JP2008068038A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】特に初期化報知中にエラーが発生した場合に、エラー報知を外部に確実に認識させる遊技機を提供する。
【解決手段】サブ制御基板106がエラー報知を実行するためのエラー報知コマンドを主制御基板102から受信した場合には、エラー報知フラグ設定部106Eによりエラー報知フラグが設定される。また、エラー報知フラグ判定部106Fによりエラー報知フラグが設定されているか否かが判定される。初期化報知が終了する際にエラー報知フラグが設定されている場合には、エラー報知実行部106Gにより初期化報知の終了に続いてエラー報知が実行される。
【選択図】 図9

Description

本発明は、遊技機に係り、電源投入時に、記憶していた電断前の遊技状態に関する情報を初期化する遊技機に関する。
従来から、遊技の主要な制御を行う主制御部と、主制御部からの指令により演出制御を行うサブ制御部と、を有する遊技機がある。大当り判定などの遊技の重要な制御を主制御部で行い、音・ランプ、特別図柄の擬似図柄等の演出に関する制御をサブ制御で行うようになっている。
ところで、例えば、遊技の途中で遊技機の電源が落ちた場合(電断した場合)でも遊技状態を覚えるようにするため、主制御部には遊技状態を記憶するバックアップRAMが搭載されている。これにより、再度、電源を投入したときに、電断時のチェックサムと一致すれば、電断前の遊技状態に復帰できるようになる。
一方、大当り遊技からスタートする場合など、電断前の状態で復帰すると、都合が悪い場合もあるため、バックアップRAMをクリアするRAMクリアスイッチが設けられている。
そして、電源投入時に、RAMクリアスイッチが押された場合又は電断時のチェックサムが不一致ならば、主制御部はサブ制御部に対して初期化報知コマンドを送信し、バックアップRAMがクリアされたことを音声等で報知する。なお、電断時にRAMクリアスイッチが押されていなくて、かつ、チェックサムが一致していれば、主制御部は、サブ制御部に復電コマンドを送信する。
このように、電源投入時に、RAMクリアスイッチが操作等されて、バックアップRAMの記憶内容が初期化されると、初期化されたことを外部に報知(以下、この報知を「初期化報知」という)するように構成された遊技機がある(例えば、下記特許文献1参照)。なお、初期化報知として、スピーカから初期化中であることを示す音声を出力し、あるいは各種LED・ランプ類の発光パターンを特殊なものに変更し、遊技盤上の図柄表示部に初期化中であることを示す文字などを大きく表示する。初期化報知を実行することにより、ホール関係者に対して、初期化報知中であることを容易に認識させることができる。
特開2003−62277号公報
ところで、初期化報知の実行時間が長くなる(例えば、30秒間以上)と、この初期化報知の実行中に、大入賞口開放エラーや賞球払出エラーなど、不正行為に起因し得るエラーの報知を実行しても、初期化報知によってエラー報知がかき消されて、ホール関係者はエラー報知中であることを認識し難くなる。この結果、ホール関係者がエラー報知であることに気付かない初期化報知中を敢えて狙って、不正行為が行われるおそれがある。
そこで、本発明は、初期化報知中にエラーが発生した場合に、エラー報知を外部に確実に認識させることができる遊技機を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、遊技の主要な制御を司る主制御手段と、前記主制御手段からの所定のコマンドに基づいて前記主制御手段が初期化中であることを報知する初期化報知の実行を制御するサブ制御手段と、を有する遊技機であって、前記サブ制御手段は、エラー報知を実行するためのエラー報知コマンドを前記主制御手段から受信した場合にエラー報知フラグを設定するエラー報知フラグ設定部と、前記エラー報知フラグが設定されているか否かを判定するエラー報知フラグ判定部と、前記初期化報知が終了する際に前記エラー報知フラグが設定されている場合には前記初期化報知の終了に続いて前記エラー報知を実行するエラー報知実行部と、を有することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の遊技機において、前記サブ制御手段からのコマンドに基づいて所定の演出を実行する演出制御手段を有し、前記エラー報知実行部は、前記エラー報知を実行させるエラー報知実行コマンドを前記演出制御手段に送信し、前記演出制御手段は、前記エラー報知実行コマンドに基づいて前記エラー報知に関する演出を実行することを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、サブ制御手段は、主制御手段からのコマンドを受けて主制御手段が初期化中であることを報知する。
また、サブ制御手段がエラー報知を実行するためのエラー報知コマンドを主制御手段から受信した場合には、エラー報知フラグ設定部によりエラー報知フラグが設定される。また、エラー報知フラグ判定部によりエラー報知フラグが設定されているか否かが判定される。初期化報知が終了する際にエラー報知フラグが設定されている場合には、エラー報知実行部により初期化報知の終了に続いてエラー報知が実行される。
以上のように、初期化報知中にエラーが発生した場合には、初期化報知の終了に続いてエラー報知を実行させることにより、初期化報知とエラー報知を時間的にずらすことができる。この結果、エラー報知が初期化報知にかき消されることがないので、エラー報知を外部(例えば、ホール関係者)に確実に認識させることができる。
請求項2に記載の発明によれば、サブ制御手段のエラー報知実行部により、エラー報知を実行させるエラー報知実行コマンドが演出制御手段に送信される。そして、演出制御手段により、エラー報知実行コマンドに基づいてエラー報知に関する演出が実行される。このように、サブ制御手段の他に、演出制御手段を別途設けることにより、サブ制御手段における制御負担(処理負担)を軽減させるとともに、演出制御手段におけるエラー報知に関する演出を複雑にすることができる。
