JP2015190264A - サッシ窓 - Google Patents

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Abstract

【課題】経年の水濡れなどで熱膨張耐火材が剥がれ落ちることがなく、長期にわたり好適に防火性能(遮熱/遮煙/防火性能)を維持することが可能になるとともに、熱膨張耐火材を設置する際の施工性の向上を可能にしたサッシ窓を提供する。
【解決手段】窓枠の下枠1に形成された水抜き孔7を通じて下枠1の中空部6内に挿入配置され、火災時に加熱されるとともに膨張する熱膨張耐火材13を保持する耐火材取付用治具11を備える。また、耐火材取付用治具11を、引掛け部15、16と、引掛け部15、16から下方に延びる垂下部17と、垂下部17の下端から横方向に延び、熱膨張耐火材13が設置される耐火材設置部18とを備えて形成する。
【選択図】図3

Description

本発明は、サッシ窓に関する。
従来、窓(サッシ窓)として、引違い窓、上げ下げ窓、FIX窓(はめ殺し窓)、外開き窓、内倒し窓、折りたたみ窓、回転窓などのそれぞれ開閉方式や機能が異なる各種窓(サッシ窓)が住宅などの建物に用いられている。また、この種の窓は、建物の開口部の内周に設置される窓枠と、窓枠に支持させて配設されるサッシ(框)及びガラスパネルからなる窓本体とを備えて構成されている。また、サッシには、アルミサッシやスチールサッシ、樹脂サッシ、さらにアルミ形材と樹脂形材を組み合わせた複合サッシなどが多用されている。
さらに、例えば引違い窓などのサッシ窓においては、図1、図9及び図10に示すように、その窓枠の下枠1が形材を用いて中空構造で構成され、その上面にサッシ窓の窓本体(サッシ及びガラスパネル)2、3を開閉するためのレール4、5が突設されている。また、下枠1には、その上面の長手方向(サッシ窓の幅方向)T1の端部側などの所定位置に、窓本体2、3を通じて下方に流下した雨水などの水を下枠1の中空部6内に導水するための水抜き孔7が貫通形成され、室外側側壁部8の下端側の所定位置に、導水した水を中空部6から外部に排出するための排水孔9が貫通形成されている。
さらに、従来、火災時に、下枠の水抜き孔、中空部、排水孔の排水経路が火炎や煙、熱の伝播経路になることを防止するため、下枠の中空部の水抜き孔近傍に垂直壁部を備えた耐火材取付部材を設置し、さらに排水孔の上方の近傍にも水平壁部を備えた耐火材取付部材を設置し、これら垂直壁部の垂直面や水平壁部の下面にそれぞれ、所定温度で加熱されるとともに膨張する熱膨張耐火材を貼設するようにしている(例えば、特許文献1参照)。
この熱膨張耐火材は、例えばエポキシ樹脂に黒鉛を混合するなどして平板状で帯状に形成され、火災時に設定温度以上で加熱されると膨張し、水抜き孔や排水孔を閉塞させる。これにより、熱膨張耐火材を貼設してなる防火構造を備えることで、火炎や煙、熱が下枠の排水経路を通じて非火災側に伝わることを防止でき、排水経路に起因して延焼などが発生することを防止できる。
特開2012−122303号公報
しかしながら、上記従来のサッシ窓においては、垂下面に熱膨張耐火材を取り付けるため、経年の水濡れなどで剥がれ落ち、剥がれ落ちた熱膨張耐火材が水抜き孔を詰まらせる懸念がある。また、この剥がれ落ちを防止するためには、ねじやリベットで固定するという余計な工程が発生する。
本発明は、上記事情に鑑み、経年の水濡れなどで熱膨張耐火材が剥がれ落ちることがなく、長期にわたり好適に防火性能(遮熱/遮煙/防火性能)を維持することが可能になるとともに、熱膨張耐火材を設置する際の施工性の向上を可能にしたサッシ窓を提供することを目的とする。
上記の目的を達するために、この発明は以下の手段を提供している。
