JP2015196975A - 複合建具のパネル組立構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】積層枚数の異なる積層パネルを簡単かつ容易に交換し、断熱性が高い。
【解決手段】縦辷り出し窓1Aは、屋外側に形成した金属枠と屋内側に形成した樹脂枠とを備えた枠体と、枠体に納めて屋外側に形成した金属框と屋内側に形成した樹脂框17とを備えていて二層ガラスを装着した障子3とを備えた。金属下框21は、二層ガラスを屋外側から押さえる外側押さえ部を備えた。二層ガラスを三層ガラス49に交換する際、金属框と二層ガラスを取り外し、三層ガラス49を装着して樹脂下框26の屋外側端部tに当接させる。三層ガラス49に金属框50を取り付け、金属下框52の外側押さえ部57でグレージングチャンネル56の側部を押圧して取り付ける。外側押さえ部57は受け部57aと当接部57bを備え、当接部57bは二層ガラス用の外側押さえ部よりも長く、金属下枠9の水切り部44の起立部45に当接する。
【選択図】図4

Description

本発明は、金属枠及び樹脂枠を有する開口枠体に金属框及び樹脂框を有する障子を納めた複合建具において、積層枚数の異なる積層パネルを選択的に障子に装着できるパネル組立構造に関する。
従来、アルミ合金と樹脂を用いた複合建具では、障子内に単層ガラスまたは二層ガラス(ペアガラス)のいずれかを装着したものを用途に応じて使用している。
また、特許文献1に記載された複合窓枠では、複合窓枠の障子に単層ガラスと二層ガラスを選択的に装着して断熱性を調整できる複合窓枠が提案されている。この複合窓枠では、四角形の窓枠が室外側の金属枠と室内側の樹脂枠とで形成され、その窓枠に室外側の金属框と室内側の樹脂框で形成した障子を収納可能であり、障子の金属框に形成した嵌合溝には二層ガラスと単層ガラスのいずれかを選択的に装着して固定できるようにしている。
しかも、障子の開口へ単層ガラスと二層ガラスのいずれかを装着するに際し、窓枠の樹脂枠と金属枠との間に中央立設部を設け、この中央立設部の孔部に単層ガラスを固定する単層ガラス用固定部材と二層ガラスを固定する複層ガラス用固定部材のいずれかの本体部を選択的に嵌挿させて係合する。そして、嵌合溝に単層ガラスを装着する場合には押圧部の長い単層ガラス用固定部材を中央立設部に装着し、二層ガラスを装着する場合には押圧部の短い複層ガラス用固定部材を中央立設部に装着することで、押圧部によって窓枠の室外側に寄せて単層ガラスと二層ガラスとを選択的に取り付けて金属外枠で障子を室外側から押圧して固定している。
特開2011−214312号公報
しかしながら、特許文献1に記載された複合窓枠は、単層ガラスと二層ガラスを交換して装着可能にしたものであるが、二層ガラス装着用の障子に三層ガラス(トリプルガラス)を装着しようとする場合、ガラスを設置する嵌合溝が同一幅であると3枚のガラス間の空気層の幅が小さくなり断熱性能の向上効果が小さかった。
そのため、三層ガラスを障子に取り付けて断熱性能を向上させるには、三層ガラス専用の障子と窓枠が必要であり、二層ガラスと三層ガラスの交換装着は困難であった。
また、単層ガラスを装着する場合と二層ガラスを装着する場合とで、単層ガラス用固定部材と複層ガラス用固定部材の一方を選択して中央立設部の孔内に交換装着して位置決め固定しなければならず、構成が複雑で交換と組立に手間取る欠点があった。しかも、窓枠設置後に単層ガラスと二層ガラスを交換する場合、屋外側からガラスの屋内側に設置した単層ガラス用固定部材と複層ガラス用固定部材の一方を中央立設部から外して他方を装着しなければならず、工数が増えて作業が煩雑であった。
また、特許文献1記載の複合窓枠では、単層ガラスと二層ガラスは窓枠の屋外側位置を基準として装着するため、この構造で単層ガラスを装着すると断熱性能が一層小さくなるという欠点もあった。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであって、積層枚数の異なる積層パネルを簡単かつ容易に交換して組み立てることができて、しかも従来よりも断熱性の高い積層パネル構造を備えた複合建具のパネル組立構造を提供することを目的とする。
