JP2015208723A - 水処理プロセス制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】活性汚泥を用いた水処理プロセスにおける、同一反応槽内で硝化と脱窒を同時に進行させる同時硝化脱窒を行う水処理プロセス制御システムの提供。
【解決手段】硝化と脱窒を同時に進行させる同時硝化脱窒領域を有する好気槽1と、同時硝化脱窒領域の下流に設けられた硝化を進行させる硝化領域2と、同時硝化脱窒領域内を曝気する第1曝気手段4と、同時硝化脱窒領域への流入水のpHを計測する第1pH計測手段9と、同時硝化脱窒領域のpHを計測する第2pH計測手段12とを備え、第1pH計測手段9の計測値に対する第2pH計測手段12の計測値のpHの増加量を同時硝化脱窒領域のpH増加量とし、同時硝化脱窒領域のpH増加量基準値を設定し、同時硝化脱窒領域のpH増加量が、同時硝化脱窒領域のpH増加量基準値以上になるように、第1曝気手段4による曝気風量を制御する第1曝気風量制御手段13を有する水処理プロセス制御システム。
【選択図】図1

Description

本発明は、活性汚泥を用いた水処理プロセスの制御システムに関する。
下水処理場をはじめとする水処理装置では、環境汚濁物質を除去するための様々な水処理プロセスが導入されている。例えば、有機物を除去対象としている標準活性汚泥法では、生物反応槽の全てが曝気により空気が供給され、好気槽のみの構成となっている。好気槽では、好気性従属栄養菌が有機物を酸化し、下水中の有機物は除去される。
一方、閉鎖性水域の環境保全のため、有機物除去に加えて窒素除去の必要性が高まってきている。一般的な窒素除去は、好気状態での硝化と、無酸素状態での脱窒から実現される。硝化は好気状態において、硝化菌が酸素を用い、下水中のアンモニア性窒素(NH4−N)を硝酸性窒素(NO3−N)へ酸化する反応である。脱窒は無酸素状態において、脱窒菌が有機物を用い、NO3−NをN2ガスへ還元する反応である。脱窒により生成するN2ガスは大気中へ放出されるため、液相中から窒素は除去される。
そのため、一般的な下水処理での窒素除去では、好気状態と無酸素状態が必要となり、好気槽と無酸素槽を分離し、設置している。一方、同一反応槽内で硝化と脱窒を同時に進行させる同時硝化脱窒と呼ばれる方法も提案されている。同時硝化脱窒の実現には、曝気風量を制限し、好気状態と無酸素状態を併存しなければならない。そのため、曝気風量が過大であると、溶存酸素(DO)濃度が高くなり、硝化は進行するものの、脱窒性能は低下する。一方、曝気風量が過小であると、硝化性能が低下する。そのため、同時硝化脱窒による窒素除去では、硝化と脱窒の進行の両方を評価し、適切に曝気風量を制御する必要がある。
硝化はpHが減少し、脱窒はpHが増加する反応であるため、硝化および脱窒の進行状況の評価指標としてpHを用いた水処理プロセスの運転制御方法が提案されている。(特許文献1)では、硝化によるpHの減少、脱窒によるpHの増加における変化速度および変化幅、ならびに変化速度が0になる時点の出現の有無に基づく運転制御方法が提案されている。また、(特許文献2)では、硝化に伴うpHの減少に基づき、同時硝化脱窒の進行の程度を判断し、曝気風量を制御している。例えば、計測値が設定した基準値よりも低ければ、硝化が優勢していると判断し、曝気風量を下げる。一方、計測値が基準値よりも高ければ、硝化が不足していると判断し、曝気風量を上げる。
特開平08-323394号公報 特許第4381473号公報
先行技術において、例えば(特許文献1)では、pHの低下に基づき硝化の進行を、pHの上昇に基づき脱窒の進行を判断しているが、硝化と脱窒とが同時に進行する同時硝化脱窒の判断には利用できない。また、(特許文献2)では、硝化に伴うpHの減少に基づき、好気槽でのpHから同時硝化脱窒の進行を判断していた。しかし、同時硝化脱窒が進行しやすい曝気初期には有機物が豊富に存在しており、例えば有機酸の酸化などによりpHが上昇した場合などは、(特許文献2)の制御では同時硝化脱窒の進行の判断は困難となっている。
