JP2015190822A - 外装材の劣化シミュレーションシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】 外装材の劣化の予測を地域に応じて適切に行うことができ、また劣化の程度の表示を一般の居住者に分かりやすく示すことができるシミュレーションを提供する。
【解決手段】 地域毎に外装材の劣化による色の劣化の程度と経年の関係を示す劣化曲線aを定めた手段2を設ける。建設地の住所、築年数に係る情報が入力されて記憶する手段3と、外装材の色実測値の情報が入力されて記憶する手段4とを設ける。色実測値から色の劣化の程度を求める手段5を設ける。建設地の住所から劣化の程度の地域を特定して前記劣化曲線を選択し、どの位置に現在点があるかを、前記劣化の程度と築年数とから求めて劣化の予測をする手段7を設ける。
【選択図】 図1

Description

この発明は、住宅やその他の建物における、外壁材や屋根材等の屋外に面する部材である外装材の劣化の予測を行う外装材の劣化シミュレーションシステムに関する。
建物における外壁材等の外装材は、日射熱や水分、紫外線等の影響で劣化し、経年で塗膜色変化が生じる。色劣化の診断は、例えば、経年変化後のLabなどの物理量とベース色部材のLabなどの物理量を色差計によって測定し、両者の色差ΔEを求めることで行われている。このΔEは、米国標準局では6以上を「色差の感覚が大きい」ものとしている。特許文献1では、外壁の塗装について、促進耐候性試験による色差の経時変化結果を「劣化予測線」としている。これにつき、実物件における色差ΔEを重ねることで、現在の劣化の程度を求めている。また、ΔE=6を外壁の寿命としており、この両者から寿命となる時期(メンテナンス時期)を表示する方法が考えられている。これらと同時に、メンテナンス費用の算出も行われている。
特開2011−99707号公報
同じ仕様の外装材であっても、劣化の程度は、日射熱や水分、紫外線等の量によって異なり、これらは地域によって気象条件の差により異なる。また、地域によって住宅等の建物の仕様も異なっており、建物仕様の違いは外壁材に与えられる日射熱や水分の違いとなり、これによっても地域によって劣化の程度に違いが生じる。従来技術では、このような地域による劣化の進行の程度が考慮されておらず、適切な劣化の予測が行えない。
また、色差ΔEは、工学的には、色の違いを示す一般的な指標であるが、一般人には馴染みの薄い表現である。そのため、ΔE=6という閾値を示されても、劣化の程度を判断し難いという問題がある。さらに、従来技術では、メンテナンス仕様に対応した、メンテナンス後の劣化の程度については表示されておらず、どのようなメンテナンスを行うことで、どのように劣化が進行するかを知ることができない。
この発明の目的は、外装材の劣化の予測を、地域に応じて適切に行うことができる外装材の劣化シミュレーションシステムを提供することである。
この発明の他の目的は、劣化の程度を、一般の居住者に分かりやすく示すことである。
この発明のさらに他の目的は、メンテナンス仕様による劣化の予測およびその表示を複数種類のメンテナンス仕様につき対比して行えて、メンテナンス仕様を選択し易くすることである。
この発明の外装材の劣化シミュレーションシステム(1)は、
地域毎に外装材の劣化による色の劣化の程度と経年の関係を示す劣化曲線(a)を定めた地域毎経年劣化記憶手段(2)と、
シミュレーションの対象となる外装材を用いた建物データ、例えば建設地の住所および築年数を定める情報が入力されて記憶する基本情報入力手段(3)と、
前記シミュレーションの対象となる外装材の色実測値の情報が入力されて記憶する色実測値入力手段(4)と、
この色実測値入力手段(4)に記憶された色実測値から色の劣化の程度を求める色劣化計算手段(5)と、
前記基本情報入力手段(3)に記憶された建物データから前記地域毎経年劣化記憶手段(2)に定められた地域を特定して前記劣化曲線(a)を選択し、当該劣化曲線(a)における現在点を、前記色劣化計算手段(5)で求めた前記劣化の程度と前記基本情報入力手段(3)に記憶された建物データにおける築年数を定める情報とから求め、前記現在点以降の前記劣化曲線(a)の部分を劣化の予測結果とする劣化予測手段(6)と、
を備えることを特徴とする。
なお、前記外装材は、住宅やその他の建物における屋外に面する部材であって、外壁材であっても、屋根材であっても良い。前記地域毎経年劣化記憶手段(2)は、外装材の種類毎に別に設けたものであっても良い。
この構成によると、地域毎に外装材の劣化の程度と経年の関係を示す劣化曲線(a)を定めておき、この地域毎の劣化曲線(a)を建物データから選択し、劣化の予想に用いる。そのため、外装材の劣化の予測を、地域の違いによる条件の違いに応じて適切に行うことができる。
この発明の劣化シミュレーションシステム(1)において、前記色実測値入力手段(4)は、前記外装材の色の劣化の進行が小さい部分と進行が大きい部分との色実測値が入力されて記憶し、前記色劣化計算手段(5)は、前記色の劣化の進行していない部分と進行が進んでいる部分との劣化の程度の差から前記色の劣化の程度を求める構成としても良い。
外装材は、日陰になるなど、部位によって色の劣化の少ない部分と多い部分とが生じ、数年を経過しても殆ど劣化の進んでいない箇所も生じる。そのため、色の劣化の少ない部分と多い部分との劣化の程度の差から、色の劣化の程度を求めることでができる。外装材の新品のサンプルや、新品の色の数値が既知であれば、その既知の情報を新品の色の情報として劣化判断することで、より適切な現在の劣化の状況を知ることができる。しかしそのような新品のサンプルや色データが残っている場合が少なく、かつ残っていたとしても、外装材の種類が多くてどの種類があるかを特定することが困難である。このため、色の劣化の少ない部分と多い部分との色の差から劣化の程度を求めるようにすることで、どのような物件のどのような外装材についても、容易に、かつある程度適切に劣化の予測を行うことができる。このため、例えば建物の定期診断の一項目として外装材の劣化予測を行うような場合であっても、簡単に予測が行えて、外装材の劣化予測を建物の定期診断の一項目に組み込むことが実現できる。
この発明の劣化シミュレーションシステム(1)において、前記劣化予測手段(7)の前記予測結果を、新築時、現在、および将来、つまり現在から設定経過年数時の別に、前記外装材の色を表示して示す基本予測結果表示手段(7)を設けても良い。
劣化の予測結果として、新築時、現在、および設定経過年数時の外装材の色を表示して示すことで、色差を数値で示す場合と異なり、施主等の一般人にも、劣化の程度を実感として分かり易く理解させることができる。
この発明の劣化シミュレーションシステム(1)において、前記外装材の複数種類のメンテナンス仕様とその種類毎の経年に伴う劣化の程度の予測の関係情報を記憶したメンテナンス仕様毎劣化記憶手段(8)と、この記憶された外装材のメンテナンス仕様毎の経年に伴う劣化の程度の予測の関係情報を表示するメンテナンス仕様毎予測表示手段(9)を設けても良い。
メンテナンス仕様毎の劣化の程度の予測結果を示すことで、どのメンテナンス仕様を選択すればどのように劣化が進行するかが分かり、メンテナンス仕様の選択に役立てることでできる。
この発明の劣化シミュレーションシステム(1)において、色劣化計算手段(5)は、色のLab表示系における明度を示すLの値の変化から前記外装材の色の劣化の程度を求めるようにしても良い。
色の違いを示す数値L,a,bのうち、色の明度の数値Lが劣化の程度を示す数値として支配的である。したがって、明度を示すLの値の変化から前記外装材の色の劣化の程度を求めることで、容易に、かつ適切に劣化の程度を求めることができる。
この発明の劣化シミュレーションシステム(1)において、前記地域毎経年劣化記憶手段(2)に記憶した前記劣化曲線(a)は、前記地域毎の気候と、地域毎に建設される建物の仕様の違いを反映させて作成された劣化曲線(a)であっても良い。
気候は外装材の劣化の程度に大きく影響し、地域によって異なる。また、建物の仕様は、気候の違いなどから地域によって異なる傾向があり、建物の仕様、例えば外壁の断熱材層や通気構造は、その外壁の外装材の劣化に大きく影響する。そのため、これらの気候や建物の使用を考慮して、色の劣化の程度と経年の関係を示す劣化曲線を定め、記憶させておくことで、外装材の劣化の予測を、地域に応じてより一層適切に行うことができる。
この発明の外装材の劣化シミュレーションシステムは、地域毎に外装材の劣化による色の劣化の程度と経年の関係を示す劣化曲線を定めた地域毎経年劣化記憶手段と、シミュレーションの対象となる外装材を用いた建物データを定める情報が入力されて記憶する基本情報入力手段と、前記シミュレーションの対象となる外装材の色実測値の情報が入力されて記憶する色実測値入力手段と、この色実測値入力手段に記憶された色実測値から色の劣化の程度を求める色劣化計算手段と、前記基本情報入力手段に記憶された建物データから前記地域毎経年劣化記憶手段に定められた地域を特定して前記劣化曲線を選択し、この選択した劣化曲線のどの位置に現在点があるかを、前記色劣化計算手段で求めた前記劣化の程度と前記基本情報入力手段に記憶された建物データにおける築年数を定める情報とから求め、前記現在点以降の前記劣化曲線の部分を劣化の予測結果とする劣化予測手段とを備えるため、外装材の劣化の予測を、地域に応じて適切に行うことができる。
(A)はこの発明の一実施形態に係る外装材の劣化シミュレーションシステムの概念構成を示すブロック図、(B)はその記憶された地域と劣化の程度のマップの概要および劣化の程度と経年の関係を示す概要図、(C)は将来の色の変化の予測結果を示す出力の概要図、(D)はメンテナンス仕様毎の経年に伴う劣化の予測を示す概要図である。 同システムを構成するシミュレーションプログラムの流れ図である 同システムの基本情報入力画面の説明図である。 同システムの色実測値入力画面の説明図である。 同システムの建設地と劣化の程度のマップである。 同システムの劣化の程度と経年の関係を示す関係図である。 同システムの将来の色の変化の予測結果を示す図である。 同システムのメンテナンス仕様毎の経年に伴う劣化の予測を示すグラフである。
この発明の一実施形態を図面と共に説明する。この外装材の劣化シミュレーションシステム1は、住宅やその他の建物における外装材の劣化の予測を行うシステムであって、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置1A(オペレーションプログラムを含む)に、図2に概要を示す劣化シミュレーションプログラムをインストールすることで、図1にブロックで示す各機能達成手段を構成したものである。前記情報処理装置1Aは、コンピュータとして機能するものであれば良く、スマートフォンと呼ばれる多機能携帯電話機であっても、タブレット形式やその他の形式の携帯情報端末であっても良い。前記劣化シミュレーションプログラムは、コンピュータで実行可能なものである。情報処理装置1Aは、その筐体に、またはその筐体とは離れて、入力装置11と、出力装置である液晶表示装置等の画像表示装置12、およびプリンタ13が設けられている。入力装置11は、キーボード、マウス、またはタッチパネル等の機器、または外部入力端子や可搬の記憶素子の入力端子等である。
この劣化シミュレーションシステム1は、図1に示すように地域毎経年劣化記憶手段2、基本情報入力手段3、色実測値入力手段4、色劣化計算手段5、劣化予測手段6、基本予測結果表示手段7、メンテナンス仕様毎劣化記憶手段8、およびメンテナンス仕様毎予測表示手段9を有し、さらに報告書作成手段10を有している。
地域毎経年劣化記憶手段2は、地域毎に外装材の劣化による色の劣化の程度と経年の関係を示す劣化曲線を定めた手段であり、マップ2aとグラフ2bとでなる。劣化の程度は地域毎の気候によって異なる。そのため、劣化の程度を相対的に示したマップ2aおよびグラフ2bを予め作成しておき、入力された建設地での劣化レベルを決定するようにしている。マップ2aは、図5に示すように、例えば日本地図を、外装材の劣化し易さの程度である劣化レベルが同じとなる地域別に区分し、色分けしたものであって、各地域の区分には、その区分に含まれる住所の情報(図示せず)を有している。この例では、前記地域の区分は、劣化レベルI〜VII の7段階で分けている。
グラフ2bは、横軸に築年数を、縦軸に色の劣化の程度を取った劣化曲線aで示される。劣化曲線aは、例えば1次曲線(傾斜した直線)とされ、その場合、劣化曲線aの傾きをグラフ2bのデータとして記憶しておく。この劣化曲線aのグラフは、外装材の使用部位に係る種類、すなわち外装材が外壁であるか、屋根であるか等の種類毎に設けられる。前記マップ2aは、外装材の前記各種類に対して共通であっても、また種類毎に異ならせても良い。前記劣化曲線aは、例えば、前記地域毎の気候と、地域毎に建設される建物の仕様の違いを反映させて作成される。建物の仕様の違いは、外壁や屋根などの断面構造、その断面各層の材料、建物におけるその外装材が用いられている部屋の用途、生活スケジュールの違いなどである。建物の仕様の違いとして、上記の各事項を全て反映させても、いずれか一部の事項、例えば外壁の断面構造と材料のみを反映させても良い。
この場合に、例えばこれまでに行われている各種の促進劣化試験などの結果から、明度Lを元とした図6のような劣化曲線aを、それぞれの劣化レベル毎に予め用意し、建設地が特定されると、建設地での劣化レベルに応じた劣化直線aを決定できるようにする。
基本情報入力手段3は、シミュレーションの対象となる外装材を用いた建物データ、例えば建設地の住所および築年数を定める情報が入力されて記憶する手段である。基本情報入力手段3は、入力処理部3aと記憶部3bとでなり、入力処理部3aは、図3に一例を示すような基本情報の入力画面を画像表示装置12に出力し、入力すべき事項を表示してその入力を促すと共に、入力されたデータを記憶部3bに記憶させる。この入力画面で入力する事項は、例えばシミュレーション対象の建物の施主である顧客の氏名、建設地の住所、築年数を定める情報(建物の引渡日、外装材の劣化の実測を行った調査日)である。全ての事項の入力がなされ、「完了」と表示されたソフトウェアキーをオン操作することで、前記入力処理部3aは、入力された各事項を前記記憶部3bに記憶させる。
なお、前記地域毎経年劣化記憶手段2において、複数種類の外装材につき劣化曲線aのグラフを設ける場合、例えば基本情報入力手段3等において、シミュレーション対象の外装材の種類の選択を入力させるようにし、その入力された種類の情報からその種類に対応した劣化曲線aのグラフの選択を行うこともできる。この劣化シミュレーションシステム1を外壁材または屋根材等の種類の定まった外装材のシミュレーション専用とする場合は、前記外装材の種類の選択の入力は不要である。
色実測値入力手段4は、外装材の色の実測値を入力させて記憶する手段であり、入力処理部4aと記憶部4bとでなる。入力処理部4aは、図4に一例を示す色実測値入力画面を画像表示装置12に出力し、外装材の色の劣化の少ない部分と多い部分とのそれぞれを、色の数値で入力させる。色の劣化の少ない部分は非日射面であり、多い部分は日射面である。色の数値は、例えば色のRGB系表示のR(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の各数値である。入力処理部4aは、各入力画面上の各記入部の数値が記入され、「OK」と表示されたソフトウェアキーをオン操作することで、入力された各数値を前記記憶部4bに記憶させる。
色実測値入力手段4の入力処理部4aには、前記色実測値入力画面の一部またはこの画面と並ぶ部分に、入力された色の数値で示される色を再現する機能を持たせることが好ましい。
色劣化計算手段5は、色実測値入力手段4に記憶された色実測値から色の劣化の程度を求める手段である。色劣化計算手段5は、前記色の劣化の進行が小さい部分と進行が大きい部分との色実測値の差から前記色の劣化の程度を求める。また、色劣化計算手段5は、前記RGB系表示で入力された色の数値をLab表示系に変換し、その変換されたLab表示系における明度を示すLの値の変化、つまり色の劣化の少ない部分と多い部分との明度差から、前記外装材の色の劣化の程度を求める。この場合に、明度差と外装材の劣化の程度との関係は、試験等により関係曲線や関数として求めて記憶しておき、明度差から劣化の程度が計算される。
劣化予測手段6は、前記基本情報入力手段3に記憶された建物データにおける建設地の住所から前記地域毎経年劣化記憶手段2に定められた地域を特定して前記劣化曲線aを選択し、この選択した劣化曲線のどの位置に現在点があるかを、前記色劣化計算手段5で求めた前記劣化の程度と前記基本情報入力手段3に記憶された引渡日と調査日の情報とから求め、前記現在点以降の前記劣化曲線の部分を劣化の予測結果とする。この場合に、引渡日から調査日までを築年数とする。
劣化予測手段6は、具体的には、建設地の住所から図5のマップ2aにおける地域を特定してその地域の劣化レベルを定め、図6に示すように、その劣化レベルに対応する傾きの劣化曲線aを求める。築年数を横軸の値、色の劣化の程度(明度差など)を縦軸の値として定め、その交点(同図に星印で示す)を現在点として定める。現在点からの劣化予測は、劣化曲線aが現在点を通るように平行移動させて行うことができる。
基本予測結果表示手段7は、前記劣化予測手段6の前記予測結果を、例えば図7のように図示した形式で、新築時、現在、および将来の現在から設定経過年数時(同図では5年後、および10年後)の別に、画像表示装置12またはプリンタ13等の出力装置に、前記外装材の色を表示して示す。なお、基本予測結果表示手段7は、図5に示すマップ2aを画面等に表示し、建設地がどの劣化レベルに該当するかを示すようにしても良い。
メンテナンス仕様毎劣化記憶手段8は、前記外装材の複数種類のメンテナンス仕様と、その種類毎の経年に伴う劣化の程度の予測の関係情報を記憶した手段である。前記メンテナンス仕様は、例えば、外装材への有彩色の塗料の上塗り、透明塗料の上塗り、塗膜層の全体の塗替え等である。
メンテナンス仕様毎予測表示手段9は、前記メンテナンス仕様毎劣化記憶手段8に記憶された外装材のメンテナンス仕様毎の経年に伴う劣化の程度の予測の関係情報を、画像表示装置12またはプリンタ13等の出力装置に表示する手段である。この表示は、例えば図8のように、横軸を現在からの経過年数、縦軸に色の劣化の程度(明度差など)を取ったグラフにおいて、各プラン毎(すなわち、メンテナンス仕様毎)の曲線として表示する。
報告書作成手段10は、建物の定期点検、例えば10年点検等の結果を所定の形式で記載した報告書を作成する手段であり、この作成する報告書の一部として、前記基本予測結果表示手段7による予測結果、および前記メンテナンス仕様毎予測表示手段9の予測の結果を記載する。これらの予測結果以外の報告書作成手段10で用いる事項は入力する必要があるが、ここではその説明を省略する。
次に、図2の流れ図につき説明する。同図は前記劣化シミュレーションの各手順を示す流れ図である。同図に○で囲んだ数字は、次の( ) 印の事項に対応する。
<入力に関する事項>
(1) 建設地の住所、(2) 引渡日、(3) 調査日、
(4) 現地における、劣化の少ない部分の色の実測値、
(5) 現地における、劣化の進行した部分の色の実測値、
<予め用意しておく事項>
(6) 建設地と劣化の程度のマップ(図5)、および劣化の程度と年数の関係を示す図(関係図、または一覧表)、
(7) メンテナンス仕様と劣化の程度を示す関係図または一覧表、およびそれを表示させる部分
<計算により求める事項>
(8) 上記(2) と(3) により築年数を算定する部分、
(9) 上記(1) より(6) を検索し、建設地の劣化の程度を決定する部分、
(10)上記(4) と(5) の差を算出し、現在の劣化の程度を(6) に表示する部分、
(11)上記(6) の結果と(4)(5)の差により得られた劣化の程度から今後の変化を計算する部分、
(12)上記(11)の計算結果を再現する部分
<計算式>
(13)RGB→Labの変換式、(14)Lab→RGBの変換式
図2において、ステップS1では、図3の基本情報入力画面G1を画像表示装置12に表示させて、建設地の住所、引渡日、調査日の入力を促し、それらの入力が行われて入力完了の操作(「完了」のキーのオン)が行われると、その入力された事項を記憶する。
ステップS2は、色情報算出にデジタルカメラを使用するか否かを判断するステップである。この実施形態は、デジタルカメラを使用する場合の実施形態であり、ステップS2は、この劣化シミュレーションプログラムを構成する手順ではないが、このデジタルカメラを使用するか否かの判断結果を入力させる手順を劣化シミュレーションプログラムに加え、色の数値の入力画面を異ならせても良い。
デジタルカメラを使用する場合は、現地における外装材の色の劣化の少ない部分の実測値と、劣化の進行した部分の色実測値を入力する画面G2(図4)を出力し、各数値が入力されて入力完了を示す入力処理(「OK」のキーをオン)がなされると、それらの数値を記憶する(ステップS3)。
この場合に、デジタルカメラで撮影した日射面および非日射面における外壁等の外装材の写真につき、この劣化シミュレーションシステムとは別の画像処理ソフトウェアを利用してパソコンにより、定めた範囲で色実測値(例えばRGB値)を求める。この求められた色実測値を、図4のような入力画面G2の入力欄に入力する。この入力した色実測値は、図4(B)のように画面上に再現、すなわち表示する。このような色実測値から色を表示する機能は、市販の表計算ソフトウェア等に備えられており、図1の色実測値入力手段4は、例えばこのような表計算ソフトウェアを利用して前記色の表示を行う。非日射面の色実測値は新築時の色として、日射面の色実測値は現在の色として、色劣化計算手段5(図1)による計算に用いてもよい。なお、Lab値を入力し、RGBへの変換を行うことで、色差計を利用することもできるが、その場合の処理を次に説明する。
ステップS2で、デジタルカメラを使用しない場合、他の実施形態となるが、ステップS10〜S12の処理を行う。すなわち、色情報の算出に色差計を使用する((ステップS10)、(このステップは劣化シミュレーションプログラムの有するステップではない))。色差計を使用した場合、日射面および非日射面における外壁等の外装材のLabが得られるので、色実測値入力画面G2(図4)では、日射面および非日射面におけるLab値の入力を促す画面とし、前記と同様に各数値が入力されて入力完了を示す入力処理なされると、それらの数値を記憶する。この場合、色実測値入力手段4は、ステップS12のLab値からRGB値に変換する手順を有し、この変換後のRGB値を記憶する。
なお、色実測値入力手段4にステップS12の変換手順を設けずに、ステップS11で得たLab値を記憶し、ステップS11からステップS4に進むようにしても良い。
上記のように色実測値の入力がなされると、記憶されている引渡日と調査日の差を築年数として築年数を算定する(ステップS4)。具体的には、築年数=(調査日から起算した引渡日までの連続日数)/365で算出する。
この後、建設地の住所より劣化程度別に区分した地域を検索し、建設地の劣化の進行程度を示す劣化曲線aを決定する(ステップS5)。この場合、ステップS13に示すように、図5のマップ2aを使用し、また図6の劣化の程度と経年の関係を示す関係図を用いる。
ステップS6では、劣化の少ない部分(非日射面)と多い部分(日射面)との色の数値の差を算出し、これを定量化された現在の劣化の程度として使用する。劣化の程度については、RGB値からLab値に変換し、Lab値における明度を示すLの値の差により劣化の程度を求める。この値と前記のように求めた築年数とによって、図6のグラフに現在点として、例えば同図に星印で示すようにプロットして表示する(ステップS14)。
なお、前記ステップ12の変換処理を行わずにステップS11で得たLab値を記憶して用いる場合は、ステップS14のRGB値からLab値への変換は不要であり、記憶したLab値を用いてステップS6の劣化程度の算出に用いる。
ステップS7では、ステップ6で得られた劣化の程度から今後の変化を計算する。この場合に、色変化として最も支配的な要素は明度であることから、a値およびb値については経年による変化は考慮しないこともでき、この実施形態では考慮していない。この将来の明度Lおよび現在のa値,b値によるLab値からRGB値に変換する(ステップ15)。
このステップS7の計算結果を、図7のように再現する(ステップS8)。このとき、将来の色を、表計算ソフトウェアの色設定機能等を利用してRGB値から色を再現し、図7のように色を再現する。再現した新築時、現在、将来(5年後、10年後)の各色は、比較できるように同一画面上に並べて表示しても良く、また画面を切り換えて表示しても良い。
この後、メンテナンス仕様と劣化の関係を示すグラフないし一覧表を表示する(ステップS19)。
この実施形態によると、上記のように、地域毎に外装材の劣化の程度と経年の関係を示す劣化曲線aを定めておき、この地域毎の劣化曲線aを建設地の住所から選択し、劣化の予想に用いる。そのため、外装材の劣化の予測を、地域の違いによる条件の違いに応じて適切に行うことができる。
また、前記色劣化計算手段5は、前記色の劣化の少ない部分と多い部分との劣化の程度の差から前記色の劣化の程度を求めるが、外装材は、日陰になるなど、部位によって色の劣化の少ない部分と多い部分とが生じ、数年を経過しても殆ど劣化の進んでいない箇所も生じる。そのため、色の劣化の少ない部分と多い部分との劣化の程度の差から、色の劣化の程度を求めることができる。外装材の新品のサンプルや、新品の色の数値が既知であれば、その既知の情報を新品の色の情報として劣化判断に用いればより適切な現在の劣化の状況を知ることができる。しかし、そのような新品のサンプルや色データが残っている場合が少なく、かつ残っていたとしても、外装材の種類が多くてどの種類があるかを特定することが困難である。このため、色の劣化の少ない部分と多い部分との色の差から劣化の程度を求めるようにすることで、どのような物件のどのような外装材についても、容易に、かつある程度適切に劣化の予測を行うことができる。このため、例えば建物の定期診断の一項目として外装材の劣化予測を行うような場合であっても、簡単に予測が行えて、外装材の劣化予測を建物の定期診断の一項目に組み込むことが実現できる。
基本予測結果表示手段7は、劣化の予測結果として、図7,図1(C)のように、新築時、現在、および設定経過年数時の外装材の色を表示して示すため、色差を数値で示す場合と異なり、施主等の一般人にも、劣化の程度を実感として理解させることができる。
メンテナンス仕様毎予測表示手段9は、メンテナンス仕様毎の劣化の程度の予測結果を図8のように示すため、メンテナンス仕様、すなわちどのプランを選択すればどのように劣化が進行するかが分かり、メンテナンス仕様の選択に役立てることでできる。
色劣化計算手段5は、色のLab表示系における明度を示すLの値の変化から前記外装材の色の劣化の程度を求めるが、色の違いを示す数値L,a,bのうち、色の明度の数値Lが劣化の程度を示す数値として支配的である。したがって、明度を示すLの値の変化から前記外装材の色の劣化の程度を求めることで、容易に、かつ適切に劣化の程度を求めることができる。
前記地域毎経年劣化記憶手段2に記憶した前記劣化曲線aは、この実施形態では、前記のように地域毎の気候と、地域毎に建設される建物の仕様の違いを反映させて作成された劣化曲線としている。気候は外装材の劣化の程度に大きく影響し、地域によって異なる。また、建物の仕様は、気候の違いなどから地域によって異なる傾向があり、建物の仕様、例えば外壁の断熱材層や通気構造は、その外壁の外装材の劣化に大きく影響する。そのため、これらの気候や建物の使用を考慮して、色の劣化の程度と経年の関係を示す劣化曲線を定め、記憶させておくことで、外装材の劣化の予測を、地域に応じてより一層適切に行うことができる。
この実施形態の効果を纏め直して次に示す。
・外壁等の外装材の余寿命を知ることが可能になる。
・余寿命としてユーザーに提示することで、危険度、緊急度を分かりやすくユーザーに説明することが可能になる。
・外壁等の外装材のメンテナンスの時期の適切な提示が可能になる。
・メンテナンス工事受注の営業ツールとしての利用が可能である。
・多色の材料であっても、画像の範囲指定によって、平均的な色評価が行える。
・材料の凹凸を避けて色評価が行える。
・スマートフォンのアプリケーションと連動させることで、診断結果をその場で表示することも可能である。
1…劣化シミュレーションシステム
1A…情報処理装置
2…地域毎経年劣化記憶手段
3…基本情報入力手段
4…色実測値入力手段
5…色劣化計算手段
6…劣化予測手段
7…基本予測結果表示手段
8…メンテナンス仕様毎劣化記憶手段
9…メンテナンス仕様毎予測表示手段

Claims (6)

  1. 地域毎に外装材の劣化による色の劣化の程度と経年の関係を示す劣化曲線を定めた地域毎経年劣化記憶手段と、
    シミュレーションの対象となる外装材を用いた建物データを定める情報が入力されて記憶する基本情報入力手段と、
    前記シミュレーションの対象となる外装材の色実測値の情報が入力されて記憶する色実測値入力手段と、
    この色実測値入力手段に記憶された色実測値から色の劣化の程度を求める色劣化計算手段と、
    前記基本情報入力手段に記憶された建物データから前記地域毎経年劣化記憶手段に定められた地域を特定して前記劣化曲線を選択し、当該劣化曲線における現在点を、前記色劣化計算手段で求めた前記劣化の程度と前記基本情報入力手段に記憶された建物データにおける築年数を定める情報とから求め、前記現在点以降の前記劣化曲線の部分を劣化の予測結果とする劣化予測手段と、
    を備えることを特徴とする外装材の劣化シミュレーションシステム。
  2. 請求項1に記載の外装材の劣化シミュレーションシステムにおいて、前記色実測値入力手段は、前記外装材の色の劣化の進行が小さい部分と進行が大きい部分との色実測値が入力されて記憶し、前記色劣化計算手段は、前記色の劣化の少ない部分と多い部分との劣化の程度の差から前記色の劣化の程度を求める外装材の劣化シミュレーションシステム。
  3. 請求項1または請求項2に記載の外装材の劣化シミュレーションシステムにおいて、前記劣化予測手段の前記予測結果を、新築時、現在、および現在から設定経過年数時の別に、前記外装材の色を表示して示す基本予測結果表示手段を設けた外装材の劣化シミュレーションシステム。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の外装材の劣化シミュレーションシステムにおいて、前記外装材の複数種類のメンテナンス仕様とその種類毎の経年に伴う劣化の程度の予測の関係情報を記憶したメンテナンス仕様毎劣化記憶手段と、この記憶された外装材のメンテナンス仕様毎の経年に伴う劣化の予測の関係情報を表示するメンテナンス仕様毎予測表示手段を設けた外装材の劣化シミュレーションシステム。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の外装材の劣化シミュレーションシステムにおいて、色劣化計算手段は、色のLab表示系における明度を示すLの値の変化から前記外装材の色の劣化の程度を求める外装材の劣化シミュレーションシステム。
  6. 請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の外装材の劣化シミュレーションシステムにおいて、前記地域毎経年劣化記憶手段に記憶した前記劣化曲線は、前記地域毎の気候と、地域毎に建設される建物の仕様の違いを反映させて作成された劣化曲線である外装材の劣化シミュレーションシステム。
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