JPWO2016139880A1 - 無線基地局、コアネットワーク装置、無線通信システム、無線通信方法 - Google Patents

無線基地局、コアネットワーク装置、無線通信システム、無線通信方法 Download PDF

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Abstract

無線基地局がセル範囲を狭める又は送信電力を下げる前に、その無線基地局のセルと隣接無線基地局のセルとがオーバラップするエリアを増やすことが可能な無線基地局が提供される。無線基地局(1−1)は、通信部(1A)と、無線基地局(1−1)がセル範囲を狭める又は送信電力を下げる前に、通信部(1A)を経由し、無線基地局(1−1)に隣接する無線基地局(1−2)に対し、無線基地局(1−2)のセル範囲を無線基地局(1−1)の方向に広げることを指示する指示信号を送信する制御部(1B)と、を備える。

Description

本発明は、無線基地局、コアネットワーク装置、無線通信システム、無線通信方法に関する。
近年、無線端末と無線基地局とを用いた無線通信網が普及し、無線端末がいつでも/どこでも/だれとでも無線通信ができる通信サービスが提供されている。また、通信サービスの内容は日々進化しているため、無線基地局は、ソフトウェアを適宜更新する必要がある。その際、無線基地局のリセットを実行する。また、通信サービスを提供している中で、何かしらの不具合が発生した場合にも、無線基地局は、状態をクリアするためにリセットを実行することがある。無線基地局は、リセットを実行する場合はセル範囲(セルは、無線基地局の電波が届く範囲)を狭める(又は送信電力を下げる)。また、無線基地局は、リセット時に限らず、セル範囲を狭める(又は送信電力を下げる)ことがある。
しかし、無線基地局がセル範囲を狭める(又は送信電力を下げる)場合、種々の問題が生じる。例えば、セル範囲を狭めた(又は送信電力を下げた)無線基地局に呼接続していた無線端末において、呼切断が発生してしまうことがある。そのため、最近は、無線基地局のセル範囲を狭める(又は送信電力を下げる)場合に、呼切断の発生を回避する技術が提案されている。例えば、特許文献1,2においては、ソフトウェアの更新のために送信電力を下げる場合に、呼切断の発生を回避する技術が提案されている。
特許文献1においては、無線基地局が、ソフトウェア更新時に、送信電力を徐々に下げることにより、それまでその無線基地局に呼接続していた無線端末を、その無線基地局に隣接する隣接無線基地局側へハンドオーバさせることが提案されている。これにより、呼切断の発生を回避することが可能になる。
また、特許文献2においては、無線基地局が、送信電力を下げて隣接無線基地局のセルとのオーバラップ状態を解除し、通信サービス提供中の通信路を隣接無線基地局に切換え、この状態においてソフトウェアの更新を行うことが提案されている。これによっても、呼切断の発生を回避することが可能になる。
ところで、特許文献1,2に記載の技術においては、送信電力を下げる無線基地局のセルが隣接無線基地局のセルとオーバラップしていることが前提になっていると考えられる。しかし、実際には、無線基地局のセルには、隣接無線基地局のセルとオーバラップしていないエリアも存在する。もし、そのようなエリアに無線端末がいる状況で、無線基地局が送信電力を下げた場合、その無線端末は、隣接無線基地局側にハンドオーバすることができないため、呼切断が発生してしまう。以下、この問題に関して、携帯電話装置の通信規格として普及しているLTE(Long Term Evolution)の無線通信システムを例に挙げて、図1を用いて説明する。
一般的に無線基地局のセル範囲は一般的に数kmであり、1台の無線基地局だけでは、カバーできる範囲が限られてしまう。そのため、実際の無線通信網においては、図1のように、無線基地局(LTEの場合はeNB(evolved NodeB))を複数台設置し、無線端末が通信できるエリアを広げている。
図1においては、7台のeNB(#1〜#7)10−1〜10−7を設置し、eNB(#1)10−1にはeNB(#2〜#7)10−2〜10−7が隣接している。ここで、eNB(#1〜#7)10−1〜10−7のセルをそれぞれセル(#1〜#7)10−1a〜10−7aとする。また、セル(#1)10−1aのエリアでeNB(#1)10−1と通信していた無線端末が、セル(#2)10−2aのエリアに移動すると、その無線端末は通信する無線基地局をeNB(#1)10−1からeNB(#2)10−2に切り替える。この切り替える動作をハンドオーバと呼び、ハンドオーバを実行することにより、無線端末は、セルを跨ぐ移動をした場合でも、呼切断することなく通信を継続することができる。
例えば、eNB(#1)10−1が送信電力を徐々に下げたとする。この場合、eNB(#1)10−1に隣接するeNB(#2〜#7)10−2〜10−7のセル(#2〜#7)10−2a〜10−7aとオーバラップする斜線部分のエリアにいる無線端末は、オーバラップしているセルに対応するeNB側にハンドオーバすることができる。しかし、セル(#1)10−1aの空白部分のエリアにいる無線端末は、eNB(#2〜#7)10−2〜10−7のいずれからも電波が届かないため、ハンドオーバすることができず、呼切断が発生してしまう。
特開2006−074683号公報 特開2010−004580号公報
上述の通り、特許文献1,2に記載の技術では、セル範囲を狭める(又は送信電力を下げる)無線基地局のセルのエリアのうち、隣接無線基地局のセルとオーバラップしていないエリアにおいては、そのエリアに位置する無線端末の呼切断の発生を回避できないという問題がある。
上記の問題は、無線基地局のセル範囲を狭める(又は送信電力を下げる)前に、その無線基地局のセルと隣接無線基地局のセルとがオーバラップするエリアを増やすことで、抑制されると考えられる。
そこで本発明の目的の1つは、上述した課題を解決し、無線基地局のセル範囲を狭める(又は送信電力を下げる)前に、その無線基地局のセルと隣接無線基地局のセルとがオーバラップするエリアを増やすことができる無線基地局、コアネットワーク装置、無線通信システム、無線通信方法を提供することにある。
一態様において、無線基地局は、通信部と、前記無線基地局がセル範囲を狭める又は送信電力を下げる前に、前記通信部を経由し、前記無線基地局に隣接する隣接無線基地局に対し、前記隣接無線基地局のセル範囲を前記無線基地局の方向に広げることを指示する指示信号を送信する制御部と、を備える。
一態様において、コアネットワーク装置は、第1の無線基地局から、前記第1の無線基地局がセル範囲を狭める又は送信電力を下げることを通知する通知信号を受信する通信部と、前記第1の無線基地局から前記通知信号を受信した場合、前記通信部を経由し、前記第1の無線基地局に隣接する第2の無線基地局に対し、前記第2の無線基地局のセル範囲を前記第1の無線基地局の方向に広げることを指示する指示信号を送信する制御部と、を備える。
一態様において、第1の無線通信システムは、第1の無線基地局と、前記第1の無線基地局に隣接する第2の無線基地局と、を備える。前記第1の無線基地局は、前記第1の無線基地局がセル範囲を狭める又は送信電力を下げる前に、前記第2の無線基地局に対し、前記第2の無線基地局のセル範囲を前記第1の無線基地局の方向に広げることを指示する指示信号を送信する。
一態様において、第2の無線通信システムは、第1の無線基地局と、前記第1の無線基地局に隣接する第2の無線基地局と、コアネットワーク装置と、を備える。前記第1の無線基地局は、前記第1の無線基地局がセル範囲を狭める又は送信電力を下げる前に、前記コアネットワーク装置に対し、前記第1の無線基地局がセル範囲を狭める又は送信電力を下げることを通知する通知信号を送信する。前記コアネットワーク装置は、前記第1の無線基地局から前記通知信号を受信した場合、前記第2の無線基地局に対し、前記第2の無線基地局のセル範囲を前記第1の無線基地局の方向に広げることを指示する指示信号を送信する。
一態様において、第1の無線通信方法は、無線基地局による無線通信方法である。前記無線通信方法では、前記無線基地局がセル範囲を狭める又は送信電力を下げる前に、前記無線基地局に隣接する隣接無線基地局に対し、前記隣接無線基地局のセル範囲を前記無線基地局の方向に広げることを指示する指示信号を送信する。
一態様において、第2の無線通信方法は、コアネットワーク装置による無線通信方法である。前記無線通信方法では、第1の無線基地局から、前記第1の無線基地局がセル範囲を狭める又は送信電力を下げることを通知する通知信号を受信し、前記第1の無線基地局から前記通知信号を受信した場合、前記第1の無線基地局に隣接する第2の無線基地局に対し、前記第2の無線基地局のセル範囲を前記第1の無線基地局の方向に広げることを指示する指示信号を送信する。
上述の態様によれば、無線基地局のセル範囲を狭める又は送信電力を下げる前に、その無線基地局のセルと隣接無線基地局のセルとがオーバラップするエリアを増やすことができるという効果が得られる。
無線通信システムにおけるセル配置の一例を示す図である。 実施形態1に係る無線通信システムの構成例を示す図である。 実施形態2に係る無線通信システムの構成例を示す図である。 実施形態3〜6に係る無線通信システムの構成例を示す図である。 実施形態3〜6に係るeNBの構成例を示す図である。 実施形態3に係る無線通信システムの動作例を示すシーケンス図である。 実施形態3,4に係る無線通信システムにより変更されたセル配置の一例を示す図である。 実施形態4,6に係るMMEの構成例を示す図である。 実施形態4に係る無線通信システムの動作例を示すシーケンス図である。 実施形態5に係る無線通信システムの動作例を示すシーケンス図である。 実施形態5,6に係る無線通信システムにより変更されたセル配置の一例を示す図である。 実施形態6に係る無線通信システムの動作例を示すシーケンス図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
(1)実施形態1
図2に、本実施形態の無線通信システムの構成例を示す。本実施形態の無線通信システムは、無線基地局(第1の無線基地局)1−1と、無線基地局1−1に隣接する隣接無線基地局である無線基地局(第2の無線基地局)1−2と、を備えている。無線基地局1−1は、通信部1Aと、制御部1Bと、を備えている。なお、本実施形態は、無線基地局1−1の構成に特徴があるため、無線基地局1−2の構成の説明は省略する。
通信部1Aは、無線基地局1−2と通信を行う部分である。制御部1Bは、無線基地局1−1がセル範囲を狭める(又は送信電力を下げる)場合、セル範囲を狭める(又は送信電力を下げる)前に、通信部1Aを経由し、無線基地局1−2に対し、無線基地局1−2のセル範囲を無線基地局1−1の方向に広げることを指示する指示信号を送信する。なお、セル範囲を狭める(又は送信電力を下げる)という動作には、リセット動作も含まれるとする。また、指示信号は、指向性アンテナを用いるか、無指向性アンテナを用いるかを指示する情報を含んでいても良い。また、指示信号は、無線基地局1−2の送信電力を上げることを指示する信号であっても良いし、無線基地局1−2の指向性アンテナの向きを無線基地局1−1の向きに変更することを指示する信号であっても良い。
上述したように本実施形態においては、無線基地局1−1は、セル範囲を狭める(又は送信電力を下げる)前に、無線基地局1−1に隣接する無線基地局1−2に対し、無線基地局1−2のセル範囲を無線基地局1−1の方向に広げることを指示する指示信号を送信する。これにより、無線基地局1−1がセル範囲を狭める(又は送信電力を下げる)前に、無線基地局1−1のセルと無線基地局1−2のセルとがオーバラップするエリアを増やすことができる。
(2)実施形態2
図3に、本実施形態の無線通信システムの構成例を示す。本実施形態の無線通信システムは、無線基地局(第1の無線基地局)1−1と、無線基地局1−1に隣接する隣接無線基地局である無線基地局(第2の無線基地局)1−2と、コアネットワーク(Core Network)に配置されたコアネットワーク装置2と、を備えている。コアネットワーク装置2は、通信部2Aと、制御部2Bと、を備えている。なお、本実施形態は、コアネットワーク装置2の構成に特徴があるため、無線基地局1−1,1−2の構成の説明は省略する。
通信部2Aは、無線基地局1−1,1−2と通信を行う部分である。例えば、通信部2Aは、無線基地局1−1から、無線基地局1−1がセル範囲を狭める(又は送信電力を下げる)ことを通知する通知信号を受信する。制御部2Bは、無線基地局1−1から上記の通知信号を受信した場合、無線基地局1−1に隣接する無線基地局1−2に対し、通信部2Aを経由し、無線基地局1−2のセル範囲を無線基地局1−1の方向に広げることを指示する指示信号を送信する。なお、指示信号は、指向性アンテナを用いるか、無指向性アンテナを用いるかを指示する情報を含んでいても良い。また、指示信号は、無線基地局1−2の送信電力を上げることを指示する信号であっても良いし、無線基地局1−2の指向性アンテナの向きを無線基地局1−1の向きに変更することを指示する信号であっても良い。
上述したように本実施形態においては、コアネットワーク装置2は、無線基地局1−1から、無線基地局1−1がセル範囲を狭める(又は送信電力を下げる)ことを通知する通知信号を受信した場合、無線基地局1−1に隣接する無線基地局1−2に対し、無線基地局1−2のセル範囲を無線基地局1−1の方向に広げることを指示する指示信号を送信する。これにより、無線基地局1−1がセル範囲を狭める(又は送信電力を下げる)前に、無線基地局1−1のセルと無線基地局1−2のセルとがオーバラップするエリアを増やすことができる。
(3)実施形態3
本実施形態は、実施形態1の無線通信システムをLTEの無線通信システムに適用した例である。図4に、本実施形態のLTEの無線通信システムのネットワーク構成例を示す。図4に示されるLTEの無線通信システムは、無線ネットワークのE−UTRAN(Evolved Universal Terrestrial Radio Network)110とコアネットワークのEPC(Evolved Packet Core)210とで構成されている。EPC210は、ネットワーク制御のコントロールプレーン(Control plane)を扱うMME(Mobility Management Entity)20と、ユーザデータのユーザプレーン(User plane)を扱うS−GW(Serving Gateway)21と、インターネットのような外部ネットワークへ接続するためのP−GW(Packet data network Gateway)22と、を含んでいる。なお、MME20は、コアネットワーク装置の一例である。また、E−UTRAN110は、複数台のeNB(#1〜#3)10−1〜10−3を含んでいる。複数台のeNB(#1〜#3)10−1〜10−3は、互いにX2リンク11を介して接続され、また、EPC210側とはS1リンク23を介して接続されている。なお、図4では、3台のeNB(#1〜#3)10−1〜10−3のみを図示しているが、本実施形態においては、E−UTRAN110は、図1に示される7台のeNB(#1〜#7)10−1〜10−7を少なくとも含んで構成されるものとする。また、eNB(#1)10−1が図2の無線基地局1−1に対応し、eNB(#2〜#7)10−2〜10−7が図2の無線基地局1−2に対応するものとする。
次に、eNB(#1)10−1の構成を説明する。図5に、eNB(#1)10−1の構成例を示す。図5に示されるeNB(#1)10−1は、アンテナ101と、無線部102と、制御部103と、通信IF(Interface)部104と、を備えている。なお、制御部103が図2の制御部1Bに対応し、通信IF部104が図2の通信部1Aに対応するものとする。eNB(#1)10−1は、携帯電話装置等の無線端末であるUE(User Equipment)12から送信された電波信号をアンテナ101で受信した場合、受信した電波信号を無線部102で電気信号に変換する。無線部102で変換した電気信号に対しては、各種通信サービスを行うための処理を制御部103で実行する。その後、ネットワーク制御のコントロールプレーンのデータは通信IF部104を経由してMME20に送信され、ユーザプレーンのユーザデータは通信IF部104を経由してS−GW21/P−GW22に送信される。また、eNB(#1)10−1は、UE12に電波信号を送信する場合には、上記プロセスと逆のプロセスを実行する。また、eNB(#1)10−1は、ハンドオーバ動作等で他のeNB(#2〜#7)10−2〜10−7との通信を実行する場合にも通信IF部104を経由して通信を行う。なお、以降で説明するeNB(#1)10−1の処理のうち主体を特定していない処理は、制御部103が行うものとする。また、eNB(#1)10−1は、制御部103の内部又は外部に不図示のメモリを備えており、以降で説明する、eNB(#1)10−1内で保持する情報は、このメモリに格納されるとする。また、図4では、eNB(#1)10−1の構成を示しているが、他のeNB(#2〜#7)10−2〜10−7の構成も同様であるとする。
なお、本実施形態においては、eNB(#1〜#7)10−1〜10−7のアンテナ101は、無指向性のアンテナであるとする。
以下、本実施形態に係る無線通信システムにおいて、eNB(#1)10−1がリセットを実行するためにセル範囲を狭める(又は送信電力を下げる)場合の動作について、図6を参照して説明する。ここでは、eNB(#1)10−1がセル範囲を狭める(又は送信電力を下げる)前のeNB(#1〜#7)10−1〜10−7のセル配置が、図1に示されるセル配置になっているとする。
eNB(#1)10−1がリセットを実行するためにセル範囲を狭める(又は送信電力を下げる)ことになった場合、eNB(#1)10−1の制御部103は、通信IF部104を経由し、eNB(#1)10−1に隣接しているeNB(#2,#4,#6)10−2,10−4,10−6に対し、送信電力を上げることを指示する指示信号を送信する(ステップA1)。なお、本実施形態においては、ステップA1の指示信号の送信先を、隣接している3台のeNB(#2,#4,#6)10−2,10−4,10−6としたが、特に3台である必要はなく、1台でも良いし、隣接している全てのeNB(#2〜#7)10−2〜10−7でも良い。このとき、送信先として任意数又は所定数(例えば、1台や3台)分のeNBを選択するに際しては、隣接しているeNB(#2〜#7)10−2〜10−7毎に、ハンドオーバ元がeNB(#1)10−1であるハンドオーバでハンドオーバ先となった回数を保持しておき、その回数が多いものから順番に任意数又は所定数分のeNBを選択しても良い。また、ステップA1の指示信号は、送信電力値を最大値に上げることを指示する信号であっても良い。また、ステップA1の指示信号は、具体的な送信電力値を指示する信号であっても良い。この場合の送信電力値は、隣接しているeNB(#2〜#7)10−2〜10−7毎に、そのeNBのセルをオーバラップさせるのに必要な送信電力値を保持しておき、その送信電力値としても良い。また、ステップA1の指示信号は、X2 setup Requestメッセージ、HO(Handover) Requestメッセージ、又はeNB Reconfiguration Updateメッセージに含めて送信しても良いし、新規のメッセージに含めて送信しても良い。
eNB(#2,#4,#6)10−2,10−4,10−6では、通信IF部104を経由し制御部103にて、eNB(#1)10−1からの、送信電力を上げることを指示する指示信号を受信する。eNB(#2,#4,#6)10−2,10−4,10−6では、その指示信号を受信した制御部103が、無線部102を制御して、アンテナ101から送信している電波信号の送信電力を上げる(ステップA2)。本動作により、図7に示されるように、eNB(#2,#4,#6)10−2,10−4,10−6のセルの範囲が全方向に広がり、eNB(#1)10−1のセルと完全にオーバラップする。なお、本実施形態においては、eNB(#2,#4,#6)10−2,10−4,10−6のセルの範囲がeNB(#1)10−1のセルと完全にオーバラップすることは一例であり、一部がオーバラップするだけでも良い。次に、eNB(#2,#4,#6)10−2,10−4,10−6の制御部103は、通信IF部104を経由し、eNB(#1)10−1に対し、送信電力を上げたことを通知する通知信号を送信する(ステップA3)。なお、本実施形態においては、ステップA3の通知信号は、X2 setup Responseメッセージ、HO Request Acknowledgeメッセージ、又はeNB Configuration Update Acknowledgeメッセージに含めて送信しても良いし、新規のメッセージに含めて送信しても良い。
eNB(#1)10−1では、通信IF部104を経由し制御部103にて、eNB(#2,#4,#6)10−2,10−4,10−6からの、送信電力を上げたことを通知する通知信号を受信する。eNB(#1)10−1では、その通知信号を受信した制御部103が、無線部102を制御して、アンテナ101から送信している電波信号の送信電力を徐々に下げる(ステップA4)。eNB(#1)10−1は、呼接続していた全てのUE12が他のeNB(#2,#4,#6)10−2,10−4,10−6のいずれかにハンドオーバしたか、又は送信電力が最小値まで下がった場合に(ステップA5)、制御部103にてリセットが実行される(ステップA6)。なお、本実施形態においては、呼接続していた全てのUE12がハンドオーバすることは一例であり、一部のUE12がハンドオーバした場合にステップA6が行われても良い。リセットが完了した場合(ソフトウェア更新のためのリセットであれば、リセット後のソフトウェア更新までが完了した場合)、eNB(#1)10−1の制御部103が、無線部102を制御して、アンテナ101から送信している電波信号の送信電力を元に戻す(ステップA7)。次に、eNB(#1)10−1の制御部103は、通信IF部104を経由し、eNB(#2,#4,#6)10−2,10−4,10−6に対し、送信電力を下げる(元に戻す)ことを指示する指示信号を送信する(ステップA8)。なお、本実施形態においては、ステップA8の指示信号は、ステップA1の指示信号と同様のメッセージに含めて送信して良い。
eNB(#2,#4,#6)10−2,10−4,10−6では、通信IF部104を経由し制御部103にて、eNB(#1)10−1からの、送信電力を下げる(元に戻す)ことを指示する指示信号を受信する。eNB(#2,#4,#6)10−2,10−4,10−6では、その指示信号を受信した制御部103が、無線部102を制御して、アンテナ101から送信している電波信号の送信電力を下げる(元に戻す)(ステップA9)。本動作により、図1に示されるように、eNB(#2,#4,#6)10−2,10−4,10−6のセル範囲は縮小し、eNB(#1)10−1のセル範囲とオーバラップする部分(斜線部分)とオーバラップしない部分(空白部分)が発生する状態に戻る。
上述したように本実施形態においては、eNB(#1)10−1は、セル範囲を狭める(又は送信電力を下げる)前に、eNB(#1)10−1に隣接するeNB(#2,#4,#6)10−2,10−4,10−6に対し、送信電力を上げることを指示する指示信号を送信する。これにより、eNB(#1)10−1がセル範囲を狭める(又は送信電力を下げる)前に、eNB(#1)10−1のセルとeNB(#2,#4,#6)10−2,10−4,10−6のセルとがオーバラップするエリアを増やすことができる。そのため、eNB(#1)10−1がセル範囲を狭めるために送信電力を下げた場合に、eNB(#2〜#7)10−2〜10−7のいずれにもハンドオーバできないUE12を減らすことができるため、UE12に呼切断が発生してしまうという問題を抑制することができる。
特に図7の例では、eNB(#2,#4,#6)10−2,10−4,10−6のセルがeNB(#1)10−1のセルと完全にオーバラップしており、eNB(#1)10−1のセルの中で隣接eNBのセルとオーバラップしていないエリアを無くすことができる。その結果、UE12が隣接eNBにハンドオーバできずに呼切断が発生してしまうという問題は生じない。
なお、本実施形態においては、ステップA2,A3において、eNB(#1)10−1から指示を受けた、eNB(#2,#4,#6)10−2,10−4,10−6の全てが、送信電力を上げていた。しかし、eNB(#2,#4,#6)10−2,10−4,10−6は、送信電力が既に最大値である場合等は、eNB(#1)10−1からの指示を拒否しても良い。拒否する場合は、ステップA3では、拒否することを通知する通知信号を送信する。この場合の通知信号は、X2 setup Failureメッセージ又はeNB Configuration Update Failureメッセージに含めて送信しても良いし、HO Request Acknowledgeメッセージの拒否に関する情報要素に含めて送信しても良い。
また、本実施形態においては、ステップA3において、eNB(#1)10−1は、上記の拒否を受ける場合がある。そのため、次の構成としても良い。eNB(#1)10−1は、ステップA1で指示信号を送信した時点でタイマを起動する。そして、eNB(#1)10−1は、任意時間又は所定時間内に、eNB(#2,#4,#6)10−2,10−4,10−6の少なくとも1つから送信電力を上げたことを通知する通知信号が受信できた場合はステップA4に進み、その他の場合はステップA1に戻って、隣接している別のeNBに指示信号を送信する。
また、本実施形態においては、eNB(#1)10−1が上記の拒否を受けないようにするため、次の構成としても良い。eNB(#1)10−1は、eNB(#2〜#7)10−2〜10−7の現在の送信電力値を取得し、保持する。そして、eNB(#1)10−1は、ステップA1の指示信号の送信先として任意数又は所定数(例えば、1台や3台)分のeNBを選択するに際しては、現在の送信電力値が低いものから順番に任意数又は所定数分のeNBを選択する。又は、eNB(#1)10−1は、eNB(#2〜#7)10−2〜10−7の最大送信電力値もさらに保持しておき、現在の送信電力値と最大送信電力値との差分が大きいものから順番に任意数又は所定数分のeNBを選択する。
また、本実施形態においては、ステップA1において、eNB(#1)10−1は、送信電力値を徐々に上げるよう指示しても良い。このとき、送信電力値の上げ幅や、送信電力値を上げる周期は、任意に設定して良い。そして、eNB(#1)10−1は、ネットワークリスニング機能により、eNB(#2,#4,#6)10−2,10−4,10−6からの電波信号の受信電力を測定し、受信電力が閾値を超えた時点で、セルがオーバラップしたと判断し、送信電力値を上げるのを停止することを指示する指示信号を送信しても良い。
また、本実施形態においては、ステップA1において、eNB(#1)10−1は、送信電力を上げるタイミング(時刻や、任意時間又は所定時間の経過後等)を指示信号で指示しても良い。
(4)実施形態4