従来の課題を達成するために、本発明は水処理プロセス制御システムにおいて、硝化と脱窒を同時に進行させる同時硝化脱窒領域を有する好気槽と、前記同時硝化脱窒領域の下流に設けられた硝化を進行させる硝化領域と、前記同時硝化脱窒領域内を曝気する第1曝気手段と、前記同時硝化脱窒領域への流入水のpHを計測する第1pH計測手段と、前記同時硝化脱窒領域のpHを計測する第2pH計測手段とを備え、前記第1pH計測手段の計測値に対する前記第2pH計測手段の計測値のpHの増加量を前記同時硝化脱窒領域のpH増加量とし、前記同時硝化脱窒領域のpH増加量基準値を設定し、前記同時硝化脱窒領域のpH増加量が、前記同時硝化脱窒領域のpH増加量基準値以上になるように、前記第1曝気手段による曝気風量を制御する第1曝気風量制御手段を有することを特徴とする。
更に、本発明は水処理プロセス制御システムにおいて、前記pH増加量基準値を0以上の値に設定したことを特徴とするものである。
更に、本発明は水処理プロセス制御システムにおいて、前記第1曝気手段による曝気風量の最小値を設定し、前記第1曝気手段による曝気風量を、前記第1曝気手段による曝気風量の最小値以上とすることを特徴とする。
更に、本発明は水処理プロセス制御システムにおいて、前記同時硝化脱窒領域のpH増加量が、前記同時硝化脱窒領域のpH増加量基準値を下回った場合、前記第1曝気手段による曝気風量を低減させることを特徴とする。
更に、本発明は水処理プロセス制御システムにおいて、前記同時硝化脱窒領域内の前記第2pH計測手段の上流に、前記同時硝化脱窒領域におけるpHを計測する第3pH計測手段を備え、前記第2pH計測手段の計測値が前記第3pH計測手段の計測値を下回った場合、前記第1曝気手段の風量を低減させることを特徴とする。
更に、本発明は水処理プロセス制御システムにおいて、前記第2pH計測手段の計測値が前記第3pH計測手段の計測値を上回った場合、前記第1曝気手段の風量を増加させることを特徴とする。
更に、本発明は水処理プロセス制御システムにおいて、前記同時硝化脱窒領域の上流に、前記同時硝化脱窒領域への流入有機物負荷を計測する有機物負荷計測手段を備え、前記有機物負荷計測手段の計測値に対して前記同時硝化脱窒領域のpH増加量基準値を設定することを特徴とする。
本発明によれば、同時硝化脱窒を行う水処理プロセス制御システムにおいて、曝気風量の制御により、好気状態での硝化と脱窒を同時に進行することを実現できる。
実施例1に係る水処理装置の構成を示す構成図である。 好気状態における有機物(全有機炭素)と窒素の挙動を示す実験結果である。 好気状態におけるDOとpHの挙動を示す実験結果である。 実施例1における第1ブロワ5の曝気風量の制御フロー図である。 下水中の有機物濃度と同時硝化脱窒領域のpH増加量の関係を示す実験結果である。 実施例2に係る水処理装置の構成を示す構成図である。 実施例2における第1ブロワ5の曝気風量の制御フロー図である。
以下、本発明の実施例を図面を用いて説明する。
図1は、本発明の実施例1に係る水処理装置の構成を示す構成図である。この水処理装置は、標準活性汚泥法の流れにおいて、活性汚泥を利用して有機物と窒素を除去する。
(水処理装置の構成)
図1に示すように、水処理装置は、主な構成要素として、同時硝化脱窒領域である同時硝化脱窒槽1と、硝化領域である好気槽2と、最終沈殿池3とを有している。これらの構成要素の機能について概要を説明すると、以下のとおりである。
(同時硝化脱窒槽)
