JP2015208375A - 板状体 - Google Patents

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Abstract

【課題】硬質発泡樹脂に溝状切欠部を形成して硬質樹脂からなる木口材を板状体本体の側縁及び溝状切欠部に密着させて一体形成し、軽量でかつ剛性の高い板状体とする。
【解決手段】第一外面材4と第二外面材5の両外面材4、5又は一方の外面材は、端縁41が芯材6の側縁61よりも内方に位置するように小さく形成し、芯材6は硬質発泡樹脂で形成するとともに前記第一外面材4の端縁41から板状体本体2の厚み方向に深さを有する第一溝状切欠部62などを形成し、木口材3は前記板状体本体2の全側縁21、前記第一溝状切欠部64及び前記両外面材4、5の設けられていない前記芯材6の外面63に、硬質樹脂により密着させて一体形成したから、木口材3を比重量の小さい前記芯材6に前記第一溝状切欠部62などで強固に密着させることができ、軽量と高剛性という相反する性質の両立を図り、軽量でかつ剛性の高い板状体1とすることができるのである。
【選択図】図3

Description

本発明は、家具の天板や側板、扉、衝立、間仕切り用や壁面用のパネルなどの板状体に係り、第一外面材と第二外面材との間に硬質発泡樹脂からなる芯材を設けた板状体本体を形成するとともに、前記硬質発泡樹脂に溝状切欠部を形成して硬質樹脂からなる木口材を前記板状体本体の側縁及び前記溝状切欠部に密着させて一体形成した、軽量でかつ剛性の高い板状体に関する技術である。
従来、家具の天板や側板、扉、衝立、間仕切り用や壁面用のパネルなどの板状体は、用途により各種構造のものが知られている。
例えば、軽量化を図った化粧パネルとして、ペーパーコアを芯材とし、芯材の両面に表板が貼り合わされ、木口部に熱硬化性樹脂の注形により縁材が構成されたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また筆記性と衝撃吸収性の両立を図った家具の天板として、表面材、クッション材、パーティクルボードからなる芯材及び裏面材を積層した天板本体の側縁に、2液性ウレタン樹脂又は熱可塑性樹脂からなる木口材を密着させたものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
実開平6−81342号公報 特開2011−83313号公報
特許文献1に記載された化粧パネルは、芯材にペーパーコアを用いているため、軽量化できるが、木口部に注形した熱硬化性樹脂の縁材とペーパーコアとの密着が強固にできず、化粧パネルとしての剛性が低いという課題があった。
また、特許文献2に記載された天板は、芯材にパーティクルボードを用いているため、重量が大きいという課題があった。
本発明は、このような従来の構成が有していた課題を解決しようとするものであり、第一外面材と第二外面材との間に硬質発泡樹脂からなる芯材を設けた板状体本体を形成するとともに、硬質発泡樹脂に溝状切欠部を形成して硬質樹脂からなる木口材を板状体本体の側縁及び溝状切欠部に密着させて一体形成することにより、軽量でかつ剛性の高い板状体とすることを目的としている。
請求項1に係る本発明の板状体は、第一外面材と第二外面材との間に芯材を設けた板状体本体と、前記板状体本体の側縁を被覆する木口材とを備えた板状体において、
前記第一外面材と第二外面材の両外面材又は一方の外面材は、少なくとも一つの端縁が前記芯材の側縁よりも内方に位置するように小さく形成し、
前記芯材は、硬質発泡樹脂で形成するとともに前記両外面材のうちの一方の外面材の少なくとも一つの端縁から前記板状体本体の厚み方向に深さを有する第一溝状切欠部を形成し、
前記木口材は、前記板状体本体の全側縁、前記芯材の第一溝状切欠部及び前記両外面材のいずれも設けられていない前記芯材の外面に、硬質樹脂により密着させて一体形成したものである。
請求項2に係る本発明の板状体は、請求項1に係る本発明の構成に加え、前記芯材は、前記第一溝状切欠部と前記芯材の側縁との間に前記第一溝状切欠部に平行な第二溝状切欠部を形成し、
前記木口材は、前記板状体本体の全側縁、前記芯材の各溝状切欠部及び前記両外面材のいずれも設けられていない前記芯材の外面に、硬質樹脂により密着させて一体形成したものである。
請求項3に係る本発明の板状体は、請求項1に係る本発明の構成に加え、前記芯材は、前記他方の外面材の裏面との間に前記板状体本体の長さ方向に深さを有する第三溝状切欠部を形成し、
前記木口材は、前記板状体本体の全側縁、前記芯材の第一溝状切欠部、第三溝状切欠部及び前記両外面材のいずれも設けられていない前記芯材の外面に、硬質樹脂により密着させて一体形成したものである。
請求項4に係る本発明の板状体は、第一外面材と第二外面材との間に芯材を設けた板状体本体と、前記板状体本体の側縁を被覆する木口材とを備えた板状体において、
前記第一外面材と第二外面材の一方の外面材は、少なくとも一つの端縁が他方の外面材の端縁よりも内方に位置するように小さく形成し、
前記芯材は、硬質発泡樹脂で形成するとともに、前記一方の外面材の少なくとも一つの端縁から隅部を残して前記板状体本体の厚み方向に深さを有する第四溝状切欠部と前記芯材の厚み方向途中から前記隅部を残して前記板状体本体の長さ方向に深さを有する第五溝状切欠部とを、両溝状切欠部の深さ方向底部が連通するように形成し、
前記木口材は、前記板状体本体の全側縁、前記芯材の第四溝状切欠部、第五溝状切欠部及び前記芯材の側縁から前記第四溝状切欠部に至る前記芯材の外面に、硬質樹脂により密着させて一体形成したものである。
