JP2015193858A - 樹脂潤滑用グリース組成物 - Google Patents
樹脂潤滑用グリース組成物 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015193858A JP2015193858A JP2015157592A JP2015157592A JP2015193858A JP 2015193858 A JP2015193858 A JP 2015193858A JP 2015157592 A JP2015157592 A JP 2015157592A JP 2015157592 A JP2015157592 A JP 2015157592A JP 2015193858 A JP2015193858 A JP 2015193858A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin
- grease composition
- mass
- polytetrafluoroethylene
- thickener
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Lubricants (AREA)
Abstract
Description
こうした樹脂製の部材表面に潤滑性を付与することを目的として、種々のグリース組成物の提案があり、例えば基油、増ちょう剤、フッ素系界面活性剤及びスチレン系ブロック共重合体を含有するグリース組成物(特許文献1)、特定のポリマー材料を用いることで油分の分離の防止を図った非油分離性潤滑剤組成物(特許文献2)、高温条件下における油の分離を抑制したグリース組成物(特許文献3)等が提案されている。
生するという問題がある。
加えて樹脂歯車装置の長期使用に伴い、樹脂歯車表面のグリースが接触面から排除され、歯車同士が振動し、騒音悪化に繋がる虞があるという問題がある。
加えて、固体潤滑剤としてポリテトラフルオロエチレンとメラミンシアヌレートを使用し、また耐摩耗剤としてトリクレジルホスフェート又は高分子エステルを使用することにより、樹脂軸受部の摩耗耐性が向上することを見出した。
(a)ポリアルファオレフィン油からなる100℃における動粘度4〜6mm2/sである基油、
(b)リチウム石鹸からなる増ちょう剤、
(c)増粘剤、
(d)メラミンシアヌレート及びポリテトラフルオロエチレンを含む固体潤滑剤、並びに(e)耐摩耗剤
前記(c)増粘剤は、数平均分子量が100,000乃至200,000のスチレンイソプレン樹脂、及び液状イソプレンゴムの何れか一方又は双方を含むことを特徴とする、樹脂用グリース組成物に関する。
或いは前記(c)増粘剤がスチレンイソプレン樹脂及び液状イソプレンゴムの双方を含む場合、樹脂用グリース組成物の総質量に基いて、スチレンイソプレン樹脂及び液状イソプレンゴムの混合増粘成分を0.9質量%乃至12質量%の割合で含むことが好ましい。
また前記(c)増粘剤として、さらにポリブテン、ポリイソブテン及びポリイソブチレンのうちの少なくとも何れか一つを含んでいてもよい。
中でも前記(d)固体潤滑剤は、メラミンシアヌレート及びポリテトラフルオロエチレンをポリテトラフルオロエチレンに対するメラミンシアヌレートの質量割合が0.6乃至9となる割合にて含むことが好ましい。
特に好適な態様として、前記(d)固体潤滑剤が、メラミンシアヌレートとポリテトラフルオロエチレンのみからなるものが挙げられる。
また、前記(d)固体潤滑剤として、さらに、炭酸カルシウム及び二硫化モリブデンのいずれか一方又は双方を含んでいてもよい。
さらに前記(d)固体潤滑剤は、粒径15〜30μmのメラミンシアヌレート及び粒径10〜25μmのポリテトラフルオロエチレンを含む態様とすることができる。
このため本発明の樹脂用グリース組成物は、自動車のアクチュエータや、OA機器やAV機器の軸受等の摺動部に好適に使用可能である。
本発明において、該基油の粘度が上記数値範囲より大きい場合、低温下におけるトルク性能が劣ることとなり、また上記数値範囲より小さい場合には、高温での蒸発量が増加するため好適でない。
なお本発明の樹脂用グリース組成物は、例えばそのNLGIちょう度番号が00号、0号、1号又は2号となるよう、上記(a)基油及び上記(b)増ちょう剤の配合量を適宜調整することができる。
る。
本発明で使用するスチレンイソプレン樹脂は上述の数平均分子量を有するものであれば特に限定されず好適に使用し得るが、具体例を挙げるとすれば、たとえばJSR(株)製JSR SIS 5200、同5405、同5505;ルーブリゾール(Lubrizol)社製Lubrizol(登録商標)7306、同7308、同7460;インフィニアムジャパン(株)製Infineum(登録商標)SV140、同SV150、同SV160;(株)クラレ製Septon(登録商標)1001、同1020などが挙げられる。
上記液状イソプレンゴム(ホモポリマー)は、数平均分子量が28,000乃至54,000程度の範囲にあるものが好ましい。なお、一般に数平均分子量が100,000を超えるものを多量に含有すると固化する虞があり、基油への分散性が悪くなる。
