JP2015198709A - 放射線透視撮影装置およびその制御方法 - Google Patents

放射線透視撮影装置およびその制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】表示装置の表示状態(2Dか3Dか)と放射線撮影装置の撮影状態(2Dか3Dか)が不一致であることに起因した放射線の誤曝射を低減する。
【解決手段】放射線透視撮影装置は、表示装置が3D表示のための設定になっているかを確認し、この確認の結果に基づいて、画像の保存を伴わない放射線透視の実行の許可を制御する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、立体視が可能なステレオ放射線透視画像を撮影する放射線透視撮影装置およびその制御方法に関する。
近年、3DTVの普及等からステレオでの3D表示と2D表示を切り替え可能なステレオモニタが増加している(特許文献1)。3D表示するためには、ステレオの方式に依るが、一般的なステレオシャッター方式の場合、モニタの設定をステレオ設定とし、シャッター眼鏡と同期を取るようにし、シャッター眼鏡をかけることで3D表示が可能となる。また、もう一つ一般的なステレオ偏光方式の場合もモニタの設定をステレオ設定し、偏光眼鏡をかけることで3D表示可能となる。
特願2012−213605号公報
2Dおよび3DでのX線透視が可能なX線透視撮影装置において表示装置の2D表示と3D表示の切り替えを実施した場合、X線透視と表示の2D/3Dの切替状態が一致しないと適切な透視画像を表示できない。たとえば、表示装置において3D表示への切り替えが行われた場合に、3D表示の設定等の準備が完了していない状態で3DでのX線透視が実施されてしまうと、表示装置は適切な透視画像を表示できない。したがって、その間のX線透視のためのX線照射が誤曝射となってしまうという問題がある。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、表示装置における表示状態(2Dか3Dか)と放射線撮影装置における撮影状態(2Dか3Dか)が不一致な状態での放射線の曝射を低減することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明の一態様による放射線撮影装置は以下の構成を備える。すなわち、
表示装置が3D表示のための設定になっているかを確認する確認手段と、
前記確認手段による確認の結果に基づいて、画像の保存を伴わない放射線透視の実行の許可を制御する制御手段と、を備える。
本発明によれば、表示装置における表示状態(2Dか3Dか)と放射線撮影装置における撮影状態(2Dか3Dか)が不一致な状態での放射線の曝射が低減される。
実施形態におけるX線撮影システムの構成を示すブロック図。 X線撮影システムの制御構成を示すブロック図。 第1実施形態による処理を示すフローチャート。 第2実施形態による処理を示すフローチャート。 第3実施形態による処理を示すフローチャート。 第4実施形態による処理を示すフローチャート。 第5実施形態による処理を示すフローチャート。 X線撮影におけるステレオと単眼の切替のための構成を説明する図。
以下、添付の図面を参照して本発明の好適な実施形態のいくつかについて説明する。なお、以下では、放射線透視及び放射線撮影が可能な放射線透視撮影装置の一例としてX線透視装置を説明する。したがって、以下では、放射線透視、放射線撮影、放射線源、放射線画像などの一例として、それぞれX線透視、X線撮影、X線源、X線画像を挙げている。なお、X線透視(放射線透視)とは、原則として画像の保存を伴わない撮像方式を指す。画像の保存を伴わないがゆえに、メモリの制約を受けず、必要な時間だけX線画像(放射線画像)の観察が可能となる。但し、X線透視においても、画像の保存をさせるようにしてもよい。例えば、透視用に一定のメモリを確保しておき、当該メモリの許す限りX線透視で得られる画像を保存し、メモリ容量を超える枚数のフレーム画像が得られる場合には当該メモリを上書きして保存処理が行われるようにする。これにより、撮像タイミングが古い画像から順に上書きされ、メモリから削除させることとなる。X線透視で得られる画像を逐次保存するか、保存しないかは、操作部を介して入力されるユーザの操作入力に応じて設定される。
<第1実施形態>
図1は第1実施形態に係るX線透視撮影装置の構成を示すブロック図である。X線透視撮影装置において、表示装置101は、X線画像の3D表示と2D表示を切り替えて実行することが可能である。本実施形態において、表示装置101は、表示設定の状態が2Dであるか3Dであるかを示す3D表示設定信号を出力する。なお、本実施形態では、3D表示設定信号がONの場合に3D表示設定が完了していることを表すものとする。確認部102は、表示装置101からの3D表示設定信号を受信し、表示装置101における3D表示の設定が完了しているかを確認する。制御部103は、確認部102による確認の結果に基づいてX線撮像装置105やX線発生装置104と連携してX線撮影を制御する。X線撮像装置105は、撮影により得られたX線画像(2Dまたは3DX線画像)を表示装置101へ出力する。なお、X線撮像装置105やX線発生装置104はそれぞれ複数存在してもよい。
図2は、第1実施形態に係る確認部102や制御部103を実現する制御装置の構成を説明するブロック図である。図2において、CPU121は、ROM122やRAM123に格納されているプログラムを実行することにより、確認部102や制御部103を実現し、図3以降のフローチャートで示される各種処理を実行する。2次記憶部124にはRAM123に展開されるプログラムや、画像の保存を伴うX線撮影が実行された場合の撮影されたX線画像を格納する。入力部125は、ユーザの各種入力を受け付ける。CPU121、ROM122、RAM123、2次記憶部124、入力部125は、バス126と接続され相互に通信可能となっている。また、インターフェース127は、表示装置101、X線発生装置104、X線撮像装置105をバス126と接続する。
次に、表示装置101による3D表示設定について説明する。3D表示設定は、表示装置101が採用しているステレオの方式に依る。以下、ステレオの方式の一例であるステレオシャッター方式、ステレオ偏光方式、裸眼方式について、それぞれの3D表示設定の一例を示す。
[ステレオシャッター方式における3D表示設定]
・表示装置101のモニタの設定をステレオ設定とする。
・シャッター眼鏡とモニタの同期を取る。
・観察者がシャッター眼鏡を装着する。
[ステレオ偏光方式における3D表示設定]
・表示装置101のモニタの設定をステレオ設定とする。
・観察者が偏光眼鏡を装着する。
[裸眼方式における3D表示設定]
・表示装置101のモニタの設定をステレオ設定とする。
たとえば、ステレオシャッター方式の場合、表示装置101は、上記3つの状態を確認することになる。すなわち、表示装置101は、(1)モニタの設定がステレオ設定となっていること、(2)シャッター眼鏡とモニタの同期が取られていること、(3)そのシャッター眼鏡が観察者に装着されていることを確認する。そして、表示装置101は、これら(1)〜(3)の全てが確認されると3D表示設定信号をONにし、(1)〜(3)の少なくとも一つについて否定の状態確認されると3D表示設定信号をOFFにする。なお、シャッター眼鏡が観察者に装着されているか否かの確認は、たとえばシャッター眼鏡の装着時にオンまたはオフするような検出スイッチをシャッター眼鏡に設けることで実現できる。但し、(1)〜(3)の全てについて確認することは必須ではなく、たとえば、シャッター眼鏡が観察者に装着されているか否かの確認を省略してもよい。
次に、第1実施形態に係るX線透視撮影装置による撮影実行時の処理について図3のフローチャートを参照して説明する。まず、制御部103は、入力部125からのユーザ操作にしたがってX線撮影に関して実施する手技を決定する(ステップS201)。本実施形態では、X線画像の保存を伴わないX線透視か、X線画像の保存を伴うX線撮影の何れの手技であるかによって処理を切り替える。したがって、制御部103は、ステップS201で決定された手技が、X線画像の保存を伴わないX線透視か、X線画像の保存を伴うX線撮影の何れであるかを判定する。
X線画像の保存を伴うX線撮影とは、静止画撮影、動画撮影、DSA(digital subtraction angiography)等に代表される画像をハードディスク(HDD)等(例えば、2次記憶部124)に記録する撮影のことを指す。以下、X線画像の保存を伴うX線撮影をX線記録と称することにする。このX線記録の場合は、X線撮影中に適切な表示を実施できなかったとしても、保存されているX線画像を後で再生可能である。したがって、3D表示設定の確認を行うことなく、決定された手技にしたがってX線透視またはX線記録の実行が許可される。すなわち、制御部103はステップS201で決定された手技が単眼によるX線記録の場合は単眼の撮影可能状態へX線透視撮影装置を遷移させる(ステップS203→S204)。また、ステレオによるX線記録の場合はステレオの撮影可能状態へX線透視撮影装置を遷移させる(ステップS203→S205)。
一方、ステップS201で決定された手技がX線透視であった場合は、X線撮影の3D/2D設定と、表示装置101における3D/2D設定が一致していないと、適切な表示を行うことができない。一般にX線透視はX線画像を保存しないので、適切な表示が行われていない間のX線の曝射は無効であり、誤曝射となる。したがって、手技がX線透視の場合、制御部103はステップS201で決定された手技が単眼かステレオかを判断する(ステップS206)。
手技がステレオの場合、確認部102は3D表示設定信号がONか否かを確認する(ステップS210)。3D表示設定信号がONであれば、表示装置101の表示設定が3D、X線撮像装置105により実行されるX線透視がステレオであり、表示装置101に適切な表示を行うことができる。すなわち、「表示装置101の表示設定とX線撮像装置105によるX線透視の2D/3Dに関する不一致により適切な表示ができず誤曝射となる」というリスクがない。したがって、制御部103は、X線透視撮影装置によるステレオ透視の実行を許可し、ステレオ透視が可能な状態へ遷移させる(ステップS210→S212)。
一方、ステップS210において3D表示設定信号がONでなかった場合は、表示装置101の表示設定とX線撮像装置105によるX線透視の2D/3Dに関する不一致により適切な表示ができない。そのため、制御部103は、ステレオ透視の実行を不許可として、表示装置101の3D表示設定信号がONになるまで待機する(ステップS210→S211)。
ステップS206において手技が単眼と判定された場合、確認部102は、表示装置101からの3D表示設定信号がOFFであるかを確認する(ステップS207)。3D表示設定信号がOFFの場合、表示装置101の表示設定が2D、X線撮像装置105により実行されるX線透視が単眼であり、表示装置101に適切な表示を行うことができる。すなわち、「表示装置101の表示設定とX線撮像装置105によるX線透視の2D/3Dに関する不一致により適切な表示ができず誤曝射となる」というリスクがない。したがって、制御部103は、X線透視撮影装置による単眼透視の実行を許可し、単眼透視が可能な状態へ遷移させる(ステップS207→S208)。一方、3D表示設定信号がOFFでなかった場合は、表示装置101の表示設定とX線撮像装置105によるX線透視の2D/3Dに関する不一致により適切な表示ができない。そのため、制御部103は、単眼透視の実行を不許可として、表示装置101の3D表示設定信号がOFFになるまで待機する(ステップS207→209)。
なお、上記において、「可能な状態」とは、ユーザの実行指示を受け付けた場合に直ちに撮影動作が実行される状態を指す。たとえば、ステレオ透視が可能な状態では、ユーザによるステレオ透視の実行指示に応じてステレオ透視のためのX線撮影と表示が開始される。
なお、上記にて手技はX線透視もしくはX線記録(保存を伴うX線撮影)のいずれか1つを指すような表現としたが、透視と静止画撮影と動画撮影を同時に実施する手技というように複数の条件が同時に実施されることももちろんある。このような場合において、例えばステレオでの透視と静止画撮影と動画撮影を実施しようとしているが3D表示設定信号がONでない場合を考える。この場合、透視はX線透視として、静止画撮影と動画撮影はX線記録として図2のシーケンスを辿り、透視は待機になり、ステレオでの静止画撮影と動画撮影が可能状態となる(実行が許可される)。
以上のように、第1実施形態によれば、X線撮影の状態(2D/3D)と表示装置101の状態(2D/3D)の不一致により適切な表示が行えない状態でのX線曝射を防止できる。
なお、上記実施形態において、3D表示設定信号のOFF→ONの条件と、ON→OFFの条件を異ならせてもよい。たとえば、上述のように「ステレオシャッター方式における3D表示設定」では、(1)表示装置101のモニタの設定をステレオ設定とする、(2)シャッター眼鏡とモニタの同期を取る、(3)観察者がシャッター眼鏡を装着する、の3つの条件が確認される。そして、(1)〜(3)のすべてについて肯定の状態を確認した場合に3D表示設定信号をOFFからONに切り替え、(1)または(2)について否定の状態を確認した場合に3D表示設定信号をONからOFFに切り替えるようにしてもよい。この場合、観察者がシャッター眼鏡を装着していないことの検出のみでは、3D表示設定信号はONからOFFへ切り替わらない。
<第2実施形態>
以下、第2実施形態に係るX線透視撮影装置による処理を図4のフローチャートを参照して説明する。なお、第2実施形態のX線透視撮影装置の構成は、第1実施形態(図1、図2)と同様である。図4に示される処理は、3D表示設定信号がONであり、手技としてステレオ透視が選択されている状態であって、ステレオ透視が可能な状態となった後に開始される処理であり、図3のステップS212に後続する処理である。
まず、確認部102において確認されている3D表示設定信号がONのまま変化していなければ、一定時間間隔で引き続き3D表示設定信号の監視を継続する(ステップS301→S302)。したがって、表示装置101において3D表示設定が継続している間、ステレオ透視の可能な状態が維持される。一方、3D表示設定信号がONからOFFへ変化した場合、制御部103は、「ステレオ透視が可能な状態」であるか、「ステレオ透視中」であるか、「それ以外の状態」であるかを確認する(ステップS301→S303)。
ステップS301において3D表示設定信号がOFFであると判定された場合は、表示装置101が2D表示、X線撮像装置105がステレオ透視を実行することになるので、適切な表示ができず誤曝射となるリスクがある。したがって、ステップS303において「ステレオ透視中」と判定された場合、制御部103は、実行中のステレオ透視を停止し(ステップS304)、X線透視撮影装置をステレオ透視が不可の状態へ遷移させる(ステップS305)。また、ステップS303において「ステレオ透視が可能な状態」と判定された場合も、制御部103は、ステレオ透視が不可の状態へ遷移させる(ステップS305)。
以上のように、第2実施形態によれば、ステレオ透視が可能な状態において表示装置101の3D表示設定がOFFになると、ステレオ透視の実行が禁止され、ステレオ透視の実行中であればその透視を停止する。したがって、ステレオ透視が可能な状態において表示装置101が任意のタイミングで2D表示に切り替えられても、確実に誤曝射を低減することができる。
<第3実施形態>
以下、第3実施形態に係るX線透視撮影装置による処理を図5のフローチャートを参照して説明する。なお、第3実施形態のX線透視撮影装置の構成は、第1実施形態(図1、図2)と同様である。図5に示される処理は、3D表示設定信号がOFFであり、手技として単眼透視が選択されている状態であって、単眼透視が可能な状態となった後に開始される処理であり、図3のステップS209に後続する処理である。
まず、確認部102において確認されている3D表示設定信号がOFFのまま変化していなければ、一定時間間隔で引き続き3D表示設定信号の監視を継続する(ステップS401→S402)。したがって、表示装置101において3D表示設定のオフ状態が継続している間、ステレオ透視の可能な状態が維持される。一方、3D表示設定信号がOFFからONへ変化した場合、制御部103は、「単眼透視が可能な状態」であるか、「単眼透視中」であるか、「それ以外の状態」であるかを確認する(ステップS401→S403)。
ステップS401において3D表示設定信号がOFFでないと判定された場合は、表示装置101が3D表示、X線撮像装置105が単眼透視を実行することになるので、適切な表示ができず誤曝射となるリスクがある。したがって、ステップS403において「単眼透視中」と判定された場合、制御部103は、実行中の単眼透視を停止し(ステップS404)、X線透視撮影装置を単眼透視が不可の状態へ遷移させる(ステップS405)。また、ステップS403において「単眼透視が可能な状態」と判定された場合も、制御部103は、単眼透視が不可の状態へ遷移させる(ステップS405)。
以上のように、第3実施形態によれば、単眼透視が可能な状態において表示装置101の3D表示設定がONになると、単眼透視の実行が禁止され、単眼透視の実行中であればその透視を停止する。したがって、単眼透視が可能な状態において表示装置101が任意のタイミングで3D表示に切り替えられても、確実に誤曝射を低減することができる。
<第4実施形態>
次に、第4実施形態に係るX線透視撮影装置の動作について図6のフローチャートを参照して説明する。第1実施形態では3D表示設定信号がOFFでステレオ透視の手技が指定された場合や、3D表示設定信号がONで単眼透視の手技が指定された場合は、表示設定が適切な設定になるまで待機状態とした。第4実施形態では、このような場合に、手技の指定に関わらず表示装置101の表示設定(2D/3D)に合致した透視を可能とする。なお、図6において図3に示した処理と同様の処理には同一の参照番号を付してある。また、第4実施形態のX線透視撮影装置の構成は、第1実施形態(図1、図2)と同様である。
第1実施形態で説明したように、手技がステレオ透視であった場合、処理はステップS202、S206を経てステップS210へ進み、確認部102は、3D表示設定信号がONであるかを確認する。3D表示設定信号がONであれば、制御部103は、X線透視撮影装置をステレオ透視が可能な状態へ遷移させる(S212)。他方、3D表示設定信号がONでなかった場合は、制御部103は、X線透視撮影装置を単眼透視が可能な状態へ遷移させる(S502)。このとき、手技によりステレオが指定されていること(すなわち手技により指定されている動作と許可されている動作が異なること)を表示装置101に明示するようにしてもよい。
他方、第1実施形態で説明したように、手技が単眼透視であった場合、処理はステップS206からステップS207へ進み、確認部102は、3D表示設定信号がOFFであるかを確認する。3D表示設定信号がOFFであれば、制御部103は、X線透視撮影装置を単眼透視が可能な状態へ遷移させる(S209)。他方、3D表示設定信号がOFFでなかった場合は、制御部103は、X線透視撮影装置をステレオ透視が可能な状態へ遷移させる(S501)。このとき、手技により単眼が指定されていること(すなわち手技により指定されている動作と許可されている動作が異なること)を表示装置101に明示するようにしてもよい。
<第5実施形態>
次に、第5実施形態に係るX線透視撮影装置の動作について図7のフローチャートを参照して説明する。第1実施形態では3D表示設定信号がOFFでステレオ透視の手技が指定された場合や、3D表示設定信号がONで単眼透視の手技が指定された場合は、表示設定が適切な設定になるまで待機状態とした。第5実施形態では、このような場合に、透視を保存する設定に切り替えることで誤曝射のリスクを回避する。なお、図7において図3に示した処理と同様の処理には同一の参照番号を付してある。また、第5実施形態のX線透視撮影装置の構成は、第1実施形態(図1、図2)と同様である。
第1実施形態で説明したように、手技がステレオ透視であった場合、処理はステップS206からステップS210へ進み、確認部102は、3D表示設定信号がONであるかを確認する。3D表示設定信号がONであれば、制御部103は、X線透視撮影装置をステレオ透視が可能な状態へ遷移させる(S212)。他方、3D表示設定信号がONでなかった場合は、制御部103は、ステレオ透視を画像保存する設定にして(ステップS602)から、X線透視撮影装置をステレオ透視が可能な状態へ遷移させる(ステップS212)。このとき、手技によりステレオ透視の画像が保存されることを表示装置101に明示するようにしてもよい。
他方、第1実施形態で説明したように、手技が単眼透視であった場合、処理はステップS206からステップS207へ進み、確認部102は、3D表示設定信号がOFFであるかを確認する。3D表示設定信号がOFFであれば、制御部103は、X線透視撮影装置を単眼透視が可能な状態へ遷移させる(S209)。他方、3D表示設定信号がOFFでなかった場合は、制御部103は、単眼透視を画像保存する設定にして(ステップS601)から、X線透視撮影装置を単眼透視が可能な状態へ遷移させる(ステップS209)。このとき、手技により単眼透視の画像が保存されることを表示装置101に明示するようにしてもよい。
<第6実施形態>
第6実施形態では、上述した各実施形態に係るX線透視撮影装置において、ステレオと単眼の効率的かつ効果的な切替を実現するX線発生装置104とX線撮像装置105の構成の一例について図8を参照して説明する。上記実施形態のX線透視撮影装置のようにX線透視とX線記録のそれぞれにおいてステレオと単眼の切り替えが可能な構成では、単眼での透視及び撮影はステレオでない通常の透視及び撮影と同様の画像を取得できることが望ましい。
図8は、第6実施形態によるX線発生装置104とX線撮像装置105により構成される、ステレオおよび単眼のX線撮影が可能なX線撮影部の模式図である。このようなX線撮影部により、上述したステレオおよび単眼でのX線透視やX線記録のためのX線撮影が実現される。X線撮影部は、2つのX線源82、83とX線検出センサ81を有している。X線源82は、X線検出センサ81の受光面の所定の点85を通る垂線84上に配置され、X線源83は垂線84に対して所定の角度の方向から所定の点85に向かう線上に配置される。ステレオでのX線撮影では第1および第2のX線源を用いて左目用および右目用のX線画像を取得し、単眼でのX線撮影では第1のX線源を用いてX線画像を取得する。ここで、上記所定の角度θは2.5度以上であり、特に4度が適切な角度である。また、所定の点85は好ましくは受光面の中央の点である。
上記のような構成とすることで、ステレオと単眼の効果的な切り替えが可能となる。図8は左画像をX線撮像装置の受光面に対して正対する方向から透視及び撮影を実施し手取得する場合の例である。この場合は、単眼における透視及び撮影には左画像の方向が用いられる。
以上のように、上記各実施形態によれば、X線透視撮影装置で3D表示設定が完了していない状態でX線ステレオ透視を実施したり、3D表示設定が完了している状態で単眼のX線透視を実施したりすることが防止される。そのため、表示装置と撮影装置のステレオ表示に関する状態の不一致に起因してX線画像の適切な表示ができなくなることを防止でき、無駄な曝射(誤曝射)のリスクを解消することができる。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
101:表示装置、102:確認部、103:制御部、104:X線発生装置、105:X線撮像装置、121:CPU、122:ROM、123:RAM、124:2次記憶部、125:入力部、126:バス、127:インターフェース

Claims (15)

  1. 表示装置が3D表示のための設定になっているかを確認する確認手段と、
    前記確認手段による確認の結果に基づいて、放射線透視の実行の許可を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする放射線透視撮影装置。
  2. 前記制御手段は、前記確認手段による確認の結果に関わらず、画像の保存を伴う放射線撮影の実行を許可することを特徴とする請求項1に記載の放射線透視撮影装置。
  3. 前記制御手段は、ユーザによりステレオでの放射線透視が指示された場合に、前記確認手段から前記表示装置が3D表示のための設定になっていることの確認が得られるまで、該放射線透視の実行を不許可として待機することを特徴とする請求項1または2に記載の放射線透視撮影装置。
  4. 前記制御手段は、ユーザにより単眼での放射線透視が指示された場合に、前記確認手段から前記表示装置が3D表示のための設定になっていないことの確認が得られるまで、該放射線透視の実行を不許可として待機することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の放射線透視撮影装置。
  5. 前記制御手段は、前記確認手段による確認の結果、前記表示装置が3D表示のための設定になっている場合にはステレオでの放射線透視の実行を許可するとともに単眼での放射線透視の実行を不許可とし、前記表示装置が3D表示のための設定になっていない場合にはステレオでの放射線透視の実行を不許可にするとともに単眼での放射線透視の実行を許可することを特徴とする請求項1または2に記載の放射線透視撮影装置。
  6. 前記制御手段は、ステレオの放射線透視を実行中に前記確認手段により前記表示装置が3D表示のための設定になっていないことが確認された場合に、実行中の放射線透視を停止し、ステレオの放射線透視の実行を不許可とすることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の放射線透視撮影装置。
  7. 前記制御手段は、単眼の放射線透視を実行中に前記確認手段により前記表示装置が3D表示のための設定になっていることが確認された場合に、実行中の放射線透視を停止し、単眼の放射線透視の実行を不許可とすることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の放射線透視撮影装置。
  8. 前記制御手段は、ユーザによりステレオでの放射線透視が指示され、前記確認手段により前記表示装置が3D表示のための設定になっていないことが確認された場合に、ステレオでの放射線透視により得られた画像を保存する設定として、ステレオでの放射線透視の実行を許可することを特徴とする請求項1または2に記載の放射線透視撮影装置。
  9. 前記放射線透視は、画像の保存を伴わないことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の放射線透視撮影装置。
  10. ステレオおよび単眼での放射線撮影が可能な放射線撮影手段をさらに備え、
    前記放射線撮影手段は、
    受光面の所定の点を通る垂線の上に配置された第1の放射線源と、
    前記垂線に対して所定の角度の方向から前記所定の点に向かう線上に配置された第2の放射線源と、を有し、
    ステレオでの放射線撮影では前記第1および第2の放射線源を用いて左目用および右目用の放射線画像を取得し、単眼での放射線撮影では前記第1の放射線源を用いて放射線画像を取得することを特徴とする放射線透視撮影装置。
  11. 前記所定の角度の方向は、前記垂線に対して2.5度以上であることを特徴とする請求項10に記載の放射線透視撮影装置。
  12. 前記所定の角度の方向は、前記垂線に対して4度であることを特徴とする請求項11に記載の放射線透視撮影装置。
  13. 前記所定の点は、前記受光面の中央であることを特徴とする請求項10乃至12のいずれか1項に記載の放射線透視撮影装置。
  14. 放射線透視撮影装置の制御方法であって、
    表示装置が3D表示のための設定になっているかを確認する確認工程と、
    前記確認工程における確認の結果に基づいて、放射線透視の実行の許可を制御する制御工程と、を有することを特徴とする放射線透視撮影装置の制御方法。
  15. コンピュータに、請求項14に記載の制御方法の各工程を実行させるためのプログラム。
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