JP2015194589A - 画像形成装置、形成条件の調整方法、および、形成条件の調整プログラムを記憶した記憶媒体 - Google Patents

画像形成装置、形成条件の調整方法、および、形成条件の調整プログラムを記憶した記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】1つの現像部に対応する複数の光源間における静電潜像の形成間隔の調整による画像の濃度への影響を抑制すること。
【解決手段】プリンタ1は、光源間調整マーク71,72に基づき、第1光源32および第2光源33の間の静電潜像の形成間隔を調整する光源間調整処理と、バイアス調整マーク91等に基づき、画像の濃度を調整する濃度調整処理とを実行可能であり、光源間調整および濃度調整の両方の実行条件が成立する場合、光源間調整処理を行い、その後、濃度調整処理を行う。これにより、光源間の静電潜像の形成間隔の調整による画像の濃度への影響を抑制することができる。
【選択図】図4

Description

1つの現像部に対応する複数の光源を有し、当該複数の光源がそれぞれ出射する複数本の光ビームで感光体に静電潜像を形成し、当該静電潜像を、対応する現像部で現像する技術に関する。
従来から、1つの現像部に対応する複数の光源を有し、当該複数の光源がそれぞれ出射する複数本の光ビームで感光体に静電潜像を形成するマルチビーム走査部を備え、その静電潜像を、対応する現像部で現像する画像形成装置がある。このような画像形成装置では、光学的誤差、機械的誤差、温度上昇による光学系の変動等に起因して、1つの現像部に対応する複数本の光ビームそれぞれが感光体に形成する静電潜像同士の間隔である静電潜像の形成間隔が変動し、画質が低下するおそれがある。
そこで、従来から、上記静電潜像の形成間隔を調整する機能を有する画像形成装置がある(特許文献1参照)。具体的には、この画像形成装置は、複数の光源それぞれについて、同一光源からの光ビームのみによって走査ライン間の隙間のない、いわゆるベタのマークを形成させる動作を、マルチビーム走査部に行わせる。そして、画像形成装置は、感光体に形成された複数のマークの位置に応じた信号を出力するセンサを有し、そのセンサからの信号に基づき、静電潜像の形成間隔を調整する。
特開2004−98593号公報
ところで、静電潜像の形成間隔を調整すると、画像の濃度に影響を与える恐れがある。しかし、従来、静電潜像の形成間隔の調整と画像の濃度の影響について十分に検討されていなかった。
本明細書では、1つの現像部に対応する複数の光源間における静電潜像の形成間隔の調整による画像の濃度への影響を抑制することが可能な技術を開示する。
本明細書によって開示される画像形成装置は、感光体と、少なくとも1つの現像部、および、1つの現像部に対応する複数の光源を有するマルチビーム走査部を備える形成部と、センサと、制御部と、を備え、前記制御部は、前記複数の光源それぞれについて、当該光源からの光ビームが前記感光体に形成する静電潜像の位置を示す光源間調整マークを前記形成部に形成させ、前記センサからの前記光源間調整マークに応じた信号に基づき、前記複数の光源間における相対的な静電潜像の形成間隔を調整する光源間調整処理と、前記複数の光源からの複数本の光ビームが前記感光体に形成する画像の濃度を示す濃度マークを前記形成部に形成させ、前記センサからの前記濃度マークに応じた信号に基づき、画像の濃度を調整する濃度調整処理と、前記光源間調整処理および前記濃度調整処理それぞれの実行条件が成立するか否かを判断する条件判断処理と、前記条件判断処理で前記光源間調整処理および前記濃度調整処理の両方の実行条件が成立すると判断したことに応じて、前記光源間調整処理を行い、その後、前記濃度調整処理を行うように実行順序を決定する順序決定処理と、を実行する。
光源間調整処理および濃度調整処理の両方の実行条件が成立する場合、仮に、濃度調整処理を行い、その後、光源間調整処理を行うと、濃度調整処理の調整結果が、光源間調整処理の実行によって変動する恐れがある。これに対して、この画像形成処理によれば、光源間調整処理および濃度調整処理の両方の実行条件が成立する場合、光源間調整処理を行い、その後、濃度調整処理を行う。これにより、1つの現像部に対応する複数の光源間における静電潜像の形成間隔の調整による画像の濃度への影響を抑制することができる。
上記画像形成装置では、前記制御部は、前記複数の光源それぞれについて、当該光源からの光ビームの光量を示す光量マークを前記形成部に形成させ、前記センサからの前記光量マークに応じた信号に基づき、前記複数の光源間における相対的な光量差を調整する光量調整処理を実行し、前記条件判断処理では、更に、前記光量調整処理の実行条件が成立するか否かを判断し、前記順序決定処理では、前記条件判断処理で前記光量調整処理および前記光源間調整処理の両方の実行条件が成立すると判断したことに応じて、前記光量調整処理を行い、その後、前記光源間調整処理を行うように実行順序を決定してもよい。
光量調整処理および光源間調整処理の両方の実行条件が成立する場合、仮に、光源間調整処理を行い、その後、光量調整処理を行うと、光源間調整処理の調整結果が、光量調整処理の実行によって変動する恐れがある。これに対して、この画像形成装置によれば、光量調整処理および光源間調整処理の両方の実行条件が成立する場合、光量調整処理を行い、その後、光源間調整処理を行う。これにより、複数の光源間の光量差の調整による静電潜像の位置の調整への影響を抑制することができる。
上記画像形成装置では、前記濃度調整処理には、前記センサからの前記濃度マークに応じた信号に基づき、前記形成部の現像バイアス値を調整するバイアス調整処理、および、前記センサからの、濃度が互いに異なる複数の前記濃度マークそれぞれに応じた信号に基づき、画像の濃度の階調を調整する階調調整処理の少なくとも一方が含まれてもよい。
この画像形成装置によれば、1つの現像部に対応する複数の光源間における静電潜像の形成間隔の調整による、バイアス調整処理および階調調整処理の少なくとも一方への影響を抑制することができる。
上記画像形成装置では、前記濃度調整処理には、前記バイアス調整処理、および、前記階調調整処理が含まれ、前記制御部は、前記濃度調整処理では、前記バイアス調整処理を行い、その後、前記階調調整処理を行ってもよい。
仮に、階調調整処理を行い、その後、バイアス調整処理を行うと、階調調整処理の調整結果が、バイアス調整処理の実行によって変動する恐れがある。これに対して、この画像形成装置によれば、現像バイアスの調整による階調調整処理への影響を抑制することができる。
上記画像形成装置では、前記形成部は、互いに異なる色のトナーを収容する複数の現像部を有し、前記感光体を、前記複数の現像部それぞれに対応して複数備え、前記制御部は、前記複数の現像部および感光体それぞれについて、前記複数の光源からの複数本の光ビームが前記感光体に形成する各色の静電潜像の位置を示す色間調整マークを前記形成部に形成させ、前記センサからの前記色間調整マークに応じた信号に基づき、色間の相対的な静電潜像の位置を調整する色間調整処理を実行し、前記条件判断処理では、更に、前記色間調整処理の実行条件が成立するか否かを判断し、前記順序決定処理では、前記条件判断処理で前記光源間調整処理および前記色間調整処理の両方の実行条件が成立すると判断したことに応じて、前記光源間調整処理を行い、その後、前記色間調整処理を行うように実行順序を決定してもよい。
光源間調整処理および色間調整処理の両方の実行条件が成立する場合、仮に、色間調整処理を行い、その後、光源間調整処理を行うと、色間調整処理の調整結果が、光源間調整処理の実行によって変動する恐れがある。これに対して、この画像形成装置によれば、光源間調整処理および色間調整処理の両方の実行条件が成立する場合、光源間調整処理を行い、その後、色間調整処理を行う。これにより、1つの現像部に対応する複数の光源間の静電潜像の形成間隔の調整による色間の静電潜像の位置の調整への影響を抑制することができる。
上記画像形成装置では、前記形成部は、互いに異なる色のトナーを収容する複数の現像部を有し、前記感光体を、前記複数の現像部それぞれに対応して複数備え、前記制御部は、前記複数の現像部および感光体それぞれについて、前記複数の光源からの複数本の光ビームが前記感光体に形成する各色の静電潜像の位置を示す色間調整マークを前記形成部に形成させ、前記センサからの前記色間調整マークに応じた信号に基づき、色間の相対的な静電潜像の位置を調整する色間調整処理を実行し、前記条件判断処理では、更に、前記色間調整処理の実行条件が成立するか否かを判断し、前記条件判断処理で前記光源間調整処理および前記色間調整処理の両方の実行条件が成立すると判断したことに応じて、前記色間調整処理では、前記色間調整マークの少なくとも一部を形成せずに、前記光源間調整処理で形成した前記光源間調整マークに応じた、前記センサからの信号に基づき、前記色間の相対的な静電潜像の位置を調整してもよい。
