JP2015201802A - 基地局、及び基地局制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】不要なハンドオーバを抑制することである。
【解決手段】フェムト基地局10は、端末判定部12と頻度算出部13とカバレッジ制御部14とを有する。端末判定部12は、フェムト基地局10に接続中の端末が、フェムト基地局10のセルを通過する端末であるか否かを判定する。頻度算出部13は、端末判定部12により上記端末であると判定された端末のハンドオーバの頻度を算出する。カバレッジ制御部14は、頻度算出部13により算出された上記頻度に応じて、送信電力を制御する。
【選択図】図1
【解決手段】フェムト基地局10は、端末判定部12と頻度算出部13とカバレッジ制御部14とを有する。端末判定部12は、フェムト基地局10に接続中の端末が、フェムト基地局10のセルを通過する端末であるか否かを判定する。頻度算出部13は、端末判定部12により上記端末であると判定された端末のハンドオーバの頻度を算出する。カバレッジ制御部14は、頻度算出部13により算出された上記頻度に応じて、送信電力を制御する。
【選択図】図1
Description
本発明は、基地局、及び基地局制御方法に関する。
近年、屋外に設置されたマクロ基地局からのトラフィックのオフロードや、屋内エリアにおける高速ワイヤレス環境の実現等を目的として、フェムト基地局が普及しつつある。フェムト基地局は、一般的に、マクロ基地局よりも小型で低出力な基地局であり、数m〜数十mの接続可能エリア(以下、「カバレッジ」と記す。)を有する。フェムト基地局には、一般家庭等に設置され、接続可能なユーザが特定のメンバに限定されるClosed Accessモードで動作するCSG(Closed Subscriber Group)フェムト基地局と、店舗内や駅構内に設置され、オペレータの契約ユーザであれば制限なく接続可能なOpen Accessモードで動作するNon−CSGフェムト基地局とがある。
後者のNon−CSGフェムト基地局では、送信信号が屋内から外壁や窓を透過して屋外に漏れ出し、カバレッジが屋外にも形成されると、屋外の端末も、屋内の端末と同様に、フェムト基地局に接続可能となる。屋外の端末がフェムト基地局に接続すると、これに伴い、本来のサービス対象者である屋内の端末の通信容量や通信レートが低下してしまう。また、屋外の端末がフェムトセルを通過すると、隣接セルからフェムトセルへのハンドオーバと、フェムトセルから隣接セルへのハンドオーバとが、短時間の間に発生することとなり、上位ネットワークに対するシグナリング負荷が増大してしまう。
上述した問題点を解決する方法の一つとして、カバレッジ制御がある。カバレッジ制御では、フェムト基地局は、例えば、所定時間内におけるハンドオーバ頻度が所定値以下となる様に、送信電力を低下させて、屋外への電波漏えいを減少させる。しかしながら、Non−CSGフェムト基地局の場合、CSGフェムト基地局と異なり、フェムト基地局はメンバの識別を行わないため、自セルへのハンドオーバ要求が、屋内、屋外の内、何れの端末から発生しているかを判別することが困難である。このため、フェムト基地局は、自局のカバレッジを出入りする全ての端末のハンドオーバ頻度を指標としたカバレッジ制御を行う。
一般的には、フェムト基地局が送信電力を下げると、屋外端末のハンドオーバ頻度は減少するが、一方で、屋内カバレッジも減少するため、屋内でのハンドオーバ頻度が増加し始める。ところが、屋外端末と屋内端末とを判別しないNon−CSGフェムト基地局の場合、フェムト基地局が、自局のカバレッジを出入りする全ての端末のハンドオーバ頻度を観測しても、ハンドオーバ頻度における屋内外の内訳までを把握することはできない。従って、ユーザが屋内外の何れにいるかを区別することなく、単純に全端末のハンドオーバ頻度が所定値以下となる様に制御する方法では、フェムト基地局は、屋外端末のハンドオーバ頻度を優先的に低減させる等の調整ができず、適切なカバレッジ制御を行うことは困難である。
図16は、従来技術における問題点を説明するための図である。図16では、x軸にはフェムト基地局の送信電力Pが規定され、y軸にはハンドオーバ頻度Hが規定されている。実線L11は、屋外端末のハンドオーバ頻度Hの変化を示し、破線L12は、屋内端末のハンドオーバ頻度Hの変化を示し、一点鎖線L13は、全端末のハンドオーバ頻度Hの変化を示す。図16に示す様に、屋外端末のハンドオーバ頻度Hを、そのターゲット値であるハンドオーバ頻度HTとするには、フェムト基地局は、送信電力Pを、理想値であるPidealに設定すればよい。しかしながら、全端末のハンドオーバ頻度を指標とする従来の制御では、フェムト基地局は、全端末のハンドオーバ頻度を最小化することは可能であるが、屋内外の内訳を把握していないため、屋内端末のハンドオーバ頻度の観点からは、必ずしも最適ではない送信電力Pを設定してしまうことがある。例えば、フェムト基地局は、送信電力Pを、屋外端末のハンドオーバ頻度を必要以上に抑制してしまうPCOVに設定してしまい、その結果、破線L2に示す屋内端末のハンドオーバ頻度Hが反対に増加してしまうことがある。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、不要なハンドオーバを抑制することのできる基地局、及び基地局制御方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本願の開示する基地局は、一つの態様において、第1判定部と算出部と制御部とを有する。前記第1判定部は、基地局に接続中の端末が、前記基地局のセルを通過する端末であるか否かを判定する。前記算出部は、前記第1判定部により前記端末であると判定された端末のハンドオーバの頻度を算出する。前記制御部は、前記算出部により算出された前記頻度に応じて、送信電力を制御する。
本願の開示する基地局の一つの態様によれば、不要なハンドオーバを抑制することができる。
以下に、本願の開示する基地局、及び基地局制御方法の実施例を、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の実施例により本願の開示する基地局、及び基地局制御方法が限定されるものではない。
まず、本願の開示する一実施例に係るフェムト基地局の構成を説明する。図1は、フェムト基地局10の機能構成を示す図である。フェムト基地局10は、自局に接続可能な端末が制限されていないモード(オープンアクセスモード)での動作が可能な基地局である。図1に示す様に、フェムト基地局10は、ハンドオーバ監視部11と端末判定部12と頻度算出部13とカバレッジ制御部14とを有する。これら各構成部分は、一方向又は双方向に、信号やデータの入出力が可能な様に接続されている。
説明の前提として、以降、フェムト基地局10の形成するセルを一時的に通過する屋外ユーザの端末を「通過端末」、それ以外の端末を「滞在端末」と記す。
ハンドオーバ監視部11は、フェムト基地局10の形成する自セルと、他の基地局の形成する他セルとの間におけるハンドオーバの発生を監視する。端末判定部12は、発生したハンドオーバが通過端末によるハンドオーバであるか否かを判定し、該判定の結果に応じて、通過端末のハンドオーバ回数を更新する。頻度算出部13は、所定時間内に発生したハンドオーバの回数であるハンドオーバ頻度を算出し、該算出結果が所定の条件を満たすか否かを判定する。カバレッジ制御部14は、上記ハンドオーバ頻度が所定の条件を満たす場合、上記ハンドオーバ頻度に応じて送信電力を増減させ、自セルのカバレッジ制御を行う。
図2は、フェムト基地局10のハードウェア構成を示す図である。図2に示す様に、フェムト基地局10は、ハードウェアの構成要素として、DSP(Digital Signal Processor)10aと、FPGA(Field Programmable Gate Array)10bと、メモリ10cと、RF(Radio Frequency)部10dと、ネットワークIF(Inter Face)部10eとを有する。DSP10aとFPGA10bとは、スイッチ等のネットワークIF部10eを介して、各種信号やデータの入出力が可能な様に接続されている。RF部10dは、アンテナAを有する。メモリ10cは、例えば、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)等のRAM、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリにより構成される。
機能構成とハードウェア構成との対応関係に関し、ハンドオーバ監視部11と端末判定部12と頻度算出部13とは、例えばDSP10a、FPGA10b等の集積回路により実現される。また、頻度算出部13によるハンドオーバ頻度の算出結果は、例えばメモリ10cに保持される。更に、カバレッジ制御部14は、例えばDSP10a、FPGA10b、RF部10dにより実現される。
次に、動作を説明する。
図3は、本実施例に係るフェムト基地局10の動作を説明するためのフローチャートである。まずS1では、フェムト基地局10のハンドオーバ監視部11は、自セルと他セルとの間におけるハンドオーバの発生を監視する。該監視の結果、ハンドオーバが発生した場合(S1;Yes)には、端末判定部12は、該ハンドオーバが通過端末によるハンドオーバであるか否かを判定し、該判定の結果に応じて、通過端末のハンドオーバ回数を適宜更新する(S2)。
上記監視の開始時から所定時間が経過すると(S3;Yes)、頻度算出部13は、該所定時間内に発生したハンドオーバの回数であるハンドオーバ頻度を算出し、該算出結果が所定の条件を満たすか否かを判定する(S4)。該判定の結果、上記ハンドオーバ頻度が所定の条件を満たす場合(S4;Yes)には、カバレッジ制御部14は、上記ハンドオーバ頻度に応じて送信電力を増減させ、自セルのカバレッジ制御を行う(S5)。
ここで、上記所定時間は、例えば30分〜1時間程度であるが、時間帯に応じて適宜変更してもよい。例えば、夜間は端末の通過頻度が少ないことから、22:00〜6:00の間は、上記所定時間は3時間程度とし、それ以外の時間帯は、上記所定時間は1時間程度としてもよい。これにより、端末を保持するユーザの混み具合に応じた、より適応的なカバレッジ制御が可能となる。
なお、上記S1において、ハンドオーバが発生しない場合(S1;No)、または、上記S3において、上記監視の開始時から所定時間が経過していない場合(S3;No)には、上述したS1の処理が継続して実行される。また、上記S4において、上記ハンドオーバ頻度が所定の条件を満たさない場合(S4;No)にも同様に、上述したS1の処理が実行される。
続いて、上記S2の処理について詳細に説明する。図4は、本実施例に係るハンドオーバ回数更新処理を説明するためのフローチャートである。S21では、端末判定部12は、発生したハンドオーバが、他セルから自セルへの入圏に伴うハンドオーバであるか否かを判定する。該判定の結果、発生したハンドオーバが、他セルから自セルへの入圏に伴うハンドオーバである場合(S21;Yes)、端末判定部12は、今回の自セルへの接続時間の測定を開始する。また、端末判定部12は、自セルにハンドオーバした端末が、過去所定時間Tpast(例えば、5分〜1時間程度)内に自セルに接続したことがあるか否か(接続履歴の有無)を判定する(S22)。S22の終了後は、図3のS3へ移行する。
上記S21における判定の結果、発生したハンドオーバが、他セルから自セルへの入圏に伴うハンドオーバでない場合(S21;No)、すなわち、自セルから他セルへのハンドオーバである場合には、S23以降の処理が実行される。S23では、端末判定部12は、他セルにハンドオーバした端末が、S22で過去の自セルへの接続履歴が無いと判断されたか否かを判定する。
上記判定の結果、過去の所定時間Tpast内に自セルへの接続履歴が無い場合(S23;Yes)には、端末判定部12は、今回の自セルへの接続時間が閾値T1(例えば、1〜5分程度)未満であるか否かを判定する(S24)。該判定の結果、上記接続時間が閾値T1未満である場合(S24;Yes)には、端末判定部12は、ハンドオーバした端末を通過端末と判定し、通過端末のハンドオーバ回数を保持するカウンタを、1だけ増加させる(S25)。