本発明で使用する液状イソプレンゴムは上述の性質を有するものであれば特に限定されず好適に使用し得るが、具体例を挙げるとすれば、たとえば(株)クラレ製クラプレン(登録商標)LIR−30、同LIR−50、同LIR−200、同LIR−290;ロイヤルエラストマーズ(ROYAL ELASTOMERS)社製ISOLENE40、同400などが挙げられる。
また、上記(c)増粘剤としてスチレンイソプレン樹脂及び液状イソプレンゴムを併用する場合、液状イソプレンに対するスチレンイソプレン樹脂の質量割合が2乃至5となる割合、すなわち、スチレンイソプレン樹脂/液状イソプレンゴム=2乃至5の質量割合にて併用することが好ましい。
そして、本発明の樹脂用グリース組成物の総質量に基いて、スチレンイソプレン樹脂及び液状イソプレンゴムの混合増粘成分を0.9質量%乃至12質量%の割合で、より好ましくは0.9質量%乃至6質量%の割合で含むことが好ましい。
これらは、ポリテトラフルオロエチレンに対するメラミンシアヌレートの質量割合が0.6乃至9となる割合、すなわち、メラミンシアヌレート/ポリテトラフルオロエチレン=0.6乃至9の質量割合にて併用することが好ましい。そしてメラミンシアヌレート及びポリテトラフルオロエチレンの混合潤滑成分を、本発明の樹脂用グリース組成物の総質
量に基いて2質量%乃至10質量%の割合で含むことが好ましい。
また好適な態様として、粒径15〜30μmのメラミンシアヌレートと、粒径10〜25μmのポリテトラフルオロエチレンとを用いることができる。
なお、本発明の効果を損なわない範囲において、(d)固体潤滑剤として、炭酸カルシウムや二硫化モリブデンなどの当該技術分野に既知の固体潤滑剤を配合してもよい。
上記高分子エステルとしては、例えば脂肪族1価カルボン酸及び2価カルボン酸と、多価アルコールとのエステルが挙げられる。上記高分子エステルの具体例としては、例えばクローダジャパン社製のPRIOLUBE(登録商標)シリーズなどが挙げられるが、これらに限定されるものではない。
そしてこれらトリクレジルホスフェート及び高分子エステルのいずれか一方又は双方を、本発明の樹脂用グリース組成物の総質量に基いて、0.5質量%乃至3質量%にて含むことが好ましい。
例えば酸化防止剤としては、オクタデシル−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、ペンタエリスリトールテトラキス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、2,4−ビス−(n−オクチルチオ)−6−(4−ヒドロキシ−3,5−ジ−t−ブチルアニリノ)−1,3,5−トリアジン、1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン、トリエチレングリコール−ビス[3−(3−t−ブチル−5−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、1,6−ヘキサンジオール−ビス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、2,2−チオ−ジエチレンビス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、N,N’−ヘキサメチレンビス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ−ヒドロシンナミド)等のヒンダードフェノール系酸化防止剤等が挙げられる。
これら酸化防止剤は一種を単独で使用しても二種以上を組み合わせて使用してもよく、通常、樹脂用グリース組成物の総質量に基いて、0.01質量%乃至5質量%の割合で添加することが好ましい。
部品、操舵系部品、変速機等の駆動系部品、パワーウィンドウモーター、パワーシートモーター、サンルーフモーター等の自動車補強部品、電子情報機器、携帯電話等のヒンジ部品、食品・薬品工業、鉄鋼、建設、ガラス工業、セメント工業、フィルムテンター等化学・ゴム・樹脂工業、環境・動力設備、製紙・印刷工業、木材工業、繊維・アパレル工業における各種部品や相対運動する機械部品等に広く適用可能であり、また、転がり軸受、スラスト軸受、動圧軸受、樹脂軸受、直動装置等の軸受等にも適用可能である。
アクチュエータは、一例としてステッピングモータと、前記ステッピングモータの回転を順に減速して回転トルクを増強する少なくとも複数段の歯車で構成される歯車装置と、これらを内部に設置するベース部材から構成される。このとき、ステッピングモータが回転すると、ステッピングモータで発生した振動が最終的に第1段歯車と第2段歯車の噛合箇所に集まり、噛合箇所に大きな周期音を発生させる。また、第1段歯車と第2段歯車は回転方向が異なるため、これらの振動と音圧に差異が生じ、振動音圧が大きい回転方向の振動音が騒音として耳につくことになる。また軸受部の摩耗により隙間が生じて、これもまた振動と騒音の原因となる。
またアクチュエータは低温環境下における動作も想定されるため、低温起動時にグリースの粘度上昇による起動トルクへの影響も無視できない。
