JP6184735B2 - カーシェアリングシステムにおける車両予約システム、車両予約方法、プログラムおよびコンピューター読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

カーシェアリングシステムにおける車両予約システム、車両予約方法、プログラムおよびコンピューター読み取り可能な記録媒体 Download PDF

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本発明は、カーシェアリングシステムにおける車両予約システム、車両予約方法、プログラムおよびコンピューター読み取り可能な記録媒体に関し、さらに詳細には、シェアカーとして電気自動車を利用したカーシェアリングシステムにおける車両予約システム、車両予約方法、プログラムおよびコンピューター読み取り可能な記録媒体に関する。
近年、自動車の新しい利用形態として、一台の自動車を複数の会員が共同で利用する、所謂、カーシェアリングが注目されている。
ここで、カーシェアリングとは、利用者は自ら自動車を所有せず、カーシェアリング事業者(以下、単に「事業者」と適宜に称する。)の会員となり、必要に応じてその事業者から提供された自動車を借りるというものである。
また、カーシェアリングは、ある地域に限定したコミュニティーの中で会員同士で自動車を共有し、インターネットなどを通じて車両の利用状態の確認や利用予約を行うようにしているため、貸し出し手続に時間を必要とせず、貸し出し・返却場所は、居住しているマンションの駐車場であったり、あるいは、通勤駅の近くであったりと、会員が利用するにあたって便利な場所に設定されていることが多い。
こうしたカーシェアリングにより、利用者は、自動車を所有する場合に比べて、自動車取得費用、維持経費ならびに駐車料金といった費用を削減することができるようになる。
さらに、カーシェアリングが広く普及されることにより、自動車の総台数の低減が見込まれ、都市の交通渋滞の緩和やエネルギー消費量の低減により、二酸化炭素による地球温暖化を抑止する効果が期待されている。
なお、以下の説明においては、「自動車」を「車両」と称することとする。
ところで、上記したようなカーシェアリングを可能とするシステム(以下、「カーシェアリングを可能とするシステム」を、「カーシェアリングシステム」と称する。)では、事業者が事業目的で車載器を搭載した車両を準備し、事業者は当該車両を会員登録済みの複数の利用者に提供するものであった。
なお、車載器とは、カーシェリングシステムにより車両を管理するための装置である。
そして、利用者は当該車両を共用し、当該車両の利用に伴って生じた料金を事業者に対して支払うものであった。
即ち、こうしたカーシェアリングシステムにおいては、事業者がカーシェアリングシステムの管理を行うとともに、当該カーシェアリングシステムによる管理を行うための車載器を搭載した車両の維持、管理を行う。
また、事業者は、車両を共用する利用者を募集し、募集に応じた複数の利用者と事業者との間で車両の利用に関する契約を交わし、車載器が搭載された車両を当該複数の利用者に提供する。
そして、利用者はそれぞれ、事業者から提供された車両(つまり、車載器が搭載された車両である。)の利用予約を行って当該車両を共用することとなる。
なお、こうした予約および予約を行うための予約サイトの管理についても、事業者が行うこととなる。
そして、利用者は、車両の利用により生じた料金を事業者に支払うものである。
上記したようなカーシェアリングシステムにおいては、例えば、図1のブロック構成図に示すようなシステムを構築し、このシステムにより車両の予約や運行の管理が行われている。
即ち、従来の技術によるカーシェアリングシステム100は、カーシェアリングシステム100の事業者のパーソナルコンピューター102や事業者の会員となった利用者のパーソナルコンピューター104や当該利用者の携帯端末106とネットワークを介して接続されるサーバー108と、車両110に設けられて携帯電話網でサーバー108と接続される車載器112と、車両110の所定の位置に取り付けられるとともに車載器112に接続されるカードリーダー114と、車両110のダッシュボード内などに設けられるとともに車載器112に接続されるキーボックス116とを有して構成されている。
以上の構成において、カーシェアリングシステム100を利用して車両110の予約や利用を行うには、まず、利用者が事業者に対して会員登録を行う。このとき、事業者は、各利用者に対して利用者固有の登録コードを作成するとともに、当該登録コードを認証用コードとして記憶したICカードを発行し、各利用者に提供する。
そして、利用者が予約を行う場合には、利用者がパーソナルコンピューター104あるいは携帯端末106を利用してサーバー108に設けられた予約サイトにアクセスし、車両110の予約状況を確認し、利用者の要望にあった車両110の予約を行う。
その後、予約した利用開始時間になると、携帯電話網を利用して予約情報がサーバー108から車載器112に送られて、カードリーダー114が起動される。
一方、利用者は、予約した利用開始時間に車両110が駐車された駐車場まで行き、カードリーダー114に会員登録時に取得したICカードを読み取らせて認証を受けることにより、ドアのロックが解除されるとともに、キーボックス116からキーが取り出せる状態となり車両110の利用が可能となる。
そして、利用者は、予約した利用終了時間まで車両110を利用するものであるが、予約した利用終了時間までに車両110を決められた駐車場に駐車させて、キーをキーボックス116に返却するとともに全てのドアを閉め、カードリーダー114にICカードを読み取らせて認証を受けることにより、車両110の返却が完了し、車両110の利用が終了することとなる。
その後、車載器112において走行距離、利用時間ならびに車両110の状態などが確認され、確認された利用時間に応じた時間料金に、走行距離に応じた距離料金を加算して、車両110の利用により生じる料金を算出し、算出した料金を利用者のパーソナルコンピューター104もしくは携帯端末106に通知する。
また、事業者は、こうした利用者により利用状況をパーソナルコンピューター102で確認することができる。なお、このパーソナルコンピューター102においては、システム上のトラブルについても確認することができる。
ここで、こうした従来の技術によるカーシェアリングシステム100においては、例えば、車両110が電気自動車である場合には、充電可能な場所が十分に普及していないため、車両110に搭載された充電池に充電されている電力量で利用者が入力した目的地まで到達することが可能であるか否かの判断を行う。
即ち、予約時に利用者により目的地や当該目的地までの経由地などが入力されると、サーバー108ではグーグル(登録商標)マップから出発地から目的地までの距離情報を取得する。
そして、サーバー108において、取得した距離情報と、車両110に搭載された充電池の状態(外気温や劣化など)と、車両110に搭載された充電池の充電量とに基づいて、当該目的地まで到達可能であるか否かの判断を行うようにしていた。
なお、この充電池の充電量では、車両110に搭載された充電池に充電された電力量から、利用者が予定外の利用を行う際に使用する電力量を差し引いたものとなる。
そして、目的地まで到達が不可能であると判断されると、予約画面に目的地まで到達できない旨を表示し、利用者に目的地あるいは経由地の変更を促すようにしおり、利用者はこうした表示に基づいて目的地や経由地の再入力を行っていた。
しかしながら、電気自動車たる車両110においては、充電池の状態や充電池の充電量以外に、例えば、目的地までの経路における高低差、アクセルやブレーキの踏み方などの利用者毎の運転方法などにより充電池において消費する電力量が変化するため、走行可能距離が大きく変化するものである。
このため、従来の技術によるカーシェアリングシステム100では、到達可能であるとした経路および目的地であるにもかかわらず、利用者が車両110を利用して目的地に到達することができない場合があった。
また、利用者が目的地まで到達することができなくなることを防止するため、利用者が予約外の利用を行う際に必要とする電力量とは別に、目的地までの経路における高低差や利用者の運転方法の違いに起因する電力量を一定量確保することが考えられるが、この場合、実際に使用する以上の電力量を充電池に充電しなければならず、車両110を効率よく利用することができないものであった。
このため、電気自動車を利用したカーシェアリングシステムにおいて、充電池の状態や充電池の充電量だけでなく、目的地までの経路における高低差および利用者の運転方法などを考慮して、利用者が目的地まで車両を利用する際に必要となる電力量を算出することができるとともに、算出した電力量に基づいて充電時間を算出することができる車両予約システムの提案が望まれていた。
なお、本願出願人が特許出願のときに知っている先行技術は、文献公知発明に係る発明ではないため、本願明細書に記載すべき先行技術文献情報はない。