同時硝化脱窒槽1は下水100と、返送汚泥102とが流入し、活性汚泥中の硝化菌により、NH4−NをNO3−Nへ酸化する硝化と、活性汚泥中の脱窒菌により、NO3−NをN2ガスへと還元する脱窒とが同時に進行する同時硝化脱窒が行われ、窒素を系外へ除去する槽である。また、好気性従属栄養菌による有機物酸化が行われる。
(好気槽)
好気槽2は、同時硝化脱窒槽1からの流出水中のNH4−NをNO3−Nへ硝化することを主な目的としている。また、好気性従属栄養菌による有機物酸化も行われる。
(最終沈殿池)
最終沈殿池3は、活性汚泥と上澄み液を沈降分離する設備である。沈降分離した上澄み液は、処理水101として系外に放流される。また、沈降分離した活性汚泥は返送汚泥102として同時硝化脱窒槽1へと返送され、再度一連の生物処理に利用される。

以下、本発明の水処理装置についてより詳細に説明する。
図1に示すように、同時硝化脱窒槽1には下水100と、最終沈殿池3からの返送汚泥102が流入する。同時硝化脱窒槽1には第1曝気手段である第1散気部4と第1ブロワ5とが設置されている。第1散気部4には第1ブロワ5により空気が供給される。同時硝化脱窒槽1の下流側には好気槽2が設置されており、同時硝化脱窒槽1からの流出水が流入する。好気槽2には第2散気部6と、第2散気部6に空気を供給する第2ブロワ7とが設置されている。好気槽2の下流側には最終沈殿池3が設置されており、流路800と返送ポンプ8を通じて同時硝化脱窒槽1と連通している。

同時硝化脱窒槽1の上流には、第1pH計測手段である第1pH計9が設置され、第1pH計9により同時硝化脱窒槽1への流入水のpHが計測される。また、同時硝化脱窒槽1の上流には、有機物負荷計測手段である流量計10と有機物濃度計11とが設置され、流量計10により同時硝化脱窒槽1への流入水量が計測され、有機物濃度計11により同時硝化脱窒槽1への流入水の有機物濃度が計測される。流量計10の計測値と有機物濃度計11の計測値とから同時硝化脱窒槽1への流入有機物負荷が算出される。同時硝化脱窒槽1の下流部には、第2pH計測手段である第2pH計12が設置され、第2pH計12により同時硝化脱窒槽1内のpHが計測される。第1pH計9と、流量計10と、有機物濃度計11と、第2pH計12とは、第1曝気風量制御手段13と接続されている。また、第1曝気風量制御手段13は、第1ブロワ5と接続されており、第1曝気風量制御手段13により、第1ブロワ5の曝気風量は制御される。
次に、本発明の実施例1に係る水処理装置における処理の流れを説明する。
下水100は返送汚泥102とともに同時硝化脱窒槽1に流入する。同時硝化脱窒槽1では、活性汚泥中の硝化菌によりNH4−NがNO3−Nへ酸化される硝化と、活性汚泥中の脱窒菌によりNO3−NがN2ガスへと還元される脱窒とが同時に進行する同時硝化脱窒が行われ、系外へと窒素を除去する。また、同時硝化脱窒槽1では、好気性従属栄養菌により有機物が酸化される。好気槽2では、同時硝化脱窒槽1からの流出水中のNH4−NをNO3−Nへと硝化する。また、好気槽2では、好気性従属栄養菌により有機物も酸化される。最終沈殿池3では、好気槽2からの活性汚泥を沈降分離し、上澄み液を処理水101として系外に排出する。一方、最終沈殿池3において沈降分離された活性汚泥は、流路800と返送ポンプ9により、返送汚泥102として同時硝化脱窒槽1へ返送する。

従来の標準活性汚泥法における第1ブロワ5の曝気風量制御は、例えば一定制御か、下水100の流入水量に対する流量比一定制御である。しかしながら、同時硝化脱窒は、DOなどの影響を強く受け、曝気風量が不適切であると、窒素除去性能は低下する。例えば、曝気風量が過大であると、硝化は進行するものの、DO濃度も高くなり、脱窒性能が低下する。一方、曝気風量が過小であると、硝化性能が低下する。
図2に、本願の発明者が回分実験により、好気状態における有機物(全有機炭素)と窒素の挙動を調べた結果を示す。
