JP2015209003A - 装置およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】冗長な機構を設置する必要がなく、容易に設置できる、不適切な操作による被害を軽減するための装置を提供する。
【解決手段】本発明の装置は、車載機器が利用可能に設置された車両に対する不適切な操作を検出する誤操作検出部と、誤操作検出部が不適切な操作を検出した場合に、当該不適切な操作によって生じる被害を抑制するための制御を行う被害抑制制御部とを備える。そして、誤操作検出部および被害抑制制御部の少なくとも一方は、車載機器への入力信号または車載機器からの出力信号を、当該車載機器での用途とは異なる用途に利用すべく送信または受信する。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば車両に設置された車載機器を利用して、不適切な操作によって生じる被害を抑制するための制御を行う装置およびプログラムに関する。
車両の誤操作によって生じる被害・損害を抑制するべく、従来から、アクセルペダルを誤って踏み込んだ際に生じる車両の急加速を防止する技術が開発されている。例えば特許文献1は、駐車場でアクセルペダルが急に踏み込まれた場合に、スロットルを制御して急加速を防止する技術を開示している。
特開2012−107602号公報
このような従来の手法では、誤った操作を検出する機構や誤った操作による被害・損害を抑制する機構を新たに車両に設置する必要があった。例えば、車両に既に設置されている車載機器が誤った操作を検出し得る機能を有する場合でも、当該車載機器とは別に新たに誤った操作を検出する機構を設置するので、設置が複雑になるとともに、機能的に冗長な構成となっている。
そこで、本発明は、冗長な機構を設置する必要がなく、容易に設置できる、不適切な操作による被害を軽減するための装置を提供することを目的とする。この目的は、例えば特許請求の範囲における独立項に記載の特徴の組み合わせにより達成される。また従属項は例えば本発明の更なる有利な具体例を規定する。
(1)本発明の装置は、車載機器が利用可能に設置された車両に対する不適切な操作を検出する誤操作検出部と、誤操作検出部が不適切な操作を検出した場合に、当該不適切な操作によって生じる被害を抑制するための制御を行う被害抑制制御部とを備える。そして、誤操作検出部および被害抑制制御部の少なくとも一方は、車載機器への入力信号または車載機器からの出力信号を、当該車載機器での用途とは異なる用途に利用すべく送信または受信する。
このようにすれば、、既設の車載機器の機能を有効に利用することができ、冗長な機構を設置することなしに車両に不適切な操作によって生じる被害を抑制する機構を導入することができる。例えば、既設の車載機器が不適切な操作の検出に利用することができる検出手段を備える場合、当該検出手段を車載機器における本来の使用目的ではなく不適切な操作の検出に転用することで、検出手段を重複して設けることを避けることができる。また、例えば、既設の車載機器が車速を制御可能な機構を備える場合には、当該機構を車載機器における本来の使用目的ではなく不適切な操作によって生じる被害を抑制するために使用することで、類似の機構を重複して設けることを避けることができる。
「車載機器での用途」としては、例えば当該車載機器本来の用途とするとよい。例えば車載機器が盗難防止装置の場合には盗難を防止するという用途、例えば車載機器がレーダ探知機の場合にはレーダ式速度測定器、自動速度違反取締装置(通称“オービス”)などの設置位置への接近を運転者に知らせる用途とするとよい。
「異なる用途」としては、例えば車載機器本来の用途以外の用途とするとよい。例えば車載機器が盗難防止装置の場合に盗難防止装置をアクセルの踏み込み過ぎの検出に用いるという用途、例えば車載機器がレーダ探知機の場合にレーダ探知機を自車位置が駐車場であることの検出に用いるという用途とするとよい。
(2)好ましくは、本発明の装置では、所定の条件を満足しているときに誤操作検出部および被害抑制制御部の機能を有効にする有効化制御部をさらに備えるとよい。(3)所定の条件は、車両が徐行している状態または停車した状態であるとよい。(4)この場合、所定の条件は、例えば、ドアを閉めてから所定時間が経過していないこと、エンジンを始動してから所定時間が経過していないこと、車速が所定の範囲であること、エンジン回転数がアイドリング状態の回転数であること、およびスロットル開度が所定値以下であること、シフトが動いたときから所定時間が経過していないこと、のうちの少なくとも1つを用いて判断されるとよい。特に、所定の条件を満足しているときに限り 誤操作検出部および被害抑制制御部の機能を有効にする有効化制御部をさらに備えるとよい。
このような構成により、所定の条件を満足しないときには車載機器を本来の用途を利用しつつ、所定の条件を満足する時に限って不適切な操作によって生じる被害を抑制することができる。例えば、車載機器が盗難防止装置の場合に、所定の条件を「車両が徐行している状態または停車した状態であること」として、この条件を満足しないときには盗難防止装置本来の用途である盗難防止のために盗難防止装置を利用し、所定の条件を満足したときには、本来の用途とは異なるアクセルの踏み込み過ぎの検出の用途に盗難防止装置を利用するとよい。このように、所定の条件を「車両が徐行している状態または停車した状態であること」とした場合には、例えば駐車場にいるときのように、急加速や急発進の必要性の低い状況においてのみ、不適切な操作によって生じる被害を抑制することができる。「車両が徐行している状態または停車した状態であること」は、列挙した条件に基づき判断するとよい。所定の条件を「車両が徐行している状態または停車した状態であること」とした場合の不適切な操作は、例えば、アクセルの踏み込み過ぎとするとよい。
(5)好ましくは、本発明の装置では、有効化制御部は、車両側からエンジン回転数、車速、スロットル開度、ギヤポジション、ドア開閉状態の少なくとも1つを取得し、取得した値に基づき所定の条件を満足しているか否かを判断するとよい。車両側からの取得は、例えば車両側のコンピュータからの信号を取得して行うとよい。特に、車両側コンピュータの接続された車両内の信号線から取得するとよい。このような信号線が存在するコネクタとして車両の故障診断コネクタの信号線を利用するとよい。特に車両の故障診断コネクタに接続可能な装置側コネクタを設け、装置側コネクタを車両の故障診断コネクタに差し込んで取得する構成とするとよい。このようなコネクタとしてはOBDコネクタを用いるとよい。
このような構成により、車両側から、所定の条件が満たされたか否かの判断に必要な情報を取得することができる。有効化制御部は、例えば所定の時間間隔で車両側から情報を取得するようにするとよい。
(6)好ましくは、本発明の装置では、前記有効化制御部は、車両の現在位置を取得する位置情報取得機能と、位置情報取得機能により取得した現在位置を地図情報に基づき補正するマップマッチング機能とを有する機器に接続されえ、有効化制御部は、現在位置が道路以外である場合に所定の条件が満足されていると判断するとよい。
このような構成により、取得した現在位置が道路以外である場合に、誤操作検出部及び被害抑制制御部被害を有効化し、被害を抑制するための制御を実行可能とすることができる。車両が例えばナビゲーション装置やレーダ探知装置のような位置情報取得機能とマップマッチング機能を有する機器を備える場合に、取得した現在位置が道路以外である場合に限って、誤操作検出部及び被害抑制制御部被害を有効化し、被害を抑制するための制御を実行可能とすることができる。「道路以外」の位置として、例えば地図データに登録されている駐車場施設の位置や、目的地として設定された施設の位置が現在位置である場合に所定の条件が満たされたと判断するように構成した場合には、徐行が必要とされる駐車場や目的地の近辺のみで被害を抑制するための制御を行うことができる一方、その他の状況における通常の運転操作に影響を及ぼすことを避けることができる。この場合の不適切な操作は、例えば、アクセルの踏み込み過ぎとするとよい。
(7)好ましくは、本発明の装置では、有効化制御部は、気圧検出手段を備える機器に接続され、有効化制御部は、気圧の変化に基づいて所定の条件が満足されているか否かを判断するとよい。
このような構成により、気圧検出手段を備える機器を備える場合に、気圧の変化に基づいて所定の条件が満足されているか否かを決定することができる。例えば、立体駐車場のように、階を上下することにより気圧の急激な変化が生じるような場所で、誤操作検出部及び被害抑制制御部被害を有効化し、被害を抑制するための制御を実行可能とすることができる。この場合の不適切な操作は、例えば、アクセルの踏み込み過ぎとするとよい。
(8)好ましくは、本発明の装置では、有効化制御部は、車両の周辺を撮影するカメラを有する機器に接続され、有効化制御部は、当該カメラで撮影した車両の周辺の画像を用いた画像認識により所定の条件が満足されているか否かを判断するとよい。
このような構成により、車両の周辺を撮影した画像に写る内容に応じて、所定の条件が満足されているか否かを決定することができる。例えば、画像に駐車場の駐車枠が写った場合に、所定の条件が満足されていると判断し、誤操作検出部及び被害抑制制御部被害を有効化して、被害を抑制するための制御を実行可能とすることができる。この場合の不適切な操作は、例えば、アクセルの踏み込み過ぎとするとよい。
(9)好ましくは、本発明の装置では、有効化制御部は、マイクロ波検出手段を備える機器に接続され、有効化制御部は、当該マイクロ波検出手段で壁の障害物を検出した場合に所定の条件が満足されていると判断するとよい。
このような構成により、例えば、駐車場のように、車両の周囲に壁がある場合に、所定の条件が満足されていると判断し、誤操作検出部及び被害抑制制御部被害を有効化して、被害を抑制するための制御を実行可能とすることができる。この場合の不適切な操作は、例えば、アクセルの踏み込み過ぎとするとよい。
なお、有効化制御部の動作を規定する「所定の条件」は上述の(3)から(8)に挙げたものの任意の組み合わせであってもよいし、これらに更に他の条件を組み合わせたものであってもよい。
(10)好ましくは、本発明の装置では、車載機器は車両に設置された車両側OBDコネクタに接続される車載機器側OBDコネクタを備え、誤操作検出部は、車載機器側OBDコネクタからスロットル開度を取得し、スロットル開度の急激な変化を不適切な操作として検出するとよい。
このような構成により、車両側OBDコネクタから、スロットル開度の生の情報を取得することができ、不適切な操作としてアクセルの踏み込み過ぎやブレーキとアクセルの踏み間違いを検出することができる。ブレーキとアクセルの違いは、ペダル踏力が軽いか重いかにあり、通常、ブレーキの方がペダル踏力が重い。このため、急ブレーキを掛けようとしたときにブレーキとアクセルの踏み間違いをした場合には、アクセルを急激に踏み込んでしまい思わぬ急加速によって衝突被害を生じさせることがあるので、ブレーキとアクセルの踏み間違いの検出には特に効果的である。
(11)好ましくは、本発明の装置では、車載機器はスロットルストッパに設けられた接触検出手段を含み、誤操作検出部は、当該検出手段に対するスロットルペダルの接触を不適切な操作として検出するとよい。
このような構成により、不適切な操作としてアクセルの踏み込み過ぎやブレーキとアクセルの踏み間違いを検出することができる。特に、急ブレーキを掛けようとしたときにブレーキとアクセルの踏み間違いをした場合には、スロットルペダルがスロットルストッパに当たるほど深く踏み込んでしまい思わぬ急加速によって衝突被害を生じさせることがあるので、ブレーキとアクセルの踏み間違いの検出には特に効果的である。
(12)好ましくは、本発明の装置では、車載機器は、ショック検出手段と傾斜検出手段を備える機器を含み、誤操作検出部は、ショック検出手段と傾斜検出手段とにより障害物に乗り上げたことを検知した場合に、不適切な操作がなされたことを検出するとよい。
このような構成により、ショック検出手段と傾斜検出手段を備える盗難防止機器を備える車両において、これらの検出手段を流用して障害物への乗り上げを検出し、被害を抑制するための制御を行うことができる。駐車場でブレーキとアクセルの踏み間違いをして車止めに乗り上げた場合に不適切な操作として検出することができる。盗難防止装置は、通常、車両が駐車された状態においてのみ機能するものであるところ、その盗難防止装置が有する検出手段を誤操作の検出に流用することにより、車載機器の潜在的な機能を有効に利用できる点で効果的である。なお、ショック検出手段と傾斜検出手段とは、予め定められたシーケンスに合致したショック検出と傾斜検出をした場合に、障害物に乗り上げるような不適切な操作がなされたことを検出するように構成するとよい。
(13)好ましくは、本発明の装置では、被害抑制制御部は、誤操作検出部が不適切な操作を検出した場合に、車速を低減すべく制御を行うとよい。車速を低減すべく行う制御として、例えば、(14)アイドリングストップシステムを有する車載機器を備える車両では、被害抑制制御部は、誤操作検出部が不適切な操作を検出した場合に、アイドリングストップシステムを利用してエンジンを停止させるとよい。また、(15)イモビライザ機能を有する盗難防止装置を備える車両では、被害抑制制御部は、誤操作検出部が不適切な操作を検出した場合に、盗難防止装置のイモビライザ機能を利用してエンジンを停止させるとよい。
このような構成により、例えばアクセルの急激な踏込のような不適切な操作を検出した場合に、車速を低減すべく制御を行って、不適切な操作によって生じる被害を抑制するよう制御することができる。特に、アイドリングストップシステムやイモビライザ機能によって強制的にエンジンを停止させることにより、車両を急停車させることができる。その他の車速を低減すべく行う制御としては、例えば、スロットルバルブバタフライを絞り吸入空気量を規制する、インジェクタからの燃料噴射の吐出量を低下させる、点火プラグの点火を間引く、などの方法によりエンジン出力を抑制する制御を採用するとよい。