この画像形成装置によれば、光源間調整処理および色間調整処理の両方の実行条件が成立する場合、色間調整処理では、色間調整マークの少なくとも一部を形成せずに、光源間調整処理の光源間調整マークを兼用するため、その分だけ、形成するマーク数を削減することができる。
上記画像形成装置では、前記制御部は、前記条件判断処理では、前記光源間調整処理の実行条件が成立する場合、前記濃度調整処理の実行条件も成立すると判断し、前記濃度調整処理の実行条件が成立する場合でも、前記光源間調整処理の実行条件が成立しないと判断することがあってもよい。
この画像形成装置によれば、光源間調整処理の実行条件が成立する場合、常に、光源間調整処理を行い、その後、濃度調整処理を行うため、1つの現像部に対応する複数の光源間の静電潜像の形成間隔の調整による画像の濃度への影響を抑制することができる。
上記画像形成装置では、前記形成部は、前記現像部を複数備え、前記複数の光源を、前記複数の現像部それぞれに対応する複数組有し、前記制御部は、前記複数組のうち一の組について前記光源間調整処理を実行し、当該光源間調整処理における調整量が規定量以上であることを条件に、他の組について前記光源間調整処理を実行してもよい。
この画像形成装置によれば、一の組について光源間調整処理における調整量が規定量以上でない場合には、他の組について光源間調整処理を実行しない分だけ、光源間調整処理の負担を軽減することができる。
上記画像形成装置では、前記形成部は、定着部を有し、前記一の組は、前記複数組のうち、前記定着部の発熱により前記光源間の静電潜像の形成位置が変動し易い方の組でもよい。
この画像形成装置によれば、定着部の発熱により光源間の静電潜像の形成位置が変動し易い組の調整量が規定量以上でないにもかかわらず、それよりも、定着部の発熱により光源間の静電潜像の形成位置が変動しにくい組について光源間調整処理が無駄に実行されることを抑制することができる。
上記画像形成装置では、前記マルチビーム走査部は、回転する回転多面鏡を有し、前記複数組それぞれの光源からの光ビームを、当該回転多面鏡で偏向して前記感光体に照射させる構成であり、前記一の組は、前記複数組のうち、前記回転多面鏡の発熱により前記光源間の静電潜像の形成位置が変動し易い方の組でもよい。
この画像形成装置によれば、回転多面鏡の発熱により光源間の静電潜像の形成位置が変動し易い組の調整量が規定量以上でないにもかかわらず、それよりも回転多面鏡の発熱により光源間の静電潜像の形成位置が変動しにくい組について光源間調整処理が無駄に実行されることを抑制することができる。
上記画像形成装置では、前記形成部は、定着部を有し、前記マルチビーム走査部は、回転する回転多面鏡を有し、前記複数組それぞれの光源からの光ビームを、当該回転多面鏡で偏向して前記感光体に照射させる構成であり、前記制御部は、前記定着部の発熱による前記光源間の静電潜像の形成位置の影響度合いが基準度合い以下であるか否かを判断する影響判断処理と、前記影響判断処理で、前記定着部の発熱による影響度合いが前記基準度合い以上であると判断したことに応じて、前記一の組を、前記複数組のうち、前記定着部の発熱により前記光源間の静電潜像の形成位置が変動し易い方の組に決定し、前記定着部の発熱による影響度合いが前記基準度合い以上でないと判断したことに応じて、前記一の組を、前記複数組のうち、前記回転多面鏡の発熱により前記光源間の静電潜像の形成位置が変動し易い方の組に決定する対象決定処理と、を実行してもよい。
この画像形成装置によれば、定着部の発熱の影響度合いの大小に応じて、一の組を、光源間の静電潜像の形成位置が変動し易い組に適切に決定することができる。
なお、この発明は、画像形成装置、形成条件の調整方法、これらの方法または装置の機能を実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した不揮発性の記録媒体等の種々の態様で実現することができる。
本明細書によって開示される発明によれば、1つの現像部に対応する複数の光源間における静電潜像の形成間隔の調整による画像の濃度への影響を抑制することができる。
一実施形態に係るプリンタの機械的構成を示す概要図 露光部の構成を示す模式図 プリンタの電気的構成を示すブロック図 制御処理を示すフローチャート 光量調整処理を示すフローチャート 光源間・色間調整処理を示すフローチャート 光源間調整処理を示すフローチャート 濃度調整処理を示すフローチャート マークセンサの配置および光量調整パターンの例を示す図 マークセンサの配置および光源・色調整パターンの例を示す図 バイアス調整マークの例を示す図 階調パターンの例を示す図
一実施形態のプリンタ1について図1〜図12を参照しつつ説明する。以下の説明では、図1の紙面右側をプリンタ1の前側Fとし、紙面奥側をプリンタ1の右側Rとし、紙面上側をプリンタ1の上側Uとする。プリンタ1は、例えばブラック、イエロー、マゼンタ、シアンの4色のトナーを用いてカラー画像を形成可能な直接転写タンデム方式のカラーレーザプリンタである。プリンタ1は、画像形成装置の一例である。以下の説明では、プリンタ1の各構成部品や用語を色毎に区別する場合、その構成部品等の符号の末尾に各色を意味するK(ブラック)、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)を付すものとする。図1では、各色間で同一の構成部品については、適宜符号が省略されている。
プリンタ1は、本体ケース1A内に、供給部2、画像形成部3、搬送機構4、定着部5、マークセンサ6、および、湿度センサ7を備える。
供給部2は、プリンタ1の最下部に設けられ、複数枚のシートWを収容可能なトレイ11、ピックアップローラ12、搬送ローラ13,および、レジストレーションローラ14を有する。トレイ11に収容されたシートWは、ピックアップローラ12により1枚ずつ取り出され、搬送ローラ13,レジストレーションローラ14を介して搬送機構4に送られる。
搬送機構4は、ベルト23が駆動ローラ21と従動ローラ22との間に架け渡された構成である。駆動ローラ21が回動すると、ベルト23は、感光ドラム42と対向する側の表面が、後方向へ移動し、レジストレーションローラ14から送られてきたシートWが、画像形成部3から定着部5へと搬送される。ベルト23内には、後述する4つの転写ローラ24K〜24Cが、シートWの搬送方向、すなわち前後方向に沿って並んでいる。
画像形成部3は、露光部30、および、4個のプロセス部31K〜31Cを有する。なお、画像形成部3および定着部5は形成部の一例である。
露光部30は、マルチビーム走査部の一例であり、各色につき2つの光源を有し、2つの光源それぞれから出射された2本の光ビームによって2本の走査ラインを同時に各色の感光ドラム42に形成可能である。露光部30は、図2に示すように、第1光源32、第2光源33、ポリゴンミラー34、ポリゴンモータ35、レンズ36、反射ミラー37、および、BDセンサ38を有する。第1光源32および第2光源33は、後述する4色の現像ローラ44それぞれに対応して4組設けられている。
図2には、ブラックの感光ドラム42Kを露光するための構成が例示されている。ポリゴンミラー34は、回転多面鏡の一例であり、ポリゴンモータ35によって回転駆動され、第1光源32からの光ビームL1および第2光源33からの光ビームL2を、反射面34Aで反射させて偏向する。偏向された各光ビームL1,L2は、レンズ36および反射ミラー37を介して、感光ドラム42Kに照射される。
第1光源32および第2光源33は、例えばレーザダイオードであり、光ビームL1,L2が、感光ドラム42K上において副走査方向、換言すれば感光ドラム42Kの回転方向に間隔を空けて照射されるように配置されている。露光部30は、第1光源32および第2光源33の少なくとも1つを、後述する印刷指示に対応する画像データに応じて発光させることにより、感光ドラム42Kの表面に走査ラインを形成して静電潜像を形成する。なお、同図中のLS1は光ビームL1で形成された第1走査ラインを示し、LS2は光ビームL2で形成された第2走査ラインを示す。
BDセンサ38は、感光ドラム42Kに対して主走査方向の一端側に配置されており、第1光源32および第2光源33のいずれか一方からの光ビームの受光の有無に応じたBD信号を出力する。
4個のプロセス部31K〜31Cは、上記搬送方向、すなわち前後方向に沿って並んでいる。以下、4個のプロセス部31K〜31Cは、トナーの色以外は、同様の構成であるものとし、ブラックに対応するプロセス部31Kを例に挙げて具体的構成を説明する。
