JP2015203486A - ダイヤフラム式バルブ - Google Patents

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Abstract

【課題】ダイヤフラムを溶接しないで閉鎖弁室の気密性を確保することができるダイヤフラム式バルブを提供する。【解決手段】高圧ガスの流通に用いられるダイヤフラム式バルブであって、高圧ガスの流入路14及び流出路15が設けられた中空状のバルブ本体10と、バルブ本体10内に、高圧ガスの流入路14と流出路15とを接続させる閉鎖弁室16を形成するダイヤフラム60と、閉鎖弁室16の内外から、ダイヤフラム60の中央部を挟持するシーティングステム70及びダイヤフラム固定ナット80と、シーティングステム70及びダイヤフラム固定ナット80に連動して、高圧ガスの流入路14を開閉させるシートディスク110と、を備え、閉鎖弁室16内に位置するシーティングステム70に、ダイヤフラム60の中心軸を取り囲む一連のエッジからなる接触部が設けられた構成としてある。【選択図】図2

Description

本発明は、例えば、高圧ガスボンベや高圧ガス配管設備などに用いられるダイヤフラム式バルブに関し、特に、ダイヤフラムを2つの部材間に挟持させることで、閉鎖弁室の気密性を確保したダイヤフラム式バルブに関する。
従来から高圧ガスボンベや高圧ガス配管設備などに用いられるバルブとして、パック式バルブとダイヤフラム式バルブとがある。パック式バルブは、パッキング式のジョイント又はボルトを用いてバルブ内の気密性を確保しており、一方、ダイヤフラム式バルブは、弁体の移動とともに撓む金属薄板製のダイヤフラムによってバルブ内の気密性を確保している。
そして、両バルブを比較すると、パック式バルブは、消耗品であるダイヤフラムを用いないので寿命が長く、分解してメンテナンスすることにより、繰り返し使用することができる。一方、ダイヤフラム式バルブは、ダイヤフラムが劣化してしまう。このため、ダイヤフラム式バルブは、パック式バルブよりも寿命が短いが、あらかじめ定められた耐用年数や使用回数を超えない範囲内で使い捨てることにより、メンテナンスの手間なく安全性を確保することができる。このような取り扱いの容易さから、近年、使い捨てのダイヤフラム式バルブが、国際的なデファクトスタンダードとなりつつある。従来のダイヤフラム式バルブとして、例えば、以下に挙げるようなものがある。
特開昭63−72984号公報(特許文献1)の第1図には、流入路10を開閉させるためのディスク4を備え、このディスク4の小径部分に挿通されるボス14に、ダイヤフラム3の貫通孔周辺が溶接された構成のダイヤフラム式バルブが提案されている。
特開平08−219304号公報(特許文献2)の図1〜図3には、ガスの通路1aを開閉させるためのディスク7を備え、ディスク7の軸部7bに、ダイヤフラム2の内周端縁部が溶接された構成のダイヤフラム式バルブが提案されている。
特開平08−114265号公報(特許文献3)の図1及び図2には、ダイヤフラム11の内周縁部が、溶接金具8及びシートホルダー6に形成された環状のフラット部6a,8aで挟み込まれ、これらダイヤフラム11、溶接金具8、シートホルダー6が溶接(W)されて固着一体化された構成のダイヤフラム式バルブが提案されている。
特開2004−257549号公報(特許文献4)の図1及び図2には、複数枚のダイヤフラム61、62が、弁本体41の円柱状の嵌合部43に溶接された構成のダイヤフラム式バルブが提案されている。
特開昭63−72984号公報 特開平08−219304号公報 特開平08−114265号公報 特開2004−257549号公報 特開昭63−140190号公報 特表2001−509579号公報
<溶接の問題>
従来のダイヤフラム式バルブでは、ダイヤフラムの貫通孔周辺がシーティングステムと溶接されることにより、閉鎖弁室の気密性が確保されていた。しかし、ダイヤフラムが溶接されると、溶接箇所から変形(溶接歪)が生じてしまう。溶接歪の生じたダイヤフラムが動作すると、溶接箇所の周辺が疲労破壊しやすくなる。また、ダイヤフラムのビーム溶接には、多大なる手間と費用とが掛かり、ビーム溶接は、ダイヤフラム式バルブの製造コストの少なくとも1割を超える。
なお、特開昭63−1410190号公報(特許文献5)の第3図には、部材本体30に設けた環状押圧部36を、金属ダイヤフラム34に圧着させて挟持固定する構成が記載されている。また、特表2001−509579号公報(特許文献6)の図1には、弁機能部材64に設けたドーナツ状の封止ビード72を、ダイヤフラム26の凹型内面30に封止係合させる構成が記載されている。
しかし、特許文献5の環状押圧部36は、金属ダイヤフラム34との接触部が平坦面となっていた。また、特許文献6の封止ビード72は、ダイヤフラム26との接触部がアール面となっていた。このような平坦面又はアール面の接触では、高圧ガスが流通したときの閉鎖弁室の内圧に耐えることができない。このため、高圧ガスを対象とするダイヤフラム式バルブにおいて、環状押圧部36又は封止ビード72を適用した実際の製品は、本願の特許出願前に存在していなかった。
<流量の問題>
従来のダイヤフラム式バルブは、ダイヤフラムの動作量で、単位時間当たりのガスの流量が決まる。通常、ダイヤフラムの動作量は0.5mm程度と極めて小さく、一般的に、ダイヤフラム式バルブは、単位時間当たりのガスの流量が少ない。ガスの流量を増大させる手段として、ダイヤフラムの動作量を大きくすることが考えられる。しかし、ダイヤフラムの動作量を大きくすると、上述した溶接箇所の周辺がより早く疲労破壊してしまう。
ここで、特許文献5の環状押圧部36及び特許文献6の封止ビード72を適用して、ダイヤフラムを溶接しない構成とすることも考えられる。しかし、ダイヤフラムを大きく動作させると、環状押圧部36の平坦面又は封止ビード72のアール面の接触が維持できなくなり、閉鎖弁室から高圧ガスが漏れてしまう。
<寿命の問題>
従来のダイヤフラム式バルブは、使い捨てを前提としていた。例えば、アンモニア、塩化水素又は塩素等の腐食性の液化ガスを対象とするダイヤフラム式バルブでは、腐食性ガスと接触する弁体(ディスク)及びダイヤフラムが劣化しやすい。このため、従来のダイヤフラム式バルブは、弁体又はダイヤフラムのいずれかが寿命に達したときに、全体を廃棄していた。
しかし、従来のダイヤフラム式バルブのバルブ本体、スピンドル、グランドナット及びスピンドル受けといった主要構成部品は、いずれも耐食性を有する金属からなる。弁体又はダイヤフラムといった一部の部品が劣化したからといって、未だ十分に使用することができる主要構成部品を廃棄してしまうことは、リサイクルを重視する近年の社会的要請に反する。
また、従来のダイヤフラム式バルブでは、ダイヤフラムが、弁体又はこれを保持する金属部品に溶接されて一体となっていた。そこで、弁体とダイヤフラムとが一体となった部品を交換可能とし、主要構成部品を再使用することが考えられる。しかし、弁体が先に劣化した場合は、未だ寿命に達していないダイヤフラムを一緒に廃棄しなければならない。逆に、ダイヤフラムが先に劣化した場合は、未だ寿命に達していない弁体を廃棄しなければならない。特に、ビーム溶接にコストを掛けたダイヤフラムを、寿命に達する前に廃棄することは不合理である。
<コイルばねの問題>
従来のダイヤフラム式バルブには、弁体に開方向の付勢力を生じさせるコイルスプリングを内蔵したものがあった(例えば、特許文献4の図1に示されたスプリング81)。しかし、コイルスプリングは、上下方向の平行を保ちにくく、その付勢力に偏荷重が生じやすい。このような偏荷重は、弁体の片当たりを生じさせ、ガス漏れの原因となる。
また、従来のダイヤフラム式バルブでは、バルブ本体内に、コイルスプリングを縦にして収容させるためのスペースを確保しなければならず、バルブ全体が高さ方向に大型化してしまう。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、ダイヤフラムを溶接しないで閉鎖弁室の気密性を確保することができ、単位時間当たりのガスの流量を増大させることができ、ダイヤフラムの長寿命化と部品交換による主要構成部品の再利用とを図ることができ、弁体に対する偏荷重を効果的に防止することができる、ダイヤフラム式バルブの提供を目的とする。
(1)上記目的を達成するために、本発明のダイヤフラム式バルブは、高圧ガスの流通に用いられるダイヤフラム式バルブであって、前記高圧ガスの流入路及び流出路が設けられた中空状のバルブ本体と、前記バルブ本体内に、前記高圧ガスの流入路と流出路とを接続させる閉鎖弁室を形成するダイヤフラムと、前記閉鎖弁室の内外から、前記ダイヤフラムの中央部を挟持する第1及び第2保持部材と、前記第1及び第2保持部材に連動して、前記高圧ガスの流入路を開閉させる弁体と、を備え、前記閉鎖弁室内に位置する前記第1保持部材に、前記ダイヤフラムの中心軸を取り囲む一連のエッジからなる接触部が設けられた構成としてある。
(2)好ましくは、上記(1)のダイヤフラム式バルブにおいて、前記ダイヤフラムに、その中央部を取り囲み、前記閉鎖弁室の外側に向かって膨らむ一連の膨出部が形成された構成にするとよい。
(3)好ましくは、上記(1)又は(2)のダイヤフラム式バルブにおいて、互いに積層される複数の前記ダイヤフラムを備え、これら複数の前記ダイヤフラムのうち、前記第1保持部材に接触する一のダイヤフラムが、他のタイヤフラムよりも低硬度の材料で形成された構成にするとよい。
(4)好ましくは、上記(1)〜(3)のいずれかのダイヤフラム式バルブにおいて、前記第1保持部材における前記接触部よりも内側に、前記ダイヤフラムの中心軸を取り囲むOリングが取り付けられた構成にするとよい。
(5)好ましくは、上記(1)〜(4)のいずれかのダイヤフラム式バルブにおいて、前記第1及び第2保持部材に対して、前記弁体の開方向の付勢力を生じさせる一又は複数の皿ばねを備えた構成にするとよい。
本発明のダイヤフラム式バルブによれば、ダイヤフラムを溶接しないで閉鎖弁室の気密性を確保することができ、単位時間当たりのガスの流量を増大させることができ、ダイヤフラムの長寿命化と部品交換による主要構成部品の再利用とを図ることができ、弁体に対する偏荷重を効果的に防止することができる。
本発明の実施形態に係るダイヤフラム式バルブを示す断面図である。 シートディスク(弁体)の開状態における上記ダイヤフラム式バルブの主要部を示す拡大図である。 シートディスクの閉状態における上記ダイヤフラム式バルブの主要部を示す拡大図である。 本実施形態のダイヤフラムを示す斜視図である。 本実施形態のシーティングステム(第1保持部材)を示すものであり、同図(a)は上方から見た斜視図、同図(b)は下方から見た斜視図である。 図2の部分拡大図である。 本実施形態のダイヤフラム固定ナット(第2保持部材)を示す斜視図である。
以下、本発明の一実施形態に係るダイヤフラム式バルブについて、図面を参照しつつ説明する。なお、以下の説明では、ステンレス鋼等の種類を例示するにあたってJISコードを省略して記載してある。
<ダイヤフラム式バルブの構成>
図1において、本実施形態に係るダイヤフラム式バルブ1は、主として、バルブ本体10と、スピンドル20と、ハンドル30と、グランドナット40と、スピンドル受け50と、ダイヤフラム60と、シーティングステム(第1保持部材)70と、ダイヤフラム固定ナット(第2保持部材)80と、グランドワッシャ90と、皿ばね100と、シートディスク(弁体)110とで構成される。
<<バルブ本体>>
図1に示すように、バルブ本体10は、その胴部11内に断面円形の中空部11aを設けたハウジングである。バルブ本体10は、耐腐食性を有する金属材料、例えば、SUS316Lのステンレス鋼により形成される。胴部11には、下方及び側方に分岐された雄ねじ部12、13が設けられる。下方の雄ねじ部12内には、中空部11a内に通じるガスの流入路14が設けられる。また、側方の雄ねじ部13内には、中空11a内に通じるガスの流出路15が設けられる。
中空部11aの下端側には、流入路14及び流出路15が開口する。この中空部11aの下端側を、円板状のダイヤフラム60で密閉することにより、閉鎖弁室16が形成される。図2に示すように、閉鎖弁室16内には、ガスの流入口14aが開口する。この流入口14aは、シートディスク110によって開閉される。
<<スピンドル及びハンドル>>
図1において、スピンドル20は、シートディスク110を開閉動作させるための軸部材である。スピンドル20は、例えば、耐腐食性を有するSUS304などのステンレス鋼により形成される。ここで、本実施形態では、スピンドル20の部位を特定するに際して、図1に示されたスピンドル20の最も下を「先端」とし、最も上を「後端」とする。
