JP2015201472A - 半導体発光装置及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】光のクロストークが大幅に抑制され、照射像において素子間の明暗を明確に視認することが可能な半導体発光装置及びその製造方法を提供する。【解決手段】搭載基板11と、搭載基板上に配置された複数の半導体発光素子20と、複数の半導体発光素子の全体を覆うように形成され、バインダ層BD及びバインダ層内に設けられた複数の蛍光体粒子PPを含む蛍光体層PLと、複数の半導体発光素子の素子間領域上における蛍光体層内に形成され、バインダ層の材料が変質した変質バインダ部CBと、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、発光ダイオード(LED)などの半導体発光素子を複数個用いた半導体発光装置及びその製造方法に関する。
半導体発光素子は、通常、成長用基板上に、n型半導体層、発光層及びp型半導体層からなる半導体構造層を成長し、それぞれn型半導体層及びp型半導体層に電圧を印加するn電極及びp電極を形成して作製される。さらに、放熱性能の向上を図る半導体発光素子として、半導体構造層を成長用基板とは別の支持基板に接合した後、成長用基板を除去した半導体発光素子が知られている。また、例えば複数の半導体発光素子を実装基板上に固定し、さらに波長変換用の蛍光体層を形成した後、樹脂などで封止することによって、半導体発光装置が作製される。
特許文献1には、素子を封止した封止樹脂上に蛍光層を設け、蛍光層を削ることにより色調調整を行う工程を有する発光ダイオードの色調調整方法が開示されている。特許文献2には、実装した素子上に封止体を形成する工程と、封止体の外表面を機械的にトリミングする工程を備えた発光ダイオードの製造方法が開示されている。また、特許文献3には、所定波長のレーザ光を蛍光体層に照射し、蛍光体層の形状を変化させることなく蛍光体の一部を失活させ、色度をシフトさせる工程を有する発光装置の製造方法が開示されている。
特開2002-344029号公報 特開2009-158541号公報 特開2011-165827号公報
近年、自動車用ヘッドライトにおいて、前方の状況、すなわち対向車や前走車などの有無及びその位置に応じて配光形状をリアルタイムで制御する技術が注目されている。この技術によって、例えば走行用の配光形状すなわちハイビームでの走行中に対向車を検知した際には、ヘッドライトに照射される領域のうち、当該対向車の領域のみをリアルタイムで遮光することが可能となる。従って、ドライバに対して常にハイビームに近い視界を与えることができ、その一方で対向車に眩惑光(グレア)を与えることが防止される。このような配光可変型のヘッドライトシステムは、例えば、複数の半導体発光素子をマトリクス状に配置した半導体発光装置を作製し、当該半導体発光素子の各々への導通及び非導通、並びに導通時の投入電流をリアルタイムで制御することによって実現することができる。
しかし、一般に、複数の発光素子が並置された発光装置を光源として用いる場合、
導通状態の素子から放出された光の一部が非導通状態の素子に伝播してしまう場合がある。このいわゆる光のクロストークによって、非導通状態の素子からも弱い光が放出されているような状態となる場合がある。前述の自動車用ヘッドライトのような複数の素子を用いる発光装置の様々な応用分野において、光のクロストークはないことが望ましい。
本発明は上記した点に鑑みてなされたものであり、光のクロストークが大幅に抑制され、照射像において素子間の明暗を明確に視認することが可能な高性能の半導体発光装置を提供することを目的としている。また、クロストークを容易に防止することが可能な半導体発光装置の製造方法を提供することを目的としている。
本発明による半導体発光装置は、搭載基板と、搭載基板上に配置された複数の半導体発光素子と、複数の半導体発光素子の全体を覆うように形成され、バインダ層及びバインダ層内に設けられた複数の蛍光体粒子を含む蛍光体層と、複数の半導体発光素子の素子間領域上における蛍光体層内に形成され、バインダ層の材料が変質した変質バインダ部と、を有することを特徴としている。
また、本発明による半導体発光装置の製造方法は、搭載基板上に複数の半導体発光層素子を配置する工程と、複数の半導体発光素子の全体を覆うように、バインダ層及びバインダ層内に設けられた複数の蛍光体粒子を含む蛍光体層を形成する工程と、複数の半導体発光素子の素子間領域上における蛍光体層にレーザ又は荷電粒子のビームを照射してバインダ層の材料を部分的に変質させ、変質バインダ部を形成する工程と、を含むことを特徴としている。
