JP2003256776A - カードリーダ - Google Patents

カードリーダ

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JP2003256776A JP2002054702A JP2002054702A JP2003256776A JP 2003256776 A JP2003256776 A JP 2003256776A JP 2002054702 A JP2002054702 A JP 2002054702A JP 2002054702 A JP2002054702 A JP 2002054702A JP 2003256776 A JP2003256776 A JP 2003256776A
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浩一 高岡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型低コストである上に信頼性も高いものと
する。 【解決手段】 被係合部20が設けられているカード用
のカードリーダである。定位置まで差し込まれたカード
2の被係合部20にストッパ38を係合させてカードの
差し込み状態を維持する係合手段3と、該係合手段3に
よるカード2の係合維持状態の解除動作に伴ってカード
2を押し戻すばね4とを備える。カード2を差し込め
ば、係合手段2によって定位置に保持され、係合手段3
による係合維持状態の解除がなされれば、ばね4による
付勢でカード2が押し戻される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は磁気カードやICカ
ード等のカードに記録された情報を読み出すカードリー
ダ(書き込み機能を備えたものを含む)に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】カードリーダにおいて、差込口から差し
込んだカードが不用意に抜き取られてしまうことがない
ようにする場合、従来はカードをローラやベルト等の搬
送手段を用いて差込口の奥方へとカードを移送し、カー
ドを差込口に戻したり回収したりする場合は上記搬送手
段を逆に動かしたり、別の搬送手段で回収領域へ移送し
たりしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の搬送手
段は、カードをローラやベルトで挟んで動かすために、
スリップ等でカードの移送がスムーズになされないこと
が多々ある上に、多くの部品で構成された搬送手段が必
要であるために、機器として大型になるとともにコスト
も高くなっている。
【0004】本発明はこのような点に鑑みなされたもの
であって、その目的とするところは小型低コストである
上に信頼性も高いカードリーダを提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】しかして本発明は、被係
合部が設けられているカード用のカードリーダであっ
て、定位置まで差し込まれたカードの被係合部にストッ
パを係合させてカードの差し込み状態を維持する係合手
段と、該係合手段によるカードの係合維持状態の解除動
作に伴ってカードを押し戻すばねとを備えていることに
特徴を有している。カードを差し込めば、係合手段によ
って定位置に保持され、係合手段による係合維持状態の
解除がなされれば、ばねによる付勢でカードが押し戻さ
れるものである。
【0006】上記係合手段としては、そのストッパがカ
ードとの係合位置に向けてばね付勢されたものであると
ともに、ストッパは差し込まれるカードの縁に当接する
傾斜面をストッパに備えてカードによる押圧を受けて係
合位置から非係合位置に後退するものが好ましく、ま
た、ストッパが設けられたプランジャーを励磁時に復帰
ばねによる付勢に抗して吸引するソレノイドで形成され
たものを好適に用いることができる。
【0007】また、カードの位置を検出するセンサを備
えたものでは、係合手段としてセンサの出力に応じてカ
ードとの係合状態に移行するものを用いることができ
る。
【0008】さらに、カード差込口から見て係合手段に
よるカードの保持位置よりも奥方がカード回収用のカー
ド回収部となっているとともに、差し込まれたカードは
新たなカードの差込口への差し込みで押し込まれてカー