本発明の樹脂用グリース組成物は、歯車の噛み合せ部及び歯車の軸受部等に使用することにより、騒音の低減のみならず製品寿命の長期化を図ることができる。
(a)基油
・PAO:ポリαオレフィン(100℃における動粘度:4mm2/s)
(b)増ちょう剤
・Li石鹸:12ヒドロキシステアリン酸リチウム
(c)増粘剤
・SIP:スチレンイソプレン樹脂(Infineum(登録商標)SV150)
・LIR:液状イソプレンゴム(クラプレン(登録商標)LIR−50)
(d)固体潤滑剤
・PTFE:ポリテトラフルオロエチレン(粒径10〜25μm)
・MCA:メラミンシアヌレート(粒径15〜30μm)
(e)耐摩耗剤
・TCP:トリクレジルホスフェート
・高分子エステル:クローダジャパン製 PRIOLUBE(登録商標)3986
(その他添加剤)
・ヒンダードフェノール系酸化防止剤:ペンタエリスリトールテトラキス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]
下記各表に示す配合量にて(a)基油及び(b)増ちょう剤を加熱撹拌し、溶解させた後冷却し、ここに(c)増粘剤、(d)固体潤滑剤、(e)耐摩耗剤及び酸化防止剤を加え、ロールミルで均質化し、実施例1乃至実施例20並びに比較例1乃至比較例9のグリース組成物を調製した。
得られたグリース組成物について、混和ちょう度、離油度、レオメータ測定(起動トルク評価)及び耐摩耗性(軸受部摩耗)についてそれぞれ以下の手順を用いて評価した。
グリースの外観的硬さを評価するものであり、潤滑油の粘度に相当するものといえる。
試験温度:25℃
試験方法:JIS K2220 7.に準拠し、標準円すいを用いる混和ちょう度試験の手順に従い、混和ちょう度測定を行った。
離油度は、静的な条件におけるグリースの油分離傾向を評価するものである。
離油度は、円錘型金網を用いたろ過器に試料である各グリース組成物20gを取り、重量既知のビーカー中につるし、規定温度(100℃)の恒温槽内に規定時間(24時間)保ち、放冷後ビーカー中の分離油の重量を測定し、試料に対する質量%として算出される。得られた分離油の質量%は以下の基準に従い評価した。分離油の質量%の数値が高い(グリースの油分離性が大きい)と貯蔵安定性が悪く、軸受などの長期使用に対しても不都合である。
・温度:100℃ 時間:24時間
[評価:分離油の質量%]
0質量%以上〜7質量%以下: ○ 使用可能
7質量%超 〜 : × 使用不可
図1のレオメータ装置を用い、上部回転するプレートと下部固定のプレート間にあるギャップを設定し、そのギャップ間に各グリース組成物を挟みこみ、−40℃の環境に保持後、せん断速度が10s−1となる条件下で、起動時のトルク(低温起動トルク)を測定した。測定された低温起動トルクの値について以下の基準に従い評価した。
・測定器:レオメータ(図1参照)
・測定温度:−40℃
・プレートのギャップ:0.5mm
・せん断速度:10s−1
[評価:低温起動トルク]
7mN/m以下 :○ 低温起動性に優れる
10mN・m以下 :△ 低温期性にやや劣る
10mN・m超 :× 低温起動に劣る
図2の摩耗試験の概念図に示すように、樹脂軸と樹脂製円柱ブロックによる負荷試験を実施し、耐摩耗性(軸受部摩耗)を評価した。
[測定条件]
・樹脂軸 軸径:直径4mm、樹脂材料:ガラスフィラ−30%配合 ポリブチレンテレフタレート(PBT)
・樹脂製円柱ブロック:径10mm、樹脂材料:ポリアセタール(POM)(ガラスフィラーなし)
・荷重:30Ncm 温度:室温(約25℃)
・軸周速20rpm 4.2mm/s
・試験時間:500時間
[手順]
図2(概念図)に示す樹脂軸の外周面に各グリース組成物を塗布した後、該樹脂軸を樹脂製円柱ブロックに挿入した。前記円柱ブロックに錘(負荷荷重)を付けて荷重をかけ、
樹脂軸を回転機(図示せず)に接続し、回転させた。上記測定条件に示す条件にて回転させた後、前記円柱ブロックと接している樹脂軸の外周面を観察した。
[評価]
耐久試験後に目視により円柱ブロックに接している樹脂軸の外周面の摩耗状況を観察し、以下の評価基準にて評価した。
○;摩耗なし
×;摩耗あり(ガラス繊維のむき出しが見られる)
スチレンイソプレン樹脂(SIP)の添加量を種々変化させた実施例及び比較例のグリース組成物を調製し、各種評価を行った。得られた結果を表1に示す。
液状イソプレンゴム(LIR)の添加量を種々変化させた実施例及び比較例のグリース組成物を調製し、各種評価を行った。得られた結果を表2に示す。
添加量の増加に伴い離油度の向上と低温起動トルクの悪化が見られ、添加量の減少に伴い離油度の悪化と低温起動トルクの向上が見られた。
スチレンイソプレン樹脂(SIP)と液状イソプレンゴム(LIR)を併用し、それぞれの添加量を種々変化させた実施例のグリース組成物を調製し、各種評価を行った。得られた結果を表3に示す。
ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)及びメラミンシアヌレート(MCA)の併用割合を種々変化させた実施例のグリース組成物を調製し、各種評価を行った。得られた結果を表4に示す。