全有機炭素の減少のうち、その大部分は曝気開始後2時間までに達成された。また、NH4−Nの減少量に対してNO3−Nの生成量は低く、全窒素濃度は低下しており、曝気開始2時間は同時硝化脱窒が起こっていたと考えられる。曝気開始2時間以降は硝化が進行し、NO3−N濃度は上昇した。5時間目にはNH4−N濃度は不検出となり、硝化が完了した。
図3にこの実験におけるDOやpHの挙動を示す。図3のグラフが示すように、DO濃度はNH4−Nが完全に硝化されるまで低い値を示した。一方、pHは曝気開始2時間までは増加を続け、2−5時間までは減少し、5時間目以降に再度増加した。そのため、同時硝化脱窒が進行している間はpHが増加し、硝化が進行している間はpHが低下し、硝化完了後に再び増加すると考えられる。同時硝化脱窒進行時におけるpHの増加の原因の一つとして、有機酸の酸化が考えられる。また、曝気風量が過大であると、同時硝化脱窒の進行と並行するpHの上昇期間は短く、曝気風量が過小であるとpHの上昇期間は長くなると考えられる。
そこで、本発明では、同時硝化脱窒性能を最大限確保するため、同時硝化脱窒槽1末端において同時硝化脱窒が完了する、つまり、同時硝化脱窒槽1の末端のpHが、同時硝化脱窒終了時のpHとなるように、第1ブロワ5の風量を制御フローによりコントロールする。
図4は第1ブロワ5の風量の制御フロー図である。以下、本実施例における第1曝気風量制御手段13での制御フローについて詳細に説明する。
まず、ステップ101(以下、S101と称す)において、流量計10により計測した同時硝化脱窒槽1への流入水量(Q)と、有機物濃度計11により計測した同時硝化脱窒槽1への流入水の有機物濃度(Cc)とを取り込む。次に、S102において、同時硝化脱窒槽1への流入有機物負荷(Lc)を算出する。算出した同時硝化脱窒槽1への流入有機物負荷(Lc)に応じて、S103において第1ブロワ5の曝気風量の最小値(q1-min)を設定し、S104において同時硝化脱窒槽1のpH増加量基準値(ΔpH0)を設定する。次に、S105において、例えば、同時硝化脱窒槽1への流入水量(Q)に比例するように第1ブロワ5の曝気風量(q1)を決定する。S106において、第1pH計9により計測した同時硝化脱窒槽1への流入水のpH(pH1)と、第2pH計12により計測した同時硝化脱窒槽1内のpH(pH2)を取り込む。次に、S107において、同時硝化脱窒槽1のpH増加量(ΔpH)を算出する。次に、同時硝化脱窒槽1のpH増加量(ΔpH)と、同時硝化脱窒槽1のpH増加量基準値(ΔpH0)とを比較し、S108のようにΔpH≧ΔpH0であれば、第1ブロワ5の曝気風量は維持する(S109)。一方、ΔpH<ΔpH0であれば、第1ブロワ5の曝気風量を、第1ブロワ5の曝気風量の最小値(q1-min)以上を維持しながら、減少させる(S110)。
本実施例では、流量計10により同時硝化脱窒槽1への流入水量(Q)を計測し、有機物濃度計11により同時硝化脱窒槽1への流入水の有機物濃度(Cc)を計測し、第1pH計9により同時硝化脱窒槽1への流入水のpH(pH1)を計測したが、必ずしも流量計10や有機物濃度計11、第1pH計9を設置する必要はなく、同時硝化脱窒槽1への流入水の流入水量(Q)や有機物濃度(Cc)、pH(pH1)の変動を記録したデータベースに基づき、同時硝化脱窒槽1への流入水の流入水量(Q)や有機物濃度(Cc)、pH(pH1)を推定しても良い。
尚、本実施例では同時硝化脱窒槽1への流入水の有機物濃度(Cc)を有機物濃度計10により計測したが、有機物濃度計10は、吸光光度計(UV計)、全有機炭素計,生物学的酸素要求量(BOD)計、化学的酸素要求量(COD)計など有機物濃度を直接または間接的に算出できるものであれば適用できる。
