JP2015205427A - タイヤ構成部材の供給装置、タイヤ構成部材の供給方法、及び、未加硫タイヤの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】定長カットされたタイヤ構成部材を成形ドラム上に精度よく巻き付ける。
【解決手段】タイヤ構成部材Wが後方から供給されて載置される載置部11と、タイヤ構成部材の前端部W1を保持可能で、かつ移動可能に配設された第1保持手段12と、定長カットされたタイヤ構成部材の後端部W2を保持可能で、かつ移動可能に配設された第2保持手段13と、を備え、載置部上に載置されたタイヤ構成部材の前端部の位置を検出する検出手段と、検出手段からのデータに基づいて、タイヤ構成部材の前端部の、予め設定された基準位置K1、K2に対するずれ量A1〜A4を算出し、この算出結果に基づいて、タイヤ構成部材の前端部が基準位置に位置するように、第2保持手段によりタイヤ構成部材の後端部を保持させた状態で、第1保持手段を駆動する制御部と、を備える。
【選択図】図3
【解決手段】タイヤ構成部材Wが後方から供給されて載置される載置部11と、タイヤ構成部材の前端部W1を保持可能で、かつ移動可能に配設された第1保持手段12と、定長カットされたタイヤ構成部材の後端部W2を保持可能で、かつ移動可能に配設された第2保持手段13と、を備え、載置部上に載置されたタイヤ構成部材の前端部の位置を検出する検出手段と、検出手段からのデータに基づいて、タイヤ構成部材の前端部の、予め設定された基準位置K1、K2に対するずれ量A1〜A4を算出し、この算出結果に基づいて、タイヤ構成部材の前端部が基準位置に位置するように、第2保持手段によりタイヤ構成部材の後端部を保持させた状態で、第1保持手段を駆動する制御部と、を備える。
【選択図】図3
Description
本発明は、タイヤ構成部材の供給装置、タイヤ構成部材の供給方法、及び、未加硫タイヤの製造方法に関するものである。
従来から、下記特許文献1に示されるように、定長カットされたタイヤ構成部材を、成形ドラム側の前方に向けて供給するタイヤ構成部材の供給方法が知られている。
しかしながら、前記従来のタイヤ構成部材の供給方法では、タイヤ構成部材が、定長カット後、成形ドラムに巻き付けられるまでの間に収縮変形しやすく、タイヤ構成部材を成形ドラムに精度よく巻き付けるのが困難であるという問題があった。
ここで一般に、定長カットされたタイヤ構成部材のうち、前端部は後端部と比べて、カット後、成形ドラムに巻き付けられるまでの時間が長いため、収縮変形量が大きくなり、この問題が顕著であった。
ここで一般に、定長カットされたタイヤ構成部材のうち、前端部は後端部と比べて、カット後、成形ドラムに巻き付けられるまでの時間が長いため、収縮変形量が大きくなり、この問題が顕著であった。
この発明は、このような事情を考慮してなされたもので、定長カットされたタイヤ構成部材を成形ドラム上に精度よく巻き付けることができるタイヤ構成部材の供給装置、タイヤ構成部材の供給方法、及び、未加硫タイヤの製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決して、このような目的を達成するために、本発明のタイヤ構成部材の供給装置は、タイヤ構成部材を成形ドラム側の前方に向けて供給するタイヤ構成部材の供給装置であって、タイヤ構成部材が後方から供給されて載置される載置部と、前記タイヤ構成部材の前端部を保持可能で、かつ移動可能に配設された第1保持手段と、定長カットされた前記タイヤ構成部材の後端部を保持可能で、かつ移動可能に配設された第2保持手段と、を備え、定長カットされた、前記載置部上の前記タイヤ構成部材を、第1、第2保持手段が保持して前方に供給する構成とされ、前記載置部上に載置された前記タイヤ構成部材の前端部の位置を検出する検出手段と、前記検出手段からのデータに基づいて、前記タイヤ構成部材の前端部の、予め設定された基準位置に対するずれ量を算出し、この算出結果に基づいて、前記タイヤ構成部材の前端部が前記基準位置に位置するように、前記第2保持手段により前記タイヤ構成部材の後端部を保持させた状態で、前記第1保持手段を駆動する制御部と、を備えることを特徴する。
また、本発明のタイヤ構成部材の供給方法は、タイヤ構成部材を成形ドラム側の前方に向けて供給するタイヤ構成部材の供給方法であって、載置部上の、定長カットされたタイヤ構成部材の前端部の位置を検出手段により検出する検出工程と、前記検出手段からのデータに基づいて、前記タイヤ構成部材の前端部の、予め設定された基準位置に対するずれ量を算出する算出工程と、定長カットされたタイヤ構成部材のうち、前端部を第1保持手段により保持し、かつ後端部を第2保持手段により保持する保持工程と、前記第2保持手段により前記タイヤ構成部材の後端部を保持した状態で、前記算出工程で得られた算出結果に基づいて、前記第1保持手段を駆動し、前記タイヤ構成部材の前端部を、予め設定された基準位置に位置させる復元工程と、を有することを特徴とする。
