JP6094878B2 - 粉体投入システム - Google Patents
粉体投入システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP6094878B2 JP6094878B2 JP2013052490A JP2013052490A JP6094878B2 JP 6094878 B2 JP6094878 B2 JP 6094878B2 JP 2013052490 A JP2013052490 A JP 2013052490A JP 2013052490 A JP2013052490 A JP 2013052490A JP 6094878 B2 JP6094878 B2 JP 6094878B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- powder
- tank
- exhaust pipe
- charging
- amount
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 239000000843 powder Substances 0.000 title claims description 318
- 230000002265 prevention Effects 0.000 claims description 44
- 238000005303 weighing Methods 0.000 claims description 31
- 238000002347 injection Methods 0.000 claims description 16
- 239000007924 injection Substances 0.000 claims description 16
- 238000007599 discharging Methods 0.000 claims description 7
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 6
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 116
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 36
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 33
- 239000011261 inert gas Substances 0.000 description 25
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 13
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 13
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 12
- 239000011230 binding agent Substances 0.000 description 8
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 8
- 238000009825 accumulation Methods 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- 238000000034 method Methods 0.000 description 5
- 238000002156 mixing Methods 0.000 description 5
- 239000002904 solvent Substances 0.000 description 5
- CURLTUGMZLYLDI-UHFFFAOYSA-N Carbon dioxide Chemical compound O=C=O CURLTUGMZLYLDI-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 230000008859 change Effects 0.000 description 4
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 4
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 4
- 238000003756 stirring Methods 0.000 description 4
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 3
- XKRFYHLGVUSROY-UHFFFAOYSA-N Argon Chemical compound [Ar] XKRFYHLGVUSROY-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 235000008733 Citrus aurantifolia Nutrition 0.000 description 2
- 235000011941 Tilia x europaea Nutrition 0.000 description 2
- 239000001569 carbon dioxide Substances 0.000 description 2
- 229910002092 carbon dioxide Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 description 2
- 239000003086 colorant Substances 0.000 description 2
- 239000002537 cosmetic Substances 0.000 description 2
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 2
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 2
- 239000000975 dye Substances 0.000 description 2
- 239000010419 fine particle Substances 0.000 description 2
- 229910052500 inorganic mineral Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000004571 lime Substances 0.000 description 2
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 2
- 239000006249 magnetic particle Substances 0.000 description 2
- 239000011707 mineral Substances 0.000 description 2
- 239000006082 mold release agent Substances 0.000 description 2
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 2
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 2
- 239000000454 talc Substances 0.000 description 2
- 229910052623 talc Inorganic materials 0.000 description 2
- IJGRMHOSHXDMSA-UHFFFAOYSA-N Atomic nitrogen Chemical compound N#N IJGRMHOSHXDMSA-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000009471 action Effects 0.000 description 1
- 229910052786 argon Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000001174 ascending effect Effects 0.000 description 1
- 229940126678 chinese medicines Drugs 0.000 description 1
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 1
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 1
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 229910001873 dinitrogen Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000006185 dispersion Substances 0.000 description 1
- 238000004090 dissolution Methods 0.000 description 1
- 239000003814 drug Substances 0.000 description 1
- 229940079593 drug Drugs 0.000 description 1
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 1
- 210000003746 feather Anatomy 0.000 description 1
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 1
- 239000001307 helium Substances 0.000 description 1
- 229910052734 helium Inorganic materials 0.000 description 1
- SWQJXJOGLNCZEY-UHFFFAOYSA-N helium atom Chemical compound [He] SWQJXJOGLNCZEY-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 241000411851 herbal medicine Species 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 239000000696 magnetic material Substances 0.000 description 1
- 230000014759 maintenance of location Effects 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 239000004482 other powder Substances 0.000 description 1
- 239000002994 raw material Substances 0.000 description 1
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 1
- 239000013585 weight reducing agent Substances 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Supply Of Fluid Materials To The Packaging Location (AREA)
- Basic Packing Technique (AREA)
- Filling Or Emptying Of Bunkers, Hoppers, And Tanks (AREA)
Description
この粉体投入システムの計量投入装置は、投入する粉体を収容する粉体収容部と、粉体収容部から粉体を送り出して密閉タンクに投入する投入装置と、粉体収容部内に収容されている粉体の減少量を重さによって検出する重量計とを備える。
投入装置は投入配管を介して密閉タンクと連通し、投入装置、投入配管及び密閉タンクの内部空間は外気に対して密閉されている。粉体収容部は外気開放されているが、粉体収容部から投入装置に粉体が向かう経路が粉体で満たされるため、外気が粉体と共に投入装置に進入することを防止でき、投入装置の内部空間を外気に対して密閉することができる。
このように密閉することで、これらの内部空間を通過する粉体材料ともに外気が密閉タンクに進入することを防止できる。
投入装置と粉体収容部とが押し上げられると、重量計に掛かる荷重が軽くなり、実際に投入した粉体材料よりも多い粉体材料が投入されたと誤検知され、規定量よりも少ない量の粉体材料しか投入されなくなる。
また、排気配管は、密閉タンク内の気体のみを排出するために、タンク内部の高い位置と外部とを連通するように配置されている。
このため、従来の粉体自動計量投入システムでは、頻繁にメンテナンスを行わなければならない、という問題が生じていた。
排気配管内に粉体が流入することを防止することができる構成として、特許文献1や特許文献2に記載の構成のように、密閉タンクに設けた排気配管の入口に粉体の通過を防止するフィルタ部材を設ける構成を挙げることができる。
排気配管への流入が防止された粉体が堆積することに起因する問題は、排気配管への粉体の流入を防止する部材が、フィルタ部材である場合に限らず、流入を防止する箇所で粉体が滞留する構成であれば、同様の問題が生じ得る。
また、粉体を投入するタンクは密閉タンクである場合に限らず、粉体を投入するタンクに排気配管を備えた粉体投入システムであれば、同様の問題が生じ得る。
図1は、本実施形態に係る粉体自動計量投入システム100の一例の概略説明図である。
図1に示す粉体自動計量投入システム100は、計量投入装置200によって粉体材料を密閉タンク7に自動で投入するシステムである。粉体材料を密閉タンク7に投入する計量投入装置200は、粉体材料を収容するホッパー1と、ホッパー1に収容されている粉体材料の重さを量る重量計2と、粉体材料を定量排出する投入装置3とを備え、粉体材料を計量しながら排出する。
また、計量投入装置200では投入装置3とホッパー1とが一体となって上下に移動可能となっており、この投入装置3とホッパー1との荷重が重量計2に掛かっている。重量計2は、一体となった投入装置3とホッパー1との荷重を受けて、その重量を測定し、この重量の減少量からホッパー1内の粉体材料の減少量を検出する。
ホッパー1内の粉体材料の減少量を検出することで、密閉タンク7に投入した粉体材料を計量することができ、この計量結果に基づいて投入動作を制御することで、規定量の粉体材料の投入を行うことができる。
また、投入装置3と密閉タンク7とがフレキシブル継手19を介して連通しているため、ホッパー1内の粉体材料の量の変化に応じて投入装置3が上下方向に移動しても、投入装置3と密閉タンク7との連通状態を維持できる。
また、密閉タンク7には不活性ガス投入ライン13を介して、不活性ガスタンク30が接続されている。不活性ガスとしては、窒素ガス、二酸化炭素ガス(炭酸ガス)、アルゴンガス、ヘリウムガス等が用いられる。
また、投入装置3で粉体材料の密閉タンク7への投入を行うと、ホッパー1の重量が減少するため、重量計2は一体となったホッパー1と投入装置3との重量の減少量を量ることで、投入された粉体材料の量を量ることができる。
さらに、本実施形態の粉体自動計量投入システム100では、重量計2がホッパー1と投入装置3との重量の減少量が予め設定された規定量となったことを検知すると、第一仕切り弁4を自動で閉鎖する。これにより、規定量の粉体材料を密閉タンク7内に投入することができる。
投入装置3から密閉タンク7への粉体材料を投入する前の状態の投入配管6側では、投入装置3は停止した状態であり、第一仕切り弁4及び第二仕切り弁5は閉鎖状態である。また、排気配管11側では、ブロワ18は停止した状態であり、排気弁12は閉鎖状態である。さらに、不活性ガス投入ライン13側では、自動弁14が閉鎖状態である。
密閉タンク7内の圧力がある程度下がったタイミングで自動弁14を開放する。自動弁14を開放状態とすることで、不活性ガスタンク30から不活性ガス投入ライン13を介して、流量計15と手動弁16とで調整された規定量の不活性ガスが密閉タンク7に投入される。
次に、この気流が安定するタイミングで、第二仕切り弁5を開放して、その後、第一仕切り弁4を開放するとともに、投入装置3の駆動を開始する。これにより、ホッパー1内の粉体材料の密閉タンク7への投入が開始される。
これに対して、本実施形態のように、投入配管6から排気配管11に向かう気流を発生させた状態で、粉体材料の投入を開始することで、密閉タンク7内の気体が投入配管6に流入することを防止できる。
図1に示すように、複数の密閉タンク7の排気配管11が一台のブロワ18に接続しており、排気配管11の密閉タンク7側の先端に設けたノズル10に、詳細は後述する排気量調整手段を備えることで、各タンクともに同一の排気量に調整することができる。これにより、粉体材料投入を同時に行うタンクの数によってブロワ18のインバータ周波数を変更すれば、各タンク内の圧力を一定に保つことが可能で、複雑な制御装置をもたずに安定した自動計量投入を行うことができる。
図2(a)に示すように、粉体流入防止装置101とノズル10の内部とを連通する流量調整口24は、粉体流入防止装置101の円筒状の中心軸上に設けられている。これにより、円筒状の径方向外側に向かって押し出された粉体材料が流量調整口24からノズル10の内部に流入することを防止し、ガスのみを流量調整口24からノズル10の内部へと流入させることができる。このような構成により、排気配管11からガスを排出する際に、粉体材料が排気配管11内に流入することを防止できる。
また、螺旋状気流によって粉体材料の流入を防止する効果を大きくするためには、案内羽22の高さH、角度θ、上昇気流穴23の半径R、この三つの関係が大きく影響する。
ここで高さHは、スリット22aが形成されている部分の高さである。
角度θは、円筒形状の中心と案内羽22の外側端部とを結んだ仮想直線に対する案内羽22の角度である。
また、円筒形状の中心からの距離Rは上昇気流穴23の半径Rである。
案内羽22の角度θは、角度が大きすぎるとうまく螺旋状気流を形成し難くなり、小さすぎると上昇気流に吸われる粉体材料が多くなってしまう。このため、30[°]〜70[°]が好ましく、特に40[°]〜50[°]が好ましい。
上昇気流穴23の半径Rの値は、大きすぎるとうまく螺旋状気流を形成し難くなり、小さすぎると上昇気流に吸われる粉体材料が多くなってしまう。このため5[mm]〜50[mm]が好ましく、特に15〜30[mm]が好ましい。
仮に、下部溜り防止部25を設けず粉体流入防止装置101の底面を開口部とすると、この底面の開口からガスが流入し、螺旋状気流を形成し難くなる。これに対して、本実施形態のように、粉体流入防止装置101の底面を塞ぐことで、密閉タンク7内から排気配管11に流入するガスの全てがスリット22aを通過することになり、効率的に螺旋状気流を形成することができる。
また、粉体流入防止装置101とノズル10との間には、排気量調整手段として流量調整口24を有し、この断面積を各タンク毎に変更することで各タンクともに同一の排気量に調整することができる。
従来、粉体投入システムとしては、重量計を備え、計量投入装置の中の粉体材料を計量して、投入する粉体材料が規定量となるように調節し、規定量の粉体材料を密閉されたタンクに投入する粉体自動計量投入システムがある。
密閉されたタンクに粉体材料を投入する粉体自動計量投入システムでは、タンク内の圧力が変化すると、計量投入装置では同じ量の粉体材料を投入する制御を行っても、投入される粉体材料の量が変化し、粉体材料の計量投入の精度が低下することがある。これは以下の理由による。
圧力が上昇して粉体収容部が押し上げられると、粉体収容部の重量が軽く計量され、実際に投入した粉体材料よりも多い粉体材料が投入されたと誤検知され、規定量よりも少ない量の粉体材料しか投入されなくなる。
一方、圧力が下降して粉体収容部が引き下げられると、粉体収容部の重量が重く計量され、実際に投入した粉体よりも少ない粉体材料しか投入されていない誤検知され、規定量を超える粉体材料が投入されてしまう。
排気量を制御することにより、タンク内の圧力を一定に保ち、圧力変動が重量測定に影響しない状態で粉体の自動計量投入を行うことができる。また、排気配管は、タンク内の気体のみを排出するために、タンク内部の高い位置と外部とを連通するように配置されている。
このような問題は、溶剤系の液体の入った密閉タンクに粉体材料投入する場合には、溶剤ガスにより粉体材料が溶解固着してしまうので、特に顕著に発生する。また、排気配管に粉体材料が流入するため、多少であるが歩留まりが下がり、要求される計量精度が極めて高いものについては品質に影響する可能性もある。
図3に示す従来の粉体自動計量投入システム100は、図1に示す粉体自動計量投入システム100と基本構成は同じであるが粉体流入防止装置101を備えていない点で相違する。すなわち、排気配管11を密閉タンク7内に延長した排気配管先端10bの下面のみ開放となっている。
また、図3に示す粉体自動計量投入システム100では、複数の密閉タンク7(7a、7b、7c)で同時に計量投入を行っても一台のブロワ18で各タンク内の圧力を一定に保つためにオリフィス20が排気配管11の途中に備わっている。これにより、所定の排気量で排気することができる。
複数のタンク有さない場合にはオリフィス20は不要であり、ブロワ18のインバータ周波数の変更のみで所定の排気量で排気し、密閉タンク7内の圧力を一定に保つことが可能である。しかし、定期的なメンテナンスを行わなければならないことには変わりはない。
次に、図1に示す粉体自動計量投入システム100を用いた各実施例と、図3に示す粉体自動計量投入システム100を用いた各比較例とで、粉体の投入実験を行った実験例について説明する。
図1に示す粉体自動計量投入システム100を用いて、一つの密閉タンク7(第一タンク7a)のみに、粉体材料Aをスクリューフィーダを用いて投入速度800[kg/h]で密閉タンクへ計量投入した。
投入条件を以下に示す。
・粉体材料A:結着樹脂 設定投入量:191.0[kg] 計量精度±2.0[kg]
・不活性ガス流量:200[L/min] ブロワ周波数30[Hz]
このような実施例1の結果、投入中のタンク内圧は−0.06[kPa]で実投入量として191.1[kg]となり、計量精度範囲内であった。また、メンテナンスは、6ヶ月に一回実施している定期メンテナンスまで、不要であった(メンテナンス周期は6ヶ月以上)。
図1に示す粉体自動計量投入システム100を用いて、三つの密閉タンク(7a、7b、7c)に対して同時に、粉体材料Aをスクリューフィーダを用いて投入速度800[kg/h]で密閉タンクへ計量投入した。
投入条件を以下に示す(全タンク共通)。
・粉体材料A:結着樹脂 設定投入量:191.0[kg] 計量精度±2.0[kg]
・不活性ガス流量:200[L/min] ブロワ周波数40[Hz]
このような実施例2の結果、第一タンク7aは、投入中のタンク内圧は−0.08[kPa]で実投入量として191.4[kg]となった。第二タンク7bは、投入中のタンク内圧は−0.07[kPa]で実投入量として190.7[kg]となった。第三タンク7cは、投入中のタンク内圧は−0.14[kPa]で実投入量として192.1[kg]となった。このように全ての密閉タンク7で計量精度範囲内であった。また、メンテナンスは、6ヶ月に一回実施している定期メンテナンスまで、不要であった(メンテナンス周期は6ヶ月以上)。
図1に示す粉体自動計量投入システム100を用いて、一つの密閉タンク7(第一タンク7a)のみに、粉体材料Bをスクリューフィーダを用いて投入速度600[kg/h]で密閉タンクへ計量投入した。
投入条件を以下に示す。
・粉体材料B:離型剤 設定投入量:63.7[kg] 計量精度±0.7[kg]
・不活性ガス流量:200[L/min] ブロワ周波数30[Hz]
このような実施例3の結果、投入中のタンク内圧は0.03[kPa]で実投入量として63.6[kg]となり、計量精度範囲内であった。また、メンテナンスは、6ヶ月に一回実施している定期メンテナンスまで、不要であった(メンテナンス周期は6ヶ月以上)。
図1に示す粉体自動計量投入システム100を用いて、三つの密閉タンク(7a、7b、7c)に対して同時に、粉体材料Bをスクリューフィーダを用いて投入速度600[kg/h]で密閉タンクへ計量投入した。
投入条件を以下に示す(全タンク共通)。
・粉体材料B:離型剤 設定投入量:63.7[kg] 計量精度±0.7[kg]
・不活性ガス流量:200[L/min] ブロワ周波数40[Hz]
このような実施例4の結果、第一タンク7aは、投入中のタンク内圧は0.14[kPa]で実投入量として63.4[kg]となった。第二タンク7bは、投入中のタンク内圧は0.09[kPa]で実投入量として63.7[kg]となった。第三タンク7cは、投入中のタンク内圧は0.08[kPa]で実投入量として63.5[kg]となった。このように全ての密閉タンク7で計量精度範囲内であった。また、メンテナンスは、6ヶ月に一回実施している定期メンテナンスまで、不要であった(メンテナンス周期は6ヶ月以上)。
図1に示す粉体自動計量投入システム100を用いて、三つの密閉タンクに対して同時に粉体材料の計量投入をした。第一タンク7a及び第三タンク7cには、粉体材料Aをスクリューフィーダを用いて投入速度800[kg/h]で密閉タンクへ計量投入した。また、第二タンク7bには、粉体材料Bをスクリューフィーダを用いて投入速度600[kg/h]で密閉タンクへ計量投入した。
第一タンク7a及び第三タンク7cに対する投入条件を以下に示す。
・粉体材料A:結着樹脂 設定投入量:191.0[kg] 計量精度±2.0[kg]
・不活性ガス流量:200[L/min]
第二タンク7bに対する投入条件を以下に示す。
・粉体材料B:離型剤 設定投入量:63.7[kg] 計量精度±0.7[kg]
・不活性ガス流量:200[L/min] ブロワ周波数40[Hz]
このような実施例5の結果、第一タンク7aは、投入中のタンク内圧は0.01[kPa]で実投入量として190.6[kg]となった。第二タンク7bは、投入中のタンク内圧は0.07[kPa]で実投入量として63.6[kg]となった。第三タンク7cは、投入中のタンク内圧は0.12[kPa]で実投入量として190.3[kg]となった。このように全ての密閉タンク7で計量精度範囲内であった。また、メンテナンスは、6ヶ月に一回実施している定期メンテナンスまで、不要であった(メンテナンス周期は6ヶ月以上)。
図3に示す粉体自動計量投入システム100を用いて、一つの密閉タンク7(第一タンク7a)のみに、粉体材料Aをスクリューフィーダを用いて投入速度800[kg/h]で密閉タンクへ計量投入した。
投入条件を以下に示す。
・粉体材料A:結着樹脂 設定投入量:191.0[kg] 計量精度±2.0[kg]
・不活性ガス流量:200[L/min] ブロワ周波数30[Hz]
このような比較例1の結果、投入中のタンク内圧は−0.03[kPa]で実投入量として191.1[kg]となり、計量精度範囲内であった。また、メンテナンスは、1.5ヶ月でメンテナンスが必要となった(メンテナンス周期1.5ヶ月)。
図3に示す粉体自動計量投入システム100を用いて、三つの密閉タンク(7a、7b、7c)に対して同時に、粉体材料Aをスクリューフィーダを用いて投入速度800[kg/h]で密閉タンクへ計量投入した。
投入条件を以下に示す(全タンク共通)。
・粉体材料A:結着樹脂 設定投入量:191.0[kg] 計量精度±2.0[kg]
・不活性ガス流量:200[L/min] ブロワ周波数40[Hz]
このような比較例2の結果、第一タンク7aは、投入中のタンク内圧は−0.08[kPa]で実投入量として191.3[kg]となった。第二タンク7bは、投入中のタンク内圧は−0.12[kPa]で実投入量として191.8[kg]となった。第三タンク7cは、投入中のタンク内圧は−0.02[kPa]で実投入量として190.9[kg]となった。このように全ての密閉タンク7で計量精度範囲内であった。また、メンテナンスは、1.5ヶ月でメンテナンスが必要となった(メンテナンス周期1.5ヶ月)。
図3に示す粉体自動計量投入システム100でオリフィス20がないものを用いて、三つの密閉タンク(7a、7b、7c)に対して同時に、粉体材料Aをスクリューフィーダを用いて投入速度800[kg/h]で密閉タンクへ計量投入した。
投入条件を以下に示す(全タンク共通)。
・粉体材料A:結着樹脂 設定投入量:191.0[kg] 計量精度±2.0[kg]
・不活性ガス流量:200[L/min] ブロワ周波数40[Hz]
なお、ブロワ周波数については、三つの密閉タンクのタンク内圧の和を見て0になるように制御をいれた。
このような比較例3の結果、第一タンク7aは、投入中のタンク内圧は0.69[kPa]で実投入量として188.1[kg]となった。第二タンク7bは、投入中のタンク内圧は0.16[kPa]で実投入量として190.1[kg]となった。第三タンク7cは、投入中のタンク内圧は−0.88[kPa]で実投入量として193.4[kg]となった。このように、比較例3の粉体自動計量投入システム100では、全ての密閉タンク7で計量精度範囲内に入れることができなかった。
また、粉体自動計量投入システム100は、重量計を備えた計量投入装置の中のトナー材料を自動で規定量を計量し、密閉されたタンクへ投入する自動計量投入システムである。しかし、本発明の特徴的な構成は、粉体材料をタンクに投入する粉体投入システムであれば、自動で計量し、自動で投入するシステムに限らず、適用可能である。
さらに、タンク内の気体を排気配管から排出する構成であれば、タンクは密閉でなくても適用可能である。
(態様A)
密閉タンク7等のタンクと、タンクに粉体を投入する計量投入装置200等の粉体投入手段と、タンク内の気体を排出する排気配管11等の排気配管とを備える粉体自動計量投入システム100等の粉体投入システムにおいて、排気配管への粉体の流入を防止する粉体流入防止装置101等の粉体流入防止手段と、粉体流入防止手段によって排気配管への流入が防止された粉体をタンク内に戻す下部溜り防止部25等の粉体戻し手段を備える。
これによれば、上記実施形態について説明したように、粉体流入防止手段によって排気配管への粉体の流入を防止することができる。さらに、粉体戻し手段によって排気配管への流入が防止された粉体がタンク内に戻されるため、排気配管への流入が防止された粉体が滞留することを防止することができる。このように排気配管への粉体の流入を防止し、排気配管への流入が防止された粉体が滞留することを防止するため、メンテナンス負荷を削減することができる。
(態様B)
態様Aにおいて、粉体流入防止装置101等の粉体流入防止手段は、密閉タンク7等のタンク内から排気配管11等の排気配管内に流入しようとするガス等の気体を螺旋状気流とする案内羽22等からなる螺旋状気流形成手段であり、螺旋状気流の中心軸近傍となる位置に流量調整口24等の排気配管の入口を配置している。
これによれば、上記実施形態について説明したように、螺旋状気流によって粉体に作用する遠心力によって粉体と気体とを分離でき、気体を排出する排気配管に粉体が流入することを防止する構成を実現できる。
(態様C)
態様Bにおいて、螺旋状気流形成手段は、円筒形状の外周面側と内周面側とを連通し、該外周面側から気体を取り入れることで円筒形状の内側に螺旋状気流を発生させるスリット22a等のスリットが円周方向に複数本設けられた案内羽22等からなる円筒状気流制御部材である。
これによれば、上記実施形態について説明したように、螺旋状気流を発生させる構成を実現することができる。
(態様D)
態様Cにおいて、案内羽22等からなる円筒状気流制御部材は、円筒形状の中心軸が鉛直方向となるように配置され、その内部空間の上端に流量調整口24等の排気配管の入口が配置され、内部空間の下端に粉体戻し手段として機能する下部溜り防止部25等の傾斜面を備える。
これによれば、上記実施形態について説明したように、円筒状気流制御部材によって生じる螺旋状気流の遠心力の作用により気体から分離し、円筒形状の下端に落下した粉体が傾斜面によって滑り落ちる。これにより、排気配管への流入が防止された粉体を密閉タンク7等のタンク内に戻す構成を実現できる。
(態様E)
態様A乃至Dの何れかの態様において、計量投入装置200等の粉体投入手段は、重量計2等の重量計を備え、重量計の検知結果に基づいて密閉タンク7等のタンクへの粉体の投入量を制御する自動計量投入装置である。
これによれば、上記実施形態について説明したように、ホッパー1等の粉体材料収容部内の粉体材料をタンクに自動で投入するシステムを実現できる。
(態様F)
態様A乃至Eの何れかの態様において、密閉タンク7等のタンク内に気体を投入する不活性ガス投入ライン13等の気体投入手段を備える。
これによれば、上記実施形態について説明したように、タンク内と外気とを遮断した状態で粉体材料を投入できる。
(態様G)
態様A乃至Eの何れかの態様において、粉体流入防止装置101等の粉体流入防止手段が排気配管11等の排気配管からの排気量を調節する流量調整口24の排気量調節手段を有する。
これによれば、複数のタンクをともに同一の排気量に調整でき、一台のブロワ等の排気手段で複数のタンク内の圧力を一定に保つことができる。よって、複雑な制御装置をもたずに設備導入費が安価で安定した自動計量投入を行うことができる。
2 重量計
3 投入装置
4 第一仕切り弁
5 第二仕切り弁
6 投入配管
7 密閉タンク
7a 第一タンク
7b 第二タンク
7c 第三タンク
8 攪拌機
9 圧力計
10 ノズル
10b 排気配管先端
11 排気配管
12 排気弁
13 不活性ガス投入ライン
14 自動弁
15 流量計
16 手動弁
17 集塵機
18 ブロワ
19 フレキシブル継手
20 オリフィス
22a スリット
22 案内羽
23 上昇気流穴
24 流量調整口
25 下部溜り防止部
30 不活性ガスタンク
100 粉体自動計量投入システム
101 粉体流入防止装置
200 計量投入装置
Claims (6)
- タンクと、
該タンクに粉体を投入する粉体投入手段と、
該タンク内の気体を排出する排気配管とを備える粉体投入システムにおいて、
上記排気配管への粉体の流入を防止する粉体流入防止手段と、
該粉体流入防止手段によって該排気配管への流入が防止された粉体を該タンク内に戻す粉体戻し手段を備え、
上記粉体流入防止手段は、上記タンク内から上記排気配管内に流入しようとする気体を螺旋状気流とする螺旋状気流形成手段であり、
該螺旋状気流の中心軸近傍となる位置に該排気配管の入口を配置していることを特徴とする粉体投入システム。 - 請求項1の粉体投入システムにおいて、
上記螺旋状気流形成手段は、円筒形状の外周面側と内周面側とを連通し、該外周面側から気体を取り入れることで円筒形状の内側に螺旋状気流を発生させるスリットが円周方向に複数本設けられた円筒状気流制御部材であることを特徴とする粉体投入システム。 - 請求項2の粉体投入システムにおいて、
上記円筒状気流制御部材は、円筒形状の中心軸が鉛直方向となるように配置され、その内部空間の上端に上記排気配管の入口が配置され、
該内部空間の下端に上記粉体戻し手段として機能する傾斜面を備えることを特徴とする粉体投入システム。 - 請求項1乃至3の粉体投入システムにおいて、
上記粉体投入手段は、重量計を備え、該重量計の検知結果に基づいて上記タンクへの粉体の投入量を制御する自動計量投入装置であることを特徴とする粉体投入システム。 - 請求項1乃至4の粉体投入システムにおいて、
上記タンク内に気体を投入する気体投入手段を備えることを特徴とする粉体投入システム。 - 請求項1乃至5の粉体投入システムにおいて、
上記粉体流入防止手段が上記排気配管からの排気量を調節する排気量調節手段を有することを特徴とする粉体投入システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013052490A JP6094878B2 (ja) | 2013-03-14 | 2013-03-14 | 粉体投入システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013052490A JP6094878B2 (ja) | 2013-03-14 | 2013-03-14 | 粉体投入システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014177331A JP2014177331A (ja) | 2014-09-25 |
JP6094878B2 true JP6094878B2 (ja) | 2017-03-15 |
Family
ID=51697699
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013052490A Expired - Fee Related JP6094878B2 (ja) | 2013-03-14 | 2013-03-14 | 粉体投入システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6094878B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6681702B2 (ja) * | 2015-11-19 | 2020-04-15 | ユニチカ株式会社 | 固体と流体との分離装置 |
CN114515548A (zh) * | 2020-11-16 | 2022-05-20 | 中国石油化工股份有限公司 | 投料控制装置及控制方法 |
CN114573410B (zh) * | 2022-03-07 | 2023-05-09 | 沈阳工业大学 | 铝镍含能材料冷喷涂气体和粉体加热装置及方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005219839A (ja) * | 2004-02-03 | 2005-08-18 | Fuji Tekku Kk | 急結剤供給装置 |
JP5685836B2 (ja) * | 2010-02-23 | 2015-03-18 | 株式会社リコー | 自動計量投入システム及び自動計量投入方法 |
-
2013
- 2013-03-14 JP JP2013052490A patent/JP6094878B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014177331A (ja) | 2014-09-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10780504B2 (en) | Powder recycling system and continuous loss in weight module applied thereto | |
JP6094878B2 (ja) | 粉体投入システム | |
JPS62502422A (ja) | 連続バランスによる流動性材料通過量自動測定用装置 | |
PT800440E (pt) | Dispositivo para dosear materiais granulados fluiveis em especial granalha | |
AU3872897A (en) | Device and method for metering a particulate substance and apparatus comprising a plurality of such devices | |
JP5685836B2 (ja) | 自動計量投入システム及び自動計量投入方法 | |
JPH07265782A (ja) | 粉体供給用貯蔵タンク及びこれを備えた粉体塗装装置 | |
JP2665085B2 (ja) | 材料供給装置 | |
EP1530031A1 (en) | Powder and granular material metering device | |
CN205914084U (zh) | 一种能控制淀粉溶液浓度的系统 | |
JPH10509801A (ja) | 流動性物質の連続重量計量及び質量流量定量方法並びにその装置 | |
CN111068575A (zh) | 粉粒体材料的供给装置 | |
CN210312531U (zh) | 一种负压定量精确给料装置 | |
CN212283887U (zh) | 一种混配料装置 | |
CN106110948A (zh) | 一种能控制淀粉溶液浓度的系统 | |
KR102720826B1 (ko) | 정밀분체공급장치 | |
CN213010883U (zh) | 一种精准下料设备 | |
JP5000155B2 (ja) | 粉粒体の連続定量供給装置 | |
JPH07163857A (ja) | 流動床からの気体と固体の流れの中に存在する固体を配量供給するための装置及び方法 | |
CN221619765U (zh) | 一种微重力分级浓缩装置 | |
CN220751332U (zh) | 一种失重式喂料装置 | |
JP2009040482A (ja) | 粉粒体供給装置 | |
CN218689264U (zh) | 连续式浆料分配装置 | |
FI118214B (fi) | Laitteisto jauhemaisen aineen gravimetriseen annostukseen säiliöstä | |
RU2616351C1 (ru) | Регулятор расхода сыпучего материала |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160212 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20161012 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20161028 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20161227 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170120 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170202 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6094878 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |