すように、前側に向かって回転させ、軸部本体51を切欠部31に挿通可能な位置まで回転させた状態で、ボックス部15を、軸部28を回転中心として、僅かに上方へ回転させれば、図15に示すように、軸部本体51を切欠部31から引き抜くことができて、各リンク部材43の下端43b側とボックス部15との連結状態を解除することができる。その後、ボックス部15を、前側支持機構35の軸部28を回転中心として、後壁部18側を下方に向けるように回転させれば、ボディ側部材3の収納凹部4の車両後方側を大きく開口させることができ、大きく開口している開口4aから、収納凹部4に作業者が手を入れることにより、ボディ側部材3の前壁部5に形成される作業用開口5aを経て、空調装置のフィルタの交換作業を行うことができる。そして、フィルタの交換作業後には、ボックス部15を、軸部28を回転中心として、後壁部18側を上方に向けつつ、左壁部25,右壁部26の軸支孔29,29を、各リンク部材43の下端43b側に近付けるように、回転させ、その後、軸支孔29の切欠部31を経て、回動軸部48の軸部本体51を孔本体30に挿入させ、治具等を利用して、ストッパ50を凹部45aに嵌め込むようにして、回動軸部48を、矢印を白丸マーク(図10参照)に合わせるように復帰させるようにして回転させれば、回動軸部48をリンク部材43に再度保持させることができて、リンク部材43の下端43b側とボックス部15とを再度連結させることができる。その後、ボックス部15を前方に押圧すれば、ボックス部15をボディ側部材3の収納凹部4内に収納させることができる。
そして、実施形態のグラブボックスGでは、ボックス部15は、前側支持機構35と後側支持機構42とによって、ボディ側部材3に連結され、引き出し時に、底壁部16を、前端16a側を後方移動させつつ後端16b側を後下方に向けて、開口15aを露出させるように、ボディ側部材3から引き出されることとなる。そして、実施形態のグラブボックスGでは、ボックス部15と後側支持機構42のリンク部材43とを連結させるように、リンク部材43側に配置される回動軸部48を、ボックス部15の引き出し完了時に、ボックス部15に形成される軸支孔29の切欠部31から引き抜き可能な構成としていることから、ボックス部15の引き出し完了時に、回動軸部48を軸支孔29から引き抜けば、ボックス部15とリンク部材43との連結状態を解除することができる。そのため、図5に示すように、ボックス部15を、後端側を下方に向けるように傾斜して引き出された状態から、さらに、前側支持機構35を回転中心として、ボディ側部材3の収納凹部4から離脱させるようにして、下方に移動させることができて(図15参照)、ボディ側部材3の収納凹部4を大きく開口させることができる。その結果、実施形態のグラブボックスGでは、前側支持機構35によるボックス部15とボディ側部材3との連結を維持した状態で、空調装置のフィルタ交換作業用等の作業スペースを大きく確保することができる。
したがって、実施形態のグラブボックスGでは、ボックス部15を、ボディ側部材3から取り外さなくとも、空調装置のフィルタ交換作業用等の作業スペースを確保することができる。
具体的には、実施形態のグラブボックスGでは、回動軸部48を、リンク部材43に対して回動軸部48の軸回り方向に回動可能に保持させる構成とするとともに、回動軸部48の軸部本体51の断面形状を、切欠部31を挿通可能な幅寸法と、切欠部31を挿通不能な長さ寸法と、に設定される略長方形状に、構成していることから、ボックス部15の引き出し完了時に、回動軸部48のリンク部材43による保持状態を解消させて、回動軸部48を、リンク部材43に対して切欠部31に対応する幅寸法となるように回転させて、軸部本体51を切欠部31から引き抜くことにより、リンク部材43とボックス部15との連結状態を解除させることができる。また、フィルタ交換作業後には、回動軸部48の軸部本体51を切欠部31から挿入させつつ、軸支孔29の孔本体30に軸支させるように配置させて、回動軸部48をリンク部材43に再度保持させれば、ボックス部15とリンク部材43とを再度連結させることができることから、空調装置のフィルタ交換作業が一層容易となる。なお、このような点を考慮しなければ、回動軸部の軸部本体を、切欠部を挿通可能な断面略円形として、ナット等の締結手段を用いて軸支孔に対して連結させるような構成としてもよい。
また、実施形態のグラブボックスGでは、軸支孔29の切欠部31は、ボックス部15を最大限に引き出した状態(引き出し完了状態)では、回動軸部48の軸部本体51の前側において、水平面に対してわずかに後上がりで傾斜するように配置されるとともに、回動軸部48の軸部本体51は、僅かに下側に回転させれば、切欠部31に挿入可能に、上下方向に対して大きく傾くように(水平方向に対してわずかに傾くように)配置されている(図11参照)。このような切欠部31の切欠の軸方向(開口方向)は、グラブボックスGの下側に配置されるエアバッグ装置55のエアバッグ59の展開方向に略沿っている。