プロセス部31Kは、上記転写ローラ24K、帯電器41、感光ドラム42K、トナーボックス43、および、現像ローラ44Kを有する。感光ドラム42Kは感光体の一例であり、現像ローラ44Kは現像部の一例である。
帯電器41は、感光ドラム42Kの表面を一様に帯電させる。現像ローラ44Kは、トナーボックス43内のトナーを感光ドラム42K上へ供給することによって、露光部30が形成した上記静電潜像を現像して、感光ドラム42K上にブラックのトナー像を形成する。転写ローラ24Kは、ベルト23を介して、感光ドラム42Kに対向するように配置されており、感光ドラム42K上に形成されたトナー像をシートWに転写する。
こうして各色のトナー像が転写されたシートWは、搬送機構4により定着部5へと搬送され、定着部5にてトナー像が熱定着され、プリンタ1の上面に排出される。
マークセンサ6は、センサの一例であり、例えばベルト23の後方側に設けられ、ベルト23上に形成された、後述するマーク61等の位置や画像濃度に応じた検出信号を出力する。具体的には、マークセンサ6は、ベルト23上に設定された検出位置Eに向けて光を出射する投光部6A、および、検出位置Eからの反射光を受光する受光部6Bを有する光学センサである(図9参照)。以下、マークセンサ6は、受光量が多いほど、信号レベルの高い検出信号を出力するものとする。また、ベルト23は、各トナーよりも光反射率が高く、マークが検出領域E内に無いときは、マークが検出領域E内に有るときに比べて、マークセンサ6の受光量が多くなるものとする。なお、検出領域Eは、後述するトナーライン、複数本分の幅を有するものとする。
図3に示すように、プリンタ1は、上述した供給部2等に加え、駆動部4A、中央処理装置(以下、CPU)51、ROM52、RAM53、不揮発性メモリ54、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)55、表示部56、受付部57を有する。
駆動部4Aは、感光ドラム42や上記搬送機構4を回転駆動するものであり、CPU51の制御により、感光ドラム42の回転速度や搬送機構4の搬送速度を変更することができる。
ROM52には、各種のプログラムが記憶されており、各種のプログラムには、例えば、後述する制御処理等を実行するためのプログラムや、プリンタ1の各部の動作を制御するためのプログラムが含まれる。RAM53は、CPU51が各種のプログラムを実行する際の作業領域や、データの一時的な記憶領域として利用される。不揮発性メモリ54は、NVRAM、フラッシュメモリ、HDD、EEPROMなどの書き換え可能なメモリであればよい。
CPU51は、制御部の一例である。CPU51は、ROM52から読み出したプログラムに従って、プリンタ1の各部を制御する。ASIC55は、例えば画像処理専用のハード回路である。表示部56は、液晶ディスプレイやランプ等を有し、各種の設定画面や装置の動作状態等を表示することが可能である。受付部57は、複数のボタンを有し、ユーザによる各種の入力指示を受け付け可能な操作部や、無線通信方式または有線通信方式により、図示しない外部装置と通信を行う通信部などである。
CPU51は、光量調整処理、光源間調整処理、色間調整処理、および、濃度調整処理を実行可能である。
光量調整処理は、色ごとに、第1光源32の発光量と第2光源33の発光量との差がなくなるように、第1光源32および第2光源33の少なくとも一方の発光量を調整する処理である。この発光量を調整するための光量調整値は、例えば不揮発性メモリ54に記憶される。光量調整の実行条件は、例えば前回の光量調整処理の実行時からのシートWの印刷枚数が、第1規定枚数に達したこと、および、後述する光源間調整の実行条件の少なくとも一方が成立していることである。
即ち、光源間調整の実行条件が成立する場合、常に、光量調整の実行条件も成立するが、光量調整の実行条件が成立する場合でも、光源間調整の実行条件が成立しないことがある。これにより、光源間調整の実行条件が成立する場合、常に、光量調整処理を行い、その後、光源間調整処理を行う。このため、光源32,33間の発光量の差がある状態で、光源間調整処理が行われることで、光源間の静電潜像の形成間隔の調整精度が低下することを抑制することができる。
光源間調整処理は、色ごとに、第1光源32および第2光源33それぞれが感光ドラム42に形成する静電潜像同士の間隔である、光源間の静電潜像の形成間隔が規定間隔になるように、第1光源32および第2光源33の少なくとも一方の光ビームが感光ドラム42に書き出す光源ごとの露光開始タイミングを調整する処理である。この光源ごとの露光開始タイミングを調整するための光源調整値は、例えば不揮発性メモリ54に記憶される。光源間調整の実行条件は、例えば、前回の光源間調整処理の実行時からのシートWの印刷枚数が、上記第1規定枚数より多い第2規定枚数に達したことである。なお、静電潜像の形成間隔の変動には、主走査方向の変動と副走査方向の変動が含まれる。なお、光源間調整処理は光源間調整工程の一例である。
色間調整処理は、シートW上で各色のトナー像の形成位置同士がずれる、いわゆる色ずれをなくすように、露光部30が、基準色の感光ドラム42を露光し始めるタイミングと、調整色の感光ドラム42を露光し始めるタイミングとの時間差である、色間の露光時間差を調整する処理である。以下、基準色をブラック、調整色をイエロー、マゼンタ、シアンとする。この色間の露光時間差を調整するための色間調整値は、例えば不揮発性メモリ54に記憶される。色間調整の実行条件は、例えば、前回の色間調整処理の実行時からのシートWの印刷枚数が、上記第1規定枚数より少ない第3規定枚数に達したことである。なお、色ずれには、主走査方向のずれと副走査方向のずれが含まれる。
濃度調整処理には、バイアス調整処理および階調調整処理が含まれる。濃度調整処理は濃度調整工程の一例である。バイアス調整処理は、色ごとに、予め定めた理想濃度の画像を形成できるように、現像ローラ44に与える現像バイアス値を調整する処理である。この現像バイアス値を調整するためのバイアス調整値は、例えば不揮発性メモリ54に記憶される。階調(ガンマ)調整処理は、色ごとに、印刷指示に含まれる画像データ上の画像の濃度に応じた理想の階調になるように、シートWに形成するトナー像の濃度の階調を調整する処理である。このトナー像の濃度の階調を調整するための階調調整値は、例えば不揮発性メモリ54に記憶される。
濃度調整の実行条件は、例えば、本体ケース1A内の湿度が規定湿度に達したこと、および、光源間調整の実行条件の少なくとも一方が成立していることである。即ち、光源間調整の実行条件が成立する場合、常に、濃度調整の実行条件も成立するが、濃度調整の実行条件が成立する場合でも、光源間調整の実行条件が成立しないことがある。これにより、光源間調整の実行条件が成立する場合、常に、光源間調整処理を行い、その後、濃度調整処理を行うため、1つの現像部に対応する複数の光源間の静電潜像の形成間隔の調整による画像の濃度への影響を抑制することができる。
図4から図12を参照して、CPU51が実行する制御内容について説明する。なお、図9から図11には、後述する各パターンP1,P2等が例示されており、LD1の文字が付されたラインは、第1走査ラインLS1が現像された第1トナーラインを示し、LD2の文字が付されたラインは、第2走査ラインLS2が現像された第2トナーラインを示す。
例えばプリンタ1の電源がオンされると、CPU51は、図4に示す制御処理を、所定時間間隔で繰り返し実行する。具体的には、CPU51は、まず、受付部57が印刷指示を受け付けたか否かを判断し(S1)、印刷指示を受け付けていないと判断したことに応じて(S1:NO)、本制御処理を終了し、所定時間後に再び制御処理を開始する。
CPU51は、印刷指示を受け付けたと判断したことに応じて(S1:YES)、光源間調整の実行条件が成立するか否かを判断する(S2)。更に、CPU51は、光源間調整の実行条件が成立すると判断したことに応じて(S2:YES)、色間調整の実行条件が成立するか否かを判断する(S3)。このS2,S3の処理は条件判断処理および条件判断工程の一例である。
ここで、上述したように、本実施形態では、光源間調整の実行条件が成立する場合、光量調整の実行条件および濃度調整の実行条件も成立することになる。従って、CPU51は、色間調整の実行条件が成立すると判断したことに応じて(S3:YES)、次述するように、光量調整処理、光源間調整処理、色間調整処理および濃度調整処理を行う。
