JP2015206843A - 画像形成装置および画像形成装置の制御方法 - Google Patents

画像形成装置および画像形成装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】カラーパッチを用紙上の任意な位置に印刷しても、確実にカラーパッチを読み取ることのできる画像形成装置を提供する。【解決手段】用紙にカラーパッチを含む画像を印刷する印刷部13と、カラーパッチを読み取るカラーセンサー100と、カラーセンサーを移動するカラーパッチ移動部110と、カラーパッチの用紙上の位置を受信して、その位置にカラーセンサー100移動させ、用紙上に印刷されたカラーパッチを読み取らせる制御部11と、を有することを特徴とする画像形成装置。【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置および画像形成装置の制御方法に関する。
近年、内部にカラーセンサーを配置した画像形成装置がある。このような画像形成装置は、用紙内の所定の位置に印刷されたカラーパッチをカラーセンサーで読み取り、次の画像印刷時にフィードバックさせて色調整を行う。このように装置内にカラーセンサーを設けて測色する技術をインライン測色という。
インライン測色においては、最終的な画像サイズに対し一回り大きいサイズの用紙を用意し、その用紙の端部であって、印刷する画像にかからない位置にカラーパッチを作成する。そしてこのカラーパッチを装置に内蔵されているカラーセンサーで読み取り、読み取った結果をそれ以降の画像形成の際の色補正などに用いる。これにより画像形成装置で作成された画像の画質、とくに色の再現性を向上させることができる(たとえば特許文献1)。
特開2005−321568号公報
しかしながら、従来の技術は、装置内に設置されたカラーセンサーが固定されている。このため、用紙上に作成するカラーパッチの位置は、このカラーセンサーにより読み取ることのできる位置に限定されてしまうことになる。
ところが形成する画像によっては、カラーパッチと画像が重なったり、画像のごく近傍にカラーパッチが来たりしてしまうこともある。そうするとカラーパッチが画像の邪魔になるのでカラーパッチを印刷できないことになって、インライン測色ができなくなってしまう。
そこで、本発明の目的は、カラーパッチを用紙上の任意な位置に印刷しても、確実にカラーパッチを読み取ることのできる画像形成装置、およびその制御方法を提供することである。
本発明の上記目的は、下記の手段によって達成される。
(1)用紙にカラーパッチを含む画像を印刷する印刷部と、
前記カラーパッチの用紙上の位置を受信するカラーパッチ位置情報受信部と、
前記カラーパッチを読み取るカラーセンサーと、
前記カラーセンサーを用紙上の任意の位置に移動させるカラーセンサー移動部と、
前記カラーパッチ位置情報受信部が受信した前記カラーパッチの位置に基づいて、用紙上に印刷された前記カラーパッチを読み取る位置に前記カラーセンサーを移動させて、前記カラーパッチを前記カラーセンサーにより読み取らせる制御部と、
を有することを特徴とする画像形成装置。
(2)前記カラーセンサー移動部は、
前記カラーセンサーを用紙の搬送方向に対して垂直な方向に移動させるカラーセンサー横位置移動部と、
前記カラーセンサーの長手方向が、用紙搬送方向に沿う方向に対して任意な角度となるように前記カラーセンサーの向きを変更するカラーセンサー向き変更部と、
を有することを特徴とする(1)記載の画像形成装置。
(3)さらに、用紙を搬送中に前記カラーセンサーが前記カラーパッチを読み取ることができるように用紙の搬送を一時停止させる搬送停止部または用紙の搬送を遅らせる搬送遅延部を有することを特徴とする(1)または(2)記載の画像形成装置。
(4)用紙にカラーパッチを含む画像を印刷する印刷部と、
前記カラーパッチの用紙上の位置を受信するカラーパッチ位置情報受信部と、
前記カラーパッチを読み取るカラーセンサーと、
前記カラーセンサーを用紙上の任意の位置に移動させるカラーセンサー移動部と、
を有する画像形成装置の制御方法であって、
前記カラーパッチ位置情報受信部により前記カラーパッチの位置を受信する段階と、
受信した前記カラーパッチの位置に基づいて、用紙上に印刷された前記カラーパッチを読み取る位置に前記カラーセンサーを移動させる段階と、
前記カラーセンサーにより前記カラーパッチを読み取らせる段階と、
を有することを特徴とする画像形成装置の制御方法。
(5)前記カラーセンサーを移動させる段階は、
前記カラーセンサーを、用紙搬送方向に対して垂直な位置におけるカラーパッチの位置まで移動させる段階と、
前記カラーセンサーの長手方向が、用紙上のカラーパッチの長手方向に沿う方向となるようにカラーセンサーの向きを変更する段階と、
を有することを特徴とする(4)記載の画像形成装置の制御方法。
(6)前記カラーセンサーにより前記カラーパッチを読み取らせる段階は、
さらに、用紙を搬送中に前記カラーセンサーが前記カラーパッチを読み取ることができるように用紙の搬送を一時停止または遅延させる段階を有することを特徴とする(4)または(5)記載の画像形成装置の制御方法。