(16)好ましくは、本発明の装置では、被害抑制制御部は、誤操作検出部が不適切な操作を検出した場合に、不適切な操作を検出したことを運転者に報知する制御を行うとよい。運転者に報知する方法は、例えば、視覚による方法、聴覚による方法、触覚による方法、およびこれらの組み合わせであってもよいし、さらに他の方法であってもよい。例えば、(17)モニタを有する機器を車載機器として備える車両では、被害抑制制御部は、誤操作検出部が不適切な操作を検出した場合に、モニタに警告を表示する制御を行うとよい。ナビゲーション装置やレーダ探知機が設置された車両において、不適切な操作があったことを運転者に視覚的に報知することができる。また、(18)盗難者を威嚇するフラッシュ照射機能を有する盗難防止装置を車載機器として備える車両では、被害抑制制御部は、誤操作検出部が不適切な操作を検出した場合に、フラッシュ照射する制御を行うとよい。不適切な操作があったことを運転者に視覚的に報知することができる。また、(19)車内に警告音を鳴らす機能を有する盗難防止装置を備える車両では、被害抑制制御部は、誤操作検出部が不適切な操作を検出した場合に、盗難防止装置が備える車内に警告音を鳴らす制御を行うとよい。警告音は、例えば、サイレン音、ブザー音、音声等とするとよい。不適切な操作があったことを運転者に聴覚的に報知することができる。
このような構成により、不適切な操作を行った運転者に、不適切な操作によって生じる損害を回避させる操作をするよう促すことができる。特に、運転者が居眠りをしたり意識が朦朧としたりしている場合には、不適切な操作を検出したことを運転者に報知することは、被害を抑制したり事故を予防したりする点で効果的である。上記の他、動力により運転席の座席位置を調節できる機構(いわゆるパワーシート)を備える車両では、運転席の座席を振動させるように駆動して、運転者に報知するとよい。
(20)好ましくは、本発明の装置では、車載機器は、周囲への報知手段を備える盗難防止装置であり、被害抑制制御部は、誤操作検出部が不適切な操作を検出した場合に、不適切な操作を検出したことを周囲に報知すべく当該報知手段を制御するとよい。
このような構成により、車両の周囲にいる人に対して注意喚起をして、不適切な操作によって生じる被害を回避するための行動を起こすよう促すことができる。車両の周囲にいる人に報知する方法は、例えば、視覚による方法や聴覚による方法とするとよい。視覚による方法としては、例えばハザードランプを点滅させる、ヘッドライトのパッシングを行う、等の制御を行うとよい。また、聴覚による方法は、ホーンを鳴らす、盗難防止用のサイレンを備える車両の場合には当該サイレンを鳴らす、等の制御を行うとよい。
(21)上記課題を解決するために、本発明のプログラムでは、コンピュータを上述のいずれかの装置として機能させるとよい。
本発明のプログラムによれば、既設の車載機器の機能を有効に利用することができ、冗長な機構を設置することなしに車両に不適切な操作によって生じる被害を抑制する機構を導入することができる。例えば、既設の車載機器が不適切な操作の検出に利用することができる検出手段を備える場合、当該検出手段を車載機器における本来の使用目的ではなく不適切な操作の検出に転用するよう機能させることで、検出手段を重複して設けることを避けることができる。また、例えば、既設の車載機器が車速を制御可能な機構を備える場合には、当該機構を車載機器における本来の使用目的ではなく不適切な操作によって生じる被害を抑制するために使用するよう機能させることで、類似の機構を重複して設けることを避けることができる。
本発明の電子機器によれば、冗長な機構を設置する必要がなく、容易に設置できる、不適切な操作による被害を軽減するための装置を提供することができる。
多数の車載機器とともに本実施形態の誤操作被害抑制装置10が設置された車両1の構成を示すブロック図である。 本実施形態の誤操作被害抑制装置10の構成を示すブロック図である。 盗難防止装置11の構成を示すブロック図である。 レーダ探知機12の構成を示すブロック図である。 誤操作被害抑制装置10の一例である踏み間違い防止装置を車両1に適用した例を示す構成図である。
以下、本発明の好適な実施形態である誤操作被害抑制装置10を、図面を参照して説明する。本実施形態の誤操作被害抑制装置10は、車両1に設置され、当該車両1に対する不適切な操作がなされたときに、当該車両1に設置された他の車載機器を利用して、その不適切な操作による被害を軽減すべく制御を行う装置である。
〔車両と車載機器の構成〕
図1は、多数の車載機器とともに本実施形態の誤操作被害抑制装置10が設置された車両1の構成を示すブロック図である。本実施形態の車両1は、スロットルペダルの踏み込み量に基づきエンジンのスロットルの開度を制御する電子制御スロットルシステムを備える。車載機器は、車両1に予め備え付けられた装置と、車両1に後付けで設置された装置の双方を含んでいる。本実施形態における車両1は、車載機器として、盗難防止装置11、レーダ探知機12、ドライブレコーダ13、車載機器側OBDコネクタ142、アイドリングストップシステム15、エンジンECU(電子制御ユニット;Electronic Control Unit)16、及びスロットルストッパスイッチ17、を備える。盗難防止装置11、レーダ探知機12、ドライブレコーダ13は、車両1に後付けで設置された装置であり、車載機器側OBDコネクタ142、アイドリングストップシステム15、エンジンECU16、及びスロットルストッパスイッチ17は、車両1に予め備え付けられた装置である。
〔誤操作被害抑制装置〕
図2は、本実施形態の誤操作被害抑制装置10の構成を示すブロック図である。本実施形態における誤操作被害抑制装置10は、盗難防止装置11のメインユニット111に組み込まれた形で実装され、各車載機器との間でセンサ信号や制御信号を送受信可能となるように接続される。コンピュータプログラムによりメインユニット111が備える処理装置を誤操作被害抑制装置10として機能させる。誤操作被害抑制装置10は、誤操作検出部101、被害抑制制御部102、及び有効化制御部103を備える。誤操作検出部101は、センサ信号を監視して車両1に対する不適切な操作を検出する。誤操作検出部101が不適切な操作を検出すると、これに応じて被害抑制制御部102は、適切な車載機器に制御信号を送信してその不適切な操作による被害を抑制するための制御を行う。有効化制御部103は、所定の条件を満足しているときに限り上述の誤操作検出部101および被害抑制制御部102の機能を有効にする。この誤操作検出部101および被害抑制制御部102の機能を有効にすることを「スタンバイ」という。誤操作被害抑制装置10による制御の詳細は後述する。この、誤操作被害抑制装置10による制御動作のことを「本動作」という。
〔盗難防止装置〕
図3は、盗難防止装置11の構成を示すブロック図である。盗難防止装置11は、メインユニット111、センサ部112、イモビライザ113、及び警報部114を備える。メインユニット111は、センサ線によりセンサ部112と接続されセンサ信号を受信可能とされる。メインユニット111は、制御線により警報部114及び車両1本体の各種機構と接続され、警報部及び車両1本体の各種機構を制御可能とされる。
