JP2015200931A - 部品交換サービスシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】新品部品や中古部品に加え使用中の部品も交換対象として有効に利用する。
【解決手段】サービスサーバ10と接続される装置20a〜20c間での部品の交換を支援する部品交換サービスシステム1Aであって、装置内の部品を交換する際の条件の一部として部品の履歴に関するデータを含み、部品の交換を要求する交換リクエストを送信する通信手段205と、各装置が部品の交換を要求する際の条件を含む交換部品データを記憶する交換部品データ記憶部111と、装置から交換リクエストを受信すると、受信した交換リクエストに含まれる内容を交換部品データに追加する追加手段102と、装置から交換リクエストを受信すると、交換リクエストに含まれる条件と交換部品データに含まれる条件とを比較し、条件に適合する部品を検索する判定処理部104と、判定処理部による検索結果を装置に通知する通知手段106とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は異なる装置間における部品の交換を支援する部品交換サービスシステムおよびサービスサーバに関する。
工場やプラントの運転には、複数の機器を使用している。これらの機器は、使用により劣化して故障するため、機器毎に部品として交換可能となっている。部品を交換する際には、予備の部品として工場やプラントで用意してある新品部品を利用したり、部品メーカーへ発注して届いた新しい部品(新品部品や中古部品)を利用することが一般的である(例えば、特許文献1又は2参照)。
このような部品で発生する故障の確率は、使用期間が長くなるにつれて高くなるのではなく、バスタブ曲線(故障率曲線)で表わされるように時間経過に応じて変化する。具体的には、部品の使用開始から安定するまでの「初期故障期」には故障率は時間の経過とともに低下する傾向にある。また、「初期故障期」が経過すると「偶発故障期」となり、この期間には時間の経過に関係なく故障率はほぼ一定になる。その後、時間の経過とともに故障率が増加する「磨耗故障期」となる。
ここで、部品を使用する際には、「初期故障期」で故障の発生する確率が高いと分かっていても新品の部品の使用を希望する場合もあれば、「偶発故障期」にある安定した中古の部品の使用を希望する場合もある。また、短期間の使用を目的とする場合、「磨耗故障期」で故障の発生する確率が高いと分かっていても、安価な部品の使用を希望する場合もある。
その他、部品の寿命は複数の要因で決定されるため、装置での使用方法では寿命が短いと判断される場合であっても、別の使用方法を採用する装置で使用する場合には寿命は短くないと判断される場合もある。したがって、ある装置で使用した部品を別の装置で使用することにより、部品のトータルライフサイクルを長くすることができる場合もある。
さらに、装置によっては定期的に運転時期と停止期間が繰り返されるものや、何らかの原因で不定期で運転が停止されるものがあり、そのような停止中の装置の部品を運転中の別の装置で利用することで、部品を有効利用することができる場合もある。
特開2003−067591号公報 特開2008−299546号公報
上述したように、ある装置で使用中の部品を他の装置で使用することは部品の有効利用につながるものの、他の装置での部品の利用状態についての情報を取得することは困難である。そのため、従来は、異なる装置間で部品を交換して、部品を有効に利用することは困難であった。
上記課題に鑑み、新品部品や中古部品に加え使用中の部品も交換対象として部品を有効に利用することのできる部品交換サービスシステムおよびサービスサーバを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、サービスサーバと接続される複数の装置間での部品の交換を支援する部品交換サービスシステムであって、各装置にそれぞれ備えられ、当該装置内の部品を交換する際の条件の一部として部品の運用履歴に関するデータを含み、当該部品の交換を要求する交換リクエストを送信する通信手段と、サービスサーバに備えられ、各装置が部品の交換を要求する際の条件の一部として部品の運用履歴を含む交換部品データを記憶する交換部品データ記憶部と、サービスサーバに備えられ、装置から交換リクエストを受信すると、受信した交換リクエストに含まれる内容を交換部品データに追加する追加手段と、サービスサーバに備えられ、装置から交換リクエストを受信すると、当該交換リクエストに含まれる条件と交換部品データに含まれる条件とを比較し、運用履歴の条件を満たすとともに、他の条件についても適合する部品を検索する判定処理手段と、サービスサーバに備えられ、判定処理手段による検索結果を装置に通知する通知手段とを有する。
また、請求項2の発明は、互いに接続される複数の装置間での部品の交換を支援する部品交換サービスシステムであって、各装置にそれぞれ備えられ、当該装置内の部品を交換する際の条件の一部として部品の運用履歴に関するデータを含み、当該部品の交換を要求する交換リクエストを送信する通信手段と、各装置にそれぞれ備えられ、他の装置から交換リクエストを受信すると、当該交換リクエストに含まれる条件と自装置が有する部品とを比較し、使用履歴の条件を満たすとともに、他の条件についても適合する部品を検索する判定処理手段と、各装置に備えられ、判定処理手段による検索結果を装置に通知する通知手段とを有する。
また、請求項3の発明は、条件には、部品を交換した後の装置における利益を表す評価値、部品を交換後の運用計画又は部品を使用する際の制約の少なくともいずれかを含む。
また、請求項4の発明は、サービスサーバに備えられ、予め保管される部品に関する部品データを記憶する部品データ記憶部をさらに有し、判定処理手段は、交換部品データに条件に適合する部品が検索されない場合、部品データから条件に適合する部品を検索する。
本発明によれば、部品を有効に利用することができる。
第1実施形態に係る部品交換サービスシステムの構成を説明するブロック図である。 図1のサービスサーバにおける処理の一例を説明するフローチャートである。 第2実施形態に係る部品交換サービスシステムの構成を説明するブロック図である。
本発明に係る部品交換サービスシステムは、工場やプラント等の装置が使用する部品の交換を支援するシステムである。本発明の部品交換サービスシステムで支援する部品の交換には、使用中の部品を新品部品に交換するだけでなく、ある工場等の装置で使用中の部品と、別の工場等の装置で使用中の部品とを交換することも含む。以下に、図面を用いて本発明の各実施形態に係る部品交換サービスシステムについて説明する。なお、各実施形態において、同一の構成については同一の符号を用いて説明を省略する。
[第1実施形態]
図1に示すように、第1実施形態に係る部品交換サービスシステム1Aは、サービスサーバ10が、複数の装置20a〜20cと接続されている。サービスサーバ10と接続される各装置20a〜20cは、交換の対象とすることができる部品21〜23を有している。
例えば、このサービスサーバ10が接続される装置20a〜20cとは、工場やプラントの装置であり、各部品21〜23は、工場やプラントの運転に使用するモーター、ベルト、ギヤ、フィルター、タービン、ロータリー、ピストン等である。各装置20a〜20cは、それぞれ異なる部品で構成されている場合であっても、一部の部品は同じ部品を使用していることもある。例えば、各装置は異なる製品を製造する製造工場で利用されていたとしても、部品は汎用品であり、両工場に、同一のモーターを有していたり、同一のベルトを有していたりするためである。
なお、図1に示す部品交換サービスシステム1Aでは、サービスサーバ10に3台の装置20a〜20cが接続されているが、サービスサーバ10と接続される装置の数は限定されない。
<装置>
装置20aは、複数の部品21〜23を備えており、各部品21〜23は規定の用途で用いられている。なお、図1では、装置20aは、3台の部品21〜23を備えるものとして示しているが、装置20aが有する部品の数は限定されない。
また、装置20aは、データの記憶や処理を実行する情報処理装置200aを備えている。この情報処理装置200aでは、装置20aが備える部品21〜23に関する部品データを記憶する部品データ記憶部211と、各部品21〜23の使用履歴に関する履歴データを記憶する履歴データ記憶部212と、装置20aの使用の制約に関する制約データを記憶する制約データ記憶部213とを有している。
さらに、情報処理装置200aは、履歴データを更新する更新手段201と、部品21〜23の交換に利用する評価値を求める評価手段202と、部品21〜23の将来の使用に関する運用計画を推定する推定手段203と、部品の交換を希望するリクエスト信号を生成する生成手段204と、データの送受信を実行する通信手段205とを有している。
部品データ記憶部211が記憶する部品データは、装置20aが有する各部品21〜23を特定するデータである。具体的には、部品に付されたシリアル番号等の「識別子」、部品の型番等の「種別」、部品の「製造時期」、部品の「仕様」(部品寿命や耐用温度)等を含んでいる。
履歴データ記憶部212が記憶する履歴データは、装置20aが有する各部品21〜23の「使用方法」、部品を制御する際の制御値や部品が有するセンサの計測値等の「状態」、「使用期間」等の履歴に関するデータである。なお、部品21〜23が他の装置で使用された中古部品である場合、他の装置で利用されていた際の履歴も含んでいる。
制約データ記憶部213が記憶する制約データは、装置20aを運転する際の制約に関するデータである。例えば、装置20aを使用する際の法律や条例である。
更新手段201は、部品21〜23から取得する状態を追加して、履歴データ記憶部212で記憶される履歴データを更新する。
評価手段202は、履歴データ記憶部212で記憶される履歴データを利用して、部品21〜23を交換した場合の交換後の装置20aにおける利益の指標である「評価値」の演算方法、すなわち、アルゴリズムを作成し、生成した評価値の演算方法を生成手段204に出力する。このアルゴリズムは、サーバにおいて、交換を実施するかどうかの評価の際に使用される。アルゴリズムは、装置20aにおける優先事項及び部品21〜23毎に異なり、各部品21〜23について予め用意されたものであってもよいし、最適運用探索プログラムなどから自動的に導出されたものであってもよい。また、評価手段202において、予め複数の評価方法を有しており、外部から入力される信号に従って、いずれかの評価信号を選択可能としていてもよい。
例えば、部品が電力を消費する熱機関であって電力利用効率を重視する場合、下記の式(1)を評価値の演算方法とすることができる。
評価値A=交換後の熱出力/交換後の入力電力−交換前の熱出力/交換前の入力電力 ・・・(1)
または、部品の安定性を重視する場合、下記の式(2)を評価値の演算方法とすることができる。
評価値B=交換後の故障確率−交換前の故障確率 ・・・(2)
さらに、部品の寿命を重視する場合、下記の式(3)を評価値の演算方法とすることができる。
