JP2015205180A - 歯科インプラント体構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】インプラント手術に必要な歯科インプラント体構造を提供する。
【解決手段】歯科インプラント体構造1は本体部、第一ねじ山部11、頭部15、複数の第二ねじ山部12及び複数の側面に設けた溝14を備える。前記本体部は縦方向にドリリングの軸方向Zを有し、前記第一ねじ山部は前記本体部が前記ドリリングの軸方向に沿うそのうちの一端に位置し、前記頭部は前記本体部が前記ドリリングの軸方向に沿うもう一つの端に位置し、前記第二ねじ山部が前記第一ねじ山部より大きなピッチを持ち、横に前記本体部のラジアルサイドに設け、複数の第二ねじ山部がドリリングの軸方向に沿って違う場所に位置し、それぞれの第二ねじ山部が前記歯科インプラント体構造の回転方向Pの異なる両端に切削面123及び集積面124を有する。
【選択図】図1D

Description

本発明は歯科インプラント体構造に係わり、特にインプラント手術に必要な歯科インプラント体構造である。
人々は毎日歯に頼って飲食したり、咀嚼したりすることで、生命を維持する。しかし、毎日の使用に加えて、メンテナンスを怠るので、虫歯に、歯が抜けてしまうことになりかねない。そのため、技術の発達につれて、インプラント手術を受ける必要がある患者も多くなってきて、歯科医院も次々とオープンする。
従来では、インプラント治療の方法はまず歯を抜いてから、三ヵ月後傷口が癒合したら、また手術を受けて副鼻腔の底を持ち上げて、骨補填剤を埋め込む。それから、手術を通して上顎の骨に穴を開けて、骨補填剤を入れる。骨補填剤を入れ終わって、3〜6ヶ月経ってから、また歯槽骨の中にインプラントを入れるというインプラント(implant、人工歯根とも呼ぶ)の埋入手術を行う。最後、また3〜6ヶ月待った後、人工歯を被せて、これでインプラント治療の流れは全部完了する。一般的に言えば、従来のインプラント治療法のクールは約一年半の時間がかかる。
比較的新しめの方法が一つある。例えば、台湾特許出願公開095140364号公報の「美容機能を持つファイブインワン快速インプラント方法」及び台湾特許出願公開099119391号公報の「ファイブインワンインプラント方法及び工具」はそれぞれが幾つの快速インプラント方法を披露した。この方法の精髄は歯を抜くこと、副鼻腔の底を持ち上げること、骨補填剤を埋め込むこと、インプラントを入れること、臨時の人工歯を被せること、この五つのステップを一つのクールの中で完成させる。3、4ヶ月待った後、正式の義歯を入れることができる。従って、上述のインプラント治療法のクールを使えば、約半年の時間だけで患者は新しく入れた義歯で物を食べることができる。前述の方法は侵入性が低いだけでなく成功率も高い。手術を受ける回数も、治療の時間も短縮したので、非常に実用的である
しかし、上述の快速インプラントの目的を実現するために、従来のインプラント体は歯槽骨の中に埋め込む前に、まず、タービン(dental hand piece、あるいはdental drill)を使って、歯槽骨に歩一歩と広める方式で別々に違う直系のドリルでインプラント体を埋め込む穴を開ける。結果として、手術の時間が長くなり、口腔内の創傷が多くなり、深くなり、患者の痛みを延長させてしまう。それに、傷口も癒合しにくい。それ以外、頻繁に歯槽骨を削れば、歯科医師のミス、削り間違い、深すぎる掘削の状況が起こる確率は大幅に上がる。(上顎を深くドリリングしすぎると、副鼻腔を突き抜けてしまう。下顎を深くドリリングしすぎると、顔面神経を切断してしまう)
それ以外、一般的にはインプラント治療を受ける際に、インプラントの周囲の骨の量を増加するために、骨増成を行うことが避けられない。しかし、骨増成手術は歯が抜いている所に骨補填剤を入れなければならないので、余計な骨補填剤の費用が増してしまう。
従って、如何にドリリングと埋入を結びつけ、複数のドリリング、歩一歩と広める埋め込み方法を捨て、インプラント手術の時間と口腔の創傷を減少できるインプラント体、或いは歯科医師がインプラント治療を行う時に歯科の患者自身の骨を骨が欠けている所又は骨が少ない所に導けるインプラント体を設計するかは本技術分野における通常の知識を持つ物の努力目標である
台湾特許出願公開095140364号公報 台湾特許出願公開099119391号公報
本発明の主な目的は歯科医師が一回限りのインプラント治療法で、ドリルの掘削とインプラント(implant、人工歯根とも呼ぶ)を埋め込む動作を結びつけることで、インプラント手術の時間と口腔の創傷を減少して、更に歯科患者が受けた手術の痛みと、インプラント手術の傷口の癒合時間を短縮させることである。
本発明のもう一つの目的は頻繁に歯槽骨を削ったり、ドリリングしたりする歩一歩と広めるインプラント治療法を消去することによって、歯科医師がタービン(dental hand piece、あるいはdental drill)を使って、歯槽骨をドリリングする時に、ミス、削り間違い、深すぎる掘削の状況が起こる確率を下げることである。
本発明のまたもう一つの目的はインプラントを利用して雌ねじの加工を行う時に、骨を骨が足りない所に導いて、骨補填剤を使う確率あるいは需要を減らすことである。
本発明は歯科インプラント体構造であって、縦方向にドリリングの軸方向を有する本体部と、前記本体部がドリリングの軸方向に沿うそのうちの一端に位置する第一ねじ山部と、前記本体部がドリリングの軸方向に沿うもう一つの端に位置する頭部と、前記第一ねじ山部より大きなピッチを持ち、横に前記本体部のラジアルサイドに設け、ドリリングの軸方向に沿って違う場所に位置し、それぞれが前記歯科インプラント体構造の回転方向の異なる両側に切削面及び集積面を有する複数の第二ねじ山部と、前記頭部及び前記本体部のラジアルサイドに設け、前記頭部から複数の切削面及び集積面を通り抜け、前記第一ねじ山部に当接する複数の側面に設けた溝と、を備えることを特徴する歯科インプラント体構造。
本発明はも一種の歯科インプラント体構造であって、縦方向にドリリングの軸方向を有する本体部と、前記本体部がドリリングの軸方向に沿うそのうちの一端に位置する第一ねじ山部と、前記本体部がドリリングの軸方向に沿うもう一つの端に位置する頭部と、前記第一ねじ山部より大きなピッチを持ち、横に前記本体部のラジアルサイドに設け、ドリリングの軸方向に沿って回転し、切り線Jを形成する複数の第二ねじ山部と、前記頭部及び前記本体部のラジアルサイドに設けられ、且つ前記頭部から伸び、前記第一ねじ山部に当接する複数の側面に設けた溝と、ドリリングの軸方向のそのうちの一端に向く前記切り線Jと前記側面に設けた溝の間に挟まれ、且つ角度が90度より小さいか等しい角度Φと、を備えることを特徴する歯科インプラント体構造。