センサ部112は、近接センサ1121、ショックセンサ1122、及び傾斜センサ1123を備え、盗難やいたずら等の異常事態を検出する。近接センサ1121は、近傍の物体が接近するか、離れるかを検出するセンサである。近接センサ1121としては、マイクロ波を用いたドップラーセンサを用いる。マイクロ波ドップラーセンサは、屋内外に限らず移動する物体の状況を感知することができるので、セキュリティセンサに適している。ショックセンサ1122は、車両1に対する振動・衝撃を検出するセンサであり、振動センサ、加速度センサを用いる。傾斜センサ1123は、車両1の傾斜を検出するセンサである。
イモビライザ113は、メインユニット111に接続される。イモビライザ113は、車両1のイグニッションスイッチをオンにしたことを伝達するスタータラインを切断して挿入される。イモビライザ113は、イグニッションスイッチがオンにされた場合に、盗難防止装置11によるセキュリティが機能しているアーム状態では、スタータラインを遮断することによりエンジンを始動させず、セキュリティが機能していないディスアーム状態では、スタータラインを導通させてエンジンを始動させる。
警報部114は、フラッシュライト1141、室内サイレン1142、及び大音量サイレン1143を備え、センサ部112により異常が検出された場合に、車両1の内部及び外部に警報を発する。フラッシュライト1141は、LED(発光ダイオード)等の発光素子を備え、メインユニット111からの制御信号に基づき発光素子により閃光を発する。室内サイレン1142は、車両1内部に向けて設置されたスピーカであり、メインユニット111からの制御信号に基づきサイレン音を発する。大音量サイレン1143は、車両1外部に向けて設置されたスピーカであり、メインユニット111からの制御信号に基づき大音量のサイレン音を発する。
本実施形態では、盗難防止装置11のメインユニット111内に、誤操作被害抑制装置10が実装され、盗難防止装置11のセンサ部112、イモビライザ113、及び警報部114は、誤操作被害抑制装置10との間でセンサ信号及び制御信号を送受信する。
〔レーダ探知機〕
図4は、レーダ探知機12の構成を示すブロック図である。レーダ探知機12は、レーダ式速度測定器、自動速度違反取締装置(通称“オービス”)などから発射されるレーダ波を検知し、レーダ波の検知を車両1の運転者に知らせたり、予め記憶されたレーダ式速度測定器、自動速度違反取締装置(通称“オービス”)などの設置位置と、自車の現在位置との接近関係を判定して車両1のレーダ式速度測定器、自動速度違反取締装置(通称“オービス”)との接近関係を運転者に知らせる車載機器である。レーダ探知機12は、制御部121、レーダ探知部122、インターフェース部123、データベース124、位置情報取得部125、及びセンサ部126を備える。
制御部121は、レーダ探知機12の各構成要素に対する命令の送信及び各構成要素からのステータスの受信等を行って、レーダ探知機12全体の動作を統括する。レーダ探知部122は、所定の周波数のレーダ波を検知し、そのことを制御部121に伝える。インターフェース部123は、ユーザの操作を受け付ける入力機能と、ユーザに対し情報を提示する出力機能とを備える。入力機能は、操作ボタン、タッチパネル、マイク等で実現され、出力機能は、液晶表示装置、LED(発光ダイオード)、スピーカ等で実現される。データベース124は、地図情報、交通監視ポイントの位置情報、レーダ波を検出しても無視すべき位置であるキャンセルポイントの位置情報、過去に報知を行った地点の位置情報等を格納する。位置情報取得部125は、GPS(Global Positioning System、全地球測位システム)受信機により構成され、位置情報取得部125は、レーダ探知機12の現在の位置情報を取得する。センサ部126は、、加速度センサ(Gセンサ)1261、ジャイロセンサ1262、及び気圧センサ1263を備える。
制御部121は、レーダ探知部122がレーダ波を検知すると、インターフェース部123を制御してチャイム音やLED点滅、文字表示、音声アナウンスなどでレーダ波の検知を車両1の運転者に知らせる。また、制御部121は、位置情報取得部125により取得した位置情報をセンサ部による出力データにより補正しつつデータベース124に格納された地図情報(道路ネットワークデータ)に照合するいわゆるマップマッチングにより、車両1の現在位置を特定する。そして、車両1の現在位置が交通監視ポイントに近づいたときに、インターフェース部123を制御してチャイム音やLED点滅、文字表示、音声アナウンスなどで車両1の運転者に知らせる。
本実施形態では、レーダ探知機12は、誤操作被害抑制装置10と接続され、センサ部126により検出された加速度、角速度、気圧等のデータ、および車両1の現在位置が道路以外である旨を誤操作被害抑制装置10に送信する。
〔ドライブレコーダ〕
ドライブレコーダ13は、車両1を運転中の動画や静止画による映像や音声を自動的に記録する車載機器であり、カメラ、マイク、等を備える。ドライブレコーダ13は、誤操作被害抑制装置10と有線または無線により接続され、カメラで撮影した映像を、定期的(例えば5秒毎)に誤操作被害抑制装置10に送信する。
〔車両側OBDコネクタと車載機器側OBDコネクタ〕
車両1の運転席周辺には、エンジン回転数、車速、スロットル開度、ギヤポジション、ドア開閉状態等、車両1に関する各種の車両情報を出力する車両側OBD(On-board diagnostics)コネクタ141が設けられている。車載機器側OBDコネクタ142は、車両側OBDコネクタ141に嵌合し、ケーブルを介して車両1に関する各種情報を誤操作被害抑制装置10に伝達する。
〔アイドリングストップシステム〕
アイドリングストップシステム15は、車載機器側OBDコネクタ142を介して車両側OBDコネクタ141と接続され、車両側OBDコネクタ141から取得する車速の情報から車速の低下を検知すると、エンジンを停止するよう制御し、車両側OBDコネクタ141から取得する運転者による発進操作を検知するとエンジンを再始動する。本実施形態では、アイドリングストップシステム15は、制御線を介して誤操作被害抑制装置10と接続される。
〔エンジンコントロールユニット(エンジンECU;Electronic Control Unit)〕
エンジンECU16は、エンジンの運転における制御を電子制御された補助装置を用いて行う際に、それらを総合的に制御するマイクロコントローラであり、点火時期、燃料噴射タイミングおよび噴射量、アイドル回転数、スロットル開度、過給器の過給圧、バルブタイミング、バルブリフト量、セルモーター等を制御する。本実施形態において、エンジンECU16は、誤操作被害抑制装置10に接続され、誤操作被害抑制装置10から制御信号を受信し、当該制御信号に基づいたエンジン制御を行う。
〔スロットルストッパスイッチ〕
スロットルストッパスイッチ17は、車両1のスロットルペダル(アクセルペダル)の最も深い踏込量を規制するスロットルストッパに設けられ、スロットルペダルがスロットルストッパに接触したことを検出する。スロットルストッパスイッチ17のセンサ線は、誤操作被害抑制装置10に接続され、センサ信号を誤操作被害抑制装置10に伝達する。