そのため、実施形態のグラブボックスGにおいて、仮に、ボックス部15がボディ側部材3から最大限に引き出された状態で、エアバッグ装置55のインフレーター58が作動する場合、エアバッグ59の膨張初期において、ケース56から一旦下方に突出しつつ、後上方に向かって展開するように膨張するエアバッグ59が、ボックス部15の底壁部16において、ボディ側部材3から突出している領域(後側の領域)を後上方に向かって押圧するような態様となり(図16参照)、このエアバッグ59の押圧力によって、ボックス部15が、切欠部31に略沿った方向側に移動するようこととなる。そして、図17に示すように、回動軸部48の軸部本体51が切欠部31から引き抜かれることとなって、リンク部材43の下端43b側とボックス部15との連結状態が解除されることとなる。次いで、エアバッグ59は、さらに、後方に向かって突出し、その後、上方に向かうように膨張することから、膨張するエアバッグ59によって、ボディ側部材3から引き出された状態のボックス部15の後壁部18を、前側に押圧することができ(図18参照)、ボックス部15を、図19に示すように、膨張するエアバッグ59によって、ボディ側部材3内に収納させるように移動させることができる。そのため、実施形態のグラブボックスGでは、仮に、ボックス部15をボディ側部材3から最大限に引き出した状態で、エアバッグ59が膨張する場合にも、膨張するエアバッグ59によって、ボックス部15をボディ側部材3内に収納させることができ、また、図19に示すように、膨張を完了させたエアバッグ59により、ボックス部15の後面側を広く覆うことができることから、乗員MPの膝K(KL,KR)を、膨張したエアバッグ59によって支障なく円滑に保護することができる。
なお、実施形態では、リンク部材43側に回動軸部48を配置させ、ボックス部15側に回動軸部48を軸支させる軸支孔29を配置させているが、実施形態とは逆に、リンク部材側に軸支孔を設け、ボックス部側に回動軸部を配置させる構成としてもよい。また、実施形態では、前側支持機構35を、ボックス部15に形成される軸部28と、ボディ側部材3に形成されて軸部28をスライド移動可能とされるガイドレール部11と、ギヤ機構36と、から構成しているが、前側支持機構の構成は実施形態に限られるものではなく、例えば、前側支持機構を、後側支持機構と同様に、リンク部材から構成してもよい。
3…ボディ側部材、4…収納凹部、4a…開口、5…前壁部、5a…作業用開口、7…軸受片部、11…ガイドレール部、15…ボックス部、15a…開口、16…底壁部、16a…前端、16b…後端、17…前壁部、18…後壁部、25…左壁部、26…右壁部、28…軸部、29…軸支孔、30…孔本体、31…切欠部、35…前側支持機構、42…後側支持機構、43…リンク部材、43a…上端、43b…下端、45…挿通孔、45a…凹部、47…回動軸部、48…回動軸部、50…ストッパ、51…軸部本体、RS…軸支部、G…グラブボックス。

Claims (2)

  1. 車両の助手席前方に搭載されて、前記車両のボディ側に取り付けられるボディ側部材と、該ボディ側部材に収納されるボックス部と、を備え、
    前記ボディ側部材が、前記ボックス部を収納可能に、車両後方側を開口させた収納凹部を、有し、
    前記ボックス部が、略四角形状の底壁部と、底壁部の周縁から上方に延びるように形成される前壁部、後壁部、左壁部、右壁部と、を備えて、上方を開口させた略箱形状として構成されるグラブボックスであって、
    前記ボックス部が、前記左壁部及び前記右壁部における前側の領域に配置される前側支持機構と、前記左壁部及び前記右壁部における後側の領域に配置される後側支持機構と、によって、前記ボディ側部材に連結されるとともに、前記前側支持機構と前記後側支持機構とによって、前記底壁部を、前端側を後方移動させつつ後端側を後下方に向けて、前記開口を露出させるように、前記ボディ側部材から引き出し可能に、構成され、
    前記前側支持機構が、前記ボックス部を、前記ボディ側部材に対して後方に移動可能で、かつ、前記ボディ側部材に対して上下方向に回動可能に軸支させる構成とされ、
    前記後側支持機構が、前記ボックス部の後端近傍の部位において上下方向に略沿って配置されるとともに、上端側を、前記ボディ側部材に対して回動可能に軸支され、下端側を、前記ボックス部に対して回動可能に軸支されるリンク部材を、有する構成とされ、
    前記リンク部材の下端側を前記ボックス部に対して回動可能に軸支する軸支部が、前記リンク部の下端側若しくは前記ボックス部の一方に配置されて左右方向に沿った軸心を有する軸支孔と、他方に配置されて前記軸支孔に軸支される回動軸部と、を備えて、前記ボックス部を上下方向に回動可能に軸支する構成として、
    前記軸支孔が、前記ボックス部の引き出し完了時において、前記ボックス部を前記前側支持機構の軸支部位を中心として上方へ回転させた際に、前記回動軸部を引き抜き可能な切欠部を、周縁に配置させていることを特徴とするグラブボックス。
  2. 前記回動軸部が、前記回動軸部を設けた前記リンク部材若しくは前記ボックス部に対して、前記回動軸部の軸回り方向に回動可能に保持されて、断面形状を、前記切欠部を挿通可能な幅寸法と、前記切欠部を挿通不能な長さ寸法と、に設定される略長方形状として、構成されていることを特徴とする請求項1に記載のグラブボックス。
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