JP2015198319A - 撮像ユニット、撮像装置、電池ユニット及びシステム - Google Patents

撮像ユニット、撮像装置、電池ユニット及びシステム Download PDF

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Abstract

【課題】発熱部で生じる熱を十分に放熱すること。また、装置の温度上昇を抑制すること。
【解決手段】撮像ユニットは、撮像チップと、撮像チップで生じた熱を固体から液体に相転移して蓄熱する潜熱蓄熱材を有する蓄熱部材と、を備える。撮像装置は、撮像ユニットと、撮像ユニットで得られた画像データに対して画像処理を行う電子回路と撮像ユニットに電力を供給する電源部との少なくとも一つである発熱部と、発熱部で生じた熱を固体から液体に相転移して蓄熱する潜熱蓄熱材を有する蓄熱部材と、を備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、撮像ユニット、撮像装置、電池ユニット及びシステムに関する。
撮像モジュール等で生じた熱を、ヒートパイプを用いて筐体等に放熱する技術が知られている。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1]特許第5060935号
[特許文献2]特開2008−245107号公報
[特許文献3]特開2008−278382号公報
[特許文献4]特開2009−71627号公報
[特許文献5]特開2009−100374号公報
[特許文献6]特開2009−141609号公報
[特許文献7]特開2009−33718号公報
例えば装置を小型化したり軽量化したりするために、筐体等の部材を小さくしたり樹脂材料で形成したりすることで、放熱先として利用できる部材の熱容量が小さくなる場合がある。そのため、撮像素子や画像処理エンジン等の発熱部で生じる熱を十分に放熱できなくなる場合がある。また、発熱部で生じる熱を、装置を構成する筐体等の部材に放熱すると、装置の温度が上昇する場合がある。
第1の態様においては、撮像ユニットは、撮像チップと、撮像チップで生じた熱を固体から液体に相転移して蓄熱する潜熱蓄熱材を有する蓄熱部材と、を備える。
第2の態様においては、撮像装置は、撮像ユニットと、撮像ユニットで得られた画像データに対して画像処理を行う電子回路と撮像ユニットに電力を供給する電源部との少なくとも一つである発熱部と、発熱部で生じた熱を固体から液体に相転移して蓄熱する潜熱蓄熱材を有する蓄熱部材と、を備える。
第3の態様においては、装置に対して装着される電池ユニットであって、装置に供給される電気エネルギーを蓄える電池部と、発熱部で生じた熱を固体から液体に相転移して蓄熱する潜熱蓄熱材を有する蓄熱部材と、を備える。
第4の態様においては、システムは、上記電池ユニットと、上記電池ユニットを充電する充電ユニットと、を備え、上記電池ユニットは、充電ユニットに対して装着され、充電ユニットは、上記電池ユニットが充電ユニットに装着されている場合に、上記電池ユニットが有する潜熱蓄熱材に蓄積されている熱を放出する放熱部を有する。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
撮像装置の一例であるカメラ10の模式的な断面図である。 撮像ユニット40を模式的に示す上面図である。 図2のA−A断面を模式的に示す断面図である。 図3のC部を拡大して示す断面図である。 図2のB−B断面を模式的に示す断面図である。 撮像チップ100に形成された回路ブロックの構成を模式的に示す図である。 撮像ユニット40の第1変形例に係る撮像ユニット41を模式的に示す上面図である。 撮像ユニット41を模式的に示す断面図である。 カメラボディ930の模式的な断面図を、電池ユニット900及び充電ユニット970の模式的な断面図とともに示す。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、一実施形態における撮像装置の一例であるカメラ10の模式的な断面図である。カメラ10は、レンズユニット20及びカメラボディ30を備える。カメラボディ30には、レンズユニット20が装着される。レンズユニット20は、その鏡筒内に、光軸22に沿って配列された光学系を備え、入射する被写体光束をカメラボディ30の撮像ユニット40へ導く。
本実施形態において、光軸22に沿う方向をz軸方向と定める。すなわち、撮像ユニット40が有する撮像チップ100へ被写体光束が入射する方向をz軸方向と定める。具体的には、被写体光束が入射する方向をz軸マイナス方向と定め、その反対方向をz軸プラス方向と定める。撮像チップ100の長手方向をx軸方向と定める。撮像チップ100の短手方向をy軸方向と定める。具体的には、x軸方向及びy軸方向は、図1に図示した方向に定められる。x軸、y軸、z軸は右手系の直交座標系である。なお、説明の都合上、z軸プラス方向を前方、前側、上方等と呼ぶ場合がある。また、z軸マイナス方向を後方、後側、下方等と呼ぶ場合がある。また、z軸プラス方向の位置からz軸マイナス方向に見た場合の図を上面図等と呼ぶ場合がある。また、z軸マイナス方向の位置からz軸プラス方向に見た場合の図を背面図等と呼ぶ場合がある。
カメラボディ30は、レンズマウント24に結合されるボディマウント26よりz軸マイナス方向の位置に、ミラーユニット31を有する。ミラーユニット31は、メインミラー32及びサブミラー33を含む。メインミラー32は、レンズユニット20が射出した被写体光束の光路中に進入した進入位置と、被写体光束の光路から退避した退避位置との間で回転可能に軸支される。サブミラー33は、メインミラー32に対して回転可能に軸支される。サブミラー33は、メインミラー32とともに進入位置に進入し、メインミラー32とともに退避位置に退避する。このように、ミラーユニット31は、被写体光束の光路中に進入した進入状態と、被写体光束から退避した退避状態とをとる。
ミラーユニット31が進入状態にある場合、メインミラー32に入射した被写体光束の一部は、メインミラー32に反射されてピント板80に導かれる。ピント板80は、撮像ユニット40が有する撮像チップ100の撮像面と共役な位置に配されて、レンズユニット20の光学系が形成した被写体像を可視化する。ピント板80に形成された被写体像は、ペンタプリズム82及びファインダ光学系84を通じてファインダ窓86から観察される。
ミラーユニット31が進入状態にある場合、メインミラー32に入射した被写体光束のうちメインミラー32で反射した被写体光束以外の光束は、サブミラー33に入射する。具体的には、メインミラー32はハーフミラー領域を有し、メインミラー32のハーフミラー領域を透過した被写体光束がサブミラー33に入射する。サブミラー33は、ハーフミラー領域から入射した光束を、結像光学系70に向かって反射する。結像光学系70は、入射光束を、焦点位置を検出するための焦点検出センサ72に導く。焦点検出センサ72は、焦点位置の検出結果をMPU51へ出力する。
ピント板80、ペンタプリズム82、メインミラー32、サブミラー33及びファインダ光学系84は、支持部材としてのミラーボックス60に支持される。ミラーユニット31が退避状態にあり、シャッタユニット38の先幕及び後幕が開状態となれば、レンズユニット20を透過する被写体光束は、撮像チップ100の撮像面に到達する。
撮像ユニット40は、ブラケット150を介してミラーボックス60に取り付けられる。撮像ユニット40のz軸マイナス方向の位置には、基板62及び表示部88が順次配置される。表示部88としては、例えば液晶パネル等を適用できる。表示部88の表示面は、カメラボディ30の背面に現れる。表示部88は、撮像チップ100からの出力信号から生成される画像を表示する。
基板62には、MPU51、ASIC52等の電子回路が実装される。MPU51は、カメラ10の全体の制御を担う。撮像チップ100からの出力信号は、フレキシブルプリント基板等を介してASIC52へ出力される。ASIC52は、撮像チップ100から出力された出力信号を処理する。
ASIC52は、撮像チップ100からの出力信号に基づいて、表示用の画像データを生成する。表示部88は、ASIC52が生成した表示用の画像データに基づいて画像を表示する。ASIC52は、撮像チップ100からの出力信号に基づいて、記録用の画像データを生成する。ASIC52は、撮像チップの出力信号に対して例えば画像処理や圧縮処理を施すことで記録用の画像データを生成する。ASIC52が生成した記録用の画像データは、カメラボディ30に装着された記録媒体に記録される。記録媒体は、カメラボディ30に着脱可能に構成されている。
