JP2012231236A - 無線通信システム、セルサイズの推定方法およびネットワークパラメータ制御方法 - Google Patents

無線通信システム、セルサイズの推定方法およびネットワークパラメータ制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】実際のセルサイズをより正確に推定する。また、実際のセルサイズに基づくネットワークパラメータの制御を効率よく行うことを可能にする。
【解決手段】無線通信システムは、当該無線通信システムが備える無線基地局または該無線基地局が形成する無線セル内において該無線基地局と通信可能な無線端末の無線品質または無線通信状態に関する情報である測定情報を収集する測定情報収集手段と、測定情報収集手段が収集した測定情報に基づいて、無線基地局が形成する無線セルのセルサイズを推定するセルサイズ推定手段とを備えることを特徴とする。
【選択図】図21

Description

本発明は、セルサイズに基づいてネットワークパラメータを制御する無線通信システム、無線基地局、ネットワーク管理装置、セルサイズの推定方法およびネットワークパラメータ制御方法に関する。
3GPP(Third Generation Partnership Project)のWCDMA(Wideband Code Division Multiple Access)のような無線通信システムにおいて、無線品質が劣化したエリアのカバレッジを確保する目的や、集中的に通信が発生するエリアのトラフィックを収容する目的で、マクロセル、マイクロセル、ピコセルといったセルサイズの異なるセルや屋外のセルと屋内のセル等の種類の異なるセルを階層的に(カバレッジが重複するように)配置して運用する方法がある。
一方で、3GPPのLTE(Long Term Evolution )システムでは、無線端末が基地局間をハンドオーバする際に、ハンドオーバ品質を改善する目的として、ソース基地局からターゲット基地局に、最後に訪れたセル情報としてそのセルタイプ(マクロセルか、マイクロセルか、ピコセルか等)を含む該無線端末の移動履歴情報(UE history information)を通知することが非特許文献1により提案された。LTEの現仕様(非特許文献2)では、セルタイプを示す情報として、セルサイズに応じて(1)very small、(2)small、(3)medium、(4)largeが規定されている。
このセルタイプ情報により、大小さまざまなサイズのセルが混在するネットワークにおいて、セルサイズを考慮した制御を行うことが可能になる。非特許文献3,4には、セルサイズを考慮した制御の一例として、セルサイズに応じてハンドオーバ待ち時間(time to trigger)を変更することで、ハンドオーバ品質が改善するという検討結果が記載されている。また、その他にもハンドオーバ品質を改善する目的でハンドオーバ閾値を変更する方法がある。
なお、非特許文献5によると、ハンドオーバ閾値を変更可能するためには隣接セルリストに登録する必要があるが、その隣接セルリストの上限値は32と規定されている。大小さまざまなサイズのセルが混在するネットワークでは、例えば隣接するセルの数が32を超える場合には、どのセルを優先して登録するかといったことまで考慮することが好ましい。
また、特許文献1には、電界強度の測定によらずに自律的にセル半径を制御することが可能なセル半径決定方法が記載されている。特許文献1に記載されたセル半径決定方法は、基地局制御装置が、無線基地局で測定する上り伝搬遅延を使ってハンドオーバ時の無線端末の位置を測定する。このような無線端末の位置を測定することにより、セルの境界付近の隣接するセルの下り共通制御チャネルの受信電力を測定し比較する。そして、その結果を基に各基地局の共通制御チャネルの送信電力を制御し、自律的にセル半径の調整を行う。
また、特許文献2には、周辺のセルエリアの状況に基づいて、新たに形成されるセルエリアの方向及び範囲を設定するセルエリア形成制御方法が記載されている。なお、特許文献2には、周辺のセルエリアの状況として、例えば、自基地局の位置情報と他の基地局の位置情報とに基づいて中心位置方向や基地局間距離を検出することが記載されている。また、例えば、各基地局の位置情報と自他基地局間の伝搬損失とに基づいて、他の基地局のセルエリア配置を検出することが記載されている。また、例えば、各移動局の位置と、各移動局からの通知信号に含まれる通信可能基地局数とに基づいて、セルエリアの境界位置を検出することが記載されている。
特開2007−13351号公報 特開2003−319445号公報
3GPP LTEのシステム要件には、セルサイズをどのように決定するかは標準規定されていない。従って、セルサイズを決定する方法としては、例えば、無線基地局の運用開始時に手動で設定する方法が考えられる。しかし、実際の伝搬環境は複雑であるため、例えば、見通しのよいエリアや道路沿いに設置した小規模な基地局が予想以上のセルサイズとなるなど、実際のセルサイズと設定したセルサイズが必ずしも一致しない場合がある。また、運用開始時の設定が正しい場合においても、時間の経過に伴って、新しい建物の建築又は既存の建物の取り壊しなど基地局の周辺環境が変化することによって、実際のセルサイズが変化する場合がある。そのため、実際のセルサイズと異なるセルサイズに基づいてネットワークパラメータを制御すると、通信品質の劣化を招くおそれがあった。
例えば、設定したセルサイズと実際のセルサイズとが異なるために、適切なハンドオーバパラメータが設定されていない状態になれば、ハンドオーバ失敗率の増加やピンポン率(反復的なチャネル解放やチャネル設定動作を反復するピンポン現象が発生する確率)の増加に繋がってしまう。
なお、特許文献1には、ハンドオーバ時の無線端末の位置を無線基地局で測定する上り伝搬遅延から測定し、測定したそれら無線端末における隣接セルの下り制御チャネル受信レベルを基に、各無線基地局の制御チャネル送信電力を制御する方法が記載されているが、様々な伝搬環境により実際のセルサイズが異なっているためにそもそものハンドオーバパラメータが適切でない場合には、セル境界付近の端末を判定するためのハンドオーバ要求が正常になされるとは限らない。また、特許文献1に記載されたセル半径決定方法では、セル境界の情報は予め与えられており、送信電力以外のパラメータが動的に変化しないことを前提としている。このため、セルのサイズ、方位角、タイプ、他セルとの重なり具合等、動的に変化しうるセル配置における各々のセル境界を具体的にどのようにして決定するかといった詳しい決定方法は開示されていない。
また、特許文献2に記載されたセルエリア形成制御方法は、実際のセル配置において各々のセルが優勢となる領域、すなわち実際のセルサイズを正確に推定しようということは考えられていない。また、特許文献2に記載されたセルエリア形成制御方法では、他の基地局のセルエリア配置やセルエリアの境界位置を検出する際も一面的なセル配置しか考慮されていない。仮に、マクロセル内にフェムトセルやピコセルなどを配置して階層的なネットワーク構成をとる無線通信システムに適用した場合、単純に、自基地局の位置情報と他の基地局の位置情報とに基づいて中心位置方向や基地局間距離を検出したり、各基地局の位置情報と自他基地局間の伝搬損失とに基づいて他の基地局のセルエリア配置を検出したり、各移動局の位置と各移動局からの通知信号に含まれる通信可能基地局数とに基づいてセルエリアの境界位置を検出するだけでは、実際のセルサイズを正しく推定することはできない。
そこで、本発明は、実際のセルサイズをより正確に推定することが可能な無線通信システム、無線基地局、ネットワーク管理装置、セルサイズの推定方法を提供することを目的とする。また、本発明は、実際のセルサイズに基づくネットワークパラメータの制御を効率よく行うことができる無線通信システム、無線基地局、ネットワーク管理装置およびネットワークパラメータ制御方法を提供することを目的とする。
本発明による無線通信システムは、当該無線通信システムが備える無線基地局または該無線基地局が形成する無線セル内において該無線基地局と通信可能な無線端末の無線品質または無線通信状態に関する情報である測定情報を収集する測定情報収集手段と、測定情報収集手段が収集した測定情報に基づいて、無線基地局が形成する無線セルのセルサイズを推定するセルサイズ推定手段とを備えたことを特徴とする。このような構成を採用し、無線基地局等が収集した測定情報を統計的に分析した結果から無線セルのセルサイズを推定することで、実際のセルサイズに近い、より正確なセルサイズ値を推定することができる。また、例えば、測定情報を統計的に分析した結果から推定されたセルサイズを基にセルサイズ情報を更新し、更新されたセルサイズ情報に基づいてネットワークパラメータの制御を行うことによって、ネットワーク内のデータトラフィックやシグナリングの負荷を軽減しつつ、実際のセルサイズに基づくネットワークパラメータの制御が可能になる。
また、本発明による無線基地局は、当該無線基地局または該無線基地局が形成する無線セル内において該無線基地局と通信可能な無線端末の無線品質または無線通信状態に関する情報である測定情報を収集する測定情報収集手段と、測定情報収集手段によって測定された測定情報を基に、自セルのセルサイズを推定するセルサイズ推定手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明によるネットワーク管理装置は、管理対象とされた無線基地局または該無線基地局が形成する無線セル内において該無線基地局と通信可能な無線端末の無線品質または無線通信状態に関する情報である測定情報を収集する測定情報収集手段と、測定情報収集手段によって測定された測定情報を基に、無線基地局が形成する無線セルのセルサイズを推定するセルサイズ推定手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明によるセルサイズの推定方法は、無線基地局または該無線基地局が形成する無線セル内において該無線基地局と通信可能な無線端末の無線品質または無線通信状態に関する情報である測定情報を収集し、収集した測定情報に基づいて、無線基地局が形成する無線セルのセルサイズを推定することを特徴とする。
また、本発明によるネットワークパラメータ制御方法は、無線基地局または該無線基地局が形成する無線セル内において該無線基地局と通信可能な無線端末の無線品質または無線通信状態に関する情報である測定情報を収集し、収集した測定情報に基づいて、無線基地局が形成する無線セルのセルサイズを推定し、推定されたセルサイズに基づいて、ハンドオーバ閾値、ハンドオーバ待ち時間、隣接セルリストの少なくとも1つを含むネットワークパラメータを制御することを特徴とする。
本発明によれば、実際のセルサイズをより正確に推定することができる。また、本発明によれば、実際のセルサイズに基づくネットワークパラメータの制御を効率よく行うことができる。
第1の実施形態の無線通信システムの構成例を示すブロック図である。 無線アクセス網におけるセル配置の一例を示す説明図である。 無線基地局の構成例を示すブロック図である。 設定情報のテーブルの内容例を示す説明図である。 運用情報のテーブルの内容例を示す説明図である。 測定情報のテーブルの内容例を示す説明図である。 セルサイズ情報のテーブルの内容例を示す説明図である。 第1の実施形態における測定情報の収集方法の一例を示すフローチャートである。 第1の実施形態におけるセルサイズの推定方法の一例を示すフローチャートである。 第2の実施形態における無線端末の構成例を示すブロック図である。 第2の実施形態における測定情報の収集方法の一例を示すフローチャートである。 第2の実施形態におけるセルサイズの推定方法の一例を示すフローチャートである。 測定エリアの分割例を示す説明図である。 第3の実施形態における測定情報の収集方法の一例を示すフローチャートである。 第3の実施形態におけるセルサイズの推定方法の一例を示すフローチャートである。 第4の実施形態における測定情報の収集方法の一例を示すフローチャートである。 第4の実施形態におけるセルサイズの推定方法の一例を示すフローチャートである。 無線基地局の他の構成例を示すブロック図である。 第5の実施形態におけるセルサイズ情報の交換例を示す説明図である。 第5の実施形態におけるセルサイズ情報の活用例を示す説明図である。 本発明の概要を示すブロック図である。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
実施形態1.
図1は、本発明の第1の実施形態の無線通信システムの構成例を示すブロック図である。図1に示す無線通信システムは、ネットワーク管理装置103と、複数の無線基地局120,121,122と、複数の無線端末130,131とを備えている。
また、図1において、ネットワーク管理装置103は、コア網101および無線アクセス網102と有線リンク112,113を介して接続されている。なお、有線リンク112は、無線アクセス網102を構成する1以上の無線基地局とそれぞれ接続されていることを示している。また、コア網101は、有線リンク110を介して外部網100と接続されるとともに、有線リンク111を介して各無線基地局120,121,122と接続されている。なお、図1では、3つの無線基地局と、2つの無線端末を示しているが、無線基地局の数および無線端末の数はこの限りではない。
外部網100は、例えば、インターネット等のパケット網や固定回線網、他の無線通信システム網である。
コア網(コアネットワーク)101は、外部網100との接続のためのゲートウェイ、ロケーションレジスタ、サービス制御局などを有し、無線端末の位置登録、無線端末の呼び出し(ページング)、無線端末の発信及び着信の制御、無線端末の送信および受信データの経路設定および転送処理などを行う。
ネットワーク管理装置103は、当該無線通信システムにおける無線/有線通信ネットワークの通信状態を管理し、保守および運用を行う。なお、ネットワーク管理装置103は、コア網101の一構成要素として実装されていてもよい。
無線基地局120,121,122は、それぞれ無線セル140,141,142を形成し、自セル内に位置する無線端末と無線リンクを介して無線通信を行う。なお、無線リンクとは、物理無線チャネルを無線基地局と無線端末間で接続することで確立される通信リンクをいう。
無線端末130,131は、無線セル140、141内において当該無線端末が接続する無線リンクを介して、該無線セルを管理する無線基地局120,121と無線通信を行う。本発明において、「セル(無線セル)」とは、無線基地局が無線チャネルを送波することにより形成される無線ゾーンをいう。また、「セルサイズ」とは、そのセルの下りリファレンス信号の無線品質が優勢(もっとも良好)である領域の大きさ又は範囲をいう。なお、セルサイズは、セル勢力範囲やセクタ勢力範囲とも呼ばれる。
無線アクセス網102は、このような各無線基地局が形成する無線セルが寄せ集まることにより構成される無線ネットワークをいう。図2は、無線アクセス網102におけるセル配置の一例を示す説明図である。図2に示す例では、無線基地局120の無線セル140と、無線基地局121の無線セル141との境界付近に、当該無線セル140および無線セル141と重なるように、無線基地局122の無線セル142が配置されている。
また、無線端末130,131は、通信品質測定手段、GPS測位手段、加速度センサなどを備え、所定のタイミングまたは基地局からの指示に応じて各種測定を行う。
図3は、無線基地局120の構成例を示すブロック図である。なお、図3では、無線基地局120を例に示したが、他の無線基地局も基本的には同様である。図3に示す例では、無線基地局120は、設定情報記憶装置200と、運用情報記憶装置201と、測定情報記憶装置202と、セルサイズ情報記憶装置203と、測定情報収集手段210と、送受信手段211と、セルサイズ推定手段212とを備えている。
設定情報記憶装置200は、当該無線基地局における各種設定内容を示す設定情報300を記憶する。なお、本実施形態では、設定情報300は、少なくとも当該無線基地局および隣接する無線基地局に関して、その設置位置と、該無線基地局が形成するセルの種類、アンテナ構成、隣接セルに関する情報を含むものとする。
運用情報記憶装置201は、当該無線基地局における現在の運用状況を示す運用情報310を記憶する。運用情報310には、運用中に随時更新される情報が全て含まれる。なお、本実施形態では、運用情報310は、当該無線基地局が管理する無線セルにおいて発生したハンドオーバに関する情報を含むものとする。
測定情報収集手段210は、当該無線基地局120の無線セル140内に位置する無線端末や当該無線基地局120または隣接する無線基地局121,122が測定した各種測定情報を収集する。測定情報は、例えば、無線基地局または無線端末において測定可能な上り信号の伝搬遅延時間や、受信電界強度、希望信号電力対干渉信号電力比といった無線品質や、ハンドオーバ失敗回数や端末位置の移動速度、セル滞在時間といった無線通信状態に関する情報である。本実施形態では、無線基地局における上り信号の伝搬遅延時間、各無線端末のセル滞在時間、移動速度、測位情報、各無線端末における下り信号の無線品質の少なくとも1つを含む情報であるとする。なお、測定情報収集手段210は、自らが測定情報に関連する無線品質や無線通信状態を測定してもよい。また、収集した第1の測定情報によって示される第1の測定値を使って、第2の測定値を算出し、該測定値を示す第2の測定情報を生成する場合も含む。すなわち、測定情報収集手段210による「収集」には、単に収集するだけでなく、自らが測定したり、測定または収集した情報を基に自らが算出する動作をも含むものとする。
測定情報記憶装置202は、測定情報収集手段210により収集された測定情報320を記憶する。
セルサイズ推定手段212は、設定情報記憶装置200、運用情報記憶装置201および測定情報記憶装置202に保持されている情報に基づいて、セルサイズの推定を行う。また、セルサイズ推定手段212は、推定したセルサイズがこれまでのセルサイズと異なっていることを認識した場合や所定のタイミングで、送受信手段211を介して隣接無線基地局(例えば、無線基地局121,122)にセルサイズの通知を行う。
セルサイズ情報記憶装置203は、セルサイズ推定手段212によって推定されたセルサイズを記憶する。
送受信手段211は、無線リンクまたは有線リンクを介して、隣接無線基地局121,122や自セル内に位置している無線端末130との間で各種情報の送受信を行う。本実施形態では、送受信手段211は、無線端末から測定情報を受信したり、隣接無線基地局との間でセルサイズ情報の交換を行ったりする。また、ネットワーク管理装置103から各種設定情報やセルサイズ情報を受信してもよい。上記以外の無線基地局や無線端末の送受信機能は、当業者にとってよく知られているため、その詳細な説明は省略する。
図4は、設定情報記憶装置200が記憶する設定情報300の一例を示す説明図である。図4に示す設定情報300は、基地局情報301と、パラメータ情報302とを含む。また、基地局情報301は、当該無線通信システムが備える無線基地局(少なくとも当該無線基地局と隣接する無線基地局とを含む)および該無線基地局が形成する無線セルの情報として、無線基地局ID303と、無線セルID304と、設置地点305(経度,緯度,高度等)と、基地局タイプ306(セルタイプ)とを含む。また、パラメータ情報302は、当該無線通信システムが備える無線基地局(少なくとも当該無線基地局と隣接する無線基地局とを含む)の各無線セルのより詳細な情報として、無線セルID304と、隣接セルリスト307と、最大送信電力308と、アンテナ構成309(例えば、高さ、指向性パターン、方位角、仰角等)とを含む。
図4の基地局情報301を参照すると、例えば、無線基地局ID=10かつ無線セルID=1によって識別される無線基地局は、緯度がX1で経度がY1で高度がZ1に設置され、屋外向けのマクロセルを形成する屋外マクロ局であることが示されている。また、例えば、無線基地局ID=10かつ無線セルID=2によって識別される無線基地局は、緯度がX1で経度がY1で高度がZ1の位置に設置され、かつ屋外向けのマイクロセルを形成する屋外マイクロ局であることが示されている。また、例えば、無線基地局ID=10かつ無線セルID=3によって識別される無線基地局は、緯度がX1で経度がY1で高度がZ1の位置に設置され、かつ屋外向けのピコセルを形成する屋外ピコ局であることが示されている。また、例えば、無線基地局ID=11かつ無線セルID=4によって識別される無線基地局は、緯度がX2で経度がY2で高度がZ2の位置に設置され、かつ屋内向けの無線セルを形成する屋内局であることが示されている。なお、図4に示す例では、無線セルID=1〜3の無線セルは、同じID(=10)を有する1つの無線基地局が形成していることがわかる。換言すると、無線基地局ID=10の無線基地局は、3種の無線セル(マクロセル、マイクロセル、ピコセル)を自セルとして形成している。
また、図4のパラメータ情報302を参照すると、例えば、無線セルID=1の無線セルは、隣接セルリストとして無線セルID=(2,3,4,5)が規定されるとともに、当該無線セルの最大送信電力がp1、アンテナ構成が高さh1,指向性パターンa1,方位角φ1,仰角θ1であることが示されている。また、例えば、無線セルID=2の無線セルは、隣接セルリストとして無線セルID=(1,3,4)が規定されるとともに、当該無線セルの最大送信電力がp2、アンテナ構成が高さh2,指向性パターンa1,方位角φ2,仰角θ2であることが示されている。また、例えば、無線セルID=3の無線セルは、隣接セルリストとして無線セルID=(1,2,5,6)が規定されるとともに、当該無線セルの最大送信電力がp3、アンテナ構成が高さh3,指向性パターンa1,方位角φ3,仰角θ3であることが示されている。また、例えば、無線セルID=4の無線セルは、隣接セルリストとして無線セルID=(5,6,7)が規定されるとともに、当該無線セルの最大送信電力がp4、アンテナ構成が高さh4,指向性パターンa2,方位角φ4,仰角θ4であることが示されている。
また、図5は、運用情報記憶装置201が記憶する運用情報310の一例を示す説明図である。図5に示す運用情報310は、移動元セルID311と、移動先セルID312と、ハンドオーバ試行回数313と、ハンドオーバ失敗回数314とを含む。
図5を参照すると、例えば、無線セルID=1の無線セルから無線セルID=2へのハンドオーバの現在の運用状況として、その試行回数がb1であり、失敗回数がc1であることが示されている。また、例えば、無線セルID=1の無線セルから無線セルID=3へのハンドオーバの現在の運用状況として、その試行回数がb2であり、失敗回数がc2であることが示されている。また、例えば、無線セルID=2の無線セルから無線セルID=1へのハンドオーバの現在の運用状況として、その試行回数がb3であり、失敗回数がc3であることが示されている。また、例えば、無線セルID=2の無線セルから無線セルID=4へのハンドオーバの現在の運用状況として、その試行回数がb4であり、失敗回数がc4であることが示されている。
また、図6は、測定情報記憶装置202が記憶する測定情報320の一例を示す説明図である。図6(a)は、測定情報320として、上り伝搬遅延時間を保持する場合の例である。図6(a)では、上り伝搬遅延時間(D)を所定の範囲ごとにいくつかのグループに分け、これら区分けしたグループ単位で、当該範囲内の値を集計したカウント数322を保持する例が示されている。この他にも、図6(b)は、測定情報320として基地局−無線端末間距離(R)を保持する場合の例を示している。また、図6(c)は、測定情報320としてセル内移動距離を保持する場合の例を示している。また、図6(d)は、測定情報320として受信電界強度を保持する例が示されている。図6に示す例では、いずれも収集対象である測定値を所定の範囲ごとにいくつかのグループに分け、これら分けしたグループ単位で、当該範囲内の値を修正したカウント数322を保持する例が示されている。このようなヒストグラムを作成することにより、セルサイズの推定時に統計的な処理を可能にする。なお、グループ化する範囲を、推定結果とするセルサイズの範囲または種別と対応するように設定してもよい。
また、図7は、セルサイズ情報記憶装置203が記憶するセルサイズ情報330の一例を示す説明図である。図7に示す例では、自無線基地局が管理する無線セルのセルサイズ情報331と、隣接する他の無線セルのセルサイズ情報332とを記憶している。セルサイズ情報331,332は、それぞれ無線セルID304と、推定結果であるセルサイズ333と、前回更新時刻334とを含んでいる。これらのセルサイズ情報は、基地局間で交換されるか、ネットワーク管理装置103を経由して各基地局に通知されることにより、基地局間で共有されている。なお、セルサイズ情報の共有方法については、第5の実施形態で説明している。
次に、図8および図9を参照して本実施形態の動作について説明する。図8は、無線基地局120の測定情報収集手段210による測定情報の収集方法の一例を示すフローチャートである。図8において、測定情報収集手段210は次のように動作する。まず、無線基地局120(例えば、L1機能部(図示省略))が自セルのカバーエリア内に位置している無線端末(例えば、無線端末130)からのランダムアクセスチャネル(RACH)のプリアンブル信号を検出する(ステップS101)。RACHは、基地局が管理するセル内の全無線端末が当該無線基地局にアクセスする際に用いる上りのトランスポートチャネルである。プリアンブル信号の検出は、例えば、RACHプリアンブル受信器を備え、そのRACHプリアンブル受信器が、受信信号の信号レベルが所定の閾値を超えたまたは所定の閾値に達したときにその旨を示す制御信号(プリアンブル受信通知)を出力することにより、測定情報収集手段210がその旨を検出してもよい。また、その際に実際の受信タイミングを併せて出力してもよい。
次に、無線基地局120の測定情報収集手段210は、検出したRACHプリアンブル信号の理想的な受信タイミングと実際の受信タイミングとから、送信元である無線端末との間の上り伝搬遅延時間を算出する(ステップS102)。なお、上り伝搬遅延時間の算出は、検出した全てのRACHプリアンブル信号を対象に行ってもよいし、ハンドオーバの際のRACHプリアンブル信号のみを対象に行ってもよい。また、検出対象とする信号は、RACHのプリアンブル信号に限らない。すなわち、自セルの在圏エリア内に位置する無線端末が該無線基地局に向けて自律的に発する信号であって、各無線端末に対してその送出のタイミングが予め定められているものであればよい。例えば、無線セルが階層的に配置されるシステムにおいて、実際には在圏しないセルに対しても該セル内に位置していることを知らせるような信号を無線基地局に送信するよう規定されているような場合には、そのような信号を検出対象としてもよい。そして、測定情報収集手段210は、算出した上り伝搬遅延時間を一測定情報320として、測定情報記憶装置202に保存する(ステップS103)。
また、図9は、セルサイズ推定手段212によるセルサイズの推定方法の一例を示すフローチャートである。セルサイズの推定処理は、例えば、定期的に実行される。図9に示す例では、セルサイズ推定手段212は、前回推定時(または起動時といった所定のタイミング)から所定の時間が経過すると(ステップS111)、無線基地局120のセルサイズ推定手段212は、測定情報記憶装置202から測定情報収集手段210が収集した上り伝搬遅延時間を取得する(ステップS112)。なお、定期的に実行するほかに、通信品質の統計値の劣化を検出した場合や送信電力又はアンテナチルト角を変更した場合などといった所定のタイミングにより実行してもよい。
次に、セルサイズ推定手段212は、取得した上り伝搬遅延時間の上位5%値を算出する(ステップS113)。ここでは、上り伝搬遅延時間の「ヒストグラムの」上位5%値を用いる。なお、上位数%の数値は、ある所定値であればよく、セルエッジ付近の情報を用いることができれば、例えば10%であってもよい。そして、セルサイズ推定手段212は、算出値(収集した上り伝搬遅延時間の上位XX%値)を基にセルサイズを推定する(ステップS114)。
上り伝搬遅延時間の上位XX%値からセルサイズを推定する方法は、上り伝搬遅延時間とセルサイズとの対応関係を予め規定しておき、その対応関係に対して算出した上り伝搬遅延時間を適用しセルサイズを求めればよい。上り伝搬遅延時間とセルサイズとの対応づけは、例えば、以下の式(1)のような計算式を用いてもよいし、典型的なデータ(セルサイズが既知の基地局で推定した上り伝搬遅延時間の平均値など)から予め対応表を作成しておいてもよい。本例の場合、セルサイズの推定結果として、基地局からセルエッジ(カバーエリアの境界付近)までの距離[m]を求める。また、各無線端末の位置情報等から方位が判定できる場合には、特定の方位やエリア(例えば、所定の範囲のエリアを格子状に分割した分割エリア)ごとに個別にセルサイズ(勢力範囲)を推定することも可能である(後述の図13参照)。
光速度(真空中の電波の移送速度)*伝搬遅延時間(D)=距離(セルサイズ) ・・・式(1)
次に、セルサイズ推定手段212は、推定したセルサイズと以前のセルサイズを比較し、比較した結果が異なる場合には(ステップS115のYes)、推定したセルサイズをセルサイズ情報記憶装置203に格納する(ステップS116)。なお、比較した結果が異ならない場合には、ステップS116の処理は省略される。
以上のように、本実施形態によれば、無線基地局は、各無線端末からのRACHプリアンブル信号の受信タイミングと理想的な受信タイミングとを用いて、上り伝搬遅延時間を算出し、それを統計的に処理してセルサイズを推定するように構成されているため、セルサイズ情報を自律的に更新することができる。これにより、実際のセルサイズに応じてネットワークパラメータを変更することで、通信品質の改善に貢献することができる。また、このように無線基地局で測定または収集可能な無線品質や通信状態を示す測定情報を統計的に処理してセルサイズ情報に反映することで、ネットワークパラメータの制御のために測定情報を個々に(その都度および/または個別に)やりとりする場合と比べて、ネットワーク内のデータトラフィックやシグナリングの負荷を軽減することができる。
変更するネットワークパラメータとしては、例えば、ハンドオーバ閾値、ハンドオーバ待ち時間(time to trigger)、隣接セルリストなどが挙げられる。なお、ハンドオーバ閾値とは、ハンドオーバのトリガとなる自セルとの周辺セルとの間の無線品質測定値の差を示すシステム設定値である。すなわち、自セルの無線品質測定値よりも周辺セルの無線品質測定値がハンドオーバ閾値以上、上回った場合に、無線端末はその周辺セルへのハンドオーバを試みるためのトリガーを開始させる。なお、実際にハンドオーバ処理を開始するのは、ハンドオーバ待ち時間を経過した後である。すなわち、ハンドオーバ待ち時間は、周辺セルの無線品質が自セルの無線品質よりも上回っていることを検出したときから実際にその周辺セルへのハンドオーバ処理を開始するまでの待ち時間を示すシステム設定値である。また、隣接セルリストは、自セルに在圏している無線端末にサーチを行わせる周辺セルの情報をリスト化したものである。また、各基地局はセルペア毎にCIO(Cell Individual Offset)などのオフセット値を設定でき、対象セル間のハンドオーバに対して、ハンドオーバをしやすく又はしにくくすることができる。このようなオフセット値を変化させると、間接的に、該セルに対するハンドオーバ閾値を変化させたことになる。
このように、自律的にセルサイズの推定を行うことによって、システムの運用中において使用されるセルサイズが、実質的な有効範囲である勢力範囲と整合したものとなり、このように実質的な有効範囲と規定上のセルサイズとを動的に整合させることにより、セルサイズを基に制御されるネットワークパラメータ等を実際により合致したものとすることができる。従って、実際のセルサイズに最も適合する形で各種制御を自律的に行うことが可能になる。
また、例えば、HetNet(Heterogeneous Network )と呼ばれるような、異なった要素を組み合わせてネットワークを構成する場合、セルを階層化して配置するだけでなく、ある無線基地局のセルサイズが端末の状態に応じて動的に変更することも考えられる。このような場合であっても、本実施形態によれば、そのような変更による影響が加味されたネットワークパラメータを自セルに在圏している無線端末に対して制御することができる。
例えば、隣接無線基地局のセルサイズが小さくなった場合には、該セルと自セルとが干渉するレベルおよび範囲も小さくなることが考えられるため、変更前と比べると、該セルとの関係においては自セルの勢力範囲は大きくなるものと考えられる。また、例えば、隣接無線基地局のセルサイズが大きくなった場合には、該セルと自セルとが干渉するレベルおよび範囲も大きくなることが考えられるため、変更前に比べると、該セルとの関係においては自セルの勢力範囲は小さくなるものと考えられる。また、例えば、隣接無線基地局が移動式であって、自セルのセルエリア内を移動した場合には、隣接セルが移動した方向にそって、移動元および移動先の方角における自セルの勢力範囲も変化していくことが考えられる。本実施形態によれば、セル境界付近の端末からの測定情報を基に、実質的なセルサイズ(実際の勢力範囲)を推定するため、このような勢力範囲の動的変化にも対応可能である。従って、このようにして推定された自セルの実質的なサイズ(または形状)をもとに、各種ネットワークパラメータを制御することにより、ユーザに、現状のネットワーク構成に最適な無線アクセスを提供することができる。
実施形態2.
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。なお、本実施形態の基本構成は、第1の実施形態と同様でよい。ただし、図10に示すように、各無線端末130,131は、無線基地局が収集する測定情報において測定対象となっている無線品質または無線通信状況に関連する事象(本例では、自端末の位置)を測定する測定手段411を含むものとする。なお、無線品質や通信状況を測定する具体的な方法は、特に限定されない。例えば、GPS受信システムや、受信電界強度の測定技術等、既存の技術を利用すればよい。
図10は、無線端末130の構成例を示すブロック図である。なお、図10では、無線端末130を例に示したが、他の無線端末も基本的には同様である。図10に示す例では、無線端末130は、測定情報記憶装置400と、測定手段411と、無線端末機能部412と、送受信手段413とを備えている。
測定手段411は、当該無線端末の無線品質や当該無線通信の通信状態に関連する所定の事象を測定し、測定結果を当該無線端末の測定情報320として測定情報記憶装置400に記憶する。測定手段411は、例えば、当該無線端末のセル滞在時間、移動速度、現在位置および下り信号の無線品質の少なくとも1つを測定し、それらを示す測定情報を記憶する。本実施形態では、GPSシステムの受信機を有し、その受信機が受信した情報を基に当該無線端末の現在位置を示す測位情報を得る。
測定情報記憶装置400は、当該無線端末130の測定手段411が測定した結果得られる測定情報を記憶する。
無線端末機能部412は、無線通信システムにおける一般的な無線端末機能を実現する処理部である。本実施形態の無線端末機能部412は、無線基地局からの要求に応じて、または予め定められている所定のタイミングに従って、測定情報記憶装置400に記憶されている測定情報を、所定の無線信号に載せて無線基地局に送信するための処理を行う制御部(例えば、無線リンク制御部)を含む。なお、無線端末機能部412は、測定情報記憶装置400を介さずに、直接測定手段411から出力される測定情報を含む信号を生成して送信することも可能である。そのような場合には、測定情報記憶装置400は省略してもよい。また、測定情報によっては、無線端末機能部412が測定手段411を含む構成も考えられる。すなわち、無線端末機能部412の機能に、既に測定手段411が実装されている場合も想定される。そのような場合には、無線端末130に本発明特有の手段を設ける必要はない。
送受信手段413は、無線リンクを介して、無線基地局との間で各種情報の送受信を行う。
図11は、本実施形態の無線基地局120による測定情報の収集方法の一例を示すフローチャートである。図11を参照すると、無線基地局120の測定情報収集手段210は、自セルのカバーエリア内に位置している無線端末(例えば、無線端末130)から該無線端末130のGPS測位情報を収集する(ステップS201)。GPS測位情報の収集は、例えば、無線基地局が周期的にGPS測位情報の問い合わせを行い、その応答として無線端末から送信される信号を受信することによって行ってもよいし、周期的に測定情報を通知する所定のプロトコルに従って、無線端末から自律的に送信される測定情報通知を受信することによって行ってもよい。
なお、無線基地局120は、無線端末130の位置情報として、複数基地局からの受信信号の到来観測時間差を用いたE−DOA(Estimation-Direction Of Arrival )測位結果を収集してもよい。
次に、無線基地局120の測定情報収集手段210は、設定情報記憶装置200に格納してある基地局120の位置情報と、収集した無線端末130の位置情報とから当該無線端末について基地局−端末間距離を算出する(ステップS202)。そして、測定情報収集手段210は算出した基地局−端末間距離を示す情報を、一測定情報320として測定情報記憶装置202に保存する(ステップS203)。
また、図12は、本実施形態のセルサイズ推定手段212によるセルサイズの推定方法の一例を示すフローチャートである。図12において、セルサイズ推定手段212は次のように動作する。すなわち、セルサイズ推定手段212は、前回推定時(または起動時といった所定の開始タイミング)より所定時間が経過すると(ステップS211)、無線基地局120のセルサイズ推定手段212は、測定情報記憶装置202から測定情報収集手段210が収集した基地局−端末間距離を取得する(ステップS212)。なお、セルサイズの推定処理は、第1の実施形態と同様、定期的に実行するほかに、通信品質の統計値の劣化を検出した場合や送信電力又はアンテナチルト角を変更した場合などといった所定のタイミングにより実行してもよい。
次に、セルサイズ推定手段212は、取得した基地局−端末間距離の上位5%値を算出する(ステップS213)。そして、セルサイズ推定手段212は、算出値(収集した基地局−端末間距離の上位XX%値)を基にセルサイズを推定する(ステップS214)。
なお、セルサイズ推定手段212は、算出値をそのままセルサイズの推定結果(当該基地局からセルエッジ(カバーエリアの境界付近)までの距離[m])としてもよい。また、第1の実施形態と同様、各無線端末の位置情報等から方位が判定できる場合には、特定の方位やエリア(例えば、所定の範囲のエリアを格子状に分割した分割エリア)ごとに個別に勢力範囲を推定することも可能である。
図13は、測定エリアの分割例を示す説明図である。図13に示すように、測定情報収集手段210があらかじめ設定した測定エリアの区分に従って、収集した測定情報を分けて集計し、セルサイズ推定手段212は、分割したエリア毎にセルサイズを推定してもよい。図13に示す例では、無線基地局が中心に位置するように所定のエリアを9つのブロックに分割し、各分割ブロックが位置するエリア毎にセルサイズを推定する。例えば、エリア毎に、当該エリア内における該セルの勢力範囲の境界を指し示す、基地局までの距離を推定すればよい。なお、当該エリア内に境界がない場合は、「ゼロ範囲(勢力範囲外)」や「全範囲(勢力範囲内)」といった推定結果としてもよい。このようにエリアを分割して推定することによって、建物等の遮蔽物等によって実際のカバーエリアが歪な形状になるような場合にも、より実際に近いセルサイズを推定することができる。なお、分割したエリア毎にセルサイズを推定する方法の他に、例えば、分割したエリアのうち無線基地局120の中心付近(例えば、図13のエリア1)を除くエリア毎のセルサイズの推定結果の平均値を、該基地局のセルサイズとしてもよい。
なお、ステップS215〜216の処理は、図7に示した第1の実施形態のS115〜116と同様のため説明を省略する。
以上のように、本実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果に加えて、無線端末から収集した位置情報等を所定エリア毎に集計し、統計的に処理することでセルサイズを推定するように構成されているため、精度のよいまたはより詳細なセルサイズ情報を自律的に更新することができる。例えば、エリア毎に、セルサイズ(当該エリア内における勢力範囲)を推定することができる。より詳細に特定される実際のセルサイズに応じてネットワークパラメータを変更することで、通信品質の改善に貢献することができる。
例えば、基地局としては、mediumサイズの設定に基づき送波しているが、遮蔽物があるために、ある方位においてはsmallサイズと同等の勢力範囲しか得られないような状況となっている場合などに、本実施形態によればその方位に位置するエリアに対するセルサイズの推定結果を基に、そのような方位間のセルサイズのばらつきを認識することも可能である。このことにより、例えば、無線基地局が、ある方位においてのみ実際のセルサイズと規定上のセルサイズとが異なることを認識した場合には、当該方位に位置する隣接セルからの/へのハンドオーバパラメータのみを、推定結果である実際のセルサイズに応じて制御することも可能である。すなわち、特定エリアにおけるセルサイズ(例えば、当該エリア内におけるセル勢力範囲の境界を示す基地局までの距離)を個別に推定することで、歪な形状にも対応可能となる。
実施形態3.
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。なお、本実施形態の基本構成は、第1の実施形態と同様でよい。
本実施形態において、無線基地局の測定情報収集手段210は、測定情報320として、無線端末のセル内移動距離を収集する。
測定情報収集手段210は、まず、無線端末の移動速度を示す情報または該情報を導出可能な情報を収集してもよい。例えば、測定情報収集手段210は、無線端末130が自セルにハンドオーバする際に、該端末の移動履歴情報(UE history information)を収集してもよい。無線端末の移動履歴情報には、少なくとも最後に訪れたセル情報として、該セルのIDと、セル滞在時間が含まれている。なお、このような無線端末の移動履歴情報は、当該無線端末が保持している場合には該無線端末から収集してもよいし、無線基地局間で転送されるよう規定されている場合には、ハンドオーバ元の無線基地局から収集してもよい。
また、例えば、各無線基地局が、自身が管理している無線端末の移動履歴情報を上位の管理局(OMC等)に通知する機能を有している場合には、測定情報収集手段210は、上位の管理局から当該無線端末の移動履歴情報を収集することもできる。
測定情報収集手段210は、収集した該無線端末の移動履歴情報を基に、過去のセル滞在時間と該セルのセルサイズ情報から該無線端末の移動速度を推定する。
また、第2の実施形態で示したように、無線端末が測定手段411を備える構成としてもよい。例えば、本実施形態において、測定手段411は、加速度センサを備え、該加速度センサから得られるセンサ情報を基に自無線端末の移動速度を推定してもよい。そのような場合には、測定情報収集手段210は、ハンドオーバの際に、当該無線端末の測定手段411から該無線端末の移動速度を示す移動速度情報を測定情報320として収集すればよい。端末から収集する移動速度情報は、例えば、現在の移動速度を示す情報であってもよいし、これまでの移動速度を時系列に沿って示す履歴形式の情報であってもよい。なお、測定情報収集手段210は、例えば、移動速度情報の代わりに該端末の加速度を示す加速度情報を収集してもよい。そのような場合には、測定情報収集手段210が、収集した加速度情報を基に該端末の移動速度を推定すればよい。
また、例えば、測定情報収集手段210は、該無線端末のハンドオーバ頻度を示す情報または該情報を導出可能な情報(例えば、ハンドオーバ履歴等)を収集し、収集したハンドオーバ頻度と過去のセルのセルサイズ情報から、該端末の移動速度を推定することも可能である。
測定情報収集手段210は、本実施形態では、収集した無線端末の移動速度情報に基づいて、さらに当該無線端末の自セル内の移動距離を収集(算出)する。測定情報収集手段210は、例えば、該端末がその後(ハンドオーバ要求後)アイドル状態にならずに、自セルから隣接セルにハンドオーバした場合に、該端末の移動速度と自セルにおける滞在時間から自セル内でのセル内移動距離を算出する。
ここで、アイドル状態とは、当該無線端末が無線基地局のセルに滞在しているが、当該無線基地局と通信を行っていない状態をいう。このとき、無線基地局からは無線端末が見えていない(滞在していることを認識していない)ことになる。従って、「アイドル状態にならずに」という条件を加えることで、アイドル状態になった場合に無線端末の移動履歴が途切れることによる、情報の信頼性がなくなることを防止することができる。
測定情報収集手段210は、このようにして収集および算出した無線端末の自セル内の移動距離を示す情報を、一測定情報320として測定情報記憶装置202に記憶する。
また、セルサイズ推定手段212は、測定情報収集手段210により収集された測定情報320を基に、セルサイズを推定する。本実施形態では、セルサイズ推定手段212は、各無線端末の自セル内の移動距離または端末の移動履歴を基に推定される移動経路を基に、セルサイズを推定する。
次に、本実施形態の動作について説明する。図14は、本実施形態の無線基地局120による測定情報の収集方法の一例を示すフローチャートである。図14を参照すると、無線基地局120の測定情報収集手段210は、測定情報の収集処理で次のように動作する。すなわち、ある無線端末が自セルにハンドオーバする際に、該端末の移動履歴情報を収集する(ステップS301)。該端末の移動移動歴情報は、例えば、隣接無線基地局から収集してもよい。また、該端末自身や上位の管理局から収集してもよい。また、移動履歴情報の代わりに、該端末が加速度センサを備える場合にはその値(該端末の加速度を示すセンサ値)や、上位の管理局または該端末からハンドオーバ頻度を示す情報を収集してもよい。
次に、測定情報収集手段210は、収集した移動履歴情報を用いて、過去のセル滞在時間と、該セルのセルサイズ情報から該端末の移動速度を推定する(ステップS302)。ここで、該端末の移動速度は、加速度センサ値から推定してもよいし、該端末のハンドオーバ頻度と過去のセルのセルサイズ情報から推定してもよい。
そして、測定情報収集手段210は、該端末がアイドル状態にならず(ステップS303)、かつ自セルから隣接セルにハンドオーバした場合(ステップS304)、該端末の移動速度と自セルにおける滞在時間から自セル内でのセル内移動距離を算出する(ステップS305)。そして、セル内移動距離を測定情報記憶装置202に保存する(ステップS306)。
また、図15は、本実施形態のセルサイズ推定手段212によるセルサイズの推定方法の一例を示すフローチャートである。図15において、セルサイズ推定手段212は、セルサイズの推定処理で次のように動作する。すなわち、セルサイズ推定手段212は、前回推定時(または起動時といった所定の開始タイミング)より所定時間が経過すると(ステップS311)、無線基地局120のセルサイズ推定手段212は、測定情報記憶装置202から測定情報収集手段210が収集した、各無線端末の自セルにおけるセル内移動距離を取得する(ステップS312)。なお、セルサイズの推定処理は、第1の実施形態と同様、定期的に実行するほかに、通信品質の統計値の劣化を検出した場合や送信電力又はアンテナチルト角を変更した場合などといった所定のタイミングにより実行してもよい。
次に、セルサイズ推定手段212は、取得した各無線端末の自セルにおけるセル内移動距離の上位5%値を算出する(ステップS313)。そして、算出値を基にセルサイズを推定する(ステップS314)。
セルサイズ推定手段212は、例えば、算出値(セル内移動距離の上位XX%値)をそのままセルサイズの推定結果(当該セルによるカバーエリアの直径)としてもよい。
セルサイズ推定手段212は、この他にも、無線端末の移動履歴情報やハンドオーバの情報から、端末がどのセルから自セルに移り、自セルからどのセルに移るかを特定し、それら基地局の位置関係から大まかな移動経路を推定し、移動速度と滞在時間とを合わせてセルサイズを推定することも可能である。
また、無線端末が下り信号の無線品質を定期的に測定して基地局に報告している場合、それらの情報を基地局間で共有し、自セルと周辺セルの下り信号の無線品質(例えば、基準信号の受信強度の差など)から端末の大まかな位置情報を推定し、この定期的な位置情報から端末の移動経路を推定することも可能である。この場合、測定情報収集手段210は、移動速度に代わって、このような位置情報を定期的に収集すればよい。または、測定情報収集手段210が移動経路まで推定し、それを基に概算したセル内移動距離を概算したものを測定情報として測定情報記憶装置202に記憶させてもよい。
なお、ステップS315〜316の処理は、図7に示した第1の実施形態のS115〜116と同様のため説明を省略する。
以上のように、本実施形態によれば、自セルへのハンドオーバを契機に収集した無線端末の移動履歴(過去のセル滞在時間)、ハンドオーバ履歴、加速度、定期的な位置情報等を基に算出される各無線端末の自セル内の移動距離や移動経路を基に、自セルのセルサイズを推定するよう構成されているため、セルサイズを自律的に更新できる。これにより、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。また、本実施形態では、移動端末の移動速度をも加味してセルサイズを推定することができるので、移動速度の違いをも考慮されたネットワークパラメータの制御も可能になる。
実施形態4.
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。なお、本実施形態の基本構成は、第1の実施形態と同様でよい。ただし、本実施形態では、各無線端末が、無線品質の測定機能(例えば、測定手段411)を備えていることを前提とする。
本実施形態において、無線基地局の測定情報収集手段210は、測定情報320として、各無線端末が測定した自セルの受信信号の受信電界強度を収集する。なお、受信電界強度の代わりに信号対干渉波比を用いてもよい。また、自セルの受信電界強度だけでなく、周辺セルの受信電界強度を収集してもよい。
また、セルサイズ推定手段212は、測定情報収集手段210により収集された測定情報320を基に、セルサイズを推定する。本実施形態では、セルサイズ推定手段212は、各無線端末が測定した受信信号の受信電界強度または信号対干渉波比を基に推定される移動経路を基に、セルサイズを推定する。
次に、本実施形態の動作について説明する。図16は、本実施形態の無線基地局120による測定情報の収集方法の一例を示すフローチャートである。図16を参照すると、無線端末120の測定情報収集手段210は、自セルのカバーエリア内に位置している無線端末(例えば、無線端末130)から、該無線端末が自セル内で測定した受信信号の受信電界強度を収集する(ステップS401)。ここで、受信電界強度のかわりに信号対干渉波比を用いてもよい。なお、本実施の形態における無線端末は、定期的又は所定の条件に従って測定を行うものとする。
そして、測定情報収集手段210は収集した受信電界強度(または信号対干渉波比)を示す情報を、一測定情報320として測定情報記憶装置202に保存する(ステップS402)。
図17は、本実施形態のセルサイズ推定手段212によるセルサイズの推定方法の一例を示すフローチャートである。図17において、セルサイズ推定手段212は次のように動作する。すなわち、セルサイズ推定手段212は、前回推定時(または起動時といった所定の開始タイミング)より所定時間が経過すると(ステップS311)、無線基地局120のセルサイズ推定手段212は、測定情報記憶装置202から測定情報収集手段210が収集した、各無線端末の自セルにおける受信電界強度を取得する(ステップS412)。なお、セルサイズの推定処理は、第1の実施形態と同様、定期的に実行するほかに、通信品質の統計値の劣化を検出した場合や送信電力又はアンテナチルト角を変更した場合などといった所定のタイミングにより実行してもよい。
次に、セルサイズ推定手段212は、取得した受信電界強度の下位5%値を算出し、算出値と無線基地局の送信電力から信号強度の減衰量を算出する(ステップS413,S414)。次いで、この算出した減衰量を基に、距離減衰式を用いて無線基地局−(エリア境界付近の)端末間距離を算出する(ステップS415)。そして、算出した基地局−端末間距離を基に、セルサイズを推定する(ステップS416)。基地局−端末間距離を基にセルサイズを推定する方法は、第2の実施形態と同様である。
なお、ステップS417〜418の処理は、図7に示した第1の実施形態のS115〜116と同様のため説明を省略する。
以上のように、本実施形態によれば、無線端末が測定した下り信号の無線品質を用いて、該端末と無線基地局間の距離を算出し、セルサイズを推定するように構成されているため、セルサイズ情報を自律的に更新することができる。これにより、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、本実施形態においても、第2の実施形態と同様、エリア毎に、セルサイズ(当該エリア内における電波の到達範囲)を推定することが可能である。
実施形態5.
次に、本発明の第5の実施携帯について説明する。本実施形態では、これまで説明してきた方法によって推定された無線基地局120、121、122がそれぞれ管理する無線セル140、141、142のセルサイズ情報330を、無線基地局間で共有する。
各無線基地局は、例えば、自身が管理する無線セルのセルサイズ情報330を、無線端末の移動履歴情報(UE history information)の一部情報として、送受信手段211を用いて基地局間で交換してもよい。また、例えば、自身が管理する無線セルのセルサイズ情報330をネットワーク管理装置103に変更時または定期的に通知するようにし、各無線基地局は、ネットワーク管理装置を介して、各々の無線基地局が管理する無線セルのセルサイズ情報を得るようにしてもよい。
なお、セルサイズ情報330を、例えば、3GPP LTEの仕様に合わせたセルサイズ(very small,small,medium,large,・・・)に対応付けて、基地局間で交換してもよい。
図18は、本実施形態の無線基地局120の構成例を示すブロック図である。図18に無線基地局120は、図3に示す構成と比べて、さらに、セルサイズ情報共有手段213を備える点が異なる。
セルサイズ情報共有手段213は、当該無線基地局が管理するセルのセルサイズ情報を、他の無線基地局に送信し、また他の無線基地局が管理するセルのセルサイズ情報を当該他の無線基地局から受信することで、各無線基地局間でセルサイズ情報を共有させる。図19は、本実施形態におけるセルサイズ情報の交換例を示す説明図である。図19では、隣接する無線基地局間でそれぞれ自身が管理しているセルのセルサイズ情報を転送しあうことで、自セルのセルサイズだけでなく、隣接する他の無線セルのセルサイズをも含むセルサイズ情報330を生成し、保持する例を示している。
なお、セルサイズ情報の共有は、既に説明したように、ネットワーク管理装置を介して送受信することで行ってもよい。なお、各無線基地局がネットワーク管理装置103にそれぞれ所定のタイミングで通知し、ネットワーク管理装置103がそれらを纏めて全体のセルサイズ情報として管理しておき、各無線基地局は各々必要に応じてそれらを取得するといった態様であってもよい。
また、上記各実施形態では図示省略していたが、無線基地局120は、ネットワークパラメータ制御手段214を備えているものとする。
本実施形態では、ネットワークパラメータ制御手段214は、自セルのセルサイズ情報331だけでなく、隣接する他の無線セルのセルサイズ情報332を含むセルサイズ情報330を基に、当該無線基地局のネットワークパラメータを制御する。
ネットワークパラメータ制御手段214は、例えば、セルサイズ情報330によって示される自セルおよび周辺セルのセルサイズを基に、ハンドオーバ待ち時間を制御してもよい。また、隣接セルリスト307に含めるセル自体を制御してもよい。例えば、カバーエリアが大きく、ハンドオーバする回数が比較的多いセルを隣接セルリストに優先して登録し、それらのハンドオーバ閾値を制御してもよい。
図20は、本実施形態におけるセルサイズ情報の活用例を示す説明図である。図20に示す例では、無線基地局120のネットワークパラメータ制御手段214が、周辺基地局間で交換されたセルサイズ情報330により示される周辺セル142のセルサイズを基に、自身が管理する無線セル140のネットワークパラメータを変更する例が示されている。この例では、無線セル142のセルサイズが比較的小さいことがわかるため、自セルに在圏する無線端末に適用させるハンドオーバ待ち時間を短く設定している。
以上のように、本実施形態によれば、推定結果であるセルサイズ情報を基地局間で共有するので、自セルだけなく他セルについても実質的なサイズをもとに、各種ネットワークパラメータを制御することができる。このため、さらなる通信品質の改善に貢献できる。例えば、推定した周辺セルのセルサイズに基づいてハンドオーバ待ち時間を変更することで、ハンドオーバ失敗率を低減させ、結果として通信品質の改善に貢献できる。
また、周辺セル141と周辺セル142とのセルサイズを比較し、周辺セル142のセルサイズが比較的大きいことがわかると、隣接セルリストに、周辺セル142よりも周辺セル141を優先して登録したり、周辺セル142に比べて周辺セル141が優先されてハンドオーバされるように周辺セル142と周辺セル141のハンドオーバ閾値を制御することで、ピンポン率を低減させ、結果として通信品質の改善に貢献できる。
なお、第1〜第5の実施形態では、無線基地局において自セルのセルサイズを推定する例を説明したが、これら機能(測定情報収集手段,セルサイズ推定手段)をネットワーク監視装置に配備し、同様の情報を用いて同様の処理を行ってもよい。さらに、無線端末が測定した情報を、無線基地局を介してそのままネットワーク監視装置に通知してもよいし、無線基地局で統計的に処理し、統計値(ヒストグラムの上位又は下位XX%値)を通知してもよい。
次に、本発明の概要について説明する、図21は、本発明の概要を示すブロック図である。図21に示すように、本発明による無線通信システムは、測定情報収集手段501と、セルサイズ推定手段502とを備えている。
測定情報収集手段501(例えば、測定情報収集手段210)は、当該無線通信システムが備える無線基地局または該無線基地局が形成する無線セル内において該無線基地局と通信可能な無線端末の無線品質または無線通信状態に関する情報である測定情報を収集する。ここで、無線基地局が形成する無線セル内において該無線基地局と通信可能な無線端末とは、より具体的には、当該無線基地局が形成する無線セルの無線チャネルに接続した無線端末をいう。
セルサイズ推定手段502(例えば、セルサイズ推定手段212)は、測定情報収集手段501が収集した測定情報に基づいて、無線基地局が形成する無線セルのセルサイズを推定する。
(付記1)
また、無線通信システムは、セルサイズ推定手段によって推定されたセルサイズに基づいて、ネットワークパラメータを制御するネットワークパラメータ制御手段(例えば、ネットワークパラメータ制御手段214)を備え、ネットワークパラメータ制御手段は、ネットワークパラメータとして、ハンドオーバ閾値、ハンドオーバ待ち時間、隣接セルリストの少なくとも1つを制御してもよい。
(付記2)
また、セルサイズ推定手段は、測定情報を基にセルサイズを推定する処理を、所定の時間の経過、通信品質の統計値の劣化を検出、送信電力もしくはアンテナチルト角の変更、の少なくとも1つの条件を満たした場合に行ってもよい。
(付記3)
測定情報収集手段は、測定情報として、無線基地局における上り信号の伝搬遅延時間を示す情報、無線端末の測位情報、無線端末のセル滞在時間を示す情報、無線端末の移動速度を示す情報、無線端末の移動経路を示す情報、無線端末における下り信号の無線品質を示す情報、の少なくとも1つを収集してもよい。
(付記4)
測定情報収集手段は、測定情報のうち、無線端末のセル滞在時間、無線端末の移動速度を示す情報、無線端末の移動経路を示す情報、無線端末における下り信号の無線品質を示す情報を、当該無線端末が隣接する無線セル間におけるハンドオーバの直前または直後に収集してもよい。
(付記5)
また、無線通信システムは、セルサイズ推定手段によって推定されたセルサイズを示す情報を、無線基地局間で交換または当該無線通信システムにおける通信ネットワークの通信状態を管理するネットワーク管理装置を経由して送受信し合うことで、複数の無線基地局間で各無線基地局のセルサイズ推定手段によって推定されたセルサイズを共有させるセルサイズ情報共有手段(例えば、セルサイズ情報共有手段213)を備えていてもよい。
(付記6)
また、測定情報収集手段は、無線基地局において検出されるランダムアクセスチャネル(RACH)のプリアンブル信号の受信タイミングを用いて算出された上り信号の伝搬遅延時間を示す情報を収集してもよい。
(付記7)
また、測定情報収集手段は、無線端末の測位情報を、無線端末のGPS測位結果、OTDOA(Observed Time Difference of Arrival)測位結果、E−OTD(enhanced observed time difference)測位結果、のいずれかにより収集してもよい。
(付記8)
また、測定情報収集手段は、無線端末の移動速度を導出するための情報として、当該無線端末の過去のセル滞在時間を、過去の無線基地局が保持している該無線端末の移動履歴情報より収集してもよい。
(付記9)
また、測定情報収集手段は、無線端末における下り信号の無線品質として、該無線端末が接続する無線セルおよび周辺無線セルから受信される受信信号の受信電界強度または希望信号電力対干渉電力比の少なくとも1つを収集してもよい。
(付記10)
また、セルサイズ情報共有手段は、自セルのセルサイズを示す情報を、無線端末の移動履歴情報に含ませることにより、少なくとも隣接する無線基地局間でセルサイズを共有させてもよい。
(付記11)
また、ネットワークパラメータ制御方法は、推定されたセルサイズを示す情報を、無線基地局間で交換または当該無線通信システムにおける通信ネットワークの通信状態を管理するネットワーク管理装置を経由して送受信し合うことで、複数の無線基地局間で各無線基地局のセルサイズ推定手段によって推定されたセルサイズを共有させ、共有された各無線基地局のセルサイズ情報を基に、ネットワークパラメータを制御してもよい。
本発明の活用例として、セルサイズに基づいて自律的にネットワークパラメータを制御する無線通信システムにおける無線基地局およびネットワーク管理装置といった用途がある。また、無線セルのセルサイズ評価といった用途に適用できる。
100 外部網
101 コア網
102 無線アクセス網
103 ネットワーク管理装置
110〜113 有線リンク
120〜122 無線基地局
130〜131 無線端末
140〜142 無線セル
200 設定情報記憶装置
201 運用情報記憶装置
202 測定情報記憶装置
203 セルサイズ情報記憶装置
210 測定情報収集手段
211 送受信手段
212 セルサイズ推定手段
213 セルサイズ情報共有手段
214 ネットワークパラメータ制御手段
300 設定情報
301 基地局情報
302 パラメータ情報
303 無線基地局ID
304 無線セルID
305 設置地点
306 基地局タイプ
307 隣接セルリスト
308 最大送信電力
309 アンテナ構成
310 運用情報
311 移動元セルID
312 移動先セルID
313 ハンドオーバ試行回数
314 ハンドオーバ失敗回数
320 測定情報
321 伝搬遅延時間
322 カウント数
323 基地局−端末間距離
324 セル内移動距離
325 受信電界強度
330 セルサイズ情報
331 自無線基地局が管理する無線セルのセルサイズ情報
332 隣接する他の無線セルのセルサイズ情報
333 セルサイズ
334 前回更新時刻
400 測定情報記憶装置(端末側)
411 測定手段
412 無線端末機能部
413 送受信手段
501 測定情報収集手段
502 セルサイズ推定手段

Claims (10)

  1. 当該無線通信システムが備える無線基地局または該無線基地局が形成する無線セル内において該無線基地局と通信可能な無線端末の無線品質または無線通信状態に関する情報である測定情報を収集する測定情報収集手段と、
    前記測定情報収集手段が収集した測定情報に基づいて、前記無線基地局が形成する無線セルのセルサイズを推定するセルサイズ推定手段とを備えた
    ことを特徴とする無線通信システム。
  2. 前記セルサイズ推定手段によって推定されたセルサイズに基づいて、ネットワークパラメータを制御するネットワークパラメータ制御手段を備え、
    前記ネットワークパラメータ制御手段は、ネットワークパラメータとして、ハンドオーバ閾値、ハンドオーバ待ち時間、隣接セルリストの少なくとも1つを制御する
    請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 前記セルサイズ推定手段は、前記測定情報を基にセルサイズを推定する処理を、所定の時間の経過、通信品質の統計値の劣化を検出、送信電力もしくはアンテナチルト角の変更、の少なくとも1つの条件を満たした場合に行う
    請求項1または請求項2に記載の無線通信システム。
  4. 前記測定情報収集手段は、測定情報として、無線基地局における上り信号の伝搬遅延時間を示す情報、無線端末の測位情報、無線端末のセル滞在時間を示す情報、無線端末の移動速度を示す情報、無線端末の移動経路を示す情報、無線端末における下り信号の無線品質を示す情報、の少なくとも1つを収集する
    請求項1から請求項3のうちのいずれか1項に記載の無線通信システム。
  5. 前記測定情報収集手段は、測定情報のうち、無線端末のセル滞在時間、無線端末の移動速度を示す情報、無線端末の移動経路を示す情報、無線端末における下り信号の無線品質を示す情報を、当該無線端末が隣接する無線セル間におけるハンドオーバの直前または直後に収集する
    請求項4に記載の無線通信システム。
  6. 前記セルサイズ推定手段によって推定されたセルサイズを示す情報を、無線基地局間で交換または当該無線通信システムにおける通信ネットワークの通信状態を管理するネットワーク管理装置を経由して送受信し合うことで、複数の無線基地局間で各無線基地局のセルサイズ推定手段によって推定されたセルサイズを共有させるセルサイズ情報共有手段を備えた
    請求項1から請求項5のうちのいずれか1項に記載の無線通信システム。
  7. 当該無線基地局または該無線基地局が形成する無線セル内において該無線基地局と通信可能な無線端末の無線品質または無線通信状態に関する情報である測定情報を収集する測定情報収集手段と、
    前記測定情報収集手段によって測定された測定情報を基に、自セルのセルサイズを推定するセルサイズ推定手段とを備えた
    ことを特徴とする無線基地局。
  8. 管理対象とされた無線基地局または該無線基地局が形成する無線セル内において該無線基地局と通信可能な無線端末の無線品質または無線通信状態に関する情報である測定情報を収集する測定情報収集手段と、
    前記測定情報収集手段によって測定された測定情報を基に、前記無線基地局が形成する無線セルのセルサイズを推定するセルサイズ推定手段とを備えた
    ことを特徴とするネットワーク管理装置。
  9. 無線基地局または該無線基地局が形成する無線セル内において該無線基地局と通信可能な無線端末の無線品質または無線通信状態に関する情報である測定情報を収集し、
    収集した前記測定情報に基づいて、前記無線基地局が形成する無線セルのセルサイズを推定する
    ことを特徴とするセルサイズの推定方法。
  10. 無線基地局または該無線基地局が形成する無線セル内において該無線基地局と通信可能な無線端末の無線品質または無線通信状態に関する情報である測定情報を収集し、
    収集した前記測定情報に基づいて、前記無線基地局が形成する無線セルのセルサイズを推定し、
    推定されたセルサイズに基づいて、ハンドオーバ閾値、ハンドオーバ待ち時間、隣接セルリストの少なくとも1つを含むネットワークパラメータを制御する
    ことを特徴とするネットワークパラメータ制御方法。
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