JP2015193392A - 粉末用容器のキャップ - Google Patents

粉末用容器のキャップ Download PDF

Info

Publication number
JP2015193392A
JP2015193392A JP2014071912A JP2014071912A JP2015193392A JP 2015193392 A JP2015193392 A JP 2015193392A JP 2014071912 A JP2014071912 A JP 2014071912A JP 2014071912 A JP2014071912 A JP 2014071912A JP 2015193392 A JP2015193392 A JP 2015193392A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
powder
cap
discharge port
partition wall
container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014071912A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6356993B2 (ja
Inventor
明人 小野寺
Akito Onodera
明人 小野寺
佐藤 進
Susumu Sato
佐藤  進
有哉 川崎
Yuya Kawasaki
有哉 川崎
早紀 中本
Saki Nakamoto
早紀 中本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiwa Can Co Ltd
Original Assignee
Daiwa Can Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daiwa Can Co Ltd filed Critical Daiwa Can Co Ltd
Priority to JP2014071912A priority Critical patent/JP6356993B2/ja
Publication of JP2015193392A publication Critical patent/JP2015193392A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6356993B2 publication Critical patent/JP6356993B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Closures For Containers (AREA)

Abstract

【課題】キャップ内における粉末の流通性を向上させて定量の内容物を安定的に得る。【解決手段】粉末用容器1のキャップ3において、キャップ3内の計量室Zとして、仕切り壁部13により排出口Dとは反対側に仕切られた第1計量室Xと、キャップ本体10と内部案内体20との嵌合部分により区画される第2計量室Yとが設けられており、容器本体2の内部に収容された粉末Pを各計量室X,Yを経由させて排出口Dから排出させるように構成され、軸線方向で仕切り壁部13の先端13sが先端部分23の先端23sよりも上方に配置されている。【選択図】図1

Description

この発明は、粉末用容器に装着された状態で内容物である粉末を定量的に排出させるように構成されたキャップに関する。
粉末や顆粒などの粉粒体を内容物とする容器では、容器本体内から使用量に応じた分量だけ内容物が排出されることが望まれる。従来、内容物が計量された状態で排出されるように構成されたキャップ構造が知られている。
例えば、特許文献1,2,3には、キャップの天板部分に排出口が設けられた粉粒体用容器が開示されており、粉粒体である内容物が容器本体内からキャップ内を経て排出口から外部へ排出されるように構成されている。そのキャップ内には、所定量の内容物を一時的に収容する計量室として第1計量室と第2計量室とが設けられている。そして、容器本体内の粉粒体がキャップ内に形成された各計量室を経て排出口から容器外へ排出されることにより、定量分の内容物を得られることが記載されている。
各特許文献に記載された内容物の排出方法では、まず排出口が上向きとなる正立状態にしてから排出口が下向きとなる倒立状態にすると、粉粒体が容器本体内から第1計量室内へ移動して第1計量室内に定量分だけ収容される。つぎに、倒立状態の容器を再び正立状態に戻すことにより、第1計量室内の粉粒体が第2計量室へ移動させられる。その後、正立状態の容器を再び倒立状態にすることにより、第2計量室内の粉粒体が排出口から容器外へ排出される。
特開平11−115960号公報 特開平05−278766号公報 実開平02−031864号公報
上述した各特許文献に記載された内容物の排出方法によれば、キャップ内の粉粒体は、容器が正立状態の場合には第2計量室内のみに収容され、容器が倒立状態の場合には第1計量室内のみに収容される。つまり、粉粒体は重力によりキャップ内の流路を移動し、粉粒体を一方の計量室へ向けて移動させている場合には他方の計量室内からは粉粒体が流出する。したがって、倒立状態の容器では、第2計量室内から下向きに開口する排出口へ向けて粉粒体が移動させられる。
しかしながら、各特許文献に記載された構成では、流動性の悪い粉粒体を内容物とする場合、排出量が大きくばらついてしまう。それは、キャップ内における粉粒体の移動量にばらつきが生じることによる。例えば、流動性の悪い粉粒体とは、小麦粉のように微粒子で付着し易く粘り気のあるものである。すなわち、粒径や摩擦力などに起因して安息角が大きくなる粉粒体では、移動流路内で粉粒体がアーチ状になるいわゆるブリッジを形成し易い。そのため、各引用文献に記載された構成では、流動性の悪い粉粒体がキャップの排出口に到る途中で、キャップ内面に粉粒体が付着してしまい、あるいはキャップ内の狭窄部分で粉粒体がブリッジを生じてしまう。つまり、内容物がキャップ内で詰まってしまう可能性がある。
この発明は上記の事情を背景としてなされたものであり、キャップ内における粉末の流通性を向上させて安定的に定量の内容物が得られる粉末用容器のキャップを提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために、請求項1に係る発明は、容器本体の内部に収容されている粉末を排出口から外部に排出する際に複数の計量室を経由させた前記粉末が前記排出口から排出されるように構成され、前記計量室は、所定量の前記粉末を堆積させるように形成されているとともに、前記粉末を一方の計量室へ向けて移動させている場合には他方の計量室内からは前記粉末が流出するように形成された粉末用容器のキャップにおいて、中心軸線に対して偏心した位置に前記排出口が設けられた天板部と、前記天板部の周縁部から垂下して形成され、かつ前記容器本体の吐出口を形成する開口首部の外周部分に嵌合する筒状の側壁部と、前記天板部の内面から所定軸線方向長さに垂下するように形成され、かつ前記排出口を仕切るように配置された仕切り壁部とを有する中空状のキャップ本体と、前記側壁部の内周面に嵌合され、かつ前記開口首部側を向く大径開口端を形成する環状嵌合部と、前記環状嵌合部から前記開口首部側とは反対側に延びる傾斜壁部により開口径が縮径するように形成され、かつ先端部分が小径開口端を形成する略漏斗状の案内部とを有する筒状の内部案内体とを備え、第1の前記計量室は、前記天板部の内面のうち前記仕切り壁部により前記排出口とは反対側に仕切られた領域に前記粉末を堆積させるように形成されているとともに、前記中心軸線に対して偏心した位置に配置された前記小径開口端の全体と軸線方向で対向する範囲に配置され、第2の前記計量室は、前記キャップ本体における前記側壁部の内周面と前記内部案内体における前記環状嵌合部の外周面との嵌合部分により閉塞された部分に前記第1の計量室から移動した前記粉末を堆積させるように形成されているとともに、前記排出口および前記第1の計量室のうち前記小径開口端と対向していない部分と対向して配置され、軸線方向で前記仕切り壁部の先端が前記小径開口端を形成する前記先端部分の先端よりも前記天板部側に配置されていることを特徴とするものである。
請求項2に係る発明は、請求項1の発明において、前記仕切り壁部の先端における内周縁と前記小径開口端の先端における外周縁とが最も接近している箇所および前記中心軸線を含む断面において、当該内周縁と当該外周縁とを結ぶ線分は、径方向に対する傾斜角度が前記粉末の安息角よりも小さくなるように形成されていることを特徴とする粉末用容器のキャップである。
請求項3に係る発明は、容器本体の内部に収容されている粉末を排出口から外部に排出する際に複数の計量室を経由させた前記粉末が前記排出口から排出されるように構成され、前記計量室は、所定量の前記粉末を堆積させるように形成されているとともに、前記粉末を一方の計量室へ向けて移動させている場合には他方の計量室内からは前記粉末が流出するように形成された粉末用容器のキャップにおいて、中心軸線に対して偏心した位置に前記排出口が設けられた天板部と、前記天板部の周縁部から垂下して形成され、かつ前記容器本体の吐出口を形成する開口首部の外周部分に嵌合する筒状の側壁部と、前記天板部の内面から所定軸線方向長さに垂下するように形成され、かつ前記排出口を仕切るように配置された仕切り壁部とを有する中空状のキャップ本体と、前記側壁部の内周面に嵌合され、かつ前記開口首部側を向く大径開口端を形成する環状嵌合部と、前記環状嵌合部から前記開口首部側とは反対側に延びる傾斜壁部により開口径が縮径するように形成され、かつ先端部分が小径開口端を形成する略漏斗状の案内部とを有する筒状の内部案内体とを備え、第1の前記計量室は、前記天板部の内面のうち前記仕切り壁部により前記排出口とは反対側に仕切られた領域に前記粉末を堆積させるように形成されているとともに、前記中心軸線に対して偏心した位置に配置された前記小径開口端の全体と軸線方向で対向する範囲に配置され、第2の前記計量室は、前記キャップ本体における前記側壁部の内周面と前記内部案内体における前記環状嵌合部の外周面との嵌合部分により閉塞された部分に前記第1の計量室から移動した前記粉末を堆積させるように形成されているとともに、前記排出口および前記第1の計量室のうち前記小径開口端と対向していない部分および前記排出口と対向して配置され、前記仕切り壁部は、前記平板部を前記第1の計量室側と前記排出口側とに二分するように前記側壁部に接続されて一連に形成され、前記仕切り壁部と前記側壁部との接触角度は、前記第1の計量室側が鈍角になるように形成されていることを特徴とするものである。
請求項4に係る発明は、請求項3の発明において、前記仕切り壁部は、中央部分に前記小径開口端の形状に沿うように形成された湾曲部をさらに有していることを特徴とする粉末用容器のキャップである。
請求項1の発明によれば、排出口に向けてキャップ内の粉末をスムーズに移動させることができるので、排出口から排出される粉末量がばらつくことを低減できる。仕切り壁部と小径開口端との軸線方向間隔が設けられているため、第1の計量室と第2の計量室とを繋ぐ流路の流路幅が広くなり、第1の計量室から第2の計量室へ粉末が移動し易くなる。すなわち、粉末がブリッジを形成し難くなる。さらに、仕切り壁部の先端が小径開口端よりも天板部側に配置されていることにより、粉末の移動流路における障壁を削減できる。
請求項2の発明によれば、粉末の安息角に応じて仕切り壁部の先端と小径開口端との軸線方向間隔を設定できるので、第1の計量室から粉末が溢れることを防止でき、かつ移動流路内の障壁となる仕切り壁部を低くできる。
請求項3の発明によれば、排出口に向けてキャップ内の粉末をスムーズに移動させることができるので、排出口から排出される粉末量がばらつくことを低減できる。仕切り壁部と断面円形状の側壁部との接触角度は第1の計量室側が鈍角に形成されているため、第1の計量室内に堆積する粉末がその鈍角領域に詰まることを防止し、第1の計量室内から移動しなくなることを低減できる。そのため、第1の計量室から第2の計量室への粉末の移動量は、所望の粉末量となる。したがって、キャップ内の粉末が移動流路中の狭窄部分で滞留することを低減でき、定量の粉末を排出できる。
請求項4の発明によれば、第1の計量室を区画する仕切り壁部の内周面形状が、中央部分の湾曲部によって、第1の計量室内の粉末を第2の計量室側へスムーズに流出させられる形状に形成されている。そのため、第1の計量室内に粉末が滞留することを防止でき、ひいてはその滞留粉末により第1の計量室における計量誤差が生じることおよび粉末の排出量がばらつくことを低減できる。つまり、排出口から定量分の粉末を排出させた後にキャップの姿勢を戻す場合に、第1の計量室から第2の計量室へ粉末がスムーズに流出でき、排出量のばらつきを低減できる。
この発明の第1実施例における粉末用容器のキャップを模式的に示した中心軸線を含む断面図であり、キャップ構造が対称となる部分における断面形状を示した説明図である。 (a)は図1に示すキャップのうちキャップ本体を示した断面図であり、(b)は(a)に示すキャップ本体の下面図であり、(c)は図1に示すキャップのうち内部案内体を示した断面図であり、(d)は(c)に示す内部案内体の下面図である。 (a)は倒立状態の容器に装着されているキャップの断面図を示し、(b)は(a)に示すキャップを下方からみたスケルトン図である。 図1に示す粉末用容器を正立状態あるいは倒立状態にした場合のキャップ内の粉末を示し、(a)は倒立状態の容器である場合を示し、(b)は(a)に示す倒立状態から正立状態に戻した場合を示し、(c)は(b)に示す正立状態から再度倒立状態にした場合を示した説明図である。 この発明の第2実施例における粉末用容器のキャップを示した断面図である。 図5に示すキャップ内に収容されている粉末の状態を示した説明図である。
以下、この発明の第1実施例における粉末用容器のキャップについて具体的に説明する。図1に示すように、第1実施例の粉末用容器1は、内部に内容物として粉末Pを収容する中空構造の容器本体2と、容器本体2に装着され容器本体2の天面に形成された容器吐出口Aを覆うキャップ3とにより構成されている。
キャップ3の天面には、粉末用容器1における排出口Dが形成されており、容器本体2内に収容されていた粉末Pがキャップ3内を移動させられて排出口Dから粉末用容器1外に排出されるように構成されている。なお、この説明では、容器本体2にキャップ3が装着されている状態を粉末用容器1と記載し、粉末用容器1の中心軸線Iを用いて説明する場合がある。また、中心軸線Iと平行な方向を軸線方向とするとともに、中心軸線Iと直交する方向を径方向とする。
粉末Pは、比較的に粒径が小さい微粒子状の粉末であって、安息角が所定角度αとなる粉末である。例えば、粉末Pは粉末状洗剤である。なお、粉末Pは小麦粉のような微粒子であり、付着し易く、粘り気のあるものでもよい。つまり、粉末Pには、粒径や摩擦力などに起因する安息角αが大きい粉末すなわち流動性の悪い粉末であってブリッジを形成し易いものが含まれる。
容器本体2は、粉末用容器1において粉末Pを貯留する中空容器である。容器本体2の上部には、天面の全面が開口する容器吐出口Aを形成する円筒状の開口首部2aが設けられている。また、開口首部2aの外周部はキャップ3との嵌合部分を構成する。容器吐出口Aは、中心軸線Iを中心とする円形状に開口しており容器本体2における粉末Pの出口を形成する。
キャップ3は、容器吐出口Aを閉塞するスクリューキャップに形成され、開口首部2aの外周部に装着される。例えば、キャップ3の内周部にはキャップ側ねじ部が設けられ、そのキャップ側ねじ部とねじ嵌合する容器側ねじ部が開口首部2aの外周部に設けられている。
また、キャップ3内には、粉末Pが容器本体2内から排出口Dに到る過程で一時的に定量の粉末Pを収容する計量室Zが形成されている。計量室Zとして、粉末移動流路の上流側に設けられた第1計量室Xと、その下流側に設けられた第2計量室Yとが含まれる。つまり、粉末用容器1は、キャップ3内の各計量室X,Yで粉末Pを計量してから排出口Dでキャップ3外に排出させることにより、定量の粉末Pが得られるように構成されている。
具体的には、キャップ3は、容器本体2の開口首部2aにねじ嵌合するキャップ本体10と、そのキャップ本体10内部に装着される内部案内体20とにより構成されている。キャップ本体10を容器本体2から取り外すことによりキャップ本体10とともに内部案内体20も容器本体2から取り外されるように構成されている。つまり、キャップ3において、キャップ本体10はキャップ3の外表面を形成するとともに排出口Dを備えるアウター構造体であり、内部案内体20はキャップ3内で粉末Pを移動させる経路を形成するインナー構造体である。したがって、第1計量室Xおよび第2計量室Yは、キャップ本体10の内部構造と内部案内体20とにより形成されている。
ここで、図2を参照して、キャップ3を構成するキャップ本体10と内部案内体20とについて詳細に説明する。図2(a),(b)にはキャップ本体10を示し、図2(c),(d)には内部案内体20を示してある。
キャップ本体10は、外表面のうち、天面を形成する円形状の天板部12と、外周側面を形成する円筒状の側壁部11とを有する。側壁部11の内面および天板部12の内面は、第1計量室Xを形成する。その天板部12には板厚方向に貫通された排出口Dが設けられている。また、側壁部11は、天板部12の周縁部分12cから垂下して形成されたスカート部であって、キャップ3のうち容器本体2の開口首部2aとねじ嵌合する部分を構成する。つまり、キャップ本体10は、底部の一部に排出口Dが設けられ、軸線方向で底部と反対側が全面開口した有底円筒体に形成され、軸線方向でその開口端側における側壁部11の内周部には、容器本体2における開口首部2aの容器側ねじ部とが嵌合するキャップ側ねじ部が設けられている。
天板部12には、径方向に平行な平坦部12aと、径方向に対して傾斜する傾斜部12bとが含まれる。平坦部12aは、径方向で中心軸線Iを含む範囲に配置され、側壁部11による円形状のうち直径部分を含む略半月形状に形成されている。一方、傾斜部12bは、中心軸線Iを含まない範囲に配置され、側壁部11による円形状において直径部分を含まない略半月形状に形成されている。周縁部分12cは、平坦部12aの周縁部分と傾斜部12bの周縁部分とを含む。
排出口Dは、平坦部12aに設けられている。排出口Dは、中心軸線Iに対して偏心した位置に設けられ、長軸が平板部12の周縁部分12cに沿って湾曲した楕円形状に開口している。すなわち、排出口Dの開口形状は一部が側壁部11に沿う形状に形成されている。
さらに、キャップ本体10のうち第1計量室Xを区画する構成として、排出口Dを仕切る仕切り壁部13が設けられている。仕切り壁部13は、平坦部12aの内面から下方へ延びる壁部により形成され、長さ方向の両端部分13a,13aが側壁部11に接続されて一連に形成されている。
また、仕切り壁部13は、側壁部11による円形状の中心軸線I(中心点)を通らないように配置され、排出口Dの形状に沿って形成されている。仕切り壁部13により天板部12の内面側が、排出口Dが設けられた側と、排出口Dとは反対側の中心軸線Iを含む側とに二分されて仕切られている。つまり、キャップ本体10の内面側では、仕切り壁部13により仕切られた中心軸線Iを含む側が第1計量室Xを形成している。なお、キャップ本体10の内面のうち第1計量室Xを形成する部分において、側壁部11から平板部12の中心軸線Iに対応する位置へ到るまでの構成は、側壁部11から傾斜部12bを介して平坦部12aに接続された部分と、側壁部11が直接平坦部12aに接続された部分とを含む。
具体的には、仕切り壁部13における長さ方向の形状は、両端部分13a,13a間の中央部分に配置された半楕円状の湾曲部13bと、湾曲部13bの両側にエッジ部13c,13cを介して配置された直線状のストレート部13d,13dとにより形成されている。ストレート部13dは、両端部分13aを介して側壁部11に接続されており、両端部分13aから湾曲部13bに向けて所定長さに形成される。
ここで、側壁部11の内周面により形成される円との関係でストレート部13dの形状を説明すると、ストレート部13dは、その円の弦のうち円中心点を通らない所定の弦上を延びるように配置されている。図2(b)に示す例では、各ストレート部13d,13dが同一の弦上に配置されている。また、その弦が円中心点を通らないため、ストレート部13dと側壁部11との接続部分では、排出口D側が鋭角に形成され、第1計量室X側が鈍角に形成される。すなわち、キャップ本体10の内面側における側壁部11と仕切り壁部13との接続部分周辺において、中心軸線Iに直交する平面で第1計量室X側の空間が排出口D側の空間よりも広く形成されている。
湾曲部13bは、各ストレート部13dの間を繋ぐように形成されており、前述した弦に対して中心軸線Iから離れる方向に湾曲している。例えば、湾曲部13bの湾曲形状は、後述する内部案内体20における先端部分23の外周形状に沿うように形成される。その湾曲部13bの形状に沿うようにして排出口Dの開口形状が形成されている。
なお、仕切り壁部13は、所定の厚さかつ軸線方向で平坦部12aから所定の高さに形成される。例えば、仕切り壁部13の高さは、全体で同じ高さであり、傾斜部12bのうち軸線方向で平坦部12aから最も離れた部分よりも高い。具体的には、軸線方向で仕切り壁部13の先端(下端)13sは傾斜部12bよりも下方に配置されている。
さらに、キャップ本体10の内周面を形成する側壁部11には、内部案内体20を装着させる部分としてキャップ側ねじ部の上方に段差部14が設けられている。段差部14は、軸線方向でキャップねじ部側から天板部12側に向けて小径となる径方向の段差により形成されている。つまり、軸線方向で内部案内体20が天板部12側に移動しないようにするストッパーとして段差部14が機能する。また、天板部12には、排出口Dを開閉可能に形成されたヒンジ部15が接続されている。
内部案内体20は、キャップ本体10内に装着される略漏斗状の筒体であり、側壁部11内に嵌め込まれる環状嵌合部21と、軸線方向で先端部分23側に向けて開口径が縮径する案内部22とを有する。環状嵌合部21は円筒状に形成され、先端部分23は楕円筒状に形成されている。環状嵌合部21により内部案内体20における一方の開口端である大径開口端Bが形成される。また、先端部分23により内部案内体20における他方の開口端である小径開口端Cが形成される。その環状嵌合部21と先端部分23との間に案内部22が形成されている。
案内部22は、中心軸線Iに対して傾斜する傾斜壁部22aと、中心軸線Iに平行な垂直壁部22bとにより形成されている。つまり、小径開口端Cは、中心軸線Iに対して偏心した位置に設けられ、楕円形状に開口している。なお、先端部分23は、垂直壁部22bにより形成された所定の高さを有する円筒形状であってもよい。
また、環状嵌合部21には、軸線方向で案内部22側に向けて径方向内方に段差する段差部24が設けられている。環状嵌合部21がキャップ本体10の側壁部11内に嵌め込まれることにより、段差部14,24同士が軸線方向で係合する。すなわち、内部案内体20の段差部24がキャップ本体10の段差部14に引っ掛かることにより、軸線方向で天板部12側に内部案内体20が移動しないように構成されている。
ここで、キャップ3の内部構造について説明する。図1,図3(a)に示すように、第2計量室Yは、内部案内体20の環状嵌合部21とキャップ本体10の側壁部11との嵌合部分により閉塞されているとともに、案内部22の外周面と側壁部11の内周面とに囲まれた空間に形成されている。具体的には、側壁部11と環状嵌合部21と案内部22と段差部24とにより第2計量室Yが区画されている。つまり、第2計量室Y内は軸線方向で前述した閉塞された部分に向けて径方向間隔が狭くなる。また、側壁部11と天板部12と仕切り壁部13と先端部分23とにより第1計量室Xが区画されている。
例えば、図1に示す正立状態のキャップ3では、第1計量室Xを下方に向けて開口するカップ形状とみなし、第2計量室Yを上方に向けて開口するカップ形状とみなせる。一方、図3に示す倒立状態のキャップ3では、第1計量室Xを上方に向けて開口するカップ形状とみなし、第2計量室Yを下方に向けて開口するカップ形状とみなせる。したがって、正立状態では、第2計量室Yが計量室Zとしての底部すなわち粉末Pの受け皿となる部分を構成する。反対に倒立状態では、第1計量室Xが計量室Zとしての底部すなわち粉末Pの受け皿となる部分を構成する。
また、第1計量室Xと第2計量室Yとは連絡流路Sにより連通されている。連絡流路Sは、キャップ本体10の仕切り壁部13と内部案内体20の先端部分23とにより形成されている。図3(a)に示すように、第1計量室Xの開口面は内部案内体20の小径開口端Cによる開口面と軸線方向で対向する。また、図3(b)に示すように、第1計量室Xの開口形状は、小径開口端Cの開口形状を含む大きさである。連絡流路Sの流路断面は、第1計量室Xの開口面のうち小径開口端Cと軸線方向で対向しない部分により形成される。言い換えれば、図1に示すように、仕切り壁部13の先端13sと先端部分23の先端23sとにより囲まれた部分により連絡流路Sの流路断面が形成される。
例えば、軸線方向で平坦部12aから仕切り壁部13の先端13sまでの高さと、平坦部12aから先端部分23の先端23sまでの高さとが同じ高さに形成されている。その場合、連絡流路Sの流路断面は径方向と平行に形成される。そのため、図3(b)に示すように、連絡流路Sの流路断面における仕切り壁部13と先端部分23との間隔は、先端部分23の先端23sにおける外周縁上の所定点P1と、仕切り壁部13の先端13sにおける内周縁上の所定点P2とを結ぶ径方向線分Lに該当する部分が最も狭くなる。すなわち、径方向断面において仕切り壁部13と先端部分23とが最も接近した部分が連絡流路Sにおける最も狭い開口部分となる。
したがって、第2計量室Yにおける開口面の一部が連絡流路Sを介して第1計量室Xと軸線方向で対向しているとともに、その開口面のうち残りの部分はキャップ本体10の排出口Dの開口面と軸線方向で対向している。なお、キャップ3では、第1計量室Xから連絡流路Sを通過して第2計量室Yに到る粉末Pが内部案内体20の傾斜壁部22aの外周面に沿って第2計量室Y内の底部へ移動するように構成されている。
例えば、天板部12は、直径が59.1mm、面積が約2743mmに形成されている。また、先端部分23の小径開口端Cは、開口面積が約704mm、長軸が40mm、短軸が23mmに形成されている。したがって、小径開口端Cの開口面積は、天板部12の面積に対して約26%の大きさとなる。好適には小径開口端Cの開口面積が天板部12の面積の20〜50%に設定されることが望ましい。
次に、粉末Pが容器本体2内から粉末用容器1における排出口Dに到るまでのキャップ3内の移動状態について説明する。まず、図1に示す正立状態の粉末用容器1を倒立状態にすることにより、容器本体2内の粉末Pが容器吐出口Aから吐出されてキャップ3の内部案内体20内に移動する。その粉末Pは、内部案内体20の入口である環状嵌合部21の大径開口端Bを通過して案内部22により案内されて出口である先端部分23の小径開口端Cへ到る。そして、小径開口端Cから案内部22外に粉末Pが吐出される。
先端部分23は、粉末Pがブリッジを形成しない大きさの開口径に形成されている。そのため、小径開口端Cから落下する粉末Pの落下速度は略一定に保たれる。そして、内部案内体20の先端部分23から吐出された粉末Pは、小径開口端Cを含む範囲に開口する第1計量室Xに落下して第1計量室X内に堆積する。つまり、粉末用容器1を倒立状態にさせることにより、粉末Pが重力によって落下して底部を構成する第1計量室X内に収容される。
具体的には、第1計量室X内に粉末Pが堆積する過程において、小径開口端Cから第1計量室X内に落下した粉末Pは傾斜壁部12bにより仕切り壁部13側に移動する。したがって、平坦部12aの内面を傾斜壁部12b側から仕切り壁部13側に向けて広がる。そして、仕切り壁部13の内周面に接触してより粉末Pの広がりがせき止められることにより、湾曲部13bおよびストレート部13dの内周面に沿って高さ方向に堆積する。
特に、粉末Pが第1計量室X内を径方向に広がり仕切り壁部13に接触する場合、仕切り壁部13のうちまず湾曲部13bの内周面に接触する。そして、湾曲部13bの全体に亘り接触した粉末Pは、エッジ部13cからストレート部13dにかけて接触する。このストレート部13dと粉末Pとの接触状態は、粉末Pがストレート部13dの両端部分13aには到達しにくい状態となる。つまり、粉末Pは安息角αが大きい粉末であるため、鈍角に形成された仕切り壁部13と側壁部11との接続部分には行き渡りにくい。すなわち、第1計量室X内における狭窄部分には、粉末Pが到達しにくいように構成されている。
図4(a)には、第1計量室X内に収容された粉末Pの堆積状態を示してある。図4(a)に示すように、倒立状態の粉末用容器1では、第1計量室X内に収容された粉末Pが、安息角αの状態で仕切り壁部13の内面に沿って所定の高さまで堆積している。また、粉末Pの移動は、図4(a)に示す堆積状態で一時的に停止する。要は、小径開口端Cの高さまで粉末Pが堆積すると、粉末Pがそれ以上第1計量室X内に流入しなくなる。すなわち、仕切り壁部13を越え連絡流路Sを介して排出口D側に粉末Pが溢れ出ることなく第1計量室X内に粉末Pが収容される。つまり、仕切り壁部13の高さは、先端部分23の小径開口端Cを形成する部分のうち最も仕切り壁部13側に位置する部分から径方向に対して安息角と同じ角度αに設定し軸線方向で天板部12側に延ばした直線と仕切り壁部13とが交差する高さに形成されている。なお、図4中に示す矢印は粉末Pの移動方向を模式的に示している。
そして、倒立状態の粉末用容器1を再び正立状態にすることにより、キャップ3内の粉末Pが移動して、図4(a)に示す状態から図4(b)に示す状態に遷移する。図4(b)に示すように、第1計量室X内に収容されていた所定量の粉末Pが、流路Sを通過して第2計量室Y内に到る。例えば、第2計量室Yは、内部に容器吐出口Aから吐出量が15gとなる量の粉末Pを収容するように設計されている。その際、粉末Pは重力により移動するため、第1計量室Xに収容されていた粉末Pの一部は、小径開口端C内に落下して大径開口端Bおよび容器吐出口Aを通過して容器本体2内に戻る。
その後、再び正立状態の粉末用容器1を倒立状態にすることにより、第2計量室Y内の粉末Pが排出口Dから容器外に排出される。例えば、図4(b)に示す状態の粉末用容器1を図中で反時計回りに180度回転させることにより粉末用容器1は図4(c)に示す状態に遷移する。その図4(b)に示す状態から図4(c)に示す状態に遷移する過程で、第2計量室Y内の粉末Pは、軸線方向で第2計量室Yと排出口Dと繋ぐキャップ本体10の側壁部11の内周面に沿って移動して排出口Dに到る。なお、排出口Dを開閉するヒンジ部15は開いている。
以上説明した通り、第1実施例の粉末用容器のキャップによれば、キャップ内の粉末を排出口に向けてスムーズに移動させることができ、排出口から定量の粉末をばらつきなく安定的に排出させることができる。仕切り壁部のストレート部と断面円形状の側壁部との接続部分のうち第1計量室側が鈍角領域に形成されているため、第1計量室内に堆積する粉末がその接続部分に詰まり移動しなくなることを低減できる。すなわち、キャップ内における粉末の移動経路内に粉末が滞留することを低減でき、定量の粉末が排出されるようになる。さらに、第1計量室を区画する仕切り壁部の内周面形状が、第1計量室内の粉末を第2計量室側へスムーズに流出させるように形成されている。そのため、第1計量室内に粉末が滞留して第1計量室における計量誤差が生じることを低減でき、排出口から定量の粉末をばらつきなく安定的に排出させることができる。
次に、第2実施例における粉末用容器のキャップについて説明する。上述した第1実施例では連絡流路Sを形成する仕切り壁部13の先端13sと内部案内体20の先端23sとの軸線方向間隔がない構成について説明したが、第2実施例ではその軸線方向間隔を有するように構成されている点で第1実施例とは相違する。なお、第2実施例の説明では、第1実施例と同様の構成については説明を省略しその参照符号を引用する。
図5に示すように、第2実施例のキャップ3では、キャップ体10の仕切り壁部13における先端13sと、内部案内体20の先端部分23における先端23sとが、軸線方向間隔tになるように配置されている。具体的には、天板部12の平坦部12aからの軸線方向高さは、先端部分23の先端23sが仕切り壁部13の先端13sよりも高く配置されている。
例えば、仕切り壁部13と先端部分23との軸線方向間隔tは、内容物である粉末Pの安息角αによって設定される。具体的には、先端部分23の先端23sにおける内周縁における所定の点を始点にして、先端部分23に形成される小径開口端Cを含む平面に対して角度αに傾斜するように仮想線を設定する。仕切り壁部13は、仮想線と交差するような高さに形成される。言い換えれば、第2実施例のキャップ3では、図6に示すように、仕切り壁部13の先端13sと先端部分23の先端23sとを結ぶ線分Lは、水平面(径方向)に対する傾斜角度βが安息角αよりも小さく設定されている。要は、仕切り壁部13の先端13sは、仮想線に対して容器本体2側に配置されている。
第2実施例における粉末用容器のキャップによれば、キャップ内の粉末を排出口に向けてスムーズに移動させることができ、排出口から定量の粉末をばらつきなく安定的に排出させることができる。つまり、粉末を第1計量室から第2計量室へ連絡流路を介してスムーズに移動させることができる。そのため、キャップの排出口から排出される粉末が定量の状態となる。また、第1計量室を区画する仕切り壁部の先端と、小径開口端を形成する先端部分の先端とが軸線方向間隔を設けて配置されているため、連絡流路の流路幅を広くできる。さらに、軸線方向で仕切り壁部の先端が小径開口端よりも天板部側に配置されているので、粉末がブリッジを形成し難くなる。例えば、小径開口端内の粉末が径方向で仕切り壁部側に落下した場合、仕切り壁部の先端が小径開口端よりも天板部側に配置されていることにより、粉末が仕切り壁部と先端部分との軸線方向間隔を通過することができる。したがって、キャップ内における粉末の移動量がばらつくことを低減できるので、粉末の排出量がばらつくことを低減できる。
なお、この発明に係る粉末用容器のキャップは、前述した各実施例に限定されず、この発明の目的を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
1…粉末用容器、 2…容器本体、 2a…開口首部、 3…キャップ、 10…キャップ本体、 11…側壁部、 12…天板部、 13…仕切り壁、 13s…先端、 20…内部案内体、 21…環状嵌合部、 22…案内部、 22a…傾斜壁部、 22b…垂直壁部、 23…先端部分、 23s…先端、 A…容器吐出口、 B…大径開口端、 C…小径開口端、 D…排出口、 P…粉末(内容物)、 S…連絡流路、 X…第1計量室、 Y…第2計量室、 Z…計量室。

Claims (4)

  1. 容器本体の内部に収容されている粉末を排出口から外部に排出する際に複数の計量室を経由させた前記粉末が前記排出口から排出されるように構成され、前記計量室は、所定量の前記粉末を堆積させるように形成されているとともに、前記粉末を一方の計量室へ向けて移動させている場合には他方の計量室内からは前記粉末が流出するように形成された粉末用容器のキャップにおいて、
    中心軸線に対して偏心した位置に前記排出口が設けられた天板部と、
    前記天板部の周縁部から垂下して形成され、かつ前記容器本体の吐出口を形成する開口首部の外周部分に嵌合する筒状の側壁部と、
    前記天板部の内面から所定軸線方向長さに垂下するように形成され、かつ前記排出口を仕切るように配置された仕切り壁部と
    を有する中空状のキャップ本体と、
    前記側壁部の内周面に嵌合され、かつ前記開口首部側を向く大径開口端を形成する環状嵌合部と、
    前記環状嵌合部から前記開口首部側とは反対側に延びる傾斜壁部により開口径が縮径するように形成され、かつ先端部分が小径開口端を形成する略漏斗状の案内部と
    を有する筒状の内部案内体とを備え、
    第1の前記計量室は、前記天板部の内面のうち前記仕切り壁部により前記排出口とは反対側に仕切られた領域に前記粉末を堆積させるように形成されているとともに、前記中心軸線に対して偏心した位置に配置された前記小径開口端の全体と軸線方向で対向する範囲に配置され、
    第2の前記計量室は、前記キャップ本体における前記側壁部の内周面と前記内部案内体における前記環状嵌合部の外周面との嵌合部分により閉塞された部分に前記第1の計量室から移動した前記粉末を堆積させるように形成されているとともに、前記排出口および前記第1の計量室のうち前記小径開口端と対向していない部分と対向して配置され、
    軸線方向で前記仕切り壁部の先端が前記小径開口端を形成する前記先端部分の先端よりも前記天板部側に配置されていることを特徴とする粉末用容器のキャップ。
  2. 前記仕切り壁部の先端における内周縁と前記小径開口端の先端における外周縁とが最も接近している箇所および前記中心軸線を含む断面において、当該内周縁と当該外周縁とを結ぶ線分は、径方向に対する傾斜角度が前記粉末の安息角よりも小さくなるように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の粉末用容器のキャップ。
  3. 容器本体の内部に収容されている粉末を排出口から外部に排出する際に複数の計量室を経由させた前記粉末が前記排出口から排出されるように構成され、前記計量室は、所定量の前記粉末を堆積させるように形成されているとともに、前記粉末を一方の計量室へ向けて移動させている場合には他方の計量室内からは前記粉末が流出するように形成された粉末用容器のキャップにおいて、
    中心軸線に対して偏心した位置に前記排出口が設けられた天板部と、
    前記天板部の周縁部から垂下して形成され、かつ前記容器本体の吐出口を形成する開口首部の外周部分に嵌合する筒状の側壁部と、
    前記天板部の内面から所定軸線方向長さに垂下するように形成され、かつ前記排出口を仕切るように配置された仕切り壁部と
    を有する中空状のキャップ本体と、
    前記側壁部の内周面に嵌合され、かつ前記開口首部側を向く大径開口端を形成する環状嵌合部と、
    前記環状嵌合部から前記開口首部側とは反対側に延びる傾斜壁部により開口径が縮径するように形成され、かつ先端部分が小径開口端を形成する略漏斗状の案内部と
    を有する筒状の内部案内体とを備え、
    第1の前記計量室は、前記天板部の内面のうち前記仕切り壁部により前記排出口とは反対側に仕切られた領域に前記粉末を堆積させるように形成されているとともに、前記中心軸線に対して偏心した位置に配置された前記小径開口端の全体と軸線方向で対向する範囲に配置され、
    第2の前記計量室は、前記キャップ本体における前記側壁部の内周面と前記内部案内体における前記環状嵌合部の外周面との嵌合部分により閉塞された部分に前記第1の計量室から移動した前記粉末を堆積させるように形成されているとともに、前記排出口および前記第1の計量室のうち前記小径開口端と対向していない部分および前記排出口と対向して配置され、
    前記仕切り壁部は、前記平板部を前記第1の計量室側と前記排出口側とに二分するように前記側壁部に接続されて一連に形成され、
    前記仕切り壁部と前記側壁部との接触角度は、前記第1の計量室側が鈍角になるように形成されている
    ことを特徴とする粉末用容器のキャップ。
  4. 前記仕切り壁部は、中央部分に前記小径開口端の形状に沿うように形成された湾曲部をさらに有していることを特徴とする請求項3に記載の粉末用容器のキャップ。
JP2014071912A 2014-03-31 2014-03-31 粉末用容器のキャップ Active JP6356993B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014071912A JP6356993B2 (ja) 2014-03-31 2014-03-31 粉末用容器のキャップ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014071912A JP6356993B2 (ja) 2014-03-31 2014-03-31 粉末用容器のキャップ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015193392A true JP2015193392A (ja) 2015-11-05
JP6356993B2 JP6356993B2 (ja) 2018-07-11

Family

ID=54432841

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014071912A Active JP6356993B2 (ja) 2014-03-31 2014-03-31 粉末用容器のキャップ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6356993B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200488752Y1 (ko) 2018-01-26 2019-03-14 애경산업(주) 액체용기의 정량배출뚜껑
JP2020033095A (ja) * 2018-08-31 2020-03-05 株式会社吉野工業所 計量キャップ
JP2021503920A (ja) * 2017-11-30 2021-02-15 コーニング インコーポレイテッド 無菌乾燥移送のための方法および装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102325090B1 (ko) * 2020-03-18 2021-11-11 (주)톨리코리아 파우더 토출 용기

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55158881U (ja) * 1979-05-02 1980-11-14
JPH05278766A (ja) * 1992-04-01 1993-10-26 Dainippon Printing Co Ltd 振り出し容器
EP1990286A1 (en) * 2007-05-09 2008-11-12 Logidos ApS Container including a dispensing device
JP2013010551A (ja) * 2011-06-30 2013-01-17 Yoshino Kogyosho Co Ltd 定量栓

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55158881U (ja) * 1979-05-02 1980-11-14
JPH05278766A (ja) * 1992-04-01 1993-10-26 Dainippon Printing Co Ltd 振り出し容器
EP1990286A1 (en) * 2007-05-09 2008-11-12 Logidos ApS Container including a dispensing device
JP2013010551A (ja) * 2011-06-30 2013-01-17 Yoshino Kogyosho Co Ltd 定量栓

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021503920A (ja) * 2017-11-30 2021-02-15 コーニング インコーポレイテッド 無菌乾燥移送のための方法および装置
JP7271545B2 (ja) 2017-11-30 2023-05-11 コーニング インコーポレイテッド 無菌乾燥移送のための方法および装置
US11655440B2 (en) 2017-11-30 2023-05-23 Corning Incorporated Methods and devices for aseptic dry transfer
KR200488752Y1 (ko) 2018-01-26 2019-03-14 애경산업(주) 액체용기의 정량배출뚜껑
JP2020033095A (ja) * 2018-08-31 2020-03-05 株式会社吉野工業所 計量キャップ
JP7076336B2 (ja) 2018-08-31 2022-05-27 株式会社吉野工業所 計量キャップ

Also Published As

Publication number Publication date
JP6356993B2 (ja) 2018-07-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6356993B2 (ja) 粉末用容器のキャップ
JPH03226465A (ja) 小出しパッケージ
JP5832165B2 (ja) 定量栓
CN105923174A (zh) 控制给料的称重装料装置
CN105600188A (zh) 一种高精度计量的粉体喂料器
CN106605320A (zh) 电池用极板的制造装置
US20160159532A1 (en) Dispenser and Methods
US9480351B2 (en) Dispensing device for dispensing a powder product
JP5528055B2 (ja) 中栓及びこれを用いた粉粒物用容器
JP6094878B2 (ja) 粉体投入システム
JP4090525B2 (ja) 定量吐出容器
JP7145406B2 (ja) 計量機構および計量機構付き容器
JP2019189296A (ja) 粉体吐出容器
JP6688692B2 (ja) 注出キャップおよび容器
JP6675963B2 (ja) 粉粒物排出キャップ及び粉粒物排出容器
JP5315205B2 (ja) 中栓及びこれを用いた粉粒物用容器
CN104001615A (zh) 煤浆筛入料溜槽
JP6571980B2 (ja) 定量排出容器
JP6384832B2 (ja) 振出し容器
JP5358225B2 (ja) 粉粒体定量取り出し器
JP2019123511A (ja) キャップ
US10598535B1 (en) Dispenser and methods
JP4036505B2 (ja) 定量排出キャップ
CN209647568U (zh) 一种防止进浇两侧包料卷气的填充结构
JP3729928B2 (ja) 定量排出容器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170214

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180109

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180312

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180529

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180615

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6356993

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150