JP2015208403A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】電源投入後、フォトセンサ46、46が故障していないか、及びフォトセンサ46、46を正常に検出できるかを判定するための監視時間を設定し、当該監視時間中に故障と判定したフォトセンサ46については、以後電源が落とされるまでの遊技中における操作検知制御の対象から外すようにした。したがって、たとえばフォトセンサ46の故障等により遊技中に演出ボタン25が押し込み操作され続けていると判定されるといった事態が起こらず、遊技に支障を来すことがない。
【選択図】図10
Description
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記特定の検知手段を、前記操作手段が押し込み操作されているか否かを判定する制御の対象から外すにあたり、前記制御手段は、前記特定の検知手段による前記被検知部の検知/非検知の検出を行わないことを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明のうち請求項3に記載の発明は、押し込み操作可能な操作手段と、前記操作手段の押し込み操作に応じて所定の被検知部との距離が相対的に変化し、前記被検知部を検知/非検知する検知手段と、前記検知手段による前記被検知部の検知/非検知を検出することにより前記操作手段が押し込み操作されているか否かを判定する制御手段とを備えた遊技機であって、前記検知手段及び前記被検知部が複数組設けられている一方、前記制御手段が、遊技機の電源を投入後、前記検知手段による前記被検知部の検知が正常に行われるか否かを判定するための監視時間を設定するとともに、前記監視時間中に、前記操作手段が押し込み操作されていないと判定できない特定の検知手段が存在すると、前記監視時間が終了してから少なくとも前記特定の検知手段により前記操作手段が押し込み操作されていないと判定できるまで、前記特定の検知手段を、前記操作手段が押し込み操作されているか否かを判定する制御の対象から外すことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1又は3に記載の発明において、前記特定の検知手段を、前記操作手段が押し込み操作されているか否かを判定する制御の対象から外すにあたり、前記制御手段は、前記特定の検知手段による前記被検知部の検知/非検知の検出を行うものの、当該前記被検知部の検知/非検知の検出結果を前記操作手段が押し込み操作されているか否かの判定に使用しないことを特徴とする。
図1は、パチンコ機1を前面側から示した説明図である。また、図2は、遊技盤2を前面側から示した説明図である。さらに、図3は、パチンコ機1を後面側から示した説明図である。
パチンコ機1は、遊技盤2の前面に形成された遊技領域16内へ遊技球を打ち込み、遊技領域16内を流下させて遊技するものであって、遊技盤2は、支持体として機能する機枠3の前面上部に、金属製のフレーム部材であるミドル枠5を介して設置されている。また、遊技盤2の前方には、ガラス板(透明板)を支持してなる前扉4が、左端縁を軸として片開き可能に機枠3に蝶着されており、該前扉4(特にガラス板)によって閉塞される遊技盤2の前方空間が遊技領域16とされている。
さらに、前扉4の上部及び下部には、効果音や各種メッセージ等を報音する夫々一対のスピーカ14、14が設けられている。加えて、前扉4の上部や左右両側部には、パチンコ機1の遊技状態等に応じて点灯・点滅する複数のLEDを内蔵したランプ部材15、15・・が設けられている。
ここで、本発明の要部となるボタンユニット40の押し込み操作の検知に係る構造について、詳細に説明する。
まずボタンユニット40の構造について図4〜図8をもとに説明する。図4は、ボタンユニット40を示した斜視説明図である。図5は、ボタンユニット40を分解した状態を上側から示した斜視説明図である。図6は、ボタンユニット40を分解した状態を下側から示した斜視説明図である。図7は、演出ボタン25が押し込み操作されていない状態にあるボタンユニット40の断面説明図である。図8は、演出ボタン25が押し込み操作された状態にあるボタンユニット40の断面説明図である。
演出ボタン25の操作検知は、上述の如くサブ制御装置30で行っており、サブ制御装置30は、所定の単位時間(たとえば1ms)毎にフォトセンサ46、46の状態を読み込み、一旦RAM等のセンサ記憶手段に状態情報として記憶させた後、その状態情報をもとに演出ボタン25の操作状態、すなわち演出ボタン25が押し込み操作されているか否かを判定するようになっている。つまり、演出ボタン25が押し込まれていない図7の状態では、サブ制御装置30がフォトセンサ46、46の状態を読み込んだ際、フォトセンサ46、46の出力(検出結果)が検知を示すハイレベル(H)の状態になる。一方、演出ボタン25が押し込まれた図8に示す状態では、フォトセンサ46、46の出力(検出結果)が非検知を示すローレベル(L)の状態になる。
さらに、サブ制御装置30は、所定の第2演出期間内に演出ボタン25を継続して押し込み操作させる所謂長押し演出であると、第2演出期間の開始後、続けて数百単位時間(たとえば500ms〜1000ms程度)連続してローレベルである状態を検出したことをもって、演出ボタン25の長押し操作が開始されたと判断する。そして、長押し開始後、単位時間連続してハイレベルである状態を検出すると、演出ボタン25の長押し操作が終了されたと判断するといった長押し演出制御を実行する。
以上のような構成を有するパチンコ機1によれば、演出ボタン25の押し込み操作を検知するための操作片47及びフォトセンサ46を2組設けている。さらに、演出ボタン25の操作面を円形に形成するとともに、フォトセンサ46、46及び操作片47、47を、演出ボタン25の押し込み方向から見ると、操作面の中央を中心とした同一円周上で、且つ、その中心を挟んで対向する位置に設けている。したがって、1組しか被検知部及び検知手段を備えていない従来のものと比較すると、フォトセンサ46、46が正常であると演出ボタン25の押し込み操作を確実に検知することができる。