評価値C=交換後の予測寿命−交換前の予測寿命 ・・・(3)
その他、1台の部品について複数の方法(例えば、式(1)〜(3))を組み合わせた式(4)のような評価値の演算方法であってもよい。ここで、式(4)中のa、b及びcは係数であって、消費電力、安定性及び寿命のそれぞれの優先度に応じて定めることができる。
評価値=a×評価値A+b×評価値B+c×評価値C ・・・(4)
推定手段203は、装置20aで交換する部品21〜23が将来どのように使用されるかの「運用計画」の推定方法を生成手段204に出力する。この推定方法で推定される運用計画は、サービスサーバ10において部品の交換の是非の判定に利用される指標である。すなわち、この運用計画によって、将来の部品の使用環境を予測することができるため、部品を交換したほうが良いのか、部品を交換せずに使い続ける方が良いのかの判断が可能になる。
推定手段203が出力する運用計画の推定方法は、装置20aにおける優先事項及び部品21〜23毎に異なり、推定手段203では、各部品21〜23について予め運用計画の推定方法を有しており、この運用計画の推定方法から、交換が要求された部品に関する運用計画の推定方法を生成手段204に出力する。また、推定手段203は、外部から入力される信号に従って、予め有する複数の運用計画の推定方法から、いずれかの推定方法を選択可能としていてもよい。その他、推定手段203は、複数の推定方法を合わせて、運用計画の推定方法としてもよい。
例えば、部品が回路のON/OFFを制御するスイッチである場合、ON/OFF回数により寿命が決まるため、サービスサーバ10は、スイッチ回数の今後の運用計画を利用してスイッチを交換するか否か判定する。すなわち、スイッチのON/OFFの頻度を基準とし、現在の1年のON/OFFの平均回数を今後の1年毎のON/OFFの平均回数とした運用計画の推定方法を利用する。または、製品を1個作る際に必要なスイッチのON/OFF回数を算出できる場合は、今後の操業計画での製品の製造個数に合わせてスイッチのON/OFF回数を求める運用計画の推定方法を利用する。
生成手段204は、部品データ、履歴データ及び制約データから抽出した交換を希望する部品に関するデータと、評価手段202から入力した「評価値の演算方法」と、推定手段203から入力した「運用計画の推定方法」とを条件として含むリクエスト信号を生成する。具体的には、リクエスト信号は、部品の「識別子」、「種別」、「製造時期」、「仕様」、「使用方法の履歴」、「状態の履歴」、「使用期間」、「制約」、「評価値の演算方法」及び「運用計画の推定方法」等とともに、装置20a自体の「識別子」及び「場所」を条件として含んでいる。また、リクエスト信号では、部品の交換が早急に必要であるか否かを特定するフラグを含んでいる。例えば、「場所」は、装置20aや各部品21〜23でGPS装置を有しており、これによって測定される位置であってもよいし、装置20aで予め測定して記憶手段で記憶していてもよい。
通信手段205は、生成手段204が生成したリクエスト信号をサービスサーバ10に送信する。また、通信手段205は、送信したリクエスト信号に応じてサービスサーバ10から送信された結果を受信する。例えば、通信手段205が受信した結果が、ディスプレイ(図示せず)に表示されることで、装置20aのオペレータは部品の交換の予定を把握することができる。
なお、ここでは、装置20aについて説明したが、装置20b及び20cは、部品の種類及び数が異なる他は、装置20aと同様の構成を有する。すなわち、装置20b及び20cでも、それぞれ、更新手段201、評価手段202、推定手段203、生成手段204、通信手段205、部品データ記憶部211、履歴データ記憶部212及び制約データ記憶部213を備えている。
<サービスサーバ>
サービスサーバ10は、処理装置100と記憶装置110とを有する情報処理装置である。サービスサーバ10は、記憶装置110において、交換が希望されている部品に関する交換部品データを記憶する交換部品データ記憶部111と、現在は運用(使用)されていないがストックされている中古部品に関する中古部品データを記憶する中古部品データ記憶部112と、新品部品に関する新品部品データを記憶する新品部品データ記憶部113とを備えている。
また、サービスサーバ10は、処理装置100において、データの送受信を実行する通信手段101と、受信したリクエスト信号のデータを交換部品データに追加する追加手段102と、装置20a〜20cから必要な部品に関するデータを取得する取得手段103と、部品の交換の適合性を判定する判定処理部104と、部品の交換を支援する支援手段105と、判定処理部104の判定結果を通知する信号を生成する通知手段106と、中古部品に交換した装置20a〜20cの履歴データを更新させる更新手段107とを備えている。
図2に示すフローチャートを用いて、サービスサーバ10における処理を簡単に説明する。通信手段101が装置20aから部品の交換を希望するリクエスト信号を受信すると(S1)、追加手段102は、リクエスト信号に含まれる内容を交換部品データ記憶部111で記憶される交換部品データに追加する(S2)。
その後、判定処理部104は、交換部品データおよび中古部品データ記憶部112で記憶される中古部品データから、交換可能な部品を検索する(S3)。判定処理部104によって交換部品データ又は中古部品データから対応する部品があると判定された場合(S4でYES)、通知手段106は、対応する部品のデータを含む検索結果データを生成し、装置20aに送信する(S5)。
一方、部品データおよび中古部品データから、交換可能な部品があると判定されず(S4でNO)、早急に部品を交換する必要がある場合(S6でYES)、判定処理部104は、新品部品データ記憶部113で記憶される新品部品データから交換可能な部品を検索する(S7)。また、判定処理部104によって新品部品データから交換可能な部品があると判定された場合(S8でYES)、通知手段106は、検索された部品のデータを含む検索結果データを生成し、装置20aに送信する(S5)。
部品が早急に必要ではない場合(S6でNO)、通知手段106は、交換部品データ又は中古部品データに交換可能な部品が検索されない旨の検索結果データを生成し、装置20aに送信する(S5)。すなわち、部品の交換を急いでいないため、他の装置から交換可能な部品の交換を要求するリクエスト信号を受信するまで待機することになる。
また、新品部品データからも交換可能な部品が検索されない場合(S8でNO)、通知手段106は、交換可能な部品が検索されない旨の検索結果データを生成し、装置20aに送信する(S5)。すなわち、他の装置の部品、中古部品及び新品部品から交換可能な部品が検索されない場合、リクエスト信号を送信した装置では、他の方法による部品の入手を検討する必要があることもあるため、部品が検索されない旨を通知する。
続いて、サービスサーバ10における各構成について説明する。交換部品データ記憶部111が記憶する交換部品データは、サービスサーバ10と接続される装置20a〜20cが交換を希望している部品に関するデータである。具体的には、交換部品データは、各装置20a〜20cが送信したリクエスト信号に含まれたデータで構成されるため、交換が希望されている部品の「識別子」、「種別」、「製造時期」、「仕様」、「使用方法の履歴」、「状態の履歴」、「使用期間」、「制約」、「評価値の演算方法」、及び「運用計画の推定方法」等とともに、部品の交換を希望する装置20a〜20cの「識別子」及び「場所」を含んでいる。
中古部品データ記憶部112は、交換用にストック棚等で保管されている中古部品に関するデータである。具体的には、中古部品の「識別子」、「種別」、「製造時期」、「仕様」、「使用方法の履歴」、「状態の履歴」及び「使用期間」等を含んでいる。
新品部品データ記憶部113は、交換用にストック棚等で保管されている新品部品に関するデータである。具体的には、新品部品の「識別子」、「種別」、「製造時期」及び「仕様」等を含んでいる。
追加手段102は、通信手段101が装置20a〜20cからリクエスト信号を受信すると、リクエスト信号に含まれるデータを交換部品データに追加する。また、追加手段102は、部品の交換が終了すると、交換した部品のデータについて、交換部品データから削除する。
取得手段103は、定期的なタイミングや、新たなリクエスト信号を受信したタイミング等の所定のタイミングで、通信手段101を介して装置20a〜20cから交換が希望されている部品(交換部品データに登録されている部品)のデータを取得する。また、取得手段103は、取得したデータで、交換部品データを更新する。すなわち、交換部品データに含まれる「識別子」や「種別」等は変化することはないが、「評価値の演算方法」のように時間の経過とともに変化するデータもある。したがって、取得手段103は、変化するデータについて、その部品を有する装置20a〜20cから取得して、交換部品データに反映する。
判定処理部104は、部品データ、中古部品データ及び新品部品データから、交換する部品を検索するため、目的の用途に利用する部品を選択する部品選択手段104a、要求する効果を得る部品を検索する評価比較手段104b、部品の交換の是非(要否)を判定する交換判定手段104cおよび利用先での制約を満たす部品を検索する制約比較手段104dを備えている。
部品選択手段104aは、通信手段101が受信したリクエスト信号に含まれる「種別」を交換部品データ及び中古部品データに含まれる部品の「種別」と比較し、「種別」の互換性条件を満たす部品を選択する。また、交換部品データ及び中古部品データに「種別」が一致する部品がなく、早急に部品を交換する必要がある場合(リクエスト信号に含まれるフラグで部品の交換が早急に必要であることが特定される場合)、部品選択手段104aは、リクエスト信号に含まれる「種別」を新品部品データに含まれる部品の「種別」と比較し、「種別」の条件を満たす部品を選択する。ここで、種別が一致する部品が複数ある場合、部品選択手段104aは、複数の部品を選択する。
評価比較手段104bは、通信手段101が受信したリクエスト信号と部品選択手段104aが選択した部品のデータを利用して、部品を交換する前について求めた「評価値」と部品を交換した場合について求めた「評価値」とを比較し、条件を満たすか否か判定する。ここで、部品選択手段104aによって複数の部品が選択されている場合、これら複数の部品についてそれぞれ評価値を比較し、評価値の条件を判定する。
部品選択手段104aが交換部品データから部品を選択した場合と、部品選択手段104aが中古部品データ又は新品部品データから部品を選択した場合とでは、評価比較手段104bにおける処理は異なる。
具体的には、部品選択手段104aが交換部品データから部品を選択した場合、部品を交換する各装置で、部品の交換により改善が得られる必要がある。例えば、装置20aが有する部品(「部品a」とする)の交換がリクエスト信号で要求され、これに対し、部品選択手段104aによって、装置20bが有する部品(「部品b」とする)が選択されたとする。この場合、装置20aの部品aと装置20bの部品bとを交換するためには、装置20aで部品aに代えて部品bを使用することで改善が得られ、かつ、装置20bで部品bに代えて部品aを使用することで改善が得られる必要がある。