トリクレジルホスフェート(TCP)又は高分子エステルの配合割合を種々変化させた実施例及び比較例のグリース組成物を調製し、各種評価を行った。得られた結果を表5に示す。
Claims (8)
- 樹脂用グリース組成物において、
(a)ポリアルファオレフィン油からなる100℃における動粘度4〜6mm2/sである基油、
(b)リチウム石鹸からなる増ちょう剤、
(c)増粘剤、
(d)メラミンシアヌレート及びポリテトラフルオロエチレンを含む固体潤滑剤、並びに(e)耐摩耗剤
を含有し、
前記(c)増粘剤は、数平均分子量が100,000乃至200,000のスチレンイソプレン樹脂、及び液状イソプレンゴムの何れか一方又は双方を含むことを特徴とする、樹脂用グリース組成物。 - スチレンイソプレン樹脂又は液状イソプレンゴムを単独使用する場合、樹脂用グリース組成物の総質量に基いて、スチレンイソプレン樹脂を0.5質量%乃至6質量%の割合で、又は液状イソプレンゴムを5質量%乃至12質量%の割合で含むか、或いは、
スチレンイソプレン樹脂及び液状イソプレンゴムを併用する場合、樹脂用グリース組成物の総質量に基いて、スチレンイソプレン樹脂及び液状イソプレンゴムの混合増粘成分を0.9質量%乃至12質量%の割合で含み、そして
樹脂用グリース組成物の総質量に基いて、メラミンシアヌレート及びポリテトラフルオロエチレンの混合潤滑成分を2質量%乃至10質量%の割合で含むことを特徴とする、請求項1に記載のグリース組成物。 - 前記(d)固体潤滑剤は、メラミンシアヌレート及びポリテトラフルオロエチレンをポリテトラフルオロエチレンに対するメラミンシアヌレートの質量割合が0.6乃至9となる割合にて含むことを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載のグリース組成物。
- 前記(d)固体潤滑剤は、メラミンシアヌレート及びポリテトラフルオロエチレンからなる、請求項1乃至請求項3のうちいずれか一項に記載のグリース組成物。
- 前記(d)固体潤滑剤は、さらに、炭酸カルシウム及び二硫化モリブデンのいずれか一方又は双方を含むことを特徴とする、請求項1乃至請求項3のうちいずれか一項に記載のグリース組成物。
- 前記(d)固体潤滑剤は、粒径15〜30μmのメラミンシアヌレート及び粒径10〜25μmのポリテトラフルオロエチレンを含むことを特徴とする、請求項1乃至請求項5のうちいずれか一項に記載のグリース組成物。
- 前記(e)耐摩耗剤は、トリクレジルホスフェート及び高分子エステルのいずれか一方又は双方を含むものであり、
樹脂用グリース組成物の総質量に基いて、トリクレジルホスフェート及び高分子エステルのいずれか一方又は双方を0.5質量%乃至3質量%の割合で含むことを特徴とする、請求項1乃至請求項6のうちいずれか一項に記載のグリース組成物。 - 前記(c)増粘剤は、さらに、ポリブテン、ポリイソブテン及びポリイソブチレンのうちの少なくとも何れか一つを含むことを特徴とする、請求項1乃至請求項7のうちいずれか一項に記載のグリース組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015157592A JP6077610B2 (ja) | 2015-08-07 | 2015-08-07 | 樹脂潤滑用グリース組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015157592A JP6077610B2 (ja) | 2015-08-07 | 2015-08-07 | 樹脂潤滑用グリース組成物 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013040019A Division JP5796834B2 (ja) | 2013-02-28 | 2013-02-28 | 樹脂潤滑用グリース組成物 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015193858A true JP2015193858A (ja) | 2015-11-05 |
JP2015193858A5 JP2015193858A5 (ja) | 2015-12-24 |
JP6077610B2 JP6077610B2 (ja) | 2017-02-08 |
Family
ID=54433159
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015157592A Active JP6077610B2 (ja) | 2015-08-07 | 2015-08-07 | 樹脂潤滑用グリース組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6077610B2 (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105838485A (zh) * | 2016-04-13 | 2016-08-10 | 禾泰特种新材料(苏州)有限公司 | 润滑脂组合物及其制备方法 |