図1の上から順に、スピンドル20の後端部21には、ハンドル30を取り付けるための雄ねじが設けられる。この雄ねじにナット23を締結することで、ハンドル30は、スピンドル20の後端部21に固定される。ハンドル30は、例えば、ADC12などのアルミニウム合金により形成される。
スピンドル20の先端部22は、後端部21よりも大径となっている。大径の先端部22の外周には、雄ねじが設けられる。この雄ねじは、グランドナット40の雌ねじに螺合される。これにより、ハンドル30を回転させると、スピンドル20が、ねじのピッチで図中の上下方向(すなわち、シートディスク110の開閉方向)に直線運動する。
スピンドル20の先端部22の端面は、凸曲面22aとなっている。図2に示すように、スピンドル20の先端部22の凸曲面22aは、スピンドル受け50に組み付けられた平面座51に当接する。スピンドル20の回転運動及び直線運動は、その先端部22の凸曲面22aと、平面座51との僅かな面接触を通じて、スピンドル受け50に伝達される。
<<グランドナット>>
図1において、グランドナット40は、バルブ本体10の中空部11aの内壁面に設けられた雌ねじに螺合される。グランドナット40は、バルブ本体10の中空部11aを密閉するとともに、スピンドル20を回転自在に支持する。図2に示すように、グランドナット40は、バルブ本体10に螺合されたときに、その環状の下端面40aでグランドワッシャ90を押圧する。
グランドナット40は、例えば、SUS303、SUS304などのステンレス鋼、又はニッケルメッキを施して耐食性をもたせたC3604BDなどの黄銅(真鍮)により形成される。特に、ニッケルメッキを施して耐食性をもたせたC3604BDなどの黄銅(真鍮)が好適である。
<<スピンドル受け>>
図2において、スピンドル受け50は、平面座51と雄ねじ部52とを有する。平面座51は、スピンドル20の先端部22の凸曲面22aを受ける。平面座51の当接面はフラット面となっており、スピンドル20の先端部22の凸曲面22aと僅かに面接触する。スピンドル受け50は、例えば、耐腐食性を有するSUS304などのステンレス鋼により形成される。また、平面座51は、例えば、スピンドル受け50よりも高硬度を有するJIS SK5等の炭素工具工鋼を焼き入れ硬化処理したものにより形成される。平面座51を高硬度とすることで、スピンドル20の先端部22の凸曲面22aとの当接によるスピンドル受け50の摩損、変形、焼き付きを防止することができる。
<<ダイヤフラム>>
図2において、ダイヤフラム60は、シートディスク110の開閉動作を許容しつつ、バルブ本体10の閉鎖弁室16を密閉する。図2及び図3に示すように、ダイヤフラム60は、その半径方向と直交する方向に変形することができる。ダイヤフラム60の動作量(変形量)が大きいほど、シートディスク110と流入口14aとの距離が大きくなり、単位時間当たりのガスの流量が多くなる。
ここで、図4に示すように、本実施形態のダイヤフラム60は、2枚のダイヤフラム60A、60Bを重ね合わせて構成される。これらダイヤフラム60A、60Bは、共に同一の形状及び寸法となっている。ダイヤフラム60A、60Bの中央部には、貫通孔61が設けてある。この貫通孔61には、シーティングステム70の雄ねじ部73(図2を参照)が挿通される。
ダイヤフラム60A、60Bには、貫通孔61を取り囲む一連の膨出部62が形成される。膨出部62は、図2に示すように、閉鎖弁室16の外側に向かって弧状に膨らむ。また、膨出部62は、図4に示すように、全体が環状に連続する。このような膨出部62は、ダイヤフラム60A、60Bの動作量を大きくするために設けられる。図3に示すように、スピンドル20をシートディスク110の閉方向(図中の下、白い矢印の方向)へ移動させると、膨出部62が半径方向と直交する方向に撓み変形して、ダイヤフラム60A、60Bの中央部が大きく動作する。
図2及び図4において、2枚のダイヤフラム60A、60Bの貫通孔61と膨出部62との間の領域は、ダイヤフラム固定ナット80と、シーティングステム70とにより挟持される。下側のダイヤフラム60Bは、閉鎖弁室16の内側に面し、シーティングステム70のエッジ71a(図5(a)、図6を参照)と接触する。この接触による密閉性を向上させるために、下側のダイヤフラム60Bは、比較的軟らかく、耐食性に優れた材料によって形成される。下側のダイヤフラム60Bは、例えば、SUS316Lのステンレス鋼、O材又はBA材などの焼きなまし処理を施した金属材料により形成される。