本実施形態は、実施形態2の無線通信システムをLTEの無線通信システムに適用した例である。なお、本実施形態のLTEの無線通信システムのネットワーク構成及びeNB(#1〜#7)10−1〜10−7の構成は、実施形態1と同様である。また、eNB(#1)10−1が図3の無線基地局1−1に対応し、eNB(#2〜#7)10−2〜10−7が図3の無線基地局1−2に対応するものとする。
次に、MME20の構成を説明する。図8に、MME20の構成例を示す。図8に示されるMME20は、制御部201と、通信IF部202と、を備えている。なお、制御部201が図3の制御部2Bに対応し、通信IF部202が図3の通信部2Aに対応するものとする。MME20は、eNB(#1〜#7)10−1〜10−7からネットワーク制御のコントロールプレーンのデータを通信IF部104で受信した場合、受信したデータを基に、各種ネットワーク制御を行うための処理を制御部201で実行する。また、MME20は、eNB(#1〜#7)10−1〜10−7にデータを送信する場合には、上記プロセスと逆のプロセスを実行する。なお、以降で説明するMME20の処理のうち主体を特定していない処理は、制御部201が行うものとする。また、MME20は、制御部201の内部又は外部に不図示のメモリを備えており、以降で説明する、MME20内で保持する情報は、このメモリに格納されるとする。
以下、本実施形態に係る無線通信システムにおいて、eNB(#1)10−1がリセットを実行するためにセル範囲を狭める(又は送信電力を下げる)場合の動作について、図9を参照して説明する。ここでは、eNB(#1)10−1がセル範囲を狭める(又は送信電力を下げる)前のeNB(#1〜#7)10−1〜10−7のセル配置が、図1に示されるセル配置になっているとする。
eNB(#1)10−1がリセットを実行するためにセル範囲を狭める(又は送信電力を下げる)ことになった場合、eNB(#1)10−1の制御部103は、通信IF部104を経由し、MME20に対し、セル範囲を狭める(又は送信電力を下げる)ことを通知する通知信号を送信する(ステップB1)。なお、本実施形態においては、ステップB1の通知信号は、MME Configuration Updateメッセージ、MME Direct Information Transferメッセージ、又はMME Configuraion Transferメッセージに含めて送信しても良いし、新規のメッセージに含めて送信しても良い。
MME20では、通信IF部202を経由し制御部201にて、eNB(#1)10−1からの、セル範囲を狭める(又は送信電力を下げる)ことを通知する通知信号を受信する。MME20では、その通知信号を受信した制御部201が、eNB(#1)10−1に隣接しているeNB(#2,#4,#6)10−2,10−4,10−6に対し、送信電力を上げることを指示する指示信号を送信する(ステップB2)。なお、本実施形態においては、ステップB2の指示信号の送信先を、eNB(#1)10−1に隣接している3台のeNB(#2,#4,#6)10−2,10−4,10−6としたが、特に3台である必要はなく、1台でも良いし、隣接している全てのeNB(#2〜#7)10−2〜10−7でも良い。このとき、送信先として任意数又は所定数(例えば、1台や3台)分のeNBを選択するに際しては、eNB(#1)10−1に隣接しているeNB(#2〜#7)10−2〜10−7毎に、ハンドオーバ元がeNB(#1)10−1であるハンドオーバでハンドオーバ先となった回数を保持しておき、その回数が多いものから順番に任意数又は所定数分のeNBを選択しても良い。また、ステップB2の指示信号は、送信電力値を最大値に上げることを指示する信号であっても良い。また、ステップB2の指示信号は、具体的な送信電力値を指示する信号であっても良い。この場合の送信電力値は、eNB(#1)10−1に隣接しているeNB(#2〜#7)10−2〜10−7毎に、そのeNBのセルをeNB(#1)10−1のセル(#1)10−1aにオーバラップさせるのに必要な送信電力値を保持しておき、その送信電力値としても良い。また、ステップB2の指示信号は、eNB Configuration Updateメッセージ、eNB Direct Information Transferメッセージ、又はeNB Configuraion Transferメッセージに含めて送信しても良いし、新規のメッセージに含めて送信しても良い。
eNB(#2,#4,#6)10−2,10−4,10−6では、通信IF部104を経由し制御部103にて、MME20からの、送信電力を上げることを指示する指示信号を受信する。eNB(#2,#4,#6)10−2,10−4,10−6では、その指示信号を受信した制御部103が、無線部102を制御して、アンテナ101から送信している電波信号の送信電力を上げる(ステップB3)。本動作により、図7に示されるように、eNB(#2,#4,#6)10−2,10−4,10−6のセル範囲が全方向に広がり、eNB(#1)10−1のセル範囲と完全にオーバラップする。なお、本実施形態においては、eNB(#2,#4,#6)10−2,10−4,10−6のセルの範囲がeNB(#1)10−1のセルと完全にオーバラップすることは一例であり、一部がオーバラップするだけでも良い。次に、eNB(#2,#4,#6)10−2,10−4,10−6の制御部103は、通信IF部104を経由し、MME20に対し、送信電力を上げたことを通知する通知信号を送信する(ステップB4)。なお、本実施形態においては、ステップB4の通知信号は、ステップB1の通知信号と同様のメッセージに含めて送信して良い。
MME20では、通信IF部202を経由し制御部201にて、eNB(#2,#4,#6)10−2,10−4,10−6からの、送信電力を上げたことを通知する通知信号を受信する。MME20は、その通知信号を受信した制御部201にて、通信IF部104を経由し、eNB(#1)10−1に対し、セル範囲を狭める(又は送信電力を下げる)ことを許可することを通知する通知信号を送信する(ステップB5)。なお、本実施形態においては、ステップB5の通知信号は、ステップB2の指示信号と同様のメッセージに含めて送信して良い。
eNB(#1)10−1では、通信IF部104を経由し制御部103にて、MME20からの、セル範囲を狭める(又は送信電力を下げる)ことを許可することを通知する通知信号を受信する。eNB(#1)10−1では、その通知信号を受信した制御部103が、無線部102を制御して、アンテナ101から送信している電波信号の送信電力を徐々に下げる(ステップB6)。eNB(#1)10−1は、呼接続していた全てのUE12が他のeNB(#2,#4,#6)10−2,10−4,10−6のいずれかにハンドオーバしたか、又は送信電力が最小値まで下がった場合に(ステップB7)、制御部103にてリセットが実行される(ステップB8)。なお、本実施形態においては、呼接続していた全てのUE12がハンドオーバすることは一例であり、一部のUE12がハンドオーバした場合にステップB8が行われても良い。リセットが完了した場合(ソフトウェア更新のためのリセットであれば、リセット後のソフトウェア更新までが完了した場合)、eNB(#1)10−1の制御部103が、無線部102を制御して、アンテナ101から送信している電波信号の送信電力を元に戻す(ステップB9)。次に、eNB(#1)10−1の制御部103は、通信IF部104を経由し、MME20に対し、セル範囲を元に戻した(又は送信電力を元に戻した)ことを通知する通知信号を送信する(ステップB10)。なお、本実施形態においては、ステップB10の通知信号は、ステップB1の通知信号と同様のメッセージに含めて送信して良い。
MME20では、通信IF部202を経由し制御部201にて、eNB(#1)10−1からの、セル範囲を元に戻した(又は送信電力を元に戻した)ことを通知する通知信号を受信する。MME20では、その通知信号を受信した制御部201が、eNB(#2,#4,#6)10−2,10−4,10−6に対し、送信電力を下げる(元に戻す)ことを指示する指示信号を送信する(ステップB11)。なお、本実施形態においては、ステップB11の指示信号は、ステップB2の指示信号と同様のメッセージに含めて送信して良い。
eNB(#2,#4,#6)10−2,10−4,10−6では、通信IF部104を経由し制御部103にて、MME20からの、送信電力を下げる(元に戻す)ことを指示する指示信号を受信する。eNB(#2,#4,#6)10−2,10−4,10−6では、その指示信号を受信した制御部103が、無線部102を制御して、アンテナ101から送信している電波信号の送信電力を下げる(元に戻す)(ステップB12)。本動作により、図1に示されるように、eNB(#2,#4,#6)10−2,10−4,10−6のセル範囲は縮小し、eNB(#1)10−1のセル範囲とオーバラップする部分(斜線部分)とオーバラップしない部分(空白部分)が発生する状態に戻る。
上述したように本実施形態においては、MME20は、eNB(#1)10−1がセル範囲を狭める(又は送信電力を下げる)前に、eNB(#1)10−1に隣接するeNB(#2,#4,#6)10−2,10−4,10−6に対し、送信電力を上げることを指示する指示信号を送信する。これにより、eNB(#1)10−1がセル範囲を狭める(又は送信電力を下げる)前に、eNB(#1)10−1のセルとeNB(#2,#4,#6)10−2,10−4,10−6のセルとがオーバラップするエリアを増やすことができる。その他の効果は実施形態3と同様である。
なお、本実施形態においては、実施形態3と同様に、eNB(#2,#4,#6)10−2,10−4,10−6は、ステップB2のMME20からの送信電力を上げる指示を拒否しても良い。
また、本実施形態においては、MME20は、上記の拒否を受ける場合があるため、実施形態3と同様に、次の構成としても良い。MME20は、ステップB2で指示信号を送信した時点でタイマを起動する。そして、MME20は、任意時間又は所定時間内に、eNB(#2,#4,#6)10−2,10−4,10−6の少なくとも1つから送信電力を上げたことを通知する通知信号が受信できた場合はステップB5に進み、その他の場合はステップB2に戻って、隣接している別のeNBに指示信号を送信する。
また、本実施形態においては、MME20が上記の拒否を受けないようにするため、実施形態3と同様に、次の構成としても良い。MME20は、eNB(#1〜#7)10−1〜10−7の現在の送信電力値を取得し、保持する。そして、MME20は、ステップB2の指示信号の送信先として任意数又は所定数(例えば、1台や3台)分のeNBを選択するに際しては、eNB(#2〜#7)10−2〜10−7の中から、現在の送信電力値が低いものから順番に任意数又は所定数分のeNBを選択する。又は、MME20は、eNB(#1〜#7)10−1〜10−7の最大送信電力値もさらに保持しておき、eNB(#2〜#7)10−2〜10−7の中から、現在の送信電力値と最大送信電力値との差分が大きいものから順番に任意数又は所定数分のeNBを選択する。
また、本実施形態においては、実施形態3と同様に、MME20は、ステップB2において、送信電力値を徐々に上げるよう指示しても良い。このとき、送信電力値の上げ幅や、送信電力値を上げる周期は、任意に設定して良い。そして、eNB(#1)10−1が、ネットワークリスニング機能により、eNB(#2,#4,#6)10−2,10−4,10−6からの電波信号の受信電力を測定し、受信電力が閾値を超えた時点で、セルがオーバラップしたと判断し、その旨を通知する通知信号をMME20に送信する。そして、MME20は、送信電力値を上げるのを停止することを指示する指示信号をeNB(#2,#4,#6)10−2,10−4,10−6に送信しても良い。
また、本実施形態においては、実施形態3と同様に、MME20は、ステップB2の指示信号で、送信電力を上げるタイミング(時刻や、任意時間又は所定時間の経過後等)を指示しても良い。
(5)実施形態5
本実施形態は、実施形態3と同様に、実施形態1の無線通信システムをLTEの無線通信システムに適用した例である。
ただし、実施形態3は、eNB(#1)10−1に隣接しているeNBの送信電力を上げていた。これに対して、本実施形態は、eNB(#1)10−1に隣接しているeNBの指向性アンテナの向きをeNB(#1)10−1の向きに変更する。そのため、本実施形態は、eNB(#1〜#7)10−1〜10−7のアンテナ101が指向性のアンテナである(本実施形態の以下の記載において、アンテナ101を指向性アンテナ101と称す)。本実施形態は、これ以外の構成は実施形態3と同様である。
以下、本実施形態に係る無線通信システムにおいて、eNB(#1)10−1がリセットを実行するためにセル範囲を狭める(又は送信電力を下げる)場合の動作について、図10を参照して説明する。ここでは、eNB(#1)10−1がセル範囲を狭める(又は送信電力を下げる)前のeNB(#1〜#7)10−1〜10−7のセル配置が、図1に示されるセル配置になっているとする。
eNB(#1)10−1がリセットを実行するためにセル範囲を狭める(又は送信電力を下げる)ことになった場合、eNB(#1)10−1の制御部103は、通信IF部104を経由し、eNB(#1)10−1に隣接しているeNB(#2,#4,#6)10−2,10−4,10−6に対し、eNB(#1)10−1の位置情報を含み、指向性アンテナ101の向きをeNB(#1)10−1の向きに変更することを指示する指示信号を送信する(ステップC1)。なお、本実施形態においては、ステップC1の指示信号の送信先を、隣接している3台のeNB(#2,#4,#6)10−2,10−4,10−6としたが、特に3台である必要はなく、1台でも良いし、隣接している全てのeNB(#2〜#7)10−2〜10−7でも良い。このとき、送信先として任意数又は所定数(例えば、1台や3台)分のeNBを選択するに際しては、隣接しているeNB(#2〜#7)10−2〜10−7毎に、ハンドオーバ元がeNB(#1)10−1であるハンドオーバでハンドオーバ先となった回数を保持しておき、その回数が多いものから順番に任意数又は所定数分のeNBを選択しても良い。また、ステップC1の指示信号は、X2 setup Requestメッセージ、HO Requestメッセージ、又はeNB Reconfiguration Updateメッセージに含めて送信しても良いし、新規のメッセージに含めて送信しても良い。
eNB(#2,#4,#6)10−2,10−4,10−6では、通信IF部104を経由し制御部103にて、eNB(#1)10−1からの、指向性アンテナ101の向きをeNB(#1)10−1の向きに変更することを指示する指示信号を受信する。eNB(#2,#4,#6)10−2,10−4,10−6では、その指示信号を受信した制御部103が、無線部102を制御して、指向性アンテナ101の向きをeNB(#1)10−1の向きに変更する(ステップC2)。本動作により、図11に示されるように、eNB(#2,#4,#6)10−2,10−4,10−6のセルの形が楕円形に変形し、eNB(#1)10−1の向きにセル範囲が広がり、eNB(#1)10−1のセル範囲と完全にオーバラップする。なお、本実施形態においては、eNB(#2,#4,#6)10−2,10−4,10−6のセルの範囲がeNB(#1)10−1のセルと完全にオーバラップすることは一例であり、一部がオーバラップするだけでも良い。次に、eNB(#2,#4,#6)10−2,10−4,10−6の制御部103は、通信IF部104を経由し、eNB(#1)10−1に対し、指向性アンテナ101の向きをeNB(#1)10−1の向きに変更したことを通知する通知信号を送信する(ステップC3)。なお、本実施形態においては、ステップC3の通知信号は、X2 setup Responseメッセージ、HO Request Acknowledgeメッセージ、又はeNB Configuration Update Acknowledgeメッセージに含めて送信しても良いし、新規のメッセージに含めて送信しても良い。
eNB(#1)10−1では、通信IF部104を経由し制御部103にて、eNB(#2,#4,#6)10−2,10−4,10−6からの、指向性アンテナ101の向きをeNB(#1)10−1の向きに変更したことを通知する通知信号を受信する。eNB(#1)10−1では、その通知信号を受信した制御部103が、無線部102を制御して、アンテナ101から送信している電波信号の送信電力を徐々に下げる(ステップC4)。eNB(#1)10−1は、呼接続していた全てのUE12が他のeNB(#2,#4,#6)10−2,10−4,10−6のいずれかにハンドオーバしたか、又は送信電力が最小値まで下がった場合に(ステップC5)、制御部103にてリセットが実行される(ステップC6)。なお、本実施形態においては、呼接続していた全てのUE12がハンドオーバすることは一例であり、一部のUE12がハンドオーバした場合にステップC6が行われても良い。リセットが完了した場合(ソフトウェア更新のためのリセットであれば、リセット後のソフトウェア更新までが完了した場合)、eNB(#1)10−1の制御部103が、無線部102を制御して、アンテナ101から送信している電波信号の送信電力を元に戻す(ステップC7)。次に、eNB(#1)10−1の制御部103は、通信IF部104を経由し、eNB(#2,#4,#6)10−2,10−4,10−6に対し、指向性アンテナ101の向きを元に戻すことを指示する指示信号を送信する(ステップC8)。なお、本実施形態においては、ステップC8の指示信号は、ステップC1の指示信号と同様のメッセージに含めて送信して良い。
eNB(#2,#4,#6)10−2,10−4,10−6では、通信IF部104を経由し制御部103にて、eNB(#1)10−1からの、指向性アンテナ101の向きを元に戻すことを指示する指示信号を受信する。eNB(#2,#4,#6)10−2,10−4,10−6では、その指示信号を受信した制御部103が、無線部102を制御して、指向性アンテナ101の向きを元に戻す(ステップC9)。本動作により、図1に示されるように、eNB(#2,#4,#6)10−2,10−4,10−6のセルの形は元の円形に戻り、eNB(#1)10−1のセル範囲とオーバラップする部分(斜線部分)とオーバラップしない部分(空白部分)が発生する状態に戻る。
上述したように本実施形態においては、eNB(#1)10−1は、セル範囲を狭める(又は送信電力を下げる)前に、eNB(#1)10−1に隣接するeNB(#2,#4,#6)10−2,10−4,10−6に対し、指向性アンテナ101の向きをeNB(#1)10−1の向きに変更することを指示する指示信号を送信する。これにより、eNB(#1)10−1がセル範囲を狭める(又は送信電力を下げる)前に、eNB(#1)10−1のセルとeNB(#2,#4,#6)10−2,10−4,10−6のセルとがオーバラップするエリアを増やすことができる。その他の効果は実施形態3と同様である。
なお、本実施形態においては、eNB(#1)10−1は、ステップC1の指示信号に含めるeNB(#1)10−1の位置情報を、予め登録された緯度・経度情報としても良いし、GPS(Global Positioning System)等を利用して測定した緯度・経度情報としても良い。また、eNB(#1)10−1は、ステップC1の指示信号に含めるeNB(#1)10−1の位置情報を、セル(#1)10−1aのID(identity)としても良い。
また、本実施形態においては、ステップC3,C4において、eNB(#1)10−1から指示を受けた、eNB(#2,#4,#6)10−2,10−4,10−6の全てが、指向性アンテナ101の向きを変更していた。しかし、eNB(#2,#4,#6)10−2,10−4,10−6は、指向性アンテナ101の向きが既にeNB(#1)10−1の向きである場合等は、eNB(#1)10−1からの指示を拒否しても良い。拒否する場合は、ステップC3では、拒否することを通知する通知信号を送信する。この場合の通知信号は、X2 setup Failureメッセージ又はeNB Configuration Update Failureメッセージに含めて送信しても良いし、HO Request Acknowledgeメッセージに拒否に関する情報要素を含めて送信しても良い。
また、本実施形態においては、ステップC3において、eNB(#1)10−1は、上記の拒否を受ける場合がある。そのため、次の構成としても良い。eNB(#1)10−1は、ステップC1で指示信号を送信した時点でタイマを起動する。そして、eNB(#1)10−1は、任意時間又は所定時間内に、eNB(#2,#4,#6)10−2,10−4,10−6の少なくとも1つから、指向性アンテナ101の向きをeNB(#1)10−1の向きに変更したことを通知する通知信号が受信できた場合はステップC4に進み、その他の場合はステップC1に戻って、隣接している別のeNBに指示信号を送信する。
また、本実施形態においては、eNB(#1)10−1が上記の拒否を受けないようにするため、次の構成としても良い。eNB(#1)10−1は、eNB(#2〜#7)10−2〜10−7の現在の指向性アンテナ101の向きを取得し、保持する。そして、eNB(#1)10−1は、ステップC1の指示信号の送信先として任意数又は所定数(例えば、1台や3台)分のeNBを選択するに際しては、現在の指向性アンテナ101の向きとeNB(#1)10−1の向きとの角度差が大きいものから順番に任意数又は所定数分のeNBを選択する。
また、本実施形態においては、ステップC1において、eNB(#1)10−1は、指向性アンテナ101の向きを変更するタイミング(時刻や、任意時間又は所定時間の経過後等)を指示信号で指示しても良い。
(6)実施形態6
本実施形態は、実施形態4と同様に、実施形態2の無線通信システムをLTEの無線通信システムに適用した例である。
ただし、実施形態4は、eNB(#1)10−1に隣接しているeNBの送信電力を上げていた。これに対して、本実施形態は、eNB(#1)10−1に隣接しているeNBの指向性アンテナの向きをeNB(#1)10−1の向きに変更する。そのため、本実施形態は、eNB(#1〜#7)10−1〜10−7のアンテナ101が指向性のアンテナである(本実施形態の以下の記載において、アンテナ101を指向性アンテナ101と称す)。本実施形態は、これ以外の構成は実施形態4と同様である。
以下、本実施形態に係る無線通信システムにおいて、eNB(#1)10−1がリセットを実行するためにセル範囲を狭める(又は送信電力を下げる)場合の動作について、図12を参照して説明する。ここでは、eNB(#1)10−1がセル範囲を狭める(又は送信電力を下げる)前のeNB(#1〜#7)10−1〜10−7のセル配置が、図1に示されるセル配置になっているとする。
eNB(#1)10−1がリセットを実行するためにセル範囲を狭める(又は送信電力を下げる)ことになった場合、eNB(#1)10−1の制御部103は、通信IF部104を経由し、MME20に対し、セル範囲を狭める(又は送信電力を下げる)ことを通知する通知信号を送信する(ステップD1)。なお、本実施形態においては、ステップD1の通知信号は、MME Configuration Updateメッセージ、MME Direct Information Transferメッセージ、又はMME Configuraion Transferメッセージに含めて送信しても良いし、新規のメッセージに含めて送信しても良い。
MME20では、通信IF部202を経由し制御部201にて、eNB(#1)10−1からの、セル範囲を狭める(又は送信電力を下げる)ことを通知する通知信号を受信する。MME20では、その通知信号を受信した制御部201が、eNB(#1)10−1に隣接しているeNB(#2,#4,#6)10−2,10−4,10−6に対し、eNB(#1)10−1の位置情報を含み、指向性アンテナ101の向きをeNB(#1)10−1の向きに変更することを指示する指示信号を送信する(ステップD2)。なお、本実施形態においては、ステップD2の指示信号の送信先を、eNB(#1)10−1に隣接している3台のeNB(#2,#4,#6)10−2,10−4,10−6としたが、特に3台である必要はなく、1台でも良いし、隣接している全てのeNB(#2〜#7)10−2〜10−7でも良い。このとき、送信先として任意数又は所定数(例えば、1台や3台)分のeNBを選択するに際しては、eNB(#1)10−1に隣接しているeNB(#2〜#7)10−2〜10−7毎に、ハンドオーバ元がeNB(#1)10−1であるハンドオーバでハンドオーバ先となった回数を保持しておき、その回数が多いものから順番に任意数又は所定数分のeNBを選択しても良い。また、ステップD2の指示信号は、eNB Configuration Updateメッセージ、eNB Direct Information Transferメッセージ、又はeNB Configuraion Transferメッセージに含めて送信しても良いし、新規のメッセージに含めて送信しても良い。
eNB(#2,#4,#6)10−2,10−4,10−6では、通信IF部104を経由し制御部103にて、MME20からの、指向性アンテナ101の向きをeNB(#1)10−1の向きに変更することを指示する指示信号を受信する。eNB(#2,#4,#6)10−2,10−4,10−6では、その指示信号を受信した制御部103が、無線部102を制御して、指向性アンテナ101の向きをeNB(#1)10−1の向きに変更する(ステップD3)。本動作により、図11に示されるように、eNB(#2,#4,#6)10−2,10−4,10−6のセルの形が楕円形に変形し、eNB(#1)10−1の向きにセル範囲が広がり、eNB(#1)10−1のセル範囲と完全にオーバラップする。なお、本実施形態においては、eNB(#2,#4,#6)10−2,10−4,10−6のセルの範囲がeNB(#1)10−1のセルと完全にオーバラップすることは一例であり、一部がオーバラップするだけでも良い。次に、eNB(#2,#4,#6)10−2,10−4,10−6の制御部103は、通信IF部104を経由し、MME20に対し、指向性アンテナ101の向きをeNB(#1)10−1の向きに変更したことを通知する通知信号を送信する(ステップD4)。なお、本実施形態においては、ステップD4の通知信号は、ステップD1の通知信号と同様のメッセージに含めて送信して良い。
MME20では、通信IF部202を経由し制御部201にて、eNB(#2,#4,#6)10−2,10−4,10−6からの、指向性アンテナ101の向きをeNB(#1)10−1の向きに変更したことを通知する通知信号を受信する。MME20は、その通知信号を受信した制御部201にて、通信IF部104を経由し、eNB(#1)10−1に対し、セル範囲を狭める(又は送信電力を下げる)ことを許可することを通知する通知信号を送信する(ステップD5)。なお、本実施形態においては、ステップD5の通知信号は、ステップD2の指示信号と同様のメッセージに含めて送信して良い。
eNB(#1)10−1では、通信IF部104を経由し制御部103にて、MME20からの、セル範囲を狭める(又は送信電力を下げる)ことを許可することを通知する通知信号を受信する。eNB(#1)10−1では、その通知信号を受信した制御部103が、無線部102を制御して、アンテナ101から送信している電波信号の送信電力を徐々に下げる(ステップD6)。eNB(#1)10−1は、呼接続していた全てのUE12が他のeNB(#2,#4,#6)10−2,10−4,10−6のいずれかにハンドオーバしたか、又は送信電力が最小値まで下がった場合に(ステップD7)、制御部103にてリセットが実行される(ステップD8)。なお、本実施形態においては、呼接続していた全てのUE12がハンドオーバすることは一例であり、一部のUE12がハンドオーバした場合にステップD8が行われても良い。リセットが完了した場合(ソフトウェア更新のためのリセットであれば、リセット後のソフトウェア更新までが完了した場合)、eNB(#1)10−1の制御部103が、無線部102を制御して、アンテナ101から送信している電波信号の送信電力を元に戻す(ステップD9)。次に、eNB(#1)10−1の制御部103は、通信IF部104を経由し、MME20に対し、セル範囲を元に戻した(又は送信電力を元に戻した)ことを通知する通知信号を送信する(ステップD10)。なお、本実施形態においては、ステップD10の通知信号は、ステップD1の通知信号と同様のメッセージに含めて送信して良い。
MME20では、通信IF部202を経由し制御部201にて、eNB(#1)10−1からの、セル範囲を元に戻した(又は送信電力を元に戻した)ことを通知する通知信号を受信する。MME20では、その通知信号を受信した制御部201が、eNB(#2,#4,#6)10−2,10−4,10−6に対し、指向性アンテナ101の向きを元に戻すことを指示する指示信号を送信する(ステップD11)。なお、本実施形態においては、ステップD11の指示信号は、ステップD2の指示信号と同様のメッセージに含めて送信して良い。
eNB(#2,#4,#6)10−2,10−4,10−6では、通信IF部104を経由し制御部103にて、MME20からの、指向性アンテナ101の向きを元に戻すことを指示する指示信号を受信する。eNB(#2,#4,#6)10−2,10−4,10−6では、その指示信号を受信した制御部103が、無線部102を制御して、指向性アンテナ101の向きを元に戻す(ステップD12)。本動作により、図1に示されるように、eNB(#2,#4,#6)10−2,10−4,10−6のセルの形は元の円形に戻り、eNB(#1)10−1のセル範囲とオーバラップする部分(斜線部分)とオーバラップしない部分(空白部分)が発生する状態に戻る。
上述したように本実施形態においては、MME20は、eNB(#1)10−1がセル範囲を狭める(又は送信電力を下げる)前に、eNB(#1)10−1に隣接するeNB(#2,#4,#6)10−2,10−4,10−6に対し、指向性アンテナ101の向きをeNB(#1)10−1の向きに変更することを指示する指示信号を送信する。これにより、eNB(#1)10−1がセル範囲を狭める(又は送信電力を下げる)前に、eNB(#1)10−1のセルとeNB(#2,#4,#6)10−2,10−4,10−6のセルとがオーバラップするエリアを増やすことができる。その他の効果は実施形態3と同様である。
なお、本実施形態においては、実施形態5と同様に、MME20は、ステップD2の指示信号に含めるeNB(#1)10−1の位置情報を、予め登録された緯度・経度情報としても良いし、GPS等を利用して測定した緯度・経度情報としても良い。また、MME20は、ステップD2の指示信号に含めるeNB(#1)10−1の位置情報を、セル(#1)10−1aのIDとしても良い。
また、本実施形態においては、実施形態5と同様に、eNB(#2,#4,#6)10−2,10−4,10−6は、ステップD2のMME20からの指向性アンテナ101の向きを変更する指示を拒否しても良い。
また、本実施形態においては、MME20は、上記の拒否を受けないようにするため、実施形態5と同様に、次の構成としても良い。MME20は、eNB(#1〜#7)10−1〜10−7の現在の指向性アンテナ101の向きを取得し、保持する。そして、MME20は、ステップD2の指示信号の送信先として任意数又は所定数(例えば、1台や3台)分のeNBを選択するに際しては、eNB(#2〜#7)10−2〜10−7の中から、現在の指向性アンテナ101の向きとeNB(#1)10−1の向きとの角度差が大きいものから順番に任意数又は所定数分のeNBを選択する。
また、本実施形態においては、MME20は、上記の拒否を受ける場合があるため、実施形態5と同様に、次の構成としても良い。MME20は、ステップD2で指示信号を送信した時点でタイマを起動する。そして、MME20は、任意時間又は所定時間内に、eNB(#2,#4,#6)10−2,10−4,10−6の少なくとも1つから、指向性アンテナ101の向きをeNB(#1)10−1の向きに変更したことを通知する通知信号が受信できた場合はステップD5に進み、その他の場合はステップD2に戻って、隣接している別のeNBに指示信号を送信する。
また、本実施形態においては、実施形態5と同様に、MME20は、ステップD2の指示信号で、指向性アンテナ101の向きを変更するタイミング(時刻や、任意時間又は所定時間の経過後等)を指示しても良い。
以上、実施の形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記によって限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
例えば、上記実施形態においては、第1の無線基地局の方向にセル範囲を広げることを第2の無線基地局に指示する指示信号を、第1の無線基地局から第2の無線基地局へ直接送信していた。又は、上記の指示信号は、コアネットワーク装置から第2の無線基地局へ送信していた。しかし、これには限定されず、上記の指示信号は、無線端末から第2の無線基地局へ送信しても良い。この場合、第1の無線基地局が、上記の指示信号を無線端末に送信し、これを無線端末が第2の無線基地局に転送しても良い。又は、第1の無線基地局が、セル範囲を狭める(又は送信電力を下げる)ことを通知する通知信号を無線端末に送信し、これを受けた無線端末が、上記の指示信号を第2の無線基地局に送信しても良い。また、上記の指示信号は、O&M(Operation & Maintenance)サーバから第2の無線基地局へ送信しても良い。この場合、第1の無線基地局が、セル範囲を狭める(又は送信電力を下げる)ことを通知する通知信号をO&Mサーバに送信し、これを受けたO&Mサーバが、上記の指示信号を第2の無線基地局に送信しても良い。
また、上記実施形態においては、第1の無線基地局の方向にセル範囲を広げることを第2の無線基地局に指示する指示信号を、第1の無線基地局のリセットのためにセル範囲を狭める(又は送信電力を下げる)前に、第2の無線基地局に送信していた。しかし、上記の指示信号は、別の目的で別のタイミングで送信しても良い。例えば、第1の無線基地局のセル内の無線端末を第2の無線基地局に強制的にハンドオーバさせるためにセル範囲を狭める(又は送信電力を下げる)前に、第2の無線基地局に対して上記の指示信号を送信しても良い。
この出願は、2015年3月2日に出願された日本出願特願2015−040244を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
1−1,1−2 無線基地局
1A 通信部
1B 制御部
2 コアネットワーク装置
2A 通信部
2B 制御部
10−1〜10−7 eNB
101 アンテナ
102 無線部
103 制御部
104 通信IF部
11 X2リンク
110 E−UTRAN
20 MME
201 制御部
202 通信IF部
21 S−GW
22 P−GW
23 S1リンク
210 EPC

Claims (26)

  1. 無線基地局であって
    通信部と、
    前記無線基地局がセル範囲を狭める又は送信電力を下げる前に、前記通信部を経由し、前記無線基地局に隣接する隣接無線基地局に対し、前記隣接無線基地局のセル範囲を前記無線基地局の方向に広げることを指示する指示信号を送信する制御部と、を備える無線基地局。
  2. 前記制御部は、
    前記指示信号において、前記隣接無線基地局の送信電力を上げることを指示する、請求項1に記載の無線基地局。
  3. 前記制御部は、
    前記指示信号において、前記隣接無線基地局の送信電力を最大送信電力値に上げることを指示する、請求項2に記載の無線基地局。
  4. 前記制御部は、
    前記隣接無線基地局のセルを前記無線基地局のセルにオーバラップさせるのに必要な前記隣接無線基地局の送信電力値を保持し、
    前記指示信号において、前記隣接無線基地局の送信電力を前記保持する送信電力値に上げることを指示する、請求項2に記載の無線基地局。
  5. 前記制御部は、
    前記指示信号において、前記隣接無線基地局の送信電力を徐々に上げることを指示し、
    前記隣接無線基地局から受信した電波信号の受信電力を測定し、
    前記測定した受信電力が閾値を超えた場合に、前記通信部を経由し、前記隣接無線基地局に対し、前記隣接無線基地局の送信電力を上げることの停止を指示する停止指示信号を送信する、請求項2に記載の無線基地局。
  6. 前記隣接無線基地局は複数あり、
    前記制御部は、
    前記複数の前記隣接無線基地局の各々の現在の送信電力値を取得して保持し、
    前記複数の前記隣接無線基地局の中から、現在の送信電力値が低い順に任意数又は所定数の前記隣接無線基地局を選択し、選択した前記隣接無線基地局に対し、前記指示信号を送信する、請求項2から5のいずれか1項に記載の無線基地局。
  7. 前記隣接無線基地局は複数あり、
    前記制御部は、
    前記複数の前記隣接無線基地局の各々の最大送信電力値及び現在の送信電力値を取得して保持し、
    前記複数の前記隣接無線基地局の中から、最大送信電力値と現在の送信電力値との差分が大きい順に任意数又は所定数の前記隣接無線基地局を選択し、選択した前記隣接無線基地局に対し、前記指示信号を送信する、請求項2から5のいずれか1項に記載の無線基地局。
  8. 前記制御部は、
    前記指示信号に前記無線基地局の位置情報を含め、
    前記指示信号において、前記隣接無線基地局の指向性アンテナの向きを前記無線基地局の向きに変更することを指示する、請求項1に記載の無線基地局。
  9. 前記隣接無線基地局は複数あり、
    前記制御部は、
    前記複数の前記隣接無線基地局の各々の現在の指向性アンテナの向きを取得して保持し、
    前記複数の前記隣接無線基地局の中から、現在の指向性アンテナの向きと前記無線基地局の向きとの角度差が大きい順に任意数又は所定数の前記隣接無線基地局を選択し、選択した前記隣接無線基地局に対し、前記指示信号を送信する、請求項8に記載の無線基地局。
  10. 前記隣接無線基地局は複数あり、
    前記制御部は、
    前記複数の前記隣接無線基地局毎に、前記無線基地局がハンドオーバ元であるハンドオーバで前記隣接無線基地局がハンドオーバ先になった回数を保持し、
    前記複数の前記隣接無線基地局の中から、前記保持する回数が多い順に任意数又は所定数の前記隣接無線基地局を選択し、選択した前記隣接無線基地局に対し、前記指示信号を送信する、請求項2から5、8のいずれか1項に記載の無線基地局。
  11. 前記無線基地局及び前記隣接無線基地局は、LTE(Long Term Evolution)の無線通信システムを構成するものであり、
    前記制御部は、X2 setup Requestメッセージ、HO(Handover) Requestメッセージ、又はeNB(evolved NodeB) Reconfiguration Updateメッセージを用いて、前記指示信号を送信する、請求項1から10のいずれか1項に記載の無線基地局。
  12. 第1の無線基地局から、前記第1の無線基地局がセル範囲を狭める又は送信電力を下げることを通知する通知信号を受信する通信部と、
    前記第1の無線基地局から前記通知信号を受信した場合、前記通信部を経由し、前記第1の無線基地局に隣接する第2の無線基地局に対し、前記第2の無線基地局のセル範囲を前記第1の無線基地局の方向に広げることを指示する指示信号を送信する制御部と、を備えるコアネットワーク装置。
  13. 前記制御部は、
    前記指示信号において、前記第2の無線基地局の送信電力を上げることを指示する、請求項12に記載のコアネットワーク装置。
  14. 前記制御部は、
    前記指示信号において、前記第2の無線基地局の送信電力を最大送信電力値に上げることを指示する、請求項13に記載のコアネットワーク装置。
  15. 前記制御部は、
    前記第2の無線基地局のセルを前記第1の無線基地局のセルにオーバラップさせるのに必要な前記第2の無線基地局の送信電力値を保持し、
    前記指示信号において、前記第2の無線基地局の送信電力を前記保持する送信電力値に上げることを指示する、請求項13に記載のコアネットワーク装置。
  16. 前記制御部は、
    前記指示信号において、前記第2の無線基地局の送信電力を徐々に上げることを指示し、
    前記第1の無線基地局が前記第2の無線基地局から受信した電波信号について測定した受信電力が、閾値を超えた場合に、前記通信部を経由し、前記第2の無線基地局に対し、前記第2の無線基地局の送信電力を上げることの停止を指示する停止指示信号を送信する、請求項13に記載のコアネットワーク装置。
  17. 前記第2の無線基地局は複数あり、
    前記制御部は、
    前記複数の前記第2の無線基地局の各々の現在の送信電力値を取得して保持し、
    前記複数の前記第2の無線基地局の中から、現在の送信電力値が低い順に任意数又は所定数の前記第2の無線基地局を選択し、選択した前記第2の無線基地局に対し、前記指示信号を送信する、請求項13から16のいずれか1項に記載のコアネットワーク装置。
  18. 前記第2の無線基地局は複数あり、
    前記制御部は、
    前記複数の前記第2の無線基地局の各々の最大送信電力値及び現在の送信電力値を取得して保持し、
    前記複数の前記第2の無線基地局の中から、最大送信電力値と現在の送信電力値との差分が大きい順に任意数又は所定数の前記第2の無線基地局を選択し、選択した前記第2の無線基地局に対し、前記指示信号を送信する、請求項13から16のいずれか1項に記載のコアネットワーク装置。
  19. 前記制御部は、
    前記指示信号に前記第1の無線基地局の位置情報を含め、
    前記指示信号において、前記第2の無線基地局の指向性アンテナの向きを前記第1の無線基地局の向きに変更することを指示する、請求項12に記載のコアネットワーク装置。
  20. 前記第2の無線基地局は複数あり、
    前記制御部は、
    前記複数の前記第2の無線基地局の各々の現在の指向性アンテナの向きを取得して保持し、
    前記複数の前記第2の無線基地局の中から、現在の指向性アンテナの向きと前記第1の無線基地局の向きとの角度差が大きい順に任意数又は所定数の前記第2の無線基地局を選択し、選択した前記第2の無線基地局に対し、前記指示信号を送信する、請求項19に記載のコアネットワーク装置。
  21. 前記第2の無線基地局は複数あり、
    前記制御部は、
    前記複数の前記第2の無線基地局毎に、前記第1の無線基地局がハンドオーバ元であるハンドオーバで前記第2の無線基地局がハンドオーバ先になった回数を保持し、
    前記複数の前記第2の無線基地局の中から、前記保持する回数が多い順に任意数又は所定数の前記第2の無線基地局を選択し、選択した前記第2の無線基地局に対し、前記指示信号を送信する、請求項13から16、19のいずれか1項に記載のコアネットワーク装置。
  22. 前記コアネットワーク装置、前記第1の無線基地局、及び前記第2の無線基地局は、LTE(Long Term Evolution)の無線通信システムを構成するものであり、
    前記制御部は、eNB(evolved NodeB) Configuration Updateメッセージ、eNB Direct Information Transferメッセージ、又はeNB Configuraion Transferメッセージを用いて、前記指示信号を送信する、請求項12から21のいずれか1項に記載のコアネットワーク装置。
  23. 第1の無線基地局と、
    前記第1の無線基地局に隣接する第2の無線基地局と、を備え、
    前記第1の無線基地局は、
    前記第1の無線基地局がセル範囲を狭める又は送信電力を下げる前に、前記第2の無線基地局に対し、前記第2の無線基地局のセル範囲を前記第1の無線基地局の方向に広げることを指示する指示信号を送信する、無線通信システム。
  24. 第1の無線基地局と、
    前記第1の無線基地局に隣接する第2の無線基地局と、
    コアネットワーク装置と、を備え、
    前記第1の無線基地局は、
    前記第1の無線基地局がセル範囲を狭める又は送信電力を下げる前に、前記コアネットワーク装置に対し、前記第1の無線基地局がセル範囲を狭める又は送信電力を下げることを通知する通知信号を送信し、
    前記コアネットワーク装置は、
    前記第1の無線基地局から前記通知信号を受信した場合、前記第2の無線基地局に対し、前記第2の無線基地局のセル範囲を前記第1の無線基地局の方向に広げることを指示する指示信号を送信する、無線通信システム。
  25. 無線基地局による無線通信方法であって、
    前記無線基地局がセル範囲を狭める又は送信電力を下げる前に、前記無線基地局に隣接する隣接無線基地局に対し、前記隣接無線基地局のセル範囲を前記無線基地局の方向に広げることを指示する指示信号を送信する、無線通信方法。
  26. コアネットワーク装置による無線通信方法であって、
    第1の無線基地局から、前記第1の無線基地局がセル範囲を狭める又は送信電力を下げることを通知する通知信号を受信し、
    前記第1の無線基地局から前記通知信号を受信した場合、前記第1の無線基地局に隣接する第2の無線基地局に対し、前記第2の無線基地局のセル範囲を前記第1の無線基地局の方向に広げることを指示する指示信号を送信する、無線通信方法。
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