図2は、撮像ユニット40を模式的に示す上面図である。図3は、図2のA−A断面を模式的に示す断面図である。図4は、図3のC部を拡大して示す断面図である。図5は、図2のB−B断面を模式的に示す断面図である。
撮像ユニット40は、撮像チップ100と、実装基板120と、フレーム140と、カバーガラス160とを含んで構成される。なお、図2では、フレーム140の内部に設けられた蓄熱部210a、蓄熱部210b、蓄熱部210c及び蓄熱部210dの位置を点線で示されている。
撮像チップ100は、CMOSイメージセンサやCCDイメージセンサである。撮像チップ100は、撮像領域101と周辺領域102とを含んで構成される。撮像領域101は、撮像チップ100の中央部分に形成される。撮像チップ100の撮像領域101には、被写体光を光電変換する複数の光電変換素子で撮像部が形成されている。撮像チップ100の周辺領域102は、撮像領域101の周辺に位置する。撮像チップ100の周辺領域102には、光電変換素子における光電変換によって得られた画素信号を読み出して信号処理を行う処理回路を有する。処理回路は、出力された画素信号をデジタル信号に変換するAD変換回路を含む。
撮像チップ100は、xy平面において長方形の形状を持つ。撮像チップ100は、第1短辺105a及び第2短辺105bと、第1長辺106a及び第2長辺106bとを有する。第1短辺105aは、第2短辺105bよりx軸プラス方向に位置する。第1長辺106aは、第2長辺106bよりy軸プラス方向に位置する。
撮像チップ100は、実装基板120に実装される。撮像チップ100は、実装基板120に例えばフリップチップ実装で実装される。撮像チップ100は、ボンディングワイヤ110を介して実装基板120と電気的に接続される。撮像チップ100のAD変換回路でデジタル信号に変換された画素信号は、ボンディングワイヤ110を介して実装基板120に出力される。撮像チップ100は、実装基板120に接着剤で接着される。撮像チップ100は、フレーム140の開口部138に収容されている。フレーム140は、撮像チップ100を環囲する環囲部材の一例である。
実装基板120は、第1層121と、芯層207と、第2層122とを含む。第1層121は、ソルダレジスト層201と、配線層202と、絶縁層203と、配線層204と、絶縁層205とを含む。第2層122は、絶縁層215と、配線層214と、絶縁層213と、配線層212と、ソルダレジスト層211とを含む。実装基板120は、芯層207をコア層として有する多層コア基板である。
実装基板120において、光軸22に沿って、撮像チップ100、ソルダレジスト層201、配線層202、絶縁層203、配線層204、絶縁層205、芯層207、絶縁層215、配線層214、絶縁層213、配線層212、ソルダレジスト層211の順で配されている。
絶縁層203、絶縁層205、絶縁層215及び絶縁層213は、例えば樹脂層である。絶縁層203、絶縁層205、絶縁層215及び絶縁層213それぞれの厚みは、20μm〜50μmである。なお、厚みとは、z軸方向における長さである。絶縁層203、絶縁層205、絶縁層215及び絶縁層213は、プラスチック等の有機材料、セラミック等の層を含んでよい。
配線層202、配線層204、配線層214及び配線層212は、配線パターンを含む。配線層202、配線層204、配線層214及び配線層212の材料として、ニッケルと鉄の合金(例えば42alloy、56alloy)、銅、アルミニウム等を用いることができる。配線層202、配線層204、配線層214及び配線層212が有する配線パターンそれぞれの厚みは、10μmから50μm程度である。
芯層207は、金属で形成される。芯層207を金属で形成する場合、芯層207の材料として例えばニッケルと鉄の合金(例えば42alloy、56alloy)、銅、アルミニウム等を用いてよい。芯層207の厚みは、配線層202、配線層204、配線層214及び配線層212のいずれの配線層の厚みより厚い。芯層207の厚みは、絶縁層203、絶縁層205、絶縁層215及び絶縁層213のいずれの絶縁層の厚みより厚い。具体的には、芯層207の厚みは、0.1mmから0.8mm程度である。芯層207の剛性は、配線層202、配線層204、配線層214及び配線層212のいずれの配線層の剛性よりも高い。芯層207の剛性は、第1層121の剛性より高くてもよい。芯層207の剛性は、第2層122の剛性より高くてもよい。
なお、芯層207は樹脂で形成されてもよい。芯層207を樹脂で形成する場合、芯層207は、例えばFR4、FR4より弾性率の高い材料を用いて形成されてよい。芯層207は樹脂で形成する場合、芯層207はz軸方向において配線層に挟まれる。例えば、芯層207は樹脂で形成する場合、光軸22に沿って、撮像チップ100、ソルダレジスト層201、配線層202、絶縁層203、配線層204、芯層207、配線層214、絶縁層213、配線層212、ソルダレジスト層211の順で配されてよい。2層の配線層を追加で配する場合は、配線層204と芯層207との間に、配線層204に接触する追加の絶縁層と芯層207に接触する追加の配線層とが光軸22に沿って順で配され、芯層207と配線層214との間に、芯層207に接触する追加の配線層と、配線層214に接触する追加の絶縁層とを光軸22に沿って順に配される。
このように、実装基板120は、金属コアまたは樹脂コアを有する多層コア基板である。実装基板120の厚みは、全体として0.3mmから1.0mm程度であってよい。
配線層202の少なくとも一部は、撮像チップ100からボンディングワイヤ110を介して出力された画素信号を受け取る配線パターンに使用される。配線層202は、ボンディングワイヤ110が接続されるボンディングパッド240を含む。
配線層204に含まれる配線パターン及び配線層214に含まれる配線パターンは、例えば、グランドライン、電源ライン等に使用できる。
撮像チップ100は、ソルダレジスト層201上に実装される。撮像チップ100は、ボンディングワイヤ110によってボンディングパッド240に電気的に接続される。ボンディングパッド240と配線層212とは、第1層121及び芯層207を貫通するビア131によって電気的に接続されている。ビア131は、絶縁体132により覆われている。撮像チップ100から出力された画素信号は、配線層202及びビア131を介して、配線層212に伝送される。
ソルダレジスト層211上には、電子部品180が設けられる。すなわち、電子部品180は、実装基板120において撮像チップ100が実装された第1主面111とは反対側の第2主面112に実装される。電子部品180は、例えばコネクタ、キャパシタ、抵抗、レギュレータ、トランジスタ等を含む。電子部品180の一部の部品は、撮像チップ100に電力を供給する電源回路等を構成する。
電子部品180の一部としてのコネクタは、例えばフレキシブル基板が接続される。電子部品180の一部としてのコネクタは、配線層212に接続され、配線層212に伝送された画素信号は、コネクタ及びフレキシブル基板を介して、ASIC52等の外部の電子回路へ伝送される。
電子部品180と配線層212とは、リード部材によって電気的に接続される。電子部品180のリード部材は、配線層212にはんだ等で固定されている。配線層212の一部は、ソルダレジスト層211に形成された開口から外部に露出して、ランド等の電極を提供する。
撮像チップ100は、実装基板120にCOB(Chip On Board)実装されている。撮像チップ100は、実装基板120に例えば接着部551で接着されることで実装されている。具体的には、撮像チップ100は、実装基板120のソルダレジスト層201に接着部551で接着されている。接着部551は、例えば接着剤により形成される。具体的には、接着部551は、熱硬化性接着剤を熱硬化させることで形成される。撮像チップ100は、撮像チップ実装工程を経ることにより、実装基板120に実装される。撮像チップ実装工程において、撮像チップ100を実装基板120に実装する場合に、実装基板120が加熱される。撮像チップ100は、加熱された実装基板120に熱圧着によって実装される。
ボンディングワイヤ110は、撮像チップ100及びボンディングパッド240に実装される。ボンディングワイヤ110は、ワイヤボンディング工程(ボンディングワイヤ実装工程)を経ることにより、撮像チップ100とボンディングパッド240とを電気的に接続する。ワイヤボンディング工程において、ボンディングワイヤ110をボンディングパッド240に実装する場合に、ボンディングパッド240が加熱され、ボンディングワイヤ110は、加熱されたボンディングパッド240に、熱圧着によって実装される。ワイヤボンディング工程において、ボンディングワイヤ110は、超音波圧着によってボンディングパッド240に実装されてもよい。
