JP2012532555A - 移動無線接続システムにおけるフェムト基地局の動作方法 - Google Patents

移動無線接続システムにおけるフェムト基地局の動作方法 Download PDF

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Abstract

フェムト基地局の動作方法が提供される。前記方法は、前記フェムト基地局が活性化される状態の有効区間(Available Interval;AI)の長さ情報(length information)と、前記フェムト基地局が非活性化される状態の非有効区間(Unavailable Interval;UAI)の長さ情報とを含む第1低任務運営(Low Duty Operation;LDO)パターン関連情報を端末に伝送するステップと、前記AIおよび前記UAIのシーケンス(sequence)である第1LDOサイクル(cycle)が繰り返されて形成される前記第1LDOパターン(pattern)に基づいて動作するステップとを含み、前記第1LDOパターン関連情報は、前記第1LDOサイクルの開始時点を誘導する情報であるスーパーフレームオフセット(superframe offset)をさらに含むことを特徴とする。

Description

本発明は、無線通信に関し、より詳細には、フェムト基地局の動作方法を提供することである。
次世代無線インタフェース標準を定めるIEEE802.16Task GroupおよびIEEE802.16基盤の広帯域無線接続システムのためのサービスおよびネットワーク規格を提供する非営利団体のWiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)フォーラムでは、システムの効率の増大および室内(indoor)環境でのサービスの質(Quality of Service、QoS)の改善のために、フェムトセル(femtocell)を支援する無線接続システムのための規格標準化作業を行っている。WiMAXフォーラムでは、フェムト基地局を固定無線リンクまたは局地的な広帯域有線リンクを介してIPネットワークに連結される低電力低価格基地局として定義する。
図1は、フェムトセルシステムを含むネットワークの構造を示す図である。フェムト基地局は、家庭やオフィスに普及されているIPネットワークと連結され、IPネットワークを介して移動通信システムのコアネットワーク(core network)に接続して移動通信サービスを提供する。つまり、フェムト基地局は、デジタル加入者回線(digital subscriber line;DSL)を介して移動通信システムのコアネットワークに連結可能である。移動通信システムの使用者は、室外で既存のマクロセル(macro−cell)を介してサービスを受け、室内ではフェムトセルを介してサービスを受けることができる。フェムトセルは、既存のマクロセルのサービスが建物内で低下する点を補完して移動通信システムの室内カバレッジ(coverage)を改善し、定められた特定の使用者のみを対象にサービスを提供することができるため、高品質の音声サービスおよびデータサービスを提供することができる。そして、フェムトセルは、マクロセルから提供されない新たなサービスを提供することができ、フェムトセルの普及により有無線融合(Fixed−Mobile Convergence;FMC)が加速化し、産業基盤費用が節減できる。
フェムトセルを支援する移動無線接続システムにおいて、フェムト基地局は、パワーオフ状態(power off state)、初期化状態(initialization state)、動作状態(operational state)に分けられる。パワーオフ状態とは、フェムト基地局が電源をオンにする前の状態あるいは初期化状態や動作状態で電源を遮断した状態である。つまり、端末にそれ以上サービスをしない状態である。初期化状態とは、フェムト基地局が電源を受け始めると、進入する状態で初期システムパラメータ(parameter)の取得(acquisition)、物理/MAC(PHY/MAC)階層パラメータの決定、トポロジ取得などの無線インタフェースパラメータを設定することと、GPS(Global Positioning System)、有線(wired interface)およびIEEE1588などを介した時間および周波数の同期化を行う。
フェムト基地局のネットワークへの接続が成功すると、フェムト基地局は、運営状態(operational state)に進入する。フェムト基地局のカバレッジに1つ以上の端末が接続してサービスを受ける場合、フェムト基地局は、一般運営モード(normal operation mode)に進入して基地局の役割を果たす。フェムト基地局はさらに、周辺セルとの干渉量を減少させるために、低任務運営(Low Duty Operation;以下、LDO)モードを支援する。LDOモードに進入したフェムト基地局は、有効区間(Availability Interval;以下、AI)と、非有効区間(Unavailability Interval;以下、UAI)とを繰り返す。AIに進入したフェムト基地局は、活性化モード(active mode)になって動作する。反面、UAIに進入したフェムト基地局は、干渉量を最少化するために、無線上(air interface)で端末といかなる情報のやり取りもしない。