また、本発明の未加硫タイヤの製造方法は、本発明のタイヤ構成部材の供給装置を用い、タイヤ構成部材を成形ドラム側の前方に向けて供給し成形ドラム上に巻き付けて未加硫タイヤを形成することを特徴とする。
また、本発明の未加硫タイヤの製造方法は、本発明のタイヤ構成部材の供給装置を用い、タイヤ構成部材を成形ドラム側の前方に向けて供給し成形ドラム上に巻き付けて未加硫タイヤを形成することを特徴とする。
本発明によれば、制御部が、検出手段からのデータに基づいて、タイヤ構成部材の前端部の、予め設定された基準位置に対するずれ量を算出し、この算出結果に基づいて、タイヤ構成部材の前端部が前記基準位置に位置するように、第1保持手段を駆動するので、タイヤ構成部材を成形ドラム上に巻き付けるのに先立って、タイヤ構成部材の前端部を前記基準位置に位置させることができる。
この際、第2保持手段がタイヤ構成部材の後端部を保持した状態で、第1保持手段が駆動するので、定長カットされたタイヤ構成部材が収縮変形していても、この変形を解消して、タイヤ構成部材を、基準となる大きさ及び形状に復元することができる。
以上より、定長カットされたタイヤ構成部材を、基準の大きさで基準位置に位置させた状態で成形ドラムに供給することが可能になり、定長カットされたタイヤ構成部材を成形ドラム上に精度よく巻き付けることができる。
また、第1、第2保持手段が、タイヤ構成部材を前述のように復元等させるだけでなく、定長カットされた、載置部上のタイヤ構成部材を保持して前方に供給するので、タイヤ構成部材を前述の復元等の後すぐに前方に向けて供給することが可能になり、未加硫タイヤを高効率に形成することができる。
この際、第2保持手段がタイヤ構成部材の後端部を保持した状態で、第1保持手段が駆動するので、定長カットされたタイヤ構成部材が収縮変形していても、この変形を解消して、タイヤ構成部材を、基準となる大きさ及び形状に復元することができる。
以上より、定長カットされたタイヤ構成部材を、基準の大きさで基準位置に位置させた状態で成形ドラムに供給することが可能になり、定長カットされたタイヤ構成部材を成形ドラム上に精度よく巻き付けることができる。
また、第1、第2保持手段が、タイヤ構成部材を前述のように復元等させるだけでなく、定長カットされた、載置部上のタイヤ構成部材を保持して前方に供給するので、タイヤ構成部材を前述の復元等の後すぐに前方に向けて供給することが可能になり、未加硫タイヤを高効率に形成することができる。
ここで、本発明のタイヤ構成部材の供給装置において、前記第1保持手段は、前記タイヤ構成部材の前端部を全長にわたって保持可能に延設されるとともに、上下方向に延び、かつ前記第1保持手段の延設方向の中央部に位置する軸線回り回転可能に配設され、前記制御部は、前記第1保持手段により前記タイヤ構成部材の前端部を保持させる前に予め、前記検出手段からのデータに基づいて、前記第1保持手段の延設方向が、平面視で前記タイヤ構成部材の前端部の延びる方向と一致するように、前記第1保持手段を駆動してもよい。
また、本発明のタイヤ構成部材の供給方法において、前記第1保持手段は、前記タイヤ構成部材の前端部を全長にわたって保持可能に延設されるとともに、上下方向に延び、かつ前記第1保持手段の延設方向の中央部に位置する軸線回り回転可能に配設され、前記保持工程の前に予め、前記第1保持手段を、その延設方向が、平面視で前記タイヤ構成部材の前端部の延びる方向と一致するように駆動する位置決め工程を有してもよい。
また、本発明のタイヤ構成部材の供給方法において、前記第1保持手段は、前記タイヤ構成部材の前端部を全長にわたって保持可能に延設されるとともに、上下方向に延び、かつ前記第1保持手段の延設方向の中央部に位置する軸線回り回転可能に配設され、前記保持工程の前に予め、前記第1保持手段を、その延設方向が、平面視で前記タイヤ構成部材の前端部の延びる方向と一致するように駆動する位置決め工程を有してもよい。
この場合、第1保持手段が、その延設方向を平面視でタイヤ構成部材の前端部の延びる方向と一致させた状態で、タイヤ構成部材の前端部を保持するので、その後、検出手段からのデータに基づいて、第1保持手段を軸線回りに回転させたときに、タイヤ構成部材の前端部における前端縁を、前記基準位置に位置させやすくなり、タイヤ構成部材を成形ドラム上に巻き付けたときに、その前端部及び後端部それぞれの幅方向の位置が互いにずれる、いわゆる段ずれが生ずるのを抑制することができる。
