JP2015198578A - 釣り具用部品又は自転車用部品の表面装飾構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 部品本体表面に、内側塗装層AC、その内側塗装層ACの上に銀面薄膜塗装層AD、その銀面薄膜塗装層ADの上に外側塗装層AEを積層し、
アミンを配位子とする銀金属錯体を含むインク塗料を内側塗装層ACの表面に塗布し、塗布したインク材料を加熱することによって銀面薄膜塗装層ADを形成し、内側塗装層ACと外側層ACに、非円滑化処を施された非円滑面ACAを形成してある。
【選択図】 図3
Description
(1) ウレタンやエポキシ樹脂塗料を吹き付け又は刷毛塗りした後に焼き付けして定着させるメタリック塗装技術や、
(2) 装飾用物質を真空蒸着、CVD、PVD、スパッタリング等の高度塗装技術を駆使するものがある。
しかし(1)においては、塗装表面における鮮やかさや艶等の色彩感覚が十分でない面がある。一方(2)においては、光の屈折を利用した虹色発色等が可能であり、色彩感覚においては十分な面はあるが、装置が大掛かりであり、高度な製造技術を必要とするところから、簡単には採用し難い面がある。
そこで、比較的簡易な装置でかつ装飾性においても十分な性能を発揮する銀鏡反応を利用した装飾構造を形成することも考えられている(特許文献1)。
しかも、図16(b)で示すように、銀鏡塗装における工程は、殆ど工程終了毎に水洗工程を必要としており、その為に製造工程が複雑になっており、製造工程面でも改善の余地がある。更には、二頭式の塗装用ガンという特殊な吹き付け手段を必要とし、設備面でも負担の大きなものとなっている。
請求項1又は2に係る発明の特徴構成は、部品本体表面に、内側塗装層、その内側塗装層の上に銀面薄膜塗装層、その銀面薄膜塗装層の上に外側塗装層を積層し、
アミンを配位子とする銀金属錯体を含むインク塗料を前記内側塗装層の表面に塗布し、前記塗布したインク材料を加熱することによって前記銀面薄膜塗装層を形成し、
前記外側塗装層に、
(1) 非円滑化処理を施された非円滑表面、
(2) 透明化を抑制する非透明化処理部、
(3) 装飾を施された装飾面、
のうちの少なくともいずれか一つを形成してある
点にあり、その作用効果は次の通りである。
アミンを配位子とする銀金属錯体は、後記するように、アルコールで希釈するだけで十分な流動性を発揮するので、吹き付けや刷毛塗りと言った簡易な作業形態で塗装工程を達成できる。つまり、図16(a)に示すように、塗装工程としては、内側塗装層を形成する内側塗装工程、銀面薄膜塗装工程、乾燥工程、外側塗装層を形成する外側塗装工程で済み、水洗工程を必要としないので、塗装工程の短縮化及び簡略化が可能である。
吹き付け手段にしても従来の銀鏡塗装のように特殊なガンは必要とせず、設備面でも負担の少ないものとなっている。
一方、アミンを配位子とする銀金属錯体を内側塗装層の上に塗布すると、銀金属錯体のアミンが内側塗装層の未反応樹脂(イソシアネートやエポキシ基を持つシリコン化合物)と反応する。そして、銀金属錯体を塗布して形成した銀面薄膜塗装層の上に外側塗装層用の塗料を塗布すると、銀面薄膜塗装層内に残存しているアミンが外側塗装層を形成する樹脂と反応する。
このことによって、銀面薄膜塗装層と内外塗装層との結合力を増大させている。
したがって、大がかりな装置を必要とせず簡易な作業形態ではありながら、銀面薄膜塗装層と内外塗装層との境界面での層間剥離や浸食と言ったことが回避されて、耐食性の高いかつ十分な装飾性を発揮する銀面薄膜塗装層を形成することができた。
そこで、次のような改善を加えた。つまり、
前記外側塗装層に、
(1) 非円滑化処理を施された非円滑表面、
(2) 透明化を抑制する非透明化処理部、
(3) 装飾を施された装飾面、
のうちの少なくともいずれか一つを形成することにした。
そして、外側塗装層の全域に亘って非円滑処理を施すのではなく、部分的に施すことによって、銀面薄膜塗装層も部分的に視認することができ、非円滑化表面と円滑表面とが混在する巧妙な装飾を演出することができる。
そして、外側塗装層の全域に亘ってグラデーション処理等を施すのではなく、部分的に施すことによって、銀面薄膜塗装層も部分的に視認することができ、細かな図形の集合、円滑化表面とグラデーションとが混在する巧妙な装飾を演出することができる。
また、銀面薄膜塗装層自体も影響を受けて発色が暗色化し、黄色みを帯びたり、青味が掛かるといった傾向もみられる。
その場合には、銀面薄膜塗装層の表面が鏡面で光輝性の高いものであるだけに、外側塗装層の不具合が目立つことになる。
請求項3又は4に係る発明の特徴構成は、部品本体表面に、内側塗装層、その内側塗装層の上に銀面薄膜塗装層、その銀面薄膜塗装層の上に外側塗装層を積層し、
アミンを配位子とする銀金属錯体を含むインク塗料を前記内側塗装層の表面に塗布し、前記塗布したインク材料を加熱することによって前記銀面薄膜塗装層を形成し、
前記内側塗装層に、非円滑化処理を施された非円滑面を形成してある
点にあり、その作用効果は次の通りである。
前記内側塗装層に、非円滑化処理を施された非円滑面を形成することによって、その上方に付与される鏡面薄膜塗装層の鏡面が乱される恐れもあるが、少なくとも鏡面薄膜塗装層の光輝性を維持することができる。そして、その状態で、鏡面薄膜塗装層の表面だけから得られるものとは異なった趣の表面装飾を作り出すことができる。
また、銀面薄膜塗装層自体も影響を受けて発色が暗色化し、黄色みを帯びたり、青味が掛かるといった傾向もみられる。
特に、銀面薄膜塗装層の表面は鏡面状態となることが要求されるので、内側塗装層の表面に平滑性を欠く僅かな不具合があると、それが銀面薄膜塗装層の表面に影響し気付き難い塗布不良を生じる。そうすると、その不具合を解消する為に、一旦塗布したものを剥がして再作業になる。
請求項5又は6に係る発明の特徴構成は、前記非円滑化処理が艶消し処理又はショットピーニング処理である点にあり、その作用効果は次の通りである。
前記非円滑化処理が艶消し処理であるので、内側塗装層を形成する際に、例えば、他の樹脂塗料に艶消し剤を混合し、その部材表面に塗布するだけで、非円滑面を形成でき、他の処理を必要としない。
また、前記非円滑化処理がショットピーニング処理である場合には、内側塗装層を形成した際に、内部に先に記載した筋状の不具合が散見されても、その後、ショットピーニング処理を事後処理的に行うことが可能であり、製造上のメリットも高い。
請求項7又は8に係る発明の特徴構成は、
前記内側塗装層を、
(1) イソシアネート基とヒドロキシル基との反応によって形成される二液性の樹脂塗料と、
(2) アミノ基を持つ樹脂とエポキシ基を持つシリコン化合物とを反応させて形成される二液性の樹脂塗料と、
(3) 前記(1)の反応と前記(2)の反応が同時におこる二液性又は三液性の樹脂塗料と、
(4) エポキシ樹脂塗料と、
のいずれか一つを選択して形成し、
前記外側塗装層を、
(1) イソシアネート基とヒドロキシル基との反応によって形成される二液性の樹脂塗料と、
(2) アミノ基を持つ樹脂とエポキシ基を持つシリコン化合物とを反応させて形成される二液性の樹脂塗料と、
(3) 前記(1)の反応と前記(2)の反応が同時におこる二液性又は三液性の樹脂塗料と、
のいずれか一つを選択して形成してある点にあり、その作用効果は次の通りである。
一方、アミンを配位子とする銀金属錯体を内側塗装層の上に塗布すると、銀金属錯体のアミンが内側塗装層の未反応樹脂(イソシアネートやエポキシ基を持つシリコン化合物)と反応する。そして、銀金属錯体を塗布して形成した銀面薄膜塗装層の上に外側塗装層用の塗料を塗布すると、銀面薄膜塗装層内に残存しているアミンが外側塗装層を形成する樹脂と反応する。
このことによって、銀面薄膜塗装層と内外塗装層との結合力を増大させている。
したがって、銀面薄膜塗装層と内外塗装層との境界面での層間剥離や浸食と言ったことが回避されて、耐食性の高いかつ十分な装飾性を発揮する銀面薄膜塗装層を形成することができた。
請求項9又は10に係る発明の特徴構成は、前記銀金属錯体を加熱することによって銀のナノ粒子を析出させ、かつ、その銀のナノ粒子を連結固着させて、前記銀面薄膜塗装層を形成する点にあり、その作用効果は次の通りである。
銀金属錯体より析出する銀はナノ粒子となっているので、後記するように、融点降下により銀粒子は連結結合が迅速に行われ、緊密な銀面薄膜塗装層を形成する。
しかも、銀ナノ粒子は、僅かに融解し、完全連結固着されてないため、外側塗装層との境界域に入り込み、その境界領域においては、樹脂塗料内に混在する銀粒子の密度が外側塗装層から銀面薄膜塗装層に向かうにつれて徐々に増えることとなる。そうすると境界領域に、密度が銀面薄膜塗装層に向かうにつれて増える銀と、樹脂塗料との混合傾斜層が形成される。このことによって、銀面薄膜塗装層と外側塗装層との密着性が向上し、前記した層間剥離を抑制し、耐食性の向上を図ることができる。
請求項11又は12に係る発明の特徴構成は、前記銀面薄膜塗装層の厚さは、0.02ミクロンから0.4ミクロンの範囲にある点にあり、その作用効果は次の通りである。
前記した従来技術(特開2009−84596号公報)においては、銀鏡膜の厚さについて0.1ミクロン〜10ミクロンという広い範囲の厚さが推奨されているが、0.4ミクロンより厚くなると、剥離テストの際、銀面薄膜塗装層において凝集破壊を起こす。
つまり、銀面薄膜塗装層における外側塗装層側に位置する部分と内側塗装層側に位置する部分とが離間して、銀面薄膜塗装層の厚さ方向の中間位置において剥離し易くなる。
したがって、0.02ミクロンから0.4ミクロンの範囲の厚さに設定するのが望ましい。更に好ましくは0.02ミクロンから0.25ミクロンの範囲の厚さにするのがよい。
請求項13又は14に係る発明の特徴構成は、前記銀面薄膜塗装層と前記内側塗装層との間に樹脂塗料内に銀が混入する内混合傾斜層と、前記銀面薄膜塗装層と前記外側塗装層との間に樹脂塗料内に銀が混入する外混合傾斜層とを形成し、前記内混合傾斜層及び前記外混合傾斜層において、銀の樹脂塗料内に混入する割合いが、前記銀面薄膜塗装層に近接する程高い割合いである点にあり、その作用効果は次の通りである。
銀面薄膜塗装層と前記内外側塗装層との間には、両領域を明確に区別する仕切り線は形成されてはなく、樹脂塗料内に銀粒子が混入する内外混合傾斜層が形成されている。
したがって、銀面薄膜塗装層と前記内外側塗装層とが釣り竿等が外力を受けて変形することとなっても、両者が剥離することが少ない。
しかも、その内外混合傾斜層においては、樹脂塗料内に混入する銀粒子の混入割合が銀面薄膜塗装層側ほど高い割合を示しているので、銀面薄膜塗装層側から内外側塗装層側への応力伝播が円滑になり、その部分で応力割れ等の発生を抑えることができる。
ヤマメや岩魚等を釣る際に使用される釣り竿Aについて説明する。渓流竿等で代表される釣り竿Aは、図1に示すように、釣り糸を連結した穂先竿1、二番竿2、三番竿3、元上4、握り部を備えた元竿5で構成されている。穂先竿1、二番竿2、三番竿3、元上4、元竿5を釣り竿用の竿体7と称し、二番竿2、三番竿3、元上4を中間竿と称する。
同様に、図10(b)に示すように、元竿5等の外周面5Aの表面に、最内側塗装層ABを設け又は最内側塗装層ABを設けないことを選択できるが、最内側塗装層ABを設けた場合には最内側塗装層ABの上から内側塗装層ACを設け、内側塗装層ACの上に銀面薄膜塗装層ADを設け、銀面薄膜塗装層ADの上に外側塗装層AEを設け、更に、外側塗装層AEの上にカラークリア層AFと透明クリア層AGとを重ねて形成してある。
塗布の仕方は、刷毛塗り或いは吹き付け等の通常使用する塗布方法で十分であるが、ここでは、インクジェット方式の装置を利用して塗布を行う。
(1)第1の樹脂塗料としては、イソシアネート基とヒドロキシル基とのウレタン反応によって形成される二液性のアクリルウレタン樹脂塗料が挙げられる。
(2)第2の樹脂塗料としては、アミノ基を持つアクリル樹脂とエポキシ基を持つシリコン化合物とを脱水かつ脱アルコール縮合反応によって形成される二液性のアクリルシリコン樹脂塗料が挙げられる。
(3)第3樹脂塗料としては、ウレタン反応と脱水かつ脱アルコール縮合反応が同時におこる二液性又は三液性のウレタン変性アクリルシリコン樹脂塗料が挙げられる。
(4)第4樹脂塗料としては、エポキシ基を備えるエポキシ樹脂塗料である。
これらの塗料の竿表面への施工は、シゴキ塗装、刷毛塗り又は吹き付け等を行った後、焼成炉での焼き付けを施して、定着を図る方がよい。
アクリルウレタン樹脂塗料の代わりに、ポリエステルウレタン樹脂塗料、或いは、ポリカーボネートウレタン樹脂塗料等が使用可能である。また、アクリルシリコン樹脂塗料の代わりにウレタン変性アクリルシリコン樹脂塗料を使用することができる。
1.内側塗装層ACを形成する際に、インクジェットの突出量を調整して、図3(a)に示すように、小さな畝りACaを形成して非円滑表面ACAを形成する。
2.内側塗装層ACを形成する塗料に艶消し剤を混合して、塗布する方法である。そうすると、図4(b)に示すように、細かい凹凸ACbが表面に形成された状態となり、非円滑表面ACAを形成する。
3.或いは、塗料に艶消し剤を混合させる代わりに、塗料を塗布した後に、ショットピーニング法(又はビーズショット法)によって表面処理を施すことによって、図4(b)に示すように、細かい凹凸ACbを表出させて、非円滑表面ACAを形成する。
5.図4(a)に示すように、インクジェットの突出量を調整して、多数の線条痕ACdを縦横に交差させて、非円滑表面ACAを形成してもよい。
(1)第1の樹脂塗料としては、イソシアネート基とヒドロキシル基とのウレタン反応によって形成される二液性のアクリルウレタン樹脂塗料が挙げられる。
(2)第2の樹脂塗料としては、アミノ基を持つアクリル樹脂とエポキシ基を持つシリコン化合物とを脱水かつ脱アルコール縮合反応によって形成される二液性のアクリルシリコン樹脂塗料が挙げられる。
(3)第3樹脂塗料としては、ウレタン反応と脱水かつ脱アルコール縮合反応が同時におこる二液性又は三液性のウレタン変性アクリルシリコン樹脂塗料が挙げられる。
これらの塗料の竿表面への施工は、シゴキ塗装、刷毛塗り又は吹き付け等を行った後、焼成炉での焼き付けを施して、定着を図る方がよい。
アクリルウレタン樹脂塗料の代わりに、ポリエステルウレタン樹脂塗料、或いは、ポリカーボネートウレタン樹脂塗料等が使用可能である。また、アクリルシリコン樹脂塗料の代わりにウレタン変性アクリルシリコン樹脂塗料を使用することができる。
なお、中間竿4に採用される外側塗装層AEとしては、アクリルウレタン樹脂塗料等の代わりに、前記したようにカラークリア塗料を使用してもよい。
(1) 非円滑化処理を施された非円滑表面、
(2) 透明化を抑制する非透明化処理部、
(3) 装飾を施された装飾面、
のうちの少なくともいずれか一つを形成する点について説明する。
1.外側塗装層AEを形成する際に、インクジェット装置Fの突出量を調整して、図2(a)に示すように、畝りAEaを形成して非円滑表面AEAを形成する。
2.外側塗装層AEを形成するクリア塗料に艶消し剤を混合して、塗布する方法である。そうすると、図4(b)に示すように、細かい凹凸AEbが表面に形成された状態となり、非円滑表面AEAを形成する。
3.或いは、クリア塗料に艶消し剤を混合させる代わりに、クリア塗料を塗布した後にショットピーニング法(又はビーズショット法)によって表面に非円滑化処理を施することによって、図4(b)に示すように、細かい凹凸AEbが表面に形成された状態となり、非円滑表面AEAを形成する。
5.図4(a)に示すように、インクジェットの突出量を調整して、多数の線条痕AEdを縦横に交差させて、非円滑表面AEAを形成してもよい。
1.図4(d)に示すように、透明なクリア塗料内に、ビーズや金属片43を多数混入させて、外側塗装層AEを視認した際に、外側塗装層AEの銀面薄膜塗装層ADとの接触背面に前記した欠陥AEeが生じている場合、又は、銀面薄膜塗装層ADと内側塗装層ACとの境界部位に前記した欠陥ACfが生じている場合であっても、それらを視認できない、又は目立たないようにする。
2.色つきのクリア塗料を外側塗装層AEとして塗布する。又は、クリア塗料内に色素や顔料を混ぜて、不透明化を図る。このことによって、図4(d)に示す、外側塗装層AEを視認した際に、外側塗装層AEの銀面薄膜塗装層ADとの接触背面に前記した欠陥AEeが生じている場合、又は、銀面薄膜塗装層ADと内側塗装層ACとの境界部位に前記した欠陥AEfが生じている場合であっても、それらを視認できない、又は目立たないようにする。
この装飾面AEBを形成するには、まず、外側塗装層AEを形成し、その後に、装飾面AEBを形成する製造方法を採る。
このような製造方法を採用するのは、外側塗装層AEを形成した際に、上記したような欠陥AEeが生じた場合に有効である。
ただし、外側塗装層AEを形成しながら、その表面に、装飾面AEBを形成してもよい。
このような製造方法を採用するのは、内側塗装層AC又は鏡面薄膜塗装層ADを形成した際に、上記したような欠陥が生じた場合に有効である。
これによって、インクジェット装置Fの一回の行程で、装飾面AEBを形成することができる。
(1)図8(a)で示すように、螺旋34ではなく、単なる円35を一定の間隔で軸芯X方向に複数個形成して、装飾面AEBを形成してもよい。
(2)図8(b)で示すように、直線36を格子状に配置して装飾面AEBを形成してもよい。
(3)図8(c)で示すように、直線36を格子状に配置したものにおいて、四角域を互い違いに塗り潰して、フラグ状の模様に構成して装飾面AEBを形成してもよい。
(4)図9に示すように、(a)単なる丸37を並べたもの、(b)単なる三角形38を並べたもの、(c)単なる四角形39を並べたもの(一部は四角形内を塗り潰してもよい)、(d)単なる星形40を並べたものでもよい。
つまり、図5に示すように、外側塗装層AEとして、ドットの密度が徐々に変化するボカシ模様部41B、ボカシ模様部41Bの外側にドット密度を最大にした濃色部41C、濃色部41Cの外側にボカシ模様部41B、ドット状液滴がやや大きく密度の粗い繋ぎ部41Dを配置してある。
このようなボカシ模様部41Bや濃色部41Cを竿素材全体に繰り返し広げることによって、装飾面AEBを形成する。
但し、アミンとしては、メチルアミン、ジメチルアミン、トリメチルアミン等の簡単な構造のものから、N,N‐ジイソプロピルエチルアミン等の複雑な構造のものも採用される。
銀面薄膜塗装層ADは次のような工程で形成される。
(1)アミンによる銀の錯体にイソプロピルアルコール等の溶媒を加えて、流動化を高める。
(2)この流動化した銀の錯体を前記した内側塗装層ACの上に塗布する。
図14における顕微鏡写真で示すように、ナノ粒子のサイズは、約15〜20ナノである。
このように、内側塗装層ACの上に析出した銀のナノ粒子群は、融点降下によって、図11(c)に示すように部分的に溶融結合し、銀面薄膜塗装層ADを形成する。
このように、形成された銀面薄膜塗装層ADの膜厚を測定してみる。
測定装置は、ESCA(捜査型X線光電子分光分析装置)を使用する。つまり、電子銃が放出する+アルゴン粒子を照射してスパッタリングを行い、飛び出す元素のスペクトル分析を行うことによって、元素を特定し、かつ、照射深さより膜厚を測定する。
もう一つの試料はフィルム8Bに、内側塗装層ACと銀面薄膜塗装層ADと外側塗装層AEの3層を形成した試料(フィルム)である。図15(c)(b)に示すように、竿体7の外周面に、この場合は接線方向に沿った姿勢ではなく、円周方向に沿った姿勢で取り付ける。
測定する際には、竿体7を軸芯X回りで回転させながら、かつ、軸芯X方向に往復移動させて、測定を行う。
つまり、図16(a)で示すように、最内側塗装層AB及び内側塗装層AC、銀面薄膜塗装層ADを形成した後に、乾燥工程が設けてあり、この乾燥工程が終了した後に、外側塗装層AE及びクリアー層が形成され、製造工程において銀鏡反応面の場合に使用される水洗いの工程はない。
この内混合傾斜層ACDと外混合傾斜層ADEにおいては、銀面薄膜塗装層ADを形成する銀粒子が内側塗装層ACと外側塗装層AEとの樹脂と混在する混合傾斜層を形成しており、その混合傾斜層での混在状態は、銀面薄膜塗装層ADの側程、銀粒子の割合いが高くなる傾斜状態を示している。このように、物理的に銀粒子と樹脂との混在状態を呈するだけでなく、次に記すように、この混合傾斜層においては化学的結合状態を呈していると考えられる。
(1) 内側塗装層ACとしてアクリルウレタン樹脂塗料を使用した場合
まず、下記の式で表わされているように、イソシアネート基とヒドロキシル基とのウレタン反応が起こる。
ここでは、シリコン化合物としてはグリシジルシラン硬化剤が採用されている。
ここでの反応は、銀面薄膜塗装層AD内のアミンと硬化剤としてのシリコン化合物内のエポキシ基とが反応していると考えられる。
(3) 外側塗装層AEとしてアクリルウレタン樹脂塗料を使用した場合
イソシアネートが銀面薄膜塗装層AD内の残存アミンと反応が起こっている。
ここでは、シリコン化合物としてはグリシジルシラン硬化剤が採用されている。
ここでの反応は、銀面薄膜塗装層AD内の残存アミンと硬化剤としてのシリコン化合物内のエポキシ基とが反応していると考えられる。
銀面薄膜塗装層ADと内側塗装層ACとの内混合傾斜層ACD、及び、銀面薄膜塗装層ADと外側塗装層AEとの外混合傾斜層ADEにおいては、上記した反応以外に次のような反応により、銀面薄膜塗装層ADと内側塗装層AC、及び、銀面薄膜塗装層ADと外側塗装層AEとの連結固着状態が強固なものになっている。つまり、
つまり、銀面薄膜塗装層ADにおいては、全て原料銀が焼結されて銀面構造を構築しているのではない。一部銀は内混合傾斜層ACD及び外混合傾斜層ADEにおいて樹脂塗料と混在している。そして、銀が混在する割り合いは、図12に示すように、銀面薄膜塗装層ADに近い程大きくなる。 つまり、銀が樹脂塗料内に混在する割合いは、銀面薄膜塗装層ADに近い程大きくなる傾斜状態を示している。
そのデータを図13に示す。
これによると、縦軸に元素別集積度(%)、横軸にスパッタ深さ(nm)を採ると、銀の占める割合が、銀面薄膜塗装層ADに近い程多くなることがわかる。つまり、スパッタ深さが0nm〜200nm位までは外側塗装層AEに相当する部分が存在し、200nmを越えて炭素(C)と銀(Ag)が交差する第1点(a)までの間には、炭素(C)の含有量が減少し銀(Ag)の含有量が上昇する外混合傾斜層ADEに相当する部分が形成されていることがわかる。
スパッタ深さ600nmの近辺には、炭素(C)が増加し銀(Ag)が減少する内混合傾斜層ACDに相当する部分が形成されていることがわかる。
スパッタ深さ700nmから1000nmの間には内側塗装層ACに相当する部分が存在し、更に、1000nmを越える部分は、試料片としてのフィルム8Bに対応する部分であることがわかる。
以上のようにして中間竿4、元竿5について塗装を施した。そこで、これらの塗装の密着度評価試験を行ってみた。
(イ) 最内側塗装層ABにエポキシ樹脂塗料を選定、
(ロ) 内側塗装層ACにアクリルウレタン樹脂塗料、又は、アクリルシリコン樹脂塗料、エポキシ樹脂塗料、ウレタン変性アクリルシリコン樹脂塗料のいずれかを選定、
(ハ) 外側塗装層AEに、アクリルウレタン・アクリルシリコン樹脂塗料、ウレタン変性アクリルシリコン樹脂塗料のいずれかを選定、
してテストを行った。
このテスト結果を考察してみると、外側塗装層AEにウレタン変性アクリルシリコン樹脂塗料を選定して組み合わせたことによって、イソシアネート基・エポキシ基がアミノ基含有の銀金属との密着性を向上させ、耐水性に好影響を与えていると考えられる。
また、外側塗装層AEと鏡面薄膜塗装層ADとの境界域に析出した銀の一部が混在し、銀と樹脂塗料との混合傾斜層を形成している点も上記テスト結果を裏付けるものとなっていると考えられる。
上記実施形態においては、釣り竿Aに適用することについて説明した。この第2実施形態においては、リール、特に、スピニングリールBにも適用できる点を説明する。
図17に示すように、スピニングリールBは、ハンドル11を備えたリールボディ12と、リールボディ12に回転不能に備えられた糸巻き用スプール13と、糸巻き用スプール13に釣り糸を巻き付け回転するロータ14とを備えて、構成されている。ロータ14の先端側には回転中心を挟んで二つのベール支持部15が前方に向けて延出されており、一方のベール支持部15には、穂先側から巻き取られる釣り糸を糸巻き用スプール13に誘導するガイドローラ16が取付けてある。
ただし、この場合には、最内側塗装層ABを設けずに、内側塗装層ACを直接リールボディ12の表面に塗装してもよい。
但し、外側塗装層AEに対して、上記したように、
(1) 非円滑化処理を施された非円滑表面、
(2) 透明化を抑制する非透明化処理部、
(3) 装飾を施された装飾面、
のうちの少なくともいずれか一つを形成してもよい。これによって、内側塗装層AC、銀面薄膜塗装層ADでの不具合を視認できにくくすることができる。
また、内側塗装層ACに非円滑化処理を施された非円滑面を形成してもよい。これによって、内側塗装層AC、での不具合を視認できにくくすることができる。
ここでは、上記した塗装形態を自転車Cに適用する形態について説明する。図18に示すように、自転車Cは、前後車輪26に支持されたサスペンションフレーム23と、そのサスペンションフレーム23の上部に取付られているハンドルフレーム24と、サスペンションフレーム23等を備えるボディフレーム22とで構成されている。ボディフレーム22の中間部のシートチューブ22Aには外装変速装置用のフロントディレーラ21が取り付けられ、ボディフレーム22の後端部には、リアーディレーラ25が取付けられている。
また更に、外側塗装層AEの上にカラークリア層AFと透明クリア層AGとを重ねて形成してもよいが、形成するか否かについては、任意に選択することが可能である。また、選択する樹脂塗料についても任意である。
上記したように、ボディフレーム22等の繊維強化樹脂製のパイプに形成することによって、自転車重量の軽量化が達成され、上記した銀面での装飾性の向上によって、高級感のある自転車を提供できる。
但し、外側塗装層AEに対して、上記したように、
(1) 非円滑化処理を施された非円滑表面、
(2) 透明化を抑制する非透明化処理部、
(3) 装飾を施された装飾面、
のうちの少なくともいずれか一つを形成してもよい。これによって、内側塗装層AC、銀面薄膜塗装層ADでの不具合を視認できにくくすることができる。