CPU51は、最初に、図5に示す光量調整処理を実行する(S4)。同図のS21で、CPU51は、駆動部4Aに、感光ドラム42および搬送機構4等を回転駆動させ、画像形成部3に、光量調整パターンP1をベルト23上に形成させる。具体的には、CPU51は、不揮発性メモリ54に記憶されている直近の上記光量調整値、光源調整値、色間調整値、バイアス調整値および階調調整値を読み出し、これらの各調整値に基づき、光源32,33の発光量等の画像形成条件を調整した上で、画像形成部3に光量調整パターンP1を形成させる。なお、S21では、感光ドラム42の回転速度および搬送機構4の搬送速度等は、後述するシートWへの印刷処理時(上記図4のS10)の2分の1より速く、以下では、シートWへの印刷処理時等と同じであるものとする。
図9に示すように、光量調整パターンP1は、ブラックの第1光量マーク61Kおよび第2光量マーク62K、イエローの第1光量マーク61Yおよび第2光量マーク62Y、マゼンタの第1光量マーク61Mおよび第2光量マーク62M、シアンの第1光量マーク61Cおよび第2光量マーク62Cが副走査方向に沿って並べられたマーク群である。
第1光量マーク61は、第1光源32の発光量を取得するためのマークであり、複数本の第1トナーラインLD1が副走査方向に間隔を空けて形成され、且つ、各第1トナーラインLD1同士の間に第2トナーラインLD2が形成されていない形状である。第2光量マーク62は、第2光源33の発光量を取得するためのマークであり、複数本の第2トナーラインLD2が副走査方向に間隔を空けて形成され、且つ、各第2トナーラインLD2同士の間に第1トナーラインLD1が形成されていない形状である。
露光部30は、第2光源33を消灯させ、第1光源32が出射する1本の光ビームL1で、第1光量マーク61の静電潜像を各色の感光ドラム42に形成する。また、露光部30は、第1光源32を消灯させ、第2光源33が出射する1本の光ビームL2で、第2光量マーク62の静電潜像を各色の感光ドラム42に形成する。
CPU51は、光量調整パターンP1の形成開始後、色ごとに、マークセンサ6から出力され、光量マーク61,62からの反射光量に応じた検出信号のレベルに基づき、第1光源32および第2光源33それぞれの発光量を取得する(S22)。CPU51は、各発光量を取得すると、色ごとに、第1光源32の発光量と第2光源33の発光量との差がなくなるような光量調整値を算出し、不揮発性メモリ54に記憶された各色の光量調整値を、その算出値に更新し(S23)、図4のS5に進む。
図4のS5では、CPU51は、図6に示す光源間・色間調整処理を実行する。同図のS31で、CPU51は、駆動部4Aに感光ドラム42等を回転駆動させ、画像形成部3に、光源・色調整パターンP2をベルト23上に形成させる。具体的には、CPU51は、不揮発性メモリ54に記憶されている直近の上記各調整値に基づき画像形成条件を調整した上で、画像形成部3に光源・色調整パターンP2を形成させる。なお、S31では、感光ドラム42の回転速度等は、後述するシートWへの印刷処理時(上記図4のS10)の2分の1より速く、以下では、シートWへの印刷処理時等と同じであるものとする。
図10に示すように、光源・色調整パターンP2は、光源間調整パターンP21、および、色間調整パターンP22が副走査方向に沿って並んだ構成である。光源間調整パターンP21は、ブラックの第1光源間調整マーク71Kおよび第2光源間調整マーク72K、イエローの第1光源間調整マーク71Yおよび第2光源間調整マーク72Y、マゼンタの第1光源間調整マーク71Mおよび第2光源間調整マーク72M、シアンの第1光源間調整マーク71Cおよび第2光源間調整マーク72Cが副走査方向に沿って並べられたマーク群である。なお、図10では、ブラックの光源間調整マーク71K,72Kのみ図示されている。各光源間調整マーク71,72は、一対の棒状マークからなり、その少なくとも一方が主走査方向に対して所定の角度だけ傾いた形状をなす。図10には、一対の棒状マークが、いずれも主走査方向に対して同じ角度だけ傾いた形状の光源間調整マーク71,72が例示されている。
第1光源間調整マーク71は、第1光源32からの光ビームL1が形成する静電潜像の位置を取得するためのマークであり、各棒状マークは、少なくとも副走査方向の両端に第1トナーラインLD1が位置している。具体的には、第1光源間調整マーク71の各棒状マークは、複数本の第1トナーラインLD1が副走査方向に間隔を空けて形成され、且つ、各第1トナーラインLD1同士の間に第2トナーラインLD2が形成されていない形状である。第2光源間調整マーク72は、第2光源33からの光ビームL2が形成する静電潜像の位置を取得するためのマークであり、各棒状マークは、少なくとも副走査方向の両端に第2トナーラインLD2が位置している。具体的には、第2光源間調整マーク72の各棒状マークは、複数本の第2トナーラインLD2が副走査方向に間隔を空けて形成され、且つ、各第2トナーラインLD2同士の間に第1トナーラインLD1が形成されていない形状である。
色間調整パターンP22は、イエローの色間調整マーク81Y、マゼンタの色間調整マーク81M、シアンの色間調整マーク81Cが副走査方向に沿って並べられたマーク群が、複数組、副走査方向に沿って並べられた構成であり、基準色の色間調整マーク81Kを含んでいない。なお、図10では、イエローおよびマゼンタの色間調整マーク81Y,81Mが1組だけ図示されている。
各色間調整マーク81は、一対の棒状マークからなり、その少なくとも一方が主走査方向に対して所定の角度だけ傾いた形状をなす。図10には、一対の棒状マークが、いずれも主走査方向に対して同じ角度だけ傾いた形状の色間調整マーク81が例示されている。露光部30は、色ごとに、第1光源32および第2光源33それぞれが出射する2本の光ビームL1,L2で、色間調整マーク81の静電潜像を感光ドラム42に形成する。
CPU51は、光源・色調整パターンP2の形成開始後、色ごとに、マークセンサ6から出力され、光源間調整マーク71,72の副走査方向の両端に応じた検出信号のレベルに基づき、第1光源32および第2光源33間の静電潜像の形成間隔を取得する(S32)。具体的には、図10に示すように、マークセンサ6からの検出信号のレベルは、マーク71,72の棒状マークの副走査方向の一端が検出領域Eを通過する際に閾値THを下回り、棒状マークの副走査方向の他端が検出領域Eを通過する際に閾値THを上回る。CPU51は、マークセンサ6からの検出信号のレベルが、閾値THを下回るタイミングに対応した位置X1と上回るタイミングに対応した位置X2との中心の位置X3を、棒状マークの位置として検出する。
CPU51は、色ごとに、光源間調整マーク71,72それぞれについて、一方の棒状マークの位置X3と他方の棒状マークの位置X3との中心の位置X4を、当該光源間調整マーク71,72の副走査方向の位置とし、両光源間調整マーク71,72の副走査方向における間隔D1を算出する。この間隔D1は、副走査方向における光源間の静電潜像の形成間隔に応じて変化する。このため、CPU51は、色ごとに、間隔D1に基づき、副走査方向における光源間の静電潜像の形成間隔を取得することができる。
また、CPU51は、色ごとに、光源間調整マーク71,72それぞれについて、一方の棒状マークの位置X3と他方の棒状マークの位置X3との間隔D2を算出し、両マーク71,72間における間隔D2の差を算出する。この間隔D2の差は、主走査方向における光源間の静電潜像の形成間隔に応じて変化する。このため、CPU51は、色ごとに、間隔D2の差に基づき、主走査方向における光源間の静電潜像の形成間隔を取得することができる。
また、CPU51は、調整色ごとに、マークセンサ6から出力され、色間調整マーク81の副走査方向の両端に応じた検出信号のレベルに基づき、色ずれ量を取得する(S33)。具体的には、図10に示すように、マークセンサ6からの検出信号のレベルは、棒状マークの副走査方向の一端が検出領域Eを通過する際に閾値THを下回り、棒状マークの副走査方向の他端が検出領域Eを通過する際に閾値THを上回る。CPU51は、マークセンサ6からの検出信号のレベルが、閾値THを下回るタイミングに対応した位置X5と上回るタイミングに対応した位置X6との中心の位置X7を、棒状マークの位置として検出する。
CPU51は、ブラックの光源間調整マーク71K,72Kの副走査方向の位置X4同士の中心の位置X0を、基準色の副走査方向の位置とする。また、CPU51は、各調整色の色間調整マーク81について、一方の棒状マークの位置X7と他方の棒状マークの位置X7との中心の位置X8を、当該色間調整マーク81の副走査方向の位置とする。そして、CPU51は、上記基準色の副走査方向の位置X0と、各調整色の色間調整マーク81Y、81M、81Cの副走査方向の位置X8との間隔D3をそれぞれ算出する。この間隔D3は、基準色に対する調整色の副走査方向の色ずれ量に応じて変化する。このため、CPU51は、調整色ごとに規定している理想の間隔D3に対する差分に基づき、副走査方向における色ずれ量を取得することができる。