次に、本発明の第1実施形態に係る遊技機について、図面を参照して説明する。なお、本実施形態では本発明を弾球遊技機の一例であるパチンコ機に適用した構成を説明する。
図1及び図2に示すように、第1実施形態に係る遊技機であるパチンコ機(遊技機)10の前面部には、主として、外枠12と、内枠14と、前面枠16と、上皿部18と、下皿部20と、施錠装置22と、発射ハンドル24などが設けられている。
外枠12は、木製の板状体を略長方形の額縁状に組立て固着したものである。内枠14は、全体がブラスチック製で、外枠12に対して開閉可能に軸支されている。また、内枠14の右端中央には施錠装置22が設けられている。
前面枠16は、本発明の前面扉の一具体例を示すもので、パチンコ機10の前面部全体の約2/3のサイズを占め、内枠14の左端に開閉可能となるように軸支されている。また、前面枠16は、全体がプラスチック製であり、遊技盤26(図3参照)を前方から視認するべく、遊技盤26に形成された遊技領域28(図3参照)の形状に対応して略円形に形成された開口部30を有している。また、前面枠16の裏面には、ガラス板32がガラス枠(図示省略)によって取り付けられている。そして、遊技者を基準とすれば、遊技盤26に形成された遊技領域28はガラス板32の後方に位置するようになっている。なお、本実施形態では、ガラス板32を前面枠16の裏面側に取り付けた構成を例にとり説明したが、例えば、前面枠16の前面側にガラス枠により取り付けてもよい。また、ガラス板32に替えて、透明な樹脂板を前面枠16に取り付けることができる。
また、図1及び図2に示すように、前面枠16の左上方側及び右上方側には、メインスピーカ(図示省略)から出力された音声を前面枠16の外部に導くための導音部34がそれぞれ設けられている。各導音部34は、円筒状の導音部本体32と、導音部本体36に形成された複数のスリット38と、で構成されている。
また、前面枠16の下方側には、上皿部18が設けられている。この上皿部18には、演出ボタン40と、球貸操作部42と、がそれぞれ設けられている。
また、上皿部18の下方側には、下皿部20が設けられている。また、下皿部20の右下方側には、遊技球を発射させるための発射ハンドル24が設けられている。この発射ハンドル24には、発射レバー44と、発射停止ボタン46がそれぞれ設けられている。
また、図1及び図2に示すように、下皿部20の左右下方側には、所定の効果音を出力するための各サブスピーカ48がそれぞれ設けられている。
また、内枠14には、遊技領域28(図3参照)の形状に合致した開口部(図示省略)が形成されている。この内枠14の内側面には、遊技盤26(図3参照)が取り付けられる。これにより、遊技者は、遊技盤26の遊技領域28を内枠14の開口部及び前面枠16の開口部30を通して視認することができる。
次に、遊技盤26の表面構造について図3を参照して説明する。
遊技盤26は、内枠14に保持されるとともに、裏機構盤(図示省略)よりその背面側が覆われている。遊技盤26には、遊技盤26の表面に設けられた外レール50と内レール52とにより略円形状の遊技領域28が形成されている。遊技領域28の内部には、中央装置54と、始動口56Bを有する普通電動役物56と、ワープ入球口58と、多数の障害釘60と、風車63等と、がそれぞれ配設されている。
中央装置54は、遊技領域28の略中央部に配置されており、演出図柄表示装置62と、センター役物64と、ランプ装置66と、を備えている。
演出図柄表示装置62は、後述の主制御基板102(図4参照)やサブ制御基板106(図4参照)からの制御信号に基づいて表示制御されており、略長方形状の映像画面を有している。この映像画面上には、特別図柄の擬似図柄である擬似特別図柄(擬似図柄)が表示される。具体的には、演出図柄表示装置62の映像画面上には、1又は複数の擬似特別図柄を所定の方向に次々と変動させながら表示した後、停止表示する擬似特別図柄表示領域が形成されている。すなわち、左擬似特別図柄(左擬似図柄)を表示する左擬似特別図柄表示領域、中央擬似特別図柄(中央擬似図柄)を表示する中央擬似特別図柄表示領域、及び右擬似特別図柄(右擬似図柄)を表示する右擬似特別図柄表示領域が、略横一列となる配置方向に沿って並んで形成されている(それぞれ図示省略)。各擬似特別図柄表示領域は、これらの表示領域の配置方向と略直交する方向(上下方向)に図柄変動方向が設定されており、その方向に複数の擬似特別図柄が順次表示されていく。
演出図柄表示装置62は、遊技球が普通電動役物56の始動口56Bに入球することにより、その映像画面の表示領域に表示される各擬似特別図柄をそれぞれ変動させて停止表示させるものである。そして、例えば、擬似特別図柄が「7、7、7」の3桁同一図柄で揃って停止表示(確定表示)すると、後述の変動入賞装置80に配設された後述の大入賞装置84の大入賞口86が開放される。本実施形態のパチンコ機10では普通電動役物56の始動口56Bに遊技球が入球すると、各擬似特別図柄がそれぞれ変動され、擬似特別図柄が3桁同一図柄で揃うことにより、「大当り」という特定価値を付与するものである。
ここで、本実施形態のパチンコ機10では、例えば、大当りとして2種類のものが予め設定されている。具体的には、「7、7、7」などの同一の奇数数字の擬似特別図柄が3桁揃うことにより成立する確変大当りがある。また、「8、8、8」などの同一の偶数数字の擬似特別図柄が3桁揃うことにより成立する通常大当りがある。
確変大当り及び通常大当りは、比較的多くのラウンド数(例えば15ラウンド)を有し、大入賞口86の開放時間が約26秒間である大当りである。このため、賞球数が比較的多くなる。なお、各大当りでは、大入賞口86に所定数(例えば、10個)の遊技球が入球するか、あるいは所定数(例えば、10個)の遊技球が入球しなくても所定時間(例えば26秒間)が経過したときに大入賞口86が閉じられて1ラウンドが終了する。
また、上記各大当り以外の遊技状態である確率変動状態は、大当り(確変大当り、通常大当りの2種類の大当り意味する)に移行する確率が予め定められた高確率となる状態である。また、上記各大当り以外の遊技状態である開放時間延長状態は、普通電動役物56の始動口56Bの開放時間が通常よりも延長される状態である。例えば、通常の開放時間は、約0.1秒間であるのに対して、開放時間延長状態では、約4秒間に延長される。なお、普通電動役物56の始動口56Bは、普通図柄に当選することにより開放する。
また、確変大当りの後は、大当りに移行する確率が、通常遊技状態と比べ予め定められた高確率となる、特別図柄の確率変動状態になる。そして、次回大当りが発生するまでの間か、あるいは規定回数(例えば、10000回)の特別図柄の変動表示が行われるまでの間、特別図柄及び普通図柄の変動時間が短縮され、かつ普通電動役物の開放延長機能が作動する。また、通常大当りの後は、大当りに移行する確率が通常遊技状態と同一の予め定められた低確率状態となるとともに、規定回数(例えば、100回)だけ特別図柄及び普通図柄の変動時間が短縮され、かつ普通電動役物の開放延長機能が作動する時短遊技状態となる。
センター役物64は、演出図柄表示装置62の前面周辺部に突設して装着されている。センター役物64は、可動する一対の翼片部64Aを有している。この翼片部64Aの可動によりワープ入球口58の開口面積が変化する。
また、遊技領域の左下方側には、主制御基板102からの制御信号に基づいて本図柄(特別図柄の本図柄及び普通図柄の本図柄)を表示制御する7セグ表示基板(図柄表示装置)68が配置されている。この7セグ表示基板68は、特別図柄の本図柄を表示する7セグメント表示器70と、4個の普通図柄保留表示LED72と、4個の特別図柄保留表示LED74と、普通図柄の本図柄を表示する2個の普通図柄表示LED76と、を有している。
ここで、確変大当りした場合では、7セグメント表示器70には、予め定められた図柄(例えば奇数の数字)が表示される。また、通常大当りした場合では、7セグメント表示器70には、予め定められた別の図柄(例えば偶数の数字)が表示される。そして、各大当りのラウンド中では、7セグメント表示器70にはその図柄が表示されており、後述するように大当り中に電断した場合には、主制御基板102はその本図柄に基づいて遊技状態を特定する。さらに、主制御基板102は、その特定した遊技状態に関する遊技状態報知信号を決定してサブ制御基板106に送信する。
また、演出図柄表示装置62の左側には、普通図柄作動ゲート(遊技球通過ゲート)78が配置されている。この普通図柄作動ゲート78の内部には、ゲートスイッチ124(図4参照)が配設されている。これにより、遊技球が普通図柄作動ゲート78を通過すると、ゲートスイッチ124が作動して、7セグ表示基板68の普通図柄表示LED76が変動表示される。
各普通図柄保留表示LED72及び各特別図柄保留表示LED74は、4個の丸形の赤色LEDで構成されており、7セグメント表示器70の左右両側に近接して配置されている。これは、普通図柄作動ゲート78を通過した遊技球の数を4個まで普通図柄の保留とし、通過ごとに順次点灯しシフト表示するものである。また、普通電動役物56の始動口56Bに入球した遊技球の数も4個まで特別図柄の保留とし、入球ごとに順次点灯しシフト表示するものである。7セグメント表示器70の変動表示が開始するたびに、未始動回数が消化され、1個の特別図柄保留表示LED74は消灯される。また、普通図柄も普通図柄表示LED76の変動表示が開始するたびに、未始動回数が消化され、1個の普通図柄保留表示LED72が消灯される。そして、7セグメント表示器70に予め定められた大当り図柄が停止表示されると大当りが発生し、後述の大入賞口86が開放状態となる。また、2個の普通図柄表示LED76が予め定められた表示態様(当り図柄)で停止表示されると、普通図柄当りが発生し、普通電動役物56の始動口56Bが開放状態となる。なお、7セグメント表示器70にて表示される特別図柄の本図柄と、演出図柄表示装置62にて表示される特別図柄の擬似図柄とは、同一の遊技結果(抽選結果)を示すものである。
普通電動役物56の始動口56Bは、演出図柄表示装置62の下方に離れて配置されているものであり、いわゆるチューリップ式で一対の翼片部56Aが開閉するように形成されている。その内部には、遊技球の通過を検知する始動口スイッチ120(図4参照)と、翼片部56Aを作動させるための普通電動役物ソレノイド130(図4参照)と、がそれぞれ備えられている。この一対の翼片部56Aが左右に開くと始動口56Bの開放面積が大きくなって遊技球の入球可能性が大きくなる開放状態となり、一対の翼片部56Aが閉じその離間距離が小さくなると始動口56Bの開放面積が小さくなって遊技球の入球の可能性が小さくなる通常状態となる。
変動入賞装置80は、普通電動役物56の下方に配置されており、基板82と、大入賞装置84と、を備えている。ここで、大入賞装置84は、略中央に配置されており、帯状に開口された大入賞口86と、この大入賞口86を開放又は閉鎖する開閉板88と、この開閉板88を開閉するための大入賞口ソレノイド132(図4参照)と、入賞球を検知するカウントスイッチ126(図4参照)と、を備えている。
また、中央装置54の左側下方部には、風車63が配置されている。さらに、遊技領域の左側下方部及び右側下方には、一対のサイドランプ90がそれぞれ配置されている。
また、遊技盤26の下方にはアウト口92が設けられており、このアウト口92の下部にはバック球防止部材94が設けられている。このバック球防止部材94は、遊技領域28に到達せず戻ってきた遊技球が再び発射位置に戻ることを防止している。また、内レール52の先端部には、ファール球防止部材96が取り付けられている。
次に、パチンコ機10を構成する電子制御装置について説明する。
図4乃至図8に示すように、電子制御装置は、主制御基板(主制御手段)102と、払出制御基板104と、サブ制御基板(サブ制御手段)106と、発射制御基板108と、を備えている。
図5に示すように、主制御基板102は、CPU102Aと、ROM102Bと、バックアップRAM102Cと、バックアップRAM初期化部102Dと、初期化報知コマンド送信部102Eと、RAMクリアタイマ102Fと、初期化報知終了コマンド送信部102Gと、エラー報知コマンド送信部102Hと、を備えている。
また、主制御基板102のCPU102Aは、ROM102Bに記憶されたデータに基づいて、後述の普通電動役物ソレノイド130、後述の大入賞口ソレノイド132、後述の図柄表示装置134及びサブ制御基板106をそれぞれ制御する。また、主制御基板102のCPU102Aは、遊技全体を司り主として当否判定などの遊技状態を判断するものであり、この判断した遊技状態に沿った遊技環境(演出態様)を実現させるように制御するサブ制御基板106及び払出制御基板104を直接的に制御する。また、主制御基板102のCPU102Aは、演出表示基板(演出制御手段)110、アンプ基板(演出制御手段)112、装飾駆動基板(演出制御手段)114及び演出ボタン基板116をサブ制御基板106を介して間接的に制御する。
また、主制御基板102のROM102Bには、CPU102Aにより実行される遊技全体の制御を実現するためのプログラムが記憶されている。
また、主制御基板102のバックアップRAM102Cは、遊技情報(遊技状態)を常時記憶する。特に、パチンコ機10が電断した場合には、電断する直前の遊技情報(例えば、大当り遊技であるか、確変遊技であるか、あるいは時短遊技であるかなど)が記憶される。
また、主制御基板102のバックアップRAM初期化部102Dは、CPU102Aからの制御信号を受信したり、CPU102Aなどに設けられたRAMクリアボタン(図示省略)が押圧されることにより起動し、バックアップRAM102Cに記憶されている内容を初期化する。
また、主制御基板102の初期化報知コマンド送信部102Eは、電源投入時などに、バックアップRAM初期化部102DによりバックアップRAM102Cが初期化された場合に、初期化報知コマンドをサブ制御基板106に対して送信する。
また、主制御基板102のRAMクリアタイマ102Fは、初期化報知コマンドの送信と同時に所定時間にセットされる。例えば、初期化報知コマンドが送信されると同時に、RAMクリアタイマ102Fが35秒の時間にセットされる。そして、RAMクリアタイマ102Fが35秒の時間にセットされると、RAMクリアタイマ102Fは、35から0までを順番にカウントダウンしていく。
また、主制御基板102の初期化報知終了コマンド送信部102Gは、RAMクリアタイマ102Fが0になれば、初期化報知を終了させる初期化報知終了コマンドをサブ制御基板106に対して送信する。特に、電源基板176からの電力の供給が停止されて電断し、その後、電源基板176からの電力の供給が再開して復電するときに、RAMクリアタイマ102Fが0となっている場合でも、初期化報知終了コマンド送信部102Gは、初期化報知を終了させる初期化報知終了コマンドをサブ制御基板106に対して送信する。
また、主制御基板102のエラー報知コマンド送信部102Hは、パチンコ機10にエラーが発生したと判断された場合に、エラーを報知させるためのエラー報知コマンドをサブ制御基板106に対して送信する。
ここで、パチンコ機10のエラーについて説明する。
パチンコ機10に発生するエラーとして、通信エラー、CRユニット未接続エラー、払出装置エラー、球切れエラー、下受け皿満杯エラー、モータ空切りエラーなどがある。
通信エラーは、払出制御基板104が電源投入後30秒以内に主制御基板102との接続が確認できない場合に発生する。
CRユニット未接続エラーは、CRユニット(Card Reader装置)との接続が確認できない場合に発生する。
払出装置エラーは、払出前センサまたは払出後センサのON状態が3秒間続いた場合に発生する。払出が正常に行われていない状態である。
球切れエラーは、タンクスイッチのOFF状態が1.5秒間続いた場合に発生する。パチンコホールの島設備からの遊技球の供給が停止している状態である。
下受け皿満杯エラーは、下受け皿満杯スイッチのOFF状態(OFF状態で下皿部20が満杯)が1秒間続いた場合に発生する。遊技者が下皿部20の遊技球を抜いていない状態である。
モータ空切りエラー、遊技球の払出動作開始から14000msを経過したにもかかわらず、払出前スイッチ又は払出後スイッチにて遊技球の通過が検知できなかった場合、又は払出動作中に払出前スイッチ又は払出後スイッチにて遊技球の通過を検知してから、14000ms以内に次回の遊技球の通過が検知できない場合に発生する。
これらのエラーが発生すると、エラーLED146が点灯する。
本実施形態では、特に、大入賞口86への不正入賞に起因する大入賞口エラーが対象になる。すなわち、不正行為者が、道具を使って、遊技盤26上の大入賞口86をこじ開け、遊技球を入賞させるという不正行為が頻繁に行われている。この場合には、大入賞口86を開放させるコマンドを送信していないのに、大入賞口86を遊技球が通過したことを大入賞口スイッチ122が検知するという矛盾が生じる。このようなときに、エラー報知コマンド送信部102Hは、エラー報知コマンドを送信する。なお、この入賞口エラーが発生すると、エラー表示LED173が点灯する。
また、実際の制御では、大入賞口86を開放させるコマンドでエラーを検出するのではなく、大入賞口86を閉口させるコマンドを送出した後に所定時間(例:10秒間)経過しても、大入賞口86への入賞があった場合に大入賞口エラーと判断している。
