JP5062255B2 - 移動局装置およびセル選択方法 - Google Patents

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Description

本発明は、移動局装置およびセル選択方法に関するものである。
近時、携帯電話等の移動体通信システムでは、より高速なデータ通信仕様の一つとして、LTE(Long Term Evolution)が検討されている。このLTEは、W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)方式による第3世代携帯電話(3G)を拡張した通信方式の一つであり、標準化団体である3GPP(3rd Generation Partnership Project)において標準化が進められている(例えば、非特許文献1参照。)。
LTEでは、移動局は、消費電力の削減を図るため、待ち受け中だけでなく、通信中においても、基地局からの信号を間欠受信(DRX:Discontinuous Receiving for Power Saving)する。この間欠受信期間中、移動局は、定期的にスケジューリングチャネルを受信して、自分宛の送信の有無を確認する。また、移動局は、上りリンクの同期を維持するため、定期的に基地局へ上り送信を行う(DTX:Discontinuous Transmission)。
また、IP(Internet Protocol)通信を実現するネットワーク構成方法において、複数種類の無線基地局の通信エリアが階層をなすことを特徴とするネットワーク構成方法の提案がある。さらに、種類が異なる複数の無線デバイスを搭載している無線端末が1以上の無線デバイスを休止状態に設定する場合、各無線デバイスに対応する無線基地局の中でも最も通信エリアが広い無線基地局の識別子を含む経路登録パケットを根幹ルータに送信することを特徴とするネットワーク構成方法の提案がある(例えば、特許文献1参照。)。
特開2004−304280号公報([請求項2]、[請求項5])
「スリージーピーピー・ティーアール・25.913・V7.3.0(2006−03)(3GPP TR 25.913 V7.3.0(2006−03))」、サード・ジェネレーション・パートナーシップ・プロジェクト(3rd Generation Partnership Project)、p.1−18
しかしながら、基地局との通信中でも間欠送受信を行う場合、ハンドオーバを行う際に次のような問題が生じることがある。移動局と基地局とが通信を行っている間に、受信と受信の間の期間、すなわち移動局が受信を行っていない期間に移動局がセル間を移動すると、移動局が受信品質の劣化を次の受信のタイミングで知ることになる。そのため、移動局がセルの境界をまたいだタイミングから相当遅れて、移動局の接続先となる基地局が切り替わることになり、通信が途切れるおそれがある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ハンドオーバ時に通信の途切れが発生するのを抑制することができる移動局装置およびセル選択方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、以下の特徴を有する。第1の発明にかかる移動局装置は、相対的に範囲が広い第1セル群と、相対的に範囲が狭い第2セル群とを構成する複数の基地局を備えた移動通信システムにおいて用いられる。移動局装置は、複数の基地局のいずれかの基地局から送信された信号を受信し、受信した信号に基づいて間欠受信の周期を判定し、判定した間欠受信の周期に基づいて、第1セル群又は第2セル群のいずれかの選択を行い、選択されたセル群に属する基地局から送信される信号を間欠受信するように受信制御する。第2の発明にかかる移動局装置は、基地局から送信された信号を受信し、受信した信号に基づいて間欠受信の周期を判定し、判定した間欠受信の周期を閾値と比較し、比較の結果、間欠受信の周期の方が長いときにハンドオーバ閾値を小さくし、間欠受信の周期が短いときにハンドオーバ閾値を大きくする。
第1の発明によれば、間欠受信の周期が長いときにセルが広くなるので、移動局がセルの境界をまたいで隣接するセルへ移動することが起こり難くなる。従って、ハンドオーバ時に通信が途切れることが殆ど起こらなくなる。一方、間欠受信の周期が短いときには、セルが狭くなるので、周波数の利用効率が高くなる。
また、第2の発明によれば、間欠受信の周期が長いときにハンドオーバ閾値が小さくなることによって、移動局は、より低い受信レベルまで受信可能となる。これにより、セルが広くなったのと同じような効果を得ることができるので、ハンドオーバ時の通信の途切れが殆ど起こらなくなる。一方、間欠受信の周期が短いときには、ハンドオーバ閾値が大きくなることによって、移動局は、より高い受信レベルまでしか受信できなくなる。これにより、セルが狭くなったのと同じような効果を得ることができ、周波数の利用効率が高くなる。
本発明にかかる移動局装置およびセル選択方法は、ハンドオーバ時に通信の途切れが発生するのを抑制することができるという効果を奏する。
この発明の実施の形態にかかるセル選択方法の概念を示す図である。 この発明の実施例1にかかるセル選択方法を説明する図である。 この発明の実施例1にかかる移動局装置の構成を示す図である。 この発明の実施例1にかかる移動局装置の動作を説明する図である。 この発明の実施例1にかかる移動局装置によるセル選択シーケンスを説明する図である。 この発明の実施例2にかかる移動局装置の構成を示す図である。 この発明の実施例2にかかる移動局装置の動作を説明する図である。 この発明の実施例2にかかる移動局装置によるセル選択シーケンスを説明する図である。
以下に、本発明にかかる移動局装置およびセル選択方法の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。尚、ここでは、LTEに従った移動通信システムに適用する場合を1例として挙げて説明する。
まず、この発明の実施の形態にかかるセル選択方法について説明する。実施の形態では、移動局が基地局との間で間欠送受信を行う移動体通信システムにおいて、移動局が接続する基地局のセルの広さを、間欠送受信の周期に基づいた広さとする。間欠送受信状態のとき、移動局は、基地局との間で、一定の周期で間欠的に送信および受信を行う。
図1は、この発明の実施の形態にかかるセル選択方法を示す図である。図1に示すように、まず、移動局は、間欠送受信の周期を取得する(ステップS1)。間欠送受信の周期は、基地局またはネットワークから移動局に通知される。次いで、移動局は、取得した間欠送受信の周期を、予め設定されている閾値と比較し、間欠送受信の周期がその閾値よりも大きいか否かを判断する(ステップS2)。
間欠送受信の周期の方が大きい場合には(ステップS2:Yes)、広いセル(大セル)を選択し(ステップS3)、そうでない場合には(ステップS2:No)、狭いセル(小セル)を選択する(ステップS4)。ここで、ステップS3の大セルの選択またはステップS4の小セルの選択を行うに当たって、次のようにすればよい。広さの異なる複数のセルが階層化されて配置されている場合には、ステップS3で通信可能範囲の広いマクロセルを選択し、ステップS4で通信可能範囲の狭いマイクロセルを選択する(後述する実施例1)。尚、広いセル、狭いセルは、各セルに対応して送信する信号の周波数(サブキャリア含む)を異ならせるたり、異なる拡散符合を割り当てること等で分離することができる。各セルは、異なる基地局により構成することが望ましい。
あるいは、セル構造が階層化されているか否かにかかわらず、ステップS3で移動局のハンドオーバ閾値を小さくし、ステップS4で移動局のハンドオーバ閾値を大きくする(後述する実施例2)ようにしてもよい。ハンドオーバ閾値が小さくなると、移動局の通信可能範囲が広くなるので、セルを広くしたのと同じような効果を得ることができる。反対に、ハンドオーバ閾値が大きくなると、移動局の通信可能範囲が狭くなるので、セルを狭くしたのと同じような効果を得ることができる。
図2は、この発明の実施例1にかかるセル選択方法を説明する図である。図2に示すように、実施例1では、セル構造が、マクロセル1とマイクロセル2,3,4を階層化した構造となっている(破線で示す)。このような階層化したセル構造では、同一の位置が、広さが異なる複数のセルに含まれている。通常、このようなセル構造において、移動局の移動速度や移動局が受けるサービスなどに応じて、適当な広さのセルが選択される。図2の左側の図では、マクロセル1が選択されており、同図右側の図では、マイクロセル2が選択されている。
図3は、この発明の実施例1にかかる移動局装置の構成を示す図である。図3に示すように、実施例1の移動局装置は、アンテナ11、受信機12、送信機13、間欠送受信周期判定部14、セル設定部15、制御部16およびデータ処理部17を備えている。受信機12は、図示しない基地局から送られてくる信号をアンテナ11を介して間欠受信する。受信機12は、基地局(ネットワーク)から、間欠送受信の周期を通知する信号を受信する。
送信機13は、基地局へ信号を間欠送信する。間欠送受信状態において、送受信を行わない期間では、受信機12および送信機13は停止している。間欠送受信周期判定部14は、受信機12で受信した間欠送受信の周期を通知する信号に基づいて、間欠送受信の周期を判定する。セル設定部15は、間欠送受信周期判定部14により判定された間欠送受信の周期と、予め設定されている閾値とを比較し、間欠送受信の周期が閾値よりも長いか短いかを判断する。尚、閾値は、基地局から送信し、移動局装置がこれを受信して設定することとしてもよい。その際、報知情報として閾値を送信することもできる。
そして、セル設定部15は、間欠送受信の周期が長いときにマクロセルの階層に属する基地局を選択(マクロセル1の基地局を1つ選択)し、間欠送受信の周期が短いときに、マイクロセルの階層に属する基地局のうち、移動局が存在するマイクロセル(2,3又は4)の基地局を選択する。そして、セル設定部15は、現在のセルとは階層が異なるセルを選択する場合には、送信機13からアンテナ11を介して基地局へ階層間のハンドオーバリクエストを出力する(制御部16に当該リクエストの送信を依頼してもよい)。一方、セル設定部15は、階層を同じくするセル間の移動の場合は、階層間のハンドオーバリクエストを出力しない。
尚、セル設定部15は、選択した基地局との間で間欠送受信を行うように、受信機12、送信器13に必要な設定を行う。
基地局又はその上位装置は、移動局装置からの階層間のハンドオーバリクエストを受信し、移動局装置が、いずれの階層に属しているかを管理、記憶する管理部を備え、移動局装置との間で行う間欠送受信は、その管理部において管理している内容に基いて実行する。即ち、階層間のハンドーバリクエストによりマクロセル1へのハンオーバが要求された場合は、それを移動局装置に許可し、一方、管理部におけるこの移動局装置の管理状態をマクロセル1に更新する。
尚、マイクロセル、マクロセル間における移動を検出した場合には、制御部16は、同一階層間のハンドオーバリクエストを行う。
制御部16は、受信信号の受信レベルに基づいて通常のハンドオーバ(同一階層間のハンドオーバ)などの制御を行うとともに、全体の制御を司る。データ処理部17は、受信信号の復調や復号処理、送信データの符号化や変調処理、およびその他のデータ処理を行う。
図4は、この発明の実施例1にかかる移動局装置の動作を説明する図である。図4に示すように、セルの選択処理が開始されると、まず、間欠送受信周期判定部14は、アンテナ11および受信機12を介して、基地局またはネットワークから通知される間欠送受信の周期を取得する(ステップS11)。そして、間欠送受信周期判定部14は、取得した間欠送受信の周期を、予め設定されている閾値と比較し、間欠送受信の周期がその閾値よりも大きいか否かを判断し(ステップS12)、どちらが大きいかをセル設定部15に通知する。
セル設定部15は、間欠送受信の周期の方が大きい場合には(ステップS12:Yes)、マクロセルを選択して(ステップS13)、セルの選択処理を終了する。一方、間欠送受信の周期の方が大きくない場合には(ステップS12:No)、その時点で移動局装置が存在するマイクロセルを選択して(ステップS14)、セルの選択処理を終了する。
図5は、この発明の実施例1にかかる移動局装置によるセル選択シーケンスを説明する図である。ここでは、移動局装置がマクロセルにいるとする。図5に示すように、マクロセルの基地局は、移動局装置に間欠送受信の周期を通知する(ステップS21)。その通知を受け取ると、移動局装置は、図4に示すセルの選択処理(ステップS11〜ステップS14)を行う。その結果、マイクロセルを選択すると、移動局装置は、その選択したマイクロセルの基地局へ階層間のハンドオーバリクエストを送る(ステップS22)。マイクロセルの基地局は、そのハンドオーバリクエストに応答してハンドオーバOKを返す(ステップS23)。これによって、マクロセルからマイクロセルへのハンドオーバが完了する。