〔有効化制御〕
上述の通り誤操作被害抑制装置10は、所定の条件を満足しているときに限り、有効化制御部103により、上述の誤操作検出部101および被害抑制制御部102の機能を有効にする。この所定の条件は、例えば、「車両が徐行している状態または停車した状態であること」とするとよく、この場合、ドアを閉めてから所定時間(例えば5分)が経過していないこと、エンジンを始動してから所定時間(例えば3分)が経過していないこと、車速が所定の範囲(例えば0km/時〜5km/時)であること、エンジン回転数がアイドリング状態の回転数であること、およびスロットル開度が所定値以下(例えば0%時のみ)であること、シフトが動いたときから所定時間(例えば1分)が経過していないこと、のうちの少なくとも1つが満たされた場合に所定の条件を満足しているとして扱う。有効化制御部103は、車両側OBDコネクタ141からエンジン回転数、車速、スロットル開度、ギヤポジション、ドア開閉状態の少なくとも1つを取得し、取得した値に基づき上記の所定の条件を満足しているか否かを判断する。車両側OBDコネクタ141から車両情報を取得することで、専用のセンサやスイッチ等の増設が不要になる。
車両1が徐行している状態または停車した状態では、スロットルペダルとブレーキペダルの踏み間違いという不適切な操作により、運転者の意図せぬ急発進をしてしまい、衝突等の被害が発生する可能性があるが、車両1が徐行している状態または停車した状態において有効化制御部103により誤操作検出部101および被害抑制制御部102の機能を有効にするので、スロットルペダルとブレーキペダルの踏み間違いという不適切な操作の検出と、被害を抑制するための制御が可能となる。
所定の条件の一例は、「車両の現在位置が道路以外であること」である。レーダ探知機12から車両1の現在位置が道路以外である旨が通知された場合に、有効化制御部103は所定の条件が満足されていると判断し誤操作検出部101および被害抑制制御部102の機能を有効にする。車両1が道路以外の場所にいるということは、駐車場等の徐行が求められる場所である可能性が高く、スロットルペダルとブレーキペダルの踏み間違いという不適切な操作により、運転者の意図せぬ急発進をしてしまい、衝突等の被外が発生する可能性がある。本実施形態の誤操作被害抑制装置10は、現在位置が道路以外であることを条件として誤操作検出部101および被害抑制制御部102の機能を有効化するので、スロットルペダルとブレーキペダルの踏み間違いという不適切な操作の検出と、被害を抑制するための制御が可能となる。
また、所定の条件の他の例は、「気圧の変化が所定値以上であること」である。レーダ探知機12が備える気圧センサ1263が所定値以上の気圧変化を検出した場合に、有効化制御部103は所定の条件が満足されていると判断し誤操作検出部101および被害抑制制御部102の機能を有効にする。気圧の急な変化は地下駐車場や立体駐車場等の徐行が求められる場所である可能性が高い。本実施形態の誤操作被害抑制装置10は、気圧の変化が所定値以上であることを条件として誤操作検出部101および被害抑制制御部102の機能を有効化するので、スロットルペダルとブレーキペダルの踏み間違いという不適切な操作の検出と、被害を抑制するための制御が可能となる。
また、所定の条件の他の例は、「車両が駐車場にいること」である。ドライブレコーダ13が備えるカメラによって撮影した車両1の周辺の画像を用いて画像認識し、駐車場の地面に引かれた駐車枠の枠線や車止め、駐車場入り口に設けられたゲート等を認識し、車両1が駐車場にいることを判断する。その他画像を用いた駐車場の判定方法としては、駐車場に特有の、車が並んでいる場所、白線が碁盤の目のようになっている場所、輪止めや車止めが並んでいる場所、進行方向に壁がある場所、1〜3方向が壁に囲まれている場所、進行方向に人物が居る場所、等を認識して、車両1が駐車場にいることを判断する。なお、進行方向は、ギヤポジションに基づき検知する。また、盗難防止装置11が備える近接センサ1121により、駐車場に設けられた壁等の建築障害物を検出した場合に車両1が駐車場にいることを判断する。また、レーダ探知機12が備える位置情報取得部125(例えばGPS受信機)により、車両の現在位置を取得し、当該現在位置を地図情報に照合することでも、車両1が駐車場であることを検出する。本実施形態の誤操作被害抑制装置10は、急発進により損害が生じる可能性が高い駐車場において誤操作検出部101および被害抑制制御部102の機能を有効化するので、スロットルペダルとブレーキペダルの踏み間違い等によるスロットルペダルの急な踏み込みという不適切な操作の検出と、被害を抑制するための制御が可能となる。
また、所定の条件の他の例は、「車両が駐車場内におり、かつ、車両の前進または後進方向に壁等の障害物が認識されたこと」である。このような条件とすることにより、誤ったスロットル操作により壁等の障害物への衝突・突入のおそれがある状況において、誤操作検出部101および被害抑制制御部102の機能を有効化することができる。
有効化制御部103によってスタンバイとなっているときには、車載機器のモニタに「システム作動中」等の表示、LEDランプの点灯や点滅等により、スタンバイ状態となっていることを認識可能とする。
〔誤操作の検出〕
上述のように有効化制御部103により誤操作検出部101の機能が有効にされると、誤操作検出部101は、車載機器からの出力されるセンサ信号などの信号を、当該車載機器での用途とは異なる用途に利用すべく受信し、受信した信号に基づいて車両1に対する不適切な操作を検出する。本実施形態の誤操作検出部101は、スロットルペダルの急な踏み込みがあったと推認できる事象を車両1に対する不適切な操作として検出する。
誤操作検出部101は、車載機器側OBDコネクタ142を介して車両側OBDコネクタ141からスロットル開度を取得し、スロットル開度の急激な変化を不適切な操作として検出する。具体的には、スロットルペダルの踏込量が0%から100%等、急激に変化した場合に不適切な操作として検出する。車載機器側OBDコネクタ142を介して車両側OBDコネクタ141から車両情報を取得することで、専用のセンサやスイッチ等の増設が不要になる。また、誤操作検出部は、スロットルストッパスイッチ17に対するスロットルペダルの接触を不適切な操作として検出する。
誤操作検出部101は、盗難防止装置11が備えるショックセンサ1122と傾斜センサ1123とを使い、障害物(例えば輪止め等の路上障害物)に乗り上げたことを検知した場合に、不適切な操作がなされたことを検出する。具体的には、ショックセンサ1122が衝撃を検出し、その直後(例えば衝撃を検知してから1秒以内)に傾斜センサが車両1の進行方向側が高くなる車両1の傾斜の変化を検出した場合に、車両1が障害物に乗り上げたと判断し不適切な操作がなされたことを検出する。ショックセンサ1122と傾斜センサ1123とを使ったアルゴリズム制御によって、進行方向にある障害物を正確に検知することが可能となる。