なお、大入賞口86への不正入賞に限らず、同様に普通電動役物56の始動口56Bやその他の入賞口への不正入賞を検知してエラー報知コマンドを送信してもよい。
また、主制御基板102は、中継端子板118を介して、始動口スイッチ120と、大入賞口スイッチ122と、ゲートスイッチ124と、カウントスイッチ126と、にそれぞれ電気的に接続されている。
また、主制御基板102は、中継端子板128を介して、普通電動役物ソレノイド130と、大入賞口ソレノイド132と、図柄表示装置134と、にそれぞれ電気的に接続されている。なお、7セグ表示基板68は、図柄表示装置134の一実施形態である。
払出制御基板104は、中継端子板136を介して、ガラス枠スイッチ138と、外部タンクスイッチ140と、タンクスイッチ142と、にそれぞれ電気的に接続されている。また、払出制御基板104は、中継端子板144を介して、エラーLED146に電気的に接続されている。また、払出制御基板104は、下皿満タンスイッチ148に電気的に接続されている。また、払出制御基板104は、中継端子板150を介して、球貸表示基板152と、球貸装置154と、にそれぞれ電気的に接続されている。
なお、球貸表示基板152には、球貸スイッチ156と、返却スイッチ158とがそれぞれ電気的に接続されている。また、払出制御基板104は、中継端子板160を介して、払出モータ162と払出スイッチ164とにそれぞれ電気的に接続されている。さらに、払出制御基板104は、主制御基板102と発射制御基板108とにそれぞれ電気的に接続されている。
図4乃至図6に示すように、サブ制御基板106は、演出表示基板110と、アンプ基板112と、装飾駆動基板114と、演出ボタン基板116と、にそれぞれ電気的に接続されている。
また、サブ制御基板106は、主制御基板102からの制御信号に基づいて遊技の演出の制御を司るものである。また、図5に示すように、サブ制御基板106は、CPU106Aと、ROM106Bと、第1演出コマンド送信部106Cと、初期化報知タイマ部106Dと、エラー報知フラグ設定部106Eと、エラー報知フラグ判定部106Fと、エラー報知実行部106Gと、エラー報知タイマ部106Hと、を備えている。
サブ制御基板106のCPU106Aは、主制御基板102からの制御信号を受けて演出表示基板110、アンプ基板112、装飾駆動基板114及び演出ボタン基板116などの各基板を制御する。
また、ROM106Bには、各基板の制御に必要なデータ(特に遊技の装飾に関する情報)が記憶されている。
特に、ROM106Bには、初期化報知コマンドを受信したときに、第1演出を開始させる第1演出コマンドに関するデータが記憶されている。具体的には、ROM106Bには、スピーカ170(48)から初期化中を示す警告音を出力させるプログラム、演出表示装置166(62)に初期化中を示す文字を大きく表示させるプログラム、LED・ランプ172(66)の全てを目立つように点滅又は点灯させてパチンコ機10周辺のホール関係者に初期化中であることを気付かせるためのプログラム、特定のLED・ランプ172(66)を目立つように点滅又は点灯させてパチンコ機10周辺のホール関係者に初期化中であることを気付かせるためのプログラム、パチンコホールに設置された管理用のコンピュータに初期化中であることを示す緊急信号を送信するプログラム、などが記憶されている。
また、ROM106Bには、初期化報知終了コマンドを受信したときに、初期化報知演出でない通常の演出に関するデータが記憶されている。具体的には、ROM106Bには、電断直前の遊技状態が大当り遊技状態であれば、スピーカ170(48)から大当り遊技を示す音声を出力させるプログラム、演出表示装置166(62)に大当り遊技を示す特別図柄の擬似図柄を表示させるプログラム、LED・ランプ172(66)の全てを目立つように点滅又は点灯させて大当り遊技であることを示すためのプログラム、が記憶されている。また、ROM106Bには、電断直前の遊技状態が、大当りに当選する確率が高確率の確変遊技状態、特別図柄の変動時間が所定の時間だけ短縮される時短遊技状態、大当りに当選する確率が低確率の通常遊技状態、リーチ状態など、であれば、各遊技状態に対応した演出を実現できるように、スピーカ170(48)、演出表示装置166(62)、LED・ランプ172(66)を制御するプログラムが記憶されている。
また、ROM106Bには、エラー報知コマンドを受信したときに、エラー報知演出を開始させるエラー報知実行コマンドに関するデータが記憶されている。具体的には、ROM106Bには、エラー報知演出として、演出表示装置166(62)にエラーを示す文字(例えば、「エラー発生」)を大きく表示させるためのプログラムが記憶されている。また、ROM106Bには、エラー報知演出として、各種スピーカ170(48)からエラーを意味する特殊な音色の警告音を出力させるプログラムが記憶されている。さらに、ROM106Bには、エラー報知演出として、エラーを意味する特殊な発光パターンでエラー表示LED173を点滅又は点灯させるプログラムが記憶されている。
また、第1演出コマンド送信部106Cは、初期化報知コマンドを受信したときに、初期化報知に関する第1演出を開始させる第1演出コマンドを演出表示基板110に対して送信する。
また、初期化報知タイマ部106Dは、後述の初期化報知を実行している時間(実行時間)を計測する。例えば、本実施形態では、35秒に設定される。
また、エラー報知フラグ設定部106Eは、初期化報知の実行中にエラー報知を実行するためのエラー報知コマンドを主制御基板102のエラー報知コマンド送信部102Hから受信した場合には、エラー報知フラグを設定する。具体的には、エラー報知コマンドをエラー報知コマンド送信部102Hから受信した場合には、エラー報知フラグは1に設定される。また、発生したエラーが解除された場合には、エラー報知フラグは0に設定される。このように、エラー報知フラグは、1か0のいずれかの状態となっている。