本実施例では、第2pH計を同時硝化脱窒槽1の末端に設置したが、同時硝化脱窒領域の末端のpHを推定できる所であれば良い。また、同時硝化脱窒槽1と好気槽2とを結ぶ配管内に設置し、同時硝化脱窒槽1の流出水のpHを計測しても良い。
本実施例では、第1ブロワ5の曝気風量(q1)は下水100の流入水量(Q)に対して比例になるように設定したが、例えば、一定値を維持する、もしくは有機物や窒素などの下水100の水質に基づき設定してもよい。
尚、第1ブロワ5の曝気風量の最小値(q1-min)は、同時硝化脱窒槽1内が嫌気状態にならず、一定量の同時硝化脱窒を保証する風量の最小値である。本開発者の実験結果では、同時硝化脱窒領域の末端のDO濃度が0.10mg/Lにおいても同時硝化脱窒の進行を確認しており、例えば同時硝化脱窒槽内のDO濃度が0.10mg/L以上となる曝気風量を第1ブロワ5の曝気風量の最小値(q1-min)として設定しても良い。また、第1ブロワ5の曝気風量の最小値(q1-min)は、下水100の流入水量(Q)や、同時硝化脱窒槽1への流入水の有機物濃度(Cc)などの水質の線形関数もしくは非線形関数によって設定しても良い。また、下水100の流入水量(Q)や、同時硝化脱窒槽1への流入水の水質に対する第1ブロワ5の曝気風量の最小値(q1-min)を設定した対応表を作成し、対応表に基づき、第1ブロワ5の曝気風量の最小値(q1-min)を設定しても良い。
そして、本開発者による実験結果では、同時硝化脱窒領域におけるpH増加量は0.2以上であり、例えば同時硝化脱窒槽1のpH増加量基準値(ΔpH0)を0.2とすることもできる。ただし、活性汚泥の性状等に応じて、適宜修正することもできる。
また、図5に本願の発明者が回分実験により、下水中の有機物と同時硝化脱窒領域のpH増加量を調べた結果を示す。このグラフが示すように、有機物濃度が高いほど、同時硝化脱窒領域のpH増加量が高い傾向を確認した。そのため、S102において算出した同時硝化脱窒槽1への流入有機物負荷(Lc)が高いほど、同時硝化脱窒槽1のpH増加量基準値(ΔpH0)を高く設定することも可能である。同時硝化脱窒槽1のpH増加量基準値(ΔpH0)の設定方法は、同時硝化脱窒槽1への流入有機物負荷(Lc)の線形関数もしくは非線形関数によって設定することも可能である。また、同時硝化脱窒槽1への流入有機物負荷(Lc)に対する同時硝化脱窒槽1のpH増加量基準値(ΔpH0)を設定した対応表を作成し、対応表に基づき、同時硝化脱窒槽1のpH増加量基準値(ΔpH0)を設定することも可能である。
更に、流量計10により計測した同時硝化脱窒槽1への流入水量(Q)に基づき、第1ブロワ5の曝気風量の制御は、時間遅れを持つことも可能である。例えば、S107での同時硝化脱窒槽1のpH増加量(ΔpH)の算出において、第1pH計9による計測値(pH1)と、第2pH計による計測値(pH2)とは、同時刻のものを用いてもよく、また時間遅れを持っても良い。例えば、同時硝化脱窒槽1への流入水量(Q)を用いて、第1pH計の設置位置から第2pH計の設置位置までの流下時間(Δt)を算出し、時刻tにおける第1pH計の計測値(pH1)と、時刻t+Δtにおける第2pH計による計測値(pH2)とから、同時硝化脱窒槽1におけるpHの増加量(ΔpH)を算出することも可能である。
尚、S110において、第1ブロワ5の曝気風量(q1)の変化量(Δq1)の設定は、例えば同時硝化脱窒槽1のpH増加量基準値(ΔpH0)と、同時硝化脱窒槽1のpH増加量(ΔpH)との差分に比例して制御するP制御に基づき設定することも可能である。また、第1ブロワ5の曝気風量(q1)の変化量(Δq1)は、同時硝化脱窒槽1のpH増加量基準値(ΔpH0)に対するPI制御やPID制御に基づき、決定することも可能である。また、同時硝化脱窒槽1のpH増加量(ΔpH)、もしくは同時硝化脱窒槽1のpH増加量基準値(ΔpH0)と、同時硝化脱窒槽1のpH増加量(ΔpH)との差分に対する第1ブロワ5の曝気風量(q1)の変化量(Δq1)を設定した対応表を作成し、対応表に基づき、第1ブロワ5の曝気風量(q1)の変化量(Δq1)を設定することも可能である。
