JP2015200015A - 高温環境における耐摩耗性に優れた厚鋼板 - Google Patents
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(1)質量%で、
C:0.18〜0.25%、
Si:0.05〜1.00%、
Mn:0.10〜2.00%、
P:0.020%以下、
S:0.0050%以下、
Al:0.005〜0.100%、
Cr:0.05〜2.00%、
Nb:0.005〜0.100%、
Ti:0.005〜0.100%、
W:0.05〜1.00%、
下記の(1)式で定義されるDI*が45.0以上、残部Feおよび不可避的不純物からなる組成と、旧オーステナイト粒径が30μm以下である焼入れままマルテンサイト相を主相とする組織と、さらに、表面硬さが、ブリネル硬さHBW10/3000で400以上を有することを特徴とする高温環境における耐摩耗性に優れた厚鋼板。
DI*=33.85×(0.1×C)0.5×(0.7×Si+1)×(3.33×Mn+1)×(0.35×Cu+1)×(0.36×Ni+1)×(2.16×Cr+1)×(3×Mo+1)×(1.75×V+1)×(1.5×W+1) (1)
式において、各合金元素は含有量(質量%)とし、含有しない元素は0とする。
(2)
さらに、質量%で、
N:0.0015〜0.0050%、
を含有することを特徴とする(1)に記載の高温環境における耐摩耗性に優れた厚鋼板。
(3)さらに、質量%で、
Mo:0.05〜1.00%、
Cu:0.03〜1.00%、
Ni:0.03〜2.00%、
V:0.005〜0.100%、
B:0.0003〜0.0030%
から選ばれる一種または二種以上を含有することを特徴とする(1)または(2)に記載の高温環境における耐摩耗性に優れた厚鋼板。
(4)さらに、質量%で、
REM:0.0005〜0.0080%、
Ca:0.0005〜0.0050%、
Mg:0.0005〜0.0050%、
から選ばれる一種または二種以上を含有することを特徴とする(1)ないし(3)のいずれか一つに記載の高温環境における耐摩耗性に優れた厚鋼板。
[成分組成]以下の説明で%は質量%とする。
Cは、鋼板の硬さを高め、耐摩耗性を向上させるために重要な元素である。Cが0.18%未満では十分な硬さが得られない。一方、0.25%を超える多量の含有は、溶接性、低温靭性および加工性を低下させるため、0.18〜0.25%の範囲に限定した。なお、好ましくは0.20〜0.23%である。
Siは、溶鋼の脱酸剤として作用する有効な元素であり、また、固溶強化により鋼板の強度向上に有効に寄与する元素である。このような効果を確保するためには0.05%以上の含有を必要とする。一方、1.00%を超えて多量に含有すると、延性、靭性が低下し、また介在物が増加するため、0.05〜1.00%の範囲に限定した。なお、好ましくは0.15〜0.45%である。
Mnは、焼入れ性を向上させる元素である。このような効果を確保するためには、0.10%以上含有する必要がある。一方、2.00%を超えて含有すると、Cr、Moを含有する高強度鋼では焼き戻し脆性が発生するとともに、溶接熱影響部の硬さが高くなり溶接性が低下するため、0.10〜2.00%の範囲に限定した。なお、好ましくは0.40〜1.70%、より好ましくは0.50〜1.00%である。
Pは、鋼中に多量含有すると低温靭性の低下を招くため、0.020%を上限とする。できるだけ低減することが望ましいが、過度の低減は精錬コストの高騰を招くため、0.005%以上とすることが望ましい。
Sは、鋼中に多量に含まれるとMnSとして析出し、破壊発生の起点となり、靭性の劣化を招くため、0.0050%を上限とする。できるだけ低減することが望ましいが、過度の低減は精錬コストの高騰を招くため、0.0005%以上とすることが望ましい。
Alは、溶鋼の脱酸剤として作用する有効な元素であり、また、結晶粒の微細化により低温靱性の向上に寄与する。このような効果を得るためには0.005%以上の含有を必要とする。一方、0.100%を超えて含有すると、溶接性が低下するため、0.005〜0.100%の範囲に限定した。なお、好ましくは0.015〜0.035%である。
Crは、焼入れ性を高め、マルテンサイト相を微細化することにより低温靱性を向上させる効果を有する。Crは、摩耗による発熱あるいは高温に曝される環境において、固溶強化により高温硬さの低下を抑制し、耐高温摩耗性の向上に寄与する。このような効果を得るためには0.05%以上の含有を必要とする。0.05%未満では、このような効果を十分に発揮することができない。一方、2.00%を超えて含有すると、溶接性が低下するとともに、製造コストが高騰する。このため、Crは0.05〜2.00%の範囲に限定した。なお、好ましくは、0.07〜1.00%、より好ましくは0.20〜0.90%の範囲である。
Nbは、炭窒化物として析出し、組織の微細化を介して靭性の向上に有効に寄与する元素である。このような効果を得るためには0.005%以上の含有を必要とする。一方、0.100%を超えて含有すると、溶接性が低下するため、0.005〜0.100%の範囲に限定する。なお、組織微細化の観点から、0.012〜0.030%の範囲とすることが好ましい。
Tiは、TiNとして析出し、固溶Nの固定を介して靭性向上に寄与する元素である。また、TiNはオーステナイト結晶粒界をピンニングしてオーステナイト結晶粒の粗大化を抑制する元素である。このような効果を得るためには0.005%以上含有する必要がある。一方、0.100%を超えて含有すると、粗大な炭窒化物が析出し、靭性が低下するため、0.005〜0.100%の範囲に限定する。なお、コスト低減という観点から、0.005〜0.030%の範囲に限定することが好ましい。
Wは、本発明において重要な元素である。Wは焼入れ性を高め、マルテンサイト相を微細化することにより低温靱性を向上させる効果を有する。また、摩耗による発熱あるいは高温に曝される環境において、固溶Wが微細析出することにより、また、固溶Wの固溶強化により、高温硬さの低下を抑制して、耐高温摩耗性を向上させる効果を有する。このような効果を得るためには、0.05%以上の含有を必要とする。Wが0.05%未満では、このような効果を十分に発揮することができない。一方、1.00%を超えて含有すると、溶接性が低下するうえ、製造コストが高騰する。このため、Wは0.05〜1.00%の範囲に限定した。なお、好ましくは、0.10〜0.50%、より好ましくは0.20〜0.40%である。
DI*が45.0未満では、鋼板表層からの焼入れ深さが10mmを下回り、耐摩耗鋼板としての寿命が短くなる。そのため、DI*は45.0以上に限定した。なお、好ましくは75.0以上である。DI*は以下の(1)式で求める。
DI*=33.85×(0.1×C)0.5×(0.7×Si+1)×(3.33×Mn+1)×(0.35×Cu+1)×(0.36×Ni+1)×(2.16×Cr+1)×(3×Mo+1)×(1.75×V+1)×(1.5×W+1)・・・(1)
(ここで、C、Si、Mn、Cu、Ni、Cr、Mo、V、W:各元素の含有量(質量%)で、含有しない元素は零として計算する。)
上記成分が基本成分組成で、残部Feおよび不可避的不純物である。不可避的不純物の一例としてNが挙げられる。Nは不純物であるが、適量含有すると有用な効果があるため、製鋼工程にける脱ガス処理において溶鋼中のN含有量を以下の範囲に調整することが好ましい。更に特性を向上させる場合、選択元素として、Mo、Cu、Ni、V、B、REM、Ca、Mgの1種または2種以上を含有できる。
NはTiと反応してTiNとして析出し、オーステナイト粒径の微細化に寄与する元素である。このような効果を得るためには0.0015%以上含有する必要がある。一方、0.0050%を超えて含有すると、粗大な窒化物が析出し、靭性が低下するため、0.0015〜0.0050%の範囲に限定する。なお、過度の脱窒は製鋼コストを増大させるため、コスト低減という観点からは、0.0020〜0.0050%の範囲に限定することが好ましい。
Moは、焼入れ性を高め、マルテンサイト相を微細化することにより低温靱性を向上させる効果を有する。このような効果を得るためには、0.05%以上を必要とする。一方、1.00%を超えて含有すると、溶接性が低下し、製造コストが高騰するため、含有する場合は0.05〜1.00%の範囲とする。なお、好ましくは、0.10〜0.50%、より好ましくは0.10〜0.20%である。
Cuは、焼入れ性向上に寄与する元素である。このような効果を得るためには、0.03%以上含有する必要がある。一方、1.00%を超えて含有すると、熱間加工性が低下し、製造コストも高騰するため、含有する場合には、0.03〜1.00%の範囲に限定することが好ましい。なお、コストのより低減という観点からは、0.03〜0.50%の範囲に限定することがより好ましい。
Niは、焼入れ性を向上させるとともに、低温靭性向上にも寄与する元素である。このような効果を得るためには、0.03%以上の含有を必要とする。一方、2.00%を超える含有は、製造コストを上昇させるため、含有する場合には、0.03〜2.00%の範囲に限定する。なお、コストのより低減という観点からは、0.03〜0.50%の範囲に限定することがより好ましい。
Vは、炭窒化物として析出し、組織を微細化する効果を介して靱性向上に寄与する元素である。このような効果を得るためには、0.005%以上含有する必要がある。一方、0.100%を超えて含有すると、溶接性が低下するため、含有する場合には、0.005〜0.100%の範囲に限定する。なお、好ましくは0.020〜0.100%である。
Bは、微量含有で焼入れ性向上に寄与する元素である。このような効果を得るためには、0.0003%以上含有する必要がある。一方、0.0030%を超えて含有すると靭性が低下するため、含有する場合には、0.0003〜0.0030%の範囲に限定する。なお、CO2溶接部など低入熱溶接部における低温割れを抑制する観点からは、0.0003〜0.0015%の範囲に限定することが好ましい。
REMは、Sを固定し、靱性低下の原因となるMnSの生成を抑制する。このような効果を得るためには0.0005%以上含有する必要がある。一方、0.0080%を超えて含有すると鋼中介在物量が増加し、靱性の低下を招くため、含有する場合には、0.0005〜0.0080%の範囲に限定する。なお、好ましくは0.0005〜0.0030%である。
Caは、Sを固定し、靱性低下の原因となるMnSの生成を抑制する。このような効果を得るためには0.0005%以上含有する必要がある。一方、0.0050%を超えて含有すると鋼中介在物量が増加し、かえって靱性の低下を招く。このため、含有する場合には、0.0005〜0.0050%の範囲に限定する。なお、好ましくは0.0005〜0.0030%である。
Mgは、Sを固定し、靱性低下の原因となるMnSの生成を抑制する。このような効果を得るためには0.0005%以上含有する必要がある。一方、0.0050%を超えて含有すると鋼中介在物量が増加し、靱性の低下を招くため、含有する場合には、0.0005〜0.0050%の範囲に限定する。なお、好ましくは0.0005〜0.0040%である。
本発明に係る耐摩耗鋼板は、上記成分組成を有し、焼入れままマルテンサイト相を主相とし、旧オーステナイト粒径が30μm以下である組織を有する。「主相」は、面積率で90%以上である相とする。
焼入れままマルテンサイト相の相分率が、面積率で90%未満では、主相とならず、所望の硬さを確保できず、耐摩耗性が低下し、十分な低温靭性を確保できないため、90%以上とする。なお、面積率は好ましくは95%以上である。残部の相は特に規定しない。
焼入れままマルテンサイト相の相分率が面積率で90%以上を確保できても、旧γ粒径が30μmを超えて粗大となると、低温靭性が低下するため、30μm以下とする。好ましくは25μm以下、より好ましくは20μm以下である。なお、旧γ粒径は、ピクリン酸腐食液で腐食した組織を光学顕微鏡(倍率:400倍)で観察し、JIS G 0551の規定に準拠して求めた値を用いるものとする。
表面硬さをブリネル硬さHBW10/3000で400以上とする。表面硬度がブリネル硬さHBW10/3000で400未満では、耐摩耗鋼板としての寿命が短くなるため、400以上とする。なお、ブリネル硬さは、JIS Z 2243の規定に準拠して測定するものとする。
加熱温度が950℃未満では、変形抵抗が高くて圧延負荷が過大となり、熱間圧延ができない。一方、1200℃を超える高温では、結晶粒の粗大化が著しくなり、所望の靭性を確保できなくなる。このため、加熱温度は950〜1200℃の範囲に限定することが好ましい。
(1)組織観察
得られた鋼板の板厚の1/4となる位置から、観察面が圧延方向と平行方向断面となるように組織観察用試験片を採取し、研磨後、ピクリン酸腐食液で腐食して旧γ粒を現出させた。光学顕微鏡(倍率:400倍)で観察し、各100個の旧γ粒の円相当径を測定し、得られた値を算術平均し、平均値をその鋼板の旧γ粒径とした。
(2)表面硬さ試験
得られた鋼板から、表面硬さ測定用試験片を採取し、JIS Z 2243(1998)の規定に準拠し、表面硬さHBW10/3000を測定した。硬さ測定は、10mmのタングステン硬球を使用し、荷重は3000kgfとした。
(3)シャルピー衝撃試験
得られた鋼板の板厚の1/4の位置で、圧延方向に垂直な方向(C方向)からVノッチ試験片を採取し、JIS Z 2242(1998)の規定に準拠して、シャルピー衝撃試験を実施した。試験温度は−40℃での吸収エネルギーvE−40(J)を求めた。なお、試験片本数は各3本とし、その算術平均を当該鋼板の吸収エネルギーvE−40とした。vE−40が30J以上である鋼板を母材の低温靱性に優れる鋼板と評価した。
(4)耐高温摩耗試験
得られた鋼板から、高温硬さ測定用試験片を採取し、鋼板断面を鏡面まで研磨し、JIS Z 2252(1991)の規定に準拠し、高温ビッカース硬さを測定した。測定位置は表面から1mmとし、試験荷重は1kgfとした。300℃での高温ビッカース硬さが300以上である場合を「耐高温摩耗性」に優れると評価した。
Claims (4)
- 質量%で、
C:0.18〜0.25%、
Si:0.05〜1.00%、
Mn:0.10〜2.00%、
P:0.020%以下、
S:0.0050%以下、
Al:0.005〜0.100%、
Cr:0.05〜2.00%、
Nb:0.005〜0.100%、
Ti:0.005〜0.100%、
W:0.05〜1.00%、
下記の(1)式で定義されるDI*が45.0以上、残部Feおよび不可避的不純物からなる組成と、旧オーステナイト粒径が30μm以下である焼入れままマルテンサイト相を主相とする組織と、さらに、表面硬さが、ブリネル硬さHBW10/3000で400以上を有することを特徴とする高温環境における耐摩耗性に優れた厚鋼板。
DI*=33.85×(0.1×C)0.5×(0.7×Si+1)×(3.33×Mn+1)×(0.35×Cu+1)×(0.36×Ni+1)×(2.16×Cr+1)×(3×Mo+1)×(1.75×V+1)×(1.5×W+1) (1)
式において、各合金元素は含有量(質量%)とし、含有しない元素は0とする。 - さらに、質量%で、
N:0.0015〜0.0050%、
を含有することを特徴とする請求項1に記載の高温環境における耐摩耗性に優れた厚鋼板。 - さらに、質量%で、
Mo:0.05〜1.00%、
Cu:0.03〜1.00%、
Ni:0.03〜2.00%、
V:0.005〜0.100%、
B:0.0003〜0.0030%
から選ばれる一種または二種以上を含有することを特徴とする請求項1または2に記載の高温環境における耐摩耗性に優れた厚鋼板。 - さらに、質量%で、
REM:0.0005〜0.0080%、
Ca:0.0005〜0.0050%、
Mg:0.0005〜0.0050%、
から選ばれる一種または二種以上を含有することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一つに記載の高温環境における耐摩耗性に優れた厚鋼板。
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