請求項5に係る本発明の板状体は、第一外面材と第二外面材との間に芯材を設けた板状体本体と、前記板状体本体の側縁を被覆する木口材とを備えた板状体において、
前記第一外面材と第二外面材の両外面材は、少なくとも一つの端縁が前記芯材の端縁よりも内方に位置するように同一寸法で小さく形成し、
前記芯材は、硬質発泡樹脂で形成するとともに前記両外面材の少なくとも一つの端縁から隅部を残して前記芯材の厚み方向全部に第七溝状切欠部を形成し、
前記木口材は、前記板状体本体の全側縁、前記芯材の第七溝状切欠部及び前記両外面材のいずれも設けられていない前記芯材の外面に、硬質樹脂により密着させて一体形成したものである。
請求項6に係る本発明の板状体は、請求項1〜5のいずれかに係る本発明の構成に加え、前記板状体本体の前記一方の外面材及び前記芯材に、前記木口材から前記板状体本体の内方に連続する所定深さの断面半円状又は多角形状の第一孔部を形成し、
前記木口材は、前記第一孔部にも硬質樹脂により密着させて一体形成するとともに、前記第一孔部に形成された木口材に金属製のナットを埋め込みにより固定したものである。
請求項7に係る本発明の板状体は、請求項1〜6のいずれかに係る本発明の構成に加え、前記芯材の少なくとも一つの側縁に、所定深さの断面円状又は多角形状の第二孔部を形成し、
前記木口材は、前記第二孔部にも硬質樹脂により密着させて一体形成するとともに、前記孔部に形成された木口材に金属製のナットを埋め込みにより固定したものである。
請求項8に係る本発明の板状体は、請求項1〜7のいずれかに記載の板状体を複数形成し、
一方の板状体の木口材における側縁の厚み方向中央部の長手方向に、断面が厚み方向に凸である突条と断面が厚み方向に凹である凹条とを突条が外側で凹条が内側となるように平行に第一係合部を形成し、
他方の板状体の木口材における側縁の厚み方向中央部の長手方向に、断面が厚み方向に凸である突条と断面が厚み方向に凹である凹条とを突条が外側で凹条が内側となるように平行に第二係合部を形成し、
前記第一係合部の突条が前記第二係合部の凹状に係合するとともに、前記第二係合部の突条が前記第一係合部の凹状に係合するように各突条及び各凹条を形成し、
前記両板状体を連結したときに、両板状体の連結部において、前記第一係合部を形成した一方の板状体の側縁における前記第一外面材の側縁及び第二外面材の側縁と、前記第二係合部を形成した他方の板状体の側縁における前記第二外面材の側縁及び第一外面材の側縁とが接するように形成したものである。
請求項9に係る本発明の板状体は、請求項1〜8のいずれかに係る本発明の構成に加え、前記木口材は、2液性ウレタン樹脂又は熱可塑性樹脂に補強用繊維を混合した繊維強化硬質樹脂としたものである。
請求項1に係る本発明の板状体は、第一外面材と第二外面材の両外面材又は一方の外面材は、少なくとも一つの端縁が芯材の側縁よりも内方に位置するように小さく形成し、芯材は、硬質発泡樹脂で形成するとともに前記両外面材のうちの一方の外面材の少なくとも一つの端縁から板状体本体の厚み方向に深さを有する第一溝状切欠部を形成し、木口材は、前記板状体本体の全側縁、前記芯材の第一溝状切欠部及び前記両外面材のいずれも設けられていない前記芯材の側縁から前記第一溝状切欠部に至る前記芯材の外面に、硬質樹脂により密着させて一体形成したから、硬質樹脂からなる木口材を比重量の小さい硬質発泡樹脂からなる芯材に前記第一溝状切欠部などで強固に密着させることができるのである。
したがって、軽量と高剛性という相反する性質の両立を図り、軽量でかつ剛性の高い板状体とすることができるのである。
請求項2に係る本発明の板状体は、請求項1に係る本発明の効果に加え、前記芯材は、前記第一溝状切欠部と前記芯材の側縁との間に前記第一溝状切欠部に平行な第二溝状切欠部を形成し、前記木口材は、前記板状体本体の全側縁、前記芯材の各溝状切欠部及び前記両外面材のいずれも設けられていない前記芯材の外面に、硬質樹脂により密着させて一体形成したから、木口材を芯材にさらに一層強固に密着させることができ、さらに剛性の高い板状体とすることができるのである。
請求項3に係る本発明の板状体は、請求項1に係る本発明の効果に加え、前記芯材は、前記他方の外面材の裏面との間に前記板状体本体の長さ方向に深さを有する第三溝状切欠部を形成し、前記木口材は、前記板状体本体の全側縁、前記芯材の第一溝状切欠部、第三溝状切欠部及び前記両外面材のいずれも設けられていない前記芯材の外面に、硬質樹脂により密着させて一体形成したから、木口材を芯材にさらに一層強固に密着させることができ、さらに剛性の高い板状体とすることができるのである。
請求項4に係る本発明の板状体は、第一外面材と第二外面材の一方の外面材は、少なくとも一つの端縁が他方の外面材の端縁よりも内方に位置するように小さく形成し、芯材は、硬質発泡樹脂で形成するとともに、前記一方の外面材の少なくとも一つの端縁から隅部を残して板状体本体の厚み方向に深さを有する第四溝状切欠部と前記芯材の厚み方向途中から前記隅部を残して前記板状体本体の長さ方向に深さを有する第五溝状切欠部とを、両溝状切欠部の深さ方向底部が連通するように形成し、木口材は、前記板状体本体の全側縁、前記芯材の第四溝状切欠部、第五溝状切欠部及び前記芯材の側縁から前記第四溝状切欠部に至る前記芯材の外面に、硬質樹脂により密着させて一体形成したから、硬質樹脂からなる木口材を比重量の小さい硬質発泡樹脂からなる芯材に前記第四、第五溝状切欠部などで強固に密着させることができるのである。
したがって、軽量と高剛性という相反する性質の両立を図り、軽量でかつ剛性の高い板状体とすることができるのである。