(a)は実施例1の半導体発光装置の模式的な上面図であり、(b)は実施例1の半導体発光装置の部分的な断面図であり、(c)は実施例1の半導体発光装置における光の進路を示す(b)と同様の断面図である。 (a)、(b)及び(c)は、実施例1の半導体発光装置の製造方法を示す断面図である。 (a)は実施例1の半導体発光装置における光吸収領域の上面を示す図であり、(b)は蛍光体層及びその光吸収領域における輝度の分布を示す図である。 (a)は実施例1の半導体発光装置における変質バインダ部の詳細を示す部分拡大断面図であり、(b)は実施例1の半導体発光装置における光吸収領域近傍の蛍光体の構成を示す断面図である。 実施例1の半導体発光装置における半導体発光素子の構造を示す断面図である。 実施例2の半導体発光装置の構造を示す断面図である。 (a)は実施例3の半導体発光装置の構造を示す断面図であり、(b)は実施例3の半導体発光装置の製造方法における変質バインダ部を形成する工程を示す断面図である。
本発明は、素子上に設けられた蛍光体層のバインダを部分的に変質させ、変質したバインダの部分を光吸収領域として機能させることを特徴としている。以下に本発明の種々の実施例について詳細に説明する。
図1(a)は、実施例1の半導体発光装置(以下、単に発光装置又は装置と称する場合がある)10の上面を模式的に示す図である。発光装置10は、搭載基板11上に複数の半導体発光素子20(以下、単に発光素子又は素子と称する場合がある)がマトリクス状に配置された構造を有している。なお、マトリクス状とは、素子20が1行又は1列に配列された場合(すなわち1行n列またはn行1列、n≧2)を含む。なお、図1(a)においては、発光素子20の領域を破線で示している。
本実施例においては、搭載基板11に対して垂直な方向から見たとき、半導体発光素子20の各々が矩形形状を有する場合について説明する。また、発光素子20が4行4列でマトリクス状に配列されており、全体として矩形の発光領域が構成されている場合について説明する。また、以下においては、複数の半導体発光素子20のうち、互いに隣り合う2つの特定の半導体発光素子20を、半導体発光素子20A及び20Bに区別して説明する場合がある。
発光装置10は、発光素子20の全体を覆うように形成された蛍光体層PLを有している。蛍光体層PLは、搭載基板11に発光素子20の各々を埋設するように形成されている。隣接する素子間の領域(以下、素子間領域と称する)IEA上の蛍光体層PL内には、発光素子20からの放出光を吸収する光吸収領域LAが設けられている。蛍光体層PLは、その光吸収領域LA内に発光素子20からの放出光を吸収する光吸収部を有している。すなわち、発光装置10は、素子間領域IEA上の蛍光体層PL内に形成された光吸収領域LAを有している。光吸収領域LAは、素子間領域IEAに延在して形成されている。
図1(b)は、図1(a)のV−V線に沿った断面図であり、発光装置10の構造を示す断面図である。図1(b)に示すように、本実施例においては、蛍光体層PLは、素子間領域IEA上の蛍光体層PL内に開口APを有している。開口APは、素子間領域IEAにおいて蛍光体層PLを蛍光体部PSに区画(分離)するように形成されている。蛍光体層PLは、開口APによって、複数の蛍光体部PSに区画される。また、蛍光体層PLの蛍光体部PSの各々は、開口APによって、素子20の各々上に設けられる。なお、説明のため、発光素子20A上に設けられた蛍光体部を第1の蛍光体部PS1と称し、発光素子20B上に設けられた蛍光体部を第2の蛍光体部PS2と称する。
蛍光体層PLは、蛍光体粒子PPを含むバインダ層BDからなる。すなわち、蛍光体層PL(蛍光体部PSの各々)は、蛍光体粒子PP及びバインダ層BDを含む。バインダ層BDは、例えば樹脂材料又はガラス材料からなる。また、蛍光体部PSの各々の側面上には、バインダ層BDの材料が変質した変質バインダ部CBが設けられている。すなわち、蛍光体部PSの各々は、バインダ層BDと、バインダ層BD内に設けられた複数の蛍光体粒子PPと、バインダ層BDの側面上に設けられた変質バインダ部CBと、を有している。変質バインダ部CBは、バインダ層BDに比べて小さな光透過率を有している。
変質バインダ部CBは、蛍光体層PL内に設けられた光吸収部として機能し、光吸収領域LAを構成する。一方、開口APは、蛍光体層PLの光吸収領域LA内に含まれているが、素子20からの放出光を吸収することには寄与しない。すなわち、光吸収領域LAは、その領域の少なくとも一部に光吸収部を有していればよく、光の吸収に寄与しない部分(本実施例においては開口AP)を有していてもよい。