本発明によれば、カラーセンサーを用紙上の任意の位置に移動させることができるカラーセンサー移動部を設けて、カラーパッチの位置情報に基づいて、用紙上に印刷されたカラーパッチを読み取る位置にカラーセンサーを移動させてカラーパッチを読み取らせることとした。これにより、用紙上のどの位置に印刷されたカラーパッチを読み取ることができる。したがって、カラーパッチを用紙のどこに配置(印刷)しても、インライン測色することができるようになり、ユーザーは画像形成装置内部に設けられているカラーセンサーの位置を気にすることなく、印刷する画像に合わせてカラーパッチを配置してインライン側色と、その結果による色補正を行うことができるようになる。
本発明を適用した実施形態の画像形成装置の構成を説明するための説明図である。 画像形成装置内における制御部のハードウェア構成の一例を説明するブロック図である。 カラーセンサーとこれを移動、回転させる移動部の概略斜視図である。 カラーセンサーの配置および移動を説明する説明図である。 カラーセンサーの配置および移動を説明する説明図である。 カラーパッチの印刷位置を説明するための説明図である。 カラーパッチの印刷位置を説明するための説明図である。 PCにおけるカラーパッチ作成手順を示すフローチャートである。 実施形態1における画像形成装置のインライン測色処理手順を示すフローチャートである。 カラーパッチの一例を示す説明図である。 実施形態2における画像形成装置のインライン測色処理手順を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
[実施形態1]
図1は、本発明を適用した実施形態の画像形成装置の構成を説明するための説明図である。また図2は、画像形成装置内における制御部のハードウェア構成の一例を説明するブロック図である。
この画像形成装置は外部機器であるクライアントコンピューター(以下PC(Personal Computer)という)30とネットワーク18を介して接続されている。
画像形成装置10は、制御部11、給紙部12、印刷部13、後処理装置14、操作パネル15を備えている。また、装置内部にカラーセンサー(図中CSと略記する)100とこのカラーセンサー100の移動、回転を行うためのカラーセンサー移動部110が備えられている。
制御部11は図2に示すように、CPU(Central Processing Unit)21、ROM(Read Only Memory)22、RAM(Random Access Memory)23、ハードディスクドライブ(Hard Disk Drive:HDD)24、ネットワークインターフェース(Network Interface:NIF)27を備える。これら各部は信号をやり取りするためのバス28により相互に接続されている。また、制御部11は、給紙部12、印刷部13、操作パネル15、およびカラーセンサー100などと内部配線17によって制御信号のやり取りができるように接続されている(図1参照)。また、この画像形成装置には、後処理装置14を接続している。給紙部12、印刷部13、および後処理装置14は、用紙を搬送する搬送部16によって接続されている。
制御部11は、画像形成装置の各部の制御を行う。ここで行われる制御は、印刷設定に従った印刷および印刷後の用紙に対する後処理の制御など、この画像形成装置の動作に関わる制御である。このような印刷(画像形成)に関わる基本的な制御は、一般的な画像形成装置で使用されているものと同様であるので詳細な説明は省略する。
そして本実施形態では、この制御部11がカラーセンサー100の位置変更などの制御、カラーセンサー100による測色制御(いずれも後述)も行っている。
これら制御のためのプログラムは、あらかじめHDD24に記憶されていて必要なときにRAMに読み出されてCPU21が実行することになる。
ROM22は、画像形成装置として最低限必要となる基本動作を実行するための各種プログラムを記憶している。たとえば、画像形成装置に電源投入時に各部が正常に動作するか否かを判断したり、その後の処理に必要なプログラムをHDD24から読み出したりするなど、基本的な動作のためのプログラムを記憶している。
RAM23はCPU21の作業領域として一時的にプログラムやデータを記憶する。
HDD24は、制御に必要なプログラムや印刷設定を記憶している。また、HDD24は、PC30などから受信した印刷ジョブ(印刷設定や印刷データなどを含む)を記憶する。なおHDD24に代えて、フラッシュROMなどの不揮発性メモリを使用することができる。
ネットワークインターフェース27は印刷ジョブを受信する受信部である。ネットワークインターフェース27はネットワーク18を介して他の機器と通信するためのインターフェースである。ここではPC30との接続に使用されている。なお、本実施形態では、印刷ジョブは、PC30から送信されてくるものとして説明するが、そのほかにも、たとえば、画像形成装置にUSBなどのような有線のインターフェースや、無線によるインターフェースを設けて、様々な端末機器(たとえば、USBメモリや携帯端末など)から直接印刷ジョブを受信できるようにしておいてもよい。このような場合は、それらのインターフェースが印刷ジョブを受信する受信部となり得る。
給紙部12は、制御部11からの指示により、用紙を印刷部13へ搬送する。給紙部12の内は給紙トレイを有しており複数の用紙を収納できるようになっている。給紙トレイは、用紙の代わりにその他のフィルム状の印刷媒体を収納することもできる。
印刷部13は、制御部11からの制御によって、電子写真方式や静電記録方式、またはインクジェット印刷等の公知の作像プロセスにより、画像を用紙等の印刷媒体に印刷する。印刷動作は、給紙部12から搬送されてきた印刷媒体に対して画像を印刷した後、印刷媒体は後処理装置14へ搬送される。印刷機能としては、たとえば、モノクロ/カラーなどの色印刷機能、拡大縮小機能、片面/両面印刷機能、2in1、4in1などのページ割り付け機能、画像の向きを入れ替える機能などを備えている。これらの印刷機能の一つひとつは、印刷設定のなかの一つの機能として設定される。印刷部13で印刷できる最大の画像サイズは、たとえばA3である。なお給紙部12には、当然のことながら、印刷部13において印刷可能な用紙サイズの用紙が収納できるようになっている。
後処理装置14は、制御部11からの制御によって印刷部13より搬送されてきた印刷媒体に対して、様々な後処理を実行する。後処理機能は、たとえば、用紙の所定位置(綴じ方向)にパンチ穴を開けるパンチ機能、用紙の所定位置をステープルで止めるステープル機能、用紙を所定の折り方で折る折り機能などである。これらの後処理機能の一つひとつは、印刷設定のなかで設定される。
操作パネル15は、各種表示を行うディスプレイと、タッチパネル、テンキー、スタートボタン、ストップボタンなどを備えており、各種情報の表示および各種指示の入力に使用される。この操作パネル15から、カラーパッチの位置などを入力する。もちろんPC30からカラーパッチ位置の指定が行われる場合もある。
搬送部16は、給紙部12から取り出された用紙を印刷部13へ搬送する第1搬送路161、印刷部13で印刷された用紙を後処理装置14へ搬送する第2搬送路161を有する。第1搬送路161および第2搬送路161内には、用紙を搬送するために、複数のローラー161a、161b、162a、162bが設けられている。
PC30は、一般的なパソコンなどのコンピューターであり、ネットワークインターフェース27(不図示)を備え、画像形成装置との間で印刷ジョブの送信を行う、また、印刷ジョブごとの印刷設定を行う。このためにPC30には、画像形成装置に適したプリンタードライバー(プログラム)がインストールされている。ユーザーは、このプリンタードライバーを用いて画像形成装置に対して印刷データとともに印刷設定を含む印刷ジョブの送信や印刷指令を行う。ここで印刷設定とは、通常の印刷に使用される設定、たとえば印刷する画像の印刷位置、印刷部数、用紙サイズ、両面・片面の指定、カラー・白黒の指定などを含む。これらの設定は一般的な処理であるので説明は省略する。そして本実施形態では、カラーパッチの情報(後述)が含まれている
ネットワーク18は、PC30と画像形成装置を接続して、印刷ジョブの受け渡しやその他の情報を送受信することになる。このようなネットワーク18としては、たとえばLANを使用することができる。またPC30と画像形成装置を直接接続する回線、専用線などであってもよい。
次に、カラーセンサーについて説明する。
図3はカラーセンサーとこれを移動、回転させる移動部の概略斜視図である。図4および図5はカラーセンサーの配置および移動を説明する説明図である。図4および5は用紙の印刷面側から見た図である。
カラーセンサー100は図4に示すように、カラーセンサー移動部110に取り付けられている。カラーセンサー移動部110は、用紙搬送の妨げにならない位置に固定されたレール101(カラーセンサー横位置移動部)と、このレール101に沿って移動するモーター102と、モーター102によって回転する回転軸103とを有する。そしてカラーセンサー100が回転軸103に取り付けられている。
カラーセンサー100は、回転軸103が回転することで、カラーセンサー100の長手方向が用紙200の搬送方向に沿う方向と、直交する方向とに自在にその向きを変えることができる。
レール101内部またはモーターとの接続部には、モーター102をレール101に沿って移動させる移動機構(不図示)が設けられている。移動機構としては、たとえばベルトとプーリーによるもの、ボールネジによるもの、またリニアモーターなど様々であり、モーター102をこのレール101に沿って移動できるものであればどのようなものでもよい。また、レール101の長さは、用紙幅(ここでは搬送方向(図3中の矢印A方向)と直交する方向の幅)よりもわずかに長くしておくことで、用紙幅全長に渡りカラーセンサー100を移動させることができる。このレール101および内部の移動機構がカラーセンサー横位置移動部となる。また、モーター102および回転軸103はカラーセンサー向き変更部となる。
回転軸103はモーター102によって回転する。カラーセンサー100のレール101上の方向の移動、およびモーター102による回転は、制御部11からの指令により行われる。
カラーセンサー100はケース内にカラーラインイメージセンサーと光源(いずれも不図示)が格納されている。カラーラインイメージセンサーは周知のとおり複数の画素が直線的に並んでいる。カラーセンサー100の長さは、カラーラインイメージセンサーの複数の画素が直線的に並んでいる方向であり、カラーパッチを認識して色測定ができる長さである。このカラーセンサー100の長さは、様々な位置や大きさのカラーパッチを認識できるように用紙幅いっぱいの長さとしてもよいが、カラーパッチは通常3〜10cm程度で、そのなかに、一色が3mm〜10mm幅程度で複数の色が連続的にまたは間欠的に描かれているものである。したがって、カラーセンサー100の長さ(色を認識できる長さ)は、10cm程度もあれば十分である。このため、用紙幅全長に渡るような長いセンサーではなく、10cm程度のセンサーを用紙幅方向に移動させる方がカラーセンサーの向きを変える際に変え易い。