一方、上側のダイヤフラム60Aは、閉鎖弁室16の外側に面し、ダイヤフラム固定ナット80の突出部82(図7を参照)と接触する。上側のダイヤフラム60Aは、軟らかい材料によって形成された下側のダイヤフラム60Bを補強する。上側のダイヤフラム60Aは、閉鎖弁室16の高圧に耐え得る比較的硬い材料によって形成される。上側のダイヤフラム60Aは、例えば、SUS304Hにより形成される。
<<シーティングステム>>
図2において、シーティングステム70は、ダイヤフラム60A、60Bを挟持し、ダイヤフラム固定ナット80で締め付けられる。シーティングステム70は、ダイヤフラム固定ナット80の強力な締め付けトルクに耐えられる機械強度があり、且つ耐食性を持つ材料、例えば、SUS630などのステンレス鋼により形成される。シーティングステム70の底面には、嵌合凹部72が形成される。嵌合凹部72内には、シートディスク110が加締め固定される。一方、シーティングステム70の上面中心には、雄ねじ部73が設けられる。雄ねじ部73は、ダイヤフラム60の貫通孔61に挿通され、ダイヤフラム固定ナット80の雌ねじに螺合される。シーティングステム70は、ダイヤフラム固定ナット80と共に、ダイヤフラム60の貫通孔61と膨出部62との間の領域を挟持する。
ここで、図5(a)、図6に示すように、シーティングステム70の上面71の中央部には、雄ねじ部73を取り囲む円形の溝74が形成される。この溝74には、Oリング75が挿入される。Oリング75は、例えば、ニトリルゴムなどにより形成される。また、図6に示すように、シーティングステム70の上面71は、中心から外側に向かって下降する傾斜面となっている。このような上面71の円形の内周縁は、上面71のうちで最も高い位置の、一連のエッジ71aを形成する。このエッジ71aは、下側のダイヤフラム60Bとの接触部となる。
<<ダイヤフラム固定ナット>>
図2において、ダイヤフラム固定ナット80は、例えば、SUS304などのステンレス鋼により形成される。ダイヤフラム固定ナット80は、六角柱のナット本体81と、その下側に一体成形された突出部82とを有する。ナット本体81の外側には、グランドワッシャ90及び皿ばね100が装着される。ナット本体81に装着されたグランドワッシャ90は、突出部82の上面に係止される。
ナット本体81の内壁面には、雌ねじが形成される。この雌ねじの上側には、スピンドル受け50の雄ねじ部52が螺合される。この雌ねじの下側には、ダイヤフラム60を介して、シーティングステム70の雄ねじ部73が螺合される。これにより、スピンドル受け50、ダイヤフラム固定ナット80、ダイヤフラム60及びシーティングステム70は、互いに連結される。スピンドル受け50、ダイヤフラム固定ナット80及びシーティングステム70は、スピンドル20の直線運動に伴って、シートディスク110の開閉方向に移動する。
ここで、図7に示すように、ダイヤフラム固定ナット80の突出部82は、フラット面82aとテーパー面82bとが形成される。フラット面82aは、上側のダイヤフラム60Aの貫通孔61と膨出部62との間の領域に接触する。テーパー面82bは、フラット面82aを取り囲むように設けられる。
<<グランドワッシャ>>
図2において、グランドワッシャ90は、例えば、SUS304などのステンレス鋼により形成される。グランドワッシャ90は、厚肉の円板状の部材であり、ダイヤフラム60とほぼ同じ直径を有する。このようなグランドワッシャ90は、Oリング91を介して、バルブ本体10の中空部11a内に密閉固定されている。グランドワッシャ90は、グランドナット40の環状の下端面40aにより押圧される。
グランドワッシャ90は、ダイヤフラム60の外周部63(図4を参照)に当接する環状の押圧面90aを有する。ダイヤフラム60の外周部63は、グランドワッシャ90の押圧面90aと、バルブ本体10に設けられた円形の突起部17との間に挟持される。これにより、ダイヤフラム60の外周部63における気密性が確保される。
<<皿ばね>>
図2において、皿ばね100は、例えば、SUS304などのステンレス鋼により形成される。本実施形態では、5枚の皿ばね100を、交互に裏表を逆にして重ね合わせている。5枚の皿ばね100は、スピンドル受け50とグランドワッシャ90との間で、図中の上方向(シートディスク110の開方向)の付勢力を生じさせる。
<<シートディスク>>
図2、図5(b)において、シートディスク110は、バルブ本体10のガスの流入口14aを開閉させて、ガスの流通を制御する。シートディスク110は、気密性に優れ、長年使用しても容易に変形しない樹脂材料により形成される。シートディスク110は、例えば、PCTFE、PVDF又はポリアミドなどにより形成される。シートディスク110の材料としては、特に、PCTFEが好適である。
<ダイヤフラム式バルブの作用効果>
次に、上述したダイヤフラム式バルブ1によって奏される種々の作用効果について、図面を参照しつつ説明する。
<<エッジによる気密性の確保>>
図6に示すように、本実施形態のダイヤフラム式バルブ1は、ダイヤフラム60の貫通孔61と膨出部62との間の領域が、ダイヤフラム固定ナット80のフラット面82aと、シーティングステム70のエッジ71aとで狭持される構成となっている。この構成により、エッジ71aが、下側のダイヤフラム60Bに噛み込んで、閉鎖弁室16の気密性が確保される。
特に、本実施形態のダイヤフラム式バルブ1では、下側のダイヤフラム60Bが、エッジ71aよりも軟らかい材料で形成される。この構成により、下側のダイヤフラム60Bとエッジ71aとの間の気密性が格段に向上される。
また、軟らかい材料で形成された下側のダイヤフラム60Bの強度は、これよりも硬い材料で形成された上側のダイヤフラム60Aによって補われる。すなわち、軟らかいダイヤフラム60Bと、硬いタイヤフラム60Aとを組み合わせることにより、閉鎖弁室16の気密性をエッジ71aによって確保しつつ、閉鎖弁室16の高圧に耐える十分な強度を得ることが可能となる。
さらに、エッジ71aの更に内側には、Oリング75が挿入される。この構成により、長期にわたる使用によって、下側のダイヤフラム60Bとエッジ71aとの間の気密性が低下した場合であっても、引き続きOリング75が気密性の確保をサポートする。
上述したように、本実施形態のダイヤフラム式バルブ1によれば、従来のビーム溶接が不要となり、貫通孔61周辺の疲労破壊が軽減される。この結果、ダイヤフラム式バルブ1の寿命が長くなる。また、ビーム溶接に掛かる手間と費用が削減され、ダイヤフラム式バルブ1の製造コストが軽減される。
<<ガス流量の増大>>
図4に示すように、本実施形態のダイヤフラム式バルブ1は、ダイヤフラム60A、60Bに貫通孔61を取り囲む一連の膨出部62が形成された構成となっている。この構成により、ダイヤフラム60が、その半径方向と直交する方向に大きく変形することが可能となる。また、本実施形態のダイヤフラム式バルブ1は、皿ばね100の付勢力を利用して、シーティングステム70をシートディスク110の開方向へ大きく移動させる構成となっている。この結果、図2及び図3に示すように、ダイヤフラム60の動作量が大きくなり、単位時間当たりのガスの流量が増大される。
従来のダイヤフラム式バルブは、ダイヤフラムの動作量が0.5mm程度であった。これに対し、本実施形態のダイヤフラム式バルブ1は、ダイヤフラム60の動作量を1.0mmにすることができる。さらに、本実施形態のダイヤフラム式バルブ1は、ダイヤフラム60をシーティングステム70に溶接しないので、ダイヤフラム60を大きく動作させても、疲労破壊が早まることはない。特に、エッジ71aが、下側のダイヤフラム60Bに噛み込んで、閉鎖弁室16の気密性が確保される。これにより、ダイヤフラム60を大きく動作させても、エッジ71aと下側のダイヤフラム60Bとの接触が維持され、閉鎖弁室16の気密性が確保される。
これに加え、本実施形態のダイヤフラム式バルブ1では、図7に示すように、ダイヤフラム固定ナット80にフラット面82aを取り囲むテーパー面82bが形成された構成となっている。図2及び図3に示すように、テーパー面82bは、上側のダイヤフラム60Aの膨出部62との接触を回避して、ダイヤフラム60の半径方向と直交する方向への変形を許容する。このようなテーパー面82bによって、ダイヤフラム60は、常に無理なく大きく変形することが可能となる。
<<ダイヤフラム式バルブの長寿命化>>
本実施形態のダイヤフラム式バルブ1は、ダイヤフラム60をシーティングステム70に溶接しないので、ダイヤフラム60の寿命が長くなる。また、本実施形態のダイヤフラム式バルブ1は、ダイヤフラム60がシーティングステム70のエッジ71aに狭持される構成となっている。この構成により、本実施形態のダイヤフラム式バルブ1は、寿命となったダイヤフラム60のみを交換することが可能である。したがって、本実施形態のダイヤフラム式バルブ1では、寿命に達したシートディスク110又はダイヤフラム60を個別に交換することで、バルブ本体10、スピンドル20、グランドナット40及びスピンドル受け50といった主要な構成部品を再利用することができる。
<<偏荷重の防止>>
図2及び図3に示すように、本実施形態のダイヤフラム式バルブ1は、皿ばね100によってシートディスク110の開方向の付勢力を生じさせる。皿ばね100は、従来のダイヤフラム式バルブに用いられていたコイルばねと比較して、上下方向の平行を保ちやすく、その付勢力に偏荷重が生じにくい。偏荷重の極めて少ない皿ばね100の付勢力によって、シートディスク110の片当たりを効果的に防止することができ、ガス漏れの発生を阻止することが可能となる。
<<ダイヤフラム式バルブの小型化>>
従来のダイヤフラム式バルブのコイルスプリング(例えば、特許文献4の図1に示されたスプリング81)と比較して、本実施形態のダイヤフラム式バルブ1の皿ばね100は、高さ方向にコンパクトでありながら、十分な付勢力を生じさせることができる。したがって、バルブ本体10における皿ばね100の収容スペースが小さくなり、ダイヤフラム式バルブ1全体の高さ方向の小型化を図ることができる。
1 ダイヤフラム式バルブ
10 バルブ本体
11 胴部
11a 中空部
12、13 雄ねじ部
14 流入路
14a 流入口
15 流出路
15a 流出口
16 閉鎖弁室
17 突起部
20 スピンドル
21 後端部
22 先端部
22a 凸曲面
23 ナット
30 ハンドル
40 グランドナット
40a 下端面
50 スピンドル受け
51 平面座
60、60A、60B ダイヤフラム
61 貫通孔
62 膨出部
63 外周部
70 シーティングステム(第1保持部材)
71 上面
71a エッジ
72 嵌合凹部
73 雄ねじ部
74 溝
75 Oリング
80 ダイヤフラム固定ナット(第2保持部材)
81 ナット本体
82 突出部
82a フラット面
82b テーパー面
90 グランドワッシャ
90a 押圧面
91 Oリング
100 皿ばね
110 シートディスク(弁体)

Claims (5)

  1. 高圧ガスの流通に用いられるダイヤフラム式バルブであって、
    前記高圧ガスの流入路及び流出路が設けられた中空状のバルブ本体と、
    前記バルブ本体内に、前記高圧ガスの流入路と流出路とを接続させる閉鎖弁室を形成するダイヤフラムと、
    前記閉鎖弁室の内外から、前記ダイヤフラムの中央部を挟持する第1及び第2保持部材と、
    前記第1及び第2保持部材に連動して、前記高圧ガスの流入路を開閉させる弁体と、
    を備え、
    前記閉鎖弁室内に位置する前記第1保持部材に、前記ダイヤフラムの中心軸を取り囲む一連のエッジからなる接触部が設けられた、ことを特徴とするダイヤフラム式バルブ。
  2. 前記ダイヤフラムに、その中央部を取り囲み、前記閉鎖弁室の外側に向かって膨らむ一連の膨出部が形成された、請求項1に記載のダイヤフラム式バルブ。
  3. 互いに積層される複数の前記ダイヤフラムを備え、これら複数の前記ダイヤフラムのうち、前記第1保持部材に接触する一のダイヤフラムが、他のタイヤフラムよりも低硬度の材料で形成された、請求項1又は2に記載のダイヤフラム式バルブ。
  4. 前記第1保持部材における前記接触部よりも内側に、前記ダイヤフラムの中心軸を取り囲むOリングが取り付けられた、請求項1〜3のいずれか1項に記載のダイヤフラム式バルブ。
  5. 前記第1及び第2保持部材に対して、前記弁体の開方向の付勢力を生じさせる一又は複数の皿ばねを備えた、請求項1〜4のいずれか1項に記載のダイヤフラム式バルブ。
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