本発明のサッシ窓は、窓枠と、前記窓枠に支持させて配設されるサッシ及び障子からなる窓本体とを備えるサッシ窓において、前記窓枠の下枠が、中空構造で形成されるとともに、上面に水抜き孔、側面及び/又は下面に排水孔をそれぞれ貫通形成して備え、且つ、前記水抜き孔を通じて前記下枠の中空部内に挿入配置されて火災時に加熱されるとともに膨張する熱膨張耐火材を保持する耐火材取付用治具を備えており、前記耐火材取付用治具は、引掛け部と、前記引掛け部から下方に延びる垂下部と、前記垂下部の下端から横方向に延び、前記熱膨張耐火材が設置される耐火材設置部とを備え、前記耐火材設置部及び前記垂下部を前記水抜き孔から前記下枠の中空部に挿入するとともに前記引掛け部を前記下枠に引っ掛けて設置するように構成されていることを特徴とする。
この発明においては、耐火材取付用治具が引掛け部と垂下部と耐火材設置部とを備え、窓枠の下枠の上面に貫通形成された水抜き孔から下枠の中空部内に垂下部及び耐火材設置部を挿入しつつ、下枠の上面などに引掛け部を引っ掛けて係止させることで、耐火材設置部を水平方向に配した状態で耐火材取付用治具を設置することができる。
これにより、耐火材設置部上に熱膨張耐火材を載置したり、貼設することで、容易に熱膨張耐火材を下枠の中空部の所定位置に設置することが可能になる。よって、従来と比較し、耐火材取付用治具(耐火材取付部材)ひいては熱膨張耐火材を設置する際の施工性を大幅に向上させることが可能になる。
また、耐火材設置部が水平に配設され、この耐火材設置部上に熱膨張耐火材が設置されるため、従来の縦面に熱膨張耐火材を貼設する場合に対し、経年の水濡れなどでこの熱膨張耐火材が剥がれ落ちることがなく、火災時に所望の防火性能を確実に発揮させることができる。さらに、熱膨張耐火材が剥がれ落ちて排水経路を詰まらせるという不都合も解消することができる。
また、耐火材設置部が水平に配設され、この耐火材設置部上に熱膨張耐火材を設置すると、熱膨張耐火材が水抜き孔に略対向配置されるため、火災時に熱膨張耐火材が加熱されて膨張するとともに、確実にこの膨張した熱膨張耐火材によって水抜き孔を閉塞(言い換えれば、排水経路を閉塞)させることができる。さらに、このとき、耐火材取付用治具に垂下部が設けられているため、加熱されて熱膨張耐火材が膨張する際に、垂下部によって水抜き孔の方向に熱膨張耐火材を誘導することができ、より確実に熱膨張耐火材によって水抜き孔を閉鎖させることができる。
これにより、火災時に熱膨張耐火材によって水抜き孔と排水孔と中空部からなる下枠の排水経路を閉塞させることができ、火炎や煙、熱が貫通(流通、伝播)することを確実に防止する優れた防火性能(遮熱性、遮煙性、耐熱性、防火性など)を発揮させることが可能になる。
また、本発明のサッシ窓において、前記耐火材取付用治具の耐火材設置部の周縁部に、上方に突出し、前記耐火材設置部上に設置した熱膨張耐火材を位置決め保持するための突出部が設けられていることが望ましい。
この発明においては、耐火材設置部の周縁部に突出部が設けられていることにより、耐火材設置部の上面に設置した熱膨張耐火材を突出部で位置決め保持することができ、経年の水濡れなどで熱膨張耐火材が脱落するようなことを確実に防止できる。また、このような突出部を備えていることで、接着剤などを用いなくても、耐火材設置部上に載置するだけで熱膨張耐火材を位置決め保持することでき、さらなる施工性の向上を図ることができる。
さらに、本発明のサッシ窓においては、前記耐火材取付用治具が、前記下枠に設置した状態で、前記下枠の長手方向に延出する第1の引掛け部と、前記長手方向に直交する前記下枠の幅方向に延出する第2の引掛け部とを備えて形成されていることがより望ましい。
この発明においては、下枠の長手方向に延びる第1の引掛け部と下枠の幅方向に延びる第2の引掛け部とを備えていることにより、これら第1の引掛け部と第2の引掛け部が下枠の上面などに係止させることで耐火材取付用治具ひいては熱膨張耐火材を安定した状態で好適に設置することができる。
また、下枠の上面に長手方向に沿って平板状で帯状の他の熱膨張耐火材を設置する場合があるが、この場合に、他の熱膨張耐火材を貼設する際の位置の目安に第1の引掛け部を利用することができ、他の熱膨張耐火材を設置する作業を効率的に行うことが可能になる。
具体的に、下枠の上面に長手方向に沿って設置する他の熱膨張耐火材は、例えば、サッシ窓が引違い窓の場合に、下枠の幅方向にその位置がずれた状態で設置されてしまうと、室内側、室外側の窓本体に干渉して、窓本体のスライド移動に支障が生じたり、窓本体のスライド移動によって熱膨張耐火材が剥がれたり、損傷する。
これに対し、耐火材取付用治具の第1の引掛け部を基準にして他の熱膨張耐火材を設置できることで、確実且つ容易に他の熱膨張耐火材を所定位置に設置することができ、上記のような不具合を回避することが可能になる。
また、本発明のサッシ窓においては、前記下枠に前記水抜き孔が複数形成されており、前記耐火材取付用治具が、前記複数の水抜き孔にそれぞれ挿入される複数の前記垂下部及び前記耐火材設置部を備えるとともに、前記複数の垂下部を連結するように前記引掛け部を備えて形成されていることがさらに望ましい。
この発明においては、下枠に貫通形成された複数の水抜き孔のそれぞれに対応する垂下部及び耐火材設置部を備えるとともに複数の垂下部を連結して支持するように引掛部を備えて、耐火材取付用治具が形成されていることにより、一つの耐火材取付用治具で複数の熱膨張耐火材を所定位置に設置することができ、火災時に複数の熱膨張耐火材で複数の水抜き孔を確実に閉塞させることができる。
これにより、複数の水抜き孔が形成されている場合においても、熱膨張耐火材の設置作業、耐火材取付用治具の設置作業を効率的に行うことができ、且つ火災時に複数の水抜き孔を確実に閉塞させることができ、合理的に防火性能を付与することが可能になる。
さらに、本発明のサッシ窓においては、前記耐火材取付用治具が、前記垂下部を前記排水孔側に配置し、該垂下部と反対側に位置する前記耐火材設置部の周縁部を前記下枠の中空部内の壁面に当接させるように設置されることがより望ましい。
この発明においては、垂下部を排水孔側に配置し、耐火材設置部の周縁部を下枠の中空部内の壁面に当接させて耐火材取付用治具が設置されることで、耐火材設置部上に設置された熱膨張耐火材を、火災時に加熱されて膨張するとともに垂下部と下枠の壁面によって水抜き孔に向けて誘導することができる。これにより、さらに確実に、下枠の排水経路を閉塞させることができ、火炎や煙、熱が貫通することを防止することが可能になる。
また、排水孔から火炎や煙、熱が貫通する場合に、排水孔側に配置された垂下部、及び周縁部を下枠の壁面に当接させて配置された耐火材設置部が火炎や煙、熱を遮り、これらによって水抜き孔に火炎や煙、熱が到達することを抑止することができる。これにより、熱膨張耐火材が膨張して水抜き孔を閉塞させるまでの間、耐火材取付用治具の垂下部及び耐火材設置部による防火性能を得ることができ、より効果的な防火対策を講じることができる。
本発明のサッシ窓においては、下枠の上面に引掛け部を引っ掛けて係止させることで、耐火材設置部を水平方向に配した状態で耐火材取付用治具を容易に設置することができる。そして、耐火材設置部上に熱膨張耐火材を載置したり、貼設することで、容易に熱膨張耐火材を下枠の中空部の所定位置に設置することが可能になる。
これにより、従来と比較し、耐火材取付用治具(耐火材取付部材)ひいては熱膨張耐火材を設置する際の施工性を大幅に向上させることが可能になる。
また、水平に配設された耐火材設置部上に熱膨張耐火材が設置されるため、従来の縦面に熱膨張耐火材を貼設する場合に対し、経年の水濡れなどでこの熱膨張耐火材が剥がれ落ちることがなく、火災時に所望の防火性能を確実に発揮させることができる。さらに、熱膨張耐火材が剥がれ落ちて排水経路を詰まらせるという不都合も解消することができる。
また、耐火材設置部上に熱膨張耐火材が設置されて水抜き孔に略対向配置されるため、火災時に熱膨張耐火材が加熱されて膨張するとともに、確実にこの膨張した熱膨張耐火材によって水抜き孔を閉塞させることができる。
これにより、火災時に熱膨張耐火材によって水抜き孔と排水孔と中空部からなる下枠の排水経路を閉塞させることができ、火炎や煙、熱が貫通(流通、伝播)することを確実に防止することができる。すなわち、優れた防火性能(遮熱性、遮煙性、耐熱性、防火性など)を付与することができる。
よって、本発明のサッシ窓によれば、経年の水濡れなどで熱膨張耐火材が剥がれ落ちることがなく、長期にわたり好適に防火性能(遮熱/遮煙/防火性能)を維持することが可能になるとともに、熱膨張耐火材を設置する際の施工性を向上させることが可能になる。
本発明の一実施形態に係るサッシ窓を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係るサッシ窓の下枠(熱膨張耐火材を設置した状態の下枠)を示す断面図である。 図2のX1−X1線矢視図であり、本発明の一実施形態に係るサッシ窓の下枠(熱膨張耐火材を設置した状態の下枠)を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る耐火材取付用治具を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るサッシ窓の下枠に耐火材取付用治具を取り付ける状況を示す図である。 本発明の一実施形態に係るサッシ窓の下枠に取り付けた耐火材取付用治具による防火性能の説明に用いた図である。 本発明の一実施形態に係るサッシ窓、耐火材取付用治具の変更例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るサッシ窓、耐火材取付用治具の変更例を示す図である。 サッシ窓の下枠を示す平面図である。 図9のX1−X1線矢視図であり、サッシ窓の下枠を示す断面図である。
以下、図1から図6を参照し、本発明の一実施形態に係るサッシ窓について説明する。
本実施形態のサッシ窓Aは、引違い窓であり、図1に示すように、建物の開口部の内周に設置される窓枠と、窓枠に支持させて配設される一対の窓本体(室内側窓本体3、室外側窓本体2)とを備えて構成されている。
窓本体2、3は、上桟(上框)、下桟(下框)、一方の縦桟(縦框)、他方の縦桟(召し合せ框)からなるサッシ(框)と、サッシに外周端を保持されて窓面を形成するガラスパネル(障子)とを備えて構成されている。
なお、本実施形態のサッシ窓は、引違い窓の他に、上げ下げ窓、外開き窓、内倒し窓、折りたたみ窓、回転窓などのそれぞれ開閉方式や機能が異なる各種サッシ窓であってもよい。
窓枠は、上枠と下枠1と左右の縦枠とを組み付けて方形枠状に形成されている。
また、下枠1は、図1から図3(図9、図10)に示すように、アルミ形材で中空構造で形成されるとともに、その上面の室内側に設けられ、室内側窓本体3の下端がスライド移動可能に係合し、この室内側窓本体3を下枠1の長手方向(サッシ窓の幅方向)T1に案内する内側レール5と、上面の室外側に設けられ、室外側窓本体2の下端がスライド移動可能に係合し、この室外側窓本体2を下枠1の長手方向T1に案内する外側レール4とが突設されている。
さらに、下枠1は、その上面の内側レール5と外側レール4の間(長手方向T1に直交する下枠1の幅方向T2の間)に水抜き孔7が貫通形成され、この水抜き孔7を通じて下枠1の上面に流下した雨水などの水を中空部6内に導水できるように形成されている。また、本実施形態では、この水抜き孔7が平面視方形状に形成されるとともに、下枠1の長手方向T1に所定の間隔をあけて複数(本実施形態では3つ)形成されている。
さらに、下枠1は、室外側側壁部8の下端側に、排水孔9が貫通形成され、この排水孔9を通じて中空部6内に導水した水を外部に排出できるように形成されている。
また、本実施形態では、下枠1の中空部6内に仕切り壁10が設けられている。この仕切り壁10は、水抜き孔7よりも下枠1の幅方向T2室内側に配設されるとともに、下枠1の上端部と下端部に連結し壁面10aを垂直にして、下枠1の長手方向T1に延設されている。
一方、本実施形態の下枠1には、耐火材取付用治具11と、火災時に加熱されるとともに膨張し、下枠1の水抜き孔7、中空部6、排水孔9からなる排水経路12を閉塞させ、この排水経路12に起因して火炎や煙、熱の貫通(流通、伝播)を防止するための熱膨張耐火材13とが具備されている。
そして、本実施形態の耐火材取付用治具11は、例えばアルミニウム製や鋼製の部材であり、図4(図2、図3)に示すように、引掛け部15、16と、引掛け部15、16から下方に延びる垂下部17と、垂下部17の下端から水平方向(横方向)に延びる耐火材設置部18とを備えて形成されている。また、本実施形態の耐火材取付用治具11は、引掛け部15、16と垂下部17と耐火材設置部18がそれぞれ平板状に形成され、L字状を呈するように配設されている。
また、本実施形態の耐火材取付用治具11においては、耐火材設置部18が、その周縁部に、上方に突出し、耐火材設置部18上に設置した熱膨張耐火材13を位置決め保持するための突出部19を備えて形成されている。
さらに、本実施形態の耐火材取付用治具11においては、引掛け部15、16として、下枠1の長手方向T1に延びる第1の引掛け部15と、長手方向T1に直交する下枠1の幅方向T2に延びる第2の引掛け部16とを備えて形成されている。
さらに、本実施形態の耐火材取付用治具11においては、下枠1に形成された複数の水抜き孔7にそれぞれ挿入される複数の垂下部17及び耐火材設置部18を備えるとともに、複数の垂下部17を連結するように引掛け部(第2の引掛け部)16を備えて形成されている。
そして、このように構成した本実施形態の耐火材取付用治具11は、図5に示すように、室外側に第2の引掛け部16及びこれに繋がる垂下部17を配し、耐火材設置部18を斜めにしながら水抜き孔7から垂下部17及び耐火材設置部18を下枠1の中空部6に挿入するとともに、第1の引掛け部15及び第2の引掛け部16をそれぞれ下枠1の上面に係止させて設置する。
また、このとき、第1の引掛け部15及び第2の引掛け部16をそれぞれ下枠1の上面に係止させるとともに耐火材設置部18が水平となるように耐火材取付用治具11を配し、且つ垂下部17と反対側の耐火材設置部18の周縁部18aが、下枠1の中空部6内に形成された仕切り壁10の壁面10aに当接するように耐火材取付用治具11を設置する。
そして、このように設置した耐火材取付用治具11の水平に配された耐火材設置部18上に、水抜き孔7を通じて熱膨張耐火材13を設置する。このとき、本実施形態では、耐火材設置部18の周縁部に突出部19が形成されているため、熱膨張耐火材13を単に耐火材設置部18上に載置するだけでも、突出部19によって熱膨張耐火材13が位置決め保持され、好適に耐火材設置部18上に設置される。
なお、接着剤などを用いて耐火材設置部18の上面に熱膨張耐火材13を貼設してもよい。また、耐火材取付用治具11を設置する前に耐火材設置部18に熱膨張耐火材13を取り付けておくようにしてもよい。この場合には、耐火材取付用治具11を設置すると同時に熱膨張耐火材13を所定位置に設置することができるとともに、耐火材設置部18への熱膨張耐火材13の取付けが容易に行え、施工性(作業性)が非常によい。
ここで、本実施形態では、例えば、熱膨張耐火材13が、エポシキ樹脂などの基材に黒鉛を混合して所定の温度で膨張が開始するように形成されている。
なお、本発明に係る熱膨張耐火材は、加熱によって膨張して断熱性、耐火性等(防火性能)を発揮するものであればよく、エポキシ樹脂、PVC、黒鉛を含め、炭素繊維、含水ケイ酸ナトリウム、ポリ燐酸アンモニウム、リン酸アンモニウム、リン酸メラミン、メラミン、尿素 など、加熱により膨張、発泡するあらゆる材料、あらゆる基材を適宜選択的に用いて形成すればよい。
そして、上記構成からなる本実施形態のサッシ窓Aにおいては、耐火材取付用治具11が引掛け部15、16と垂下部17と耐火材設置部18とを備え、窓枠の下枠1の上面に貫通形成された水抜き孔7から下枠1の中空部6内に垂下部17及び耐火材設置部18を挿入しつつ、下枠1の上面に引掛け部15、16を引っ掛けて係止させることで、耐火材設置部18を水平方向に配した状態で耐火材取付用治具11を設置することができる。
これにより、耐火材設置部18と垂下部17を水抜き孔7から挿入して引掛け部15、16を下枠1の上面に係止させて耐火材取付用治具11を設置し、この耐火材取付用治具11の横方向に配された耐火材設置部18上に熱膨張耐火材13を載置したり、貼設するという簡易な作業で、耐火材取付用治具11ひいては熱膨張耐火材13を下枠1の中空部6の所定位置に設置することが可能になる。よって、従来と比較し、耐火材取付用治具(耐火材取付部材)ひいては熱膨張耐火材13を設置する際の施工性を大幅に向上させることが可能になる。
また、耐火材設置部18が水平に配設され、この耐火材設置部18上に熱膨張耐火材13が設置されるため、従来の縦面に熱膨張耐火材を貼設する場合に対し、経年の水濡れなどでこの熱膨張耐火材13が剥がれ落ちることがなく、火災時に所望の防火性能を確実に発揮させることができる。さらに、熱膨張耐火材13が剥がれ落ちて排水経路12を詰まらせるという不都合も解消することができる。
また、耐火材設置部18が水平に配設され、この耐火材設置部18上に熱膨張耐火材13が設置されて水抜き孔7に略対向配置されるため、火災時に熱膨張耐火材13が加熱されて膨張するとともに、確実にこの膨張した熱膨張耐火材13によって水抜き孔7ひいては排水経路12を閉塞させることができる。さらに、このとき、耐火材取付用治具11に垂下部17が設けられているため、加熱されて熱膨張耐火材13が膨張する際に、垂下部17によって水抜き孔7の方向に熱膨張耐火材13を誘導することができ、より確実に熱膨張耐火材13によって水抜き孔7を閉塞させることができる。
これにより、火災時に熱膨張耐火材13によって水抜き孔7と排水孔9と中空部6からなる下枠1の排水経路12を閉塞させることができ、火炎や煙、熱が貫通することを確実に防止する優れた防火性能を発揮させることが可能になる。
よって、本実施形態のサッシ窓Aによれば、経年の水濡れなどで熱膨張耐火材13が剥がれ落ちることがなく、長期にわたり好適に防火性能を維持することが可能になるとともに、熱膨張耐火材13を設置する際の施工性を向上させることが可能になる。
また、本実施形態のサッシ窓Aにおいては、耐火材取付用治具11の耐火材設置部18の周縁部に突出部19が設けられていることにより、耐火材設置部18の上面に設置した熱膨張耐火材13を確実に突出部19で位置決め保持することができ、経年の水濡れなどで熱膨張耐火材13が脱落するようなことを確実に防止できる。さらに、このような突出部19を備えていることで、接着剤などを用いなくても、耐火材設置部18上に載置するだけで熱膨張耐火材13を位置決め保持することでき、さらなる施工性の向上を図ることができる。
さらに、本実施形態のサッシ窓Aにおいては、耐火材取付用治具11が下枠1の長手方向T1に延びる第1の引掛け部15と下枠1の幅方向T2に延びる第2の引掛け部16とを備えていることにより、これら第1の引掛け部15と第2の引掛け部16が下枠1の上面に係止されることで耐火材取付用治具11ひいては熱膨張耐火材13を安定した状態で好適に設置することができる。
また、図2、図3に示すように、下枠1の上面に長手方向T1に沿って平板状で帯状の他の熱膨張耐火材20を設置する場合に、他の熱膨張耐火材20を貼設する際の位置の目安に第1の引掛け部15を利用することができ、他の熱膨張耐火材20を設置する作業を効率的に行うことが可能になる。
すなわち、下枠1の上面に長手方向T1に沿って設置する他の熱膨張耐火材20は、サッシ窓Aが引違い窓の場合などにおいて、下枠1の幅方向T2にその位置がずれた状態で設置されると、室内側、室外側の窓本体2、3に干渉して、窓本体2、3のスライド移動に支障が生じたり、窓本体2、3のスライド移動によって熱膨張耐火材20が剥がれたり、損傷する。
これに対し、耐火材取付用治具11の第1の引掛け部15を基準に他の熱膨張耐火材20を設置することで、容易に他の熱膨張耐火材20を所定位置に設置することができ、上記のような不具合を回避することが可能になる。
また、本実施形態のサッシ窓Aにおいては、下枠1に貫通形成された複数の水抜き孔7のそれぞれに対応する垂下部17及び耐火材設置部18を備えるとともに複数の垂下部17を連結して支持するように引掛け部16を備えて、耐火材取付用治具11が形成されていることにより、一つの耐火材取付用治具11で複数の熱膨張耐火材13を所定位置に設置することができ、火災時に複数の熱膨張耐火材13で複数の水抜き孔7を閉塞させることができる。
これにより、複数の水抜き孔7が形成されている場合においても、熱膨張耐火材13の設置作業、耐火材取付用治具11の設置作業を効率的に行うことができ、合理的に防火性能を付与することが可能になる。
さらに、本実施形態のサッシ窓Aにおいては、垂下部17を排水孔9側に配置し、耐火材設置部18の周縁部18aを下枠1の中空部6内の壁面10aに当接させて耐火材取付用治具11が設置されることで、耐火材設置部18上に設置された熱膨張耐火材13を、火災時に加熱されて膨張するとともに垂下部17と下枠1の壁面10aによって水抜き孔7に向けて誘導することができる。これにより、さらに確実に、下枠1の排水経路12を閉塞させることができ、火炎や煙、熱が貫通することを防止することが可能になる。
また、図6に示すように、排水孔9から火炎や煙、熱Sが流通、伝播する場合に、排水孔9側に配置された垂下部17、及び周縁部18aを下枠1の壁面10aに当接させて配置された耐火材設置部18によって、水抜き孔7に火炎や煙、熱Sが到達することを抑止できる。さらに、水抜き孔7から火炎や煙、熱Sが流通、伝播する場合においても、同じように配置された垂下部17及び耐火材設置部18によって、排水孔9に火炎や煙、熱Sが到達することを抑止できる。これにより、熱膨張耐火材13が膨張して水抜き孔7を閉塞させるまでの間、耐火材取付用治具11の垂下部17及び耐火材設置部18による防火性能を得ることができ、より効果的な防火対策を講じることが可能になる。
以上、本発明に係るサッシ窓の一実施形態について説明したが、本発明は上記の一実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、本実施形態では、引掛け部16とこれに繋がる垂下部17を室外側に配し、耐火材設置部18の周縁部18aを中空部6内の壁面10aに当接させて、耐火材取付用治具11を設置するものとした。これに対し、図7に示すように、引掛け部16とこれに繋がる垂下部17を室内側に配して、耐火材取付用治具11を設置するようにしてもよい。
また、耐火材取付用治具11がL字状を呈するように形成されているものとしたが、これに限定する必要はなく、例えば図8に示すように略コ字状を呈するように形成してもよい。この場合には、耐火材設置部18上に設置した熱膨張耐火材13をさらに確実に位置決め保持することができる。
1 下枠
2 窓本体(室外側窓本体、サッシ及びガラスパネル)
3 窓本体(室内側窓本体、サッシ及びガラスパネル)
4 外側レール
5 内側レール
6 中空部
7 水抜き孔
8 室外側側壁部
9 排水孔
10 仕切り壁
10a 壁面
11 耐火材取付用治具
12 排水経路
13 熱膨張耐火材
15 第1の引掛け部(引掛け部)
16 第2の引掛け部(引掛け部)
17 垂下部
18 耐火材設置部
18a 周縁部
19 突出部
20 他の熱膨張耐火材
A サッシ窓
T1 長手方向(サッシ窓の幅方向)
T2 下枠の幅方向

Claims (5)

  1. 窓枠と、前記窓枠に支持させて配設されるサッシ及び障子からなる窓本体とを備えるサッシ窓において、
    前記窓枠の下枠が、中空構造で形成されるとともに、上面に水抜き孔、側面及び/又は下面に排水孔をそれぞれ貫通形成して備え、
    且つ、前記水抜き孔を通じて前記下枠の中空部内に挿入配置されて火災時に加熱されるとともに膨張する熱膨張耐火材を保持する耐火材取付用治具を備えており、
    前記耐火材取付用治具は、引掛け部と、前記引掛け部から下方に延びる垂下部と、前記垂下部の下端から横方向に延び、前記熱膨張耐火材が設置される耐火材設置部とを備え、
    前記耐火材設置部及び前記垂下部を前記水抜き孔から前記下枠の中空部に挿入するとともに前記引掛け部を前記下枠に引っ掛けて設置するように構成されていることを特徴とするサッシ窓。
  2. 請求項1記載のサッシ窓において、
    前記耐火材取付用治具の耐火材設置部の周縁部に、上方に突出し、前記耐火材設置部上に設置した熱膨張耐火材を位置決め保持するための突出部が設けられていることを特徴とするサッシ窓。
  3. 請求項1または請求項2に記載のサッシ窓において、
    前記耐火材取付用治具が、前記下枠に設置した状態で、前記下枠の長手方向に延出する第1の引掛け部と、前記長手方向に直交する前記下枠の幅方向に延出する第2の引掛け部とを備えて形成されていることを特徴とするサッシ窓。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のサッシ窓において、
    前記下枠に前記水抜き孔が複数形成されており、
    前記耐火材取付用治具が、前記複数の水抜き孔にそれぞれ挿入される複数の前記垂下部及び前記耐火材設置部を備えるとともに、前記複数の垂下部を連結するように前記引掛け部を備えて形成されていることを特徴とするサッシ窓。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のサッシ窓において、
    前記耐火材取付用治具が、前記垂下部を前記排水孔側に配置し、該垂下部と反対側に位置する前記耐火材設置部の周縁部を前記下枠の中空部内の壁面に当接させるように設置されることを特徴とするサッシ窓。
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