また、光源は白色光源でありたとえばLEDである。画像形成装置内部は暗いため、この光源によりカラーパッチが印刷された部分を照らして、カラーラインイメージセンサーによりカラーパッチが読み取れるようにしている。
このように構成されたカラーセンサー100およびその移動部110によって、カラーセンサー100を用紙搬送方向と直交する方向に移動させるとともに、その向きを用紙搬送方向に対して自在に回転させることができる。したがって、カラーセンサー100は、用紙200の搬送方向の移動とあいまって、用紙200上のあらゆる位置を測色することが可能となる。
画像形成装置内におけるカラーセンサー100の設置位置は、印刷部13によって印刷された用紙200のカラーパッチを読み取ることのできる位置であればどこでもよい。カラーセンサー100は、たとえば、印刷部13から出力された用紙200を搬送する第1搬送経路161に設ける。またカラーセンサー100は、たとえば、後処理装置14の用紙入り口の搬送経路上に設けてもよい。このように後処理装置14内に設ければ、後処理装置14ごとオプション品として取り付けることができる。
なお、図においては、カラーセンサー100が搬送部16の上から用紙の印刷面を読み取る構成として描いているが、これは印刷部13において、搬送中の用紙の上面に印刷する構成の場合である。印刷部13において、搬送中の用紙の下面に印刷する構成の場合は、カラーセンサー100およびその移動部110は搬送部16の下から用紙の印刷面を読み取る構成とする。
次にカラーセンサーの動きとカラーパッチの位置を説明する。
用紙200上のカラーパッチの印刷位置は、本実施形態では自由に配置することができる。しかし、印刷する画像と重なるような位置では画像印刷の妨げになる。このため、通常カラーパッチは、画像にかからない用紙200の端の方に印刷することになる。
したがって、カラーパッチ300は、多くの場合、たとえば図4に示したように、用紙搬送方向Aに垂直な方向の用紙上端にカラーパッチの長手方向が用紙搬送方向Aに沿うように配置したり、図5に示したように用紙搬送方向Aの搬送方向先端側の用紙端にカラーパッチの長手方向が用紙搬送方向Aに垂直な方向に沿うように配置したりすることになる。
本実施形態では、図4に示したように用紙上端にカラーパッチが印刷された場合には、図示するようにカラーセンサー100の長手方向(画素並び方向、以下同様)が用紙搬送方向Aに沿う方向になるように、カラーセンサー100を移動させるとともに向きを変更する。
一方、図5に示したように用紙搬送方向先端側の用紙端にカラーパッチが印刷された場合には、図示するようにカラーセンサー100の長手方向が用紙搬送方向Aを垂直な方向に沿うように移動させるとともに向きを変更する。
カラーパッチの印刷位置についてさらに説明する。図6および図7はカラーパッチの印刷位置を説明するための説明図である。
従来は、既に説明したように、インライン測色を行う場合のカラーセンサーが固定されている。このためカラーパッチの印刷位置は固定されているカラーセンサーで読み取ることのできる位置に限定されてしまう。たとえば、図6に示すように、用紙200内において上端部分が従来のカラーセンサー読み取り位置であるとする。その場合、その部分が空いていればそこにカラーパッチを印刷すればよいことになる。
しかし画像形成装置が扱える用紙サイズには限りがある。たとえば用紙200の縦方向(長手方向)のサイズが印刷できる用紙200の最大幅であるとする。これは通常、用紙搬送方向Aと垂直な方向であり、画像形成装置内の搬送路の幅によって制限される大きさである。このような場合、図7に示すように、用紙200の縦方向全面を使用した画像201を出力したい場合には、印刷する画像201上部にカラーパッチを配置することができない。このためこのような画像201を印刷する場合においてカラーパッチを印刷するには、他の箇所、ここでは画像の横にカラーパッチ300を配置することになる。
しかし、従来のように、インライン測色を行うためのカラーセンサーが固定されていると、図7に示したカラーパッチ300の位置ではインライン測色できなくなってしまうのである。
この点、本実施形態では、カラーパッチ300が、用紙200上のどの位置にあっても、測色可能である。したがって、図6に示した位置にカラーパッチ300が配置されていれば、既に説明した図4と同じように、カラーセンサー100の長手方向が用紙搬送方向に沿う方向となるように移動させて向きを変えるだけでインライン測色が可能となる。また、図7に示した位置にカラーパッチが印刷された場合でも、本実施形態では、図5に示したようにカラーセンサー100の長手方向が用紙搬送方向Aを垂直な方向に沿うように移動させて向きを変えることで、インライン測色が可能となる。
次に、インライン測色処理の流れを説明する。インライン測色処理は、PC30におけるカラーパッチ作成と、画像形成装置によるカラーパッチの印刷と、そのカラーパッチのインライン測色処理からなる。図8はPC30におけるカラーパッチ作成手順を示すフローチャートである。図9は本実施形態1における画像形成装置のインライン測色処理手順を示すフローチャートである。
