JP2015194875A - カードリーダ - Google Patents

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Abstract

【課題】略長方形状に形成されるカードがその短手方向で挿入される手動式のカードリーダにおいて、カードのICチップとカードリーダとの間でデータの通信を行うことが可能であっても、挿入されたカードを容易に抜き取ることが可能なカードリーダを提供する。
【解決手段】略長方形状に形成される接触式のICカード2が短手方向で挿入される手動式のカードリーダ1は、カード2が正しい向きで挿入口3に挿入されたことを検知するための挿入向き検知機構30〜32と、カード2の先端面が所定の位置まで挿入されたことを検知するための先端検知機構10と、カード2が正しい向きで挿入口3に挿入されたことが検知されるとともにカード2の先端面が所定の位置まで挿入されたことが検知されると挿入されたカード2の抜取りを防止する抜取り防止機構11と、カードリーダ1の内部に挿入されたカード2を排出方向へ押し出す押出し機構41とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、略長方形状に形成されるカードがその短手方向で挿入される手動式のカードリーダに関する。
従来、略長方形状に形成されるカードをその短手方向で搬送して処理するカードリーダが知られている(たとえば、特許文献1参照)。図6に示すように、特許文献1に記載のカードリーダで処理されるカード2では、その裏面に磁気ストライプ2aが形成されている。また、カード2には、ICチップが内蔵されており、カード2のおもて面には、外部接続端子2bが形成されている。磁気ストライプ2aは、カード2の長手方向に平行な細長い帯状に形成されている。また、磁気ストライプ2aは、カード2の短手方向の一端面2cを基準とする所定の位置に形成されている。外部接続端子2bは、カード2の短手方向の一端面2cおよびカード2の長手方向の一端面2dを基準とする所定の位置に形成されている。また、外部接続端子2bは、カード2の短手方向において、カード2の略中心位置に形成されている。
また、特許文献1に記載のカードリーダは、カード2を搬送するカード搬送機構と、磁気ストライプ2aに記録された磁気データの読取や磁気ストライプ2aへの磁気データの記録を行う磁気ヘッドと、カード2の搬送方向に直交する方向へ磁気ヘッドを移動させるヘッド移動機構と、外部接続端子2bに接触するIC接点バネを有するIC接点ブロックと、カードリーダの内部に取り込まれたカード2を位置決めするための位置決め機構とを備えている。カード搬送機構は、搬送ローラと、搬送ローラに対向配置されるパッドローラとを備えている。搬送ローラには、動力伝達機構を介してモータが連結されている。
特開2013−164675号公報
特許文献1に記載のカードリーダからカード搬送機構を取り外して手動式のカードリーダとすれば、カードリーダの構成を簡素化して、カードリーダを小型化するとともにカードリーダのコストを低減することが可能である。この手動式のカードリーダにおいても、カード2の外部接続端子2bと、カードリーダの内部に配置されるIC接点バネとを接触させることで、カード2のICチップとカードリーダとの間でデータの通信を行うことが可能である。外部接続端子2bは、カード2の短手方向においてカード2の略中心位置に形成されているため、この手動式のカードリーダでは、カードリーダの内部に配置されるIC接点バネと外部接続端子2bとを接触させる際に、カード2をカードリーダの奥側まで手動で挿入する必要がある。
しかしながら、略長方形状に形成されるカード2がその短手方向で挿入されるカードリーダにおいて、カード2がカードリーダの奥側まで挿入されると、カード2の掴み代が少なくなり、カードリーダにカード2を挿入したユーザは、処理が終わった後のカード2をカードリーダから抜き取りにくくなる。
そこで、本発明の課題は、略長方形状に形成されるカードがその短手方向で挿入される手動式のカードリーダにおいて、カードのICチップとカードリーダとの間でデータの通信を行うことが可能であっても、挿入されたカードを容易に抜き取ることが可能なカードリーダを提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明のカードリーダは、ICチップが内蔵されるとともに略長方形状に形成されるカードがその短手方向で挿入される手動式のカードリーダであって、カードに形成されるICチップの外部接続端子に接触するIC接点バネを有するIC接点ブロックと、カードが挿入される挿入口と、カードが正しい向きで挿入口に挿入されたことを検知するための挿入向き検知機構と、カードの挿入方向におけるカードの先端面が所定の位置まで挿入されたことを検知するための先端検知機構と、挿入向き検知機構での検知結果に基づいてカードが正しい向きで挿入口に挿入されたことが検知されるとともに先端検知機構での検知結果に基づいて挿入方向におけるカードの先端面が所定の位置まで挿入されたことが検知されるとカードリーダの内部に挿入されたカードの抜取りを防止する抜取り防止機構と、カードリーダの内部に挿入されたカードを挿入方向の反対方向となるカードの排出方向へ押し出す押出し機構とを備えることを特徴とする。
本発明のカードリーダは、カードリーダの内部に挿入されたカードを挿入方向の反対方向となるカードの排出方向へ押し出す押出し機構を備えている。したがって、本発明では、カードの短手方向においてカードの略中心位置に形成される外部接続端子と、カードリーダの内部に配置されるIC接点バネとを接触させるために、カードリーダの奥側までカードが挿入される場合であっても、カードのICチップとカードリーダとの間のデータ通信終了後に、押出し機構によってカードを排出方向へ押し出すことで、ユーザは、カードリーダに挿入されたカードを容易に抜き取ることが可能になる。すなわち、本発明では、略長方形状に形成されるカードがその短手方向で挿入される手動式のカードリーダにおいて、カードのICチップとカードリーダとの間でデータの通信を行うことが可能であっても、カードリーダに挿入されたカードを容易に抜き取ることが可能になる。
また、本発明のカードリーダは、カードリーダの内部に挿入されたカードの抜取りを防止する抜取り防止機構を備えているため、カードのICチップとカードリーダとの間でデータの通信を行っている際のカードの抜取りを防止することが可能になる。したがって、本発明では、カードのICチップとカードリーダとの間で適切なデータの通信を行うことが可能になる。