上述のように、前記歯科インプラント体構造は頭部が尖頭を有し、前記尖頭が前記頭部の輪郭に沿い、伸び、傾斜角δを備え、傾斜角δの角度が0≦δ≦30度である。
上述した歯科インプラント体構造ように、前記頭部に近い前記本体部の直径H1が前記頭部から遠く離れた前記本体部の直径H2より小さいか又は等しいのであって、もっと詳細の実施するための形態では前記頭部の周りの側面に設けた溝から前記頭部の最上端までは間隔Sを備え、且つS/H1≦0.3である。
上述した歯科インプラント体構造のように、前記第二ねじ山部は頂部ゾーンを有し、複数の第二ねじ山部の頂部ゾーンは連なり、伸び、交わり、且つ夾角Ψ1を有し、前記本体部は軸方向の断面にΨ2を有し、且つΨ1がΨ2より大きいか又は等しいのであることを特徴する請求項1または2に記載の歯科インプラント体構造。
上述した歯科インプラント体構造のように、前記頭部に近い前記第二ねじ山部の高さは前記頭部から遠く離れた前記第二ねじ山部の高さより小さいか又は等しいのである。
上述した歯科インプラント体構造のように、前記頭部に近い前記側面に設けた溝の横方向の溝幅は前記頭部から遠く離れた前記側面に設けた溝の横方向の溝幅より大きいか又は等しいのである。
上述した歯科インプラント体構造のように、前記頭部に近い前記側面に設けた溝の溝深さは前記頭部から遠く離れた前記側面に設けた溝の溝深さより大きいか又は等しいのである。
上述した歯科インプラント体構造のように、複数の第二ねじ山部のピッチは全部同じであり、前記第二ねじ山部と前記本体部が繋がっている所に横切り幅を有し、前記頭部に近い横切り幅は前記頭部から遠く離れた横切り幅より小さいか又は等しいのである。
上述した歯科インプラント体構造のように、前記第二ねじ山部は頂部ゾーンを有し、前記頂部ゾーンは鋭型、円弧状あるいは折れ線状を呈する。
上述した歯科インプラント体構造のように、前記第二ねじ山部は主な力を受ける面及び次の力を受ける面を有し、前記主な力を受ける面は前記頭部の近隣の方向に位置し、前記次の力を受ける面は前記頭部から遠い方向に位置し、前記主な力を受ける面の傾斜角度は前記次の力を受ける面の傾斜角度により小さいか又は等しいのである。
上述した歯科インプラント体構造のように、前記頭部のいちばん端は平面状あるいは円弧状を呈する。
上述した歯科インプラント体構造のように、前記切削面の切り線と前記切削面に挟まれた所に角度α1を有し、前記角度α1は20≦α1≦90度である。
上述した歯科インプラント体構造のように、前記側面に設けた溝の周りと隣り合わせの切削面と集積面は円弧で、折れ点のない形状を呈して繋がっている。
上述した歯科インプラント体構造のように、前記第二ねじ山部の半径は切削面の曲率半径より大きいのである。
本発明が述べた歯科インプラント体構造の有益な効果は:一、歯槽骨が頻繁にドリリングされたり、掘削を繰り返したりされることを避けることによって、インプラント手術の時間と口腔の創傷を減少して、更に歯科患者が受けた手術の痛みと、インプラント手術の傷口の癒合時間を短縮させることである。二、ミス、削り間違い、深すぎる掘削の状況が起こる確率を下げる。三、前記側面に設けた溝の中の骨片を前記頭部の付近に導いて、それに前記骨片で副鼻腔を押し上げることで、副鼻腔が突き抜かれる確率を減らすと同時に骨片を前記歯科インプラント体構造の頭部の付近あるいは副鼻腔の付近に補填する。四、前記側面に設けた溝の中の骨片を前記歯科インプラント体構造のラジアルサイドに導いて、前記骨片をラジアルサイドの骨の量が足りない所に補填する。五、自身の骨を利用して、骨補填剤の需要を下げる。六、異なる構造設計は違う状況の歯科患者を満足させる。
本発明の第1実施例に係る歯科インプラント体構造の違う角度を示す図である。 図1C実施例のX-X線断面図である。 図1C実施例のY-Y線断面図である。 本発明の第1実施例に係る歯科インプラント体構造の違う角度を示す図である。 本発明の歯科インプラント体構造が歯槽骨を掘削する動作を示す図である。 本発明の歯科インプラント体構造のドリリングの抵抗効果を示す図である。 本発明の第2実施例に係る歯科インプラント体構造の側面視図である。 本発明の第3実施例に係る歯科インプラント体構造の概略図。 本発明の第4実施例に係る歯科インプラント体構造の立体視図である。 本発明の第4実施例に係る歯科インプラント体構造の平面図である。 図6Aの断面図である。 本発明の第5実施例に係る歯科インプラント体構造の立体視図である。 本発明の第5実施例に係る歯科インプラント体構造の正面図である。 本発明第5の実施例に係る歯科インプラント体構造の平面図である。 本発明の第5実施例の派生に近似する歯科インプラント体構造を示す概略図である。 本発明の歯科インプラント体構造の異なる形状の切削面を示す概略図である。 図8A〜図8Bの切削面の曲率半径とドリリングの抵抗力の対応関係の効力を示す図である。 本発明の歯科インプラント体構造の異なる面積と異なる大きさの本体部を示す図である。 図9A〜図9Bの本体部、第二ねじ山の断面積(A)とドリリングの抵抗力の対応関係の効力を示す図である。 本発明の歯科インプラント体構造の頭部の拡大図である。 図10Aの頭部の傾斜角(δ)とドリリングの抵抗力の対応関係の効力を示す図である。 本発明の第6実施例に係る歯科インプラント体構造の頭部の拡大図である。 本発明の第7実施例に係る歯科インプラント体構造の表面輪郭を示す図である。 本発明の第8実施例に係る歯科インプラント体構造の表面輪郭を示す図である。 本発明の第9実施例に係る歯科インプラント体構造の表面輪郭を示す図である。 本発明の第10実施例に係る歯科インプラント体構造の表面輪郭を示す図である。 本発明の第11実施例に係る歯科インプラント体構造の表面輪郭を示す図である。 本発明の第12実施例に係る歯科インプラント体構造の表面輪郭を示す図である。 本発明の第13実施例に係る歯科インプラント体構造の立体視図である。 本発明の第14実施例に係る歯科インプラント体構造の断面図である。 本発明の第15実施例に係る歯科インプラント体構造の断面図である。 本発明の第16実施例に係る歯科インプラント体構造の断面図である。 本発明の第16実施例に係る歯科インプラント体構造の立体図である。
図1A〜図1E、図1Hを参照して、図1A〜図1E、図1Hは本発明の第1実施例に係る歯科インプラント体構造の違う角度を示す図である。図1A〜図1Dが示すように、歯科手術で歯槽骨91に埋め込もうとする歯科インプラント体構造1は本体部18、第一ねじ山部11、頭部15、複数の第二ねじ山部12及び二つの側面に設けた溝14を備える。本体部18は縦方向にドリリングの軸方向Zを有する。第一ねじ山部11は本体部18の下端部(ドリリングの軸方向Zのそのうちの一端)に位置し、頭部15は本体部18の上端部(ドリリングの軸方向Zのもう一つの端)に位置するので、頭部15と第一ねじ山部は別々に本体部18がドリリングの軸方向Zに沿う異なる両端に位置する。ここでは、第一ねじ山部11は連続回転で、ぐるりと何周も取り巻くねじ山構造である。前記頭15部のいちばん端は円弧状を呈する。第二ねじ山部12は第一ねじ山11より大きなピッチを持つ。すなわち、第二ねじ山部12のピッチG2は第一ねじ山部11のピッチG1(図1Bが示すように)より大きい。それ以外、第二ねじ山部12が横方向(水平方向と概略同等)に本体部18のラジアルサイド(放射状の辺)に設けられることで、それぞれの第二ねじ山部12(図1Dが示すように)の方向が大体水平方向を呈している。ここでは、それぞれの第二ねじ山部12は一切れの円弧状のねじ山である(図1F、図1Gの断面図が示すように)。図1Dが示しすように、第二ねじ山部12がドリリングの軸方向に沿って回転して、切り線Jを形成する。第二ねじ山部12の切り線Jと水平線に挟まれた所には角度λ(切り線Jは大体左下右上の方向を呈している)を有する。そのため、歯科インプラント体構造1は時計回りに回転して、歯科インプラント体構造1を図1Hの歯槽骨91に埋入することができる。ここでは、一般的には角度λが20度より小さい。従って、第二ねじ山の方向(つまり切り線Jの方向)は実質において横方向の設置に接近する、あるいは大体横方向の設置を呈する。その結果、歯科インプラント体構造1がドリリングの軸方向Zを円の中心として回転する時、歯科インプラント体構造1は複数の第二ねじ山を通して、歩一歩と螺旋して歯槽骨91の中に埋入することができる。
複数の第二ねじ山12はドリリングの軸方向Zに沿って違う場所に位置する。それぞれの第二ねじ山12は歯科インプラント体構造1の回転方向Pの異なる両端に切削面及び集積面を有する。ここでは、回転方向Pの異なる両端は、すなわち時計回りの方向の端部と反時計回りの方向の端部である。前述の切削面123、集積面124の具体的な構造の特徴は図1C,図1F及び図1Gが示すとおりだ。歯科インプラント体構造1の上で、第二ねじ山部12に沿ってX-X断面及びY-Y断面を取って、X-X断面は図1Fが示すとおりで、Y-Y断面は図1Gが示すとおりだ。図1F、図1Gは第二ねじ山部12が本体部18のラジアルサイドに位置することを示した。且つぞれぞれの第二ねじタマ部12はすべて回転方向Zに沿って大体円弧状の外形を呈している。切削面123及び集積面124は第二ねじ山部12が回転方向Pに沿う前後の両端(つまり回転方向Pの時計回りの端部と反時計回りの端部)に位置する。且つそれぞれの第二ねじ山部12は回転方向Pの前後両端部に沿って、皆側面に設けた溝14と隣り合わせである。且つ各側面に設けた溝14は回転方向Pの前後両端部に沿って、別々に第二ねじ山部12と隣り合わせである。そのため、第二ねじ山部12と側面に設けた溝14は順番に本体部18の円周の外側をぐるりと一周取り巻いて設ける。いずれの側面に設けた溝14とも隣り合わせである切削面123は集積面124との接し合う所が折れ点149の形状を呈して相接する。図1Cが示すように、側面に設けた溝は頭部15に近い所に横方向の溝幅D1を有し、側面に設けた溝は頭部15から遠く離れた所に横方向の溝幅D2を有し、横方向の溝幅D1は横方向の溝幅D2より大きいか又は等しい(すなわちD1≧D2)。その結果、歯科インプラント体構造1が歯槽骨91をドリリングして、歯槽骨91の内部に埋入される時、側面に設けた溝14の中に骨片92が満ちることによって、歯槽骨91の深い所の骨片92の量が歯槽骨91の浅い所より多くて、その上で、歯科インプラント体構造1が安定した固定構造ができた(歯科インプラント体構造1が歯槽骨91の中に位置し、骨あるいは骨片92に全部包まれたり、覆われたりするはずである)。その他、図1F、図1Gが示すように、側面に設けた溝14は頭部15に近い所に溝深さT1を有し、側面に設けた溝14は頭部15から遠く離れた所に溝深さT2を有し、更に良い実施例では、溝深さT1が溝深さT2より大きい(すなわちT1>T2)。その結果、歯科インプラント体構造1が歯槽骨91をドリリングして、歯槽骨91の内部に埋入される時、側面に設けた溝14の中に骨片92が満ちることによって、歯槽骨91の深い所(すなわち図1F)の骨片92の量が歯槽骨91の浅い所(図1G)より多くて、その上で、歯科インプラント体構造1が安定した固定構造ができた。それから、図1Fが示すように、切削面123の切り線Jと切削面123に挟まれた所には角度α1を有し、角度α1の大きさは第二ねじ山部12が側面を切削する(歯科インプラント体構造1のラジアルサイドを切削する)難易度に影響する。
図1B〜図1Dが示すように、歯科インプラント体構造1の一番下の所に歯科連結部17を固設したり、連結、或いはカップリングしたりする。歯科インプラント体構造1は歯科連結部17を通して、他の外部構造と互いに接続する、あるいは外す/結合する。側面に設けた溝14が頭部15及び本体部18のラジアルサイドに設けられ、それに頭部15から複数の切削面123及び複数の集積面124を通り抜けて第一ねじ山部11に当接する。言い換えれば、側面に設けた溝14は頭部15から下へ伸びていて第一ねじ山部11に当接する。また図1Eの平面図が示すように、本実施例では二つの側面掘られた溝14が設けられており、二つの側面に設けた溝14は中心の頭部15から外へ放射状に伸びて、且つ湾曲する弧状を呈する。図1Dが示すように、第二ねじ山部12の切り線Jがドリリングの軸方向Zの上端部に向いて、第二ねじ山部12の切り線Jと側面に設けた溝14に挟まれた所には角度Φを有し、その角度Φが90度より小さいか又は等しい(すなわち、Φ≦90度)。結果として、本実施例の歯科インプラント体構造1が歯槽骨91の中に埋入される過程において、第二ねじ山部12の切削面123は切り線Jの方向に沿って移動して、それに切り線Jの方向に向いて骨片92を押す。その時、側面に設けた溝14の左側の溝壁(複数の切削面123から構成する)が傾斜する角度Φを備えるので、骨片92に下向きの分力(component of force)を提供して、骨片92を側面に設けた溝14に沿って、下方(頭部15から遠く離れた方向)へ歩一歩と移動させる。骨片92が下方(頭部15から遠く離れた方向)へ歩一歩と移動する時、もし歯科インプラント体構造1のラジアルサイド(すなわち図1Dの左右両側)の骨が疎らな場合は、骨片92がラジアルサイドの疎らな所に押されて、そして疎らな所を充填できる。すなわち、骨片92は歯科インプラント体構造1のラジアルサイドの骨が疎らな所に導かれたり、疎らな所を充填したりできるので、歯科インプラント体構造1周辺を包み覆う骨を密にすることもできる(骨の密度を高める)。更に、歯科インプラント体構造1を包み覆う構造を安定させる。それ以外、患者自身の骨片92を歯科インプラント体構造1のラジアルサイドに充填されることによって、骨補填剤を埋める需求を下げて、インプラント治療のコストも下げる。
図1Bが示すように、本体部18は頭部15に近い所に直径H1を有し、本体部18は頭部15から遠く離れた所に直径H2を有し、本実施例では、直径H1は直径H2より小さい(H1<H2)。すなわち、本体部18は頭部15から第一ねじ山部11の方向に向かって、だんだん広がる外形を形成する。その他、頭部15と本体部18とが接し合う所は折れ点の形状(図1Bの拡大図が示すように)を呈する。また図1Hが示すように、頭部15周辺に位置する側面に設けた溝14から頭部15のいちばん端までの所には間隔Sを有し、一般的に言えば、間隔SはS/H1≦0.5の公式を満足しなければならない。更に良い実施例ではS/H1≦0.3である。ここでは、もし間隔SがS/H1≦0.3の公式を満足した場合は間隔Sが比較的小さめであることを表す。すなわち、側面に設けた溝14が相当に歯科インプラント体構造1の最上端(図1Hの下端)に近いのである。その結果、歯科インプラント体構造1が回転方向Pに沿って回転する時、側面に設けた溝14は歯科インプラント体構造1の下方の歯槽骨91を掘削することが比較的易しめであることによって、歯科インプラント体構造1に下方へ掘削する効果を生ませ、そして歯科インプラント体構造1を歯槽骨91の深い所に埋入させる。歯科インプラント体構造1が歯槽骨91に埋入された後、円弧状のいちばん端を持つ頭部15は食物を咀嚼する咬合力を受ける時(咀嚼、咬合力は一般的には頭部へ垂直方向の力を与える)、咬合力が歯槽骨91に与える衝撃力あるいは衝突力を緩衝できる、あるいは相殺できる。従って、食物を咀嚼する時、咬合の衝撃力、衝突力が特定の一点に集中して、歯槽骨91に応力集中の破壊効果が起こるということを避けられる。
それ以外、同時に図2Aの断面図を参照してください。歯科インプラント体構造1の頭部15が歯槽骨91を掘削する時、切削面123は周辺の歯槽骨91を削り落とせて、さらに、削り落とされた骨片92を側面に設けた溝14の中に集積させる。歯科インプラント体構造1が引き続き回転方向Pに沿って回転する時、切削面123はそれらの骨片92を押して、骨片92を歯科インプラント体構造1のラジアルサイドの骨の疎らな所(図1Dの説明を参照する)に導くことができる。
その他、同時に図2Bの概略図を参照してください。歯科インプラント体構造1の第二ねじ山部12は歯槽骨91の中で回転する時にも、歯槽骨91を掘削することができる。つまり、第二ねじ山部12の切削面123も歯槽骨91を掘削できる、あるいはそれらの骨片92を押す。
続いて、図3A〜図3Cは本発明の歯科インプラント体構造のドリリングの抵抗効果を示す図である。図3Aと図1B、図1Hが示すように、S/H1の数値は大きければ大きいほど(間隔Sはより大きいということを意味する)、歯科インプラント体構造1が歯槽骨91の深い所へドリリングするドリリングの抵抗力が大きい。図3Bと図1Fが示すように、角度α1は90度に近ければ近いほど、歯科インプラント体構造1が歯槽骨91の深い所へドリリングするドリリングの抵抗力も大きいので、歯科インプラント体構造1を回転させる回転トルクも引き上げなければならない。一方、角度α1は小さければ小さいほど、歯科インプラント体構造1が歯槽骨91の深い所をドリリングするドリリングの抵抗力もが小さい(しかし、第二ねじ山部12は比較的崩壊しやすくて、砕け裂けやすい)。一般的に言えば、切削面123の切り線Jと切削面123の間に挟まれた角度α1は20≦α1≦90度を満足するのが更に理想的であり、20≦α1≦90度を満足すれば、ドリリングの抵抗力と第二ねじ山部12の材料強度、応力集中を抵抗する力を兼ね備えることができる。図3Cと図1Fが示すように、第二ねじ山部12の一番外側から本体部18の中心までの所に半径R1を有し、T1/R1の数値は1.0に近ければ近いほど(溝深さT1はより大きいということを意味する)切削面123も大きい。このように、切削面123が大きければ大きいほど、歯科インプラント体構造1が歯槽骨91の深い所へドリリングするドリリングの抵抗力が大きい。
図4を参照してください。図4は本発明の第2実施例に係る歯科インプラント体構造の側面視図である。図4が示すように、歯科インプラント体構造1の第二ねじ山部12がドリリングの軸方向Zに沿って回転して、切り線Jを形成する。第二ねじ山部12の切り線Jと水平線に挟まれた所には角度λを有し、切り線Jが大体左下右上の走向を呈している)。第二ねじ山部12の切り線Jがドリリングの軸方向Zの下端部に向いて、第二ねじ山部12の切り線Jと側面に設けた溝14に挟まれた所には角度Φを有し、その角度Φが90度より小さいか等しい(すなわちΦ≦90度)。従って、本実施例の歯科インプラント体構造1が時計回りに回転して歯槽骨91の中に埋入される過程において、第二ねじ山部12の切削面123は切り線Jの方向に沿って移動して、それに切り線Jの方向を向いて骨片92を押す。その時、側面に設けた溝14の左側の溝壁(複数の切削面123から構成する)が傾斜する角度Φを備えるので、骨片92に上向きの分力(component of force)を提供して、骨片92を側面に設けた溝14に沿って、上方(頭部15の方向を向く)へ歩一歩と移動させる。歯科の手術において、副鼻腔の底を持ち上げなければならない状況に、或いは骨補填剤を埋めなければならない状況になる場合は骨片92が歩一歩と上方(頭部15の方向に向く)へ移動するメカニズムを利用して、骨片92を頭部15の方向(例えば副鼻腔の付近)に押したり、移動したり、填充したりさせる。これによって、歯科医師は患者自身の骨片92を歯科インプラント体構造1の頭部15の付近に埋めることができる、或いは歩一歩と頭部15の方向へ移動する骨片92を利用して、副鼻腔の底を持ち上げることができる。結果として、口腔上顎のインプラント治療を行う場合は骨補填剤を埋める必要がないので、骨補填剤を埋める需求とインプラント治療のコストを下げて、同時に副鼻腔の膜を突き抜ける確率も下げされる。これによって本実施例の歯科インプラント体構造1は側面に設けた溝14の傾斜設置を通して、骨片92を歯科インプラント体構造1の上端部(頭部15に近い所)に導いて、填充する。その上で骨片92を通して副鼻腔の底部(上顎洞底膜)を押し上げて、更に患者自身の骨片92を歯科インプラント体構造1の頭部15の付近、或いは患者の副鼻腔の底部(上顎洞底膜)の付近に埋めさせる。
上述のように、図1A〜図1Hの歯科インプラント体構造では、第二ねじ山部12の切り線Jが頭部15に向く方向に位置して、第二ねじ山部12の切り線Jと側面に設けた溝14に挟まれた所に90度より小さい角度Φ有するので、側面に設けた溝14の中の骨片92は傾斜の角度Φが提供する下向きの分力を利用して、歩一歩と頭部15から遠く離れる方向に移動する。これによって、図1A〜図1Hの歯科インプラント体構造1は骨片92をラジアルサイドに導いてラジアルサイドの骨の疎らな所を補填できる。図1A〜図1Hの歯科インプラント体構造1を図4の歯科インプラント体構造1と対比して、第二ねじ山部12の切り線Jが下端部に向く方向(頭部から遠く離れる方向)に位置するので、第二ねじ山部12の切り線Jと側面に設けた溝14に挟まれた所には90度より小さい角度Φを有し、側面に設けた溝14中の骨片92は傾斜の角度Φが提供する上向きの分力を利用して、歩一歩と頭部15の方向に移動する。これによって、副鼻腔の底を持ち上げなければならない状況に、或いは骨補填剤を埋めなければならない状況になる場合は図1Hの歯科インプラント体構造1は骨片92を頭部15の付近に導いて、骨片92で副鼻腔の底部(上顎洞底膜)を押し上げる、或いは頭部15の付近の骨の疎らな所を補填する。
本発明はまだ他の実施例を有し、図5を参照してください。図5は本発明の第3実施例に係る歯科インプラント体構造の概略図である。図5及び図5の拡大図が示すように、頭部15と本体部18とが相接する所は円弧で折れ点のない形状を呈しする。これによって、頭部15が歯槽骨91の深い所へドリリングする時、頭部15と本体部18との接合部が比較的小さめの摩擦抵抗を生じて、歯科インプラント体構造1を歯槽骨91の中へドリリングするのに有利である。それから、本実施例の歯科インプラント体構造1の頭部15のいちばん端が平面状を呈するので、歯科インプラント体構造1が歯槽骨91の中に埋入させる時、緩やかな頭部15は食物を咀嚼することによって生じる咬合の衝撃力(受ける圧力と力を受ける面積は反比例するからである)を分散できる。
図6A〜図6Cを参照してください。図6Aは本発明の第4実施例に係る歯科インプラント体構造の立体視図である。図6Bは本発明の第4実施例に係る歯科インプラント体構造の平面図である。図6Cは図6Aの断面図である。以上の図が示すように、本実施例の歯科インプラント体構造1は頭部15及び本体部のラジアルサイドに三つの側面に設けた溝14が設けられる。
図7A〜図7Dを参照してください。図7Aは本発明の第5実施例に係る歯科インプラント体構造の立体視図である。図7Bは本発明の第5実施例に係る歯科インプラント体構造の正面図である図7C〜図7Dは本発明第5の実施例に係る歯科インプラント体構造の平面図である。図7Aと図7Bが示すように、本実施例の歯科インプラント体構造1の複数の第二ねじ山部12はドリリングの軸方向Zに沿って回転して、切り線Jを形成する。第二ねじ山部12の切り線Jと水平線に挟まれた所に角度λを有するので(切り線Jは大体左上右下の方向を呈している)、歯科インプラント体構造1は時反計回りに回転して、歯科インプラント体構造1を歯槽骨91の中に埋入することができる。ここでは、歯科インプラント体構造1が歯槽骨91の中へドリリングする時には反時計回りに回転しなければならず、それを図1Dの歯科インプラント体構造1の時計回りの回転と対照すれば、歯科インプラント体構造1が時計回りに回転して埋入するか、あるいは反時計回りに回転して埋入するかは第二ねじ山部12の切り線Jの傾斜の方向によって決めることが分かる。その上、頭部15及び本体部18のラジアルサイドには四つの側面に設けた溝14を設けられる。第二ねじ山部12の切り線Jがドリリングの軸方向Zの上端部に向いて、第二ねじ山部12の切り線Jと側面に設けた溝14に挟まれた所には角度Φを有し、その角度Φが90度より小さいか等しい(すなわちΦ≦90度)。従って、本実施例の歯科インプラント体構造1が時計回りに回転して歯槽骨91の中に埋入される過程において、第二ねじ山部12の切削面123は切り線Jの方向に沿って移動して、それに切り線Jの方向を向いて骨片92を押す。その時、側面に設けた溝14の右側の溝壁(複数の切削面123から構成する)が傾斜する角度Φを備えるので、骨片92に下向きの分力(component of force)を提供して、骨片92を側面に設けた溝14に沿って、下方(頭部15から遠く離れる方向)へ歩一歩と移動させる。これによって、骨片92は歯科インプラント体1のラジアルサイドの骨の疎らな所に導かれたり、充填されたりできる。その上で、歯科インプラント体構造1周辺を包み覆う骨がもっと密および安定になるので、骨補填剤を埋める需求とインプラント治療のコストも下げられる。それ以外、図7C、図7Dは違う構造の側面に設けた溝14、違う構造の頭部15を示す。側面に設けた溝14は頭部15の円周を一回りして設ける。
また図7Eを参照してください。図7Eは本発明の第5実施例の派生に近似する歯科インプラント体構造を示す概略図である。図7Eの歯科インプラント体構造1の第二ねじ山部12がドリリングの軸方向Zに沿って回転して、切り線Jを形成する。第二ねじ山部12の切り線Jと水平線に挟まれた所には角度λを有し、切り線Jが大体左上右下の走向を呈している。第二ねじ山部12の切り線Jがドリリングの軸方向Zの下端部に向いて、第二ねじ山部12の切り線Jと側面に設けた溝14に挟まれた所には角度Φを有し、その角度Φが90度より小さいか等しい(すなわちΦ≦90度)。従って、本実施例の歯科インプラント体構造1が歯槽骨91の中に埋入される過程において、第二ねじ山部12の切削面123は切り線Jの方向に沿って移動して、それに切り線Jの方向を向いて骨片92を押す。その時、側面に設けた溝14の右側の溝壁(複数の切削面123から構成する)が傾斜する角度Φを備えるので、骨片92に上向きの分力(component of force)を提供して、骨片92を側面に設けた溝14に沿って、上方(頭部15の方向に向く)へ歩一歩と移動させる。歯科の手術において、副鼻腔の底を持ち上げなければならない状況に、或いは骨補填剤を埋めなければならない状況になる場合は骨片92が歩一歩と上方(頭部15の方向に向く)へ移動するメカニズムを利用して、骨片92を頭部15の方向の副鼻腔あるいは頭部15の付近に押したり、移動したり、填充したりさせる。
その他、上述の側面に設けた溝14、第二ねじ山部12の走向の変化以外には、本体部18、第二ねじ山部12の構造も勿論歯科インプラント体構造1のドリリングの効果に影響を与える。図8A〜図8Bを参照してください、図8A〜図8Bは本発明の歯科インプラント体構造の異なる形状の切削面を示す概略図である。図8Aの実施例の中では、三つの側面に設けた溝14及び三つの第二ねじ山部12は本体部18の周辺を取り巻いていて、切削面123及び集積面はそれぞれの側面に設けた溝14の周辺と隣り合わせる。それ以外、第二ねじ山部12の切削面123は曲率半径R3を有し、且つ切削面123の切り線と切削面123に挟まれた所に角度α1を有し、その角度α1の角度が約25〜60度であり、それだけで相当効果がある。その上、同時に第二ねじ山部12の機械強度(実務上、60≦α1≦90度でも行ける)を兼ね備える。本実施例では、切削面123の曲率半径R3は第二ねじ山部12の半径R1より小さい(すなわち、R3<R1)。それ以外、側面に設けた溝14が占める空間(すなわち側面に設けた溝の断面積)は図6Cの実施例より大きいので、本実施例の側面に設けた溝14は比較的多めの骨片92を収容できる。これにより、虫歯、歯が壊れて抜かれた天然歯の歯根が比較的細い、あるいは小さい場合(歯根の周囲の骨が比較的多めということを意味する)は、図8Aの歯科インプラント体構造1を使って、空間が比較的多めの側面に設けた溝14で比較的多めの骨片92を収容できる。また同時に図8Bの実施例を参照してください。第二ねじ山部12の切削面123は平面なので、切削面123の曲率半径R3が限りなく大きい。図8Aと図8Bの歯科インプラント体構造1のドリリングの抵抗力を比較して、図8Cが示すように、切削面123の曲率半径R3の増加につれて、歯科インプラント体1が歯槽骨91の深い所へドリリングする抵抗力もより大きい。その原因は、より湾曲する切削面123(曲率半径R3がより小さい)は骨片92が放射軸(radial axis)での僅かな移動を導くことができるからである。それから、図8Aの実施例では、切削面123も集積面124も皆アーチ形の断面を備える。且つ側面に設けた溝14の周りと隣り合わせの切削面123と集積面124の接し合う所が折れ点149の形状を呈して相接する。図8Bの実施例では、切削面123と集積面124の断面は全部直線状を呈する。側面に設けた溝14の周りと隣り合わせの切削面123と集積面124の接し合う所が折れ点のない形状を呈して相接する。ここでは、隣り合わせる切削面123と集積面123は全部折れ点のない形状を呈していて、側面に設けた溝14の中の骨片92を導引するのに有利である。
図9A〜図9Cを参照してください。図9A〜図9Bは本発明の歯科インプラント体構造の異なる面積と異なる大きさの本体部を示す図である。図9Cは図9A〜図9Bの本体部18、第二ねじ山部12の断面積(A)とドリリングの抵抗力の対応関係の効力を示す図である。図9Aの側面に設けた溝14の空間は図9Bの側面に設けた溝14の空間より大きい。従って、図9Aの本体部18に三つの第二ねじ山部12を加えた断面積(A)は図9Bの実施例より小さい。分析を経た結果、本体部18に複数の第二ねじ山部12を加えた断面積(A)は歯科インプラント体構造1が歯槽骨の深い所へドリリングする効果にも影響を与える。図9Cが示すように、第二ねじ山部12の最外周の半径R1を一つの円とすれば、その円の面積がπ*R1*R1になる。これにより、本体部18に三つの第二ねじ山部12を加えた総合の断面積(A)を円の面積π*R1*R1で割った比の値は、1.0(側面に設けた溝14の空間が小さければ小さいほど、断面積(A)が大きいということを意味する)に近ければ近いほど歯科インプラント体構造1が歯槽骨91の深い所へドリリングする抵抗力が大きい。その原因は歯科インプラント体構造1が歯槽骨91の深い所へドリリングする時に、必ず骨片92が生じる。一方、骨片92を収容する空間がなければ、インプラント体構造1がドリリングする難度が増加する。
図10A〜図10Bを参照してください。図10Aは本発明の歯科インプラント体構造の頭部の拡大図である。図10Bは図10Aの傾斜角(δ)とドリリングの抵抗力の対応関係の効力を示す図である。図が示すように、歯科インプラント体構造1の頭部15は尖頭156を有し、尖頭156が頭部15の輪郭に沿い、伸び、傾斜角δを備える。一般的に言えば、傾斜角δが大きすぎる(すなわち、頭部15が尖りすぎる)と、歯科インプラント体構造1が歯槽骨92の中で食物を咀嚼する咬合力を受ける時に、尖頭156で応力集中の現象が起こって、応力集中の破壊力、衝撃力、衝突力のため、歯槽骨91を傷付けがちである。一方、傾斜角δが小さすぎる(すなわち、頭部15が鈍すぎる)と、インプラント体構造1がドリリングする抵抗力が大きいので、歯科医師が患者にインプラント手術を行うのに不利である。分析によると、傾斜角δが0≦δ≦30度を満足すれば、ドリリングの効果を備えると同時に応力集中の問題を避ける。
図11を参照してください。図11は本発明の第6実施例に係る歯科インプラント体構造の頭部の拡大図である。図11の歯科インプラント体構造1の断面図が示すように、頭部15は直線部157及び弧線部158を含む。直線部157と尖頭156とは相接し、且つ傾斜角δを備える。弧線部158は直線部157の外側に位置する。他の実施例では、頭部15は尖頭156を設置せずに、頭部15の中心部の断面に弧線状或いは平面状を呈させ、それに弧線状或いは平面状の外側に直接に、直線或いは曲率の異なる弧線を繋いで、頭部15の断面に多重の線分の形を呈させることもできる。
図12を参照してください。図12は本発明の第7実施例に係る歯科インプラント体構造の表面輪郭を示す図である。図12が示すように、歯科インプラント体構造1の本体部18は頭部15に近い所に直径H1を有し、頭部15から遠く離れた所に直径H2を有し、直径H1の大きさが直径H2の大きさに等しい(すなわち、H1=H2)。それ以外、複数の第二ねじ山部12のピッチG2は全部等しい(頭部に近かろうが、頭部から遠かろうが)。これにより、歯科インプラント体構造1が回転方向Pに一回転すれば、歯槽骨91へ一つのピッチG2の距離を掘削することを確保できる。第二ねじ山部12と本体部18が繋がっている所に横切り幅K1、K2を有し、頭部に近い横切り幅K1は頭部から遠く離れた横切り幅K2に等しい(すなわち、K1=K2)。他の実施例では、頭部に近い横切り幅K1は頭部15から遠く離れた横切り幅K2に小さてもいい(すなわち、K1<K2)。これにより、歯科インプラント体構造1が歯槽骨91の内部へドリリングするにつれて、第二ねじ山部12はどんどん大きくなってくる横切り幅K2を利用して歯槽骨91との接触表面積を増加し、表面積の増加は摩擦力或いは歯科インプラント体構造1の骨結合(オッセオインテグレーション)の面積の増加を表し、勿論歯科インプラント体構造1全体の機械強度、或いは食物を咀嚼する咬合力を抵抗する抵抗力もより大きい。
図13を参照してください。図13は本発明の第8実施例に係る歯科インプラント体構造の表面輪郭を示す図である。本実施例の歯科インプラント体構造1において、頭部15に近い前記本体部18の直径H1は頭部15から遠く離れた本体部18の直径H2に等しい(すなわち、H1=H2)。本実施例の第二ねじ山部12において、頭部15に近い第二ねじ山部12は高度F1を備え、頭部15から遠く離れた第二ねじ山部12は高度F2を備える。その上で、高度F1が高度F2より小さい(すなわち、F1<F2)。F1はF2より小さいので、歯科インプラント体構造1の左右両側の複数の第二ねじ山部12の頂部ゾーン125は連なり、伸び、交わり、且つ夾角Ψ1を有する。一般的に言えば、夾角Ψ1は約30度より小さい。同じ原理で、本実施例の歯科インプラント体構造1は歯槽骨91の深い所へドリリングすればするほど、第二ねじ山部12がどんどん高くなってきる高度F2を利用して、歯槽骨91との接触表面積を増加し、更に歯科インプラント体構造1全体の摩擦力と骨結合の面積を増加し、且つインプラント体構造1全体の機械強度と食物を咀嚼する咬合力を抵抗する抵抗力も増加する。他の実施例では、頭部15に近い第二ねじ山部12の高度F1は頭部15から遠く離れた第二ねじ山部12の高度F2に等しくてもいい(すなわち、F1=F2)。
図14を参照してください。図14は本発明の第9実施例に係る歯科インプラント体構造の表面輪郭を示す図である。図14が示すように、本実施例の複数の第二ねじ山部12の頂部ゾーン125は連なり、伸びた後、交わり、且つ夾角Ψ1を有し、夾角Ψ1が0<Ψ1<30度を満足する。歯科インプラント構造体1の軸方向(すなわち、前述のドリリングの軸方向Z)に沿う本体部18を一つの断面とすれば、本体部18の側辺にはΨ2を有する。ここでは、本実施例はΨ1がΨ2より大きいか又は等しい。それから、頭部15に近い本実施例の本体部18の直径H1は頭部15から遠く離れた本実施例の本体部18の直径H2より小さくて、高度F2は高度F1より大きくて、横切り幅K2は横切り幅K1より大きいか又は等しい(すなわち、H1<H2、F2>F1、K2≧K1)。
図15〜図17を参照してください。図15は本発明の第10実施例に係る歯科インプラント体構造の表面輪郭を示す図である。図16は本発明の第11実施例に係る歯科インプラント体構造の表面輪郭を示す図である。図17は本発明の第12実施例に係る歯科インプラント体構造の表面輪郭を示す図である。図15が示すように、歯科インプラント体構造1の第二ねじ山部12は頂部ゾーン125を有し、頂部ゾーン125が鋭型(尖鋭形状の先端)を呈する。図16が示すように、第二ねじ山部12の頂部ゾーン125は折れ線状を呈する。図17が示すように、第二ねじ山部12の頂部ゾーン125は円弧状を呈する。ここでは、第二ねじ山部12はまた主な力を受ける面121及び次の力を受ける面122を有し、主な力を受ける面121は頭部15の近隣の方向に位置し、次の力を受ける面122は頭部15から遠い方向に位置し、主な力を受ける面121と水平線に挟まれた所には角度θ1(すなわち、主な力を受ける面121の傾斜の程度)を有し、次の力を受ける面122と水平線に挟まれた所に角度θ2(すなわち、次の力を受ける面122の傾斜の程度)を有する。一般的に言えば、θ1はθ2に等しい。しかし、更に良い実施例の中では、θ2はθ1より大きい。これにより、歯科インプラント体構造1が歯槽骨91の内部に埋入させる時、第二ねじ山部12は比較的緩やかな主な力を受ける面121を利用して、比較的大きめの咀嚼の咬合力を抵抗できる(主な力を受ける面121が垂直方向の咀嚼の咬合力を抵抗する時に、僅かな横向きの分力だけが生じるからである)。
図18〜図22を参照してください。図18〜図22は本発明の第13実施例に係る歯科インプラント体構造の立体視図である。ここでは、本実施例が示すインプラント体構造1は、各種異なる歯科連結部17に応用、連接、カップリング、或いは設置することができる。歯科連結部17は仕組みの違う歯科支台、歯科土台、歯科の工具、或いは外す/付ける連結構造、係合構造或いはラッチ構造でもあり、且つ歯科インプラント体構造1と歯科連結部17は固定設置型、或いは分解できて、取り外せる型式でもいい行ける(図18〜図22が示す歯科インプラント体構造1と歯科連結部17は固定設置型である)。
図23を参照してください。図23は本発明の第14実施例に係る歯科インプラント体構造の断面図である。本実施例の歯科インプラント体構造1は四つの側面に設けた溝14を有する。それぞれの側面に設けた溝14の断面は半円状を呈する。すなわち、すべての側面に設けた溝14の周辺に隣り合わせる切削面123と集積面124は曲率半径が同じの円弧である。図24を参照してください。図24は本発明の第15実施例に係る歯科インプラント体構造の断面図である。本実施例の歯科インプラント体構造1は三つの側面に設けた溝14を有し、それぞれの側面に設けた溝14の周辺に隣り合わせる切削面123と集積面124は構造が異なる円弧である。図25を参照してください。図25は本発明の第16実施例に係る歯科インプラント体構造の断面図である。本実施例の歯科インプラント体構造1は五つの側面に設けた溝14を有し、それぞれの側面に設けた溝14の周辺に隣り合わせる切削面123と集積面124は平面構造である。ここで説明する。本実施例の歯科インプラント体構造1は上述のいずれの実施例の中で二つ、三つ、四つ、五つ或いは更に多くの側面に設けた溝14を設けることができる。且つ切削面123、集積面92の形状、輪郭は上述のいずれの実施例の構造でも行ける。
図26を参照してください。図26は本発明の第16実施例に係る歯科インプラント体構造の立体図である。図26が示すように、本実施例の側面に設けた溝14とドリリングの軸方向は大体平行を呈する。すなわち、側面に設けた溝14は頭部15、本体部15のラジアルサイドに位置し、且つ大体垂直状を呈する。詳しく言えば、もし、本体部18の直径H1と本体部18の直径H2が同じな場合(図12が示すように)、側面に設けた溝14はドリリングの軸方向に平行する。もし、本体部18の直径H1は本体部18の直径H2より小さい場合(図1Bが示すように)、側面に設けた溝14とドリリングんの軸方向Zに挟まれる角度が小さい。ここでは、本実施例の第二ねじ山部12と、側面に設けた溝14と、頭部15と、本体部18との間の構造の関係は前述した技術の特徴どおりなので、贅言しない。
これにより、本発明の歯科インプラント体構造1は、歯科医師が回転して埋入する方式を通して、直接に歯科インプラント体構造1を歯槽骨91の中に埋入できる。タービン(dental hand piece、あるいはdental drill)で頻繁に歯槽骨91をドリリングしたり、削ったりする必要がなくなり、さらに、インプラント手術の時間と口腔の創傷と歯科患者が受けた手術の痛みを減少して、インプラントの傷口の癒合時間を短縮させることである。それ以外、頻繁に歯槽骨91をドリリングしたり、削ったりすることを避けた間接効果はミスを減らして、削り間違い、深すぎる掘削の状況が起こる確率を下げる(深くドリリングしすぎると、顔面神経を切断してしまう、或いは副鼻腔を突き抜けてしまう)。それから、本発明の歯科インプラント体構造1は側面に設けた溝14が設置する方向の角度Φを通して、側面に設けた溝1を頭部15から伸ばして、第一ねじ山部11に当接させる。従って、側面に設けた溝14の中の骨片92が、頭部15の付近(図4が示すように)、或いは歯科インプラント体構造1のラジアルサイド(図1Dが示すように)へ導引されることができる。更に、患者自身の骨片92を通して副鼻腔の底部(上顎洞底膜)を押し上げて、あるいは骨補填剤を埋める動作に取って代わって、違う状況の歯科の患者を満足する。これにより、本発明の歯科インプラント体1は実現したり、応用したりされる歯科医療のポテンシャルを備える。
1:インプラント体構造
11:第一ねじ山部
12:第二ねじ山部
121:主な力を受ける面
122:次の力を受ける面
123:切削面
124:集積面
125:頂部ゾーン
14:側面に設けた溝
149:折れ点
15:頭部
156:尖頭
157:直線部
158:弧線部
17:歯科連結部
18:本体部
91:歯槽骨
92:骨片
A:断面積
D1、D2:横方向の溝幅
T1、T2:溝深さ
F1、F2:高さ
G1、G2:ピッチ
J:切り線
K1、K2:横切り幅
H1、H2:直径
R1:半径
R3:曲率半径
S:間隔
P:回転方向
Z:ドリリングの軸方向
δ:傾斜角
α1、Φ、λ、θ1、θ2:角度
Ψ1、Ψ2:夾角

Claims (16)

  1. 歯科インプラント体構造であって、
    縦方向にドリリングの軸方向(Z)を有する本体部(18)と、
    前記本体部(18)がドリリングの軸方向(Z)に沿うそのうちの一端に位置する第一ねじ山部(11)と、
    前記本体部(18)がドリリングの軸方向(Z)に沿うもう一つの端に位置する頭部(15)と、
    前記第一ねじ山部(11)より大きなピッチを持ち、横に前記本体部(18)のラジアルサイドに設け、ドリリングの軸方向(Z)に沿って違う場所に位置し、それぞれが前記歯科インプラント体構造(1)の回転方向(P)の異なる両側に切削面(123)及び集積面(124)を有する複数の第二ねじ山部(12)と、
    前記頭部(15)及び前記本体部(18)のラジアルサイドに設け、前記頭部(15)から複数の切削面(123)及び集積面(124)を通り抜け、前記第一ねじ山部(11)に当接する複数の側面に設けた溝(14)と、を備えることを特徴する歯科インプラント体構造。
  2. 歯科インプラント体構造であって、
    縦方向にドリリングの軸方向(Z)を有する本体部(18)と、
    前記本体部(18)がドリリングの軸方向(Z)に沿うそのうちの一端に位置する第一ねじ山部(11)と、
    前記本体部(18)がドリリングの軸方向(Z)に沿うもう一つの端に位置する頭部(15)と、
    前記第一ねじ山部(11)より大きなピッチを持ち、横に前記本体部(18)のラジアルサイドに設け、ドリリングの軸方向(Z)に沿って回転し、切り線(J)を形成する複数の第二ねじ山部(12)と、
    前記頭部(15)及び前記本体部(18)のラジアルサイドに設けられ、且つ前記頭部(15)から伸び、前記第一ねじ山部(11)に当接する複数の側面に設けた溝(14)と、
    ドリリングの軸方向(Z)のそのうちの一端に向く前記切り線(J)と前記側面に設けた溝(14)の間に挟まれ、且つ角度が90度より小さいか等しい角度Φと、を備えることを特徴する歯科インプラント体構造。
  3. 前記頭部(15)は尖頭(156)を有し、前記尖頭(156)は前記頭部(15)の輪郭に沿い、伸び、傾斜角δを備え、傾斜角δの角度は0≦δ≦30度であることを特徴する請求項1または2に記載の歯科インプラント体構造。
  4. 前記頭部(15)に近い前記本体部(18)の直径H1は前記頭部(15)から遠く離れた前記本体部(18)の直径H2より小さいか又は等しいのであることを特徴する請求項1または2に記載の歯科インプラント体構造。
  5. 前記頭部(15)の周りの側面に設けた溝(14)から前記頭部(15)の最上端までは間隔Sを備え、且つS/H1≦0.3であることを特徴する請求項4に記載の歯科インプラント体構造。
  6. 前記第二ねじ山部(12)は頂部ゾーン(125)を有し、複数の第二ねじ山部(12)の頂部ゾーン(125)は連なり、伸び、交わり、且つ夾角Ψ1を有し、前記本体部(18)は軸方向の断面にΨ2を有し、且つΨ1がΨ2より大きいか又は等しいのであることを特徴する請求項1または2に記載の歯科インプラント体構造。
  7. 前記頭部(15)に近い前記第二ねじ山部(12)の高さ(F1)は前記頭部(15)から遠く離れた前記第二ねじ山部(12)の高さ(F2)より小さいか又は等しいのであることを特徴する請求項1または2に記載の歯科インプラント体構造
  8. 前記頭部(15)に近い前記側面に設けた溝(14)の横方向の溝幅(D1)は前記頭部(15)から遠く離れた前記側面に設けた溝(14)の横方向の溝幅(D2)より大きいか又は等しいのであることを特徴する請求項1または2に記載の歯科インプラント体構造。
  9. 前記頭部(15)に近い前記側面に設けた溝(14)の溝深さ(T1)は前記頭部(15)から遠く離れた前記側面に設けた溝(14)の溝深さ(T2)より大きいか又は等しいのであることを特徴する請求項1または2に記載の歯科インプラント体構造。
  10. 複数の第二ねじ山部(12)のピッチ(G2)は全部同じであり、前記第二ねじ山部(12)と前記本体部(18)が繋がっている所に横切り幅(K1、K2)を有し、前記頭部に近い横切り幅(K1)は前記頭部から遠く離れた横切り幅(K2)より小さいか又は等しいのであることを特徴する請求項1または2に記載の歯科インプラント体構造。
  11. 前記第二ねじ山部(12)は頂部ゾーン(125)を有し、前記頂部ゾーン(125)は鋭型、円弧状あるいは折れ線状を呈することを特徴する請求項1または2に記載の歯科インプラント体構造。
  12. 前記第二ねじ山部(12)は主な力を受ける面(121)及び次の力を受ける面(122)を有し、前記主な力を受ける面(121)は前記頭部(15)の近隣の方向に位置し、前記次の力を受ける面(122)は前記頭部(15)から遠い方向に位置し、前記主な力を受ける面(121)の傾斜角度(θ1)は前記次の力を受ける面(122)の傾斜角度(θ2)により小さいか又は等しいのであることを特徴する請求項1または2に記載の歯科インプラント体構造。
  13. 前記頭部(15)のいちばん端は平面状あるいは円弧状を呈することを特徴する請求項1または2に記載の歯科インプラント体構造。
  14. 前記切削面(123)の切り線と前記切削面(123)に挟まれた所に角度α1を有し、前記角度α1は20≦α1≦90度であることを特徴する請求項1に記載の歯科インプラント体構造。
  15. 前記側面に設けた溝(14)の周りと隣り合わせの切削面(123)と集積面(124)は円弧で、折れ点のない形状を呈して繋がっていることを特徴する請求項1に記載の歯科インプラント体構造。
  16. 前記第二ねじ山部(12)の半径(R1)は切削面(123)の曲率半径(R3)より大きいのであることを特徴する請求項1に記載の歯科インプラント体構造。
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