JP2015193542A - スキンケア化粧料 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用中及び使用後にべたつきがなく、肌表面に均一に柔軟かつ弾力のある皮膜が形成されるスキンケア化粧料を提供すること。さらには、形成した皮膜の持続性に優れ、ごわつき感や乾燥感のない保護膜が肌にハリを与え、リフトアップ効果にも優れたスキンケア化粧料を提供すること。【解決手段】次の成分(A)及び(B);(A)特定の物性値を有する、ウレタン系ポリマーとアクリル系ポリマーが複合した複合樹脂エマルション(B)カチオン変性(メタ)アクリルシリコーン系グラフト共重合体を含有することを特徴とするスキンケア化粧料。【選択図】なし

Description

本発明は使用中及び使用後にべたつきがなく、柔軟かつ弾力性のある皮膜を形成し、イオン的相互作用により肌表面に均一に吸着するため持続性に優れ、ごわつきや乾燥感のない保護膜が肌にハリを与えるスキンケア化粧料に関するものである。
肌が柔軟で弾力性に富み、ハリ感があると若々しい印象を与えるが、加齢や肌の乾燥等によってハリ感が失われてしまうため、それらの改善を目的としたスキンケア化粧料が種々提案されている。このうち、各種ビタミンやコラーゲン、ヒアルロン酸等の美容成分を肌に塗布し、肌の生理的状態を改善することによって、ハリ感を向上させる化粧料が存在するが、これらは即効性に欠け、ハリ感を実感するまでに時間を要する。
一方、このような薬効成分によるのではなく、肌上に皮膜を形成することによってハリ感を付与する化粧料も提案されており、例えば、イソステアリン酸グリセリン、ポリビニルアルコールを含有する油中水型乳化組成物(特許文献1)や、粒子径10〜2000μmの油性粒子をポリビニルアルコールを含む水相中に分散させた外用組成物(特許文献2)、寒天と特定のシリコーンオイルを含有した皮膚化粧料(特許文献3)、ステアリン酸ステアリルと炭化水素ワックスを併用した水中油型乳化化粧料(特許文献4)などが開示されている。
特開2010−229103号公報 特開2011−46629号公報 特開2010−235473号公報 特開2010−235472号公報
しかしながら、特許文献1や2では、肌上に皮膜を形成してハリ感を演出し、さらに水分蒸散を防ぐ効果や保湿効果も付与するものであるが、ポリビニルアルコールは皮膜強度が高すぎてごわつき感を感じたり、表情の動きにフィットせずヨレたりする場合があった。特許文献3も同様の機能を有するが、効果が不十分で、持続性にも欠けるものであった。さらに特許文献4は、ステアリン酸ステアリルと炭化水素の油剤を用いているため、ピンと張った感じのあるハリ感は得られ難く、ましてリフトアップ効果は満足できるものではなかった。
従って、肌に優れたハリ感を付与し、その効果を長時間に渡って持続させることができる方法が望まれており、本発明はそのようなスキンケア化粧料を提供することを課題とする。
かかる実情において、本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意研究を行った結果、カチオン変性(メタ)アクリルシリコーン系グラフト共重合体が肌表面にイオン的相互作用により付着することで、均一な皮膜を形成することが可能となり、経時による化粧効果が持続的に発揮されることを見出した。さらに、コアに硬さのあるアクリル酸ポリマー、シェルに柔軟性を有するウレタンポリマー、異なる特定構造のポリマーを含有する複合樹脂エマルションを併用すると、柔軟でごわつきがなく、均一で弾力性に富んだ皮膜を形成し、リフトアップ効果も顕著に向上することを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、次の成分(A)及び(B);
(A)以下の工程(1)〜(4)により得られる複合樹脂エマルション;
(1)エステル基含有(メタ)アクリル酸単量体を含有する重合性単量体であって、これを重合させて得られる重合体のガラス転移温度が95℃以上、105℃以下となる重合性単量体((a2)成分)の存在下で、ポリプロピレングリコールと、ジメチロールプロピオン酸と、脂肪族又は脂環式多価イソシアネートとを反応させてイソシアネート基及びカルボキシル基を含有するウレタンプレポリマー((a1)成分)を生成させ、(a1)成分及び(a2)成分の混合液を得る工程、
(2)(1)で得られた混合液中の(a1)成分が含有するカルボキシル基を当量のトリエタノールアミンを用いて中和して、(a1)成分の中和物及び(a2)成分の混合液を得る工程、
(3)(2)で得られた混合液を、水性媒体中に乳化分散させて乳化液を得る工程、
(4)(3)で得られた乳化液中の(a2)成分を重合させて、複合樹脂エマルションを得る工程
の各工程を順次行うことにより得られ、工程(1)において、ポリプロピレングリコールとして、数平均分子量1000のポリプロピレングリコールと数平均分子量2000のポリプロピレングリコールの2種を94:6〜92:8(質量比)の割合で使用し、混合液中の(a1)成分と(a2)成分との割合が、(a1)成分:(a2)成分(純分質量比)=50:50〜60:40である複合樹脂エマルション
(B)カチオン変性(メタ)アクリルシリコーン系グラフト共重合体
を含有することを特徴とするスキンケア化粧料に関する。
更に、成分(B)が下記(b1)成分、(b2)成分、(b3)成分及び(b4)成分のラジカル重合性モノマーを反応させて得られる重合体であって、25℃において99.5%エタノール中に50質量%以上溶解する(メタ)アクリルシリコーン系グラフト共重合体。
(b1)下記一般式(I)
(式中、Meはメチル基、R1は水素原子又はメチル基、R2は1又は2個のエーテル結合を含んでいてもよい、直鎖状又は分岐鎖状の炭素数1〜10の2価の飽和炭化水素基、R3は炭素数1〜10の飽和炭化水素基、mは5〜100の整数を表す。)で表される化合物
(b2)下記一般式(II)
(式中、R4は水素原子又はメチル基、R5、R6、R7は同一又は異なっていてもよく、水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基、Xは−O−、−NH−、−O−CH2−又は−O−CH2CH(OH)−、Yは直鎖状又は分岐鎖状の炭素数1〜4の2価の飽和炭化水素基、Z−は対アニオンを表す。)で表される化合物、及び、式(III)
(式中、R8、R9は同一又は異なっていてもよく、水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基、R10、R11は同一又は異なっていてもよく、水素原子又は炭素数1〜18のアルキル基、Z−は対アニオンを表す。)で表される化合物から選ばれる少なくとも1種
(b3)下記一般式(IV)
(式中、R12は水素原子又はメチル基、R13は水素原子又は直鎖状又は分岐鎖状の炭素数1〜3のアルキル基を表す。)で表される化合物
(b4)下記一般式(V)
(式中、R14は水素原子又はメチル基、R15は炭素数1〜4のヒドロキシアルキル基を表す。)で表される化合物
であることを特徴とするスキンケア化粧料に関するものである。
更に、成分(C)として多価アルコールを含有することを特徴とするスキンケア化粧料に関するものである。
本発明品は使用中及び使用後にべたつきがなく、イオン的相互作用により肌表面に均一に吸着した上に柔軟かつ弾力のある皮膜が形成されることで持続性に優れ、ごわつき感や乾燥感のない保護膜が肌にハリを与え、リフトアップ効果にも優れたスキンケア化粧料を提供するものである。
次に、本発明について詳細に説明する。なお、本明細書において、「〜」はその前後の数値を含む範囲を示すものとする。
本発明に用いられる成分(A)は、ウレタン系ポリマーとアクリル系ポリマーが複合した複合樹脂エマルションである。この複合樹脂エマルションは、イソシアネート基及びカルボキシル基を含有するウレタンプレポリマー(a1)(以下、「(a1)成分」ということがある)と、特定の重合性単量体(a2)(以下、「(a2)成分」ということがある)との混合液を水性媒体中に乳化分散し、この乳化液中の(a2)成分を重合させて得られる水性エマルジョンである。
成分(A)は、以下の工程(1)〜(4)の工程を順次行うことによって得られる。
(1)エステル基含有(メタ)アクリル酸単量体を含有する重合性単量体であって、これを重合させて得られる重合体のガラス転移温度が95℃以上、105℃以下となる重合性単量体((a2)成分)の存在下で、ポリプロピレングリコールと、ジメチロールプロピオン酸と、脂肪族又は脂環式多価イソシアネートとを反応させてイソシアネート基及びカルボキシル基を含有するウレタンプレポリマー((a1)成分)を生成させ、(a1)成分及び(a2)成分の混合液を得る工程、
(2)(1)で得られた混合液中の(a1)成分が含有するカルボキシル基を当量のトリエタノールアミンを用いて中和して、(a1)成分の中和物及び(a2)成分の混合液を得る工程、
(3)(2)で得られた混合液を、水性媒体中に乳化分散させて乳化液を得る工程、
(4)(3)で得られた乳化液中の(a2)成分を重合させて、複合樹脂エマルションを得る工程
以下各工程について説明する。まず、工程(1)において得られる(a1)成分のカルボキシル基含有ウレタンプレポリマーとは、イソシアネート基及びカルボキシル基を含有するウレタンプレポリマーであり、ポリプロピレングリコールと、ジメチロールプロピオン酸と、脂肪族又は脂環式多価イソシアネートとを反応させた重合体である。
ポリプロピレングリコールとして、数平均分子量約1000のポリプロピレングリコール(PPG1000)と数平均分子量約2000のポリプロピレングリコール(PPG2000)の2種をPPG1000:PPG2000=94:6〜92:8(質量比)の割合で使用する。
脂肪族又は脂環式多価イソシアネート化合物とは、1分子中に少なくとも2つのイソシアネート基を有するものであり、具体例としては、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、1,3−シクロヘキシレンジイソシアネート、1,4−シクロヘキシレンジイソシアネート等が例示できる。
この(a1)成分の酸価は15mgKOH/g以上であることが好ましく、20mgKOH/g以上がより好ましい。15mgKOH/g未満であると、水性溶媒への分散状態が悪くなる場合がある。一方で、その上限は70mgKOH/gであることが好ましく、60mgKOH/g以下であるとより好ましい。ジメチロールプロピオン酸の使用量は、重合により形成される(a1)成分の酸価が上記した範囲となるように調整すればよい。
ジメチロールプロピオン酸の望ましい使用割合としては、ポリプロピレングリコールとジメチロールプロピオン酸との合計中30モル%以上であることが好ましく、50モル%以上であることがより好ましい。一方で、90モル%以下であることが好ましく、80モル%以下であることがより好ましい。この範囲内とすることで、上記の酸価の範囲を満たすことができる。
一方、ポリプロピレングリコール及びジメチロールプロピオン酸と、脂肪族又は脂環式多価イソシアネート化合物との使用割合は、当量比で、ポリプロピレングリコール及びジメチロールプロピオン酸:多価イソシアネート化合物=1:1.2〜2が好ましく、1:1.5〜1.9がより好ましい。このように、ジオール成分であるポリプロピレングリコール及びジメチロールプロピオン酸に対して、脂肪族又は脂環式多価イソシアネート化合物が化学量論的に過剰となる割合で反応させることにより、(a1)成分にイソシアネート基が導入される。
(a1)成分を製造するためのウレタン生成反応は、(a2)成分の存在下で行う。この(a2)成分によって反応系が希釈されて反応を均一に行うことができる。
(a2)成分である重合性単量体は、エステル基含有(メタ)アクリル酸単量体を含有する重合性二重結合を有する単量体であり、中でも、イソシアネート基に対して反応性のない重合性単量体、すなわち、活性水素基を含まない重合性単量体が好ましい。
このような(a2)成分、特に活性水素基を含まない重合性単量体の例としては、炭素原子数が1〜24の(メタ)アクリル酸アルキルエステル、エステル基含有ビニル単量体、スチレン誘導体、ビニルエーテル系単量体等が挙げられる。
上記炭素原子数が1〜24の(メタ)アクリル酸アルキルエステルの例としては、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリル酸イソプロピル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸イソブチル、(メタ)アクリル酸s−ブチル、(メタ)アクリル酸t−ブチル、(メタ)アクリル酸ペンチル、(メタ)アクリル酸s−ペンチル、(メタ)アクリル酸1−エチルプロピル、(メタ)アクリル酸2−メチルブチル、(メタ)アクリル酸イソペンチル、(メタ)アクリル酸t−ペンチル、(メタ)アクリル酸3−メチルブチル、(メタ)アクリル酸ネオペンチル、(メタ)アクリル酸ヘキシル、(メタ)アクリル酸2−メチルペンチル、(メタ)アクリル酸4−メチルペンチル、(メタ)アクリル酸2−エチルブチル、(メタ)アクリル酸シクロペンチル、(メタ)アクリル酸シクロヘキシル、(メタ)アクリル酸ヘプチル、(メタ)アクリル酸2−ヘプチル、(メタ)アクリル酸3−ヘプチル、(メタ)アクリル酸オクチル、(メタ)アクリル酸2−オクチル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸イソオクチル、(メタ)アクリル酸ノニル、(メタ)アクリル酸3,3,5−トリメチルヘキシル、(メタ)アクリル酸デシル、(メタ)アクリル酸ウンデシル、(メタ)アクリル酸ラウリル、(メタ)アクリル酸セチル、(メタ)アクリル酸ステアリル、(メタ)アクリル酸エイコシル、(メタ)アクリル酸ドコシル、(メタ)アクリル酸テトラコシル、(メタ)アクリル酸メチルシクロヘキシル、(メタ)アクリル酸イソボルニル、(メタ)アクリル酸ノルボルニル、(メタ)アクリル酸ベンジル、(メタ)アクリル酸フェネチル等が例示される。これらの中でも、炭素原子数1〜24の(メタ)アクリル酸アルキルエステル、とりわけ炭素原子数1〜8の(メタ)アクリル酸アルキルエステルが好ましい。なお、「(メタ)アクリル」とは、「アクリル又はメタクリル」を意味する。
上記エステル基含有ビニル単量体の具体例としては、酢酸ビニル、マレイン酸ジエチル、マレイン酸ジブチル、(メタ)アクリル酸ビニル等の疎水性ビニルモノマー、(メタ)アクリル酸のフルオロアルキルエステル、ラジカル重合性不飽和基含有シリコンマクロモノマー等の不飽和基含有マクロモノマー等が例示される。
また、上記スチレン誘導体としては、スチレン、α−メチルスチレン、p−メチルスチレン、ビニルトルエン等があげられる。上記ビニルエーテル系単量体の具体例としては、ビニルメチルエーテル、ビニルシクロヘキシルエーテル等が例示される。
これらの(a2)成分は、1種類のみを用いてもよいし、複数種類を混合して用いてもよい。1種類からなる場合はその単独重合体の、複数種類からなる場合は、その組成比における共重合体のガラス転移温度が、95℃以上、105℃以下である。95℃未満であると、皮膜強度が不足して持続性が低下し、ヨレてしまうなどの問題が生じたり、リフトアップ効果が損なわれる場合がある。一方、105℃を超えると、最低造膜温度が高くなり、肌上で均一な皮膜が形成されないことがある。
なお、共重合体である場合、そのガラス転移温度の算出方法は下記式(イ)によるものである。ここで、Tgは共重合体のガラス転移温度(K)、Tga、Tgb、Tgc等は各々の単量体a、b、c等の単独重合体のガラス転移温度(K)であり、Wa、Wb、Wc等は各々の単量体a、b、cの、共重合体中の重量分率を示す。
1/Tg=(Wa/Tga)+(Wb/Tgb)+(Wc/Tgc)+…(イ)
各単独重合体のガラス転移温度は、POLYMER HANDBOOK(ポリマーハンドブック)、第3版、第6章、209ページ等に記載されている。
上記(a2)成分の存在下、ポリプロピレングリコール、ジメチロールプロピオン酸、脂肪族又は脂環式多価イソシアネートをウレタン化反応させることにより、(a1)成分が生成する。ウレタン化反応は、50〜100℃程度で、0.5〜20時間程度行えばよい。これにより、カルボキシル基及び末端にイソシアネート基を含有する(a1)成分を得ることができる。
(a1)成分の製造に使用される触媒としては、一般にウレタン化反応に使用される触媒が使用できる。具体例としては、ジブチル錫ジラウレート等が挙げられる。
(a1)成分の数平均分子量は800〜10,000であることが好ましく、1000〜9000がより好ましい。数平均分子量が800より小さいと、得られる皮膜が硬くなり、化粧料として用いる際に、ごわつき感等の問題が生じる可能性がある。一方10,000より大きいと、プレポリマーそのものの粘度が高くなり、ゲル化したり、安定なエマルジョンが得られなくなったりする場合がある。
ウレタン化反応後、生成した(a1)成分と(a2)成分との混合液が得られる。混合液中の(a1)成分と(a2)成分との混合割合は、純分重量比で(a1):(a2)=50:50〜60:40である。(a2)成分の割合がこれよりも多いと皮膜が硬くなり、肌上で均一な皮膜が形成されないことがある。一方、(a2)成分が少ないと、皮膜が柔らかすぎるため不均一となり、ヨレを生じやすくなるという問題が生じる。
工程(2)においては、上記工程(1)で得られた(a1)成分及び(a2)成分の混合液中の(a1)成分が含有するカルボキシル基を当量のトリエタノールアミンを用いて中和して、(a1)成分の中和物及び(a2)成分の混合液を得る。このように、(a1)成分が含有するカルボキシル基を中和させることにより、(a1)成分の水性媒体中での分散性を向上させることができる。
次いで工程(3)では、工程(2)で得られた(a1)成分の中和物及び(a2)成分の混合液を、水性媒体中に乳化分散させて乳化液を得る。(a1)成分の中和物及び(a2)成分の混合液に水性媒体を加える方法としては、混合液に水性媒体を滴下して分散させる方法、混合液を水性媒体中に滴下して分散させる方法のどちらを用いてもよい。水性媒体としては、水や、水とメタノール、エタノール等の水と相溶可能な有機溶媒との混合溶液等が挙げられる。この中でも、環境的な側面から、水が好ましい。乳化分散時の温度は、0℃以上が好ましく、10℃以上がより好ましい。一方で80℃以下が好ましく、60℃以下がより好ましい。温度が高過ぎると(a1)成分が変性するおそれがある。
さらに工程(4)において、工程(3)で得られた乳化液中の(a2)成分を重合させて、複合樹脂エマルションを得る。この(a2)成分の重合を行う際の重合反応は、(a2)成分に合わせた一般的な重合方法で行うことができ、例えば、上記混合液にラジカル重合開始剤を添加して行うことができる。
ラジカル重合開始剤としては、慣用のラジカル重合開始剤を用いればよく、例えば、アゾビスイソブチロニトリル、アゾビス−2,4−ジメチルバレロニトリル、アゾビスシアノ吉草酸等のアゾ系開始剤、過硫酸ナトリウム、過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウム等の過硫酸塩系開始剤、t−ブチルハイドロパーオキサイドやジラウロイルパーオキサイド、t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート、t−ブチルパーオキシピバレート等の有機過酸化物系開始剤を用いることができる。また、有機過酸化物系開始剤や過硫酸塩系開始剤と、アスコルビン酸、ロンガリット又は亜硫酸金属塩等の還元剤を組み合わせたレドックス系重合開始剤も好ましく用いられる。上記ラジカル重合開始剤の使用量は、重合性単量体(a2)に対して、0.1〜5質量%程度、好ましくは0.5〜2質量%程度とすればよい。
上記(a2)成分の重合は、重合温度10〜80℃で行うことが好ましく、30〜60℃で行うことがより好ましい。重合は、通常、発熱が終了した後、40〜90℃程度に30分〜3時間程度維持することによって、ほぼ完了する。これにより、成分(A)ポリマーエマルジョンが得られる。このポリマーは、ウレタン系ポリマーをコア、アクリル系ポリマーをシェルとした構造を有していると考えられる。
成分(A)ポリマーエマルジョンの最低造膜温度は+20℃以下であることが好ましく、+15℃以下であることがより好ましい。+20℃を超えると、得られる皮膜にクラック等の不良が生じやすくなる。また一方で、最低造膜温度は−10℃以上であることが好ましく、0℃以上であることがより好ましい。−10℃未満では得られる皮膜の持続性が悪化することがある。
かくして得られる成分(A)ポリマーエマルジョンの固形分濃度は、特に制限されるものではないが、20〜50質量%であることが好ましい。なお、この成分(A)ポリマーエマルジョンは、特開2007−001969号公報に記載の製造方法に従って製造することができる。
本発明のスキンケア化粧料における成分(A)の含有量は、固形分換算で0.05〜10質量%が好ましく、より好ましくは0.1〜5質量%である。このような範囲であれば、皮膜が柔軟なものとなるため、化粧部位に負担感が無く、弾力性に優れたハリ感を維持することができる。
本発明のスキンケア化粧料に用いられる成分(B)カチオン変性(メタ)アクリルシリコーン系グラフト共重合体は、少なくとも、下記(b1)成分、(b2)成分、(b3)成分及び(b4)成分のラジカル重合性モノマーを反応させて得られる重合体であり、その他、(b1)〜(b4)成分以外の共重合可能なモノマーを加えて反応させて得られる重合体を包含する。
本発明において(メタ)アクリルとは、アクリル及びメタアクリルを包含することを意味する。
本発明の(メタ)アクリルシリコーン系グラフト共重合体は、25℃において99.5%エタノール中に50質量%以上溶解するものである。
各モノマーの仕込割合は、本発明の効果を奏する限り制限はないが、(b1)成分〜(b4)成分のモノマーの全体に対して、(b1)成分=20〜50質量%、(b2)成分=0.5〜4質量%、(b3)成分及び(b4)成分=46〜79.5質量%であり、(b3)成分/(b4)成分=0.5〜1.5であることが好ましい。
(b3)成分及び(b4)成分以外の共重合可能なモノマーを使用する場合は、(b3)成分及び(b4)成分のモノマーの合計は、全体の66.5質量%以上であることが好ましい。
なお、本発明において、モノマーの仕込割合とは共重合体中のそれらの組成割合と略同義である。
本発明の(メタ)アクリルシリコーン系グラフト共重合体は、共重合体を20質量%となるように99.5%エタノールに溶解させたときのエタノール溶液の、25℃においてB型回転粘度計を用いて測定した粘度(単位mPa・s=CS)は、50〜250、好ましくは、70〜150である。
また、本発明の(メタ)アクリルシリコーン系グラフト共重合体のTgは、好ましくは、−10〜40℃、さらに好ましくは0〜30℃である。ここで、Tgは段落番号0027に記載した方法により、同様に算出される。
さらに、本発明の(メタ)アクリルシリコーン系グラフト共重合体は、ランダム共重合体、ブロック共重合体等の種々の形態を包含する。
以下に、共重合体の原料であるモノマーについて説明する。
(b1):一般式(I)で表されるラジカル重合性モノマー
式中、Meはメチル基、R1は水素原子又はメチル基を表す。
R2は直鎖状又は分岐鎖状の炭素数1〜10の2価の飽和炭化水素基を表し、1又は2個のエーテル結合を含んでいてもよい。具体的には、−CH2−,−(CH2)2,−(CH2)5−,−(CH2)10−、−CH2−CH(CH3)−CH2−,−CH2CH2OCH2CH2CH2−,−CH2CH2OCH2(CH3)CH2−,−CH2CH2OCH2CH2CH2OCH2CH2CH2−などが例示される。
R3は炭素数1〜10の飽和炭化水素基を表し、具体的には、 メチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピル基、n−ブチル基、s−ブチル基、i−ブチル基、t−ブチル基、n−ペンチル基、n−ヘキシル基、n−ノニル基、イソノニル基、n−デシル基等の炭素数1〜10のアルキル基;シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロへキシル基、シクロヘプチル基、シクロオクチル基、シクロドデシル基等の炭素数1〜10のシクロアルキル基;シクロプロピルメチル基、2−シクロプロピルエチル基、シクロブチルメチル基、シクロペンチルメチル基、3−シクロペンチルプロピル基、シクロへキシルメチル基、2−シクロヘキシルエチル基、シクロヘプチルメチル基、シクロオクチルメチル基等の炭素数1〜10のシクロアルキルアルキル基が挙げられる。
mは5〜100の整数を表す。
この式(I)で表わされるモノマーは、たとえば、式(I−a)
で表わされる(メタ)アクリレート置換クロロシラン化合物と式(I−b)
で表わされる片末端水酸基置換ポリシロキサンとを常法に従い、脱塩酸反応させることにより得ることができるが、合成方法は、これに限定されるものではない。
式(I)で表されるモノマーとしては、具体例には以下のものが挙げられる。なお以下の式中、Meはメチル基を、n−Buはn−ブチル基を示す。
(b2):式(II)又は式(III)で表されるラジカル重合性モノマー
(b2)成分は、下記式(II)又は式(III)で表されるカチオン性化合物から選ばれる少なくとも1種である。
式(II)中、R4は水素原子又はメチル基を表す。
R5、R6、R7は同一又は異なっていてもよく、水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基を表し、炭素数1〜4のアルキル基としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピル基、n−ブチル基、s−ブチル基、i−ブチル基、t−ブチル基が例示される。
Xは−O−、−NH−、−O−CH2−又は−O−CH2CH(OH)−を表す。
Yは直鎖状又は分岐鎖状の炭素数1〜4の2価の飽和炭化水素基を表し、−CH2−,−(CH2)2,−(CH2)3−,−(CH2)4−,−CH2−CH(CH3)−CH2−等が例示される。
Z−は対アニオンであり、例えば、塩素イオン、臭素イオン、硫酸水素イオン、硝酸イオン、過塩素酸イオン、四フッ化ホウ素イオン、六フッ化リンイオン等が例示される。
式(III)中、R8、R9は同一又は異なっていてもよく、水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基を表し、炭素数1〜4のアルキル基としてはメチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピル基、n−ブチル基、s−ブチル基、i−ブチル基、t−ブチル基が例示される。
R10、R11は同一又は異なっていてもよく、水素原子又は炭素数1〜18のアルキル基を表し、炭素数1〜18のアルキル基としては、 メチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピル基、n−ブチル基、s−ブチル基、i−ブチル基、t−ブチル基、n−ペンチル基、n−ヘキシル基、n−ノニル基、イソノニル基、n−デシル基、ラウリル基、トリデシル基、ミリスチル基、n−ペンタデシル基、パルミチル基、ヘプタデシル基、ステアリル基等が例示される。
(b3)式(IV)で表されるラジカル重合性モノマー
式中、R12は水素原子又はメチル基を表す。