また、エラー報知フラグ判定部106Fは、初期化報知タイマ部106Dにより初期化報知の実行時間のタイムアップが計測されて初期化報知が終了する際にエラー報知フラグが設定されているか否かを判定する。すなわち、初期化報知タイマ部106Dにより初期化報知の実行時間のタイムアップが計測されると、バックアップRAM102Cの記憶内容の初期化が終了して初期化報知も終了するが、このときのエラー報知フラグが1であるのか、あるいは0であるのかが判定される。
また、エラー報知実行部106Gは、エラー報知フラグが設定されている場合には、初期化報知の終了に続いてエラー報知を実行するためのエラー報知実行コマンドを各基板110、112、114に対して送信する。すなわち、エラー報知フラグが1である場合には、各基板110、112、114により、エラー報知実行コマンドに基づいたエラー報知演出処理がそれぞれ実行される。なお、エラー報知演出処理の詳細については、後述する。
また、エラー報知タイマ部106Hは、エラー報知を実行している時間(実行時間)を計測する。
また、図6に示すように、演出表示基板110には、演出表示装置166(62)と、演出表示ROM168と、がそれぞれ電気的に接続されている。この演出表示ROM168には、演出図柄表示装置62に変動表示される擬似特別図柄のデータが記憶されている。なお、演出図柄表示装置62は、演出表示装置166の一実施形態である。
ここで、演出表示基板110は、サブ制御基板106の第1演出コマンド送信部106Cから第1演出コマンドを受けると、初期化報知に関する第1演出を開始させる。具体的には、演出表示装置166(62)には、初期化中を示す文字(例えば、「初期化中」)が大きく表示される。
また、演出表示基板110は、サブ制御基板106の第1演出コマンド送信部106Cから第1演出コマンドを受けとらない場合は、電断前の遊技状態に関する通常の演出を開始させる。具体的には、電断前の遊技状態が大当り遊技状態であれば、演出表示装置166(62)には、大当り遊技を示す特別図柄の擬似図柄が表示される。また、電断前の遊技状態が確変遊技状態、時短遊技状態、通常遊技状態、リーチ状態であれば、演出表示装置166(62)には、各状態に対応した図柄が表示される。
また、演出表示基板110は、サブ制御基板106のエラー報知実行部106Gからエラー報知実行コマンドを受けると、エラー報知演出を開始させる。具体的には、演出表示装置166(62)には、エラーを示す文字(例えば、「エラー発生」)が大きく表示される。
また、図6に示すように、アンプ基板112には、所定の効果音を出力する各種スピーカ170(48)が電気的に接続されている。なお、サブスピーカ48は、各種スピーカ170の一実施形態である。
ここで、アンプ基板112は、サブ制御基板106の第1演出コマンド送信部106Cから第1演出コマンドを受けると、初期化報知に関する第1演出を開始させる。具体的には、各種スピーカ170(48)からは、初期化中を示す警告音が出力される。
また、アンプ基板112は、サブ制御基板106の第1演出コマンド送信部106Cから第1演出コマンドを受けとらない場合は、電断前の遊技状態に関する通常の演出を開始させる。具体的には、電断前の遊技状態が大当り遊技状態であれば、各種スピーカ170(48)からは、大当り遊技を示す大当り音声が出力される。また、電断前の遊技状態が確変遊技状態、時短遊技状態、通常遊技状態、リーチ状態であれば、各種スピーカ170(48)からは、各状態に対応した音声が出力される。
また、アンプ基板112は、サブ制御基板106のエラー報知実行部106Gからエラー報知実行コマンドを受けると、エラー報知演出を開始させる。具体的には、各種スピーカ170(48)からは、エラーを意味する特殊な音色の警告音が出力される。
また、図6に示すように、装飾駆動基板114には、各種LED・ランプ172(66)と、エラー表示LED173が電気的に接続されている。また、装飾駆動基板114は、サブ制御基板106からのコマンドを受けて遊技の装飾に関する制御を行うものである。また、演出ボタン基板178には、操作スイッチ174(40)が電気的に接続されている。なお、ランプ装置66は、各種LED・ランプ172の一実施形態である。また、演出ボタン40は、操作スイッチ174の一実施形態である。
ここで、装飾駆動基板114は、サブ制御基板106の第1演出コマンド送信部106Cから第1演出コマンドを受けると、初期化報知に関する第1演出を開始させる。具体的には、各種LED・ランプ172(66)は、初期化中を示す特殊な発光パターンで点滅又は点灯する。
また、装飾駆動基板114は、サブ制御基板106の第1演出コマンド送信部106Cから第1演出コマンドを受けとらない場合は、電断前の遊技状態に関する第2演出を開始させる。具体的には、電断前の遊技状態が大当り遊技状態であれば、各種LED・ランプ172(66)は、大当り遊技を示す発光パターンで点滅又は点灯する。また、電断前の遊技状態が確変遊技状態、時短遊技状態、通常遊技状態、リーチ状態であれば、各種LED・ランプ172(66)は、各状態に対応した発光パターンで点滅又は点灯する。
また、装飾駆動基板114は、サブ制御基板106からエラー報知コマンドを受けると、エラー報知演出を開始させる。具体的には、エラー表示LED173は、エラーを意味する特殊な発光パターンで点滅又は点灯する。
また、図7に示すように、主制御基板102、サブ制御基板106、払出制御基板104及び発射制御基板108には、各基板102、104、106、108に電力をそれぞれ供給するための電源基板176が接続されている。
