JP2015196424A5 - - Google Patents

Description

上述した課題を解決するため、本発明によるブレーキ装置は、車両の車輪と共に回転する各回転部材に当接可能に配置される摩擦部材をブレーキペダルの操作に基づいて押圧部材で推進するブレーキ機構と、前記ブレーキ機構に設けられる電動モータと、前記押圧部材を前記電動モータにより推進させて保持する押圧部材保持機構と、前記電動モータの温度を推定して温度推定値を算出する推定温度算出手段と、前記押圧部材の保持作動または解除作動の作動要求信号を出力する操作指示手段と、前記操作指示手段による作動要求信号により前記電動モータを駆動する制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記推定温度算出手段により算出される温度が所定温度を超えていると、該所定温度よりも低い温度となるまで、前記押圧部材保持機構による前記押圧部材の解除状態で、前記操作指示手段からの保持作動の作動要求信号による前記電動モータの駆動を禁止する駆動禁止手段と、該駆動禁止手段による前記電動モータの駆動禁止中に、前記車両に配設され駐車状態を推定可能な前記操作指示手段以外の検知手段の信号に応じて、前記電動モータを駆動して前記押圧部材保持機構による前記押圧部材の保持を行う保持動作制御手段と、を有する構成としている。

Claims (4)

1. 車両の車輪と共に回転する各回転部材に当接可能に配置される摩擦部材をブレーキペダルの操作に基づいて押圧部材で推進するブレーキ機構と、
   前記ブレーキ機構に設けられる電動モータと、
   前記押圧部材を前記電動モータにより推進させて保持する押圧部材保持機構と、
   前記電動モータの温度を推定して温度推定値を算出する推定温度算出手段と、
   前記押圧部材の保持作動または解除作動の作動要求信号を出力する操作指示手段と、
   前記操作指示手段による作動要求信号により前記電動モータを駆動する制御手段と、を有し、
   前記制御手段は、
   前記推定温度算出手段により算出される温度が所定温度を超えていると、該所定温度よりも低い温度となるまで、前記押圧部材保持機構による前記押圧部材の解除状態で、前記操作指示手段からの保持作動の作動要求信号による前記電動モータの駆動を禁止する駆動禁止手段と、
   該駆動禁止手段による前記電動モータの駆動禁止中に、前記車両に配設され駐車状態を推定可能な前記操作指示手段以外の検知手段の信号に応じて、前記電動モータを駆動して前記押圧部材保持機構による前記押圧部材の保持を行う保持動作制御手段と、を有することを特徴とするブレーキ装置。
2. 前記駆動禁止手段は、前記電動モータの駆動を禁止する所定温度に対し、禁止を解除する所定温度を小さく設定していることを特徴とする請求項１に記載のブレーキ装置。
3. 前記検知手段は、前記車両の運転者のシートベルトの装着，解除を検出するベルトスイッチと、前記車両のドアの施錠，解錠を検出するドアロックスイッチと、前記ドアの開，閉を検出するドア開スイッチと、前記運転者の着席，離席を検出する着座スイッチと、前記車両のシステムをオン，オフする起動スイッチと、前記車両の速度を検出する速度センサと、前記車両のトランスミッションの位置を検出するシフトセンサと、前記車両の常用ブレーキの操作を検出するブレーキ操作センサと、のうちの１つ、若しくはいずれかの組み合わせにより構成したことを特徴とする請求項１または２に記載のブレーキ装置。
4. 前記制御手段は、前記推定温度算出手段により算出される温度に拘わらず、前記操作指示手段からの解除作動の信号に応じて、前記電動モータを駆動して前記押圧部材保持機構による前記押圧部材の保持状態を解除状態にすることを特徴とする請求項１ないし３のいずれかに記載のブレーキ装置。