したがって、評価比較手段104bは、まず、装置20aで部品aを使用する場合の「評価値A1」と、装置20aで部品aを部品bに交換した場合の「評価値A2」を求める。また、評価比較手段104bは、評価値A1と評価値A2とを比較し、評価値A2が評価値A1より大きくなった場合に交換により改善が得られると判定する。次に、評価比較手段104bは、装置20bで部品bを使用する場合の「評価値B1」と、装置20bで部品bを部品aに交換した場合の「評価値B2」を求める。また、評価比較手段104bは、評価値B1と評価値B2とを比較し、評価値B2が評価値B1より大きくなった場合に交換により改善が得られると判定する。この結果、それぞれ交換により改善が得られる場合、すなわち、評価値A1より評価値A2が大きく、かつ、評価値B1より評価値B2が大きくなった場合、評価比較手段104bは、評価値については、部品の交換の条件を満たすと判定する。なお、部品の交換後により改善が得られるとともに、各評価値の差がそれぞれ所定の値以上である場合に評価値の条件を満たすとしてもよい。
「評価値A1」は、リクエスト信号に含まれる評価値の演算方法で、リクエスト信号に含まれる部品aのデータを利用して求めることができる。また、「評価値A2」は、リクエスト信号に含まれる評価値の演算方法で、交換部品データが含む部品bのデータを利用して求めることができる。「評価値B1」は、交換部品データが含む部品bに対応する評価値の演算方法で、交換部品データが含む部品bのデータを利用して求めることができる。また、「評価値B2」は、交換部品データが含む部品bに対応する評価値の演算方法で、リクエスト信号に含まれる部品aのデータを利用して求めることができる。
一方、部品選択手段104aが中古部品データ又は新品部品データから部品を選択した場合、評価比較手段104bは、部品を交換する装置で部品の交換により改善が得られるか否かを判定する。例えば、装置20aが有する部品(「部品a」とする)の交換がリクエスト信号で要求され、これに対し、部品選択手段104aによって、中古部品データ又は新品部品データから部品(「部品c」とする)が選択されたとする。この場合、装置20aで、装置20aの部品aを部品cに交換するためには、装置20aで部品aに代えて部品cを使用することで改善が得られる必要がある。
したがって、評価比較手段104bは、装置20aで部品aを使用する場合の評価値(「評価値A3」とする)と、装置20aで部品aを部品cに交換した場合の評価値(「評価値A4」とする)を求める。また、評価比較手段104bは、評価値A3と評価値A4とを比較し、評価値A4が評価値A3より大きくなった場合に交換により改善が得られたと判定し、評価値の条件を満たすと判定する。なお、この評価値の差が所定の値以上である場合に評価値の条件を満たすとしてもよい。
「評価値A3」は、リクエスト信号に含まれる評価値の演算方法で、リクエスト信号に含まれる部品aのデータを利用して求めることができる。また、「評価値A4」は、リクエスト信号に含まれる評価値の演算方法で、中古部品データ又は新品データが含む部品cのデータを利用して求めることができる。
また、評価値の演算方法が「運用履歴」に加え、「運用計画の情報」を必要とする場合もある。例えば、評価値が寿命に関係する指標であり、部品が電子部品であって、寿命が通電時間と電源ON/OFF回数で決定される場合を考える。この場合、評価値の演算では、「運用履歴」であるこれまでの通電時間及び電源ON/OFF回数に加え、「運用計画の情報」として運用計画の推定方法に基づく各年の推定通電時間及び推定電源ON/OFF回数を利用することができる。このように、運用履歴や運用計画の情報を利用する場合、評価比較手段104bは、リクエスト信号や記憶装置110に記憶されるデータから運用履歴や運用計画の方法を抽出したうえで、評価値を求める。
例えば、「運用履歴」は、部品の「使用方法の履歴」、「状態の履歴」及び「使用期間」である。具体的には、リクエスト信号で交換が要求された部品の「運用履歴」には、リクエスト信号に含まれる「使用方法の履歴」、「状態の履歴」及び「使用期間」を使用する。また、部品選択手段104aによって交換部品データから選択された部品の「運用履歴」には、交換部品データに含まれる「使用方法の履歴」、「状態の履歴」及び「使用期間」を使用する。さらに、部品選択手段104aによって、中古部品データから選択された部品の「運用履歴」には、中古部品データに含まれる「使用方法の履歴」、「状態の履歴」及び「使用期間」を使用する。なお、部品選択手段104aによって、新品部品データから選択された部品は過去に使用していないため、「運用履歴」を考慮する必要はない。また、中古部品について、「使用方法の履歴」、「状態の履歴」、及び、「使用期間」のいずれかが不明な場合、登録の際に、予め設定される仮定の履歴を付して中古部品データに登録するようにしてもよい。さらに、部品の外見から定めた推定の履歴を付して中古部品データに登録してもよい。
「運用計画の情報」は、部品の「運用計画の推定方法」から特定することができる。ここで、部品選択手段104aが交換部品データから部品を選択した場合には、評価比較手段104bは、部品を交換する各装置の部品に関する「運用計画の推定方法」を使用する。また、部品選択手段104aが中古部品データ又は新品部品データから部品を選択した場合には、評価比較手段104bは、部品を使用する装置の部品に関する「運用計画の推定方法」のみを使用する。