また、本発明のタイヤ構成部材の供給装置において、前記制御部は、前記第1保持手段により前記タイヤ構成部材の前端部を保持させる前に予め、前記検出手段からのデータに基づいて、前記軸線が、前記タイヤ構成部材の前端部における中央部に位置するように、前記第1保持手段を駆動してもよい。
また、本発明のタイヤ構成部材の供給方法において、前記位置決め工程は、前記軸線が、前記タイヤ構成部材の前端部における中央部に位置するように、前記第1保持手段を駆動してもよい。
また、本発明のタイヤ構成部材の供給方法において、前記位置決め工程は、前記軸線が、前記タイヤ構成部材の前端部における中央部に位置するように、前記第1保持手段を駆動してもよい。
この場合、第1保持手段が、前記軸線をタイヤ構成部材の前端部における中央部に位置させた状態で、タイヤ構成部材の前端部を保持するので、その後、検出手段からのデータに基づいて、第1保持手段を軸線回りに回転させたときに、タイヤ構成部材の前端部における前端縁を、前記基準位置に確実に位置させることができる。
また、本発明のタイヤ構成部材の供給装置において、前記制御部は、前記第1保持手段を駆動して、前記タイヤ構成部材の前端部を前記基準位置に位置させるに際し、前記第1、第2保持手段を上昇させ、前記タイヤ構成部材を前記載置部から上方に離間させておいてもよい。
また、本発明のタイヤ構成部材の供給方法において、前記復元工程は、前記タイヤ構成部材を前記載置部から上方に離間させた状態で、前記第1保持手段を駆動して、前記タイヤ構成部材の前端部を前記基準位置に位置させてもよい。
また、本発明のタイヤ構成部材の供給方法において、前記復元工程は、前記タイヤ構成部材を前記載置部から上方に離間させた状態で、前記第1保持手段を駆動して、前記タイヤ構成部材の前端部を前記基準位置に位置させてもよい。
この場合、タイヤ構成部材の前端部を前記基準位置に位置させるに際し、タイヤ構成部材を載置部から上方に離間させておくので、タイヤ構成部材の前端部を前記基準位置に容易かつ高精度に位置させることができる。
また、タイヤ構成部材を載置部から上方に離間させた状態で、タイヤ構成部材の前端部を前記基準位置に位置させるので、未加硫タイヤの製造効率が高められるだけでなく、第1保持手段の成形ドラムに対する芯出し精度が確保されていれば、タイヤ構成部材の前端部の成形ドラムに対する位置が、載置部の成形ドラムに対する芯出し精度とは無関係に精度よく決められることとなり、本供給装置の据え付け、立ち上げ工数を低減することができる。
また、タイヤ構成部材を載置部から上方に離間させた状態で、タイヤ構成部材の前端部を前記基準位置に位置させるので、未加硫タイヤの製造効率が高められるだけでなく、第1保持手段の成形ドラムに対する芯出し精度が確保されていれば、タイヤ構成部材の前端部の成形ドラムに対する位置が、載置部の成形ドラムに対する芯出し精度とは無関係に精度よく決められることとなり、本供給装置の据え付け、立ち上げ工数を低減することができる。
また、本発明のタイヤ構成部材の供給装置において、前記検出手段は、前記載置部上に載置された前記タイヤ構成部材の後端部の位置を検出し、前記制御部は、前記検出手段からのデータに基づいて、前記タイヤ構成部材の後端部の、予め設定された基準位置に対するずれ量を算出し、この算出結果に基づいて、前記タイヤ構成部材の後端部が前記基準位置に位置するように、前記第2保持手段を駆動してもよい。
また、本発明のタイヤ構成部材の供給方法において、前記検出工程は、前記載置部上の、定長カットされた前記タイヤ構成部材の後端部の位置を前記検出手段により検出し、前記算出工程は、前記検出手段からのデータに基づいて、前記タイヤ構成部材の後端部の、予め設定された基準位置に対するずれ量を算出し、前記復元工程は、前記算出工程で得られた算出結果に基づいて、前記第2保持手段を駆動し、前記タイヤ構成部材の後端部を、予め設定された基準位置に位置させてもよい。
また、本発明のタイヤ構成部材の供給方法において、前記検出工程は、前記載置部上の、定長カットされた前記タイヤ構成部材の後端部の位置を前記検出手段により検出し、前記算出工程は、前記検出手段からのデータに基づいて、前記タイヤ構成部材の後端部の、予め設定された基準位置に対するずれ量を算出し、前記復元工程は、前記算出工程で得られた算出結果に基づいて、前記第2保持手段を駆動し、前記タイヤ構成部材の後端部を、予め設定された基準位置に位置させてもよい。
この場合、タイヤ構成部材の前端部のみならず後端部も、第2保持手段により前記基準位置に位置させるので、定長カットされたタイヤ構成部材を成形ドラム上により一層精度よく巻き付けることができる。
この発明によれば、定長カットされたタイヤ構成部材を成形ドラム上に精度よく巻き付けることができる。
