JP2015202917A - エレベータ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】
エレベータ装置において、かご内照明が消灯されるなど照度が低下した場合でも、防犯用カメラの撮像画面にかご位置表示文字を明瞭に映し出す。
【解決手段】
エレベータ装置100は、利用者が乗車するかご10と、かごの運行を制御するエレベータ制御装置1と、かご内に設けられた防犯用カメラ13および照明手段35と、かご内に配置されかごの現在位置を示すかご位置文字情報が表示される液晶表示器8と、防犯用カメラが撮像した画像を遠隔で監視可能なモニタ31を備える。防犯用カメラはかご内に配置された液晶表示器のかご位置文字情報20を撮像可能である。かご内の照度を検出する照度センサ12をかご内に配設する。照度センサが検出したかご内の照度が予め定められた限界照度以下になったら、液晶表示器の輝度を、限界照度より大きいときの液晶表示器の輝度よりも低下させるよう、輝度制御装置17が制御する。
【選択図】図2
エレベータ装置において、かご内照明が消灯されるなど照度が低下した場合でも、防犯用カメラの撮像画面にかご位置表示文字を明瞭に映し出す。
【解決手段】
エレベータ装置100は、利用者が乗車するかご10と、かごの運行を制御するエレベータ制御装置1と、かご内に設けられた防犯用カメラ13および照明手段35と、かご内に配置されかごの現在位置を示すかご位置文字情報が表示される液晶表示器8と、防犯用カメラが撮像した画像を遠隔で監視可能なモニタ31を備える。防犯用カメラはかご内に配置された液晶表示器のかご位置文字情報20を撮像可能である。かご内の照度を検出する照度センサ12をかご内に配設する。照度センサが検出したかご内の照度が予め定められた限界照度以下になったら、液晶表示器の輝度を、限界照度より大きいときの液晶表示器の輝度よりも低下させるよう、輝度制御装置17が制御する。
【選択図】図2
Description
本発明はエレベータ装置に係り、特にかご内にかごの階床位置を表示する液晶表示器を備えたエレベータ装置に関する。
エレベータのかご内に防犯カメラとディスプレイを配置し、エレベータの利用状態に応じてディスプレイの輝度を調整することが、特許文献1に記載されている。具体的には、エレベータの運行情報をディスプレイの全面に表示する第1表示画面と、映像入力装置より入力したカメラの映像にエレベータ運転方向や現在の位置などの情報を合成して表示する第2の画面とを備えている。そして、エレベータの運行状態に応じて第1表示画面と第2表示画面を切り替え表示する。さらに、エレベータの照度調整装置を制御して、ディスプレイの照度を調整するとともに、調整した照度ごとの点灯時間を集計して管制センタに送信している。
従来のエレベータの他の例が特許文献2に記載されている。この公報に記載のエレベータ防犯システムでは、乗りかご内の照度が下限照度以下になったとき、あるいは防犯カメラの映像信号が下限輝度以下になったら、主制御盤内の乗りかご本体内照度低下検出ユニットによって、乗りかご本体内が暗くなった原因と、この時の時刻を記憶するとともに、防犯カメラからの映像信号と録画開始時刻とを録画装置に録画している。
上記特許文献1に記載のエレベータ装置では、エレベータの運行状態に応じて表示領域を効率よく制御して表示するので、利用者に識別しやすい情報を提供できる。また、エレベータの運行状態に応じてディスプレイの照度または輝度を調整するので、ディスプレイの寿命を延ばすことができるとともに、事前に寿命を予測してディスプレイの故障前に交換等を可能にしている。
しかしながら、この公報に記載のエレベータ装置では、遠隔に配置された監視モニタでかご内を監視する管理者が、エレベータの運行階床を把握することについては、十分には考慮されていない。すなわち、かご内表示器に液晶表示器を用い、かご内に防犯用カメラを設けたときにおいて、かご内照明が消灯されたことを照度センサが検出したら防犯用カメラの感度を上げることは可能である。しかし、液晶表示器の画面の照度や輝度は同じ状態であるので、液晶表示器が写し込まれた防犯用カメラ画像では、液晶表示器のかご位置表示文字が潰れたり、ハレーションにより真っ白になったりする。そのため、管理者のモニタ画面上では、防犯用カメラからかご位置を捉えることが困難になる。