例えば、上述したように、装置20aが有する部品aの交換が要求され、部品選択手段104aによって装置20bが有する部品bが交換対象として選択されたとき、評価比較手段104bは、装置20aでの運用計画の推定方法と装置20bでの運用計画の推定方法を利用する。具体的には、評価比較手段104bは、リクエスト信号に含まれる装置20aの運用計画の推定方法(「推定方法A」とする)を抽出するとともに、交換部品データから装置20bの運用計画の推定方法(「推定方法B」とする)を抽出する。その後、評価比較手段104bは、評価値A1と及び評価値A2の演算の際に推定方法Aを用いるとともに、評価値B1及び評価値B2の演算の際に推定方法Bを用いる。
一方、例えば、上述したように、装置20aが有する部品aの交換が要求され、部品選択手段104aによってが中古部品又は新品である部品cが交換対象として選択されたとき、評価比較手段104bは、装置20aでの運用計画の推定方法を利用する。具体的には、評価比較手段104bは、リクエスト信号に含まれる装置20aの運用計画の推定方法(「推定方法A」とする)を抽出する。その後、評価比較手段104bは、評価値A3及び評価値A4の演算の際に推定方法Aを用いる。
制約比較手段104dは、通信手段101が受信したリクエスト信号と部品選択手段104aが選択した部品のデータを利用して、評価比較手段104bに「指定した改善を得られる」と評価された部品が、部品を希望する装置での「制約」の条件を満たすか否かを判定する。すなわち、制約比較手段104dは、部品が、装置での制約に従って使用可能であるかを判定する。ここで、評価比較手段104bによって複数の部品が評価比較の条件を満たすと判定されている場合、そのそれぞれに対して「制約」の条件判定を実施する。
部品選択手段104aが交換部品データから部品を選択した場合と、部品選択手段104aが中古部品データ又は新品部品データから部品を選択した場合とでは、制約比較手段104dにおける処理は異なる。
具体的には、部品選択手段104aが交換部品データから部品を選択した場合、制約比較手段104dは、まず、部品選択手段104aが選択した部品が、リクエスト信号に含まれる「制約」に対応可能であるか否かを判定する。また、制約比較手段104dは、リクエスト信号で交換が要求されている部品が、部品選択手段104aで選択した部品のデータの「制約」に対応可能であるか否かを判定する。各部品ともにそれぞれ比較対象の制約の条件を満たす場合、この部品は、制約についても交換の条件を満たすことになる。
また、部品選択手段104aが中古部品データ又は新品部品データから部品を選択した場合、制約比較手段104dは、部品選択手段104aが選択した部品が、リクエスト信号に含まれる「制約」に対応可能であるか否かを判定する。部品が比較対象の制約の条件を満たす場合、この部品は、制約についても交換の条件を満たすことになる。
交換判定手段104cは、通信手段101が受信したリクエスト信号と部品選択手段104aが選択した部品のデータを利用して、地理的な条件による輸送コストや部品交換にかかる時間、人件費を計算に入れて、交換判定を実施する。交換判定の条件は、部品の交換の是非であって、部品を交換した方が良いか又は部品を交換せずに使い続けた方が良いかの判定である。制約比較手段104dによって複数の部品が評価値の条件を満たすと判定されている場合、これら複数の部品について、それぞれ部品を交換した方が良いか否かを判定する。判定は、例えば、交換による利益を金銭に換算した値と、交換にかかるコストを金銭に換算した値との差を「判定値」として利用する。交換判定手段104cは、交換対象の各部品について求めた判定値を規定値と比較し、各部品について「交換判定」の条件を満たすか否かを判定する。
判定値の算出方法は予め定められており、ここでは、交換による利益を表す値と交換に要するコストを表す値を利用して説明したが、これらはあくまでも一例であって、これに限定されない。例えば、出費を判定基準にする場合は、交換にかかるコストのみを判定値とするのでも構わない。
なお、交換部品データから選択された部品の交換は相手を必要とするものであるため、相手装置にとっては評価が良くない場合、あるいは相手装置のオペレータが何らかの理由で交換を望まない場合等は、交換が成立しないことも考えられる。このような場合は他の複数候補のなかから、順次、交換対象を選び出し、成立性を確認するように構成してもよい。また、2装置間だけでなく、3装置間以上など、多装置間で同時に交換するように構成しても構わない。
支援手段105は、判定処理部104で交換対象の部品が決定されると、部品交換のための支援データを生成する。支援データとは、例えば、交換対象の部品が他の装置で使用している部品である場合には、それぞれ交換する部品についての交換元の装置から交換先の装置への部品の移動手順である。または、交換対象の部品が中古部品や新品部品である場合、支援データとは、この中古部品や新品部品が保管される場所から、交換先の装置への移動手順等のデータである。なお、部品選択手段104aで複数の部品が選択され、また、「評価値の条件」、「制約の条件」及び「交換判定の条件」を満たす部品が複数ある場合、支援手段105は、予め定められるルールで複数の部品から1の部品を交換対象の部品とする。例えば、支援手段105は、評価値の最も高い部品を交換対象とする。
通知手段106は、判定処理部104で選択された交換対象と決定された部品の「識別子」、部品の「場所に関する情報」、交換による効果、すなわち、評価比較手段104bによって求められた「評価値」と、支援手段105が生成した「支援データ」とを含む検索結果データを生成する。また、通知手段106は、通信手段101を介して、部品の交換を要求した装置20a〜20cに生成した検索結果データを送信する。ここで、部品の「場所に関する情報」とは、現在他の装置で使用している部品の場合には、この部品を使用している装置の「識別子」及び「場所」である。このように異なる装置で使用される部品同士を交換する場合、通知手段106は、リクエスト信号を送信した装置に検索結果データを送信するだけでなく、この装置と部品を交換する装置に対しても、リクエスト信号に含まれる部品の「識別子」、「場所」とともに、支援データを含む検索結果データを送信する。また、中古部品や新品部品の場合には、部品の「保管場所」が「場所に関する情報」である。
更新手段107は、通知手段106が検索結果データを送信した装置20a〜20cで部品が交換されると、交換した部品について部品データを更新させる。すなわち、装置20a〜20cで部品を交換すると、交換後の部品は、部品データ記憶部211で記憶している部品データに含まれる部品のデータと異なるものとなる。したがって、更新手段107は、装置20a〜20cで部品を交換する際、交換部品データ、中古部品データ又は新品部品データから必要な部品のデータを抽出して部品を交換する装置に送信し、送信した部品のデータで部品データを更新させる。
なお、図1で示す部品交換サービスシステム1Aでは、サービスサーバ10を1台の情報処理装置で構成するものとして示しているが、サービスサーバ10を複数台の情報処理装置で構成するものとしてもよい。また、部品交換サービスシステム1Aでサービスサーバ10を複数台備え、処理を効率化するように構成してもよい。
上述したように、第1実施形態に係る部品交換サービスシステム1Aでは、部品の交換を希望する各装置から部品交換の際の条件(履歴、評価方法、制約等)を含むリクエスト信号によって部品交換を要求している。したがって、サービスサーバ10においてこのリクエスト信号に含まれるデータを収集し、使用中の部品であったとしても、交換対象とすることができる。
[変形例]
上述したサービスサーバ10では、リクエスト信号で要求された部品と交換可能な部品のみを検索していたが、同一の装置間で他に交換可能な部品がある場合、部品の交換を推薦する推薦手段を有していてもよい。すなわち、1台の部品を移動するよりも、同時に複数の部品を移動させる方が効率が良いため、他に同一装置間で交換することで部品の有効利用を実現するとともに、輸送コスト等も低減できるためである。
また、サービスサーバ10は、交換部品データ記憶部111で記憶されている部品の種別を集計し、接続される情報処理装置(図示せず)に集計データを送信する集計手段を有してもよい。この集計手段によって提供される集計データでは、交換が希望されている部品の種別が特定できるため、どのような部品が不足しているかを判断することで、部品の製造元や供給元で利用することができる。
さらに、サービスサーバ10は、各装置での制約の変更を監視し、制約が変更した場合には、各部品が制約を満たすか否かを判定し、制約を満たさなくなった場合に部品の変更を促すデータを各装置に送信する制約監視手段を有していてもよい。すなわち、法律や条例等の制約は不定期で変更されるため、このような変更に応じた部品の変更を実現することが可能になる。
また、サービスサーバ10は、部品の交換タイミングを利用して部品の故障確率を収集し、各部品のバスタブ曲線を生成する収集手段を有していてもよい。このようにして生成されるバスタブ曲線は、例えば接続される情報処理装置(図示せず)に送信して部品の管理や解析に利用することもできるし、各部品を有する装置に送信して部品の交換タイミングの判断に利用させることもできる。
さらに、サービスサーバ10は、接続される情報処理装置(図示せず)から入力する検索信号に応じて、希望される部品を各装置や保管場所から検索するように利用することもできる。例えば、複数の条件を含む検索信号を入力したサービスサーバ10では、図2を用いて上述したフローチャートの処理で部品を検索し、検索結果を情報処理装置に提供する。
[第2実施形態]
図3に示すように、第2実施形態に係る部品交換サービスシステム1Bは、図1に示す部品交換サービスシステム1Aのようにサービスサーバを備えておらず、複数の装置20d〜20fが接続されている。各装置20d〜20fは、図1に示す装置20a〜20cと比較して、検索手段206を備えている点で異なる。この検索手段206は、装置20d〜20fで交換する部品を検索する際に利用する。
なお、ここでは、装置20dについて説明し、装置20e,20fに関する説明は省略するが、装置20e,20fも装置20dと同一の構成である。また、図3では、部品交換サービスシステム1Bに3台の装置20d〜20fが接続される一例を示しているが、部品交換サービスシステム1Bで接続される装置の数は限定されない。
例えば、装置20dは、部品の交換を希望する際には、図1を用いて上述した装置20aと同様に、交換を希望する部品の部品に関するデータ(部品の「識別子」、「種別」、「製造時期」、「仕様」、「使用方法の履歴」、「状態の履歴」、「使用期間」、「制約」、)と、評価手段202で得られた「評価値の演算方法」と、推定手段203から出力された「運用計画の推定方法」とを条件として含むリクエスト信号を生成し、接続される他の装置20e,20fに送信する。