また、移動局装置は、マイクロセルの基地局から間欠送受信の周期の通知を受け取ると(ステップS24)、図4に示すセルの選択処理(ステップS11〜ステップS14)を行う。その結果、マクロセルを選択すると、移動局装置は、マクロセルの基地局へ階層間のハンドオーバリクエストを送る(ステップS25)。マクロセルの基地局は、そのハンドオーバリクエストに応答してハンドオーバOKを返す(ステップS26)。これによって、マイクロセルからマクロセルへのハンドオーバが完了する。
実施例1によれば、間欠送受信の周期が長いときにセルが広くなるので、移動局がセルの境界をまたいで隣接するセルへ移動することが起こり難くなる。従って、ハンドオーバ時に通信が途切れるのを抑制することができる。また、間欠送受信の周期が短いときには、セルが狭くなるので、周波数の利用効率が高くなる。
図6は、この発明の実施例2にかかる移動局装置の構成を示す図である。図6に示すように、実施例2は、間欠送受信の周期に応じてマクロセルとマイクロセルを切り替えるのではなく、間欠送受信の周期に応じて移動局装置のハンドオーバ閾値を変化させることによって、移動局が存在するセルの広さを実質的に変化させるようにしたものである。従って、実施例2の移動局装置は、実施例マクロセル1のセル設定部15の代わりに、ハンドオーバ閾値設定部21を備えている。なお、実施例1と同様の構成については、実施例1と同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
ハンドオーバ閾値設定部21は、間欠送受信周期判定部14により判定された間欠送受信の周期と、予め設定されている閾値とを比較し、間欠送受信の周期が閾値よりも長いか短いかを判断する。そして、ハンドオーバ閾値設定部21は、間欠送受信の周期が長いときにハンドオーバ閾値を小さくし、間欠送受信の周期が短いときにハンドオーバ閾値を大きくする。その際、ハンドオーバ閾値設定部21は、ハンドオーバ閾値を段階的に変化させてもよいし、連続的に変化させてもよい。
制御部16は、ハンドオーバ閾値設定部21により設定されたハンドオーバ閾値と、受信機12で受信した信号の受信レベルを比較する。その結果、ハンドオーバ閾値が受信レベルを超える場合には、ハンドオーバ閾値設定部21は、ハンドオーバが必要であると判断し、送信機13からアンテナ11を介して基地局へハンドオーバリクエストを出力する。一方、ハンドオーバ閾値が受信レベルを超えない場合には、ハンドオーバ閾値設定部21は、ハンドオーバが必要でないと判断し、ハンドオーバリクエストを出力しない。
図7は、この発明の実施例2にかかる移動局装置の動作を説明する図である。図7に示すように、ハンドオーバ閾値の設定処理が開始されると、まず、間欠送受信周期判定部14は、アンテナ11および受信機12を介して、基地局またはネットワークから通知される間欠送受信の周期を取得する(ステップS31)。そして、間欠送受信周期判定部14は、取得した間欠送受信の周期を、予め設定されている閾値と比較し、間欠送受信の周期がその閾値よりも大きいか否かを判断し(ステップS32)、どちらが大きいかをハンドオーバ閾値設定部21に通知する。
ハンドオーバ閾値設定部21は、間欠送受信の周期の方が大きい場合には(ステップS32:Yes)、ハンドオーバ閾値を小さくして(ステップS33)、ハンドオーバ閾値の設定処理を終了する。一方、間欠送受信の周期の方が大きくない場合には(ステップS32:No)、ハンドオーバ閾値を大きくして(ステップS34)、ハンドオーバ閾値の設定処理を終了する。
図8は、この発明の実施例2にかかる移動局装置によるセル選択シーケンスを説明する図である。図8に示すように、基地局Aは、移動局装置に間欠送受信の周期を通知する(ステップS41)。その通知を受け取ると、移動局装置は、図7に示すハンドオーバ閾値の設定処理(ステップS31〜ステップS34)を行う。その結果、ハンドオーバ閾値が現在の受信レベルよりも大きくなると、移動局装置は、受信レベルがより大きい別の基地局Bへのハンドオーバが必要であると判断して、基地局Bへハンドオーバリクエストを送る(ステップS42)。
基地局Bは、そのハンドオーバリクエストに応答してハンドオーバOKを返す(ステップS43)。これによって、ハンドオーバが完了する。なお、ハンドオーバ閾値の設定処理(ステップS31〜ステップS34)を行った結果、ハンドオーバ閾値が現在の受信レベルを超えない場合には、ハンドオーバをする必要がないので、移動局装置は、ハンドオーバリクエストを出力しない。
実施例2によれば、間欠送受信の周期が長いときには、ハンドオーバ閾値が小さくなるので、移動局は、より低い受信レベルまで受信可能となる。これにより、セルが広くなったのと同じような効果を得ることができる。移動局がセルの境界をまたいで隣接するセルへ移動することが起こり難くなる。従って、ハンドオーバ時に通信が途切れるのを抑制することができる。また、間欠送受信の周期が短いときには、ハンドオーバ閾値が大きくなるので、移動局は、より高い受信レベルまでしか受信できなくなる。これにより、セルが狭くなったのと同じような効果を得ることができ、周波数の利用効率が高くなる。
上述した実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)相対的に範囲が広い第1セル群と、相対的に範囲が狭い第2セル群とを構成する複数の基地局を備えた移動通信システムで用いられる移動局装置において、
前記複数の基地局のいずれかの基地局から送信された信号を受信する受信機と、
前記受信機で受信した信号に基づいて間欠受信の周期を判定する判定部と、
前記判定部により判定された間欠受信の周期に基づいて、前記第1セル群又は前記第2セル群のいずれかの選択を行い、選択されたセル群に属する基地局から送信される信号を間欠受信するように前記受信機を設定する設定部と、
を備えることを特徴とする移動局装置。
(付記2)前記設定部は、間欠受信の周期が長い場合に前記第1セル群に属する基地局を選択し、前記間欠受信の周期が短い場合に前記第2セル群に属する基地局を選択することを特徴とする付記1に記載の移動局装置。
(付記3)前記設定部は、間欠受信の周期を閾値と比較することによって、間欠受信の周期が長いか短いかを判断することを特徴とする付記2に記載の移動局装置。
(付記4)前記設定部は、前記第1セル群と前記第2セル群との間での選択する群を変更する場合に階層間のハンドオーバリクエストを送信機から送信させることを特徴とする付記2に記載の移動局装置。
(付記5)基地局から送信された信号を受信する受信機と、
前記受信機で受信した信号に基づいて間欠受信の周期を判定する判定部と、
前記判定部により判定された間欠受信の周期に基づいてハンドオーバ閾値の設定を行うハンドオーバ閾値設定部と、
を備えることを特徴とする移動局装置。
(付記6)前記ハンドオーバ閾値設定部は、間欠受信の周期が長いときにハンドオーバ閾値を小さく設定し、前記間欠受信の周期が短いときにハンドオーバ閾値を大きく設定することを特徴とする付記5に記載の移動局装置。
(付記7)前記ハンドオーバ閾値設定部は、間欠受信の周期に応じてハンドオーバ閾値を連続的に変化させることを特徴とする付記6に記載の移動局装置。
(付記8)前記ハンドオーバ閾値設定部は、間欠受信の周期を閾値と比較することによって、間欠受信の周期が長いか短いかを判断することを特徴とする付記7に記載の移動局装置。
(付記9)前記ハンドオーバ閾値設定部により設定されたハンドオーバ閾値と、前記受信機で受信した信号の受信レベルを比較して、ハンドオーバが必要であるか否かを判断する制御部、をさらに備え、
前記制御部は、前記ハンドオーバ閾値設定部により設定されたハンドオーバ閾値が受信レベルを超える場合、前記送信機を介してハンドオーバリクエストを出力することを特徴とする付記6に記載の移動局装置。
(付記10)相対的に範囲が広い第1セル群と、相対的に範囲が狭い第2セル群とを構成する複数の基地局を備えた移動通信システムで用いられる移動局装置におけるセル選択方法において、
前記複数の基地局のいずれかの基地局から送信された信号を受信し、
受信した信号に基づいて間欠受信の周期を判定し、
判定した間欠受信の周期に基づいて、前記第1セル群又は前記第2セル群のいずれかの選択を行い、選択されたセル群に属する基地局から送信される信号を間欠受信するように受信制御する、
ことを特徴とするセル選択方法。
(付記11)前記第1セル群と前記第2セル群との間での選択する群を変更する場合にセル群を変更するハンドオーバリクエストを送信する、
ことを特徴とする付記10に記載のセル選択方法。
(付記12)基地局から送信された信号を受信し、受信した該信号に基づいて間欠受信の周期を判定する判定ステップと、
前記判定ステップで得た間欠受信の周期を閾値と比較する比較ステップと、
前記比較ステップでの比較の結果、間欠受信の周期の方が長いときにハンドオーバ閾値を小さくし、前記間欠受信の周期が短いときにハンドオーバ閾値を大きくする設定ステップと、
を含むことを特徴とするセル選択方法。
(付記13)前記設定ステップで設定されたハンドオーバ閾値が、間欠受信した信号の受信レベルを超える場合、ハンドオーバリクエストを出力することを特徴とする付記12に記載のセル選択方法。
以上のように、本発明にかかる移動局装置およびセル選択方法は、基地局と移動局が間欠送受信を行う移動体通信システムに有用であり、特に、携帯電話システムにおける3GPPのLTEに適している。
1 マクロセル
2,3,4 マイクロセル
12 受信機
13 送信機
14 間欠送受信周期判定部
15 セル設定部
16 制御部
21 ハンドオーバ閾値設定部

Claims (10)

  1. 相対的に範囲が広い第1セル群と、相対的に範囲が狭い第2セル群とを構成する複数の基地局を備えた移動通信システムで用いられる移動局装置において、
    前記複数の基地局のいずれかの基地局から送信された信号を受信する受信機と、
    前記受信機で受信した間欠受信の周期を通知する信号に基づいて前記間欠受信の周期を判定する判定部と、
    前記判定部により判定された間欠受信の周期に基づいて、前記第1セル群又は前記第2セル群のいずれかの選択を行い、選択されたセル群に属する基地局から送信される信号を間欠受信するように前記受信機を設定する設定部と、
    を備えることを特徴とする移動局装置。
  2. 前記設定部は、間欠受信の周期が長い場合に前記第1セル群に属する基地局を選択し、前記間欠受信の周期が短い場合に前記第2セル群に属する基地局を選択することを特徴とする請求項1に記載の移動局装置。
  3. 前記設定部は、間欠受信の周期を閾値と比較することによって、間欠受信の周期が長いか短いかを判断することを特徴とする請求項2に記載の移動局装置。
  4. 基地局から送信された信号を受信する受信機と、
    前記受信機で受信した間欠受信の周期を通知する信号に基づいて前記間欠受信の周期を判定する判定部と、
    前記判定部により判定された間欠受信の周期に基づいてハンドオーバ閾値の設定を行うハンドオーバ閾値設定部と、
    前記ハンドオーバ閾値設定部により設定されたハンドオーバ閾値と、前記受信機で受信した信号の受信レベルと、の比較結果に基づいてハンドオーバの実行の有無を制御する制御部と、
    を備えることを特徴とする移動局装置。
  5. 前記ハンドオーバ閾値設定部は、間欠受信の周期が長いときにハンドオーバ閾値を小さく設定し、前記間欠受信の周期が短いときにハンドオーバ閾値を大きく設定することを特徴とする請求項4に記載の移動局装置。
  6. 前記ハンドオーバ閾値設定部は、間欠受信の周期に応じてハンドオーバ閾値を連続的に変化させることを特徴とする請求項5に記載の移動局装置。
  7. 前記ハンドオーバ閾値設定部は、間欠受信の周期を閾値と比較することによって、間欠受信の周期が長いか短いかを判断することを特徴とする請求項6に記載の移動局装置。
  8. 相対的に範囲が広い第1セル群と、相対的に範囲が狭い第2セル群とを構成する複数の基地局を備えた移動通信システムで用いられる移動局装置におけるセル選択方法において、
    前記複数の基地局のいずれかの基地局から送信された信号を受信し、
    受信した間欠受信の周期を通知する信号に基づいて前記間欠受信の周期を判定し、
    判定した間欠受信の周期に基づいて、前記第1セル群又は前記第2セル群のいずれかの選択を行い、選択されたセル群に属する基地局から送信される信号を間欠受信するように受信制御する、ことを特徴とするセル選択方法。
  9. 前記第1セル群と前記第2セル群との間での選択する群を変更する場合にセル群を変更するハンドオーバリクエストを送信する、ことを特徴とする請求項8に記載のセル選択方法。
  10. 基地局から送信された信号を受信し、受信した間欠受信の周期を通知する該信号に基づいて前記間欠受信の周期を判定する判定ステップと、
    前記判定ステップで得た間欠受信の周期を閾値と比較する比較ステップと、
    前記比較ステップでの比較の結果、間欠受信の周期の方が長いときにハンドオーバ閾値を小さくし、前記間欠受信の周期が短いときにハンドオーバ閾値を大きくする設定ステップと、
    前記設定ステップにより設定されたハンドオーバ閾値と、基地局からの信号の受信レベルと、の比較結果に基づいてハンドオーバの実行の有無を制御する制御ステップと、
    を含むことを特徴とするセル選択方法。
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