また、少なくとも何れか一方のフォトセンサ46で押し込み操作を検知すると、演出ボタン25が押し込まれたとして、演出ボタン25の押し込み操作に応じた種々の演出を実行する。したがって、たとえば押し込み操作時に演出ボタン25が傾いて何れか一方のフォトセンサ46でしか押し込み操作が検知されなかった場合に、演出ボタン25を利用した演出を実行することができ、遊技者の興趣を損なうようなことがない。
加えて、監視時間中にフォトセンサ46、46を検出すると、所定の報知態様でフォトセンサ46、46を検出した旨を報知する。したがって、作業者は、フォトセンサ46、46の状態を容易且つ確実に把握することができる。
なお、本発明の遊技機に係る構成は、上記実施形態に何ら限定されるものではなく、遊技機全体の構成は勿論、操作手段の操作検知制御等に係る構成についても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で必要に応じて適宜変更可能である。
さらにまた、上記実施形態では、検知手段を一度操作検知制御の対象から外すと、遊技機の電源が落とされるまで対象から外したままにするとしているが、一旦対象から外した後も監視を継続し、正常な検知手段と同様の検知状態に復帰すると、操作検知制御の対象に復帰させるように構成することも可能である。
また、監視時間中に検知手段を検出した際の報知態様としては、スピーカ等の他の機器を用いて報知を行うように構成してもよいし、検知手段の検出報知専用の報知手段を設けても何ら問題はない。
さらに、上記実施形態では、遊技機の電源を投入してから30秒間を監視時間として設定しているが、遊技機の電源を投入してから所定の時間(たとえば10秒)が経過した後に監視時間を設定してもよく、遊技機の電源投入後、どのタイミングでどのような長さの監視時間を設定するかは適宜変更可能である。
さらにまた、操作手段の数や設置位置については、言うまでもなく変更可能であり、遊技機に複数の操作手段を設けても何ら問題はないし、どのような遊技に操作手段を用いるか等についても上記実施形態に何ら限定されることはない。
なお、特許請求の範囲、明細書および図面に記載される全ての要素(例えば、操作手段、被検知部、検知手段、制御手段等)は、個数を意識的に限定する明確な記載がない限り、物理的に単一であっても複数であっても構わないし、適宜配置の変更が行われても構わない。また、特許請求の範囲や明細書等で使用している要素名(要素につけた名称)は、単に本件の記載のために便宜上付与したにすぎないものであり、それによって特別な意味が生じることを特に意識したものではない。すなわち、要素名のみによって要素が何であるかが限定解釈されるものではない。例えば、「制御手段」は、ハード単体でも、ソフトを含んだものであっても構わない。さらには、全ての要素のうちの複数の要素を適宜一体的に構成するか、もしくはひとつの要素を複数の要素に分けて構成するかは、敢えて特許請求の範囲等において特定していない限り、何れも当業者であれば容易に考えられる事項である。したがって、その程度の範囲内での構成上の差異を有する遊技機を、本実施例に記載がなされていないことを理由に採用することのみでは、本発明に係る権利を回避したことにはならない。その他、各要素の構成や形状等における、本実施例から当業者であれば容易に考えられる自明な範囲の差異についても同様である。
Claims (4)
- 押し込み操作可能な操作手段と、前記操作手段の押し込み操作に応じて所定の被検知部との距離が相対的に変化し、前記被検知部を検知/非検知する検知手段と、前記検知手段による前記被検知部の検知/非検知を検出することにより前記操作手段が押し込み操作されているか否かを判定する制御手段とを備えた遊技機であって、
前記検知手段及び前記被検知部が複数組設けられている一方、
前記制御手段が、遊技機の電源を投入後、前記検知手段による前記被検知部の検知が正常に行われるか否かを判定するための監視時間を設定するとともに、前記監視時間中に、前記操作手段が押し込み操作されていないと判定できない特定の検知手段が存在すると、前記監視時間の終了後、前記特定の検知手段を、前記操作手段が押し込み操作されているか否かを判定する制御の対象から外すことを特徴とする遊技機。 - 前記特定の検知手段を、前記操作手段が押し込み操作されているか否かを判定する制御の対象から外すにあたり、
前記制御手段は、前記特定の検知手段による前記被検知部の検知/非検知の検出を行わないことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。 - 押し込み操作可能な操作手段と、前記操作手段の押し込み操作に応じて所定の被検知部との距離が相対的に変化し、前記被検知部を検知/非検知する検知手段と、前記検知手段による前記被検知部の検知/非検知を検出することにより前記操作手段が押し込み操作されているか否かを判定する制御手段とを備えた遊技機であって、
前記検知手段及び前記被検知部が複数組設けられている一方、
前記制御手段が、遊技機の電源を投入後、前記検知手段による前記被検知部の検知が正常に行われるか否かを判定するための監視時間を設定するとともに、前記監視時間中に、前記操作手段が押し込み操作されていないと判定できない特定の検知手段が存在すると、前記監視時間が終了してから少なくとも前記特定の検知手段により前記操作手段が押し込み操作されていないと判定できるまで、前記特定の検知手段を、前記操作手段が押し込み操作されているか否かを判定する制御の対象から外すことを特徴とする遊技機。 - 前記特定の検知手段を、前記操作手段が押し込み操作されているか否かを判定する制御の対象から外すにあたり、
前記制御手段は、前記特定の検知手段による前記被検知部の検知/非検知の検出を行うものの、当該前記被検知部の検知/非検知の検出結果を前記操作手段が押し込み操作されているか否かの判定に使用しないことを特徴とする請求項1又は3に記載の遊技機。
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