その他、誤操作検出部101は、レーダ探知機12やドライブレコーダ13が備える加速度センサにより、進行方向への急激な加速を検出した場合に、不適切な操作がなされたことを検出する。
誤操作検出部101は、上述した複数の手法の任意の組み合わせに基づき不適切な操作を検出してもよい。複数の条件を組み合わせることで、不適切な操作の検出精度を高めることができる。
〔損害抑制制御〕
上述のように有効化制御部103により被害抑制制御部102の機能が有効にされると、被害抑制制御部102は、車載機器への入力信号を、当該車載機器での用途とは異なる用途に利用すべく送信し、不適切な操作によって生じる被害を抑制すべく車載機器を制御する。
〔車速の低減〕
被害抑制制御部102は、誤操作検出部がスロットルペダルの急な踏み込みがあったと推認できる事象を車両1に対する不適切な操作として検出した場合に、車速を低減すべく制御を行う。具体的には、被害抑制制御部102は、アイドリングストップシステム15を利用してエンジンを停止させることにより車速を低減すべく制御する。アイドリングストップシステム15を利用する場合、エンジンを停止させることが容易となるだけでなく、エンジンの再始動が容易にでき、通常動作への復帰が容易となる。また、被害抑制制御部102は、盗難防止装置11のイモビライザ機能を利用してエンジンを停止させることにより車速を低減すべく制御する。具体的には、イモビライザ機能を働かせてイグニッション(IG)ラインをカットし、強制的にエンストさせる。
上述のような車速を低減させる制御により、車両1が周囲の物品に衝突することによって生じる損害を抑制することができる。
また、被害抑制制御部102は、エンジン回転数の上昇を抑制する制御を行う。被害抑制制御部102は、インジェクタからの燃料噴射の吐出量を低下させてエンジン出力を抑える、スロットルバルブバタフライを閉じて吸入空気量を規制させてエンジン出力を抑える、点火プラグからの火花をカットさせてエンジン出力を抑える、等の制御を行う。エンジン回転数の上昇を抑制し、車両の急発進させなければ、或いは、ゆっくりとした加速であれば、壁等に衝突したり店内に車両が突入したりした場合の損害を軽減することができる。
〔車内への報知〕
被害抑制制御部102は、誤操作検出部101が不適切な操作を検出した場合に、不適切な操作を検出したことを運転者に報知する制御を行う。被害抑制制御部102は、レーダ探知機12のインターフェース部123や盗難防止装置11の警報部114を制御して不適切な操作が行われたことを運転者に報知する制御を行う。レーダ探知機が、モニタを備える場合には、当該モニタに警告を表示する制御を行う。警告表示の具体例としては、進行方向の矢印と×(バツ印)のアイコンを表示する。また、盗難防止装置11の室内サイレン1142等の室内警告用音源の一例であるサイレンを制御して車両1内にサイレン音を鳴らす制御を行う。また、盗難防止装置11のフラッシュライト1141を制御してフラッシュ光を照射ことにより、運転者に報知する。フラッシュ光の照射は、点灯や点滅パターンにより行う。
運転者に報知することにより、不適切な操作を行った運転者に、不適切な操作によって生じる損害を回避させる操作をするよう促すことができる。特に、運転者が居眠りをしたり意識が朦朧としたりしている場合には、不適切な操作を検出したことを運転者に報知することは、被害を抑制したり事故を予防したりする点で効果的である。上記の他、動力により運転席の座席位置を調節できる機構(いわゆるパワーシート)を備える車両1では、運転席の座席を振動させるように駆動して、運転者に報知する。
〔車外への報知〕
被害抑制制御部102は、誤操作検出部が不適切な操作を検出した場合に、不適切な操作を検出したことを車両1の周囲に報知する制御を行う。車輛の周囲に報知することにより、車両1の周囲にいる人に対して注意喚起をして、不適切な操作によって生じる被害を回避するための行動を起こすよう促すことができる。車両1の周囲にいる人に報知する方法は、視覚による方法や聴覚による方法とする。被害抑制制御部102は、盗難防止装置11の大音量サイレン1143を制御して、車両1の周囲に大音量のサイレン音を発し、周囲の人々に不適切な操作の発生を報知する。
被害抑制制御部102は、所定の操作が行われた場合に被害を抑制するための制御を終了して通常の動作状態に復帰させるよう制御する。例えば、ブレーキペダルを2〜3回ポンピング動作した場合に通常の動作状態に復帰させる。
また、誤操作被害抑制装置10を使用したくないときに、所定の操作を行うことにより、誤操作被害抑制装置10を使わず、運転操作に応じた通常の動作をするようにするように構成する。例えば、緊急用スイッチを長押しすると誤操作被害抑制装置10がオフになるように構成する。段差や坂道で十分なエンジン出力が欲しい時には、このような誤操作被害抑制装置10を使用しないための操作方法を設けることは有効である。
〔具体的適用例〕
図5は、誤操作被害抑制装置10の一例である踏み間違い防止装置100を車両1に適用した例を示す構成図である。車両1は、運転者による操作によって車速をコントロールするための入力手段であるスロットルペダル170を備え、スロットルセンサ171にてスロットルペダル170の踏込量を検出する。スロットルペダル170をいっぱいに踏み込んだ時にペダルの裏面が接触する位置にスロットルストッパスイッチ17が設けられ、当該スロットルストッパスイッチ17によりスロットルペダル170がいっぱいまで踏み込まれたことを検出する。
スロットルセンサ171が検出した踏込量は、スロットルコントローラ160を介してエンジンECU16に伝達される。スロットルコントローラ160は、スロットルペダル170の踏込量とスロットルバルブ161の開度の対応関係を規定する。また、スロットルセンサ171の出力信号は、スロットルコントローラ160への経路から分岐して、踏み間違い防止装置100にも入力される。エンジンECU16は、スロットルコントローラ160の出力に基づき、スロットルバルブ161の吸入空気量、インジェクタ162の燃料噴射量、点火プラグ163の点火タイミング等を制御する。
エンジンECU16は車両の自己診断のためのOBD情報として、車速、エンジン回転数、スロットル開度、ギヤポジション、ブレーキスイッチの情報等を出力する。これらのOBD情報は車両側OBDコネクタ141と車載機器側OBDコネクタ142を介して取り出され、踏み間違い防止装置100に入力される。
踏み間違い防止装置100は、前述のOBD情報の他、ドアの開閉を検出するドアスイッチ180、車両のエンジンを始動するためのイグニッション(IG)スイッチ181、踏み間違い防止装置100の機能の有効/無効を切り替えるためのON/OFFスイッチ182、被害抑制制御を無効化したり解除したりするための緊急解除スイッチ183等からの入力を受け取る。また、踏み間違い防止装置100は、車両の前方の映像を撮影するためのフロントカメラ130、及び車両の後方の映像を撮影するためのバックカメラ131からの入力を受け取る。また、踏み間違い防止装置100は、盗難防止装置11、レーダ探知機12、ドライブレコーダ13、アイドリングストップシステム15等の既存の車載機器が備える各種センサ(例えば、ショックセンサ1122、傾斜センサ1123、マイクロ波センサ1121、イモビライザ113、気圧センサ1263等)からの入力を受け取る。前述のフロントカメラ130やバックカメラ131には、車載機器として搭載されるドライブレコーダ13が備えるカメラを流用又は共用することができる。
踏み間違い防止装置100の出力は、スロットルセンサ171とエンジンECU16とを接続する経路に接続され、スロットルコントローラ160及びこれを介してエンジンECU16を制御する。また、踏み間違い防止装置100の出力は、音と光で周囲に報知するべくハザードランプ184及びホーン185に接続されこれらを制御する。また、踏み間違い防止装置100の出力は、視覚と音声により運転者に報知すべく、車両が備えるモニタ画面127、スピーカ128、及びフラッシュライト129に接続され、これらを制御する。モニタ画面120、スピーカ121、及びフラッシュライト122は、レーダ探知機12等の車載機器が備えるものを流用又は共用することができる。
レーダ探知機12が持つ一般道及び/または高速道のデータを使用し、現在位置が駐車場と判定された場合、アクセルを急に踏み込んでもスロットルボディ内のバタフライを開かない方向にして、エンジン回転を急速に上昇しないよう出力制限をかける。これにより、駐車場内でのギヤの入れ間違いや意図しない暴走を軽減させることができる。
ドライブレコーダ13と、フロントカメラ130及びバックカメラ131の映像を利用し、駐車場内かつ前進または後進方向に壁等の障害物等が認識された場合、ギヤポジション(例えばドライブ(D)かリバース(R)か)、バックカメラ131の使用状況等により車両進行方向が前進であるか後進であるかを判定し、障害物等の方向にアクセルを急激に踏み込んでもエンジン回転を上げさせない、または、出力制限をかけるように制御する。
道路以外と判定または駐車場と判定された場合、間違えてギヤを入れた段階で、モニタ127に大きく×(バツ)マークを表示する、警告音を鳴らす、フラッシュを発光する、振動モータ186を振動させる等で報知する等により、運転者に報知する。
加速度センサ(Gセンサ)によって急発進や急停車などの危険な運転を検出し、安全運転の判定し、画面に表示するキャラクタ(例えば、「霧島レイ」のアニメーション等)を介して判定結果を出力するレーダ探知機12を備える場合には、キャラクタが危険運転と判断した場合、そのレベルに応じてアクセルを踏み込んでも、アクセルを全開にするまでの時間を長くして穏やかな加速を実現させる。また、制御レベルも危険度に応じて変化させる。
ブレーキとアクセルの違いは、ペダル踏力が軽いか重いかにあり、通常、ブレーキの方がペダル踏力が重い。このため、急ブレーキを掛けようとしたときにブレーキとアクセルの踏み間違いをした場合には、アクセルを急激に、いっぱいまで踏み込んでしまい思わぬ急加速によって衝突被害を生じさせることがある。このような被害を抑制すべく、アクセルを踏み込むスピードやストロークを検知して、急加速注意の警告をする。
誤操作被害抑制装置10は、スロットルペダル170の踏み間違いのような危険な誤操作以外に、本発明はエコドライブに活用することができる。例えば、アクセルを踏んでもスロットルボディ内のバタフライを開かない方向に制御するとよい。これにより、インジェクタの燃料噴射量を減らし、燃料消費を抑えることができる。
〔実施形態の変形〕
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれる。
例えば、車両1には、上記実施形態で例示した車載機器の他、車載機器として、ナビゲーション装置等、様々な装置が設置されてもよい。
また、上記実施形態では、誤操作被害抑制装置10が盗難防止装置11に内蔵される場合を例に説明したが、誤操作被害抑制装置10は、盗難防止装置11に内蔵されず別体で設けられても構わない。
また、上記実施形態では、近接センサ1121として、例えば、マイクロ波を用いたドップラーセンサを用いる場合を例に説明したが、磁界の変化を利用する誘導型のセンサ、静電容量の変化を捉える静電容量型のセンサ、赤外線の反射を利用した赤外線型のセンサ等を用いてもよい。また、近接センサに代えて、ミリ波レーダやソナーを用いてもよい。
また、上記の実施形態において、ドライブレコーダ13は、加速度センサを内蔵するとよく、加速度センサにより一定以上の衝撃を検知すると、所定時間の映像を上書き禁止ファイルとして保存するとよい。ドライブレコーダ13は、カメラとして、車両1の前方を撮影するフロントカメラと、車両1の後方を撮影するバックカメラとを備えるとよい。フロントカメラおよびバックカメラには例えば赤外線照射型のカメラのように暗い場所でも撮影が可能なものを用いるとよい。
また、上記実施形態では、有効化制御部103が誤操作検出部101および被害抑制制御部102の機能を有効化する所定の条件として、複数の条件を挙げたが、これらの条件の任意の組み合わせを所定の条件としてもよい。複数の条件を組み合わせることで、被害抑制制御部102の機能を有効化すべき状況をより適切に判断することができる。
また、上記実施形態では、誤操作検出部101は、スロットルペダルの急激な踏み込みを不適切な操作として検出する場合を例に説明したが、これ以外の不適切な操作としては、例えばギヤの入れ間違いが挙げられる。具体的には、例えば、駐車場内などで、壁等の障害物がある方向に進むギヤを選択する操作を、不適切な操作として検出する。
また、上記実施形態では、車速を低減すべく制御するべくエンジンを停止させる場合を例に説明したが、その他の車速を低減すべく行う制御としては、例えば、スロットルバルブバタフライを絞り吸入空気量を規制する、インジェクタからの燃料噴射の吐出量を低下させる、点火プラグの点火を間引く、などの方法によりエンジン出力を抑制する制御を採用することもできる。また、車両1が電動自動車やハイブリッド自動車の場合には、車両1を駆動するモータへの電力供給を抑制または遮断する等により、車速を低減すべく制御するとよい。
また、上記実施形態では、車内に報知するための警告表示として、進行方向の矢印と×印を表示する場合を例に説明したが、キャラクタ(例えば、「霧島レイ」のアニメーション等)を用いた警告の表現としてもよい。キャラクタを用いることで、運転者や同乗者の注意を引き易くなる。また、上記実施形態では、車内に報知するための室内警告用音源から警告音としてサイレン音を鳴らす場合を例に説明したが、警告音の種類はサイレン音に限られず、ブザー音、音声等であってもよい。また、上記実施形態では、振動により運転者に報知する例として、パワーシートを制御して運転席の座席を振動させる場合を例に説明したが、ハンドルやアクセルペダル等を振動モータ等でバイブレーションさせるように構成してもよい。
また、上記実施形態では、車外に聴覚的に報知する方法として、盗難防止装置11の大音量サイレン1143からサイレン音を発生する制御を行う場合を例に説明したが、他の方法としては、ホーンを鳴らす等の制御を行ってもよい。
また、上記実施形態では、被害を抑制するための制御を終了して通常の動作状態に復帰させるための操作として、ブレーキペダルのポンピングを例に説明したが、操作の他の例としてハンドル等に取り付けた緊急用スイッチが押された場合に通常の動作状態に復帰させてもよい。