フレーム140は、実装基板120に接着部552で接着される。具体的には、フレーム140は、実装基板120のソルダレジスト層201に、接着部552により接着されている。接着部552は、例えば接着剤により形成される。具体的には、接着部552は、熱硬化性接着剤を熱硬化させることで形成される。接着部552は、熱硬化性接着剤を熱硬化させることで形成される。フレーム実装工程において、フレーム140は、実装基板120に実装される。フレーム実装工程において、フレーム140を実装基板120に実装する場合に、フレーム140が加熱され、フレーム140は、加熱された実装基板120に、熱圧着によって実装される。
フレーム140の少なくとも一部は、金属で形成されてよい。フレーム140を形成する材料は、アルミニウム、鉄、パーマロイ、フェライト等であってよい。
フレーム140は、第1面141と、第2面142と、第3面143と、第4面144と、第5面145と、第6面146とを有する。第6面146は、開口部138を形成する。第6面146は、フレーム140の内壁面を形成する。開口部138は、例えばxy面内の中央部分に形成される。
第1面141は、カバーガラス160と接着部553により接着される面である。第1面141は、第6面146の端部に接する面である。第1面141は、第6面146の外縁に沿って形成される。第1面141は、xy平面と略平行な面である。
第2面142は、第1面141の端部に接する面である。第2面142は、第1面141の外縁に沿って形成される面である。第2面142は、yz平面に略平行な面と、xz平面に略平行な面とを有する。
第3面143は、第2面142の端部に接する面である。第3面143は、xy平面と略平行な面であり、第1面141と略平行な面である。
第4面144は、第3面143の端部に接する面である。第4面144は、第3面143の外縁に沿って形成される面である。第4面144は、yz平面に略平行な面と、xz平面に略平行な面とを有する。
第5面145は、第4面144の端部に接する面である。第5面145は、第4面144の外縁に沿って形成される面である。第5面145は、xy平面と略平行な面である。第5面145は、第1面141及び第3面143と略平行な面である。第5面145は、実装基板120のソルダレジスト層201と接着部552により接着される面である。第5面145は、接着部552に面する。第5面145は、第6面146の端部に接する面である。第5面145は、第6面146の外縁に沿って形成される。
フレーム140は、第1面141と第2面142と第3面143とにより形成された段部を有する。フレーム140は、取付部として取付穴148を有する。フレーム140は、例えば3つの取付穴148を有する。3つの取付穴148はいずれも第3面143から第5面145までを貫通する穴である。3つの取付穴148はいずれも、撮像ユニット40をミラーボックス60等の他の構造体に取り付けるために利用される。
フレーム140は、3つの取付穴148を介して、ビスでビス止めされることで、ブラケット150に固定される。ブラケット150は、例えばビス止めされることでミラーボックス60に固定される。よって、撮像ユニット40は、ミラーボックス60に固定される。
フレーム140は、位置決め穴147を有する。フレーム140は、例えば2つの位置決め穴147を有する。2つの位置決め穴147はいずれも第3面143から第5面145までを貫通する穴である。位置決め穴147はいずれも、撮像ユニット40に対して撮像ユニット40を位置決めするために利用される。2つの位置決め穴147のうち、一方の位置決め穴は嵌合穴で形成され、他方の位置決め穴147は長穴で形成されている。
フレーム140は、2つの位置決め穴147を用いてブラケット150に対して位置決めされる。例えばブラケット150に設けられた2つの位置決めピンが2つの位置決め穴147に挿入されることで、フレーム140とブラケット150とが位置決めされる。フレーム140は、ブラケット150に対して位置決めされた状態で固定される。よって、撮像ユニット40は、ミラーボックス60に位置決めされた状態で固定される。なお、フレーム140及びブラケット150は、ミラーボックス60以外の他の構造体に対して固定されてよい。
なお、撮像ユニット40は、ブラケット150を介さずにミラーボックス60に固定されてもよい。撮像ユニット40は、3つの取付穴148を介して例えばビス止めされることで、ミラーボックス60に固定されてよい。
カバーガラス160は、撮像チップ100を封止するために用いられる。カバーガラス160は、フレーム140の開口部138を覆うようにフレーム140に固定される。カバーガラス160は、フレーム140及び実装基板120とともに開口部138を密封空間とする。
カバーガラス160は、接着部553によりフレーム140と接着される。接着部553は、接着剤により形成される。具体的には、接着部552は、光硬化型接着剤を硬化させることで形成される。例えば、接着部553は、紫外線硬化型接着剤を紫外線で硬化させることで形成される。カバーガラス160の材料として、ホウケイ酸ガラス、石英ガラス、無アルカリガラス、耐熱ガラス等を用いることができる。カバーガラス160は、透光性を有している。カバーガラス160の厚みは、0.5mmから0.8mmである。
カバーガラス160は、撮像チップ100、ボンディングワイヤ110及びフレーム140が実装基板120に実装された後に、フレーム140に固定される。カバーガラス160は透光性を有するので、カバーガラス160とフレーム140との間を、光硬化型接着剤を用いて接着することができる。なお、カバーガラス160は、透光性部材の一例である。透光性部材としては、ガラスの他に水晶等を適用できる。
このように、実装基板120とフレーム140とカバーガラス160とによって、密封空間が形成される。撮像チップ100は、実装基板120とフレーム140とカバーガラス160とによって形成される密封空間内に配置されている。これにより、撮像チップ100が外部環境の影響を受けにくくなる。例えば、撮像チップ100が密封空間外に存在する水分の影響を受けにくくなる。そのため、撮像チップ100の劣化を防止できる。
フレーム140は、蓄熱部210a、蓄熱部210b、蓄熱部210c及び蓄熱部210dを有する。蓄熱部210a、蓄熱部210b、蓄熱部210c及び蓄熱部210dは、フレーム140の内部に設けられる。撮像チップ100を駆動することで撮像チップ100や実装基板120に設けられた電源回路等で発生した熱は、主として実装基板120を通じてフレーム140に伝わる。蓄熱部210a、蓄熱部210b、蓄熱部210c及び蓄熱部210dは、フレーム140に伝えられた熱を、潜熱によって蓄熱する。
フレーム140には、中空部149a、中空部149b、中空部149c及び中空部149dが設けられている。中空部149a、中空部149b、中空部149c及び中空部149dは、互いに連通していない。蓄熱部210aは、中空部149aに封入された潜熱蓄熱材220aを含む。蓄熱部210bは、中空部149bに封入された潜熱蓄熱材220bを含む。蓄熱部210cは、中空部149cに封入された潜熱蓄熱材220cを含む。蓄熱部210dは、中空部149dに封入された潜熱蓄熱材220dを含む。
潜熱蓄熱材220aは、固体又は液体の状態にある。例えば、潜熱蓄熱材220aは、カメラ10の動作が保証される環境温度である使用温度の範囲内において、固体の状態にある。潜熱蓄熱材220aは、使用温度範囲の上限温度において、固体の状態にある。したがって、例えば撮像チップ100を駆動していない場合、潜熱蓄熱材220aは固体であり得る。
潜熱蓄熱材220aは、カメラ10が動作している場合に、カメラ10内で発生する熱によって、液体の状態になり得る。例えば、潜熱蓄熱材220aは、撮像チップ100を駆動している場合に、撮像チップ100で発生してフレーム140に伝わった熱によって、液体の状態になり得る。例えば撮像チップ100を駆動しても、潜熱蓄熱材220aの温度が相転移温度に達するまでは、潜熱蓄熱材220aは固体の状態を維持して、潜熱蓄熱材220aの温度が上昇する。この場合、潜熱蓄熱材220aは、フレーム140に伝わった熱を顕熱で蓄熱する。潜熱蓄熱材220aの温度が相転移温度に達すると、潜熱蓄熱材220aは、固体から液体へ相転移する。潜熱蓄熱材220aが相転移することによって、フレーム140に伝わった熱が吸収される。このとき、潜熱蓄熱材220aの温度は、相転移温度で一定になる。このように、潜熱蓄熱材220aは、撮像チップ100で発生した熱を、潜熱として蓄熱する。
潜熱蓄熱材220aの相転移温度は、カメラ10の使用温度範囲の上限温度より高い。潜熱蓄熱材220aの相転移温度は、カメラ10の動作時にフレーム140が下回るべき設計温度より低い。潜熱蓄熱材220aの相転移温度は、例えば30℃以上80℃以下の範囲内である。
潜熱蓄熱材220aは、有機系化合物の潜熱蓄熱材であってよい。例えば、潜熱蓄熱材220aは、パラフィン系の潜熱蓄熱材であってよい。潜熱蓄熱材220aは、ノルマルパラフィンを用いた潜熱蓄熱材であってよい。なお、潜熱蓄熱材220aは、無機水和塩系の潜熱蓄熱材であってよい。例えば、潜熱蓄熱材220aは、塩化カルシウム水和物、硫酸ナトリウム水和物、チオ硫酸ナトリウム水和物、酢酸ナトリウム水和物等の無機水和塩を用いた潜熱蓄熱材であってよい。
潜熱蓄熱材220b、潜熱蓄熱材220c及び潜熱蓄熱材220dは、潜熱蓄熱材220aと同じ材料である。そのため、潜熱蓄熱材220b、潜熱蓄熱材220c及び潜熱蓄熱材220dについては、説明を省略する。
撮像ユニット40によれば、撮像チップ100等で発生した熱によって、潜熱蓄熱材220a、潜熱蓄熱材220b、潜熱蓄熱材220c及び潜熱蓄熱材220dは、固体から液体に相転移する。このとき、潜熱蓄熱材220a、潜熱蓄熱材220b、潜熱蓄熱材220c及び潜熱蓄熱材220dの温度は、相転移温度で一定になる。そのため、フレーム140の温度は、予め定められた上限温度に略一定に維持される。これにより、撮像ユニット40全体の温度を予め定められた設計温度以下に一定に保つことができる。
なお、カメラ10には、動画撮影を継続できる最大時間が定められていてよい。この場合、潜熱蓄熱材220a、潜熱蓄熱材220b、潜熱蓄熱材220c及び潜熱蓄熱材220dの熱容量は、動画撮影を継続できる最大時間にわたってカメラ10で動画撮影を行ったときに撮像ユニット40の温度が設計温度以下になるように、設計されてよい。潜熱蓄熱材220a、潜熱蓄熱材220b、潜熱蓄熱材220c及び潜熱蓄熱材220dの熱容量は、潜熱蓄熱材の材料及び量の少なくとも一方を調整することによって調整できる。
このように、撮像チップ100や電源回路等の発熱部の近傍に、潜熱で蓄熱する蓄熱部210a、蓄熱部210b、蓄熱部210c及び蓄熱部210dを有するフレーム140が設けられているので、フレーム140の熱容量を高めることができる。これにより、撮像ユニット40全体の温度を略一定に保てるので、発熱による画像の劣化を抑えることが可能となる。例えば、周辺領域102で発生する熱により撮像領域101で発生する暗電流ノイズを抑制できる。
図6は、撮像チップ100に形成された回路ブロックの構成を模式的に示す図である。撮像チップ100の撮像領域101には、画素部500が形成されている。周辺領域102には、周辺回路部570が形成されている。周辺回路部570は、処理回路部540、駆動回路部580a、駆動回路部580b及び出力回路部590を有する。
画素部500は、N×M個の単位セル501を有する。単位セル501は、xy面内において二次元状に配列されている。例えば、単位セル501は、xy面内においてマトリクス状に配列されている。単位セル501のそれぞれは、1行からN行のうち対応する1つの行において、1列からM列のうち対応する1つの列に対応する位置に設けられる。単位セル501のそれぞれは、光電変換素子、光電変換素子が蓄積した蓄積電荷のリセット動作や読み出し動作を行うトランジスタ等の回路を含む。N×M個の単位セル501により形成される光電変換領域により撮像部が形成される。
駆動回路部580a及び駆動回路部580bは、画素部500を駆動する。駆動回路部580a及び駆動回路部580bは、シフトレジスタ、タイミングジェネレータ等を有する。駆動回路部580a及び駆動回路部580bは、単位セル501を駆動して、単位セル501が有する光電変換素子が光電変換することによって得られた信号を出力させる。単位セル501は、単位セル501が受光した受光量を示すアナログ信号の画素信号を出力する。
処理回路部540は、単位セル501から出力された信号に対して信号処理を行う。処理回路部540は、CDS回路550及びAD変換回路560を含む。CDS回路550は、CDS(correlated double sampling)処理を行う。CDS回路550は、単位セル501から出力された画素信号に含まれるノイズを除去する。AD変換回路560は、アナログ信号である画素信号をデジタル信号の画素信号に変換する。出力回路部590は、デジタル信号の画素信号を、実装基板120へ出力する。
具体的には、駆動回路部580は、行リセット線510−1〜行リセット線510−Nを介して、複数の単位セル501と電気的に接続されている。駆動回路部580は、行選択線520−1〜行選択線520−Nを介して、複数の単位セル501と電気的に接続されている。駆動回路部580は、列信号線530−1〜列信号線530−Mを介して、複数の単位セル501と電気的に接続されている。駆動回路部580は、タイミング発生回路、シフトレジスタ等の駆動回路を含む。駆動回路部580は、列信号線530−1〜列信号線530−Mに接続された電流源を含む。
処理回路部540は、CDS回路550−1〜CDS回路550−Mと、AD変換回路560−1〜AD変換回路560−Mとを含む。CDS回路550−1〜CDS回路550−Mは、列信号線530−1〜列信号線530−Mを介して、単位セル501が出力したアナログ信号を取得する。
単位セル501のそれぞれは、行リセット線510−1〜行リセット線510−Nのうち、それぞれの単位セル501に対応する行の行リセット線510に接続される。単位セル501のそれぞれは、行選択線520−1〜行選択線520−Nのうち、それぞれの単位セル501に対応する行の行選択線520に接続される。単位セル501のそれぞれは、列信号線530−1〜列信号線530−Mのうち、それぞれの単位セル501に対応する列の列信号線530に接続される。
行リセット線510−1〜行リセット線510−N及び行選択線520−1〜行選択線520−Nは、単位セル501の読み出しを制御する信号を、対応する行に設けられた単位セル501に伝送する。行リセット線510−1〜行リセット線510−Nは、駆動回路部580が有するシフトレジスタが生成したリセット信号を、対応する行に設けられた単位セル501に伝送する。単位セル501は、リセット信号に応じて、単位セル501が有する光電変換素子の蓄積電荷をリセットする。単位セル501は、蓄積電荷がリセットされた状態の光電変換素子の出力信号を、行選択線520に出力する。この出力信号は、リセットレベルを示すアナログ信号である。
行選択線520−1〜行選択線520−Nは、駆動回路部580が有するシフトレジスタが生成した行選択信号を、対応する行に設けられた単位セル501に伝送する。単位セル501は、行選択信号に応じて、単位セル501が有する光電変換素子の出力信号を列信号線530に出力する。この出力信号は、信号レベルを示すアナログ信号である。
CDS回路550−1〜CDS回路550−Mは、列信号線530−1〜列信号線530−Mのうち対応する1つの列信号線530に接続される。CDS回路550−1〜CDS回路550−Mのそれぞれは、単位セル501から列信号線530−1〜列信号線530−Mに出力したアナログ信号のうち、対応する列信号線530に出力されたリセットレベルを示すアナログ信号と、信号レベルを示すアナログ信号とを取得する。CDS回路550−1〜CDS回路550−Mのそれぞれは、リセットレベルと信号レベルとの差分レベルを示すアナログ信号を画素信号として生成する。
AD変換回路560−1〜AD変換回路560−Mは、CDS回路550−1〜CDS回路550−Mのうち対応する1つのCDS回路550に接続される。AD変換回路560−1〜AD変換回路560−Mのそれぞれは、対応するCDS回路550が出力した画素信号のアナログ信号をAD変換して、画素信号のデジタル信号を生成する。AD変換回路560−1〜AD変換回路560−Mが生成した画素信号のデジタル信号は、ボンディングワイヤ110を介して実装基板120に出力される。
撮像チップ100を駆動すると、処理回路部540においてCDS回路550及びAD変換回路560が動作する。これにより、処理回路部540で熱が発生して、処理回路部540の温度が上昇する。処理回路部540で発生する熱が単位セル501に伝わると、単位セル501で発生する暗電流ノイズが増大する。例えば、処理回路部540で発生する熱によって、y軸プラス側に位置する単位セル501より、y軸マイナス側に位置する単位セル501に発生する暗電流ノイズが強くなる。
