JP2015201710A - 複合機及びファイル送信方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ページ数の異なる複数の原稿セットのそれぞれを原稿読取部で読み取って得た複数のファイルを、1つの宛先に1回の通信で送信することが可能な複合機を提供する。【解決手段】複合機1は、原稿読取部12と、電子メールを送信する送信部(送信処理部13及び通信部14)と、ユーザ操作に基づき複合機1を所定の送信モードに設定する設定部10aとを備える。上記送信部は、複合機1が上記所定の送信モードに設定されている場合、ページ数が個々に異なることを許容して用意された複数の原稿セットについて原稿読取部12での読み取りが実行されることにより得た、上記複数の原稿セットのそれぞれに対応する複数のファイルを、1通の電子メールに添付して送信する。【選択図】図1
Description
本発明は、複合機、及び複合機におけるファイル送信方法に関する。
従来から、複合機では、スキャンした画像データをE−mail(電子メール)で送信する処理(以下、Scan to E−mailと呼ぶ)を行う機能やインターネットファックス機能によって、電子メールの送信が可能になっているものがある。
このような複合機における電子メール送信処理では、複数枚の原稿を一度にスキャナにて読み取り、読み取ったデータを1つの画像ファイルにし、その1つの画像ファイルを電子メールに添付して送信している(例えば、特許文献1を参照)。この画像ファイルの形式は、TIFF(Tagged Image File Format)やPDF(Portable Document Format)などである。
しかしながら、特許文献1に記載の技術をはじめとする従来技術では、1つの宛先にページ数の異なる複数の資料(原稿セット)を送信する場合、原稿セット毎に宛先や設定内容を選び直し、複数回送信操作を行う必要がある。つまり、従来の複合機では、同じ宛先にページ数の異なる複数のファイルを送信する場合、複数送信操作を行う必要があり、手間がかかる。
なお、所定ページ毎にファイル化するような機能を利用すると、一度にスキャンした画像データを複数のファイルにして送信することができるが、各ファイルのページ数が固定されるため、任意のページ数をもつ複数の原稿セットの同時送信に対応することはできない。
本発明は、上述のような実状に鑑みてなされたものであり、その目的は、ページ数の異なる複数の原稿セットのそれぞれを原稿読取部で読み取って得た複数のファイルを、1つの宛先に1回の通信で送信することが可能な複合機、及びその複合機におけるファイル送信方法を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の第1の技術手段は、原稿読取部と電子メールを送信する送信部とを備えた複合機であって、ユーザ操作に基づき該複合機を所定の送信モードに設定する設定部をさらに備え、前記送信部は、前記複合機が前記所定の送信モードに設定されている場合、ページ数が個々に異なることを許容して用意された複数の原稿セットについて前記原稿読取部での読み取りが実行されることにより得た、該複数の原稿セットのそれぞれに対応する複数のファイルを、1通の電子メールに添付して送信することを特徴としたものである。
本発明の第2の技術手段は、第1の技術手段において、前記複合機が前記所定の送信モードに設定されている場合、前記複数の原稿セットからなる原稿束について、ユーザ指定がなされた前記原稿セット間のページ区切りを認識する区切り認識部と、前記原稿読取部において前記原稿束の読み取りにより取得された画像データから、前記区切り認識部で認識された前記ページ区切りに基づき前記複数の原稿セットのそれぞれに対応するように前記複数のファイルを生成するページ分割部と、をさらに備えたことを特徴としたものである。
本発明の第3の技術手段は、第2の技術手段において、前記複合機が前記所定の送信モードに設定されている場合、前記原稿読取部で前記原稿束の読み取りが終了するまで、前記原稿セットの読み取り毎に次の前記原稿セットの読み取りを促すためのユーザインターフェース画像を表示する表示部をさらに備え、前記ユーザ指定は、前記ユーザインターフェース画像に従って、前記原稿セット毎に区切って読み取り作業を行うことによる指定であることを特徴としたものである。
本発明の第4の技術手段は、第2の技術手段において、前記ユーザ指定は、連続する前記原稿セットで原稿用紙のサイズを変えることによる指定であり、前記区切り認識部は、前記複合機が前記所定の送信モードに設定されている場合、前記原稿読取部で前記原稿束を連続して読み取らせて前記画像データを取得させ、前記画像データから前記サイズの違いを検出し、前記サイズの違いが生じた箇所を前記ページ区切りと認識することを特徴としたものである。
本発明の第5の技術手段は、第2の技術手段において、前記ユーザ指定は、連続する前記原稿セットで原稿用紙の載置方向を変えることによる指定であり、前記区切り認識部は、前記複合機が前記所定の送信モードに設定されている場合、前記原稿読取部で前記原稿束を連続して読み取らせて前記画像データを取得させ、前記画像データから前記載置方向を検出し、前記載置方向の違いが生じた箇所を前記ページ区切りと認識することを特徴としたものである。
本発明の第6の技術手段は、第2の技術手段において、前記複合機が前記所定の送信モードに設定されている場合、前記原稿束に含まれる前記原稿セットのセット数と各原稿セットのページ数とをユーザに入力させるためのユーザインターフェース画像を表示する表示部をさらに備え、前記ユーザ指定は、前記ユーザインターフェース画像を表示した状態で前記セット数と前記ページ数とを入力することによる指定であることを特徴としたものである。
本発明の第7の技術手段は、第2の技術手段において、前記ユーザ指定は、前記原稿セット間に別途、所定色の用紙を挟むことによる指定であり、前記区切り認識部は、前記複合機が前記所定の送信モードに設定されている場合、前記原稿読取部で前記原稿束を連続して読み取らせて前記画像データを取得させ、前記画像データから前記所定色の用紙を検出し、前記所定色の用紙の位置を前記ページ区切りと認識することを特徴としたものである。
本発明の第8の技術手段は、第1〜第7のいずれか1の技術手段において、前記原稿読取部での読み取りにより得たファイルについて、前記送信部にて電子メールに添付して送信する送信処理を実行する日時を予約設定する予約設定部をさらに備え、前記送信部は、前記複合機が前記所定の送信モードに設定されている場合で、前記送信処理の対象となるファイルである送信予約ファイルの宛先と同じ宛先に、前記原稿読取部での読み取りにより得た他のファイルを送信する場合、前記送信予約ファイルと前記他のファイルを前記1通の電子メールに添付して送信することを特徴としたものである。
本発明の第9の技術手段は、原稿読取部と電子メールを送信する送信部とを備えた複合機におけるファイル送信方法であって、前記複合機の設定部が、ユーザ操作に基づき前記複合機を所定の送信モードに設定するステップと、前記複合機が前記所定の送信モードに設定されている場合、前記送信部が、ページ数が個々に異なることを許容して用意された複数の原稿セットについて前記原稿読取部での読み取りが実行されることにより得た、該複数の原稿セットのそれぞれに対応する複数のファイルを、1通の電子メールに添付して送信するステップと、を有することを特徴としたものである。
本発明によれば、複合機において、ページ数の異なる複数の原稿セットのそれぞれを原稿読取部で読み取って得た複数のファイルを、1つの宛先に1回の通信で送信することが可能になる。
本発明に係る複合機は、少なくとも原稿読取機能(スキャナ機能)と電子メール送信機能を搭載した機器であり、読み取った画像のファイルを送信することから画像送信装置であると言える。電子メール送信機能は、インターネットファクシミリ(インターネットFAX)機能やScan to E−mail機能に含まれる。本発明に係る複合機には、その他、例えばコピー機能、プリンタ機能、ファクシミリ機能などを搭載することもできる。以下、本発明に係る複合機の様々な実施形態について、図面を参照しながら説明する。
<第1の実施形態>
図1を参照しながら、本発明の第1の実施形態について説明する。図1は、本実施形態に係る複合機(MFP)の一構成例を示すブロック図で、図2は、図1のMFPにおける操作部の一例を示す外観図である。
図1を参照しながら、本発明の第1の実施形態について説明する。図1は、本実施形態に係る複合機(MFP)の一構成例を示すブロック図で、図2は、図1のMFPにおける操作部の一例を示す外観図である。
本実施形態に係るMFP1は、原稿の画像を光学的に読み取る原稿読取部12と、ファイルを添付して電子メールを送信する送信部(メール送信部)と、を備えている。その他、MFP1は、MFP1の全体を制御する制御部10と、ユーザからの操作入力を受け付ける操作部11と、を備えている。
原稿読取部12は、読取対象となる原稿(用紙)を載置する原稿台の下面に設けられ、原稿台に載置された用紙上の原稿画像を光学的に読み取る部位であり、スキャナ部とも呼ばれる。また、MFP1には、原稿台の上にADF(Auto Document Feeder)を設けることもできる。ADFは、原稿を自動搬送するための装置であり、自動搬送された原稿の画像が原稿読取部12で読み取られることになる。無論、ADFに別途原稿読取部12を設けておいてもよい。ここで、ADFとしては、SPF(Single Pass Feeder)やRSPF(Reversing Single Pass Feeder)などと呼ばれる装置も含まれるものとする。
上記送信部は、送信処理部13と通信部14で例示している。通信部14は、例えばLAN(Local Area Network)と接続され、インターネット経由による電子メールデータの通信及びインターネットFAXの通信を行う通信インターフェースである。インターネットFAXは、送受信内容を示すファイルを電子メールに添付して送受信するものである。送信処理部13は、送信対象の電子メールを作成し、通信部14を介して送信処理する部位である。
制御部10は、プログラム保存領域にMFP1の全体を制御するための制御プログラム(ファームウェア)を格納し、その制御プログラムを動作させることで各種制御を行う。例えば制御部10は、CPU(Central Processing Unit)又はMPU(Micro Processing Unit)、作業領域としてのRAM(Random Access Memory)、及び上記制御プログラムや各種設定内容を記憶した記憶装置などの制御デバイスで構成することができ、集積回路/IC(Integrated Circuit)チップセットとして搭載することもできる。この記憶装置としては、フラッシュROM(Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)、HDD(Hard Disk Drive)等が挙げられ、画像を保存するためのHDD等の記憶部(図示せず)を利用することもできる。
操作部11は、図2で例示するようにキー操作部11a及びタッチパネル部11bを有する。ユーザは、操作部11から、MFP1を使用する際に設定値等を入力したり、処理を実行させたりすることが可能となっている。
キー操作部11aは、ユーザ操作を受け付けるためのハードウェアキーであり、図2では、電源キー、節電キー、及びホーム画面への移行キー(ホーム移行キー)11cを設けた例を挙げているが、これに限らず、コピー開始のためのスタートキーや数字を入力するための数字キー群など他のキーを設けてもよい。
タッチパネル部11bは、液晶ディスプレイや有機エレクトロルミネッセンスディスプレイ等の表示部と、ユーザによるその表示部の表示領域上でのタッチ操作を検出するタッチセンサ部とで構成される。タッチセンサ部として設けるセンサとしては、例えば静電容量方式のセンサや抵抗膜方式のセンサなどが挙げられる。
この表示部にはUI(User Interface)画像が表示され、表示されたUI画像に対してタッチセンサ部でタッチが検出された場合、そのタッチ位置に対応するUI画像内の画像が示す処理が実行されると共に、必要に応じてUI画像の遷移がなされる。初期画面に表示させるUI画像としては、例えば図2で示すUI画像20が挙げられる。
UI画像20は、コピー機能選択キー(コピーモード選択キー)21、E−mail機能選択キー22、FAX機能選択キー23、インターネットFAX機能選択キー24など、MFP1に設けられた機能を使用するためのキーがユーザ選択可能に表示されている。なお、例えばホーム移行キー11cのように、ハードウェアキーの押下操作によってもUI画像の遷移などが可能に構成することができる。また、コピーモード選択キー21、FAX機能選択キー23で選択された機能を利用するためには、MFP1にそれぞれ、図示しない印刷部、電話回線等を介してFAX画像を送受するFAX通信部を備えておけばよい。
MFP1は、さらに、ユーザ操作に基づきMFP1を所定の送信モードに設定する設定部10aを備えている。上記所定の送信モードとは、後述する処理内容を実行するモードを指す。図1では、設定部10aは制御部10内に設け、操作部11からのユーザ操作を入力し、設定を実行する例を挙げている。無論、設定部10aは制御部10外に設けてもよい。
送信処理部13は、MFP1が上記所定の送信モードに設定されている場合、ページ数が個々に異なることを許容して用意された複数の原稿セットについて原稿読取部12での読み取りが実行されることにより得た、上記複数の原稿セットのそれぞれに対応する複数のファイルを生成する。ファイルは、例えばPDFやTIFF形式などで生成すればよい。後述の実施形態で説明するように、上記複数の原稿セットは一度に読み取らせる原稿束であっても、そうでなくてもよい。
そして、送信処理部13は、これらの複数のファイルを1通の電子メールに添付し、通信部14を介してその電子メールの宛先に送信する。なお、宛先は、操作部11で送信前に受け付けておけばよい。
換言すれば、上記所定の送信モードは、複数の原稿セット(各原稿セットのページ数は異なっていてもよい)が存在し、複数の原稿セットのそれぞれに対応する複数のファイルを1通の電子メールで送信するモード(以下、複数ファイル送信モードと呼ぶ)を指す。また、複数ファイル送信モードは、原稿束を複数回に分けて読み込ませ、分けたまま1つの電子メールで送信するモードであるとも言える。例えば、E−mail機能選択キー22が選択された後のUI画像や、インターネットFAX機能選択キー24が選択された後のUI画像に、複数ファイル送信モードを選択するためのキーを表示させておけば、ユーザによる複数ファイル送信モードの選択は可能となる。
上述のような処理により、本実施形態に係るMFP1は、ページ数の異なる複数の原稿セット(或いはページ数の同じ複数の原稿セット)のそれぞれをスキャンして得た複数のファイルを、1つの宛先に1回の通信で送信することができる。よって、このような複数ファイル添付のインターネットFAX通信をPC(Personal Computer)等の情報処理装置で受けた受信者は、接続されたプリンタにてファイル毎に印刷を実行すること、つまり所謂「章分け」印刷を実行することが可能となる。無論、FAX装置でこのインターネットFAX通信を受けた受信者は、通常通り、複数の原稿セットが連なった原稿束が印刷されることになる。また、このような複数ファイル添付のE−mail送信をPC等の情報処理装置で受けた受信者も、同様にファイル毎に印刷を実行することが可能となる。
<第2の実施形態>
本発明の第2の実施形態について、図3を参照しながら説明する。図3は、本実施形態に係るMFPの一構成例を示すブロック図である。本実施形態に係るMFPは、第1の実施形態において、添付対象となる複数のファイルのそれぞれに対応する複数の原稿セットが、いずれも同時期に原稿読取部12で読み取られたものである点に特化したものである。以下、本実施形態について説明するが、第1の実施形態と同様の点についてはその説明を省略する。
本発明の第2の実施形態について、図3を参照しながら説明する。図3は、本実施形態に係るMFPの一構成例を示すブロック図である。本実施形態に係るMFPは、第1の実施形態において、添付対象となる複数のファイルのそれぞれに対応する複数の原稿セットが、いずれも同時期に原稿読取部12で読み取られたものである点に特化したものである。以下、本実施形態について説明するが、第1の実施形態と同様の点についてはその説明を省略する。
図3で例示するように、本実施形態に係るMFP1aは、図1のMFP1における送信処理部13が区切り認識部13a及びページ分割部13bを有している。区切り認識部13aは、MFP1aが複数ファイル送信モードに設定されている場合、原稿読取部12で読み取り対象となる複数の原稿セットからなる原稿束について、ユーザ指定がなされた原稿セット間のページ区切りを認識する。なお、ページ区切りは1箇所に限らず、2箇所以上存在してもよい。
上記ユーザ指定は、第1の実施形態で説明したように、各原稿セットでページ数が異なることを許容して受け付けることができる。つまり、区切り認識部13aは、ページ区切りとして、前後で異なるページ数となるようなページ区切りが認識可能となっており、そのようなページ区切りを認識する能力をもつと言える。
ページ分割部13bは、区切り認識部13aで認識されたページ区切りに基づき、原稿読取部12で原稿束の読み取りにより取得した画像データから、上記複数の原稿セットのそれぞれに対応するように上記複数のファイルを生成する。そして、送信処理部13は、ページ分割部13bで生成された複数のファイルを1通の電子メールに添付して、通信部14を介して送信する。
上述のような処理により、本実施形態に係るMFP1aは、ページ数の異なる複数の原稿セット(或いはページ数の同じ複数の原稿セット)からなる原稿束について、それぞれの原稿セットを同時期にスキャンして得た複数のファイルを、1つの宛先に1回の通信で送信することができる。
以下、本実施形態で適用可能な様々な処理例を、Scan to E−mail機能を使用した場合とインターネットFAX機能を使用した場合とについて説明する。
<<第1の処理例>>
本実施形態に係るMFP1aにおける第1の処理例について説明する。本処理例では、添付対象となる複数のファイルのそれぞれ対応する複数の原稿セットでなる原稿束が、一度ではなく複数回(原稿セット数)に分けて原稿読取部12で読み取られるものとする。
本実施形態に係るMFP1aにおける第1の処理例について説明する。本処理例では、添付対象となる複数のファイルのそれぞれ対応する複数の原稿セットでなる原稿束が、一度ではなく複数回(原稿セット数)に分けて原稿読取部12で読み取られるものとする。
本処理例におけるMFP1aは、MFP1aが複数ファイル送信モードに設定されている場合、原稿読取部12で原稿束の読み取りが終了するまで、原稿セットの読み取り毎に次の原稿セットの読み取りを促すためのUI画像(便宜上、第1UI画像と呼ぶ)を表示する表示部を備える。この表示部は、タッチパネル部11bにおける表示部で例示できる。そして、本処理例における上記ユーザ指定は、第1UI画像に従って、原稿セット毎に区切って読み取り作業を行うことによる指定であり、区切り認識部13aはそのユーザ指定された区切りを認識する。
本処理例を、Scan to E−mail機能を使用した場合について、図4〜図7Bを併せて参照しながら説明する。図4は図3のMFPにおいてScan to E−mail機能で実行される第1の処理例を説明するためのフロー図、図5Aは図4に続くフロー図、図5Bは図5Aに続くフロー図である。また、図6Aは、図3のMFPにおいて図2のUI画像からE−mail機能が選択された場合に表示されるUI画像の一例を示す図で、図6Bは、図6AのUI画像において他の機能が選択された場合に表示されるUI画像の一例を示す図である。また、図7Aは、図5AのADFからの原稿読取処理において表示されるUI画像の一例を示す図で、図7Bは、図5Bの原稿台からの原稿読取処理いおいて表示されるUI画像の一例を示す図である。
なお、本処理例を含め他の処理例において説明を省略する場合にも、ユーザ操作はキー操作部11a又はタッチパネル部11bからなされ、UI画像は制御部10からの制御によりタッチパネル部11bに表示される。
まず、図2のUI画像20においてE−mail機能選択キー22がユーザによって選択された場合、図6Aで例示するUI画像60が表示される。UI画像60には、アドレス帳を表示させて宛先を選択させるためのアドレス帳キー61、ソフトウェアキーボードを表示させ宛先を直接入力するための宛先入力欄62、他の機能キー63、スタートキー64、リセットキー65、及び機能変更プルダウンメニュー66などが表示されている。
このうち、他の機能キー63がユーザによって選択された場合、図6Bで例示するUI画像67が、UI画像60の代わりに或いはUI画像60に重ねて表示される。UI画像67には、他の機能の一覧が表示されており、その中には複数ファイル送信キー68も含まれている。
複数ファイル送信キー68がユーザによって選択された場合、設定部10aがMFP1aを複数ファイル送信モードに設定し、UI画像60が再表示される。このような設定後、Scan to Emailの処理は、図4から始まる手順で実行される。
まず、制御部10は、Scan to E−mail機能であるか否かを判定する(ステップS1)。ステップS1でNOである場合、制御部10は、その他の機能であるか否かを判定する(ステップS4)。ステップS4では、機能変更プルダウンメニュー66によりScan to Email機能(単にE−mail機能とも呼ぶ)以外の機能に設定されたか、或いは、ホーム移行キー11cが選択されてどの機能も選択されていない状態になったかを判定する。制御部10は、ステップS4でYESであればその機能を実行して(ステップS5)、ステップS1に戻り、ステップS4でNOであればそのままステップS1に戻り、E−mail機能の選択を待つ。
ステップS1でYESの場合、制御部10は、宛先が設定されたか否かを判定し(ステップS2)、NOの場合、キャンセルキー(リセットキー65又はホーム移行キー11c)が選択されたか否かを判定する(ステップS6)。制御部10は、ステップS6でNOの場合、ステップS2に戻り、ステップS6でYESの場合、E−mail機能を解除し(ステップS7)、ステップS1に戻る。
ステップS2でYESの場合、制御部10は、スタートキー64が選択されたか否かを判定し(ステップS3)、NOであれば、キャンセルキー(リセットキー65)が選択されたか否かを判定する(ステップS8)。制御部10は、ステップS8でNOの場合、ステップS3に戻ってスタートキー64の押下を待ち、ステップS8でYESの場合、宛先設定をクリアし(ステップS9)、ステップS2に戻る。
ステップS3でYESの場合、図5A及び図5Bの処理が実行される。まず、制御部10は、ADFに原稿があるか否かを図示しない原稿検知センサからの検知結果に基づき判定し(ステップS11)、YESの場合、ADFで原稿を自動的に搬送しながら、原稿読取部12に原稿読取処理を実行させる(ステップS12)。原稿読取部12は、上記原稿検知センサからの検知結果に基づき、読み取りが全て終了したか、つまりADFに原稿が無くなったか否かを判定し(ステップS13)、YESとなるまでステップS12の原稿読取処理を継続する。これにより、ユーザがADFに載置した1つの原稿セットの読み取りが完了する。
ステップS13でYESとなった場合、区切り認識部13aが現在の原稿セットの読み込みが終了したと判定する。そして、ページ分割部13bが、原稿読取部12で読み取られた画像データからその1つの原稿セットに対応する画像データを分割(抽出)してPDFファイル等の1つのファイルを生成(作成)し(ステップS14)、そのファイルを記憶する(ステップS15)。なお、原稿読取部12で読み取られた画像データは、逐次、送信処理部13内に設けられた(或いは別途設けられた)バッファに蓄積される。また、ファイル化されたものは、同じく送信処理部13内に設けられた(或いは別途設けられた)保存領域に記憶されるものとする。
ステップS15の後、図7AのUI画像70が表示される(ステップS16)。UI画像70には、次の原稿セットを載置してスタートキー64を押下するようにユーザに促すメッセージと共に、原稿読取処理を終了させる場合に選択する読み込み終了キー71が表示されている。制御部10は、読み取り終了キー71が選択されたか否かを判定し(ステップS17)、ステップS17でNOの場合にはスタートキー64が選択された否かを判定し(ステップS21)、ここでNOの場合にはステップS17に戻り、選択を待つ。
ステップS21でYESの場合、ユーザがADFに次の原稿セットを載置してスタートキー64を押したことになり、制御部10は、ステップS12に戻り、その原稿セットについて同様の原稿読取処理を実行する。
ステップS17でYESの場合には、送信処理部13が、ステップS2で設定された宛先の電子メールを1通作成し(ステップS18)、その電子メールにその時点で記憶された全てのファイルを添付し(ステップS19)、通信部14を介してその電子メールの送信を行い(ステップS20)、処理を終了する。E−mail機能では、電子メールの本文も入力可能としておけばよいため、ステップS18の処理より前に本文の入力を受け付けてもよい。なお、ステップS19では、ステップS21及び後述のステップS26で1度もYESとなった場合を経なければ、複数ファイル送信モードであっても1つのファイルのみを添付して送信することになる。
ステップS11でNOの場合、原稿が原稿台に載置されていることになるため、図5Bで示すような原稿台での原稿読取処理が実行される。なお、原稿台にも載置されていない場合には原稿の載置を促すメッセージを表示させればよい。
まず、制御部10が、原稿読取部12に原稿台からの原稿読取処理を実行させる(ステップS22)。次いで、図7BのUI画像72が表示される(ステップS23)。UI画像72には、次の原稿を載置してスタートキー64を押下するようにユーザに促すメッセージと共に、原稿読取処理を終了させる場合に選択する読み込み終了キー71と、次のファイルとして原稿を読み込む場合に選択する次のファイルの読み込みキー(次ファイルキーと呼ぶ)73が表示されている。
制御部10は、読み取り終了キー71が選択されたか否かを判定し(ステップS24)、ステップS24でNOの場合には次ファイルキー73が選択されたか否かを判定し(ステップS26)、ステップS26でNOの場合にはスタートキー64が選択された否かを判定する(ステップS28)。
ステップS28でYESの場合には、ユーザが原稿台に次の原稿を載置してスタートキー64を押したことになり、制御部10は、ステップS22に戻り、その原稿について同様の原稿読取処理を実行する。ユーザはこのようにして1つの原稿セットに含まれる原稿について原稿台への載置とスタートキー64の押下を繰り返して、1つの原稿セットの読み取りを実行する。ステップS28でNOの場合には、ステップS24に戻る。
ステップS26でYESの場合には、区切り認識部13aが現在の原稿セットの読み込みが終了したと判定する。そして、ページ分割部13bが、原稿読取部12で読み取られた画像データからその1つの原稿セットに対応する画像データを分割して1つのファイル(PDFファイル等)を作成し、記憶する(ステップS27)。ステップS27の後はステップS22に戻り、次の原稿セットの読み取りを実行する。
また、ステップS24でYESの場合にも、ページ分割部13bが、原稿読取部12で読み取られた画像データからその1つの原稿セットに対応する画像データを分割して(残りの画像データを抽出し)、1つのファイル(PDFファイル等)を作成し、記憶する(ステップS25)。
そして、ステップS25の後は、ステップS18に進み、それまでに記憶された全ファイルを1通の電子メールに添付し、その電子メールが送信される。このように、原稿台からの読取処理については、次ファイルキー73が押下されるまで、その原稿セットの原稿読取処理が実行され、次ファイルキー73が押下された段階でファイル化後、次の原稿セットの読み取り及びファイル化の処理が実行される。そして、読み取り終了キー71が押下されるまで、原稿セットの読み取り及びファイル化の処理が、実行されることになる。
上述したように、本処理例では、原稿セット毎にUI画像70やUI画像72のような問合せを行いながら、原稿束を複数回に分けて(原稿セット毎に)読み込みが実行され、最後に全ファイルが添付された1通の電子メールが送信される。例えば内容の異なる3部(3セット)の原稿セットを送信したい場合には、3つのファイルが生成され、1通の電子メールに添付されて送信されることになる。
なお、ファイル名や電子メールの件名について言及していないが、ファイル名は、例えばUI画像60のファイル名入力欄から入力されたファイル名について、複数の原稿セットが存在する場合には順番に対応するファイルに枝番を付せばよい。ファイル名の入力もない場合には任意に連番のファイル名を付し、複数ファイルが存在する場合にはそれに枝番を付せばよい。また、電子メールの件名は、例えばUI画像60の件名入力欄から入力されたものを用いればよく、件名の入力がない場合には件名なしか任意に連番の件名を付すなどすればよい。ファイル名や電子メールの件名については、後述する他の処理例においても同様である。また、本処理例に限らず、後述の処理例においてもインターネットFAX機能を使用した場合についての説明は省略するが、基本的に同様の考え方で説明できる。
<<第2の処理例>>
本実施形態に係るMFP1aにおける第2の処理例について説明する。本処理例では、添付対象となる複数のファイルのそれぞれに対応する複数の原稿セットでなる原稿束が、基本的に一度に原稿読取部12で読み取られたものであり、且つ原稿用紙のサイズを異ならせている点に特徴がある。以下、本処理例について説明するが、第1の処理例と同様の点についてはその説明を省略する。
本実施形態に係るMFP1aにおける第2の処理例について説明する。本処理例では、添付対象となる複数のファイルのそれぞれに対応する複数の原稿セットでなる原稿束が、基本的に一度に原稿読取部12で読み取られたものであり、且つ原稿用紙のサイズを異ならせている点に特徴がある。以下、本処理例について説明するが、第1の処理例と同様の点についてはその説明を省略する。
本処理例では、上記ユーザ指定は、連続する原稿セットで原稿用紙のサイズを変えることによる指定である。そして、区切り認識部13aは、MFP1aが複数ファイル送信モードに設定されている場合、原稿読取部12で原稿束を連続して読み取らせて画像データを取得させ、その画像データからサイズの違いを検出し、サイズの違いが生じた箇所をページ区切りと認識する。ページ分割部13bは、区切り認識部13aで認識されたページ区切りに基づき、原稿読取部12で原稿束の読み取りにより取得した画像データを分割して、原稿束に含まれる複数の原稿セットのそれぞれに対応するように複数のファイルを生成する。
本処理例を、Scan to E−mail機能を使用した場合について、図8を併せて参照しながら説明する。図8は図4に続く本処理例のフロー図である。本処理例では、図4においてステップS3でYESの場合、図8の処理が実行される。
まず、制御部10は、ADFに原稿があるか否かを図示しない原稿検知センサからの検知結果に基づき判定し(ステップS31)、YESの場合、その原稿用紙のサイズも検出する(ステップS32)。ステップS32は複数の原稿検知センサを適所に配置しておけば実現できる。次いで、制御部10は、ADFで原稿を自動的に搬送しながら、原稿読取部12に原稿読取処理を実行させる(ステップS33)。
次いで、区切り認識部13aが1枚目の原稿であるか否かを判定し(ステップS34)、YESの場合、ステップS38に進む。なお、この例では原稿用紙の片面のみが読取対象である例を挙げるが、両面が対象である場合には上記判定は1ページ目か否かの判定とすればよい。本処理例に限らず他の処理例においても基本的に片面のみを前提として説明しているが、両面の場合には「枚」を「ページ」で置き換えれば説明できる。
ステップS38では、原稿読取部12が、原稿検知センサからの検知結果に基づき、読み取りが全て終了したか否かを判定する。ステップS38でNOの場合、ステップS32に戻る。ステップS34でNOの場合、区切り認識部13aが、サイズ変更がなされたか否かをステップS32での検知結果に基づき判定し(ステップS35)、NOの場合にはステップS38へ進む。
ステップS35でYESの場合には、区切り認識部13aが現在の原稿セットの読み込みが終了したと判定する。そして、ページ分割部13bが、1枚前までの未ファイル化原稿セットの画像データから1つのファイル(PDF等)を作成し(ステップS36)、記憶する(ステップS37)。ステップS37の後は、ステップS38に進む。ステップS38でYESの場合、ページ分割部13bがその時点で未ファイル化の画像データから1つのファイルを作成し(ステップS39)、記憶する(ステップS40)。
次いで、送信処理部13が、ステップS2で設定された宛先の電子メールを1通作成し(ステップS41)、その電子メールに記憶された全てのファイルを添付し(ステップS42)、通信部14を介してその電子メールの送信を行い(ステップS43)、処理を終了する。なお、ステップS42では、ステップS35及び後述のステップS47で1度もYESとなった場合を経なければ、複数ファイル送信モードであっても1つのファイルのみを添付して送信することになる。
なお、ステップS38でYESの場合の直後に、図7AのUI画像70のような、読み取り終了か否か(次の原稿セットの読み込みを行う)を確認するためのUI画像を表示させるようにしておけば、第1の処理例でのように複数回に分けてADFで読み取らせることができる。その場合、スタートキー64の押下毎に1度で読み取らせる対象は、サイズ変更を伴う原稿セット群であっても、サイズ変更を伴わない1つの原稿セットであってもよい。
ステップS31でNOの場合、原稿が原稿台に載置されていることになるため、制御部10は、原稿台上の原稿用紙のサイズを検出する(ステップS44)。次いで、制御部10は、原稿台上の原稿を原稿読取部12に読み取らせる(ステップS45)。次いで、区切り認識部13aが1枚目の原稿であるか否かを判定する(ステップS46)。
ステップS47でYESの場合には、区切り認識部13aが現在の原稿セットの読み込みが終了したと判定し、ページ分割部13bが、ステップS36,S37と同様に1枚前までの未ファイル化原稿セットから1つのファイルを作成し、記憶する(ステップS48,S49)。
ステップS46でYESの場合、ステップS47でNOの場合、並びにステップS49の後は、図7AのUI画像70を表示させる(ステップS50)。制御部10は、読み取り終了キー71が選択されたか否かを判定し(ステップS51)、NOの場合にはスタートキー64が選択された否かを判定する(ステップS52)。ステップS52でNOの場合には、ステップS51に戻る。なお、本処理例では一度の読み取りを前提としており、原稿台からの読み取りについては、読み取り終了キー71の選択までの一連の読み取りを一度の読み取りと見做して説明している。
ステップS52でYESの場合には、ユーザが原稿台に次の原稿を載置してスタートキー64を押したことになり、制御部10は、ステップS44に戻り、その原稿について同様のサイズ検出及び原稿読取処理を実行する。ステップS51でYESの場合、全原稿セットからなる原稿束の読み取りが終了しているため、ステップS39に進み、最後にサイズ変更された後の原稿セットである未ファイル化原稿セットから1つのファイルを作成する。
このように、原稿台からの読取処理については、サイズ変更が検出されるまで、その原稿セットの原稿読取処理がスタートキー64の押下により継続され、サイズ変更がなされた段階でファイル化後、次の原稿セットの読み取り及びファイル化の処理が実行される。そして、読み取り終了キー71が押下されるまで、原稿セットの読み取り及びファイル化の処理が継続されることになる。
上述したように、本処理例では、原稿サイズ毎にファイル化を行い、最後に全ファイルが添付された1通の電子メールが送信される。例えばA4サイズの原稿3枚でなる原稿セットとB4サイズの原稿2枚でなる原稿セットの、合計2部(2セット)の原稿セットからなる原稿束を送信対象とする場合、これら2セットを1度に読み込ませるだけで、A4サイズの3ページからなるファイルとB4サイズの2ページからなるファイルの合計2つのファイルが生成され、1通の電子メールに添付されて送信されることになる。
<<第3の処理例>>
本実施形態に係るMFP1aにおける第3の処理例について説明する。本処理例では、添付対象となる複数のファイルのそれぞれに対応する複数の原稿セットでなる原稿束が、基本的に一度に原稿読取部12で読み取られたものであり、且つ原稿用紙の載置方向を異ならせている点に特徴がある。以下、本処理例について説明するが、第1,第2の処理例と同様の点についてはその説明を省略する。
本実施形態に係るMFP1aにおける第3の処理例について説明する。本処理例では、添付対象となる複数のファイルのそれぞれに対応する複数の原稿セットでなる原稿束が、基本的に一度に原稿読取部12で読み取られたものであり、且つ原稿用紙の載置方向を異ならせている点に特徴がある。以下、本処理例について説明するが、第1,第2の処理例と同様の点についてはその説明を省略する。
本処理例では、上記ユーザ指定は、連続する原稿セットで原稿用紙の載置方向(縦方向/横方向)を変えることによる指定である。そして、区切り認識部13aは、MFP1aが複数ファイル送信モードに設定されている場合、原稿読取部12で原稿束を連続して読み取らせて画像データを取得させ、その画像データから載置方向の違いを検出し、載置方向の違いが生じた箇所をページ区切りと認識する。ページ分割部13bは、区切り認識部13aで認識されたページ区切りに基づき、原稿読取部12で原稿束の読み取りにより取得した画像データを分割して、原稿束に含まれる複数の原稿セットのそれぞれに対応するように複数のファイルを生成する。
本処理例を、Scan to E−mail機能を使用した場合について、図9A及び図9Bを併せて参照しながら説明する。図9Aは図4に続く本処理例のフロー図で、図9Bは図9Aに続くフロー図である。本処理例では、図4においてステップS3でYESの場合、図9Aの処理が実行される。
まず、制御部10は、ADFに原稿があるか否かを図示しない原稿検知センサからの検知結果に基づき判定し(ステップS61)、YESの場合、その原稿用紙の載置方向も検出する(ステップS62)。ステップS62は複数の原稿検知センサを適所に配置しておけば実現できる。次いで、制御部10は、ADFで原稿を自動的に搬送しながら、原稿読取部12に原稿読取処理を実行させる(ステップS63)。
次いで、区切り認識部13aが1枚目の原稿であるか否かを判定し(ステップS64)、YESの場合、ステップS70に進む。ステップS70では、原稿読取部12が、原稿検知センサからの検知結果に基づき、読み取りが全て終了したか否かを判定する。ステップS70でNOの場合、ステップS62に戻る。ステップS64でNOの場合、区切り認識部13aが、方向変更がなされたか否かをステップS62での検知結果に基づき判定し(ステップS65)、そこでNOの場合にはステップS70へ進む。
ステップS65でYESの場合には、区切り認識部13aが現在の原稿セットの読み込みが終了したと判定する。そして、ページ分割部13bが偶数ファイル(つまり偶数番目の原稿セットを読み取ったファイル)を作成するのか否かを判定する(ステップS66)。ここでは、ステップS65の判定結果から方向変更が奇数回生じた場合に、偶数ファイルを作成すると判定すればよい。
ステップS66でYESの場合、ユーザが区切りを認識させることを目的として横置きにした原稿セットであるため、ページ分割部13bが、1枚前までの未ファイル化原稿セットの画像データを90度回転し(ステップS67)、その後、その画像データから1つのファイル(PDF等)を作成し(ステップS68)、記憶する(ステップS69)。ステップS69の後は、ステップS70に進む。
なお、最初の原稿セットが縦置きであることを前提に説明しているが、横置きであってもステップS66や後述のステップS71,S82で奇数ファイル作成か否かを判定するように変更するなどすれば、対応可能である。また、最初を縦置きか横置きかのルール付けを行っていない場合にも、原稿サイズ検知結果を受けて最初の原稿セットの載置方向は判定し、その判定結果に基づき処理を変更させればよい。
ステップS70でYESの場合、ページ分割部13bがその時点で未ファイル化の画像データから1つのファイルを作成し(ステップS73)、記憶する(ステップS74)。但し、この場合にも、ステップS73に先立ち、ステップS66,S67と同等の処理(ステップS71,S72)により、必要に応じて90度回転が施される。
次いで、送信処理部13が、ステップS2で設定された宛先の電子メールを1通作成し(ステップS75)、その電子メールに記憶された全てのファイルを添付し(ステップS76)、通信部14を介してその電子メールの送信を行い(ステップS77)、処理を終了する。なお、ステップS76では、ステップS65及び後述のステップS81で1度もYESとなった場合を経なければ、複数ファイル送信モードであっても1つのファイルのみを添付して送信することになる。
なお、ステップS70でYESの場合の直後に、図7AのUI画像70のような、読み取り終了か否か(次の原稿セットの読み込みを行う)を確認するためのUI画像を表示させるようにしておけば、第1の処理例でのように複数回に分けてADFで読み取らせることができる。その場合、スタートキー64の押下毎に1度で読み取らせる対象は、方向変更を伴う原稿セット群であっても、方向変更を伴わない1つの原稿セットであってもよい。
ステップS61でNOの場合、原稿が原稿台に載置されていることになるため、ADFでの処理に代わり原稿台での処理がなされる。まず、制御部10は、原稿台上の原稿の載置方向を検出し(ステップS78)、その原稿を原稿読取部12に読み取らせる(ステップS79)。
次いで、ステップS64〜S69と同様の処理(但し、読み込みは原稿台上)が実行される(ステップS78〜S85)。ステップS80でYESの場合、ステップS81でNOの場合、並びにステップS85の後は、図7AのUI画像70を表示させる(ステップS86)。制御部10は、読み取り終了キー71が選択されたか否かを判定し(ステップS87)、NOの場合にはスタートキー64が選択された否かを判定する(ステップS88)。ステップS88でNOの場合には、ステップS87に戻る。なお、ここでは一度の読み取りを前提としており、原稿台からの読み取りについては、読み取り終了キー71の選択までの一連の読み取りを一度の読み取りと見做して説明している。
ステップS88でYESの場合には、ユーザが原稿台に次の原稿を載置してスタートキー64を押したことになり、制御部10は、ステップS78に戻り、その原稿について同様の方向検出及び原稿読取処理を実行する。ステップS87でYESの場合、全原稿セットからなる原稿束の読み取りが終了しているため、ステップS71に進めばよい。
このように、原稿台からの読取処理については、載置方向の変更が検出されるまで、その原稿セットの原稿読取処理がスタートキー64の押下により継続され、載置方向変更がなされた段階でファイル化後、次の原稿セットの読み取り及びファイル化の処理が実行される。そして、読み取り終了キー71が押下されるまで、原稿セットの読み取り及びファイル化の処理が継続されることになる。
上述したように、本処理例では、載置方向毎にファイル化を行い、最後に全ファイルが添付された1通の電子メールが送信される。例えばA4サイズの原稿を3枚と5枚とで章分けしたい場合、その境目で載置方向を変え、A4サイズの原稿3枚でなる原稿セットとA4Rサイズの原稿(A4サイズの横置き原稿)5枚でなる原稿セットの、合計2部(2セット)の原稿セットからなる原稿束を送信対象とし、これら2セットを縦横そのままで1度に読み込ませるだけでよい。これにより、A4サイズの3ページからなるファイルとA4サイズの5ページからなるファイルの合計2つのファイルが生成され、1通の電子メールに添付されて送信されることになる。
<<第4の処理例>>
本実施形態に係るMFP1aにおける第4の処理例について説明する。本処理例では、添付対象となる複数のファイルのそれぞれに対応する複数の原稿セットでなる原稿束が、基本的に一度に原稿読取部12で読み取られたものであり、且つ原稿セットのセット数と各原稿セットのページ数がユーザ入力されている点に特徴がある。以下、本処理例について説明するが、第1〜第3の処理例と同様の点についてはその説明を省略する。
本実施形態に係るMFP1aにおける第4の処理例について説明する。本処理例では、添付対象となる複数のファイルのそれぞれに対応する複数の原稿セットでなる原稿束が、基本的に一度に原稿読取部12で読み取られたものであり、且つ原稿セットのセット数と各原稿セットのページ数がユーザ入力されている点に特徴がある。以下、本処理例について説明するが、第1〜第3の処理例と同様の点についてはその説明を省略する。
本処理例におけるMFP1aは、MFP1aが複数ファイル送信モードに設定されている場合、原稿束に含まれる原稿セットのセット数と各原稿セットのページ数とをユーザに入力させるためのUI画像(便宜上、第2UI画像と呼ぶ)を表示する表示部を備える。この表示部は、タッチパネル部11bにおける表示部で例示できる。そして、本処理例における上記ユーザ指定は、第2UI画像を表示した状態で、上記セット数と上記ページ数とを入力することによる指定であり、区切り認識部13aはそのユーザ指定された区切りを認識する。ページ分割部13bは、区切り認識部13aで認識されたページ区切りに基づき、原稿読取部12で原稿束の読み取りにより取得した画像データを分割して、原稿束に含まれる複数の原稿セットのそれぞれに対応するように複数のファイルを生成する。
本処理例を、Scan to E−mail機能を使用した場合について、図10A〜図11Bを併せて参照しながら説明する。図10Aは図3のMFPにおいてScan to E−mail機能で実行される第4の処理例を説明するためのフロー図、図10Bは図10Aに続くフロー図、図10Cは図10Bに続くフロー図である。また、図11Aは図6BのUI画像において複数ファイル送信キーが選択された場合に表示させるUI画像の一例を示す図で、図11Bは図11Aとは異なる入力例を示す図である。
まず、図4のステップS1〜S7と同様の処理が実行される(ステップS91〜S97)。ステップS93でNOの場合、設定部10aは、枚数設定キーが選択されたか否かを判定する(ステップS98)。
枚数設定キーとは、例えば、図6BのUI画像67において複数ファイル送信キー68を選択した場合に表示されるUI画像に含まれるキーや、複数ファイル送信キー68自体であってもよい。これに限らず、何らかの操作により、各原稿セットの枚数が設定可能なUI画像(図11AのUI画像110等)が表示できればよい。
ここでは、上記枚数設定キーが複数ファイル送信キー68自体である例について説明する。複数ファイル送信キー68がユーザによって選択された場合(ステップS98でYESの場合)、設定部10aがMFP1aを複数ファイル送信モードに設定すると共に、UI画像110を表示させる。
UI画像110には、セット数入力欄111と枚数入力欄112が表示されると共に、OKキー114も表示されている。セット数入力欄111は、セット数(部数)のユーザ入力を受け付ける欄であり、セット数として入力された数値の数だけ、枚数入力欄112が入力可能な状態となる。この例では、セット数として「3」が入力され、その結果として、枚数入力欄112のうち第1〜第3セット用が入力可能となっている。その他、UI画像110には、定型文が記載された表紙(送り状)を添付するか否かを設定するためのチェックボックス113も表示されている。なお、上記定型文には、通常、アドレス帳から読み込ませた宛先の宛名などのデータが含まれている。
ユーザによりOKキー114が選択されることで、設定部10aは、UI画像110から入力された情報に従い、区切り枚数の設定、すなわちセット数や枚数の設定が完了する(ステップS101)。また、チェックボックス113の選択により表紙が選択された場合には、表紙を1つの原稿セットと換算するため、図11BのUI画像115で例示するように部数(セット数)の入力が無くてもよい。
ステップS98でNOの場合、制御部10はキャンセルキー(リセットキー65)が選択されたか否かを判定する(ステップS99)。制御部10は、ステップS99でNOの場合、並びにステップS101の後、ステップS93に戻ってスタートキー64の押下を待ち、ステップS99でYESの場合、宛先設定をクリアし(ステップS100)、ステップS92に戻る。
ステップS93でYESの場合、図10B及び図10Cの処理に進む。まず、区切り認識部13aが、設定内容から表紙設定の有無を判定する(ステップS102)。表紙設定が有りの場合(YESの場合)、区切り認識部13aが、変数Tを0にし(ステップS103)、テーブル0に1を設定する(ステップS104)。ここで、変数Tは、テーブルの番号を表す変数であり、テーブルとは、原稿セットの枚数として設定された値の格納領域である。ステップS104では表紙に1枚設定されている。
ステップS104の後、区切り認識部13aが、設定内容からそのテーブル0について枚数設定がなされているか否かを判定し(ステップS105)、NOの場合、表紙以外の原稿セットは1つであるため、テーブル1に0を設定する(ステップS106)。ステップS102でNOの場合(表紙無しの場合)には、変数Tを1にする(ステップS118)。ステップS106の後、ステップS118の後、並びにステップS105でYESの場合には、区切り認識部13aが変数Mを0に初期化する(ステップS107)。ここで、変数Mは、読み取った枚数のカウント値である。
ステップS107の後、制御部10は、ADFに原稿があるか否かを図示しない原稿検知センサからの検知結果に基づき判定し(ステップS108)、YESの場合、ADFで原稿を自動的に搬送しながら、原稿読取部12に原稿読取処理を実行させる(ステップS109)。
次いで、区切り認識部13aが変数Mをインクリメントし(ステップS110)、テーブルTの値が0であるか否かを判定し(ステップS111)、NOであればテーブルTの値がMであるか否かを判定する(ステップS112)。ステップS112でYESの場合、その原稿セットが設定枚数に達したことを意味するため、ページ分割部13bがその時点で未ファイル化の画像データから1つのファイルを作成し(ステップS113)、記憶する(ステップS114)。その後、区切り認識部13aが、次のテーブルの処理(次の原稿セットの処理)に移るために、変数Tをインクリメントし(ステップS115)、変数Mを0に初期化する(ステップS116)。
ステップS116の後、ステップS111でYESの場合、並びにステップS112でNOの場合、ステップS117に進む。ステップS117では、原稿読取部12が、原稿検知センサからの検知結果に基づき、読み取りが全て終了したか否かを判定し、NOの場合、ステップS109に戻る。
ステップS117でYESの場合、ページ分割部13bがその時点で未ファイル化の画像データが存在するか否かを判定し(ステップS129)、YESの場合には、その画像データから1つのファイルを作成し(ステップS130)、記憶する(ステップS131)。表紙有りで且つ原稿セットの枚数設定無しの場合には、ステップ129でYESとなる。
ステップS131の後、並びにステップS129でNOの場合、送信処理部13が、ステップS92で設定された宛先の電子メールを1通作成し(ステップS132)、その電子メールに記憶された全てのファイルを添付し(ステップS133)、通信部14を介してその電子メールの送信を行い(ステップS134)、処理を終了する。なお、ステップS133では、ステップS102でNOの場合で且つステップS114での記憶処理後、一度もステップS117でNOとならなかった場合などには、複数ファイル送信モードであっても1つのファイルのみを添付して送信することになる。
なお、ステップS117でYESの場合の直後に、図7AのUI画像70のような、読み取り終了か否か(次の原稿セットの読み込みを行う)を確認するためのUI画像を表示させるようにしておけば、第1の処理例でのように複数回に分けてADFで読み取らせることができる。
ステップS108でNOの場合、原稿が原稿台に載置されていることになるため、ADFでの処理に代わり原稿台での処理がなされる。まず、制御部10は、原稿台上の原稿を原稿読取部12に読み取らせる(ステップS119)。
次いで、ステップS110〜S116と同様の処理(但し、読み込みは原稿台上)が実行される(ステップS120〜S126)。ステップS126の後、ステップS121でYESの場合、並びにステップS122でNOの場合、図7AのUI画像70を表示させる(ステップS127)。制御部10は、読み取り終了キー71が選択されたか否かを判定し(ステップS128)、NOの場合にはスタートキー64が選択された否かを判定する(ステップS135)。ステップS135でNOの場合には、ステップS128に戻る。なお、ここでは一度の読み取りを前提としており、原稿台からの読み取りについては、読み取り終了キー71の選択までの一連の読み取りを一度の読み取りと見做して説明している。
ステップS135でYESの場合には、ユーザが原稿台に次の原稿を載置してスタートキー64を押したことになり、制御部10は、ステップS119に戻り、その原稿について同様の原稿読取処理を実行する。ステップS128でYESの場合、全原稿セットからなる原稿束の読み取りが終了しているため、ステップS129に進めばよい。
このように、原稿台からの読取処理については、設定内容が示す区切りとなるまで、その原稿セットの原稿読取処理がスタートキー64の押下により継続され、区切りが過ぎた段階でファイル化後、次の原稿セットの読み取り及びファイル化の処理が実行される。そして、読み取り終了キー71が押下されるまで、原稿セットの読み取り及びファイル化の処理が継続されることになる。
上述したように、本処理例では、設定内容に従い原稿セット毎にファイル化を行い、最後に全ファイルが添付された1通の電子メールが送信される。図11AのUI画像110で示す設定例で説明すると、原稿2枚でなる原稿セットと原稿3枚でなる原稿セットと原稿2枚でなる原稿セットの、合計3部(3セット)の原稿セットからなる原稿束を送信対象とする場合、これら3セットをそのままで1度に(原稿台の場合には一枚ずつ載置して)読み込ませるだけで、各原稿セットに対応する合計3つのファイルが生成され、1通の電子メールに添付されて送信されることになる。表紙が添付される場合には、表紙分の原稿セットに対応するファイルが1つさらに添付されることになる。
なお、設定したセット数や各セットの枚数に対して、実際の原稿読取結果の枚数が合致しない場合には、処理自体を中止してその旨をユーザに知らせるか、若しくは、変更要請メッセージを出すなどし、ユーザに原稿を追加させるか設定内容を変更させるかすればよい。
<<第5の処理例>>
本実施形態に係るMFP1aにおける第5の処理例について説明する。本処理例では、添付対象となる複数のファイルのそれぞれに対応する複数の原稿セットでなる原稿束が、基本的に一度に原稿読取部12で読み取られたものであり、且つ原稿用紙の間に色紙を挿入している点に特徴がある。以下、本処理例について説明するが、第1〜第4の処理例と同様の点についてはその説明を省略する。
本実施形態に係るMFP1aにおける第5の処理例について説明する。本処理例では、添付対象となる複数のファイルのそれぞれに対応する複数の原稿セットでなる原稿束が、基本的に一度に原稿読取部12で読み取られたものであり、且つ原稿用紙の間に色紙を挿入している点に特徴がある。以下、本処理例について説明するが、第1〜第4の処理例と同様の点についてはその説明を省略する。
本処理例では、上記ユーザ指定は、原稿セット間に別途、所定色の用紙(何も印字されていない用紙)を挟む(挿入する)ことによる指定である。そして、区切り認識部13aは、MFP1aが複数ファイル送信モードに設定されている場合、原稿読取部12で原稿束を連続して読み取らせて画像データを取得させ、その画像データから上記所定色の用紙を検出し、上記所定色の用紙の位置をページ区切りと認識する。ページ分割部13bは、区切り認識部13aで認識されたページ区切りに基づき、原稿読取部12で原稿束の読み取りにより取得した画像データを分割して、原稿束に含まれる複数の原稿セットのそれぞれに対応するように複数のファイルを生成する。但し、読み取った画像データのうち、上記所定色の用紙の画像データは消去する。
本処理例を、Scan to E−mail機能を使用した場合について、図12を併せて参照しながら説明する。図12は図4に続く本処理例のフロー図である。本処理例では、図4においてステップS3でYESの場合、図12の処理が実行される。
まず、制御部10は、ADFに原稿があるか否かを図示しない原稿検知センサからの検知結果に基づき判定し(ステップS141)、YESの場合、ADFで原稿を自動的に搬送しながら、原稿読取部12に原稿読取処理を実行させる(ステップS142)。
次いで、区切り認識部13aが1枚目の原稿であるか否かを判定し(ステップS143)、YESの場合、ステップS147に進む。ステップS147では、原稿読取部12が、原稿検知センサからの検知結果に基づき、読み取りが全て終了したか否かを判定する。ステップS147でNOの場合、ステップS142に戻る。ステップS143でNOの場合、区切り認識部13aが、読み取られた画像データの色をそのページにわたって検出し、その結果に基づきそのページ全てで予め定めた所定色であるか否かを判定し(ステップS144)、NOの場合にはステップS147へ進む。
ステップS144でYESの場合には、区切り認識部13aが現在の原稿セットの読み込みが終了したと判定する。そして、ページ分割部13bが1枚前までの未ファイル化原稿セットの画像データから1つのファイル(PDF等)を作成し(ステップS145)、記憶する(ステップS146)。但し、ステップS146の段階又はステップS145の段階で、ステップS144でYESと判定した元となった所定色の用紙の画像データは消去しておく。ステップS146の後は、ステップS147に進む。
ステップS147でYESの場合、ページ分割部13bがその時点で未ファイル化の画像データから1つのファイルを作成し(ステップS148)、記憶する(ステップS149)。なお、原稿束の最初と最後の一枚に所定色を入れないことを前提として説明しているが、最初及び/又は最後にも入れる場合にも、同様の考え方で処理フローを変更すれば説明できる。
次いで、送信処理部13が、ステップS2で設定された宛先の電子メールを1通作成し(ステップS150)、その電子メールに記憶された全てのファイルを添付し(ステップS151)、通信部14を介してその電子メールの送信を行い(ステップS152)、処理を終了する。なお、ステップS151では、ステップS144及び後述のステップS155で1度もYESとなった場合を経なければ、複数ファイル送信モードであっても1つのファイルのみを添付して送信することになる。
なお、ステップS147でYESの場合の直後に、図7AのUI画像70のような、読み取り終了か否か(次の原稿セットの読み込みを行う)を確認するためのUI画像を表示させるようにしておけば、第1の処理例でのように複数回に分けてADFで読み取らせることができる。その場合、スタートキー64の押下毎に1度で読み取らせる対象は、所定色の用紙を少なくとも最後に含ませておけばよい。
ステップS141でNOの場合、原稿が原稿台に載置されていることになるため、ADFでの処理に代わり原稿台での処理がなされる。まず、制御部10は、原稿台上の原稿を原稿読取部12に読み取らせる(ステップS153)。
次いで、ステップS143〜S146と同様の処理(但し、読み込みは原稿台上)が実行される(ステップS154〜S157)。ステップS154でYESの場合、ステップS155でNOの場合、並びにステップS157の後は、図7AのUI画像70を表示させる(ステップS158)。制御部10は、読み取り終了キー71が選択されたか否かを判定し(ステップS159)、NOの場合にはスタートキー64が選択された否かを判定する(ステップS160)。ステップS160でNOの場合には、ステップS159に戻る。なお、ここでは一度の読み取りを前提としており、原稿台からの読み取りについては、読み取り終了キー71の選択までの一連の読み取りを一度の読み取りと見做して説明している。
ステップS160でYESの場合には、ユーザが原稿台に次の原稿を載置してスタートキー64を押したことになり、制御部10は、ステップS153に戻り、その原稿について同様の方向検出及び原稿読取処理を実行する。ステップS159でYESの場合、全原稿セットからなる原稿束の読み取りが終了しているため、ステップS148に進めばよい。
このように、原稿台からの読取処理については、所定色の用紙が検出されるまで、その原稿セットの原稿読取処理がスタートキー64の押下により継続され、所定色の用紙が検出なされた段階でファイル化後、次の原稿セットの読み取り及びファイル化の処理が実行される。そして、読み取り終了キー71が押下されるまで、原稿セットの読み取り及びファイル化の処理が継続されることになる。
上述したように、本処理例では、原稿セット毎にファイル化を行い、最後に全ファイルが添付された1通の電子メールが送信される。例えば、原稿2枚でなる原稿セットと原稿3枚でなる原稿セットと原稿2枚でなる原稿セットの、合計3部(3セット)の原稿セットからなる原稿束を送信対象とする場合、これらの原稿セット間の合計2箇所に所定色(例えばピンクや黄)の用紙を挟んだ状態で、3セットをそのままで1度に(原稿台の場合には一枚ずつ載置して)読み込ませるだけで、各原稿セットに対応する合計3つのファイルが生成され、1通の電子メールに添付されて送信されることになる。
<第3の実施形態>
本発明の第3の実施形態について、図13〜図15を参照しながら説明する。図13は本実施形態に係るMFPの一構成例を示すブロック図、図14は図13のMFPにおいてインターネットFAX機能で実行される処理例を説明するためのフロー図、図15は図13のMFPにおいて図14の処理で表示されるUI画像の一例を示す図である。
本発明の第3の実施形態について、図13〜図15を参照しながら説明する。図13は本実施形態に係るMFPの一構成例を示すブロック図、図14は図13のMFPにおいてインターネットFAX機能で実行される処理例を説明するためのフロー図、図15は図13のMFPにおいて図14の処理で表示されるUI画像の一例を示す図である。
本発明の第3の実施形態に係るMFPは、第1の実施形態において、添付対象となる複数のファイルのそれぞれに対応する複数の原稿セットの少なくとも1つが、原稿読取部12で別の時期に読み取られ送信予約されたものである点に特化したものである。以下、本実施形態について説明するが、第1,第2の実施形態と同様の点についてはその説明を省略する。
図13で例示するように、本実施形態に係るMFP1bは、図1のMFP1における制御部10が設定部10aだけでなく予約設定部10bを有している。予約設定部10bは制御部10外に設けてもよい。予約設定部10bは、原稿読取部12での読み取りにより得た1又は複数のファイルについて、送信処理部13及び通信部14にて電子メールに添付して送信する送信処理を実行する日時を予約設定する。この予約設定は、操作部11或いは別途接続された外部PCからのユーザ操作により行えばよい。予約設定部10bで予約設定されたファイルについては、MFP1bに設けた記憶部15に記憶させておけばよい。
そして、送信処理部13は、MFP1bが複数ファイル送信モードに設定されている場合で、上記送信処理の対象となるファイルである送信予約ファイルの宛先と同じ宛先に、原稿読取部12での読み取りにより得た他のファイルを送信する場合、上記送信予約ファイルと上記他のファイルを1通の電子メールに添付して送信する。
従って、本実施形態では、現在読み込んだ1又は複数のファイルと予約した1又は複数のファイルとで少なくとも2ファイル以上が1通の電子メールに添付されることになる。また、予約対象、非予約対象(予約していない読み取り対象)のいずれの原稿セットについても、第1,第2の実施形態での処理によりそのファイルを取得したものであってもよい。
また、本実施形態では、送信処理部13での上記1通の電子メールの送信についても予約できること、換言すれば上記他のファイルについても送信予約できることが好ましい。つまり、最終的には送信処理部13が上記送信予約ファイルと上記他のファイルを1通の電子メールに添付して送信することになるが、予約設定部10bにおいて上記1通の電子メールの送信日時を設定できるようにすることが好ましい。
この送信日時は、上記他のファイルを読み込む時点でユーザが指定してよいし、上記送信予約ファイルを送信する予定であった日時であってもよい。但し、上記他のファイルについてユーザが予約設定した場合には、上記送信予約ファイルと2つ以上の日時が存在してしまうことが想定されるため、複数のうち最も早い日時になるように自動設定することが好ましい。
次に、このような処理例について、図14を併せて参照しながら説明する。
まず、例えば、図示しない予約設定キーを含むUI画像を表示させ、宛先の入力と予約設定キーの押下を受け付け可能にしておく。この状態で、予約設定部10bを含む制御部10が、予約設定キーの押下と共に宛先の入力を受け付けたか否かにより、E−mail機能やインターネットFAX機能で送信予約の設定がなされたか否かを判定する(ステップS171)。ステップS171でYESとなった段階ではじめて、原稿読取部12がADF又は原稿台からの原稿読取処理を実行し(ステップS172)、原稿読取処理が完了した時点で予約が完了する(ステップS173)。
まず、例えば、図示しない予約設定キーを含むUI画像を表示させ、宛先の入力と予約設定キーの押下を受け付け可能にしておく。この状態で、予約設定部10bを含む制御部10が、予約設定キーの押下と共に宛先の入力を受け付けたか否かにより、E−mail機能やインターネットFAX機能で送信予約の設定がなされたか否かを判定する(ステップS171)。ステップS171でYESとなった段階ではじめて、原稿読取部12がADF又は原稿台からの原稿読取処理を実行し(ステップS172)、原稿読取処理が完了した時点で予約が完了する(ステップS173)。
次いで、予約設定部10bが記憶部15内に既存の送信予約ファイル(予約ジョブ)が存在するか否かを判定し(ステップS174)、YESの場合にはその予約ジョブがステップS172で読み込んだファイルの宛先と同じ宛先であるか否かを判定する(ステップS175)。
ステップS175でYESの場合、予約設定部10bは図15のUI画像150で例示する問合せ用UI画像を表示させ、同じ宛先のファイルを1つのジョブとして同時に一通の電子メールで送信するか否かを問い合わせる(ステップS176)。UI画像150には、同時送信する場合に選択する「はい」キー151と同時送信しない場合に選択する「いいえ」キー152が表示されている。
ユーザが「はい」キー151を選んでステップS176がYESとなった場合、予約設定部10bが同じ宛先へのファイルを一番早い時刻に送信する電子メールに全て添付することで、1ジョブ化を行う(ステップS177)。そして、送信処理部13又は予約設定部10bがそのジョブの予約開始時刻(日時)が到来したか否かを判定し(ステップS178)、YESとなってはじめて送信処理部13がそのジョブの送信、つまり同じ宛先のファイルが全て添付された電子メールを送信する(ステップS179)。
一方、ステップS174,S175,S176のいずれかでNOとなった場合には、ステップS177を経ずにステップS178へ進む。なお、複数ファイル送信モードに設定されていることを前提としているため、ステップS176の問合せ及び判定処理は行わなくてもよく、またステップS176の問合せを常に行うようにしておき、「はい」キー151が選択された時点で複数ファイル送信モードに設定するようにしてもよい。
一例として、既存の予約ジョブとして、10:50送信予定のaaa@test宛のジョブと11:00送信予定のbbb@test宛のジョブとが存在した場合で、且つ、ステップS171において11:10送信予定でaaa@test宛の送信予約(予約Yと呼ぶ)を設定した場合について説明する。この場合、その原稿を読み込んだ後、予約Yの登録を正式に完了(登録)させる前に、同じ宛先の予約ジョブが無いか検索すると、既存のジョブのうち同じ宛先のジョブが1つ存在する。
よって、ユーザが「はい」キー151を選んでステップS176がYESとなった場合、予約Yのジョブを削除すると共に、1ジョブ化された10:50送信予定のaaa@test宛のジョブ(既存のファイルと今回読み込んだファイルが添付)と、元々の11:00送信予定のbbb@test宛のジョブとが残り、それぞれが予約開始時刻になればインターネットFAX送信される。一方、ユーザが「いいえ」キー152を選んでステップS176がNOとなった場合、予約Yのジョブ(既存のファイルが添付)と、元々の11:00送信予定のbbb@test宛のジョブと、11:10送信予定のaaa@test宛のジョブ(今回読み込んだファイルが添付)とが残り、それぞれが予約開始時刻になればインターネットFAX送信される。
なお、上記送信予約ファイル(同じ宛先)が元々複数蓄積されている場合についても同様であるが、この場合には上記他のファイルについてユーザが予約設定しなくても自動的に複数のうち最も早い日時になるように自動設定してもよいし、上記他のファイルの読み込み等が終了した時点で即時送信するようにしてもよい。
<第1〜第3の実施形態に共通する構成例>
以上の各実施形態では、送信対象となった複数ファイルを1通の電子メールに添付して送信するものとして説明したが、本発明に係るMFPはこのような処理が可能であればよい。従って、例えばカーボンコピーでの送信やグループメール送信などの送信方法を採用し、多数の宛先に上記複数ファイルを添付した電子メールを送信するように構成することもできる。また、複数ファイル送信モードへの設定は、上述した例に限らず、どのような表示画面から実行できるようにしておいてもよい。
以上の各実施形態では、送信対象となった複数ファイルを1通の電子メールに添付して送信するものとして説明したが、本発明に係るMFPはこのような処理が可能であればよい。従って、例えばカーボンコピーでの送信やグループメール送信などの送信方法を採用し、多数の宛先に上記複数ファイルを添付した電子メールを送信するように構成することもできる。また、複数ファイル送信モードへの設定は、上述した例に限らず、どのような表示画面から実行できるようにしておいてもよい。
また、図1,図3,図13で例示したMFPにおける制御部10について集積回路/ICチップセットとして搭載することもできることを説明したが、送信処理部13についても同様である。つまり、制御部10や送信処理部13は、例えばマイクロプロセッサ(又はDSP:Digital Signal Processor)、メモリ、バス、インターフェース等の周辺装置などのハードウェアと、これらのハードウェア上にて実行可能なソフトウェア(上述した制御プログラム)とにより実現できる。上記ハードウェアの一部は集積回路/ICチップセットとして搭載することができ、その場合、上記ソフトウェアはこのメモリに記憶しておければよい。また、本発明の各構成要素の全てをハードウェアで構成してもよく、その場合についても同様に、そのハードウェアの一部を集積回路/ICチップセットとして搭載することも可能である。
また、上述した様々な実施形態における機能を実現するためのソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体(非一時的な記録媒体)をMFPに供給し、MFP内のマイクロプロセッサ又はDSP等のコンピュータによりプログラムコードが実行されることによっても、本発明の目的が達成される。つまり、本発明は、プログラムコードやそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体としての形態を採用することができる。この記録媒体としては、例えばCD−ROM又はDVD−ROMなどの光ディスクやメモリカード等の不揮発性の半導体メモリや、ハードディスクなど様々なものが挙げられる。また、プログラムコードはインターネットからダウンロードして実行することや、放送波から受信して実行することもできる。
また、以上では、本発明に係るMFPについて説明したが、その処理の手順を説明したように、本発明は、原稿読取部と電子メールを送信する送信部とを備えたMFPにおけるファイル送信方法としての形態も採り得る。このファイル送信方法は、MFPの設定部が、ユーザ操作に基づきMFPを所定の送信モードに設定するステップと、MFPが上記所定の送信モードに設定されている場合、上記送信部が、ページ数が個々に異なることを許容して用意された複数の原稿セットについて上記原稿読取部での読み取りが実行されることにより得た、上記複数の原稿セットのそれぞれに対応する複数のファイルを、1通の電子メールに添付して送信するステップと、を有する。その他の応用例については、MFPについて説明した通りであり、その説明を省略する。
なお、上記プログラムコード自体は、換言すると、このファイル送信方法でのファイル送信処理を、原稿読取部と電子メールを送信する送信部とを備えたMFPの制御部のコンピュータに実行させるためのプログラムである。ここで、上記ファイル送信処理は、ユーザ操作に基づきMFPを所定の送信モードに設定するステップと、MFPが上記所定の送信モードに設定されている場合、ページ数が個々に異なることを許容して用意された複数の原稿セットについて上記原稿読取部での読み取りが実行されることにより得た、上記複数の原稿セットのそれぞれに対応する複数のファイルを、1通の電子メールに添付して送信するステップと、を有する。その他の応用例については、MFPについて説明した通りであり、その説明を省略する。
1,1a,1b…MFP、10…制御部、10a…設定部、10b…予約設定部、11…操作部、11a…キー操作部、11b…タッチパネル部、11c…ホーム移行キー、12…原稿読取部、13…送信処理部、13a…区切り認識部、13b…ページ分割部、14…通信部、15…記憶部。
Claims (9)
- 原稿読取部と電子メールを送信する送信部とを備えた複合機であって、
ユーザ操作に基づき該複合機を所定の送信モードに設定する設定部をさらに備え、
前記送信部は、前記複合機が前記所定の送信モードに設定されている場合、ページ数が個々に異なることを許容して用意された複数の原稿セットについて前記原稿読取部での読み取りが実行されることにより得た、該複数の原稿セットのそれぞれに対応する複数のファイルを、1通の電子メールに添付して送信することを特徴とする複合機。 - 前記複合機が前記所定の送信モードに設定されている場合、前記複数の原稿セットからなる原稿束について、ユーザ指定がなされた前記原稿セット間のページ区切りを認識する区切り認識部と、
前記原稿読取部において前記原稿束の読み取りにより取得された画像データから、前記区切り認識部で認識された前記ページ区切りに基づき前記複数の原稿セットのそれぞれに対応するように前記複数のファイルを生成するページ分割部と、
をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の複合機。 - 前記複合機が前記所定の送信モードに設定されている場合、前記原稿読取部で前記原稿束の読み取りが終了するまで、前記原稿セットの読み取り毎に次の前記原稿セットの読み取りを促すためのユーザインターフェース画像を表示する表示部をさらに備え、
前記ユーザ指定は、前記ユーザインターフェース画像に従って、前記原稿セット毎に区切って読み取り作業を行うことによる指定であることを特徴とする請求項2に記載の複合機。 - 前記ユーザ指定は、連続する前記原稿セットで原稿用紙のサイズを変えることによる指定であり、
前記区切り認識部は、前記複合機が前記所定の送信モードに設定されている場合、前記原稿読取部で前記原稿束を連続して読み取らせて前記画像データを取得させ、前記画像データから前記サイズの違いを検出し、前記サイズの違いが生じた箇所を前記ページ区切りと認識することを特徴とする請求項2に記載の複合機。 - 前記ユーザ指定は、連続する前記原稿セットで原稿用紙の載置方向を変えることによる指定であり、
前記区切り認識部は、前記複合機が前記所定の送信モードに設定されている場合、前記原稿読取部で前記原稿束を連続して読み取らせて前記画像データを取得させ、前記画像データから前記載置方向を検出し、前記載置方向の違いが生じた箇所を前記ページ区切りと認識することを特徴とする請求項2に記載の複合機。 - 前記複合機が前記所定の送信モードに設定されている場合、前記原稿束に含まれる前記原稿セットのセット数と各原稿セットのページ数とをユーザに入力させるためのユーザインターフェース画像を表示する表示部をさらに備え、
前記ユーザ指定は、前記ユーザインターフェース画像を表示した状態で前記セット数と前記ページ数とを入力することによる指定であることを特徴とする請求項2に記載の複合機。 - 前記ユーザ指定は、前記原稿セット間に別途、所定色の用紙を挟むことによる指定であり、
前記区切り認識部は、前記複合機が前記所定の送信モードに設定されている場合、前記原稿読取部で前記原稿束を連続して読み取らせて前記画像データを取得させ、前記画像データから前記所定色の用紙を検出し、前記所定色の用紙の位置を前記ページ区切りと認識することを特徴とする請求項2に記載の複合機。 - 前記原稿読取部での読み取りにより得たファイルについて、前記送信部にて電子メールに添付して送信する送信処理を実行する日時を予約設定する予約設定部をさらに備え、
前記送信部は、前記複合機が前記所定の送信モードに設定されている場合で、前記送信処理の対象となるファイルである送信予約ファイルの宛先と同じ宛先に、前記原稿読取部での読み取りにより得た他のファイルを送信する場合、前記送信予約ファイルと前記他のファイルを前記1通の電子メールに添付して送信することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1に記載の複合機。 - 原稿読取部と電子メールを送信する送信部とを備えた複合機におけるファイル送信方法であって、
前記複合機の設定部が、ユーザ操作に基づき前記複合機を所定の送信モードに設定するステップと、
前記複合機が前記所定の送信モードに設定されている場合、前記送信部が、ページ数が個々に異なることを許容して用意された複数の原稿セットについて前記原稿読取部での読み取りが実行されることにより得た、該複数の原稿セットのそれぞれに対応する複数のファイルを、1通の電子メールに添付して送信するステップと、
を有することを特徴とするファイル送信方法。
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