図8を参照して、PC30におけるカラーパッチ作成手順を説明する。まず、ユーザーは、PC30上でカラーパッチ作成プログラムを呼び出して実行させることになる。カラーパッチ作成プログラムは、単独のプログラムでもよいし、プリンタードライバーに組み込まれていてもよい。
そして、ユーザーは、このプログラムを使用してカラーパッチを作成することになる。
まず、PC30はユーザーからのカラーパッチ位置の入力を受ける(S1)。入力されたカラーパッチの位置は、カラーパッチの位置情報として記憶し、後から、印刷設定のなかの一つとして記載することになる。入力されたカラーパッチの位置情報は、指定された用紙200のあらかじめ決められた位置を原点として、そこからの距離などで、カラーパッチの位置が、その大きさとともに指定することになる。原点は、たとえば画像を正立させた状態で、用紙200の左上角などとすることが一般的である。また水平方向をX座標、垂直方向をY座標とするX,Y座標を用いてカラーパッチの描画開始位置を指定する。またカラーパッチの縦横の大きさは、描画開始位置からカラーパッチの水平(X方向)、垂直(Y方向)の長さとして指定される。このような位置の指定は、通常の印刷において画像の配置を指定する際に使用されているものと同じである。したがって、図6および7を参照すれば、用紙200の大きさや向きにかかわらず、画像を正立させた状態で用紙200の左上角が原点Oとなる。
続いて、カラーパッチの配色の指示を受ける(S2)。このカラーパッチの配色の指示は、たとえば、あらかじめ各色や大きさなどが決まっているカラーパッチのなかからユーザーに選択させたり、ユーザーにより任意に作成したカラーパッチを使用させたりすることになる。なおカラーパッチの各色は、それぞれの色情報とともにカラーパッチ内で各色の位置や大きさも指定することになる(詳細後述)。
続いて、PC30では、入力されたカラーパッチの印刷用データを作成する(S3)。
続いて、作成した印刷用カラーパッチデータを、印刷ジョブのなかの印刷する画像にS1で入力された位置に重ね合わせて、カラーパッチ付き画像を生成する(S4)。
続いて、PC30は印刷ジョブに画像にS1で入力された位置、S2で入力された配色と各色のカラーパッチ内の位置、および各色の色情報などを印刷設定のなかにカラーパッチ情報として記載し、カラーパッチ付き画像とともに一つの印刷ジョブにまとめる(S5)。
そして、PC30はユーザーからの印刷実行の指示により、このカラーパッチ付き画像を含む印刷ジョブを送信する(S6)。これにより、PC30での処理は終了する。なお、このあとPC30から印刷実行が指令されることで、画像形成装置10では、カラーパッチ付き画像の印刷が行われることになる。
ここで、PC30により作成されるカラーパッチの一例を説明する。図10は、カラーパッチの一例を示す説明図である。
カラーパッチは、通常同じ大きさで異なる色が複数連続している。たとえば、緑(G)、青(B)、赤(R)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、黒(K)などカラー印刷の基本色。また、画像に多く使われている色や見栄えが気になる色などを用いたりすることもある。また、単色のカラースケールが用いられることもある。このようなカラーパッチ内の配色はユーザーが任意に決めればよく、どのような色であってもよい。カラーパッチの各色はその色を数値判別できるようにするための色情報も持たせておく。たとえばRGBまたはCMYKの階調値、またはLab色空間の値などで規定しておく。
また、カラーパッチ内での各色の位置や大きさなどもあらかじめ決めておく必要がある。ここでは、カラーパッチの長辺方向(個々の色が連続する方向)をX方向、短辺方向(色1個分の方向)をY方向とする。そして各色の大きさをx×yとする。たとえば、各色5mm×5mmの角型で配置する場合、図示するカラーパッチの一端を0とすると、0〜5mmまで緑(G)、5〜10mmまで青(B)、10〜15mmまで赤(R)、15〜20mmまでシアン(C)、20〜25mmマゼンタ(M)、25〜30mmイエロー(Y)、30〜35mm黒(K)などと、各色の位置と各色の色情報とを対応付けしておくのである。
これらは、カラーパッチをインライン測色して、その結果に基づいて色補正する際に、カラーパッチの色が元々どのような色であって、その色がどこにあったかを知るために必要である。
なお、カラーパッチを作成する際に、カラーパッチをすべての用紙に付けなくてもよい。たとえば、数百枚あるいは数千枚同じ画像を印刷するような場合では、数十枚ごとや数百枚ごとにカラーパッチ付き画像を印刷するようにしてもよい。このような場合は、たとえば、実行する印刷ジョブのなかの画像を用いてカラーパッチ付き画像をあらかじめ生成しておき、通常の印刷ジョブ(カラーパッチの無い画像)の印刷実行中に、数十枚ごとや数百枚ごとに割り込み処理などでカラーパッチ付き画像を印刷させるようにしてもよい。
次に、図9を参照して、画像形成装置側の処理手順を説明する。
まず、画像形成装置内のCPU21は、インライン測色処理プログラムを起動する。そして印刷ジョブを受信すると、印刷ジョブのなかから印刷設定と印刷する画像データを取り出してHDD24などに記憶する(S11)。