ここで、電源基板176は、電断すると、主制御基板102又はサブ制御基板106からのコマンドに基づいて、基板102、104、106、108に電力をそれぞれ供給する。
また、図8に示すように、発射制御基板108には、発射駆動基板178を介して、発射モータ180と、発射停止スイッチ182(64)と、タッチスイッチ184と、がそれぞれ電気的に接続されている。また、発射制御基板108には、球送りソレノイド186が電気的に接続されている。
次に、本実施形態のパチンコ機10の作用について、フローチャートに基づいて説明する。
先ず、サブ制御基板106における初期化報知処理について説明する。
図9に示すように、サブ制御基板106のCPU106Aにより、初期化報知コマンドを受信したか否かが判断される(S100)。初期化報知コマンドを受信した場合(S100:YES)には、初期化報知フラグが1に設定される(S110)。
次に、サブ制御基板106の初期化報知タイマ部106Dに、初期化報知を実行する時間がセットされる(S120)。例えば、初期化報知の実行時間として、35秒が設定される。そして、初期化報知が開始される(S130)。
そして、サブ制御基板106のCPU106Aにより、主制御基板102のエラー報知コマンド送信部102Hから送信されたエラー報知コマンドを受信したか否かが判断される(S140)。
次に、エラー報知コマンドを受信したと判断されると(S140:YES)、サブ制御基板106のエラー報知フラグ設定部106Eにより、エラー報知フラグが1に設定される(S150)。
そして、初期化報知タイマ部106Dにより、タイムアップが計測されたか否かが判断される(S160)。
初期化報知タイマ部106Dにより、タイムアップが計測されたと判断されると(S160:YES)、初期化報知フラグが解除されて0に設定される(S170)。そして、初期化報知が終了する(S180)。
次に、サブ制御基板106のエラー報知フラグ判定部106Fにより、エラー報知フラグが1であるか否かが判断される(S190)。
エラー報知フラグが1であると判断されると(S190:YES)、エラー報知処理が実行される(S200)。なお、エラー報知処理の詳細については、後述する。
このように、初期化報知中にエラーが発生した場合でも、初期化報知とエラー報知とが時間的に重なることがなく、初期化報知が終了してから、エラー報知が開始される。
一方、S100において、初期化報知コマンドを受信していない場合(S100:NO)には、サブ制御基板106のCPU106Aにより、初期化報知フラグが1であるか否かが判断される(S210)。その結果、初期化報知フラグが1である場合(S210:YES)には、S140に移行し、エラー報知コマンドを受信したか否かが判断される。なお、S210において、初期化報知フラグが1ではない場合(S210:NO)には、S200に移行し、エラー報知処理が実行される。
また、S140において、エラー報知コマンドを受信していないと判断されると(S140:NO)、そのまま、S160に移行する。また、S160において、タイムアップが計測されていないと判断されると(S160:NO)、S140に戻り、再度、エラー報知コマンドを受信したか否かが判断される。
また、S190において、エラー報知フラグが1ではないと判断されると(S190:NO)、エラー報知処理を実行することなく、そのまま終了する。
次に、サブ制御基板106におけるエラー報知処理について説明する。
なお、このエラー報知処理は、図9のS200に相当するものである。
図10に示すように、サブ制御基板106のCPU106Aにより、エラー報知コマンドを受信したか否かが判断される(S300)。
エラー報知コマンドを受信したと判断されると(S300:YES)、エラー報知フラグ設定部106Eにより、エラー報知フラグが1に設定される(S310)。そして、エラー報知が開始される(S320)。エラー報知は、サブ制御基板106のエラー報知実行部106Gからエラー報知実行コマンドを受信した各基板110、112、114において、それぞれ実行される。
次に、サブ制御基板106のCPU106Aにより、エラーの原因が解消してエラーが解除されたか否かが判断される(S330)。
ここで、パチンコ機10のエラーの解除について説明する。
例えば、パチンコ機10に発生したモータ空切エラーは、払出モータ162の空切りを検出したスイッチで遊技球の通過が検知できた場合に解除される。また、大入賞口エラーは、大入賞口86を閉口させるコマンドを送信した後、所定時間(例:10秒間)経過しても、遊技球が大入賞口86を通過したことを大入賞口スイッチ122により検知される、と発生する。そして、遊技球検知後、所定時間(例:2分間)経過した場合に自動的に解除される。
次に、エラーが解除されたと判断された場合(S330:YES)には、エラー報知フラグ設定部106Eにより、エラー報知フラグが0に設定される(S340)。そして、各基板110、112、114におけるエラー報知演出が終了する(S350)。
一方、S300において、エラー報知実行コマンドを受信していないと判断されると(S300:NO)、エラー報知フラグ判定部106Fにより、エラー報知フラグが1か否かが判断される(S360)。
S360において、エラー報知フラグが1であると判断されると(S360:YES)、S330に移行し、エラーが解除されたか否かが判断される。なお、S360において、エラー報知フラグが1ではないと判断されると(S360:NO)、そのまま終了する。
次に、各基板110、112、114におけるエラー報知処理について詳しく説明する。
図11に示すように、演出表示基板110により、エラー報知実行コマンドを受信したか否かが判断される(S400)。エラー報知実行コマンドを受信したと判断されると(S400:YES)、演出表示基板110におけるエラー報知演出が実行される(S410)。