以下、本発明に係るタイヤ構成部材の供給装置の一実施形態を、図1〜図6を参照しながら説明する。
タイヤ構成部材Wの供給装置1は、タイヤ構成部材Wが後方から供給されて載置される載置部11と、タイヤ構成部材Wの前端部W1を保持可能で、かつ移動可能に配設された第1保持手段12と、定長カットされたタイヤ構成部材Wの後端部W2を保持可能で、かつ移動可能に配設された第2保持手段13と、を備え、定長カットされた、載置部11上のタイヤ構成部材Wを、第1、第2保持手段12、13が保持して前方に供給する構成となっている。
タイヤ構成部材Wの供給装置1は、タイヤ構成部材Wが後方から供給されて載置される載置部11と、タイヤ構成部材Wの前端部W1を保持可能で、かつ移動可能に配設された第1保持手段12と、定長カットされたタイヤ構成部材Wの後端部W2を保持可能で、かつ移動可能に配設された第2保持手段13と、を備え、定長カットされた、載置部11上のタイヤ構成部材Wを、第1、第2保持手段12、13が保持して前方に供給する構成となっている。
さらにこの供給装置1は、載置部11上に載置されたタイヤ構成部材Wの前端部W1及び後端部W2の各位置を検出する検出手段14と、第1保持手段12によりタイヤ構成部材Wの前端部W1を保持させ、かつ第2保持手段13によりタイヤ構成部材Wの後端部W2を保持させた状態で、検出手段14からのデータに基づいて、第1、第2保持手段12、13を駆動する制御部と、を備えている。
なお、この供給装置1の後方には、長尺状のタイヤ構成部材Wが巻き取られたロール体をその軸線回りに回転させつつ、タイヤ構成部材Wを載置部11側の前方に向けて繰り出す図示されない繰り出し装置と、繰り出し装置と載置部11との間に配設され、タイヤ構成部材Wを定長カットする図示されない切断装置と、が配設されている。
なお、この供給装置1の後方には、長尺状のタイヤ構成部材Wが巻き取られたロール体をその軸線回りに回転させつつ、タイヤ構成部材Wを載置部11側の前方に向けて繰り出す図示されない繰り出し装置と、繰り出し装置と載置部11との間に配設され、タイヤ構成部材Wを定長カットする図示されない切断装置と、が配設されている。
載置部11は、前後方向に延設され、鉛直方向の上方を向く載置面を有しており、前記繰り出し装置から繰り出されたタイヤ構成部材Wを、その表裏面を鉛直方向に向けた状態で鉛直方向の下方から支持する。
なお、タイヤ構成部材Wは、内部に、水平方向のうち、一方向に沿って延びるコードが、一方向に直交する他方向に複数連ねられた状態で埋設されたシート体であってもよいし、コードが埋設されていないシート体であってもよい。また、コードは、例えば、水平方向のうち、前後方向に沿って延在してもよいし、前後方向に直交する左右方向に延在してもよい。
なお、タイヤ構成部材Wは、内部に、水平方向のうち、一方向に沿って延びるコードが、一方向に直交する他方向に複数連ねられた状態で埋設されたシート体であってもよいし、コードが埋設されていないシート体であってもよい。また、コードは、例えば、水平方向のうち、前後方向に沿って延在してもよいし、前後方向に直交する左右方向に延在してもよい。
第1保持手段12及び第2保持手段13はそれぞれ、前後方向、左右方向、及び上下方向に移動可能に配設されている。第1保持手段12はタイヤ構成部材Wの前端部W1を、第2保持手段13はタイヤ構成部材Wの後端部W2を、それぞれ全長にわたって保持可能に延設されている。第1保持手段12及び第2保持手段13は、タイヤ構成部材Wの幅方向に延在している。第1保持手段12及び第2保持手段13は、図3に示されるように、上下方向に延び、かつそれぞれの延設方向の中央部に位置する軸線O1、O2回りに各別に回転可能に配設されている。前記軸線O1、O2は、第1、第2保持手段12、13における前後方向の中央部に位置している。
第1保持手段12は、第2保持手段13より前方に位置している。第1、第2保持手段12、13それぞれにおいて、下方の前記載置面を向く吸引面には、バキュームパッド12a、13aが配設されていて、バキュームパッド12a、13aの吸引力によってタイヤ構成部材Wが保持される。なお、バキュームパッド12a、13aに代えて、例えばマグネット等を採用してもよい。第1、第2保持手段12、13の吸引面には、バキュームパッド12a、13aが、この吸引面の全域にわたって多数配設されており、定長カットされたタイヤ構成部材Wにおける前後方向の両端部W1、W2を前記左右方向の全域にわたって吸引する。
第1、第2保持手段12、13は、載置部11の上方に前後方向に延設された図示されない左右一対のガイドレールに、前後方向に進退可能に架設されている。第1、第2保持手段12、13は、前進移動したときに、載置部11の前方に位置する成形ドラムDの上方に到達する。第1保持手段12は、タイヤ構成部材Wの前端部W1を成形ドラムDの外周面上に載置する。第2保持手段13は、成形ドラムD上にタイヤ構成部材Wが巻き付けられる過程において、タイヤ構成部材Wの後端部W2が成形ドラムD上に巻き付けられる際に、成形ドラムDに向けて下降する。