また、内側塗装層ACに非円滑化処理を施された非円滑面を形成してもよい。これによって、内側塗装層AC、での不具合を視認できにくくすることができる。
部品の軽量化、及び、表面耐食性の向上だけを目的とする場合には、鏡面薄膜塗装層ADを直接部品表面に施し、その鏡面薄膜塗装層ADの上に、外側塗装層AEと透明クリア層AF、又は、外側塗装層AEの一層だけ設ける構成をとってもよい。
但し、外側塗装層AEに対して、上記したように、
(1) 非円滑化処理を施された非円滑表面、
(2) 透明化を抑制する非透明化処理部、
(3) 装飾を施された装飾面、
のうちの少なくともいずれか一つを形成してもよい。これによって、銀面薄膜塗装層ADでの不具合を視認できにくくすることができる。
(1) 装飾面を形成するものとしては、図形・模様以外に記号や特殊文字などが含まれる。これらを多数使用して模様のような機能を発揮させるものであればよい。
(2) 鏡面薄膜塗装層ADを形成するのに、インクジェット装置Fを使用して形成する点について説明したが、他の方法であるスプレー法、刷毛塗り法等が使用できる。
(3)第1実施形態で記載した塗装を施す対象としては、釣り具としてのクーラーボックス、ルアー、竿掛け、釣り糸ガイド等に適用することができる。
(4) 部品表面に形成される塗装構造としては、最内側塗装層ABはなくてもよく、内側塗装層ACを直接部品表面に施されるものでもよい。特に、穂先竿等で竿重量の軽量化を目的とする場合には、内側塗装層ACを直接部品表面に施し、最外側塗装層としての透明クリア層も一層だけでもよい。
(5) 外側塗装層AEとしては、図10(c)に示すように、二層に形成してもよい。つまり、鏡面薄膜塗装層ADの上に第1外側塗装層AE1を形成し、その第1外側塗装層AE1の上に第2外側塗装層AE2を形成することができる。第1外側塗装層AE1と第2外側塗装層AE2とに採用する樹脂塗料としては、外側塗装層AEとして採用した、アクリルウレタン樹脂塗料、アクリルシリコン樹脂塗料のいずれか一方、または、アクリルウレタン樹脂塗料とアクリルシリコン樹脂塗料との両方を使用することができる。
しかも、第1外側塗装層AE1と第2外側塗装層AE2とを同じ樹脂塗料を使用する必要はなく、異なるものに適用してもよい。なお、この二層構造のものは、元竿等に使用できる。
5 元竿(部品本体)
12 リールボディ(部品本体)
14 ロータ(部品本体)
22 ボディフレーム(部品本体)
24 ハンドルフレーム(部品本体)
AB 最内側塗装層
AC 内側塗装層
AD 銀面薄膜塗装層
AE 外側塗装層
AE1 第1外側塗装層
AE2 第2外側塗装層
AF カラークリア層
AG 透明クリア層
AEA、ACA 非円滑表面
AEB 装飾面
Claims (14)
- 部品本体表面に、内側塗装層、その内側塗装層の上に銀面薄膜塗装層、その銀面薄膜塗装層の上に外側塗装層を積層し、
アミンを配位子とする銀金属錯体を含むインク塗料を前記内側塗装層の表面に塗布し、前記塗布したインク材料を加熱することによって前記銀面薄膜塗装層を形成し、
前記外側塗装層に、
(1) 非円滑化処理を施された非円滑表面、
(2) 透明化を抑制する非透明化処理部、
(3) 装飾を施された装飾面、
のうちの少なくともいずれか一つを形成してある釣り具用部品の装飾構造。 - 部品本体表面に、内側塗装層、その内側塗装層の上に銀面薄膜塗装層、その銀面薄膜塗装層の上に外側塗装層を積層し、
アミンを配位子とする銀金属錯体を含むインク塗料を前記内側塗装層の表面に塗布し、前記塗布したインク材料を加熱することによって前記銀面薄膜塗装層を形成し、
前記外側塗装層に、
(1) その表面を非円滑表面に形成する非円滑化処理、
(2) 透明化を抑制する非透明化処理、
(3) その表面を装飾面とする装飾化処理、
のうちの少なくともいずれか一つの処理を施してある自転車用部品の装飾構造。 - 部品本体表面に、内側塗装層、その内側塗装層の上に銀面薄膜塗装層、その銀面薄膜塗装層の上に外側塗装層を積層し、
アミンを配位子とする銀金属錯体を含むインク塗料を前記内側塗装層の表面に塗布し、前記塗布したインク材料を加熱することによって前記銀面薄膜塗装層を形成し、
前記内側塗装層に、非円滑化処理を施された非円滑面を形成してある釣り具用部品の装飾構造。 - 部品本体表面に、内側塗装層、その内側塗装層の上に銀面薄膜塗装層、その銀面薄膜塗装層の上に外側塗装層を積層し、
アミンを配位子とする銀金属錯体を含むインク塗料を前記内側塗装層の表面に塗布し、前記塗布したインク材料を加熱することによって前記銀面薄膜塗装層を形成し、
前記内側塗装層に、非円滑化処理を施された非円滑面を形成してある自転車用部品の装飾構造。 - 前記非円滑化処理が艶消し処理又はショットピーニング処理である請求項1又は3記載の釣り具用部品の装飾構造。
- 前記非円滑化処理が艶消し処理又はショットピーニング処理である請求項2又は4記載の自転車用部品の装飾構造。
- 前記内側塗装層を、
(1) イソシアネート基とヒドロキシル基との反応によって形成される二液性の樹脂塗料と、
(2) アミノ基を持つ樹脂とエポキシ基を持つシリコン化合物とを反応させて形成される二液性の樹脂塗料と、
(3) 前記(1)の反応と前記(2)の反応が同時におこる二液性又は三液性の樹脂塗料と、
(4) エポキシ樹脂塗料と、
のいずれか一つを選択して形成し、
前記外側塗装層を、
(1) イソシアネート基とヒドロキシル基との反応によって形成される二液性の樹脂塗料と、
(2) アミノ基を持つ樹脂とエポキシ基を持つシリコン化合物とを反応させて形成される二液性の樹脂塗料と、
(3) 前記(1)の反応と前記(2)の反応が同時におこる二液性又は三液性の樹脂塗料と、
のいずれか一つを選択して形成してある請求項1又は3、5のいずれか一つに記載の釣り具用部品の装飾構造。 - 前記内側塗装層を、
(1) イソシアネート基とヒドロキシル基との反応によって形成される二液性の樹脂塗料と、
(2) アミノ基を持つ樹脂とエポキシ基を持つシリコン化合物とを反応させて形成される二液性の樹脂塗料と、
(3) 前記(1)の反応と前記(2)の反応が同時におこる二液性又は三液性の樹脂塗料と、
(4) エポキシ樹脂塗料と、
のいずれか一つを選択して形成し、
前記外側塗装層を、
(1) イソシアネート基とヒドロキシル基との反応によって形成される二液性の樹脂塗料と、
(2) アミノ基を持つ樹脂とエポキシ基を持つシリコン化合物とを反応させて形成される二液性の樹脂塗料と、
(3) 前記(1)の反応と前記(2)の反応が同時におこる二液性又は三液性の樹脂塗料と、
のいずれか一つを選択して形成してある請求項2又は4、6のいずれか一つに記載の自転車用部品の装飾構造。 - 前記銀金属錯体を加熱することによって銀のナノ粒子を析出させ、かつ、その銀のナノ粒子を連結固着させて、前記銀面薄膜塗装層を形成する請求項1又は3、5、7のいずれか一つに記載の釣り具用部品の装飾構造。
- 前記銀金属錯体を加熱することによって銀のナノ粒子を析出させ、かつ、その銀のナノ粒子を連結固着させて、前記銀面薄膜塗装層を形成する請求項2又は4、6、8のいずれか一つに記載の自転車用部品の装飾構造。
- 前記銀面薄膜塗装層の厚さは、0.02ミクロンから0.4ミクロンの範囲にある請求項1又は3、5,7、9のいずれか一つに記載の釣り具用部品の装飾構造。
- 前記銀面薄膜塗装層の厚さは、0.02ミクロンから0.4ミクロンの範囲にある請求項2又は4、6、8、10のいずれか一つに記載の自転車用部品の装飾構造。
- 前記銀面薄膜塗装層と前記内側塗装層との間に樹脂塗料内に銀が混入する内混合傾斜層と、前記銀面薄膜塗装層と前記外側塗装層との間に樹脂塗料内に銀が混入する外混合傾斜層とを形成し、前記内混合傾斜層及び前記外混合傾斜層において、銀の樹脂塗料内に混入する割合いが、前記銀面薄膜塗装層に近接する程高い割合いである請求項1又は3、5、7、9、11のいずれか一つに記載の釣り具用部品の装飾構造。
- 前記銀面薄膜塗装層と前記内側塗装層との間に樹脂塗料内に銀が混入する内混合傾斜層と、前記銀面薄膜塗装層と前記外側塗装層との間に樹脂塗料内に銀が混入する外混合傾斜層とを形成し、前記内混合傾斜層及び前記外混合傾斜層において、銀の樹脂塗料内に混入する割合いが、前記銀面薄膜塗装層に近接する程高い割合いである請求項2又は4、6、8、10、12のいずれか一つに記載の自転車用部品の装飾構造。
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- 2014-04-04 JP JP2014077942A patent/JP2015198578A/ja active Pending
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