また、同時硝化脱窒槽1における硝化、脱窒の進行状況を評価する補助手段として、同時硝化脱窒槽1にDO濃度計や酸化還元電位(ORP)計、NH4−N濃度計、NO3−N濃度計などを設置することも可能である。例えば、同時硝化脱窒槽1のpH増加量(ΔpH)を用いた第1ブロワ5の曝気風量(q1)の制御に加えて、同時硝化脱窒性能を確保できる同時硝化脱窒槽1のDO濃度やORPの範囲を設定し、第1ブロワ5の曝気風量(q1)を制御することも可能である。
本実施例では、同時硝化脱窒槽1と好気槽2を隔壁により分離し、それぞれ個別の反応槽としたが、必ずしも個別の反応槽に分離する必要はなく、同一反応槽内にて同時硝化脱窒領域と好気領域とを分離することも可能である。
尚、第2ブロワ7の曝気風量制御に関してはその手段を問わない。例えば、第2ブロワ7の曝気風量を一定値に維持する、もしくは下水100の流入水量(Q)に比例して設定することも可能である。また、第2ブロワ7の曝気風量を、設定した好気槽2の目標水質に応じて制御することも可能である。例えば好気槽2において硝化の完了を目標とする場合、好気槽2のDO濃度やNH4−Nの基準値を設定し、基準値を満たすようにP制御、もしくはPI制御、もしくはPID制御により第2ブロワ7の曝気風量を制御することも可能である。
本実施例では、処理方法を標準活性汚泥法としたが、好気状態を有する生物処理方法であれば良く、例えば、嫌気好気活性汚泥法、循環式硝化内生脱窒法、嫌気無酸素好気法、嫌気−硝化内生脱窒法においても適用可能である。
以上の第1ブロワ5の曝気風量制御により,標準活性汚泥法において、同時硝化脱窒槽1における同時硝化脱窒性能を確保できる。すなわち、同時硝化脱窒槽1において、第1ブロワ5の曝気風量が過大で、硝化が優勢となり、同時硝化脱窒の進行期間が短く、同時硝化脱窒槽1末端のpHが低下した場合、第1ブロワ5の曝気風量を抑え、同時硝化脱窒が進行するように制御することを実現できる。
本発明の他の実施例を図面を用いて説明する。
図6は、本発明の実施例2に係る水処理装置の構成を示す構成図である。
本実施例では、前述の実施例1の構成において、同時硝化脱窒槽1において、第2pH計12の上流側に第3pH計測手段である第3pH計14を設置し、同時硝化脱窒槽1内のpHを計測する構成を備える。
図7は、実施例2における第1ブロワ5の風量の制御フローを示す。
前述の実施例1では、同時硝化脱窒性能を確保するのに必要な第1ブロワ5の曝気風量の最小値(q1-min)を設定したが、実施例2では、第3pH計測計14を追加することで、同時硝化脱窒槽1内のpHの変化をより詳しく把握し、第1ブロワ5の曝気風量(q1)が第1ブロワ5の曝気風量の最小値(q1-min)以上でありながら、同時硝化脱窒性能が確保できない場合に対応する。
以下、実施例2における第1曝気風量制御手段13での制御フローについて詳細に説明する。
S205の第1ブロワ5の曝気風量(q1)の決定までは実施例1での制御フローと同一である。S206において第1pH計9により計測した同時硝化脱窒槽1への流入水のpH(pH1)と、第2pH計12により計測した同時硝化脱窒槽1内のpH(pH2)と、第3pH計14により計測した同時硝化脱窒槽1内のpH(pH3)を取り込む。次に、S207において、同時硝化脱窒槽1におけるpHの増加量(ΔpH)を算出する。次に、同時硝化脱窒槽1でのpH増加量(ΔpH)と、同時硝化脱窒槽1のpH増加量基準値(ΔpH0)とを比較し、S208のようにΔpH≧ΔpH0であれば、第1ブロワ5の風量は維持する(S209)。一方、ΔpH<ΔpH0であり、かつpH3≦pH2の場合、硝化が優勢であると判断し、第1ブロワ5の曝気風量(q1)を減少させる(S211)。ΔpH<ΔpH0であり、かつpH3>pH2の場合、同時硝化脱窒の余地があると判断し、第1ブロワ5の曝気風量(q1)を増加させる(S212)。