検出手段14は、前後方向に移動可能に配設されており、1台の検出手段14で、タイヤ構成部材Wの前端部W1及び後端部W2双方の位置を検出する。検出手段14としては、例えばカメラやレーザー等が挙げられる。また、検出手段14は複数配設してもよい。
本実施形態では、検出手段14は、タイヤ構成部材Wにおける前端部W1の前端縁、及び後端部W2の後端縁それぞれにおける左右方向の両端の位置を特定する。すなわち、検出手段14は、定長カットされたタイヤ構成部材Wの四隅の角部W3、W4、W5、W6の位置を特定する。
本実施形態では、検出手段14は、タイヤ構成部材Wにおける前端部W1の前端縁、及び後端部W2の後端縁それぞれにおける左右方向の両端の位置を特定する。すなわち、検出手段14は、定長カットされたタイヤ構成部材Wの四隅の角部W3、W4、W5、W6の位置を特定する。
次に、以上のように構成されたタイヤ構成部材Wの供給装置1の作用について説明する。
まず、図1に示されるように、第1、第2保持手段12、13を、載置部11より前方の成形ドラムD上に位置させ、かつ検出手段14を、載置部11上に位置するタイヤ構成部材Wの前端部W1の上方に位置させる。そして、検出手段14により、図3に示されるように、タイヤ構成部材Wの前端部W1における2つの角部W3、W4の位置を検出する。
次に、図2に示されるように、第1、第2保持手段12、13を後方に移動させて載置部11の上方に位置させ、かつ検出手段14を後方に移動させ、定長カットされたタイヤ構成部材Wの後端部W2の上方に位置させる。そして、検出手段14により、図3に示されるように、タイヤ構成部材Wの後端部W2における2つの角部W5、W6の位置を検出する(検出工程)。
次に、図2に示されるように、第1、第2保持手段12、13を後方に移動させて載置部11の上方に位置させ、かつ検出手段14を後方に移動させ、定長カットされたタイヤ構成部材Wの後端部W2の上方に位置させる。そして、検出手段14により、図3に示されるように、タイヤ構成部材Wの後端部W2における2つの角部W5、W6の位置を検出する(検出工程)。
次に、制御部において、検出手段14からの、タイヤ構成部材Wにおける前端部W1及び後端部W2双方の位置のデータに基づいて、タイヤ構成部材Wの前端部W1における2つの角部W3、W4の、予め設定された基準位置K1、K2に対するずれ量A1、A2、A3、A4、並びに後端部W2における2つの角部W5、W6の、予め設定された基準位置K3、K4に対するずれ量B1、B2、B3、B4を算出する(算出工程)。この際、制御部は、定長カットされたタイヤ構成部材Wの四隅の角部W3〜W6における各ずれ量A1〜A4、B1〜B4を、前後方向及び左右方向の双方向について各別に算出する。
また、制御部は、検出手段14からのデータに基づいて、図4に示されるように、第1保持手段12の延設方向が、平面視でタイヤ構成部材Wの前端部W1の延びる方向と一致し、かつ前記軸線O1が、タイヤ構成部材Wの前端部W1における中央部に位置するように、第1保持手段12を駆動する(位置決め工程)。この際、前記軸線O1を、タイヤ構成部材Wの前端部W1における前端縁上に位置させる。
さらに、第2保持手段13についても第1保持手段12と同様に、タイヤ構成部材Wの後端部W2において行う。
次に、第1、第2保持手段12、13を下降させ、バキュームパッド12a、13aによってタイヤ構成部材Wの前端部W1及び後端部W2を前記左右方向の全域にわたって各別に吸引して保持した(保持工程)後に、第1、第2保持手段12、13をタイヤ構成部材Wとともに上昇させ、タイヤ構成部材Wを載置部11から上方に離間させる。
さらに、第2保持手段13についても第1保持手段12と同様に、タイヤ構成部材Wの後端部W2において行う。
次に、第1、第2保持手段12、13を下降させ、バキュームパッド12a、13aによってタイヤ構成部材Wの前端部W1及び後端部W2を前記左右方向の全域にわたって各別に吸引して保持した(保持工程)後に、第1、第2保持手段12、13をタイヤ構成部材Wとともに上昇させ、タイヤ構成部材Wを載置部11から上方に離間させる。
そして、制御部は、第1、第2保持手段12、13を駆動することによって、図5に示されるように、タイヤ構成部材Wの四隅の角部W3〜W6をそれぞれ、基準位置K1〜K4に位置させ、前述のずれ量A1〜A4、B1〜B4をなくす(復元工程)。
これにより、タイヤ構成部材Wが収縮変形していた場合には、その変形が解消され、また、タイヤ構成部材Wの位置がずれていた場合には、そのずれが解消される。
次に、第1、第2保持手段12、13によりこのタイヤ構成部材Wを前方に移動させ、図6に示されるように、タイヤ構成部材Wの前端部W1を第1保持手段12により成形ドラムD上に載置する。その後、成形ドラムDをその軸線回りに回転させながら、タイヤ構成部材Wを巻き付けることで、未加硫タイヤを形成する。なお、タイヤ構成部材Wの後端部W2が成形ドラムD上に巻き付けられる際に、第2保持手段13を成形ドラムDに向けて下降させる。
これにより、タイヤ構成部材Wが収縮変形していた場合には、その変形が解消され、また、タイヤ構成部材Wの位置がずれていた場合には、そのずれが解消される。
次に、第1、第2保持手段12、13によりこのタイヤ構成部材Wを前方に移動させ、図6に示されるように、タイヤ構成部材Wの前端部W1を第1保持手段12により成形ドラムD上に載置する。その後、成形ドラムDをその軸線回りに回転させながら、タイヤ構成部材Wを巻き付けることで、未加硫タイヤを形成する。なお、タイヤ構成部材Wの後端部W2が成形ドラムD上に巻き付けられる際に、第2保持手段13を成形ドラムDに向けて下降させる。
以上説明したように、本実施形態によるタイヤ構成部材Wの供給装置1、タイヤ構成部材Wの供給方法、及び、未加硫タイヤの製造方法によれば、制御部が、検出手段14からのデータに基づいて、タイヤ構成部材Wの前端部W1の、予め設定された基準位置K1、K2に対するずれ量A1〜A4を算出し、この算出結果に基づいて、タイヤ構成部材Wの前端部W1が前記基準位置K1、K2に位置するように、第1保持手段12を駆動するので、タイヤ構成部材Wを成形ドラムD上に巻き付けるのに先立って、タイヤ構成部材Wの前端部W1を前記基準位置K1、K2に位置させることができる。
この際、第2保持手段13がタイヤ構成部材Wの後端部W2を保持した状態で、第1保持手段12が駆動するので、定長カットされたタイヤ構成部材Wが収縮変形していても、この変形を解消して、タイヤ構成部材Wを、基準となる大きさ及び形状に復元することができる。
この際、第2保持手段13がタイヤ構成部材Wの後端部W2を保持した状態で、第1保持手段12が駆動するので、定長カットされたタイヤ構成部材Wが収縮変形していても、この変形を解消して、タイヤ構成部材Wを、基準となる大きさ及び形状に復元することができる。
以上より、定長カットされたタイヤ構成部材Wを、基準の大きさで基準位置に位置させた状態で成形ドラムDに供給することが可能になり、定長カットされたタイヤ構成部材Wを成形ドラムD上に精度よく巻き付けることができる。
また、第1、第2保持手段12、13が、タイヤ構成部材Wを前述のように復元等させるだけでなく、定長カットされた、載置部11上のタイヤ構成部材Wを保持して前方に供給するので、タイヤ構成部材Wを前述の復元等の後すぐに前方に向けて供給することが可能になり、未加硫タイヤを高効率に形成することができる。
また、第1、第2保持手段12、13が、タイヤ構成部材Wを前述のように復元等させるだけでなく、定長カットされた、載置部11上のタイヤ構成部材Wを保持して前方に供給するので、タイヤ構成部材Wを前述の復元等の後すぐに前方に向けて供給することが可能になり、未加硫タイヤを高効率に形成することができる。
また、第1保持手段12が、その延設方向を平面視でタイヤ構成部材Wの前端部W1の延びる方向と一致させた状態で、タイヤ構成部材Wの前端部W1を保持するので、その後、検出手段14からのデータに基づいて、第1保持手段12を軸線O1回りに回転させたときに、タイヤ構成部材Wの前端部W1における前端縁を、前記基準位置K1、K2に位置させやすくなり、タイヤ構成部材Wを成形ドラムD上に巻き付けたときに、その前端部W1及び後端部W2それぞれの幅方向の位置が互いにずれる、いわゆる段ずれが生ずるのを抑制することができる。
また、第1保持手段12が、前記軸線O1をタイヤ構成部材Wの前端部W1における中央部に位置させた状態で、タイヤ構成部材Wの前端部W1を保持するので、その後、検出手段14からのデータに基づいて、第1保持手段12を軸線O1回りに回転させたときに、タイヤ構成部材Wの前端部W1における前端縁を、前記基準位置K1、K2に確実に位置させることができる。
また、第1保持手段12が、前記軸線O1をタイヤ構成部材Wの前端部W1における中央部に位置させた状態で、タイヤ構成部材Wの前端部W1を保持するので、その後、検出手段14からのデータに基づいて、第1保持手段12を軸線O1回りに回転させたときに、タイヤ構成部材Wの前端部W1における前端縁を、前記基準位置K1、K2に確実に位置させることができる。
また、タイヤ構成部材Wの前端部W1を前記基準位置K1、K2に位置させるに際し、タイヤ構成部材Wを載置部11から上方に離間させておくので、タイヤ構成部材Wの前端部W1を前記基準位置K1、K2に容易かつ高精度に位置させることができる。
また、タイヤ構成部材Wを載置部11から上方に離間させた状態で、タイヤ構成部材Wの前端部W1を前記基準位置K1、K2に位置させるので、未加硫タイヤの製造効率が高められるだけでなく、第1保持手段12の成形ドラムDに対する芯出し精度が確保されていれば、タイヤ構成部材Wの前端部W1の成形ドラムDに対する位置が、載置部11の成形ドラムDに対する芯出し精度とは無関係に精度よく決められることとなり、本供給装置1の据え付け、立ち上げ工数を低減することができる。
また、タイヤ構成部材Wを載置部11から上方に離間させた状態で、タイヤ構成部材Wの前端部W1を前記基準位置K1、K2に位置させるので、未加硫タイヤの製造効率が高められるだけでなく、第1保持手段12の成形ドラムDに対する芯出し精度が確保されていれば、タイヤ構成部材Wの前端部W1の成形ドラムDに対する位置が、載置部11の成形ドラムDに対する芯出し精度とは無関係に精度よく決められることとなり、本供給装置1の据え付け、立ち上げ工数を低減することができる。
さらに、本実施形態では、タイヤ構成部材Wの前端部W1のみならず後端部W2も、第2保持手段13により前記基準位置K3、K4に位置させるので、定長カットされたタイヤ構成部材Wを成形ドラムD上により一層精度よく巻き付けることができる。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、前記実施形態では、タイヤ構成部材Wの前端部W1及び後端部W2のうち、前記基準位置K1〜K4に位置させる部分として、四隅の角部W3〜W6を示したが、タイヤ構成部材Wの前端部W1及び後端部W2それぞれにおける他の部分を基準位置に位置させるようにしてもよい。
また、前記実施形態では、タイヤ構成部材Wの前端部W1のみならず後端部W2も、第2保持手段13を駆動して前記基準位置K3、K4に位置させる構成を示したが、第1保持手段12のみを駆動しタイヤ構成部材Wの前端部W1を前記基準位置K1、K2に位置させるようにしてもよい。
また、第1、第2保持手段12、13を複数ずつ配設し、例えば、2つの第1保持手段12と2つの第2保持手段13とにより、タイヤ構成部材Wの四隅の角部W3〜W6を各別に保持させてもよい。
また、前記実施形態では、タイヤ構成部材Wの前端部W1のみならず後端部W2も、第2保持手段13を駆動して前記基準位置K3、K4に位置させる構成を示したが、第1保持手段12のみを駆動しタイヤ構成部材Wの前端部W1を前記基準位置K1、K2に位置させるようにしてもよい。
また、第1、第2保持手段12、13を複数ずつ配設し、例えば、2つの第1保持手段12と2つの第2保持手段13とにより、タイヤ構成部材Wの四隅の角部W3〜W6を各別に保持させてもよい。
また、第1保持手段12がタイヤ構成部材Wの前端部W1を保持するタイミング、並びに、検出手段14がタイヤ構成部材Wの前端部W1の位置を検出するタイミングは、タイヤ構成部材Wが定長カットされ、後端部W2が形成された後であってもよいし前であってもよい。
また、タイヤ構成部材Wの後端部W2側を成形ドラムD上に巻き付けるに際し、第2保持手段13は、載置部11より前方に位置しなくてもよい。
また、タイヤ構成部材Wの後端部W2側を成形ドラムD上に巻き付けるに際し、第2保持手段13は、載置部11より前方に位置しなくてもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
1 タイヤ構成部材の供給装置
11 載置部
12 第1保持手段
13 第2保持手段
14 検出手段
A1〜A4、B1〜B4 ずれ量
D 成形ドラム
K1〜K4 基準位置
O1、O2 軸線
W タイヤ構成部材
W1 前端部
W2 後端部
11 載置部
12 第1保持手段
13 第2保持手段
14 検出手段
A1〜A4、B1〜B4 ずれ量
D 成形ドラム
K1〜K4 基準位置
O1、O2 軸線
W タイヤ構成部材
W1 前端部
W2 後端部
Claims (11)
- タイヤ構成部材を成形ドラム側の前方に向けて供給するタイヤ構成部材の供給装置であって、
タイヤ構成部材が後方から供給されて載置される載置部と、
前記タイヤ構成部材の前端部を保持可能で、かつ移動可能に配設された第1保持手段と、
定長カットされた前記タイヤ構成部材の後端部を保持可能で、かつ移動可能に配設された第2保持手段と、を備え、
定長カットされた、前記載置部上の前記タイヤ構成部材を、第1、第2保持手段が保持して前方に供給する構成とされ、
前記載置部上に載置された前記タイヤ構成部材の前端部の位置を検出する検出手段と、