CN106398832A (zh) * | 2016-08-31 | 2017-02-15 | 江苏龙蟠科技股份有限公司 | 一种风机变浆轴承润滑脂及其制备方法 |
CN109251780A (zh) * | 2018-10-11 | 2019-01-22 | 中国石油化工股份有限公司 | 一种乘用车轮毂轴承润滑脂组合物及制备方法 |
CN109563429A (zh) * | 2016-08-08 | 2019-04-02 | Nok克鲁勃株式会社 | 润滑脂组合物 |
US20190241826A1 (en) * | 2018-02-07 | 2019-08-08 | Nok Klueber Co., Ltd. | Lubricating grease composition, clutch and power window motor |
WO2020226106A1 (ja) * | 2019-05-09 | 2020-11-12 | Jxtgエネルギー株式会社 | 潤滑方法 |
US11414620B2 (en) | 2019-08-23 | 2022-08-16 | Canon Kabushiki Kaisha | Lubricant composition, sliding apparatus, fixing apparatus, and image-forming apparatus |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002327188A (ja) * | 2001-04-27 | 2002-11-15 | Kanto Kasei Kogyo Kk | 非油分離性潤滑剤組成物 |
JP2007297422A (ja) * | 2006-04-27 | 2007-11-15 | Kyodo Yushi Co Ltd | グリース組成物及び機構部品 |
JP2008157463A (ja) * | 2008-01-21 | 2008-07-10 | Nsk Ltd | 転がり軸受 |
JP2009013351A (ja) * | 2007-07-06 | 2009-01-22 | Nok Kluber Kk | グリース組成物 |
JP2014167075A (ja) * | 2013-02-28 | 2014-09-11 | Minebea Co Ltd | 樹脂潤滑用グリース組成物 |
-
2015
- 2015-08-07 JP JP2015157592A patent/JP6077610B2/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002327188A (ja) * | 2001-04-27 | 2002-11-15 | Kanto Kasei Kogyo Kk | 非油分離性潤滑剤組成物 |
JP2007297422A (ja) * | 2006-04-27 | 2007-11-15 | Kyodo Yushi Co Ltd | グリース組成物及び機構部品 |
JP2009013351A (ja) * | 2007-07-06 | 2009-01-22 | Nok Kluber Kk | グリース組成物 |
JP2008157463A (ja) * | 2008-01-21 | 2008-07-10 | Nsk Ltd | 転がり軸受 |
JP2014167075A (ja) * | 2013-02-28 | 2014-09-11 | Minebea Co Ltd | 樹脂潤滑用グリース組成物 |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105838485A (zh) * | 2016-04-13 | 2016-08-10 | 禾泰特种新材料(苏州)有限公司 | 润滑脂组合物及其制备方法 |
CN105838485B (zh) * | 2016-04-13 | 2019-08-06 | 埃优诺特种新材料科技(山东)有限公司 | 润滑脂组合物及其制备方法 |
CN109563429A (zh) * | 2016-08-08 | 2019-04-02 | Nok克鲁勃株式会社 | 润滑脂组合物 |
CN106398832A (zh) * | 2016-08-31 | 2017-02-15 | 江苏龙蟠科技股份有限公司 | 一种风机变浆轴承润滑脂及其制备方法 |
US20190241826A1 (en) * | 2018-02-07 | 2019-08-08 | Nok Klueber Co., Ltd. | Lubricating grease composition, clutch and power window motor |
US10907113B2 (en) * | 2018-02-07 | 2021-02-02 | Nok Klueber Co., Ltd. | Lubricating grease composition, clutch and power window motor |