R13は水素原子又は直鎖状又は分岐鎖状の炭素数1〜3のアルキル基を表し、直鎖状又は分岐鎖状の炭素数1〜3のアルキル基としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピル基が例示される。
(b4)式(V)で表されるラジカル重合性モノマー
式中、R14は水素原子又はメチル基を表す。
R15は炭素数1〜4のヒドロキシアルキル基を表し、ヒドロキシメチル基、2−ヒドロキシエチル基、3−ヒドロキシ−n−プロピル基、4−ヒドロキシ−n−ブチル基等が例示される。
(b5)その他の共重合可能なモノマー
その他の共重合可能なモノマーとしては、以下の物が例示される。
((メタ)アクリル系モノマー)
(メタ)アクリル酸n−ブチル、(メタ)アクリル酸イソブチル、(メタ)アクリル酸t−ブチル、(メタ)アクリル酸2−エチルへキシル、(メタ)アクリル酸n−へキシル、(メタ)アクリル酸n−オクチル、(メタ)アクリル酸シクロへキシル、(メタ)アクリル酸デシル、(メタ)アクリル酸ウンデシル、(メタ)アクリル酸ラウリル、(メタ)アクリル酸トリデシル、(メタ)アクリル酸ミリスチル、(メタ)アクリル酸ペンタデシル、(メタ)アクリル酸パルミチル、(メタ)アクリル酸へプタデシル、(メタ)アクリル酸ステアリル、(メタ)アクリル酸イソステアリル、(メタ)アクリル酸オレイル、(メタ)アクリル酸ベヘニル、直鎖状、分岐鎖状又は脂環式の炭化水素基を有する(メタ)アクリル酸エステル;アクリロニトリル;アクリルアミド、ジアセトンアクリルアミド、N,N−ジメチルアクリルアミド、N−t−ブチルアクリルアミド、N−オクチルアクリルアミド、N−t−オクチルアクリルアミド等の(メタ)アクリルアミド;2−(メタ)アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸等のスルホン酸基含有(メタ)アクリルアミド;アミノエチル(メタ)アクリレート、t−ブチルアミノエチルメタクリレート、メチルアミノエチル(メタ)アクリレート等のアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレート;ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート等のジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレート;ジメチルアミノエチル(メタ)アクリルアミド、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリルアミド等のジアルキルアミノアルキル(メタ)メタアクリルアミド;(メタ)アクリル酸テトラヒドロフルフリル、(メタ)アクリル酸イソボルニル、(メタ)アクリル酸グリシジル等の、環式化合物とメタ)アクリル酸のエステル類;(メタ)アクリル酸エトキシエチル、(メタ)アクリル酸メトキシエチル等の(メタ)アクリル酸アルコキシアルキルエステル;ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールモノ(メタ)アクリレート等のポリアルキレングリコールと(メタ)アクリル酸とのモノエステル類;スルホン酸基含有(メタ)アクリルエステル;(メタ)アクリロイルオキシエチルホスフェート等のメタアクリロイルオキシアルキルリン酸モノエステル;(メタ)アクリル酸グリセリル、2−メタアクリロイルオキシエチルコハク酸、2−(メタ)アクリロイルオキシエチルフタル酸、β−カルボキシエチルアクリレート、アクリロイルオキシエチルサクシネート、2−(メタ)アクリロイルオキシエチルテトラヒドロフタル酸、2−(メタ)アクリロイルオキシエチルヘキサヒドロフタル酸;1,4−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレン(n=2〜50)グリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレン(n=2〜50)グリコールジ(メタ)アクリレート、ブチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパンジ(メタ)アクリレート、メチレンビスアクリルアミド、ビスフェノールF EO変性(n=2〜50)ジ(メタ)アクリレート、ビスフェノールA EO変性(n=2〜50)ジアクリレート、ビスフェノールS EO変性(n=2〜50)ジ(メタ)アクリレート、トリメチロールエタントリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリカプロラクトネートトリ(メタ)アクリレート、トリメチロールヘキサントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジグリセリンテトラ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールプロパンテトラ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールプロパンテトラカプロラクトネート、テトラ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールエタンテトラ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールブタンテトラ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールヘキサンテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、トリペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、トリペンタエリスリトールヘプタ(メタ)アクリレート、トリペンタエリスリトールオクタ(メタ)アクリレート等のエチレン性不飽和二重結合を2個以上有する(メタ)アクリレート等が例示される。
((メタ)アクリル系以外のモノマー)
クロトン酸等の不飽和モノカルボン酸;スチレン等の芳香族ビニル化合物;イタコン酸、マレイン酸、フマル酸、無水マレイン酸、シトラコン酸等の不飽和ジカルボン酸;マレイン酸モノアルキルエステル、フマル酸モノアルキルエステル、イタコン酸モノアルキルエステル等の不飽和ジカルボン酸のモノアルキルエステル;スルホン酸基含有単量体としては、例えばビニルスルホン酸、(メタ)アリルスルホン酸等のアルケンスルホン酸;α−メチルスチレンスルホン酸等の芳香族ビニル基含有スルホン酸;(メタ)アリルアミン等の1〜3級アミノ基含有不飽和化合物;N,N−ジメチルアミノスチレン等のアミノ基含有芳香族ビニル系化合物;ジビニルベンゼン、ジイソプロペニルベンゼン、トリビニルベンゼン等のエチレン性不飽和二重結合を2個以上有する化合物;エチレン性不飽和二重結合を2個以上有するウレタンオリゴマー;エチレン性不飽和二重結合を2個以上有するシリコーン化合物;酢酸ビニル、ビニルピロリドン等が例示される。
本発明のスキンケア化粧料における成分(B)の含有量は、特に限定されないが、好ましくは0.1〜10質量%、さらに好ましくは1〜7.5質量%であり、イオン的相互作用により肌表面に均一に吸着するため持続性に優れ、ごわつきや乾燥感のない保護膜が肌にハリを与えるスキンケア化粧料に関するものである。
本発明において、さらに成分(C)多価アルコールを含有すると、成分(A)及び(B)が形成する皮膜の均一性をさらに高め、ハリ感やリフトアップ効果の持続性を向上させるため、好ましい。
成分(C)としては、特に制限されず、通常の化粧料に用いられる多価アルコールを任意に用いることができる。例えば、2価のアルコール(例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、トリメチレングリコール、1,2−ブチレングリコール、1,3−ブチレングリコール、テトラメチレングリコール、2,3−ブチレングリコール、ペンタメチレングリコール、2−ブテン−1,4−ジオール、ヘキシレングリコール、オクチレングリコール等);3価のアルコール(例えば、グリセリン、トリメチロールプロパン等);4価アルコール(例えば、1,2,6−ヘキサントリオール等のペンタエリスリトール等);5価アルコール(例えば、キシリトール等);6価アルコール(例えば、ソルビトール、マンニトール等);多価アルコール重合体(例えば、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、トリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、テトラエチレングリコール、ジグリセリン、ポリエチレングリコール、トリグリセリン、テトラグリセリン、ポリグリセリン等);糖アルコール(例えば、ソルビトール、マルチトール、マルトトリオース、マンニトール、ショ糖、エリトリトール、グルコース、フルクトース、デンプン分解糖、マルトース、キシリトース、デンプン分解糖還元アルコール等);ポリグリセリン等が挙げられ、1種又は2種以上を用いることができる。
成分(C)の含有量は特に限定されないが、0.1〜10%が好ましく、特に1〜5%がより好ましい。この範囲であれば、皮膜の均一性がさらに向上し、柔軟なハリ感の持続性が特に優れたものとなる。
本発明のスキンケア化粧料は、上記記載の成分の他に、通常化粧料に使用される成分、例えば、界面活性剤、油性成分、水溶性高分子、成分(A)以外のエマルションポリマー、粉体成分、水性成分、紫外線吸収剤、保湿剤、酸化防止剤、美容成分、防腐剤、香料などを本発明の効果を損なわない範囲で適宜配合することができる。
界面活性剤としては、非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤等が挙げられる。例えば、グリセリン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ポリグリセリン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ソルビタン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、蔗糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシアルキレンアルキル共変性オルガノポリシロキサン、ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン、レシチン等が挙げられ、1種または2種以上を用いることができる。
油性成分としては、動物油、植物油、合成油等の起源、及び、固形油、半固形油、液体油等の性状を問わず、炭化水素類、油脂類、ロウ類、硬化油類、エステル油類、脂肪酸類、高級アルコール類、シリコーン油類、フッ素系油類、ラノリン誘導体類、油性ゲル化剤類、油溶性樹脂、揮発性油剤等が挙げられる。具体的には、流動パラフィン、スクワラン、ワセリン、パラフィンワックス、セレシンワックス、マイクロクリスタリンワックス、エチレンプロピレンコポリマー、モンタンワックス、フィッシャトロプスワックス等の炭化水素類、モクロウ、オリーブ油、ヒマシ油、ミンク油、マカデミアンナッツ油等の油脂類、ミツロウ、カルナウバワックス、キャンデリラワックス、ゲイロウ等のロウ類、ホホバ油、セチルイソオクタネート、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、トリオクタン酸グリセリル、ジイソステアリン酸ポリグリセリル、トリイソステアリン酸ジグリセリル、トリベヘン酸グリセリル、リンゴ酸ジイソステアリル、ジオクタン酸ネオペンチルグリコール、コレステロール脂肪酸エステル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレステリル・ベヘニル・オクチルドデシル)等のエステル類、ステアリルアルコール、セチルアルコール、ラウリルアルコール、オレイルアルコール、イソステアリルアルコール、ベヘニルアルコール等の高級アルコール類、メチルフェニルポリシロキサン、フッ素変性オルガノポリシロキサン等のシリコーン類、パーフルオロデカン、パーフルオロオクタン、パーフルオロポリエーテル等のフッ素系油剤類、ラノリン、酢酸ラノリン、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラノリンアルコール等のラノリン誘導体、オクタン酸デキストリン、ラウリン酸デキストリン、パルミチン酸デキストリン、ミリスチン酸デキストリン、ステアリン酸デキストリン、ベヘニン酸デキストリン、ヤシ油脂肪酸デキストリン、( パルミチン酸/ オクタン酸) デキストリン、蔗糖脂肪酸エステル、デンプン脂肪酸エステル、12−ヒドロキシステアリン酸、ステアリン酸カルシウム等の油性ゲル化剤類、水添ロジン酸ペンタエリスリチル、特定のアクリル酸アルキルメチルポリシロキサンエステル等の油溶性樹脂、軽質流動イソパラフィン、イソドデカン等の炭化水素油、デカメチルシクロペンタシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、メチルトリメチコン、低重合度ジメチルポリシロキサン等のシリコーン類等の揮発性油剤等が挙げられ、1種または2種以上を用いることができる。
水溶性高分子としては、アラビアゴム、トラガカント、ガラクタン、キャロブガム、グァーガム、カチオン化グァーガム、カラヤガム、カラギーナン、ペクチン、カンテン、クインスシード(マルメロ)、デンプン(コメ、トウモロコシ、バレイショ、コムギ)、アルゲコロイド(褐藻エキス)等の植物系高分子、デキストラン、サクシノグルカン、プルラン等の微生物系高分子、コラーゲン、カゼイン、アルブミン、ゼラチン等の動物系高分子、カルボキシメチルデンプン、メチルヒドロキシプロピルデンプン等のデンプン系高分子、メチルセルロース、ニトロセルロース、エチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、セルロース硫酸ナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース、カチオン化ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、結晶セルロース、セルロース末等のセルロース系高分子、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル等のアルギン酸系高分子、ポリビニルメチルエーテル、カルボキシビニルポリマー(CARBOPOL(販売名)等)、アルキル変性カルボキビニルポリマー(PEMULEN(販売名)等)等のビニル系高分子、ポリオキシエチレン系高分子、ポリオキエチレンポリオキシプロピレン共重合体系高分子、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチルアクリレート、ポリアクリルアミド等のアクリル系高分子、ポリエチレンイミン、カチオン性ポリマー等の有機系水溶性高分子、ベントナイト、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、ラポナイト、ヘクトライト、無水ケイ酸等の無機系水溶性高分子等が挙げられ、1種または2種以上を用いることができる。
成分(A)以外のエマルションポリマーとしては、例えば、アクリル酸アルキルコポリマーエマルジョン、アクリル酸アルキルコポリマーエマルジョン、メタクリル酸アルキルコポリマーエマルジョン、メタクリル酸アルキルコポリマーエマルジョン、オルガノポリシロキサンのポリマーエマルジョン、ポリ酢酸ビニルポリマーエマルジョン等が挙げられ、1種又は2種以上を用いることができる。
粉体成分に関しては、化粧料に使用されるものであれば特に限定されず、板状、紡錘状、針状等の形状、粒子径、多孔質、無孔質等の粒子構造等により特に限定されず、無機粉体類、光輝性粉体類、有機粉体類、複合粉体類等が挙げられる。具体的には、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化アルミニウム、酸化セリウム、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、酸化クロム、水酸化クロム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、マイカ、合成マイカ、合成セリサイト、セリサイト、タルク、カオリン、炭化珪素、硫酸バリウム、ベントナイト、スメクタイト、窒化硼素等の無機粉体類、オキシ塩化ビスマス、雲母チタン、無水ケイ酸被覆雲母チタン、酸化チタン被覆ガラス末、酸化チタン・酸化鉄被覆ガラス末、酸化チタン・無水ケイ酸被覆ガラス末、アルミニウムパウダー等の光輝性粉体類、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸亜鉛、N−アシルリジン、ナイロン等の有機粉体類、微粒子酸化チタン被覆雲母チタン、微粒子酸化亜鉛被覆雲母チタン、硫酸バリウム被覆雲母チタン、酸化チタン含有二酸化珪素、酸化亜鉛含有二酸化珪素等の複合粉体、ポリエチレンテレフタレート・アルミニウム・エポキシ積層末、ポリエチレンテレフタレート・ポリオレフィン積層フィルム末、ポリエチレンテレフタレート・ポリメチルメタクリレート積層フィルム末等が挙げられ、これらを1種又は2種以上を用いることができる。また、これら粉体は1種または2種以上の複合化したものを用いても良く、フッ素化合物、シリコーン系油剤、金属石ケン、ロウ、界面活性剤、油脂、炭化水素等を用いて公知の方法により表面処理を施したものであっても良い。
水性成分としては、水に可溶な成分であれば何れでもよく、例えば、エチルアルコール、ブチルアルコール等の低級アルコール、アロエベラ、ウイッチヘーゼル、ハマメリス、キュウリ、レモン、ラベンダー、ローズ等の植物抽出液が挙げられる。水溶性高分子としては、グアーガム、コンドロイチン硫酸ナトリウム、ヒアルロン酸ナトリウム、アラビアガム、アルギン酸ナトリウム、カラギーナン等の天然系のもの、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース等の半合成系のもの、カルボキシビニルポリマー、アルキル付加カルボキシビニルポリマー、ポリアクリル酸ナトリウム等の合成系のものを挙げることができる。タンパク質、ムコ多糖、コラーゲン、エラスチン、ケラチン等の他の保湿剤を含有する事もできる。
紫外線吸収剤としては、例えばベンゾフェノン系、PABA系、ケイ皮酸系、サリチル酸系、4−tert−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン、オキシベンゾン等、保湿剤としては、例えばタンパク質、ムコ多糖、コラーゲン、エラスチン、ケラチン等、酸化防止剤としては、例えばα−トコフェロール、アスコルビン酸等、美容成分としては、例えばビタミン類、消炎剤、生薬等、防腐剤としては、例えばパラオキシ安息香酸エステル、フェノキシエタノール、1,2―ペンタンジオール等が挙げられる。
本発明のスキンケア化粧料の形態としては、特に限定されず、固形、半固形、液状等が挙げられ、透明、半透明、不透明それぞれのスキンケア化粧料として使用することができる。また、その剤型も特に限定されず、水系、油性系、乳化系(油中水型、水中油型等)、粉体系、溶剤系等が挙げられ、目的や用途に応じて適宜選択できる。
本発明のスキンケア化粧料は、例えば洗顔料、ハンドソープ、ボディソープ、クレンジング料、ポイントメイクアップリムーバー、化粧水、乳液、クリーム、マッサージ料、美容液、リップクリーム、パック、ピールオフパック、日焼け止め料等が挙げられる。
以下に実施例を挙げて、本発明を更に詳細に説明する。尚、これらは本発明を何ら限定するものではない。
[成分(A)製造例1]
温度計、攪拌装置及び還流冷却管を備えた4つ口フラスコに、反応溶媒として重合性単量体(a2)である、メチルメタクリレート19.7重量部及びn−ブチルアクリレート0.8重量部を入れ、ポリプロピレングリコール(数平均分子量1000(*1)を7.7重量部と数平均分子量2000(*2)を0.6重量部)及びジメチロールプロピオン酸2.0重量部を加え、内温50℃とし、次いで、イソホロンジイソシアネート10.2重量部を加え、90℃に加温し、この温度で5時間反応させてイソシアネート基及びカルボキシル基を含有するウレタンプレポリマー(a1)を得た。
得られたウレタンプレポリマー(a1)溶液を50℃に保ちながら、トリエタノールアミン2.3重量部を加えて、このウレタンプレポリマー(a1)中のカルボキシル基を中和した。次いで、この溶液に精製水56.6重量部を、50℃で15分間かけて滴下して、乳白色で透明性のある分散液を得た。
その後、この分散液を50℃に保温し、この温度で、ラジカル重合触媒として、t−ブチルハイドロパーオキサイドの7重量%水溶液を0.15重量部とアスコルビン酸1重量%水溶液0.05重量部を添加して、重合性単量体(a2)の重合を開始した。発熱終了後、更に70℃に昇温して3時間維持することによって、ポリマーエマルジョン1を得た。
(ポリマーエマルジョン1は、(a2)成分を重合した共重合体のガラス転移温度が約95℃、ウレタンプレポリマー(a1)と重合性単量体(a2)の混合割合が50:50である。)
*1:ポリプロピレングリコール,ジオール型,1000(和光純薬工業社製 水酸基価:111mgKOH/g)
*2:ポリプロピレングリコール,ジオール型,2000(和光純薬工業社製 水酸基価:56mgKOH/g)
[成分(A)製造例2]
温度計、攪拌装置及び還流冷却管を備えた4つ口フラスコに、重合性単量体(a2)であるメチルメタクリレート20.2重量部及びn−ブチルアクリレートを0.2重量部を加え、更にポリプロピレングリコール(前記*1を7.2重量部、前記*2を0.58重量部)及びジメチロールプロピオン酸を2.6重量部加え、内温50℃とし、次いで、イソホロンジイソシアネートを10.1重量部加え、90℃に加温し、この温度で5時間反応させてイソシアネート基及びカルボキシル基を含有するウレタンプレポリマー(a1)を得た。
得られたウレタンプレポリマー(a1)溶液を50℃に保ちながら、トリエタノールアミン2.8重量部を加えて、このウレタンプレポリマー(a1)中のカルボキシル基の全部を中和した。次いで、この溶液に水性媒体56.3重量部を、50℃で15分間かけて滴下して、乳白色で透明性のある分散液を得た。
その後、この分散液を50℃に保温し、この温度で、ラジカル重合触媒であるt−ブチルハイドロパーオキサイドの7重量%水溶液を0.14重量部とアスコルビン酸1重量%水溶液0.06重量部を添加して、重合性単量体(a2)の重合を開始した。発熱終了後、更に70℃に昇温して3時間維持することによって、ポリマーエマルジョン2を得た。
(ポリマーエマルジョン2は、(a2)成分を重合した共重合体のガラス転移温度が約102℃、ウレタンプレポリマー(a1)と重合性単量体(a2)の混合割合が50:50である。)
[成分(A)製造例3]
温度計、攪拌装置及び還流冷却管を備えた4つ口フラスコに、重合性単量体(a2)であるメチルメタクリレート19.6重量部及びn−ブチルアクリレートを0.8重量部を加え、更にポリプロピレングリコール(前記*1を8.7重量部、前記*2を0.6重量部)及びジメチロールプロピオン酸を2.3重量部加え、内温50℃とし、次いで、イソホロンジイソシアネートを8.9重量部加え、90℃に加温し、この温度で5時間反応させてイソシアネート基及びカルボキシル基を含有するウレタンプレポリマー(a1)を得た。
得られたウレタンプレポリマー(a1)溶液を50℃に保ちながら、トリエタノールアミン2.6重量部を加えて、このウレタンプレポリマー(a1)中のカルボキシル基の全部を中和した。次いで、この溶液に水性媒体56.5重量部を、50℃で15分間かけて滴下して、乳白色で透明性のある分散液を得た。
その後、この分散液を50℃に保温し、この温度で、ラジカル重合触媒であるt−ブチルハイドロパーオキサイドの7重量%水溶液を0.07重量部とアスコルビン酸1重量%水溶液0.02重量部を添加して、重合性単量体(a2)の重合を開始した。発熱終了後、更に70℃に昇温して3時間維持することによって、ポリマーエマルジョン3を得た。
(ポリマーエマルジョン3は、(a2)成分を重合した共重合体のガラス転移温度が約95℃、ウレタンプレポリマー(a1)と重合性単量体(a1)の混合割合が50:50である。)
[成分(A)製造例4]
温度計、攪拌装置及び還流冷却管を備えた4つ口フラスコに、重合性単量体(a2)であるメチルメタクリレート14.8重量部及びn−ブチルアクリレートを0.6重量部を加え、更にポリプロピレングリコール(前記*1を9.8重量部、前記*2を0.7重量部)及びジメチロールプロピオン酸を2.6重量部加え、内温50℃とし、次いで、イソホロンジイソシアネートを10.1重量部加え、90℃に加温し、この温度で5時間反応させてイソシアネート基及びカルボキシル基を含有するウレタンプレポリマー(a1)を得た。
得られたウレタンプレポリマー(a1)溶液を50℃に保ちながら、トリエタノールアミン2.9重量部を加えて、このウレタンプレポリマー(a1)中のカルボキシル基の全部を中和した。次いで、この溶液に水性媒体53.2重量部を、50℃で15分間かけて滴下して、乳白色で透明性のある分散液を得た。
その後、この分散液を50℃に保温し、この温度で、ラジカル重合触媒であるt−ブチルハイドロパーオキサイドの7重量%水溶液を0.11重量部とアスコルビン酸1重量%水溶液0.04重量部を添加して、重合性単量体(a2)の重合を開始した。発熱終了後、更に70℃に昇温して3時間維持することによって、ポリマーエマルジョン4を得た。
(ポリマーエマルジョン4は、(a2)成分を重合した共重合体のガラス転移温度が約95℃、ウレタンプレポリマー(a1)と重合性単量体(a2)の混合割合が60:40である。)
[成分(B)製造例1]
3つ口フラスコ内、窒素雰囲気下で、イソプロパノール(IPA)(*3)100gを攪拌下、70〜80℃にて、ジメチル2,2−アゾビス(2−メチルプロピオネート)(V−601)(*4)4g、片末端メタクリレート置換ジメチルポリシロキサン(X−24−8201)(*5)40g、エチルアクリレート(EA)(*6)31g、2−ヒドロキシエチルメタクリレート(HEMA)(*7)27g、3−トリメチルアンモニウムプロピルメタクリルアミドクロライド(MAPTAC)(*8)4g、イソプロパノール(*3)50gを3〜4時間かけて添加した。次いで、イソプロパノールに溶解したジメチル2,2−アゾビス(2−メチルプロピオネート)(*4)1gを添加し、70〜80℃の温度範囲内で5時間反応させ、粘稠な溶液を得た。この溶液を精製水に注ぎ込み、グラフトポリマーを沈殿析出させた後、沈殿物を濾別し、80℃にて減圧乾燥させて透明ゴム状物を87g得た。
赤外吸収スペクトルにて、得られたゴム状物が目的とする(メタ)アクリルシリコーン系グラフト共重合体であることを確認した(この生成物は、赤外吸収スペクトルによりジメチルポリシロキサン、アミド結合、エステル結合、アルキル基、水酸基を有するポリマーであることが確認された)。
モノマーの仕込割合は以下のとおりである。
MAPTAC:EA:HEMA:X−24−8201=2:31:27:40
*3:IPA 関東化学株式会社製
*4:V−601 和光純薬工業株式会社製
*5:X−24−8201 信越化学工業社製
*6:EA 関東化学株式会社社製
*7:HEMA 関東化学株式会社社製
*8:MAPTAC エボニック・デグサ・ジャパン株式会社製,50%水溶液
[成分(B)製造例2]
3つ口フラスコ内、窒素雰囲気下で、イソプロパノール(*3)50gを攪拌下、70〜80℃にて、ジメチル2,2−アゾビス(2−メチルプロピオネート)(*4)4g、片末端メタクリレート置換ジメチルポリシロキサン(X−22−174DX)(*9)40g、エチルアクリレート(*6)31g、2−ヒドロキシエチルメタクリレート(*7)27g、3−トリメチルアンモニウムプロピルメタクリルアミドクロライド(*8)4g、イソプロパノール(*3)170gを3〜4時間かけて添加した。次いで、イソプロパノールに溶解したジメチル2,2−アゾビス(2−メチルプロピオネート)(*4)1gを添加し、70〜80℃の温度範囲内で5時間反応させ、粘稠な溶液を得た。この溶液を精製水に注ぎ込み、グラフトポリマーを沈殿析出させた後、沈殿物を濾別し、80℃にて減圧乾燥させて透明ゴム状物を90g得た。
赤外吸収スペクトルにて、得られたゴム状物が目的とする(メタ)アクリルシリコーン系グラフト共重合体であることを確認した。
モノマーの仕込割合は以下のとおりである。
MAPTAC:EA:HEMA:X−22−174DX=2:31:27:40
*9:X−22−174DX 信越化学工業社製
[成分(B)製造例3]
3つ口フラスコ内、窒素雰囲気下で、イソプロパノール(*3)100gを攪拌下、70〜80℃にて、ジメチル2,2−アゾビス(2−メチルプロピオネート)(*4)4g、片末端メタクリレート置換ジメチルポリシロキサン(X−22−174ASX)(*10)40g、エチルアクリレート(*6)31g、2−ヒドロキシエチルメタクリレート(*7)27g、3−トリメチルアンモニウムプロピルメタクリルアミドクロライド(*8)4g、イソプロパノール(*3)50gを3〜4時間かけて添加した。次いで、イソプロパノールに溶解したジメチル2,2−アゾビス(2−メチルプロピオネート)(*4)1gを添加し、70〜80℃の温度範囲内で5時間反応させ、粘稠な溶液を得た。この溶液を精製水に注ぎ込み、グラフトポリマーを沈殿析出させた後、沈殿物を濾別し、80℃にて減圧乾燥させて透明ゴム状物を83g得た。
赤外吸収スペクトルにて、得られたゴム状物が目的とする(メタ)アクリルシリコーン系グラフト共重合体であることを確認した。
モノマーの仕込割合は以下のとおりである。
MAPTAC:EA:HEMA:X−22−174ASX=2:31:27:40
*10:X−22−174ASX 信越化学工業社製
[成分(B)製造例4]
3つ口フラスコ内、窒素雰囲気下で、イソプロパノール(*3)100gを攪拌下、70〜80℃にて、ジメチル2,2−アゾビス(2−メチルプロピオネート)(*4)4g、片末端メタクリレート置換ジメチルポリシロキサン(X−24−8201)(*5)40.4g、エチルアクリレート(*6)27.3g、2−ヒドロキシエチルメタクリレート(*7)31.3g、3−トリメチルアンモニウムプロピルメタクリルアミドクロライド(*8)2g、イソプロパノール(*3)50gを3〜4時間かけて添加した。次いで、イソプロパノールに溶解したジメチル2,2−アゾビス(2−メチルプロピオネート)(*4)1gを添加し、70〜80℃の温度範囲内で5時間反応させ、粘稠な溶液を得た。この溶液を精製水に注ぎ込み、グラフトポリマーを沈殿析出させた後、沈殿物を濾別し、80℃にて減圧乾燥させて透明ゴム状物を86g得た。
赤外吸収スペクトルにて、得られたゴム状物が目的とする(メタ)アクリルシリコーン系グラフト共重合体であることを確認した。
モノマーの仕込割合は以下のとおりである。
MAPTAC:EA:HEMA:X−24−8201=1:27.3:31.3:40.4
実施例1〜9及び比較例1〜7:乳液
下記表1及び表2に示す乳液を調製し、塗布直後の肌の「しなやかさ(柔軟性)」、「ハリ感(弾力性)」、及び経時の「ハリ感の持続」について、下記の方法により評価した。その結果も併せて表1及び表2に示す。
(製造方法)
(1)No.1〜6を70℃で加熱溶解し、No.7を加えて乳化する。
(2)(1)を35℃に冷却し、No.8〜22を加え均一に混合する。
(3)(2)を容器に充填し、評価用乳液を得た。
(評価方法)
化粧品評価専門パネル20名に実施例1〜9及び比較例1〜7の乳液を使用してもらい、使用直後の「しなやかさ(柔軟性)」、「ハリ感(弾力性)」、使用から3時間後の「ハリ感の持続」について、各自が以下の基準に従って7段階評価して乳液毎に評点を付し、更に全パネルの評点の平均点を以下の判定基準に従って判定した。
(評価基準)
(評点):(評価)
6 :非常に良い
5 :良い
4 :やや良い
3 :普通
2 :やや悪い
1 :悪い
0 :非常に悪い
(判定基準)
(判定):(評点の平均点)
◎ :4.5点以上
○ :3.5点以上4.5点未満
△ :1点以上3.5点未満
× :1点未満
表1、2の結果から明らかな如く、本発明の実施例1〜9の乳液は、比較例1〜8の乳液に比べ、しなやかさで弾力性のあるハリ感が感じられ、また、その皮膜が均一、かつ柔軟性をもつことから、ごわつきのないハリ感が持続し、リフトアップ効果にも優れたものであった。
これに対して、成分(A)を含有しない比較例1は、皮膜の柔軟性がなく、ごわつきが感じられた。成分(A)の複合樹脂エマルションの(a2)成分の理論Tgを6℃とした市販品を用いた比較例2では、皮膜強度が不足し、充分なハリ感が得られなかった。また、成分(A)の複合樹脂エマルションの代わりにウレタン・アクリル混合ポリマーを用いた比較例3では、皮膜の耐久性に乏しく、持続したハリ感は得られなかった。成分(A)の複合樹脂エマルションの代わりにアクリル酸アルキル共重合体エマルションポリマーを用いた比較例4では、皮膜が硬く柔軟性に欠け、時間経過とともに膜がヨレてリフトアップ効果が得られなかった。
一方、カチオン変性(メタ)アクリルシリコーン系グラフト共重合体を含有しない比較例5では、塗布直後は柔軟性とハリ感が感じられるものの、均一な膜が形成されない為、持続した効果は得られなかった。カチオン変性(メタ)アクリルシリコーン系グラフト共重合体の代わりにカチオン変性基を有するセルロースやグアーガムを用いた比較例6、7は、皮膜形成能自体が弱く、複合樹脂エマルションの効果を損ねてしまい、柔軟性やハリ感に欠けるものだった。また、カチオン変性基を持たない(メタ)アクリルシリコーン系グラフト共重合体を含有する比較例8では、イオン相互作用がないため肌への吸着力が弱く、複合樹脂エマルションの効果が充分発揮されず、しなやかさ、ハリ感に劣るものであった。
実施例10:化粧水
(成分) (%)
1.水素添加大豆リン脂質 (注10) 0.65
2.コレステロール(注11) 0.15
3.グリセリン 4
4.1,3−ブチレングルコール 5
5.セスキオレイン酸ソルビタン(注12) 0.1
6.ポリオキシエチレン(10モル)コレステリルエーテル(注13)
0.04
7.トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 0.02
8.セトステアリルアルコール(注14) 0.02
9.香料 0.03
10.精製水 20
11.乳酸ナトリウム50%水溶液 0.2
12.ポリエチレングリコール20000 (注15) 0.3
13.精製水 残 量
14.複合樹脂エマルション(注1) 3
15.(メタ)アクリルシリコーン系グラフト共重合体(注16) 5
16.1,3−ブチレングルコール 6
17.ジプロピレングリコール 5
18.エデト酸2ナトリウム 0.05
19.グリセリン 2
20.メチルパラベン 0.15
21.エタノール 3
(注10)レシノール S−10(日光ケミカルズ社製)
(注11)ニッスイマリンコレステロール(日本水産社製)
(注12)レオドール AO−15V(花王社製)
(注13)EMALEX CS−10(日本エマルジョン社製)
(注14)高級アルコール NAA 45(日油社製)
(注15)PEG―400(日油社製)
(注16)成分B製造例3の(メタ)アクリルシリコーン系グラフト共重合体
(製造方法)
(1)No.1〜9を70℃に加熱し、均一に混合する。
(2)No.10〜12を70℃に加熱し、均一に混合する。
(3)(1)に(2)を添加して、乳化する。
(4)(3)を35℃まで冷却し、高圧乳化処理する。
(5)No.15をNo.21の一部で溶解した後、No.13〜21を混合溶解し、さらに(4)に加え、均一に混合して化粧水を得た。
実施例10の化粧水は、柔軟性、弾力性、経時でのハリ感に優れた化粧水であった。
実施例11:クリーム
(成分) (%)
1.水素添加卵黄リン脂質 (注17) 5
2.ステアリン酸 1
3.ベヘニルアルコール 3
4.ワセリン 1.5
5.トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリル 10
6.流動パラフィン 5
7.ジメチルポリシロキサン(注18) 2
8.フィトステロール 1.5
9.1,3−ブチレングリコール 10
10.グリセリン 10
11.乳酸ナトリウム 2
12.キサンタンガム 0.4
13.トリエタノールアミン 0.5
14.メチルパラベン 0.15
15.香料 0.05
16.複合樹脂エマルション(注19) 6
17.(メタ)アクリルシリコーン系グラフト共重合体(注6) 3
18.エタノール 2
19.精製水 残 量
(注17)卵黄レシチンPL−100P(キューピー社製)
(注18)シリコンKF−96(10CS)(信越化学工業社製)
(注19)成分A製造例4の複合樹脂エマルジョン((a)成分:(b)成分の質量比=60:40、(b)成分の理論Tg=95℃、固形分40%)
(製造方法)
(1)No.1〜8を70℃に加熱し、均一に混合する。
(2)No.9〜15及び19を70℃に加熱し、均一に混合する。
(3)(1)に(2)を添加して、70℃にて乳化混合する。
(4)No.17をNo.18の一部で溶解した後、No.16〜18をを添加混合してクリームを得た。
実施例11のクリームは、なめらかな使用感で、柔軟性、ハリ感、リフトアップ効果に優れたクリームであった。
実施例12 日焼け止め乳液
(成分) (%)
1.大豆リン脂質 2
2.ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン(注20) 5
3.オクタメチルシクロテトラシロキサン 20
4.コハク酸ジオクチル 5
5.パラメトキシケイ皮酸−2−エチルヘキシル 5
6.モノリノール酸グリセリル(ヨウ素価123) 1
7.パラオキシ安息香酸メチル 0.1
8.シリコーン処理微粒子酸化チタン 10
9.シリコーン処理微粒子酸化亜鉛 10
10.ポリスチレン末 3
11.トリメチルシロキシケイ酸 0.5
12.ジプロピレングリコール 3
13.エチルアルコール 10
14.精製水 残量
15.L−アスコルビン酸リン酸ナトリウム 2
16.塩化ナトリウム 0.2
17.複合樹脂エマルション(注1) 5
18.(メタ)アクリルシリコーン系グラフト共重合体(注21) 2
19.亜硫酸塩 1
20.香料 適量
21.エタノール 4
(注20)ABIL EM−90(Degussa社製)
(注21)成分B製造例4の(メタ)アクリルシリコーン系グラフト共重合体
(製造方法)
(1)No.1〜11を70℃に加熱し、均一に混合する。
(2)No.12〜16を70℃に加熱し、均一に混合する。
(3)(1)に(2)を添加して、70℃にて乳化混合する。
(4)No.18をNo.21の一部で溶解した後、No.17〜21を混合溶解し、(3)に加えて日焼け止め乳液を得た。
実施例12の日焼け止め乳液は、柔軟性、ハリ感、持続したハリ感に優れた日焼け止め乳液であった。
実施例13 美容液
(処方) (%)
1.水素添加大豆リン脂質 5
2.コレステロール 0.5
3.モノリノール酸グリセリル(ヨウ素価123) 1
4.流動パラフィン 10
5.シクロメチコン 5
6.ヒドロキシステアリン酸硬化ヒマシ油 2
7.グリセリン 10
8.ジプロピレングリコール 5
9.ビタミンE 0.1
10.フェノキシエタノール 0.1
11.(アクリル酸Na/アクリロイルジメチルタウリン)コポリマー 0.1
12.カルボキシビニルポリマー 0.1
14.エチルアルコール 5
15.精製水 残量
16.カテキン 0.1
17.複合樹脂エマルション(注22) 1
18.(メタ)アクリルシリコーン系グラフト共重合体(注21) 3
19.エタノール 4
(注22)成分A製造例3の複合樹脂エマルジョン((a)成分:(b)成分の質量比=50:50、(b)成分の理論Tg=95℃、固形分40%)
(製造方法)
(1)No.11、12、15の一部を70℃に加熱し、均一に混合する。
(2)No.1〜10を70℃に加熱し、均一に混合する。
(3)(2)にNo.15を加えて均一に混合し、乳化する。
(4)(3)に(1)、No.13を加えて均一に混合する。
(5)(4)を冷却後No.14、No.16〜19を加え均一に混合して、美容液を得た。なお、成分18はあらかじめNo.19に溶解させた後、添加混合した。
実施例13の美容液は、柔軟性、ハリ感、持続したハリ感に優れた美容液であった。
実施例14 ボディーソープ
(成分) (%)
1.テトラデセンスルホン酸ナトリウム 10
2.ポリオキシエチレン(3E.O.)ラウリル硫酸ナトリウム 5
3.ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン 5
4.グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド 0.2
5.ヒドロキシプロピルメチルセルロース 0.3
6.ソルビトール 1
7.香料 適量
8.ヤシ油脂肪酸イソプロパノールアミド 0.5
9.クエン酸 0.5
10.安息香酸ナトリウム 0.5
11.精製水 残量
12.複合樹脂エマルション(注1) 10
13.(メタ)アクリルシリコーン系グラフト共重合体(注7) 4
14.エタノール 4
(製造方法)
(1)No.1〜5、8〜11を加熱して均一溶解する。
(2)(1)を冷却する。
(3)(2)にNo.6、7、12〜14を添加混合して、ボディソープを得た。なお、No.13はあらかじめNo.14に溶解させた後、添加混合した。
実施例14のボディーソープは、洗い流し後、後肌のやわらかさ、ハリ感、持続したハリ感に優れたボディーソープであった。

Claims (3)

  1. 次の成分(A)及び(B);
    (A)以下の工程(1)〜(4);
    (1)エステル基含有(メタ)アクリル酸単量体を含有する重合性単量体であって、これを重合させて得られる重合体のガラス転移温度が95℃以上、105℃以下となる重合性単量体((a2)成分)の存在下で、ポリプロピレングリコールと、ジメチロールプロピオン酸と、脂肪族又は脂環式多価イソシアネートとを反応させてイソシアネート基及びカルボキシル基を含有するウレタンプレポリマー((a1)成分)を生成させ、(a1)成分及び(a2)成分の混合液を得る工程、
    (2)(1)で得られた(a1)成分及び(a2)成分の混合液中の(a1)成分が含有するカルボキシル基を当量のトリエタノールアミンを用いて中和して、(a1)成分の中和物及び(a2)成分の混合液を得る工程、
    (3)(2)で得られた(a1)成分の中和物及び(a2)成分の混合液を、水性媒体中に乳化分散させて乳化液を得る工程、
    (4)(3)で得られた乳化液中の(a2)成分を重合させて、複合樹脂エマルションを得る工程
    の各工程を順次行うことにより得られ、工程(1)において、ポリプロピレングリコールとして、数平均分子量1000のポリプロピレングリコールと数平均分子量2000のポリプロピレングリコールの2種を94:6〜92:8(質量比)の割合で使用し、混合液中の(a1)成分と(a2)成分との割合が、(a1)成分:(a2)成分(純分質量比)=50:50〜60:40である複合樹脂エマルション
    (B)カチオン変性(メタ)アクリルシリコーン系グラフト共重合体
    を含有することを特徴とするスキンケア化粧料
  2. 前記成分(B)が、
    下記(b1)、(b2)、(b3)及び(b4)のラジカル重合性モノマーを反応させて得られる重合体であって、25℃において99.5%エタノール中に50質量%以上溶解する(メタ)アクリルシリコーン系グラフト共重合体
    (b1)下記一般式(I)
    (式中、Meはメチル基、R1は水素原子又はメチル基、R2は1又は2個のエーテル結合を含んでいてもよい、直鎖状又は分岐鎖状の炭素数1〜10の2価の飽和炭化水素基、R3は炭素数1〜10の飽和炭化水素基、mは5〜100の整数を表す。)で表される化合物
    (b2)下記一般式(II)
    (式中、R4は水素原子又はメチル基、R5、R6、R7は同一又は異なっていてもよく、水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基、Xは−O−、−NH−、−O−CH2−又は−O−CH2CH(OH)−、Yは直鎖状又は分岐鎖状の炭素数1〜4の2価の飽和炭化水素基、Z−は対アニオンを表す。)で表される化合物、及び、式(III)
    (式中、R8、R9は同一又は異なっていてもよく、水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基、R10、R11は同一又は異なっていてもよく、水素原子又は炭素数1〜18のアルキル基、Z−は対アニオンを表す。)で表される化合物から選ばれる少なくとも1種
    (b3)下記一般式(IV)
    (式中、R12は水素原子又はメチル基、R13は水素原子又は直鎖状又は分岐鎖状の炭素数1〜3のアルキル基を表す。)で表される化合物
    (b4)下記一般式(V)
    (式中、R14は水素原子又はメチル基、R15は炭素数1〜4のヒドロキシアルキル基を表す。)で表される化合物
    であることを特徴とする請求項1に記載のスキンケア化粧料
  3. さらに、成分(C)として多価アルコールを含有することを特徴とする請求項1または2に記載のスキンケア化粧料

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