JP2007150539A - 画像読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像の記憶先の候補が複数存在している場合に,該複数の記憶先のいずれかを選択して記憶することのできる画像読取装置を提供すること。
【解決手段】まず,読み取られた画像に含まれた文字を認識し,その文字に対応するフォルダが複数存在するか否かを判定する(S90)。そして,前記文字に対応するフォルダが複数存在しないと判定された場合は,該文字に対応するフォルダを記憶先のフォルダとして選択する(S91)。一方,前記文字に対応するフォルダが複数存在すると判定された場合は,さらに該複数のフォルダに利用者に対応するフォルダが存在するか否かを判定する(S100)。そして,前記利用者に対応するフォルダが存在すると判定された場合は該フォルダを選択する(S110)。一方,前記利用者に対応するフォルダが存在しないと判定された場合は,予め設定された優先度に従ってフォルダを選択する(S101)。
【選択図】図4

Description

本発明は,原稿の画像を読み取って記憶する画像読取装置に関し,特に,画像を記憶する記憶手段を複数の記憶手段の中から選択する処理に関するものである。
一般に,原稿の画像を読み取る画像読取装置(スキャナ装置)では,画像の読み取り開始前に,利用者によってその読み取った画像を記憶する先が指定される。例えば,スキャナ装置に設けられたハードディスク内のいずれのフォルダ(ディレクトリ)に記憶するかが指定される。しかし,複数の原稿をADF(自動原稿搬送装置)を用いて連続して読み取る場合には,その原稿毎に記憶先のフォルダを指定することができない。
そこで,例えば特許文献1では,原稿の所定の位置に記載された記憶先のフォルダ名を認識し,読み取った原稿の画像をそのフォルダに記憶することのできる画像読取装置が提案されている。これにより,利用者は,原稿の所定の位置に記憶先のフォルダ名を記載しておくだけで,読み取られた画像を自動的に所望のフォルダに記憶させることができる。
特開2002−74321号公報
ところで,前記のような画像読取装置は,一人の利用者によって利用されるだけに限られず,複数の利用者によって共用されることがある。この場合にも,前記特許文献1の技術を適用することは可能である。但し,このような情況で用いられる画像読取装置では,複数の利用者各々が使用する異なるフォルダに同じ名前が付されることがある。この場合には,原稿に記載されたフォルダ名に対応するフォルダ,即ち画像の記憶先の候補が複数存在することとなり,その原稿の画像をいずれのフォルダに記憶すればよいのかを判断することができないという問題が生じる。
従って,本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり,その目的とするところは,画像の記憶先の候補が複数存在している場合に,該複数の記憶先のいずれかを選択して記憶することのできる画像読取装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は,当該画像読取装置の利用者を識別する利用者識別手段と,原稿の画像を読み取る画像読取手段と,前記画像読取手段によって読み取られた画像を記憶する複数の画像記憶手段と,前記画像読取手段によって読み取られた画像に含まれた文字を認識する文字認識手段と,前記画像読取手段によって読み取られた画像を記憶する前記画像記憶手段を選択する記憶先選択手段と,を備えてなる画像読取装置に適用されるものであって,前記複数の画像記憶手段と該画像記憶手段の利用者とが対応付けられた利用者対応情報を記憶する利用者対応情報記憶手段と,前記文字認識手段によって認識された文字に対応する前記画像記憶手段が複数存在するか否かを判定する第1の判定手段と,前記第1の判定手段によって前記文字に対応する前記画像記憶手段が複数存在すると判定された場合に,該複数の画像記憶手段に前記利用者識別手段によって識別された利用者に対応する画像記憶手段が存在するか否かを前記利用者対応情報記憶手段に記憶された利用者対応情報に基づいて判定する第2の判定手段と,を備えてなり,前記記憶先選択手段が,前記第1の判定手段によって前記文字に対応する前記画像記憶手段が複数存在しないと判定された場合は該文字に対応する画像記憶手段を選択し,前記第1の判定手段によって前記文字に対応する前記画像記憶手段が複数存在すると判定され,且つ前記第2の判定手段によって前記利用者に対応する画像記憶手段が存在すると判定された場合は該利用者に対応する画像記憶手段を選択するように構成される。