また、装置20dは、他の装置20e,20fからリクエスト信号を受信すると、検索手段206によって条件を満たす部品が装置20d内に存在するか否かを判定する。具体的には、検索手段206は、部品データを参照し、該当する部品を検索する。また、検索手段206は、条件を満たす部品が装置20d内に存在するか否かを検索し、検索結果をリクエスト信号を送信した装置20e,20fに送信する。
その他、装置20dは、他の装置から受信したリクエスト信号に含まれる装置の識別子及び部品の種別を対応付けるリストを記憶する記憶部を備えていてもよい。この場合、装置20dでは、どの装置でどの種別の部品を有しているかを記憶しているため、自装置20dでリクエスト信号を送信する場合に交換対象の部品を有することが予め把握できている装置に優先的にリクエスト信号を送信することができる。また、他の装置からリクエスト信号を受信した場合にも、リクエスト信号に含まれる種別の部品を有する装置を紹介することができる。
なお、ここでは、装置20dについて説明したが、装置20e及び20fは、部品の種類及び数が異なる他は、装置20dと同様の構成を有する。すなわち、装置20e及び20fでも、それぞれ、更新手段201、評価手段202、推定手段203、生成手段204、通信手段205、検索手段206、部品データ記憶部211、履歴データ記憶部212及び制約データ記憶部213を備えている。
上述したように、第2実施形態に係る部品交換サービスシステム1Bでは、部品の交換を希望する各装置から接続される他の装置に部品交換の際の条件(履歴、評価方法、制約等)を含むリクエスト信号によって部品交換を要求している。したがって、リクエスト信号を受信した他の装置では、このリクエスト信号に含まれる部品と交換可能な部品がある場合、使用中の部品であったとしても、交換対象とすることができる。
以上、実施形態を用いて本発明を詳細に説明したが、本発明は本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではない。本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載及び特許請求の範囲の記載と均等の範囲により決定されるものである。
1A,1B…部品交換サービスシステム
10…サービスサーバ
101…通信手段
102…追加手段
103…取得手段
104…判定処理部
104a…部品選択手段
104b…評価比較手段
104c…交換判定手段
104d…制約比較手段
105…支援手段
106…通知手段
107…更新手段
111…交換部品データ記憶部
112…中古部品データ記憶部
113…新品部品データ記憶部
20a〜20c…装置
21〜23…部品
201…更新手段
202…評価手段
203…推定手段
204…生成手段
205…通信手段(通知手段)
206…検索手段
211…部品データ記憶部
212…履歴データ記憶部
213…制約データ記憶部

Claims (4)

  1. サービスサーバと接続される複数の装置間での部品の交換を支援する部品交換サービスシステムであって、
    前記各装置にそれぞれ備えられ、当該装置内の部品を交換する際の条件の一部として部品の運用履歴に関するデータを含み、当該部品の交換を要求する交換リクエストを送信する通信手段と、
    前記サービスサーバに備えられ、前記各装置が部品の交換を要求する際の条件の一部として部品の運用履歴を含む交換部品データを記憶する交換部品データ記憶部と、
    前記サービスサーバに備えられ、前記装置から交換リクエストを受信すると、受信した交換リクエストに含まれる内容を前記交換部品データに追加する追加手段と、
    前記サービスサーバに備えられ、前記装置から受信した交換リクエストをもとに、当該交換リクエストに含まれる条件と前記交換部品データに含まれる条件とを比較し、運用履歴の条件を満たすとともに、他の条件についても適合する部品を検索する判定処理手段と、
    前記サービスサーバに備えられ、前記判定処理手段による検索結果を前記装置に通知する通知手段と、
    を有することを特徴とする部品交換サービスシステム。
  2. 互いに接続される複数の装置間での部品の交換を支援する部品交換サービスシステムであって、
    前記各装置にそれぞれ備えられ、当該装置内の部品を交換する際の条件の一部として部品の運用履歴に関するデータを含み、当該部品の交換を要求する交換リクエストを送信する通信手段と、
    前記各装置にそれぞれ備えられ、他の装置から交換リクエストを受信すると、当該交換リクエストに含まれる条件と自装置が有する部品とを比較し、使用履歴の条件を満たすとともに、他の条件についても適合する部品を検索する判定処理手段と、
    前記各装置に備えられ、前記判定処理手段による検索結果を前記装置に通知する通知手段と、
    を有することを特徴とする部品交換サービスシステム。
  3. 前記条件には、部品を交換した後の装置における利益を表す評価値、部品を交換後の運用計画又は部品を使用する際の制約の少なくともいずれかを含むことを特徴とする請求項1又は2記載の部品交換サービスシステム。
  4. 前記サービスサーバに備えられ、予め保管される部品に関する部品データを記憶する部品データ記憶部をさらに有し、
    前記判定処理手段は、前記交換部品データに条件に適合する部品が検索されない場合、前記部品データから条件に適合する部品を検索する
    ことを特徴とする請求項1記載の部品交換サービスシステム。
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