請求項5に係る本発明の板状体は、第一外面材と第二外面材の両外面材は、少なくとも一つの端縁が芯材の端縁よりも内方に位置するように同一寸法で小さく形成し、前記芯材は、硬質発泡樹脂で形成するとともに前記両外面材の少なくとも一つの端縁から隅部を残して前記芯材の厚み方向全部に第七溝状切欠部を形成し、木口材は、板状体本体の全側縁、前記芯材の第七溝状切欠部及び前記両外面材のいずれも設けられていない前記芯材の外面に、硬質樹脂により密着させて一体形成したから、硬質樹脂からなる木口材を比重量の小さい硬質発泡樹脂からなる芯材に前記第七溝状切欠部で強固に密着させることができるのである。
したがって、軽量と高剛性という相反する性質の両立を図り、軽量でかつ剛性の高い板状体とすることができながら、芯材の切削加工を簡単に行うことができるのである。
請求項6に係る本発明の板状体は、請求項1〜5のいずれかに係る本発明の効果に加え、板状体本体の一方の外面材及び芯材に、木口材から前記板状体本体の内方に連続する所定深さの断面半円状又は多角形状の第一孔部を形成し、前記木口材は、前記第一孔部にも硬質樹脂により密着させて一体形成するとともに、前記第一孔部に形成された木口材に金属製のナットを埋め込みにより固定したから、板状体にナットを簡単で強固に設けることができ、前記板状体を机やテーブルの用途とするときにナットを使用して脚を固定することができるのである。
請求項7に係る本発明の板状体は、請求項1〜6のいずれかに係る本発明の効果に加え、芯材の少なくとも一つの側縁に、所定深さの断面円状又は多角形状の第二孔部を形成し、木口材は、前記第二孔部にも硬質樹脂により密着させて一体形成するとともに、前記第二孔部に形成された木口材に金属製のナットを埋め込みにより固定したから、板状体にナットを簡単で強固に設けることができ、ナットを使用して板状体を連結したり、板状体に他の器具などを固定することができるのである。
請求項8に係る本発明の板状体は、請求項1〜7のいずれかに係る本発明の効果に加え、請求項1〜7のいずれかに記載の板状体を複数形成し、一方の板状体の木口材における側縁の厚み方向中央部の長手方向に、断面が厚み方向に凸である突条と断面が厚み方向に凹である凹条とを突条が外側で凹条が内側となるように平行に第一係合部を形成し、他方の板状体の木口材における側縁の厚み方向中央部の長手方向に、断面が厚み方向に凸である突条と断面が厚み方向に凹である凹条とを突条が外側で凹条が内側となるように平行に第二係合部を形成し、前記第一係合部の突条が前記第二係合部の凹状に係合するとともに、前記第二係合部の突条が前記第一係合部の凹状に係合するように各突条及び各凹条を形成し、前記両板状体を連結したときに、両板状体の連結部において、前記第一係合部を形成した一方の板状体の側縁における前記第一外面材の側縁及び第二外面材の側縁と、前記第二係合部を形成した他方の板状体の側縁における前記第二外面材の側縁及び第一外面材の側縁とが接するように形成したから、モジュール化した小さい板状体を連結することにより、大きな板状体を形成することができ、生産性が向上するのである。
請求項9に係る本発明の板状体は、請求項1〜8のいずれかに係る本発明の効果に加え、木口材は、2液性ウレタン樹脂又は熱可塑性樹脂に補強用繊維を混合した繊維強化硬質樹脂としたから、板状体の剛性をさらに高めることができるのである。
本発明の第一〜第五の実施の形態に係る板状体の背面斜視図である。 図1の正面斜視図で、(a)は第一〜第三の実施の形態、(b)は第四及び第五の実施の形態である。 図1のA−A線拡大断面図で、(a)は第一の実施の形態、(b)は第二の実施の形態、(c)は第三の実施の形態、(d)は第四の実施の形態、(e)は第五の実施の形態である。 本発明の第一の実施の形態に係る板状体における木口材の成形を説明する背面斜視図である。 図4のB−B線拡大断面図である。 本発明の第六〜第九の実施の形態に係る板状体の背面斜視図である。 本発明の第六〜第九の実施の形態に係る板状体における板状体本体の部分背面斜視図で、(a)は第六及び第七の実施の形態、(b)は第八及び第九の実施の形態である。 図6のC−C線断面図で、(a)は第六の実施の形態、(b)は第七の実施の形態、(c)は第八の実施の形態、(d)は第九の実施の形態である。 本発明の第十〜第十八の実施の形態に係る板状体の背面斜視図である。 図9のD−D線断面図で、(a)は第十の実施の形態、(b)は第十一の実施の形態、(c)は第十二の実施の形態、(d)は第十三の実施の形態及び(e)は第十四の実施の形態である。 図9のD−D線断面図で、(a)は第十五の実施の形態、(b)は第十六の実施の形態、(c)は第十七の実施の形態、(d)は第十八の実施の形態である。 本発明の第十〜第十八の実施の形態に係る板状体におけるナットの斜視図である。 本発明の第十九の実施の形態に係る板状体の背面斜視図である。 図13のE−E線断面図である。 本発明の第二十の実施の形態に係る板状体の背面斜視図である。 本発明の第二十一の実施の形態に係る板状体の背面斜視図である。 本発明の第二十二の実施の形態に係る連結可能な板状体の斜視図で、(a)は一方の板状体の背面斜視図、(b)は他方の板状体の正面斜視図である。 図17に係る連結した板状体を示し、(a)は拡大部分側面図、(b)は(a)のF−F線拡大断面図である。
以下、本発明の実施の形態を添付した図面により詳細に説明する。
図1〜図5は、本発明の第一〜第五の実施の形態に係る図面であり、図1は板状体の背面斜視図、図2は図1の正面斜視図、図3は図1のA−A線拡大断面図、図4は木口材の成形を説明する背面斜視図、図5は図4のB−B線拡大断面図である。
