JP2015192017A - 半導体装置および半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置および半導体装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】電極の放熱性を向上させると共にワイヤをボンディングするときのダメージを低減することができる技術を提供する。【解決手段】半導体装置1は、半導体基板10と、半導体基板10の上に形成された主電極20と、主電極20にボンディングされたワイヤ90と、を備えている。主電極20は、膜薄部41と、膜薄部41の厚みよりも厚い膜厚部42とを備えている。ワイヤ90は、膜厚部42の上にボンディングされている。【選択図】図1

Description

本明細書に開示の技術は、半導体装置および半導体装置の製造方法に関する。
特許文献1には、半導体基板と、半導体基板の上に形成された電極とを備える半導体装置が開示されている。電極にはワイヤがボンディングされている。
特開2003−031717号公報
電極にワイヤがボンディングされた部分では電流が集中する。これにより、電極が局所的に発熱する。また、ワイヤがボンディングされた部分では、ボンディングにより電極に衝撃が加わる。そこで本明細書は、電極の放熱性を向上させると共にワイヤをボンディングするときのダメージを低減することができる半導体装置および半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
本明細書に開示する半導体装置は、半導体基板と、前記半導体基板の上に形成された電極と、前記電極にボンディングされたワイヤと、を備えている。前記電極は、膜薄部と、前記膜薄部の厚みよりも厚い膜厚部とを備えている。前記ワイヤは、前記膜厚部の上にボンディングされている。
このような構成によれば、膜厚部では、その厚みが膜薄部の厚みより厚いので体積が大きくなる。これにより、電極の放熱性を向上させることができる。また、膜厚部の厚みが厚いので電極の耐久性が向上する。これにより、電極にワイヤをボンディングするときに、ボンディングに対するダメージを低減することができる。
実施形態に係る半導体装置の平面図である。 図1のII-II断面図である。 半導体装置の製造方法を説明する図である(1)。 半導体装置の製造方法を説明する図である(2)。 半導体装置の製造方法を説明する図である(3)。 他の実施形態に係る半導体装置の断面図である(図2に対応する断面図である。)。 他の半導体装置の製造方法を説明する図である(1)。 他の半導体装置の製造方法を説明する図である(2)。
以下に説明する実施形態の主要な特徴を列記する。なお、以下に記載する技術要素は、それぞれ独立した技術要素であって、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものである。
(特徴1)電極は、主電流が流れる主電極であってもよい。
(特徴2)電極は、半導体基板の上に形成された下層部と、下層部の上に形成された上層部とを備えていてもよい。また、膜薄部は、下層部によって形成されていてもよい。また、膜厚部は、下層部と上層部によって形成されていてもよい。
(特徴3)下層部は、バリアメタル層を備えていてもよい。また、上層部は、バリアメタル層の上に形成されていてもよい。
(特徴4)下層部は、半導体基板の上に形成された第1バリアメタル層と、第1バリアメタル層の上に形成された中間層と、中間層の上に形成された第2バリアメタル層を備えていてもよい。上層部は、第2バリアメタル層の上に形成されていてもよい。
(特徴5)半導体基板の上に形成された信号電極を更に備えていてもよい。信号電極の厚みは、膜厚部の厚みより薄くてもよい。
(特徴6)半導体装置の製造方法は、半導体基板の上に電極を形成する電極形成工程と、電極にワイヤをボンディングするボンディング工程と、を備えている。電極形成工程では、膜薄部と膜薄部の厚みよりも厚い膜厚部とを備える電極を形成してもよい。ボンディング工程では、膜厚部にワイヤをボンディングしてもよい。
(特徴7)電極形成工程は、金属層を選択的にエッチングすることにより膜薄部および膜厚部を形成するエッチング工程を備えていてもよい。
以下、実施形態について添付図面を参照して説明する。半導体装置1は、図1及び図2に示すように、半導体基板10と、半導体基板10の上に形成された複数の主電極20と、主電極20の上に固定されたワイヤ90とを備えている。図1ではワイヤ90を省略して示している。また、半導体装置1は、半導体基板10の上に形成された複数の信号電極25を備えている。半導体装置1としては、例えばIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)を用いることができる。
半導体基板10は、平面視すると略矩形状となるように形成されている。半導体基板10は、シリコン(Si)によって形成されている。他の例では、半導体基板10は、炭化ケイ素(SiC)や窒化ガリウム(GaN)等から形成されていてもよい。半導体基板10の内部には半導体素子(図示省略)が形成されている。半導体装置1としてIGBTを例示する場合、半導体基板10の内部にはゲート領域、エミッタ領域、コレクタ領域等が形成されている(図示省略)。
複数の主電極20は間隔をあけて形成されている。複数の主電極20は横に並んで形成されている。主電極20は半導体基板10に接している。主電極20は、主電流が流れる電極である。より詳細には、主電極は、半導体装置1に流れる全電流の50%以上の大きさの電流が流れる電極である。例えば、半導体装置1がIGBT等のバイポーラトランジスタである場合には、主電極20はエミッタ電極やコレクタ電極である。また、例えば、半導体装置1がFETである場合には、主電極20はソース電極やドレイン電極である。また、例えば、半導体装置1がダイオードである場合には、主電極20はアノード電極やカソード電極である。本実施形態では、主電極20はエミッタ電極である。主電極20は、半導体基板10の内部に形成されたエミッタ領域に接している。主電極20は半導体基板10の表面に積層されている。主電極20は、下側の下層部21および上側の上層部22を備えている。また、主電極20は、膜薄部41と、膜厚部42とを備えている。
下層部21は半導体基板10の上に形成されている。下層部21は半導体基板10に接している。下層部21は半導体基板10の表面に積層されている。下層部21は、下側の第1バリアメタル層31と、上側の第2バリアメタル層32と、第1バリアメタル層31と第2バリアメタル層32の間の中間層33とを備えている。なお、本明細書において、バリアメタルとは、中間層33よりも硬い金属を意味する。
第1バリアメタル層31は半導体基板10の上に形成されている。第1バリアメタル層31は半導体基板10に接している。第1バリアメタル層31の材料としては、例えばチタン(Ti)や窒化チタン(Ti)を用いることができる。第1バリアメタル層31は、2層構造になっており、半導体基板10の上に配置されたチタン膜と、このチタン膜の上に配置された窒化チタン膜とを備えている(いずれも図示省略)。チタン膜は、チタン(Ti)を主成分として含んでおり、窒化チタン膜は、窒化チタン(TiN)を主成分として含んでいる。チタン膜が下側に形成され、窒化チタン膜が上側に形成されている。
中間層33は、第1バリアメタル層31の上に形成されている。中間層33は、第1バリアメタル層31に接している。中間層33の材料としては、例えばアルミニウム(Al)を用いることができる。中間層33の厚みは、第1バリアメタル層31の厚みおよび第2バリアメタル層32の厚みより厚い。
第2バリアメタル層32は中間層33の上に形成されている。第2バリアメタル層32は中間層33に接している。第2バリアメタル層32の材料としては、例えばチタン(Ti)や窒化チタン(Ti)を用いることができる。第2バリアメタル層32は、2層構造になっており、中間層33の上に配置されたチタン膜と、このチタン膜の上に配置された窒化チタン膜とを備えている(いずれも図示省略)。チタン膜は、チタン(Ti)を主成分として含んでおり、窒化チタン膜は、窒化チタン(TiN)を主成分として含んでいる。チタン膜が下側に形成され、窒化チタン膜が上側に形成されている。なお、第1バリアメタル層31は、上部層21に対してエッチング選択性を有する材料である。
複数の上層部22は、間隔をあけて形成されている。複数の上層部22は、下層部21の表面に沿って並んでいる。
上層部22は、下層部21の上に形成されている。上層部22は、第2バリアメタル層32の上に形成されている。上層部22は、第2バリアメタル層32に接している。上層部22の材料としては、例えばアルミニウム(Al)を用いることができる。
膜薄部41は、下層部21によって形成されている。主電極20のうち上層部22が形成されていない部分に膜薄部41が形成されている。膜薄部41の厚みt41は、膜厚部42の厚みt42より薄い。膜薄部41は、膜厚部42の側方に形成されている。
膜厚部42は、下層部21および上層部22によって形成されている。主電極20のうち上層部22が形成されている部分に膜薄部41が形成されている。下層部21および上層部22が重なることにより膜厚部42が形成されている。膜厚部42の厚みt42は、膜薄部41の厚みt41より厚い。膜厚部42の厚みt42は、膜薄部41の厚みt41の1.5倍より厚いことが好ましい。すなわち、t41>1.5×t42が好ましい。
上層部22(膜厚部42)は、図1に示すように、半導体基板10の中央部から外側に離れた領域に形成されていることが好ましい。すなわち、上層部22(膜厚部42)は、半導体基板10の外周の近傍に形成されていることが好ましい。
図2に示すように、ワイヤ90は主電極20にボンディングされている。ワイヤ90は主電極20に電気的に接続されている。ワイヤ90は、主電極20と外部の回路(図示省略)とを電気的に接続している。ワイヤ90の材料としては、例えば金(Au)、銅(Cu)、アルミニウム(Al)などを用いることができる。ワイヤ90を主電極20にボンディングする技術としては、公知のボールボンディング、ウェッジボンディングなどを用いることができる。ワイヤ90は、上層部22にボンディングされている。すなわち、ワイヤ90は、膜厚部42にボンディングされている。
ワイヤ90は、導線部91および固定部92を備えている。導線部91は、外部の回路に接続されている。導線部91の端部に固定部92が形成されている。固定部92の端部から導線部91が延びている。固定部92の径は、導線部91の径より大きい。固定部92は上層部22に固定されている。固定部92は膜厚部42に固定されている。
複数の信号電極25は間隔をあけて形成されている。信号電極は、主電極よりも小さい電流が流れる電極である。これらの信号電極25には、ゲート信号を入力するための電極、半導体装置1に流れる電流を検出するための信号を取り出すための電極、及び半導体装置1の温度を検出するための信号を取り出すための電極などが含まれる。信号電極25の厚みは、膜厚部42の厚みt42より薄い。信号電極25にはワイヤがボンディングされている(図示省略)。
次に、半導体装置の製造方法の一例について説明する。半導体装置の製造方法は、半導体基板1の上に主電極20を形成する電極形成工程と、主電極20にワイヤ90をボンディングするボンディング工程とを備えている。これについて、以下により詳細に説明する。
電極形成工程では、図3に示すように、半導体基板10の上に下層部21を形成する。下層部21を形成するときは、第1バリアメタル層31、中間層33、および第2バリアメタル層32を順に形成する。次に、下層部21の上に金属層60を形成する。金属層60は後に上層部22になる層である。下層部21および金属層60は、公知のCVD(化学気相成長)やPVD(物理気相成長)により形成することができる。
次に、電極形成工程では、図4に示すように、金属層60の上にレジスト膜61のパターンを形成する。レジスト膜61は、公知のリソグラフィ技術を用いて形成することができる。
次に、電極形成工程では、図5に示すように、金属層60を選択的にエッチングする(エッチング工程)。金属層60はエッチングにより選択的に除去される。金属層60のうち、レジスト膜61が形成されていない部分が除去され、レジスト膜61が形成されている部分が残存する。残存する金属層60により上層部22が形成される。また、下層部21により膜薄部41が形成され、下層部21および上層部22により膜厚部42が形成される。エッチングとしては、公知のドライエッチングやウェットエッチングを用いることができる。金属層60をエッチングしたとき、下層部21の第2バリアメタル層32によりエッチングが止まる。その後、レジスト膜61を除去する。
このようにして、半導体基板1の上に主電極20が形成される。形成された主電極20は、下層部21および上層部22を有している。また、主電極20は、下層部21により形成される膜薄部41と、下層部21および上層部22により形成される膜厚部42とを有している。
続いて、ボンディング工程では、図2に示すように、主電極20の上層部22の上にワイヤ90をボンディングする。すなわち、主電極20の膜厚部42の上にワイヤ90をボンディングする。このようにして、半導体装置1を製造することができる。
上述の説明から明らかなように、上記の構成を備える半導体装置1では、ワイヤ90が主電極20の膜厚部42の上にボンディングされている。膜厚部42では、その厚みt2が膜薄部41の厚みt41より厚いので体積が大きくなる。これにより、主電極20の放熱性を向上させることができる。また、膜厚部42の厚みが厚いので主電極20の耐久性が向上する。これにより、主電極20にワイヤ90をボンディングするときに、ボンディングに対するダメージを低減することができる。
また、主電極20には電流集中により負荷が加わり易いため、上記のように主電極20を厚くすることで、主電極20への負荷を軽減することができる。また、主電極20が下層部21と上層部22を備えているので膜薄部41と膜厚部42の厚みを容易に制御することができる。また、下層部21が第1バリアメタル層31と第2バリアメタル層32を備えているので、強度が高い層(バリアメタル層)によりボンディングに対するダメージを更に低減することができる。すなわち、上層部22にボンディングによりダメージが生じたとしても、第1バリアメタル層31及び第2バリアメタル32によって、ダメージが半導体基板10側に進展することが抑制される。また、エッチングにより膜薄部41と膜厚部42を形成するときに第2バリアメタル層32によってエッチングが止まるので、膜薄部41と膜厚部42の厚みを容易に制御することができる。また、信号電極25の厚みが主電極20の膜厚部42の厚みより薄いので材料コストを安くすることができる。また、半導体基板10の中央部より外側に離れた領域では電流が集中するので、この領域に膜厚部42(上層部22)が形成されていると上記の構成が特に有効になる。
以上、一実施形態について説明したが、具体的な態様は上記実施形態に限定されるものではない。以下の説明において、上述の説明における構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。上記の実施形態では主電極20が下層部21と上層部22に区分されていたが、必ずしもこのように区分されていなくてもよい。他の実施形態では図6に示すように、膜薄部41と膜厚部42が一体的に形成されている。主電極20(膜薄部41と膜厚部42)の材料としては、例えばアルミニウム(Al)を用いることができる。
また、図6に示す半導体装置1を製造するときは、電極形成工程では、図7に示すように、半導体基板10の上に下層部21を形成せずに金属層60を形成する。次に、図8に示すように、金属層60の上にレジスト膜61のパターンを形成し、金属層60を選択的にエッチングする(エッチング工程)。これにより膜薄部41および膜厚部42を形成することができる。
また、上記の実施形態では下層部21が第1バリアメタル層31を備える構成であったが、この構成に限定されるものではなく、第1バリアメタル層31を省略することもできる。また同様に、上記の実施形態では下層部21が第2バリアメタル層32を備える構成であったが、この構成に限定されるものではなく、第2バリアメタル層32を省略することもできる。
また、上記の実施形態では、半導体装置1の一例としてIGBTについて説明したが、この構成に限定されるものではなく、半導体装置1はMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)やFWD(Free Wheeling Diode)などであってもよい。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
1;半導体装置
10;半導体基板
20;主電極
21;下層部
22;上層部
25;信号電極
31;第1バリアメタル層
32;第2バリアメタル層
33;中間層
41;膜薄部
42;膜厚部
60;金属層
61;レジスト膜
90;ワイヤ
91;導線部
92;固定部

Claims (8)

  1. 半導体基板と、
    前記半導体基板の上に形成された電極と、
    前記電極にボンディングされたワイヤと、を備え、
    前記電極は、膜薄部と、前記膜薄部の厚みよりも厚い膜厚部とを備え、
    前記ワイヤは、前記膜厚部の上にボンディングされている半導体装置。
  2. 電極は、主電流が流れる主電極である、請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記電極は、前記半導体基板の上に形成された下層部と、前記下層部の上に形成された上層部とを備え、
    前記膜薄部は、前記下層部によって形成されており、
    前記膜厚部は、前記下層部と前記上層部によって形成されている、請求項1又は2に記載の半導体装置。
  4. 前記下層部は、バリアメタル層を備え、
    前記上層部は、前記バリアメタル層の上に形成されている、請求項3に記載の半導体装置。
  5. 前記下層部は、前記半導体基板の上に形成された第1バリアメタル層と、前記第1バリアメタル層の上に形成された中間層と、前記中間層の上に形成された第2バリアメタル層を備えており、
    前記上層部は、前記第2バリアメタル層の上に形成されている、請求項3又は4に記載の半導体装置。
  6. 前記半導体基板の上に形成された信号電極を更に備え、
    前記信号電極の厚みは、前記膜厚部の厚みより薄い請求項1から5のいずれかに記載の半導体装置。
  7. 前記半導体基板の上に電極を形成する電極形成工程と、
    前記電極にワイヤをボンディングするボンディング工程と、を備え、
    前記電極形成工程では、膜薄部と前記膜薄部の厚みよりも厚い膜厚部とを備える前記電極を形成し、
    前記ボンディング工程では、前記膜厚部にワイヤをボンディングする、半導体装置の製造方法。
  8. 前記電極形成工程は、金属層を選択的にエッチングすることにより前記膜薄部を形成するエッチング工程を備える、請求項7に記載の半導体装置の製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017212873A1 (ja) * 2016-06-10 2017-12-14 三菱電機株式会社 半導体装置および半導体装置の製造方法

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