しかし、撮像ユニット40は、第2長辺106bの近傍に、第2長辺106bに沿って配置された蓄熱部210dを有する。蓄熱部210dは、処理回路部540の近傍に、処理回路部540に沿って配置されていることになる。これにより、処理回路部540で発生する熱を蓄熱部210dで吸収することができる。そのため、単位セル501で発生する暗電流ノイズを低減できる。特に、y軸マイナス側に位置する単位セル501で発生する暗電流ノイズを抑制できる。また、処理回路部540の温度が高まることによる画像への影響を抑制できる。これにより、画像の劣化を抑制できる。
また、撮像ユニット40は、第1長辺106aの近傍に、第1長辺106aに沿って配置された蓄熱部210cを有する。蓄熱部210cは、駆動回路部580aの近傍に、駆動回路部580aに沿って配置されていることになる。そのため、駆動回路部580aで生じる熱を蓄熱部210cで吸収できる。したがって、特にy軸プラス側に位置する単位セル501で発生する暗電流ノイズを抑制できる。
撮像ユニット40は、第2短辺105bの近傍に、第2短辺105bに沿って配置された蓄熱部210bを有する。蓄熱部210bは、駆動回路部580a及び出力回路部590bの近傍に、駆動回路部580a及び出力回路部590bに沿って配置されていることになる。そのため、駆動回路部580bで生じる熱を蓄熱部210bで吸収できる。したがって、特にx軸マイナス側に位置する単位セル501で発生する暗電流ノイズを抑制できる。また、また、撮像ユニット40は、第1短辺105aの近傍に、第1短辺105aに沿って配置された蓄熱部210aを有するので、特にx軸プラス側に位置する単位セル501で発生する暗電流ノイズを抑制できる。
このように、撮像ユニット40は、撮像チップ100の外縁を形成する4辺に沿って、蓄熱部210a、蓄熱部210b、蓄熱部210c及び蓄熱部210dを有する。そのため、撮像チップ100の四方から、撮像チップ100で発生する熱を吸収することができる。これにより、撮像チップ100の温度を予め設計された温度以下に略一定に保つことができるので、発熱による画像の劣化を抑えることができる。
なお、周辺領域102の第1短辺105aの近傍には、大きな発熱を伴う回路は形成されていない。そのため、蓄熱部210aの熱容量は、蓄熱部210bの熱容量、蓄熱部210cの熱容量及び蓄熱部210dの熱容量のいずれより小さくてよい。撮像ユニット40は、蓄熱部210aを有しなくてもよい。
また、駆動回路部580bで生じる発熱量が、駆動回路部580aで生じる発熱量より小さい場合、蓄熱部210bの熱容量は、蓄熱部210cの熱容量より小さくてよい。また、駆動回路部580aで生じる発熱量が、処理回路部540で生じる発熱量より小さい場合、蓄熱部210cの熱容量は、蓄熱部210dの熱容量より小さくてよい。また、処理回路部540で生じる発熱量が、駆動回路部580aで生じる発熱量及び駆動回路部580bで生じる発熱量のいずれの発熱量より著しく大きい場合、撮像ユニット40は、蓄熱部210a、蓄熱部210b及び蓄熱部210cを有さず、蓄熱部210dだけを有してよい。
このように、撮像ユニット40に蓄熱部を設ける場所及び蓄熱部の熱容量は、対応する場所において撮像チップ100から発生する熱量に応じて、異なる値に設計されてよい。蓄熱部の熱容量は、潜熱蓄熱材の材料及び量の少なくとも一方を調整することによって調整できる。
なお、撮像ユニット40において、中空部149a、中空部149b、中空部149c及び中空部149dが互いに連通していない。しかし、中空部149a、中空部149b、中空部149c及び中空部149dのうち、任意の2以上の中空部が、互いに連通していてよい。
なお、カメラボディ30において、撮像チップ100で撮像することで得られた画像データに対して暗電流ノイズを抑制する暗電流補正を行う場合、潜熱蓄熱材220a、潜熱蓄熱材220b、潜熱蓄熱材220c及び潜熱蓄熱材220dの相転移温度に基づいて暗電流補正を行ってよい。例えば、ASIC52には、潜熱蓄熱材220a、潜熱蓄熱材220b、潜熱蓄熱材220c及び潜熱蓄熱材220dの相転移温度に基づき予め決定された強度で、暗電流補正処理を行ってよい。潜熱蓄熱材220a等の潜熱蓄熱材220を設けることで、撮像チップ100で生じる暗電流ノイズの強度が略一定になる。そのため、ASIC52は、潜熱蓄熱材220a等の相転移温度に対応づけられた一定の強度で暗電流補正を行うことで、撮像ユニット44の温度変化を考慮しなくても適切な暗電流補正を行うことができる場合がある。
図7は、撮像ユニット40の第1変形例に係る撮像ユニット41を模式的に示す上面図である。図8は、撮像ユニット41を図7のD−D断面で切断した場合の断面図である。
撮像ユニット41が備える構成要素のうち、撮像ユニット40が備える構成と同様の構成を有する構成要素には同じ符号を付して、その説明を省略する場合がある。また、撮像ユニット41が備える構成要素のうち、撮像ユニット40が備える構成要素に対応する構成要素については、対応する構成要素と同様の構成の説明を省略して、その相違点を主として説明する場合がある。
撮像ユニット41は、実装基板120と、撮像チップ100と、フレーム740と、蓄熱部材800aと、蓄熱部材800bと、蓄熱部材800cと、蓄熱部材800dと、カバーガラス160とを有する。
フレーム740は、フレーム140に対応する部材である。フレーム740を形成する材料は、樹脂であってよい。フレーム740を形成する材料は、アルミニウム、鉄、パーマロイ、フェライト等の金属であってもよい。フレーム740は、フレーム140とは異なり、潜熱蓄熱材を有する中空部を有しない。
蓄熱部材800a、蓄熱部材800b、蓄熱部材800c及び蓄熱部材800dは、実装基板120の第2主面112に設けられる。蓄熱部材800dは、蓄熱部810dを有する。なお、図8では、第2主面112に設けられた蓄熱部材800a、蓄熱部材800b、蓄熱部材800c及び蓄熱部材800dの位置が、点線で示されている。
蓄熱部材800dは、金属又は樹脂で形成されている。蓄熱部材800dは、中空部809dを有する。中空部809d中には、潜熱蓄熱材820dが設けられている。蓄熱部材800dは、コンデンサ等の電子回路部品と同様に、はんだで第2主面112に実装される。蓄熱部材800dは、蓄熱部材800dは、第2主面112に設けられたランド等の電極に実装されてよい。なお、蓄熱部材800dは、ビス等の締結部材を用いて、第2主面112に機構的に実装されてもよい。
潜熱蓄熱材820dは、潜熱蓄熱材220aと同じ材料であってよい。そのため、潜熱蓄熱材820dについての詳細な説明は省略する。
蓄熱部材800dと同様、蓄熱部材800cは、潜熱蓄熱材820cが設けられた中空部809cを有する。蓄熱部材800cは、蓄熱部材800dと同様の構成を有するので、説明を省略する。同様に、蓄熱部材800a及び蓄熱部材800bも、蓄熱部材800dと同様の構成を有するので、説明を省略する。
蓄熱部材800dは、撮像チップ100の周辺領域102における処理回路部540に対応する位置に設けられる。蓄熱部材800dは、処理回路部540の位置からz軸マイナス方向の位置に設けられる。具体的には、蓄熱部材800dが設けられている第2主面112上の領域の少なくとも一部は、処理回路部540をz軸マイナス方向に投影した場合の領域の少なくとも一部と重なる。このように、蓄熱部材800dは、処理回路部540の下方に処理回路部540に沿って配置されているので、処理回路部540で発生する熱を蓄熱部材800dで吸収することができる。
蓄熱部材800cは、撮像チップ100の周辺領域102における駆動回路部580aに対応する位置に設けられる。蓄熱部材800cは、駆動回路部580aの位置からz軸マイナス方向の位置に設けられる。具体的には、蓄熱部材800cが設けられている第2主面112上の領域の少なくとも一部は、駆動回路部580aをz軸マイナス方向に投影した場合の領域の少なくとも一部と重なる。このように、蓄熱部材800cは、駆動回路部580aの下方に駆動回路部580aに沿って配置されているので、駆動回路部580aで発生する熱を蓄熱部材800cで吸収することができる。
蓄熱部材800bは、撮像チップ100の周辺領域102における駆動回路部580bに対応する位置に設けられる。蓄熱部材800bは、駆動回路部580bの位置からz軸マイナス方向の位置に設けられる。具体的には、蓄熱部材800bが設けられている第2主面112上の領域の少なくとも一部は、駆動回路部580bをz軸マイナス方向に投影した場合の領域の少なくとも一部と重なる。このように、蓄熱部材800bは、駆動回路部580bの下方に、駆動回路部580bに沿って配置されているので、駆動回路部580bで発生する熱を蓄熱部材800bで吸収することができる。
蓄熱部材800aは、出力回路部590aに対応する位置に設けられる。蓄熱部材800aは、出力回路部590aの位置からy軸マイナス方向の位置に設けられる。具体的には、蓄熱部材800aが設けられている第2主面112上の領域の少なくとも一部は、出力回路部590aをy軸マイナス方向に投影した場合の領域の少なくとも一部と重なる。
このように、撮像ユニット41は、撮像チップ100の周辺領域102を形成する4辺に沿って、蓄熱部材800a、蓄熱部材800b、蓄熱部材800c及び蓄熱部材800dを有する。そのため、撮像チップ100の四方から、撮像チップ100で発生する熱を吸収することができる。これにより、撮像チップ100の温度を予め設計された温度以下に略一定に保つことができるので、発熱による画像の劣化を抑えることができる。撮像ユニット41によれば、実装基板120の第2主面112に蓄熱部を設けており、フレーム740には蓄熱部が設けられていない。そのため、フレーム740の設計の自由度を高めることができる。
なお、周辺領域102のうち出力回路部590を有する領域には、大きな発熱を伴う回路は形成されていない。そのため、蓄熱部材800aの熱容量は、蓄熱部材800bの熱容量、蓄熱部材800cの熱容量及び蓄熱部材800dの熱容量のいずれより小さくてよい。撮像ユニット41は、蓄熱部材800aを有しなくてもよい。
また、駆動回路部580bで生じる発熱量が、駆動回路部580aで生じる発熱量より小さい場合、蓄熱部810bの熱容量は、蓄熱部810cの熱容量より小さくてよい。また、駆動回路部580aで生じる発熱量が、処理回路部540で生じる発熱量より小さい場合、蓄熱部810cの熱容量は、蓄熱部810dの熱容量より小さくてよい。また、処理回路部540で生じる発熱量が、駆動回路部580aで生じる発熱量及び駆動回路部580bで生じる発熱量のいずれの発熱量より著しく大きい場合、撮像ユニット41は、蓄熱部810a、蓄熱部810b及び蓄熱部810cを有さず、蓄熱部810dだけを有してよい。
このように、撮像ユニット41に蓄熱部を設ける場所及び蓄熱部の熱容量は、対応する撮像チップ100の領域で発生する熱量に応じて異なる値に設計されてよい。蓄熱部の熱容量は、潜熱蓄熱材の材料及び量の少なくとも一方を調整することで調整できる。
なお、以上に説明したような潜熱蓄熱材で撮像チップ100の熱を吸収する構成と同様の構成を用いて、ASIC52等の画像処理用の電子回路で発生する熱を吸収してよい。例えば、基板62に、蓄熱部材800d等と同様の蓄熱部を設けてよい。これにより、ASIC52等の電子回路の信頼性を高めることができる。また、ASIC52等の電子回路で発生した熱によって撮像チップ100の温度が上昇することを抑制できる。
なお、第2変形例に係る撮像ユニットとして、第1変形例に係る撮像ユニット41のフレーム740に代えて、図1から図6等に関連して説明した撮像ユニット40のフレーム140を備える構成を適用してよい。第2変形例に係る撮像ユニットによれば、蓄熱部材800a、蓄熱部材800b、蓄熱部材800c及び蓄熱部材800dに加えて、蓄熱部210a、蓄熱部210b、蓄熱部210c及び蓄熱部210dを備えるので、撮像ユニットが有する蓄熱部の全熱容量を大きくすることができる。
以上に説明したカメラボディ30によれば、カメラボディ30内で発生した熱を潜熱蓄熱材で吸収できる。潜熱蓄熱材に蓄積された熱は、例えばカメラボディ30の動作が停止している場合等に、カメラボディ30の外部に徐々に放出され得る。そのため、カメラボディ30の内部で生じた熱がカメラボディ30の筐体の表面から外気へ速やかに放出されるように放熱経路を精密に設計しなくて済む。このため、カメラボディ30の筐体を非金属で構築できる。また、カメラボディ30を小型軽量化できる。また、カメラボディ30における熱処理が容易になる。
図9は、カメラボディ930の模式的な断面図を、電池ユニット900及び充電ユニット970の模式的な断面図とともに示す。カメラボディ930は、カメラボディ30の変形例である。カメラボディ930、電池ユニット900及び充電ユニット970は、カメラシステムの少なくとも一部を構成する。
カメラボディ930は、撮像ユニット44と、装着部910と、熱伝導部920と、熱伝導部922とを含んで構成される。装着部910は、電極部911と、伝熱部914とを有する。
カメラボディ930は、上述したカメラボディ30が備える構成要素のうち、撮像ユニット40を除く構成要素を有する。図9では、カメラボディ30が有する構成との相違点を分かり易く説明することを目的として、撮像ユニット40と共通する構成要素についての図示を省略又は簡略化して示されている。また、カメラボディ930に関する説明では、カメラボディ30が有する構成要素とカメラボディ930が有する構成要素との相違点を主として説明する場合がある。
撮像ユニット44は、撮像ユニット40に対応する構成要素である。撮像ユニット44は、第1実施形態における撮像ユニット40が有するフレーム140に対応するフレームを有する。撮像ユニット44が有するフレームは、第2変形例における撮像ユニット41が有するフレーム740と同様の構成を有する。そのため、撮像ユニット44に係る説明を省略する。
熱伝導部920は、撮像ユニット44で生じた熱を、装着部910が有する伝熱部914に伝達する。熱伝導部920は、例えば金属で形成される。熱伝導部920は、熱伝導性プレート、熱伝導性シート、ヒートパイプ等であってよい。熱伝導部920は、例えばブラケット150及び伝熱部914に密着して接続される。撮像ユニット44で生じた熱は、撮像ユニット44に締結されたブラケット150及び熱伝導部920を通じて、伝熱部914に伝達される。
熱伝導部922は、基板62が有するMPU51、ASIC52等の電子回路で生じた熱を、伝熱部914に伝達する。熱伝導部922は、例えば金属で形成される。熱伝導部922は、熱伝導性プレート、熱伝導性シート、ヒートパイプであってよい。熱伝導部922は、例えば基板62及び伝熱部914に密着して接続される。MPU51、ASIC52等の電子回路で生じた熱は、基板62及び熱伝導部922を通じて、伝熱部914に伝達される。
装着部910の電極部911は、装着部910に装着されている電池ユニット900から供給される電気エネルギーを取得する電力用電極と、装着部910に装着されている電池ユニット900からの信号を取得するための信号用電極とを有する。電池ユニット900から取得する信号としては、電池ユニット900の充電状態を示す情報を示す信号、電池ユニット900が有する蓄熱部の情報を示す信号を含む。
伝熱部914は、熱伝導部920及び熱伝導部922に接続されている。伝熱部914は、例えば金属等の熱伝導率が高い材料で形成されてよい。伝熱部914は、装着部910に電池ユニット900が装着されている場合に、電池ユニット900の筐体904の一部に接触する位置に設けられる。
電池ユニット900は、カメラボディ930に対して着脱可能である。電池ユニット900は、カメラボディ930の装着部910に装着される。電池ユニット900は、交換式の電池ユニットである。電池ユニット900を装着部910から取り外して、他の電池ユニットを装着部910に装着することができる。カメラボディ930から取り外した電池ユニット900は、充電ユニット970に装着される。充電ユニット970は、装着された電池ユニット900を充電する。
電池ユニット900は、外部電極部901と、電池部906と、制御部908と、蓄熱部902と、筐体904とを有する。電池部906は、電池ユニット900がカメラボディ930に装着されている場合に、カメラボディ930に供給されるエネルギーを蓄積する。電池部906は、例えばリチウムイオン電池等の二次電池である。
外部電極部901は、電池部906から外部に電気エネルギーを出力するとともに、電池部906に蓄電するための電気エネルギーを充電ユニット970から取得するための電力用電極と、電池ユニット900の情報を示す信号を外部に出力するための信号用電極とを有する。
制御部908は、電池ユニット900の情報を外部に出力する。電池ユニット900が装着部910に装着されている場合、制御部908は、外部電極部901の信号用電極からカメラボディ930へ種々の情報を示す信号を出力する。外部に出力される電池ユニット900の情報としては、電池部906の残存容量を示す情報、電池部906の温度を示す情報、蓄熱部902の情報等を含む。蓄熱部902の情報としては、後述する潜熱蓄熱材903の相転移温度を示す情報、潜熱蓄熱材903の現在の温度を示す情報を含む。
蓄熱部902は、潜熱蓄熱材903を含む。潜熱蓄熱材903は、電池部906の周囲に電池部906を取り囲むように設けられてよい。潜熱蓄熱材903は、空洞部909内に設けられる。空洞部909は、筐体904に設けられてよい。筐体904を外部筐体及び内部筐体の二重構造として、外部筐体と内部筐体との間の空間を空洞部909として用いてよい。潜熱蓄熱材903は、潜熱蓄熱材220aと同じ材料であってよい。
電池ユニット900がカメラボディ930の装着部910に装着されている場合、カメラボディ930の撮像ユニット44や基板62が有する電子回路等で発生した熱は、伝熱部914及び筐体904を通じて、潜熱蓄熱材903に伝えられる。潜熱蓄熱材903は、潜熱蓄熱材903に伝えられた熱により固体から液体に相転移して、潜熱蓄熱材903に伝えられた熱を潜熱として蓄熱する。このように、潜熱蓄熱材903は、撮像ユニット44や基板62が有する電子回路等で発生した熱を、潜熱として蓄熱するので、撮像ユニット44や基板62が有する電子回路等が高温になることを抑制して、撮像ユニット44や基板62が有する電子回路の温度を予め定められた温度以下で略一定に保つことができる。
電池ユニット900に潜熱蓄熱材903を設けて撮像ユニット44で生じた熱を吸収させることで、撮像ユニット44の温度を、電池ユニット900が有する潜熱蓄熱材903の相転移温度に応じた温度に略一定に保つことができる。そのため、装着部910から電池ユニット900を外して、潜熱蓄熱材903の相転移温度とは異なる相転移温度を持つ潜熱蓄熱材を有する電池ユニットを装着部910に新たに装着すると、撮像ユニット44の温度を、新たに装着された電池ユニットが有する潜熱蓄熱材の相転移温度に応じた温度に略一定に保つことができる。そのため、例えばカメラボディ930を使用する環境温度に応じた電池ユニットを装着することで、撮像ユニット44の温度を適切な温度に保つことができる。例えば、外気温が20℃より低い場合は、30℃の相転移温度を持つ潜熱蓄熱材を有する電池ユニットを使用すればよい。また、外気温が30℃より高い場合は、40℃の相転移温度を持つ潜熱蓄熱材を有する電池ユニットを使用すればよい。電池ユニット900に潜熱蓄熱材903を設けることで、適用温度が異なる電池ユニットを用いることが可能になる。
なお、カメラボディ930は、潜熱蓄熱材903の相転移温度を示す情報を、電池ユニット900から取得して、電池ユニット900から取得した相転移温度を示す情報に応じた処理を行ってよい。例えば、MPU51は、外部電極部901の信号用電極及び電極部911の信号用電極を通じて取得する。MPU51は、電池ユニット900から取得した情報が示す相転移温度が環境温度より低い場合に、ユーザに警告してよい。また、MPU51は、電池ユニット900から取得した情報が示す相転移温度が、使用温度範囲の上限値などの予め定められた値より高い場合に、ユーザに警告してよい。また、MPU51は、電池ユニット900から取得した情報が示す相転移温度が、現在の環境温度より予め定められた値以上高い場合に、ユーザに通知してもよい。例えば、適用温度がより低い電池ユニットの使用を推奨する旨を、ユーザに通知してもよい。
また、カメラボディ930において、撮像チップ100で撮像することで得られた画像データに対して暗電流ノイズを抑制する暗電流補正を行う場合、潜熱蓄熱材903の相転移温度に基づいて暗電流補正を行ってよい。例えば、ASIC52は、電池ユニット900から取得した潜熱蓄熱材903の相転移温度を示す情報に基づき、暗電流補正処理を行う。例えば、潜熱蓄熱材903の相転移温度に対応づけられた強度で、暗電流補正を行う。これにより、適用温度が異なる電池ユニットを用いても、適切な暗電流補正を行うことが可能になる。
なお、潜熱蓄熱材903の温度が撮像ユニット44の温度より高い場合、潜熱蓄熱材903から撮像ユニット44に熱が伝わる。例えば、潜熱蓄熱材903の温度が相転移温度以上であり、潜熱蓄熱材903の相転移温度が撮像ユニット44の温度より高い場合、潜熱蓄熱材903に蓄積されている熱量により、撮像ユニット44の温度が上昇する。しかし、撮像ユニット44の温度が潜熱蓄熱材903の相転移温度に達すると、撮像ユニット44の温度は、潜熱蓄熱材903の相転移温度に応じた略一定の温度に保たれ得る。したがって、撮像チップ100で生じる暗電流ノイズの強度は略一定になり得る。そのため、ASIC52は、潜熱蓄熱材903の相転移温度に対応づけられた一定の強度で暗電流補正を行うことで、暗電流ノイズを適切に抑制された画像データを提供できる。このように、撮像ユニット44の温度変化を抑制できるので、撮像ユニット44の温度変化を考慮しなくても、適切な暗電流補正を行うことができる場合がある。
また、電池ユニット900は、カメラボディ930から取り外し可能である。そのため、例えば電池交換のために電池ユニット900を取り外すことで、潜熱蓄熱材903に蓄積されている熱量も、カメラボディ930の外部に取り出される。このように、交換式の電池ユニット900に蓄熱部902を設けることで、カメラボディ930内で発生した熱を、カメラボディ930の外部に容易に排出できる。また、カメラボディ930の内部で生じた熱がカメラボディ930の筐体の表面から外気へ放出されるように放熱経路を設計しなくて済む。このため、カメラボディ930の筐体を非金属で構築できる。また、カメラボディ930を小型軽量化できる。また、カメラボディ930における熱処理が容易になる。
また、潜熱蓄熱材903を電池ユニット900に設けることで、電池部906で発生した熱も潜熱蓄熱材903に潜熱として吸収できる。このため、電池部906が予め定められた温度以上に上昇することを抑制でき、電池部906の安全性を高めることができる。
充電ユニット970は、装着部980と、制御部978とを有する。電池ユニット900は、充電ユニット970に対して着脱可能である。装着部980は、電池ユニット900を装着する。
装着部980は、電極部981と、放熱部982とを有する。電極部981は、充電ユニット970に装着されている電池ユニット900から供給される電気エネルギーを取得する電力用電極と、充電ユニット970に装着されている電池ユニット900からの信号を取得するための信号用電極とを有する。電池ユニット900から取得する信号としては、充電ユニット970の充電状態を示す情報を示す信号、電池ユニット900が有する蓄熱部902の情報を示す信号を含む。
放熱部982は、装着部980に電池ユニット900が装着されている場合に、電池ユニット900の筐体904の一部に接触する位置に設けられる。放熱部982は、装着部980の内周を囲うように設けられる。放熱部982は、潜熱蓄熱材903に蓄積されている熱を放熱する。放熱部982は、ペルチェ素子等の熱電素子等であってよい。放熱部982は、冷却ファン等であってよい。
制御部978は、電池ユニット900の電池部906への充電を制御する。制御部978は、電極部981の信号用電極から受信した信号に基づき、電池部906の残存容量を示す情報を取得して、取得した情報が示す残存容量に基づいて、電極部981の電力用電極を通じて電池部906へ供給される電気エネルギーを制御する。制御部978は、電池部906の残存容量が予め定められた値に達するまで、電池部906を充電する。
また、制御部978は、放熱部982を駆動する電力を放熱部982に供給して、潜熱蓄熱材903に蓄積された熱を放出させる。例えば、制御部978は、電極部981の信号用電極から受信した信号に基づき、潜熱蓄熱材903の相転移温度を示す情報を取得して、取得した情報が示す相転移温度に基づき、放熱部982を駆動する。制御部978は、潜熱蓄熱材903の温度が潜熱蓄熱材903の相転移温度未満の予め定められた温度になるまで、放熱部982を駆動する。なお、制御部978は、電池部906の残存容量が予め定められた値に達して、電池部906の充電を停止した後においても、放熱部982を駆動して潜熱蓄熱材903を放熱してよい。制御部978は、潜熱蓄熱材903の温度が潜熱蓄熱材903の相転移温度未満になった場合に放熱部982の駆動を停止して、潜熱蓄熱材903の放熱を停止してよい。潜熱蓄熱材903の温度が潜熱蓄熱材903の相転移温度以上になった場合、放熱部982を再び駆動し始めて、潜熱蓄熱材903の温度が潜熱蓄熱材903の相転移温度未満の予め定められた温度になるまで、放熱部982を駆動してよい。
カメラボディ930、電池ユニット900及び充電ユニット970におけるカメラシステムによれば、カメラボディ930の内部で発生した熱を、電池ユニット900を通じてカメラボディ930の外部に取り出して、充電ユニット970で放熱することができる。このため、カメラボディ930を効率的に放熱できるシステムを提供できる。なお、充電ユニット970は、潜熱蓄熱材903に蓄積されている熱エネルギーを取り出して、取り出した熱エネルギーを電気エネルギーに変換して、得られた電気エネルギーを用いて電池部906を充電してもよい。また、電池ユニット900において、潜熱蓄熱材903に蓄積されている熱エネルギーを取り出して、取り出した熱エネルギーを電気エネルギーに変換して、得られた電気エネルギーを用いて電池部906を充電してもよい。なお、放熱部982は、潜熱蓄熱材903を放熱できる熱容量を持つ熱シンクであってもよい。