本発明は、従来の技術の有する上記したような要望に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、目的地までの経路における高低差および利用者の運転方法を考慮して、利用者が電気自動車を目的地まで利用する際に必要となる電力量を算出することができるカーシェアリングシステムにおける車両予約システム、車両予約方法、プログラムおよびコンピューター読み取り可能な記録媒体を提供しようとするものである。
また、本発明の目的とするところは、算出した電力量に基づいて、充電池に充電するための時間を算出することができるカーシェアリングシステムにおける車両予約システム、車両予約方法、プログラムおよびコンピューター読み取り可能な記録媒体を提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本発明によるカーシェアリングシステムにおける車両予約システムは、車両として電気自動車を利用し、利用を開始する日時、出発地、目的地、経由地および利用を終了する日時を入力することにより複数の上記車両のうち任意の上記車両を予約するカーシェアリングシステムにおける車両予約システムにおいて、所定の車種の車両のSOC1%あたりの走行距離を取得する車種情報取得手段と、Webサイトに公開された地図から、出発地、目的地および経由地の位置情報を取得して、該出発地から該経由地を経由して該目的地に到達する走行経路を取得するとともに、該地図から取得した該走行経路における高度情報を取得して、該高度情報から勾配情報を算出し、該勾配情報から勾配補正係数を取得する地図情報取得手段と、利用者の運転方法の目安となる利用者利用履歴情報として、利用者毎のSOC1%あたりの走行距離を取得し、取得した利用者毎のSOC1%あたりの走行距離と、上記車種情報取得手段で取得したSOC1%あたりの走行距離とから利用者補正係数を取得する利用者利用履歴情報取得手段と、上記車両毎の充電池の劣化具合の目安となる車両利用履歴情報として、上記車両毎のSOC1%あたりの走行距離を取得し、取得した車両毎のSOC1%あたりの走行距離と、上記車種情報取得手段で取得したSOC1%あたりの走行距離とから車両補正係数を取得する車両利用履歴情報取得手段と、上記車種情報取得手段で取得したSOC1%あたりの走行距離と、地図情報取得手段で取得した勾配補正係数と、上記利用者利用履歴情報取得手段で取得した利用者補正係数と、車両利用履歴情報取得手段で取得した車両補正係数とを利用して、予約する車両を利用する際に必要となるSOCを算出するSOC算出手段と、上記SOC算出手段で算出したSOCと、利用者による利用開始時における上記車両のSOCとを比較して、上記車両が利用可能であるか否かの判断を行う判断手段と、上記SOC算出手段で算出したSOCに基づいて、上記車両が利用可能となるための充電時間を算出する充電時間算出手段と、上記充電時間算出手段で算出した上記車両が利用可能となるための充電時間を表示する表示手段とを有し、上記充電時間算出手段は、既知のSOCレベル毎の充電時間を利用して、上記車両が利用可能となるための充電時間を算出するとともに上記SOCレベル毎の充電時間を補正するものであり、上記SOCレベル毎の充電時間の補正は、次式により行うようにしたものである。
Tc=(Tcs+充電時間)/(総更新回数+1)
Tc :SOCレベル毎の充電時間
Tcs :補正を行うSOCレベル毎の充電時間における前回の補正処理までの合計充電時間
充電時間 :実際の充電時間
総補正回数:補正を行うSOCレベル毎の充電時間における前回の補正処理までの合計補正回数
また、本発明によるカーシェアリングシステムにおける車両予約システムは、上記した本発明によるカーシェアリングシステムにおける車両予約システムにおいて、上記車種情報取得手段は、利用者による利用前後のSOCの差分が予め設定された値より大きい場合に、上記SOC1%あたりの走行距離を利用者による利用が終了するごとに次式により再計算するようにしたものである。
ds=(補正済総走行距離+実走行距離)/(補正済総消費SOC+実消費SOC)
ds :SOC1%あたりの走行距離
補正済総走行距離 :前回の利用終了時点までの実走行距離の総和(km)
実走行距離 :今回の利用による利用者が実際に利用した走行距離(km)
補正済総消費SOC:前回の利用終了時点までに使用した実消費SOCの総和(%)
実消費SOC :今回の利用により消費したSOCであり、利用前SOCと利用後SOCとの差分(%)
また、本発明によるカーシェアリングシステムにおける車両予約システムは、上記した本発明によるカーシェアリングシステムにおける車両予約システムにおいて、上記利用者利用履歴情報取得手段は、利用者による利用が終了する毎に、利用者毎のSOC1%あたりの走行距離を次式(1)により再計算するとともに、次式(1)により算出した利用者毎のSOC1%あたりの走行距離と上記車種情報取得手段で取得したSOC1%あたりの走行距離とを用いて、次式(2)により利用者補正係数を算出するようにしたものである。
Mds=(補正済総走行距離+実走行距離)/(補正済総消費SOC+実消費SOC) ・・・(1)
Mds : 利用者毎のSOC1%あたりの走行距離
補正済総走行距離 :利用者の前回の利用終了時点までの実走行距離の総和(km)
実走行距離 :利用者が今回の利用により実際に利用した走行距離(km)
補正済総消費SOC:利用者の前回の利用終了時点までに使用した実消費SOCの総和(%)
実消費SOC :利用者が今回の利用により消費したSOCであり、利用前SOCと利用後SOCとの差分(%)
Mm=Mds/ds ・・・ (2)
Mm :利用者補正係数
Mds:利用者毎のSOC1%あたりの走行距離
ds :SOC1%あたりの走行距離
また、本発明によるカーシェアリングシステムにおける車両予約システムは、上記した本発明によるカーシェアリングシステムにおける車両予約システムにおいて、上記車両利用履歴情報取得手段は、利用者による利用が終了する毎に、上記車両毎の1%あたりの走行距離を次式(1)により再計算するとともに、次式(1)により算出した車両毎のSOC1%あたりの走行距離と上記車種情報取得手段で取得したSOC1%あたりの走行距離とを用いて、次式(2)により車両補正係数を算出するようにしたものである。
Cds=(補正済総走行距離+実走行距離)/(補正済総消費SOC+実消費SOC) ・・・ (1)
Cds :車両毎のSOC1%あたりの走行距離
補正済総走行距離 :車両の前回の利用終了時までの実走行距離の総和(km)
実走行距離 :車両が今回の利用により実際に走行した距離(km)
補正済総消費SOC:車両の前回の利用終了時点までに使用した実消費SOCの総和(%)
実消費SOC :車両が今回の利用により消費したSOCであり、利用前SOCと利用後SOCとの差分(%)
Cr=Cds/ds ・・・ (2)
Cr :車両補正係数
Cds:車両毎のSOC1%あたりの走行距離
ds :SOC1%あたりの走行距離
また、本発明によるカーシェアリングシステムにおける車両予約システムは、上記した本発明によるカーシェアリングシステムにおける車両予約システムにおいて、上記SOC算出手段は、出発地から目的地まで到達するために地点D0、D1、D2、・・・、Dnを経由する場合には、利用に必要となるSOCを(1)式により算出するようにしたものである。
Sr:利用に必要となるSOC
Ga:勾配補正係数
Mm:利用者補正係数
Cr:車両補正係数
ds:SOC1%あたりの走行距離
Sg:ガードSOC量
また、本発明によるカーシェアリングシステムにおける車両予約方法は、車両として電気自動車を利用し、利用を開始する日時、出発地、目的地、経由地および利用を終了する日時を入力することにより複数の上記車両のうち任意の上記車両を予約するカーシェアリングシステムにおける車両予約方法において、所定の車種の車両のSOC1%あたりの走行距離を取得する車種情報取得工程と、Webサイトに公開された地図から、出発地、目的地および経由地の位置情報を取得して、該出発地から該経由地を経由して該目的地に到達する走行経路を取得するとともに、該地図から取得した該走行経路における高度情報を取得して、該高度情報から勾配情報を算出し、該勾配情報から勾配補正係数を取得する地図情報取得工程と、利用者の運転方法の目安となる利用者利用履歴情報として、利用者毎のSOC1%あたりの走行距離を取得し、取得した利用者毎のSOC1%あたりの走行距離と、上記車種情報取得工程で取得したSOC1%あたりの走行距離とから利用者補正係数を取得する利用者利用履歴情報取得工程と、上記車両毎の充電池の劣化具合の目安となる車両利用履歴情報として、上記車両毎のSOC1%あたりの走行距離を取得し、取得した車両毎のSOC1%あたりの走行距離と、上記車種情報取得工程で取得したSOC1%あたりの走行距離とから車両補正係数を取得する車両利用履歴情報取得工程と、上記車種情報取得工程で取得したSOC1%あたりの走行距離と、地図情報取得工程で取得した勾配補正係数と、上記利用者利用履歴情報取得工程で取得した利用者補正係数と、車両利用履歴情報取得工程で取得した車両補正係数とを利用して、予約する車両を利用する際に必要となるSOCを算出するSOC算出工程と、上記SOC算出工程で算出したSOCと、利用者による利用開始時における上記車両のSOCとを比較して、上記車両が利用可能であるか否かの判断を行う判断工程と、上記SOC算出工程で算出したSOCに基づいて、上記車両が利用可能となるための充電時間を算出する充電時間算出工程と、上記充電時間算出工程で算出した前記車両が利用可能となるための充電時間を表示する表示工程とを有し、上記充電時間算出工程は、既知のSOCレベル毎の充電時間を利用して、上記車両が利用可能となるための充電時間を算出するとともに上記SOCレベル毎の充電時間を補正するものであり、上記SOCレベル毎の充電時間の補正は、次式により行うようにしたものである。
Tc=(Tcs+充電時間)/(総更新回数+1)
Tc :SOCレベル毎の充電時間
Tcs :補正を行うSOCレベル毎の充電時間における前回の補正処理までの合計充電時間
充電時間 :実際の充電時間
総補正回数:補正を行うSOCレベル毎の充電時間における前回の補正処理までの合計補正回数
また、本発明によるカーシェアリングシステムにおける車両予約方法は、上記した本発明によるカーシェアリングシステムにおける車両予約方法において、上記車種情報取得工程は、利用者による利用前後のSOCの差分が予め設定された値より大きい場合に、上記SOC1%あたりの走行距離を利用者による利用が終了するごとに次式により再計算するようにしたものである。
ds=(補正済総走行距離+実走行距離)/(補正済総消費SOC+実消費SOC)
ds :SOC1%あたりの走行距離
補正済総走行距離 :前回の利用終了時点までの実走行距離の総和(km)
実走行距離 :今回の利用による利用者が実際に利用した走行距離(km)
補正済総消費SOC:前回の利用終了時点までに使用した実消費SOCの総和(%)
実消費SOC :今回の利用により消費したSOCであり、利用前SOCと利用後SOCとの差分(%)
また、本発明によるカーシェアリングシステムにおける車両予約方法は、上記した本発明によるカーシェアリングシステムにおける車両予約方法において、上記利用者利用履歴情報取得工程は、利用者による利用が終了する毎に、利用者毎のSOC1%あたりの走行距離を次式(1)により再計算するとともに、次式(1)により算出した利用者毎のSOC1%あたりの走行距離と上記車種情報取得工程で取得したSOC1%あたりの走行距離とを用いて、次式(2)により利用者補正係数を算出するようにしたものである。
Mds=(補正済総走行距離+実走行距離)/(補正済総消費SOC+実消費SOC) ・・・(1)
Mds : 利用者毎のSOC1%あたりの走行距離
補正済総走行距離 :利用者の前回の利用終了時点までの実走行距離の総和(km)
実走行距離 :利用者が今回の利用により実際に利用した走行距離(km)
補正済総消費SOC:利用者の前回の利用終了時点までに使用した実消費SOCの総和(%)
実消費SOC :利用者が今回の利用により消費したSOCであり、利用前SOCと利用後SOCとの差分(%)
Mm=Mds/ds ・・・ (2)
Mm :利用者補正係数
Mds:利用者毎のSOC1%あたりの走行距離
ds :SOC1%あたりの走行距離
また、本発明によるカーシェアリングシステムにおける車両予約方法は、上記した本発明によるカーシェアリングシステムにおける車両予約方法において、上記車両利用履歴情報取得工程は、利用者による利用が終了する毎に、上記車両毎の1%あたりの走行距離を次式(1)により再計算するとともに、次式(1)により算出した車両毎のSOC1%あたりの走行距離と上記車種情報取得工程で取得したSOC1%あたりの走行距離とを用いて、次式(2)により車両補正係数を算出するようにしたものである。
Cds=(補正済総走行距離+実走行距離)/(補正済総消費SOC+実消費SOC) ・・・ (1)
Cds :車両毎のSOC1%あたりの走行距離
補正済総走行距離 :車両の前回の利用終了時までの実走行距離の総和(km)
実走行距離 :車両が今回の利用により実際に走行した距離(km)
補正済総消費SOC:車両の前回の利用終了時点までに使用した実消費SOCの総和(%)
実消費SOC :車両が今回の利用により消費したSOCであり、利用前SOCと利用後SOCとの差分(%)
Cr=Cds/ds ・・・ (2)
Cr :車両補正係数
Cds:車両毎のSOC1%あたりの走行距離
ds :SOC1%あたりの走行距離
また、本発明によるカーシェアリングシステムにおける車両予約方法は、上記した本発明によるカーシェアリングシステムにおける車両予約方法において、上記SOC算出工程は、出発地から目的地まで到達するために地点D0、D1、D2、・・・、Dnを経由する場合には、利用に必要となるSOCを(1)式により算出するようにしたものである。
Sr:利用に必要となるSOC
Ga:勾配補正係数
Mm:利用者補正係数
Cr:車両補正係数
ds:SOC1%あたりの走行距離
Sg:ガードSOC量
また、本発明によるプログラムは、上記したカーシェアリングシステムにおける車両予約システムとしてコンピューターを機能させるためのプログラムである。
また、本発明によるプログラムは、上記したカーシェアリングシステムにおける車両予約方法をコンピューターに実行させるためのプログラムである。
また、本発明によるコンピューター読み取り可能な記録媒体は、上記したプログラムを記録したコンピューター読み取り可能な記録媒体である。
本発明は、以上説明したように構成されているので、目的地までの経路における高低差および利用者の運転方法を考慮して、利用者が電気自動車を目的地まで利用する際に必要となる電力量を算出することができるという優れた効果を奏するものである。
また、本発明は、算出した電力量に基づいて、充電池に充電するための時間を算出することができるという優れた効果を奏するものである。
図1は、従来の技術によるカーシェアリングシステムの概要を示すブロック構成説明図である。 図2は、本発明による車両予約システムを備えたカーシェアリングシステムの概要を示すブロック構成説明図である。 図3は、本発明によるカーシェアリングシステムにおける車両予約システムの機能的構成を示すブロック構成説明図である。 図4は、予約画面を示す説明図である。 図5は、勾配情報に対する勾配補正係数を示す表である。 図6は、SOCレベル毎の補正処理のタイミングを示す説明図である。 図7(a)は、ステーション選択プルダウンが表示された予約画面であり、また、図7(b)は、ステーション選択プルダウンにおいてステーションを選択した状態を示す予約画面である。 図8(a)は、利用開始日選択プルダウンおよび利用開始時間選択プルダウンが表示された予約画面であり、また、図8(b)は、車両選択プルダウンが表示された予約画面である。 図9(a)は、車両選択プルダウンにおいてプルダウンメニューを表示し、表示された車両にカーソルを合わせた状態を示す予約画面であり、また、図9(b)は、図9(a)の車両情報表示部に示されたタイムラインおよび電池残量表示部の一部を拡大した拡大説明図であり、また、図9(c)は、車両選択プルダウンにおいて車両を選択した状態を示す予約画面である。 図10(a)は、目的地入力プルダウンおよび経由地入力プルダウンが表示された予約画面であり、また、図10(b)は、利用終了日選択プルダウンおよび利用終了時間選択プルダウンが表示された予約画面である。 図11は、利用に必要となるSOCが利用開始日時までに確保できないときに、車両情報表示部に示されるタイムラインと電池残量表示部とを拡大した拡大説明図である。
以下、添付の図面を参照しながら、本発明によるカーシェアリングシステムにおける車両予約システム、車両予約方法、プログラムおよびコンピューター読み取り可能な記録媒体の実施の形態の一例を詳細に説明するものとする。
なお、以下の説明においては、図1を参照しながら説明した従来の技術によるカーシェアリングシステムと同一または相当する構成については、上記において用いた符号と同一の符号を用いて示すことにより、この詳細な構成ならびに作用の説明は適宜に省略することとする。
まず、図2乃至図3を参照しながらカーシェアリングシステムにおける車両予約システムについて説明することにより、カーシェアリングシステムにおける車両予約システムについて説明する。
図2には、本発明による車両予約システムを備えたカーシェアリングシステムの概要を示すブロック構成説明図が示されており、また、図3には、本発明による車両予約システムの機能的構成を示すブロック構成説明図が示されている。
この図2に示す本発明による車両予約システム30を備えたカーシェアリングシステム10は、事業者のパーソナルコンピューター102、会員となった利用者のパーソナルコンピューター104および当該利用者の携帯端末と接続されるサーバー20において、車両予約システム30を有する点において、図1に示すカーシェアリングシステム100と異なっている。なお、このカーシェアリングシステム10においては、所定の車種の電気自動車たる車両110を複数台使用するものとする。
より詳細には、車両予約システム30は、ネットワークを介してパーソナルコンピューター104および携帯端末106からの入力情報を取得する入力情報取得部32と、入力情報取得部32により取得した情報に基づいて、ネットワークを介してパーソナルコンピューター104および携帯端末106に予約画面を表示する予約画面表示部34と、車両110の車種毎のSOC(state of charge)1%あたりの走行距離を算出する車種情報取得部36と、ネットワークを介してWebサイトに公開された地図、例えば、グーグル(登録商標)マップにおける各種情報を取得する地図情報取得部38と、個々の利用者の運転方法などの目安となる利用者利用履歴情報を取得する利用者利用履歴情報取得部40と、各車両110の充電池の劣化具合の目安となる車両利用履歴情報を取得する車両利用履歴情報取得部42と、入力情報、地図情報、利用者利用履歴情報、車両利用履歴情報および車両110が駐車されるステーション情報などを記憶する記憶部44と、利用者が入力した入力情報、地図情報、利用者利用履歴情報および車両利用履歴情報などに基づいて、利用者の車両110の利用に必要となるSOCを算出するSOC算出部46と、SOC算出部46で算出したSOCと車両110の充電池に充電されている電力量とを比較して、利用者が当該車両110を利用することが可能であるか否かの判断を行う判断部48と、SOC算出部46で算出したSOCなどに基づいて車両110の充電時間を算出する充電時間算出部50とを有して構成されている。
なお、SOCとは、充電池の充電状態を示す単位で、満充電時における電力量に対して充電残量がどのくらいであるかを比率で表すものである。
また、SOCは、例えば、9段階のレベルに分けられており、具体的には、SOC0%以上、SOC13%未満を「SOCレベル0」とし、また、SOC13%以上、SOC31%未満を「SOCレベル1」とし、また、SOC31%以上、SOC41.5%未満を「SOCレベル2」とし、また、SOC41.5%以上、SOC52%未満を「SOCレベル3」とし、また、SOC52%以上、SOC63%未満を「SOCレベル4」とし、また、SOC63%以上、SOC73%未満を「SOCレベル5」とし、また、SOC73%以上、SOC84%未満を「SOCレベル6」とし、また、SOC84%以上、SOC94.5%未満を「SOCレベル7」とし、また、SOC94.5%以上を「SOCレベル8」とする。
より詳細には、入力情報取得部32は、予約時に利用者がパーソナルコンピューター104や携帯端末106を介して入力した入力情報を取得し、取得した情報を記憶部44など出力する。
また、予約画面表示部34は、入力情報取得部32において利用者から予約サイトへアクセスされたとの入力情報を取得すると、利用者が当該入力情報を入力したパーソナルコンピューター104または携帯端末106に予約画面を表示する。そして、入力情報取得部32で取得した情報に基づいて、予約画面を適宜に変更するものである。
具体的には、予約画面表示部34により表示される予約画面60では、地図表示部62に地図が表示され、条件選択部64において利用者が選択および入力可能な項目の表示が行われ、車両情報表示部66に車両110の電池残量情報および車両110の利用可能時間情報が表示される(図4を参照する。)。
そして、利用者は、地図表示部62に表示された地図や車両情報表示部66に表示された情報を参照しながら、条件選択部64に表示された項目に対する選択および入力を行うこととなる。
車種情報取得部36は、車種情報として、車両110の車種毎のSOC1%あたりの走行距離を算出する。
例えば、所定の車種の車両110の満充電時の走行距離が50kmの場合には、当該車両110のSOC1%あたりの走行距離ds(km/%)は、
ds=50(km)/100(%)=0.5km/%
となる。
なお、このSOC1%あたりの走行距離dsは、利用者による利用が終了するごとに、次式により再計算される。
ds=(補正済総走行距離+実走行距離)/(補正済総消費SOC+実消費SOC)
補正済総走行距離 :前回の利用終了時点までの実走行距離の総和(km)
実走行距離 :今回の利用による利用者が実際に利用した走行距離(km)
補正済総消費SOC:前回の利用終了時点までに使用した実消費SOCの総和(%)

実消費SOC :今回の利用により消費したSOCであり、
利用前SOCと利用後SOCとの差分(%)
なお、このSOC1%あたりの走行距離dsの再計算は、利用前後のSOCの差分が小さい場合には実行しない。
具体的には、SOCレベルを目安とするものであり、利用前後のSOCの差分がSOCレベルで、例えば、3段階以上となる場合に再計算が行われる。つまり、例えば、利用前のSOCレベルが「8」のとき、利用後のSOCレベルが「5」以下になった場合に再計算が行われる。
また、車両110が利用された際に、当該車両110が同車種のなかで、一番最初に利用されたとし、この車両110が利用を終了したときには、補正総走行距離および補正総消費SOCはともに「0」となり、SOC1%あたりの走行距離dsは、この利用時に実際に走行した距離たる実走行距離をこの利用時に消費したSOCたる実消費SOCで除算した値となる。
地図情報取得部38は、利用者が車両110を選択すると、Webサイトに公開された地図(以下、「Webサイトに公開された地図」を、単に「地図」と称することとする。)から選択した車両110が駐車されたステーションの位置情報(緯度経度情報)および高度情報を取得する。なお、本実施の形態においては、この地図として、グーグル(登録商標)マップを用いることとする。
さらに、利用者が目的地を入力すると、入力した目的地の位置情報(緯度経度情報)や高度情報を取得し、利用者が経由地を入力すると、入力した経由地の位置情報(緯度経度情報)や高度情報を取得する。
そして、地図情報取得部38は、利用者が目的地や経由地を入力すると、車両110が駐車されたステーションから経由地を経由して目的地までの経路を算出し、この経路の距離を算出する。
さらに、地図情報取得部38は、取得した高度情報を微分して勾配情報を取得し、この勾配情報(勾配率)の値から勾配補正係数を取得することとなる。
利用者利用履歴情報取得部40は、個々の利用者の運転方法などの目安となる利用者利用履歴情報として、利用者毎のSOC1%あたりの走行距離を算出するとともに、算出した利用者毎のSOC1%あたりの走行距離を利用して、利用者補正係数を算出する。つまり、事業者に対して会員登録を行っている全ての利用者それぞれに対して、SOC1%あたりの走行距離および利用者補正係数を算出するものである。
即ち、利用者毎のSOC1%あたりの走行距離Mdsは、利用者による利用が終了する毎に次式により再計算される。
Mds=(補正済総走行距離+実走行距離)/(補正済総消費SOC+実消費SOC)
補正済総走行距離 :利用者の前回の利用終了時点までの実走行距離の総和(km)
実走行距離 :利用者が今回の利用により実際に利用した走行距離(km)
補正済総消費SOC:利用者の前回の利用終了時点までに使用した
実消費SOCの総和(%)
実消費SOC :利用者が今回の利用により消費したSOCであり、
利用前SOCと利用後SOCとの差分(%)
なお、利用者の初回の利用が終了したときには、補正総走行距離および補正済総消費SOCはともに「0」となり、利用者毎のSOC1%あたりの走行距離Mdsは、初回の利用時に実際に利用した走行距離たる実走行距離を初回の利用により消費したSOCたる実消費SOCで除算した値となる。
こうして算出された利用者毎のSOC1%あたりの走行距離Mdsと車種情報取得部36で算出したSOC1%あたりの走行距離dsを利用して、利用者補正係数Mmを次式により算出する。
Mm=Mds/ds
また、車両利用履歴情報取得部42は、各車両110の充電池の劣化具合の目安となる車両利用履歴情報として、車両110毎のSOC1%あたりの走行距離を算出するとともに、算出した車両110毎のSOC1%あたりの走行距離を利用して車両補正係数を算出する。つまり、カーシェアリングシステム10においてシェアカーとして使用される車両110それぞれに対して、SOC1%あたりの走行距離および車両補正係数を算出するものである。
即ち、車両110毎の1%あたりの走行距離Cdsは、利用者により利用が終了する毎に次式により再計算される。
Cds=(補正済総走行距離+実走行距離)/(補正済総消費SOC+実消費SOC)
補正済総走行距離 :車両110の前回の利用終了時までの実走行距離の総和(km)
実走行距離 :車両110が今回の利用により実際に走行した距離(km)
補正済総消費SOC:車両110の前回の利用終了時点までに使用した
実消費SOCの総和(%)
実消費SOC :車両110が今回の利用により消費したSOCであり、
利用前SOCと利用後SOCとの差分(%)
なお、車両110において初めての利用が終了したときには、補正総走行距離および補正済総消費SOCはともに「0」となり、車両毎のSOC1%あたりの走行距離Cdsは、初めての利用時に実際に走行した距離たる実走行距離を初めての利用時に消費したSOCたる実消費SOCで除算した値となる。
こうして算出された車両毎のSOC1%あたりの走行距離Cdsと車両情報取得部36で算出したSOC1%あたりの走行距離dsを利用して、車両補正係数Crを次式により算出する。
Cr=Cds/ds
記憶部44は、利用者が入力した予約情報、車種情報取得部36で取得した車種情報、地図情報取得部38で取得した地図情報、利用者利用履歴情報取得部40で取得した利用者利用履歴情報、車両利用履歴情報取得部42で取得した車両利用履歴情報などの各種の情報が記憶される。さらに、各ステーションの位置情報(緯度経度情報および高度情報)や各ステーションに駐車する車両110の駐車情報なども記憶されている。
SOC算出部46は、利用者の入力に基づいて地図情報取得部38で取得した経路情報を利用して、利用者による利用に必要となるSOCを算出するものである。なお、この経路情報においては、出発地、経由地および目的地それぞれの緯度経度、高度情報、勾配情報などが含まれている。
そして、出発地から目的地まで到達するために地点D0、D1、D2、・・・、Dnを経由する場合には、利用に必要となるSOC(Sr)は、(1)式により算出する。
Ga:勾配補正係数
Mm:利用者補正係数
Cr:車両補正係数
ds:SOC1%あたりの走行距離
Sg:ガードSOC量
なお、ガードSOC量とは、利用者が予定外の利用を行う際に必要とする電力量であり、利用者による車両110の利用中に予定以上の距離を走行しても電力不足を防ぐために確保しておくSOC量であり、設定により変更可能となっている。
また、各補正係数、つまり、勾配補正係数、利用者補正係数、車両補正係数は、任意のタイミングで初期値に設定することができるものである。
判断部48は、SOC算出部46で算出した利用に必要となるSOCと、利用者が選択した利用開始日時における車両110のSOCとを比較して、利用者が選択した利用開始日時において、利用者が選択した車両110が目的地まで利用可能であるか否かの判断を行う。即ち、利用者が選択した車両110で出発地から目的地まで到達するとともに、目的地から出発地に帰って来られるか否かを判断するものである。
そして、この判断部48の判断結果に基づいて、予約画面表示部34により予約画面に判断結果を表示することとなる。
また、充電時間算出部50は、SOC算出部46で算出した利用に必要となるSOCに基づいて、車両110が利用可能となるための充電時間たる総充電時間を算出するとともに、SOCレベル毎の充電時間の補正を行う。
ここで、利用者が予約した予約内容で利用可能とするために、当該利用者が予約する前の充電時間を前マージンとして確保する必要がある。
充電時間算出部50においては、この前マージンにあたる総充電時間を算出するようにしたものである。
また、総充電時間を算出する際には、SOCレベル毎の充電時間を使用するが、このSOCレベル毎の充電時間は、充電池の劣化などにより変化してしまう。
このため、充電時間算出部50においては、SOCレベル毎の充電時間を補正するようにしたものである。
具体的には、総充電時間Tの算出方法としては、SOCレベル毎の充電時間Tcを利用して算出するものであるが、このSOCレベル毎の充電時間Tcは、それぞれ事前に取得されている。
例えば、SOCレベル0からSOCレベル1まで充電するには、充電時間Tc1は40分となり、また、SOCレベル1からSOCレベル2まで充電するには、充電時間Tc2は56分となり、また、SOCレベル2からSOCレベル3まで充電するには、充電時間Tc3は31分となり、また、SOCレベル3からSOCレベル4まで充電するには、充電時間Tc4は25分となり、また、SOCレベル4からSOCレベル5まで充電するには、充電時間Tc5は34分となり、また、SOCレベル5からSOCレベル6まで充電するには、充電時間Tc6は32分となり、また、SOCレベル6からSOCレベル7まで充電するには、充電時間Tc7は40分となり、また、SOCレベル7からSOCレベル8まで充電するには、充電時間Tc8は45分となる。
そして、SOCレベル1からSOCレベル8まで充電するための総充電時間Tは、Tc2、Tc3、Tc4、Tc5、Tc6、Tc7、Tc8を合算した時間となる。
このように、総充電時間は、現在のSOCレベルから、利用に必要となるSOCが含まれるSOCレベルまでの、SOCレベル毎の充電時間Tcを合算することにより算出することとなる。
ここで、車両110は、充電中に車載器112から携帯電話網を介してサーバー20に充電状態の変化を通知するようになされており、SOCレベル毎の充電時間Tcは、この充電状態の変化通知を受信したタイミングで補正される。
なお、SOCレベル毎の充電時間Tcの補正は、充電開始から初回の充電状態の変化通知を受信した際には行わず、2回目の充電状態の変化通知のタイミングで行われる(図6を参照する。)。
即ち、SOCレベル1からSOCレベル4まで充電する場合には、SOCレベル1からSOCレベル2への充電状態の変化通知を受信したときには、SOCレベル1からSOCレベル2まで充電するための充電時間Tc2の補正は行わず、SOCレベル2からSOCレベル3への充電状態の変化通知を受信したときには、SOCレベル2からSOCレベル3まで充電するための充電時間Tc3の補正を行う。その後、SOCレベル3からSOCレベル4への充電状態の変化通知を受信したときには、SOCレベル3からSOCレベル4まで充電するための充電時間Tc4の補正を行う。
なお、このSOCレベル毎の充電時間Tcの補正は、次式により行われる。
Tc=(Tcs+充電時間)/(総更新回数+1)
Tcs :補正を行うSOCレベル毎の充電時間における前回の補正処理までの
合計充電時間
充電時間 :実際の充電時間(図6を参照する。)
総補正回数:補正を行うSOCレベル毎の充電時間における前回の補正処理までの
合計補正回数
以上の構成において、図7乃至図11を参照しながら、本発明によるカーシェアリングシステム10における車両予約システム30において車両110を予約する場合について説明する。
まず、事業者に対する会員登録を完了した利用者は、当該事業者が管理する車両110を利用しようとする場合には、カーシェアリングシステム10において、パーソナルコンピューター104あるいは携帯端末106を利用してサーバー20により管理される予約サイトにログインし、ログインした予約サイトにおいて車両110の状態や車両110の予約状況といった情報を閲覧し、利用者の要望にあった車両110の予約を行うこととなる。
即ち、利用者が予約サイトにログインすると、車両予約システム30が起動し、予約画面表示部34により表示される予約画面60に基づいて、利用者は予約を行うこととなる。
車両予約システム30が起動すると、まず、予約画面表示部34により、予約サイトにアクセスされたパーソナルコンピューター104または携帯端末106に、予約画面60を表示する。
この予約画面60においては、条件選択部64にステーション選択プルダウン68が表示される。なお、このステーションは、利用者による車両110を利用する際の出発地となる(図7(a)を参照する。)。
利用者が、このステーション選択プルダウン68において、プルダウンボタンを70をクリックすると、利用者がステーションとして利用可能なステーションがメニュー表示されたプルダウンメニューが表示される。
そして、利用者がこのプルダウンメニューから任意のステーションを選択すると、地図表示部62に選択したステーションを中心とした地図が表示される(図7(b)を参照する。)。
その後、条件選択部64に、利用開始日選択プルダウン72および利用開始時間選択プルダウン74が表示される(図8(a)を参照する。)。
利用者が、この利用開始日選択プルダウン72においてプルダウンボタン76をクリックすると、利用者が利用開始日として選択可能な日にちがメニュー表示されたプルダウンメニューが表示される。そして、利用者がこのプルダウンメニューから任意の日にちを選択する。
また、利用者が、利用開始時間プルダウン74においてプルダウンボタン78をクリックすると、利用者が利用開始時間として選択可能な時間がメニュー表示されたプルダウンメニューが表示される。そして、利用者がこのプルダウンメニューから任意の時間を選択する。なお、このプルダウンメニューに表示される利用時間は、例えば、15分単位で表示されるものとする。
利用開始日および利用開始時間が選択されると、次に、条件選択部64において車両選択プルダウン80が表示される(図8(b)を参照する。)。
利用者が、この車両選択プルダウン80においてプルダウンボタン82をクリックすると、利用者が利用可能な車両110がメニュー表示されたプルダウンメニューが表示される。
そして、利用者は、このプルダウンメニューから任意の車両110を選択するものであるが、このとき、カーソルをプルダウンメニューに表示された車両110に合わせると、カーソルが合わせられた車両110の電池残量情報と、車両110の利用可能時間情報とが車両情報表示部66に表示される(図9(a)を参照する。)。
なお、このとき車両情報表示部66においては、所定の時間単位(例えば、15分単位)で区切られたタイムライン84が表示され、このタイムライン84に車両110の利用可能時間情報が示される。そして、このタイムライン84においては、「予約可能」、「予約不可能」、「時間外」、「充電時間」などの情報がそれぞれ異なる色彩で表示される。
また、車両情報表示部66においては、タイムライン86の下方側に電池残量表示部86が設けられており、この電池残量表示部86では、タイムライン84と一致した時間毎に8段階に増減する棒グラフが表示される。なお、この電池残量表示部86においては、電池残量情報、つまり、充電池に充電されている電力量を表す情報を示すものである。
この電池残量表示部86に表示される棒グラフでは、1段目がSOCレベル1であり、2段目がSOCレベル2であり、3段目がSOCレベル3であり、4段目がSOCレベル4であり、5段目がSOCレベル5であり、6段目がSOCレベル6であり、7段目がSOCレベル7であり、8段目がSOCレベル8となっている。なお、この棒グラフではSOCレベル0は表示されない(図9(b)を参照する。)。
また、この電池残量表示部86における棒グラフは、電池残量が、「残り少ない」、「少ない」、「十分」、「満タン」などの情報がそれぞれ異なる色彩で表示される。
なお、車両110においては、利用終了後に充電が開始された状態で返却が完了するものとされるが、車両110を返却した後には、SOCレベル毎の充電時間Tcに基づいて、電池残量が増加するように棒グラフが変化することとなる。
利用者が車両110を選択すると、選択した車両110の電池残量情報と利用可能時間情報とが車両情報表示部66に表示されたままの状態となり、選択した車両110の利用開始日時における電池残量に基づいて、地図表示部62に表示された地図上に、直線距離で走行可能な範囲を表示する(図9(c)を参照する。)。なお、このときには、高度情報などは無視して表示されている。また、車両情報表示部66には、選択した車両110の出発地(ステーション情報)や選択した車両名が表示される。
その後、予約画面60の条件選択部64において、目的地入力ボックス88および経由地入力ボックス90が表示される(図10(a)を参照する。)。
そして、利用者が、目的地入力ボックス88に目的地の住所を入力すると、出発地となるステーションから目的地までの経路を地図情報取得部38で取得し、地図表示部62に表示された地図上に、出発地となるステーションから目的地までの経路が表示される(図10(b)を参照する。)。
なお、目的地入力ボックス88への目的地の住所の入力は、目的地入力ボックス88に直接住所を入力するようにしてもよいし、目的地入力ボックス88に施設などの名称を入力することにより、入力した施設名の住所が入力されるようにしてもよいし、地図表示部62に表示された地図上で目的地をクリックすることによりクリックした目的地の住所が目的地入力ボックス88に入力されるようにしてもよい。
また、経由地入力ボックス90に経由地の住所が入力されると、出発地となるステーションから経由地を経由して目的地に到達する経路を地図情報取得部38で取得し、地図表示部62に表示された地図上に、出発地となるステーションから入力された経由地を経由して目的地に到達する経路が表示される。
なお、この経由地入力ボックス90への経由地の住所の入力については、上記した目的地入力ボックス88への目的地の住所の入力と同様であって、経由地入力ボックス90に直接住所を入力するようにしてもよいし、経由地入力ボックス90に施設などの名称を入力することにより、入力した施設名の住所が入力されるようにしてもよいし、地図表示部62に表示された地図上で経由地をクリックすることによりクリックした経由地の住所が経由地入力ボックス90に入力されるようにしてもよい。
そして、出発地となるステーションから入力された目的地までの経路が表示されると、SOC算出部46において、この経路情報に基づいて、利用に必要となるSOCを算出する。
その後、判断部48において、算出された利用に必要となるSOCと、車両110の利用開始時のSOCとを比較し、車両110の目的地までの利用が可能であるか否かの判断を行い、この判断結果を予約画面表示部34により予約画面60に表示する。
具体的には、車両110の目的地までの利用が可能である場合(つまり、利用に必要となるSOCより車両110の利用開始時のSOCが大きい場合である。)には、予約画面60に利用可能な旨を表示する。そして、電池残量表示部86において、車両110を利用した際の電池残量を所定の時間(例えば、15分)毎に表示する。
なお、この電池残量表示部86において表示される電池残量については、従来の技術による電池残量の算出方法と同様にして、走行距離にのみ基づいて算出された電池残量であってもよいし、地図情報取得部38において取得した高度情報から算出した勾配情報などを利用して算出された電池残量であってもよい。
また、車両110の目的地までの利用が不可能である場合(つまり、利用に必要となるSOCより車両110の利用開始時のSOCが小さい場合である。)には、予約画面60に利用不可能な旨を表示する。
即ち、満充電であっても車両110の目的地までの利用が不可能な場合には、車両110により目的地までの利用が不可能な旨を予約画面60に表示する。
また、利用開始時の電池残量では車両110の目的地までの利用が不可能であるが、充電を行えば車両110の目的地までの利用が可能である場合には、充電時間算出部50により、選択した車両110の状態および予約した利用者の運転方法を考慮した総充電時間を算出し、算出した充電時間を車両情報表示部66のタイムライン84に表示する(図11を参照する。)。
具体的には、例えば、利用開始時間の22時におけるSOCレベルが「SOCレベル6」であり、車両110により目的地まで利用するにはSOCレベルが「SOCレベル7」である必要があるとすると、利用開始時間の22時においてはSOCレベル6であるので、SOCレベル7となるまで充電しなければならない。
このとき、利用者が利用開始時間として選択した22時から、SOCレベル6からSOCレベル7となる22時45分までは充電時間として確保しなければならないため、タイムライン84において、22時〜22時45分において充電時間として確保すべき時間が表示される(図11を参照する。)。
そして、利用者は、タイムライン84に示された充電時間を参照して、利用開始時間を遅らせたり、あるいは、他の車両110を選択するなど、予約の変更を行うこととなる。
なお、このとき、利用開始時間や車両110を変更するなどの予約の変更を促すメッセージを予約画面34に表示するようにしてもよい。
また、出発地となるステーションから入力された目的地までの経路が表示されると、条件選択部64において利用終了日選択プルダウン92および利用終了時間選択プルダウン94が表示される(図10(b)を参照する。)。
そして、利用者が、利用終了日選択プルダウン92においてプルダウンボタン96をクリックすると、利用者が利用終了日として選択可能な日にちがメニュー表示されたプルダウンメニューが表示される。そして、利用者がこのプルダウンメニューから任意の日にちを選択する。
また、利用者が、利用終了時間プルダウン94においてプルダウンボタン98をクリックすると、利用者が利用終了時間として選択可能な時間がメニュー表示されたプルダウンメニューが表示される。そして、利用者がこのプルダウンメニューから任意の時間を選択する。なお、このプルダウンメニューに表示される時間は、例えば、15分単位で表示されるものとする。
このようにして、出発地となるステーションを選択し、利用開始時日を選択し、車両110を選択し、目的地(および経由地)を入力し、利用終了日時を選択することにより車両110の利用するための予約が完了することとなる。
以上において説明したように、本発明によるカーシェアリングシステムにおける車両予約システム30は、個々の利用者の運転方法の目安となる利用者利用履歴情報、各車両110の充電池の劣化具合の目安となる車両利用履歴情報、走行経路における勾配情報などを用いて、利用のために必要となるSOCを算出するようにした。
このため、本発明によるカーシェアリングシステムにおける車両予約システム30においては、走行経路における高低差や利用者の運転方法などを考慮して利用する車両110の電力量を算出することができるようになる。
また、本発明によるカーシェアリングシステムにおける車両予約システム30は、算出した利用のために必要となるSOCと利用開始時の電池残量とを比較して、車両110の目的地までの利用が可能であるか否かの判断を行うようにした。
このため、本発明によるカーシェアリングシステムにおける車両予約システム30においては、走行経路における高低差や利用者の運転方法などを考慮して、車両110を利用することが可能であるか否かを判断することができるようになる。
従って、本発明によるカーシェアリングシステムにおける車両予約システム30によれば、従来の技術と比較して、より正確に車両110の目的地までの利用が可能であるか否かの判断を行うことができる。
さらに、本発明によるカーシェアリングシステムにおける車両予約システム30は、車両110の目的地までの利用が可能であるか否かの判断において、車両110の目的地までの利用が不可能であると判断された場合で、充電を行えば目的地まで到達可能であるときには、算出された利用のために必要となるSOCに基づいて、総充電時間を算出し、必要となる充電時間を車両情報表示部66のタイムライン84に表示するようにした。
このため、本発明によるカーシェアリングシステムにおける車両予約システム30においては、利用に最短の充電時間を算出することができるようになり、車両110の効率よく利用することができるようになる。
なお、上記した実施の形態は、以下の(1)乃至(8)に示すように変形するようにしてもよい。
(1)上記した実施の形態においては、SOCレベルを9段階に分けるようにしたが、これに限られるものではないことは勿論であり、SOCレベルを3〜8段階や10段階以上に分けるようにしてもよいことは勿論である。
(2)上記した実施の形態においては、電池残量表示部86において所定の時間毎に8段階で増減する棒グラフが表示されるようにしたが、これに限られるものではないことは勿論であり、SOCレベルと同数の段階で増減するような棒グラフを表示するようにしてもよい。
(3)上記した実施の形態においては、特に記載しなかったが、目的地入力ボックス88や経由地入力ボックス90にそれぞれ目的地や経由地を入力した後に経路における走行距離を算出して表示するとともに、算出した走行距離に基づいて、目的地までのおおよその所要時間を算出して表示するようにしてもよいことは勿論である。
(4)上記した実施の形態においては、判断部48では、利用者が選択した車両110で出発地から目的地まで到達するとともに、目的地から出発地に帰って来られるか否かの判断を行うようにしたが、これに限られるものではないことは勿論であり、目的地がステーションなどの充電可能な車両110の返却可能な場所であれば、車両110で出発地から目的地まで到達可能であるか否かの判断を行うようにしてもよい。
(5)上記した実施の形態においては、車種情報として、車両110の車種毎とのSOC1%あたりの走行距離dsを算出する際に、利用前後のSOCの差分が、SOCレベルで3段階以上となる場合にのみ再計算が行われるようにしたが、これに限られるものではないことは勿論であり、利用前後のSOCの差分が、SOCレベルで2段階あるいは4段階以上となる場合に再計算が行われるようにしてもよい。
(6)上記した実施の形態においては、利用開始時間や利用終了時間を15分単位で表示するようにしたが、これに限られるものではないことは勿論であり、利用開始時間や利用終了時間を5分、10分、20分、30分あるいは60分単位で表示するようにしてもよく、こうした設定は任意の設定することができる。
(7)上記した実施の形態においては、所定の車種の電気自動車たる車両110を複数台使用するようにしたが、複数の車両110において複数の車種が混在するようにしてもよいことは勿論である。
このときには、車種毎に、車種情報、つまり、SOC1%あたりの走行距離を算出しなければならない。
このとき、利用者毎のSOC1%あたりのSOCについても各車種毎に算出される。従って、各利用者は、各車種毎に利用者利用履歴情報が取得されることとなる。
つまり、車両110が車種A、Bの2種類存在する場合には、車種情報は車種A、Bのそれぞれ取得するとともに、利用者利用履歴情報についての車種A、Bのそれぞれ取得し、車種に基づいて、利用に必要となるSOCを算出することとなる。
(8)上記した実施の形態ならびに上記した(1)乃至(7)に示す変形例は、適宜に組み合わせるようにしてもよい。
本発明は、カーシェアリングシステムにおける車両の予約システムとして用いて好適な車両予約システムおよび車両予約方法である。
10、100 カーシェアリングシステム
20、108 サーバー
30 車両予約システム
32 入力情報取得部
34 予約画面表示部
36 車種情報取得部
38 地図情報取得部
40 利用者利用履歴情報取得部
42 車両利用履歴情報取得部
44 記憶部
46 SOC算出部
48 判断部
50 充電時間算出部
60 予約画面
62 地図表示部
64 条件選択部
66 車両情報表示部
84 タイムライン
86 電池残量表示部
102、104 パーソナルコンピューター
106 携帯端末
110 車両
112 車載器
114 カードリーダー
116 キーボックス

Claims (13)

  1. 車両として電気自動車を利用し、利用を開始する日時、出発地、目的地、経由地および利用を終了する日時を入力することにより複数の前記車両のうち任意の前記車両を予約するカーシェアリングシステムにおける車両予約システムにおいて、
    所定の車種の車両のSOC1%あたりの走行距離を取得する車種情報取得手段と、
    Webサイトに公開された地図から、出発地、目的地および経由地の位置情報を取得して、該出発地から該経由地を経由して該目的地に到達する走行経路を取得するとともに、該地図から取得した該走行経路における高度情報を取得して、該高度情報から勾配情報を算出し、該勾配情報から勾配補正係数を取得する地図情報取得手段と、
    利用者の運転方法の目安となる利用者利用履歴情報として、利用者毎のSOC1%あたりの走行距離を取得し、取得した利用者毎のSOC1%あたりの走行距離と、前記車種情報取得手段で取得したSOC1%あたりの走行距離とから利用者補正係数を取得する利用者利用履歴情報取得手段と、
    前記車両毎の充電池の劣化具合の目安となる車両利用履歴情報として、前記車両毎のSOC1%あたりの走行距離を取得し、取得した車両毎のSOC1%あたりの走行距離と、前記車種情報取得手段で取得したSOC1%あたりの走行距離とから車両補正係数を取得する車両利用履歴情報取得手段と、
    前記車種情報取得手段で取得したSOC1%あたりの走行距離と、地図情報取得手段で取得した勾配補正係数と、前記利用者利用履歴情報取得手段で取得した利用者補正係数と、車両利用履歴情報取得手段で取得した車両補正係数とを利用して、予約する車両を利用する際に必要となるSOCを算出するSOC算出手段と
    前記SOC算出手段で算出したSOCと、利用者による利用開始時における前記車両のSOCとを比較して、前記車両が利用可能であるか否かの判断を行う判断手段と、
    前記SOC算出手段で算出したSOCに基づいて、前記車両が利用可能となるための充電時間を算出する充電時間算出手段と、
    前記充電時間算出手段で算出した前記車両が利用可能となるための充電時間を表示する表示手段と
    を有し、
    前記充電時間算出手段は、既知のSOCレベル毎の充電時間を利用して、前記車両が利用可能となるための充電時間を算出するとともに前記SOCレベル毎の充電時間を補正するものであり、
    前記SOCレベル毎の充電時間の補正は、次式により行う
    ことを特徴とするカーシェアリングシステムにおける車両予約システム。
    Tc=(Tcs+充電時間)/(総更新回数+1)
    Tc :SOCレベル毎の充電時間
    Tcs :補正を行うSOCレベル毎の充電時間における前回の補正処理までの合計充電時間
    充電時間 :実際の充電時間
    総補正回数:補正を行うSOCレベル毎の充電時間における前回の補正処理までの合計補正回数
  2. 請求項1に記載のカーシェアリングシステムにおける車両予約システムにおいて、
    前記車種情報取得手段は、利用者による利用前後のSOCの差分が予め設定された値より大きい場合に、前記SOC1%あたりの走行距離を利用者による利用が終了するごとに次式により再計算する
    ことを特徴とするカーシェアリングシステムにおける車両予約システム。
    ds=(補正済総走行距離+実走行距離)/(補正済総消費SOC+実消費SOC)
    ds :SOC1%あたりの走行距離
    補正済総走行距離 :前回の利用終了時点までの実走行距離の総和(km)
    実走行距離 :今回の利用による利用者が実際に利用した走行距離(km)
    補正済総消費SOC:前回の利用終了時点までに使用した実消費SOCの総和(%)
    実消費SOC :今回の利用により消費したSOCであり、利用前SOCと利用後SOCとの差分(%)
  3. 請求項1または2に記載のカーシェアリングシステムにおける車両予約システムにおいて、
    前記利用者利用履歴情報取得手段は、利用者による利用が終了する毎に、利用者毎のSOC1%あたりの走行距離を次式(1)により再計算するとともに、次式(1)により算出した利用者毎のSOC1%あたりの走行距離と前記車種情報取得手段で取得したSOC1%あたりの走行距離とを用いて、次式(2)により利用者補正係数を算出する
    ことを特徴とするカーシェアリングシステムにおける車両予約システム。
    Mds=(補正済総走行距離+実走行距離)/(補正済総消費SOC+実消費SOC) ・・・(1)
    Mds : 利用者毎のSOC1%あたりの走行距離
    補正済総走行距離 :利用者の前回の利用終了時点までの実走行距離の総和(km)
    実走行距離 :利用者が今回の利用により実際に利用した走行距離(km)
    補正済総消費SOC:利用者の前回の利用終了時点までに使用した実消費SOCの総和(%)
    実消費SOC :利用者が今回の利用により消費したSOCであり、利用前SOCと利用後SOCとの差分(%)
    Mm=Mds/ds ・・・ (2)
    Mm :利用者補正係数
    Mds:利用者毎のSOC1%あたりの走行距離
    ds :SOC1%あたりの走行距離
  4. 請求項1、2または3に記載のカーシェアリングシステムにおける車両予約システムにおいて、
    前記車両利用履歴情報取得手段は、利用者による利用が終了する毎に、前記車両毎の1%あたりの走行距離を次式(1)により再計算するとともに、次式(1)により算出した車両毎のSOC1%あたりの走行距離と前記車種情報取得手段で取得したSOC1%あたりの走行距離とを用いて、次式(2)により車両補正係数を算出する
    ことを特徴とするカーシェアリングシステムにおける車両予約システム。
    Cds=(補正済総走行距離+実走行距離)/(補正済総消費SOC+実消費SOC) ・・・ (1)
    Cds :車両毎のSOC1%あたりの走行距離
    補正済総走行距離 :車両の前回の利用終了時までの実走行距離の総和(km)
    実走行距離 :車両が今回の利用により実際に走行した距離(km)
    補正済総消費SOC:車両の前回の利用終了時点までに使用した実消費SOCの総和(%)
    実消費SOC :車両が今回の利用により消費したSOCであり、利用前SOCと利用後SOCとの差分(%)
    Cr=Cds/ds ・・・ (2)
    Cr :車両補正係数
    Cds:車両毎のSOC1%あたりの走行距離
    ds :SOC1%あたりの走行距離
  5. 請求項1、2、3または4に記載のカーシェアリングシステムにおける車両予約システムにおいて、
    前記SOC算出手段は、出発地から目的地まで到達するために地点D0、D1、D2、・・・、Dnを経由する場合には、利用に必要となるSOCを(1)式により算出する
    ことを特徴とするカーシェアリングシステムにおける車両予約システム。
    Sr:利用に必要となるSOC
    Ga:勾配補正係数
    Mm:利用者補正係数
    Cr:車両補正係数
    ds:SOC1%あたりの走行距離
    Sg:ガードSOC量
  6. 車両として電気自動車を利用し、利用を開始する日時、出発地、目的地、経由地および利用を終了する日時を入力することにより複数の前記車両のうち任意の前記車両を予約するカーシェアリングシステムにおける車両予約方法において、
    所定の車種の車両のSOC1%あたりの走行距離を取得する車種情報取得工程と、
    Webサイトに公開された地図から、出発地、目的地および経由地の位置情報を取得して、該出発地から該経由地を経由して該目的地に到達する走行経路を取得するとともに、該地図から取得した該走行経路における高度情報を取得して、該高度情報から勾配情報を算出し、該勾配情報から勾配補正係数を取得する地図情報取得工程と、
    利用者の運転方法の目安となる利用者利用履歴情報として、利用者毎のSOC1%あたりの走行距離を取得し、取得した利用者毎のSOC1%あたりの走行距離と、前記車種情報取得工程で取得したSOC1%あたりの走行距離とから利用者補正係数を取得する利用者利用履歴情報取得工程と、
    前記車両毎の充電池の劣化具合の目安となる車両利用履歴情報として、前記車両毎のSOC1%あたりの走行距離を取得し、取得した車両毎のSOC1%あたりの走行距離と、前記車種情報取得工程で取得したSOC1%あたりの走行距離とから車両補正係数を取得する車両利用履歴情報取得工程と、
    前記車種情報取得工程で取得したSOC1%あたりの走行距離と、地図情報取得工程で取得した勾配補正係数と、前記利用者利用履歴情報取得工程で取得した利用者補正係数と、車両利用履歴情報取得工程で取得した車両補正係数とを利用して、予約する車両を利用する際に必要となるSOCを算出するSOC算出工程と
    前記SOC算出工程で算出したSOCと、利用者による利用開始時における前記車両のSOCとを比較して、前記車両が利用可能であるか否かの判断を行う判断工程と、
    前記SOC算出工程で算出したSOCに基づいて、前記車両が利用可能となるための充電時間を算出する充電時間算出工程と、
    前記充電時間算出工程で算出した前記車両が利用可能となるための充電時間を表示する表示工程と
    を有し、
    前記充電時間算出工程は、既知のSOCレベル毎の充電時間を利用して、前記車両が利用可能となるための充電時間を算出するとともに前記SOCレベル毎の充電時間を補正するものであり、
    前記SOCレベル毎の充電時間の補正は、次式により行う
    ことを特徴とするカーシェアリングシステムにおける車両予約方法。
    Tc=(Tcs+充電時間)/(総更新回数+1)
    Tc :SOCレベル毎の充電時間
    Tcs :補正を行うSOCレベル毎の充電時間における前回の補正処理までの合計充電時間
    充電時間 :実際の充電時間
    総補正回数:補正を行うSOCレベル毎の充電時間における前回の補正処理までの合計補正回数
  7. 請求項6に記載のカーシェアリングシステムにおける車両予約方法において、
    前記車種情報取得工程は、利用者による利用前後のSOCの差分が予め設定された値より大きい場合に、前記SOC1%あたりの走行距離を利用者による利用が終了するごとに次式により再計算する
    ことを特徴とするカーシェアリングシステムにおける車両予約方法。
    ds=(補正済総走行距離+実走行距離)/(補正済総消費SOC+実消費SOC)
    ds :SOC1%あたりの走行距離
    補正済総走行距離 :前回の利用終了時点までの実走行距離の総和(km)
    実走行距離 :今回の利用による利用者が実際に利用した走行距離(km)
    補正済総消費SOC:前回の利用終了時点までに使用した実消費SOCの総和(%)
    実消費SOC :今回の利用により消費したSOCであり、利用前SOCと利用後SOCとの差分(%)
  8. 請求項6または7に記載のカーシェアリングシステムにおける車両予約方法において、
    前記利用者利用履歴情報取得工程は、利用者による利用が終了する毎に、利用者毎のSOC1%あたりの走行距離を次式(1)により再計算するとともに、次式(1)により算出した利用者毎のSOC1%あたりの走行距離と前記車種情報取得工程で取得したSOC1%あたりの走行距離とを用いて、次式(2)により利用者補正係数を算出する
    ことを特徴とするカーシェアリングシステムにおける車両予約方法。
    Mds=(補正済総走行距離+実走行距離)/(補正済総消費SOC+実消費SOC) ・・・(1)
    Mds : 利用者毎のSOC1%あたりの走行距離
    補正済総走行距離 :利用者の前回の利用終了時点までの実走行距離の総和(km)
    実走行距離 :利用者が今回の利用により実際に利用した走行距離(km)
    補正済総消費SOC:利用者の前回の利用終了時点までに使用した実消費SOCの総和(%)
    実消費SOC :利用者が今回の利用により消費したSOCであり、利用前SOCと利用後SOCとの差分(%)
    Mm=Mds/ds ・・・ (2)
    Mm :利用者補正係数
    Mds:利用者毎のSOC1%あたりの走行距離
    ds :SOC1%あたりの走行距離
  9. 請求項6、7または8に記載のカーシェアリングシステムにおける車両予約方法において、
    前記車両利用履歴情報取得工程は、利用者による利用が終了する毎に、前記車両毎の1%あたりの走行距離を次式(1)により再計算するとともに、次式(1)により算出した車両毎のSOC1%あたりの走行距離と前記車種情報取得工程で取得したSOC1%あたりの走行距離とを用いて、次式(2)により車両補正係数を算出する
    ことを特徴とするカーシェアリングシステムにおける車両予約方法。
    Cds=(補正済総走行距離+実走行距離)/(補正済総消費SOC+実消費SOC) ・・・ (1)
    Cds :車両毎のSOC1%あたりの走行距離
    補正済総走行距離 :車両の前回の利用終了時までの実走行距離の総和(km)
    実走行距離 :車両が今回の利用により実際に走行した距離(km)
    補正済総消費SOC:車両の前回の利用終了時点までに使用した実消費SOCの総和(%)
    実消費SOC :車両が今回の利用により消費したSOCであり、利用前SOCと利用後SOCとの差分(%)
    Cr=Cds/ds ・・・ (2)
    Cr :車両補正係数
    Cds:車両毎のSOC1%あたりの走行距離
    ds :SOC1%あたりの走行距離
  10. 請求項6、7、8または9に記載のカーシェアリングシステムにおける車両予約方法において、
    前記SOC算出工程は、出発地から目的地まで到達するために地点D0、D1、D2、・・・、Dnを経由する場合には、利用に必要となるSOCを(1)式により算出する
    ことを特徴とするカーシェアリングシステムにおける車両予約方法。
    Sr:利用に必要となるSOC
    Ga:勾配補正係数
    Mm:利用者補正係数
    Cr:車両補正係数
    ds:SOC1%あたりの走行距離
    Sg:ガードSOC量
  11. 請求項1、2、3、4または5のいずれか1項に記載のカーシェアリングシステムにおける車両予約システムとしてコンピューターを機能させるためのプログラム。
  12. 請求項6、7、8、9または10のいずれか1項に記載のカーシェアリングシステムにおける車両予約方法をコンピューターに実行させるためのプログラム。
  13. 請求項11または12のいずれか1項に記載のプログラムを記録したコンピューター読み取り可能な記録媒体。
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