また、CPU51は、各色間調整マーク81の一方の棒状マークの位置X7と他方の棒状マークの位置X7との間隔D4を算出する。そして、CPU51は、基準色の光源間調整マーク71K,72Kの上記間隔D2の平均値と、各調整色の色間調整マーク81Y、81M、81Cの間隔D4の差をそれぞれ算出する。この間隔D4の差は、基準色に対する調整色の主走査方向の色ずれ量に応じて変化する。このため、CPU51は、調整色ごとに、間隔D4の差に基づき、主走査方向における色ずれ量を取得することができる。
このように、色間調整処理において、色間調整マーク81の少なくとも一部を形成せずに、光源間調整マーク71,72を兼用する。これにより、色間調整処理において、光源間調整マーク71,72を兼用せずに、色間調整マーク81だけを利用する構成に比べて、形成するマーク数を削減することができる。
CPU51は、光源間の静電潜像の形成間隔を取得すると、色ごとに、光源間の静電潜像の形成間隔が規定間隔になるような光源調整値を算出し、不揮発性メモリ54に記憶された各色の光源調整値を、その算出値に更新する(S34)。また、CPU51は、色ずれ量を取得すると、調整色ごとに、色ずれ量がなくなるような色間調整値を算出し、不揮発性メモリ54に記憶された各調整色の色間調整値を、その算出値に更新し(S34)、図4のS8に進む。
図4のS3で、CPU51は、色間調整の実行条件が成立しないと判断したことに応じて(S3:NO)、図5に示す光量調整処理を行い(S6)、その後、図7に示す光源間調整処理を行う(S7)。
図7のS41で、CPU51は、BDセンサ38からのBD信号に基づき、BD周期を取得する。このBD周期は、例えば、少なくとも2色の感光ドラム42それぞれに対応して設けられたBDセンサ38からのBD信号の出力タイミングの時間差である。ここで、例えば定着部5の発熱により、露光部30の光学系が変位したり歪みが生じたりして、光源間の静電潜像の形成間隔が変動することがある。BD周期は、この光学系の変位等により変化する。
従って、BD周期の変化量から、定着部5の発熱による光源間の静電潜像の形成間隔の影響度合いを予測することができる。なお、定着部5に最も近い感光ドラム42Kと、最も遠い感光ドラム42Cとにそれぞれ対応して設けられたBDセンサ38からのBD信号を利用すれば、光学系の変位等がBD周期に顕著に反映されるため、定着部5の発熱による光源間の静電潜像の形成間隔の影響度合いを精度よく予測することができる。
そこで、CPU51は、取得したBD周期の変化量が基準量以上であるか否かを判断する(S42)ことにより、定着部5の発熱による光源間の静電潜像の形成間隔の影響度合いを予測する。S41,S42の処理は影響判断処理の一例である。BD周期の変化量は、取得したBD周期と、例えば本体ケース1A内の温度が例えば常温などの基準温度であるときの基準BD周期との差である。CPU51は、BD周期の変化量が基準量以上であると判断したことに応じて(S42:YES)、光源32,33や光学系の配置位置が定着部5に最も近い色を対象色として、その対象色の光源間調整マーク71、72だけをベルト23上に形成させる(S43)。図1に示すように、プリンタ1では、対象色はシアンである。
CPU51は、対象色の光源間調整マーク71、72の形成開始後、対象色について、マークセンサ6から出力され、対象色の光源間調整マーク71,72の副走査方向の両端に応じた検出信号のレベルに基づき、第1光源32および第2光源33間の静電潜像の形成間隔を取得する(S44)。次に、CPU51は、対象色について、光源間の静電潜像の形成間隔が規定間隔になるような光源調整値を算出し、不揮発性メモリ54に記憶された対象色の光源調整値を、その算出値に更新し(S45)、S46に進む。
S46で、CPU51は、S45で算出した対象色の光源調整値に基づき、光源間の静電潜像の形成間隔の調整量が第1規定量以上であるか否かを判断する。この調整量は、例えば光源調整値自体でもよいし、前回と今回の光源調整値の差でもよい。CPU51は、調整量が第1規定量以上でないと判断したことに応じて(S46:NO)、対象色の光源調整値と、予め不揮発性メモリ54に記憶された第1相関テーブルを利用して、対象色以外の他の色の光源調整値を補正し(S47)、図4のS8に進む。
この第1相関テーブルは、対象色の光源調整値と、他の色の光源調整値との相関関係を示すテーブルであり、例えば、定着部5の発熱量を変化させたときの対象色の光源調整値と他の色の光源調整値とを実験的に求めて作成される。なお、第1相関テーブルでは、光源32,33等の配置位置が定着部5から遠い色ほど、光源調整値が小さくなっている。S47の処理により、他の色について、光源間調整マーク71,72の形成等を行わないため、光源間調整処理を実行するための処理負担や処理時間を軽減することができる。
S46で、CPU51は、調整量が第1規定量以上であると判断したことに応じて(S46:YES)、他の色について、光源間調整マーク71、72をベルト23上に形成させる(S49)。CPU51は、光源間調整マーク71、72の形成開始後、他の色について、第1光源32および第2光源33間の静電潜像の形成間隔を取得し(S50)、光源間の静電潜像の形成間隔が規定間隔になるような光源調整値を算出し、不揮発性メモリ54に記憶されたシアンの光源調整値を、その算出値に更新し(S51)、図4のS8に進む。
調整量が比較的に大きい場合、他の色について光源間の静電潜像の形成間隔の変動が第1相関データからずれる可能性が高い。このため、他の色についてS49からS51の処理を実行することにより、他の色の光源間調整値が、光源間の静電潜像の形成間隔を精度よく調整できない値に更新されることを抑制することができる。
また、対象色について、光源間の静電潜像の形成間隔の調整量が第1規定量以上であることを条件に、他の色について、S49からS51の処理を実行する。このため、定着部5の発熱により光源間の静電潜像の形成位置が変動し易い色の調整量が比較的に小さいにもかかわらず、それよりも、定着部5の発熱により光源間の静電潜像の形成位置が変動しにくい他の色について光源間調整処理が無駄に実行されることを抑制することができる。
S42で、CPU51は、BD周期の変化量が基準量以上でないと判断したことに応じて(S42:NO)、規定時間内の印刷枚数が基準枚数以上であるか否かを判断する(S52)。ポリゴンミラー34の回転による発熱によっても、露光部30の光学系が変位したり歪みが生じたりして、光源間の静電潜像の形成間隔が変動することがあり、この変動はBD周期に反映されないことがある。
例えば、プリンタ1が冷え切った状態から定着部5およびポリゴンミラー34が起動された場合、定着部5が発熱するまでに時間がかかる。これに対して、ポリゴンミラー34は、短時間で高速回転になるため早期に発熱し、しかも、露光部30内において光源32,33に比較的に近い位置に配置されている。このため、BD周期には反映されにくいが、ポリゴンミラー34の発熱により光源間の静電潜像の形成間隔が変動することがある。そして、規定時間内の印刷枚数が多いほど、ポリゴンミラー34の回転による発熱量は多くなる。このため、規定時間内の印刷枚数から、ポリゴンミラー34の発熱による光源間の静電潜像の形成間隔の影響度合いを予測することができる。
S52で、CPU51は、規定時間内の印刷枚数が基準枚数以上でないと判断したことに応じて(S52:NO)、図4のS8に進む。S52で、CPU51は、規定時間内の印刷枚数が基準枚数以上であると判断したことに応じて(S52:YES)、光源32,33等の配置位置がポリゴンミラー34に最も近い色を対象色として、その対象色の光源間調整マーク71、72だけをベルト23上に形成させる(S53)。なお、プリンタ1では、ポリゴンミラー34は露光部30の略中央に配置されており、対象色は、イエローまたはマゼンタである。
CPU51は、光源間調整マーク71、72の形成開始後、対象色について、第1光源32および第2光源33間の静電潜像の形成間隔を取得し(S54)、光源間の静電潜像の形成間隔が規定間隔になるような光源調整値を算出し、不揮発性メモリ54に記憶された対象色の光源調整値を、その算出値に更新し(S55)、S56に進む。
S56で、CPU51は、S55で算出した対象色の光源調整値に基づき、光源間の静電潜像の形成間隔の調整量が第2規定量以上であるか否かを判断する。この調整量は、例えば光源調整値自体でもよいし、前回と今回の光源調整値の差でもよい。CPU51は、調整量が第2規定量以上でないと判断したことに応じて(S56:NO)、対象色の光源調整値と、予め不揮発性メモリ54に記憶された第2相関テーブルを利用して、対象色以外の他の色の光源調整値を補正し(S57)、図4のS8に進む。
