JP6885198B2 - 画像形成装置及び画像形成システム - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置及び画像形成システムに関する。
従来、FAXの誤送信を抑制するために、宛先情報を有する2次元コードが記載されたカバーシートを利用する方法が知られている。画像形成装置により、送信対象の印刷物と共にカバーシートをスキャンすることにより、カバーシートに記載された2次元コードが読み取られ、2次元コードが有する宛先情報が、印刷物の宛先情報として自動的に入力される。この方法によれば、ユーザが手作業で宛先情報を入力する必要がないため、FAXの誤送信を抑制できる。例えば、繰り返し同一の宛先にFAXを送信する場合、カバーシートを利用することにより、誤送信を抑制しつつ、作業を効率化できる。
しかしながら、上記従来の方法では、FAXを利用するユーザは、予め自主的にカバーシートを作成しなければならなかった。カバーシートの作成は、ユーザにとって面倒な作業であるため、カバーシートの利用により作業が効率化できる場合であっても、カバーシートが利用されないことがあった。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、ユーザによるカバーシートの利用を促進することを目的とする。
一実施形態に係る画像形成装置は、原稿の読み取りを実行し、スキャンデータを生成する読取部と、スキャン送信ジョブの設定情報の履歴データを記憶する履歴データ記憶部と、前記スキャンデータに宛先情報が含まれない場合に、前記履歴データに基づいて、前記スキャンデータに係る対象ジョブを検知する対象ジョブ検知部と、前記対象ジョブの宛先情報を有する2次元コードが記載された宛先用紙の作成をユーザに提案する作成提案部と、前記宛先用紙の作成を前記ユーザが承諾した場合、当該宛先用紙を作成する印刷部と、を備える。
本発明の各実施形態によれば、ユーザによるカバーシートの利用を促進できる。
画像形成装置のハードウェア構成の一例を示す図。 画像形成装置の機能構成の一例を示す図。 スキャン送信ジョブの設定情報の履歴データの一例を示す図。 カバーシートの一例を示す図。 ユーザ情報テーブルの一例を示す図。 提案画面の一例を示す図。 スキャン送信ジョブの実行時の画像形成装置の処理の一例を示すフローチャート。 画像形成システムの機能構成の一例を示す図。 画像形成サーバのハードウェア構成の一例を示す図。
以下、本発明の各実施形態について、添付の図面を参照しながら説明する。なお、各実施形態に係る明細書及び図面の記載に関して、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重畳した説明を省略する。
<第1実施形態>
第1実施形態に係る画像形成装置1について、図1〜図7を参照して説明する。本実施形態に係る画像形成装置1は、スキャン機能及びプリンタ機能を有する複合機(MFP:Multi-Function Peripheral)である。
まず、本実施形態に係る画像形成装置1のハードウェア構成について説明する。図1は、画像形成装置1のハードウェア構成の一例を示す図である。図1の画像形成装置1は、CPU(Central Processing Unit)101と、ROM(Read Only Memory)102と、RAM(Random Access Memory)103と、HDD(Hard Disk Drive)104と、を備える。また、画像形成装置1は、操作パネル105と、通信インタフェース106と、エンジン部107と、バス108と、を備える。
CPU101は、プログラムを実行することにより、画像形成装置1の各構成を制御し、画像形成装置1の機能を実現する。
ROM102は、CPU101が実行するプログラム(BIOS(Basic Input Output System)など)や各種のデータを記憶する。
RAM103は、CPU101に作業領域を提供する。
HDD104は、CPU101が実行するプログラム(OS(Operating System)など)や各種のデータを記憶する。
操作パネル105は、タッチパネル(入力装置)とディスプレイ(表示装置)とを備える入出力装置である。操作パネル105は、ユーザの操作に応じた情報を入出力する。画像形成装置1は、入力装置として、キーボード、マウス、ハードウェアボタンなどを備えてもよい。また、画像形成装置1は、出力装置として、ランプやスピーカを備えてもよい。
通信インタフェース106は、画像形成装置1をインターネットやLAN(Local Area Network)などのネットワークに接続し、ネットワーク上の外部装置との通信を制御する。画像形成装置1は、通信インタフェース106を介して、外部装置と通信する。
エンジン部107は、画像形成装置1の画像形成機能を実現するハードウェアである。エンジン部107には、スキャナ装置、プリンタ装置、ADF(Auto Document Feeder)などが含まれる。
バス108は、CPU101、ROM102、RAM103、HDD104、操作パネル105、通信インタフェース106、及びエンジン部107を相互に接続する。
次に、本実施形態に係る画像形成装置1の機能構成について説明する。図2は、本実施形態に係る画像形成装置1の機能構成の一例を示す図である。図2の画像形成装置1は、読取部11と、スキャンデータ記憶部12と、送信部13と、履歴データ記憶部14と、対象ジョブ検知部15と、作成提案部16と、印刷部17と、を備える。これらの各機能構成は、CPU101がプログラムを実行し、各ハードウェアと協働することにより実現される。
読取部11は、エンジン部107(スキャン装置)を制御することにより、外部装置にFAXやメールで送信する原稿の読み取りを実行し、スキャンデータを生成する。スキャンデータには、原稿から作成された画像データや、読取部11が備えるOCR(Optical Character Reader)機能を利用して当該画像データから生成された文書データが含まれる。また、読取部11は、原稿にカバーシートが含まれる場合、当該カバーシートに記載された2次元コードを読み取り、2次元コードが有する設定情報を取得してもよい。カバーシートについては後述する。
スキャンデータ記憶部12は、読取部11により生成されたスキャンデータを記憶する。
送信部13は、スキャン送信ジョブを実行する。スキャン送信ジョブは、スキャンデータをFAX又はメールで外部装置に送信するジョブである。すなわち、送信部13は、スキャンデータ記憶部12に記憶されたスキャンデータを、FAX又はメールで宛先に送信する。
履歴データ記憶部14は、スキャン送信ジョブの設定情報の履歴データを記憶する。具体的には、履歴データ記憶部14は、読取部11が2次元コードから読み取った設定情報や、ユーザが操作パネル105を介して入力した設定情報を記憶する。
図3は、スキャン送信ジョブの設定情報の履歴データの一例を示す図である。図3の各レコードが、各スキャン送信ジョブの設定情報に対応する。図3の例では、スキャン送信ジョブの設定情報には、情報項目として、「ジョブID」、「ジョブ種別」、「宛先」、「送信日時」、「読取枚数」、「スキャンデータ名」、「ユーザID」、「読取面数」、及び「カバーシート」が含まれる。
「ジョブID」は、スキャン送信ジョブの識別情報である。以下、ジョブIDがJ00Xであるスキャン送信ジョブを、スキャン送信ジョブJ00Xと称する。「ジョブ種別」は、スキャン送信ジョブの種別を示す情報である。「スキャンtoメール」は、スキャンデータをメールで送信するジョブであり、「FAX」はスキャンデータをFAXで送信するジョブである。「宛先」は、スキャンデータの宛先を示す宛先情報である。「aaa@abc.co.jp」はメールアドレスであり、「045-xxx-xxxx」はFAX番号である。「送信日時」は、スキャン送信ジョブの実行日時(スキャンデータの送信日時)を示す情報である。「読取枚数」は、読取部11により読み取られた原稿(スキャン送信ジョブでスキャンデータを送信された原稿)の枚数を示す情報である。「スキャンデータ名」は、スキャンデータの名称を示す情報である。「ユーザID」は、スキャン送信ジョブを実行したユーザの識別情報である。以下、ユーザIDがU00Xであるユーザを、ユーザU00Xと称する。「読取面数」は、読取部11による読み取り面数を示す情報である。
「カバーシート」は、カバーシートの有無、すなわち、読取部11により読み取られた原稿にカバーシートが含まれるか否かを示す情報である。「有」は、原稿にカバーシートが含まれることを示し、「無」は、原稿にカバーシートが含まれないことを示す。
カバーシートは、スキャンデータの宛先を示す宛先情報を有する1つ又は複数の2次元コードが記載された宛先用紙の一例である。2次元コードは、例えば、QRコード(登録商標)であるが、これに限られない。2次元コードには、1つ又は複数の宛先情報と共に、スキャン送信ジョブの他の設定情報(ジョブ種別、ユーザID、読取面数など)が含まれていてもよい。また、カバーシートには、2次元コードが有する情報をユーザが把握できるように、2次元コードが有する情報が、テキストで記載されていてもよい。
図4は、カバーシートの一例を示す図である。図4の例では、カバーシートには、宛先1,2、ジョブ種別、及び読取枚数がテキストで記載されている。また、カバーシートには、それぞれ宛先1,2を示す宛先情報をそれぞれ有する2つの2次元コードC1,C2が記載されている。読取部11は、2次元コードC1,C2を読み取ることにより、宛先1,2を示す宛先情報を取得できる。
なお、カバーシートは、図4の例に限られない。カバーシートには、宛先、ジョブ種別、及び読取枚数以外の設定情報がテキストで記載されてもよい。また、スキャン送信ジョブの設定情報は、図3の例に限られない。また、履歴データ記憶部14には、スキャン送信ジョブ以外のジョブ(例えば、印刷ジョブなど)の設定情報の履歴データが記憶されてもよい。
対象ジョブ検知部15は、定期的に又は所定のタイミング(履歴データ記憶部14に新たな設定情報が保存されたタイミングなど)で、履歴データ記憶部14に記憶された履歴データに基づいて、対象ジョブを検知する。対象ジョブは、カバーシートの作成対象となるスキャン送信ジョブである。対象ジョブ検知部15は、サポートベクターマシン(SVM)、クラスタリング、ニューラルネットワーク及び決定木などの学習方法を利用して、履歴データ記憶部14に記憶された履歴データが含むジョブのパターンを学習し、学習済みのジョブのパターンと対象ジョブであるかの判定対象とするジョブの設定情報との共通性や差異に基づいて、対象ジョブを検知してもよい。また、対象ジョブ検知部15は、統計的なアルゴリズムを利用して、頻度の高いジョブのパターンと対象ジョブであるかの判定対象とするジョブの設定情報との共通性や差異に基づいて、対象ジョブを検知してもよい。ここでいうジョブのパターンは、1つのジョブにおける設定情報等の組合せのパターンや、連続したジョブの設定情報の組合せパターン等を含む。また、対象ジョブ検知部15は、あるユーザの対象ジョブを、当該ユーザの履歴データに基づいて検知してもよいし、当該ユーザを含む複数のユーザの履歴データに基づいて検知してもよい。以下、対象ジョブの例として、第1ジョブ、第2ジョブ、及び第3ジョブについて説明する。
第1ジョブは、カバーシートを利用せずに実行されたスキャン送信ジョブであって、宛先及びカバーシートの有無を除く設定情報が同一又は類似のスキャン送信ジョブの履歴データが履歴データ記憶部14に記憶されたスキャン送信ジョブである。第1ジョブは、ユーザXが、宛先Aへのスキャン送信ジョブにはカバーシートを利用し、宛先Bへのスキャン送信ジョブにはカバーシートを利用しない場合における、宛先Bへのスキャン送信ジョブに相当する。例えば、図3の例では、ユーザU002は、A社へのスキャン送信ジョブJ003ではカバーシートを利用し、B社へのスキャン送信ジョブJ004ではカバーシートを利用していない。この場合、対象ジョブ検知部15は、送信ジョブJ004を第1ジョブとして検知する。
第2ジョブは、カバーシートを利用せずに実行されたスキャン送信ジョブであって、同一の原稿を送信するカバーシートを利用したスキャン送信ジョブの履歴データが、履歴データ記憶部14に記憶されたスキャン送信ジョブである。第2ジョブは、同一の原稿のスキャンデータが、一方ではカバーシートを利用して送信され、他方ではカバーシートを利用せずに送信された場合における、他方のスキャン送信ジョブに相当する。対象ジョブ検知部15は、スキャンデータ名が同一のスキャンデータを、同一の原稿のスキャンデータと判断してもよいし、各スキャンデータの画像特徴量を比較して、各スキャンデータが同一の原稿のスキャンデータであるか判断してもよい。画像特徴量として、カラーヒストグラムなどの既存の任意の画像特徴量を利用できる。画像特徴量を利用する場合、対象ジョブ検知部15は、スキャンデータ記憶部12に記憶されたスキャンデータから画像特徴量を算出し、算出した画像特徴量を設定情報と対応付けて履歴データ記憶部14に記憶させればよい。
例えば、図3の例では、画像データCは、スキャン送信ジョブJ003においてカバーシートを利用して送信され、スキャン送信ジョブJ004においてカバーシートを利用せずに送信されている。また、画像データDは、スキャン送信ジョブJ005においてカバーシートを利用して送信され、スキャン送信ジョブJ006においてカバーシートを利用せずに送信されている。この場合、対象ジョブ検知部15は、スキャン送信ジョブJ004,J006を第2ジョブとして検知する。
第3ジョブは、同一属性を有する他のユーザにより実行された、カバーシートの有無及びユーザIDを除く設定情報が同一又は類似のスキャン送信ジョブの履歴データが履歴データ記憶部14に記憶されたスキャン送信ジョブである。ここでいうユーザの属性とは、ユーザの所属や役職などのことである。第3ジョブは、ユーザXがカバーシートを利用せずにスキャン送信ジョブを実行し、ユーザXと同一属性を有するユーザYがカバーシートを利用して同一又は類似のスキャン送信ジョブを実行した場合における、ユーザXが実行したスキャン送信ジョブに相当する。例えば、ユーザU002,U003が同一属性を有する場合、図3の例では、スキャン送信ジョブJ004,J005は、カバーシートの有無及びユーザIDを除く設定情報が同一であり、それぞれを実行したユーザが同一属性を有する。この場合、対象ジョブ検知部15は、送信ジョブJ004を第3ジョブとして検知する。
なお、第3ジョブを検知する場合、対象ジョブ検知部15は、各ユーザの属性情報を記憶するためのユーザ情報テーブルを備えるのが好ましい。図5は、ユーザ情報テーブルの一例を示す図である。図5の各レコードが、各ユーザのユーザ情報に相当する。図5の例では、ユーザ情報には、情報項目として、ユーザIDと、ユーザ名と、所属(属性情報)と、メールアドレスと、が含まれる。例えば、ユーザU003,U004は、いずれも設計部に所属する(同一属性を有する)。対象ジョブ検知部15は、対象ジョブを検知する際、ユーザ情報テーブルを参照することにより、各ユーザが同一属性を有するか判断すればよい。
作成提案部16は、対象ジョブ検知部15が対象ジョブを検知した場合、検知された対象ジョブを実行するためのカバーシートの作成をユーザに提案する。具体的には、作成提案部16は、対象ジョブの設定情報に含まれる宛先情報を有する2次元コードが記載されたカバーシートの作成をユーザに提案する。
作成提案部16は、例えば、第1ジョブとしてスキャンジョブJ004が検知された場合、045−xxx−xxxx(B社)へのスキャン送信ジョブを実行するためのカバーシートの作成をユーザXに提案する。このカバーシートには、045−xxx−xxxx(B社)を示す宛先情報を有する2次元コードが記載される。
作成提案部16は、提案画面を操作パネル105に表示させることにより、ユーザにカバーシートの作成を提案する。図6は、提案画面の一例を示す図である。図6の提案画面には、「カバーシートを作成しますか?」というメッセージと、カバーシートに記載する2次元コードに付与する宛先情報(045−xxx−xxxx(B社))と、YESボタン及びNOボタンと、が表示されている。YESボタンはカバーシートの作成の承諾を示すボタンであり、NOボタンはカバーシートの作成の拒否を示すボタンである。ユーザは、カバーシートの作成を希望する場合、YESボタンを選択し、カバーシートの作成を希望しない場合、NOボタンを選択すればよい。ユーザがYESボタンを選択すると、画像形成装置1により提案画面に表示された宛先情報を有する2次元コードが記載されたカバーシートが作成される。
なお、カバーシートに付与する宛先情報は、ユーザにより操作パネル105を介して変更されてもよい。また、作成提案部16は、対象ジョブの宛先情報以外の設定情報(ジョブ種別、読取面数など)を有する2次元コードが記載されたカバーシートの作成を提案してもよい。
また、作成提案部16は、履歴データ記憶部14に記憶された履歴データに基づいて、カバーシートの利用の有無をユーザごとに学習し、カバーシートを利用しないユーザに対しては、カバーシートの作成を提案しなくてもよい。これにより、カバーシートを利用しないユーザに対する余計な提案を抑制できる。作成提案部16は、例えば、カバーシートの利用率をユーザ毎に算出し、利用率が所定値以下のユーザを、カバーシートを利用しないユーザとして学習すればよい。
印刷部17は、エンジン部107(プリンタ装置)を制御することにより、印刷媒体への印刷を実行し、印刷物を作成する。印刷部17は、作成提案部16が提案したカバーシートの作成をユーザが承諾した場合(図6の「YESボタン」を選択した場合)、印刷媒体に2次元コードを印刷し、カバーシートを作成する。
次に、本実施形態に係る画像形成装置1の処理について説明する。図7は、スキャン送信ジョブの実行時の画像形成装置1の処理の一例を示すフローチャートである。
まず、ユーザは、操作パネル105を介して、スキャン送信ジョブの設定情報(ジョブ種別、ユーザID、読取面数など)を入力する。履歴データ記憶部14は、入力された設定情報を記憶する(ステップS101)。
次に、ユーザは、原稿をADFにセットし、操作パネル105を介して読取実行を指示する。読取実行を指示されると、読取部11は、ユーザから入力された設定情報(読取面数など)に従って、原稿を読み取り、スキャンデータを生成する(ステップS102)。原稿にカバーシートが含まれる場合、読取部11は、2次元コードが有する設定情報(スキャンデータ名など)の読取も実行する。読取部11は、生成したスキャンデータをスキャンデータ記憶部12に保存する。また、読取部11は、原稿の読取により得られた設定情報(読取枚数、スキャンデータ名、カバーシートの有無など)を履歴データ記憶部14に保存する。
スキャンデータがスキャンデータ記憶部12に保存されると、対象ジョブ検知部15は、履歴データ記憶部14に記憶された履歴データに基づいて、対象ジョブの検知処理を実行する(ステップS103)。対象ジョブが検知されなかった場合(ステップS103のNO)、処理はステップS107に進む。一方、対象ジョブがされた場合(ステップS103のYES)、対象ジョブ検知部15は、その旨を作成提案部16に通知する。
作成提案部16は、対象ジョブの検知を通知されると、提案画面を操作パネル105に表示させ、対象ジョブの宛先情報を有する2次元コードが記載されたカバーシートの作成をユーザに提案する(ステップS104)。
提案画面の表示後、ユーザがNOボタンを選択し、カバーシートの作成を拒否した場合(ステップS105のNO)、処理はステップS107に進む。一方、提案画面の表示後、ユーザがYESボタンを選択し、カバーシートの作成を承諾した場合(ステップS105のYES)、印刷部17は、対象ジョブの宛先情報を有する2次元コードが記載されたカバーシートを作成する(ステップS106)。
カバーシートの作成後、ユーザは、操作パネル105を介して、スキャンデータの送信を指示する。送信部13は、ユーザからのスキャンデータの送信の指示を受け付ける(ステップS107)。
送信部13は、スキャンデータの送信の指示を受け付けると、履歴データ記憶部14に記憶された宛先に、スキャンデータ記憶部12に記憶されたスキャンデータを送信する(ステップS108)。送信部13は、スキャンデータの送信により得られた設定情報(送信日時など)を履歴データ記憶部14に保存する。
以上でスキャン送信ジョブの実行が完了する。以降、ユーザは、ステップS106で作成されたカバーシートを利用して、スキャン送信ジョブを実行できる。
以上説明した通り、本実施形態に係る画像形成装置1は、対象ジョブが検知された場合、検知された対象ジョブに応じたカバーシートの作成をユーザに提案する。ユーザは、提案を承諾することによりカバーシートを作成できるため、自主的にカバーシートを作成する場合に比べて、少ない手間でカバーシートを作成できる。例えば、ユーザは、宛先情報を入力することなく、カバーシートを作成できる。したがって、画像形成装置1は、ユーザによるカバーシートの作成及び利用を促進できる。
なお、以上の説明では、原稿の読取後に、対象ジョブ検知部15が対象ジョブの検知処理を実行し、作成提案部16がカバーシートの作成を提案する場合を例に説明した。しかしながら、対象ジョブの検知処理及びカバーシートの作成の提案は、任意のタイミングで実行可能である。例えば、対象ジョブの検知処理及びカバーシートの作成の提案は、ユーザのログイン時やスキャン送信ジョブの実行時に行われてもよい。
また、本実施形態において、対象ジョブ検知部15は、履歴データ記憶部14に記憶された履歴データに基づいて、各ユーザのスキャン送信ジョブの設定情報を学習することにより、各ユーザのミスを検知してもよい。
例えば、対象ジョブ検知部15は、各ユーザの時間帯ごとのカバーシートの利用の有無を学習する。そして、対象ジョブ検知部15は、ある時間帯Xにカバーシートを利用するユーザとして学習したユーザYが、当該時間帯Xにカバーシートを利用せずにスキャン送信ジョブを実行しようとした場合、ユーザYのカバーシート忘れ(ミス)を検知する。対象ジョブ検知部15は、カバーシート忘れを検知した場合、ユーザYにカバーシートを忘れていないかを確認するための確認画面を操作パネル105に表示させるのが好ましい。
また、対象ジョブ検知部15は、時間帯XにおけるユーザYの設定情報として学習した設定情報と、ユーザYが時間帯Xに実行しようとしているスキャン送信ジョブの設定情報と、が相違する場合、当該相違をユーザYの設定ミスとして検知する。このような設定ミスとして、読取枚数や読取面数などが考えられる。対象ジョブ検知部15は、設定ミスを検知した場合、ユーザYに設定情報が誤っていないかを確認するための確認画面を操作パネル105に表示させるのが好ましい。
<第2実施形態>
第2実施形態に係る画像形成システム1000について、図8及び図9を参照して説明する。図8は、本実施形態に係る画像形成システム1000の機能構成の一例を示す図である。図8の画像形成システム1000は、画像形成装置1と、画像形成サーバ2と、を備える。
画像形成装置1は、読取部11と、スキャンデータ記憶部12と、送信部13と、作成提案部16と、印刷部17と、を備える。これらの各機能構成は、第1実施形態と同様である。
画像形成サーバ2は、ネットワークを介して画像形成装置1に接続されたサーバである。履歴データ記憶部14と、対象ジョブ検知部15と、を備える。これらの各機能構成は、第1実施形態と同様である。
図9は、画像形成サーバ2のハードウェア構成の一例を示す図である。図9の画像形成サーバ2は、CPU201と、ROM202と、RAM203と、HDD204と、入力装置205と、表示装置206と、通信インタフェース207と、バス208と、を備える。
CPU201は、プログラムを実行することにより、画像形成サーバ2の各構成を制御し、画像形成サーバ2の機能を実現する。
ROM202は、CPU201が実行するプログラム(BIOSなど)や各種のデータを記憶する。
RAM203は、CPU201に作業領域を提供する。
HDD204は、CPU201が実行するプログラム(OSなど)や各種のデータを記憶する。
入力装置205は、ユーザの操作に応じた情報を画像形成サーバ2に入力する。入力装置205は、例えば、キーボード、マウス、ハードウェアボタンなどである。
表示装置206は、ユーザの操作に応じた画面を表示する。表示装置206は、例えば、液晶ディスプレイや有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイなどである。
通信インタフェース207は、画像形成サーバ2をネットワークに接続し、ネットワーク上の外部装置との通信を制御する。画像形成サーバ2は、通信インタフェース207を介して、画像形成装置1と通信する。
バス208は、CPU201、ROM202、RAM203、HDD204、入力装置205、表示装置206、及び通信インタフェース207を相互に接続する。
以上のような構成により、本実施形態に係る画像形成装置1は、対象ジョブが検知された場合、検知された対象ジョブに応じたカバーシートの作成をユーザに提案する。ユーザは、提案を承諾することによりカバーシートを作成できるため、自主的にカバーシートを作成する場合に比べて、少ない手間でカバーシートを作成できる。例えば、ユーザは、宛先情報を入力することなく、カバーシートを作成できる。したがって、画像形成装置1は、ユーザによるカバーシートの作成及び利用を促進できる。
また、本実施形態によれば、対象ジョブの検知が画像形成サーバ2により行われるため、画像形成装置1の負荷を低減できる。また、履歴データが画像形成サーバ2に記憶されるため、画像形成装置1に要求される記憶容量を低減できる。
なお、図8の例では、画像形成システム1000は、1つの画像形成装置1を備えるが、複数の画像形成装置1を備えてもよい。この場合、画像形成サーバ2は、複数の画像形成装置1から取得した履歴データを記憶し、当該履歴データに基づいて、対象ジョブの検知処理を実行すればよい。複数の画像形成装置1から取得した履歴データに基づいて対象ジョブを検知することにより、対象ジョブをより精度よく検知できる。
また、上記で説明した実施形態の各機能は、一又は複数の処理回路によって実現可能である。ここで、本明細書における「処理回路」とは、電子回路により実装されるプロセッサのようにソフトウェアによって各機能を実行するようプログラミングされたプロセッサや、上記で説明した各機能を実行するよう設計されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(Digital Signal Processor)、FPGA(Field Programmable Gate Array)や従来の回路モジュール等のデバイスを含むものとする。
なお、上記実施形態に挙げた構成等に、その他の要素との組み合わせなど、ここで示した構成に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更可能であり、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
1:画像形成装置
2:画像形成サーバ
11:読取部
12:スキャンデータ記憶部
13:送信部
14:履歴データ記憶部
15:対象ジョブ検知部
16:提案部
17:印刷部
1000:画像形成システム
特開2010−212985号公報

Claims (8)

  1. 原稿の読み取りを実行し、スキャンデータを生成する読取部と、
    スキャン送信ジョブの設定情報の履歴データを記憶する履歴データ記憶部と、
    前記スキャンデータに宛先情報が含まれない場合に、前記履歴データに基づいて、前記スキャンデータに係る対象ジョブを検知する対象ジョブ検知部と、
    前記対象ジョブの宛先情報を有する2次元コードが記載された宛先用紙の作成をユーザに提案する作成提案部と、
    前記宛先用紙の作成を前記ユーザが承諾した場合、当該宛先用紙を作成する印刷部と、
    を備える画像形成装置。
  2. 前記対象ジョブは、前記宛先用紙を利用せずに実行された前記スキャン送信ジョブである
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記対象ジョブは、前記宛先用紙を利用して実行された前記スキャン送信ジョブと、同一又は類似の前記設定情報を有する前記スキャン送信ジョブを含む
    請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記対象ジョブは、同一属性を有する他のユーザにより前記宛先用紙を利用して実行された前記スキャン送信ジョブと、同一又は類似の前記設定情報を有する前記スキャン送信ジョブを含む
    請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 前記設定情報は、ジョブID、ジョブ種別、宛先、送信日時、読取枚数、スキャンデータ名、ユーザID、読取面数、及びカバーシートの有無の少なくとも1つを示す情報を含む
    請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 対象ジョブ検知部は、前記履歴データに基づいて、前記ユーザが実行した前記スキャン送信ジョブの前記設定情報を学習し、当該ユーザのミスを検知する
    請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記読取部は、前記宛先用紙を読み取り、前記2次元コードが有する前記宛先情報を取得す
    求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 原稿の読み取りを実行し、スキャンデータを生成する読取部と、
    スキャン送信ジョブの設定情報の履歴データを記憶する履歴データ記憶部と、
    前記スキャンデータに宛先情報が含まれない場合に、前記履歴データに基づいて、前記スキャンデータに係る対象ジョブを検知する対象ジョブ検知部と、
    前記対象ジョブの宛先情報を有する2次元コードが記載された宛先用紙の作成をユーザに提案する作成提案部と、
    前記宛先用紙の作成を前記ユーザが承諾した場合、当該宛先用紙を作成する印刷部と、
    を備える画像形成システム。
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