前記検出手段からのデータに基づいて、前記タイヤ構成部材の前端部の、予め設定された基準位置に対するずれ量を算出し、この算出結果に基づいて、前記タイヤ構成部材の前端部が前記基準位置に位置するように、前記第2保持手段により前記タイヤ構成部材の後端部を保持させた状態で、前記第1保持手段を駆動する制御部と、を備えることを特徴するタイヤ構成部材の供給装置。 - 前記第1保持手段は、前記タイヤ構成部材の前端部を全長にわたって保持可能に延設されるとともに、上下方向に延び、かつ前記第1保持手段の延設方向の中央部に位置する軸線回り回転可能に配設され、
前記制御部は、前記第1保持手段により前記タイヤ構成部材の前端部を保持させる前に予め、前記検出手段からのデータに基づいて、前記第1保持手段の延設方向が、平面視で前記タイヤ構成部材の前端部の延びる方向と一致するように、前記第1保持手段を駆動することを特徴する請求項1に記載のタイヤ構成部材の供給装置。 - 前記制御部は、前記第1保持手段により前記タイヤ構成部材の前端部を保持させる前に予め、前記検出手段からのデータに基づいて、前記軸線が、前記タイヤ構成部材の前端部における中央部に位置するように、前記第1保持手段を駆動することを特徴する請求項2に記載のタイヤ構成部材の供給装置。
- 前記制御部は、前記第1保持手段を駆動して、前記タイヤ構成部材の前端部を前記基準位置に位置させるに際し、前記第1、第2保持手段を上昇させ、前記タイヤ構成部材を前記載置部から上方に離間させておくことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のタイヤ構成部材の供給装置。
- 前記検出手段は、前記載置部上に載置された前記タイヤ構成部材の後端部の位置を検出し、
前記制御部は、前記検出手段からのデータに基づいて、前記タイヤ構成部材の後端部の、予め設定された基準位置に対するずれ量を算出し、この算出結果に基づいて、前記タイヤ構成部材の後端部が前記基準位置に位置するように、前記第2保持手段を駆動することを特徴する請求項1から4のいずれか1項にタイヤ構成部材の供給装置。 - タイヤ構成部材を成形ドラム側の前方に向けて供給するタイヤ構成部材の供給方法であって、
載置部上の、定長カットされたタイヤ構成部材の前端部の位置を検出手段により検出する検出工程と、
前記検出手段からのデータに基づいて、前記タイヤ構成部材の前端部の、予め設定された基準位置に対するずれ量を算出する算出工程と、
定長カットされたタイヤ構成部材のうち、前端部を第1保持手段により保持し、かつ後端部を第2保持手段により保持する保持工程と、
前記第2保持手段により前記タイヤ構成部材の後端部を保持した状態で、前記算出工程で得られた算出結果に基づいて、前記第1保持手段を駆動し、前記タイヤ構成部材の前端部を、予め設定された基準位置に位置させる復元工程と、を有することを特徴とするタイヤ構成部材の供給方法。 - 前記第1保持手段は、前記タイヤ構成部材の前端部を全長にわたって保持可能に延設されるとともに、上下方向に延び、かつ前記第1保持手段の延設方向の中央部に位置する軸線回り回転可能に配設され、
前記保持工程の前に予め、前記第1保持手段を、その延設方向が、平面視で前記タイヤ構成部材の前端部の延びる方向と一致するように駆動する位置決め工程を有することを特徴する請求項6に記載のタイヤ構成部材の供給方法。 - 前記位置決め工程は、前記軸線が、前記タイヤ構成部材の前端部における中央部に位置するように、前記第1保持手段を駆動することを特徴する請求項7に記載のタイヤ構成部材の供給方法。
- 前記復元工程は、前記タイヤ構成部材を前記載置部から上方に離間させた状態で、前記第1保持手段を駆動して、前記タイヤ構成部材の前端部を前記基準位置に位置させることを特徴する請求項6から8のいずれか1項に記載のタイヤ構成部材の供給方法。
- 前記検出工程は、前記載置部上の、定長カットされた前記タイヤ構成部材の後端部の位置を前記検出手段により検出し、
前記算出工程は、前記検出手段からのデータに基づいて、前記タイヤ構成部材の後端部の、予め設定された基準位置に対するずれ量を算出し、
前記復元工程は、前記算出工程で得られた算出結果に基づいて、前記第2保持手段を駆動し、前記タイヤ構成部材の後端部を、予め設定された基準位置に位置させることを特徴する請求項6から9のいずれか1項に記載のタイヤ構成部材の供給方法。 - 請求項1から5のいずれか1項に記載のタイヤ構成部材の供給装置を用い、タイヤ構成部材を成形ドラム側の前方に向けて供給し成形ドラム上に巻き付けて未加硫タイヤを形成することを特徴とする未加硫タイヤの製造方法。
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