以上の説明においては、レンズユニット20及びカメラボディ30又はカメラボディ930を含むカメラを、撮像装置の一例として取り上げて説明した。しかし、撮像装置は、レンズユニット20を含まなくてよい。例えば、カメラボディ30又はカメラボディ930は、撮像装置の一例である。また、撮像装置とは、一眼レフレックスカメラ等のレンズ交換式の撮像装置の他に、レンズ非交換式の撮像装置を含む概念である。また、撮像チップ100は、電子デバイスの一例である。上述したフレーム、実装基板及びカバーガラスに係る各構成の組み合わせは、撮像チップ100に限らず、密封される様々な種類の電子デバイスに適用できる。
なお、撮像チップ100、ASIC52及びMPU51等の電子回路並びに電池部906は、発熱部の一例である。その他にも、アクチュエータ等の機械部品を発熱部の対象として適用できる。撮像チップ100、ASIC52及びMPU51等の電子回路、電池部906、アクチュエータに限らず、熱を生じる様々な部品を発熱部の対象として適用できる。また、撮像装置は、電子機器の一例である。撮像装置に限らず、様々な種類の電子機器が有する発熱部を対象として適用できる。また、電池ユニット900は、装置に対して着脱可能な装着部材の一例である。電池ユニット900以外の様々な種類の部材を、装着部材として適用できる。例えば、メモリカード等の着脱可能な記録媒体等を、装着部材の一例として適用できる。また、電池ユニット900に係る構成は、撮像装置等の電子機器に限らず、様々な装置に適用できる。例えば、電池ユニット900に係る構成を、電気自動車の電源ユニット等に適用できる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、及び図面中において示した装置、システム、プログラム、及び方法における動作、手順、ステップ、及び段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、及び図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
10 カメラ
20 レンズユニット
22 光軸
24 レンズマウント、26 ボディマウント、30 カメラボディ、31 ミラーユニット、32 メインミラー、33 サブミラー、38 シャッタユニット
40、41、44 撮像ユニット
51 MPU、52 ASIC、60 ミラーボックス、62 基板、70 結像光学系、72 焦点検出センサ、80 ピント板、82 ペンタプリズム、84 ファインダ光学系、86 ファインダ窓、88 表示部
100 撮像チップ、101 撮像領域、102 周辺領域、105 短辺、106 長辺、110 ワイヤ
111 第1主面、112 第2主面
120 実装基板
121 第1層、122 第2層、131 ビア、132 絶縁体
138 開口部、140 フレーム
141 第1面、142 第2面、143 第3面、144 第4面、145 第5面、146 第6面
147 位置決め穴、148 取付穴
150 ブラケット、160 カバーガラス、180 電子部品
201、211 ソルダレジスト層
202、204、212、214 配線層
203、205、213、215 絶縁層
207 芯層
551、552、553 接着部
240 ボンディングパッド
149 中空部
210 蓄熱部
220 潜熱蓄熱材
500 画素部、501 単位セル、540 処理回路部、550 CDS回路、560 AD変換回路、570 周辺回路部、580 駆動回路部、590 出力回路部
740 フレーム
800 蓄熱部材、809 中空部、810 蓄熱部、820 潜熱蓄熱材
900 電池ユニット、901 外部電極部、902 蓄熱部、903 潜熱蓄熱材、904 筐体、906 電池部、908 制御部、909 空洞部
910 装着部、914 伝熱部、920、922 熱伝導部、930 カメラボディ
970 充電ユニット、978 制御部、980 装着部、911、981 電極部、982 放熱部

Claims (14)

  1. 撮像チップと、
    前記撮像チップで生じた熱を固体から液体に相転移して蓄熱する潜熱蓄熱材を有する蓄熱部材と、
    を備える撮像ユニット。
  2. 前記撮像チップが実装された実装基板をさらに備え、
    前記蓄熱部材の少なくとも一部は、前記実装基板に設けられ前記撮像チップを環囲する環囲部を形成する
    請求項1に記載の撮像ユニット。
  3. 前記撮像チップは、
    複数の受光素子が形成された撮像部と、
    前記撮像部の周りに位置し、前記撮像チップが動作する場合に駆動される回路部と
    を有し、
    前記潜熱蓄熱材は、前記回路部で生じた熱を固体から液体に相転移して蓄熱する
    請求項2に記載の撮像ユニット。
  4. 前記回路部は、
    前記撮像部が生成した信号を処理する処理回路部
    を含み、
    前記環囲部は、前記処理回路部に沿う部分に前記潜熱蓄熱材を有し、
    前記処理回路部に沿う前記部分の熱容量は、前記環囲部の他の部分の熱容量より大きい
    請求項3に記載の撮像ユニット。
  5. 前記実装基板と前記環囲部と共に密封空間を形成するように前記環囲部に固定された光学素子
    をさらに備える請求項2から4のいずれか一項に記載の撮像ユニット。
  6. 前記撮像チップは、第1面及び第2面を有する実装基板の前記第1面に実装され、
    前記蓄熱部材は、前記実装基板の前記第2面に設けられた第2面側蓄熱部を有し、
    前記第2面側蓄熱部が有する前記潜熱蓄熱材は、前記撮像チップで生じた熱を固体から液体に相転移して蓄熱する
    請求項1から5のいずれか一項に記載の撮像ユニット。
  7. 前記第2面側蓄熱部は、前記実装基板の前記第2面に、はんだで実装される
    請求項6に記載の撮像ユニット。
  8. 撮像ユニットと、
    前記撮像ユニットで得られた画像データに対して画像処理を行う電子回路と前記撮像ユニットに電力を供給する電源部との少なくとも一つである発熱部と、
    前記発熱部で生じた熱を固体から液体に相転移して蓄熱する潜熱蓄熱材を有する蓄熱部材と、
    を備える撮像装置。
  9. 前記撮像ユニットは、
    撮像チップが実装された実装基板
    をさらに備え、
    前記蓄熱部材の少なくとも一部は、前記実装基板に設けられ前記撮像チップを環囲する環囲部を形成し、
    前記潜熱蓄熱材は、前記撮像チップで生じた熱を固体から液体に相転移して蓄熱する
    請求項8に記載の撮像装置。
  10. 前記撮像装置に対して装着部材を装着する装着部と、
    前記発熱部で生じた熱を前記装着部に装着されている前記装着部材に伝える伝熱部材と
    をさらに備え、
    前記蓄熱部材は、前記装着部材に設けられ、
    前記潜熱蓄熱材は、前記発熱部で生じた熱を固体から液体に相転移して蓄熱する
    請求項8または9に記載の撮像装置。
  11. 前記装着部材は、前記撮像装置に供給される電気エネルギーを蓄える電池ユニットであり、
    前記蓄熱部材は、前記電池ユニットに設けられる
    請求項10に記載の撮像装置。
  12. 前記装着部に装着されている前記装着部材が有する前記潜熱蓄熱材の相転移温度を特定する特定部と、
    前記特定部が特定した前記相転移温度に基づいて処理を補正する制御部と、
    をさらに備える請求項10または11に記載の撮像装置。
  13. 装置に対して装着される電池ユニットであって、
    前記装置に供給される電気エネルギーを蓄える電池部と、
    発熱部で生じた熱を固体から液体に相転移して蓄熱する潜熱蓄熱材を有する蓄熱部材と、
    を備える電池ユニット。
  14. 請求項13に記載の電池ユニットと、
    前記電池ユニットを充電する充電ユニットと、
    を備え、
    前記電池ユニットは、前記充電ユニットに対して装着され、
    前記充電ユニットは、
    前記電池ユニットが前記充電ユニットに装着されている場合に、前記電池ユニットが有する前記潜熱蓄熱材に蓄積されている熱を放出する放熱部
    を有するシステム。
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