この第2相関テーブルは、対象色の光源調整値と、他の色の光源調整値との相関関係を示すテーブルであり、例えば、ポリゴンミラー34を回転させたときの対象色の光源調整値と他の色の光源調整値とを実験的に求めて作成される。なお、第2相関テーブルでは、光源32,33等の配置位置がポリゴンミラー34から遠い色ほど、光源調整値が小さくなっている。
S56で、CPU51は、調整量が第2規定量以上であると判断したことに応じて(S56:YES)、S49に進む。このように、対象色について、光源間の静電潜像の形成間隔の調整量が第2規定量以上であることを条件に、他の色について、S49からS51の処理を実行する。このため、ポリゴンミラー34の発熱により光源間の静電潜像の形成位置が変動し易い色の調整量が比較的に小さいにもかかわらず、それよりも、ポリゴンミラー34の発熱により光源間の静電潜像の形成位置が変動しにくい他の色について光源間調整処理が無駄に実行されることを抑制することができる。
以上により、光源間調整処理では、S42,S52の判断により、定着部5やポリゴンミラー34の発熱による光源間の静電潜像の形成間隔の影響度合いの大小に応じて、最初に光源間調整を行う対象色が決定される(S43,S53)。このため、これらの影響度合いに応じて、対象色を適切に決定することができる。S43,S53の処理は対象決定処理の一例である。なお、S52で、CPU51は、規定時間内の印刷枚数が基準枚数以上でないと判断したことに応じて(S52:NO)、光源間調整を行わずに、図4のS8に進む。
図4のS8で、CPU51は、図8に示す濃度調整処理を実行する。CPU51は、まず、バイアス調整処理を実行する。ここで、上記図5の光量調整処理のS22で、マークセンサ6が出力した検出信号は、光量マーク61,62からの反射光量に応じた信号レベルであり、この反射光量は、各光量マーク61,62それぞれの濃度に応じて変化する。従って、S22のマークセンサ6からの検出信号から、各光量マーク61,62それぞれの濃度を取得することができる。なお、光量マーク61,62は、濃度が50%のマークとみなすことができる。
しかも、マークセンサ6からの検出信号に基づき取得する光量マーク61,62の検出濃度は、図11に示すバイアス調整マーク91と比べて、光源間調整処理の実行前後における変動が小さい。このため、光源間調整処理の実行前における光量マーク61,62の検出濃度を、光源間調整処理の実行後のバイアス調整処理で利用しても、光源間の静電潜像の形成間隔の変動による影響が少ない。この理由は次の通りである。
前述したように、光量マーク61,62は、複数本の第1トナーラインLD1または第2トナーラインが副走査方向に間隔を空けて形成された形状である。このため、図9からも明らかなように、主走査方向における光源間の静電潜像の形成間隔が調整により変更されても、光量マーク61,62のうち検出領域E内を通過する部分の濃度は変わらない。すなわち、光量マーク61,62の検出濃度は、光源間調整処理の実行前でも実行後でも略50%になり、変動が小さい。
図11に示すように、バイアス調整マーク91は、ディザマトリックス法で形成する公知の形状である。図11の右側のバイアス調整マーク91Aは、主走査方向における光源間の静電潜像の形成間隔が変動した状態である。具体的には、第1トナーラインLD1と第2トナーラインLD2とが主走査方向においてずれている。この場合、バイアス調整マーク91Aのうち検出領域E内を通過する部分は、トナーが付着している領域(同図の網掛け部分)が、トナーが付着していない領域(同図の白抜き部分)よりも大きいため、バイアス調整マーク91の検出濃度は、50%を超えることになる。
一方、図11の左側のバイアス調整マーク91Bは、光源間調整処理の実行後の状態であり、第1トナーラインLD1と第2トナーラインLD2とが主走査方向においてずれていない。この場合、バイアス調整マーク91Bのうち検出領域E内を通過する部分は、トナーが付着している領域と、トナーが付着していない領域とが同じ大きさであるため、バイアス調整マーク91Bの検出濃度は、50%になる。すなわち、バイアス調整マーク91の検出濃度は、光源間調整処理の実行前後における変動が、光量マーク61,62に比べて大きい。
そこで、図8のS61で、CPU51は、色ごとに、上記光量調整処理(図5のS22)で取得したマークセンサ6からの検出信号の信号レベルに基づき、光量マークの濃度を検出し、その検出濃度が基準範囲内であるか否かを判断する。この光量マークの検出濃度は、光量マーク61,62のいずれ一方の濃度でもよいし、光量マーク61,62の両方の濃度の平均値などでもよい。CPU51は、例えば、検出濃度と理想濃度との差が規定差以下であれば、検出濃度が基準範囲内であると判断してもよい。
CPU51は、光量マークの検出濃度が基準範囲内であると判断したことに応じて(S61:YES)、その検出濃度を利用して現像バイアス値を調整する(S65)。具体的には、CPU51は、色ごとに、検出濃度と理想濃度とを比較して、その差がなくなるような現像バイアス値を算出し、不揮発性メモリ54に記憶された各色のバイアス調整値を、その算出値に更新し、図4のS66に進む。これにより、バイアス調整処理のためだけにマークを形成したいため、形成するマーク数を軽減することができる。
CPU51は、光量マークの検出濃度が基準範囲内でないと判断したことに応じて(S61:NO)、不揮発性メモリ54に記憶されている直近の各調整値に基づき画像形成条件を調整した上で、画像形成部3に、上述した各色のバイアス調整マーク91をベルト23上に形成させる(S62)。バイアス調整マーク91は濃度マークの一例である。
CPU51は、バイアス調整マーク91の形成開始後、色ごとに、マークセンサ6から出力され、バイアス調整マーク91の濃度に応じた検出信号のレベルに基づき、バイアス調整マーク91の検出濃度を取得する(S63)。その後、CPU51は、色ごとに、検出濃度と理想濃度との差がなくなるような現像バイアス値を算出し、不揮発性メモリ54に記憶された各色のバイアス調整値を、その算出値に更新し(S64)、図4のS66に進む。
このように光量マークの検出濃度が基準範囲外になる場合、S65の処理では現像バイアス値を正確に調整できない恐れがある。従って、光源間調整処理後に改めて、バイアス調整マーク91に基づきバイアス調整処理を行うことで(S62からS64)、現像バイアス値を正確に調整することができる。
CPU51は、バイアス調整処理の実行後、階調調整処理を実行する。S66で、CPU51は、不揮発性メモリ54に記憶されている直近の各調整値に基づき画像形成条件を調整した上で、画像形成部3に、階調パターンP3をベルト23上に形成させる。図12に示すように、階調パターンP3は、各色について、濃度が互いに異なる複数の階調マーク92が副走査方向に沿って並べられたマーク群である。階調マーク92は濃度マークの一例であり、図12には、ブラックの階調マーク92Kの一部が図示されている。
CPU51は、階調パターンP3の形成開始後、色ごとに、マークセンサ6から出力され、階調マーク92の濃度に応じた検出信号のレベルに基づき、階調マーク92の検出濃度を取得する(S67)。その後、CPU51は、色ごとに、検出濃度に基づく階調が理想の階調になるような階調調整値を算出し、不揮発性メモリ54に記憶された各色の階調調整値を、その算出値に更新し(S68)、図4のS10に進む。
図4のS2で、CPU51は、光源間調整の実行条件が成立しないと判断したことに応じて(S2:NO)、実行条件が成立している調整処理を実行し(S9)、S10に進む。
S10では、CPU51は、印刷指示の画像データに基づき、シートWに印刷処理を行って、本制御処理を終了する。具体的には、CPU51は、不揮発性メモリ54に記憶されている直近の上記各調整値に基づき画像形成条件を調整した上で、露光部30に、色ごとに、第1光源32および第2光源33それぞれが出射する2本の光ビームL1,L2で静電潜像を感光ドラム42に形成させ、現像ローラ44に、その静電潜像を現像させて、シートWに転写させる。
光源間調整および濃度調整の両方の実行条件が成立する場合、仮に、濃度調整処理を行い、その後、光源間調整処理を行うと、濃度調整処理の調整結果が、光源間調整処理の実行によって変動する恐れがある。これに対して、本実施形態によれば、光源間調整処理を行い、その後、濃度調整処理を行う。これにより、光源間の静電潜像の形成間隔の調整による画像の濃度への影響を抑制することができる。
また、光量調整および光源間調整の両方の実行条件が成立する場合、仮に、光源間調整処理を行い、その後、光量調整処理を行うと、光源間調整処理の調整結果が、光量調整処理の実行によって変動する恐れがある。これに対して、本実施形態によれば、光量調整処理を行い、その後、光源間調整処理を行う。これにより、光源間の光量差の調整による静電潜像の位置の調整への影響を抑制することができる。