さらに、本発明のカードリーダでは、抜取り防止機構は、挿入向き検知機構での検知結果に基づいてカードが正しい向きで挿入口に挿入されたことが検知されるとともに先端検知機構での検知結果に基づいて挿入方向におけるカードの先端面が所定の位置まで挿入されたことが検知されると、カードリーダの内部に挿入されたカードの抜取りを防止している。すなわち、本発明では、抜取り防止機構は、誤った向きで挿入口にカードが挿入された場合や、挿入方向におけるカードの先端面が所定の位置まで挿入されていない場合には、カードの抜取りを防止しない。したがって、本発明では、誤った向きで挿入口にカードが挿入された場合や、挿入方向におけるカードの先端面が所定の位置まで挿入されていない場合に、押出し機構によってカードを排出方向へ押し出すことが可能になる。また、押出し機構によってカードを排出方向へ押し出すことで、カードを挿入したユーザに、誤った向きで挿入口にカードが挿入されたことや、挿入方向におけるカードの先端面が所定の位置まで挿入されていないことを知らせることが可能になる。
本発明において、カードリーダは、挿入口に挿入されたカードの厚さ方向と挿入方向とに直交するカードの幅方向において所定の間隔をあけた状態で配置される少なくとも2個の先端検知機構を備えることが好ましい。このように構成すると、カードの幅方向において所定の間隔をあけた状態で配置される少なくとも2個の先端検知機構によって、カードの挿入方向に対してカードの短手方向が傾いているのか否かを検知することが可能になる。また、カードの挿入方向に対してカードの短手方向が傾いており、ある先端検知機構では挿入方向におけるカードの先端面が所定の位置まで挿入されていることが検知されているが、他の先端検知機構では挿入方向におけるカードの先端面が所定の位置まで挿入されていることが検知されていない場合に、抜取り防止機構によるカードの抜取り防止を行わずに、押出し機構によってカードを排出方向へ押し出すことが可能になる。したがって、カードの挿入方向に対してカードの短手方向が傾かないようにカードを再挿入する必要があることをユーザに知らせることが可能になる。また、カードの挿入方向に対してカードの短手方向が傾かないようにカードを再挿入させることで、カードの外部接続端子とIC接点バネとを確実に接触させて、カードのICチップとカードリーダとの間で適切なデータの通信を行うことが可能になる。
本発明において、先端検知機構は、挿入方向におけるカードの先端面が当接すると挿入方向側へ移動する当接部を有する当接部材と、当接部材の動きを検知するためのセンサと、当接部が排出方向へカードを押し戻すように当接部材を付勢する付勢部材とを備え、当接部材と付勢部材とによって押出し機構の少なくとも一部が構成されていることが好ましい。この場合には、共通の部材を用いて、先端検知機構の一部と、押出し機構の少なくとも一部とを構成することが可能になる。したがって、カードリーダの構成を簡素化することが可能になる。
本発明において、たとえば、挿入向き検知機構は、カードがその短手方向で挿入口に挿入されたのかそれともカードがその長手方向で挿入口に挿入されたのかを検知するための幅検知機構と、挿入口に挿入されたカードの表裏を検知するための表裏検知機構とを備えている。この場合には、カードの短手方向がカードの挿入方向と一致するように挿入口にカードが挿入されたのか、それとも、カードの長手方向がカードの挿入方向と一致するように挿入口にカードが挿入されたのかを検知することが可能になるとともに、挿入口に挿入されたカードの表裏の向きが正しいか否かを検知することが可能になる。
本発明において、カードには、磁気ストライプが形成され、表裏検知機構は、たとえば、磁気ストライプを検知するための磁気ヘッドまたは磁気センサと、外部接続端子を検知するための金属検知機構との少なくともいずれか一方を備えている。
本発明において、抜取り防止機構は、カードの、排出方向側の端面に接触してカードの抜取りを防止する抜取り防止部材を備えることが好ましい。このように構成すると、抜取り防止機構によるカードの抜取りを確実に防止することが可能になる。
本発明において、挿入口が形成されるカード挿入部には、カード挿入部の、排出方向側の端面から挿入方向側に向かって窪む凹部が形成されていることが好ましい。このように構成すると、カードの短手方向と挿入方向とが一致するようにカードリーダの奥側までカードが挿入される場合であっても、ユーザは、凹部を利用して、カードリーダの奥側へカードを押込みやすくなる。また、このように構成すると、カード挿入部の、凹部が形成されていない部分を利用して、先端検知機構や抜取り防止機構等を配置することが可能になる。
本発明において、カードリーダは、挿入口に挿入されたカードの厚さ方向と挿入方向とに直交するカードの幅方向の両端側に配置される2個の先端検知機構を備え、2個の先端検知機構によって、幅検知機構が構成されていることが好ましい。この場合には、共通の部材を用いて、先端検知機構と幅検知機構とを構成することが可能になるため、カードリーダの構成を簡素化することが可能になる。
以上のように、本発明では、略長方形状に形成されるカードがその短手方向で挿入される手動式のカードリーダにおいて、カードのICチップとカードリーダとの間でデータの通信を行うことが可能であっても、カードリーダに挿入されたカードを容易に抜き取ることが可能になる。
本発明の実施の形態にかかるカードリーダの概略構成を側面から説明するための図である。 図1に示すカードリーダの概略構成を上面から説明するための図である。 図1に示すカードリーダの一部の概略構成を正面から説明するための図である。 図3に示す幅検知機構の動作を正面から説明するための図である。 図1に示す位置決め機構および抜取り防止機構の動作を側面から説明するための図である。 図1に示すカードリーダで使用されるカードの平面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明する。
(カードリーダの全体構成)
図1は、本発明の実施の形態にかかるカードリーダ1の概略構成を側面から説明するための図である。図2は、図1に示すカードリーダ1の概略構成を上面から説明するための図である。図3は、図1に示すカードリーダ1の一部の概略構成を正面から説明するための図である。
本形態のカードリーダ1は、カード2に記録されたデータの読取およびカード2へのデータの記録の少なくとも一方を行うための装置であり、所定の上位装置に搭載されて使用される。また、本形態のカードリーダ1は、ユーザが、カードリーダ1の内部に手動でカード2を挿入する手動式のカードリーダである。このカードリーダ1は、カード2が挿入される挿入口3が形成されるカード挿入部4を備えている。カードリーダ1の内部には、挿入されたカード2が通過するカード通過路5が形成されている。カード通過路5は、挿入口3に繋がるように形成されている。また、カード通過路5は、図示を省略するガイド部材によって構成されるとともに、カード2が直線的に移動するように形成されている。
また、カードリーダ1は、カード2に当接してカード2に記録された磁気データの読取やカード2への磁気データの記録を行う磁気ヘッド7と、カード2の挿入方向に直交する方向へ磁気ヘッド7を移動させるヘッド移動機構8と、カード2に形成される外部接続端子2bに接触してデータの通信を行うためのIC接点ブロック9と、カードリーダ1の内部に挿入されたカード2を位置決めするための位置決め機構10と、カードリーダ1の内部に挿入されたカード2の抜取りを防止するための抜取り防止機構11とを備えている。
カード2は、厚さが0.7〜0.8mm程度の塩化ビニール製のカードであり、上述の特許文献1に記載のカードと同様に構成されている。本形態のカード2は、国際規格(たとえば、ISO/IEC7811)やJIS規格(たとえば、JISX6302)に準拠した磁気ストライプ付きのカードであり、四隅に丸みを持った略長方形状に形成されている。カード2の裏面には、磁気ストライプ2aが形成されている。また、カード2には、ICチップ(図示省略)が内蔵されており、カード2のおもて面には、外部接続端子2bが形成されている。
磁気ストライプ2aは、略長方形状に形成されるカード2の長手方向に平行な細長い帯状に形成されている。また、磁気ストライプ2aは、カード2の短手方向において、カード2の短手方向の一端面2c側に形成されている。具体的には、国際規格やJIS規格に基づいて、磁気ストライプ2aは、カード2の短手方向において、一端面2cを基準とする所定の範囲内に形成されている。外部接続端子2bは、カード2の長手方向の一端面2d側、かつ、カード2の短手方向における略中心位置に形成されている。外部接続端子2bは、カード2の短手方向において4行、かつ、カード2の長手方向において2列に配列される8個の接続端子によって構成されている。
本形態のカードリーダ1では、図1等に示すX1方向にカード2が挿入され、X2方向にカード2が排出される。すなわち、X1方向は、カード2の挿入方向であり、X2方向は、カード2の排出方向である。また、X方向は、カード2の通過方向である。また、本形態では、カード2の短手方向とX方向とが一致するように、カードリーダ1にカード2が挿入される。すなわち、カードリーダ1には、カード2がその短手方向で挿入される。
また、X方向に直交する図1等のY方向は、カード通過路5の幅方向であり、カードリーダ1内に正しい向きで挿入されたカード2の長手方向は、Y方向と略一致する。また、X方向とY方向とに直交する図1等のZ方向は、挿入口3に挿入されたカード2の厚さ方向である。本形態では、Z方向と鉛直方向とが一致するようにカードリーダ1が配置されている。なお、以下の説明では、X方向を「前後方向」、Y方向を「左右方向」、Z方向を「上下方向」とし、また、X1方向側を「奥(後ろ)」側、X2方向側を「前」側、Y1方向側を「右」側、Y2方向側を「左」側、Z1方向側を「上」側、Z2方向側を「下」側とする。
磁気ヘッド7は、カードリーダ1の本体部15の内部に配置されている。また、磁気ヘッド7は、IC接点ブロック9よりも奥側に配置されている。ヘッド移動機構8は、磁気ヘッド7が搭載されるキャリッジ16と、左右方向へキャリッジ16を案内するガイド軸17と、キャリッジ16を左右方向へ送るリードスクリュー18と、ガイド軸17を中心とするキャリッジ16の回動を防止するための回動防止軸19とを備えている。リードスクリュー18には、プーリおよびベルトから構成される動力伝達機構20を介してモータ21が連結されている。また、ヘッド移動機構8は、磁気ヘッド7を上下動させるためのカム板(図示省略)を備えている。
キャリッジ16は、図1に示すように、キャリッジ本体22と、磁気ヘッド7を保持するヘッド保持部材23とを備えている。キャリッジ本体22には、リードスクリュー18に係合するメネジ部材と、ガイド軸17に係合する摺動軸受と、回動防止軸19に係合する摺動部材とが取り付けられている。また、キャリッジ本体22は、ヘッド保持部材23を回動可能に保持している。ヘッド保持部材23は、図示を省略するネジリコイルバネの付勢力によって、磁気ヘッド7が上昇する方向へ付勢されている。ヘッド保持部材23には、カム板のカムに当接するローラ(図示省略)が回転可能に取り付けられている。
ヘッド移動機構8は、リードスクリュー18等によって、磁気ヘッド7を左右方向へ移動させるとともに、ヘッド保持部材23に取り付けられるローラおよびカム板によって、磁気ヘッド7がカード2の磁気ストライプ2aに当接可能な位置と磁気ヘッド7がカード通過路5から退避する位置との間で磁気ヘッド7を上下動させる。本形態のヘッド移動機構8は、カード通過路5の下側へ磁気ヘッド7を退避させる。
IC接点ブロック9は、カードリーダ1の本体部15の内部に配置されている。また、IC接点ブロック9は、磁気ヘッド7よりも前側に配置されている。また、IC接点ブロック9は、左右方向において、カード通過路5の左端側に配置されるとともに、カード通過路5の上側に配置されている。このIC接点ブロック9は、カード2の外部接続端子2bに接触する複数のIC接点バネ25と、複数のIC接点バネ25を保持するバネ保持部材26とを備えている。
IC接点ブロック9には、図示を省略する接点ブロック移動機構が連結されている。接点ブロック移動機構は、ソレノイド等の駆動源を備えており、IC接点バネ25がカード2の外部接続端子2bに接触可能な位置と、IC接点バネ25がカード通過路5から退避する位置との間でIC接点ブロック9を移動させる。本形態の接点ブロック移動機構は、カード通過路5の上側へIC接点バネ25を退避させる。
(カード挿入部の構成)
図4は、図3に示す幅検知機構30の動作を正面から説明するための図である。
カード挿入部4は、本体部15の前端面に取り付けられており、カードリーダ1の前面側部分を構成している。図2に示すように、カード挿入部4には、カード挿入部4の前端面から奥側に向かって窪む凹部4aが形成されている。凹部4aは、左右方向におけるカード挿入部4の中間位置に形成されている。凹部4aの右側は、突出部4bとなっており、凹部4aの左側は、突出部4cとなっている。突出部4b、4cは、中空状に形成されている。カード挿入部4には、カード2がその短手方向で挿入口3に挿入されたのかそれともその長手方向で挿入口3に挿入されたのかを検知するための幅検知機構30と、カード2の磁気ストライプ2aを検知するための磁気ヘッド(プリヘッド)31と、カード2の外部接続端子2bを検知するための金属検知機構32とが設置されている。
幅検知機構30は、カード挿入部4の左右の両端側に配置されカード通過路5に出没可能な2個の検知レバー33と、2個の検知レバー33のそれぞれの動きを検知する2個のセンサ(図示省略)とを備えている。センサは、たとえば、発光素子とこの発光素子からの光を受光する受光素子とを有する透過型の光学式センサである。挿入口3にカード2が挿入される前の待機時には、図4(A)に示すように、検知レバー33の一部がカード通過路5内に配置されている。
この待機状態で、カード2の短手方向が前後方向と略一致するようにカード2が挿入口3に挿入されると、図4(B)に示すように、2個の検知レバー33のそれぞれに、カード2の左右両端面のそれぞれが接触して、2個の検知レバー33が回動する。一方、待機状態において、カード2の長手方向が前後方向と略一致するようにカード2が挿入口3に挿入されると、2個の検知レバー33の少なくともいずれか一方にカード2の左右方向の端面が当接せず、2個の検知レバー33の少なくともいずれか一方は回動しない。そのため、2個のセンサでの検知結果に基づいて、カード2の短手方向が前後方向と略一致するようにカード2が挿入口3に挿入されたのかそれともカード2の長手方向が前後方向と略一致するようにカード2が挿入口3に挿入されたのかを検知することが可能である。なお、幅検知機構30での検知結果に基づいて、長手方向の長さが国際規格やJIS規格に準拠しているカード2が挿入口3に挿入されたのか否かを検知することも可能である。
プリヘッド31は、前後方向において、幅検知機構30と略同じ位置に配置されている。このプリヘッド31は、中空状に形成される突出部4bの内部に配置されており、カード通過路5の右端側に配置されている。また、プリヘッド31は、カード通過路5の下側からカード通過路5に臨むように配置されている。そのため、カード2の裏面を下側に向けた状態でカード2の短手方向が前後方向と略一致するように挿入口3にカード2が挿入されると、プリヘッド31によってカード2の磁気ストライプ2aが検知されるが、カード2の短手方向が前後方向と略一致するように挿入口3にカード2が挿入された場合であっても、カード2のおもて面を下側に向けた状態で挿入口3にカード2が挿入されると、プリヘッド31によって磁気ストライプ2aが検知されない。したがって、カード2の短手方向が前後方向と略一致するように挿入口3にカード2が挿入された場合に、カード2がそのおもて面を上側に向けた状態で挿入されたのかそれともその裏面を上側に向けた状態で挿入されたのかを、プリヘッド31での検知結果に基づいて検知することが可能である。
なお、本形態では、図2に示すように、プリヘッド31の磁気ギャップが形成される方向が左右方向に対して傾くように、プリヘッド31が配置されている。そのため、カード2の裏面を下側に向けた状態でカード2の短手方向が前後方向と略一致するように挿入口3にカード2が挿入されたときに、プリヘッド31での検知結果に基づいて、磁気ストライプ2aに磁気データが記録されているのか否かを検知することも可能である。
金属検知機構32は、励磁用コイルと、検出用コイルと、励磁用コイルおよび検出用コイルが巻回されるコアとを備える磁気式のセンサである。この金属検知機構32は、前後方向において、幅検知機構30およびプリヘッド31よりもわずかに前側に配置されている。また、金属検知機構32は、中空状に形成される突出部4cの内部に配置されており、カード通過路5の左端側に配置されている。さらに、左右方向において、金属検知機構32は、カード2の短手方向が前後方向と略一致するように、かつ、カード2の長手方向の一端面2dが左側に配置されるように挿入口3にカード2が挿入されるときに、カード2の外部接続端子2bが通過する位置に配置されている。そのため、カード2の短手方向が前後方向と略一致するように、かつ、カード2の長手方向の一端面2dが左側に配置されるように挿入口3にカード2が挿入されると、金属検知機構32によって外部接続端子2bが検知されるが、カード2の短手方向が前後方向と略一致するように挿入口3にカード2が挿入された場合であっても、カード2の長手方向の他端面2fが左側に配置されるように挿入口3にカード2が挿入されると、金属検知機構32によって外部接続端子2bが検知されない。したがって、カード2の短手方向が前後方向と略一致するように挿入口3にカード2が挿入された場合に、一端面2dが左側に配置されるようにカード2が挿入されたのかそれとも他端面2fが左側に配置されるようにカード2が挿入されたのかを、金属検知機構32での検知結果に基づいて検知することが可能である。
また、金属検知機構32は、カード通過路5の上側に配置されている。そのため、カード2のおもて面を上側に向けた状態で、カード2の短手方向が前後方向と略一致するように一端面2c側から挿入口3にカード2が挿入されたときの金属検知機構32の出力信号の信号レベルと、カード2の裏面を上側に向けた状態で、カード2の短手方向が前後方向と略一致するようにカード2の短手方向の他端面2e側から挿入口3にカード2が挿入されたときの金属検知機構32の出力信号の信号レベルとが相違する。したがって、カード2の短手方向が前後方向と略一致するように、かつ、一端面2dが左側に配置されるように挿入口3にカード2が挿入された場合に、カード2がそのおもて面を上側に向けた状態で挿入されたのかそれともその裏面を上側に向けた状態で挿入されたのかを、金属検知機構32での検知結果に基づいて検知することが可能である。
本形態では、カード2のおもて面を上側に向けた状態で、カード2の短手方向が前後方向と一致するように、カード2の短手方向の一端面2c側から(すなわち、カード2の長手方向の一端面2dが左側に配置された状態で)挿入口3にカード2が挿入される場合
が、正しい向きでカード2が挿入される場合である。上述のように、幅検知機構30での検知結果に基づいて、カード2の短手方向が前後方向と略一致するように挿入口3に挿入されたのか否かを検知することが可能であり、金属検知機構32での検知結果に基づいて、カード2の短手方向が前後方向と略一致するように挿入口3にカード2が挿入された場合に、一端面2dが左側に配置されるようにカード2が挿入されたのか否かを検知することが可能であるとともに、プリヘッド31での検知結果や金属検知機構32での検知結果に基づいて、カード2の短手方向が前後方向と略一致するように、かつ、一端面2dが左側に配置されるように挿入口3にカード2が挿入された場合に、カード2がそのおもて面を上側に向けた状態で挿入されたのか否かを検知することが可能である。
したがって、本形態では、幅検知機構30、プリヘッド31および金属検知機構32での検知結果に基づいて、カード2が正しい向きで挿入口3に挿入されたのか否かを検知することができる。本形態では、幅検知機構30、プリヘッド31および金属検知機構32によって、カード2が正しい向きで挿入口3に挿入されたことを検知するための挿入向き検知機構が構成されている。また、本形態では、プリヘッド31および/または金属検知機構32は、挿入口3に挿入されたカード2の表裏を検知するための表裏検知機構となっている。
(位置決め機構の構成)
図5は、図1に示す位置決め機構10および抜取り防止機構11の動作を側面から説明するための図である。
位置決め機構10は、カードリーダ1の本体部15の内部に配置されている。この位置決め機構10は、カードリーダ1に挿入されたカード2の奥端面(すなわち、挿入方向の先端面)が当接する当接部36aが形成された位置決め部材36と、位置決め部材36を回動可能に支持する支持軸37と、位置決め部材36の動きを検知するためのセンサ38と、位置決め部材36を付勢する引張りコイルバネ39とを備えている。センサ38は、たとえば、発光素子とこの発光素子からの光を受光する受光素子とを備える透過型の光学式センサである。本形態では、2個の位置決め機構10が左右方向において所定の間隔をあけた状態で配置されている。具体的には、カード通過路5の左右の両端側のそれぞれに位置決め機構10が配置されている。なお、図2、図3では、支持軸37および引張りコイルバネ39の図示を省略している。
位置決め部材36は、平板状に形成されている。この位置決め部材36は、上述の当接部36aに加えて、当接部36aの上端から略上側に向かって延びる腕部36bを備えている。支持軸37は、その軸方向と左右方向とが一致するように本体部15のフレームに固定されている。位置決め部材36は、当接部36aと腕部36bとの境界部で支持軸37に回動可能に保持されている。なお、位置決め部材36の回動範囲は、図示を省略するストッパ部材によって規制されている。
当接部36aは、上下方向に細長い略長方形状に形成されている。この当接部36aは、前後方向において、磁気ヘッド7よりも奥側に配置されている。当接部36aの前端側には、当接部36aに当接するカード2を下面側から支持する支持部36cが形成されている。腕部36bの上端側には、センサ38の発光素子と受光素子との間を遮る遮光部36dが形成されている。遮光部36dの下側には、引張りコイルバネ39の一端が係合するバネ係合部36eが形成されている。引張りコイルバネ39の他端は、本体部15のフレームに固定されている。
本形態では、当接部36aにカード2が当接していないときには、引張りコイルバネ39の付勢力によって、位置決め部材36は、支持軸37を中心にして図5の反時計回りの方向(反時計方向)へ付勢されている(図5(A)参照)。この状態で、挿入口3に挿入されたカード2の奥端面が当接部36aに当接すると、図5(B)、(C)に示すように、当接部36aがカード2に押されて、位置決め部材36が支持軸37を中心に図5の時計回りの方向(時計方向)へ回動し、図示を省略するストッパ部材に当接する。位置決め部材36がストッパに当接すると、前後方向において、カード2が位置決めされる。
図5(A)に示すように、当接部36aにカード2が当接していないときには、遮光部36dは、センサ38の発光素子と受光素子との間から外れている。一方、図5(B)、(C)に示すように、カード2の奥端面が当接部36aに当接しているときには、遮光部36dは、センサ38の発光素子と受光素子との間を遮っている。そのため、センサ38での検知結果に基づいて、前後方向において、カード2が所定位置に位置決めされたことが検知される。
カード2の短手方向と前後方向とが一致するようにカード2が挿入口3に挿入された場合、2個の位置決め部材36によってカード2が位置決めされたときのカード2の状態は、図2に示す状態となる。すなわち、このときには、カード2の前端面は、カード挿入部4の前端面よりも奥側にあり(すなわち、カード2の前端面は、カードリーダ1の前端面よりも奥側にあり)、凹部4aでは、カード2の前端側の一部が露出しているが、突出部4b、4cでは、カード2の前端側が突出部4b、4cの内部に収容されている。また、このときには、前後方向における凹部4aの中心と、カード2の前端面の位置とが略一致している。また、このときには、カードリーダ1にカード2を挿入するユーザは、凹部4aで露出するカード2の前端側の一部を掴むことは可能であるが、カード2の掴み代はほとんどない。
本形態の位置決め機構10は、カード2の奥端面が所定の位置まで挿入されたことを検知するための先端検知機構となっている。具体的には、位置決め機構10は、磁気ヘッド7が磁気ストライプ2aに当接可能で、かつ、IC接点バネ25が外部接続端子2bに接触可能な位置までカード2の奥端面が挿入されたことを検知するための先端検知機構となっている。また、本形態の位置決め部材10は、カード2の奥端面が当接すると奥側へ移動する当接部36aを有する当接部材である。また、上述のように、引張りコイルバネ39の付勢力によって、位置決め部材36は、支持軸37を中心に図5の反時計方向へ付勢されており、当接部36aには、当接しているカード2を前方向へ押し戻す力が作用している。本形態の引張りコイルバネ39は、当接部36aが前方向へカード2を押し戻すように、当接部材である位置決め部材36を付勢する付勢部材となっている。また、本形態では、位置決め部材36と支持軸37と引張りコイルバネ39とによって、カードリーダ1の内部に挿入されたカード2を前方向へ押し出す押出し機構41が構成されている。
(抜取り防止機構の構成)
抜取り防止機構11は、カードリーダ1の内部に挿入されたカード2の前端面に接触してカード2の抜取りを防止する抜取り防止部材43と、抜取り防止部材43を回動可能に支持する支持軸44と、支持軸44を中心に抜取り防止部材43を回動させる駆動源としてのソレノイド45とを備えている。なお、図1〜図3では、ソレノイド45の図示を省略している。また、図2、図3では、支持軸44の図示を省略している。
抜取り防止部材43は、平板状に形成されている。この抜取り防止部材43は、中空状に形成される突出部4cの内部に配置されている。また、抜取り防止部材43は、凹部4aのすぐ左側に配置されており、左右方向において、2個の位置決め部材36の間に配置されている。さらに、抜取り防止部材43は、カード通過路5の上側に配置されている。抜取り防止部材43は、カード2の前端面に接触する接触部43aを備えている。接触部43aは、抜取り防止部材43の前端側に形成されている。また、接触部43aは、下方向へ突出する鉤状に形成されている。
支持軸44は、その軸方向と左右方向とが一致するようにカード挿入部4のフレームに固定されている。支持軸44は、抜取り防止部材43の奥端側部分を支持している。図5に示すように、抜取り防止部材43の、支持軸44の上側部分には、切欠き溝43bが形成されている。ソレノイド45の本体は、本体部15のフレームに固定されている。ソレノイド45のプランジャには、ピン46が固定されている。ピン46は、切欠き溝43bに係合している。なお、所定のリンク機構等を介して、抜取り防止部材43とソレノイド45のプランジャとが連結されても良い。
本形態では、たとえば、ソレノイド45に電力が供給されていない状態では、図示を省略する引張りコイルバネ等の付勢部材によって、図5(A)、(C)に示すように、抜取り防止部材43は、支持軸44を中心にして図5の反時計方向へ付勢されている。この状態で、ソレノイド45に電力が供給されると、図5(B)に示すように、抜取り防止部材43が支持軸44を中心に図5の時計方向へ回動して、接触部43aがカード2の前端面に接触する。カード2の前端面に接触部43aが接触すると、カードリーダ1の内部に挿入されたカード2の抜取りが防止される。
なお、カード2の前端面に接触部43aが接触している状態では、引張りコイルバネ39の付勢力によって位置決め部材36の当接部36aにカード2を前方向へ押し戻す力が作用しているため、カード2の前端面は、所定の接触圧で接触部43aに接触し、カード2の奥端面は、所定の接触圧で当接部36aに接触している。
(カードリーダの概略動作)
以上のように構成されたカードリーダ1では、挿入口3にカード2が挿入される前の待機時に、磁気ヘッド7は、カード通過路5から退避した位置にあり、IC接点ブロック9は、カード通過路5から退避した退避位置にある。また、この待機時には、ソレノイド45に電力が供給されていない。
この待機状態において、挿入口3にカード2が挿入され、幅検知機構30、プリヘッド31および金属検知機構32での検知結果に基づいて、カード2が正しい向きで挿入口3に挿入されたことが検知されるとともに、2個の位置決め機構10のそれぞれによってカード2の奥端面が所定の位置まで挿入されたことが検知されると(すなわち、2個のセンサ38のそれぞれの発光素子と受光素子との間が遮光部36dに遮られると)、ソレノイド45が起動して、抜取り防止部材43が、カードリーダ1の内部に挿入されたカード2の抜取りを防止する。
抜取り防止部材43によってカード2の抜取りが防止されたことが確認されると、磁気ヘッド7がカード2の磁気ストライプ2aに当接しながら左右方向へ移動して、磁気データの読取や記録を行う。また、カード2の外部接続端子2bにIC接点バネ25が接触してカード2のICチップとカードリーダ1との間でデータの通信を行う。カードリーダ1の内部でデータの記録等の所定の処理が終了すると、抜取り防止機構11によるカード2の抜取り防止状態が解除される。抜取り防止機構11によるカード2の抜取り防止状態が解除されると、引張りコイルバネ39に付勢される位置決め部材36の当接部36aがカード2を前方向へ押し出す。
一方、待機状態において、挿入口3にカード2が挿入されても、幅検知機構30、プリヘッド31および金属検知機構32での検知結果に基づいて、カード2が誤った向きで挿入口3に挿入されたことが検知された場合や、2個の位置決め機構10の少なくともいずれかに一方よってカード2の奥端面が所定の位置まで挿入されたことが検知されない場合には、ソレノイド45は起動せず、カードリーダ1の内部に挿入されたカード2の抜取りは防止されない。そのため、この場合には、引張りコイルバネ39に付勢される位置決め部材36の当接部36aが挿入されたカード2を前方向へ押し出す。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態では、カード2のICチップとカードリーダ1との間のデータの通信等の所定の処理が終了して、抜取り防止機構11によるカード2の抜取り防止状態が解除されると、引張りコイルバネ39に付勢される位置決め部材36の当接部36aがカード2を前方向へ押し出す。そのため、本形態では、カード2の短手方向においてカード2の略中心位置に形成される外部接続端子2bと、カードリーダ1の本体部15の内部に配置されるIC接点バネ25とを接触させるために、カードリーダ1の奥側までカード2が挿入されても(具体的には、凹部4aではカード2の前端側の一部が露出しているが、突出部4b、4cではカード2の前端側が突出部4b、4cの内部に収容されるまでカード2が挿入されても)、カードリーダ1の内部での処理後に前方向へ押し出されたカード2をユーザは容易に抜き取ることが可能になる。すなわち、カードリーダ1の内部での処理後に、ユーザは、カードリーダ1に挿入されたカード2を容易に抜き取ることが可能になる。したがって、本形態では、略長方形状に形成されるカード2がその短手方向で挿入される手動式のカードリーダ1において、カード2のICチップとカードリーダ1との間でデータの通信を行うことが可能であっても、カードリーダ1に挿入されたカード2を容易に抜き取ることが可能になる。
本形態では、幅検知機構30、プリヘッド31および金属検知機構32での検知結果に基づいて、カード2が正しい向きで挿入口3に挿入されたことが検知されるとともに、2個の位置決め機構10のそれぞれによってカード2の奥端面が所定の位置まで挿入されたことが検知されると、ソレノイド45が起動して、抜取り防止機構11が、カードリーダ1の内部に挿入されたカード2の抜取りを防止する。そのため、本形態では、磁気ヘッド7による磁気データの読取や記録を行っているとき、および、外部接続端子2bにIC接点バネ25を接触させてカード2のICチップとカードリーダ1との間でデータの通信を行っているときのカード2の抜取りを防止することが可能になる。したがって、本形態では、磁気ヘッド7による適切な磁気データの読取や記録が可能になるとともに、カード2のICチップとカードリーダ1との間で適切なデータの通信を行うことが可能になる。
本形態では、幅検知機構30、プリヘッド31および金属検知機構32での検知結果に基づいて、カード2が誤った向きで挿入口3に挿入されたことが検知された場合や、2個の位置決め機構10の少なくともいずれか一方によってカード2の奥端面が所定の位置まで挿入されたことが検知されない場合に、抜取り防止機構11によるカード2の抜取りが防止されず、押出し機構41がカード2を前方向へ押し出す。すなわち、本形態では、誤った向きで挿入口3にカード2が挿入された場合や、カード2の奥端面が所定の位置まで挿入されていない場合に、カード2は、押出し機構41によって前方向へ押し出される。そのため、本形態では、カード2を挿入したユーザに、誤った向きで挿入口3にカード2が挿入されたことや、カード2の奥端面が所定の位置まで挿入されていないことを知らせることが可能になる。
本形態では、2個の位置決め機構10が左右方向において所定の間隔をあけた状態で配置されている。そのため、本形態では、挿入されたカード2の短手方向が前後方向に対して傾いているのか否かを2個の位置決め機構10を用いて検知することが可能になる。また、本形態では、挿入されたカード2の短手方向が前後方向に対して傾いており、一方の位置決め機構10ではカード2の奥端面が所定の位置まで挿入されていることが検知されているが、他方の位置決め機構10ではカードの奥端面が所定の位置まで挿入されていることが検知されていない場合に、抜取り防止機構11によるカード2の抜取りが防止されず、押出し機構41がカード2を前方向へ押し出す。したがって、本形態では、カード2の短手方向が前後方向に対して傾かないようにカード2を再挿入する必要があることをユーザに知らせることが可能になる。また、カード2の短手方向が前後方向に対して傾かないようにカード2を再挿入させることで、外部接続端子2bとIC接点バネ25とを確実に接触させて、カード2のICチップとカードリーダ1との間で適切なデータの通信を行うことが可能になるとともに、磁気ヘッド7によって磁気ストライプ2aに適切な磁気データを記録することが可能になる。
本形態では、位置決め機構10を構成する位置決め部材36と支持軸37と引張りコイルバネ39とによって、カードリーダ1の内部に挿入されたカード2を前方向へ押し出す押出し機構41が構成されている。すなわち、本形態では、共通の部材を用いて、位置決め機構10の一部と、押出し機構41とが構成されている。そのため、本形態では、カードリーダ1の構成を簡素化することが可能になる。
本形態では、カード挿入部4に、カード挿入部4の前端面から奥側に向かって窪む凹部4aが形成されている。そのため、本形態では、カード2の短手方向と前後方向とが一致するようにカードリーダ1の奥側までカード2が挿入される場合であっても、ユーザは、凹部4aを利用して、カードリーダ1の奥側へカード2を押込みやすくなる。また、本形態では、凹部4aの左右の両側に突出部4b、4cが形成されているため、突出部4b、4cに、幅検知機構30、プリヘッド31、金属検知機構32および抜取り防止部材43等を配置することが可能になる。
(他の実施の形態)
上述した形態は、本発明の好適な形態の一例ではあるが、これに限定されるものではなく本発明の要旨を変更しない範囲において種々変形実施が可能である。
上述した形態では、位置決め部材36は、引張りコイルバネ39によって付勢されているが、位置決め部材36は、ネジリコイルバネ等の他のバネ部材によって付勢されても良い。また、上述した形態では、位置決め部材36は、支持軸37を中心に回動可能となっているが、位置決め部材36は、前後方向へ直線的に移動可能となっていても良い。この場合には、たとえば、位置決め部材36は、圧縮コイルバネ等の付勢部材によって前方向へ付勢される。
上述した形態では、位置決め機構10は、センサ38を備えているが、位置決め機構10は、センサ38を備えていなくても良い。この場合には、カード2の奥端面が所定の位置まで挿入されたことを検知するための先端検知機構が別途、設置されれば良い。たとえば、先端検知機構として、カード通過路5を上下方向で挟むように配置される発光素子と受光素子とから構成される透過型の光学式センサや、カード2の奥端面が接触する機械式のセンサが設置されれば良い。この場合には、たとえば、センサ38を備えていない位置決め機構10が押出し機構41となる。このように、先端検知機構の一部と押出し機構41とが共通の部品によって構成されていなくても良い。
また、上述した形態では、位置決め機構10を構成する位置決め部材36と支持軸37と引張りコイルバネ39とによって押出し機構41が構成されているが、位置決め部材36、支持軸37および引張りコイルバネ39に加えて、カードリーダ1の内部に挿入されたカード2を前方向へ押し出す押出し機構が別途、設置されても良い。この場合には、たとえば、押出し機構は、カード2に接触してカード2を前方向へ押し出す押出部材と、この押出部材を前後方向へ駆動するモータやソレノイド等の駆動源とを備えている。あるいは、この場合には、たとえば、押出し機構は、カード2に接触してカード2を前方向へ押し出す押出部材と、押出部材を前方向へ付勢する付勢部材と、奥側に押された押出部材をロックするロック機構と、ロック機構による押出部材のロック状態を解除するモータやソレノイド等の駆動源とを備えている。
上述した形態では、磁気ストライプ2aを検知するためのプリヘッド31がカード挿入部4に設置されている。この他にもたとえば、磁気ストライプ2aを検知するためのフラックスゲートセンサ等の磁気センサがカード挿入部4に設置されても良い。また、上述した形態では、カード挿入部4にプリヘッド31が設置されているが、カード挿入部4にプリヘッド31が設置されなくても良い。また、上述した形態では、幅検知機構30、プリヘッド31および金属検知機構32によって、カード2が正しい向きで挿入口3に挿入されたことを検知するための挿入向き検知機構が構成されているが、カード2の表裏を検知する必要がない場合には、幅検知機構30のみによって、カード2が正しい向きで挿入口3に挿入されたことを検知するための挿入向き検知機構が構成されても良い。
上述した形態では、抜取り防止機構11は、カード2の前端面に接触してカード2の抜取りを防止する抜取り防止部材43を備えている。この他にもたとえば、抜取り防止機構11は、抜取り防止部材43に代えて、カード2の上下の両面からカード2を挟むように把持することで、カード2の抜取りを防止する把持部材を備えていても良い。また、上述した形態では、抜取り防止部材43は、支持軸44に支持されており、左右方向を回動の軸方向として回動可能となっているが、抜取り防止部材43は、前後方向を回動の軸方向として回動可能となっていても良いし、上下方向に移動可能となっていても良い。また、上述した形態では、抜取り防止部材43を回動させるための駆動源は、ソレノイド45であるが、抜取り防止部材43を回動させるための駆動源は、モータであっても良い。
上述した形態では、2個の位置決め機構10が左右方向において所定の間隔をあけた状態で配置されている。この他にもたとえば、3個以上の位置決め機構10が左右方向に所定の間隔をあけた状態で配置されても良いし、1個の位置決め機構10が配置されても良い。
上述した形態において、カード通過路5を閉鎖するためのシャッタ部材と、このシャッタ部材を駆動するシャッタ駆動機構とがカード挿入部4に設置されても良い。この場合には、たとえば、挿入口3にカード2が挿入される前の待機時において、シャッタ部材は、カード通過路5を閉鎖している。また、この場合には、幅検知機構30での検知結果に基づいて、カード2の短手方向が前後方向と略一致するようにカード2が挿入口3に挿入されたことが検知されたときに、シャッタ部材がカード通過路5を開放し、幅検知機構30での検知結果に基づいて、カード2の長手方向が前後方向と略一致するようにカード2が挿入口3に挿入されたときには、シャッタ部材はカード通過路5を閉鎖した状態を維持する。
上述した形態において、停電時にソレノイド45に電力を供給するバックアップ電源が設置されても良い。また、たとえば、細長いピン等を用いて、抜取り防止部材43の接触部43aがカード2の前端面に接触している状態を手動で解除できるように、抜取り防止機構11が構成されても良い。この場合には、抜取り防止部材43の接触部43aがカード2の前端面に接触しているときに停電が発生しても、カード2の前端面に接触部43aが接触している状態を解除して、カードリーダ1の内部からカード2を抜き取ることが可能になる。
上述した形態において、左右方向において所定の間隔をあけた状態で配置される2個の位置決め機構10を用いて、カード2の短手方向が前後方向と略一致するようにカード2が挿入口3に挿入されたのかそれともカード2の長手方向が前後方向と略一致するようにカード2が挿入口3に挿入されたのかを検知しても良い。すなわち、2個の位置決め機構10が、カード2がその短手方向で挿入口3に挿入されたのかそれともその長手方向で挿入口3に挿入されたのかを検知するための幅検知機構となっていても良い。この場合には、幅検知機構30を別途、設置する必要がなくなるため、カードリーダ1の構成を簡素化することが可能になる。
上述した形態では、カード2は、厚さが0.7〜0.8mm程度の矩形状の塩化ビニール製のカードである。この他にもたとえば、カード2は、厚さが0.18〜0.36mm程度のPET(ポリエチレンテレフタレート)カードであっても良いし、所定の厚さの紙カード等であっても良い。また、上述した形態では、カード2に磁気ストライプ2aが形成されているが、カード2に磁気ストライプ2aが形成されていなくても良い。
1 カードリーダ
2 カード
2a 磁気ストライプ
2b 外部接続端子
3 挿入口
4 カード挿入部
4a 凹部
9 IC接点ブロック
10 位置決め機構(先端検知機構)
11 抜取り防止機構
25 IC接点バネ
30 幅検知機構(挿入向き検知機構の一部)
31 プリヘッド(磁気ヘッド、挿入向き検知機構の一部、表裏検知機構)
32 金属検知機構(挿入向き検知機構の一部、表裏検知機構)
36 位置決め部材(当接部材)
36a 当接部
38 センサ
39 引張りコイルバネ(付勢部材)
41 押出し機構
43 抜取り防止部材
X1 カードの挿入方向
X2 カードの排出方向
Y カードの幅方向
Z カードの厚さ方向

Claims (8)

  1. ICチップが内蔵されるとともに略長方形状に形成されるカードがその短手方向で挿入される手動式のカードリーダであって、
    前記カードに形成される前記ICチップの外部接続端子に接触するIC接点バネを有するIC接点ブロックと、前記カードが挿入される挿入口と、前記カードが正しい向きで前記挿入口に挿入されたことを検知するための挿入向き検知機構と、前記カードの挿入方向における前記カードの先端面が所定の位置まで挿入されたことを検知するための先端検知機構と、前記挿入向き検知機構での検知結果に基づいて前記カードが正しい向きで前記挿入口に挿入されたことが検知されるとともに前記先端検知機構での検知結果に基づいて前記挿入方向における前記カードの先端面が所定の位置まで挿入されたことが検知されると前記カードリーダの内部に挿入された前記カードの抜取りを防止する抜取り防止機構と、前記カードリーダの内部に挿入された前記カードを前記挿入方向の反対方向となる前記カードの排出方向へ押し出す押出し機構とを備えることを特徴とするカードリーダ。
  2. 前記挿入口に挿入された前記カードの厚さ方向と前記挿入方向とに直交する前記カードの幅方向において所定の間隔をあけた状態で配置される少なくとも2個の前記先端検知機構を備えることを特徴とする請求項1記載のカードリーダ。
  3. 前記先端検知機構は、前記挿入方向における前記カードの先端面が当接すると前記挿入方向側へ移動する当接部を有する当接部材と、前記当接部材の動きを検知するためのセンサと、前記当接部が前記排出方向へ前記カードを押し戻すように前記当接部材を付勢する付勢部材とを備え、
    前記当接部材と前記付勢部材とによって前記押出し機構の少なくとも一部が構成されていることを特徴とする請求項1または2記載のカードリーダ。
  4. 前記挿入向き検知機構は、前記カードがその短手方向で前記挿入口に挿入されたのかそれとも前記カードがその長手方向で前記挿入口に挿入されたのかを検知するための幅検知機構と、前記挿入口に挿入された前記カードの表裏を検知するための表裏検知機構とを備えることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のカードリーダ。
  5. 前記カードには、磁気ストライプが形成され、
    前記表裏検知機構は、前記磁気ストライプを検知するための磁気ヘッドまたは磁気センサと、前記外部接続端子を検知するための金属検知機構との少なくともいずれか一方を備えることを特徴とする請求項4記載のカードリーダ。
  6. 前記抜取り防止機構は、前記カードの、前記排出方向側の端面に接触して前記カードの抜取りを防止する抜取り防止部材を備えることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のカードリーダ。
  7. 前記挿入口が形成されるカード挿入部には、前記カード挿入部の、前記排出方向側の端面から前記挿入方向側に向かって窪む凹部が形成されていることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のカードリーダ。
  8. 前記挿入口に挿入された前記カードの厚さ方向と前記挿入方向とに直交する前記カードの幅方向の両端側に配置される2個の前記先端検知機構を備え、
    2個の前記先端検知機構によって、前記幅検知機構が構成されていることを特徴とする請求項4記載のカードリーダ。
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