以上の実施例2における第1ブロワ5の曝気風量制御により、曝気風量が過小であり、同時硝化脱窒性能が低下した場合も、第1ブロワ5の曝気風量を増加させることで、同時硝化脱窒の性能を確保することが実現できる。
100 下水
101 処理水
102 返送汚泥
800 返送汚泥の移送流路
1 同時硝化脱窒槽
2 好気槽
3 最終沈殿池
4 第1散気部
5 第1ブロワ
6 第2散気部
7 第2ブロワ
8 返送ポンプ
9 第1pH計
10 流量計
11 有機物濃度計
12 第2pH計
13 第1風量制御手段
14 第3pH計

Claims (7)

  1. 水処理プロセス制御システムにおいて、
    硝化と脱窒を同時に進行させる同時硝化脱窒領域を有する好気槽と、
    前記同時硝化脱窒領域の下流に設けられた硝化を進行させる硝化領域と、
    前記同時硝化脱窒領域内を曝気する第1曝気手段と、
    前記同時硝化脱窒領域への流入水のpHを計測する第1pH計測手段と、
    前記同時硝化脱窒領域のpHを計測する第2pH計測手段とを備え、
    前記第1pH計測手段の計測値に対する前記第2pH計測手段の計測値のpHの増加量を前記同時硝化脱窒領域のpH増加量とし、
    前記同時硝化脱窒領域のpH増加量基準値を設定し、
    前記同時硝化脱窒領域のpH増加量が、前記同時硝化脱窒領域のpH増加量基準値以上になるように、前記第1曝気手段による曝気風量を制御する第1曝気風量制御手段を有することを特徴とする水処理プロセス制御システム。
  2. 請求項1の水処理プロセス制御システムにおいて、
    前記pH増加量基準値を0以上の値に設定したことを特徴とする水処理プロセス制御システム。
  3. 請求項1、又は請求項2の水処理プロセス制御システムにおいて、
    前記第1曝気手段による曝気風量の最小値を設定し、前記第1曝気手段による曝気風量を、
    前記第1曝気手段による曝気風量の最小値以上とすることを特徴とする水処理プロセス制御システム。
  4. 請求項1から請求項3のうちの1つの水処理プロセス制御システムにおいて、前記同時硝化脱窒領域のpH増加量が、前記同時硝化脱窒領域のpH増加量基準値を下回った場合、前記第1曝気手段による曝気風量を低減させることを特徴とする水処理プロセス制御システム。
  5. 請求項1から請求項4のうちの1つの水処理プロセス制御システムにおいて、
    前記同時硝化脱窒領域内の前記第2pH計測手段の上流に、前記同時硝化脱窒領域におけるpHを計測する第3pH計測手段を備え、
    前記第2pH計測手段の計測値が前記第3pH計測手段の計測値を下回った場合、前記第1曝気手段の風量を低減させることを特徴とする水処理プロセス制御システム。
  6. 請求項1から請求項5のうちの1つの水処理プロセス制御システムにおいて、前記第2pH計測手段の計測値が前記第3pH計測手段の計測値を上回った場合、前記第1曝気手段の風量を増加させることを特徴とする水処理プロセス制御システム。
  7. 請求項1から請求項6のうちの1つの水処理プロセス制御システムにおいて、
    前記同時硝化脱窒領域の上流に、前記同時硝化脱窒領域への流入有機物負荷を計測する有機物負荷計測手段を備え、
    前記有機物負荷計測手段の計測値に対して前記同時硝化脱窒領域のpH増加量基準値を設定することを特徴とする水処理プロセス制御システム。
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