JP2013197969A - ログ集計装置、ログ集計方法およびログ集計プログラム - Google Patents

ログ集計装置、ログ集計方法およびログ集計プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】必然性のあるハンドオーバの失敗を抑制することができるログ集計装置、ログ集計方法およびログ集計プログラムを提供する。
【解決手段】ログ集計装置(一例として、ピンポンハンドオーバログ集計装置1)は、あらかじめ定められたハンドオーバの現象をピンポンハンドオーバとして、ピンポンハンドオーバであると判定された一連のハンドオーバにおけるあらかじめ定められた2以上のハンドオーバについて、端末のハンドオーバを実施した状況があらかじめ定められた条件を満たす場合に、これらのハンドオーバをピンポンハンドオーバに関するログの集計対象から除外するハンドオーバ実施要否判定部14を備える、ことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、ログ集計装置、ログ集計方法およびログ集計プログラムに関する。
図4は、LTEにおけるハンドオーバおよびその実施条件の例を示す図である。
図4は、第1の基地局(基地局#1)と、第2の基地局(基地局#2)と、基地局#1の通信エリア(エリア#1)と、基地局#2の通信エリア(エリア#2)と、移動端末1111−1、1111−2を示す。
ここで、移動前の移動端末1111−1と移動後の移動端末1111−2は、同一の移動端末を表し、異なる位置に存在する場合を表す。
移動端末1111−1(移動端末1111−2)について、基地局#1のエリア#1から基地局#2のエリア#2へのハンドオーバ(HO)に関して、次の(1)〜(5)の処理が行われる。
(1)基地局#1が、移動端末1111−1に対して、ハンドオーバ要求(HO要求)の送信条件を指定する。
(2)移動端末1111−1が、指定されたHO要求の送信条件が満たされた場合に、HO要求を送信する。
(3)HO要求を受信した基地局#1が、移動端末1111−2に対して、ハンドオーバ指示(HO指示)を行う。
(4)ハンドオーバを実行(HO実行)する。
(5)移動端末1111−2が、基地局#2に対して、ハンドオーバの完了(HO完了)を報告する。
図4には、横軸に時間を表し、縦軸に接続セルの電力の特性1101および隣接セルの電力の特性1102を表すグラフを示してある。
接続セルは、移動端末が接続している基地局(接続基地局)のセルのことであり、また、隣接セルは、接続セルに対して隣接するとされるセルを有する基地局(隣接基地局)の当該セルのことである。
なお、複数のセルを有する同一の基地局の2つのセルが接続セルと隣接セルになることもあり得るが、ここでは、異なる基地局のセルをそれぞれ接続セル、隣接セルとして、説明する。
移動端末がハンドオーバ要求を送信する条件としては、次の<送信条件(1)>、<送信条件(2)>がある。
<送信条件(1)>
隣接基地局(隣接セル)と接続基地局(接続セル)との電力差(ハンドオーバマージン)が所定の閾値以上となる、という送信条件がある。なお、電力値の差である電力差の代わりに、電力品質値の差である電力品質差を用いることもできる。
<送信条件(2)>
前記した<送信条件(1)>の状態が所定の時間(一定時間)以上満たされる、という送信条件がある。
ここで、ハンドオーバマージンは、(隣接基地局(隣接セル)からの受信電力値もしくは受信電力品質値)から(接続基地局(接続セル)からの受信電力値もしくは受信電力品質値)を減算した結果である。
ハンドオーバマージンの閾値を小さい値に設定すると、ハンドオーバのタイミングが早くなり、逆に、ハンドオーバマージンの閾値を大きい値に設定すると、ハンドオーバのタイミングが遅くなる。
LTEでは、移動端末がハンドオーバ要求として送信したMR(Measurement Report)を基地局が受信することを契機として、ハンドオーバ処理が行われる。
MRには送信判定条件が異なる複数の種類が定義されているが、ここでは、その中でハンドオーバ処理の判定に利用されることが多いA3 MRについて説明する。
A3 MRは、式(1)の条件式が一定期間(TTT:Time To Trigger)以上満たされるときに、移動端末から接続基地局へ送信される(例えば、非特許文献1参照。)。
Figure 2013197969
ここで、式(1)に関し、sおよびnは、それぞれ、接続基地局および隣接基地局を表す基地局IDである。
M(s,s)およびM(s,n)は、それぞれ、移動端末が観測した接続基地局sおよび隣接基地局nに関する電力値(RSRP:Reference Signal Received Power)[dBm]または電力品質値(RSRQ:Reference Signal Received Quality)[dB]である。
また、式(1)に関し、前記したM(s,s)およびM(s,n)以外の変数は、オペレータが設定することが可能なシステムパラメータである。
具体的には、Of(s,s)、 Oc(s,s)は、それぞれ、接続基地局sの周波数に応じて設定するオフセット値および接続基地局sに固有なオフセット値である。
同様に、Of(s,n),Oc(s,n)は、それぞれ、隣接基地局nの周波数に応じて設定するオフセット値および接続基地局sが隣接基地局nごとに設定するオフセット値(セル個別オフセット値)である。
また、Hys(s)およびOffA3(s)は、接続基地局sごとに設定するパラメータであり、それぞれ、ヒステリシスと呼ばれるオフセット値およびA3 MRに固有なオフセット値である。
移動無線通信システムにおいて、移動端末の通信性能を劣化させる要因の一つに、ピンポン(Ping−Pong)ハンドオーバがある。
図5は、ピンポンハンドオーバの例を示す図である。
図5は、第1の基地局(基地局#1)と、第2の基地局(基地局#2)と、基地局#1の通信エリア(エリア#1)と、基地局#2の通信エリア(エリア#2)と、移動端末1201を示す。
また、図5は、基地局#2の記憶部(例えば、メモリ)に記憶されるUEヒストリーテーブル(UE History Table)1211の一例を示す。
UEヒストリーテーブル1211には、対象となる移動端末(UE)について、当該移動端末が過去に接続したセルの識別情報(ID)と、その接続時間とが、対応付けられて格納される。
図5に示されるように、ピンポンハンドオーバは、基地局の通信エリアの境界付近に滞在する移動端末が無線環境の瞬時的な変動に追従して接続基地局を頻繁に切り替える現象である。ピンポンハンドオーバが生じると、ハンドオーバ処理に伴う通信遅延が発生する。
ピンポンハンドオーバは、基本的には不必要なハンドオーバであり、特に決まった定義はないが、例えば、以下のような定義(定義1〜定義2)が考えられる。
ピンポンハンドオーバの(定義1)では、ピンポンハンドオーバは、ある基地局(例えば、基地局#1)から他の基地局へハンドオーバした移動端末が、一定時間内に、元の基地局(この例では、基地局#1)へハンドオーバで戻る、ことが生じるハンドオーバである。
ピンポンハンドオーバの(定義2)では、ピンポンハンドオーバは、ある基地局(例えば、基地局#1)と他の基地局(例えば、基地局#2)との間のハンドオーバが、一定時間内に、一定回数以上、実行される、ことが生じるハンドオーバである。
このように、ピンポンハンドオーバでは、例えば、移動端末が2以上の特定の基地局の間で頻繁に接続局を切り替えるようなことが生じる。
ここで、ピンポンハンドオーバの発生を抑制する方法として、ピンポンハンドオーバの発生をログ集計し、その発生頻度に応じてハンドオーバ(接続局の切り替え)のタイミングを遅くする方法がある。
ハンドオーバのタイミングは、例えば、条件式である式(1)におけるシステムパラメータを調整することで変更することが可能である。
ハンドオーバの実行時に、ハンドオーバ先の基地局は、該当する移動端末に関する過去の基地局接続履歴を参照することができる。
このような接続履歴は、一般に、UEヒストリーテーブルと呼ばれている。図5に示されるように、UEヒストリーテーブル(例えば、図5に示されるUEヒストリーテーブル1211)には、移動端末が過去に接続したセルのIDと、そのセルでの接続時間が記録されている。
基地局は、UEヒストリーテーブルを参照して、ピンポンハンドオーバの発生を検知し、その結果をログとして記録することができる。
ここで、ある移動端末に関するUEヒストリーテーブルの情報は、当該移動端末がある基地局(ここで、基地局Aと言う)から他の基地局(ここで、基地局Bと言う)へハンドオーバするときに、基地局Aから基地局Bに、例えば、ネットワークを介して、送信される。このときに、基地局Aは、その移動端末が当該基地局Aと接続していた時間の情報をUEヒストリーテーブルに追加した後に、当該UEヒストリーテーブルを基地局Bに送信して渡す。
3GPP TS36.331,v9.3.0.2010−06.
しかしながら、上記した背景技術で示したピンポンハンドオーバの発生検知方法では、移動端末の移動に伴う必然的なハンドオーバに関しても、不必要なハンドオーバであるとしてカウントしてしまう可能性があった。例えば、必然性のあるハンドオーバに基づいてピンポンハンドオーバの抑制制御を実施した場合には、一般に、ピンポンハンドオーバの抑制とハンドオーバ失敗の抑制とはトレードオフの関係にあるため、必然性のあるハンドオーバのハンドオーバ失敗が増加するという問題があった。
図6は、セルインセル(Cell in Cell)の場合におけるハンドオーバの一例を示す図である。
図6は、第1の基地局(基地局#1)と、第2の基地局(基地局#2)と、基地局#1の通信エリア(エリア#1)と、基地局#2の通信エリア(エリア#2)と、移動端末1301を示す。
この例では、基地局#1のカバレッジ範囲(エリア#1)の内に、基地局#2のカバレッジ範囲(エリア#2)が含まれる。
そして、移動端末1301は、ポイントAにおいて、基地局#1から基地局#2へハンドオーバし、また、ポイントBにおいて、基地局#2から基地局#1へハンドオーバする。これは、移動端末1301の移動に伴う必然性のあるハンドオーバである。
このように、特に、ある基地局(例えば、基地局#1)のカバレッジ範囲内に、カバレッジがより狭い小型の基地局(例えば、基地局#2)を設置するような場合に、小型の基地局(この例では、基地局#2)はカバレッジ範囲が狭いため、移動端末1301は比較的短い時間内に小型の基地局(この例では、基地局#2)のカバレッジ範囲を通過することが生じ得る。このとき、移動端末1301は、基地局(この例では、基地局#1)から小型の基地局(この例では、基地局#2)へハンドオーバした後に、短い時間内に、小型の基地局(この例では、基地局#2)から元の基地局(この例では、基地局#1)へのハンドオーバを実行することになり、これがピンポンハンドオーバであると判定される可能性があり、ピンポンハンドオーバの定義に応じてこの可能性が高い。
しかし、このようなハンドオーバは、移動端末1301の移動に伴う必然性のあるハンドオーバであり、仮に、ピンポンハンドオーバであると判定してハンドオーバのタイミングを遅らせると、ハンドオーバの実行前に接続基地局の受信電力が所要品質を下回ると通信が切断されてしまうことから、ハンドオーバの失敗が増加する可能性がある。
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、必然性のあるハンドオーバの失敗を抑制することができるログ集計装置、ログ集計方法およびログ集計プログラムを提供することを課題とする。
(1)上記の課題を解決するために、本発明に係るログ集計装置は、あらかじめ定められたハンドオーバの現象をピンポンハンドオーバとして、ピンポンハンドオーバであると判定された一連のハンドオーバにおけるあらかじめ定められた2以上のハンドオーバについて、端末のハンドオーバを実施した状況があらかじめ定められた条件を満たす場合に、これらのハンドオーバをピンポンハンドオーバに関するログの集計対象から除外するハンドオーバ実施要否判定部を備える、ことを特徴とする。
(2)本発明は、上記した(1)に記載のログ集計装置において、前記ピンポンハンドオーバであると判定された一連のハンドオーバにおけるあらかじめ定められた2以上のハンドオーバとして、前記ピンポンハンドオーバであると判定された一連のハンドオーバにおける最後から1番目のハンドオーバおよび最後から2番目のハンドオーバを用いる、ことを特徴とする。
(3)本発明は、上記した(1)に記載のログ集計装置において、前記ピンポンハンドオーバであると判定された一連のハンドオーバにおけるあらかじめ定められた2以上のハンドオーバとして、前記ピンポンハンドオーバであると判定された一連のハンドオーバにおける最初から1番目のハンドオーバおよび最初から2番目のハンドオーバを用いる、ことを特徴とする。
(4)本発明は、上記した(1)に記載のログ集計装置において、前記ピンポンハンドオーバであると判定された一連のハンドオーバにおけるあらかじめ定められた2以上のハンドオーバとして、前記ピンポンハンドオーバであると判定された一連のハンドオーバにおける複数回の連続するハンドオーバのそれぞれを用いる、ことを特徴とする。
(5)本発明は、上記した(1)に記載のログ集計装置において、前記ピンポンハンドオーバであると判定された一連のハンドオーバにおけるあらかじめ定められた2以上のハンドオーバとして、前記ピンポンハンドオーバであると判定された一連のハンドオーバにおける複数回のハンドオーバの全ての組み合わせを用いる、ことを特徴とする。
(6)本発明は、上記した(1)から上記した(5)のいずれか1つに記載のログ集計装置において、前記ハンドオーバ実施要否判定部は、前記端末のハンドオーバを実施した状況があらかじめ定められた条件を満たす場合として、前記端末のハンドオーバを実施した場所の距離があらかじめ定められた閾値以上である場合を用いる、ことを特徴とする。
(7)本発明は、上記した(1)から上記した(6)のいずれか1つに記載のログ集計装置において、前記ハンドオーバ実施要否判定部は、前記端末のハンドオーバを実施した状況があらかじめ定められた条件を満たす場合として、前記端末のハンドオーバを実施した間における当該端末の移動距離があらかじめ定められた閾値以上である場合を用いる、ことを特徴とする。
(8)本発明は、上記した(1)から上記した(7)のいずれか1つに記載のログ集計装置において、前記ハンドオーバ実施要否判定部は、前記端末のハンドオーバを実施した状況があらかじめ定められた条件を満たす場合として、前記端末のハンドオーバを実施した間における当該端末の移動速度があらかじめ定められた閾値以上である場合を用いる、ことを特徴とする。
(9)本発明は、上記した(1)から上記した(8)のいずれか1つに記載のログ集計装置において、前記ハンドオーバ実施要否判定部は、前記端末のハンドオーバを実施した状況があらかじめ定められた条件を満たす場合として、前記端末のハンドオーバを実施した場所で測定された所望電波の到来方向があらかじめ定められた閾値以上異なる場合を用いる、ことを特徴とする。
(10)本発明は、上記した(1)から上記した(9)のいずれか1つに記載のログ集計装置において、前記ハンドオーバ実施要否判定部は、前記端末のハンドオーバを実施した状況があらかじめ定められた条件を満たす場合として、前記ピンポンハンドオーバであると判定された一連のハンドオーバにおけるハンドオーバの発生回数が2回以下である場合を用いる、ことを特徴とする。
(11)本発明は、上記した(1)から上記した(10)のいずれか1つに記載のログ集計装置において、前記あらかじめ定められたハンドオーバの現象として、一の基地局から他の基地局へハンドオーバした端末が一定時間内に元の前記一の基地局にハンドオーバで戻る現象を、ピンポンハンドオーバとする、ことを特徴とする。
(12)本発明は、上記した(1)から上記した(10)のいずれか1つに記載のログ集計装置において、前記あらかじめ定められたハンドオーバの現象として、所定の基地局間のハンドオーバが一定時間内に一定回数以上実行される現象を、ピンポンハンドオーバとする、ことを特徴とする。
(13)上記の課題を解決するために、本発明に係るログ集計方法は、ハンドオーバ実施要否判定部が、あらかじめ定められたハンドオーバの現象をピンポンハンドオーバとして、ピンポンハンドオーバであると判定された一連のハンドオーバにおけるあらかじめ定められた2以上のハンドオーバについて、端末のハンドオーバを実施した状況があらかじめ定められた条件を満たす場合に、これらのハンドオーバをピンポンハンドオーバに関するログの集計対象から除外する、ことを特徴とする。
(14)上記の課題を解決するために、本発明に係るログ集計プログラムは、ハンドオーバ実施要否判定部が、あらかじめ定められたハンドオーバの現象をピンポンハンドオーバとして、ピンポンハンドオーバであると判定された一連のハンドオーバにおけるあらかじめ定められた2以上のハンドオーバについて、端末のハンドオーバを実施した状況があらかじめ定められた条件を満たす場合に、これらのハンドオーバをピンポンハンドオーバに関するログの集計対象から除外するステップを、コンピュータに実行させるためのプログラムである。
本発明によれば、必然性のあるハンドオーバの失敗を抑制することができる。
本発明の一実施形態に係るピンポンハンドオーバログ集計装置の概略的な構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係るピンポンハンドオーバログ集計装置において行われる処理の手順の一例を示す図である。 セルインセルの場合のセルの境界におけるピンポンハンドオーバの例を示す図である。 LTEにおけるハンドオーバおよびその実施条件の例を示す図である。 ピンポンハンドオーバの例を示す図である。 セルインセルの場合におけるハンドオーバの一例を示す図である。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。
[以下の実施形態に共通な事項の説明]
本実施形態では、移動無線通信システムに本発明を適用した場合を示す。
本実施形態に係る移動無線通信システムは、複数の基地局と、これら複数の基地局を管理する集中サーバと、これら複数の基地局および集中サーバを通信可能に接続するネットワークと、各基地局の通信エリアにおいて当該各基地局と無線により通信する複数の端末(例えば、移動端末など)を有する。
また、本実施形態に係る移動無線通信システムは、複数の基地局のそれぞれごとに、ピンポンハンドオーバログ集計装置を有する。
ここで、本実施形態では、基地局ごとにピンポンハンドオーバログ集計装置を設置する構成を示すが、他の構成例として、複数の基地局を管理する集中サーバにピンポンハンドオーバログ集計装置を設置することもできる。
以下では、説明の便宜上、1個の基地局と1個のセルが対応しているとみなして説明する。
つまり、例えば、1個の基地局が1個(のみ)のセルを有する場合、または、1個の基地局が複数個のセルを有するが、その中の1個のセルに注目した場合を説明する。
ハンドオーバは、セルを単位として行われる。
具体例として、LTEでは、1個の基地局が3個のセルを形成して有する。
図1は、本発明の一実施形態に係るピンポン(Ping−Pong)ハンドオーバログ集計装置1の概略的な構成を示すブロック図である。
本実施形態に係るピンポンハンドオーバログ集計装置1は、入力部11と、出力部12と、記憶部13と、ハンドオーバ実施要否判定部14と、条件判定部15と、ログ作成部16と、を備える。
入力部11は、外部の装置から情報を入力する。
出力部12は、外部の装置に情報を出力する。
記憶部13は、例えば、ハンドオーバ実施要否判定部14や条件判定部15により使用されるあらかじめ定められたプログラムや、各種の処理で使用される閾値など、各種の情報を記憶する。
ハンドオーバ実施要否判定部14は、ハンドオーバの実施の要否の判定を行う。
条件判定部15は、あらかじめ定められた判定の処理を行う。なお、他の構成例として、条件判定部15は、ピンポンハンドオーバログ集計装置1に備えられずに、ピンポンハンドオーバログ集計装置1の外部の機能(例えば、基地局の機能)として備えられてもよい。
ログ作成部16は、ログの作成を行う。
ピンポンハンドオーバログ集計装置1は、移動端末がハンドオーバを実施する時に取得されるUEヒストリーテーブル(過去の接続履歴)の情報を、入力パラメータとして、入力部11により入力する。
ここで、ある移動端末に関するUEヒストリーテーブルの情報は、例えば、当該移動端末がハンドオーバを実施する時に、ハンドオーバの元となる基地局からハンドオーバの先となる基地局へ送信されて、このハンドオーバの先となる基地局により受信されて取得される。そして、この基地局により取得されたUEヒストリーテーブルの情報が、当該基地局から、ピンポンハンドオーバログ集計装置1(例えば、当該基地局に備えられたピンポンハンドオーバログ集計装置1)に入力される。
なお、他の構成例として、UEヒストリーテーブルの情報が集中サーバにより取得されるような構成が用いられてもよい。
ピンポンハンドオーバログ集計装置1は、ピンポンハンドオーバの発生に関するログを、出力パラメータとして、出力部12により出力すること、あるいは、ピンポンハンドオーバの発生に関するログを記憶部13に記憶(記録)すること、のうちの一方または両方を行う。
ここで、ピンポンハンドオーバログ集計装置1からピンポンハンドオーバの発生に関するログを出力する先としては、様々なものが用いられてもよく、例えば、UEヒストリーテーブルを入力した元の基地局(例えば、当該ピンポンハンドオーバログ集計装置1が備えられた基地局)、このような基地局の内部の他の装置、集中サーバなどのうちの1つ以上を用いることができる。
なお、ピンポンハンドオーバログ集計装置1は、必ずしも、ピンポンハンドオーバの発生に関するログを、作成した時点で、出力しなくてもよく、単に記憶してもよい。
図2は、本発明の一実施形態に係るピンポンハンドオーバログ集計装置1において行われる処理の手順の一例を示す図である。
まず、条件判定部15が、ハンドオーバ要求(HO要求)であるハンドオーバリクエスト(HO Request)のメッセージが、移動端末から無線送信されて基地局により受信されたこと、を判定する(ステップS1)。
ここで、本実施形態では、ピンポンハンドオーバログ集計装置1が備えられた基地局が、移動端末からハンドオーバリクエストのメッセージを受信したことに応じて、当該移動端末に関するUEヒストリーテーブルの情報をピンポンハンドオーバログ集計装置1に出力する。これにより、ピンポンハンドオーバログ集計装置1は、基地局から移動端末に関するUEヒストリーテーブルの情報が入力部11により入力されたことに応じて、当該基地局が当該移動端末からハンドオーバリクエストのメッセージを受信したことを把握(判定)することができる。
なお、他の構成例として、基地局(例えば、ピンポンハンドオーバログ集計装置1が備えられた基地局)が移動端末からハンドオーバリクエストのメッセージを受信したことをピンポンハンドオーバログ集計装置1に出力(通知)する構成とすることも可能である。
次に、条件判定部15が、あらかじめ設定されたピンポンハンドオーバの定義に従って、ピンポンハンドオーバの条件(その定義の内容)を満たすか否かを判定する(ステップS2)。
ステップS2の処理における判定の結果、条件判定部15によりピンポンハンドオーバの条件を満たさないと判定された場合には、本処理を終了する。
一方、ステップS2の処理における判定の結果、条件判定部15によりピンポンハンドオーバの条件を満たすと判定された場合には、ステップS3の処理へ移行する。
ステップS3の処理では、ハンドオーバ実施要否判定部14が、そのハンドオーバが必然性のあるハンドオーバであるか否かを判定する(ステップS3)。
ステップS3の処理における判定の結果、ハンドオーバ実施要否判定部14によりそのハンドオーバが必然性のあるハンドオーバであると判定された場合には、そのハンドオーバをピンポンハンドオーバであるとは判定せずに、ピンポンハンドオーバに関するログの集計の対象から除外して、本処理を終了する。
一方、ステップS3の処理における判定の結果、ハンドオーバ実施要否判定部14によりそのハンドオーバが必然性のあるハンドオーバではないと判定された場合には、そのハンドオーバをピンポンハンドオーバであると判定し、ピンポンハンドオーバに関するログの集計の対象として、ステップS4の処理へ移行する。
ステップS4の処理では、ログ作成部16が、そのハンドオーバ(ピンポンハンドオーバであると判定したハンドオーバ)に関する情報に基づいて、ピンポンハンドオーバに関するログを作成する(ステップS4)。
そして、ログ作成部16により作成されたピンポンハンドオーバに関するログ(ピンポンハンドオーバログ)について、例えば、記憶部13に記憶(記録)すること、あるいは、出力部12により外部に出力すること、のうちの一方または両方を行い(ステップS5)、本処理を終了する。
ここで、ピンポンハンドオーバに関するログとしては、様々な情報を有するログが用いられてもよく、例えば、対象となる移動端末の識別情報(ID)、ハンドオーバの元となるセルや基地局の識別情報(ID)、ハンドオーバの先となるセルや基地局の識別情報(ID)、各セルにおける接続時間(基地局との接続時間)などのうちの1つ以上を用いることができる。
[第1実施形態](ピンポンハンドオーバの定義1を用いる場合)
本実施形態では、ピンポンハンドオーバの(定義1)を用いることが、ピンポンハンドオーバログ集計装置1(例えば、条件判定部15など)に設定されている。
ピンポンハンドオーバの(定義1)では、ピンポンハンドオーバは、ある基地局(例えば、基地局#1)から他の基地局へハンドオーバした移動端末が、一定時間内に、元の基地局(この例では、基地局#1)へハンドオーバで戻る、ことが生じるハンドオーバである。
ここで、前記した一定時間としては、様々な値が設定されてもよい。
本実施形態に係るピンポンハンドオーバログ集計装置1において行われる動作の例を示す。
本実施形態では、図6に示されるセルインセル(Cell in Cell)の場合におけるピンポンハンドオーバの一例を参照して、説明する。
図6は、第1の基地局(基地局#1)と、第2の基地局(基地局#2)と、基地局#1の通信エリア(エリア#1)と、基地局#2の通信エリア(エリア#2)と、移動端末1301を示す。
この例では、基地局#1のカバレッジ範囲(エリア#1)の内に、基地局#2のカバレッジ範囲(エリア#2)が含まれる。
この例では、移動端末1301が移動することで、基地局#1のエリア#1に含まれる基地局#2のエリア#2(比較的小さいセル)を短時間内に通過するときのハンドオーバの一例を示す。
ここで、説明の便宜上、最初に基地局#1から基地局#2へハンドオーバ(第1のハンドオーバと言う)を実施したときにおける移動端末1301の位置(場所)を「ポイントA」と呼び、次に基地局#2から基地局#1へハンドオーバ(第2のハンドオーバと言う)を実施したときにおける移動端末1301の位置(場所)を「ポイントB」と呼ぶ。
本実施形態では、ハンドオーバ実施要否判定部14は、所定の値に関して、ポイントAとポイントBとが、あらかじめ定められた閾値以上離れていた場合には、そのハンドオーバは必然性のあるハンドオーバであると判定する。
ここで、ハンドオーバ実施要否判定部14が必然性のあるハンドオーバであると判定する具体的な条件の例(判定条件1)〜(判定条件4)を示す。
ハンドオーバ実施要否判定部14は、例えば、(判定条件1)〜(判定条件4)のうちで設定された任意のいずれか1つの条件を満たす場合に必然性のあるハンドオーバであると判定する構成とされてもよく、または、(判定条件1)〜(判定条件4)のうちで設定された任意のいずれか2つ以上の条件の組み合わせを満たす場合に必然性のあるハンドオーバであると判定する構成とされてもよい。
(判定条件1)として、ポイントAとポイントBとの距離(この例では、当該距離が所定の値となる)が閾値以上である場合に、必然性のあるハンドオーバであると判定する、という条件を用いることができる。
(判定条件2)として、ポイントAからポイントBへの移動端末1301の移動距離(この例では、当該移動距離が所定の値となる)が閾値以上である場合に、必然性のあるハンドオーバであると判定する、という条件を用いることができる。
(判定条件3)として、ポイントAからポイントBへの移動端末の移動速度(この例では、当該移動速度が所定の値となる)が閾値以上である場合に、必然性のあるハンドオーバであると判定する、という条件を用いることができる。なお、この移動速度としては、例えば、時間的に平均化した移動速度、最大の移動速度、または、最小の移動速度を用いることが可能である。
(判定条件4)として、ポイントAで移動端末1301により測定した所望電波の到来方向とポイントBで移動端末1301により測定した所望電波の到来方向との差(この例では、当該差が所定の値となる)が閾値以上である場合に、必然性のあるハンドオーバであると判定する、という条件を用いることができる。
ここで、移動端末の位置は、例えば、当該移動端末に備えられたGPS(Global Positioning System)の機能により検出して、その検出結果を基地局に無線送信して通知することができ、または、他の任意の方法で検出されてもよい。
また、移動端末の移動距離や、移動端末の移動速度は、例えば、当該移動端末により検出して、その検出結果を基地局に無線送信して通知することができ、または、基地局が当該移動端末の位置の変化などに基づいて検出してもよく、または、他の任意の方法で検出されてもよい。
また、移動端末における所望電波の到来方向は、例えば、当該移動端末により検出して、その検出結果を基地局に無線送信して通知することができ、または、他の任意の方法で検出されてもよい。
基地局は、例えば、必要に応じて、移動端末の位置の情報、移動端末の移動距離の情報、移動端末の移動速度の情報、移動端末における所望電波の到来方向の情報のうちの1つ以上を、ピンポンハンドオーバログ集計装置1(例えば、当該基地局に備えられたピンポンハンドオーバログ集計装置1)に出力して通知する。
また、条件判定部15によりピンポンハンドオーバであると判定されるまでに複数回のハンドオーバが実施される場合には、上記の(判定条件1)〜(判定条件4)を以下の(判定条件の適用例1)〜(判定条件の適用例4)のいずれかのように適用することができる。
(判定条件の適用例1)として、最後から1番目のハンドオーバと最後から2番目のハンドオーバについて、これらの発生箇所が上記の(判定条件1)〜(判定条件4)のうちで使用される1つ以上の条件を満たす場合に、必然性のあるハンドオーバであると判定する、という条件を用いることができる。具体的には、最後から1番目のハンドオーバが発生したときにおける移動端末の位置(ポイントA)と、最後から2番目のハンドオーバが発生したときにおける移動端末の位置(ポイントB)に基づいて、判定する。
(判定条件の適用例2)として、最初から1番目のハンドオーバと最初から2番目のハンドオーバについて、これらの発生箇所が上記の(判定条件1)〜(判定条件4)のうちで使用される1つ以上の条件を満たす場合に、必然性のあるハンドオーバであると判定する、という条件を用いることができる。具体的には、最初から1番目のハンドオーバが発生したときにおける移動端末の位置(ポイントA)と、最初から2番目のハンドオーバが発生したときにおける移動端末の位置(ポイントB)に基づいて、判定する。
(判定条件の適用例3)として、複数回の連続するハンドオーバのそれぞれについて、連続する2つのハンドオーバの発生箇所が上記の(判定条件1)〜(判定条件4)のうちで使用される1つ以上の条件を満たす場合に、必然性のあるハンドオーバであると判定する、という条件を用いることができる。具体的には、例えば、ハンドオーバの回数がN(Nは2以上の整数)回であるとして、n(n=1、2、・・・、N)番目のハンドオーバが発生したときにおける移動端末の位置をP(n)とすると、n=1、2、・・・、N−1の全てについて、P(n)とP(n+1)との関係が条件を満たす場合に、必然性のあるハンドオーバであると判定する。
(判定条件の適用例4)として、複数回のハンドオーバの全ての組み合わせについて、2つのハンドオーバの発生箇所が上記の(判定条件1)〜(判定条件4)のうちで使用される1つ以上の条件を満たす場合に、必然性のあるハンドオーバであると判定する、という条件を用いることができる。具体的には、例えば、ハンドオーバの回数がN(Nは2以上の整数)回であるとして、n(n=1、2、・・・、N)番目のハンドオーバが発生したときにおける移動端末の位置をP(n)とすると、n=1、2、・・・、Nおよびm=1、2、・・・、N(ただし、n≠m)の全ての組み合わせについて、P(n)とP(m)との関係が条件を満たす場合に、必然性のあるハンドオーバであると判定する。
なお、本実施形態のようにピンポンハンドオーバの(定義1)を用いる場合においても、例えば、第2実施形態で示す(判定条件5)が用いられてもよい。
以上のように、本実施形態に係る移動無線通信システムにおけるピンポンハンドオーバログ集計装置1では、ピンポンハンドオーバ(不必要なハンドオーバ)の発生に関するログを集計する場合に、例えば、ピンポンハンドオーバの発生の検知において、移動端末の移動に伴う必然性のあるハンドオーバをログの集計対象から除外することで、ピンポンハンドオーバの抑制制御が引き起こす、必然性のあるハンドオーバのハンドオーバ失敗を未然に防ぐ(あるいは、低減して抑制する)ことができる。
[第1実施形態(ピンポンハンドオーバの(定義1)を用いる場合)に関する構成例]
(構成例1−1)ある基地局から他の基地局へハンドオーバした移動端末が、一定時間内に元の基地局にハンドオーバで戻る現象をピンポンハンドオーバとしてログ集計するピンポンハンドオーバログ集計装置1において、ピンポンハンドオーバであると判定された一連のハンドオーバにおける最後から1、2番目のハンドオーバについて、ハンドオーバを実施した場所(移動端末の場所)が閾値以上離れている場合に、ハンドオーバ実施要否判定部14により、これらのハンドオーバをピンポンハンドオーバログ集計対象から除外する。
(構成例1−2)ある基地局から他の基地局へハンドオーバした移動端末が、一定時間内に元の基地局にハンドオーバで戻る現象をピンポンハンドオーバとしてログ集計するピンポンハンドオーバログ集計装置1において、ピンポンハンドオーバであると判定された一連のハンドオーバにおける最初から1、2番目のハンドオーバについて、ハンドオーバを実施した場所(移動端末の場所)が閾値以上離れている場合に、ハンドオーバ実施要否判定部14により、これらのハンドオーバをピンポンハンドオーバログ集計対象から除外する。
(構成例1−3)ある基地局から他の基地局へハンドオーバした移動端末が、一定時間内に元の基地局にハンドオーバで戻る現象をピンポンハンドオーバとしてログ集計するピンポンハンドオーバログ集計装置1において、ピンポンハンドオーバであると判定された一連のハンドオーバにおける複数回の連続するハンドオーバのそれぞれについて、ハンドオーバを実施した場所(移動端末の場所)が閾値以上離れている場合に、ハンドオーバ実施要否判定部14により、これらのハンドオーバをピンポンハンドオーバログ集計対象から除外する。
(構成例1−4)ある基地局から他の基地局へハンドオーバした移動端末が、一定時間内に元の基地局にハンドオーバで戻る現象をピンポンハンドオーバとしてログ集計するピンポンハンドオーバログ集計装置1において、ピンポンハンドオーバであると判定された一連のハンドオーバにおける複数回のハンドオーバの全ての組み合わせについて、ハンドオーバを実施した場所(移動端末の場所)が閾値以上離れている場合に、ハンドオーバ実施要否判定部14により、これらのハンドオーバをピンポンハンドオーバログ集計対象から除外する。
(構成例1−5)上記した(構成例1−1)から上記した(構成例1−4)のいずれか1つに係るピンポンハンドオーバログ集計装置1において、ハンドオーバ実施要否判定部14は、ハンドオーバを実施した場所の距離が閾値以上である場合に、ハンドオーバを実施した場所が閾値(前記の閾値と異なってもよい)以上離れていると判定する。
(構成例1−6)上記した(構成例1−1)から上記した(構成例1−4)のいずれか1つに係るピンポンハンドオーバログ集計装置1において、ハンドオーバ実施要否判定部14は、ハンドオーバを実施した間の移動端末の移動距離が閾値以上である場合に、ハンドオーバを実施した場所が閾値(前記の閾値と異なってもよい)以上離れていると判定する。
(構成例1−7)上記した(構成例1−1)から上記した(構成例1−4)のいずれか1つに係るピンポンハンドオーバログ集計装置1において、ハンドオーバ実施要否判定部14は、ハンドオーバを実施した間の移動端末の移動速度が閾値以上である場合に、ハンドオーバを実施した場所が閾値(前記の閾値と異なってもよい)以上離れていると判定する。
(構成例1−8)上記した(構成例1−1)から上記した(構成例1−4)のいずれか1つに係るピンポンハンドオーバログ集計装置1において、ハンドオーバ実施要否判定部14は、ハンドオーバを実施した場所で測定した所望電波の到来方向が閾値以上異なる場合に、ハンドオーバを実施した場所が閾値(前記の閾値と異なってもよい)以上離れていると判定する。
[第2実施形態](ピンポンハンドオーバの定義2を用いる場合)
本実施形態では、ピンポンハンドオーバの(定義2)を用いることが、ピンポンハンドオーバログ集計装置1(例えば、条件判定部15など)に設定されている。
ピンポンハンドオーバの(定義2)では、ピンポンハンドオーバは、ある基地局(例えば、基地局#1)と他の基地局(例えば、基地局#2)との間のハンドオーバが、一定時間内に、一定回数以上、実行される、ことが生じるハンドオーバである。
ここで、前記した一定時間や、前記した一定回数としては、それぞれ、様々な値が設定されてもよい。
本実施形態では、一構成例として、ハンドオーバ実施要否判定部14は、第1実施形態の場合と同様に、第1実施形態で示した(判定条件1)〜(判定条件4)や(判定条件の適用例1)〜(判定条件の適用例4)を用いることができる。
さらに、本実施形態では、他の構成例に係る(判定条件5)として、ハンドオーバ実施要否判定部14は、ピンポンハンドオーバであると判定された一連のハンドオーバについて、2個の基地局(例えば、基地局#1と基地局#2)の間におけるハンドオーバの回数が2回以下である場合に、必然性のあるハンドオーバであると判定する、という条件を用いることができる。
ここで、このような(判定条件5)は、基地局の通信エリアの境界に滞在する移動端末が無線環境の瞬時的な変動に追従することで発生するピンポンハンドオーバについては、定性的に3回以上のハンドオーバが発生する、ことに基づいている。
これについて、図3を参照して説明する。
図3は、セルインセル(Cell in Cell)の場合のセルの境界におけるピンポンハンドオーバの例を示す図である。
図3は、第1の基地局(基地局#1)と、第2の基地局(基地局#2)と、基地局#1の通信エリア(エリア#1)と、基地局#2の通信エリア(エリア#2)と、移動端末1001を示す。
この例では、基地局#1のカバレッジ範囲(エリア#1)の内に、基地局#2のカバレッジ範囲(エリア#2)が含まれる。
この例では、移動端末1001が移動することで、基地局#1のエリア#1に含まれる基地局#2のエリア#2(比較的小さいセル)を短時間内に通過するときのハンドオーバとして、基地局#1と基地局#2との間でハンドオーバを繰り返す端末移動の一例を示す。
このような場合には、例えば、基地局#1、#2のエリア#1、#2の境界に滞在する移動端末1001が無線環境の瞬時的な変動に追従することで発生するピンポンハンドオーバについては、定性的に3回以上のハンドオーバが発生する。
以上のように、本実施形態に係る移動無線通信システムにおけるピンポンハンドオーバログ集計装置1では、ピンポンハンドオーバ(不必要なハンドオーバ)の発生に関するログを集計する場合に、例えば、ピンポンハンドオーバの発生の検知において、移動端末の移動に伴う必然性のあるハンドオーバをログの集計対象から除外することで、ピンポンハンドオーバの抑制制御が引き起こす、必然性のあるハンドオーバのハンドオーバ失敗を未然に防ぐ(あるいは、低減して抑制する)ことができる。
[第2実施形態(ピンポンハンドオーバの(定義2)を用いる場合)に関する構成例]
(構成例2−1)ある基地局間のハンドオーバが一定時間内に一定回数以上実行される現象をピンポンハンドオーバとしてログ集計するピンポンハンドオーバログ集計装置1において、ピンポンハンドオーバであると判定された一連のハンドオーバにおける最後から1、2番目のハンドオーバについて、ハンドオーバを実施した場所(移動端末の場所)が閾値以上離れている場合に、ハンドオーバ実施要否判定部14により、これらのハンドオーバをピンポンハンドオーバログ集計対象から除外する。
(構成例2−2)ある基地局間のハンドオーバが一定時間内に一定回数以上実行される現象をピンポンハンドオーバとしてログ集計するピンポンハンドオーバログ集計装置1において、ピンポンハンドオーバであると判定された一連のハンドオーバにおける最初から1、2番目のハンドオーバについて、ハンドオーバを実施した場所(移動端末の場所)が閾値以上離れている場合に、ハンドオーバ実施要否判定部14により、これらのハンドオーバをピンポンハンドオーバログ集計対象から除外する。
(構成例2−3)ある基地局間のハンドオーバが一定時間内に一定回数以上実行される現象をピンポンハンドオーバとしてログ集計するピンポンハンドオーバログ集計装置1において、ピンポンハンドオーバであると判定された一連のハンドオーバにおける複数回の連続するハンドオーバのそれぞれについて、ハンドオーバを実施した場所(移動端末の場所)が閾値以上離れている場合に、ハンドオーバ実施要否判定部14により、これらのハンドオーバをピンポンハンドオーバログ集計対象から除外する。
(構成例2−4)ある基地局間のハンドオーバが一定時間内に一定回数以上実行される現象をピンポンハンドオーバとしてログ集計するピンポンハンドオーバログ集計装置1において、ピンポンハンドオーバであると判定された一連のハンドオーバにおける複数回のハンドオーバの全ての組み合わせについて、ハンドオーバを実施した場所(移動端末の場所)が閾値以上離れている場合に、ハンドオーバ実施要否判定部14により、これらのハンドオーバをピンポンハンドオーバログ集計対象から除外する。
(構成例2−5)上記した(構成例2−1)から上記した(構成例2−4)のいずれか1つに係るピンポンハンドオーバログ集計装置1において、ハンドオーバ実施要否判定部14は、ハンドオーバを実施した場所の距離が閾値以上である場合に、ハンドオーバを実施した場所が閾値(前記の閾値と異なってもよい)以上離れていると判定する。
(構成例2−6)上記した(構成例2−1)から上記した(構成例2−4)のいずれか1つに係るピンポンハンドオーバログ集計装置1において、ハンドオーバ実施要否判定部14は、ハンドオーバを実施した間の移動端末の移動距離が閾値以上である場合に、ハンドオーバを実施した場所が閾値(前記の閾値と異なってもよい)以上離れていると判定する。
(構成例2−7)上記した(構成例2−1)から上記した(構成例2−4)のいずれか1つに係るピンポンハンドオーバログ集計装置1において、ハンドオーバ実施要否判定部14は、ハンドオーバを実施した間の移動端末の移動速度が閾値以上である場合に、ハンドオーバを実施した場所が閾値(前記の閾値と異なってもよい)以上離れていると判定する。
(構成例2−8)上記した(構成例2−1)から上記した(構成例2−4)のいずれか1つに係るピンポンハンドオーバログ集計装置1において、ハンドオーバ実施要否判定部14は、ハンドオーバを実施した場所で測定した所望電波の到来方向が閾値以上異なる場合に、ハンドオーバを実施した場所が閾値(前記の閾値と異なってもよい)以上離れていると判定する。
(構成例2−9)ある基地局間のハンドオーバが一定時間内に一定回数以上実行される現象をピンポンハンドオーバとしてログ集計するピンポンハンドオーバログ集計装置1において、ピンポンハンドオーバであると判定された一連のハンドオーバの発生回数(ハンドオーバが発生した回数)が2回以下である場合に、ハンドオーバ実施要否判定部14により、これらのハンドオーバをピンポンハンドオーバログ集計対象から除外する。
[以上の実施形態に関する構成例]
以上の実施形態に関する構成例を示す。この構成例は、以上の実施形態(第1実施形態〜第2実施形態)に係る構成を別の表現でとらえたものである。
(構成例1)あらかじめ定められたハンドオーバの現象をピンポンハンドオーバとして、ピンポンハンドオーバであると判定された一連のハンドオーバにおけるあらかじめ定められた2以上のハンドオーバについて、端末のハンドオーバを実施した状況があらかじめ定められた条件を満たす場合に、これらのハンドオーバをピンポンハンドオーバに関するログの集計対象から除外するハンドオーバ実施要否判定部14を備える、ことを特徴とするログ集計装置(一例として、ピンポンハンドオーバログ集計装置1)、である。
ここで、端末としては、例えば、移動端末が用いられる。
(構成例2)前記ピンポンハンドオーバであると判定された一連のハンドオーバにおけるあらかじめ定められた2以上のハンドオーバとして、前記ピンポンハンドオーバであると判定された一連のハンドオーバにおける最後から1番目のハンドオーバおよび最後から2番目のハンドオーバを用いる、ことを特徴とする(構成例1)に記載のログ集計装置、である。
(構成例3)前記ピンポンハンドオーバであると判定された一連のハンドオーバにおけるあらかじめ定められた2以上のハンドオーバとして、前記ピンポンハンドオーバであると判定された一連のハンドオーバにおける最初から1番目のハンドオーバおよび最初から2番目のハンドオーバを用いる、ことを特徴とする(構成例1)に記載のログ集計装置、である。
(構成例4)前記ピンポンハンドオーバであると判定された一連のハンドオーバにおけるあらかじめ定められた2以上のハンドオーバとして、前記ピンポンハンドオーバであると判定された一連のハンドオーバにおける複数回の連続するハンドオーバのそれぞれを用いる、ことを特徴とする(構成例1)に記載のログ集計装置、である。
(構成例5)前記ピンポンハンドオーバであると判定された一連のハンドオーバにおけるあらかじめ定められた2以上のハンドオーバとして、前記ピンポンハンドオーバであると判定された一連のハンドオーバにおける複数回のハンドオーバの全ての組み合わせを用いる、ことを特徴とする(構成例1)に記載のログ集計装置、である。
(構成例6)前記ハンドオーバ実施要否判定部は、前記端末のハンドオーバを実施した状況があらかじめ定められた条件を満たす場合として、前記端末のハンドオーバを実施した場所の距離があらかじめ定められた閾値以上である場合を用いる、ことを特徴とする(構成例1)から(構成例5)のいずれか1つに記載のログ集計装置、である。
ここで、前記した閾値としては、様々な値が用いられてもよい。
(構成例7)前記ハンドオーバ実施要否判定部は、前記端末のハンドオーバを実施した状況があらかじめ定められた条件を満たす場合として、前記端末のハンドオーバを実施した間における当該端末の移動距離があらかじめ定められた閾値以上である場合を用いる、ことを特徴とする(構成例1)から(構成例6)のいずれか1つに記載のログ集計装置、である。
ここで、前記した閾値としては、様々な値が用いられてもよい。
(構成例8)前記ハンドオーバ実施要否判定部は、前記端末のハンドオーバを実施した状況があらかじめ定められた条件を満たす場合として、前記端末のハンドオーバを実施した間における当該端末の移動速度があらかじめ定められた閾値以上である場合を用いる、ことを特徴とする(構成例1)から(構成例7)のいずれか1つに記載のログ集計装置、である。
ここで、前記した移動速度としては、例えば、時間的に平均化した移動速度、最大の移動速度、または、最小の移動速度を用いることが可能である。
また、前記した閾値としては、様々な値が用いられてもよい。
(構成例9)前記ハンドオーバ実施要否判定部は、前記端末のハンドオーバを実施した状況があらかじめ定められた条件を満たす場合として、前記端末のハンドオーバを実施した場所で測定された所望電波の到来方向があらかじめ定められた閾値以上異なる場合を用いる、ことを特徴とする(構成例1)から(構成例8)のいずれか1つに記載のログ集計装置、である。
ここで、前記した閾値としては、様々な値が用いられてもよい。
また、前記した所望電波としては、任意の電波が用いられてもよく、例えば、端末が無線通信することが可能な基地局(例えば、同一の基地局)からの電波(無線信号)を用いることができる。
(構成例10)前記ハンドオーバ実施要否判定部は、前記端末のハンドオーバを実施した状況があらかじめ定められた条件を満たす場合として、前記ピンポンハンドオーバであると判定された一連のハンドオーバにおけるハンドオーバの発生回数が2回以下である場合を用いる、ことを特徴とする(構成例1)から(構成例9)のいずれか1つに記載のログ集計装置、である。
(構成例11)前記あらかじめ定められたハンドオーバの現象として、一の基地局から他の基地局へハンドオーバした端末が一定時間内に元の前記一の基地局にハンドオーバで戻る現象を、ピンポンハンドオーバとする、ことを特徴とする(構成例1)から(構成例10)のいずれか1つに記載のログ集計装置、である。
ここで、前記した一定時間としては、様々な値が用いられてもよい。
(構成例12)前記あらかじめ定められたハンドオーバの現象として、所定の基地局間のハンドオーバが一定時間内に一定回数以上実行される現象を、ピンポンハンドオーバとする、ことを特徴とする(構成例1)から(構成例10)のいずれか1つに記載のログ集計装置、である。
ここで、前記した所定の基地局間としては、例えば、ある任意の基地局と他の基地局との間となる。
また、前記した一定時間としては、様々な値が用いられてもよい。
また、前記した一定回数としては、様々な値が用いられてもよい。
[以上の実施形態のまとめ]
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
また、以上に示した各実施形態に係る各装置の機能(例えば、ピンポンハンドオーバログ集計装置1などの機能)を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより、処理を行ってもよい。
なお、ここで言う「コンピュータシステム」とは、オペレーティング・システム(Operating System;OS)や周辺機器等のハードウェアを含むものであってもよい。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、DVD(Digital Versatile Disk)等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことを言う。
さらに、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory))のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記のプログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことを言う。
また、上記のプログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。
さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
1…ピンポンハンドオーバログ集計装置、11…入力部、12…出力部、13…記憶部、14…ハンドオーバ実施要否判定部、15…条件判定部、16…ログ作成部、1001、1111−1、1111−2、1201、1301…移動端末、1101、1102…特性、1211…UEヒストリーテーブル

Claims (14)

  1. あらかじめ定められたハンドオーバの現象をピンポンハンドオーバとして、ピンポンハンドオーバであると判定された一連のハンドオーバにおけるあらかじめ定められた2以上のハンドオーバについて、端末のハンドオーバを実施した状況があらかじめ定められた条件を満たす場合に、これらのハンドオーバをピンポンハンドオーバに関するログの集計対象から除外するハンドオーバ実施要否判定部を備える、
    ことを特徴とするログ集計装置。
  2. 前記ピンポンハンドオーバであると判定された一連のハンドオーバにおけるあらかじめ定められた2以上のハンドオーバとして、前記ピンポンハンドオーバであると判定された一連のハンドオーバにおける最後から1番目のハンドオーバおよび最後から2番目のハンドオーバを用いる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のログ集計装置。
  3. 前記ピンポンハンドオーバであると判定された一連のハンドオーバにおけるあらかじめ定められた2以上のハンドオーバとして、前記ピンポンハンドオーバであると判定された一連のハンドオーバにおける最初から1番目のハンドオーバおよび最初から2番目のハンドオーバを用いる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のログ集計装置。
  4. 前記ピンポンハンドオーバであると判定された一連のハンドオーバにおけるあらかじめ定められた2以上のハンドオーバとして、前記ピンポンハンドオーバであると判定された一連のハンドオーバにおける複数回の連続するハンドオーバのそれぞれを用いる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のログ集計装置。
  5. 前記ピンポンハンドオーバであると判定された一連のハンドオーバにおけるあらかじめ定められた2以上のハンドオーバとして、前記ピンポンハンドオーバであると判定された一連のハンドオーバにおける複数回のハンドオーバの全ての組み合わせを用いる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のログ集計装置。
  6. 前記ハンドオーバ実施要否判定部は、前記端末のハンドオーバを実施した状況があらかじめ定められた条件を満たす場合として、前記端末のハンドオーバを実施した場所の距離があらかじめ定められた閾値以上である場合を用いる、
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のログ集計装置。
  7. 前記ハンドオーバ実施要否判定部は、前記端末のハンドオーバを実施した状況があらかじめ定められた条件を満たす場合として、前記端末のハンドオーバを実施した間における当該端末の移動距離があらかじめ定められた閾値以上である場合を用いる、
    ことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のログ集計装置。
  8. 前記ハンドオーバ実施要否判定部は、前記端末のハンドオーバを実施した状況があらかじめ定められた条件を満たす場合として、前記端末のハンドオーバを実施した間における当該端末の移動速度があらかじめ定められた閾値以上である場合を用いる、
    ことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のログ集計装置。
  9. 前記ハンドオーバ実施要否判定部は、前記端末のハンドオーバを実施した状況があらかじめ定められた条件を満たす場合として、前記端末のハンドオーバを実施した場所で測定された所望電波の到来方向があらかじめ定められた閾値以上異なる場合を用いる、
    ことを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載のログ集計装置。
  10. 前記ハンドオーバ実施要否判定部は、前記端末のハンドオーバを実施した状況があらかじめ定められた条件を満たす場合として、前記ピンポンハンドオーバであると判定された一連のハンドオーバにおけるハンドオーバの発生回数が2回以下である場合を用いる、
    ことを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか1項に記載のログ集計装置。
  11. 前記あらかじめ定められたハンドオーバの現象として、一の基地局から他の基地局へハンドオーバした端末が一定時間内に元の前記一の基地局にハンドオーバで戻る現象を、ピンポンハンドオーバとする、
    ことを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか1項に記載のログ集計装置。
  12. 前記あらかじめ定められたハンドオーバの現象として、所定の基地局間のハンドオーバが一定時間内に一定回数以上実行される現象を、ピンポンハンドオーバとする、
    ことを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか1項に記載のログ集計装置。
  13. ハンドオーバ実施要否判定部が、あらかじめ定められたハンドオーバの現象をピンポンハンドオーバとして、ピンポンハンドオーバであると判定された一連のハンドオーバにおけるあらかじめ定められた2以上のハンドオーバについて、端末のハンドオーバを実施した状況があらかじめ定められた条件を満たす場合に、これらのハンドオーバをピンポンハンドオーバに関するログの集計対象から除外する、
    ことを特徴とするログ集計方法。
  14. ハンドオーバ実施要否判定部が、あらかじめ定められたハンドオーバの現象をピンポンハンドオーバとして、ピンポンハンドオーバであると判定された一連のハンドオーバにおけるあらかじめ定められた2以上のハンドオーバについて、端末のハンドオーバを実施した状況があらかじめ定められた条件を満たす場合に、これらのハンドオーバをピンポンハンドオーバに関するログの集計対象から除外するステップを、
    コンピュータに実行させるためのログ集計プログラム。
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WO2021172183A1 (ja) * 2020-02-26 2021-09-02 京セラ株式会社 通信制御方法

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