JP2015196730A - マーキング用インキ - Google Patents
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Abstract
Description
この点からも従来のポリグリセリン脂肪酸エステルを添加したマーキング用インキ組成物のペン先乾燥防止性はなお不十分である。
1.少なくとも、着色剤、有機溶剤、直鎖飽和脂肪酸残基の炭素数が10〜20のテトラグリンジアルキレートを含有することを特徴とする油性マーキング用インキ組成物
2.前記油性マーキング用インキ組成物に、0.1〜15.0%の水を含有することを特徴とする第1項に記載の油性マーキング用インキ組成物
3.ロジン、ケトン樹脂、マレイン酸樹脂、フェノール樹脂から少なくとも1つ以上選ばれる樹脂を含有する第1項乃至第2項の何れか1項に記載の油性マーキング用インキ組成物
4.上記直鎖飽和脂肪酸残基の炭素数が10〜20のテトラグリンジアルキレートの含有量が、0.1〜5.0%である第1項乃至第3項のの何れか1項に記載の油性マーキング用インキ組成物
5.上記有機溶剤の主溶剤がエタノールである第1項乃至第4項の何れか1項に記載の油性マーキング用インキ組成物
6.5℃における粘度が20mPa・s未満である第1項乃至第5項の何れか1項に記載の油性マーキング用インキ組成物
7.更にテトラグリンモノアルキレート、テトラグリントリアルキレート、テトラグリンテトラアルキレート、テトラグリンペンタアルキレートから少なくとも1つ以上選ばれる化合物を含有し、直鎖飽和脂肪酸残基の炭素数が10〜20のテトラグリンジアルキレートとの配合比が、重量比で直鎖飽和脂肪酸残基の炭素数が10〜20のテトラグリンジアルキレート1に対し、テトラグリンモノアルキレート、テトラグリントリアルキレート、テトラグリンテトラアルキレート、テトラグリンペンタアルキレートから少なくとも1つ以上選ばれる化合物が0.01〜1.5である第1項乃至第6項の何れか1項に記載の油性マーキング用インキ組成物を要旨とする。
直鎖飽和脂肪酸残基の炭素数が10〜20のテトラグリンジアルキレートの具体例として、テトラグリンジカプレート(直鎖飽和脂肪酸残基の炭素数10)、テトラグリンジラウレート(直鎖飽和脂肪酸残基の炭素数12)、テトラグリンジミリスチレート(直鎖飽和脂肪酸残基の炭素数14)、テトラグリンジペンタデシレート(直鎖飽和脂肪酸残基の炭素数15)、テトラグリンジパルミテート(直鎖飽和脂肪酸残基の炭素数16)、テトラグリンジマルガレート(直鎖飽和脂肪酸残基の炭素数17)、テトラグリンジステアレート(直鎖飽和脂肪酸残基の炭素数18)、テトラグリンジツベルクロステアレート(直鎖飽和脂肪酸残基の炭素数19)、テトラグリンジアラギジネート(直鎖飽和脂肪酸残基の炭素数20)が挙げられる。これ等は、単独又は2種類以上混合して使用してもよい。
水は水道水、イオン交換水、精製水、蒸留水、純水等からいずれを選んで用いても良い。
中でも、イオン交換水、精製水、蒸留水、純水が好ましい。水の含有量は、0.1%より少ないと、所望のペン先乾燥性を得られないことがあり、水が15.0%を超えると、インキ経時が不安定性になることがあるため、インキ組成物全量に対し、0.1〜15.0%が好ましい。より好ましくは0.5〜10.0%である。尚、水の添加方法は特に限定されないが、水以外の成分を適宜混合したインキ中に水をそのままの状態で添加しても、着色剤や樹脂などの油性マーキング用インキに用いる成分に予め水分を吸湿や吸水させておいても良い。
これらは単独あるいは複数混合して使用でき、その使用量は油性インキ全量に対して1〜20重量%が好ましい。1重量%未満では非吸収面に対する筆跡の定着性が不十分であり、20重量%を超えるとインキの粘度が高くなり、インキの追従不良による筆記カスレが生じるおそれがある。
バリファーストレッド#1308(赤染料、オリエント化学工業(株)製)0.2重量部
スピロンイエロー C−GNH(黄染料、保土化学工業(株)製) 0.3重量部
ピグメントブラック6(黒顔料) 3.50重量部
エチルアルコール 52.16重量部
イソプロピルアルコール 8.17重量部
アセトン 0.63重量部
n−プロピルアルコール 20.64重量部
ベンジルアルコール 2.5重量部
テトラグリンジステアレート(飽和脂肪酸残基の炭素数18) 0.5重量部
テトラグリンモノステアレート(直鎖飽和脂肪酸の炭素数18) 0.1重量部
テトラグリントリステアテート(直鎖飽和脂肪酸の炭素数18) 0.2重量部
テトラグリンテトラステアレート(直鎖飽和脂肪酸の炭素数18) 0.1重量部
イオン交換水 2.0重量部
ガムロジンWW(中国産) 5.0重量部
ネオペレックス GS(ドデシルベンゼンスルホン酸、花王ケミカル(株)製)
4.0重量部
上記成分を、撹拌混合して溶解させ黒色の油性マーキング用インキを得た。5℃におけるインキ粘度は5.5mPa・sであった。
バリファーストレッド#1308(赤染料、オリエント化学工業(株)製)2.0重量部
スピロンイエロー C−GNH(黄染料、保土化学工業(株)製) 0.4重量部
ニグロシンベース ER(黒染料、オリエント化学工業(株)製) 10.0重量部
エチルアルコール 45.66重量部
イソプロピルアルコール 6.36重量部
アセトン 0.58重量部
n−プロピルアルコール 14.3重量部
ベンジルアルコール 6.0重量部
テトラグリンジステアレート(直鎖飽和脂肪酸の炭素数18) 2.0重量部
テトラグリントリステアテート(直鎖飽和脂肪酸の炭素数18) 1.5重量部
テトラグリンテトラステアレート(直鎖飽和脂肪酸の炭素数18) 1.0重量部
イオン交換水 3.0重量部
ガムロジンWW(中国産) 5.0重量部
オレオイルザルコシン 221P(オレオイルザルコシン、日油(株)製)4.0重量部
上記成分を、撹拌混合して溶解させ黒色の油性マーキング用インキを得た。5℃におけるインキ粘度は6.0mPa・sであった。
C.I. Basic Red 1(赤染料) 0.5重量部
C.I. Acid Yellliw 23(黄染料) 1.0重量部
ピグメントレッド81(赤顔料) 4.0重量部
エチルアルコール 50.87重量部
イソプロピルアルコール 7.97重量部
アセトン 0.63重量部
n−プロピルアルコール 15.0重量部
フェニルセロソルブ 5.0重量部
テトラグリンジアラギデート(直鎖飽和脂肪酸の炭素数20) 1.0重量部
テトラグリントリステアテート(直鎖飽和脂肪酸の炭素数18) 0.02重量部
テトラグリンテトラステアレート(直鎖飽和脂肪酸の炭素数18) 0.01重量部
イオン交換水 5.0重量部
中国ロジンX(中国産) 5.0重量部
サルコシネートOH(オレオイルサルコシン、日光ケミカルズ(株)製) 4.0重量部
上記成分を、撹拌混合して溶解させ赤色の油性マーキング用インキを得た。5℃におけるインキ粘度は4.4mPa・sであった。
C.I.Solvent Blue 4(青染料) 0.2重量部
C.I.Solvent Red 49(赤染料) 0.4重量部
ピグメントブルー1(青顔料) 8.0重量部
エチルアルコール 43.09重量部
イソプロピルアルコール 6.75重量部
アセトン 0.53重量部
n−プロピルアルコール 18.5重量部
プロピレングリコールモノメチルエーテル 5.0重量部
テトラグリンジパルミテート(直鎖飽和脂肪酸の炭素数16) 1.5重量部
テトラグリントリステアテート(直鎖飽和脂肪酸の炭素数18) 0.02重量部
テトラグリンテトラステアレート(直鎖飽和脂肪酸の炭素数18) 0.01重量部
イオン交換水 7.0重量部
中国ロジンX(中国産) 5.0重量部
カプリン酸 4.0重量部
上記成分を、撹拌混合して溶解させ青色の油性マーキング用インキを得た。5℃におけるインキ粘度は5.9mPa・sであった。
C.I. Acid Yellow 42誘導体(染料) 0.2重量部
C.I. Solvent Blue 70系(銅フタロシアニン青染料)0.4重量部
ピグメントグリーン1(緑顔料) 8.0重量部
エチルアルコール 43.09重量部
イソプロピルアルコール 6.35重量部
アセトン 0.56重量部
n−プロピルアルコール 12.0重量部
ジメチルスルホキシド 5.0重量部
テトラグリンジミリステート(直鎖飽和脂肪酸の炭素数14) 2.5重量部
テトラグリンジカプリレート(直鎖飽和脂肪酸の炭素数10) 2.5重量部
テトラグリンモノステアレート(直鎖飽和脂肪酸の炭素数18) 0.1重量部
テトラグリントリステアテート(直鎖飽和脂肪酸の炭素数18) 0.2重量部
テトラグリンテトラステアレート(直鎖飽和脂肪酸の炭素数18) 0.1重量部
イオン交換水 10.0重量部
ハリマック T−80(ロジン変性マレイン酸樹脂、ハリマ化成(株)製)5.0重量部
ネオペレックス GS(ドデシルベンゼンスルホン酸、花王ケミカル(株)製)
4.0重量部
上記成分を、撹拌混合して溶解させ緑色の油性マーキング用インキを得た。5℃におけるインキ粘度は6.0mPa・sであった。
バリファーストレッド#1308(赤染料、オリエント化学工業(株)製)0.4重量部
スピロンイエロー C−GNH(黄染料、保土化学工業(株)製) 0.6重量部
ピグメントブラック6(黒顔料) 7.0重量部
エチルアルコール 30.35重量部
イソプロピルアルコール 4.76重量部
アセトン 0.39重量部
n−プロピルアルコール 40.0重量部
ベンジルアルコール 12.0重量部
テトラグリンジステアレート(直鎖飽和脂肪酸の炭素数18) 0.50重量部
ネオペレックス GS(ドデシルベンゼンスルホン酸、花王ケミカル(株)製)
4.0重量部
上記成分を、撹拌混合して溶解させ黒色の油性マーキング用インキを得た。5℃におけるインキ粘度は5.0mPa・sであった。
バリファーストレッド#1308(赤染料、オリエント化学工業(株)製)0.2重量部
スピロンイエロー C−GNH(黄染料、保土化学工業(株)製) 0.4重量部
ニグロシンベース ER(黒染料、オリエント化学工業(株)製) 10.0重量部
エチルアルコール 45.66重量部
イソプロピルアルコール 7.16重量部
アセトン 0.56重量部
n−プロピルアルコール 17.5重量部
ベンジルアルコール 6.0重量部
テトラグリンジステアレート(直鎖飽和脂肪酸の炭素数18) 0.5重量部
テトラグリントリステアテート(直鎖飽和脂肪酸の炭素数18) 0.02重量部
イオン交換水 3.0重量部
セラック(日本シェラック工業(株)製) 5.0重量部オレオイルザルコシン 221P(オレオイルザルコシン、日油(株)製)4.0重量部
上記成分を、撹拌混合して溶解させ黒色の油性マーキング用インキを得た。5℃におけるインキ粘度は5.6mPa・sであった。
実施例3において、エチルアルコール、イソプロピルアルコール、アセトンの代わりにn−プロピルアルコールを加えた以外は同様に為して油性マーキング用インキを得た。5℃におけるインキ粘度は5.1mPa・sであった。
実施例1において、テトラグリンジステアレート(直鎖飽和脂肪酸の炭素数18)を0.5重量部から0.01重量部に減らし、テトラグリンモノステアレート(直鎖飽和脂肪酸の炭素数18)全量と、テトラグリントリステアテート(直鎖飽和脂肪酸の炭素数18)全量と、テトラグリンテトラステアレート(直鎖飽和脂肪酸の炭素数18)全量を除き、n−プロピルアルコールを変わりに加えた以外は同様に為して油性マーキング用インキを得た。5℃におけるインキ粘度は4.5mPa・sであった。
バリファーストレッド#1308(赤染料、オリエント化学工業(株)製)0.6重量部
スピロンイエロー C−GNH(黄染料、保土化学工業(株)製) 0.9重量部
ピグメントブラック6(黒顔料) 12.0重量部
エチルアルコール 11.54重量部
イソプロピルアルコール 1.81重量部
アセトン 0.15重量部
n−プロピルアルコール 34.2重量部
ベンジルアルコール 12.0重量部
テトラグリンジステアレート(直鎖飽和脂肪酸の炭素数18) 10.0重量部
テトラグリンモノステアレート(直鎖飽和脂肪酸の炭素数18) 0.2重量部
テトラグリントリステアテート(直鎖飽和脂肪酸の炭素数18) 0.4重量部
テトラグリンテトラステアレート(直鎖飽和脂肪酸の炭素数18) 0.2重量部
イオン交換水 2.0重量部
ガムロジンWW(中国産) 10.0重量部
ネオペレックス GS(ドデシルベンゼンスルホン酸、花王ケミカル(株)製)
4.0重量部
上記成分を、撹拌混合して溶解させ黒色の油性マーキング用インキを得た。5℃におけるインキ粘度は21.0mPa・sであった。
バリファーストレッド#1308(赤染料、オリエント化学工業(株)製)0.4重量部
スピロンイエロー C−GNH(黄染料、保土化学工業(株)製) 0.8重量部
ニグロシンベース ER(黒染料、オリエント化学工業(株)製) 20.0重量部
エチルアルコール 45.7重量部
イソプロピルアルコール 7.16重量部
アセトン 0.54重量部
n−プロピルアルコール 0.5重量部
ベンジルアルコール 6.0重量部
テトラグリンジステアレート(直鎖飽和脂肪酸の炭素数18) 0.5重量部
テトラグリンテトラステアレート(直鎖飽和脂肪酸の炭素数18) 0.2重量部
テトラグリンペンタステアレート(直鎖飽和脂肪酸の炭素数18) 0.2重量部
イオン交換水 3.0重量部
ガムロジンWW(中国産) 5.0重量部
オレオイルザルコシン 221P(オレオイルザルコシン、日油(株)製)
10.0重量部
上記成分を、撹拌混合して溶解させ黒色の油性マーキング用インキを得た。5℃におけるインキ粘度は22.3mPa・sであった。
実施例1において、テトラグリンジステアレート(直鎖飽和脂肪酸の炭素数18)全量と、テトラグリンモノステアレート(直鎖飽和脂肪酸の炭素数18)全量と、テトラグリントリステアテート(直鎖飽和脂肪酸の炭素数18)全量と、テトラグリンテトラステアレート(直鎖飽和脂肪酸の炭素数18)全量と、n−プロピルアルコール 1.1重量部を除き、SYグリスターTS−3S(ヘキサグリントリステアレート、坂本薬品化学(株)製) 2.0重量部を加えた以外は同様に為して油性マーキング用インキを得た。5℃におけるインキ粘度は5.5mPa・sであった。
実施例1において、テトラグリンジステアレート(直鎖飽和脂肪酸の炭素数18)全量と、テトラグリンモノステアレート(直鎖飽和脂肪酸の炭素数18)全量と、テトラグリントリステアテート(直鎖飽和脂肪酸の炭素数18)全量と、テトラグリンテトラステアレート(直鎖飽和脂肪酸の炭素数18)全量と、n−プロピルアルコール 2.1重量部を除いて、ヘキサグリンジステアレート 3.0重量部加えた以外は同様に為して油性マーキング用インキを得た。5℃におけるインキ粘度は5.0mPa・sであった。
実施例1において、テトラグリンジステアレート(直鎖飽和脂肪酸の炭素数18)全量と、テトラグリンモノステアレート(直鎖飽和脂肪酸の炭素数18)全量と、テトラグリントリステアテート(直鎖飽和脂肪酸の炭素数18)全量と、テトラグリンテトラステアレート(直鎖飽和脂肪酸の炭素数18)全量と、n−プロピルアルコール 0.5重量部を除いて、代わりにNIKKOL Decaglyn 1−L(デカグリンモノラウレート、日光ケミカルズ(株)製) 1.0重量部とNIKKOL Decaglyn 1−ISV(デカグリンイソステアレート、日光ケミカルズ(株)製) 0.5重量部加えた以外は同様に為して油性マーキング用インキを得た。5℃におけるインキ粘度は5.2mPa・sであった。
実施例1において、テトラグリンジステアレート(直鎖飽和脂肪酸の炭素数18)全量と、テトラグリンモノステアレート(直鎖飽和脂肪酸の炭素数18)全量と、テトラグリントリステアテート(直鎖飽和脂肪酸の炭素数18)全量と、テトラグリンテトラステアレート(直鎖飽和脂肪酸の炭素数18)全量と、イオン交換水全量を除き、n−プロピルアルコール 0.9重量部とNIKKOL Decaglyn 5−SV(デカグリンペンタステアレート、日光ケミカルズ(株)製) 2.0重量部を加えた以外は同様に為して油性マーキング用インキを得た。5℃におけるインキ粘度は6.2mPa・sであった。
実施例1において、テトラグリンジステアレート(直鎖飽和脂肪酸の炭素数18)全量と、テトラグリンモノステアレート(直鎖飽和脂肪酸の炭素数18)全量と、テトラグリントリステアテート(直鎖飽和脂肪酸の炭素数18)全量と、テトラグリンテトラステアレート(直鎖飽和脂肪酸の炭素数18)全量と、n−プロピルアルコール 0.6重量部を除き、グリシン 1.5重量部を加えた以外は同様に為して油性マーキング用インキを得た。5℃におけるインキ粘度は5.3mPa・sであった。
実施例1において、テトラグリンジステアレート(直鎖飽和脂肪酸の炭素数18)全量と、テトラグリンモノステアレート(直鎖飽和脂肪酸の炭素数18)全量と、テトラグリントリステアテート(直鎖飽和脂肪酸の炭素数18)全量と、テトラグリンテトラステアレート(直鎖飽和脂肪酸の炭素数18)全量の代わりに、n−プロピルアルコールを加えた以外は同様に為して油性マーキング用インキを得た。5℃におけるインキ粘度は4.8mPa・sであった。
実施例1において、テトラグリンジステアレート(直鎖飽和脂肪酸の炭素数18)全量と、テトラグリンモノステアレート(直鎖飽和脂肪酸の炭素数18)全量と、テトラグリントリステアテート(直鎖飽和脂肪酸の炭素数18)全量と、テトラグリンテトラステアレート(直鎖飽和脂肪酸の炭素数18)全量と、n−プロピルアルコール 0.6重量部を除き、ステアリンブチル 1.5重量部を加えた以外は同様に為して油性マーキング用インキを得た。5℃におけるインキ粘度は5.1mPa・sであった。
実施例1において、テトラグリンジステアレート(直鎖飽和脂肪酸の炭素数18)全量と、テトラグリンモノステアレート(直鎖飽和脂肪酸の炭素数18)全量と、テトラグリントリステアテート(直鎖飽和脂肪酸の炭素数18)全量と、テトラグリンテトラステアレート(直鎖飽和脂肪酸の炭素数18)全量と、n−プロピルアルコール 0.6重量部を除き、グリセリン 1.5重量部を加えた以外は同様に為して油性マーキング用インキを得た。5℃におけるインキ粘度は4.9mPa・sであった。
試験サンプルのペン先を外部に露出した状態で、室温20℃、湿度65%の環境下に放置し、一定時間経過した時点で筆記し、掠れの発生した時間を測定した。
試験サンプルのペン先を外部に露出した状態で、室温20℃、湿度20%の環境下に放置し、一定時間経過した時点で筆記し、掠れの発生した時間を測定した。
試験サンプルのペン先を収容した状態で5℃の環境下に5時間放置し、連続丸書き4丸(直径:20mm)を3秒で筆記し、掠れの有無を目視で確認した。
ポリプロピレン(PP)製OHPシート〔薄口〕(リコー教育機器(株)製)に、上記試験用筆記具を用いて横1回均一にインキを面状に塗布し10分間、温度20℃、湿度20%の環境で乾燥させ試験サンプルとする。次に試験サンプルの上に上質紙を重ね、底面の直径50mm、質量500gの重りを乗せ、左右10回上質紙を往復移動させた。塗布した面の面積を100%とし、試験後に転写されずに残った面の面積を測定して、転写されずに残った面積の割合をパーセントで表記する。数値が大きいほど筆跡定着性が良い。
Claims (7)
- 少なくとも、着色剤、有機溶剤、直鎖飽和脂肪酸残基の炭素数が10〜20のテトラグリンジアルキレートを含有することを特徴とする油性マーキング用インキ組成物
- 前記油性マーキング用インキ組成物に、0.1〜15.0%の水を含有することを特徴とする請求項1に記載の油性マーキング用インキ組成物
- ロジン、ケトン樹脂、マレイン酸樹脂、フェノール樹脂から少なくとも1つ以上選ばれる樹脂を含有する請求項1乃至請求項2の何れか1項に記載の油性マーキング用インキ組成物
- 上記直鎖飽和脂肪酸残基の炭素数が10〜20のテトラグリンジアルキレートの含有量が、0.1〜5.0%である請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の油性マーキング用インキ組成物
- 上記有機溶剤の主溶剤がエタノールである請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の油性マーキング用インキ組成物
- 5℃における粘度が20mPa・s未満である請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の油性マーキング用インキ組成物
- 更にテトラグリンモノアルキレート、テトラグリントリアルキレート、テトラグリンテトラアルキレート、テトラグリンペンタアルキレートから少なくとも1つ以上選ばれる化合物を含有し、直鎖飽和脂肪酸残基の炭素数が10〜20のテトラグリンジアルキレートとの配合比が、重量比で直鎖飽和脂肪酸残基の炭素数が10〜20のテトラグリンジアルキレート1に対し、テトラグリンモノアルキレート、テトラグリントリアルキレート、テトラグリンテトラアルキレート、テトラグリンペンタアルキレートから少なくとも1つ以上選ばれる化合物が0.01〜1.5である請求項1乃至請求項6の何れか1項に記載の油性マーキング用インキ組成物
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