また、濃度調整処理において、仮に、階調調整処理を行い、その後、バイアス調整処理を行うと、階調調整処理の調整結果が、バイアス調整処理の実行によって変動する恐れがある。これに対して、本実施形態によれば、バイアス調整処理を実行し、その後に、階調調整処理を実行するので、現像バイアスの調整による階調調整処理への影響を抑制することができる。
更に、光源間調整および色間調整の両方の実行条件が成立する場合、仮に、色間調整処理を行い、その後、光源間調整処理を行うと、色間調整処理の調整結果が、光源間調整処理の実行によって変動する恐れがある。これに対して、本実施形態によれば、光源間調整処理を行い、その後、色間調整処理を行う。これにより、光源間の静電潜像の形成間隔の調整による色間の静電潜像の位置の調整への影響を抑制することができる。
本明細書で開示される技術は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような種々の態様も含まれる。
「画像形成装置」は、直接転写タンデム方式のカラーレーザプリンタに限らず、例えば中間転写方式や、4サイクル方式など他の方式の画像形成装置でもよい。また、画像形成装置は、カラーの画像形成装置のみならず、モノクロ専用の画像形成装置でもよい。更に、画像形成装置は、プリンタ単体、コピー機、ファクシミリ装置、複合機でもよい。
「マルチビーム走査部」は、3個以上の光源を有し、感光体に対して、3個以上の光源それぞれから出射された光ビームによって同時に3本以上の走査ラインを形成可能な構成でもよい。また、上記実施形態では、露光部30は、4色に対して1つのポリゴンミラー34を利用する構成であったが、色ごとにポリゴンミラー34を備える構成でもよい。
「センサ」は、上記マークセンサ6に限らず、例えば、感光ドラム42上に形成されたマークの静電潜像またはトナー像に応じた検出信号を出力するセンサでもよい。
図5のS22,図6のS32,S33、図7のS44,S50,S54,図8のS63,S67において、CPU51は、例えばヒステリシスコンパレータを利用して、2つの閾値と信号レベルとの比較に基づき、各マーク61,62,71,72,81,91,92の位置や濃度を取得してもよい。
「制御部」は、1つのCPU51により図4〜8の各処理を実行する構成であった。しかし、これに限らず、制御部は、複数のCPUにより図4等の各処理を実行する構成、ASIC55などの専用のハード回路のみにより図4等の各処理を実行する構成や、CPUおよびハード回路により図4等の各処理を実行する構成でもよい。
CPU51は、光量調整処理および色間調整処理の少なくとも一方を実行しなくてもよい。また、CPU51は、バイアス調整処理および階調調整処理の少なくとも一方を実行しなくてもよい。また、CPU51は、色間調整処理を、濃度調整処理の後、或いは、バイアス調整処理と階調調整処理との間に実行してもよい。
マーク71,72,81は、副走査方向に沿った棒状マークでもよい。
図4のS8の濃度調整処理で、CPU51は、バイアス調整処理および階調調整処理のいずれか一方だけで実行してもよい。
第1光量マーク61は、複数本の第1トナーマークLD1が副走査方向に間隔を空けず形成された形状でもよく、第2光量マーク62は、複数本の第2トナーマークLD2が副走査方向に間隔を空けず形成された形状でもよい。しかし、このようなベタの光量マークを形成するには、感光ドラム42の回転速度および搬送機構4の搬送速度を、シートWへの印刷処理時(図4のS10)の2分の1以下にする必要があるため、光量調整パターンの形成時間が長期化する恐れがある。これに対して、光量マーク61,62が上記実施形態の形状であれば、感光ドラム42の回転速度等を、シートWへの印刷処理時と同じ速度で、光量マークを形成できるため、光量マークの形成時間が長期化することを抑制することができる。
また、第1光量マーク61は、各第1トナーラインLD1同士の間に第2トナーラインLD2が形成されている形状でもよく、第2光量マーク62は、各第2トナーラインLD2同士の間に第1トナーラインLD1が形成されている形状でもよい。要するに、各光量マークは、その光量マークによって発光量が取得される光源に対応するトナーラインが、マーク全体に対して占める割合が、他のトナーラインの占める割合よりも高ければよい。
図6の光源間・色間調整処理において、CPU51は、光源・色調整パターンP2の代わりに、すべてのマークが光源間調整マークであるパターンを形成させ、この光源間調整マークに基づき、光源間の静電潜像の形成間隔、および、色ずれ量を取得してもよい。この構成であれば、形状や形成方法がすべて同じマークを利用するため、マーク間の形状等の相違による調整精度の低下を抑制することができる。一方、上記実施形態の構成であれば、色間調整マーク81は、シートの印刷処理と同様、2つの光源32,33で同時に走査する通常の露光方法で形成することができるため、マーク形成の制御負担等を軽減することができる。
第1光源間調整マーク71は、各第1トナーラインLD1同士の間に第2トナーラインLD2が形成されている形状でもよく、第2光源間調整マーク72は、各第2トナーラインLD2同士の間に第1トナーラインLD1が形成されている形状でもよい。要するに、各光源間調整マークの各棒状マークは、そのマークによって静電潜像の位置が取得される光源に対応するトナーラインが少なくとも副走査方向の両端に形成された形状であればよい。
図7のS41,S42の影響判断処理において、プリンタ1に定着部5の温度に応じた検出信号を出力する温度センサを設けて、CPU51は、この温度センサからの検出信号に基づき、定着部5の発熱による光源間の静電潜像の形成間隔の影響度合いを予測してもよい。
S46やS56で、CPU51は、調整量が規定量以上でないと判断した場合(S46:NO、S56:NO)、S47の処理をせずに、他の色の光源調整値を補正せずに図4のS8に進んでもよい。
図7の光源間調整処理で、CPU51は、光源32,33等の配置位置が定着部5やポリゴンミラー34に近い色に限らず、これ以外の色について、最初に光源間調整マーク71,72の形成等を行ってもよい。
S46やS56で、CPU51は、調整量が規定量以上であると判断した場合(S46:YES、S56:YES)、次に光源32,33等の配置位置が定着部5やポリゴンミラー34に近い色について、S49からS51の処理を行い、その色の調整量が規定量以上であることを条件に、更に、次に光源32,33等の配置位置が定着部5等に近い色について、S49からS51の処理を行ってもよい。
図7のS52の処理では、規定時間内の印刷枚数に限らず、ポリゴンミラー34の回転開始からの経過時間や、規定時間内の回転量などに基づき、ポリゴンミラー34の発熱による光源間の静電潜像の形成間隔の影響度合いを予測してもよい。また、プリンタ1にポリゴンミラー34の温度に応じた検出信号を出力する温度センサを設けて、CPU51は、この温度センサからの検出信号に基づき、ポリゴンミラー34の発熱による光源間の静電潜像の形成間隔の影響度合いを予測してもよい。
図8の濃度調整処理において、CPU51は、光量マークの検出濃度が基準範囲内であると判断した場合、S65の処理をせずに、すなわち、バイアス値の調整をせずに、S66に進んでもよい。また、CPU51は、S61の処理をせずに、常に、S65の処理を行ってもよい。また、CPU51は、S61の処理をせずに、常に、S62からS64の処理を行ってもよい。
1:プリンタ 3:画像形成部 30:露光部 34:ポリゴンミラー 42:感光ドラム 6:マークセンサ 51:CPU 61,62,71,72,81,91,92:マーク

Claims (13)

  1. 感光体と、
    少なくとも1つの現像部、および、1つの現像部に対応する複数の光源を有するマルチビーム走査部を備える形成部と、
    センサと、
    制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記複数の光源それぞれについて、当該光源からの光ビームが前記感光体に形成する静電潜像の位置を示す光源間調整マークを前記形成部に形成させ、前記センサからの前記光源間調整マークに応じた信号に基づき、前記複数の光源間における相対的な静電潜像の形成間隔を調整する光源間調整処理と、
    前記複数の光源からの複数本の光ビームが前記感光体に形成する画像の濃度を示す濃度マークを前記形成部に形成させ、前記センサからの前記濃度マークに応じた信号に基づき、画像の濃度を調整する濃度調整処理と、
    前記光源間調整処理および前記濃度調整処理それぞれの実行条件が成立するか否かを判断する条件判断処理と、
