JP2014203370A - 移動手段案内装置および移動手段案内方法 - Google Patents

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【課題】レンタカーまたはカーシェアのどちらか安い方を容易に選んで予約することを可能にする「移動手段案内装置および移動手段案内方法」を提供する。
【解決手段】出発地から目的地までの経路を探索して移動予定距離および移動予定時間を算出するとともに、当該移動予定時間に目的地での滞在予定時間を加算して車両の利用予定時間を算出する利用状況算出部27と、当該算出した利用予定距離および利用予定時間と、レンタカーおよびカーシェアのそれぞれの料金体系に関する情報と、カーシェアの会員登録の有無に関する入会情報とに基づいて、レンタカーおよびカーシェアのうち料金が安い方を特定して案内する移動手段案内部28とを備え、ユーザが運行予定情報や会員登録の有無を指定するだけで、レンタカーおよびカーシェアのうちどちらか料金の安い方が自動的に案内されるようにする。
【選択図】図1

Description

本発明は、移動手段案内装置および移動手段案内方法に関し、特に、出張や旅行等の外出先における移動手段を案内する装置に用いて好適なものである。
出張や旅行等の外出において、電車で移動した後の駅から目的地までの移動手段として、バスやタクシーを利用したり、レンタカーを利用したりすることがある。従来、電車による移動と自動車による移動とを組み合わせた最適な経路を探索するシステムが提供されている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に記載のシステムでは、目的地または出発地から所定条件内にある自動車移動に乗り換え可能な駅を抽出し、当該抽出した駅と目的地または出発地との間を自動車経路として交通ネットワークに組み込んで経路探索する。
また、駅から先の移動手段としてレンタカーを利用する場合に、使用車両を容易に予約できるようにしたシステムも提案されている(例えば、特許文献2参照)。この特許文献2に記載のシステムでは、予約端末において出発地から目的地までの経路データを算出するとともに、運行予定データを作成してサーバに送信する。そして、サーバにおいて、レンタル予定日に使用可能な車両を選定し、運行予定データと使用車両データとを合わせた予約データを作成する。
特開2006−292447号公報 特開2003−323473号公報
ところで、最近ではカーシェアサービスの利用が徐々に広まってきている。カーシェアの拠点は多数存在し、駅の周辺にも存在する。そのため、駅の近くにレンタカー店とカーシェアの拠点との両方が存在する場合は、電車で移動した先の駅から目的地までの移動手段として、より料金の安い方を利用したいという要望がある。
しかしながら、レンタカーとカーシェアでは料金体系が全く異なり、どちらの方が安くなるかは利用時間や走行距離等によって変わってくるので、非常に分かりにくい。そのため、レンタカーとカーシェアのどちらか安い方を選んで予約するのに手間がかかり、不便であるという問題があった。
本発明は、このような問題を解決するために成されたものであり、出張や旅行等の外出先における移動手段としてレンタカーまたはカーシェアを利用する場合に、どちらか安い方を容易に選ぶことができるようにしてユーザの利便性を向上させることを目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明では、出発地から目的地までの経路を探索して移動予定距離および移動予定時間を算出するとともに、当該移動予定時間に目的地での滞在予定時間を加算して車両の利用予定時間を算出する。そして、当該算出した利用予定距離および利用予定時間と、レンタカーおよびカーシェアのそれぞれの料金体系に関する情報と、カーシェアの会員登録の有無に関する入会情報とに基づいて、レンタカーおよびカーシェアのうち料金が安い方を特定して案内するようにしている。
上記のように構成した本発明によれば、外出先における移動手段としてレンタカーまたはカーシェアを利用する場合に、ユーザは、出発地と目的地、目的地での滞在予定時間、カーシェアの会員登録の有無を指定すれば、レンタカーおよびカーシェアのうちどちらか料金の安い方が自動的に特定されて案内が行われる。これにより、ユーザはレンタカーおよびカーシェアのうち安い方を容易に選んで予約することができるようになり、ユーザの利便性を向上させることができる。
本実施形態による移動手段案内装置を実施した案内システムの概略構成例を示す図である。 本実施形態によるサーバ装置の機能構成例を示すブロック図である。 レンタカーおよびカーシェアの利用時間に応じた利用料を説明するための図である。 本実施形態によるサーバ装置(移動手段案内装置)の動作例を示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態による移動手段案内装置を実施した案内システムの概略構成例を示す図である。図1に示すように、本実施形態の案内システムは、ユーザが使用するユーザ端末10と、レンタカーまたはカーシェアの何れかを選んで案内するサーバ装置20とを備えて構成される。ユーザ端末10とサーバ装置20は、インターネット等の通信ネットワーク30を介して接続される。
図2は、サーバ装置20の機能構成例を示すブロック図である。サーバ装置20は、本実施形態に移動手段案内装置に相当するものであり、その機能構成として、通信部21、料金体系情報記憶部22、地図データ記憶部23、料金体系情報取得部24、運行予定情報取得部25、入会情報取得部26、利用状況算出部27および移動手段案内部28を備えている。
上記各機能ブロック24〜28は、ハードウェア、DSP(Digital Signal Processor)、ソフトウェアの何れによっても構成することが可能である。例えばソフトウェアによって構成する場合、上記各機能ブロック24〜28は、実際にはコンピュータのCPU、RAM、ROMなどを備えて構成され、RAMやROM、ハードディスクまたは半導体メモリ等の記録媒体に記憶されたプログラムが動作することによって実現される。
通信部21は、通信ネットワーク30を介してユーザ端末10との間でデータのやり取りを行う。具体的には、通信部21は、車両を利用したルートプランに関する運行予定情報やカーシェアの会員情報をユーザ端末10から受信する。また、通信部21は、レンタカーまたはカーシェアの案内情報をユーザ端末10に送信する。サーバ装置20では、ユーザ端末10から受信した情報を用いて所定の演算を行い、その結果として案内情報をユーザ端末10に送信する。演算の内容については、以下に詳細に説明する。
料金体系情報記憶部22は、レンタカーおよびカーシェアのそれぞれの料金体系に関する情報を記憶する。レンタカーおよびカーシェアの料金体系は、それぞれ以下のように表される。
・レンタカー料金=利用時間に応じた利用料+燃料費
・カーシェア料金=利用時間に応じた利用料+入会金(初回利用時のみ)
料金体系情報記憶部22は、このレンタカー料金およびカーシェア料金を計算するのに必要な料金体系情報をあらかじめ記憶している。
図3は、レンタカーおよびカーシェアの利用時間に応じた利用料を説明するための図である。図3に示すように、レンタカーの利用料は、利用時間が6時間未満/12時間未満/24時間未満/24時間以上の4段階に分けて設定されている。料金体系情報記憶部22は、4段階の利用料をそれぞれ記憶している。一方、カーシェアの利用料は、10〜15分単位で一定額が課金される仕組みとなっている。料金体系情報記憶部22は、単位時間当たりの利用料を記憶している。
また、レンタカーの場合はガソリンの満タン返却が必要で、上記利用料に対して燃料費が上乗せされる。ただし、燃料費は車両の走行距離に応じて決まるので、あらかじめ記憶しておくことができない。そこで、標準的な燃費を想定し、例えば1kmを走行するのに要する燃料費を料金体系情報記憶部22にあらかじめ記憶しておく。一方、カーシェアの場合は、ガソリンの満タン返却は不要であるが、会員登録が必要であり、初回の利用時には入会金が上乗せされる。そこで、この入会金の金額を料金体系情報記憶部22に記憶しておく。
なお、レンタカーおよびカーシェアの利用料や、カーシェアの入会金は、サービス提供事業者毎に異なる場合もある。そこで、レンタカーおよびカーシェアの料金体系情報は、サービス提供事業者毎に記憶しておくものとする。
地図データ記憶部23は、経路探索に必要な道路データや、レンタカーの店舗およびカーシェアの拠点を表す施設情報を含む地図データを記憶する。この施設情報には、その施設の位置を表す位置情報や、レンタカーの店舗およびカーシェアの拠点がそれぞれどのサービス提供事業者によるものであるかを示す事業者情報も含まれている。
料金体系情報取得部24は、料金体系情報記憶部22から上述した料金体系情報を取得し、取得した料金体系情報を移動手段案内部28に供給する。ここで、料金体系情報取得部24は、料金体系情報記憶部22にサービス提供事業者毎に記憶されている料金体系情報の中から、運行予定情報取得部25により取得される運行予定情報に関連したサービス提供事業者の料金体系情報を取得する(これについての詳細は後述する)。
運行予定情報取得部25は、車両の利用を開始する出発地、出張や旅行などの目的地、当該目的地での滞在予定時間を含む運行予定情報を取得する。本実施形態では、電車で移動した後、降車した駅から目的地まで車で移動することを想定している。したがって、降車した駅が車両の利用を開始する出発地となる。目的地は、最終目的地の他、ルート上で経由する1以上の経由地(途中目的地)を含んでいてもよい。1以上の途中目的地を含む場合、それぞれにおける滞在予定時間が運行予定情報の中に含まれる。
運行予定情報は、ユーザ端末10においてユーザにより入力され、通信ネットワーク30を介してサーバ装置20に送信される。例えば、サーバ装置20が提供するウェブサイトにユーザ端末10からアクセスし、当該ウェブサイトでユーザが運行予定情報を入力できるようにすることにより、運行予定情報をユーザ端末10からサーバ装置20に送信する。サーバ装置20では、ユーザ端末10から送信された運行予定情報を通信部21にて受信する。運行予定情報取得部25は、通信部21にて受信した運行予定情報を取得し、取得した運行予定情報を料金体系情報取得部24および利用状況算出部27に供給する。
料金体系情報取得部24は、地図データ記憶部23に記憶されている地図データを用いて、運行予定情報取得部25により取得された出発地から所定距離以内にあるレンタカーの店舗およびカーシェアの拠点を抽出し、当該抽出した店舗および拠点のそれぞれの料金体系情報を料金体系情報記憶部22から取得する。このとき料金体系情報取得部24は、上述したように、運行予定情報に基づき抽出した店舗および拠点に関するサービス提供事業者の料金体系情報を取得する。
入会情報取得部26は、カーシェアの会員登録の有無に関する入会情報を取得する。この入会情報も、ユーザ端末10においてユーザにより入力され、通信ネットワーク30を介してサーバ装置20に送信される。サーバ装置20では、ユーザ端末10から送信された入会情報を通信部21にて受信する。入会情報取得部26は、通信部21にて受信した入会情報を取得し、取得した入会情報を移動手段案内部28に供給する。
利用状況算出部27は、地図データ記憶部23に記憶されている地図データを用いて、運行予定情報取得部25により運行予定情報として取得された出発地から目的地までの経路を探索して移動予定距離および移動予定時間を算出する。ここで算出するのは出発地から目的地までの往復の移動予定距離および移動予定時間である。利用状況算出部27はさらに、算出した移動予定時間に対し、運行予定情報取得部25により運行予定情報として取得された滞在予定時間を加算して車両の利用予定時間を算出する。
ここで、出発地から目的地までの移動予定距離は、探索した経路に沿って走行した場合の移動距離である。また、移動予定時間は、例えば、移動予定距離をあらかじめ想定した標準速度あるいは法定速度等で割った値である。なお、移動予定距離および移動予定時間を算出する方法として、ナビゲーション装置において公知の他の方法を適用することも可能である。
移動手段案内部28は、料金体系情報取得部24により取得された料金体系情報と、入会情報取得部26により取得された入会情報と、利用状況算出部27により算出された移動予定距離および利用予定時間とに基づいて、レンタカーおよびカーシェアのうち料金が安い方を特定してユーザに案内する。ユーザへの案内は、例えば、案内情報を表したウェブページを通信部21を介してユーザ端末10へ送信することによって行う。
具体的には、移動手段案内部28は、料金体系情報取得部24により取得された料金体系情報(図3に示した利用時間に応じた利用料)と、利用状況算出部27により算出された利用予定時間とに基づいて、当該利用予定時間に応じた利用料をレンタカーおよびカーシェアの両方について算出する。
また、移動手段案内部28は、料金体系情報取得部24により取得された料金体系情報(1km走行当たりの燃料費)と、利用状況算出部27により算出された移動予定距離とに基づいて、当該移動予定距離に応じた燃料費を算出する。そして、この燃料費をレンタカーの利用料に加算することにより、レンタカーのトータルの利用料金を算出する。
また、移動手段案内部28は、入会情報取得部26により取得された入会情報に基づいて、ユーザがカーシェアの会員にまだ登録していないことが示されているときは、料金体系情報取得部24により料金体系情報として取得されたカーシェアの入会金をカーシェアの利用料に加算することにより、カーシェアのトータルの利用料金を算出する。一方、ユーザがカーシェアの会員に登録済みであることが示されている場合、移動手段案内部28は、カーシェアの利用料をそのままトータルの利用料金として算出する。
そして、移動手段案内部28は、以上のようにして算出したレンタカーの利用料金とカーシェアの利用料金とを比較し、安い方を特定してユーザに案内する。このとき、移動手段案内部28は、レンタカーの利用料金の方が安いと判定した場合、レンタカーを予約可能な予約画面をユーザ端末10に表示させるようにしてもよい。具体的には、レンタカーを予約するためのウェブサイトをユーザ端末10に表示させる。そのために必要なサービス提供事業者毎のURLは、料金体系情報記憶部22に記憶しておいてもよいし、移動手段案内部28自身に記憶しておいてもよい。
また、移動手段案内部28は、カーシェアの利用料金の方が安いと判定した場合、入会情報取得部26により取得された入会情報により会員登録済みであると判定されるときはカーシェアを予約可能な予約画面を表示させ、入会情報により会員未登録であると判定されるときは会員登録可能な入会画面を表示させる。具体的には、カーシェアを予約するためのウェブサイトあるいは入会するためのウェブサイトをユーザ端末10に表示させる。そのために必要なサービス提供事業者毎のURLは、料金体系情報記憶部22に記憶しておいてもよいし、移動手段案内部28自身に記憶しておいてもよい。
図4は、上記のように構成した本実施形態によるサーバ装置20(移動手段案内装置)の動作例を示すフローチャートである。まず、運行予定情報取得部25は、ユーザ端末10においてユーザにより入力された運行予定情報(車両の利用を開始する出発地、出張や旅行などの目的地、当該目的地での滞在予定時間)を、通信部21による通信を通じて取得する(ステップS1)。
また、入会情報取得部26は、ユーザ端末10においてユーザにより入力されたカーシェアの会員登録の有無に関する入会情報を、通信部21による通信を通じて取得する(ステップS2)。さらに、料金体系情報取得部24は、地図データ記憶部23に記憶されている地図データを用いて、ステップS1で運行予定情報取得部25により取得された出発地から所定距離以内にあるレンタカーの店舗およびカーシェアの拠点を抽出し、当該抽出した店舗および拠点のそれぞれの料金体系情報を料金体系情報記憶部22から取得する(ステップS3)。
次に、利用状況算出部27は、地図データ記憶部23に記憶されている地図データを用いて、ステップS1で運行予定情報取得部25により取得された出発地から目的地までの経路を探索する(ステップS4)。そして、利用状況算出部27は、探索した経路に基づいて出発地から目的地までの往復の移動予定距離および移動予定時間を算出し、ステップS1で運行予定情報取得部25により取得された滞在予定時間を移動予定時間に加算して車両の利用予定時間を算出する(ステップS5)。
その後、移動手段案内部28は、ステップS2で入会情報取得部26により取得された入会情報と、ステップS3で料金体系情報取得部24により取得された料金体系情報と、ステップS5で利用状況算出部27により算出された移動予定距離および利用予定時間とに基づいて、レンタカーおよびカーシェアの利用料金をそれぞれ算出する(ステップS6)。
そして、移動手段案内部28は、算出したレンタカーの利用料金とカーシェアの利用料金とを比較し、カーシェアの方が安いか否かを判定する(ステップS7)。カーシェアの方が安いと判定した場合、移動手段案内部28は、ステップS2で入会情報取得部26により取得された入会情報に基づいて、ユーザがカーシェアの会員に登録済みか否かを更に判定する(ステップS8)。
ここで、ユーザがカーシェアの会員に登録済みであると判定した場合、移動手段案内部28は、通信部21による通信を通じて、カーシェアを予約可能な予約画面をユーザ端末10に表示させる(ステップS9)。一方、ユーザがカーシェアの会員に未登録であると判定した場合、移動手段案内部28は、通信部21による通信を通じて、会員登録可能な入会画面をユーザ端末10に表示させる(ステップS10)。
また、ステップS7でレンタカーの方が安いと判定した場合、移動手段案内部28は、通信部21による通信を通じて、レンタカーを予約可能な予約画面をユーザ端末10に表示させる(ステップS11)。ステップS9〜S11の何れかの処理が終わると、図4に示すフローチャートの処理は終了する。
以上詳しく説明したように、本実施形態では、出発地から目的地までの経路を探索して移動予定距離および移動予定時間を算出するとともに、当該移動予定時間に目的地での滞在予定時間を加算して車両の利用予定時間を算出する。そして、当該算出した利用予定距離および利用予定時間と、レンタカーおよびカーシェアのそれぞれの料金体系に関する情報と、カーシェアの会員登録の有無に関する入会情報とに基づいて、レンタカーおよびカーシェアのうち料金が安い方を特定してユーザに案内するようにしている。
このように構成した本実施形態によれば、電車で移動した後の移動手段としてレンタカーまたはカーシェアを利用する場合に、ユーザは、電車で移動した先の駅を出発地として指定するとともに、出張や旅行等の目的地および目的地での滞在予定時間、カーシェアの会員登録の有無を指定すれば、レンタカーおよびカーシェアのうちどちらか料金の安い方が自動的に特定されて案内が行われる。これにより、ユーザはレンタカーおよびカーシェアのうち安い方を容易に選んで予約することができるようになり、ユーザの利便性を向上させることができる。
なお、上記実施形態では、サービス提供事業者毎のレンタカーおよびカーシェアの料金体系情報を料金体系情報記憶部22にあらかじめ記憶しておき、料金体系情報取得部24が料金体系情報記憶部22から料金体系情報を取得する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、出発地から所定距離以内にあるレンタカーの店舗およびカーシェアの拠点に該当するサービス提供事業者のサーバ装置(図示せず)にアクセスし、当該サービス提供事業者のサーバ装置から料金体系情報を取得するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、サーバ装置20が地図データ記憶部23を備え、サーバ装置20内にて経路探索を行う例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、地図データを備えて経路探索を行うサーバ装置を別に備え、経路探索および移動予定距離と移動予定時間の算出は当該別のサーバ装置に依頼して行うようにしてもよい。
また、上記実施形態では、運行予定情報として出発地と目的地とを設定し、出発地から目的地までの往復の移動予定距離および移動予定時間を算出する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。すなわち、車両を途中で乗り捨てるか出発地まで戻ってきて返却するかを指定できるようにし、出発地まで戻ってくることを指定した場合にのみ往復の移動予定距離および移動予定時間を算出するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、電車で移動した後の駅を出発地として指定する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。すなわち、任意の場所を出発地として指定することも可能である。
その他、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
20 サーバ装置(移動手段案内装置)
24 料金体系情報取得部
25 運行予定情報取得部
26 入会情報取得部
27 利用状況算出部
28 移動手段案内部

Claims (5)

  1. レンタカーおよびカーシェアのそれぞれの料金体系に関する情報を取得する料金体系情報取得部と、
    出発地、目的地および当該目的地での滞在予定時間を含む運行予定情報を取得する運行予定情報取得部と、
    上記カーシェアの会員登録の有無に関する入会情報を取得する入会情報取得部と、
    上記レンタカーの店舗および上記カーシェアの拠点を表す施設情報を含む地図データを用いて、上記出発地から上記目的地までの経路を探索して移動予定距離および移動予定時間を算出するとともに、当該移動予定時間に上記滞在予定時間を加算して車両の利用予定時間を算出する利用状況算出部と、
    上記料金体系情報取得部により取得された料金体系情報、上記入会情報取得部により取得された入会情報および上記利用状況算出部により算出された移動予定距離と利用予定時間に基づいて、レンタカーおよびカーシェアのうち料金が安い方を特定して案内する移動手段案内部とを備えたことを特徴とする移動手段案内装置。
  2. 上記料金体系情報取得部は、上記地図データを用いて、上記運行予定情報取得部により取得された上記出発地から所定距離以内にある上記レンタカーの店舗および上記カーシェアの拠点を抽出し、当該抽出した店舗および拠点のそれぞれの料金体系に関する情報を取得することを特徴とする請求項1に記載の移動手段案内装置。
  3. 上記移動手段案内部は、上記レンタカーの料金の方が安いと判定した場合、上記レンタカーを予約可能な予約画面を表示させることを特徴とする請求項1に記載の移動手段案内装置。
  4. 上記移動手段案内部は、上記カーシェアの料金の方が安いと判定した場合、上記入会情報取得部により取得された入会情報により会員登録済みであると判定されるときは上記カーシェアを予約可能な予約画面を表示させ、上記入会情報により会員未登録であると判定されるときは会員登録可能な入会画面を表示させることを特徴とする請求項1に記載の移動手段案内装置。
  5. コンピュータの料金体系情報取得部が、レンタカーおよびカーシェアのそれぞれの料金体系に関する情報を取得する料金体系情報取得ステップと、
    上記コンピュータの運行予定情報取得部が、出発地、目的地および当該目的地での滞在予定時間を含む運行予定情報を取得する運行予定情報取得ステップと、
    上記コンピュータの入会情報取得部が、上記カーシェアの会員登録の有無に関する入会情報を取得する入会情報取得ステップと、
    上記コンピュータの利用状況算出部が、上記レンタカーの店舗および上記カーシェアの拠点を表す施設情報を含む地図データを用いて、上記出発地から上記目的地までの経路を探索して移動予定距離および移動予定時間を算出するとともに、当該移動予定時間に上記滞在予定時間を加算して車両の利用予定時間を算出する利用状況算出ステップと、
    上記コンピュータの移動手段案内部が、上記料金体系情報取得部により取得された料金体系情報、上記入会情報取得部により取得された入会情報および上記利用状況算出部により算出された利用予定距離と利用予定時間に基づいて、レンタカーおよびカーシェアのうち料金が安い方を特定して案内する移動手段案内ステップとを有することを特徴とする移動手段案内方法。
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