JP2010283440A - 移動通信システム、移動通信方法、基地局制御装置およびプログラム - Google Patents

移動通信システム、移動通信方法、基地局制御装置およびプログラム Download PDF

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憲治 小柳
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尚 二木
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Abstract

【課題】基地局がセルカバレッジを変更している最中に実行されるハンドオーバ処理の成功確率を向上させる移動通信システムを提供する。
【解決手段】移動通信システム1000は、無線通信可能な地理的範囲であるセルが互いに重複している基地局BS−1と基地局BS−2と、基地局BS−1に対して無線通信している移動通信端末UE−1と、を備え、基地局BS−1または基地局BS−2の少なくとも一方が、当該基地局のセルの大きさを変更するセル変更処理を実行し、かつ移動通信端末UE−1が、基地局BS−1から基地局BS−2へのハンドオーバ処理を実行するとき、基地局BS−1または基地局BS−2は、実行しているセル変更処理を停止する。
【選択図】図1

Description

本発明は、移動通信システム、移動通信方法、基地局制御装置およびプログラムに関する。
セルラーシステムでは、人口が密集する地域などにおいて端末数増加による通信品質の低下を回避するために、基地局が増設されている。このような場合、基地局の設置状況によっては、あるセルのカバーエリアと該セルに隣接するセルのカバーエリアとがオーバーラップする場合や、あるセルのカバーエリア全体が他のセルのカバーエリア内に包含される場合、あるいは、3つ以上のセルのカバーエリア同士がオーバーラップする場合を想定できる。
それぞれのカバーエリアがオーバーラップ、または、包含される場合、基地局間での電波干渉の増大が問題となり、この結果、回線容量が低下してしまう。また、基地局数の増加に伴い、セルのカバーエリア内に移動局が存在しない場合において基地局が送信を続ければ、電力消費が無駄になる。そこで、移動通信システムにおける干渉電力や消費電力を低減するための技術が提案されている。
この種の技術として、特許文献1(特開2003−37555号公報)に記載の技術は、ある自基地局が、隣接基地局から送信されている送信信号を監視し、隣接基地局のトラヒック状況や受信電力を考慮して自基地局の送信の開始および停止を切り替えて、低トラヒック時で動作している基地局数を減らすことによって、隣接基地局に与える干渉および自基地局における消費電力を低減させる技術を開示している。なお、自基地局の送信を停止させる際には、自基地局は送信電力を徐々に弱めて、自基地局の端末を隣接基地局へハンドオーバさせている。
特開2003−37555号公報
しかしながら上記技術は、以下の点で改善の余地を有していた。すなわち、上記技術において、自基地局の送信電力を徐々に弱めることで、自基地局のセルカバレッジを徐々に縮小させ、端末と自基地局との通信品質よりも、端末と隣接基地局との通信品質が良くなった時に、端末にハンドオーバを行わせている。この場合のカバレッジ縮小を開始させる(送信電力を弱める)タイミングは周期的であるが、端末のハンドオーバは、自基地局に対する通信品質と隣接基地局に対する通信品質とを比較しながら、セルカバレッジ縮小のタイミングとは独立に行われえる。端末による自基地局から隣接基地局へのハンドオーバが開始し、かつ、このハンドオーバが完了する前に、自基地局のセルカバレッジが更に縮小してしまうと、ハンドオーバ中の端末と自基地局との通信品質が低下することでハンドオーバが失敗し、呼損が生じてしまう可能性がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、基地局がセルカバレッジを変更している最中に実行されるハンドオーバ処理の成功確率を向上させる移動通信システムまたは移動通信方法を提供することにある。
本発明によれば、無線通信可能な地理的範囲であるセルが互いに重複している第1基地局と第2基地局と、前記第1基地局に対して無線通信している少なくとも一つの移動通信端末と、を備え、前記第1基地局または前記第2基地局の少なくとも一方が、当該基地局の前記セルの大きさを変更するセル変更処理を実行し、かつ前記移動通信端末が、前記第1基地局から前記第2基地局へのハンドオーバ処理を実行するとき、前記第1基地局または前記第2基地局は、実行している前記セル変更処理を停止するセル変更停止処理を実行することを特徴とする移動通信システムが提供される。
また、本発明によれば、無線通信可能な地理的範囲であるセルが互いに重複している第1基地局と第2基地局の少なくとも一方が、当該基地局の前記セルの大きさを変更するセル変更処理を実行するセル変更ステップと、前記第1基地局に対して無線通信している少なくとも一つの移動通信端末が、前記第1基地局から前記第2基地局へのハンドオーバ処理を実行するハンドオーバステップと、前記セル変更処理と前記ハンドオーバ処理とが行われるとき、前記セル変更処理を停止するセル変更停止ステップと、を備える移動通信方法が提供される。
さらに、本発明によれば、無線通信可能な地理的範囲であるセルが互いに重複している第1基地局と第2基地局の少なくとも一方に、当該基地局の前記セルの大きさを変更するセル変更処理を実行させ、前記セル変更処理を実行させているとき、かつ前記第1基地局に対して無線通信している少なくとも一つの移動通信端末が、前記第1基地局から前記第2基地局へのハンドオーバ処理を実行するとき、前記第1基地局または前記第2基地局に実行させている前記セル変更処理を停止させる基地局制御装置が提供される。
さらに、本発明によれば、コンピュータが読み出し可能な記憶媒体に格納されているプログラムであって、無線通信可能な地理的範囲であるセルが互いに重複している第1基地局と第2基地局の少なくとも一方に、当該基地局の前記セルの大きさを変更するセル変更処理を実行させる処理と、前記セル変更処理を実行させているときに、前記第1基地局に対して無線通信している少なくとも一つの移動通信端末が、前記第1基地局から前記第2基地局へのハンドオーバ処理を実行するとき、前記第1基地局または前記第2基地局に実行させている前記セル変更処理を停止させる処理と、を前記コンピュータに実行させることを特徴とするプログラムが提供される。
本発明によれば、基地局がセルカバレッジを変更している最中に実行されるハンドオーバ処理の成功確率を向上させる移動通信システムおよび移動通信方法が提供される。
本発明の第1の実施形態の移動通信システムの構成図である。 本発明の第1の実施形態の基地局の構成図である。 本発明の第1の実施形態の移動通信端末の構成図である。 本発明の第1の実施形態の移動通信システムの動作を示すシーケンス図である。 本発明の第1の実施形態の移動通信システムに適用される移動通信方法を表すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態の移動通信システムの構成図である。 図6に示す移動通信システムの基地局がセル拡大処理を実行した直後の状態を示す図である。 本発明の第2の実施形態の移動通信システムの動作を示すシーケンス図である。 本発明の第2の実施形態の移動通信システムに適用される移動通信方法を表すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態の移動通信システムの構成図である。 本発明の第3の実施形態の移動通信システムの動作を示すシーケンス図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。なお、以下に説明する実施形態では、「3GPP LTE(3GPP Long Term Evolution)」の仕様に準拠する好適な構成を有するが、これに限定されるものではない。上述の仕様以外にも、WiMAX(IEEE802.16e/m等)やWLAN(IEEE802.11a/b/g/n等)に関する仕様に準拠してもよい。
〔第1の実施形態〕
図1は、第1の実施形態の移動通信システム1000の構成図である。本実施形態の移動通信システム1000は、無線通信可能な地理的範囲であるセルが互いに重複している複数の基地局BS−1(以下、BS−1)と基地局BS−2(以下、BS−2)とを備える。BS−1はマイクロ基地局であって、BS−2はマクロ基地局である。マクロ基地局は、比較的広いセルをカバーしている。マイクロ基地局は、比較的狭いセルをカバーしており、マクロ基地局の不感地帯を解消したり、マクロ基地局の処理負荷の一部(自機のセルの範囲内の処理)を負担するために設置される。
また、移動通信システム1000は、BS−1に対して無線通信している移動通信端末UE−1(以下、UE−1)を備える。なお、UE−1は、BS−1のセルA1とBS−2のセルA2とが重複している範囲(図1の斜線部分)に位置している。図1に図示されている移動通信端末はUE−1のみであるが、実際にはセルA1またはセルA2内に複数の移動通信端末が存在してもよい。
図2は、BS−1の構成図である。なお、本実施形態のBS−2も図2と同等の構成を備えるものとする。BS−1は、UE−1から送信されてきた上り回線信号を、受信アンテナ109を介して受信部101にて受信する。受信部101は、受信した上り回線信号に対してアナログ/デジタル変換処理を行ったり、信号増幅処理を行ったりする。
復調部102は、受信部101から出力された信号を復調する。また、受信品質取得部104は、当該信号から受信品質に関する情報を取得する。ここで、受信品質とは、例えばCQI(Channel Quality Indicator)またはSIR(Signal to Interference Ratio)等が挙げられる。
制御信号分離部103は、復調部102で復調された信号から、BS−1の制御に関わる制御信号を分離する。また、基地局制御部105は、受信品質取得部104で取得された受信品質と制御信号分離部103で分離された制御信号とに基づいて様々な処理を実行する。
変調部107は、基地局制御部105にて実行された処理によって生成され、UE−1に出力する情報を、送信信号生成部108にて生成された搬送波に変調する。そして、送信部106は、変調部107から出力された信号に、デジタル/アナログ変換処理を行ったり、信号増幅処理を行ったりして下り回線信号を生成し、当該下り回線信号を送信アンテナ110から送信する。
なお、基地局制御部105で生成された情報は、UE−1以外の外部装置、例えばBS−2等の他の基地局やBS−1を制御する基地局制御装置(図示せず)に送信されてもよい。このとき、必ずしも無線通信する必要はなく、有線を介して外部装置へ通信されてもよい。この場合、図2では図示していないが、BS−1は外部装置へ接続する有線を備えてもよい。
図3は、UE−1の構成図である。なお、図1に図示されない移動通信端末が、セルA1またはセルA2内に存在する場合、当該移動通信端末も図3と同様の構成を備えるものとする。UE−1は、BS−1から送信されてきた下り回線信号を、受信アンテナ208を介して受信部201にて受信する。受信部201は、受信した下り回線信号に対してアナログ/デジタル変換処理を行ったり、信号増幅処理を行ったりする。
受信部201から出力された信号は、復調部202で復調される。そして、制御信号分離部203は、復調部202で復調された信号から、UE−1の制御に関わる制御信号を分離する。また、端末制御部204は、制御信号分離部203で分離された制御信号に基づいて端末の動作を制御する等、様々な処理を実行する。
変調部206は、端末制御部204にて実行された処理によって生成され、BS−1に出力する情報を、送信信号生成部205にて生成された搬送波に変調する。そして、送信部207は、変調部206から出力された信号に、デジタル/アナログ変換処理を行ったり、信号増幅処理を行ったりして上り回線信号を生成し、当該上り回線信号を送信アンテナ209から送信する。
図4は、本実施形態の移動通信システム1000の動作を示すシーケンス図である。まず、BS−1およびBS−2は、それぞれRS(Reference Symbol)をUE−1に送信する(ステップS1、S2)。ステップS1およびステップS2が実行されるタイミングは、非同期であってもよいし、同期であってもよい。上記タイミングが同期する場合は、基地局制御装置(図示せず)がBS−1およびBS−2を制御して、上記タイミングを同期させてもよい。
そして、UE−1は、受信したRSに基づいてRSRP(Reference Signal Received Power)またはRSRQ(Reference Signal Received Quality)の少なくとも一方を計測する(ステップS3)。ここで、RSRPとは、いわゆる基準信号受信電力であって、本実施形態においては受信したRSの受信電力のことである。また、RSRQとは、いわゆる基準信号受信品質であって、本実施形態においては受信したRSの受信電力と同一の周波数帯域において受信したノイズ電力との比である。
また、BS−1はUL(Up Link)GrantをUE−1に送信し(ステップS4)、UE−1はUL Grantに応答してMeasurement Reportを送信する(ステップS5)。なお、Measurement Reportは、UE−1で測定されたRSRPまたはRSRQをUL Grantに対応するリソースに多重させた信号である。
なお、BS−1およびBS−2は、上記ステップS1〜ステップS5と同様の処理を、他の処理とは独立して、時間Tで周期的に行うものとする。また、図1においてセルA1内に図示されないUE−1以外の移動通信端末が存在する場合、図4には図示しないが、BS−1はセルA1内の移動通信端末に対して上記ステップS1およびステップS3〜ステップS5と同様の処理を実行している。
さらに、BS−1は、ステップS5にてUE−1から受信したMeasurement Reportから、UE−1とBS−1との間のRSRPまたはRSRQ(第1通信品質)と、UE−1とBS−2との間のRSRPまたはRSRQ(第2通信品質)と、を抽出して取得する(ステップS6)。そして、BS−1は、取得された第1通信品質と第2通信品質とを比較し(ステップS7)、UE−1における第1通信品質が第2通信品質より良好であると判定された場合、現状を維持する。
さらに、BS−1は、ステップS5にてUE−1から受信したMeasurement Report、または自機内の受信品質取得部104にて取得された受信品質に基づいて判定し、判定結果に応じて自機のセルを縮小するセル縮小処理(セル変更処理)を実行する(ステップS8)。より具体的には、例えば、受信したMeasurement Reportの数が所定基準を超えるとき、すなわち通信している移動通信端末の数が所定基準を超えるとき、処理負荷が過大であるとして、BS−1はセル縮小処理を実行してもよい。または、受信したMeasurement Reportから抽出されたRSRPまたはRSRQや、受信品質取得部104にて取得された受信品質が所定基準未満である移動通信端末の数が所定基準を超えるとき、BS−1とBS−2との干渉が過大であるとして、BS−1はセル縮小処理を実行してもよい。
ここで、セル縮小処理とは、送信アンテナ110から送信する送信出力値を下げることであってもよいし、送信アンテナ110のチルト角度を変更することであってもよい。また、本実施形態におけるセル縮小処理は、送信出力またはチルト角度を、なだらかに変化させる連続変化であってもよいし、所定値まで一度に変化させる非連続変化であってもよい。
続いて、ステップS1が行われてから一定時間が経過したとき、BS−1はステップS1と同様の処理を実行する(ステップS9)。また、ステップS2が行われてから一定時間が経過したとき、BS−2はステップS2と同様の処理を実行する(ステップS10)。さらに、BS−1とUE―1とは、ステップS3〜ステップS6と同様の処理を実行する(ステップS11〜S14)。
そして、BS−1は、取得された第1通信品質と第2通信品質とを比較し(ステップS15)、UE−1における第2通信品質が第1通信品質より良好であると判定された場合、BS−1は、UE−1にBS−1からBS−2へのハンドオーバ処理を実行させることを決定する(ステップS16)。そして、BS−1はハンドオーバ処理の要求(HO Request)をBS−2に送信し(ステップS17)、BS−2はハンドオーバ処理の要求確認(HO Request ACK)をBS−1に送信する(ステップS18)。次に、BS−1はハンドオーバ処理の指令(HO Command)をUE−1に送信し(ステップS19)、UE−1はハンドオーバ処理の指令確認(HO Command ACK)をBS−1に送信する(ステップS20)。
UE−1は、BS−1からBS−2へのハンドオーバ処理を実行し(ステップS21)、BS−1は、UE−1が上記ハンドオーバ処理を実行することを確認したとき、実行しているセル縮小処理(セル変更処理)を停止する(ステップS22)。なお、ステップS22の処理が完了した後に、ステップS21の処理が開始されることが望ましい。
ここで、BS−1が、UE−1が上記ハンドオーバ処理を実行することを確認する手段としては、UE−1にハンドオーバ処理を実行させることを決定したこと、HO RequestをBS−2に送信したこと、BS−2からHO Reqest ACKを受信したこと、HO CommandをUE−1に送信したこと、UE−1からHO Command ACKを受信したことのいずれかを、BS−1が検知することであってもよい。
図5は、本実施形態の移動通信システム1000に適用される移動通信方法を表したフローチャートである。この移動通信方法は、無線通信可能な地理的範囲であるセルが互いに重複しているBS−1とBS−2の少なくとも一方が、自機のセルの大きさを変更するセル変更処理を実行するセル変更ステップ(ステップT1)を備える。特に、本実施形態のセル変更ステップ(ステップT1)では、BS−1が自機のセルを縮小するセル縮小処理を実行する。なお、セル変更ステップ(ステップT1)は、図4におけるステップS8に相当する。
また、この移動通信方法は、BS−1が、UE−1とBS−1との間の第1通信品質と、UE−1とBS−2との間の第2通信品質と、を取得する通信品質取得ステップ(ステップT2)を備える。なお、通信品質取得ステップ(ステップT2)は、図4におけるステップS1〜ステップS5およびステップS9〜ステップS14に相当する。
さらに、この移動通信方法は、BS−1が、ステップT2で取得された第1通信品質と第2通信品質とを比較する比較ステップ(ステップT3)を備える。なお、比較ステップ(ステップT3)は、図4におけるステップS7およびステップS15に相当する。
さらに、この移動通信方法は、BS−1に対して無線通信しているUE−1がBS−1からBS−2へのハンドオーバ処理を実行するハンドオーバステップ(ステップT5)を備える。本実施形態のハンドオーバステップ(ステップT5)では、比較ステップ(ステップT3)でUE−1における第2通信品質が第1通信品質より良好であると判定されたとき(ステップT4のYES)、UE−1が上記ハンドオーバ処理を実行する。なお、ハンドオーバステップ(ステップT5)は、図4におけるステップS16〜ステップS21に相当する。
さらに、この移動通信方法は、セル変更処理とハンドオーバ処理とが行われるとき、セル変更処理を停止するセル変更停止ステップ(ステップT6)を備える。本実施形態のセル変更停止ステップ(ステップT6)では、BS−1がセル縮小処理を停止する。なお、セル変更停止ステップ(ステップT6)は、図4におけるステップS22に相当する。
なお、この移動通信方法は、比較ステップ(ステップT3)でUE−1における第1通信品質が第2通信品質より良好であると判定されたとき(ステップT4のNO)、時間Tが経過しない間(ステップT7のNO)待機状態となり、時間Tが経過した後に(ステップT7のYES)、ステップT2以降のステップを繰り返す。
ここで、本実施形態の効果について述べる。本実施形態は、BS−1によってセルカバレッジが縮小されているとき、かつUE−1がハンドオーバ処理を実行するときは、BS−1によってセルカバレッジの変更処理が停止される。これにより、ハンドオーバ処理の実行中はセルカバレッジが縮小されないので、UE−1がハンドオーバ処理を実行している最中にセルカバレッジの範囲外になる事態を回避することができる。よって、ハンドオーバ処理の成功確率が向上する。
〔第2の実施形態〕
図6は、第2の実施形態の移動通信システム1000の構成図である。移動通信システム1000は、第1の実施形態と同等のBS−1、BS−2、UE−1を備えるとともに、BS−2と同等のマクロ基地局であるBS−3(以下、BS−3)と、BS−1、BS−2およびBS−3を制御する基地局制御装置BSC(以下、BSC)を備える。BSCは、受け付けた種々の情報に基づいてBS−1、BS−2およびBS−3における負荷を監視したり、セル変更処理を実行させたりすることができる。また、BS−3はセルA3において移動通信端末と無線通信可能である。
ここで、負荷とは、具体的には基地局と通信している移動通信端末の数、基地局と移動通信端末との間における単位時間あたりの通信量の総和、基地局が行う無線通信に割り当てられている周波数を基準として、その時点で使用されている周波数の割合、等が挙げられる。BSCは、BS−1、BS−2およびBS−3の負荷を監視し、それぞれの負荷が所定の条件を満たしたとき、BS−2のセルA2がBS−1のセルA1を内包するまでBS−1にセルを大きくする処理(セル拡大処理)を実行させることを決定する。ここで、所定の条件とは、ユーザが適切に定めたものとする。
なお、図6における網掛け部分は、セルA1およびセルA2が重畳している箇所を示している。また、図6に図示されている移動通信端末はUE−1のみであるが、実際にはセルA1、セルA2またはセルA3の範囲内に複数の移動通信端末が存在してもよい。
本実施形態の移動通信システム1000は、BS−2のセルA2がBS−1のセルA1を内包するまで急速に拡大させた後、BS−1のセルA1を徐々に小さくして、BS−1と通信している移動通信端末(UE−1を含む)にハンドオーバ処理を実行させることを想定している。負荷が多い昼間には、BS−2がセルカバレッジを広げてしまうと、隣接するBS−3への干渉が大きく、BS−3の負荷が高い場合にはBS−3と接続している多くの端末の通信品質が低下してしまう。一方、夜間においては、BS−3の負荷は低く、データを多重しない周波数が増えることが想定できる。このため、BS−2がセルA2を拡大してセルA1を内包しても、昼間に比べ、BS−3のセルA3内の移動通信端末(図示せず)への影響を低くすることが出来る。
図7は、図6に示す移動通信システム1000のBS−2がセル拡大処理を実行した直後の状態を示す図である。この状態において、UE−1はセルA1およびセルA2の範囲内に位置し、セルA3の範囲内には位置しておらず、またUE−1はBS−1に対して通信している。
図8は、本実施形態の移動通信システム1000の動作を示すシーケンス図である。なお、図8は、図7で示した状態となった以降の移動通信システム1000の動作を示している。また、図8において、BS−3の処理や、BS−3と他の装置との情報授受については無視するものとする。
BSCは、BS−2からセル拡大処理によって所定の目標値を達成したことを示す情報を受信する(ステップS101)と、BS−1にセル縮小処理を実行させることを決定する(ステップ102)。ここで所定の目標値とは、セル拡大処理にて送信出力値を上げる処理をしている場合はその目標値であり、セル拡大処理にてチルト角度を変更する処理をしている場合はその目標角度である。
次に、BSCは、セル縮小処理の実行要求をBS−1に送信し(ステップS103)、BS−1は、BSCからセル縮小処理の実行要求を受信して、セル縮小処理を実行する(ステップS104)。
続く、ステップS105〜ステップS110については、図4におけるステップS1〜ステップS6またはステップS9〜ステップS14と同様なので、ここでの説明は割愛する。また、ステップS111〜ステップS117についても、図4におけるステップS15〜ステップS21と同様なので、ここでの説明は割愛する。
BS−1は、セル変更処理が実行されてから時間Tが経過するまで、ハンドオーバ処理を実行した移動通信端末の数を確認し(ステップS118)、確認された数をBSCに送信する(ステップS119)。BSCは、確認された数が所定数m(mは0以上の整数)を超えたとき、BS−1が実行しているセル縮小処理を停止することを決定し(ステップS120)、その決定をBS−1に通知する(ステップS121)。BS−1は、BSCからセル縮小決定の通知を受信すると、実行しているセル縮小処理(セル変更処理)を停止する(ステップS122)。ここで、時間Tおよび所定数mは予め定められた任意の整数であり、本実施形態においては、1つでもハンドオーバ処理を実行する移動通信端末が存在する場合(すなわち所定数m=0を超えたとき)、BS−1はセル縮小処理を停止するものとする。本実施形態においてはm=0としたが、これに制限される必要はなく、mは0以上の任意の整数であればよい。また、時間Tは時間Tよりも長く設定され、セル変更処理を完了するのに十分な時間として設定することが望ましい。
UE−1によるハンドオーバ処理を終了したとき、その確認メッセージ(HO Confirm)をBS−2に送信する(ステップS123)。HO Confirmを受け付けたBS−2は、ハンドオーバ処理を完了したことを示すメッセージ(HO Completed)をBS−1に送信する(ステップS124)。
BS−1は、受信したHO Completed等に基づいて、セル縮小処理が停止された(セル変更停止処理が実行された)後にハンドオーバ処理を終了した移動通信端末の数を確認し(ステップS125)、確認された数をBSCに送信する(ステップS126)。BSCは、確認された数が所定数nを超えたとき、BS−1が停止しているセル縮小処理を再開することを決定し(ステップS127)、その決定をBS−1に通知する(ステップS128)。BS−1は、BSCからセル縮小処理の再開決定の通知を受信すると、停止していたセル縮小処理を再開する(ステップS129)。ここで、所定数nは予め定められた任意の整数であり、本実施形態においては、1つでもハンドオーバ処理を終了した移動通信端末が存在する場合(すなわち所定数n=0を超えたとき)、BS−1は停止していたセル縮小処理を再開するものとする。本実施形態においてはn=0としたが、これに制限される必要はなく、nは0以上の任意の整数であればよい。
ここで、所定数nは上述した所定数m以下であることが望ましい。何故なら、所定数nが所定数mより大きく設定されると、セルA1内においてBS−1からBS−2にハンドオーバ処理を実行している移動通信端末の全部がハンドオーバ処理を終了したとしても、セル縮小処理が再開されない可能性があるからである。また、所定数nを所定数mより小さい値に設定する場合、一部の移動通信端末のハンドオーバ処理が終了する前にセル縮小処理を再開する可能性がある。しかし、その数が実質的に問題ない程度まで限定できるのであれば一部の移動通信端末がハンドオーバ処理中であってもセル縮小処理を再開した方が効率面としては良い場合もある。
本実施形態では、ハンドオーバ処理が成功することを前提に説明している。仮に、ハンドオーバ処理が途中で失敗したときであっても、停止していたセル変更処理が再開できるように、BS−1がセル縮小処理を停止してから時間Tが経過したとき、BS−1はセル縮小処理を再開するようにしてもよい。ここで、時間Tは予め定められた任意の時間であって、ハンドオーバ処理を完了するのに十分な時間として設定することが望ましい。
なお、仮にステップS122でセル縮小処理を再開してから時間Tが経過するまでに、ハンドオーバ処理を実行した移動通信端末の数が所定数mを超えた場合も、BS−1は、セル縮小処理を停止してもよい。
ここで、BS−1はセルA1の範囲内に無線通信している移動通信端末が存在するか否かを確認する(ステップS130)。そして、BS−1と無線通信している移動通信端末が存在しないとき、BS−1は、無線通信している移動通信端末が存在しないことを示す情報をBSCに送信し(ステップS131)、BSCはBS−1と他機との無線通信を停止することを決定する(ステップS132)。そして、BSCは、BS−1に無線通信の停止要求を送信し(ステップS133)、BS−1は他機との無線通信を停止する(ステップS134)。ここで、BS−1が無線通信を停止するとは、BS−1の無線通信機能を停止することであってもよいし、無線基地局の動力源(電源)を断にすることであってもよい。
BS−1がセルA1の範囲内に無線通信している移動通信端末が存在するか否かを確認する手段については様々考えられる。例えば周期的にセルA1内の移動通信端末から受信しているMeasurement Reportが一定時間内に受信できるか否かによって、確認してもよい。また、上記確認をするための専用信号をセルA1内に発信し、応答があるか否かによって確認してもよい。なお、この確認は図8においてはステップS130だけ図示されているが、その実現手段に応じて適切なタイミングで実行されてよい。
図9は、本実施形態の移動通信システム1000に適用される移動通信方法を表したフローチャートである。
図9におけるステップT101〜ステップT105は、図5におけるステップT1〜ステップT5と同様の処理が行われるため、ここでの説明は割愛する。なお、ステップT101は図8におけるステップS104に相当し、ステップT102は図8におけるステップS105〜ステップS110に相当し、ステップT103は図8におけるステップS111に相当し、ステップT105は図8におけるステップS112〜ステップS117に相当する。
本実施形態の移動通信方法は、セル変更処理が実行または再開されてから時間Tが経過するまでに(ステップT106のNO)、ハンドオーバ処理を実行した移動通信端末が所定数mを超えたとき(ステップT107のYES)、BS−1が実行しているセル縮小処理(セル変更処理)を停止するセル変更停止ステップ(ステップT108)を備える。なお、セル変更停止ステップ(ステップT108)は、図8におけるステップS118〜ステップS122に相当する。
また、この移動通信方法は、セル変更処理が実行または再開されてから時間Tが経過したとき(ステップT106のYES)は、セル変更処理を既に完了したものとみなし、終了する。
さらに、この移動通信方法は、セル変更処理が実行または再開されてから時間Tが経過するまでに(ステップT106のNO)、ハンドオーバ処理を実行した移動通信端末が所定数mを超えないとき(ステップT107のNO)待機状態となり、通信品質取得ステップ(ステップT102)を実行してから時間Tが経過し(ステップT113のYES)、再びステップT102が実行されるか、もしくはセル変更処理が実行または再開されてから時間Tが経過して一連のフローが終了となるか、のいずれかを待つ。
さらに、この移動通信方法は、セル変更停止ステップ(ステップT108)が実行された後にハンドオーバ処理を終了した移動通信端末が所定数nを超えたとき、もしくはセル変更停止ステップ(ステップT108)が実行されてから時間Tが経過したとき(ステップT109のYES)、BS−1が停止していたセル変更処理を再開するセル変更再開ステップ(ステップT110)を備える。なお、セル変更再開ステップ(ステップT110)は、図8におけるステップS123〜ステップS129に相当する。
さらに、この移動通信方法は、セル変更停止ステップ(ステップT108)が実行された後にハンドオーバ処理を終了した移動通信端末が所定数n以下であって、かつセル変更停止ステップ(ステップT108)が実行されてから時間Tが経過するまで(ステップT109のNO)待機状態となり、通信品質取得ステップ(ステップT102)を実行してから時間Tが経過し(ステップT113のYES)、再びステップT102実行されるか、もしくはセル変更処理が実行または再開されてから時間Tが経過して一連のフローが終了となるか、のいずれかを待つ。
さらに、この移動通信方法は、BS−1に対して無線通信している移動通信端末が存在しないとき(ステップT111のNO)、BS−1が他機との無線通信を停止する通信停止ステップ(ステップT112)を備える。なお、通信停止ステップ(ステップT112)は、図8におけるステップS130〜ステップS134に相当する。
さらに、この移動通信方法は、BS−1に対して無線通信している移動通信端末が存在している間(ステップT111のYES)は待機状態となり、通信品質取得ステップ(ステップT102)を実行してから時間Tが経過し(ステップT113のYES)、再びステップT102実行されるか、もしくはセル変更処理が実行または再開されてから時間Tが経過して一連のフローが終了となるか、のいずれかを待つ。
ここで、本実施形態の効果について述べる。本実施形態は、セル変更処理中にハンドオーバ処理を実行する移動通信端末の数(ハンドオーバ処理の回数)をいくつまで許容するかを任意に設定することができる。これにより、ハンドオーバ処理の成功確率を重視したいときは、その数を小さく設定し、セル変更処理が円滑に行われることを重視したいときは、その数を大きく設定する等、利用者の意向を反映することができる。
また、本実施形態は、セル変更処理が停止した後に所定数の移動通信端末がハンドオーバ処理を終了するか、もしくはセル変更処理が停止されてからハンドオーバ処理が完了するのに十分な時間が経過したときに、停止していたセル変更処理を再開するので、ハンドオーバ処理を妨げずにセル変更処理を進捗させることができる。
さらに、本実施形態は、自機のセル内に移動通信端末を確認できなくなった基地局を停止することができる。これにより、セル内にアクティブな移動通信端末が存在しない基地局や、故障等によって移動通信端末と通信できなくなった基地局の無線通信を停止することができ、消費電力を削減することができる。
〔第3の実施形態〕
図10は、第3の実施形態の移動通信システム1000の構成図である。BS−1、BS−2およびUE−1は、図1において説明したものと同様である。そして、本実施形態の移動通信システム1000は、セルA1の範囲内であって、セルA2の範囲外の領域に位置する移動通信端末UE−2を備える。本実施形態において、セルA1内に存在するアクティブな移動通信端末は、UE−1およびUE−2のみとする
本実施形態の移動通信システム1000においては、BS−2が自機のセルA2を拡大するセル拡大処理を実行し、徐々にセルA1とセルA2との重畳範囲を増やしていくことにより、UE−1およびUE−2にハンドオーバ処理を実行させる。ここで、セル拡大処理とは、送信出力値を上げることであってもよいし、アンテナのチルト角度を変更することであってもよい。
図11は、本実施形態の移動通信システム1000の動作を示すシーケンス図である。まず、BS−1がBS−2にセル拡大処理を実行させることを決定する(ステップS201)。ステップS201を実現する手段は、様々挙げられるが、例えば第1の実施形態のように移動通信端末(UE−1、UE−2)から受信したMeasurement Reportや、自機内に備える受信品質取得部104にて取得された受信品質に基づいて決定してもよい。
そして、BS−1はBS−2にセル拡大処理の要求を送信し(ステップS202)、BS−2はセル拡大処理を実行する(ステップS203)。
続いて、BS−1はRSをUE−1、UE−2それぞれに送信し(ステップS204、S205)、BS−2はRSをUE−1に送信する(ステップS206)。この段階では、UE−2はセルA2の範囲外に位置しているので、BS−2からのRSはUE−2に送信できない。
そして、UE−1およびUE−2は、受信したRSに基づいてRSRPまたはRSRQの少なくとも一方を計測する(ステップS207、S208)。
さらに、BS−1はUL GrantをUE−1およびUE−2に送信し(ステップS209、S210)、UE−1およびUE−2はUL Grantに応答してMeasurement ReportをBS−1に送信する(ステップS211、S212)。なお、BS−2もUL GrantをUE−1に送信し、UE−1はMeasurement ReportをBS−2に送信するが、図11上には図示されていない。
なお、BS−1およびBS−2がRSまたはUL Grantを送信し、Measurement Reportの応答を受信する処理は、第1の実施形態や第2の実施形態で述べたように、他の処理とは独立して、時間Tで周期的に行うものとする。
さらに、BS−1は、ステップS211、S212にて受信したMeasurement Reportから、UE−1とBS−1との間のRSRPまたはRSRQ(第1通信品質)と、UE−1とBS−2との間のRSRPまたはRSRQ(第2通信品質)と、UE−2とBS−1との間のRSRPまたはRSRQ(第1通信品質)と、UE−2とBS−2との間のRSRPまたはRSRQ(第2通信品質)と、を抽出して取得する(ステップS213)。この時点でUE−2はBS−2のセルA2の範囲内にはないので、UE−2はBS−2からのRSを受信できず、計測されたUE−2の第2通信品質はUE−2の第2通信品質と比べて極めて悪い値となる。そして、BS−1は、取得された第1通信品質と第2通信品質とを比較し(ステップS214)、第1通信品質が第2通信品質より良好であると判定された移動通信端末については現状を維持し、第2通信品質が第1通信品質より良好であると判定された移動通信端末についてはハンドオーバ処理の実行を決定する。ここでは、UE−1において第2通信品質が第1通信品質より良好であると判定され、BS−1はUE−1にハンドオーバ処理を実行させることが決定したものとする(ステップS215)。
そして、BS−1はHO RequestをBS−2に送信し(ステップS216)、BS−2はHO Reqest ACKをBS−1に送信する(ステップS217)。次に、BS−1はHO CommandをUE−1に送信し(ステップS218)、UE−1はHO Command ACKをBS−1に送信する(ステップS219)。
UE−1は、BS−1からBS−2へのハンドオーバ処理を実行し(ステップS220)、BS−1は、UE−1が上記ハンドオーバ処理を実行することを確認して、セル拡大処理が実行されてから時間Tが経過していなければ、その間に、ハンドオーバ処理を実行した移動通信端末の数を確認する(ステップS221)。そして、確認された数が所定数mを超えたとき、BS−1は、BS−2にセル拡大処理の停止要求を送信し(ステップS222)、BS−2は、ステップS203で実行されたセル拡大処理を停止する(ステップS223)。ここでも、1つでもハンドオーバ処理を実行する移動通信端末が存在する場合(すなわち所定数m=0を超えたとき)、セル拡大処理は停止するものとする。なお、BS−1がハンドオーバ処理の実行を確認するタイミングは、ステップS216〜ステップS219のいずれを検知することであってもよい。
UE−1によるハンドオーバ処理を終了したとき、UE−1はHO ConfirmをBS−2に送信する(ステップS224)。HO Confirmを受け付けたBS−2は、HO CompletedをBS−1に送信する(ステップS225)。
BS−1は、受信したHO Completed等に基づいて、セル縮小処理が停止された(セル変更停止処理が実行された)後にハンドオーバ処理を終了した移動通信端末の数を確認する(ステップS226)。そして、確認された数が所定数nを超えたとき、またはセル拡大処理が停止されてから時間Tが経過したとき、BS−1は、BS−2にセル拡大処理の再開要求を送信し(ステップS227)、BS−2は、停止していたセル拡大処理を再開する(ステップS228)。
ステップS228の後、セルA2が拡大してBS−2とUE−2とが通信可能となった場合、つまりセルA2の範囲内にUE−2が内包された以降の処理について説明する。
前回RSを送信してから時間Tが経過し、再びBS−1はRSをUE−1、UE−2それぞれに送信し(ステップS229、S230)、BS−もRSをUE−1、UE−2それぞれに送信する(ステップS231、S232)。この段階では、UE−2もセルA2の範囲内に位置しているので、BS−2からのRSはUE−2に送信される。
なお、図11においてはステップS228の直後にステップS229〜ステップS231が実行されたように図示されているが、この間にBS−1およびBS−2からのRS送信およびUL Grant送信が複数回あっても構わないし、またUE−1およびUE−2からのMeasurement Report送信が複数回あっても構わない。
そして、UE−1およびUE−2は、受信したRSに基づいてRSRPまたはRSRQの少なくとも一方を計測する(ステップS233、S234)。
さらに、BS−1はUL GrantをUE−2に送信し(ステップS235)、UE−2はUL Grantに応答してMeasurement ReportをBS−1に送信する(ステップS236)。
さらに、BS−1は、ステップS236にて受信したMeasurement Reportから、UE−2とBS−1との間のRSRPまたはRSRQ(第1通信品質)と、UE−2とBS−2との間のRSRPまたはRSRQ(第2通信品質)と、を抽出して取得する(ステップS237)。そして、BS−1は、取得された第1通信品質と第2通信品質とを比較し(ステップS238)、第1通信品質が第2通信品質より良好であると判定された場合は現状を維持し、第2通信品質が第1通信品質より良好であると判定された場合はハンドオーバ処理の実行を決定する。ここで、BS−1はUE−2にハンドオーバ処理を実行させることが決定したものとする(ステップS239)。
そして、BS−1はHO RequestをBS−2に送信し(ステップS240)、BS−2はHO Reqest ACKをBS−1に送信する(ステップS241)。次に、BS−1はHO CommandをUE−2に送信し(ステップS242)、UE−2はHO Command ACKをBS−1に送信する(ステップS243)。
UE−2は、BS−1からBS−2へのハンドオーバ処理を実行し(ステップS244)、BS−1は、UE−2が上記ハンドオーバ処理を実行することを確認して、セル拡大処理が再開されてから時間Tが経過していなければ、その間に、ハンドオーバ処理を実行した移動通信端末の数を確認する(ステップS245)。そして、確認された数が所定数mを超えたとき、BS−1は、BS−2にセル拡大処理の停止要求を送信し(ステップS246)BS−2は、ステップS228で再開されたセル拡大処理を停止する(ステップS247)。なお、BS−1がハンドオーバ処理の実行を確認するタイミングは、ステップS240〜ステップS243のいずれ検知することであってもよい。
UE−2によるハンドオーバ処理を終了したとき、UE−2はHO ConfirmをBS−2に送信する(ステップS248)。HO Confirmを受け付けたBS−2は、HO CompletedをBS−1に送信する(ステップS249)。
BS−1は、セルA1の範囲内に自機と無線通信している移動通信端末がさらに存在するかを確認する(ステップS250)。本実施形態においては、セルA1の範囲内においてはUE−1とUE−2のみがアクティブな移動通信端末だったので、この時点でBS−1は通信可能な移動通信端末を確認できない。よって、BS−1は、他機との無線通信を停止する(ステップS251)。
本実施形態の移動通信システム1000に適用される移動通信方法を示すフローチャートは、第2の実施形態の移動通信方法を示す図9と同様である。なお、第2の実施形態と本実施形態の違いは、セル変更ステップ(ステップT101)、セル変更停止ステップ(ステップT108)またはセル変更再開ステップ(ステップT110)で、BS−2がセル変更処理(セル拡大処理)を実行する、停止する、または再開することである。
ここで、本実施形態の効果について述べる。BS−2でセルカバレッジが徐々に拡大され、かつUE−1またはUE−2がハンドオーバ処理を実行している場合は、セルカバレッジの変更処理が停止される。これにより、BS−2が並行して多数の移動通信端末とハンドオーバ処理を実行する事態を避けることができ、これにより移動通信端末の通信品質の低下を回避できる。よって、ハンドオーバ処理の成功確率が向上する。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
上記実施形態においては、ハンドオーバ元の基地局がセル縮小処理を実行する事例、およびハンドオーバ先の基地局がセル拡大処理を実行する事例を説明したが、これに限らなくてもよい。本発明は、ハンドオーバ元の基地局またはハンドオーバ先の基地局の少なくとも一方が、当該基地局のセルの大きさを変更するセル変更処理を実行し、かつ移動通信端末が、一の基地局から他の基地局へのハンドオーバ処理を実行する条件を満たせば、適用される。よって、両方の基地局が並行してセル変更処理を実行してもよい。
また、ハンドオーバ元の基地局またはハンドオーバ先の基地局の両方がセル変更処理を実行しているとき、いずれか一方のセル変更処理を停止してもよいし、両方のセル変更処理を停止してもよい。一方のセル変更処理を停止するだけでも、ハンドオーバ処理の成功確率を向上させる効果は望める。
また、第1の実施形態および第3の実施形態においては、基地局制御装置BSCは存在しないが、これに限らなくても良い。具体的には、本発明の移動通信システム1000に備えられるBSCは、無線通信可能な地理的範囲であるセルが互いに重複しているBS−1とBS−2の少なくとも一方に、当該基地局のセルの大きさを変更するセル変更処理を実行させてもよい。また、BSCは、(A)セル変更処理を実行させている、(B)BS−1のセルA1とBS−2のセルA2とが重複している範囲に位置し、BS−1に対して無線通信している少なくとも一つの移動通信端末(UE−1またはUE−2)が、BS−1からBS−2へのハンドオーバ処理を実行する、上記(A)および(B)の条件が揃う場合、BS−1またはBS−2に実行させているセル変更処理を停止させてもよい。
上記基地局制御装置が実行する処理の全部または一部は、ハードウェアで実現されてもよいし、あるいは、コンピュータに処理を実行させるプログラム(またはプログラムコード)で実現されてもよい。コンピュータは、不揮発性メモリなどの記録媒体からそのプログラムを読み出し実行する。
上記基地局制御装置が実行する処理の全部をプログラムで実現する場合、当該プログラムは、無線通信可能な地理的範囲であるセルが互いに重複している第1基地局と第2基地局の少なくとも一方に、当該基地局のセルの大きさを変更するセル変更処理を実行させる処理を、コンピュータに実行させてもよい。また、セル変更処理を実行させているときに、第1基地局のセルと第2基地局のセルとが重複している範囲に位置し、第1基地局に対して無線通信している少なくとも一つの移動通信端末が、第1基地局から第2基地局へのハンドオーバ処理を実行するとき、第1基地局または第2基地局に実行させているセル変更処理を停止させる処理を、コンピュータに実行させてもよい。
上記した実施形態においては、BS−1がマイクロ基地局、BS−2とBS−3とがマクロ基地局である場合について記載したが、これに限るものではない。すなわち、本発明の移動通信システムは、基地局のセルカバレッジの規模に関わらず適用可能である。よって、ハンドオーバ元の基地局がマクロ基地局、マイクロ基地局または更に規模の小さいフェムト基地局のいずれであってもよく、ハンドオーバ先の基地局がマクロ基地局、マイクロ基地局またはフェムト基地局のいずれであってもよい。
図2において、BS−1は受信アンテナ109および送信アンテナ110を別々に備えるように図示したが、これに限らない。当然、一つのアンテナで送受信可能であってもよく、この場合、受信部101および送信部106は同一のアンテナと接続してもよい。また、複数のアンテナで受信アンテナまたは送信アンテナが構成されてもよく、この場合、受信部101または送信部106が複数のアンテナと接続されてもよい。なお、ここで述べたことはBS−1に限らず、他の基地局においても同様である。
図3において、UE−1は受信アンテナ208および送信アンテナ209を別々に備えるように図示したが、これに限らない。当然、一つのアンテナで送受信可能であってもよく、この場合、受信部201および送信部207は同一のアンテナと接続してもよい。また、複数のアンテナで受信アンテナまたは送信アンテナが構成されてもよく、この場合、受信部201または送信部207が複数のアンテナと接続されてもよい。なお、ここで述べたことはUE−1に限らず、他の移動通信端末においても同様である。
図4において、ステップS22の処理が完了した後にステップS21の処理を開始させるために、BS−1がステップS22を完了した通知、すなわちセル縮小処理(セル変更処理)を停止した通知をUE−1に送信し、UE−1は上記通知を受信した後にステップS21を実行してもよい。
なお、当然ながら、上述した実施の形態および複数の変形例は、その内容が相反しない範囲で組み合わせることができる。また、上述した実施の形態および変形例では、各構成要素の機能などを具体的に説明したが、その機能などは本願発明を満足する範囲で各種に変更することができる。
本発明の実施形態の説明に用いたフローチャートには複数のステップを順番に記載してあるが、その記載の順番は複数のステップを実行する順番を限定するものではない。このため、この移動通信方法を実行するときには、その複数のステップの順番は内容的に支障しない範囲で変更することができる。
1000 移動通信システム
BSC 基地局制御装置
BS−1 基地局
BS−2 基地局
BS−3 基地局
UE−1 移動通信端末
UE−2 移動通信端末
A1〜A3 セル
101 受信部
102 復調部
103 制御信号分離部
104 受信品質取得部
105 基地局制御部
106 送信部
107 変調部
108 送信信号生成部
109 受信アンテナ
110 送信アンテナ
201 受信部
202 復調部
203 制御信号分離部
204 端末制御部
205 送信信号生成部
206 変調部
207 送信部
208 受信アンテナ
209 送信アンテナ

Claims (16)

  1. 無線通信可能な地理的範囲であるセルが互いに重複している第1基地局と第2基地局と、
    前記第1基地局に対して無線通信している少なくとも一つの移動通信端末と、を備え、
    前記第1基地局または前記第2基地局の少なくとも一方が、当該基地局の前記セルの大きさを変更するセル変更処理を実行し、かつ前記移動通信端末が、前記第1基地局から前記第2基地局へのハンドオーバ処理を実行するとき、
    前記第1基地局または前記第2基地局は、実行している前記セル変更処理を停止するセル変更停止処理を実行することを特徴とする移動通信システム。
  2. 請求項1に記載の移動通信システムであって、
    前記セル変更処理が実行されてから第1の時間が経過するまでに、前記ハンドオーバ処理を実行した前記移動通信端末が第1の所定数を超えたとき、
    前記第1基地局または前記第2基地局は、前記セル変更停止処理を実行することを特徴とする移動通信システム。
  3. 請求項2に記載の移動通信システムであって、
    前記セル変更停止処理が実行された後に前記ハンドオーバ処理を終了した前記移動通信端末が第2の所定数を超えたとき、もしくは前記セル変更停止処理が実行されてから第2の時間が経過したとき、
    前記第1基地局または前記第2基地局は、停止していた前記セル変更処理を再開することを特徴とする移動通信システム。
  4. 請求項3に記載の移動通信システムであって、
    前記第2の所定数は前記第1の所定数以下であることを特徴とする移動通信システム。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の移動通信システムであって、
    前記第1基地局に対して無線通信している前記移動通信端末が存在するか否かを確認して、当該移動通信端末が存在しないとき、前記第1基地局は他機との無線通信を停止することを特徴とする移動通信システム。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載の移動通信システムであって、
    前記第1基地局は、
    当該基地局の前記セルを縮小するセル縮小処理を実行しているときに、
    さらに、前記移動通信端末と前記第1基地局との間の第1通信品質と、当該移動通信端末と前記第2基地局との間の第2通信品質と、を取得し、
    取得された前記第1通信品質と前記第2通信品質とを比較し、
    前記第2通信品質が前記第1通信品質より良好であると判定された前記移動通信端末に前記ハンドオーバ処理を実行させ、前記セル縮小処理を停止することを特徴とする移動通信システム。
  7. 請求項1乃至5のいずれかに記載の移動通信システムであって、
    前記第2基地局が当該基地局の前記セルを拡大するセル拡大処理を実行しているときに、
    前記第1基地局が、
    前記移動通信端末と前記第1基地局との間の第1通信品質と、当該移動通信端末と前記第2基地局との間の第2通信品質と、を取得し、
    取得された前記第1通信品質と前記第2通信品質とを比較し、
    前記第2通信品質が前記第1通信品質より良好であると判定された前記移動通信端末に前記ハンドオーバ処理を実行させ、
    前記第2基地局は前記セル拡大処理を停止することを特徴とする移動通信システム。
  8. 無線通信可能な地理的範囲であるセルが互いに重複している第1基地局と第2基地局の少なくとも一方が、当該基地局の前記セルの大きさを変更するセル変更処理を実行するセル変更ステップと、
    前記第1基地局に対して無線通信している少なくとも一つの移動通信端末が、前記第1基地局から前記第2基地局へのハンドオーバ処理を実行するハンドオーバステップと、
    前記セル変更処理と前記ハンドオーバ処理とが行われるとき、前記セル変更処理を停止するセル変更停止ステップと、
    を備える移動通信方法。
  9. 請求項8に記載の移動通信方法であって、
    前記セル変更処理が実行されてから第1の時間が経過するまでに、前記ハンドオーバ処理を実行した前記移動通信端末が第1の所定数を超えたとき、前記セル変更停止ステップを実行することを特徴とする移動通信方法。
  10. 請求項9に記載の移動通信方法であって、
    前記セル変更停止ステップが実行された後に前記ハンドオーバ処理を終了した前記移動通信端末が第2の所定数を超えたとき、もしくは前記セル変更停止ステップが実行されてから第2の時間が経過したとき、
    前記第1基地局または前記第2基地局は停止していた前記セル変更処理を再開するセル変更再開ステップを備えることを特徴とする移動通信方法。
  11. 請求項10に記載の移動通信方法であって、
    前記第2の所定数は前記第1の所定数以下であることを特徴とする移動通信方法。
  12. 請求項8乃至11のいずれかに記載の移動通信方法であって、
    前記第1基地局に対して無線通信している前記移動通信端末が存在するか否かを確認して、当該移動通信端末が存在しないとき、前記第1基地局が他機との無線通信を停止する通信停止ステップを備えることを特徴とする移動通信方法。
  13. 請求項8乃至12のいずれかに記載の移動通信方法であって、
    前記第1基地局が、前記移動通信端末と前記第1基地局との間の第1通信品質と、当該移動通信端末と前記第2基地局との間の第2通信品質と、を取得する通信品質取得ステップと、
    前記第1基地局が、取得された前記第1通信品質と前記第2通信品質とを比較する比較ステップと、を備え、
    前記セル変更ステップで、前記第1基地局が当該基地局の前記セルを縮小するセル縮小処理を実行しているとき、
    かつ前記比較ステップで前記移動通信端末における前記第2通信品質が前記第1通信品質より良好であると判定されたとき、
    前記ハンドオーバステップでは、当該移動通信端末が前記ハンドオーバ処理を実行し、
    前記セル変更停止ステップでは、前記第1基地局が前記セル縮小処理を停止することを特徴とする移動通信方法。
  14. 請求項8乃至12のいずれかに記載の移動通信方法であって、
    前記第1基地局が、前記移動通信端末と前記第1基地局との間の第1通信品質と、当該移動通信端末と前記第2基地局との間の第2通信品質と、を取得する通信品質取得ステップと、
    前記第1基地局が、取得された前記第1通信品質と前記第2通信品質とを比較する比較ステップと、を備え、
    前記セル変更ステップで、前記第2基地局が当該基地局の前記セルを拡大するセル拡大処理を実行しているとき、
    かつ前記比較ステップで、前記移動通信端末における前記第2通信品質が前記第1通信品質より良好であると判定されたとき、
    前記ハンドオーバステップでは、当該移動通信端末が前記ハンドオーバ処理を実行し、
    前記セル変更停止ステップでは、前記第2基地局が前記セル拡大処理を停止することを特徴とする移動通信方法。
  15. 無線通信可能な地理的範囲であるセルが互いに重複している第1基地局と第2基地局の少なくとも一方に、当該基地局の前記セルの大きさを変更するセル変更処理を実行させ、
    前記セル変更処理を実行させているとき、かつ前記第1基地局に対して無線通信している少なくとも一つの移動通信端末が、前記第1基地局から前記第2基地局へのハンドオーバ処理を実行するとき、
    前記第1基地局または前記第2基地局に実行させている前記セル変更処理を停止させる基地局制御装置。
  16. コンピュータが読み出し可能な記憶媒体に格納されているプログラムであって、
    無線通信可能な地理的範囲であるセルが互いに重複している第1基地局と第2基地局の少なくとも一方に、当該基地局の前記セルの大きさを変更するセル変更処理を実行させる処理と、
    前記セル変更処理を実行させているときに、前記第1基地局に対して無線通信している少なくとも一つの移動通信端末が、前記第1基地局から前記第2基地局へのハンドオーバ処理を実行するとき、前記第1基地局または前記第2基地局に実行させている前記セル変更処理を停止させる処理と、
    を前記コンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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