具体的には、演出表示基板110により演出表示装置166(62)が制御され、演出表示装置166(62)には、エラーを示す文字(例えば、「エラー発生」)が大きく表示される。
また、図12に示すように、アンプ基板112により、エラー報知実行コマンドを受信したか否かが判断される(S500)。エラー報知実行コマンドを受信したと判断されると(S500:YES)、アンプ基板112におけるエラー報知演出が実行される(S510)。
具体的には、アンプ基板112により各種スピーカ170(48)が制御され、各種スピーカ170(48)からは、エラーを意味する特殊な音色の警告音が出力される。
さらに、図13に示すように、装飾駆動基板114により、エラー報知実行コマンドを受信したか否かが判断される(S600)。エラー報知実行コマンドを受信したと判断されると(S600:YES)、装飾駆動基板114におけるエラー報知演出が実行される(S610)。
具体的には、装飾駆動基板114によりエラー表示LED173が発光制御され、エラー表示LED173は、エラーを意味する特殊な発光パターンで点滅又は点灯する。
以上のように、初期化報知中にエラーが発生した場合でも、初期化報知の終了に続いてエラー報知を実行させることにより、初期化報知とエラー報知を時間的にずらすことができる。この結果、エラー報知が初期化報知にかき消されることがないので、エラー報知を外部(例えば、ホール関係者)に確実に認識させることができる。
特に、サブ制御基板106のエラー報知実行部106Gにより、エラー報知を実行させるエラー報知実行コマンドが各基板110、112、114に送信される。そして、各基板110、112、114により、エラー報知実行コマンドに基づいてエラー報知に関する演出が実行される。このように、サブ制御基板106の他に、各基板110、112、114を別途設けることにより、サブ制御基板106における制御負担(処理負担)を軽減させるとともに、各基板110、112、114におけるエラー報知に関する演出を複雑にすることができる。
本発明の第1実施形態に係る遊技機の正面図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技機の側面図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技機の遊技盤の正面図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技機の電子制御装置の主要部の構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技機の電子制御装置を構成する主制御基板とサブ制御基板を示す説明図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技機の電子制御装置を構成するサブ制御基板を説明するための説明図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技機の電子制御装置における電力の供給の流れを説明するための説明図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技機の電子制御装置を構成する発射制御基板を説明するための説明図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技機を構成するサブ制御基板における初期化報知処理を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係る遊技機を構成するサブ制御基板におけるエラー報知処理を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係る遊技機を構成する演出表示基板におけるエラー報知処理を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係る遊技機を構成するアンプ基板におけるエラー報知処理を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係る遊技機を構成する装飾駆動基板におけるエラー報知処理を示すフローチャートである。
符号の説明
10 パチンコ機(遊技機)
102 主制御基板(主制御手段)
106 サブ制御基板(サブ制御手段)
106D 初期化報知タイマ部
106E エラー報知フラグ設定部
106F エラー報知フラグ判定部
106G エラー報知実行部
110 演出表示基板(演出制御手段)
112 アンプ基板(演出制御手段)
114 装飾駆動基板(演出制御手段)

Claims (2)

  1. 遊技の主要な制御を司る主制御手段と、前記主制御手段からの所定のコマンドに基づいて前記主制御手段が初期化中であることを報知する初期化報知の実行を制御するサブ制御手段と、を有する遊技機であって、
    前記サブ制御手段は、エラー報知を実行するためのエラー報知コマンドを前記主制御手段から受信した場合にエラー報知フラグを設定するエラー報知フラグ設定部と、前記エラー報知フラグが設定されているか否かを判定するエラー報知フラグ判定部と、前記初期化報知が終了する際に前記エラー報知フラグが設定されている場合には前記初期化報知の終了に続いて前記エラー報知を実行するエラー報知実行部と、
    を有することを特徴とする遊技機。
  2. 前記サブ制御手段からのコマンドに基づいて所定の演出を実行する演出制御手段を有し、
    前記エラー報知実行部は、前記エラー報知を実行させるエラー報知実行コマンドを前記演出制御手段に送信し、
    前記演出制御手段は、前記エラー報知実行コマンドに基づいて前記エラー報知に関する演出を実行することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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