一般運営モード状態のフェムト基地局は、自身に属する端末がすべてスリープ(sleep)モード、アイドル(idle)モードであるか、あるいは自身に属する端末が1つもない場合、LDOモードに進入することができる。LDOモードに進入したフェムト基地局は、各基地局の状況に応じて、AIとUAIが互いに異なって形成可能である。つまり、LDOモードにあるフェムト基地局の有するAIとUAIパターンは、基地局ごとに異なっていてもよい。
以上の従来技術は、フェムト基地局の運営モードの状態において、一般運営モードとLDOモードの進入条件およびLDOモードの運営方法に関する内容である。ただし、従来技術は、一般的な技術に対する言及に過ぎないため、実際のフェムト基地局で考慮すべき動作状態の切り替え条件と、LDOモードの運営の基盤となるLDOサイクル(cycle)の決定方法などに関する詳細な説明などがさらに必要である。
米国特許出願公開第2009−0097448号
本発明の技術的課題は、フェムトセルを支援する移動無線接続システムにおいて、低任務運営(Low Duty Operation;LDO)モードの基盤となるLDOサイクルを設定し、通信を行う環境に応じて、LDOサイクルを可変的に設定するフェムト基地局の動作方法を提供することにある。
本発明の一態様において、フェムト基地局の動作方法が提供される。前記方法は、前記フェムト基地局が活性化される状態の有効区間(Available Interval;AI)の長さ情報(length information)と、前記フェムト基地局が非活性化される状態の非有効区間(Unavailable Interval;UAI)の長さ情報とを含む第1低任務運営(Low Duty Operation;LDO)パターン関連情報を端末に伝送するステップと、前記AIおよび前記UAIのシーケンス(sequence)である第1LDOサイクル(cycle)が繰り返されて形成される前記第1LDOパターン(pattern)に基づいて動作するステップとを含み、前記第1LDOパターン関連情報は、前記第1LDOサイクルの開始時点に関する情報であるスーパーフレームオフセット(superframe offset)をさらに含むことを特徴とする。
前記第1LDOパターン関連情報は、前記端末のネットワーク加入要請メッセージに対応する加入応答メッセージに含まれて伝送できる。
前記AIの長さおよび前記UAIの長さは、少なくとも1つのスーパーフレームであり得る。
前記第1LDOサイクルの開始時点は、次のモジュロ(modulo)演算により誘導可能であり、前記演算は、N mod(a+b)=SFOであり、ここで、Nは、前記第1LDOサイクルの開始時点を示すスーパーフレーム番号であり、aは、前記AIの長さであり、bは、前記UAIの長さであり、SFOは、前記スーパーフレームオフセットである。
前記方法は、前記端末の情報が含まれている信号を前記端末から受信し、前記端末の前記情報および前記フェムト基地局のシステム情報のうちの少なくとも1つに基づいて前記第1LDOサイクルが変更された第2LDOサイクルを可変的に設定し、前記第2LDOサイクルを含む第2LDOパターンに関する情報を前記端末に伝送することをさらに含み、前記フェムト基地局は、前記第2LDOパターンに基づいて動作することができる。
前記方法は、マクロ基地局(macro base station)、コアネットワーク(core network)、または前記端末から要請(request)信号を受信すると、前記LDOモードの前記フェムト基地局は、一般動作(normal operation)モードに切り替えることをさらに含むことができる。
前記要請信号は、前記フェムト基地局に接続されていない端末の前記フェムト基地局接続(access)要請信号を含むことができる。
前記要請信号は、隣接するフェムト基地局に接続中の1つまたはそれ以上の端末のハンドオーバ(Handover;HO)要請信号を含むことができる。
前記要請信号は、アイドルモード状態の前記1つまたはそれ以上の端末の前記アイドルモード終了(exit of idle mode)信号を含むことができる。
前記要請信号は、アイドルモード状態の前記1つまたはそれ以上の端末の前記アイドルモード終了(exit of idle mode)信号を含むことができる。
前記要請信号は、スリープモード状態の前記1つまたはそれ以上の端末の前記スリープモード終了(termination of sleep mode)信号を含むことができる。
前記要請信号は、前記フェムト基地局のキャリア周波数(carrier frequency)を変更する信号を含むことができる。