なお、上記S23において、過去の所定時間Tpast内に自セルへの接続履歴が有る場合(S23;No)、または、上記S24において、上記接続時間が閾値T1以上である場合(S24;No)には、以降の処理を省略して、図3のS3の処理が実行される。
これにより、端末判定部12は、他セルから自セルにハンドオーバした端末の内、過去の所定時間Tpast内に自セルへの接続履歴が無く、かつ、今回の自セルでの接続時間が閾値T1未満である端末を、通過端末と判定する。
なお、上記S22、S23の判定処理は、通過端末が、フェムト基地局10のセルC10近傍を頻繁に行き来しない限りは、過去所定時間Tpast内における接続履歴が無い可能性が高いとの推測の基に実行される。また、上記S24の判定処理は、接続履歴は無いが接続時間の短くない端末を通過端末から除外する。これにより、店舗顧客の様に、屋外から入店してきてフェムトセルC10内に所定時間滞在する端末(滞在端末)によるハンドオーバを、単に通過するだけの端末(通過端末)によるハンドオーバと誤認することが防止される。
ここで、上記S22、S23において端末判定部12が自セル接続履歴の有無を判定する方法として、2つの方法が存在する。第1の方法は、フェムト基地局10が自セルに接続した端末のIDを使用する方法であり、第2の方法は、端末の接続したセルのIDを使用する方法である。
まず、第1の方法について説明する。第1の方法では、フェムト基地局10は、自セルに接続した端末のID(識別子)をリストに記憶しておき、他セルから自セルにハンドオーバする端末のID(例えば、U3)がリストに有るか否かに基づき、該端末(例えば、端末U3)の自セルへの接続履歴の有無を判定する。
端末判定部12は、現在から所定時間Tpastだけ過去の間に自セルに接続した端末のIDを記憶しておく。図5は、端末IDを使用して接続履歴の有無を判定する場合における端末リストL1の一例を示す図である。なお、図5において、所定時間Tpastは、30分に設定されている。図5では、フェムト基地局10への接続開始時刻が新しい順に、端末ID、接続開始時刻、接続時間がそれぞれ記録されており、先頭行(インデックス“0”)は、自セルへの接続履歴の有無の判定対象となる端末(本実施例では端末U3)のために確保される。なお、図5の端末リストL1のサイズ(行数)は、接続開始時刻が現時刻(本実施例では10:00)から所定時間Tpast以内である端末の数によって決まる。従って、本実施例では、接続開始時刻が9:30〜10:00の端末U1〜U3の接続情報が端末リストL1に保持される。
上記S22、S23では、端末判定部12は、端末リストL1のインデックス“1”以降に、インデックス“0”に対応する端末のIDが有るか否かを確認し、有る場合には、自セルへの接続履歴有りと判定する。図5に示す例では、インデックス“1”以降のインデックス“1”〜“3”には、端末ID“U3”が存在しないため、端末判定部12は、端末U3による自セルC10への接続履歴は無いものと判定する。
次に、第2の方法について説明する。第2の方法では、フェムト基地局10は、他セルから自セルにハンドオーバする端末の接続履歴情報に、自セルの識別子が有るか否かに基づき、該端末(例えば、端末U1)の自セルへの接続履歴の有無を判定する。
端末判定部12は、自セルC10にハンドオーバしてきた端末自身の過去の接続履歴を使用する。本実施例では、LTE(Long Term Evolution)において、端末のハンドオーバに際してハンドオーバ元の基地局からハンドオーバ先の基地局に提供されるUEヒストリ情報を用いる場合を例示して説明する。このUEヒストリ情報は、自セルにハンドオーバしてきた端末の過去の接続先の記録されたリストであり、各基地局は、該端末を他セルにハンドオーバさせる際に、リストの先頭行に自局セルの情報を追記して、ハンドオーバ先のフェムト基地局に提供する。追記される情報は、例えば、グローバルセルID(例えば、PLMN(Public Land Mobile Network)ID+セルID)と、セルタイプ(例えば、very small、small、medium、large、…)と、各セルでの接続時間(例えば、0〜4,095秒)とである。
そこで、端末判定部12は、UEヒストリ情報の先頭行から順に、各セルでの接続時間を累積した累積接続時間が所定時間Tpastに最も近くなる行まで、UEヒストリ情報を部分的に抽出する。端末判定部12は、第1の方法と同様に、インデックス“0”に自局セルC10の情報を追記して、セルリストL2を作成する。図6は、セルIDを使用して接続履歴の有無を判定する場合におけるセルリストL2の一例を示す図である。図6に示す様に、セルリストL2には、通過端末の接続時間と累積接続時間とが、接続先のセルID毎に保持されている。
上記S22、S23では、端末判定部12は、セルリストL2のインデックス“1”以降に、インデックス“0”に対応する自セルのIDが有るか否かを確認し、有る場合には、自セルへの接続履歴有りと判定する。図6に示す例では、インデックス“1”以降のインデックス“1”〜“3”には、自セルのID“C10”が存在しないため、端末判定部12は、端末U1による自セルC10への接続履歴は無いものと判定する。
続いて、上記S4、S5の各処理について詳細に説明する。図7は、本実施例に係るカバレッジ制御処理を説明するためのフローチャートである。S41では、頻度算出部13は、通過端末の上記ハンドオーバ頻度と閾値Q1とを比較する。該比較の結果、ハンドオーバ頻度≧閾値Q1である場合(S41;Yes)には、カバレッジ制御部14は、フェムト基地局10の送信電力を所定量Δ1だけ低減させ、カバレッジを縮小する(S51)。
一方、上記S41における比較の結果、通過端末の上記ハンドオーバ頻度<閾値Q1である場合(S41;No)、頻度算出部13は、更に、通過端末の上記ハンドオーバ頻度と閾値Q2との比較を行う。該比較の結果、ハンドオーバ頻度<閾値Q2である場合(S42;Yes)には、カバレッジ制御部14は、通過端末のハンドオーバ頻度が既に十分に低いと判断し、フェムト基地局10の送信電力を所定量Δ2だけ増加させて、カバレッジを拡大する(S52)。
カバレッジの縮小及び拡大処理の終了後は、カバレッジ制御部14は、通過端末のハンドオーバ回数のカウンタを“0”にリセットする(S53)。そして、図3のステップS1の処理に戻る。
なお、上記閾値Q1、Q2は、例えば、フェムト基地局の設置環境や、単位面積当たりのユーザ数(人口密度)、ユーザの通行量や歩行速度等によって異なるが、閾値Q1は、例えば1時間当たり10〜100端末程度である。また、閾値Q2は、例えば1時間当たり1〜10端末程度である。また、上記所定量Δ1、Δ2は、双方が同一の値(例えば、3〜5dB程度)であってもよい。但し、送信電力を増加させる際の所定量Δ2は、カバレッジ拡大時における周辺セルへの干渉の影響を極力低減させるため、減少させる際の所定量Δ1(例えば、3dB)よりも小さい値(例えば、1dB)であることが好ましい。
図8は、通過端末のハンドオーバ頻度H及び送信電力Pの時間変化を示す図である。図8に示す様に、時間tAまでは、通過端末のハンドオーバ頻度Hが閾値Q1以上であることから、カバレッジ制御部14は、送信電力Pを所定量Δ1ずつ減少させることにより、自局セルC10のカバレッジを段階的に縮小する。その後、時間tAを経過し、通過端末のハンドオーバ頻度Hが閾値Q1を下回ると、閾値Q2を下回るまでは、カバレッジ制御部14は、カバレッジ制御が不要であると判断する(図7のS42;No)。その結果、時間tA〜tBの間は、送信電力Pは一定値を維持する。その後、時間tBを経過し、通過端末のハンドオーバ頻度Hが閾値Q2を下回ると、カバレッジ制御部14は、送信電力Pを所定量Δ2ずつ増加させることにより、自局セルC10のカバレッジを段階的に拡大する。
以上説明した様に、フェムト基地局10は、端末判定部12と頻度算出部13とカバレッジ制御部14とを有する。端末判定部12は、フェムト基地局10に接続中の端末が、フェムト基地局10のセルを一時的に通過する端末(通過端末)であるか否かを判定する。頻度算出部13は、端末判定部12により上記端末であると判定された端末のハンドオーバの頻度を算出する。カバレッジ制御部14は、頻度算出部13により算出された上記頻度に応じて、送信電力を制御する。例えば、端末判定部12は、他セルから自セルへのハンドオーバが発生した場合に、過去にフェムト基地局10への接続履歴が無く、かつ、フェムト基地局10への今回の接続時間が閾値T1未満である端末を、通過端末であると判定するものとしてもよい。
すなわち、フェムト基地局10は、過去の所定時間内における自局への接続履歴の有無と、今回の自局への接続時間とを基に、カバレッジを制御する。これにより、フェムト基地局10は、セルC10を一時的に通過するだけの端末(屋外ユーザ)による不要なハンドオーバを抑制する。従って、本来はフェムト基地局10が収容する必要の無い端末の接続が減少し、これに伴い、滞在端末(屋内ユーザ)のための通信容量が確保される。また、上位ネットワークにおいても、ハンドオーバ処理に伴うシグナリング負荷が低減される。
(変形例1)
次に、変形例1について説明する。フェムト基地局10の形成するセルC10に在圏する端末の内、通過端末以外の端末は、滞在端末に分類されるが、滞在端末は、必ずしも静止している端末に限らず、屋内を低速で移動する端末や、建物内外への移動を行う端末を含む。従って、屋内でのフェムト基地局10の設置位置やユーザ分布によっては、フェムト基地局10が、通過端末のハンドオーバ頻度の低減のみを目標としたカバレッジ制御を行うと、滞在端末によるハンドオーバの影響が増大する。そこで、変形例1では、フェムト基地局10は、滞在端末に関する指標値を所定時間測定し、通過端末のハンドオーバ頻度に加え、該測定結果を用いてカバレッジ制御を行う。これにより、滞在端末によるハンドオーバの影響を考慮したカバレッジ制御が可能となる。以下、上記実施例との相違点を中心として説明する。
次に、変形例1について説明する。フェムト基地局10の形成するセルC10に在圏する端末の内、通過端末以外の端末は、滞在端末に分類されるが、滞在端末は、必ずしも静止している端末に限らず、屋内を低速で移動する端末や、建物内外への移動を行う端末を含む。従って、屋内でのフェムト基地局10の設置位置やユーザ分布によっては、フェムト基地局10が、通過端末のハンドオーバ頻度の低減のみを目標としたカバレッジ制御を行うと、滞在端末によるハンドオーバの影響が増大する。そこで、変形例1では、フェムト基地局10は、滞在端末に関する指標値を所定時間測定し、通過端末のハンドオーバ頻度に加え、該測定結果を用いてカバレッジ制御を行う。これにより、滞在端末によるハンドオーバの影響を考慮したカバレッジ制御が可能となる。以下、上記実施例との相違点を中心として説明する。
変形例1に係るフェムト基地局は、図1及び図2に示した実施例に係るフェムト基地局10と同様の構成を有する。従って、変形例1では、上記実施例と共通する構成要素には、同一の参照符号を用いると共に、その図示及び詳細な説明は省略する。図9は、変形例1に係るフェムト基地局10の動作を説明するためのフローチャートである。図9は、上記実施例に係る動作の説明において参照した図3と同様の処理を含むことから、共通するステップには、末尾が同一の参照符号を付すと共に、その詳細な説明は省略する。具体的には、図9のステップT1〜T4の各処理は、図3に示したステップS1〜S4の各処理にそれぞれ対応する。
変形例1に特有のT5では、フェムト基地局10のカバレッジ制御部14は、滞在端末に関する指標値として、自セルC10内の状態を表す指標値(例えば、滞在端末のハンドオーバ頻度)を用いたカバレッジ制御を行う。例えば、フェムト基地局10が屋内の中でも屋外に近い窓際等の位置に設置される場合、屋外への電波漏えい量が多いため、通過端末によるハンドオーバの頻度が高くなる。この様な環境下において、上記実施例の様に、フェムト基地局10が、通過端末によるハンドオーバの頻度のみを指標としたカバレッジ制御を行うと、送信電力が過度に減少して屋内カバレッジが狭くなり、滞在端末のハンドオーバ頻度が増加し始める。従って、カバレッジ制御部14は、通過端末のハンドオーバ頻度のみならず、滞在端末のハンドオーバ頻度も考慮して、カバレッジを制御する。
図10は、変形例1に係るカバレッジ制御処理を説明するためのフローチャートである。図10は、上記実施例に係る動作の説明において参照した図7と同様の処理を含むことから、共通するステップには、末尾が同一の参照符号を付すと共に、その詳細な説明は省略する。具体的には、図10のステップT41、T42、T51〜T53の各処理は、図7に示したステップS41、S42、S51〜S53の各処理にそれぞれ対応する。
変形例1に特有のT43では、フェムト基地局10の頻度算出部13は、滞在端末のハンドオーバ頻度を増加させるカバレッジ縮小方向の電力制御の実行可否を、滞在端末のハンドオーバ頻度に応じて決定する。すなわち、フェムト基地局10は、通過端末のハンドオーバ頻度≧閾値Q1である(T41;Yes)が、滞在端末のハンドオーバ頻度<閾値Q3でない場合(T43;No)には、T51の処理を省略してカバレッジを縮小しない。
あるいは、更に別の変形態様として、フェムト基地局10は、滞在端末のハンドオーバ頻度<閾値Q3でない場合(T43;No)には、滞在端末による自セルから他セルへのハンドオーバのタイミングを遅らせるものとしてもよい。すなわち、フェムト基地局10が、滞在端末に関してのみハンドオーバのタイミングを遅延させる制御を行うハンドオーバ遅延部15を更に有するものとしてもよい。
図11は、変形例1の別態様に係るカバレッジ制御処理を説明するためのフローチャートである。図11に示す様に、T54では、ハンドオーバ遅延部15は、セルC10内の滞在端末が他のセルへハンドオーバするタイミングを遅延させる。具体的には、ハンドオーバ遅延部15は、ハンドオーバに用いる測定情報を端末がフェムト基地局10に報告する条件(例えば、パラメータ)を変更(厳格化)する様に、滞在端末に指示し、滞在端末を自セルから他セルへハンドオーバし難くする。もしくは、フェムト基地局10が、端末から報告された測定情報を基にハンドオーバの実行を決定するための条件(例えば、パラメータ)を、滞在端末に関してのみ変更(厳格化)することによっても、滞在端末によるハンドオーバのタイミングを遅延させることができる。
図12は、滞在端末U12のハンドオーバタイミングの遅延に起因するカバレッジC11、C12の差異を示す図である。図12に示す様に、建物B内に設置されたフェムト基地局10は、カバレッジC11のセルを形成するが、上述した遅延制御により、滞在端末U12のハンドオーバを、通過端末U11のハンドオーバよりも遅らせる。これにより、フェムト基地局10の形成するセルのカバレッジは、滞在端末U12のカバレッジC12が、通過端末U11のカバレッジC11よりも仮想的に大きくなり、その分、滞在端末U12によるハンドオーバの頻度が更に抑制される。
ここで、頻度算出部13は、図3のS1及びS2にて、滞在端末のハンドオーバ頻度を、通過端末のハンドオーバ頻度と併せて、図11のT43の前までに算出する。あるいは、頻度算出部13は、滞在端末のハンドオーバ頻度を、図4のS23;NoまたはS24;Noとなるハンドオーバの様に、通過端末のハンドオーバ以外のハンドオーバの頻度として算出するものとしてもよい。更に、頻度算出部13は、滞在端末のハンドオーバ頻度を、図4のS23;Noとなるハンドオーバの内、自セルへの接続時間が閾値T1未満(S24;Yes)であるハンドオーバの頻度として算出するものとしてもよい。これにより、滞在端末のハンドオーバの内、短時間しか接続されないハンドオーバのみが、ハンドオーバ頻度の算出対象として抽出可能となる。
(変形例2)
次に、変形例2について説明する。上記変形例1では、フェムト基地局10は、通過端末に関してのみ、ハンドオーバ頻度が所定条件を満たすか否かの判定を行ったが、変形例2では、全端末を対象として、ハンドオーバ頻度が所定条件を満たすか否かの判定を行う。以下、変形例1との相違点を中心として説明する。
次に、変形例2について説明する。上記変形例1では、フェムト基地局10は、通過端末に関してのみ、ハンドオーバ頻度が所定条件を満たすか否かの判定を行ったが、変形例2では、全端末を対象として、ハンドオーバ頻度が所定条件を満たすか否かの判定を行う。以下、変形例1との相違点を中心として説明する。
変形例2に係るフェムト基地局は、変形例1に係るフェムト基地局10と同様の構成を有する。従って、変形例2では、変形例1と共通する構成要素には、同一の参照符号を用いると共に、その図示及び詳細な説明は省略する。図13は、変形例2に係るカバレッジ制御処理を説明するためのフローチャートである。図13は、変形例1に係る動作の説明において参照した図10と同様の処理を含むことから、共通するステップには、末尾が同一の参照符号を付すと共に、その詳細な説明は省略する。具体的には、図13のステップU43、U51〜U53の各処理は、図10に示したステップT43、T51〜T53の各処理にそれぞれ対応する。
変形例2に特有のU41では、頻度算出部13は、セルC10に在圏する全ての端末(通過端末と滞在端末)のハンドオーバ頻度と閾値Q4とを比較する。該比較の結果、上記ハンドオーバ頻度≧閾値Q4である場合(U41;Yes)には、U43に移行し、上記ハンドオーバ頻度<閾値Q4である場合(U41;No)には、U42に移行する。U42では、頻度算出部13は、更に、上記全ての端末の上記ハンドオーバ頻度と閾値Q5との比較を行う。該比較の結果、ハンドオーバ頻度<閾値Q5である場合(U42;Yes)には、カバレッジ制御部14は、上記全ての端末のハンドオーバ頻度が既に十分に低いと判断し、フェムト基地局10の送信電力を所定量Δ2だけ増加させて、カバレッジを拡大する(U52)。これにより、ハンドオーバに伴う、上位ネットワークへのシグナリング負荷の総量が、更に削減される。
(変形例3)
次に、変形例3について説明する。フェムト基地局10が、通過端末のハンドオーバ頻度の低減のみを目標としたカバレッジ制御を行うと、設置位置やユーザ分布によっては、屋内のカバレッジが不足し、滞在端末における通信品質の劣化やスループット等の通信レートの低下が起きる。そこで、変形例3では、フェムト基地局10は、滞在端末に関する指標値として、滞在端末の通信品質や通信レート(例えば、スループット)等の統計値を使用し、該統計値が所定の閾値以上となる様に、カバレッジ制御を行う。すなわち、上記変形例1、2では、フェムト基地局10は、自セルC10内の状態を表す指標値としてハンドオーバ頻度を用いたが、変形例3では、別の指標値として、接続端末(例えば、滞在端末)の受信品質や通信レート等の所定期間の統計値を追加的に用いる。以下、変形例1、2との相違点を中心として説明する。
次に、変形例3について説明する。フェムト基地局10が、通過端末のハンドオーバ頻度の低減のみを目標としたカバレッジ制御を行うと、設置位置やユーザ分布によっては、屋内のカバレッジが不足し、滞在端末における通信品質の劣化やスループット等の通信レートの低下が起きる。そこで、変形例3では、フェムト基地局10は、滞在端末に関する指標値として、滞在端末の通信品質や通信レート(例えば、スループット)等の統計値を使用し、該統計値が所定の閾値以上となる様に、カバレッジ制御を行う。すなわち、上記変形例1、2では、フェムト基地局10は、自セルC10内の状態を表す指標値としてハンドオーバ頻度を用いたが、変形例3では、別の指標値として、接続端末(例えば、滞在端末)の受信品質や通信レート等の所定期間の統計値を追加的に用いる。以下、変形例1、2との相違点を中心として説明する。
変形例3に係るフェムト基地局は、変形例1、2に係るフェムト基地局10と同様の構成を有する。従って、変形例3では、変形例1、2と共通する構成要素には、同一の参照符号を用いると共に、その図示及び詳細な説明は省略する。図14は、変形例3に係るカバレッジ制御処理を説明するためのフローチャートである。図14は、変形例1に係る動作の説明において参照した図10と同様の処理を含むことから、共通するステップには、末尾が同一の参照符号を付すと共に、その詳細な説明は省略する。具体的には、図14のステップV41、V42、V51〜V53の各処理は、図10に示したステップT41、T42、T51〜T53の各処理にそれぞれ対応する。
変形例3に特有のV43では、フェムト基地局10の頻度算出部13は、滞在端末の上記統計値≧閾値S1である場合(V43;Yes)には、カバレッジを縮小しても通信の品質やレートは維持可能なため、カバレッジを縮小する(V51)。これに対し、滞在端末の上記統計値<閾値S1である場合(V43;No)には、頻度算出部13は、V51の処理を省略してカバレッジを縮小しない。
ここで、上記統計値の算出処理には、例えば、平均値や累積分布の計算処理が該当する。累積分布において下位(例えば、下位5%)のスループットをセル端スループットと定義すると、セル端スループットが閾値未満である場合(V43;No)、これ以上のカバレッジ縮小は、更なるセル端スループットの低下を招く恐れが高い。従って、フェムト基地局10は、これ以上カバレッジを縮小させない様に、送信電力を低減させるV51の処理を省略する。これにより、ハンドオーバ頻度を下げるためのカバレッジの縮小が、滞在端末の通信品質や通信レートに与える影響を十分に考慮したカバレッジ制御が可能となる。
(変形例4)
次に、変形例4について説明する。ショッピングモール等においてフェムト基地局10に接続する端末の数が多く、例えば、端末接続数が既に最大接続可能数に達している様な場合を想定する。この様な場合に、フェムト基地局10が、カバレッジを拡大すると、他セルの端末からのハンドオーバ要求が新たに発生しても、該要求に応え切れず、新たな端末がフェムト基地局10に接続できなくなる状態が発生し得る。かかる問題点を回避するため、フェムト基地局10は、自局に接続する端末の数が閾値以上であるか否かを判定する端末数判定部16を更に有するものとしてもよい。以下、上記実施例との相違点を中心として説明する。
次に、変形例4について説明する。ショッピングモール等においてフェムト基地局10に接続する端末の数が多く、例えば、端末接続数が既に最大接続可能数に達している様な場合を想定する。この様な場合に、フェムト基地局10が、カバレッジを拡大すると、他セルの端末からのハンドオーバ要求が新たに発生しても、該要求に応え切れず、新たな端末がフェムト基地局10に接続できなくなる状態が発生し得る。かかる問題点を回避するため、フェムト基地局10は、自局に接続する端末の数が閾値以上であるか否かを判定する端末数判定部16を更に有するものとしてもよい。以下、上記実施例との相違点を中心として説明する。
変形例4に係るフェムト基地局は、図1及び図2に示した実施例に係るフェムト基地局10と同様の構成を有する。従って、変形例4では、上記実施例と共通する構成要素には、同一の参照符号を用いると共に、その図示及び詳細な説明は省略する。図15は、変形例4に係るフェムト基地局10の動作を説明するためのフローチャートである。図15は、上記実施例に係る動作の説明において参照した図3と同様の処理を含むことから、共通するステップには、末尾が同一の参照符号を付すと共に、その詳細な説明は省略する。具体的には、図15のステップW1〜W5の各処理は、図3に示したステップS1〜S5の各処理にそれぞれ対応する。
変形例4に特有のW6では、フェムト基地局10の端末数判定部16は、フェムト基地局10に接続している端末の数が閾値M1未満であるか否かを判定する。該判定の結果、自セル接続端末数<閾値M1である場合(W6;Yes)には、W4に移行する。これに対し、自セル接続端末数≧閾値M1である場合(W6;No)には、フェムト基地局10は、W4、W5の各処理を省略し、カバレッジ制御(縮小または拡大)を実行しない。これにより、自セルC10に接続する端末数を考慮したカバレッジ制御が可能となり、他セルからのハンドオーバを要求した端末が、フェムト基地局10に接続できなくなるという事態は回避される。
ここで、上記閾値M1は、例えば、フェムト基地局10の設置環境(店舗内や駅構内)、ユーザ数、休日であるか否か等に応じて異なるが、フェムト基地局10の接続端末数の上限値よりも若干低い値であることが望ましい。例えば、フェムト基地局10の接続端末数の上限値が32である場合には、閾値M1は、緊急呼対応やバッファ分を考慮して、例えば28〜30程度である。また、フェムト基地局10の接続端末数の上限値が64である場合には、閾値M1は、例えば60程度である。
なお、上記実施例及び変形例では、不要なハンドオーバの発生し易いフェムト基地局とマクロ基地局との間におけるハンドオーバの抑制を想定した。しかしながら、本実施例に係るカバレッジ制御技術は、フェムト基地局に限らず、ピコ基地局等、カバレッジの可変制御が可能な小型セル基地局全般に適用可能である。
また、上記実施例及び変形例では、端末として、スマートフォンを想定して説明したが、本発明は、スマートフォンに限らず、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistant)等、基地局の形成するセル間をハンドオーバする様々な通信機器に対して適用可能である。端末が基地局に報告する測定情報や通信品質についても、SINR(Signal to Interference and Noise Ratio)値に限らず、電波強度を表すRSSI(Received Signal Strength Indication)値や、RSRP(Reference Signal Received Power)値、RSRQ(Reference Signal Received Quality)値であってもよい。あるいは、SIR(Signal to Interference Ratio)、CQI(Channel Quality Indicator)、PMI(Precoding Matrix Indicator)、RI(Rank Indicator)、LI(Layer Indicator)等のCSI(Channel State Information)であってもよい。
更に、フェムト基地局10の各構成要素は、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的態様は、図示のものに限らず、その全部又は一部を、各種の負荷や使用状況等に応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することもできる。例えば、ハンドオーバ監視部11と端末判定部12とハンドオーバ遅延部15、あるいは、端末判定部12と端末数判定部16を、それぞれ1つの構成要素として統合してもよい。反対に、端末判定部12に関し、接続履歴の有無を判定する部分(図4のS22、S23)と、接続時間の長短を判定する部分(図4のS24)とに分散してもよい。また、ハンドオーバ頻度の算出結果や各種閾値を保持するメモリを、フェムト基地局10の外部装置として、ネットワークやケーブル経由で接続する様にしてもよい。
また、上記説明では、個々の実施例及び変形例毎に個別の構成、及び動作を説明した。しかしながら、各実施例及び変形例に係るフェムト基地局10は、他の実施例や変形例に特有の構成要素を併せて有するものとしてもよい。また、実施例、変形例毎の組合せについても、2つに限らず、3つ以上の組合せ等、任意の形態を採ることが可能である。例えば、変形例2に係る全端末を対象とした頻度判定技術は、変形例1に限らず、他の変形例3、4に対して適用することもできる。また、変形例4に係る端末接続数を考慮したカバレッジ制御技術は、上記実施例に限らず、変形例1〜3に対しても適用可能である。
以上の実施例を含む実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)基地局に接続中の端末が、前記基地局のセルを通過する端末であるか否かを判定する第1判定部と、
前記第1判定部により前記端末であると判定された端末のハンドオーバの頻度を算出する算出部と、
前記算出部により算出された前記頻度に応じて、送信電力を制御する制御部と
を有することを特徴とする基地局。
前記第1判定部により前記端末であると判定された端末のハンドオーバの頻度を算出する算出部と、
前記算出部により算出された前記頻度に応じて、送信電力を制御する制御部と
を有することを特徴とする基地局。
(付記2)前記第1判定部は、過去に前記基地局への接続履歴が無く、かつ、前記基地局への接続時間が第1所定値未満である端末を、前記通過する端末であると判定することを特徴とする付記1に記載の基地局。
(付記3)前記算出部は、前記通過する端末でないと判定された端末のハンドオーバの頻度を算出し、
前記制御部は、前記算出部により算出された前記頻度に応じて、前記送信電力を制御することを特徴とする付記1に記載の基地局。
前記制御部は、前記算出部により算出された前記頻度に応じて、前記送信電力を制御することを特徴とする付記1に記載の基地局。
(付記4)前記算出部は、前記基地局に接続中の全ての端末のハンドオーバの頻度を算出し、
前記制御部は、前記算出部により算出された前記頻度が第2所定値以上である場合、前記通過する端末でないと判定された端末のハンドオーバの頻度に基づき、前記送信電力を減少させると共に、前記算出部により算出された前記頻度が前記第2所定値未満である場合、前記基地局に接続中の全ての端末のハンドオーバの頻度に基づき、前記送信電力を増加させる制御を行うことを特徴とする付記1に記載の基地局。
前記制御部は、前記算出部により算出された前記頻度が第2所定値以上である場合、前記通過する端末でないと判定された端末のハンドオーバの頻度に基づき、前記送信電力を減少させると共に、前記算出部により算出された前記頻度が前記第2所定値未満である場合、前記基地局に接続中の全ての端末のハンドオーバの頻度に基づき、前記送信電力を増加させる制御を行うことを特徴とする付記1に記載の基地局。
(付記5)前記算出部は、前記通過する端末でないと判定された端末の通信品質を算出し、
前記制御部は、前記算出部により算出された前記頻度と前記通信品質とに応じて、前記送信電力を制御することを特徴とする付記1に記載の基地局。
前記制御部は、前記算出部により算出された前記頻度と前記通信品質とに応じて、前記送信電力を制御することを特徴とする付記1に記載の基地局。
(付記6)前記基地局に接続する端末の数が第3所定値未満であるか否かを判定する第2判定部を更に有し、
前記算出部は、前記第2判定部により前記端末の数が前記第3所定値未満であると判定された場合、前記基地局のセルを通過する端末のハンドオーバの頻度を算出し、
前記制御部は、前記算出部により算出された前記頻度に応じて、前記送信電力を制御することを特徴とする付記1に記載の基地局。
前記算出部は、前記第2判定部により前記端末の数が前記第3所定値未満であると判定された場合、前記基地局のセルを通過する端末のハンドオーバの頻度を算出し、
前記制御部は、前記算出部により算出された前記頻度に応じて、前記送信電力を制御することを特徴とする付記1に記載の基地局。
(付記7)基地局が、
前記基地局に接続中の端末が、前記基地局のセルを通過する端末であるか否かを判定し、
前記端末であると判定された端末のハンドオーバの頻度を算出し、
算出された前記頻度に応じて、送信電力を制御する
ことを特徴とする基地局制御方法。
前記基地局に接続中の端末が、前記基地局のセルを通過する端末であるか否かを判定し、
前記端末であると判定された端末のハンドオーバの頻度を算出し、
算出された前記頻度に応じて、送信電力を制御する
ことを特徴とする基地局制御方法。
(付記8)前記通過する端末でないと判定された端末が、前記基地局のセル以外のセルへハンドオーバするタイミングを遅延させる制御を行う遅延部を更に有することを特徴とする付記3に記載の基地局。
(付記9)前記遅延部は、前記通過する端末でないと判定された端末が、前記ハンドオーバに用いる測定情報を前記基地局に報告する条件の変更を、前記端末に指示することを特徴とする付記8に記載の基地局。
(付記10)前記遅延部は、前記通過する端末でないと判定された端末が前記基地局に報告する測定情報を用いて前記ハンドオーバの実行を決定するための条件を変更することを特徴とする付記8に記載の基地局。
(付記11)前記算出部は、前記通過する端末でないと判定された端末の通信レートを算出し、
前記制御部は、前記算出部により算出された前記頻度と前記通信レートとに応じて、前記送信電力を制御することを特徴とする付記1に記載の基地局。
前記制御部は、前記算出部により算出された前記頻度と前記通信レートとに応じて、前記送信電力を制御することを特徴とする付記1に記載の基地局。
10 フェムト基地局
10a DSP(Digital Signal Processor)
10b FPGA(Field Programmable Gate Array)
10c メモリ
10d RF(Radio Frequency)部
10e ネットワークIF(Inter Face)部
11 ハンドオーバ監視部
12 端末判定部
13 頻度算出部
14 カバレッジ制御部
A アンテナ
B 建物
C10、C20、C30、C40 セル
C11 通過端末のカバレッジ
C12 滞在端末のカバレッジ
H、HT ハンドオーバ頻度
L1 端末リスト
L2 セルリスト
L11 屋外端末のハンドオーバ頻度の時間変化
L12 屋内端末のハンドオーバ頻度の時間変化
L13 全端末のハンドオーバ頻度の時間変化
P 送信電力
Pideal 送信電力理想値
t 時間
U1、U2、U3、U11、U12 端末
10a DSP(Digital Signal Processor)
10b FPGA(Field Programmable Gate Array)
10c メモリ
10d RF(Radio Frequency)部
10e ネットワークIF(Inter Face)部
11 ハンドオーバ監視部
12 端末判定部
13 頻度算出部
14 カバレッジ制御部
A アンテナ
B 建物
C10、C20、C30、C40 セル
C11 通過端末のカバレッジ
C12 滞在端末のカバレッジ
H、HT ハンドオーバ頻度
L1 端末リスト
L2 セルリスト
L11 屋外端末のハンドオーバ頻度の時間変化
L12 屋内端末のハンドオーバ頻度の時間変化
L13 全端末のハンドオーバ頻度の時間変化
P 送信電力
Pideal 送信電力理想値
t 時間
U1、U2、U3、U11、U12 端末
Claims (7)
- 基地局に接続中の端末が、前記基地局のセルを通過する端末であるか否かを判定する第1判定部と、
前記第1判定部により前記端末であると判定された端末のハンドオーバの頻度を算出する算出部と、
前記算出部により算出された前記頻度に応じて、送信電力を制御する制御部と
を有することを特徴とする基地局。 - 前記第1判定部は、過去に前記基地局への接続履歴が無く、かつ、前記基地局への接続時間が第1所定値未満である端末を、前記通過する端末であると判定することを特徴とする請求項1に記載の基地局。
- 前記算出部は、前記通過する端末でないと判定された端末のハンドオーバの頻度を算出し、
前記制御部は、前記算出部により算出された前記頻度に応じて、前記送信電力を制御することを特徴とする請求項1に記載の基地局。 - 前記算出部は、前記基地局に接続中の全ての端末のハンドオーバの頻度を算出し、
前記制御部は、前記算出部により算出された前記頻度が第2所定値以上である場合、前記通過する端末でないと判定された端末のハンドオーバの頻度に基づき、前記送信電力を減少させると共に、前記算出部により算出された前記頻度が前記第2所定値未満である場合、前記基地局に接続中の全ての端末のハンドオーバの頻度に基づき、前記送信電力を増加させる制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の基地局。 - 前記算出部は、前記通過する端末でないと判定された端末の通信品質を算出し、
前記制御部は、前記算出部により算出された前記頻度と前記通信品質とに応じて、前記送信電力を制御することを特徴とする請求項1に記載の基地局。 - 前記基地局に接続する端末の数が第3所定値未満であるか否かを判定する第2判定部を更に有し、
前記算出部は、前記第2判定部により前記端末の数が前記第3所定値未満であると判定された場合、前記基地局のセルを通過する端末のハンドオーバの頻度を算出し、
前記制御部は、前記算出部により算出された前記頻度に応じて、前記送信電力を制御することを特徴とする請求項1に記載の基地局。 - 基地局が、
前記基地局に接続中の端末が、前記基地局のセルを通過する端末であるか否かを判定し、
前記端末であると判定された端末のハンドオーバの頻度を算出し、
算出された前記頻度に応じて、送信電力を制御する
ことを特徴とする基地局制御方法。
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