また、上記実施形態では、誤操作被害抑制装置10を使用しないように設定するための操作として、緊急用スイッチの長押しを例に説明したが、他の例として、他の例としては、緊急用スイッチを押しながらアクセルペダルを踏み込んだ場合にはエンジン出力を抑制する制御を行わないよう構成してもよい
1 車両
10 誤操作被害抑制装置
11 盗難防止装置
12 レーダ探知機
13 ドライブレコーダ
141 車両側OBDコネクタ
142 車載機器側OBDコネクタ
15 アイドリングストップシステム
16 ECU
17 スロットルストッパスイッチ

Claims (21)

  1. 車載機器が利用可能に設置された車両に対する不適切な操作を検出する誤操作検出部と、
    前記誤操作検出部が不適切な操作を検出した場合に、当該不適切な操作によって生じる被害を抑制するための制御を行う被害抑制制御部と
    を備え、
    前記誤操作検出部および前記被害抑制制御部の少なくとも一方は、前記車載機器への入力信号または前記車載機器からの出力信号を、当該車載機器での用途とは異なる用途に利用すべく送信または受信することを特徴とする装置。
  2. 所定の条件を満足しているときに前記誤操作検出部および前記被害抑制制御部の機能を有効にする有効化制御部をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 前記所定の条件は、車両が徐行している状態または停車した状態であることを特徴とする請求項2に記載の装置
  4. 前記所定の条件は、ドアを閉めてから所定時間が経過していないこと、エンジンを始動してから所定時間が経過していないこと、車速が所定の範囲であること、エンジン回転数がアイドリング状態の回転数であること、およびスロットル開度が所定値以下であること、シフトが動いたときから所定時間が経過していないこと、のうちの少なくとも1つを用いて判断されることを特徴とする請求項3に記載の装置。
  5. 前記有効化制御部は、前記車両側からエンジン回転数、車速、スロットル開度、ギヤポジション、ドア開閉状態の少なくとも1つを取得し、取得した値に基づき前記所定の条件を満足しているか否かを判断することを特徴とする、請求項4に記載の装置。
  6. 前記有効化制御部は、当該車両の現在位置を取得する位置情報取得機能と、位置情報取得機能により取得した現在位置を地図情報に基づき補正するマップマッチング機能とを有する機器に接続され、
    前記有効化制御部は、現在位置が道路以外である場合に前記所定の条件が満足されていると判断することを特徴とする請求項2から5のいずれか1項に記載の装置。
  7. 前記有効化制御部は、気圧検出手段を備える機器に接続され、
    前記有効化制御部は、気圧の変化に基づいて前記所定の条件が満足されているか否かを判断することを特徴とする請求項2から6のいずれか1項に記載の装置。
  8. 前記有効化制御部は、車両の周辺を撮影するカメラを有する機器に接続され、
    前記有効化制御部は、当該カメラで撮影した車両の周辺の画像を用いた画像認識により前記所定の条件が満足されているか否かを判断することを特徴とする請求項2から7のいずれか1項に記載の装置。
  9. 前記有効化制御部は、マイクロ波検出手段を備える機器に接続され、
    前記有効化制御部は、当該マイクロ波検出手段で壁の障害物を検出した場合に前記所定の条件が満足されていると判断することを特徴とする請求項2から8のいずれか1項に記載の装置。
  10. 前記車載機器は車両に設置された車両側OBDコネクタに接続される車載機器側OBDコネクタを備え、
    前記誤操作検出部は、車載機器側OBDコネクタからスロットル開度を取得し、スロットル開度の急激な変化を不適切な操作として検出することを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の装置。
  11. 前記車載機器はスロットルストッパに設けられた接触検出手段を含み、
    前記誤操作検出部は、当該検出手段に対するスロットルペダルの接触を不適切な操作として検出することを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の装置。
  12. 前記車載機器は、ショック検出手段と傾斜検出手段を備える機器を含み、
    前記誤操作検出部は、前記ショック検出手段と前記傾斜検出手段とにより障害物に乗り上げたことを検知した場合に、不適切な操作がなされたことを検出することを特徴とする請求項1から11いずれか1項に記載の装置。
  13. 前記被害抑制制御部は、前記誤操作検出部が不適切な操作を検出した場合に、車速を低減すべく制御を行うことを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載の装置。
  14. 前記車載機器はアイドリングストップシステムを含み、
    前記被害抑制制御部は、前記誤操作検出部が不適切な操作を検出した場合に、アイドリングストップシステムを利用してエンジンを停止させることを特徴とする請求項13に記載の装置。
  15. 前記車載機器はイモビライザ機能を備えた盗難防止装置を含み、
    前記被害抑制制御部は、前記誤操作検出部が不適切な操作を検出した場合に、盗難防止装置のイモビライザ機能を利用してエンジンを停止させることを特徴とする請求項13または14に記載の装置。
  16. 前記被害抑制制御部は、前記誤操作検出部が不適切な操作を検出した場合に、不適切な操作を検出したことを運転者に報知する制御を行うことを特徴とする請求項1から15のいずれか1項に記載の装置。
  17. 前記車載機器は、モニタを備える機器を含み、
    前記被害抑制制御部は、前記誤操作検出部が不適切な操作を検出した場合に、モニタに警告を表示する制御を行うことを特徴とする請求項1から16のいずれか1項に記載の装置。
  18. 前記車載機器は、盗難者を威嚇するフラッシュ照射機能を備える盗難防止装置を含み、
    前記被害抑制制御部は、前記誤操作検出部が不適切な操作を検出した場合に、フラッシュ照射する制御を行うことを特徴とする請求項1から17のいずれか1項に記載の装置。
  19. 前記車載機器は、車内に警告音を鳴らす機能を有する盗難防止装置を含み、
    前記被害抑制制御部は、前記誤操作検出部が不適切な操作を検出した場合に、前記盗難防止装置が備える車内に警告音を鳴らす制御を行うことを特徴とする請求項1から18のいずれか1項に記載の装置。
  20. 前記車載機器は、周囲への報知手段を備える盗難防止装置であり、
    前記被害抑制制御部は、前記誤操作検出部が不適切な操作を検出した場合に、不適切な操作を検出したことを周囲に報知すべく当該報知手段を制御することを特徴とする請求項1から19のいずれか1項に記載の装置。
  21. コンピュータを請求項1から20のいずれか1項に記載の装置として機能させるプログラム。
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