ド回収部に至るものとしておくことで、カードの回収に
も対応することができる。
【0009】この場合のカードの押し戻し用のばねは、
カード回収部に至ったカードに対して付勢方向を差込口
方向から他の方向に転換するものを好適に用いることが
できる。
【0010】また、カード回収部へのカードの移動に対
して抵抗を与える抵抗手段を備えているのが好ましい。
【0011】このほか、カードの押し戻し用のばねの弾
性変形範囲内に配されたばね定数変更部材との当接で上
記ばねがそのばね定数を変化させたり、カードの押し戻
し用のばねの弾性変形範囲内に配された部材との当接で
上記ばねが弾性変形方向が規制されているようにしてお
くのも好ましい。
【0012】そして、カードの被係合部はカードに開口
させた窓とするのが好ましく、この場合、窓はカードの
差し込み方向と直交する幅方向の中央に位置させておい
たり、窓を差し込み方向において非対称形状とし、スト
ッパはこの窓の形状に合わせた形状としておくとよい。
【0013】カードの被係合部はカードの側縁に設けた
切欠であってもよく、この場合、切欠はカードの両側縁
に設けておくのが好ましい。
【0014】また、係合手段によって保持されたカード
の後端縁はカード差込口とほぼ面一の位置にあることが
好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下本発明を実施の形態の一例に
基づいて詳述すると、図1に示すカードリーダ(ライ
タ)1は、パチンコ機として知られている遊技機に個別
に付設される台間機に設置するためのもので、前面に開
口する縦長の差込口10から磁気カードあるいはICカ
ードであるカード2を差し込んでカード2の後端縁が差
込口10の開口面にほぼ一致するまでカード2を押し込
めば、カードリーダ1内のソレノイド3を主体とする係
合手段がこの位置にカード2を保持し、そしてカード2
を返却する必要がある時は、係合手段であるソレノイド
3によるカード2との係合状態を解除すると、図2に示
すように、ばね4がカード2を押し戻してカード2の後
端部を差込口10から外部に突出させるためにカード2
を抜き取ることができるようになっている。なお、カー
ド2に記憶された情報の読み取り並びにカード2への書
き込みのための磁気ヘッドやアンテナ等の手段について
は、ここでは図示していない。
【0016】上記ソレノイド3は、軸35によって回動
自在に支持されているレバー37にプランジャー30の
先端を連結したもので、内蔵する復帰ばね(図示せず)
によってプランジャー30が突出している時、レバー3
7の先端のストッパ38がカード2に窓として設けた被
係合部20に係合し、ソレノイド3を励磁してプランジ
ャー30を吸引すれば、レバー37が回動してストッパ
38がカード2の被係合部20から離れて係合を解除す
る。
【0017】また、ここにおけるストッパ38は、図4
に示すように、差込口10側に傾斜面39を備えて、上
記復帰ばねによる付勢で常時カード2との係合位置に付
勢されたものとなっており、カード2を差し込めば、カ
ード2の先端縁が傾斜面39に当接してレバー37を復
帰ばねによる付勢に抗して押し戻し、カード2の後端縁
が差込口10の開口面とほぼ同じ位置になるまで押し込
まれた時点で復帰ばねによる付勢でカード2の被係合部
20にストッパ38が嵌り込んでカード2を係止する。
この時、ストッパ38による係止に加えて、カード2の
後端部が差込口10より外部に突出していないために、
カード2を摘んで引っ張ることはできず、従って、上記
係止が解除されることでばね4によるカード2の押し戻
しがなされない限り、カード2を差込口10から取り出
すことはできない。
【0018】カード2の排出作業を担うばね4は、図1
に示すように、係合位置にあるカード2の先端縁に一端
を当接させる板ばねからなるもので、ストッパ38がカ
ード2の被係合部20に係合している時、該係合と、ば
ね4による付勢とによってカード2は所定位置に保持さ
れるものであり、このためにカード2に記録された情報
の読み取り(及びカード2への情報の書き込み)を確実
に行うことができる。
【0019】なお、差込口10はその内面にカード2の
摺動抵抗を低減させるための突部11を備えているとと
もに、該突部11によってカード2の搬送路の幅Tがカ
ード2の厚みDの2倍より小さくされており、従って差
込口1には1枚のカード2のみを挿入することができ
る。
【0020】また、このカードリーダ1は、カード2の
返却の必要がある場合(たとえばカード2が会員カード
や残高のあるカードの場合)は、上述のようにソレノイ
ド3を励磁してカード2との係合状態を解除し、ばね4
による付勢でカード2を押し戻すが、カード2の返却の
必要がない場合(たとえば残高の無い非会員カードの場
合)は、上記係合状態を維持し、新たなカード2が差込
口10に差し込まれた時、差込口10から見て係合手段
によるカード2の保持位置よりも奥方のカード回収部で
カード2を回収するものとなっている。
【0021】すなわち、図5に示すように、カード2が
係合手段で保持されている状態で新たなカード2を差込
口10に差し込めば、この新たなカード2によって先に
装填されていたカード2はさらに奥方へと押し込まれ
る。この時、ストッパ38とカード2の被係合部2との
係合が解除されなくてはならないが、この解除は窓とし
て形成されている被係合部20の縁がストッパ38の傾
斜面39を押すことでなされる。また、奥方に押し込ま
れたカード2は、ばね4を大きく湾曲させるとともにば
ね4の先端が接触する位置を先端縁から上縁に変更して
しまうために、回収部に至ったカード2は自重及びばね
4で押されることで下方に排出される。
【0022】このようにカード2の位置に応じてカード
2に作用させるばね4のばね力の方向を転換させる場
合、図6に示すように、ばね4の弾性変形領域内にあっ
てばね4に当接することでばね4の弾性変形方向を規制
する1本乃至複数本のピン45を配置しておくと、ばね
4の形状精度を高くしておかなくても所要の動きをばね
4に行わせることができる。また、このようなピン45
は、カード2の位置に応じてばね4のばね定数を変化さ
せることにもなり、カード2の位置に応じたばね定数を
ばね4に持たせることができる。図7に示すように、ピ
ン45に代えて、他のばね46にばね4を当接させるよ
うにしてもよい。
【0023】また、カード回収部を奥端に設ける場合、
カード2を勢いよく差し込んだ時、カード2が所定位置
よりも奥に行き過ぎてしまうことが生じる場合がある。
上記のピン45やばね46によるばね4のばね定数の変
化は、この点の防止に有効であるが、図8に示すよう
に、係合手段で所定位置に保持されるカード2の先端よ
りも少し先にカード2の先端縁が当接することになる壁
5を設けるようにしてもよい。なお、ここで示す壁5
は、新たなカード2を更に差し込むことによるカード2
の回収を可能とするために、新たなカード2を差し込む
ことでカード2が奥端に向けて押し込まれる時、ばね5
0による付勢に抗して退去してしまうようにしてある。
上記壁5に代えて、図9及び図10に示すように、カー
ド2の表面に接触するローラ55を設けてもよい。カー
ド2が持つ運動エネルギーを減少させてカード2が奥に
入りすぎるのを防ぐことができる。
【0024】なお、カード2の回収を行わない場合に
は、図11に示すように、固定的に配置した壁5や、差
込口10側に向けてばね54で付勢された壁5を設け
て、カード2が奥に入りすぎるのを防げばよい。
【0025】ところで、係合手段であるレバー37のス
トッパ38が係合する被係合部20は、ここではカード
2に設けた窓として形成しているが、この被係合部20
をカード2の差し込み方向と直交する上下方向(幅方
向)の中央に設けているのは、カード2の表裏を逆にし
て挿入しても問題がないようにするためである。もっと
も、前後が逆に挿入されると、被係合部20をカード2
の後端寄りに設けている関係で、図12(a)に示すよう
に、定位置ではないところで被係合部20にストッパ3
8が係合してしまうことから、この場合、カード2の位
置を認識するセンサS1,S2,S3を設けるととも
に、レバー37の状態を監視するセンサ(図示せず)を
設け、図12(a)に示すように、センサS1のみがカー
ド2を認識するとともにレバー37がカード2に係合し
ている時にはカード2の前後が逆になっている警告を出
力させてカード2を入れ直すように指示し、図12(b)
に示すように、センサS1,S2がカード2を認識する
とともにレバー37がカード2に係合している時にはカ
ード2が正常に差し込まれたものと判断し、さらにセン
サS3もカード2を認識している時にはカード2が奥ま
で入り過ぎているとして、ソレノイド3を励磁してレバ
ー3をカード2の被係合部20から一旦退去させること
で、ばね4によるカード2の排出を行わせるようにして
おくとよい。
【0026】図13に示すように、カード2の被係合部
20とレバー37のストッパ38とを一端側が太く、他
端側が細くなる前後非対称形状としておき、正規の向き
でカード2が挿入された時には図14(a)に示すよう
に、ストッパ38が被係合部20に係合するが、前後逆
にカード2が挿入された時には、図14(b)に示すよう
に、ストッパ38が被係合部20に係合することがない
ようにしておいてもよい。
【0027】また、カード2の前後方向が逆の時にもカ
ード2に記録された情報の読み取りや書き込みに支障が
生じることがないものにおいては、カード2の被係合部
20を前後方向の中央に設けておけば、前後逆にカード
2を差し込んでも所定位置にカード2を保持することが
できるものとなる。
【0028】このほか、係合手段(ソレノイド3)を2
つ設けて両者のストッパ38の位置を前後にずらしてお
けば、窓として形成した被係合部20がカード2の前後
方向の中央にないカード2に対して、前後逆にしても定
位置で保持することができるものとなる。
【0029】なお、カード2における被係合部20は窓
として設けるのではなく、図15(a)(b)に示すように上
縁(もしくは下縁)に形成した切欠として設けてもよ
く、また、図15(c)(d)に示すように、上下縁に夫々切
欠としての被係合部20を設ければ、カード2の表裏を
問わずにカード2の保持を行うことができるものとな
る。図16はこのようなカード2に対応する係合手段
(ソレノイド3)を設けた場合の例を示している。
【0030】また、上記切欠としての被係合部20を設
けるにあたり、図15(b)(d)に示すように、カード2の
後端寄りを傾斜辺としておくと、スムーズな動作を得る
ことができる。さらに、カード2を正方形とし、4辺に
夫々被係合部20を設けたならば、前後及び表裏の区別
なくカード2を差し込むことができるものとなる。
【0031】このほか、係合手段であるソレノイド3に
付設したレバー37のストッパ38がカード2の被係合
部20に係合する動作がソレノイド3のプランジャー3
0を付勢する復帰ばねによって行われるとともに、カー
ド2の差し込み時にレバー37(ストッパ38)がカー
ド2に押されて係合位置から退去するようにしたものを
示したが、図17に示すように、カード2が所定位置に
達したことを認識するセンサS2を備えたものにおいて
は、ソレノイド3の動作によって、通常時はストッパ3
8が退去位置にあり、センサS2がカード2を認識した
時、レバー37を作動させてストッパ38がカード2の
被係合部20に係合するようにしたものであってもよ
い。
【0032】
【発明の効果】以上のように本発明においては、定位置
まで差し込まれたカードの被係合部にストッパを係合さ
せてカードの差し込み状態を維持する係合手段と、該係
合手段によるカードの係合維持状態の解除動作に伴って
カードを押し戻すばねとを備え、係合手段による保持で
不用意な抜き取りがなされてしまうことを防ぐことがで
き、そして係合手段による係合維持状態の解除がなされ
れば、ばねによる付勢でカードが押し戻されるために、
カードの抜き取りが容易となっているものであり、しか
もカードを挟んで搬送するのではないために、スリップ
による搬送不良が生じることがないのはもちろん、この
ような搬送手段を有するものに比して、部品数も少なく
てすむために小型且つ低コストにすることができる。
【0033】上記係合手段としては、そのストッパがカ
ードとの係合位置に向けてばね付勢されたものであると
ともに、ストッパは差し込まれるカードの縁に当接する
傾斜面をストッパに備えてカードによる押圧を受けて係
合位置から非係合位置に後退するものを用いると、カー
ドにストッパを係合させることがカードの差し込みに伴
ってばね力で自動的になされることから、構造的に簡単
で済むとともにコストも下げることができる。
【0034】また、ストッパが設けられたプランジャー
を励磁時に復帰ばねによる付勢に抗して吸引するソレノ
イドで係合手段を形成すれば、簡単且つ確実な動作制御
を行うことができる。
【0035】また、カードの位置を検出するセンサを備
えたものでは、係合手段としてセンサの出力に応じてカ
ードとの係合状態に移行するものを用いてもよい。簡単
な制御で目的とする動作を得ることができる。
【0036】さらに、カード差込口から見て係合手段に
よるカードの保持位置よりも奥方がカード回収用のカー
ド回収部となっているとともに、差し込まれたカードは
新たなカードの差込口への差し込みで押し込まれてカー
ド回収部に至るものとしておけば、カードの回収が必要
な場合にも対応することができる。
【0037】この場合のカードの押し戻し用のばねは、
カード回収部に至ったカードに対して付勢方向を差込口
方向から他の方向に転換するものを用いることで、上記
ばねをカードの押し戻しだけでなく回収動作にも利用す
ることができる。
【0038】また、カード回収部へのカードの移動に対
して抵抗を与える抵抗手段を設けておくことで、カード
が不用意にカード回収部に至ってしまうのを防ぐことが
できる。
【0039】このほか、カードの押し戻し用のばねの弾
性変形範囲内に配されたばね定数変更部材との当接で上
記ばねがそのばね定数を変化させると、上記抵抗手段と
してばねを利用することができる上に、カードの押し戻
し操作について好ましい動作を簡単に得ることができ
る。
【0040】また、カードの押し戻し用のばねの弾性変
形範囲内に配された部材との当接で上記ばねが弾性変形
方向が規制されているようにしておくと、ばねの形状精
度を高くしなくても、目的とする動きをばねに行わせる
ことができる。
【0041】そして、カードの被係合部はカードに開口
させた窓としておくと、カードの後端を差込口よりも中
に位置させることができない場合においても、カードの
保持を的確に行うことができる上に係合手段の配置や構
成を簡単にすることができる。
【0042】この場合、窓はカードの差し込み方向と直
交する幅方向の中央に位置させておくことで、カードの
表裏を逆にして差し込んだ場合にも対応することができ
る。
【0043】また、窓を差し込み方向において非対称形
状とし、ストッパはこの窓の形状に合わせた形状として
おくと、間違って前後方向を逆に挿入した場合には係合
手段がカードに係合せず、誤動作を防ぐことができる。
【0044】カードの被係合部はカードの側縁に設けた
切欠であってもよい。この場合、カードがアンテナを内
蔵して窓を設けることができない場合にもカードの保持
を行うことができる。
【0045】そして切欠はカードの両側縁に設けておく
ことで、表裏を逆にして差し込んだ場合にも対応するこ
とができる。
【0046】また、係合手段によって保持されたカード
の後端縁はカード差込口とほぼ面一の位置にあることが
好ましい。カードを差し込んで係合手段で保持されたカ
ードを摘むことができなくなるために、無理にカードが
引き抜かれて機器やカードが損傷してしまう事態が生じ
ることを防ぐことができるほか、前記カード回収機能を
備えたものにおいては、カードが差し込まれた状態で新
たなカードを差し込む動作がやりやすくなる。
【0047】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例におけるカードの保
持状態を示すもので、(a)は破断正面図、(b)は正面図、
(c)は側面図である。
【図2】同上のカード排出時の状態を示すもので、(a)
は破断正面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。
【図3】同上の差込口の正面図である。
【図4】同上のレバーとカードの底面図である。
【図5】(a)〜(e)は同上のカード回収動作を示す側面図
である。
【図6】(a)(b)(c)は夫々他例の側面図である。
【図7】(a)(b)は別の例の側面図である。
【図8】他の例を示すもので、(a)は部分平面図、(b)は
側面図である。
【図9】更に他の例を示すもので、(a)は部分平面図、
(b)(c)は夫々側面図である。
【図10】別の例を示すもので、(a)は部分平面図、(b)
は側面図である。
【図11】(a)(b)は夫々異なる例における側面図であ
る。
【図12】(a)(b)は更に別の例を示す側面図である。
【図13】(a)はカードの他例を示す側面図、(b)は対応
するストッパの側面図である。
【図14】(a)(b)は同上の動作を示す側面図である。
【図15】(a)〜(d)は夫々カードの他例を示す側面図で
ある。
【図16】別の例の側面図である。
【図17】更に別の例の側面図である。
【符号の説明】
1 カードリーダ 2 カード 3 ソレノイド 20 被係合部 38 ストッパ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前田 晃嗣 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 2C005 HA19 LB42 LB44 NA19 NA25 TA13 TA24 5B023 FA03 GA02 GA04

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被係合部が設けられているカード用のカ
    ードリーダであって、定位置まで差し込まれたカードの
    被係合部にストッパを係合させてカードの差し込み状態
    を維持する係合手段と、該係合手段によるカードの係合
    維持状態の解除動作に伴ってカードを押し戻すばねとを
    備えていることを特徴とするカードリーダ。
  2. 【請求項2】 係合手段はそのストッパがカードとの係
    合位置に向けてばね付勢されたものであるとともに、ス
    トッパは差し込まれるカードの縁に当接する傾斜面をス
    トッパに備えてカードによる押圧を受けて係合位置から
    非係合位置に後退するものであることを特徴とする請求
    項1記載のカードリーダ。
  3. 【請求項3】 係合手段はストッパが設けられたプラン
    ジャーを励磁時に復帰ばねによる付勢に抗して吸引する
    ソレノイドで形成されていることを特徴とする請求項2
    記載のカードリーダ。
  4. 【請求項4】 カードの位置を検出するセンサを備えて
    いるとともに、係合手段は上記センサの出力に応じてカ
    ードとの係合状態に移行するものであることを特徴とす
    る請求項1記載のカードリーダ。
  5. 【請求項5】 カード差込口から見て係合手段によるカ
    ードの保持位置よりも奥方がカード回収用のカード回収
    部となっているとともに、差し込まれたカードは新たな
    カードの差込口への差し込みで押し込まれてカード回収
    部に至るものであることを特徴とする請求項1〜4のい
    ずれかの項に記載のカードリーダ。
  6. 【請求項6】 カードの押し戻し用のばねは、カード回
    収部に至ったカードに対して付勢方向を差込口方向から
    他の方向に転換するものであることを特徴とする請求項
    5記載のカードリーダ。
  7. 【請求項7】 カード回収部へのカードの移動に対して
    抵抗を与える抵抗手段を備えていることを特徴とする請
    求項5または6記載のカードリーダ。
  8. 【請求項8】 カードの押し戻し用のばねの弾性変形範
    囲内に配されたばね定数変更部材との当接で上記ばねは
    そのばね定数を変化させるものであることを特徴とする
    請求項1〜7のいずれかの項に記載のカードリーダ。
  9. 【請求項9】 カードの押し戻し用のばねの弾性変形範
    囲内に配された部材との当接で上記ばねは弾性変形方向
    が規制されていることを特徴とする請求項1〜7のいず
    れかの項に記載のカードリーダ。
  10. 【請求項10】 カードの被係合部はカードに開口させ
    た窓であることを特徴とする請求項1〜9のいずれかの
    項に記載のカードリーダ。
  11. 【請求項11】 窓はカードの差し込み方向と直交する
    幅方向の中央に位置していることを特徴とする請求項1
    0記載のカードリーダ。
  12. 【請求項12】 窓は差し込み方向において非対称形状
    であり、ストッパはこの窓の形状に合わせた形状となっ
    ていることを特徴とする請求項10または11記載のカ
    ードリーダ。
  13. 【請求項13】 カードの被係合部はカードの側縁に設
    けた切欠であることを特徴とする請求項1〜9のいずれ
    かの項に記載のカードリーダ。
  14. 【請求項14】 切欠はカードの両側縁に設けているこ
    とを特徴とする請求項13記載のカードリーダ。
  15. 【請求項15】 係合手段によって保持されたカード
    の後端縁はカード差込口とほぼ面一の位置にあることを
    特徴とする請求項1〜14のいずれかの項に記載のカー
    ドリーダ。
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