続いて、CPU21は、印刷設定を解析してカラーパッチの印刷指示があるか否かを判断する(S12)。S12においてカラーパッチの印刷指示がなければ通常印刷となる(S100)。
一方、カラーパッチの印刷指示があれば(S12:YES)、CPU21は、印刷設定のなかからカラーパッチの情報を取り出す(S13)。このとき取り出されるカラーパッチの情報は、少なくともカラーパッチの位置情報を含む。このためカラーパッチの位置情報を含んだ印刷ジョブを受信するネットワークインターフェース27および制御部11がカラーパッチ位置情報受信部として機能することになる。
また画像形成装置が自動で色補正を行う場合は、カラーパッチの情報としてカラーパッチ内のそれぞれの色の位置とその位置における色情報も含まれている。
これらのカラーパッチの情報はRAM23に一時記憶する。
続いて、CPU21は、カラーパッチの位置情報から搬送される用紙200上のどこにカラーパッチが来るか解析する(S14)。このとき用紙200内の座標系は画像形成装置固有の座標系に変換されて、カラーパッチの搬送方向に対する位置と向きが判明する。画像形成装置固有の座標系は、たとえば、搬送方向をX座標、搬送方向と直交する方向をY座標とするなどである。もちろんそのほかの座標系であってもよい。
続いて、判明したカラーパッチの位置とその向きに応じて、カラーセンサー100を移動、回転させる(S15)。すなわち、カラーセンサー100を、用紙搬送方向に対して垂直な位置におけるカラーパッチの位置まで移動させるとともに、カラーセンサー100の長手方向が用紙上のカラーパッチの長手方向に沿う方向となるようにカラーセンサーを回転させて向きを変更するのである。これによりカラーセンサー100は、カラーパッチが印刷されている位置とその向きに対応した位置および向きとなって、カラーパッチを読み取ることができるようになる。
その後、CPU21は、印刷設定に従って印刷を実行させる(S16)。印刷動作自体は通常の印刷と同様であり、このときカラーパッチの含まれている画像はカラーパッチが一緒に印刷されることになる。
続いて、CPU21は、印刷されたカラーパッチをカラーセンサー100によって読み取り測色する(S17)。読み取った結果はRAM23に一時記憶するか、またはHDD24に記憶しておく。そして、CPU21は、カラーパッチを読み取った結果を用いて、必要であれば色補正を行う(S18)。
その後CPU21は、すべての画像を印刷したかを判断して(S19)、すべての画像の印刷が終了していなければ、S16へ戻り、印刷動作を継続する。一方、すべての画像の印刷が終了していれば処理を終了する。
S18の色補正は、たとえば、あらかじめ分かっているカラーパッチ内各色の値と、インライン測色した値に差がある場合に、その差を埋めるように色補正を掛けることになる。この色補正については、画像形成装置内だけで行うのではなく、インライン測色の結果をPC30へ送信して、PC30から色補正を行った画像データを画像形成装置に再送信して印刷するようにしてもよい。この場合、カラーパッチの各色の色情報はPC側(すなわちユーザー)でわかっていれば、画像形成装置に送信する必要もない。なお、これらの色補正における処理は従来から行われている方法でよく、とくに限定されない。
上記手順では、すべての画像に対してカラーパッチ付き画像を印刷することとなっているが、これに代えて、たとえば数千枚印刷するような場合に100枚ごとにカラーパッチ付き画像を印刷するようにして、カラーパッチを印刷した用紙200についてのみ測色する世にしてもよい。
また、上記手順では、PC30によりカラーパッチを作成して、そのカラーパッチの位置情報を画像形成装置に送信することとしたが、これに代えて、操作パネル15からカラーパッチの位置情報を画像形成装置に直接入力してもよい。この場合、操作パネル15から入力されたカラーパッチの位置情報を受け付ける制御部11がカラーパッチ位置情報受信部として機能することになる。
以上の実施形態1によれば以下の効果を奏する。
実施形態1では、カラーセンサー100を用紙搬送方向に直交する方向に移動自在にするとともに、カラーセンサー100の長手方向が用紙搬送方向に沿う方向または用紙搬送方向に直交する方向のいずれかの向きとなるように変更することとした。これにより搬送されている用紙200上のどの部分からでもカラーパッチを読み取ることができる。したがって、カラーパッチを用紙200のどこに配置(印刷)しても、インライン測色することができるようになり、ユーザーは画像形成装置内部に設けられているカラーセンサー100の位置を気にすることなく、印刷する画像に合わせてカラーパッチを配置してインライン側色と、その結果による色補正を行うことができるようになる。
なお、カラーセンサー100の向きは、その長手方向が用紙搬送方向に沿う方向または用紙搬送方向に直交する方向のいずれかだけでなく、そのほか用紙搬送方向に対して垂直以外の角度を持ったようにしてもよい。すなわち、カラーパッチを用紙端に対して斜めに配置した場合でも、本実施形態ではモーターの回転を制御することで対応することができる。また、カラーパッチの印刷位置は、図6または7に示した位置に限定されるものではなく、これまでの説明のとおり用紙上のどこにあってもよい。
[実施形態2]