第1の蛍光体部PS1の変質バインダ部CB1は、隣接する第2の蛍光体部PS2に対向する側面の全体を覆うように形成されている。同様に、第2の蛍光体部PS2の変質バインダ部CB2は、隣接する第1の蛍光体部PS1に対向する側面を覆うように形成されている。すなわち、変質バインダ部CB1及びCB2は、素子間領域IEAにおいて互いに対向して形成されている。本実施例においては、蛍光体層PLの光吸収領域LAは、開口APと互いに対向する変質バインダ部CB1及びCB2とからなる。
次に、図1(c)を用いて、発光装置10内における光の進路について説明する。ここでは、素子20Aから蛍光体層PLの層内方向(面内方向)に向かって進むような光L1と、素子20Aから素子20A(搭載基板11)に垂直な方向(積層方向)に進むような光L2について説明する。なお、理解の容易さのため、図1(a)及び図1(c)においては、蛍光体粒子PPの図示を省略してある。
まず、光L1のような光は、バインダ層BD内を通過した後、光吸収領域LAの変質バインダ部CB(図では変質バインダ部CB1)内に入射する。その後、光L1は、変質バインダ部CBによって吸収され、減衰及び消滅する。従って、光L1がそのまま隣接素子(素子20B)の蛍光体層PL(蛍光体部PS2)に入射する可能性は小さい。また、仮に入射した場合でも、十分に減衰された光である。従って、光のクロストークを抑制することが可能となる。一方、光L2のような光は、バインダ層BDを通過(透過)した後、外部に取出される。すなわち、変質バインダ部CBを経由しないため、大きく減衰されることなく外部に取出される。従って、多くの光を取出すことが可能となる。
次に、図2(a)乃至図2(c)を用いて、半導体発光装置10の製造方法について説明する。まず、図2(a)を用いて、搭載基板11上に複数の半導体発光素子20を配置する工程及び素子20上に蛍光体層PLを形成する工程について説明する。搭載基板11上に複数の素子20を配置する工程においては、まず、搭載基板11を準備し、搭載基板11上に複数の発光素子20を配置する。発光素子20の各々は、搭載基板11上においてマトリクス状に配列される。また、本実施例においては、上面視において矩形形状を有する半導体発光素子20を搭載基板11上に配置した。
次に、発光素子20の各々上に、蛍光体粒子PP及びバインダ層BDからなる蛍光体層PLを形成する。蛍光体層PLは、搭載基板11上に素子20の各々を埋設するように形成される。なお、素子間の素子側面に挟まれた隙間には、蛍光体層PLのバインダ層BD及び蛍光体粒子PPは設けられてもよいし、設けられなくてもよい。例えば、素子間の隙間を小さくした場合、バインダ層BDが充填され、蛍光体粒子PPは入り込まない。さらに、素子間の隙間を小さくすることや、バインダ層BDの材料の粘度を大きくすることで、素子間の隙間にバインダ層BDの材料も入り込まないように蛍光体層PLを形成することも可能である。
次に、図2(b)を用いて、素子間領域IEA上の蛍光体層PLにレーザビームを照射する工程について説明する。本実施例においては、素子間領域IEA上の蛍光体層PLの表面(上面、蛍光体層PLにおける搭載基板11とは反対側の主面)にレーザビームLBを照射する。これによって、素子間領域IEA上の蛍光体層PLに開口APを形成する。また、開口APの側面に変質バインダ部CBを形成する。蛍光体層PLにレーザビームLBが照射されると、その照射部においてバインダ層BDが切削され、凹部が形成されていく。また、一部のバインダ層BDがレーザビームLB及びその熱によって、変質(溶解及び変色)していく。従って、レーザビームLBの照射によって、凹部の形成とバインダ層BDの変質が同時に行われる(進行する)。
レーザビームLBの照射を継続して行うことによって、図2(c)に示すように、素子間領域IEA上の蛍光体層PLに開口APが形成される。蛍光体層PLに開口APが形成されることによって、蛍光体層PLが蛍光体部PSに区画される。また、レーザビームLBの強度及び時間を調節することによって、バインダ層BDの一部が変質し、バインダ層BDに比べて小さい光透過率を有する変質バインダ部CBが形成される。変質バインダ部CBは、開口APの形成と同時に形成されるため、開口APの内側面(すなわち蛍光体部PSの側面)に形成される。
上記したように、素子間領域IEA上における蛍光体層PLにレーザビームを照射し、蛍光体層PLのバインダ層BDを部分的に変質させる。これによって、蛍光体層PL内に変質バインダ部CB形成する。変質バインダ部CBは、上記したように、蛍光体層PLへのレーザビームLBの照射のみによって形成されることができる。従って、例えば複数の工程を要するエッチングなど、複雑な工程を経ることなく容易に光吸収領域LAを形成することができる。すなわち、単純な工程にて容易に光のクロストークを抑制することができる。
図3(a)は、図1(a)における領域Aの電子顕微鏡観察画像(Scanning Electron Microscope:SEM像)である。図3(a)は、発光装置10における光吸収領域LA及び隣接する蛍光体部PSのバインダ層BDの上面を部分的に拡大して示している。図3(a)に示すように、光吸収領域LA(本実施例においてはレーザビームLBの照射領域)は他の領域(すなわち蛍光体部PSのバインダ層BDの領域)とは異なる性質を有することがわかる。特に、変質バインダ部CB1及びCB2は、バインダ層BDとは異なる特性を有する(変質している)ことがわかる。
図3(b)は、バインダ層BD及び変質バインダ部CBにおける光透過量(輝度)の分布を示す図である。図の横軸は装置10の位置を示し、縦軸は当該位置に対応する照射像の輝度(照度)を示す。また、図3(b)は、素子20A(蛍光体部PS1側)を点灯した(導通状態とした)場合の輝度の分布を示すグラフである。図3(b)に示すように、変質バインダ部CB1において輝度が急激に低下していることがわかる。従って、素子20Aからの放出光が光吸収領域LAにおいて吸収され、素子20B側(蛍光体部PS2側)にはクロストーク光が伝播されにくくなっていることがわかる。
図4(a)は、変質バインダ部CBの詳細構造を示す断面図である。図4(a)は、図1(b)の破線で囲んだ部分を拡大して示す部分拡大断面図である。なお、理解の容易さのため、蛍光体粒子PPの図示は省略してある。変質バインダ部CB1は、蛍光体部PS1のバインダ層BDの側面上に形成された低吸収層(第1の変質バインダ部)CB11と、低吸収層CB11上に形成され、低吸収層よりも小さい光透過率を有する高吸収層(第2の変質バインダ部)CB12とを含む。同様に、変質バインダ部CB2は、低吸収層CB21及び高吸収層CB22を含む。
低吸収層CB11及び高吸収層CB12は、変質バインダ部CB1を形成する際のレーザビームの照射量によって形成される。具体的には、蛍光体層PLが部分的に除去され(開口APが形成され)、その露出した蛍光体層PLの部分にはレーザビームが照射される。このレーザビームの照射量は、表面に近いほど大きい。従って、開口APの内側面(蛍光体部PSにおけるバインダ層BDの側面)に近いほど、そのバインダ層BDの材料は変質する。従って、バインダ層BDの変質量が大きい第2の変質バインダ部CB12は相対的に光透過率が小さく、バインダ層BDに近づくにつれて徐々に光透過率が高くなる(バインダ層BDの光透過率に近づく)構成となる。なお、変質バインダ部CBの形成を考慮すると、レーザビームの照射は、徐々に出力(強度)を段階的に下げつつ複数回行うことが好ましい。また、変質バインダ部CBは、低吸収層及び高吸収層の明確な境界を有しないグラデーション層として形成されていてもよい。すなわち、変質バインダ部CBは、バインダ層BDの側面から徐々に光透過率が小さく(光吸収率が大きく)なるように構成されていてもよい。
図4(b)は、変質バインダ部CB及びその近傍における蛍光体粒子PPの構成を示す断面図である。図4(b)は、図4(a)と同様の断面図であるが、一部のハッチングを省略してある。本実施例においては、レーザビームの照射によって光吸収領域LAを形成する。従って、蛍光体部PSのバインダ層BDの側面付近、すなわち変質バインダ部CBとなる部分に蛍光体粒子PPが設けられている場合、その蛍光体粒子PPにもレーザビームが照射される。レーザビームが照射された蛍光体粒子PPは、失活され、失活蛍光体DPPとなる。すなわち、蛍光体層PL(蛍光体部PS)の変質バインダ部CBは失活蛍光体DPPを含む。なお、素子から放出され、失活蛍光体DPPに入射した光は、その後変質バインダ部CBによって吸収及び減衰される。
図5は、発光装置10の詳細構造を示す断面図である。なお、図には、隣接する2つの素子20A及び20Bを示している。半導体発光素子20(図では素子20A及び20B)の各々は、半導体構造層21、p電極(第1の電極)25及びn電極(第2の電極)26を含む。半導体構造層21は、p型半導体層(第1の半導体層)22、発光層23及びn型半導体層(第2の半導体層)24が搭載基板11上にこの順で順次積層された構造を有している。p型半導体層22、発光層23及びn型半導体層24は、例えば、AlxInyGa1-x-yN(0≦x≦1、0≦y≦1)の組成を有している。n型半導体層24は、p型半導体層22とは反対の導電型を有する。n型半導体層24の表面には複数の突起24Aからなる凹凸構造面が設けられている。当該凹凸構造面は、素子の光取出し面として機能する。
半導体発光素子20は、p型半導体層22上に形成されたp電極(第1の電極)25を有している。p電極25の各々は、反射性の高い金属からなる反射金属層27及び反射金属層27の全体を覆うように形成されたキャップ層28からなる。反射金属層27は、例えばAg、Pt、Ni、Al及びPdなどの金属材料並びにこれらを含む合金を用いて形成される。キャップ層28は、例えばTi、W、Pt、Pd、Mo、Ru、Ir、Auなど、自身が他の層にマイグレーションしにくく、反射金属層27のマイグレーションを防止する金属材料を用いて形成される。なお、図示していないが、p型半導体層22及び反射金属層27間に、例えばITOやIZOなどの金属酸化膜を形成し、さらに光の反射性を高めることも可能である。
半導体発光素子20の各々は、そのp型半導体層22側からp型半導体層22及び発光層23を貫通してn型半導体層24内に至り、n型半導体層24に接続されたn電極(第2の電極)26を有している。n電極26は、例えばTi、Al、Pt及びAuなどの金属材料を用いて形成される。p電極25上には絶縁保護膜29が形成されている。絶縁保護膜29は、n電極26の側面にも形成され、p電極25及びn電極26は絶縁保護膜29によって互いに絶縁されている。
搭載基板11上にはp電極25に接続されたp側配線(第1の配線)PW及びn電極26に接続されたn側配線(第2の配線)NWが形成されている。具体的には、搭載基板11上には第1の絶縁層12が形成され、p側配線PWは第1の絶縁層12上に設けられている。p側配線PW上には第2の絶縁層13が形成され、n側配線NWは第2の絶縁層13上に形成されている。また、第2の絶縁層13上にはp側配線PWに至る開口部(ビア)が設けられ、第2の絶縁層13上には当該開口部を介してp側配線PWに接続されたビア配線PVが形成されている。
また、絶縁保護膜29上にはそれぞれp電極25及びn電極26に至る開口部が設けられ、当該開口部を介してそれぞれのp電極25及びn電極26に接続されたp側接続電極PC及びn側接続電極NCが形成されている。p側接続電極PCは搭載基板11上のビア配線PVに接続され、n側接続電極NCは搭載基板11上のn側配線NWに接続されている。すなわち、p側配線PWは、ビア配線PV及びp側接続電極PCを介してp電極25に接続されている。また、n側配線NWはn側接続電極NCを介して素子20のn電極26に接続されている。
また、p側接続電極PC及びビア配線PV間と、n側接続電極NC及びn側配線NW間とは、接合層(図示せず)を介して接合された構造を有している。すなわち、p側及びn側接続電極PC及びNCは第1の接合層(図示せず)を有し、ビア配線PV及びn側配線NWは第2の接合層(図示せず)を有している。発光装置10は、第1及び第2の接合層が接合されることによって、素子20の各々が搭載基板11に接合(固定)されている。
本実施例においては、p側配線PWの各々は1つのp側パッドに接続されており、n側配線NWの各々は電気的に分離されたn側パッドの各々に接続されている。すなわち、p側配線PWの各々は、p型半導体層22の各々に接続された共通配線として機能する。また、n側配線NWの各々は、n型半導体層24の各々に接続された個別配線として機能する。従って、発光装置10は、素子20の各々が、n側配線NWの各々への導通及び非導通を制御することによって、互いに独立して発光する構成をとることが可能である。
搭載基板11は、例えばSi、AlN、Mo、W、CuWなどの放熱性の高い材料からなる。第1及び第2の絶縁層12及び13並びに絶縁保護膜29は、例えばSiO2及びSi34などの絶縁材料からなる。p側配線PW及びn側配線NWは、例えば、Ti、Pt、Auなどの金属材料を用いて形成される。第1及び第2の接合層は、その互いに接することとなる表面の材料が、Au及びSn、Au及びIn、Pd及びIn、Cu及びSn、Ag及びSn、Ag及びIn並びにNi及びSnなど、互いに融着して接合される材料の組み合わせか、又はAuなどの互いに拡散して接合される材料を用いて形成される。
次に、図5を用いて、半導体発光装置10の製造方法について説明する。なお、ここでは、蛍光体層PLを形成する直前までの工程について説明する。本実施例においては、まず、成長用基板(図示せず)上に、半導体構造層21となる、n型半導体層24、発光層23及びp型半導体層22を形成した。次に、p型半導体層22上にp電極25として反射金属層27及びキャップ層28を形成した。続いて、p電極25が形成されていないp型半導体層22の表面にn型半導体層24に至る凹部を形成した。次に、p電極25及び凹部を含む半導体構造層21の全面に絶縁保護膜29を形成した。また、凹部内の絶縁保護膜29の一部を除去してn型半導体層24を露出させ、露出したn型半導体層24上にn電極26を形成した。
また、n電極26が形成されていない凹部においてn型半導体層24を分断し、素子毎に半導体構造層21を分離した。続いて、p電極25上の絶縁保護膜29の一部にp電極25に至る開口部を形成し、p側接続電極PCを形成した。また、n電極26上の絶縁保護膜29の表面にn電極26に至る開口部を形成し、当該開口部にn側接続電極NCを形成した。続いて、p側及びn側接続電極PC及びNCの表面に第1の接合層を形成した。このようにして、半導体発光素子20を含む半導体ウェハを作製した。
次に、搭載基板11を準備し、搭載基板11上に第1の絶縁層12を形成し、第1の絶縁層12上にp側配線PWを形成した。続いて、p側配線PWを覆うように第2の絶縁層13を形成し、第2の絶縁層13上にn側配線NWを形成した。次に、第2の絶縁層13上にp側配線PWに至る開口部を形成し、当該開口部ビア配線PVを形成した。続いて、n側配線NW及びビア配線PVの表面に第2の接合層を形成した。
次に、第1及び第2の接合層を密着及び加熱することによって、接合層を形成し、接合層を介して半導体ウェハを搭載基板11に接合した。続いて、成長用基板を除去し、露出したn型半導体層24の表面に複数の突起24Aを形成した。このようにして搭載基板11上に複数の半導体発光素子20を配置した。
変形例1
図6(a)は、実施例1の変形例1に係る半導体発光装置10Aの構造を示す断面図である。図6(b)は、半導体発光装置10Aにおける光の進路を説明する図6(a)と同様の断面図である。発光装置10Aは、蛍光体層PLにおける光吸収領域LAの構造を除いては、発光装置10と同様の構造を有している。本変形例においては、光吸収領域LAは、素子間領域IEA上の蛍光体層PLに設けられたトレンチTR及びトレンチTR内に設けられた変質バインダ部CBからなる。なお、理解の容易さのため、蛍光体粒子PPの図示は省略してある。
本変形例においては、蛍光体層PLにおける素子間領域IEA上の表面から搭載基板11に向かってトレンチTRが形成されている。変質バインダ部CBは、トレンチTRの内壁面、すなわち側面及び底面を覆うように形成されている。本変形例においては、蛍光体層PLは素子毎に分離されていない。すなわち、トレンチTRは、蛍光体層PL内に至るように形成されている。本変形例においては、光吸収領域LAは、例えば、蛍光体層PLの形成後に、素子間領域IEA上の蛍光体層PLの表面にトレンチTRを形成し、トレンチTRの側面及び底面に変質バインダ部CBを形成することによって形成することができる。
本変形例は、トレンチTRの側面及び底面の両方で素子からの放出光を吸収させることが可能となる。また、レーザビームが基板及び基板上の配線に直接照射されることを抑制することが可能となる。従って、基板や配線の損傷による導通不良など、品質不良を抑制することが可能となる。
また、本変形例は、蛍光体層PLの層厚を大きく形成する場合に有利な構成となる。具体的には、大きな層厚を有する蛍光体層PLの場合、蛍光体層PLを分離するためには高出力のレーザを用いるか又は長時間レーザビームを照射する必要がある。レーザの出力を上げる又は照射時間を長くすると、レーザビームに照射された装置及び素子の電気特性など、品質が劣化する可能性が高くなる。また、レーザによるトレンチTRの形成及びバインダ層BDの変質は蛍光体層PLの照射面から順に進む。従って、例えば長時間レーザビームを照射すると、トレンチTRの幅及びその内壁に設けられる変質バインダ部CBの領域が大きくなる。従って、光取出し領域(バインダ層BDにおける変質バインダ部CBが形成されていない領域)が小さくなり、光取出し効率が低下する。本変形例においては、蛍光体層PLの層厚に応じて、品質の向上、光取出し効率及び光のクロストークの全てを考慮して光吸収領域LAが構成されている。
なお、本変形例においては、蛍光体層PLのバインダ層BDの切削及び変質に伴って、変質したバインダ層BDの材料がトレンチTRの底部に落下及び堆積していく。バインダ層BDは変質バインダ部CBへの変質において溶解及び冷却される。従って、変質バインダ部CBにおけるトレンチTRの底部に設けられた部分(変質底部)CBBは、一旦溶解したバインダ層BDの材料が落下及び堆積した部分を含む。従って、変質底部CBBは、他の表面(切削された面が多く露出している側面)に比べて平坦な表面を有する。すなわち、トレンチTRの底面上に設けられた変質バインダ部CBである変質底部CBBは、平坦な表面を有している。変質底部CBB及びその平坦な表面は、変質バインダ部CBとしての光吸収効果のみならず、素子からの放出光を素子側へ反射させる効果を有している。
具体的には、図6(b)に示すように、素子20Aから素子20Bに向かって放出された光L3は、変質バインダ部CBの変質底部CBB内に入射する。入射した光L3は、変質底部CBB(変質バインダ部CB)によって吸収され、減衰する。減衰した光L3は、その後、変質底部CBBの表面によって素子20側、すなわち搭載基板11側(光取出し面とは反対側)に反射される。これは、変質底部CBBが平坦な表面を有することによって、当該表面で光の全反射が起こりやすくなるからである。このように、本変形例においては、変質バインダ部CBの底部においても光のクロストークを抑制することができる。
なお、実施例1及びその変形例1においては、開口AP及びトレンチTR(すなわち光吸収領域LA)が素子間領域IEA上の蛍光体層PLに設けられる場合について説明した。しかし、開口AP及びトレンチTRは、素子間領域のみならず、素子の最外部の側面、すなわち素子における他の素子に隣接しない側面に沿って形成されていてもよい。当該最外部の素子側面は、素子全体で形成される発光装置の発光領域の外縁に対応する部分である。当該最外側面に沿っても開口AP及びトレンチTR(すなわち光吸収領域LA)が形成されることによって、装置の照射像における外縁が明確となる。例えば照射像の外縁に明確性を求める用途においては、素子の最外部にも光吸収領域LAが設けられることが好ましい。
変形例2
図7(a)は、実施例1の変形例2に係る半導体発光装置10Bの構造を示す断面図である。図7(b)は、半導体発光装置10Bの製造方法におけるレーザビームの照射工程を示す図である。発光装置10Bは、光吸収領域LAの構成を除いては、発光装置10と同様の構成を有している。発光装置10Bの蛍光体層PL内に設けられた光吸収領域LAは、素子間領域IEA上の蛍光体層PL中に形成された変質バインダ部CBを有する。
本変形例においては、図7(b)に示すように、例えば、レーザビームLBの焦点FPを蛍光体層PLの内部に合わせつつレーザビームLBを照射することによって、光吸収領域LAの変質バインダ部CBを形成する。本変形例においては、レンズLZを用いて厳密にレーザビームLBの焦点FPを蛍光体層PLの内部に合わせた。これによって、レーザビームによる発熱が表面ではなく蛍光体層PLの内部(焦点FPの近傍)に集中する。従って、蛍光体層PLの表面には形状の変化が現れず(バインダ層BDが切削されず)、蛍光体層PL中に変質バインダ部BDが形成されるのみとなる。
なお、レーザビームLBを蛍光体層PLの内部で集光させることのみならず、集光位置を変化させることやレーザの出力を変化させることによっても本変形例の光吸収領域LAを形成することができる。
本変形例においても、変形例1の発光装置10Aと同様に、レーザビームが基板に直接照射されることが抑制され、基板及び配線の損傷を防止することが可能となる。また、レーザビームがバインダ層BDを切削することによるバインダ層BDの飛散を抑制することが可能となる。従って、意図しない場所へのバインダ及び蛍光体粒子の付着などを防止することが可能となる。
なお、上記した実施例及び変形例においては、レーザビームLBが蛍光体層PLにおいて吸収されるように、レーザビームの波長領域を調節することが望ましい。具体的には、レーザビームがバインダ層BDの材料及び蛍光体粒子PPに吸収されることが望ましい。例えばレーザビームLBがバインダ層BDによって吸収されると、バインダ層BDにおいて熱が発生しやすくなる。従って、変質バインダ部CBの形成が容易となる。また、素子(半導体層)や基板に照射されるレーザビームの量が低下し、装置の損傷を抑制することができる。
また、変質バインダ部をレーザビームの照射によって形成する場合について説明したが、変質バインダ部は、レーザビームの照射によらずに形成することも可能である。例えば、変質バインダ部は、荷電粒子(イオン)のビームを照射することによって形成することができる。
なお、上記においては、第1の導電型がp型の導電型であり、第2の導電型がp型とは反対の導電型のn型である場合について説明したが、第1の導電型がn型であり、第2の導電型がp型であっていてもよい。また、第1の導電型及び第2の導電型のいずれかが真性導電型であってもよい。すなわち、第1の半導体層及び第2の半導体層のいずれかが真性半導体層(i層)であってもよい。
また、上記においては、発光素子が上面視において矩形形状を有する場合について説明したが、発光素子の上面視における形状はこれに限定されない。例えば、半導体発光素子は、三角形や六角形、円形の形状を有していてもよい。また、半導体発光素子の各々は、発光領域の暗部形成の抑制を考慮すると、平面充填形にて配列されていることが好ましい。また、半導体発光素子の各々は、上面視において菱形形状を有し、マトリクス状に並置されていてもよい。この場合、ロービーム時におけるカットオフラインを容易に実現することが可能となる。
上記した実施例においては、搭載基板上の複数の発光素子における素子間領域上の蛍光体層に変質バインダ部が設けられている。また、変質バインダ部は、レーザ又は荷電粒子のビームを蛍光体層に照射することによって形成されることができる。従って、素子間の光のクロストークを簡易な方法にて低減することが可能となる。
10、10A、10B 半導体発光装置
11 搭載基板
20、20A、20B 半導体発光素子
PL 蛍光体層
BD バインダ層
PP 蛍光体粒子
LA 光吸収領域
IPL、IPL1、IPL2 蛍光体部
CB、CB1、CB2 変質バインダ部
CB11、CB21 低吸収層(第1の変質バインダ部)
CB12、CB22 高吸収層(第2の変質バインダ部)
LB レーザビーム
AP 開口
TR トレンチ

Claims (12)

  1. 搭載基板と、
    前記搭載基板上に配置された複数の半導体発光素子と、
    前記複数の半導体発光素子の全体を覆うように形成され、バインダ層及び前記バインダ層内に設けられた複数の蛍光体粒子を含む蛍光体層と、
    前記複数の半導体発光素子の素子間領域上における前記蛍光体層内に形成され、前記バインダ層の材料が変質した変質バインダ部と、を有することを特徴とする半導体発光装置。
  2. 前記蛍光体層は、前記素子間領域上の前記蛍光体層内に設けられた開口によって区画された複数の蛍光体部を有し、
    前記変質バインダ部は、前記複数の蛍光体部の各々の側面を覆うように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体発光装置。
  3. 前記蛍光体層は、前記素子間領域上の前記蛍光体層の表面に設けられたトレンチを有し、
    前記変質バインダ部は前記トレンチの側面及び底面を覆うように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体発光装置。
  4. 前記トレンチの前記底面上に形成された変質バインダ部は、平坦な表面を有することを特徴とする請求項3に記載の半導体発光装置。
  5. 前記変質バインダ部は、前記バインダ層の側面を覆うように形成された第1の変質バインダ部と、前記第1の変質バインダ部を覆うように形成され、前記第1の変質バインダ部よりも小さい光透過率を有する第2の変質バインダ部と、を有する請求項1乃至4のいずれか1つに記載の半導体発光装置。
  6. 前記変質バインダ部は失活蛍光体を含むことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1つに記載の半導体発光装置。
  7. 搭載基板上に複数の半導体発光層素子を配置する工程と、
    前記複数の半導体発光素子の全体を覆うように、バインダ層及び前記バインダ層内に設けられた複数の蛍光体粒子を含む蛍光体層を形成する工程と、
    前記複数の半導体発光素子の素子間領域上における前記蛍光体層にレーザ又は荷電粒子のビームを照射して前記バインダ層の材料を部分的に変質させ、変質バインダ部を形成する工程と、を含むことを特徴とする半導体発光装置の製造方法。
  8. 前記素子間領域上における前記蛍光体層の表面にトレンチを形成する工程を含み、
    前記変質バインダ部を形成する工程において、前記変質バインダ部は前記トレンチの側面及び底面上に形成されることを特徴とする請求項7に記載の半導体発光装置の製造方法。
  9. 前記素子間領域上における前記蛍光体層に開口を形成する工程を含み、
    前記変質バインダ部を形成する工程において、前記変質バインダ部は前記開口の側面に形成されることを特徴とする請求項7に記載の半導体発光装置の製造方法。
  10. 前記変質バインダ部を形成する工程において、前記ビームの焦点を前記蛍光体層の内部に合わせつつ前記ビームを照射することを特徴とする請求項7に記載の半導体発光装置の製造方法。
  11. 前記変質バインダ部を形成する工程において、前記ビームの照射は、前記ビームの出力を段階的に下げつつ複数回行われることを特徴とする請求項7乃至10のいずれか1つに記載の半導体発光装置の製造方法。
  12. 前記変質バインダ部を形成する工程において、前記ビームが前記バインダ層内で吸収されるように前記ビームを調節することを特徴とする請求項7乃至11のいずれか1つに記載の半導体発光装置の製造方法。
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