本発明による複合建具のパネル組立構造は、屋外側に形成した金属枠と屋内側に形成した樹脂枠とを備えた開口枠体と、開口枠体に納めて屋外側に形成した金属框と屋内側に形成した樹脂框とを備えていて積層パネルを装着した障子とを備え、金属框は、積層パネルを屋外側から押さえる外側押さえ部を備えており、積層枚数の異なる積層パネルを交換して装着する際、少なくとも屋外方向長さの異なる外側押さえ部を交換して装着するようにしたことを特徴とする。
本発明によれば、積層枚数の異なる積層パネルを交換して障子に装着する際、金属框の外側押さえ部を交換して装着するようにしたので、積層パネルを交換して屋内外方向の幅が増大または減少したとしても外側押さえ部を交換して装着することができる。本発明では、積層パネルの交換作業に際し、複合建具の屋外側に設けた金属框の外側押さえ部と積層パネルとを交換すればよく、開口枠体や樹脂框等の屋内側の部材は同一のものをそのまま用いることができるので、異なる積層パネルを備えた複合建具の組立やリフォーム等の際に組立作業や交換作業が容易である上に、屋内側の部品は交換の必要がなく共用できるので製造コストや補修コストを低減できる。しかも、交換装着したパネルは屋内側を基準として設置できるため一層断熱性が高くなる。
また、積層パネルは二層パネルと三層パネルであり、二層パネルと三層パネルのいずれを装着しても、外側押さえ部の屋外方向の突出位置を同一にしてもよい。
交換装着によって積層パネルの屋内外方向の幅が変化しても外側押さえ部の屋外方向の突出位置が同一であると占有スペースが一定で見栄えがよい。
また、積層パネルは二層パネルと三層パネルであり、二層パネルを装着する場合には三層パネルを装着する場合よりも、外側押さえ部の下部当接部の長さが短くてもよい。
二層パネルを装着した場合、屋内外方向の外側押さえ部の突出長さを小さくできるので小型化を達成できる。
また、積層パネルは、樹脂框の基準位置に当接して設置されるようにしたことが好ましい。
積層パネルを交換装着する際、屋内側に位置する樹脂框を基準位置として積層パネルを設置できるので、屋外側に突出することを抑えて断熱性能を向上できる。
また、外側押さえ部は、積層パネルの側部に当接する押圧部を有していてもよい。
外側押さえ部を積層パネルの呑み込み部等の側部に当接させることで交換した積層パネルを固定できる。
また、外側押さえ部は、金属枠に当接する当接部を有していてもよい。
外側押さえ部を開口枠体の金属枠に当接させることで交換した積層パネルを取り付けできる。
本発明による複合建具のパネル組立構造は、屋外側に形成した金属枠と屋内側に形成した樹脂枠とを備えた開口枠体と、開口枠体に納めて金属框に積層パネルを装着した障子とを備え、金属框は、積層パネルを屋外側から押さえる外側押さえ部を備えており、積層枚数の異なる積層パネルを交換して装着する際、少なくとも屋外方向長さの異なる外側押さえ部を交換して装着するようにしたことを特徴とする。
本発明によれば、枚数の多い積層パネルを装着する際、外側押さえ部の屋内外方向の突出長さを短くすれば、積層パネルの交換装着による複合建具の屋外側への突出を抑制してスペースの増大を抑えることができ、また、本発明はフィックス窓にも適用できる。
本発明では、積層パネルは樹脂枠の基準位置に当接して設置することができる。
本発明による複合建具のパネル組立構造によれば、障子の屋外側の金属框の外側押さえ部を屋外側から取り外して、積層枚数の異なるパネルを交換装着して屋内外方向の幅が増大または減少したとしても、当該積層パネルに適合した外側押さえ部を取り付けることができ、構造が簡単で積層枚数の異なるパネル間の着脱交換作業が容易である上に、屋内側の部品や部材を共通化して用いることができるので製造コストや組立コスト、補修コストを低減できる。
しかも、従来、行われていなかった二層パネルと三層パネルとの着脱交換を容易に行うことができ、三層パネルに交換すれば断熱性が向上する。しかも、交換装着したパネルは屋内側を基準として設置できるため一層断熱性が高いという利点がある。
本発明の第一実施形態による縦辷り出し窓の障子に二層ガラスを装着した要部縦断面図である。 図1に示す縦辷り込み窓を有する連窓の要部水平断面図である。 図1に示す縦辷り込窓の金属下枠部分の拡大縦断面図である。 縦辷り出し窓の障子に三層ガラスを装着した要部縦断面図である。 三層ガラスを装着した連窓の要部水平断面図である。 本発明の第二実施形態による縦辷り出し窓の障子に二層ガラスを装着した金属下枠部分の要部縦断面図である。 図6に示す障子に三層ガラスを装着した要部縦断面図である。 本発明の第三実施形態によるフィックス窓に二層ガラスを装着した要部縦断面図である。 図8に示すフィックス窓に三層ガラスを装着した要部縦断面図である。
以下、本発明の各実施形態による複合建具の一例として縦辷り出し窓とフィックス(FIX)窓を添付図面に基づいて説明する。図1及び図2は連窓1を示すものであり、方立22の一方に縦辷り出し窓1Aが配設され、他方に嵌め殺し窓であるフィックス(FIX)窓1Bが配設されている。以下に、本発明の第一実施形態による複合建具を図1〜図5に示す縦辷り出し窓1Aによって説明する。
図1及び図2において、第一実施形態による縦辷り出し窓1Aは、建物の躯体に形成された建物開口部に取り付けられる枠体2内に納めた障子3を吊元側の縦框回りに回転させることで外側に開放可能としている。縦辷り出し窓1Aはアルミ合金等の金属と樹脂とからなる複合型であり、四角形枠状の複合型の枠体2と、枠体2に開閉可能に納められた複合型の障子3とが設置されている。
枠体2は、屋外側に設けられたアルミ合金等からなる四角形枠状の金属枠4とその屋内側に設けられた合成樹脂製の樹脂枠5とで構成された開口枠体を形成している。金属枠4は、左右の金属縦枠6及び金属縦枠7と金属上枠8及び金属下枠9とで四角形枠状に形成されている。金属上枠8は外側金属上枠部8aと内側金属上枠部8bとが樹脂製のブリッジ材10を介して連結され、屋内外の熱移動を低減させている。金属下枠9は外側金属下枠部9aと内側金属下枠部9bとが樹脂製のブリッジ材15を介して連結され、屋内外の熱移動を低減させている。
樹脂枠5は左右の金属縦枠6,7の屋内側に形成した左右の樹脂縦枠11、12と、金属上枠8の屋内側に形成した樹脂上枠13と、金属下枠9の屋内側に形成した樹脂下枠14とで構成されている。なお、金属縦枠7と樹脂縦枠12は連窓1の方立22を構成する。
また、左右の樹脂縦枠11、12、そして樹脂上枠13、樹脂下枠14は断面視で複数の空気室39を縦横方向に備えた格子状部をそれぞれ形成しており、複数の空気室39によって屋外側と屋内側との間の熱移動を低減させるようにしている。
また、障子3は、屋外側に設けられたアルミ合金等の金属からなる金属框16とその屋内側に設けられた樹脂製の樹脂框17とで構成されている。金属框16は、左右の金属縦框18,19と金属上框20及び金属下框21とで形成されている。樹脂框17は左右の金属縦框18,19の屋内側に形成した左右の樹脂縦框23、24と、金属上框20の屋内側に形成した樹脂上框25と、金属下框21の屋内側に形成した樹脂下框26とで構成されている。そして、障子3の四角形に枠組みされた金属框16及び樹脂框17の内部には例えば複層ガラスとして二層ガラス(ペアガラス)31が嵌め込まれている。
縦辷り出し窓1Aの障子3は、枠体2の左右の樹脂縦枠11、12、樹脂上枠13、樹脂下枠14の戸当たり面に当接することで閉鎖状態に納められ、屋外側にのみ開放可能とされている。また、二層ガラス31は樹脂上下框25,26、左右の樹脂縦框の屋外側他面tを基準位置として位置決めされる。
また、図2に示す枠体2の戸当たり側の縦枠部分において、枠体2の樹脂縦枠11の屋外側端面11aには嵌合凹部30が形成され、この嵌合凹部30には第一パッキン32Aの一端が嵌合され他端が屋外側に突出している。第一パッキン32Aは例えば略U字形状を有しており、その先端側部分は樹脂縦框23の屋内側端面23aに当接されている。また、樹脂縦枠11の屋外側端面11aにおける第一パッキン32Aから離間した位置に第二パッキン33Aが形成されており、第二パッキン33Aは例えば断面略J字型に屈曲または湾曲した形状を有している。
そして、障子3を枠体2に納めた閉鎖状態で、障子3における樹脂縦框23の屋内側端面23aに第一パッキン32Aの先端が当接しており、第二パッキン33Aの先端部は端面23aに接触するか、わずかに離間した位置にある。この場合、第一パッキン32Aは樹脂縦框23の端面23aに強く押圧され、第二パッキン33Aは比較的軽く樹脂縦框23の端面23aに当接するか、あるいは微小間隔で離間するように設定して密閉空間を形成している。
これによって、水平断面視で枠体2の樹脂縦枠11と樹脂縦框23と第一及び第二パッキン32A,33Aとによって密閉空間をなす空気層35Aを形成している。この空気層35Aは樹脂とパッキンとで形成されているため断熱性が高く、枠体2と障子3との間を断熱して屋外側と屋内側との間で熱の受け渡しを低減することができ、断熱性と防露性を向上させる。しかも、障子3を枠体2に閉鎖させた状態で、障子3の樹脂縦框23が第一及び第二パッキン32A、33Aに当接するから気密性を確保できると共に障子3の開閉作動に影響を与えない。
また、断熱の空気層35Aは樹脂縦枠11と樹脂縦框23との間だけでなく、図2に示すように、吊元側の樹脂縦枠12と樹脂縦框24との間にも同様に、樹脂縦枠12の屋外側端面12aに第一パッキン32Bと第二パッキン33Bが形成されている。そのため、樹脂縦枠12と樹脂縦框24の各端面12a、24aと第一及び第二パッキン32B,33Bとで密閉空間の空気層35Bを形成している。
同様に、図1に示す樹脂上枠13の屋外側端面13aにパッキン33Cとリブ32Cで仕切られた空気層35Cが形成されている。また、樹脂下枠14の屋外側端面14aにも第一パッキン32Dと第二パッキン33Dが形成され、樹脂下枠14と樹脂下框26の各端面14a、26aと第一及び第二パッキン32D、33Dとで密閉空間の空気層35Dを形成している。
これら第一パッキン32B、32Dと第二パッキン33B、33Dと密閉空間の空気層35B、35Dは、上述した第一パッキン32Aと第二パッキン33A、空気層35Aと同一構成を備えており、空気層35Cも同一構成であってもよい。
そのため、枠体2の四角形枠状の樹脂枠5と障子3の四角形枠状の樹脂框17との間でそれぞれ密閉空間の空気層35A〜35Dが四角形の各辺をなす枠状に形成される。
次に図1に示す障子3の金属框16と樹脂框17において、金属下框21と樹脂下框26との間には二層ガラス31の下端を支持するための断面略U字状のグレージングチャンネル40が嵌合溝部として設置され、その下部にはセッティングブロック41が設置されている。また、図3において、二層ガラス31の端部両側にはグレージングチャンネル40の両側部40aに設けたシール材42がそれぞれ当接している。二層ガラス31は一対のシール材42によってグレージングチャンネル40の幅方向中央に配設されている。
なお、二層ガラス31のグレージングチャンネル40は、金属上框20と樹脂上框25との間、金属縦框18と樹脂縦框23との間、金属縦框19と樹脂縦框24との間にも同様に設置されており、これらを同一の符号で表している。
また、図3に示す障子3の金属下框21は、二層ガラス31のグレージングチャンネル40の側部40aを屋外側から押さえる外側押さえ部43を備えており、外側押さえ部43の上下方向中間部で水平方向に延びてセッティングブロック41を支持する受け部43aと、外側押さえ部43の下部から水平方向に延びる当接部43bを有している。受け部43aは屋内側に延びて樹脂下框26の屋外側に設けた係合部26bと係合している。
一方、外側金属下枠部9aの水切り部44の起立部45にはパッキン46が設けられており、金属下框21の外側押さえ部43の当接部43bがパッキン46に当接して水密を確保している。このような金属下框21の外側押さえ部43と同様な構成が、金属上框20、金属縦框18,19にも設けられている。
次に図4及び図5は障子3に取り付けた二層ガラス31を三層ガラス(トリプルガラス)49に交換した構成を示す図である。この場合には、障子3の樹脂框17から金属框16と二層ガラス31を取り外し、三層ガラス49と三層ガラス49用の金属框50を装着する。この金属框50は、金属上框51、金属下框52、左右の金属縦框53、54で四角形枠状に形成され、それぞれ樹脂上框25、樹脂下框26、左右の樹脂縦框23、24の屋外側に取り付けられている。
また、三層ガラス49は各端部に断面略U字状のグレージングチャンネル56を取り付けてあり、三層ガラス49を樹脂上下框25,26、そして左右の樹脂縦框23、24の各屋外側端部tに当接させて位置決めする。そのため、二層ガラス31と三層ガラス49を交換装着しても樹脂上下框25,26、左右の樹脂縦框23、24の屋外側端部tを基準位置としてその屋外側に位置決め固定する。
そして、金属下框52において、三層ガラス49のグレージングチャンネル56の外側の側部56aを押圧する外側押さえ部57は、外側押さえ部57の上下方向中間部で水平方向に延びてセッティングブロック41を支える受け部57aと、外側押さえ部57の下部から水平方向に延びる当接部57bを有している。受け部57aは屋内側に延びて樹脂下框26の屋外側に設けた係合部26bと係合している。
そして、外側押さえ部57の当接部57bは、外側金属下枠部9aの水切り部44の起立部45に設けたパッキン46に当接して水密を確保している。この場合、二層ガラス31から三層ガラス49に交換したことで、金属下框52の外側押さえ部57における受け部57aと当接部57bが外側押さえ部43と比較して長く延びた構成を有している。
このような金属下框52の外側押さえ部57と同様な構成が、金属框50の金属上框51、金属縦框53,54にも設けられている。
本第一実施形態による縦辷り出し窓1Aは、上述した構成を備えているから、二層ガラス31を装着した状態から例えば断熱性を向上させるために三層ガラス49に交換する場合、まず、図1〜図3において、障子3の金属框16を樹脂框17から取り外し、更に二層ガラス31をグレージングチャンネル40と一体に取り外す。
そして、三層ガラス49を樹脂框17の樹脂上下框25,26、左右の樹脂縦框23、24の屋外側端部tを基準位置として取り付け、これと同時に三層ガラス49用の金属框50の金属上框51、金属下框52、左右の金属縦框53、54を装着することで図4,5に示す三層ガラス49を装着した障子3が得られる。
上述したように本実施形態による縦辷り出し窓1Aによれば、障子3の屋外側に設けた金属框16,50を交換するだけで二層ガラス31と三層ガラス49を相互に交換することができ、交換作業が容易である上に、金属框16,50以外の部品と加工金型を共通化でき、障子3の製造コストや組立コストを低減できる。また、本実施形態では、工場での障子3の組立だけでなく既設の連窓1における障子3を、二層ガラス31から三層ガラス49に容易に交換できてリフォームでき、断熱性を向上できる。
また、障子3において二層ガラス31から三層ガラス49に交換装着した場合では、交換装着した金属框50の金属上框51、金属下框52、左右の金属縦框53、54の外側押さえ部57の受け部57aと当接部57bが屋外側に延びるだけであり、断熱性を向上できて外観上の変化が小さくて済む。
しかも、二層ガラス31と三層ガラス49の交換装着に際し、障子3の樹脂框17の屋外側端部tを基準位置として屋内側に寄せて二層ガラス31または三層ガラス49を交換装着できるので、従来の障子3のように交換によってガラスが屋外側に移動して設置されることがなく、断熱性向上の点で有利である。
なお、本発明による複合建具のパネル組立構造は、上述した実施形態による縦辷り出し窓1Aに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜の変更や置換等が可能である。以下に、本発明の他の実施形態について説明するが、上述した第一実施形態と同一または同様な部品や部材には同一の符号を用いて説明する。
次に本発明の第二実施形態による縦辷り出し窓1Aの障子3について、図6及び図7により説明する。上述した第一実施形態では、障子3において二層ガラス31を三層ガラス49に交換することで金属框50の屋外側への突出位置が外側に延びるように構成したが、本第二実施形態では二層ガラス31と三層ガラス49とを交換装着したとしても金属框の屋外側突出位置が変化しないようにした。
即ち、図6に示す障子3は二層ガラス31を装着したものであり、金属框16と樹脂框17との間に二層ガラス31を設置した。二層ガラス31は樹脂框17の屋外側端部tを基準位置として設置されている。
金属框16の金属下框60では、二層ガラス31の端部を保持するグレージングチャンネル40の側部40aを屋外側から押圧する外側押さえ部61は、外側押さえ部61の上部に水平方向に延びて側部40aを押圧する押圧部61aと、上下方向中間部で水平方向に延びてセッティングブロック41を支える受け部61bとを備えている。
外側押さえ部61の押圧部61aは比較的長く設定されおり、受け部61bは水平方向屋内側に延びて樹脂下框26の屋外側に設けた係合部26bと係合している。
なお、金属框16の他の框部分である金属上框、左右の金属縦框にも同様な構成の外側押さえ部61が設けられている。
そして、図7に示すように、障子3の二層ガラス31を三層ガラス49に交換装着した場合、断面略U字状のグレージングチャンネル56を備えた三層ガラス49は樹脂框17の屋外側端部tを基準位置として設置されている。また、三層ガラス49用の金属下框63に設けた外側押さえ部64は、外側押さえ部64の上部に水平方向に延びてグレージングチャンネル56の側部56aを押圧する押圧部64aと、上下方向中間部で水平方向に延びてセッティングブロック41を支える受け部64bとを備えている。
外側押さえ部64の押圧部64aと受け部64bは、二層ガラス31から三層ガラス49に交換して屋外方向の幅が大きくなった分だけ長さが短く設定されている。そのため、障子3に設置する積層パネルを二層ガラス31から三層ガラス49に交換しても金属下框63の屋外方向の突出位置に変化がなく、外観の変化が小さく見栄えがよい。
次に本発明の第三実施形態による複合建具のパネル組立構造について、図2に示す連窓1のフィックス窓1Bに基づいて図8及び図9により説明する。
図2、図5、図8及び図9に示す連窓1のフィックス窓1Bについても、縦辷り出し窓1Aと同様に、枠体2の金属枠として金属上枠8、金属下枠9、金属縦枠66、そして方立22に連結した金属縦枠67を備え、その内側に樹脂枠として樹脂上枠13、樹脂下枠14、そして左右の樹脂縦枠68、69を備えている。
また、図8に示す障子70は二層ガラス31を装着した嵌め殺し窓であり、二層ガラス31の上端側にガスケット等の緩衝材71を介して金属上框72が設けられ、下端側部にも緩衝材71を介して金属下框73が設けられている。二層ガラス31の屋内側は樹脂上枠13との間に緩衝材71が装着され、樹脂下枠14との間にも緩衝材71が装着されることで保持されている。
金属上框72は金属上枠8と樹脂上枠13に連結され、金属下框73は金属下枠9と樹脂下枠14とに連結されている。二層ガラス31の縦方向両側部は緩衝材71を介して金属縦枠66,67に連結されている。
そして、金属下框73は、上下方向に延びていて上端部で緩衝材71を介して二層ガラス31を押圧する外側押さえ部75を有しており、外側押さえ部75の下部には屋内側に延びてセッティングブロック41を支持する受け部75aが設けられ、更にその下方には屋外側に延びて金属下枠部9の水切り部44から起立する起立部45に係合する当接部75bが設けられている。なお、二層ガラス31は樹脂下枠14の屋外側端部tに緩衝材71を介して当接する位置に設置されており、端面14bが二層ガラス31の設置の際の基準位置になる。
このような金属下框73の構成は金属上框72にも設置されている。
そして、図9に示すように、障子70を二層ガラス31から三層ガラス49に交換した場合、三層ガラス49も樹脂下枠14の屋外側端部tに緩衝材71を介して当接する位置に設置される。また、三層ガラス49の下端部を支持する金属下框73の外側押さえ部77は二層ガラス31の幅が三層ガラス49の幅に増大した分だけ、屋外側にずれており、その分だけセッティングブロック41を支持する受け部77aが長く延びており、更にその下方に設けた当接部77bの長さが短く設定されている。そのため、二層ガラス31用の外側押さえ部75と三層ガラス49用の外側押さえ部77とで当接部75b、77bの屋外側先端の位置は同一になっている。
このような金属下框73の構成は金属上框72にも設置されている。また、二層ガラス31から三層ガラス49に交換して設置することで、パネルを保持する金属縦枠66,67の屋外側部分も外側にずらしたものを用い、三層ガラス49も緩衝材71を介して金属上下框72,73、と金属縦枠66,67によって保持される。
従って、本第三実施形態によるフィックス窓1Bにおいても、二層ガラス31を三層ガラス49に交換することで断熱性を向上できると共に、二層ガラス31と三層ガラス49とを互いに交換して装着する場合、樹脂下枠14の屋外側端部tを基準位置として設置するため、いずれの場合も屋内側に寄せて設置することができて断熱性向上の点で有利である。しかも二層ガラス31と三層ガラス49とを交換して装着するに際し、金属下框73、金属上框72、金属縦枠66,67だけを交換すればよく、その他の部品を共通化できるため、製造コストが低廉である。
上述した各実施形態では、積層パネルとして二層ガラス31と三層ガラス49とを交換装着する場合について説明したが、本発明はこのような構成に限定されるものではなく、一層ガラスと二層ガラスとの間で交換してもよく、異なる層数の積層パネルを互いに交換して装着可能である。
また、上述した各実施形態では、外側押さえ部を金属框16、50の一部として、積層ガラスを交換する際、金属框16、50を交換するように構成したが、外側押さえ部を金属框16、50と分離可能に連結し、積層ガラスの交換に際して外側押さえ部を金属框16、50から分離して外側押さえ部だけを交換して積層ガラスの幅の変化に対応させて装着するようにしてもよい。
また、各実施形態において、二層ガラス31や三層ガラス49等の積層ガラスを装着する際の位置決め用基準位置である端部tは少なくとも1カ所あればよい。
なお、本発明による金属と樹脂を備えた複合建具は、実施形態として縦辷り出し窓1Aとフィックス窓1Bを用いたが、これに限定されることなく、横辷り出し窓や引き違い窓、或いは引き違いドア等、各種の窓やドア等の障子を備えた複合建具に本発明のパネル組立構造を採用できることはいうまでもない。
1 連窓
1A 縦辷り出し窓
1B フィックス窓
2 枠体
3、70 障子
4 金属枠
5 樹脂枠
6、7 金属縦枠
8 金属上枠
9 金属下枠
11、12 樹脂縦枠
13 樹脂上枠
14 樹脂下枠
16、50 金属框
17 樹脂框
18、19、53,54 金属縦框
20、51、72 金属上框
21、52、60、63、73 金属下框
23、24 樹脂縦框
25 樹脂上框
26 樹脂下框
31 二層ガラス
35A、35B,35C,35D 空気層
40、56 グレージングチャンネル
43、57、61、64,75、77 外側押さえ部
43b、57b、75b、77b 当接部
44 水切り部
45 起立部
46 パッキン
49 三層ガラス
71 緩衝材
t 端部

Claims (3)

  1. 屋外側に形成した金属枠と屋内側に形成した樹脂枠とを備えた開口枠体と、
    前記開口枠体に納めて屋外側に形成した金属框と屋内側に形成した樹脂框とを備えていて積層パネルを装着した障子とを備え、
    前記金属框は、前記積層パネルを屋外側から押さえる外側押さえ部を備えており、
    積層枚数の異なる前記積層パネルを交換して装着する際、少なくとも屋外方向長さの異なる前記外側押さえ部を交換して装着するようにしたことを特徴とする複合建具のパネル組立構造。
  2. 前記積層パネルは二層パネルと三層パネルであり、前記二層パネルと三層パネルのいずれを装着しても、前記外側押さえ部の屋外方向の突出位置を同一にした請求項1に記載された複合建具のパネル組立構造。
  3. 前記積層パネルは二層パネルと三層パネルであり、前記二層パネルを装着する場合には三層パネルを装着する場合よりも、前記外側押さえ部の当接部の長さが短い請求項1または2に記載された複合建具のパネル組立構造。
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