近年の画像形成装置は、印刷速度が速くなっており、用紙搬送速度に対して測色時の画像読み取り速度が間に合わない可能性がある。そこで、本実施形態2では、測色を優先して、確実にインライン測色を行うための処理形態である。ここでは本実施形態2における処理手順を説明する。なお、本実施形態2の装置構成は実施形態1と同じである。また、PC30におけるカラーパッチ作成処理も実施形態1と同じである。したがってこれらの説明は省略する。
図11は、実施形態2における画像形成装置のインライン測色処理手順を示すフローチャートである。
実施形態2においても、S11〜S15の処理は実施形態1と同様である。すなわち、CPU21は、印刷ジョブの受信(S11)、カラーパッチがある場合(S12:YSE)に、カラーパッチ情報を取り出し(S13)、用紙200上でカラーパッチがどこに来るか解析し(S14)、その位置へカラーセンサー100を移動、回転させる(S15)。
その後、本実施形態2では、CPU21は、用紙搬送を停止する必要があるか否かを判断する(S20)。この判断は、S13で取り出したカラーパッチ情報のなかの各色の大きさ、装置固有の用紙搬送速度、およびカラーセンサー100が読み取りに要する時間から判断することになる。用紙搬送速度Vは画像形成装置固有の速度でありあらかじめわかっている。同様に、カラーセンサー100の読み取りに要する時間tも固有のものでありわかっている。一方、カラーパッチの各色の大きさは、PC30側でカラーパッチを作成したときに決められていて、横x×縦yである(実施形態1のPC30でのカラーパッチ作成処理の図10参照)。
これらから、カラーパッチ内の1つの色がカラーセンサー100を通過する時間が、カラーセンサー100の読み取りに要する時間tよりも短ければ用紙200の搬送を停止させるものと判断すればよい。すなわち下記(1)または(2)式を満たす場合は用紙200の搬送を停止させると判断する。
カラーパッチの長手方向(X方向とする)が用紙搬送方向と同じ場合(図4と同様にカラーパッチが配置されている場合)、
x/V<t …(1)
カラーパッチの長手方向(X方向とする)向が用紙搬送方向と垂直方向の場合(図5と同様にカラーパッチが配置されている場合)、
y/V<t …(2)
となる。
S20において、搬送停止の必要がないと判断されたなら(S20:NO)、そのまま、印刷(S16)へ進み以降の処理を継続することになる。この場合、印刷後はS22において搬送フラグがオフであると判断されて(S22:NO)、用紙搬送を止めることなくカラーパッチの測色(S27)が実行されて行くことになる。これは実施形態1と同様の処理となる。
一方、S20において、搬送停止が必要と判断されたなら(S20:YES)、続いてCPU21は、搬送停止フラグをオンにする(S21)。その後、印刷(S16)へ進み以降の処理を継続することになる。この場合、CPU21は、印刷後はS22において搬送フラグがオンであると判断されるので(S22:YES)、用紙搬送を一時停止させて、カラーパッチによる測色(S23)を行うことになる。測色(S23)後、CPU21は、用紙搬送を再開して(S24)、印刷用紙を出力する。
測色後、CPU21は、必要に応じて色補正(S18)を行う。以後、すべての印刷が終了するまでS12へ戻り、処理を継続することになる。
ここで、S23において用紙搬送を止める場合、図1を参照して、たとえば印刷後に第1搬送路161中の用紙搬送方向先端側にあるローラー161aを停止させる(印刷前から停止させておいても良い)。これにより用紙搬送方向後端にあるローラー161bにより印刷後の用紙200が搬送されても、ローラー161aが停止しているため、用紙200はローラー161aに当たって停止する。すなわちローラー161aがストッパー代わりになる。ローラー161aとカラーセンサー100は、あらかじめローラー161aで用紙200が停止した状態で、カラーセンサー100によりカラーパッチを読み取ることができる位置に調整しておく。
なお、ローラー161aと161bの間は、用紙200の搬送方向の長さより長くなるように配置するか、ローラー161a停止中はローラー161bが空転(用紙を送り出さない状態)となるようにしておく。なぜなら、ローラー161aが停止しているときに、ローラー161bが回転中で用紙200を押し出してしまうと、用紙200の先端側はローラー161aによってつかえているために、後ろから押されるとしわがよってしまうおそれがあるためである。このローラー161aが搬送停止部として機能することになる。
そのほかS23において用紙搬送と停止させるためには、たとえば、別途カラーセンサー100によりカラーパッチを読み取ることができる位置で用紙200を停止させるストッパーなどを配置してもよい(この場合ストッパーが搬送停止部となる)。また、両面印刷に使用する用紙反転装置(不図示)を利用することでも用紙搬送を一時的に停止することができる(この場合用紙反転装置が搬送停止部となる)。この場合、用紙反転装置内に入った用紙200は、入ってきた方向とは反対方向に搬送されるため(スイッチバックという)、その時点で一時停止する時間がある。この一時停止時間を利用できるようにカラーセンサー100を配置すれば、停止時間中にカラーパッチの読み取りを行うことが可能になる。
なお、上述した手順においては、用紙の搬送を停止することとしたが、用紙200の搬送速度を可変できる画像形成装置であれば、用紙200の搬送を停止する代わりに、用紙200の搬送速度をカラーセンサー100がカラーパッチを確実に読み取れる速度以下となるように変更してもよい。この場合、用紙200の搬送速度を遅らせるように制御する制御部11が搬送遅延部として機能することになる。
また、本実施形態2においても、実施形態1同様に、すべての用紙200に対してカラーパッチを印刷して測色する必要はなく、たとえば、数十枚や数百枚、あるいは数千枚に1枚など、複数枚ごとに1枚程度カラーパッチを印刷して測色するようにしてもよい。その場合、本実施形態2では、用紙搬送を停止または遅らせるのは、カラーパッチを印刷した用紙200のみでよい。したがって、複数枚ごとに1枚程度カラーパッチを印刷して測色する場合には、すべての用紙200を測色する場合よりも全体の印刷を早く終了することが可能となる。
また、本実施形態2においても、実施形態1同様にカラーパッチの位置は、操作パネル15から入力するようにしてもよい。さらに実施形態1同様にカラーパッチの位置は、用紙上どこに配置してもよい。
以上説明した実施形態2によれば、実施形態1同様に用紙200上の任意の位置に配置されたカラーパッチを読み取ることができる効果に加えて、以下の効果を奏する。
本実施形態2では、カラーセンサー100によってカラーパッチを読み取るのに要する時間が、用紙200の搬送速度よりも遅い場合には、用紙200の搬送を一時停止、または搬送を遅らせることとした。このため確実にカラーパッチを読み取ることが可能となる。
以上本発明を適用した実施形態を説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。本発明の範囲は、特許請求の範囲に記載された構成によって判断されるものであって、様々な変形形態もまた本発明の範疇である。
10 画像形成装置、
11 制御部、
12 給紙部、
13 印刷部、
14 後処理装置、
15 操作パネル、
16 搬送部、
18 ネットワーク、
21 CPU、
22 ROM、
23 RAM、
24 HDD、
27 ネットワークインターフェース、
30 PC、
100 カラーセンサー、
101 レール、
102 モーター、
103 回転軸、
110 カラーセンサー移動部、
200 用紙、
300 カラーパッチ。

Claims (6)

  1. 用紙にカラーパッチを含む画像を印刷する印刷部と、
    前記カラーパッチの用紙上の位置を受信するカラーパッチ位置情報受信部と、
    前記カラーパッチを読み取るカラーセンサーと、
    前記カラーセンサーを用紙上の任意の位置に移動させるカラーセンサー移動部と、
    前記カラーパッチ位置情報受信部が受信した前記カラーパッチの位置に基づいて、用紙上に印刷された前記カラーパッチを読み取る位置に前記カラーセンサーを移動させて、前記カラーパッチを前記カラーセンサーにより読み取らせる制御部と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記カラーセンサー移動部は、
    前記カラーセンサーを用紙の搬送方向に対して垂直な方向に移動させるカラーセンサー横位置移動部と、
    前記カラーセンサーの長手方向が、用紙搬送方向に沿う方向に対して任意な角度となるように前記カラーセンサーの向きを変更するカラーセンサー向き変更部と、
    を有することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. さらに、用紙を搬送中に前記カラーセンサーが前記カラーパッチを読み取ることができるように用紙の搬送を一時停止させる搬送停止部または用紙の搬送を遅らせる搬送遅延部を有することを特徴とする請求項1または2記載の画像形成装置。
  4. 用紙にカラーパッチを含む画像を印刷する印刷部と、
    前記カラーパッチの用紙上の位置を受信するカラーパッチ位置情報受信部と、
    前記カラーパッチを読み取るカラーセンサーと、
    前記カラーセンサーを用紙上の任意の位置に移動させるカラーセンサー移動部と、
    を有する画像形成装置の制御方法であって、
    前記カラーパッチ位置情報受信部により前記カラーパッチの位置を受信する段階と、
    受信した前記カラーパッチの位置に基づいて、用紙上に印刷された前記カラーパッチを読み取る位置に前記カラーセンサーを移動させる段階と、
    前記カラーセンサーにより前記カラーパッチを読み取らせる段階と、
    を有することを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  5. 前記カラーセンサーを移動させる段階は、
    前記カラーセンサーを、用紙搬送方向に対して垂直な位置におけるカラーパッチの位置まで移動させる段階と、
    前記カラーセンサーの長手方向が、用紙上のカラーパッチの長手方向に沿う方向となるようにカラーセンサーの向きを変更する段階と、
    を有することを特徴とする請求項4記載の画像形成装置の制御方法。
  6. 前記カラーセンサーにより前記カラーパッチを読み取らせる段階は、
    さらに、用紙を搬送中に前記カラーセンサーが前記カラーパッチを読み取ることができるように用紙の搬送を一時停止または遅延させる段階を有することを特徴とする請求項4または5記載の画像形成装置の制御方法。
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