    前記条件判断処理で前記光源間調整処理および前記濃度調整処理の両方の実行条件が成立すると判断したことに応じて、前記光源間調整処理を行い、その後、前記濃度調整処理を行うように実行順序を決定する順序決定処理と、を実行する、画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置であって、
    前記制御部は、
    前記複数の光源それぞれについて、当該光源からの光ビームの光量を示す光量マークを前記形成部に形成させ、前記センサからの前記光量マークに応じた信号に基づき、前記複数の光源間における相対的な光量差を調整する光量調整処理を実行し、
    前記条件判断処理では、更に、前記光量調整処理の実行条件が成立するか否かを判断し、
    前記順序決定処理では、前記条件判断処理で前記光量調整処理および前記光源間調整処理の両方の実行条件が成立すると判断したことに応じて、前記光量調整処理を行い、その後、前記光源間調整処理を行うように実行順序を決定する、画像形成装置。
  3. 請求項1または2に記載の画像形成装置であって、
    前記濃度調整処理には、前記センサからの前記濃度マークに応じた信号に基づき、前記形成部の現像バイアス値を調整するバイアス調整処理、および、前記センサからの、濃度が互いに異なる複数の前記濃度マークそれぞれに応じた信号に基づき、画像の濃度の階調を調整する階調調整処理の少なくとも一方が含まれる、画像形成装置。
  4. 請求項3に記載の画像形成装置であって、
    前記濃度調整処理には、前記バイアス調整処理、および、前記階調調整処理が含まれ、
    前記制御部は、
    前記濃度調整処理では、前記バイアス調整処理を行い、その後、前記階調調整処理を行う、画像形成装置。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の画像形成装置であって、
    前記形成部は、互いに異なる色のトナーを収容する複数の現像部を有し、
    前記感光体を、前記複数の現像部それぞれに対応して複数備え、
    前記制御部は、
    前記複数の現像部および感光体それぞれについて、前記複数の光源からの複数本の光ビームが前記感光体に形成する各色の静電潜像の位置を示す色間調整マークを前記形成部に形成させ、前記センサからの前記色間調整マークに応じた信号に基づき、色間の相対的な静電潜像の位置を調整する色間調整処理を実行し、
    前記条件判断処理では、更に、前記色間調整処理の実行条件が成立するか否かを判断し、
    前記順序決定処理では、前記条件判断処理で前記光源間調整処理および前記色間調整処理の両方の実行条件が成立すると判断したことに応じて、前記光源間調整処理を行い、その後、前記色間調整処理を行うように実行順序を決定する、画像形成装置。
  6. 請求項1から4のいずれか一項に記載の画像形成装置であって、
    前記形成部は、互いに異なる色のトナーを収容する複数の現像部を有し、
    前記感光体を、前記複数の現像部それぞれに対応して複数備え、
    前記制御部は、
    前記複数の現像部および感光体それぞれについて、前記複数の光源からの複数本の光ビームが前記感光体に形成する各色の静電潜像の位置を示す色間調整マークを前記形成部に形成させ、前記センサからの前記色間調整マークに応じた信号に基づき、色間の相対的な静電潜像の位置を調整する色間調整処理を実行し、
    前記条件判断処理では、更に、前記色間調整処理の実行条件が成立するか否かを判断し、
    前記条件判断処理で前記光源間調整処理および前記色間調整処理の両方の実行条件が成立すると判断したことに応じて、前記色間調整処理では、前記色間調整マークの少なくとも一部を形成せずに、前記光源間調整処理で形成した前記光源間調整マークに応じた、前記センサからの信号に基づき、前記色間の相対的な静電潜像の位置を調整する、画像形成装置。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載の画像形成装置であって、
    前記制御部は、
    前記条件判断処理では、前記光源間調整処理の実行条件が成立する場合、前記濃度調整処理の実行条件も成立すると判断し、
    前記濃度調整処理の実行条件が成立する場合でも、前記光源間調整処理の実行条件が成立しないと判断することがある、画像形成装置。
  8. 請求項1から7のいずれか一項に記載の画像形成装置であって、
    前記形成部は、
    前記現像部を複数備え、
    前記複数の光源を、前記複数の現像部それぞれに対応する複数組有し、
    前記制御部は、
    前記複数組のうち一の組について前記光源間調整処理を実行し、当該光源間調整処理における調整量が規定量以上であることを条件に、他の組について前記光源間調整処理を実行する、画像形成装置。
  9. 請求項8に記載の画像形成装置であって、
    前記形成部は、定着部を有し、
    前記一の組は、前記複数組のうち、前記定着部の発熱により前記光源間の静電潜像の形成位置が変動し易い方の組である、画像形成装置。
  10. 請求項8に記載の画像形成装置であって、
    前記マルチビーム走査部は、回転する回転多面鏡を有し、前記複数組それぞれの光源からの光ビームを、当該回転多面鏡で偏向して前記感光体に照射させる構成であり、
    前記一の組は、前記複数組のうち、前記回転多面鏡の発熱により前記光源間の静電潜像の形成位置が変動し易い方の組である、画像形成装置。
  11. 請求項8に記載の画像形成装置であって、
    前記形成部は、定着部を有し、
    前記マルチビーム走査部は、回転する回転多面鏡を有し、前記複数組それぞれの光源からの光ビームを、当該回転多面鏡で偏向して前記感光体に照射させる構成であり、
    前記制御部は、
    前記定着部の発熱による前記光源間の静電潜像の形成位置の影響度合いが基準度合い以下であるか否かを判断する影響判断処理と、
    前記影響判断処理で、前記定着部の発熱による影響度合いが前記基準度合い以上であると判断したことに応じて、前記一の組を、前記複数組のうち、前記定着部の発熱により前記光源間の静電潜像の形成位置が変動し易い方の組に決定し、前記定着部の発熱による影響度合いが前記基準度合い以上でないと判断したことに応じて、前記一の組を、前記複数組のうち、前記回転多面鏡の発熱により前記光源間の静電潜像の形成位置が変動し易い方の組に決定する対象決定処理と、を実行する画像形成装置。
  12. 感光体と、少なくとも1つの現像部、および、1つの現像部に対応する複数の光源を有するマルチビーム走査部を備える形成部と、センサと、を備える画像形成装置の形成条件の調整方法であって、
    前記複数の光源それぞれについて、当該光源からの光ビームが前記感光体に形成する静電潜像の位置を示す光源間調整マークを前記形成部に形成させ、前記センサからの前記光源間調整マークに応じた信号に基づき、前記複数の光源間における相対的な静電潜像の形成間隔を調整する光源間調整工程と、
    前記複数の光源からの複数本の光ビームが前記感光体に形成する画像の濃度を示す濃度マークを前記形成部に形成させ、前記センサからの前記濃度マークに応じた信号に基づき、画像の濃度を調整する濃度調整工程と、
    前記光源間調整および前記濃度調整それぞれの実行条件が成立するか否かを判断する条件判断工程と、
    前記条件判断工程で前記光源間調整および前記濃度調整の両方の実行条件が成立すると判断したことに応じて、前記光源間調整工程を行い、その後、前記濃度調整工程を行うように実行順序を決定する順序決定工程と、を含む、形成条件の調整方法。
  13. 感光体と、少なくとも1つの現像部、および、1つの現像部に対応する複数の光源を有するマルチビーム走査部を備える形成部と、センサと、を備える画像形成装置に、
    前記複数の光源それぞれについて、当該光源からの光ビームが前記感光体に形成する静電潜像の位置を示す光源間調整マークを前記形成部に形成させ、前記センサからの前記光源間調整マークに応じた信号に基づき、前記複数の光源間における相対的な静電潜像の形成間隔を調整する光源間調整処理と、
    前記複数の光源からの複数本の光ビームが前記感光体に形成する画像の濃度を示す濃度マークを前記形成部に形成させ、前記センサからの前記濃度マークに応じた信号に基づき、画像の濃度を調整する濃度調整処理と、
    前記光源間調整処理および前記濃度調整処理それぞれの実行条件が成立するか否かを判断する条件判断処理と、
    前記条件判断処理で前記光源間調整処理および前記濃度調整処理の両方の実行条件が成立すると判断したことに応じて、前記光源間調整処理を行い、その後、前記濃度調整処理を行うように実行順序を決定する順序決定処理と、を実行させる形成条件の調整プログラムを記憶する記憶媒体。
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