図6〜図8は、本発明の第六〜第九の実施の形態に係る図面であり、図6は板状体の背面斜視図、図7は板状体本体の部分背面斜視図、図8は図6のC−C線断面図である。
図9〜図12は、本発明の第十〜第十八の実施の形態に係る図面であり、図9は板状体の背面斜視図、図10及び図11は図9のD−D線断面図、図12はナットの斜視図である。
図13及び図14は、本発明の第十九の実施の形態に係る図面であり、図13は板状体の側面斜視図、図14は図13のE−E線断面図である。
図15及び図16は、本発明の第二十及び第二十一の実施の形態に係る板状体の背面斜視図である。
図17及び図18は、本発明の第二十二の実施の形態に係る連結可能な板状体の背面斜視図及び拡大部分側面図である。
本発明の第一〜第五の実施の形態に係る板状体について図1〜図5に基づき説明する。
1は、家具の天板や側板、扉、衝立、間仕切り用や壁面用のパネルなどに用いられる板状体であり、板状体本体2と、板状体本体2の全部の側縁21を被覆する木口材3とを備えている。
板状体本体2は、図3に示すように、第一外面材4と第二外面材5との間に接着剤を塗布して芯材6を設けている。
図3(a)〜(c)における第一外面材4は、長手方向の二つの端縁41が第二外面材5の各端縁51及び芯材6の側縁61よりも例えば30mm内方に位置するように、小さく形成している。
また、図3(d)及び(e)における第一外面材4と第二外面材5の両外面材4、5の各二つの端縁41、51は、芯材6の側縁61より例えば30mm内方に位置するように、小さく形成している。
第一外面材4及び第二外面材5は、板状体1の用途に適する材質及び厚みのものを使用するのであり、それらの材質は合板、化粧合板、積層樹脂板、メラミン化粧板などであり、それらの厚みは1〜4mmとするのである。
前記芯材6は、板状の硬質発泡樹脂で形成しており、樹脂としてはポリプロピレン系樹脂、ポリエチレン系樹脂、汎用ポリスチレン樹脂等を用いて、添加成分を適宜配合して混合等の処理を行って樹脂組成物を調整し、樹脂の種類に応じた発泡成形法により、板状の硬質発泡樹脂を形成するのである。
また、芯材6は、発泡倍率を5〜25倍で用途に応じた必要な圧縮強度と重量から選択するのであり、厚みは用途に応じて5〜70mmとするのである。
第一の実施の形態では、芯材6には、前記第一外面材4の長手方向の二つの端縁41から前記板状体本体2の厚み方向に深さを有する第一溝状切欠部62を切削により形成している。
そして、第一の実施の形態では、図3(a)に示すように、前記木口材3は、前記板状体本体2の4辺からなる全部の側縁21、前記芯材6の第一溝状切欠部62及び芯材6の側縁61から第一溝状切欠部62に至る芯材6の外面63(両外面材4、5のいずれも設けられていない芯材6の外面63)に、硬質樹脂により密着させて一体形成している。
この木口材3を板状体本体2に一体形成する方法を図4及び図5に基づき説明する。
前記板状体本体2を第一外面材4が上側になるようにして成形用金型8内に支持するのである。
成形用金型8は、前記木口材3を成形可能な形状に形成するとともに、上側の成形用金型81と下側の成形用金型82とに分割して、板状体本体2の周縁に複数のクランプ83により両成形用金型81、82を固定している。
そして、注入機(図示せず)から樹脂注入口84に2液性ウレタン樹脂を注入するのであり、樹脂の注入に伴い、排気口85から成形用金型8内の空所の空気が排気されるのである。
注入した樹脂が硬化すると、前記木口材3が前記板状体本体2の全部の側縁21、前記芯材6の第一溝状切欠部62及び芯材6の側縁61から第一溝状切欠部62に至る芯材6の外面63に密着して一体形成されるのである。
クランプ83を緩めて成型用金型81、82を取外せば、板状体1を形成することができ、板状体1は芯材6を硬質発泡樹脂で形成して軽量にするとともに、木口材3により芯材6を含む板状体本体2と密着一体化して剛性を高くするようにしている。
次に、第二の実施の形態では、前記芯材6は、図3(b)に示すように、第一の実施の形態における前記第一溝状切欠部61と芯材6の側縁61との間に、第一溝状切欠部62に平行に第二溝状切欠部64を切削により形成している。
また、前記木口材3は、前記板状体本体2の4辺からなる全部の側縁21、前記芯材6の第二溝状切欠部64、第一溝状切欠部62及び芯材6の側縁61から第二溝状切欠部64と第一溝状切欠部62に至る芯材6の外面63(両外面材4、5のいずれも設けられていない芯材6の外面63)に、硬質樹脂により密着させて一体形成している。
なお、木口材3を板状体本体2に一体形成する方法については、第一の実施の形態と同様であるので説明を省略する。
次に第三の実施の形態では、前記芯材6は、図3(c)に示すように、第一の実施の形態における前記第一溝状切欠部62に加えて、前記第二外面材5の裏面との間に前記板状体本体2の長さ方向に深さを有する第三溝状切欠部65を切削により形成している。
また、木口材3は、前記板状体本体2の4辺からなる全部の側縁21、前記芯材6の第一溝状切欠部62、第三溝状切欠部65及び芯材6の側縁62から第一溝状切欠部62に至る芯材6の外面63(両外面材4、5のいずれも設けられていない芯材6の外面63)に、硬質樹脂により密着させて一体形成している。
なお、木口材3を板状体本体2に一体形成する方法については、第一の実施の形態と同様であるので説明を省略する。
次に第四及び第五の実施の形態では、前記芯材6は、図3(d)及び(e)に示すように、第一及び第二の実施の形態における第二外面材5の二つの端縁51を第一外面材4の二つの端縁41と同様に、芯材6の側縁61よりも例えば30mm内方に位置するように、小さく形成している点で第一及び第二の実施の形態と相違している。
そして、第四の実施の形態では、前記木口材3は、前記板状体本体2の4辺からなる全部の側縁21、前記芯材6の第一溝状切欠部62及び両外面材4、5のいずれも設けられていない芯材6の外面63に、硬質樹脂により密着させて一体形成している。
また、第五の実施の形態では、前記木口材3は、前記板状体本体2の4辺からなる全部の側縁21、前記芯材6の第二溝状切欠部64、第一溝状切欠部62及び両外面材4、5のいずれも設けられていない芯材6の外面63に、硬質樹脂により密着させて一体形成している。
なお、第四及び第五の実施の形態における木口材3を板状体本体2に一体形成する方法については、第一の実施の形態と同様であるので説明を省略する。
次に、本発明の第六〜第九の実施の形態に係る板状体について図6〜図8に基づき説明する
第六〜第九の実施の形態は、第一の実施の形態と、木口材の構成が相違しており、かつ、この木口材の構成の相違に基づき第一外面材、第二外面材及び芯材の構成が相違している。
以下、第一の実施の形態と同様な構成については、説明を省略ないし簡略にして説明する。
第六〜第九の実施の形態に係る板状体1は、第一の実施の形態と同様に、図6〜図8に示すように、板状体本体2と、板状体本体2の全部の側縁21を被覆する木口材3とを備えている。
板状体本体2は、図7に示すように、第一外面材4と第二外面材5との間に接着剤を塗布して芯材6を設けている。
第六及び第7の実施の形態では、第一外面材4は、図7(a)、図8(a)、(b)に示すように、四つの端縁41が第二外面材5の各端縁51よりも例えば30mm内方に位置するように、小さく形成している。
また、第八及び第九の実施の形態では、第一外面材4と第二外面材5の両外面材4、5は、図7(b)、図8(c)、(d)に示すように、各四つの端縁41、51が前記芯材6の側縁61よりも例えば30mm内方に位置するように、同一寸法で小さく形成している。
そして、板状体本体2における第一外面材4、第二外面材5及び芯材6の材質及び厚みは、第一の実施の形態と同様に形成している。
第六の実施の形態では、芯材6は、図7(a)に示すように、前記第一外面材4の各端縁41から各隅部6aを残して板状体本体2の厚み方向に深さを有する第四溝状切欠部66と、芯材6の厚み方向途中から板状体本体2の長さ方向に深さを有する第五溝状切欠部67とを、両溝状切欠部66、67の深さ方向底部が連通するように切削により形成している。
なお、芯材6の隅部6aに第四溝状切欠部66及び第五溝状切欠部67を設けないのは、各第四溝状切欠部66及び各第五溝状切欠部67を形成したときに、芯材6が切り離されないで一体を保持するためである。
そして、第六の実施の形態では、木口材3は、図8(a)に示すように、板状体本体2の4辺からなる全部の側縁21、芯材6の第四溝状切欠部66、第五溝状切欠部67及び芯材6の側縁62から第四溝状切欠部66に至る芯材6の外面63に、硬質樹脂により密着させて一体形成している。
このように、第六の実施の形態では、木口材3と芯材6との密着を一層強固とするとともに、木口材3の剛性を一層高くしている。
なお、木口材3を板状体本体2に一体形成する方法については、第一の実施の形態と同様であるので説明を省略する。
次に、第七の実施の形態では、前記芯材6は、図8(b)に示すように、第六の実施の形態における第四溝状切欠部66と第五溝状切欠部67とで区画される芯材6に、第四溝状切欠部66と平行な第六溝状切欠部68を切削により追加形成したものである。
そして、第七の実施の形態では、木口材3は、図8(b)に示すように、板状体本体2の4辺からなる全部の側縁21、芯材6の第四溝状切欠部66、第五溝状切欠部67、第六溝状切欠部68及び芯材6の側縁62から第六溝状切欠部68と第四溝状切欠部66に至る芯材6の外面63に、硬質樹脂により密着させて一体形成している。
このように、第七の実施の形態では、第六の実施の形態と同様に、木口材3と芯材6との密着を一層強固とするとともに、木口材3の剛性を一層高くしている。
なお、木口材3を板状体本体2に一体形成する方法については、第一の実施の形態と同様であるので説明を省略する。
次に、第八の実施の形態では、芯材6は、図7(b)、図8(c)に示すように、前記第一外面材4の各端縁41から各隅部6aを残して芯材6の厚み方向全部に深さを有する第七溝状切欠部69を切削により形成している。
そして、第八の実施の形態では、木口材3は、図8(c)に示すように、板状本体2の4辺からなる全部の側縁21、芯材6の第七溝状切欠部69及び前記両外面材4、5の設けられていない芯材6の外面63に、硬質樹脂により密着させて一体形成している。
なお、芯材6の隅部6aに第七溝状切欠部69を設けないのは、各第七溝状切欠部69を形成したときに、芯材6の外枠部と中央部とが切り離されないで一体を保持するためである。
このように、第八の実施の形態では、第六の実施の形態と同様に、木口材3と芯材6との密着を一層強固とするとともに、木口材3の剛性を一層高くできながら、芯材6の切削加工を簡略にしている。
なお、木口材3を板状体本体2に一体形成する方法については、第一の実施の形態と同様であるので説明を省略する。
次に、第九の実施の形態では、前記芯材6は、図8(d)に示すように、第八の実施の形態における第七溝状切欠部69と側縁61とで区画される芯材6に、第七溝状切欠部69と平行な第八溝状切欠部70を切削により追加形成したものである。
そして、第九の実施の形態では、木口材3は、図8(d)に示すように、板状本体2の4辺からなる全部の側縁21、芯材6の第七溝状切欠部69、第八溝状切欠部70及び前記両外面材4、5の設けられていない芯材6の外面63に、硬質樹脂により密着させて一体形成している。
このように、第九の実施の形態では、第八の実施の形態と同様に、木口材3と芯材6との密着を一層強固とするとともに、木口材3の剛性を一層高くしている。
なお、木口材3を板状体本体2に一体形成する方法については、第一の実施の形態と同様であるので説明を省略する。
次に、本発明の第十〜第十八の実施の形態に係る板状体について図9〜図12に基づき説明する。
第十〜第十八の実施の形態は、第一〜第九の実施の形態と、木口材に金属製のナットを埋め込んだ構成が相違しており、かつ、構成の相違に基づき木口材、第一外面材及び芯材の構成が相違している。
以下、第一の実施の形態と同様な構成、例えば、板状体における第一外面材、第二外面材及び芯材の材質及び厚み並びに木口材を板状体本体に一体形成する方法については、説明を省略ないし簡略にして説明する。
図9において、9は、板状体1の木口材3の4箇所に埋め込んだ金属製のナットを示しており、この図9は図1に4つのナットを埋め込んだ点で図1と相違している。
前記ナット9を木口材3に埋め込むには、板状体本体2の第一外面材4及び芯材6に、木口材3の対向する長辺から板状体本体2の内方に連続する所定深さの断面半円状の第一孔部22を形成するのである。
そして、第一の実施の形態と同様に、木口材3を板状体本体2に一体成形する際に、第一孔部22にも硬質樹脂により密着させて一体成形するとともに、図10(a)〜(e)に示すように、第一孔部22に形成された木口材3にナット9をねじ込むための下穴を形成して、六角レンチでナット9を下穴に埋め込むのである。
ここで、第十の実施の形態を示す図10(a)は第一の実施の形態を示す図3(a)に、第十一の実施の形態を示す図10(b)は第二の実施の形態を示す図3(b)に、第十二の実施の形態を示す図10(c)は第三の実施の形態を示す図3(c)に、第十三の実施の形態を示す図10(d)は第四の実施の形態を示す図3(d)に、第十四の実施の形態を示す図10(e)は第五の実施の形態を示す図3(e)にそれぞれナット9が埋め込まれた板状体1を示している。
また、図11(a)は第六の実施の形態を示す図8(a)に、図11(b)は第七の実施の形態を示す図8(b)に、図11(c)は第八の実施の形態を示す図8(c)に、図11(d)は第九の実施の形態を示す図8(d)にそれぞれナット9が埋め込まれた板状体1を示している。
ただし、図11(a)〜(d)は図9のD−D断面ではなく、図6と同様にした場合におけるD−D断面であるが、図示を省略して図9で説明している。
ナット9は、図12に示すように、頭部91側から、六角レンチで取付けと取外しを行うための六角穴92と、六角穴92に連続した孔の内周にボルトなどの雄ねじをねじ込むための雌ねじ93とを形成している。
また、ナット9は、先細の円筒状外周に、木口3に形成した下孔にねじ込むことができるようにらせん状に間欠的な突起からなる雄ねじ部94を形成して、六角レンチで下孔に埋め込むようにしている。
これらの第十〜第十八の実施の形態に示すように、ナット9を簡単な構成によりに板状体1に埋め込むことにより、例えば、板状体1をテーブルの天板に適用する場合に、簡単に脚を取付けることができる。
次に、本発明の第十九の実施の形態に係る板状体について図13及び図14に基づき説明する。
第十九の実施の形態は、第一〜第五の実施の形態と、木口材の側面側に金属製のナットを埋め込んだ構成が相違しており、かつ、構成の相違に基づき木口材及び芯材の構成が相違している。
また、第十九の実施の形態は、第十〜第十八の実施の形態とナットを埋め込む点では共通するが、その位置が第十〜第十八の実施の形態では板状体の外面側であったのに対し、板状体の側面側とした点で相違している。
以下、第一及び第十の実施の形態と同様な構成、例えば、板状体における第一外面材、第二外面材及び芯材の材質及び厚み並びに木口材を板状体本体に一体形成する方法については、説明を省略ないし簡略にして説明する。
図13及び図14において、9は、板状体1の木口材3の対向する短辺側側面の各2箇所に埋め込んだ金属製のナットを示しており、この図13は図1に4つのナットを埋め込んだ点で図1と相違している。
前記ナット9を木口材3に埋め込むには、芯材6に所定深さの第二孔部71を形成するのである。
そして、第一の実施の形態と同様に、木口材3を板状体本体2に一体成形する際に、第二孔部71にも硬質樹脂により密着させて一体成形するとともに、図14に示すように、第二孔部71に形成された木口材3にナット9をねじ込むための下穴を形成して、六角レンチでナット9を下穴に埋め込むのである。
この第十九の実施の形態のように、ナット9を簡単な構成で板状体1に埋め込むことにより、例えば、板状体1を間仕切りや衝立に適用する場合に、簡単に脚を取付けたり、連結したりすることができる
次に、本発明の第二十及び第二十一の実施の形態に係る板状体について図14及び図15に基づき説明する
第二十及び第二十一の実施の形態は、これまでの第一〜第十九の実施の形態が矩形状の板状体であったのに対し、室内のコーナー部の設置に好適な円弧部を有するコーナータイプのテーブルの天板に適する板状体としたものである。
以下、第一の実施の形態と同様な構成、例えば、板状体における第一外面材、第二外面材及び芯材の材質及び厚み並びに木口材を板状体本体に一体形成する方法については、説明を省略ないし簡略にして説明する。
第二十の実施の形態を示す図15において、板状体1は、正方形を四分割した一区画を無くして直交部側縁11aと円弧部側縁11bとからなるコーナー側縁11を形成している。
そして、木口材3は、コーナー側縁11を図3(a)〜(e)に示す第一〜第(5)の実施の形態における一方側の側縁と同様に、第一溝状切欠部、第二溝状切欠部、第三溝状切欠部などに硬質樹脂により密着させて一体成形している(図示せず)。
この第二十の実施の形態は、室内のコーナー部における壁面に、板状体1の直交する直交側縁12を支持する場合、図15に示すように、木口材3の構成は側縁12については板状体本体2の側縁に硬質樹脂を密着させて一体成形している。
したがって、この実施の形態に係る板状体1は、コーナー側縁11で剛性を高くしており、構成を簡単にしている。
第二十一の実施の形態を示す図16において、板状体1は、等脚台形の下底と上底とを平行な円弧部13a、13bで形成した部分的な扇状13としている。
そして、木口材3は、部分的な扇状13の円弧部13a、13bを図3(a)〜(e)に示す第一〜第五の実施の形態における両側縁と同様に、第一溝状切欠部、第二溝状切欠部、第三溝状切欠部などに硬質樹脂により密着させて一体成形している(図示せず)。
この第二十一の実施の形態は、板状体1を室内のコーナー部に設置する場合に、部分的な扇状13であっても、円弧部13a、13bにより剛性を高めるようにできるので、板状体1の構成を簡単にできる。
また、第二十及び第二十一の実施の形態についても、第六〜第九の実施の形態で説明した、木口材の剛性を一層高くする構成を採用でき、さらに、第十〜第十八の実施の形態に示すように、木口材に金属製のナットを埋め込んだ構成を採用することもできる。
次に、本発明の第二十二の実施の形態に係る板状体について図17及び図18に基づき説明する
第二十二の実施の形態は、これまでの第一〜第十九の実施の形態における複数の矩形状の板状体を連結できるようにして大きな板状体を形成できるようにしたものである。
以下、第一の実施の形態と同様な構成、例えば、板状体における第一外面材、第二外面材及び芯材の材質及び厚み並びに木口材を板状体本体に一体形成する方法については、説明を省略ないし簡略にして説明する。
2個の板状体1a、1bを形成し、一方の板状体1aの木口材3における側縁の厚み方向中央部の長手方向に、断面が厚み方向に凸である突条31aと断面が厚み方向に凹である凹条31bとを突条31aが外側で凹条31bが内側となるように平行に第一係合部31を形成している。
他方の板状体1bの木口材3における側縁の厚み方向中央部の長手方向に、断面が厚み方向に凸である突条32aと断面が厚み方向に凹である凹条32bとを突条32aが外側で凹条32bが内側となるように平行に第二係合部32を形成している。
一方の板状体1aの木口材3における第一係合部31の突条31aが他方の板状体1bの木口材3における第二係合部32の凹状32bに係合するとともに、第二係合部32の突条32aが第一係合部31の凹状31bに係合するように各突条31a、32a及び各凹条31b、32bを形成している。
そして、両板状体1a、1bを連結したときに、両板状体1a、1bの連結部において、図18(b)に示すように、第一係合部31を形成した一方の板状体1aの側縁における第一外面材4の端縁及び第二外面材5の端縁と、第二係合部32を形成した他方の板状体1bの側縁における第一外面材4の端縁及び第二外面材5の端縁とが接するように形成したものである。
また、この実施の形態二十二では、木口材3による剛性を高める構成については、第一〜第十九の実施の形態で説明した構成と同様である。
したがって、この実施の形態二十二では、モジュール化した小さい板状体を連結することにより、大きな板状体を形成することができ、生産性が向上するのである。
また、この実施の形態二十二では、2個の板状体を連結するようにしたが、3個以上の板状体を連結するようにしてもよく、その場合、板状体の両側縁に係合部を設けるのである。
以上の第一〜第二十二の実施の形態では、木口材として2液性ウレタン樹脂を硬化させた硬質樹脂としていたが、溶融した熱可塑性樹脂を硬化させた硬質樹脂としてもよい。
また、2液性ウレタン樹脂又は溶融した熱可塑性樹脂に、補強用繊維を分散させて硬化成形することにより、木口材の剛性を一層高めることができる。
補強用繊維としては、セルロースナノファイバー、炭素繊維、アラミド繊維、ガラス繊維などから、選択して硬質樹脂に対して適宜の割合となるようにするのである。
以上の第一〜第五の実施の形態では、板状体の4辺の木口材のうち、2辺の木口材は芯材に形成した溝状切欠部に硬質樹脂を密着させるようにしたが、1辺、3辺又は4辺全部の溝状切欠部に硬質樹脂を密着させるようにしてもよい。
以上の第六〜第九の実施の形態では、板状体の4辺全部の木口材が芯材に形成した溝状切欠部に硬質樹脂を密着させるようにしたが、1辺以上の木口材が芯材に形成した溝状切欠部に硬質樹脂を密着させるようにしてもよい。
以上の第十〜第十八の実施の形態では、板状体本体に形成した第一孔部は、断面半円状に形成したが、断面多角形状に形成してもよい。
また、以上の第十九の実施の形態では、芯材に形成した第二孔部は、断面円状に形成したが、断面多角形状に形成してもよい。
1、1a、1b 板状体
2 板状体本体
21 側縁
22 第一孔部
3 木口材
31 第一係合部
31a 突条
31b 凹条
32 第二係合部
32a 突条
32b 凹条
4 第一外面材
41 端縁
5 第二外面材
51 端縁
6 芯材
61 側縁
62 第一溝状切欠部
63 外面
64 第二溝状切欠部
65 第三溝状切欠部
66 第四溝状切欠部
67 第五溝状切欠部
69 第七溝状切欠部
71 第二孔部
9 ナット

Claims (9)

  1. 第一外面材と第二外面材との間に芯材を設けた板状体本体と、前記板状体本体の側縁を被覆する木口材とを備えた板状体において、
    前記第一外面材と第二外面材の両外面材又は一方の外面材は、少なくとも一つの端縁が前記芯材の端縁よりも内方に位置するように小さく形成し、
    前記芯材は、硬質発泡樹脂で形成するとともに前記両外面材のうちの一方の外面材の少なくとも一つの端縁から前記板状体本体の厚み方向に深さを有する第一溝状切欠部を形成し、
    前記木口材は、前記板状体本体の全側縁、前記芯材の第一溝状切欠部及び前記両外面材のいずれも設けられていない前記芯材の外面に、硬質樹脂により密着させて一体形成したことを特徴とする板状体。
  2. 前記芯材は、前記第一溝状切欠部と前記芯材の側縁との間に前記第一溝状切欠部に平行な第二溝状切欠部を形成し、
    前記木口材は、前記板状体本体の全側縁、前記芯材の各溝状切欠部及び前記両外面材のいずれも設けられていない前記芯材の外面に、硬質樹脂により密着させて一体形成したことを特徴とする請求項1に記載の板状体。
  3. 前記芯材は、前記他方の外面材の裏面との間に前記板状体本体の長さ方向に深さを有する第三溝状切欠部を形成し、
    前記木口材は、前記板状体本体の全側縁、前記芯材の第一溝状切欠部、第三溝状切欠部及び前記両外面材のいずれも設けられていない前記芯材の外面に、硬質樹脂により密着させて一体形成したことを特徴とする請求項1に記載の板状体。
  4. 第一外面材と第二外面材との間に芯材を設けた板状体本体と、前記板状体本体の側縁を被覆する木口材とを備えた板状体において、
    前記第一外面材と第二外面材の一方の外面材は、少なくとも一つの端縁が他方の外面材の端縁よりも内方に位置するように小さく形成し、
    前記芯材は、硬質発泡樹脂で形成するとともに、前記一方の外面材の少なくとも一つの端縁から隅部を残して前記板状体本体の厚み方向に深さを有する第四溝状切欠部と前記芯材の厚み方向途中から前記隅部を残して前記板状体本体の長さ方向に深さを有する第五溝状切欠部とを、両溝状切欠部の深さ方向底部が連通するように形成し、
    前記木口材は、前記板状体本体の全側縁、前記芯材の第四溝状切欠部、第五溝状切欠部及び前記芯材の側縁から前記第四溝状切欠部に至る前記芯材の外面に、硬質樹脂により密着させて一体形成したことを特徴とする板状体。
  5. 第一外面材と第二外面材との間に芯材を設けた板状体本体と、前記板状体本体の側縁を被覆する木口材とを備えた板状体において、
    前記第一外面材と第二外面材の両外面材は、少なくとも一つの端縁が前記芯材の端縁よりも内方に位置するように同一寸法で小さく形成し、
    前記芯材は、硬質発泡樹脂で形成するとともに前記両外面材の少なくとも一つの端縁から隅部を残して前記芯材の厚み方向全部に第七溝状切欠部を形成し、
    前記木口材は、前記板状体本体の全側縁、前記芯材の第七溝状切欠部及び前記両外面材のいずれも設けられていない前記芯材の外面に、硬質樹脂により密着させて一体形成したことを特徴とする板状体。
  6. 前記板状体本体の前記一方の外面材及び前記芯材に、前記木口材から前記板状体本体の内方に連続する所定深さの断面半円状又は多角形状の第一孔部を形成し、
    前記木口材は、前記第一孔部にも硬質樹脂により密着させて一体形成するとともに、前記第一孔部に形成された木口材に金属製のナットを埋め込みにより固定したことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の板状体。
  7. 前記芯材の少なくとも一つの側縁に、所定深さの断面円状又は多角形状の第二孔部を形成し、
    前記木口材は、前記第二孔部にも硬質樹脂により密着させて一体形成するとともに、前記孔部に形成された木口材に金属製のナットを埋め込みにより固定したことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の板状体。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載の板状体を複数形成し、
    一方の板状体の木口材における側縁の厚み方向中央部の長手方向に、断面が厚み方向に凸である突条と断面が厚み方向に凹である凹条とを突条が外側で凹条が内側となるように平行に第一係合部を形成し、
    他方の板状体の木口材における側縁の厚み方向中央部の長手方向に、断面が厚み方向に凸である突条と断面が厚み方向に凹である凹条とを突条が外側で凹条が内側となるように平行に第二係合部を形成し、
    前記第一係合部の突条が前記第二係合部の凹状に係合するとともに、前記第二係合部の突条が前記第一係合部の凹状に係合するように各突条及び各凹条を形成し、
    前記両板状体を連結したときに、両板状体の連結部において、前記第一係合部を形成した一方の板状体の側縁における前記第一外面材の側縁及び第二外面材の側縁と、前記第二係合部を形成した他方の板状体の側縁における前記第二外面材の側縁及び第一外面材の側縁とが接するように形成して、複数の板状体を連結可能としたことを特徴とする板状体。
  9. 前記木口材は、2液性ウレタン樹脂又は熱可塑性樹脂に補強用繊維を混合した繊維強化硬質樹脂であることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の板状体。
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