また、上記特許文献2では、防犯カメラの映像が暗くなった場合に時刻とかご内状況を録画している。しかし、防犯カメラの撮像画像が暗くなった場合には、写し込まれているはずの階床表示画面も暗くなってしまい、撮像画像だけでは遠隔で監視する管理者のモニタ画像上からはエレベータの走行階床が識別困難になる。
本発明は上記従来技術の不具合に鑑みなされたものであり、その目的は、エレベータ装置において、かご内照明が消灯されるなど照度が低下した場合であっても防犯用カメラの撮像画面内にかご位置表示文字を明瞭に映し出すことにある。
上記目的を達成する本発明の特徴は、利用者が乗車するかごと、前記かごの運行を制御するエレベータ制御装置と、前記かご内に設けられた防犯用カメラおよび照明手段と、前記かご内に配置され前記かごの現在位置を示すかご位置文字情報が表示される液晶表示器とを備え、前記防犯用カメラが撮像した画像を遠隔でモニタ可能なモニタ手段を有するエレベータ装置において、前記防犯用カメラは前記かご内に配置された前記液晶表示器のかご位置文字情報を撮像可能であり、前記かご内にこのかご内の照度を検出する照度センサを配設し、前記照度センサが検出したかご内の照度が予め定められた限界照度以下になったら、前記液晶表示器の輝度を、限界照度より大きいときの前記液晶表示器の輝度よりも低下させるよう制御する輝度制御装置を設けたことにある。
本発明によれば、エレベータ装置において、かご内照明の照度低下に応じて、かご位置を表示する液晶表示機器の輝度を制御するようにしたので、ハレーション等を起こすことなく、防犯用カメラの撮像画面内にかご位置表示文字を明瞭に映し出すことができる。なお、上記以外の課題および構成、効果は、以下の記載により明らかにされるだろう。
以下、本発明に係るエレベータ装置100の一実施例を、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係るエレベータ装置100の一実施例の全体構成を示す模式図である。エレベータ装置100は、大別して、エレベータ制御装置1と昇降路内に配置される複数台のかご10A〜10Cとから構成される。各かご10A〜10Cと、このかご10A〜10Cを個別に制御するためにかご10A〜10Cごとに設けられた号機制御装置4A〜4Cとは、エレベータ号機2A〜2Cを構成する。
図1は、本発明に係るエレベータ装置100の一実施例の全体構成を示す模式図である。エレベータ装置100は、大別して、エレベータ制御装置1と昇降路内に配置される複数台のかご10A〜10Cとから構成される。各かご10A〜10Cと、このかご10A〜10Cを個別に制御するためにかご10A〜10Cごとに設けられた号機制御装置4A〜4Cとは、エレベータ号機2A〜2Cを構成する。
エレベータ制御装置1は、複数台のエレベータ号機2A〜2Cを群管理制御する群管理制御装置3と、号機制御装置4A〜4Cとから構成されている。群管理制御装置3と各号機制御装置4A〜4Cとは、群管理制御線47A〜47Cで接続されている。
群管理制御装置3には、各階床5A〜5Nにそれぞれ設けた乗り場呼びボタン6A〜6Nからの入力信号が、乗り場呼び信号線41を介して入力される。各エレベータ号機2A〜2Cのかご10A〜10C内にそれぞれ配置された行き先階登録装置7A〜7Cと液晶表示器8A〜8Cとは、かご上制御装置15A〜15Cを介し各号機制御装置4A〜4Cに、制御線46A〜46Cおよび48A〜48Cにより接続されている。
1号機を制御する第1の号機制御装置4Aには、各階床5A〜5Nの乗り場11A1〜11AN毎に設けた予約灯9A1〜9ANが、予約灯接続線43Aにより接続さている。同様に、2号機を制御する第2の号機制御装置4Bには予約灯9B1〜9BNが予約灯接続線43Bにより接続され、3号機を制御する第3の号機制御装置4Cには、予約灯9C1〜9CNが予約灯接続線43Cにより接続されている。
次に図2により、図1に示したエレベータ装置100が備える任意の1台のエレベータ号機2の詳細を説明する。図2では、エレベータ号機2のかご10内部とこのエレベータ号機2の制御装置4の関係を示している。かご10のドア36が正面になっている。
かご10内には、行き先階登録装置7および液晶表示器8が、ドア36の側部に配置されている。これら行き先階登録装置7および液晶表示器8の他に、天井部にはかご内照明手段35が設けられている。このかご内照明手段35の照度を検出するために、照度センサ12がかご10の壁部分に取り付けられている。さらに、かご10内を撮像可能な防犯用カメラ13が、天井部の近くに配置されている。
防犯用カメラ13はかご10内全体を撮像可能なように配置されており、特に、かご10の階床位置を把握できるように、撮像した画像内に液晶表示器8が写し込まれる位置に配置されている。防犯用カメラ13が撮影した画像データは、号機制御装置4に画像データ信号14として送信される。照度センサ12が検出した照度データは、かご10上に配置されたかご上制御装置15に照度検出信号16bとして入力され、次いでかご上制御装置15から号機制御装置4に照度検出信号16aとして送信される。
号機制御装置4は輝度制御装置17を有しており、照度センサ12からの照度検出信号16aが輝度制御装置17に入力される。輝度制御装置17は照度センサ12が検出した照度検出信号16aを受信すると、照度検出信号16aの大きさに応じて照度検出信号16aを複数段階に区分する。そして、区分された照度に応じて、詳細を後述する変更信号18aを生成し、かご上制御装置15を介して液晶表示器8に変更信号18bを送信する。なお、かご上制御装置15には、行き先階登録装置7から利用者が押しボタンを押して入力した行き先階信号や液晶表示器8の発光強度の信号が、入力信号16cとして入力される。
図3に、本発明に係る液晶表示器8を正面図で示す。図3(a)は、通常状態における液晶表示器8の状態の一例を示す図であり、図8(b)はかご10内の照度低下が発生したときの液晶表示器8の状態の一例を示す図である。
図3(a)において、液晶表示器8では、背景画面19の中にかご10の現在の階床を示すかご位置文字情報20と、かご10の移動方向を矢印などにより示す移動方向情報21とが表示されている。背景画面19の輝度は変更可能であり、号機制御装置4が有する輝度制御装置17から送信される変更信号18bにより輝度が変更される。図3(b)に、変更信号18bにより液晶表示器8の輝度を低下させる場合を示す。
背景画面19の背景色の輝度変更においては、単に同一色で明るさを変えるのみではなく、色調を変えることも可能である。したがって、輝度制御装置17から輝度変更が指令されると、予め定めた色間の変更手順に従い、暗い色から明るい色へ、またはその逆の変更が可能である。
かご位置文字情報20も、その輝度を変更可能である。かご位置文字情報20は、輝度制御装置17から送信された変更信号18bにより、その輝度を変える。その際、背景画面19と同様に、単に同一色の明度を変えるだけではなく、異なる色間での明るさの違いを利用することも可能である。すなわち、背景画面19の背景色と対照的または補色的な色変更をするために、暗い色から明るい色へ、またはその逆の色変更をする。
移動方向情報21については、輝度制御装置17からの変更信号18bに応じて、かご位置文字情報20と連動させて色変更または輝度変更してもよいし、輝度制御装置17からの変更信号を無視して同一色を維持するようにしてもよい。同一色を維持する理由は、輝度を低下させる指令が輝度制御装置17から出されるのは、異常発生や利用者不在の場合が多く、その場合かご10は停止した状態になるのが一般的であるからである。
図4に、異常発生に対応させた液晶表示器8の変更画面を示す。異常が発生して、かご10を最寄り階に移動させ、その後かごドア36を開いて利用者を救出する場合における液晶表示器8の画面である。この図4に示した画面は図3(b)に示した輝度変更画面とほぼ同一であるが、かご位置文字情報20の下側のメッセージ表示39が変更されている。エレベータ装置100の通常運行時には、かご10の移動方向を示す「つぎは○○階です」の表示がメッセージ表示39として使用されるが、異常時等にあっては、「ドアがひらきます」のメッセージ表示39が利用者に提示される。利用者はこのメッセージ表示39により、ドア36が開くのを事前に知ることができ、不安感が解消される。
次に号機制御装置4が備える輝度制御装置17の詳細を、図5を用いて説明する。図5は、輝度制御装置17のブロック図である。上述した様に、輝度制御装置17は、照度センサ12が検出したかご10内の照度検出信号16bに基づいて、液晶表示器8の輝度を制御する。
輝度制御装置17は、信号受信部22と、照度判定部23と、輝度変更部24と、色変更部25と、制御部29と、記憶部28と、信号送信部27を有している。信号受信部22は、かご10内の照度センサ12が検出した照度検出信号16bを、かご上制御装置14から照度検出信号16aとして受信する。
照度判定部23は、信号受信部22が照度検出信号16aを受信したときに、受信した照度センサ12の検出値の照度を、段階に区分して判定する。輝度変更部24は、照度判定部23が判定して得られた段階の照度に基づいて、変更すべき輝度の量を求める。色変更部25は、予め定められた輝度と色調との関係から、照度判定部23が判定した照度に応じた変更色を求める。なお、照度と輝度と色の対応関係は、変更データ26として予め記憶部28に格納されており、輝度変更部24および色変更部25が変更輝度および変更色を決定する際は、変更データ26を参照する。
信号送信部27は、輝度変更部24および色変更部25で決定した変更輝度および/または変更色を、かご上制御装置14に送信する。記憶部28には、液晶表示器8の輝度および色のデータが格納されている。制御部29には、この輝度制御装置17の各部を制御するプログラムを有しており、このプログラムに従って各部を制御する。
以下の説明においては、照度判定部23が通常状態の照度と消灯状態の照度だけを判定するものとして説明するが、照度判定部23が通常状態を複数の段階に分けて制御するようにしてもよい。なお、照度判定部23が通常状態と消灯状態とを判定するものであるのにともない、この判定に合わせて輝度変更部24および色変更部25は、通常状態と消灯状態の輝度および色だけを決定する。そして、変更データ26には、通常状態と消灯状態の輝度データおよび色データだけ格納されていればよい。
この様に構成した輝度制御装置17を用いた液晶表示器8の輝度変更及び色変更の処理動作を、以下に説明する。
通常状態では、図2に示すかご10内の照度を検出する照度センサ12は、通常時の照度、例えば300lxを検出して、検出信号16bを号機制御装置4に送信する。照度の検出信号16aを受信した号機制御装置4の輝度制御装置17は、照度判定部23で照度検出信号16aが通常状態に対応すると判定する。そして、輝度変更部24および色変更部25に、判定内容、この場合通常状態であること、に対応した信号を生成し送信する。
通常状態では、図2に示すかご10内の照度を検出する照度センサ12は、通常時の照度、例えば300lxを検出して、検出信号16bを号機制御装置4に送信する。照度の検出信号16aを受信した号機制御装置4の輝度制御装置17は、照度判定部23で照度検出信号16aが通常状態に対応すると判定する。そして、輝度変更部24および色変更部25に、判定内容、この場合通常状態であること、に対応した信号を生成し送信する。
輝度変更部24及び色変更部25は照度判定部23からの指示に従い、輝度及び色調を決定し、決定した輝度及び色調の信号18a、18bを信号送信部27からかご上制御装置14を介して液晶表示器8に送信する。輝度制御装置17からの変更信号18bを受信した液晶表示器8では、図3(a)に示す通常時の輝度となり、かつ背景画面19の背景色が比較的明るい色に設定される。
ところで、かご内照明手段35が何らかの理由で消灯すると、図2に示す照度センサ12は、消灯に対応した照度検出信号16aを号機制御装置4に送信する。照度センサ12の検出信号16bを受信した輝度制御装置17の信号受信部22は、受信信号16bを照度判定部23に送信する。照度判定部23では照度検出信号16bが消灯に対応すると判定し、輝度変更部24および色変更部25にかご10内が消灯状態であることを送信する。この信号を受信した輝度変更部24および色変更部25は、それぞれ変更データ26を参照し、予め記憶部28に格納された輝度データおよび色データの変更データ26から、消灯に対応する変更信号18aを求めて、信号送信部27に送信する。信号送信部27は、かご上制御装置14を介して液晶表示器8にこれら輝度データ及び色データの変更信号18bを送信する。
輝度データ及び色データの変更信号18bを受信した液晶表示器8では、図3(b)に示す通常時の輝度よりも低い消灯時の輝度に設定される。さらに、液晶表示器8の背景画面19の背景色は、通常時よりも暗い色に変更される。一方、かご位置文字情報20は、通常時よりも明るい色に変更される。移動方向情報21は、かご位置文字情報20に連動させて背景画面19の背景色とは逆に通常時の暗い色から明るい色へと変更される。さらに、かご内照明手段35が消灯した異常発生時であって、かご10の移動が可能な場合には、最寄り階にかご10を停止させる。その際、かごドア36を開放することに関連して、他の関連メッセージ、例えば、「ドアがひらきます」というメッセージを図4に示すように、明るい色で表示する。
なお上記説明では、照度判定部23が、通常状態の照度と消灯状態の照度だけを判定しているが、照度判定部23は、通常状態の照度から消灯状態に至るまでの照度範囲、例えば300lx〜0lxまでを50lxごとに、段階的に複数範囲に区分するようにしてもよい。
同様に、輝度変更部24および色変更部25も、通常状態と消灯状態の輝度データおよび色データだけを決定するものとして説明したが、通常状態から消灯状態に至るまで輝度データおよび色データを段階的に決定するものであってもよい。これに合わせて、変更データ26は、通常状態と消灯状態の輝度および色のデータだけではなく、通常状態から消灯状態に至るまでの輝度および色のデータを段階的に格納しているものとする。背景画面19の背景色と、かご位置文字情報20の色とを段階的に変化させる場合、中間段階で両者の色が同じにならないよう、あるいは同程度の輝度にならないよう、かご10内の照度が低い中でも識別できる程度の差を付けるように、色調を選択する。そして選択したデータを、変更データ26として記憶部28に格納しておくのがよい。
本実施例の構成によれば、かご10内の照明手段35の段階的な照度変化に応じて、液晶表示器8の輝度を変化させることができる。これにより、かご内照明手段35の照度が低下した状態や消灯状態では、防犯用カメラ13が撮像するかご10内の画像に写し込まれる液晶表示器8のかご位置表示文字20を、遠隔でモニタしているモニタ31上で管理者33が明確に認識できる。したがって、液晶表示器8を使用したエレベータ装置100において、リアルタイムにもまた後日の確認作業においても、かご10の移動位置を撮像画面から簡単に見分けることができ、防犯用カメラ13を使用した防犯効果を一層高めることができる。
またかご内照明手段35の照度が低下した状態や消灯状態で、背景画面19の背景色を通常状態よりも暗い色にできる場合には、防犯用カメラ13が撮像するかご10内の画像にハレーション等の発生を防止できる。したがって、液晶表示器8のかご位置表示文字20を、モニタ31で監視する管理者33が一層明確に認識できる。さらに、かご内照明手段35の照度が低下した状態や消灯状態で、位置文字情報20の色を通常状態よりも明るい色に変化させる場合には、背景画面19の背景色との相乗効果により、防犯用カメラ13は常にかご10内の状況はもちろんのこと、液晶表示器8のかご位置文字情報20を良好に撮像することができ、モニタ31で監視する管理者33はかご10内の状況を明確に認識できる。
なお、本発明は、上記実施例に限定されものではなく、様々な変形例が含まれる。上記実施例は本発明を分かり易く説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに本発明は限定されない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。さらに、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加または削除、置換をすることが可能である。
1…エレベータ制御装置、2A〜2C…エレベータ号機、3…群管理制御装置、4、4A〜4C…号機制御装置、5A〜5N…階床、6A〜6N…乗場呼びボタン、7、7A〜7C…行き先階登録装置、8、8A〜8C…液晶表示器、9A1〜9CN…乗場予約灯、10、10A〜10C…かご、11A1〜11CN、12…照度センサ、13…防犯用カメラ、14…防犯用カメラ出力信号(画像データ)、15…かご上制御装置、16a、16b…照度検出信号、16c…入力信号、17…輝度制御装置、18a、18b…変更信号、19…背景画面、20…かご位置文字情報、21…移動方向情報、22…信号受信部、23…照度判定部、24…輝度変更部、25…色変更部、26…変更データ、27…信号送信部、28…記憶部、29…制御部、30…管理室、31…モニタ(手段)、32…監視装置、33…管理者、35…照明手段、36…ドア、38…時刻表示部、39…メッセージ表示、41…乗場呼び信号線、43A〜43C…予約灯接続線、44…モニタ信号線、46、46A〜46C…かご上制御装置制御線、47、47A〜47C…群管理制御線、48、48A〜48C…液晶表示器制御線、100…エレベータ装置。
Claims (5)
- 利用者が乗車するかごと、前記かごの運行を制御するエレベータ制御装置と、前記かご内に設けられた防犯用カメラおよび照明手段と、前記かご内に配置され前記かごの現在位置を示すかご位置文字情報が表示される液晶表示器とを備え、前記防犯用カメラが撮像した画像を遠隔でモニタ可能なモニタ手段を有するエレベータ装置において、
前記防犯用カメラは前記かご内に配置された前記液晶表示器のかご位置文字情報を撮像可能であり、前記かご内にこのかご内の照度を検出する照度センサを配設し、前記照度センサが検出したかご内の照度が予め定められた限界照度以下になったら、前記液晶表示器の輝度を、限界照度より大きいときの前記液晶表示器の輝度よりも低下させるよう制御する輝度制御装置を設けたことを特徴とするエレベータ装置。 - 前記限界照度以下とは、前記照明手段が消灯した状態であることを特徴とする請求項1に記載のエレベータ装置。
- 前記かご内の照度について前記限界照度と実質的に照度ゼロとの間に複数の段階を設定し、前記輝度制御装置は段階的に設定された照度の低下に応じて段階的に前記液晶表示器の輝度を減少させるよう制御し、前記照度センサが検出する前記かご内の照度が前記限界照度と実質的に照度ゼロとの間になったら、前記輝度制御装置は前記照度センサの検出照度に応じて前記液晶表示器の輝度を変化させることを特徴とする請求項1に記載のエレベータ装置。
- 前記液晶表示器は、背景画面とこの背景画面の中に配置される前記かご位置文字情報とを有する構成であり、前記照度センサが検出するかご内照度が前記限界照度になったら、前記照度センサが検出するかご内照度が前記限界照度よりも大きいときより、前記背景画面の背景色を暗くするとともに前記かご位置文字情報の色を明るくするよう前記液晶表示器を制御する色変更部を前記輝度制御装置に設けたことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ装置。
- 前記色変更部は前記液晶表示器の背景画面および位置文字情報の輝度を変化させるよう前記背景画面および位置文字情報の色を変えるものであり、前記照度センサが検出した照度が前記限界照度以下になったら当該検出した照度の低下度合いに応じて段階的に前記背景画面の輝度が低下する色に変化させるとともに前記かご位置文字情報の輝度が段階的に明るくなるようにかご位置文字色を変化させることを特徴とする請求項4に記載のエレベータ装置。
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JP2019119584A (ja) * | 2018-01-10 | 2019-07-22 | 東芝エレベータ株式会社 | エレベータ制御システム |
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