本発明の実施形態によれば、フェムトセルを支援する移動無線接続システムにおいて、フェムト基地局をより効率的かつ正確に管理することができる。特に、低任務運営モードにおいてLDOサイクルを可変的に決定することにより、簡単でかつ、フェムトセルシステムの状況を弾力的に反映しながら効率的に移動無線接続システムを運用することができる。
フェムトセルシステムを含むネットワークの構造を示す図である。 フェムト基地局の動作状態および状態の切り替えを示すブロック図である。 本発明の実施形態にかかるLDOモードのフェムト基地局の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態にかかる、ページングサイクルに基づいて決定されたLDOサイクルの構造を示す図である。 本発明の実施形態にかかる、聴取ウィンドウに基づいて決定されたLDOサイクルの構造を示す図である。 本発明の実施形態にかかる、LDOサイクルに基づいて可変的に運営されることを示す図である。 本発明の実施形態にかかる、隣接基地局のLDOサイクルを考慮して可変的に設定したLDOサイクルの構造を示す図である。 本発明の実施形態にかかるフェムト基地局の動作モードの切り替えを示すフローチャートである。
以下、添付した図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
図2は、フェムト(femto)基地局(base station;BS)の動作状態および状態の切り替えを示す図である。
図2を参照すると、フェムト基地局は、パワーオフ(power off)状態(state)、初期化(initialization)状態、運営(operational)状態と、大別して3つとして動作する。運営状態にあるフェムト基地局は、マクロ基地局(macro BS)または前記マクロ基地局に接続している他のフェムトセルのフェムト基地局と同期を失った場合、初期化状態に切り替えられて同期化を行う。また、バックホール(backhaul)との連結が切れた場合、無線で端末にデータを送受信する動作を中断し、中断前に、サービスを受けている端末に隣接(neighboring)マクロセル(macro−cell)またはフェムトセルにハンドオーバ(handover;HO)することを要請することができる。バックホールとの連結が切れたフェムト基地局は、再連結を試み、再連結されると、再び同期を合わせて運営モードに進入する。この場合、フェムト基地局のカバレッジ内にサービスを受ける端末がなかったり、端末があってもすべてアイドル(idle)モードまたはスリープ(sleep)モードにある場合、または必要な場合に、直ちに低任務運営(Low Duty Operation;LDO)モードに進入することができる。運営状態において、予期せぬ、あるいは予定された電源遮断(power off)時、フェムト基地局は、端末にサービス離脱情報(out of service information)を知らせて電源遮断を行い、この時も、前述したように、端末にマクロセルまたはフェムトセルにHOすることを要請することができる。この時、端末に知らせるサービス離脱情報には、サービス離脱理由(out of service reason)、予想時間(expected uptime/downtime)などがある。これは、端末が電源を遮断するフェムト基地局にネットワーク加入または再加入をしないようにする狙いもある。
フェムト基地局のカバレッジ内に1つ以上の端末がサービスを受けている場合、フェムト基地局は、一般運営モード(normal operation mode)を維持する。一般運営モード状態のフェムト基地局は、GPS、有線インタフェース、IEEE1588などを介してオーバレイ(overlay)マクロ基地局と周期的に同期化を行い、前記フェムト基地局が管轄するフェムトセルの割り当て周波数(frequency assignment)などのシステムステータス(system status)情報を知らせる動作を行う。
フェムト基地局のカバレッジ内に端末が存在しなかったり、端末が存在してもすべてアイドル(idle)モードまたはスリープ(sleep)モードにある場合、LDOモードに切り替える。LDOモードにあるフェムト基地局は、活性化モード(active mode)になって動作する有効区間(Availability Interval;AI)と、干渉量を最少化するために、無線上で端末といかなる情報のやり取りもしない非活性化モードになって動作する非有効区間(Unavailability Interval;UAI)とを繰り返す。このようなAIおよびUAIのシーケンス(sequence)をLDOサイクル(cycle)といい、LDOサイクルが繰り返されて形成されたものであるLDOパターン(pattern)によりフェムト基地局が運営される。AI中に、フェムト基地局は、同期化(synchronization)、ページング(paging)、システム情報伝送、レンジング(ranging)などのような動作またはデータトラフィック伝送(data traffic transmission)のために無線インタフェース(air interface)上で活性化される。また、UAI中に、フェムト基地局は、無線上で何ら伝送を行うことなく、オーバレイマクロ基地局との同期化または隣接セル(neighbor cell)との干渉(interfereance)の測定(measuring)を行う。
図3は、本発明の実施形態にかかるLDOモードのフェムト基地局の動作を示すフローチャートである。
第1端末310および第2端末320は、それぞれフェムト基地局330に加入要請メッセージ(AAI_REG−REQ)を伝送する(S311、S312)。フェムト基地局は、受信した加入要請メッセージに対する応答として、加入応答メッセージ(AAI_REG−RSP)を第1端末310および第2端末320にそれぞれ伝送する(S321、S322)。フェムト基地局330が伝送する加入応答メッセージには、フェムト基地局330のLDO運営の基盤となるLDOパターンに関する情報が含まれている。ただし、本図面には、LDOパターンに関する情報がメッセージに含まれて伝送されるとして示されているが、端末に予め格納されていてもよい。
LDOパターンに関する情報は、LDOモードの開始時点を知らせるStart of LDO、AI長さおよびUAI長さを含むことができ、この場合、Start of LDOは、スーパーフレームオフセット(superframe offset)であり得る。この場合、AI長さおよびUAI長さの各々は、スーパーフレーム単位であり得る。LDOパターンを形成する1つのLDOサイクルの開始時点は、「N modulo(AI+UAI)=スーパーフレームオフセット」を満たすN番目のスーパーフレームである。1つのLDOサイクルは、前記数式を満たす特定のN番目のスーパーフレームを基準としてAIおよびUAIが配列され、LDOサイクルの長さは、AI長さおよびUAI長さを合わせた値を有する。前記のようなモジュール式(modular)演算を満たすLDOサイクルの開始時点であるN番目のスーパーフレームは、少なくとも1つ以上であり得る。したがって、LDOサイクルは、少なくとも1つ以上であり、連続的で繰り返し的に形成され、これはいずれLDOパターンを形成するようになる。
その後、フェムト基地局330に加入された端末310、320がすべてアイドル(idle)モードまたはスリープ(sleep)モードで動作すると、フェムト基地局は、LDOモードに進入(enter)する。この時、LDOパターンが活性化され、フェムト基地局330は、LDOパターンに従って動作する。ただし、フェムト基地局330に端末310、320が接続されている場合には、既存のLDOパターンが修正される必要がある。つまり、フェムト基地局330のLDOモードの運営基盤となるLDOパターンに接続されている端末の情報やフェムトセルシステム情報などを反映してAIおよびUAIのシーケンスであるLDOサイクル(cycle)を可変的に設定し、変更LDOサイクルを決定する必要がある。
フェムト基地局330は、アイドルモードに進入した端末310の情報を受信(S331)し、スリープモードに進入した端末320の情報を受信(S332)し、基地局自身が有しているフェムトセルシステム情報と受信過程により取得した端末の情報などに基づいて変更LDOサイクル(cycle)を決定する(S340)。変更LDOサイクルを決定したフェムト基地局330は、決定された変更LDOサイクルを含むLDO関連情報をそれぞれ端末310、320に伝送(S351、S352)し、変更LDOパターンに基づいて変更されたLDOモードで運営(S360)する。
フェムト基地局330が伝送するLDO関連情報(S351、S352)には、基地局の動作状態を知らせるLDO指示パラメータ(LDO indication parameters)、フェムト基地局330がLDOモードで動作する時点を知らせるLDO開始アクションタイムパラメータ(action time for LDO initiation parameter)、フェムト基地局の割り当て周波数(Frequency Assignment;FA)または変更LDOパターンに関する情報などを含むことができる。LDO関連情報は、フェムト基地局330がブロードキャストするシステム情報であり得る。また、変更LDO関連情報は、端末が伝送した加入要請メッセージに対する応答として、フェムト基地局330が端末に伝送する加入応答メッセージ(AAI_REG−RSP)に含まれて伝送できる。
LDO指示パラメータは、フェムト基地局が、動作状態において一般動作モードなのかLDOモードなのかに関する情報を知らせる。フェムト基地局と端末との間に、システムで定めた特定の位置(pre−defined location)に位置して周期的に伝送される。カバレッジ内の端末は、SFH(Super Frame Header)を介して知ることができ、隣接セル(neighbor cell)内の端末は、隣接するセル基地局が隣接基地局リスト(neighbor BS list)を介して知らせるか、隣接セルから現在のフェムトセルへとハンドオーバ時、ハンドオーバシグナリングメッセージ(HO signaling message)を介して知らせることができる。
LDO開始アクションタイムパラメータは、フェムト基地局がLDOモードで動作する時点を知らせる。この場合、隣接基地局がフェムト基地局の動作モードを隣接セルリストに変更されたモードに対する状態および時点を知らせることができる。また、LDOサイクルパターンが変更される場合、開始時点を知らせることができる。つまり、アクションタイムが終了した後、新たなLDOパターンが適用される。この時、隣接セルに変更時点を知らせ、隣接セルがフェムトセルの変更されたLDOパターンを適用する時点を知ることができる。新たに開始するLDOあるいは変更されたLDOに従って、AIに合わせてHO開始時点を定めることができる。フェムトセルカバレッジ内にある端末は、新たに変更されたLDOパターンに合わせて、アイドルモード端末はAIに合わせてページングを行い、スリープモード端末はAIに合わせて聴取ウィンドウで実行可能なアップリンク動作を行うことができ、スリープモードパラメータの変更をアクションタイムに合わせて端末に適用時点を定めることができる。LDOパターンを複数個知らせ、これを端末が格納していれば、これを参照して、各LDOパターンに割り当てられたパターン番号(pattern number)に関する情報のみをフェムトセル基地局が端末に知らせると、端末は、パターン番号に対するLDOサイクルを参照することができる。これは、他の隣接セルにも適用することができる。パターンの適用時点は、アクションタイムを通して知らせる。
フェムトセルFAは、現在のフェムト基地局に加入したり再加入(re−entry、HO)しようとする端末に知らせ、端末が周波数の同期化を行って加入するようにする。
変更LDOパターンに関する情報は、新たなLDOモードの開始時点を知らせるStart of LDO、変更LDOサイクルの長さ、またはAIの長さに関する情報が含まれ、任意にUAI長さに関する情報をさらに含むことができる。AIおよびUAIの長さは変更可能であるため、既存のLDOサイクルでのそれとは異なり得る。LDOサイクルの長さは、AI+UAIの区間でスーパーフレーム(superframe)単位で知らせることができ、この時、スリープモード端末が、スリープウィンドウの変更が適用される場合に効率的に適用するために、2つの指数乗で知らせることができる。AI長さもスーパーフレーム単位で知らせることができ、スリープモード端末が、スリープウィンドウの変更が適用される場合に効率的に適用するために、2の指数乗で知らせることができる。UAIの長さは、初期に設定されていなければ、Start of UAI=Start of LDO+AI長さ、UAI長さ=LDOサイクル長さ−長さ、2つの式でUAIの開始時点およびUAI長さを知ることができる。仮に、変更LDOパターンが既存のLDOパターンと類似のシーケンスを有すると、既存のLDOパターンに関連する情報を伝送するような方法で伝送することができる。
以下、図4〜図7は、変更LDOサイクルを詳細に説明するための図である。以下では、図3の実施形態における変更LDOサイクルおよび変更LDOパターンを、LDOサイクルおよびLDOパターンと称する。
図4は、本発明の実施形態にかかる、ページングサイクルに基づいて決定されたLDOサイクルの構造を示す図である。
図4を参照すると、本発明の実施形態にかかるLDOサイクルは、LDOモードで運営されるフェムト基地局に接続されたアイドルモードで動作する端末のページングサイクル(paging cycle)に基づいて設定できる。言い換えれば、ページングサイクルのページング区間(interval)に合わせてAIを決定することができる。図4の最上段のLDOサイクル1は、1つのページンググループ(paging group)に1つのページングオフセット(paging offset)を有する際のLDOサイクル構造を示す。LDOサイクル2、3は、1つまたはそれ以上のページンググループで複数のページングオフセットを有する際のLDOサイクル構造を示す。このように、ページングサイクルに基づいてLDOサイクルを決定する場合、すべてのページング区間を考慮してAIを決定する。
図5は、本発明の実施形態にかかる聴取ウィンドウに基づいて決定されたLDOサイクルの構造を示す図である。
図5を参照すると、LDOサイクルのAIにスリープモードで動作する端末の聴取ウィンドウがオーバーラップ(overlap)されることが分かる。スリープモードで動作する端末の場合、聴取ウィンドウ区間の間基地局からアップリンク伝送機会を受けるが、基地局がLDOモードで動作する場合、UAI区間では、聴取ウィンドウ区間であっても、端末はアップリンク伝送が不可能になる。したがって、LDOサイクルを決定する時、端末の聴取ウィンドウとAIとがオーバーラップされるように設定しなければならない。
聴取ウィンドウがAIにオーバーラップされない場合には、LDOサイクルを新たに決定するか、LDOモードで動作する基地局が一般運営モードに切り替えられなければならない。したがって、基地局が一般運営モードに切り替えられるために、端末は、基地局にCDMAレンジングコード(ranging code)のような信号を送ることができる。これを支援するために、基地局は、UAIでも端末の信号を受信するために最小限のアップリンク制御チャネル(Uplink control channel)を開放して監視することができる。
フェムト基地局にアイドルモード端末とスリープモード端末がすべて存在する場合、ページングサイクルおよび聴取ウィンドウをすべて考慮してLDOサイクルを決定しなければならない。この場合、ページングサイクルを
図6は、本発明の実施形態にかかる、LDOサイクルに基づいて可変的に運営されることを示す図である。
図6を参照すると、端末がアップリンク動作可能な場合には、AIに合わせてアップリンク動作を行うことができる。しかし、アップリンク動作が不可能な場合、つまり、図6に示されているように、UAI中に、端末がアップリンク動作を行う場合、アップリンク動作を可能にするための一連の過程が要求される。Case1は、アップリンク動作をディレイして行うようにする動作を示す。端末がUAI区間に要請しようとする場合(t)、基地局は、アップリンク動作を次のAIまで(t)ディレイして行うことができる。Case2は、UAI区間をAIに臨時的に切り替えるLDOサイクルの再設定を示している。UAIをAIに臨時に切り替えて行うために、端末は、基地局にCDMAレンジングコード(ranging code)のような信号を送ることができる。したがって、基地局は、UAIでMSの信号を受けるための最小限のアップリンク制御チャネル(Uplink control channel)を開放して監視することができる。Case3は、アップリンク動作が聴取ウィンドウ中に不可能で、聴取ウィンドウを拡張(extension)しなければならない場合、AIを臨時的に拡張することを示している。端末は、聴取ウィンドウでアップリンク動作を行うが、アップリンク動作をさらに行うために、Δtだけ拡張することから、これを支援するために、LDOサイクルも、UAIをAIにΔtだけ臨時に切り替えることにより、AIの拡張効果をもたらすことができる。
図7は、本発明の実施形態にかかる、隣接基地局のLDOサイクルを考慮して可変的に設定したLDOサイクルの構造を示す図である。
図7を参照すると、隣接するフェムト基地局がLDOモードで動作する場合、隣接するフェムト基地局のLDOサイクルに基づいて現在のLDOサイクルを決定することができる。隣接するフェムト基地局BがLDOで動作する場合、隣接するLDOサイクルに基づいて現在のLDOサイクルを変更すると、隣接するフェムト基地局Bから本来フェムト基地局Aにハンドオーバする端末に持続的なサービスが可能である。図7には、フェムト基地局BのLDOサイクルのAIとフェムト基地局AのLDOサイクル上のAIをすべて含むAIを新たなAIにしてLDOサイクルを決定するが、オーバーラップされるAI区間のみを新たなAIにしてLDOサイクルを決定することができる。また、本来フェムト基地局のLDOサイクルのみを新たに決定することもでき、本来フェムト基地局のLDOサイクルと隣接するフェムト基地局のLDOサイクルを新たなLDOサイクルに切り替えることができる。
図8は、本発明の実施形態にかかるフェムト基地局の動作モードの切り替えを示すフローチャートである。
図8を参照すると、フェムト基地局810は、LDOモードで動作(S810)している状態で、マクロ基地局(macro BS)820、コアネットワーク(core network)830、端末840から要請信号を受信する(S820)と、動作モードを切り替えて一般動作モード(S830)に進入する。端末840がフェムト基地局810に伝送する要請信号はアップリンク信号に該当するため、フェムト基地局810は、一般動作モードで動作するのと同様に、アップリンクLDOモードで動作を行っている間にアップリンク信号を持続的にモニタリング(monitoring)することができる。前記要請信号には、フェムト基地局810カバレッジ内の端末840がネットワークに加入しようと(network entry)するメッセージ、ハンドオーバのためのメッセージ、スリープモード端末のスリープモード終了(exit of sleep mode)メッセージ、アイドルモード端末のアイドルモード終了(idle mode termination)メッセージ、およびフェムトセル内の端末840が様々な理由によりLDOモードを終了しなければならない場合、CDMAレンジング(ranging)コードのような信号を通したLDOモード終了(termination)の要請などがあり得る。前記要請信号以外にも、フェムト基地局810がキャリア周波数(carrier frequency)を変更している場合、アップリンク動作が不可能な端末がスリープ区間でアップリンク動作を希望する場合(アップリンク動作可能な端末の場合、LDOモードを維持しながらアップリンク動作を行うことができる)およびスリープモード状態の複数の端末に対して聴取ウィンドウがオーバーラップされる区間またはアイドルモード状態の複数の端末に対するページング区間がオーバーラップされる区間が存在しないなどの、LDOサイクルを決定することができない場合など、フェムトセルシステム上でLDOモードを終了しなければならない事由が発生した場合、一般動作モードへの切り替えが可能である。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳細に記述したが、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者であれば、添付した請求の範囲に定義された本発明の精神および範囲を逸脱しない範囲内で本発明を多様に変形または、変更して実施できることが分かるであろう。上記の実施形態は、単に技術的な思想として理解されなければならず、これに限定されるものと解釈されてはならない。したがって、本発明の範囲は、詳細な実施形態により限定されるのではなく、請求の範囲により決定され、本発明の今後の実施形態の変更は本発明の技術を逸脱することができない。

Claims (11)

  1. フェムト基地局の動作方法において、
    前記フェムト基地局が活性化される状態の有効区間(Available Interval;AI)の長さ情報(length information)と、前記フェムト基地局が非活性化される状態の非有効区間(Unavailable Interval;UAI)の長さ情報とを含む第1低任務運営(Low Duty Operation;LDO)パターン関連情報を端末に伝送するステップと、
    前記AIおよび前記UAIのシーケンス(sequence)である第1LDOサイクル(cycle)が繰り返されて形成される前記第1LDOパターン(pattern)に基づいて動作するステップとを含み、
    前記第1LDOパターン関連情報は、前記第1LDOサイクルの開始時点を誘導する情報であるスーパーフレームオフセット(superframe offset)をさらに含むことを特徴とする方法。
  2. 前記第1LDOパターン関連情報は、前記端末のネットワーク加入要請メッセージに対応する加入応答メッセージに含まれて伝送されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記AIの長さおよび前記UAIの長さは、少なくとも1つのスーパーフレームであることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 前記第1LDOサイクルの開始時点は、次のモジュロ(modulo)演算により誘導されることを特徴とする請求項3に記載の方法。
    N mod(a+b)=SFO
    (ここで、Nは、前記第1LDOサイクルの開始時点を示すスーパーフレーム番号であり、aは、前記AIの長さであり、bは、前記UAIの長さであり、SFOは、前記スーパーフレームオフセットである。)
  5. 前記方法は、
    前記端末の情報が含まれている信号を前記端末から受信し、前記端末の前記情報および前記フェムト基地局のシステム情報のうちの少なくとも1つに基づいて前記第1LDOサイクルが変更された第2LDOサイクルを可変的に設定し、
    前記第2LDOサイクルを含む第2LDOパターンに関する情報を前記端末に伝送することをさらに含み、
    前記フェムト基地局は、前記第2LDOパターンに基づいて動作することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  6. マクロ基地局(macro base station)、コアネットワーク(core network)、または前記端末から要請(request)信号を受信すると、前記LDOモードである前記フェムト基地局は、一般動作(normal operation)モードに切り替えることをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  7. 前記要請信号は、前記フェムト基地局に接続されていない端末の前記フェムト基地局接続(access)要請信号を含むことを特徴とする請求項6に記載の方法。
  8. 前記要請信号は、隣接するフェムト基地局に接続中の1つまたはそれ以上の端末のハンドオーバ(Handover;HO)要請信号を含むことを特徴とする請求項6に記載の方法。
  9. 前記要請信号は、アイドルモード状態の前記1つまたはそれ以上の端末の前記アイドルモード終了(exit of idle mode)信号を含むことを特徴とする請求項6に記載の方法。
  10. 前記要請信号は、スリープモード状態の前記1つまたはそれ以上の端末の前記スリープモード終了(termination of sleep mode)信号を含むことを特徴とする請求項6に記載の方法。
  11. 前記要請信号は、前記フェムト基地局のキャリア周波数(carrier frequency)を変更する信号を含むことを特徴とする請求項6に記載の方法。
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