これにより,読み取った画像の記憶先の候補,即ち該画像に含まれた文字に対応する画像記憶手段(例えばフォルダなど)が複数存在する場合にも,その複数の画像記憶手段の中に該画像の読み取りを行った利用者に対応する画像記憶手段が存在する場合は,読み取られた画像を自動的にその利用者に対応する画像記憶手段に記憶させることが可能となる。
また,前記第1の判定手段によって前記文字に対応する前記画像記憶手段が複数存在すると判定され,且つ前記第2の判定手段によって前記利用者に対応する前記画像記憶手段が存在しないと判定される場合に,その複数の候補の中から前記画像を記憶する画像記憶手段を選択するための手法としては,予め前記複数の画像記憶手段の優先順位を記憶しておき,その優先順位に従って画像記憶手段を選択することが考えられる。また,他の手法として,所定の入力手段による選択入力に応じて画像記憶手段を選択することも考えられる。
本発明によれば,読み取った画像の記憶先の候補,即ち該画像に含まれた文字に対応する画像記憶手段(例えばフォルダなど)が複数存在する場合にも,その複数の画像記憶手段の中に該画像の読み取りを行った利用者に対応する画像記憶手段が存在する場合は,読み取られた画像を自動的にその利用者に対応する画像記憶手段に記憶させることが可能となる。
以下添付図面を参照しながら,本発明の実施の形態について説明し,本発明の理解に供する。尚,以下の実施の形態は,本発明を具体化した一例であって,本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
ここに,図1は本発明の実施の形態に係るスキャナ装置Xの概略構成を示すブロック図,図2は前記スキャナ装置Xの記憶部5を説明するための図,図3は前記スキャナ装置Xで用いられる関連情報の一例を示す図,図4は前記スキャナ装置Xにおいて実行される記憶先選択処理の手順の一例を説明するための図である。
まず,図1のブロック図を用いて,本発明の実施の形態に係るスキャナ装置Xの概略構成について説明する。
図1に示すように,前記スキャナ装置Xは,制御部1と,操作表示部2と,画像読取部3(画像読取手段の一例)と,データ通信部4と,記憶部5と,カードリーダー6とを備えて概略構成されている。また,前記スキャナ装置Xは,前記データ通信部4及びLAN10を介して,ハードディスク等の記憶手段を有する情報処理装置Y1,Y2(パーソナルコンピュータ等)と接続されている。
前記制御部1は,CPUやROM,RAMなどの制御機器を備え,上記ROMに格納された所定の制御プログラムに従った処理を実行することによって,当該複合機Xを統括的に制御するものである。また,前記制御部1は,前記画像読取部3によって読み取られた画像に含まれた文字を認識する文字認識機能(OCR機能)を具現するものである。
前記操作表示部2は,各種の情報を表示する液晶ディスプレイ,該液晶ディスプレイ上に配設されたタッチパネル等を備えて構成されている。
前記画像読取部3は,CCD(Charge Coupled Device)やCIS(Contact Image Sensor)等のイメージセンサを備えており,不図示の原稿台にセットされた原稿或いは不図示の自動原稿搬送装置(ADF)によって搬送された原稿を走査することによって,該原稿の画像を読み取って電子データ化するものである。
前記データ通信部4は,IEEE802.3規格やIEEE802.11b規格などに準拠した有線又は無線による通信媒体,通信機器などからなり,前記情報処理装置Y1,Y2との間で画像データ等の送受信を可能にするものである。
前記カードリーダー6は,利用者が所有するIDカード(記憶媒体)に記憶された該利用者の名前やID番号などの識別情報を読み取るものであって,該カードリーダー6によって読み取られた識別情報は前記制御部1に入力される。これにより,前記制御部1では,前記識別情報に基づいて当該スキャナ装置Xの現在の利用者が識別される。
前記スキャナ装置Xでは,前記カードリーダー6によって利用者の識別情報が入力されたことを条件に,前記画像読取部3による画像の読取動作が可能となる。
前記記憶部5は,前記画像読取部3によって読み取られた画像のデータや後述する関連情報などの各種の電子データを記憶するハードディスク等の記憶手段である。
ここで,図2を用いて,前記記憶部5について説明する。
図2に示すように,前記記憶部5の記憶領域には,大きく分けて利用者Aが使用するフォルダ51と,利用者Bが使用するフォルダ52と,利用者Cが使用するフォルダ53とが設けられている。前記フォルダ51,52,53には,利用者A,B,Cが自己の使用するフォルダであることを判別するため,「A1」,「B1」,「C1」というフォルダ名が付されている。
また,前記フォルダ51内にはフォルダ51a〜51c(画像記憶手段の一例),前記フォルダ52内にはフォルダ52a〜52c(画像記憶手段の一例),前記フォルダ53内にはフォルダ53a〜53c(画像記憶手段の一例)が設けられている。前記フォルダ51a〜51c,52a〜52c,53a〜53cには,前記画像読取部3によって読み取られた画像が記憶される。
前記フォルダ51a〜51c各々には,利用者Aが前記フォルダ51内でこれらを区別するために,「A11」,「A12」,「A13」というフォルダ名が付されている。同じく,前記フォルダ52a〜52cには,「A11」,「B11」,「B12」,前記フォルダ53a〜53cには,「A11」,「B11」,「C11」というフォルダ名が付されている。ここで,前記フォルダ51a,52a,53aには「A11」,前記フォルダ52b,53bには「B11」という同じフォルダ名が付されているが,前記フォルダ51a,52a,53a各々や前記フォルダ52b,53b各々は,異なるフォルダ内に設けられたものであるため,これをもって区別することが可能である。
ところで,前述したように,従来では,原稿の所定の位置に記載されたフォルダ名が付されたフォルダに,読み取られた原稿の画像を記憶するように処理されていた。しかし,この従来手法では,前記スキャナ装置Xのように,前記フォルダ51a,52a,53aに同じフォルダ名「A11」が付されているような場合には,原稿にフォルダ名「A11」が記載されていると,画像の記憶先の候補として前記フォルダ51a,52a,53aが選択され,いずれのフォルダに記憶するかを判断することができないという問題があった。
しかしながら,本発明の実施の形態に係る前記スキャナ装置Xでは,前記制御部1によって後述する記憶先選択処理(図4のフローチャート参照)が実行されることにより,画像の記憶先の候補が複数存在する場合には,前記記憶部5に記憶された後述の関連情報に基づいて前記複数の候補の中から画像の記憶先のフォルダが自動的に選択される。ここに,かかる記憶先選択処理を実行するときの前記制御部1が記憶先選択手段に相当する。
ここで,図3を用いて,前記記憶部5に記憶された関連情報の一例について説明する。前記関連情報は,前記操作表示部2への操作入力や初期設定などによって予め設定され,前記記憶部5において前記フォルダ51〜53とは別の記憶領域(不図示)に記憶されている。
具体的に,前記関連情報は,図3に示すように,利用者とフォルダ名と関連文字と優先順位との対応関係を示すものであって,利用者対応情報の一例である。例えば,利用者Aには,フォルダ名「A1」,「A11」,「A12」,「A13」が対応付けられており,更に,フォルダ名「A11」には関連文字「A111」,「A112」,優先順位「1」が,フォルダ名「A12」には関連文字「A121」,「A122」,優先順位「4」が,フォルダ名「A13」には関連文字「A131」,「A132」,優先順位「7」が対応付けられている。ここに,前記関連文字は,後述の記憶先選択処理(図4のフローチャート参照)において,画像の記憶先を判断するための指標となるキーワードであって,前記優先順位は,記憶先の候補が複数存在する場合にその中から記憶先を選択するための指標となる優先順位である。なお,図3に示すように,他の利用者B,Cについても同様に設定されているがここではその説明を省略する。ここに,前記関連情報を記憶する前記記憶部5が,利用者対応情報記憶手段,優先順位記憶手段に相当する。なお,前記関連情報は,前記制御部1内のROMなどに記憶されていてもかまわない。この場合,その記憶先が利用者対応情報記憶手段,優先順位記憶手段に相当する。また,前記関連情報は,図3に示すように,テーブルデータとして記憶されたものに限られず,例えば各フォルダ毎に設定されていてもかまわない。
以下,図4のフローチャートに従って,前記スキャナ装置Xにおいて前記制御部1によって実行される記憶先選択処理の手順の一例について説明する。なお,図中のS10,S20,…は処理手順(ステップ)の番号を表している。
まず,前記スキャナ装置Xにおいて,利用者Aによって関連文字「A121」を含む原稿(以下,「原稿T1」という)の画像の読み取りが要求された場合に実行される処理を例に挙げて説明する。
ステップS10では,当該スキャナ装置Xを利用する利用者の識別情報が入力されたか否かが前記制御部1によって判断される。具体的には,利用者によって自己の所有するIDカードを前記カードリーダー6に読み取らせる操作が行われ,該カードリーダー6によって前記IDカードから読み取られた利用者の識別情報が前記制御部1に入力されたか否かが判断される。あるいは,自分の名前やID,所属などが前記操作表示部2から入力されたか否かが判断される。
ここでは,利用者AによってIDカードを前記カードリーダー6に読み取らせる操作が行われて,該カードリーダー6によって利用者Aの識別情報が読み取られて前記制御部1に入力され(S10のYes側),処理はステップS20に移行する。なお,前記ステップS10は,利用者の識別情報が入力されるまで,即ち前記カードリーダー6によって前記識別情報が読み取られるまで繰り返し実行される(S10のNo側)。
続くステップS20では,前記制御部1によって,前記カードリーダー6から入力された前記識別情報に基づいて利用者が識別される。ここでは,前記識別情報が利用者Aを示すものであるから,利用者が利用者Aであることが識別される。ここに,かかる識別処理を実行するときの前記制御部1が利用者識別手段に相当する。
その後,ステップS30では,画像の読み取りが要求されたか否かが前記制御部1によって判断される。具体的には,前記操作表示2に設けられた不図示のスタートボタンが操作された否かが判断される。ここでは,利用者Aによって前記原稿T1が原稿台にセットされて前記スタートボタンの操作が行われることにより,画像の読取要求がなされたと判断され(S30のYes側),処理はステップS40に移行する。なお,前記ステップS10は,読取要求がなされるまで,即ち前記スタートボタンが操作されるまで繰り返し実行される(S30のNo側)。
次に,ステップS40では,前記制御部1によって前記画像読取部3が制御されることにより,該画像読取部3による前記原稿T1の画像の読み取りが行われる。なお,ここで読取られた前記原稿T1の画像は,一時的に,前記制御部1のRAMや前記記憶部5に設けられた不図示の画像メモリなどに記憶される。
前記原稿T1の画像の読み取りが終了すると,処理はステップS50に移行し,該原稿T1の画像に含まれた文字を認識する文字認識処理が前記制御部1によって実行される。ここに,かかる文字認識処理を実行するときの前記制御部1が文字認識手段に相当する。なお,当該ステップS50では,前記原稿T1の画像の全体に含まれた文字を認識しても良いが,処理時間を短縮するために該画像の一部に含まれた文字だけを認識してもよい。
次に,ステップS60では,前記ステップS50で認識された文字から前記関連情報(図3参照)に含まれた「A111」や「A112」等の関連文字を抽出する処理が前記制御部1によって実行される。ここに,かかる抽出処理を実行するときの前記制御部1が関連文字抽出手段に相当する。ここでは,前記原稿T1内に関連文字「A121」が含まれているため,該関連文字「A121」が抽出される。
そして,ステップS70では,前記ステップS60において関連文字が抽出されたか否かが前記制御部1によって判断される。ここでは,前記ステップS60において関連文字「A121」が抽出されたと判断されるため(Y70のYes側),処理はステップS80に移行する。
続くステップS80では,前記ステップS70で抽出された関連文字に対応するフォルダ名が付されたフォルダが,前記関連情報(図3参照)に基づいて前記制御部1によって抽出される。ここでは,関連文字「A121」に対応するフォルダ名「A12」が付された前記フォルダ51bが抽出される。
次に,ステップS90では,前記ステップS80において抽出されたフォルダ,即ち関連文字「A121」に対応するフォルダが複数存在するか否かが前記制御部1によって判断される。ここに,かかる判断処理を実行するときの前記制御部1が第1の判定手段に相当する。ここでは,前記ステップS80において前記フォルダ51bだけが抽出されている場合(S90のNo側)をまず考える。この場合,フォルダが複数ではないと判断され,処理はステップS91に移行する。
続くステップS91では,前記制御部1によって,前記ステップS80において抽出されたフォルダが記憶先のフォルダとして選択される。したがって,ここでは,前記フォルダ51bが記憶先のフォルダとして選択される。これにより,前記原稿T1の記憶先を指定する操作などを行う利用者Aの手間を省くことができる。
そして,処理はステップS120に移行し,前記制御部1によって,前記原稿T1の画像が前記ステップS91で記憶先のフォルダとして選択された前記フォルダ51bに記憶される。
一方,前記ステップS70において関連文字が抽出されなかったと判断された場合には(S70のNo側),処理はステップS71に移行して,前記制御部1によって,関連文字が抽出されなかった原稿の画像を記憶するために予め設定された所定のフォルダ(不図示)が記憶先のフォルダとして選択され,その後,ステップS120において,前記制御部1によって,前記原稿T1の画像が前記ステップS71で記憶先のフォルダとして選択された前記所定の記憶フォルダに記憶される。
このように,関連文字「A121」を含む原稿T1の画像が読み取られた場合には,前記ステップS80において,関連文字「A121」に対応する前記フォルダ51bが一つだけ抽出されるため,そのフォルダ51bが記憶先のフォルダとして選択される。しかし,前記ステップS80において,関連文字に対応するフォルダが複数抽出された場合には,その複数のフォルダのいずれかのフォルダを記憶先のフォルダとして選択する必要がある。そこで,前記制御部1によって実行される当該記憶先選択処理(図4参照)では,前記ステップS90において,関連文字に対応するフォルダが複数存在すると判断された場合には(S90のYes側),続いてステップS100以降の処理が実行される。
以下では,利用者Aによって関連文字「A111」が含まれた原稿(以下,「原稿T2」という)の画像の読み取りが要求された場合に実行される処理を例に挙げて説明する。
この場合には,前記ステップS60で関連文字「A111」が抽出され,前記ステップS80において,その関連文字「A111」に対応するフォルダ名「A11」が付された前記フォルダ51a,52a,53aが抽出される。したがって,続くステップS90において,前記関連文字「A111」に対応するフォルダが複数存在すると判断されるため(ステップS90のYes側),処理はステップS100に移行する。なお,以下で説明するステップS100以降の処理は,前記ステップS80において複数の異なる関連文字が抽出されて,該複数の関連文字に対応するフォルダとして複数の異なるフォルダが抽出された場合にも実行される。例えば,関連文字「A111」と「B111」とが抽出された場合には,これらに対応するフォルダ51a,52b,53bが抽出されるため,処理はステップS100に移行することとなる。
そして,ステップS100では,前記ステップS80において抽出された複数のフォルダの中に,当該スキャナ装置Xの現在の利用者に対応するフォルダが存在するか否かが前記制御部1によって判断される。ここに,かかる判断処理を実行するときの前記制御部1が第2の判定手段に相当する。
具体的には,前記ステップS20において識別された利用者に対応するフォルダが前記ステップS80で抽出された複数のフォルダの中に存在するか否かが,前記関連情報(図3参照)に基づいて判断される。ここでは,まず前記ステップS20において現在の利用者が利用者Aであることが識別された場合を考える。この場合,前記ステップS80で抽出された複数のフォルダ51a,52a,53aのうち,前記フォルダ51aが利用者Aに対応するフォルダであるため(図3参照),現在の利用者に対応するフォルダが存在すると判断され(S100のYes側),処理はステップS110に移行する。
続くステップS110では,前記制御部1によって,利用者に対応するフォルダが記憶先のフォルダとして選択される。したがって,ここでは,利用者Aに対応する前記フォルダ51aが記憶先のフォルダとして選択される。
そして,ステップS120では,前記ステップS110で記憶先のフォルダとして選択された前記フォルダ51aに前記原稿T2の画像が記憶される。
このように,前記スキャナ装置Xでは,関連文字「A111」を含む原稿T2の画像が読み取られ,前記ステップS80において,関連文字「A111」に対応する前記フォルダ51bが複数抽出された場合には,前記ステップS110において,利用者Aに対応するフォルダ51aが記憶先のフォルダとして自動的に選択される。これにより,利用者Aは,前記原稿T2の記憶先の候補が複数存在する場合であっても,自己の使用する前記フォルダ51内に設けられた前記フォルダ51bを選択する操作を行う手間を省くことができる。
ところが,前記ステップS80で複数抽出されたフォルダの中に,利用者に対応するフォルダが存在しない場合には,他の方法で記憶先のフォルダを選択する必要がある。そこで,前記制御部1によって実行される当該記憶先選択処理(図4参照)では,前記ステップS100において,前記ステップS80で複数抽出されたフォルダの中に,利用者に対応するフォルダが存在しないと判断された場合には(S100のNo側),処理はステップS101に移行する。
以下では,利用者Aによって関連文字「B111」が含まれた原稿T3の画像の読み取りが要求された場合に実行される処理を例に挙げて説明する。
この場合には,前記ステップS60で関連文字「B111」が抽出され,前記ステップS80において,その関連文字「B111」に対応するフォルダ名「B11」が付された前記フォルダ52b,53bが抽出される。したがって,続くステップS90において,前記関連文字「B111」に対応するフォルダが複数存在すると判断されるため(S90のYes側),処理はステップS100に移行する。そして,ステップS100では,前記ステップS80で抽出されたフォルダに利用者Aに対応するフォルダが存在していないと判断されるため(S100のNo側),処理はステップS101に移行する。
そして,ステップS101では,前記制御部1によって,前記関連情報(図3参照)に含まれた優先順位に従って,前記ステップS80で抽出された複数のフォルダの中から記憶先のフォルダが選択される。具体的には,前記制御部1によって,前記ステップS80で抽出された複数のフォルダ各々に対応する優先順位が前記記憶部5から読み出されて比較され,その優先順位が最も高いフォルダが,記憶先のフォルダとして選択される。ここでは,図3に示すように,前記記憶部5に記憶された関連情報において,前記フォルダ52bの優先順位が「5」,前記フォルダ53bの優先順位が「6」に設定されている。したがって,前記ステップS101では,前記制御部1によって前記フォルダ52bの優先順位「5」及び前記フォルダ53bの優先順位「6」が,前記記憶部5から読み出されて比較されることにより,前記フォルダ52bの方が優先順位が高いと判断され,該フォルダ52bが記憶先のフォルダとして選択される。
そして,ステップS120では,前記ステップS101で記憶先のフォルダとして選択された前記フォルダ52bに前記原稿T3の画像が記憶される。このように,当該記憶先選択処理においては,前記原稿T3の画像の記憶先の候補であるフォルダが複数存在する場合であっても,その中から前記優先順位に従って自動的に記憶先のフォルダが選択されるため,利用者Aの手間が省かれる。
なお,本実施の形態では,前記画像読取部3によって読取られた画像を前記記憶部5に記憶する際に,その記憶先のフォルダを選択する場合を例に挙げて説明したが,これに限られず,例えば,読み取られた画像を前記情報処理装置Y1やY2などに出力して記憶させる際に,その記憶先の情報処理装置を選択する場合に適用することも可能である。
前記実施の形態で説明した記憶先選択処理(図4参照)では,前記ステップS101において,前記ステップS80で抽出された複数のフォルダの中から該フォルダ各々の優先順位に従って記憶先のフォルダが選択される例について説明した。
以下,本実施例1では,このステップS101に換わる処理として,前記ステップS80で抽出された複数のフォルダのうち,対応する前記関連情報の数が最も多いフォルダを記憶先のフォルダとして選択する処理が実行される例について説明する。このようなルールも優先順位の一つと考えることもできる。
ここでは,利用者Aによって関連文字「B111」,「B112」が含まれた原稿T4の画像の読み取りが要求された場合に実行される処理を例に挙げて説明する。
この場合には,前記ステップS60で関連文字「B111」,「B112」が抽出され,前記ステップS80において,その関連文字「B111」,「B112」に対応するフォルダ名「B11」が付された前記フォルダ52b,53bが抽出される。したがって,続くステップS90において,関連文字に対応するフォルダが複数存在すると判断されるため(ステップS90のYes側),処理はステップS100に移行する。そして,前記ステップS100では,前記ステップS80で抽出された複数のフォルダの中に利用者Aに対応するフォルダが含まれていないと判断されるため(S100のNo側),処理はステップS101に移行することとなる。
そして,本実施例1に係るステップS101では,前述したように,前記ステップS80で抽出された複数のフォルダのうち,対応する関連文字の数が最も多いフォルダが記憶先のフォルダとして前記制御部1によって選択される。ここで,前記フォルダ52bは関連文字「B111」に対応しており,前記フォルダ53bは関連文字「B111」,「B112」に共に対応している。したがって,前記ステップS101では,前記制御部1によって,前記フォルダ53bの方が対応する関連文字が多いと判断されて,該フォルダ53bが記憶先のフォルダとして選択される。
なお,前記ステップS60において抽出される関連文字各々の数を計数しておき,最も数の多い関連文字に対応するフォルダを記憶先のフォルダとして設定することも考えられる。また,対応する関連文字各々の合計数が最も多いフォルダを記憶先のフォルダとして設定してもよい。
本実施例2では,前記ステップS101に換わる処理として,前記ステップS80で抽出された複数のフォルダのうち,いずれのフォルダを記憶先フォルダとして選択するかを利用者に選択させる処理が実行される例について説明する。
ここでは,前記実施例1と同様に,利用者Aによって関連文字「B111」,「B112」が含まれた原稿T4の画像の読み取りが要求された場合に実行される処理を例に挙げて説明する。
この場合に実行される本実施例2に係るステップS101では,まず,前記制御部1によって,前記ステップS80で抽出された複数のフォルダが,対応する関連文字の数の多い順に並べられて前記操作表示部2に表示される。これにより,利用者Aは,前記原稿T4と関連の深いフォルダを一目で判断することができる。そして,利用者Aによって前記操作表示部2に対していずれのフォルダを記憶先のフォルダとするかの選択操作が行われると,その選択されたフォルダが記憶先のフォルダとして選択される。
本発明の実施の形態に係るスキャナ装置の概略構成を示すブロック図。 本発明の実施の形態に係るスキャナ装置の記憶部を説明するための図。 本発明の実施の形態に係るスキャナ装置で用いられる関連情報の一例を示す図。 本発明の実施の形態に係るスキャナ装置において実行される記憶先選択処理の手順の一例を説明するためのフローチャート。
符号の説明
1…制御部
2…操作表示部
3…画像読取部
4…データ通信部
5…記憶部
6…カードリーダー
51〜53,51a〜c,52a〜c,53a〜c…フォルダ
S1,S2,,,…処理手順(ステップ)番号

Claims (3)

  1. 当該画像読取装置の利用者を識別する利用者識別手段と,原稿の画像を読み取る画像読取手段と,前記画像読取手段によって読み取られた画像を記憶する複数の画像記憶手段と,前記画像読取手段によって読み取られた画像に含まれた文字を認識する文字認識手段と,前記画像読取手段によって読み取られた画像を記憶する前記画像記憶手段を選択する記憶先選択手段と,を備えてなる画像読取装置であって,
    前記複数の画像記憶手段と該画像記憶手段の利用者とが対応付けられた利用者対応情報を記憶する利用者対応情報記憶手段と,前記文字認識手段によって認識された文字に対応する前記画像記憶手段が複数存在するか否かを判定する第1の判定手段と,前記第1の判定手段によって前記文字に対応する前記画像記憶手段が複数存在すると判定された場合に,該複数の画像記憶手段に前記利用者識別手段によって識別された利用者に対応する画像記憶手段が存在するか否かを前記利用者対応情報記憶手段に記憶された利用者対応情報に基づいて判定する第2の判定手段と,を備えてなり,
    前記記憶先選択手段が,前記第1の判定手段によって前記文字に対応する前記画像記憶手段が複数存在しないと判定された場合は該文字に対応する画像記憶手段を選択し,前記第1の判定手段によって前記文字に対応する前記画像記憶手段が複数存在すると判定され,且つ前記第2の判定手段によって前記利用者に対応する画像記憶手段が存在すると判定された場合は該利用者に対応する画像記憶手段を選択してなることを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記複数の画像記憶手段の優先順位を予め記憶する優先順位記憶手段を更に備えてなり,
    前記記憶先選択手段が,前記第1の判定手段によって前記文字に対応する前記画像記憶手段が複数存在すると判定され,且つ前記第2の判定手段によって前記利用者に対応する前記画像記憶手段が存在しないと判定された場合は,前記優先順位記憶手段に記憶された前記優先順位に従って画像記憶手段を選択するものである請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記記憶先選択手段が,前記第1の判定手段によって前記文字に対応する前記画像記憶手段が複数存在すると判定され,且つ前記第2の判定手段によって前記利用者に対応する前記画像記憶手段が存在しないと判定された場合は,所定の入力手段による選択入力に応じて画像記憶手段を選択するものである請求項1に記載の画像読取装置。
JP2005340216A 2005-11-25 2005-11-25 画像読取装置 Pending JP2007150539A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010532524A (ja) * 2007-06-29 2010-10-07 マイクロソフト コーポレーション フレキシブルな名前空間優先順位付け
US10108441B2 (en) 2007-06-27 2018-10-23 Microsoft Technology Licensing, Llc Running add-on components in virtual environments

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