CN109251780A (zh) * | 2018-10-11 | 2019-01-22 | 中国石油化工股份有限公司 | 一种乘用车轮毂轴承润滑脂组合物及制备方法 |
WO2020226106A1 (ja) * | 2019-05-09 | 2020-11-12 | Jxtgエネルギー株式会社 | 潤滑方法 |
US11414620B2 (en) | 2019-08-23 | 2022-08-16 | Canon Kabushiki Kaisha | Lubricant composition, sliding apparatus, fixing apparatus, and image-forming apparatus |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6077610B2 (ja) | 2017-02-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6077610B2 (ja) | 樹脂潤滑用グリース組成物 | |
JP5875612B2 (ja) | 樹脂潤滑用グリース組成物を塗布した樹脂歯車装置 | |
JP5796834B2 (ja) | 樹脂潤滑用グリース組成物 | |
JP6847645B2 (ja) | 樹脂潤滑用グリース組成物、樹脂歯車装置及び車載用空調処理システムのアクチュエータ | |
TWI448549B (zh) | 潤滑劑組成物及使用該組成物之潤滑系統 | |
JP5450935B2 (ja) | グリース組成物 | |
EP2014751B1 (en) | Lubricant composition for oil retaining bearing | |
JP5321587B2 (ja) | 導電性グリース | |
JP5444806B2 (ja) | グリース組成物及び機械部品 | |
KR20070054179A (ko) | 윤활제 | |
JP2020015876A (ja) | 樹脂潤滑用グリース組成物および樹脂摺動部材 | |
WO2012060161A1 (ja) | 潤滑剤組成物 | |
JP5259962B2 (ja) | 樹脂潤滑用グリース組成物及び減速装置 | |
CN110117510B (zh) | 润滑脂组合物、离合器和电动窗电机 | |
JP6785628B2 (ja) | 樹脂潤滑用グリース組成物、樹脂歯車装置及び車載用空調処理システムのアクチュエータ | |
CN110662826B (zh) | 润滑脂组合物以及用其涂覆的滑动构件 | |
JP2008255272A (ja) | 潤滑油組成物 | |
JP2021508750A (ja) | 低い摩擦係数および高い耐摩耗性を有するハイブリッドグリース | |
WO2013108887A1 (ja) | グリース組成物及び軸受 | |
JP2018065910A (ja) | 潤滑剤組成物、グリース組成物、潤滑油希釈溶液、摺動部材 | |
JP5606939B2 (ja) | 含油軸受用潤滑剤組成物 | |
JPWO2015178495A1 (ja) | 転動装置 | |
JP2003261892A (ja) | 焼結含油軸受用潤滑油組成物 | |
JP2016056380A (ja) | グリース組成物及び軸受 | |
JP2005179571A (ja) | 含浸軸受油及びそれを含浸させた軸受 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150907 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150929 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20151127 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20151204 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20151127 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160921 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160928 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20161124 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170104 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170112 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6077610 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |