JP2015191453A - 中継回路、記録装置および記録システム - Google Patents

中継回路、記録装置および記録システム Download PDF

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Abstract

【課題】待機時の消費電力をより削減することができる記録装置を提供する。【解決手段】中継回路100は、データ送信機器(PC1)と記録装置(プリンター200)の間に配される中継回路であって、データ送信機器から電力を受ける電源部110と、データ送信機器と記録装置との間でデータの受け渡しを行う送受信部120と、記録装置の状態を保持する状態保持部130とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、データ送信機器と記録装置との間に配される中継回路、および該中継回路を備える記録装置および記録システムに関する。
オフィス機器、家電機器を問わず、電子機器に対する省エネルギー対応の要求は、近年ますますその度合いを増している。これに対し、動作時と待機時のモードを切り替えることにより消費電力を削減する様々な技術が提案されている。例えば、特許文献1には、外部の機器から一定時間以上印刷データが入力されない場合やユーザーによる操作が一定時間以上無い場合に、印刷動作を行うことが可能な動作モードから、この動作モードよりも消費電力の少ない消費電力節約モードに切り替える印刷装置が記載されている。
特開平8−142458号公報
しかしながら、特許文献1に記載の印刷装置では、消費電力節約モードを解除する消費電力節約モード制御部(CPU、ROM、RAMなどで構成される)が消費電力節約モードにおいても電力を消費するため、消費電力節約モード以上に消費電力を節約することが困難であるという課題があった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の適用例または形態として実現することが可能である。
[適用例1] 本適用例に係る中継回路は、データ送信機器と記録装置の間に配される中継回路であって、前記データ送信機器から電力を受ける電源部と、前記データ送信機器と前記記録装置との間でデータの受け渡しを行う送受信部と、前記記録装置の状態を保持する状態保持部と、を備えることを特徴とする。
本適用例の中継回路は、データ送信機器と記録装置の間に配される中継回路であり、データ送信機器と記録装置との間でデータの受け渡しを行う送受信部と、記録装置の状態を保持する状態保持部とを備えている。また、中継回路は、データ送信機器から電力を受ける電源部を備えている。つまり、データ送信機器と記録装置との間でデータの受け渡しを行う送受信部および記録装置の状態を保持する状態保持部を駆動する電源(電力)がデータ送信機器から供給されるように構成される。その結果、記録装置の電源が入っていない状態、つまり、記録装置の消費電力がゼロの場合であっても、データ送信機器は、記録装置の状態を保持する中継回路とデータの受け渡しを行うことができる。
[適用例2] 上記適用例に係る中継回路において、前記状態保持部は、前記記録装置の電源が入っているときに、前記記録装置の状態を得ることを特徴とする。
本適用例によれば、状態保持部は、記録装置の電源が入っているときに、記録装置の状態を得る。従って、換言すると、中継回路は、記録装置の電源が入っていない場合であっても、記録装置の電源が入っているときの記録装置の状態を保持することができる。
[適用例3] 上記適用例に係る中継回路において、前記送受信部は、前記記録装置の電源が入っているときに、前記データ送信機器から送られてきた要求を前記記録装置に送り、前記記録装置の電源が入っていないときに、前記要求に対して、前記データ送信機器に回答を返すことを特徴とする。
本適用例によれば、送受信部は、記録装置の電源が入っているときに、データ送信機器から送られてきた要求を記録装置に送り、記録装置の電源が入っていないときに、要求に対して、データ送信機器に回答を返す。つまり、データ送信機器は、記録装置の電源が入っているときには、記録装置に要求を送ることができ、記録装置の電源が入っていない場合であっても、中継回路が回答を返すことで、データ送信機器は何らかの要求に対する情報を受け取ることができる。
[適用例4] 上記適用例に係る中継回路において、前記回答は、前記状態保持部が保持する前記記録装置の状態を含むことを特徴とする。
本適用例によれば、記録装置の電源が入っていないときにデータ送信機器が中継回路から受け取る回答には、記録装置の状態が含まれている。つまり、記録装置の電源が入っていない場合(記録装置の消費電力がゼロの場合)であっても、データ送信機器は、記録装置の状態を受け取ることができる。
[適用例5] 上記適用例に係る中継回路において、前記記録装置の電源が入っているか否かを検出する検出部を備えることを特徴とする。
本適用例によれば、中継回路は、記録装置の電源が入っているか否かを検出する検出部を備えているため、検出結果に応じ、つまり、記録装置の電源の状態に応じて送受信部の動作を変えることができる。
[適用例6] 上記適用例に係る中継回路において、前記記録装置の電源の投入および遮断の制御を行う電源制御部を備えることを特徴とする。
本適用例によれば、中継回路は、記録装置の電源の投入および遮断の制御を行う電源制御部を備えているため、記録装置の電源が入っていない状態(記録装置の消費電力がゼロの状態)であっても、記録装置を動作状態にすることができる。また、動作状態から、消費電力がゼロの状態にすることができる。
[適用例7] 本適用例に係る記録装置は、上記適用例に係る中継回路を備えることを特徴とする。
本適用例によれば、記録装置が上述した中継回路を備えることにより、中継回路を駆動する電源を記録装置に備える必要がなくなる。その結果、記録装置は、例えばスリープモードなどの待機状態において電力を消費することがなくなる。
[適用例8] 上記適用例に係る記録装置において、前記中継回路が備える電源部とは独立した電源部を備えることを特徴とする。
本適用例によれば、記録装置は、中継回路が備える電源部とは独立した電源部を備えているため、記録装置が消費する電力を、中継回路が消費する電力を除いた電力に抑えることができる。
[適用例9] 本適用例に係る記録システムは、上記適用例に係る記録装置を備えることを特徴とする。
本適用例によれば、記録システムが上述した記録装置を備えることにより、より記録システムが消費する電力を抑制することができる。
実施形態1に係る中継回路が配される位置を示すブロック図 実施形態1に係る中継回路のブロック図 実施形態2に係る記録装置および記録装置が配される位置を示すブロック図 変形例に係るプリントシステムを示す構成図
以下に本発明を具体化した実施形態について、図面を参照して説明する。以下は、本発明の一実施形態であって、本発明を限定するものではない。なお、以下の各図においては、説明を分かりやすくするため、実際とは異なる尺度で記載している場合がある。
(実施形態1)
図1は、実施形態1に係る中継回路100が配される位置を示すブロック図である。
中継回路100は、「データ送信機器」としての例えばパーソナルコンピューター1(以下PC1と言う)と「記録装置」としての例えばインクジェット式プリンター200(以下プリンター200と言う)の間に配置され、PC1とプリンター200との間でやり取りされるデータを中継する回路である。
PC1と中継回路100とは、接続ケーブル10によって接続されている。また、中継回路100とプリンター200とは、接続ケーブル20によって接続されている。プリンター200は、中継回路100を介してPC1から送信される画像データに基づいて、例えばプリンター用紙などの記録媒体に画像を印刷することができる。
<記録装置>
記録装置としてのプリンター200は、データ送信機器(PC1)から送られる印刷データに基づき、文字や図面、画像などを記録する装置である。プリンターには、インクジェット式記録ヘッドによって、インクを吐出させ、記録媒体に付着させることにより文字や図面、画像などを記録するプリンターなどがある。インクジェット式記録ヘッドの方式としては、好適例として、例えば、ピエゾ方式を用いている。ピエゾ方式は、インクに圧電素子(ピエゾ素子)により記録情報信号に応じた圧力を加え、インク滴を噴射し記録する方式である。
なお、インクジェット式記録ヘッドの方式はこれに限定するものではなく、インクを液滴状に噴射させ、記録媒体上にドット群を形成する他の記録方式であってもよい。例えば、ノズルとノズルの前方に置いた加速電極間の強電界でノズルからインクを液滴状に連続噴射させ、インク滴が飛翔する間に偏向電極から記録情報信号を与えて記録する方式、またはインク滴を偏向することなく記録情報信号に対応して噴射させる方式(静電吸引方式)、小型ポンプでインクに圧力を加え、ノズルを水晶振動子などで機械的に振動させることにより、強制的にインク滴を噴射させる方式、インクを記録情報信号に従って微小電極で加熱発泡させ、インク滴を噴射し記録する方式(サーマルジェット方式)などであってもよい。
また、インクジェット方式の他にも、レーザー方式、昇華型熱転写方式、ドットインパクト方式などがあり、プリンター200は、どのような方式であってもよい。
<データ送信機器>
データ送信機器としてのPC1は、ソフトウェアとして、例えば、デジタルカメラから入力された画像データを処理する一般的な画像処理アプリケーションや、プリンター200を駆動するプリンタードライバーを備えている。
プリンタードライバーは、画像処理機能や、プリンター200のメンテナンス機能などを有している。画像処理機能とは、画像処理アプリケーションから受け取った画像データを、プリンター200で印刷できる所望の印刷データに変換してプリンター200に送る機能である。メンテナンス機能とは、プリンター200の状態(例えば、プリンター200の稼動状態や、インク残量、印刷媒体のセット状態など)を確認する機能や、印刷品質を維持するための各種ユーティリティー機能(例えば、インクを吐出するノズルのチェックやクリーニングなどの機能)である。
<中継回路>
図2は、中継回路100のブロック図である。
中継回路100は、PC1とプリンター200の間に配置され、PC1から供給される電力によって駆動する回路であり、PC1とプリンター200との間でやり取りされるデータを中継する。また、PC1から送られてくるコマンド(制御データ)に対応した処理をすることができる。中継回路100は、電源部110、送受信部120、状態保持部130、検出部140、電源制御部150、制御部160などを備えている。
接続ケーブル10は、通信線11および電力供給線12を有している。
通信線11は、中継回路100とPC1との間で情報(画像データ、制御データ、各種ステータスなど)をやり取りするための通信線であり、PC1が有する入出力インターフェース2(以下インターフェース2と言う)と送受信部120とを接続している。
電力供給線12は、中継回路100に電力を供給するための電力線であり、PC1が有する電源3と電源部110とを接続している。
接続ケーブル10には、好適例として、例えば、VBUSから電力の供給が可能なUSB(Universal Serial Bus)ケーブルを用いている。なお、接続ケーブル10は、USBケーブルに限定するものではなく、例えば、電源供給可能なIEEE802.3afやIEEE1394などに準拠したケーブルを使用しても良い。
接続ケーブル20は、通信線21、電源制御線22、電源検出線23を有している。
通信線21は、中継回路100とプリンター200との間で情報(画像データや制御データなど)をやり取りするための通信線であり、プリンター200が有する入出力インターフェース210(以下インターフェース210と言う)と送受信部120とを接続している。
電源制御線22は、プリンター200の電源230をON/OFFするスイッチ220を制御する制御信号線であり、電源制御部150とスイッチ220とを接続している。具体的には、例えば、スイッチ220は、電源230をON/OFFするパワーリレーであり、電源制御線22は、パワーリレーを駆動するコイルの信号線である。
電源検出線23は、電源230がON状態にあるかOFF状態にあるかをセンスするための信号線であり、電源230と検出部140とを接続している。
電源部110は、中継回路100の各部(送受信部120、状態保持部130、検出部140、電源制御部150、制御部160など)を駆動する電力を供給する電力供給経路を構成している。電源部110は、電力供給線12によってPC1の電源3から供給された電力を中継回路100の各部に供給する。なお、電源部110は、蓄電機能や電源ノイズ低減機能などを有する回路を備えても良い。
送受信部120は、制御部160の制御の下に、PC1とプリンター200との間でデータの受け渡しを行うデータインターフェースである。プリンター200の電源230が入っているときには、PC1から送られてきた要求(制御データ)や画像データをプリンター200に送り、プリンター200の電源230が入っていないときには、PC1からの要求に対して、PC1に回答を返す。
状態保持部130は、制御部160の制御の下に、送受信部120を介して読み込んだプリンター200の状態を示すデータ(以下状態データと言う)を保持する記憶媒体であり、例えば、フラッシュメモリーなどで構成されている。プリンター200やPC1の電源がOFFの状態であっても、読み込んだ状態データを保持しておくことができる。
プリンター200の状態を示す状態データには、例えば、接続されているプリンター200の識別情報(プリンターの機種情報など)、プリンター200のステータス情報(例えば、一連の記録動作のどの動作状態にあるかの情報)、プリンター200にセットされているインクや記録媒体の属性情報、プリンター200の稼動実績情報(インクの吐出実績やプリンター200の稼動時間などの情報)、インク残量や印刷媒体のセット状態の情報、エラー発生時のエラーコードなどの情報を含めることができる。
検出部140は、プリンター200の電源230が入っているか否かを検出することができる回路である。例えば、電源230の電位レベルを検出するコンパレーター回路などを有している。検出部140は、電源230のONあるいはOFFの状態を検知して制御部160に伝達する。
電源制御部150は、制御部160の制御の下に、プリンター200の電源230の投入および遮断の制御を行う回路である。電源制御線22を介して、電源230をON/OFFするスイッチ220を制御する。
制御部160は、送受信部120、状態保持部130、検出部140、電源制御部150の制御を、つまりは、中継回路100全体の集中制御を行う部分であり、CPU(Central Processing Unit)や、制御プログラム(制御部160の制御動作を司るプログラム)を記憶するROM(Read Only Memory)などを有している。
制御部160は、送受信部120において授受される制御データを参照し、必要な応答(回答)をすることができる。具体的には、例えば、プリンター200の電源230がOFFの状態で、PC1の要求に対して応答ができない場合などにおいて、プリンター200に替わりPC1に応答することができる。
<中継回路の機能>
次に、中継回路100の一連の動作を説明することで、その機能を説明する。以下に説明する一連の動作は、ユーザーの操作に伴い、PC1が有するプリンタードライバーおよび/または中継回路100の制御部160が有するROMに予めプログラミングされたソフトウェア(上述した制御プログラム)によって動作する。
まず、PC1の電源3が投入されると、電力供給線12を介して中継回路100に電力が供給され、制御部160が起動する。
制御部160は、PC1から送られてくる制御データを処理する。制御データがプリンター200の動作を必要とするものでなければ、制御部160がそれを処理することができる。制御部160が処理できる制御データとしては、例えば、プリンター200の状態取得要求(PC1からプリンター200に対して状態データを読み込むための要求)などである。状態保持部130に保持した状態データをPC1に伝達する応答処理を行うことができる。
検出部140は、制御部160の制御の下に、プリンター200の電源230の状態を検出する。電源230がONの場合に、制御部160は、プリンター200の状態データをインターフェース210、通信線21、送受信部120を介して読み込み、状態保持部130に保持(記憶)する。
制御部160は、状態取得要求があった場合や、プリンター200からPC1に対して状態データを発報する場合において、やり取りされる状態データを状態保持部130に保持する。
電源230がOFFの場合には、制御部160は、PC1から送られてきたプリンター200に対する要求(制御データ)に対応して、PC1に回答を返す。この回答には、状態保持部130が保持しているプリンター200の状態データが含まれている。また、回答に、プリンター200の電源230がOFFであることの情報が含まれていてもよい。回答にプリンター200が動作中であるか否かを含めることで、PC1はプリンター200の状態をより詳しく知ることができる。プリンター200の種類によっては、予熱などの立ち上げ動作を必要とすることもあり、PC1は、プリンター200での印刷の可否や、印刷に掛かる時間などを予測可能である。
PC1から送られる制御データには、プリンター200の電源230をON/OFFする要求を含めることができる。中継回路100は、この要求を受けた場合に、制御部160の制御の下に電源制御部150を駆動し、電源制御線22を介してプリンター200のスイッチ220を制御して電源230をON/OFFすることができる。
電源230がONの場合には、送受信部120は、接続ケーブル10と接続ケーブル20との間でデータの授受を行うことで、中継回路100を間に配置しない場合と同じようにプリンター200を稼動させることができる。
なお、電源230がOFFのときに、PC1から印刷データなどが送られた場合、中継回路100は、電源制御線22を介してプリンター200のスイッチ220を制御して電源230をONし、プリンター200に印刷データなどを送ることもできる。
また、中継回路100は、電源230(スイッチ220)をOFFする要求を受けた場合に、制御部160の制御の下に、電源230をOFFする前に、プリンター200の状態情報を読み込み、状態保持部130に保持しておくことが好ましい。
<実施形態1の効果>
以上述べたように、本実施形態による中継回路100によれば、以下の効果を得ることができる。
中継回路100は、PC1とプリンター200の間に配される回路であり、PC1とプリンター200との間でデータの受け渡しを行う送受信部120と、プリンター200の状態(状態データ)を保持する状態保持部130とを備えている。また、中継回路100は、PC1から電力を受ける電源部110を備えている。つまり、PC1とプリンター200との間でデータの受け渡しを行う送受信部120およびプリンター200の状態を保持する状態保持部130を駆動する電源(電力)がPC1から供給される。その結果、プリンター200の電源が入っていない状態、つまり、プリンター200の消費電力がゼロの場合であっても、PC1は、プリンター200の状態を保持する中継回路100からプリンター200の状態データを得ることができる。
また、状態保持部130は、プリンター200の電源が入っているときに、プリンター200の状態を受け取る。従って、換言すると、中継回路100は、プリンター200の電源が入っていない場合であっても、電源が入っているときのプリンター200の状態を保持することができる。
また、送受信部120は、プリンター200の電源が入っているときに、PC1から送られてきた要求をプリンター200に送り、プリンター200の電源が入っていないときに、要求に対して、PC1に回答を返す。つまり、PC1は、プリンター200の電源が入っているときには、プリンター200に要求を送ることができ、プリンター200の電源が入っていないときには、中継回路100からの回答を受け取ることができる。PC1が出力する要求に対するプリンター200側からの回答を待つ場合、プリンター200の電源が入っていないためにプリンター200が回答を戻せず、PC1が回答を待ち続けて動作が止まってしまうことが考えられる。本実施形態によれば、PC1は、中継回路100の回答を受け取ることができるため、回答を待ち続けて動作が止まってしまうことがなくなる。
また、プリンター200の電源が入っていないときにPC1が中継回路100から受け取る応答には、プリンター200の状態データが含まれている。つまり、プリンター200の電源が入っていない場合(プリンター200の消費電力がゼロの場合)であっても、PC1は、プリンター200の状態データを受け取ることができる。
従来は、プリンター200の電源が入っていない状態においては、プリンター200の状態を確認することができず、例えば、インクの残量を確認するために、いちいち、プリンター200の電源を入れなければならなかった。本実施形態によれば、このような場合においても、プリンター200の電源を入れる手間が不要であり、プリンター200が立ち上がる時間を待つことなくその状態を確認することができる。
また、中継回路100は、プリンター200の電源が入っているか否かを検出する検出部140を備えているため、検出結果に応じ、つまり、プリンター200の電源の状態に応じて送受信部120の動作を変えることができる。その結果、プリンター200に替わり、中継回路100が応答することができるようになる。
また、中継回路100は、プリンター200の電源の投入および遮断の制御を行う電源制御部150を備えているため、プリンター200の電源が入っていない状態(プリンター200の消費電力がゼロの状態)であっても、プリンター200を動作状態にすることができる。また、動作状態から、消費電力がゼロの状態にすることができる。
なお、データ送信機器としては、PC1に限定するものではなく、例えばプリントサーバー(プリンターサーバーとも言う)などであっても良い。プリントサーバーとは、コンピューターネットワーク上において、プリンター200を複数のクライアントコンピューター(例えばPC1)から共有利用可能とするための制御コンピューターである。つまり、コンピューターネットワーク上に配置されたデータ送信機器としてのプリントサーバーとプリンター200とを中継回路100によって接続する構成であっても良い。
(実施形態2)
次に、実施形態2に係る記録装置としてのプリンター201について説明する。なお、説明にあたり、上述した実施形態と同一の構成部位については、同一の符号を使用し、重複する説明は省略する。
図3は、実施形態2に係るプリンター201およびプリンター201が配される位置を示すブロック図である。
実施形態2は、実施形態1に係る中継回路100が記録装置としてのプリンター201に備えられていることを特徴としている。
プリンター201は、上述したプリンター200の本体202の内部に中継回路100を備えた構成となっている。つまり、プリンター201の機能は、実施形態1における中継回路100とプリンター200とを組み合わせた構成と同じである。
PC1とプリンター201とは接続ケーブル10によって接続され、中継回路100のプリンター201内部での接続は、実施形態1で説明した接続ケーブル20の代わりに内部配線240によって行われている。
内部配線240は、通信配線241、電源制御配線242、電源検出配線243を有している。
通信配線241は、中継回路100とプリンター201の記録装置制御部250との間で情報(画像データや制御データなど)をやり取りするための配線であり、記録装置制御部250と中継回路100の送受信部120(図2参照)とを接続している。
電源制御配線242は、プリンター201の電源230をON/OFFするスイッチ220を制御する制御信号線であり、中継回路100の電源制御部150(図2参照)とスイッチ220とを接続している。
電源検出配線243は、電源230がON状態にあるかOFF状態にあるかをセンスするための信号線であり、電源230と中継回路100の検出部140(図2参照)とを接続している。
プリンター201が備える電源230は、実施形態1の場合と同様に、中継回路100が備える電源部110と独立している。
記録装置制御部250は、プリンター201全体を集中制御する機能を有しており、中継回路100を介してPC1から送られる情報(画像データや制御データなど)に従いプリンター201を駆動させる。記録装置制御部250は、例えば、PC1や中継回路100の要求に応じて、プリンター201の状態情報を発報することができる。
<実施形態2の効果>
本実施形態による記録装置(プリンター201)によれば、以下の効果を得ることができる。
プリンター201が中継回路100を備えることにより、中継回路100を駆動する電源をプリンター201に備える必要がなくなる。その結果、プリンター201は、例えばスリープモードなどの待機状態において電力を消費することがなくなる。
例えば、プリンター201の電源230が入っていない場合であっても、PC1とプリンター201とが接続ケーブル10によって接続されている場合には、PC1の電源3(図2参照)が入ることによって中継回路100に電力が供給されるため、PC1からプリンター201の状態を知ることができる。従来、PC1からは、接続された記録装置(プリンター)の電源がOFFになっている状態と、プリンターが接続されていない状態との識別ができなかったが、本実施形態によると、接続された中継回路100の応答の有無によってその識別が可能となる。
また、プリンター201は、中継回路100が備える電源部110(図2参照)と独立した電源230を備えているため、プリンター201が消費する電力を、中継回路100が消費する電力を除いた電力に抑えることができる。また、中継回路100が消費する電力は、PC1の電源3がONとなる場合だけにすることができる。
(実施形態3)
次に、実施形態3に係る記録システムとしてのプリントシステム300について説明する。なお、説明にあたり、上述した実施形態と同一の構成部位については、同一の符号を使用し、重複する説明は省略する。
図4は、実施形態3に係るプリントシステム300を示す構成図である。
実施形態1,2では、図1,3に示すように、PC1とプリンター200,201とが1対1で接続される例で説明したが、この構成に限定するものではなく、例えば、図4に示すプリントシステム300のように、1対多、つまり1台のデータ送信機器(例えば、PC1)に複数の記録装置(例えば、プリンター200,201)が接続される構成であっても良い。
プリントシステム300は、例えば、大量の印刷物を短時間に作成するために、複数のプリンター200,201を1台のPC1に並列に接続した構成のシステムである。中継回路100を備えないプリンター200には、PC1との間に中継回路100を配している。
<実施形態3の効果>
複数の記録装置を並列に接続する場合であっても、それぞれの記録装置との間に配される中継回路100がそれぞれに接続される記録装置の状態データを保持しているため、記録装置の電源が入っていない場合であっても、データ送信機器は、それぞれの記録装置の状態を知ることができる。換言すると、スリープモードなどで消費する電力が削減または抑制された記録システムを得ることができる。
1…データ送信機器(PC)、2…インターフェース、3…電源、10,20…接続ケーブル、11…通信線、12…電力供給線、21…通信線、22…電源制御線、23…電源検出線、100…中継回路、110…電源部、120…送受信部、130…状態保持部、140…検出部、150…電源制御部、160…制御部、200,201…記録装置(プリンター)、210…インターフェース、220…スイッチ、230…電源、240…内部配線、241…通信配線、242…電源制御配線、243…電源検出配線、250…記録装置制御部、300…プリントシステム。

Claims (9)

  1. データ送信機器と記録装置の間に配される中継回路であって、
    前記データ送信機器から電力を受ける電源部と、
    前記データ送信機器と前記記録装置との間でデータの受け渡しを行う送受信部と、
    前記記録装置の状態を保持する状態保持部と、を備えることを特徴とする中継回路。
  2. 前記状態保持部は、前記記録装置の電源が入っているときに、前記記録装置の状態を得ることを特徴とする請求項1に記載の中継回路。
  3. 前記送受信部は、
    前記記録装置の電源が入っているときに、前記データ送信機器から送られてきた要求を前記記録装置に送り、
    前記記録装置の電源が入っていないときに、前記要求に対して、前記データ送信機器に回答を返すことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の中継回路。
  4. 前記回答は、前記記録装置の状態を含むことを特徴とする請求項3に記載の中継回路。
  5. 前記記録装置の電源が入っているか否かを検出する検出部を備えることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の中継回路。
  6. 前記記録装置の電源の投入および遮断の制御を行う電源制御部を備えることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の中継回路。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載の中継回路を備えることを特徴とする記録装置。
  8. 前記中継回路が備える電源部とは独立した電源部を備えることを特徴とする請求項7に記載の記録装置。
  9. 請求項7または請求項8に記載の記録装置を備えることを特徴とする記録システム。
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