JP2015203892A - 共同利用車両の車両管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】バッテリ残量が少ない車両でも、ユーザが利用を開始できる共同利用車両の車両管理システムを提供する。
【解決手段】ユーザが利用を開始する車両が、ユーザが設定する返却予定地に到達可能か否かを判定する到達可否判定手段30と、到達可否判定手段30が、車両は返却予定地に到達不可能と判定する時、車両が到達可能な駐車スペース、かつ、返却予定地に到達可能な他車両を有する駐車スペースを抽出する駐車スペース抽出手段40と、駐車スペース抽出手段40により抽出された駐車スペースで、車両から他車両に乗継することをユーザに提案する乗継提案手段50とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、複数ユーザにより利用される複数の車両を管理する車両管理システムに関するものである。
従来、車両を管理する車両管理システムにおいて、会員からの予約を受付けて、予約内容に対応する電気自動車のバッテリ残量情報を抽出する技術が知られている。上記技術においては、会員が希望した電気自動車が会員の予定走行距離を走行可能なバッテリ残量を有していない場合、その電気自動車を利用開始日時までに充電できるかを確認する。そして、電気自動車を利用開始日時までに充電できない場合、別の電気自動車を抽出して、同様にバッテリ残量を確認する。このようにして、会員の予定走行距離を走行可能なバッテリ残量を有する電気自動車の情報を抽出する。これにより、会員は、予定走行距離を走行可能なバッテリ残量を有する電気自動車を予約することができる。上述のようにして、会員が電気自動車を予約した後、会員は、利用開始日時までに予約した電気自動車が駐車された場所まで移動して利用を開始する(特許文献1参照)。
特開2010‐231258
しかしながら、上記技術において、会員は、予定走行距離を走行可能なバッテリ残量を有する電気自動車しか予約することができない。したがって、十分なバッテリ残量を有する電気自動車が会員の近くにない場合は、利用を開始する電気自動車までの会員の移動距離が長くなり、顧客満足度が低下する課題があった。
本発明の複数のユーザに利用される複数の車両を管理するための共同利用車両の車両管理システムにおいて、ユーザが利用を開始する車両が、ユーザが設定する返却予定地に到達可能か否かを判定する到達可否判定手段と、到達可否判定手段が車両は返却予定地に到達不可能と判定する時、車両が到達可能な駐車スペース、かつ、返却予定地に到達可能な他車両を有する駐車スペースを抽出する駐車スペース抽出手段と、駐車スペース抽出手段により抽出された駐車スペースで、車両から他車両に乗継することをユーザに提案する乗継提案手段を備えることにより、上記課題を解決する。
本発明では、ユーザはバッテリ残量が少ない車両からも利用を開始することができるようになる。したがって、ユーザは、より近くにある車両から利用を開始できるため、利用を開始する車両までの移動距離が短くなり、顧客満足度が向上する。
図1は、本発明の第一実施形態を適用したカーシェアリングシステムの構成図である。 図2は、制御部が有する各種手段を示す図である。 図3は、第一実施形態に係る動作例を示すフローチャートである。 図4は、第二実施形態に係る動作例を示すフローチャートである。
第一実施形態に係る共同利用車両の車両管理システムは、例えば、カーシェアリングシステムに適用される。図1は、カーシェアリングシステムの構成図である。カ―シェアリングシステムは、管理サーバ100と、複数の共用車両200と、インターネット300を介して管理サーバ100と通信可能な複数のユーザ端末400とを備える。このカーシェアリングシステムは、近距離乗り捨て型カーシェアリングシステムを形成しており、共用車両200の駐車ポート500が比較的狭い区域内に互いに近い間隔で設けられていて、ユーザは、共用車両200の利用を開始した場所とは異なる場所に帰還することができる。また、図1においては共用車両200を1台のみ示したが、本発明に係るカーシェアリングシステムは、複数の共用車両200を備える。また、本発明に係るカーシェアリングシステムにおいて、多数の共用車両200は、各所に設けられた所定の駐車スペースにそれぞれ駐車されている。特定多数のユーザは、所望の駐車スペースに駐車された共用車両200を予約して利用する。尚、ここでいう共用車両200は電気自動車であるが、必ずしも電気自動車に限るものではなく、水素燃料自動車やガソリン自動車などの乗物であれば実施可能である。
図1に示すように、共用車両200は、車載装置210と、車載通信装置220とを備えている。車載装置210は、無線通信により、共用車両200の利用開始時間情報と、利用終了時間情報と、走行距離情報と、自車両位置情報とを、車載通信装置220を介して通信部110に送信する。車載装置210が自車両の位置情報を取得する方法としては、例えば、共用車両200に備えられたGPS(Global Positioning
System)を用いる方法がある。車載装置210は、測位衛星から発信される電波を所定時間ごとに受信して、各共用車両200のリアルタイムの位置情報を取得する。
ユーザ端末400は、第一実施形態の車両管理システムを利用する特定多数のユーザが所有する端末である。ユーザ端末400は、インターネット300を介して、管理サーバ100に備えられた通信部110と通信可能となっている。ユーザは、共用車両200の利用予約や利用後の返却処理などを、ユーザ端末400を用いて行うことができる。尚、ユーザ端末400は、例えば、パソコンや携帯電話などの各種移動端末などが挙げられる。
本発明に係るカーシェアリングシステムにおいて、ユーザが共用車両200の利用を申請する時、ユーザは、返却予定時間を設定せずに共用車両200を利用することができる。これにより、ユーザは、共用車両200を任意のタイミングで返却することができるが、代わりに、ユーザは、返却予定時間を利用の申請の時に予め設定するようにしてもよい。あるいは、ユーザは、利用開始後に返却予定時間を設定するようにしてもよい。その他にも、本発明に係るカーシェアリングシステムにおいては、返却予定時間に限らず返却予定時刻を指定できるようにしてもよい。
次に管理サーバ100が備える各構成を説明する。管理サーバ100は、通信部110と、データベース120と、制御部130とを備える。通信部110は、無線通信により、共用車両200に備えられた車載通信装置220やユーザ端末400と通信する。通信部110は、共用車両200の走行距離や車両位置などの情報を、車載通信装置220を介して取得する。また、通信部110は、ユーザが入力した情報を、ユーザ端末400を介して受けとる。制御部130は、通信部110を介して受けとる情報に基づいて利用受付情報を生成する。この利用受付情報は、共用車両毎やユーザ毎に生成される情報である。利用受付情報は、例えば、共用車両200の利用を開始する駐車スペース情報や返却予定地情報である。次いで、データベース120は、利用受付情報や制御部130が算出した情報を記憶する記憶装置である。また、データベース120は、共用車両200を駐車
するための駐車スペースの状態(満室、空室、予約済)も記憶する。尚、駐車スペースは、共用車両200を駐車するためのスペースであり、この駐車スペースのうち幾つかには共用車両200が駐車されている。さらに、データベース120は、共用車両200ごとの位置情報を記憶している。具体的には、まず、車載装置210は、共用車両200のリアルタイムの位置情報をGPSより取得する。そして、車載装置210は、共用車両200の位置情報を、車載通信装置220を介して制御部130に送信する。制御部130は、受信した位置情報をデータベース120に送る。
次に、図2に基づいて、制御部130が有する各種手段を説明する。図2は、制御部130が有する手段を示した構成図である。制御部130は、利用管理手段10と、車両位置検出手段20と、到達可否判定手段30と、駐車スペース抽出手段40及び乗継提案手段50を備える。また、利用管理手段10は、重複予約手段11を備える。さらに、到達可否判定手段30は、バッテリ残量検出手段31と、距離算出手段32及び消費電力算出手段33を備える。
まず、制御部130の利用管理手段10を説明する。利用管理手段10は、ユーザからの予約に対応する利用受付情報を生成して、データベース120に記憶させる。まず、ユーザが、共用車両200の利用を、ユーザ端末400を用いて申込む。利用管理手段10は、ユーザ端末400からの情報を、通信部110を介して受信する。利用管理手段10は、受信した情報に基づいて共用車両200ごとの利用受付情報を生成してデータベース120に送る。利用受付情報は、具体的には、例えば、ユーザが利用開始を希望した駐車スペースの共用車両200(以後、希望車両)の利用開始時間や、返却予定時間や、返却予定地の情報などである。
さらに、利用管理手段10は、重複予約手段11を備える。ユーザが返却予定地に向かう途中で他の共用車両200に乗継を行う場合、重複予約手段11は、ユーザが希望車両と乗継で利用する共用車両200(以後、乗継車両)とを予約できるようにする。具体的には、まず、ユーザは、ユーザ端末400を用いて利用を申し込むとともに、希望車両と乗継車両を指定する。ユーザ端末400は、ユーザが指定した内容を通信部110に送る。通信部110は、受信した内容を利用管理手段10に送る。利用管理手段10は、通信部110からの情報を重複予約手段11に送る。重複予約手段11は、受信した情報に基づいて希望車両と乗継車両の利用受付情報を生成する。そして、重複予約手段11は、生成した情報をデータベース120に送る。尚、重複予約手段11は、希望車両と乗継車両の利用受付情報をまとめて、ユーザ毎の利用受付情報を生成するようにしてもよい。
次に、車両位置検出手段20を説明する。車両位置検出手段20は、共用車両200の位置情報を取得する。具体的には、まず、車載装置210は、共用車両200の位置情報をGPSより取得して、車載通信装置220を介して通信部110に送信する。通信部110は、受信した位置情報を位置検出手段20に送る。そして、車両位置検出手段20は、共用車両200の位置情報を到達可否判定手段30と返却完了手段60に送る。
尚、車両位置検出手段20は、制御周期毎(例えば1秒毎)に動作して位置情報を取得して、リアルタイムな位置を把握するようにしてもよい。その他に、ユーザが共用車両200の利用予約をした時に、車両位置検出手段20は、共用車両200の位置情報を取得するようにしてもよい。加えて、車両位置検出手段20を応用することで、制御部130は、ユーザの現在位置も取得することができる。具体的には、まず、ユーザ端末400は、ユーザの位置情報をGPSより取得する。ユーザ端末400は、取得した位置情報を、インターネット300を介して通信部110に送る。通信部110は、受信した位置情報を車両位置検出手段20に送る。車両位置検出手段20は、ユーザの位置情報をデータベース120に送る。
次いで、到達可否判定手段30を説明する。到達可否判定手段30は、バッテリ残量検出手段31と、距離算出手段32及び消費電力算出手段33を備える。以下では、バッテリ残量検出手段31と、距離算出手段32及び消費電力算出手段33を説明した後に、到達可否判定手段30を説明する。
まず、バッテリ残量検出手段31を説明する。バッテリ残量検出手段31は、共用車両200のバッテリ残量を取得する。具体的には、まず、車載装置210は、共用車両200のバッテリ残量の情報を、車載通信装置220を介して通信部110に送信する。通信部110は、受信したバッテリ残量情報をバッテリ残量検出手段31に送る。バッテリ残量検出手段31は、受信したバッテリ残量情報をデータベース120に送る。また、バッテリ残量情報は、後述する到達可否判定手段30が実行する判定に用いられる。尚、バッテリ残量検出手段31は、車載装置210が検出したバッテリ残量情報を、車載通信装置220を介して取得したが必ずしもこれに限るものではない。例えば、バッテリ残量検出手段31は、バッテリ残量情報を路車間通信により(例えば、充電スペースや充電ステーションに設置された通信機を介して)取得してもよい。
次いで、距離算出手段32を説明する。距離算出手段32は、希望車両の駐車スペースから返却予定地への移動に要する予定走行距離を算出する。まず、利用予約時に、ユーザは、希望車両と返却予定地を、ユーザ端末400を用いて選択する。ユーザ端末400は、希望車両と返却予定地の情報を通信部110に送信する。車両位置検出手段20は、希望車両の位置情報を取得して距離算出手段32に送る。また、距離算出手段32は、ユーザが予約時に設定した返却予定地の位置情報をデータベース120から抽出する。そして、距離算出手段32は、ユーザの予定走行距離を希望車両の位置情報と返却予定地の位置情報とに基づいて算出する。距離算出手段32は、算出した予定走行距離の情報をデータベース120に送る。上記と同様にして、距離算出手段32は、希望車両の駐車スペースから乗継を行う駐車スペース(以後、乗継スペース)への移動に要する予定走行距離を算出することができる。
尚、ここでの予定走行距離は、渋滞など道路状態を考慮した迂回経路での距離でもよいし、最短経路での走行距離でもよい。その他にも、予定走行距離は、共用車両200と、返却予定地または乗継スペースとの直線距離で代用してもよい。
次に、消費電力算出手段33を説明する。消費電力算出手段33は、希望車両の駐車スペースから返却予定地への移動に要する消費電力を算出する。具体的には、まず、消費電力算出手段33は、予定走行距離の情報を距離算出手段32から取得する。また、消費電力算出手段33は、希望車両の電費情報を、通信部110を介して取得する。消費電力算出手段33は、消費電力を予定走行距離と電費とに基づいて算出する。そして、消費電力算出手段33は、共用車両200の消費電力の情報をデータベース120に送る。ここで、電費情報の取得方法を説明すると、初めに、車載装置210が、共用車両200の電費情報を、車載通信装置220を介して通信部110に送る。通信部110は、受信した電費情報を到達可否判定手段30に送る。そして、消費電力算出手段33が、電費情報を取得する。
上記と同様にして、消費電力算出手段33は、希望車両の駐車スペースから乗継スペースへの消費電力を算出することもできる。また、上記電費は、共用車両200の過去(例えば過去30日)の平均電費でもよい。
到達可否判定手段30は、上述した位置検出手段20と、バッテリ残量検出手段31と、距離算出手段32及び消費電力算出手段33より得られる情報に基づいて、希望車両が
返却予定地に到達できるか否かを判定する。具体的には、到達可否判定手段30は、消費電力情報とバッテリ残量情報とを比較して到達可能か否かを判定する。バッテリ残量が消費電力より大きい時、到達可否判定手段30は、希望車両を返却予定地に「到達可能」と判定する。それに対して、バッテリ残量が推定消費電力よりも小さい時、到達可否判定手段30は、希望車両を返却予定地に「到達不可能」と判定する。
尚、到達可否判定手段30は、バッテリ残量情報と消費電力情報とを比較して到達可能か否かを判定したが、到達可能か否かを判定する方法においてはこれに限るものではない。例えば、まず、到達可否判定手段30は、バッテリ残量情報と電費情報にと基づいて走行可能距離を算出する。到達可否判定手段30は、走行可能距離と予定走行距離とを比較して到達可能か否かを判定する。走行可能距離が予定走行距離より大きい時、到達可否判定手段30は、希望車両を返却予定地に「到達可能」と判定する。それに対して、走行可能距離が予定走行距離よりも小さい時、到達可否判定手段30は、希望車両を返却予定地に「到達不可能」と判定する。
尚、ここでの到達可否判定手段30は、希望車両のみを対象として、返却予定地に到達可能か否かを判定したが、必ずしもこれに限るものではない。その他に、例えば、到達可否判定手段30は、希望車両の判定と同時に、希望車両とは異なる共用車両200がユーザの返却予定地に到達可能か否かを判定するようにしてもよい。これにより、希望車両が「到達不可能」と判定された時、到達可否判定手段30は、希望車両の周辺に「到達可能」な車両があるかを調べることができる。また、到達可否判定手段30は、制御周期毎(例えば1秒毎)に動作するようにしてもよい。
次に、駐車スペース抽出手段40を説明する。駐車スペース抽出手段40は、初めに、返却予定地に到達可能なバッテリ残量を有する共用車両200の駐車スペース情報を抽出する。そして、駐車スペース抽出手段40は、返却予定地に到達可能なバッテリ残量を有する共用車両200の駐車スペースの中から希望車両が到達可能な駐車スペースを抽出する。
まず、バッテリ残量検出手段31が、希望車両とは異なる共用車両200(以後、他車両)のバッテリ残量の情報を取得する。距離算出手段32は、他車両の駐車スペースからユーザの返却予定地までの予定走行距離を計算する。そして、消費電力算出手段33は、距離算出手段32が算出した予定走行距離に基づいて消費電力を算出する。到達可否判定手段30は、バッテリ残量と消費電力とを比較して、他車両がユーザの返却予定地に到達可能か否かを判定する。駐車スペース抽出手段40は、上述のようにして到達可否判定手段30が「到達可能」と判定した他車両の識別番号を到達可否判定手段30より取得する。そして、駐車スペース抽出手段40は、到達可否判定手段30より他車両の識別番号を取得して、識別番号に対応する他車両の駐車スペースをデータベース120より抽出する。尚、以降では、返却予定地に到達可能なバッテリ残量を有する他車両の駐車スペースを駐車スペースAと称する。
次に、駐車スペース抽出手段40は、駐車スペースAの中から希望車両が到達可能な駐車スペースを抽出する。具体的には、まず、バッテリ残量検出手段31は、希望車両のバッテリ残量の情報を取得する。距離算出手段32は、希望車両の駐車スペースから駐車スペースAまでの予定走行距離を計算する。また、消費電力算出手段33は、距離算出手段32が算出した駐車スペースAまでの予定走行距離に基づいて消費電力を算出する。到達可否判定手段30は、バッテリ残量と消費電力とを比較して、希望車両が駐車スペースAに到達可能か否かを判定する。このようにして、駐車スペース抽出手段40は、駐車スペースAの中から希望車両が到達可能な駐車スペースを抽出する。尚、以降では、希望車両が到達可能な駐車スペースを駐車スペースBと称する。以上のようにして、駐車スペース
抽出手段40は、駐車スペースAを抽出した後に駐車スペースBを抽出した。
尚、駐車スペース抽出手段40が上記のようにして抽出する駐車スペースBは、複数の時もあるし、一つの時もある。駐車スペースBが複数の時、駐車スペース抽出手段40は、駐車スペースBの中から、希望車両の駐車スペースから返却予定地までの総走行距離が最短となる駐車スペース(以後、駐車スペースC)をさらに抽出してもよい。その他に、駐車スペース抽出手段40は、駐車スペースBの中から、希望車両の駐車スペースから最短距離にある駐車スペース(以後、駐車スペースD)をさらに抽出してもよい。また、駐車スペース抽出手段40は、駐車スペースAを抽出した後に駐車スペースBを抽出したが、逆の順で絞り込んでもよく、駐車スペースBを抽出した後に駐車スペースAを抽出してもよい。
次いで、乗継提案手段50を説明する。乗継提案手段50は、駐車スペース抽出手段40により特定した駐車スペースで乗継を行うかをユーザに提案する。具体的には、まず、到達可否判定手段30が希望車両を返却予定地に「到達不可能」と判定した時、駐車スペース抽出手段40が、駐車スペースA→B→Cの順で駐車スペースを抽出する。乗継提案手段50は、駐車スペース抽出手段40が抽出した駐車スペースCで乗継を行うかを、通信部110を介してユーザに提案する。また、ユーザが、乗継提案手段50による提案を承諾した時、ユーザは、承諾した旨を、ユーザ端末400を介して送信する。乗継提案手段50は、乗継を行うユーザの利用受付情報を受信した情報に基づいて更新する。
以下では、図3に基づいて、第一実施形態を説明する。図3は、乗継をユーザに提案する際の動作例を示すフローチャートである。
まず、ステップS101では、何れかのユーザからの共用車両200の利用予約を受付ける。具体的には、まず、ユーザは、共用車両200の利用予約を、ユーザ端末400を用いて行う。ユーザ端末400は、ユーザが予約時に入力した返却予定地や希望車両の情報を通信部110に送る。通信部110は、受信した情報を利用管理手段10に送る。利用管理手段10は、利用受付情報を通信部110からの情報に基づいて生成する。利用管理手段10は、生成した利用受付情報をデータベース120に送る。その後、フローは、ステップS102に進む。一方、何れのユーザも共用車両200の利用を申込まない時、フローは、ステップS101に留まる。
次に、ステップS102で、車両位置検出手段20は、希望車両の位置情報を取得する。到達可否判定手段30は、利用受付情報を利用管理手段10より取得する。そして、距離算出手段32は、希望車両の駐車スペースから返却予定地までの予定走行距離を算出する。
次いで、ステップS103で、到達可否判定手段30は、希望車両が返却予定地に到達可能か否かを判定する。到達可否判定手段30が希望車両を「到達可能」と判定する時、フローはステップS110へ進む。それに対して、到達可否判定手段30が希望車両を「到達不可能」と判定する時、フローはステップS104に進む。
次に、ステップS104で、駐車スペース抽出手段40は、ユーザの返却予定地に到達可能な他車両の駐車スペース(駐車スペースA)を抽出する。その後、フローは、ステップS105に進む。それに対して、返却予定地に到達可能な他車両が一つもない時、フローは、ステップS109に進む。
次いで、ステップS105で、駐車スペース抽出手段40が、駐車スペースAの中から、希望車両が到達できる駐車スペース(駐車スペースB)を抽出する。その後、フローは
ステップS106に進む。それに対して、駐車スペースBが駐車スペースAの中にない時、フローはステップS107に進む。
次に、ステップS106で、駐車スペース抽出手段40は、駐車スペースBの中から、車スペースC(乗継スペース)を抽出する。そして、乗継提案手段50は、乗継スペースで乗継を行うかを、通信部110を介してユーザに提案する。その後、フローはステップS108に進む。
また、ステップS107で、乗継提案手段50は、ユーザの移動距離が最短となる駐車スペースからの利用開始をユーザに提案する。具体的には、まず、車両位置検出手段20は、ユーザの現在位置情報を取得する。距離算出手段32は、ユーザの位置情報から駐車スペースAまでの移動距離を算出する。駐車スペース抽出手段40は、算出した移動距離の中から、ユーザの移動距離が最短となる駐車スペースを抽出する。そして、乗継提案手段50は、ユーザの移動距離が最短となる駐車スペースでの利用開始を、通信部110を介してユーザに提案する。その後、フローはステップS108に進む。
次に、ステップS108で、利用管理手段10は、ユーザがステップS106もしくはS107の提案を承諾したか否かを判定する。具体的には、まず、ユーザは、ステップS106もしくはステップS107の提案を、ユーザ端末400を用いて確認する。ユーザがその提案を承諾した時、ユーザは、承諾した旨を、ユーザ端末400を介して送信する。通信部110は、受信した情報を利用管理手段10に送る。利用管理手段10は、ユーザが送信した情報を受信する。その後、フローはステップS110に進む。それに対して、ユーザが提案を承諾しない時、フローはステップS109に進む。
次いで、ステップS110で、利用受付手段10は、ステップS109で受信した情報に基づいて利用受付情報を更新して、予約を確定する。その後、ステップS111で、利用受付手段10は、利用受付情報をデータベース120に送る。その後、フローは終了する。
また、ステップS109で、乗継提案手段50は、希望車両を予約できない旨を、通信部110を介してユーザに通知する。
ここで、第一実施形態における効果について列挙する。
(1)
複数のユーザに利用される複数の車両を管理するための共同利用車両の車両管理システムにおいて、希望車両(ユーザが利用開始を希望する駐車スペースに駐車された共用車両200)が、ユーザが設定する返却予定地に到達可能か否かを判定する到達可否判定手段30と(ステップS103)、到達可否判定手段30が希望車両は返却予定地に到達不可能と判定する時、希望車両が到達可能な駐車スペースであって(駐車スペースA)、かつ、返却予定地に到達可能な他車両を有する駐車スペース(駐車スペースB)を抽出する駐車スペース抽出手段40と(ステップS104、S105)、駐車スペース抽出手段40により抽出された駐車スペースで、希望車両から乗継車両に乗継することをユーザに提案する乗継提案手段50を備える(ステップS106)。
これにより、ユーザが、バッテリ残量が少ない車両からも利用を開始することができるようになる。したがって、ユーザがより近くにある車両から利用を開始できるため、利用を開始する車両までの移動距離が短くなり、顧客満足度が向上する。
(2)
到達可否判定手段30は、車両のバッテリ残量を検出するバッテリ残量検出手段31と(ステップS103、S104、S105)、希望車両が、返却予定地もしくは乗継スペースに移動するのに要する消費電力を算出する消費電力算出手段33を備え(ステップS103、S104、S105)、バッテリ残量と消費電力とに基づいて、希望車両が返却予定地もしくは乗継スペースに到達可能か否かを判定する(ステップS103、S104、S105)。
これにより、到達可否判定手段30が、希望車両が返却予定地に到達可能か否かの判定する時の判定精度が向上する。したがって、第一実施形態においては、到達可否判定手段30が誤った判定をして、希望車両が電欠を起こすような事態を防止することができる。
(3)
駐車スペース抽出手段40は、希望車両が駐車された駐車スペースから返却予定地までの総走行距離が最短となる駐車スペースC(乗継スペース)を抽出する(ステップS106)。
これにより、駐車スペース抽出手段40は、返却予定地までの最短経路上の駐車スペースC(乗継スペース)を抽出することができる。そのため、ユーザが道程で他の車両に乗り継ぐとしても、ユーザは、共用車両200の総走行距離が最短になるようにして返却予定地に向かうようになる。したがって、第一実施形態においては、希望車両と乗継車両の消費電力を低く抑えることができる。
(4)
乗継提案手段50は、ユーザが提案を承諾した時、希望車両及び乗継車両の利用予約を受付ける重複予約手段11をさらに備える。
これにより、ユーザは、希望車両と乗継車両とを重複して予約できるようになる。ユーザは、予約時に、乗継車両を確保することができるため、他のユーザは、ユーザが乗継車両を確保することができなくなる。したがって、第一実施形態においては、ユーザが乗継を行う時に、ユーザは、スムースに乗継を行うことができる。
次に、第二実施形態に係る共同利用車両の車両管理システムについて説明する。第二実施形態では、第一実施形態で説明した構成に加えて、返却完了手段60を備える。以下では、まず、ユーザによる利用開始から返却予定地に共用車両200を返却するまでの流れを説明した上で共用車両200の返却時に動作する返却完了手段60について説明する。
本実施形態において、ユーザは、乗継を承諾した後に希望車両の利用を開始する。その後、ユーザは、共用車両200の利用を開始して、乗継スペースに移動する。そして、ユーザは、希望車両を返却して乗継車両に乗り換える。その後、ユーザは、乗継車両で返却予定地に移動する。ユーザは、乗継車両を返却予定地に返却する。
このような共用車両200の返却時に動作するのが、返却完了手段60である。返却完了手段60は、ユーザが利用した共用車両200を乗継スペースもしくは返却予定地に正しく返却しようとしているか否か判定する。具体的に、まず、返却完了手段60は、共用車両200の位置情報を車両位置検出手段20より取得する。また、返却完了手段60は、返却予定地の位置情報と乗継スペースの位置情報をデータベース120より取得する。返却完了手段60は、共用車両200の位置情報と、返却予定地の位置情報及び乗継スペースの位置情報を比較する。共用車両200の位置情報と返却予定地の位置情報が一致する時、返却完了手段60は、ユーザが共用車両200を返却予定地に正しく返却しようとしていると判定して、ユーザによる返却予定地への返却を許可する旨を、通信部110を
介してユーザに通知する。また、共用車両200の位置情報と乗継スペースの位置情報が一致する時、返却完了手段60は、ユーザが共用車両200を乗継スペースに正しく返却しようとしていると判定して、ユーザによる乗継スペースへの返却を許可する旨を、通信部110を介してユーザに通知する。共用車両200の位置情報が返却予定地情報や乗継スペース情報と一致しない時、返却完了手段60は、ユーザが返却予定地もしくは乗継スペースに正しく返却しようとしていないと判定して、返却できない旨を、通信部110を介してユーザに通知する。
尚、返却完了手段60がユーザは誤った場所に返却しようとしていると判定した時、返却完了手段60は、共用車両200の返却を許可しないようにしてもよい。
図4は、返却完了手段60の動作例を示すフローチャートである。
まず、ステップS201で、ユーザが、ユーザ端末400を介して、車両の返却を申請する。返却完了手段60は、ユーザによる返却申請を受ける。その後、フローはステップS202に進む。それに対して、ユーザが返却の申請をしない場合、フローはステップS201に留まる。
次に、ステップS202で、返却完了手段60は、共用車両200の位置情報と、返却予定地の位置情報及び乗継スペースの位置情報とを取得する。車両位置検出手段20は、ユーザが返却しようとする共用車両200の位置情報を、通信部110を介して取得して、返却完了手段60に送る。さらに、返却完了手段60は、乗継スペースの位置情報と返却予定地の位置情報とをデータベース120から取得する。
次いで、ステップS203で、返却完了手段60は、ユーザが返却予定地に正しく返却しようとしているか判定する。共用車両200の位置情報と返却予定地の位置情報とが一致する時、返却完了手段60は、ユーザが返却予定地に正しく返却しようとしていると判定する。その後、フローはステップS208に進む。それに対して、共用車両200の位置情報と返却予定地の位置情報が一致しない時、フローはステップS204に進む。
次に、ステップS204で、返却完了手段60は、ユーザが乗継スペースに正しく返却しようとしているか判定する。共用車両200の位置情報と乗継スペースの位置情報とが一致する時、返却完了手段60は、ユーザが乗継スペースに正しく返却しようとしていると判定する。その後、フローはステップS205に進む。それに対して、共用車両200の位置情報と乗継スペースの位置情報が一致しない時、フローはステップS206に進む。
次いで、ステップS205で、返却完了手段60は、ユーザは乗継を行うか否かを判定する。具体的には、まず、返却完了手段60は、乗継を行うかをユーザに問い合わせる。ユーザは、乗継を行うか否かを、ユーザ端末400を介して通信部110に送信する。通信部110は、受信した情報を返却完了手段60に送る。返却完了手段60は、ユーザからの情報に基づいてユーザが乗継を行うか否かを判定する。返却完了手段60が乗継を行うと判定した時、フローはステップS207に進む。それに対して、返却完了手段60が乗継を行わないと判定した時、フローはステップS208に進む。
次に、ステップS207で、利用管理手段10は、希望車両の返却後に乗継車両の利用を開始できる旨を、通信部110を介してユーザに通知する。
次いで、ステップS208で、ユーザが、返却予定地もしくは乗継スペースに正しく返却する。そして、利用管理手段10は、返却予定地もしくは乗継スペースに正しく返却さ
れた旨を、通信部110を介してユーザに通知する。そして、ステップS209で、利用管理手段10は、利用受付情報を更新する。その後、フローは終了する。
以下に第二実施形態における効果を示す。
車両及び他車両の位置情報を取得する車両位置検出手段20と、車両返却の際、返却されようとしている車両が返却予定地もしくは駐車スペースに位置しているか否かを判定し、位置していると判定する場合に返却を許可する返却完了手段60とを備える。
これにより、返却される共用車両200の位置情報が返却予定地情報もしくは乗継スペース情報に一致する時に、ユーザは共用車両200を返却できるようになる。したがって、共用車両200が予め設定した返却予定地もしくは乗継スペースに正しく返却された時しか、ユーザによる共用車両200の返却が許可されない。そのため、共用車両200は、返却予定地もしくは乗継スペースに正しく返却されるようになる。
次いで、第三実施形態を説明する。第三実施形態において、乗継提案手段50は、共用車両200を充電する設備を設ける集中充電ステーションで乗継を行うかをユーザに提案する。
本実施形態に係る乗り捨て型カーシェアリングシステムにおいて、集中充電ステーションは、例えば、一か所当たりに数個の充電器を有しており、数十台の共用車両200で共有される。この集中充電ステーションは、回収された共用車両200の充電を行う。そのため、集中充電ステーションには、ユーザの返却予定地に到達可能なだけのバッテリ残量を有する共用車両200が駐車されている可能性が高い。第一実施形態での駐車スペース抽出手段40は、乗継スペースを駐車スペースA→B→Cの順番で絞り込んだ。それに対して、本実施形態における駐車スペース抽出手段40は、駐車スペースA→Bの順番で抽出した後に、集中充電ステーションを優先的に抽出する。
具体的に、まず、駐車スペース抽出手段40は、返却予定地に到達可能なバッテリ残量を有する共用車両200の駐車スペース情報(駐車スペースA)を抽出する。この時、集中充電ステーションが充電された共用車両200を有している時、駐車スペースAの中には、集中充電ステーションが含まれている。
次に、駐車スペースAの中に集中充電ステーションが含まれている時、駐車スペース抽出手段40は、集中充電ステーションを含む駐車スペースAの中から、希望車両が到達可能な駐車スペース(駐車スペースB)を抽出する。希望車両が集中充電ステーションに到達可能でない時、集中充電ステーションは駐車スペースBの中に含まれていない。それに対して、希望車両が集中充電ステーションに到達可能な時、集中充電ステーションが駐車スペースBの中に含まれている。
次いで、駐車スペースBの中に集中充電ステーションが含まれている時、駐車スペース抽出手段40は、駐車スペースBの中から集中充電ステーションを優先的に抽出する。
その後、乗継提案手段50は、集中充電ステーションで希望車両から乗継車両に乗継を行うかを提案する。ユーザが提案を承諾した時、ユーザは集中充電ステーションで乗継を行うことができる。
以下に第三実施形態における効果を示す。
駐車スペース抽出手段40は、抽出対象の駐車スペースに複数の車両を充電する設備を設けている集中充電ステーションを含む。
本実施形態においては、作業員の代わりに、ユーザが希望車両を集中充電ステーションに移動させる。それに加えて、乗継を行うユーザの希望車両は、ユーザの返却予定地に到達不可能な車両である。つまり、希望車両は、多くのバッテリ残量を有していない。したがって、集中充電ステーションを乗継スペースとすることで、作業員の代わりに、ユーザがバッテリ残量の少ない共用車両200を集中充電ステーションに移動させるため、本実施形態においては、バッテリ残量が少ない共用車両200を回収する作業員の手間を省くことができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、これらの実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物を含む趣旨である。
また、上述した実施形態では、車両管理システムの一例として乗り捨て型のカーシェアリングシステムを例示して説明したが、車両管理システムは、遠距離乗り捨て型レンタカーシステムなどにももちろんのこと適用することができる。
また、上述した実施形態において、返却完了手段60は、共用車両200が返却予定地に返却されたか否かを判定する方法として、GPSを利用する方法を例示して説明したが、このようなGPSに加え、またはGPSに代えて、例えば次のような方法を用いてもよい。具体的には、まず、予め各駐車スペースに固有の位置特定用コードを設置しておく。駐車スペースに設置される位置特定用コードとしては、特に限定されていないが、例えば、位置特定用のバーコード、QRコード(登録商標)、または英数字などが表示された表示板や、位置特定用の電子データが記憶された端末などが挙げられる。そして、ユーザが共用車両200を返却した時に、返却完了手段60は、返却された共用車両200の車載装置210に指令することで、共用車両200に搭載されたカメラ、センサ、または通信機器などによって、上記位置特定用コードの情報を読み取らせる。次いで、読み取らせた位置特定用コードの情報が、共用車両200に設置された返却予定地を示すものであった場合には、返却完了手段60は、共用車両200が返却予定地に返却されたと判定する。これにより、GPSでは上記判定が行うことができない場面、例えば、GPSの位置検出誤差範囲内に2以上の駐車スペースが存在している場面や、GPSの電波が届かない場面などにおいても、このような駐車スペースに設置された位置特定用手段の情報を読み取る方法によれば、返却完了手段60は、簡便且つ正確に、共用車両200が設定された返却予定地に位置しているか否かを判定することができる。
10・・・利用管理手段
11・・・重複予約手段
20・・・車両位置検出手段
30・・・到達可否判定手段
31・・・バッテリ残量検出手段
32・・・距離算出手段
33・・・消費電力算出手段
40・・・駐車スペース抽出手段
50・・・乗継提案手段
60・・・返却完了手段
100・・・管理サーバ
110・・・通信部
120・・・データベース
130・・・制御部
200・・・共用車両
210・・・車載装置
220・・・車載通信装置
300・・・インターネット
400・・・ユーザ端末

Claims (6)

  1. 複数のユーザに利用される複数の車両を管理するための共同利用車両の車両管理システムにおいて、
    ユーザが利用を開始する車両が、前記ユーザが設定する返却予定地に到達可能か否かを判定する到達可否判定手段と、
    前記到達可否判定手段が前記車両は前記返却予定地に到達不可能と判定する時、前記車両が到達可能な駐車スペースであって、かつ、前記返却予定地に到達可能な他車両を有する駐車スペースを抽出する駐車スペース抽出手段と、
    前記駐車スペース抽出手段により抽出された前記駐車スペースで、前記車両から前記他車両に乗継することを前記ユーザに提案する乗継提案手段と、
    を備えることを特徴とする共同利用車両の車両管理システム。
  2. 前記到達可否判定手段は、
    車両のバッテリ残量を検出するバッテリ残量検出手段と、
    前記車両が、前記返却予定地もしくは前記駐車スペースに移動するのに要する消費電力を算出する消費電力算出手段と、
    を備え、
    前記バッテリ残量と前記消費電力とに基づいて、前記車両が前記返却予定地もしくは前記駐車スペースに到達可能か否かを判定することを特徴とする請求項1に記載の共同利用車両の車両管理システム。
  3. 前記駐車スペース抽出手段は、前記車両が駐車された駐車スペースから前記返却予定地までの総走行距離が最短となる駐車スペースを抽出することを特徴とする請求項1及び2の何れか一項に記載の車両管理システム。
  4. 前記乗継提案手段は、前記ユーザが前記提案を承諾した時、
    前記車両及び前記他車両の利用予約を受付ける重複予約手段をさらに備える請求項1乃至3の何れか一項に記載の共同利用車両の車両管理システム。
  5. 前記車両及び前記他車両の位置情報を取得する車両位置検出手段と、
    車両返却の際、返却されようとしている車両が前記返却予定地もしくは前記駐車スペースに位置しているか否かを判定し、位置していると判定する場合に返却を許可する返却完了手段と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の共同利用車両の車両管理システム。
  6. 前記駐車スペース抽出手段は、抽出対象の駐車スペースに前記複数の車両を充電する設備を設けている集中充電ステーションを含むことを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の共同利用車両の車両管理システム。
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